JP2000173308A - 可搬灯火具 - Google Patents

可搬灯火具

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JP2000173308A
JP2000173308A JP10351535A JP35153598A JP2000173308A JP 2000173308 A JP2000173308 A JP 2000173308A JP 10351535 A JP10351535 A JP 10351535A JP 35153598 A JP35153598 A JP 35153598A JP 2000173308 A JP2000173308 A JP 2000173308A
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勝俊 高村
Katsumi Yamada
勝己 山田
Masao Hikita
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    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64FGROUND OR AIRCRAFT-CARRIER-DECK INSTALLATIONS SPECIALLY ADAPTED FOR USE IN CONNECTION WITH AIRCRAFT; DESIGNING, MANUFACTURING, ASSEMBLING, CLEANING, MAINTAINING OR REPAIRING AIRCRAFT, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; HANDLING, TRANSPORTING, TESTING OR INSPECTING AIRCRAFT COMPONENTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B64F1/00Ground or aircraft-carrier-deck installations
    • B64F1/007Helicopter portable landing pads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21WINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO USES OR APPLICATIONS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS
    • F21W2111/00Use or application of lighting devices or systems for signalling, marking or indicating, not provided for in codes F21W2102/00 – F21W2107/00
    • F21W2111/06Use or application of lighting devices or systems for signalling, marking or indicating, not provided for in codes F21W2102/00 – F21W2107/00 for aircraft runways or the like

Abstract

(57)【要約】 【課題】汎用タイプの照明器具のみならず、非常時に救
援活動等に出動するヘリコプターを夜間においても安全
裡に離発着させる際に使用する「境界灯」や「境界誘導
灯」としても好適に用いることができる。 【解決手段】充電を自在にして配設された1本以上の電
気二重層コンデンサ25を備えるボックス本体12と、
該ボックス本体12の開口部20を覆う蓋体31とで構
成され、該蓋体31には、電気二重層コンデンサ25か
ら供給される電流により点灯が制御される1個以上の発
光ダイオード36からなる発光体35と、該発光体35
を覆ってその光軸方向での照射光の拡散範囲を制御する
レンズ体37とを少なくとも具備させて可搬灯火具11
を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウトドアライフ
を楽しむ際に好適な汎用タイプの照明器具として利用で
きるばかりでなく、緊急・災害時等の非常時に救援活動
等に出動するヘリコプターを夜間においても安全裡に離
発着させる際に使用する「境界灯」や「境界誘導灯」と
してとりわけ好適に用いることができる可搬灯火具に関
する。
【0002】
【従来の技術】ヘリコプターは、機動性に富み、かつ、
比較的狭隘な離発着場所にて離着陸できる簡便な飛行手
段であることから、緊急・災害時、とりわけ地震や高層
ビル火災などにおける災害救助活動において大きな威力
を発揮している。
【0003】一方、航空法及びこれに準拠した消防庁指
針(以下、「航空法等」という。」は、ヘリコプターの
安全な航行を確保する観点から、ヘリコプターが離着陸
し得る場所(以下、「ヘリコプター離発着場」とい
う。)につき種々の規制を加えている。
【0004】すなわち、航空法等においては、ヘリコプ
ター離発着場が「ヘリポート(公共用・非公共用)」と
「飛行場外離発着場」と「緊急離発着場」と「緊急救助
用スペース」との4つに分類されており、特に本発明の
適用分野としては、「飛行場外離発着場」と「緊急離発
着場」と「緊急救助用スペース」との関係が問題とな
る。
【0005】このうち、「飛行場外離発着場」とは、使
用の都度、運輸大臣の離着陸許可が必要な飛行場外離着
陸場所をいい、臨時に離着陸できることになっている。
また、「緊急離発着場」とは、災害活動等のために緊急
用ヘリコプターを離発着させる場合にのみ適用される場
所(陸上・屋上)をいい、特別の機関のみが緊急時の特
別期間に限り離発着できることになっている。さらに、
「緊急救助用スペース」とは、災害活動等のために緊急
用ヘリコプターをホバリングする場合にのみ適用される
場所をいい、特別の機関のみが緊急時の特別時間帯に限
りホバリングできることになっている。この場合、「緊
急離発着場」と「緊急救助用スペース」とは、使用の都
度、「飛行場外離発着場」として申請し、着陸許可を得
る必要がある。
【0006】しかも、「飛行場外離発着場」と「緊急離
発着場」と「緊急救助用スペース」とについては、各種
の安全施設・設備が整っている常設の「ヘリポート(公
共用・非公共用)」とは異なり、特に夜間航行時におけ
る安全性確保のために必要な各種の灯火具の設置が義務
付けられている。
【0007】このうち、「緊急離発着場」と「緊急救助
用スペース」とについては、少なくとも「ヘリポート灯
台」と「風向灯」と「着陸区域照明灯」と「境界誘導
灯」と「境界灯」とを設置する必要があるとされてい
る。なお、「飛行場外離発着場」については、使用の都
度、その使用目的に応じ「緊急離発着場」もしくは「緊
急救助用スペース」に準じた各種の灯火具が設置される
ことになる。
【0008】しかも、上記した各種の灯火具は、必要な
配線をしながら事前に所定位置に設置しておき、照明制
御盤を手動操作したり、防災センター等から遠隔操作す
ることにより点灯と消灯との制御ができるようになって
いる。
【0009】ところで、上記した各種の灯火具は、配線
した上で上記照明制御盤により点灯・消灯制御されるも
のであることから、配線を伴いながら行われる設置作業
が煩雑となり、緊急時における即応性に欠けるという問
題があった。
【0010】一方、かかる問題点に鑑み、「ヘリポート
灯台」と「風向灯」と「着陸区域照明灯」とはライト付
き発電機を個別に設置し、「境界灯」と「境界誘導灯」
とは充電式ライトを設置して構成することにより、配線
の必要をなくしてより簡便化させたヘリコプター離発着
場用照明システムも既に提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した簡便
システムにおいては、「ヘリポート灯台」と「風向灯」
と「着陸区域照明灯」とがライト付き発電機で代替され
ているので、事前に発電機のエンジンをスタートさせて
準備しておかなければならない煩雑さがあるほか、エン
ジン作動時に騒音や排気ガスを発生させて周辺環境に好
ましくない影響を与えてしまう問題もあった。
【0012】また、「境界灯」と「境界誘導灯」とに関
しては、充電式ライトが利用されているので、事前に確
実に充電しておく必要があるほか、その点灯時間も比較
的短いものとならざるを得ない難点もあった。
【0013】さらに、上記充電式ライトは、通常、鉛電
池などの二次電池が使用されていることもあって、長期
間にわたり放置されていると自然放電して必要にして十
分な電圧が得られないため、緊急時に用をなさなくなる
おそれがあった。また、放電後に再び使用しようとして
も、充電に長い時間を要して即時性に欠けるという問題
点もあった。
【0014】本発明は従来技術にみられた上記課題に鑑
み、どこへでも持ち運びできる可搬灯火具、特に、緊急
・災害時等の非常時に救援活動等に出動するヘリコプタ
ーが夜間であっても安全裡に離発着できるように支援す
る際に特に好適に使用できる可搬灯火具を提供すること
にその目的がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
すべくなされたものであり、その構成上の特徴は、充電
を自在にして配設された1本以上の電気二重層コンデン
サを備えるボックス本体と、該ボックス本体の開口部を
覆う蓋体とで構成され、該蓋体には、前記電気二重層コ
ンデンサから供給される電流により点灯が制御される1
個以上の発光ダイオードからなる発光体と、該発光体を
覆ってその光軸方向での照射光の拡散範囲を制御するレ
ンズ体とを少なくとも具備させたことにある。この場
合、前記発光体は、複数個の発光ダイオードをそれぞれ
の頂端が略同高となるように植設して形成される平らな
発光面を有しているのが望ましく、また、前記電気二重
層コンデンサを充電するための給電源は、蓋体に設置さ
れた太陽電池及び/又は給電コードを介して接続される
自動車の車載バッテリーであることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一例についての全
体斜視図を、図2はその概略縦断面図をそれぞれ示す。
【0017】これらの図によれば、可搬灯火具11の全
体は、上面に開口部20を有し、充電を自在にして配設
された1本以上の電気二重層コンデンサ25や回路部4
7,48などの必要部材を備えるボックス本体12と、
1個以上の発光ダイオード36により形成される発光体
35と、該発光体35を覆って光軸方向での照射光の拡
散を範囲を制御するレンズ体37とを少なくとも備えて
ボックス本体部12の開口部20を固定的に覆う蓋体3
1とで構成されている。
【0018】このうち、ボックス本体12は、アルミニ
ウムやステンレススチールなどの金属材や適宜の合成樹
脂材により所要の容量を備えた立方体や直方体などの立
体形状が付与されて形成されており、適宜の側板部13
には持ち運ぶ際に使用される把手24が付設されてい
る。
【0019】また、ボックス本体12内には、充電を自
在にして配設された1本以上の電気二重層コンデンサ2
5、具体的には例えば図5に示すように、定格電圧が
2.5vで100Fの円筒状の電気二重層コンデンサ2
5を6本(縦列)×6本(横列)に配列させた計36本
が直立状となって配置されている。なお、図2中の符号
48は発光体35と回路部47など、必要な部材間を電
気的に接続するために配線されるリード線を示す。ま
た、電気二重層コンデンサ25は、所望に応じその本数
を増減して配設することができる。
【0020】しかも、ボックス本体12における適宜の
側板部13には、発光体を点滅操作するためのトグルス
イッチなどからなるスイッチ21や、自動車の車載バッ
テリーから引き出された二本の給電コードが各別に接続
される一対の接続端子22,22や、電気二重層コンデ
ンサ25の充電状況を示す発光ダイオードからなるチェ
ックランプ23などが配設された凹陥部15が設けられ
ている。また、該凹陥部15は、抓み部29が付設され
た蓋材28により不使用時に施蓋できるようにしておく
のが好ましい。
【0021】また、ボックス本体12は、対向する位置
関係にあるいずれか一方の側の一対の側板部13,13
から底板部17の下方へとやや突出させて底板部17の
面方向に各別に折曲させた保持片部14,14を有して
おり、これら保持片部14,14と底板部17との間に
重り板18が配置されている。しかも、重り板18は、
脚部26の通孔26aと保持片部14の通孔14aとを
経て、さらに重り板18の通孔18aを通過させること
により底板部17の螺孔17aへと送り込まれたねじ1
9によりボックス本体12に着脱自在に止着されてお
り、これにより比較的大きな風圧を受けてもボックス本
体12を安定的に定置できるようになっている。なお、
多数本の電気二重層コンデンサ25がボックス本体12
内に配置されている場合には、風圧に負けない重量が得
られるので、重り板18を不要とすることもできる。ま
た、脚部26は、その付設を省略することもできる。
【0022】さらに、各側板部13の上縁部13a、つ
まりボックス本体12の開口縁部12aには、内側へと
略L字形に折曲した受け部16が形成されており、該受
け部16を介して蓋体31を安定的に載置できるように
なっている。
【0023】蓋体31は、受け部16にその下端面33
を載置してボックス本体部12の開口部20を覆う蓋本
体部32と、該蓋本体部32の上表面を覆う透明パネル
部34と、該透明パネル部34の略中心部位に1個以上
の発光ダイオード36を植設してなる発光体35と、該
発光体35を覆ってその光軸L方向での照射光の拡散範
囲を制御するレンズ体37と、該レンズ体37の外周側
に位置する透明パネル部34内に設置されて電気二重層
コンデンサ25への充電を自在に配設された太陽電池4
6とを備えて形成されている。
【0024】この場合、蓋本体部32と透明パネル部3
4とは、相互間にOリング44を介在させた上で、蓋本
体部32に設けらた通孔32aから透明パネル部34に
設けられた螺孔34aへとねじ42を螺着するなど、適
宜の固定構造のもとで水密性を付与して一体的に固着さ
れている。また、太陽電池46は、発光体35を中心に
してその周囲を略四角形を呈する配置パターンのもとで
透明パネル部34の内側に刻設された各溝部43内にソ
ーラーパネル状に設置するなど、所要の電圧が得られる
配置パターンのもとで透明パネル部34内に設置されて
いる。
【0025】さらに、発光体35は、それぞれの頂端3
6aが略同高となるように直立させた密集状態となって
例えば回路基板50上に植設された複数個の発光ダイオ
ード36により、平らな発光面35aを頂面に形成して
透明パネル部34上に配設されている。この場合、発光
体35は、回路基板50に設けた通孔50aからレンズ
体37の下側段部61に図3(ロ)に示すようにして設
けてある螺孔61aにねじ62を螺着することより取り
付けるなど、適宜の固着構造のもとでレンズ体37の側
に取り付けられている。
【0026】しかも、蓋本体部32は、受け部16に下
端面33を載置させた際に受け部16の側と対面する複
数箇所に配設された通孔32bを有しており、これらの
各通孔32bと個別に対面する位置関係にある受け部1
6の側に設けられている螺孔16aへと各通孔32bを
介してねじ51を螺着することにより、ボックス本体1
2に対し蓋体31を固定的に取り付けて施蓋できるよう
になっている。
【0027】図3は、発光体35を覆うレンズ体37の
一例を示すものであり、そのうち(イ)は平面形状を、
(ロ)は(イ)におけるA−A線矢視方向での縦断面形
状をそれぞれ示す。
【0028】同図によれば、レンズ体37は、内部に発
光体35を収容するための空間部38aを有して表面側
をドーム状に膨出させたレンズ本体部38と、該レンズ
本体部38の外周縁に延設された載置部40と、該載置
部40と一体となってその外周部から突設された計4個
の舌片部41とを備えて形成されており、各舌片部41
の対応部位にはねじ52を挿通するための通孔41aが
設けられている。また、レンズ本体部38には、光軸L
方向を中心から外側に例えば30度程度の範囲内に納ま
るように拡散させるなど、所望に応じた最適な拡散角度
θの範囲内に納まる照射光が得られるように光軸L方向
での照射光の拡散範囲を制御すべく、少なくとも天頂側
に位置する内周面39に屈折光を形成するための周回段
部39aが複数段にわたり形成されている。
【0029】しかも、レンズ体37は、載置部40を介
して載置される透明パネル部34との間にOリング45
を介在させた上で、舌片部41の通孔41aから透明パ
ネル部34の螺孔34aにねじ52を螺着するなど、適
宜の固定手段により水密性が付与された状態となって発
光体35を覆いながら一体的に固着されている。なお、
図3(ロ)中の符号43は、Oリング45のための溝部
を示す。
【0030】一方、図4は、本発明の他例を図2に対応
させて示す概略縦断面図であり、図5は、図4に示す他
例についての概略平面図を示したものである。
【0031】これらの図によれば、可搬灯火具11の全
体は、上面に開口部20を有し、充電を自在にして配設
された1本以上の電気二重層コンデンサ25や必要な回
路部53などの部材を具備させたボックス本体12と、
1個以上の発光ダイオード36により形成される発光体
35と、該発光体35を覆って光軸方向での照射光の拡
散範囲を制御するレンズ体37とを少なくとも具備させ
てボックス本体部12の開口部20を開閉自在に覆う蓋
体31とで構成されている。
【0032】このうち、ボックス本体12は、アルミニ
ウムやステンレススチールなどの金属材や適宜の合成樹
脂材により所要の容量を備えた立方体や直方体などの立
体形状が付与されて形成されており、適宜の側板部13
には持ち運ぶ際に引き出して使用される埋込み把手54
が付設されている。
【0033】また、ボックス本体12内には、例えば図
5に示すように定格電圧が2.5vで100Fの円筒状
の電気二重層コンデンサ25を6本(縦列)×6本(横
列)に配列させた計36本が直立状となって配置されて
いる。なお、電気二重層コンデンサ25は、所望に応じ
その本数を増減して配設することができる。
【0034】さらに、ボックス本体12の開口部20
は、電気二重層コンデンサ25を隠蔽するための目隠し
板55で覆われており、該目隠し板55上には、発光体
35を点滅操作するためのトグルスイッチなどからなる
スイッチ21や電気二重層コンデンサ25の充電状況を
示すLEDなどからなるチェックランプ23など、適宜
の必要部材が配設されている。また、目隠し板55の下
面には、リード線48を接続してチェックランプ23と
電気二重層コンデンサ25との間に介在させた回路部5
3など、適宜の必要部材が配設されている。
【0035】さらに、各側板部13の上縁部13a、つ
まりボックス本体12の開口縁部12aには、内側へと
略L字形に折曲した後、さらにやや外側に折曲させてな
る受け部56が形成されており、該受け部56を介して
蓋体31を安定的に載置できるようになっている。
【0036】また、ボックス本体12は、対向する位置
関係にあるいずれか一方の側の一対の側板部13,13
から底板部17の下方へとやや突出させた裾部57,5
7が延設されており、これらの裾部57,57と底板部
17との間に画成される空間内に重り板18が固定的に
配置されており、これにより比較的大きな風圧を受けて
もボックス本体12を安定的に定置できるようになって
いる。なお、この場合においても、多数本の電気二重層
コンデンサ25がボックス本体12内に配置されている
場合には、風圧に負けない重量が得られるので、重り板
18を不要とすることもできる。
【0037】一方、蓋体31は、受け部56の基端56
a側にその下端面33を近接させてボックス本体部12
の開口部20を覆う蓋本体部32と、図1と同様にして
配設される透明パネル部34と発光体35とレンズ体3
7と太陽電池46とのほか、蓋本体部32の下面側に覆
設された目隠し板58を備えて形成されている。また、
蓋体31は、目隠し板58をボックス本体12の受け部
56の終端56b側に当接させることにより、安定的に
載置された状態のもとでボックス本体12を施蓋してい
る。
【0038】この場合、蓋体31は、ヒンジ部59を介
してボックス本体12の側板部13の側に開閉自在に取
り付けられており、ボックス本体12と蓋体31とに
は、その施蓋時に蓋体31を簡単には開蓋できない構造
を備えた適宜のロック金具60が付設されている。
【0039】図6は、可搬灯火具11が備える発光体3
5の作動を制御するために用意される回路部、例えば回
路部47に設けられている回路と、太陽電池46や電気
二重層コンデンサ25等の構成部材との関係を示す説明
図である。
【0040】同図によれば、給電源である太陽電池46
と自動車の車載バッテリーから引き出される給電コード
が接続される接続端子22,22と、電気二重層コンデ
ンサ25との間には、充電が完了した場合に点灯する発
光ダイオードなどからなるチェックランプ23(図1参
照)を備える過充電保護回路66を介在させてある。こ
の場合、自動車の車載バッテリーを給電源とする場合に
は、電気二重層コンデンサ25に対し急速に満充電でき
ることになる。
【0041】また、電気二重層コンデンサ25と発光ダ
イオード36からなる発光体35との間には、十分に充
電されているときに点灯したり、充電量が不足している
ときに点灯するようにした発光ダイオードなどからなる
チェックランプ(図示省略)を備えて電気二重層コンデ
ンサ25の充電量を監視する容量監視回路67と、発光
体35の側に印加される電圧を高めるための昇圧インバ
ータ回路68とを介在させてある。また、電気二重層コ
ンデンサ25と容量監視回路67との間は、スイッチ2
1を介して回路を開閉でき、スイッチ21を閉成した際
に発光体35の側が点灯されるようになっている。な
お、図6中の符号65は、太陽電池46と過充電保護回
路66との間、および電気二重層コンデンサ25と過充
電保護回路66との間に各別に介在させてある逆流阻止
用のダイオードを示す。
【0042】次に、本発明の作用について説明すれば、
図1や図4に示す可搬灯火具11は、太陽電池46や自
動車の車載バッテリーから充電された電気二重層コンデ
ンサ25から供給される電流により点灯される1個以上
の発光ダイオード36からなる発光体35とを備えてい
るので、昼間の間に電気二重層コンデンサ25に充電さ
せておいて、例えばアウトドアライフを楽しむ際の汎用
タイプの照明器具として利用することができる。
【0043】この場合、発光体35は、レンズ体37に
より覆われているので、光軸L方向での照射光を拡散さ
せながら比較的広い範囲を照明することができるので、
例えばヘリコプター離発着場用照明システムの「緊急離
発着場」や「緊急救助用スペース」において灯質が不動
光であることが要求されている「境界灯」や「境界誘導
灯」として、配線を要することなく好適に用いることが
できる。しかも、発光体35に平らな発光面35aが付
与されているときは、レンズ体37の空間部38a内に
コンパクトに収容させながら安定した照射光を外部に照
射できる。
【0044】また、電気二重層コンデンサ25は、大き
なエネルギーを短時間で蓄えることができるほか、長時
間にわたっての実用レベルでの使用にも耐え得るので、
可搬灯火具11に対しより優れた安定性を付与すること
ができる。
【0045】さらに、ボックス本体12が底面側に重り
板18を備えている場合には、例えば緊急・災害時など
の非常時に出動するヘリコプターが離着陸する際などに
大きな風圧を受けることがあっても、所定の位置に安定
的に定置させておくことができる。なお、重り板18が
ボックス本体12に対し着脱自在に配設されている場合
には、その使用目的に応じ重り板18を取り外して使用
することもできる。
【0046】さらにまた、ボックス本体12が自動車の
車載バッテリーから引き出された二本の給電コードを各
別に接続できる一対の接続端子22,22を備えている
場合には、突発的に可搬灯火具11を使用せざるを得な
くなっても、短時間で急速に満充電して直ちに使用する
ことができる。
【0047】しかも、可搬灯火具11は、上記したよう
に非常時に出動するヘリコプターが離着陸する際に必要
な「境界灯」や「境界誘導灯」として使用する場合にお
いても、電気関係の配線を一掃して所定位置への設置作
業を迅速に遂行することができるほか、ヘリコプターの
飛来を前にした充電等の事前の準備作業を要せずに、ス
イッチ21を閉成して発光体35(発光ダイオード3
6)を点灯状態とするのみで直ちに受入れ態勢を整える
ことができる。また、その使用を終えた後は、図1に示
す把手24を把持したり、図5に示す埋込み把手54を
引き出して把持しながら運び去るのみで極く簡単に撤収
することができる。
【0048】また、図1に示すようにボックス本体部1
2と蓋体31とがねじ51を用いて固定的に取り付けら
れている場合には、みだりに蓋体31を取り外すことが
できないので、優れた水密性を保持する全天候タイプの
可搬灯火具11として安定的に使用することができる。
さらにまた、図4に示すようにボックス本体部12に対
し蓋体31が開閉自在に取り付けられている場合には、
それぞれに付設されている目隠し板55,58を介して
図1におけると同様に優れた水密性を保持する全天候タ
イプの可搬灯火具11として安定的に使用することがで
きるほか、目隠し板55,58を取り外すこともできる
ので保守作業をより簡易化することもできる。
【0049】なお、本発明における電気二重層コンデン
サ25に対する充電方式については、太陽電池46によ
る充電と、自動車の車載バッテリーからの充電とを選択
的に利用できる併用方式を採用するのが最も好ましいも
のの、所望により太陽電池46のみにより充電できるよ
うにしたり、車載バッテリーのみから充電できるように
する単独充電方式を採用するものであてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、昼間
の間に電気二重層コンデンサに充電させておくことによ
り汎用タイプの照明器具として利用できるほか、レンズ
体により発光体が覆われているので、照射光を拡散させ
ながら比較的広い範囲を照明することができ、例えばヘ
リコプター離発着場用照明システムの「緊急離発着場」
や「緊急救助用スペース」として用意される着陸帯の周
囲から電気関係の配線を一掃した「境界灯」や「境界誘
導灯」としてもとりわけ好適に用いることができる。
【0051】また、平らな発光面35aを有して発光体
35が配設されている場合には、レンズ体内にコンパク
トに収容させながら安定した照射光を外部に照射でき
る。
【0052】しかも、可搬灯火具に組み込まれている電
気二重層コンデンサは、長年月にわたる放置・保管に耐
えられるほか、大きなエネルギーを短時間で蓄えること
ができ、一充電あたりの寿命も長いので、可搬灯火具に
対しより優れた安定性を付与することができる。
【0053】さらに、可搬灯火具を構成している蓋体が
太陽電池を備えている場合には、効率よく光電変換して
電気エネルギーを得ることができる。また、ボックス本
体が車載バッテリーの側と接続される接続端子を有して
いる場合には、短時間で電気二重層コンデンサに満充電
することができるので、突発的な使用要請にも即応させ
ることができる。また、発電機を用いる必要をなくすこ
とにより、エンジン騒音や排気ガスがもたらす周辺環境
への悪影響も一掃することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す全体斜視図。
【図2】図1の概略縦断面図。
【図3】本発明において蓋体が具備するレンズ体の一例
につき、その平面形状を(イ)として、(イ)における
A−A線矢視方向での縦断面形状を(ロ)としてそれぞ
れ示す。
【図4】本発明の他例を図2に対応させて示した概略縦
断面図。
【図5】図4に示す他例についての平面図。
【図6】太陽電池46や電気二重層コンデンサ25等の
構成部材と電気回路との関係を示す説明図。
【符号の説明】
11 可搬灯火具 12 ボックス本体 12a 開口縁部 13 側板 13a 上縁部 14 保持片部 14a 通孔 15 凹陥部 16 受け部 16a 螺孔 17 底板部 17a 螺孔 18 重り板 18a 通孔 19 ねじ 20 開口部 21 スイッチ 22 接続端子 23 チェックランプ 24 把手 25 電気二重層コンデンサ 26 脚部 26a 通孔 28 蓋部 29 抓み部 31 蓋体 32 蓋本体部 32a,32b 通孔 33 端面 34 透明パネル部 34a 螺孔 35 発光体 35a 発光面 36 発光ダイオード 36a 頂端 37 レンズ体 38 レンズ本体部 38a 空間部 39 内側面 39a 周回段部 40 載置部 41 舌片部 41a 通孔 42,51,53 ねじ 43 溝部 44,45 Oリング 46 太陽電池 47,48 回路部 49 リード線 50 回路基板 54 埋込み把手 55,58 目隠し板 56 受け部 56a 基端 56b 終端 57 裾部 59 ヒンジ部 60 ロック金具 61 下側段部 61a 螺孔 62 ねじ 65 ダイオード 66 過充電保護回路 67 容量監視回路 68 昇圧インバータ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 勝己 東京都品川区西五反田2丁目23番1号 エ ルナ−コンポーネンツ株式会社内 (72)発明者 疋田 正男 東京都品川区西五反田2丁目23番1号 エ ルナ−コンポーネンツ株式会社内 Fターム(参考) 3K080 AA06 AA08 AB17 BA04 BA07 BB02 5F041 BB03 BB13 DB01 DC07 DC23 DC75 DC82 DC84 EE11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電を自在にして配設された1本以上の
    電気二重層コンデンサを備えるボックス本体と、該ボッ
    クス本体の開口部を覆う蓋体とで構成され、該蓋体に
    は、前記電気二重層コンデンサから供給される電流によ
    り点灯が制御される1個以上の発光ダイオードからなる
    発光体と、該発光体を覆ってその光軸方向での照射光の
    拡散範囲を制御するレンズ体とを少なくとも具備させた
    ことを特徴とする可搬灯火具。
  2. 【請求項2】 前記発光体は、複数個の発光ダイオード
    をそれぞれの頂端が略同高となるように植設して形成さ
    れる平らな発光面を有することを特徴とする請求項1記
    載の可搬灯火具。
  3. 【請求項3】 前記電気二重層コンデンサを充電するた
    めの給電源は、蓋体に設置された太陽電池及び/又は給
    電コードを介して接続される自動車の車載バッテリーで
    あることを特徴とする請求項1または2記載の可搬灯火
    具。
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