JP2000173225A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2000173225A
JP2000173225A JP10343997A JP34399798A JP2000173225A JP 2000173225 A JP2000173225 A JP 2000173225A JP 10343997 A JP10343997 A JP 10343997A JP 34399798 A JP34399798 A JP 34399798A JP 2000173225 A JP2000173225 A JP 2000173225A
Authority
JP
Japan
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disk
shell
lifter
disk cartridge
liner
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10343997A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Ikebe
優 池辺
Yukio Miyazaki
幸夫 宮崎
Masatoshi Uchida
政利 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Filing date
Publication date
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 3.5MFDと同型のディスクカートリッジ
を高密度記録に拡張するときの回転精度を向上させるこ
と。 【解決手段】 内部にディスク状媒体を回転可能に収納
し、前記ディスク状媒体と対向する内面にライナーを貼
付した上下シェルからなるディスクカートリッジにおい
て、前記ライナーを介して前記ディスク状媒体を押圧す
るリフターを一方のシェル内面に固着し、他方のシェル
内面の前記リフターに対向す部分に上面が平坦な隆起部
を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクカートリッ
ジ、特に高容量のフロッピーディスクに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスクカートリッジとして
は、3.5インチ型のディスクカートリッジが主流であ
る。このディスクカートリッジはMFDと呼ばれてお
り、主として2DD、2HDと呼ばれるタイプがある。
2DDはフォーマット時で720KBであり、また2H
Dは1.44MBとなっている。しかし、これらの容量
ではコンピュータの外部記憶装置としては容量が小さ
く、特に最近のコンピュータの発達に伴い、画像などの
データを扱う場合や複雑な計算結果を記憶させるのには
容量が不足する。そこで最近では、このディスクカート
リッジのほかにZipと呼ばれる100MBの記録容量
を持つディスクカートリッジやMFDと互換性を持ちな
がら120〜200MBの記録容量を有するディスクカ
ートリッジが開発されてきている。このような技術では
フロッピーディスク(FD、以下単にディスクと呼ぶこ
ともある)の磁気記録面を清浄化するためのクリーニン
グシート(ライナーシートとも呼ぶ)をディスクと上下
シェルとの間に介在させるのが一般的である。ディスク
の回転精度を上げる目的のために、実開昭61−248
75号、実開昭62−153673号、実開昭61−9
3872号のように、フロッピーディスクのシェル内面
に色々なリブを設けることによりクリーニングシートを
ディスクの磁気記録面に均一に接近させることが行われ
ている。又特にクリーニングシートを持ち上げるリフタ
ーをシェルの内面の特定箇所に設けて、リフターに対向
する面に設けられるリブに対してクリーニングシートを
押しつけることによりクリーニング効果を高めることも
行われる。例えば 実開昭61−24875号では一方
のシェルの内面に複数の突条リブを設け、他方のシェル
の内面に弾性偏倚したリフターを設け、ディスクの平面
性を維持しながらクリーニング効果を向上している。又
実開昭62−153673号では更にシェルの内面に
放射状の突条リブを設けることによりディスクの平面性
を保持し、或いは、実開昭61−93872号のように
ヘッド挿入窓の近傍に突条リブを設けることにより同様
な目的を達成している。ところが、このような突条リブ
が多いほどディスクに対する摩擦抵抗その他の問題が生
じやすく、特に、大容量FDではこれらのリブがディス
クに対して悪影響を及ぼすことが判明した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常の2HDのフロッ
ピーディスク(FD)と大容量FD(100〜120M
B)の違いは表1に示したとおりである。
【0004】
【表1】
【0005】上記のように両者には媒体に大きな差があ
り、したがって、外部からの負荷や傷には十分な配慮を
しないと記録再生のエラーとなってしまう。ところが、
MFDと互換のあるディスクカートリッジでは何らこの
ような配慮はなされていないため、例えばディスクカー
トリッジにラベルを貼るために強く押圧するとシェルの
内面にあるリブがそのままディスク状媒体に転写して凹
凸を付けてしまったり、傷つけてしまい記録再生時にヘ
ッドとのコンタクトが十分でなく、信号の読み取りエラ
ーとなってしまう。これはディスク表面の硬さは同じで
も表面粗度やトラック幅が異なるので、同じ長さ、深さ
の傷の場合、大容量FDでは従来のFDに比べてエラー
が発生しやすいためである。
【0006】一方、Zipと呼ばれるディスクカートリ
ッジは、この問題を解決するためにカートリッジの厚さ
を厚くし、なおかつシェルの板厚も厚くした。また、リ
フターなどのような媒体を押圧する手段も排除した。し
たがってこれらの問題は発生しないが、内部にゴミが侵
入した場合のクリーニング効果が極めて低いため読み取
りエラーの発生があることや寸法の違いから従来からの
MFDとの互換性がなくなってしまい、コンピュータに
MFD用記録再生装置とZip専用記録再生装置の2つ
が必要となってしまうなどの問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】これらの問題点を解決す
るために、本発明では、内部にディスク状媒体を回転可
能に収納し、前記ディスク状媒体と対向する内面にライ
ナーを貼付した上下シェルからなるディスクカートリッ
ジにおいて、前記ライナーを介して前記ディスク状媒体
を押圧するリフターを一方のシェル内面に固着し、他方
のシェル内面の前記リフターに対向す部分に上面が平坦
な隆起部を配置したことを特徴とする。この場合に、好
ましくは、隆起部は略長方形であって、前記ディスク状
媒体の径方向には、前記リフターの幅よりも広く、かつ
記録再生の最内周トラックと最外周トラックを覆ってい
る。更に、上下シェル内面には、リフター取り付け部及
び前記隆起部を除いてリブ状突出部が設けられていな
い。上記の構成によるとシェル内面にリブが無いのでデ
ィスクに傷付きが無くエラーの発生を防止できる。ま
た、ディスクカートリッジは、3.5インチマイクロフ
ロッピーディスクと同一外形寸法であるとともに、シャ
ッター摺動領域やラベル貼り付け用領域を除く部分で
は、前記ディスクの記録再生領域のシェル厚さは1mm
以上とする。この厚さは従来の厚さよりも0.1mm以
上厚く、シェルの板厚を厚くすることでシェルの剛性が
向上し、シェルの変形を防止し、ディスクの傷付きや変
形(凹凸)を防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を適用したフロッピーディ
スクカートリッジの分解斜視図を図1に示す。上シェル
1、下シェル2のディスク状媒体9に対応する内面には
不織布製のクリーニングシート又はライナー5、5が貼
り付けてある。また、下シェル2にはそのライナー5の
下に弾性部材よりなるリフター7が固着してある。リフ
ター7は固定部71及び弾性板部72よりなる。なお、
リフター7は公知であり、実施例では金属(ステンレス
の薄板や真鍮の薄板など)からなるものを示している
が、PETシートを両面接着テープで貼り付けたもので
もよい。シャッター3はシェル1、2の外面を摺動する
ように構成されており、シャッタースプリング8でシェ
ル1、2に設けられたヘッド挿入用窓を閉じる方向に付
勢されている。
【0009】図2は上シェル1の内面を示す平面図であ
る。このように、ディスク収納部内面にはリフター7と
対向する部分以外にはリブなどを配置しない。また、リ
フター対向部には、ディスク9をシェル1、2の厚さ方
向の中間でディスクを押圧する部分が必要となるが、本
発明では図3のようにそれを略長方形の平坦な隆起部と
した。従来は、幅約1mmの線状のリブを近接して多数
配置していたがそれを略長方形の隆起部11にしたこと
で、 (1)外部より押圧されても、ディスクに部分的な負荷
が加わらない。 (2)記録される部分をすべて押圧しているので、全ト
ラッククリーニングが均一に行なうことができる。 (3)複数のリブを1つの隆起部11としたことで、金
型の製作が容易であり、寸法精度が向上する。 などの効果があり、記録密度が向上した高容量フロッピ
ーディスクカートリッジなどに最適である。本発明にお
いては、隆起部11の高さは従来の複数のリブの高さと
同じにして回転精度を高く維持する。低くするとクリー
ニング効果が低下するし、装置内でのディスクの位置
(高さ)が変わってしまい、2HDタイプのものとの互
換性が取れなくなってしまう。
【0010】また、シェルのディスク収納部の板厚は、
従来約0.95mmであった。これに対してディスクを
回転させるために必要なトルクなどを考慮して板厚の最
適化もあわせて検討した。シェル肉厚の変化とトルクの
変化を図4、図5及び図6に示す。測定したトルクは次
の3種であった。 始動トルク(starting torque):カートリッジが装置に
装着され回転し始める時のトルクで、3.5インチMD
Fの規格は70g・cm以下。 回転トルク(running torque):ディスクが安定的(定
常状態)に回転しているときのトルクで、3.5インチ
MDFの規格は5〜25g・cm。 接触時トルク(pad roaded toruque):定常状態でデ
ィスクが回転している時に記録読み出しのためにヘッド
がディスクに接触した状態でのトルクで、3.5インチ
MDFの規格は58g・cm以下。
【0011】図4〜6の結果を考慮してこれら3種のト
ルクの規格値を満足する範囲内でシェルの厚みを選択し
た。ディスクの保護のためにはなるべく板厚が厚いほう
が望ましいので、トルクをほとんど上昇させない厚みと
して従来値(0.95mm)より約0.1mm以上厚く
して約1.0mm以上にすればよい。これにより、シェ
ルの剛性も向上し、ディスクカートリッジに対する外部
からの押圧力に対してディスクを保護できる。ただしカ
ートリッジの全厚はMFDと同一にする。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明によるとシェル内
面にリブが無いのでディスクに傷付きが無くエラーの発
生を防止できる。また、シェルの板厚を厚くすることで
シェルの剛性が向上し、シェルの変形を防止し、ディス
クの傷付きや変形(凹凸)を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディスクカートリッジの分解
斜視図である。
【図2】図1の上シェルの内面を示す平面図である。
【図3】図2のIII-III断面図である。
【図4】板厚と始動トルクの関係を示すグラフである。
【図5】板厚と回転トルクの関係を示すグラフである。
【図6】板厚と接触時トルクの関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 上シェル 2 下シェル 5 ライナー 7 リフター 9 ディスク 11 隆起部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にディスク状媒体を回転可能に収納
    し、前記ディスク状媒体と対向する内面にライナーを貼
    付した上下シェルからなるディスクカートリッジにおい
    て、前記ライナーを介して前記ディスク状媒体を押圧す
    るリフターを一方のシェル内面に固着し、他方のシェル
    内面の前記リフターに対向する部分に上面が平坦な隆起
    部を配置したことを特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記隆起部は略長方形であって、前記デ
    ィスク状媒体の径方向には、前記リフターの幅よりも広
    く、かつ記録再生の最内周トラックと最外周トラックを
    覆っていることを特徴とする請求項1記載のディスクカ
    ートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記上下シェル内面には、リフター取り
    付け部及び前記隆起部を除いてリブ状突出部が設けられ
    ていないことを特徴とする請求項1記載のディスクカー
    トリッジ。
  4. 【請求項4】 前記ディスクカートリッジは、3.5イ
    ンチマイクロフロッピーディスクと同一外形寸法である
    とともに、シャッター摺動領域やラベル貼り付け用領域
    を除く部分では、前記ディスクの記録再生領域のシェル
    厚さは1mm以上としたことを特徴とする請求項1記載
    のディスクカートリッジ。
JP10343997A 1998-12-03 1998-12-03 ディスクカートリッジ Withdrawn JP2000173225A (ja)

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Effective date: 20060207