JP2000173790A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2000173790A
JP2000173790A JP34030598A JP34030598A JP2000173790A JP 2000173790 A JP2000173790 A JP 2000173790A JP 34030598 A JP34030598 A JP 34030598A JP 34030598 A JP34030598 A JP 34030598A JP 2000173790 A JP2000173790 A JP 2000173790A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放電しやすさの違いによるフィラメントの劣化
のかたよりを低減し、放電灯の寿命を向上させる。 【解決手段】直流電源回路1と、インバータ回路2と、
電源投入時から所定期間は放電灯LAのフィラメントf
1,f2に電流を流す予熱回路とを有し、放電灯LAの
軽負荷時に放電灯LAに印加される高周波電圧の振幅が
正負非対称な放電灯点灯装置において、放電灯LAの軽
負荷時に、高周波電圧の正負非対称な振幅のうち高い方
の電圧が印加されたときに正極側となる方のフィラメン
トf1に流れる電流If1よりも、負極側となる方のフ
ィラメントf2に流れる電流If2の方を小さく設定し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯管内に相互
に間隔をおいて配設された2つの加熱陰極(フィラメン
ト)を有する放電灯を点灯する放電灯点灯装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来例1の回路図である。以
下、その回路構成について説明する。商用交流電源Vs
が整流器DBの交流入力端子に接続されており、整流器
DBの直流出力端子には直流電源回路1が接続され、直
流電圧Eを出力している。直流電源回路1の出力端には
インバータ回路2が接続され、インバータ回路2の出力
端には、直流カット用コンデンサC1とリーケージトラ
ンスT1の1次巻線n1の直列回路が接続されている。
リーケージトランスT1の2次巻線n2の両端には、コ
ンデンサC2、フィラメントf1、コンデンサC3、フ
ィラメントf2の直列回路が接続されている。ここで、
コンデンサC2は直流カット用コンデンサ、コンデンサ
C3は共振用コンデンサである。リーケージトランスT
1、コンデンサC2、C3、放電灯LAにてインバータ
負荷回路が構成される。T1はリーケージトランスであ
るため、漏れ磁束によるインダクタンスがあり、この漏
れインダクタンスとコンデンサC3により共振回路が構
成されている。
【0003】次に、無負荷検出回路の構成について説明
する。直流電源回路1の高圧側出力端子aから抵抗R1
を介してコンデンサC2とフィラメントf1との接続点
bに接続され、フィラメントf1、抵抗R2、フィラメ
ントf2の直列回路を経て、2次巻線n2の一端とフィ
ラメントf2の接続点cから抵抗R3、ツェナーダイオ
ードZD1が直列に接続され、抵抗R3とツェナーダイ
オードZD1との接続点からダイオードD1を介してコ
ンデンサC4と抵抗R4の並列回路が接続されている。
このコンデンサC4の電圧Vc4が無負荷検出回路の検
出出力であり、無負荷検出部3に入力される。無負荷検
出部3はコンパレータCOMP1を有しており、コンデ
ンサC4の電圧Vc4を基準電圧Vkと比較している。
【0004】次に図13の回路動作について図14を基
に説明する。図14は共振用コンデンサC3の両端電圧
Vc3の周波数特性である。図14中の曲線1は放電灯
LAが点灯していない場合の電圧特性、曲線2は放電灯
LAが点灯した場合の電圧特性である。また、周波数f
oはリーケージトランスT1の漏れインダクタンスとコ
ンデンサC3との固有共振周波数である。
【0005】まず、商用交流電源Vsが印加された時点
で、ある一定期間だけ制御回路4から周波数fa近傍の
高周波信号がインバータ回路2に出力される。インバー
タ回路2中のスイッチング素子は前記高周波信号を受け
てON/OFF動作し、インバータ負荷回路に高周波矩
形波電圧を供給する。インバータ負荷回路は前記高周波
矩形波電圧を受けて、コンデンサC3の両端に高周波電
圧Vc3aを出力する。フィラメントf1,f2には電
圧Vc3aで決まる電流が流れ、加熱される。以上を
「先行予熱時」と呼ぶことにする。また、本回路におい
ては、コンデンサC3に流れる共振電流が、先行予熱時
のフィラメント電流であり、その意味では共振回路のコ
ンデンサC3が予熱回路も兼用していることになる。
【0006】次に、先行予熱時が終わると、制御回路4
から周波数fb近傍の高周波信号がインバータ回路2に
出力される。これにより、コンデンサC3の両端には、
共振作用により高い電圧Vc3bが出力される。これに
より、放電灯LAは放電開始する。以上を「始動時」と
呼ぶことにする。次に、始動時が終わると、放電灯LA
から所望の光出力を出すために、制御回路4から周波数
fcが出力される。これを、「通常点灯時」と呼ぶこと
にする。
【0007】次に、無負荷検出回路について説明する。
まず、放電灯LAが装着されている場合、直流電源Eか
ら抵抗R1を介し、フィラメントf1、抵抗R2、フィ
ラメントf2、抵抗R3、ダイオードD1、コンデンサ
C4の直列回路を介してコンデンサC4を充電する。コ
ンデンサC4の電圧Vc4が無負荷検出部3内のコンパ
レータCOMP1の基準電圧Vkよりも高い場合には、
無負荷検出部3は放電灯LAがあると判断して、“H”
レべルを出力する。制御回路4はそれを受けてインバー
タ回路2のスイッチング素子駆動用の高周波信号を出力
する。また、放電灯LAのフィラメントのうち少なくと
も1つが装着されていない場合には、上記無負荷検出回
路の抵抗R1、フィラメントf1、抵抗R2、フィラメ
ントf2、抵抗R3、ダイオードD1を介してコンデン
サC4を充電する直列回路が遮断されるので、直流電源
EからコンデンサC4への充電はなく、よって、コンデ
ンサC4の電圧Vc4は基準電圧Vkよりも低くなる。
これにより、無負荷検出部3は放電灯LAが無いと判断
し、“L”レべルを出力する。制御回路4はこれを受け
てインバータ回路2内のスイッチング素子をOFF状態
にする。つまり、インバータ回路2の発振動作を停止し
た状態を維持するものである。
【0008】このように、本従来例は、先行予熱時にお
いて放電灯のフィラメントを予め加熱することで、放電
灯の寿命がコールドスタート点灯時よりも長くなるとと
もに、始動性能も良好な放電灯点灯装置であり、また、
無負荷検出回路を具備しているので、放電灯が装着され
ていない場合には、インバータの発振動作を停止させる
ことで、装置内の電子部品に対するストレスを低減する
ことができ、安全で信頼性の高い放電灯点灯装置となっ
ている。
【0009】(従来例2)図15は従来例2の回路図で
ある。図15の回路は、グロースタータGを用いた銅鉄
式安定器の典型的な回路であり、商用交流電源Vsから
チョークコイルL1、放電灯LAのフィラメントf1、
グロースタータG、フィラメントf2の直列回路が接続
されている。商用交流電源Vsの一端は接地されてお
り、従って放電灯LAの一端も接地されている。また、
放電灯LAは金属製の照明器具5に設置されており、こ
の照明器具5も接地されている。
【0010】次に図15の回路動作について説明する。
商用交流電源Vsが印加されると、フィラメントf1,
f2を介してグロースタータGの両電極間(可動電極と
固定電極)に電圧が印加され、グロースタータGの電極
間でグロー放電が始まる。グロー放電が始まると、放電
の熱により可動電極(バイメタル電極)が伸びて固定電
極と接触する。接点が閉じると、商用交流電源Vs、チ
ョークコイルL1、フィラメントf1、グロースタータ
G、フィラメントf2の回路にランプ電流の約1.5倍
の電流が流れてフィラメントf1,f2が予熱され、熱
電子放出を始めるため、放電灯LAは始動し易い状態に
なる。フィラメントf1,f2が予熱されている間、グ
ロースタータG内のグロー放電は止まっているので、可
動電極は急激に冷めて元に戻り、接点が開く。接点が開
いた瞬間、回路の予熱電流が急に遮断されるので、チョ
ークコイルL1にパルス状の高電圧が誘起されて、放電
灯LAのフィラメントf1,f2間に印加されるので、
放電灯LAは放電を開始(始動)する。放電灯LAが始
動すると、グロースタータG内の両電極間の電圧は商用
交流電源Vsの約半分の電圧(ランプ電圧)になり、グ
ロースタータGのグロー放電開始電圧以下になるため、
グロースタータGは動作しない(グロースタータGの接
点は開いたままの状態になる。)。放電灯LAが始動し
なかった場合は、上記の動作を繰り返す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来例1に関する課題
について説明する。図16は、予熱、始動、点灯時にお
けるコンデンサC3の両端電圧Vc3と、フィラメント
f1及びf2に流れるフィラメント電流If1,If2
の経時変化を示す。まず、コンデンサC3の両端電圧V
c3であるが、予熱時及び始動時においては、正負のゼ
ロ・ピーク値がアンバランスとなっている。つまり、V
c3の正側のゼロ・ピーク値をVop1、負側のゼロ・
ピーク値をVop2とすると、Vop1>Vop2とな
っている。これは、図13の回路では、無負荷検出回路
が具備されており、コンデンサC3の両端には直流電源
Eを抵抗R1〜R4で分圧した直流電圧成分が重畳され
ているためである。
【0012】点灯時にはVop1=Vop2となり、正
負のバランスがとれているが、これは放電灯LAが点灯
することで、抵抗R2の両端の抵抗分が等価的に小さく
なり、直流電圧の分圧値が小さくなるためである。ま
た、フィラメント電流If1,If2については、どち
らもコンデンサC3に流れる共振電流であるので、予熱
時から点灯時において、If1=If2という関係が成
り立つ。
【0013】以上、予熱時/始動時において、Vop1
>Vop2及びIf1=If2という関係があることを
踏まえた上で、次に放電灯LAが始動点灯する瞬間のこ
とを考える。放電灯LAには高周波電圧Vc3が印加さ
れているが、これはつまり、Vop1及びVop2が交
互に印加されていることに等しい。ここで、放電灯LA
が放電開始する場合を考えると、放電灯LAの放電開始
は殆どの確率でVop1が印加された時である。なぜな
ら、If1=If2であるため、フィラメントf1及び
f2のフィラメント温度はほぼ等しく、よって熱電子放
出量も略等しい状態において、Vop1>Vop2であ
るため、Vop1が印加された方がより始動しやすいか
らである。このように、放電灯LAが殆どの確率でVo
p1が印加された時に放電開始することについて懸念さ
れることは、フィラメントf1及びf2が受ける損傷の
ことである。
【0014】ここで、フィラメントの劣化について簡単
に説明する。フィラメントの劣化にはエミッタレス(通
称エミレス)と断線とがある。エミッタレスとはフィラ
メントに塗布された電子放射物質(エミッタ)が無くな
る状態をいい、原因としては、フィラメント電流が比較
的多い場合に発生する蒸発と、フィラメント電流が比較
的少ない場合に発生する飛散(スパッタ)とがある。エ
ミレス状態になると、フィラメントからの熱電子放出量
が少なくなるため、放電の維持が困難になる。また、フ
ィラメント断線については、これも放電管内の荷電粒子
による飛散(スパッタ)にて発生するものと考えられて
いる。
【0015】以上、フィラメントの劣化には各種ある
が、ここで従来例1のように放電灯LAが殆どの確率で
Vop1が印加された時に放電開始する場合、つまり、
フィラメントf1は正極側の時、フィラメントf2は負
極側の時に放電開始する場合には、フィラメントf1と
f2が受ける劣化のメカニズムはそれぞれ異なると考え
られる。フィラメントの劣化メカニズムが異なると、当
然のことながらどちらか片方のフィラメントが早く寿命
を迎えるといったことも発生する。
【0016】事実、当方で得られたデータにおいても、
放電灯が始動開始する方向の極性がかなりの確率で偏っ
ている場合には、放電灯両端のフィラメントの劣化度合
いはそれぞれ異なっている。しかも、この現象はフィラ
メントに対して厳しい点灯条件にて始動させる場合、例
えばコールドスタート状態であったり、グロー放電から
アーク放電への移行時問が長い場合等において顕著に現
れている。
【0017】図11は従来例1の回路における発振電圧
Vc3の経時変化の波形であるが、予熱時においてグロ
ー放電期間が100msec程度あることが分かる。こ
れにより、フィラメントに与えられるダメージはかなり
大きいものと考えられる。また、この時の放電灯の点滅
寿命を表1に示す。表1より、劣化の著しいフィラメン
トはf2に偏っており、寿命回数も2万回程度と短いこ
とが分かる。
【0018】以上をまとめると、従来例1の課題は、放
電灯が始動開始する方向の偏極性により、放電灯両端の
フィラメントの劣化が異なり、その結果、片方のフィラ
メントだけが早期に寿命を迎えるといったランプ寿命の
短寿命化が挙げられる。
【0019】
【表1】
【0020】次に従来例2の課題について説明する。図
5は放電灯が始動開始する瞬間の動作を示している。図
17(a)は、放電灯LAに印加されるパルス電圧の正
極側が、商用交流電源Vsの低圧側(接地側)である場
合である。この場合、フイラメントから放出された熱電
子は、パルス電圧の負極側から正極側へ飛ぶが、同時に
照明器具5自体も正極なので、熱電子はより加速されや
すい状態である。この状態では、低いパルス電圧でも始
動する場合が多いので、フィラメントf1はあまりダメ
ージを受けない。
【0021】図17(b)は、放電灯LAに印加される
パルス電圧の正極側が、商用交流電源Vsの高圧側であ
る場合である。この場合、フィラメントから放出された
熱電子は、パルス電圧の負極側から正極側へ飛ぼうとす
るが、照明器具5自体が接地されているので熱電子は加
速されにくい状態である。この状態では、低いパルス電
圧では始動しにくいため、フィラメントf2は飛散(ス
パッタ)によりダメージを受ける。その結果、放電灯L
Aの管端黒化の進行が早くなるという課題がある。
【0022】以上より、従来例1及び従来例2の課題
は、放電灯の始動電圧のゼロ・ピーク値の正負アンバラ
ンスであったり、照明器具が接地されているためであっ
たりという理由により、放電しやすい方向と放電しにく
い方向とがあり、結果として、放電灯両端のフィラメン
トに与えるダメージが異なるが故に、放電灯の寿命が短
くなるという共通の課題がある。
【0023】従って、本発明においては、上記の課題を
解決し、放電しやすさの違いによるフィラメントの劣化
のかたよりを低減し、放電灯の寿命を向上することので
きる放電灯点灯装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
課題を達成するために、図1に示すように、交流電源V
sを直流電源Eに変換する直流電源回路1と、上記直流
電源Eを高周波に変換して直流カット用コンデンサC2
と放電灯LAの直列回路から成る負荷回路に高周波電力
を供給するインバータ回路2と、上記交流電源Vsが印
加されてから少なくともある所定期間は上記放電灯LA
のフィラメントf1,f2に電流を流してフィラメント
f1,f2を加熱する予熱回路とを有し、少なくとも上
記放電灯LAの軽負荷時に上記放電灯LAに印加される
高周波電圧の振幅が正負非対称な放電灯点灯装置におい
て、少なくとも上記放電灯LAの軽負荷時に、上記高周
波電圧の正負非対称な振幅のうち高い方の電圧が印加さ
れたときに正極側となる方のフィラメントf1に流れる
電流If1よりも、負極側となる方のフィラメントf2
に流れる電流If2の方を小さく設定したことを特徴と
するものである。
【0025】また、図10に示すように、放電灯LAの
片方のフィラメントf2が接地されるように構成された
放電灯点灯装置であって、該放電灯点灯装置を搭載した
金属製の照明器具5自体が接地されており、少なくとも
上記放電灯LAの軽負荷時において、接地されている方
のフィラメント電流が他方のフィラメント電流よりも大
きく設定されていることを特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は本発明の実施
例1の回路図である。図1は従来例1の回路図(図1
3)に以下の回路を付加したものである。つまり、フィ
ラメントf2の両端に抵抗R5とダイオードD2の直列
回路が並列接続されている。その他は、直流電源回路、
インバータ回路、インバータ負荷回路、無負荷検出回
路、制御回路とも、図13と同じ構成であるので、その
構成及び回路動作の説明は省略し、同じ構成要素につい
ては同じ符号を付す。
【0027】本実施例では、フィラメントf2の両端に
抵抗R5とダイオードD2の直列回路が並列接続されて
いるため、コンデンサC3の共振電流でもあるフィラメ
ント電流は、ダイオードD2の順方向電流のみフィラメ
ントf2と抵抗R5にてそれぞれ分流される。したがっ
て、If1>If2という関係が成立することになる。
【0028】これにより、軽負荷時(予熱時/始動時)
において放電灯LAの両端に高周波電圧Vc3が印加さ
れた場合、ゼロ・ピーク値の高い電圧Vop1が印加さ
れた場合でも、フィラメントf2の温度がフィラメント
f1に比べて低いため、始動しにくくなり、その結果、
ゼロ・ピーク値の高い電圧Vop1が印加された時に放
電開始する確率も従来例1に比べて低くなる。換言すれ
ば、ゼロ・ピーク値の低い電圧Vop2が印加された時
に放電開始する確率が従来例1に比べて高くなる。これ
はつまり、放電灯LAの両端のフィラメントf1,f2
に加わるダメージが、各フィラメントf1,f2に対し
て、より均等に加わることになるため、放電灯のどちら
か片方のフィラメントのみが先に寿命を迎えるといった
ことが改善でき、ランプ寿命を向上できる。
【0029】本実施例におけるコンデンサC3の両端電
圧Vc3と、フィラメント電流If1,If2の経時変
化を図2に示す。また、図12は実施例1の回路におけ
る実機でのコンデンサC3の両端電圧Vc3の波形であ
る。従来例1と同じ発振電圧においても予熱時にグロー
放電しないことが分かる。その結果、放電灯の点滅寿命
も7万回にまで向上している。
【0030】尚、ダイオードD2の役割は、上記フィラ
メントf2に流れる電流を分流制御することのほかに、
無負荷検出回路の誤検出を防ぐという役割もある。つま
り、フィラメントf2が未装着の場合、直流電源Eから
の無負荷検出ループ、つまり、直流電源E、抵抗R1、
フィラメントf1、抵抗R2、フィラメントf2、抵抗
R3の直列回路が途切れる必要がある。そういう意味に
おいては、ダイオードD2の接続方向は図1に示すよう
にカソード側を直流電源Eの高圧側に接続しなければな
らない。また予熱時、始動時のインバータ回路2の発振
周波数は、図14のように予熱時にはfa、始動時には
fbの近傍にてそれぞれ固定しても良いし、faからf
bに徐々に変化していくような制御でも良い。
【0031】(実施例2)図3は本発明の実施例2の回
路図である。図3は実施例1の回路図(図1)におい
て、抵抗R5とダイオードD2の直列回路をコンデンサ
C5に変更したものである。本実施例の構成において
も、コンデンサC3の共振電流はフィラメントf2とコ
ンデンサC5にてそれぞれ分流される。つまり、If1
>1f2という関係が成立することになる。回路動作及
び効果は、実施例1と同様である。
【0032】(実施例3)図4は本発明の実施例3の回
路図である。図4の回路は従来例1の回路図(図13)
から以下の点が変更されている。まず、リーケージトラ
ンスT1の2次巻線n2の両端には、コンデンサC2と
抵抗R2の直列回路が接続されており、抵抗R2の両端
にはコンデンサC3が並列接続されている。また、フィ
ラメントf1及びf2のそれぞれ一端がコンデンサC3
の両端にそれぞれ接続され、これにより放電灯LAがコ
ンデンサC3に並列接続される。フィラメントf1,f
2にはそれぞれコンデンサC5,C6を介してリーケー
ジトランスT1の2次巻線n3,n4が並列接続され、
予熱回路を構成している。
【0033】無負荷検出回路は、直流電源Eから抵抗R
1を介してフィラメントf1のb点(リーケージトラン
スT1と反対側の端子)に接続され、抵抗R1、フィラ
メントf1、抵抗R2、フィラメントf2を介し、フィ
ラメントf2のc点(リーケージトランスT1と反対側
の端子)から抵抗R3を介してダイオードD1とツェナ
ーダイオードZD1との接続点に接続されている。
【0034】本実施例においては、予熱時のフィラメン
ト電流は、コンデンサC3を流れる共振電流ではなく、
リーケージトランスT1の2次巻線n3,n4に発生す
る電圧源から供給されている。本実施例では、If1>
If2の関係を成立させるために、リーケージトランス
T1の2次巻線n3,n4に発生する電圧Vn3,Vn
4について、Vn3>Vn4という関係になるように設
定する。
【0035】図4の回路動作及び効果は、実施例1と同
様である。本実施例における、コンデンサC3の両端電
圧Vc3と、フィラメント電流If1,If2の経時変
化を図5に示す。図5において、フィラメント電流If
1,If2が予熱時/始動時において時間の経過と共に
減衰しているのは、フィラメントの抵抗値が温度上昇と
共に高くなるためである。
【0036】(実施例4)図6は本発明の実施例4の回
路図である。図6の回路は従来例1の回路図(図13)
から以下の点が変更されている。まず、フィラメントf
1の両端にはコンデンサC5を介してリーケージトラン
スT1の2次巻線n3が並列接続されており、フィラメ
ントf1のフィラメント電流は、コンデンサC3の共振
電流と、2次巻線n3からの巻線電流の合成電流となっ
ている。また、フィラメントf2のフィラメント電流
は、コンデンサC3の共振電流のみとなっている。以上
が予熱回路となる。
【0037】無負荷検出回路は、直流電源Eから抵抗R
1を介して、フィラメントf1のb点(リーケージトラ
ンスT1と反対側の端子)とコンデンサC3との接続点
に接続され、フィラメントf1、抵抗R2、フィラメン
トf2を介し、フィラメントf2のc点(リーケージト
ランスT1と反対側の端子)から抵抗R3を介してダイ
オードD1とツェナーダイオードZD1との接続点に接
続されている。
【0038】本実施例においては、フィラメントf2に
流れるフィラメント電流がコンデンサC3の共振電流I
c3のみであるのに対し、フィラメントf1に流れるフ
ィラメント電流は、コンデンサC3の共振電流Ic3
と、2次巻線n3からの巻線電流Ic5との合成電流で
あるため、If1>If2が成立する。ただし、ここで
注意することは、コンデンサC3の共振電流Ic3と2
次巻線n3からの巻線電流Ic5の電流位相が略同相に
近い状態であることが条件として挙げられる。もし、逆
相の場合は、If1<If2という関係となり、全くの
逆効果となる。図6の回路動作及び効果は実施例1と同
様である。また、もしフィラメントf2側にフィラメン
トf1と同等の巻線予熱回路を並列接続した場合には、
勿論、巻線電流の電流位相はコンデンサC3の共振電流
Ic3と略逆相となるように設定する必要がある。
【0039】(実施例5)図7は本発明の実施例5の回
路図である。図7の回路構成は、いわゆるチャージポン
プ式ハーフブリッジ型インバータであり、放電灯LA
1、LA2を直列に接続した直列2灯の放電灯点灯装置
である。以下、その回路構成について説明する。交流電
源Vsは全波整流器DBの交流入力端子に接続されてい
る。全波整流器DBの直流出力端子には、小容量のコン
デンサC1が並列接続されている。全波整流器DBの高
圧側の出力端子は電源用のコンデンサC9の高圧側の端
子に接続されている。電源用のコンデンサC9の低圧側
の端子はグランドに接続されており、インバータ回路の
基準電位とされている。全波整流器DBの低圧側の出力
端子と電源用のコンデンサC9の低圧側の端子との間に
は、ダイオードD1とD2の直列回路が接続されてい
る。ダイオードD2の両端にはコンデンサC2が並列接
続されている。電源用のコンデンサC9の両端には、イ
ンバータ回路のスイッチング素子Q1,Q2の直列回路
が接続されている。スイッチング素子Q1,Q2の接続
点とダイオードD1,D2の接続点の間には、カップリ
ング用のコンデンサC3を介して、リーケージトランス
T1の1次巻線が接続されている。リーケージトランス
T1の2次巻線には、放電灯LA1,LA2が接続され
ている。また、ダイオードD3,D4、インダクタL
1、平滑コンデンサC8からなる回路は、スイッチング
素子Q2のON時にダイオードD3、インダクタL1を
介して平滑コンデンサC8を充電し、整流器DBの出力
電圧がコンデンサC8の充電電圧より低い期間はダイオ
ードD4を介して平滑コンデンサC8の充電電圧がイン
バータ回路の電源回路として作用するものであり、これ
は降圧チョッパ回路を構成している。
【0040】チャージポンプ式ハーフブリッジ型インバ
ータについては、特願平7−279514号に示されて
いるため、詳細な回路動作については説明を省略する
が、スイッチング素子Q1とQ2とが交互にON・OF
Fを繰り返すことにより、負荷である放電灯を高周波点
灯させると共に、第1のダイオードD1と第2のダイオ
ードD2及びコンデンサC2の並列回路により、交流電
源Vsの1周期のほぼ全区間にわたりスイッチング素子
Q1,Q2のON・OFFに応じて交流電源Vsからイ
ンバータ回路2の負荷回路を介して入力電流が流れるこ
とにより、入力電流波形を略正弦波状にすることが可能
であり、従って、入力力率が高力率で且つ入力電流波形
歪み改善も可能となる。
【0041】次に、リーケージトランスT1の2次側回
路について説明する。リーケージトランスT1の2次側
端子には、直流カットコンデンサC5、放電灯LA1の
フィラメントf1、共振用コンデンサC4、放電灯LA
2のフィラメントf4の直列回路が接続されている。ま
た、リーケージトランスT1の2次巻線n3の両端子に
は直流カット用コンデンサC7、放電灯LA1のフィラ
メントf2、放電灯LA2のフィラメントf3の直列回
路が接続されている。フィラメントf3と2次巻線n3
との接続点と、フィラメントf4とコンデンサC4との
接続点との間には、順次点灯のためのシーケンスコンデ
ンサC6が接続されている。
【0042】以上がリーケージトランスT1の2次側主
回路の構成であり、共振要素はリーケージトランスT1
の漏れインダクタンスとコンデンサC4、予熱回路は、
フィラメントf1,f4についてはコンデンサC4の共
振電流、フィラメントf2とf3については2次巻線n
3による巻線電流により予熱するようになっている。
【0043】無負荷検出回路は、抵抗R2,R3がそれ
ぞれフィラメントf1,f2とフィラメントf3,f4
のリーケージトランスT1側の端子に接続されており、
直流電源Eから抵抗R1を介し、フィラメントf1、抵
抗R2、フィラメントf2、フィラメントf3、抵抗R
3、フィラメントf4の直列回路を介して、フィラメン
トf4とコンデンサC4との接続点cから抵抗R4を介
してダイオードD5とツェナーダイオードZD1との接
続点に接続されている。無負荷検出回路の動作について
は、従来例1と同様である。
【0044】次に、本実施例の予熱から点灯までの過程
を、図8を基に説明する。図8は、リーケージトランス
T1の2次電圧であるコンデンサC4の両端電圧Vc4
と、フィラメントf1,f2に流れるフィラメント電流
If1,If2について、予熱、始動、点灯における経
時変化を示している。
【0045】なお、放電灯LA1,LA2の点灯順序で
あるが、シーケンスコンデンサC6が放電灯LA2に並
列に接続されているため、放電灯LA1,LA2が共に
放電開始していない状態においては、コンデンサC4の
両端電圧Vc4の過半数の電圧が放電灯LA1側に印加
され、そのため放電灯LA1が放電灯LA2よりも先に
点灯する。よって、ここでは放電灯LA1の点灯までの
過程について説明する。
【0046】まず、コンデンサC4の両端電圧Vc4に
ついてであるが、リーケージトランスT1の2次側に
は、無負荷検出回路が接続されているため、従来例1の
ように、予熱時、始動時においては、Vc4のゼロ・ピ
ーク値は正負アンバランスになっている。ここで、Vc
4のゼロ・ピーク値の高い方の電圧をVop1、低い方
の電圧をVop2とする。また、フィラメント電流If
1,If2については、If1の方はコンデンサC4に
流れる共振電流であるため、予熱時、始動時ともにほぼ
一定となっている。つまり、フィラメントf1の温度上
昇による抵抗値増加の影響は殆ど無い。一方、If2の
方は2次巻線n3による巻線電流であるため、フィラメ
ントの温度上昇による抵抗値増加の影響をかなり受ける
ことになり、予熱時、始動時ともに時間の経過と共に電
流値が減衰する。つまり、フィラメントf1は定電流源
から、フィラメントf2は定電圧源からのフィラメント
電流供給という構成になっている。以上より、本実施例
においてはVop1>Vop2という発振電圧の関係の
もと、If1>If2の関係が成立する。これにより得
られる効果は、実施例1と同様である。
【0047】(実施例6)図9は本発明の実施例6の回
路図である。図9は実施例5の回路図(図7)から以下
の点が変更されている。まず、本実施例の主回路構成は
図7と同じであるが、図7では放電灯がトランスT1の
2次側にある、いわゆる絶縁型インバータであるのに対
し、本実施例ではトランスを使用しない非絶縁型インバ
ータである。インバータ負荷回路は、スイッチング素子
Q1、Q2の接続点と、ダイオードD1,D2の接続点
との間に、直流カット用コンデンサC3、共振用インダ
クタL2、フィラメントf2、共振用コンデンサC4、
フィラメントf1、直流カット用コンデンサC11の直
列回路が接続されている。無負荷検出回路は、抵抗R2
がコンデンサC4と並列接続されており、直流電源Eか
ら抵抗R1を介して、フィラメントf1、抵抗R2、フ
ィラメントf2、抵抗R4の直列回路を介して、ダイオ
ードD5とツェナーダイオードZD1との接続点に接続
されており、動作は実施例1と同様である。フィラメン
ト電流の関係をIf1>If2とする手段としては、実
施例2と同様、フィラメントf2の両端にコンデンサC
12を並列接続して、フィラメントf2に流れるフィラ
メント電流If2をフィラメントf1に流れるフィラメ
ント電流If1に対して少なくしている。本実施例の効
果は、実施例1と同様である。
【0048】(実施例7)図10は本発明の実施例7の
回路図である。図10は従来例2の回路図(図15)か
ら、以下の点が変更されている。つまり、チョークコイ
ルL1の2次巻線n2を接地側のフィラメントf2の両
端に並列接続している。これにより、フィラメントf
1,f2に流れるフィラメント電流If1,If2の関
係は、If1<If2となるため、たとえ照明器具5の
接地によって図17(a),(b)のような始動しやす
い、始動しにくいという差があるとしても、その差は軽
減できる。その結果、始動時にフィラメントf2が受け
るダメージを低減でき、フィラメントf2側の早期黒化
が改善できてランプ寿命が向上する。また、本実施例で
は、If1<If2を成立させる手段として、予熱巻線
n2をフィラメントf2に補助接続する手段を述べた
が、その手段については実施例1から5で述べた方法を
用いても良い。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、インバータ回
路を用いてフィラメントを有する放電灯を所定期間の予
熱後に高周波点灯させる放電灯点灯装置であって、少な
くとも上記放電灯の軽負荷時に、上記放電灯に印加され
る高周波電圧の振幅が正負非対称な放電灯点灯装置にお
いて、少なくとも上記放電灯の軽負荷時に、上記高周波
電圧の正負非対称な振幅のうちで高い方の電圧が印加さ
れたときに正極側となる方のフィラメントに流れる電流
よりも、負極側となる方のフィラメントに流れる電流の
方を小さく設定したので、放電灯が始動しやすい、始動
しにくいという偏った始動方向極性を改善し、ランプ両
端のフィラメントを一様に劣化させることで、ランプ寿
命の更なる向上が可能な放電灯点灯装置を提供すること
ができる。
【0050】請求項2の発明によれば、予熱電流を小さ
くする方のフィラメントと並列に電流バイパスループを
設けることにより、また、請求項3の発明によれば、異
なる2つの高周波電流源からフィラメントに供給される
電流位相を略同相又は略逆相とすることにより、さら
に、請求項4の発明によれば、正極側となる方のフィラ
メントに流れる電流は定電流源から供給し、負極側とな
る方のフィラメントに流れる電流は定電圧源から供給す
ることにより、簡単な回路構成で、フィラメント電流を
アンバランスにすることができる。
【0051】請求項6の発明によれば、放電灯の片方の
フィラメントが接地されるように構成された放電灯点灯
装置であって、該放電灯点灯装置を搭載した金属製の照
明器具自体が接地されている場合に、少なくとも上記放
電灯の軽負荷時において、接地されている方のフィラメ
ント電流が他方のフィラメント電流よりも大きく設定し
たので、放電灯が始動しやすい、始動しにくいという偏
った始動方向極性を改善し、ランプ両端のフィラメント
を一様に劣化させることで、ランプ寿命の更なる向上が
可能な放電灯点灯装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の回路図である。
【図2】本発明の実施例1の動作説明図である。
【図3】本発明の実施例2の回路図である。
【図4】本発明の実施例3の回路図である。
【図5】本発明の実施例3の動作説明図である。
【図6】本発明の実施例4の回路図である。
【図7】本発明の実施例5の回路図である。
【図8】本発明の実施例5の動作説明図である。
【図9】本発明の実施例6の回路図である。
【図10】本発明の実施例7の回路図である。
【図11】従来例1におけるインバータ出力電圧の経時
変化を示す波形図である。
【図12】本発明の実施例1におけるインバータ出力電
圧の経時変化を示す波形図である。
【図13】従来例1の回路図である。
【図14】従来例1の動作説明のための周波数特性図で
ある。
【図15】従来例2の回路図である。
【図16】従来例1の課題を説明するための動作説明図
である。
【図17】従来例2の課題を説明するための回路図であ
る。
【符号の説明】
LA 放電灯 f1 フィラメント f2 フィラメント R2 抵抗 D2 ダイオード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を直流電源に変換する直流電
    源回路と、 上記直流電源を高周波に変換して直流カット用コンデン
    サと放電灯の直列回路から成る負荷回路に高周波電力を
    供給するインバータ回路と、 上記交流電源が印加されてから少なくともある所定期間
    は上記放電灯のフィラメントに電流を流してフィラメン
    トを加熱する予熱回路とを有し、 少なくとも上記放電灯の軽負荷時に上記放電灯に印加さ
    れる高周波電圧の振幅が正負非対称な放電灯点灯装置に
    おいて、 少なくとも上記放電灯の軽負荷時に、上記高周波電圧の
    正負非対称な振幅のうち高い方の電圧が印加されたとき
    に正極側となる方のフィラメントに流れる電流よりも、
    負極側となる方のフィラメントに流れる電流の方を小さ
    く設定したことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 上記負極側となる方のフィラメントと
    並列に電流バイパスループを形成したことを特徴とする
    請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方のフィラメントに流れ
    る電流は、異なる2つの高周波電流源から供給されてお
    り、該フィラメントが上記正極側となる方のフィラメン
    トであるときには、上記2つの電流源の電流位相は略同
    相であり、該フィラメントが上記負極側となる方のフィ
    ラメントであるときには、上記2つの電流源の電流位相
    が略逆相であることを特徴とする請求項1記載の放電灯
    点灯装置。
  4. 【請求項4】 上記正極側となる方のフィラメントに
    流れる電流は定電流源から供給し、上記負極側となる方
    のフィラメントに流れる電流は定電圧源から供給するこ
    とを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 上記放電灯が複数である場合に、上記
    正極側となる方のフィラメントに流れる電流よりも、負
    極側となる方のフィラメントに流れる電流の方を小さく
    設定されるのは、最初に点灯する方の放電灯であること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の放電灯
    点灯装置。
  6. 【請求項6】 放電灯の片方のフィラメントが接地さ
    れるように構成された放電灯点灯装置であって、該放電
    灯点灯装置を搭載した金属製の照明器具自体が接地され
    ており、少なくとも上記放電灯の軽負荷時において、接
    地されている方のフィラメント電流が他方のフィラメン
    ト電流よりも大きく設定されていることを特徴とする放
    電灯点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20110095761A (ko) * 2010-02-19 2011-08-25 페어차일드코리아반도체 주식회사 예열 제어 장치, 이를 포함하는 램프 구동 장치및 예열 제어 방법

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KR101658210B1 (ko) * 2010-02-19 2016-09-21 페어차일드코리아반도체 주식회사 예열 제어 장치, 이를 포함하는 램프 구동 장치및 예열 제어 방법

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