JP2000173199A - 記録媒体の処理方法及び装置 - Google Patents

記録媒体の処理方法及び装置

Info

Publication number
JP2000173199A
JP2000173199A JP10341891A JP34189198A JP2000173199A JP 2000173199 A JP2000173199 A JP 2000173199A JP 10341891 A JP10341891 A JP 10341891A JP 34189198 A JP34189198 A JP 34189198A JP 2000173199 A JP2000173199 A JP 2000173199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sector
field
read
sectors
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10341891A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Mori
善昭 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP10341891A priority Critical patent/JP2000173199A/ja
Publication of JP2000173199A publication Critical patent/JP2000173199A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セクタのIDフィールドでリードエラーが生
じても、データリードが正常であればアクセスを可能に
する記録媒体の処理方法及び装置を提供する。 【解決手段】 記録媒体からR/Wヘッド2で読み取っ
たIDフィールド及びデータフィールドをR/W回路1
で取得し、目的とするセクタを含む同一トラック上の最
後にリードしたセクタから目的とするセクタまでのセク
タ数を残りセクタ数記憶手段31に記憶し、IDフィー
ルドのリードに失敗したときの履歴をIDエラー履歴記
憶手段32に記憶する。IDフィールドが正常に読めな
いセクタに対し、記憶手段31,32の情報を基にして
マイクロプログラム処理部3が前記正常に読めないセク
タの前後のセクタのIDフィールドが正常であることを
判定したとき、前記正常に読めないセクタを正常なセク
タと見なしてアクセスを行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体の処理方
法及び装置に関し、特に、セクタ単位でデータの読み書
きを行う記録媒体の処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク、フロッピーディスクな
どの磁気ディスクを用いた記録媒体のフォーマットは、
固定長のIDフィールドとデータフィールドとで構成さ
れている。また、記録密度の比較的低いフロッピーディ
スクなどでは、全記録領域で媒体の欠陥を認めていな
い。しかし、ハードディスクや高密度の大容量フロッピ
ーディスクでは、欠陥を完全に排除することはコストア
ップを招くため、或る程度の欠陥を認めており、欠陥の
ある部分は避けて使用するようになっている。
【0003】このメディアの欠陥を避ける方法として、
例えば、(1)予め交替用のセクタを用意し、不良セク
タを代替する方法、(2)不良セクタを避けてずらしな
がら論理セクタアドレスを割り当てる方法などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の記録媒
体の処理方法によると、上記(1)の方法の場合、フォ
ーマットが完了した後の後発エラーに対しても適用可能
であるが、不良セクタと代替セクタとの対応表を用意し
なければならないこと、不良セクタと代替セクタとの配
置により、論理的に連続したセクタをアクセスした場合
でも物理的に離れたセクタをアクセスする必要があるた
め、シーク動作や回転待ち動作などが入り、性能低下を
招き易い。
【0005】また、上記(2)の方法の場合、不良セク
タを管理するためのテーブルなどを持つ必要がなく、更
に連続した論理アドレスを持つセクタは同一トラック、
または隣接トラックに配置されるため、不必要なシーク
を発生して性能を低下させることは無いが、その反面、
後のアクセス時にIDフィールドが正常に読み出せなけ
れば、データフィールドが正常であっても当該セクタが
有効なセクタであるか、フォーマット時に無効にされた
セクタであるかの判断もできなくなりアクセスできなく
なる。
【0006】一般に、データフィールドの大きさに比較
してIDフィールドの大きさは小さく、そこでエラーが
発生する確率は少ない。しかし、データフィールドには
データ訂正のためのECC(Error Correcting Code :
誤り訂正符号)が付加されることも多く、ECCで訂正
可能な軽微なエラーが頻発するメディアではデータフィ
ールドでは訂正され、エラーは顕在化し難いが、比較的
少ない記録領域しか占めていないIDフィールドでのエ
ラーが目立つ場合がある。
【0007】したがって、本発明の目的は、セクタのI
Dフィールドでリードエラーが生じても、これを救済し
てデータアクセスを可能にすることのできる記録媒体の
処理方法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、第1の特徴として、同心円状に形成され
たトラックのそれぞれに所定長の複数のセクタが形成さ
れ、前記セクタのそれぞれにIDフィールド及びデータ
フィールドが設けられた記録媒体の処理方法において、
アクセスしたい目的のセクタのデータのリードが正常で
ありながらIDフィールドのリードにエラーが生じたと
き、同一トラック上の次のセクタのIDフィールドをリ
ードし、前記次のセクタのIDフィールドのリードが正
常に行われ、かつ、前記次のセクタのIDフィールドが
前記目的のセクタのアドレスの次のアドレス値であると
きに前記目的のセクタを有効にすることを特徴とする記
録媒体の処理方法を提供する。
【0009】また、本発明は、上記の目的を達成するた
め、第2の特徴として、同心円状にトラックが形成さ
れ、前記トラックのそれぞれに所定長の複数のセクタが
形成され、前記セクタのそれぞれにIDフィールド及び
データフィールドが設けられた記録媒体の処理方法にお
いて、目的のセクタを含むトラックにおける任意のセク
タのIDフィールド及び前記任意のセクタのデータフィ
ールドをリードし、前記任意のセクタのIDフィールド
にリードエラーが生じたときに同一トラック上の次のセ
クタのIDフィールドをリードし、そのリードが正常に
行われたときに前記次のセクタのアドレスと前記リード
対象のセクタのアドレスとの一致の有無を判定し、前記
アドレスの不一致時には、前記目的のセクタに1を加え
たアドレスと前記次のセクタのアドレスとを比較し、前
記1を加えたアドレスと前記次のセクタのアドレスとが
一致したときに直前のセクタのデータのエラーの有無を
判定し、前記データにエラーが生じていないときに当該
データのセクタを有効にすることを特徴とする記録媒体
の処理方法を提供する。
【0010】上記の各方法によれば、リードしたい目的
のセクタのデータフィールドが正常でありながら、ID
フィールドにエラーがあって正常にデータを読み出せな
いとき、このセクタと同一トラック上にある他の正常な
セクタのIDフィールドの情報を基にして、IDフィー
ルドにエラーのあったセクタが使用禁止であるか否かを
判定する。この判定は、IDフィールドにエラーのあっ
たセクタの前のセクタのアドレス→IDフィールドにエ
ラーのあったセクタのアドレス→このセクタの次のセク
タのアドレスの3つのアドレスが連続するか否かをもっ
て行われ、連続性が有れば、IDフィールドにエラーの
有ったセクタは、アクセス禁止ではない正常なセクタと
して扱われる。したがって、IDフィールドにエラーが
有るために正常にデータを読み出せないセクタからで
も、データを読み出すことが可能になる。
【0011】また、本発明は、上記の目的を達成するた
め、第2の特徴として、複数のトラックと、前記トラッ
クのそれぞれに形成された複数のセクタと、前記セクタ
のそれぞれに設けられたIDフィールド及びデータフィ
ールドとでフォーマットされた記録媒体から、前記ID
フィールド及び前記データフィールドを検出するリード
・ライト手段と、目的とするセクタを含む同一トラック
上の最後にリードしたセクタから前記目的とするセクタ
までのセクタ数を記憶する残りセクタ数記憶手段と、前
記IDフィールドのリードに失敗したときの履歴を記憶
するIDエラー履歴記憶手段と、前記IDフィールドが
正常に読めないセクタに対し、前記IDエラー履歴記憶
手段及び前記残りセクタ数記憶手段の情報を基に前記正
常に読めないセクタの前後のセクタのIDフィールドが
正常であることを判定したとき、前記正常に読めないセ
クタを正常なセクタと見なしてアクセスを行えるように
するマイクロプログラム処理部とを備えることを特徴と
する記録媒体の処理装置を提供する。
【0012】この構成によれば、IDフィールドの検出
が正常に行われたことをもってデータフィールドのリー
ドが行われる方式にあって、マイクロプログラム処理部
は、IDフィールドの検出が正常に行えない目的のセク
タ(リードしたいセクタ)を含むトラック上の前記目的
のセクタの前後のセクタのIDフィールドの情報をID
エラー履歴記憶手段及び前記残りセクタ数記憶手段から
取得する。そして、正常に読めないセクタの前後のセク
タのIDフィールドが正常、すなわち、正常に読めない
セクタが前後のセクタに対してアドレスの連続性があれ
ば、目的のセクタのデータフィールドが正常でありなが
ら、IDフィールドにエラーがあって正常にデータを読
み出せないだけであると見なし、IDフィールドにエラ
ーの有るセクタをアクセス禁止ではない正常なセクタと
して取り扱う。したがって、IDフィールドにエラーが
有るために正常にデータを読み出せないセクタからでも
データを読み出すことが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を基に説明する。図1は、本発明による記録媒体
の処理装置の構成を示す。図1において、リード・ライ
ト(R/W)回路1には、R/Wヘッド2、マイクロプ
ログラム処理部3、ECC処理部4、及びバッファ5が
接続されている。マイクロプログラム処理部3及びバッ
ファ5にはホストインターフェース制御部6が接続され
ている。また、マイクロプログラム処理部3には、残り
セクタ数記憶手段31及びIDエラー履歴記憶手段32
が接続されている。
【0014】R/W回路1は、IDフィールド処理手段
11及びデータフィールド処理手段12を備えて構成さ
れている。IDフィールド処理手段11は、R/Wヘッ
ド2から読み込まれた信号の増幅、フォーマット制御な
どを実行する。このIDフィールド処理手段11は、R
/Wヘッド2から読み込まれた信号からIDフィールド
を検出する回路、エラーチェックを行う回路およびID
フィールドに含まれるセクタアドレスなどのID情報を
識別するための回路を備えて構成されている。また、デ
ータフィールド処理手段12は、R/Wヘッド2から読
み込まれた信号からデータフィールドを検出し、そこに
含まれるデータのエラーチェックを行う回路やバッファ
ヘ転送する回路などを備えて構成されている。R/Wヘ
ッド2は、メディア上に記録された情報を電気信号に変
換する。
【0015】残りセクタ数記憶手段31は、シーク動作
が完了し、目的とするセクタを含むトラック上で、最後
にリードしたセクタから目的のセクタまでのセクタ数を
記憶する。IDエラー履歴記憶手段32は、IDフィー
ルドのリードに失敗したとき、その履歴を記憶する。E
CC処理部4は、データフィールドに含まれるECCを
基にエラーの訂正を行うために用いられる。バッファ5
はリードライトデータを一時的に格納するもので、少な
くとも1セクタの長さ以上の記憶容量を有する。ホスト
インターフェース制御部6は、ホストコンピュータとの
問のインターフェース制御、データ転送処理などを行
う。残りセクタ数記憶手段31及びIDエラー履歴記憶
手段32の動作を制御するのがマイクロプログラム処理
部3であり、図1に図示しない演算、比較などの機能も
含め、全ての処理がマイクロプログラム処理部3によっ
て実行される。
【0016】図2は本発明の記録媒体の処理方法を適用
して処理される磁気ディスクのトラック構成を示し、図
3は図2の磁気ディスクにおける記録領域のフォーマッ
トを示す。図2に示すように、磁気ディスク20は同心
円状に形成された複数本のトラック21がフォーマット
されている。図3に示すように、トラック21のそれぞ
れは、複数の固定長のセクタ22(SECTOR#1、
SECTOR#2、・・・SECTOR#n)によって
円周方向に分割され、セクタ単位でデータの記録が行わ
れる。
【0017】磁気ディスク20の1トラックを分割する
セクタ22の数は、全トラックが同じであってもよい
し、複数のトラック毎にゾーンと呼ばれるグループにま
とめ、このゾーン毎に異なるZBR(Zone Bit Recordi
ng)方式が用いられていてもよい。何れも、予め決定さ
れた定数である。これらの各セクタには、2種類のアド
レスが与えられている。その1つは、物理的な位置によ
るアドレスであり、記録面(Side)、トラック番号
(MTA)、トラック内の基準セクタからの距離(Of
fset)からなるアドレスである。他のアドレスは、
使用可能なセクタに一定の規則に従って与えられた連続
した番号からなる論理的なアドレスである。
【0018】図4は図3に示したセクタ22の各々のI
Dフィールドの構成を示す。また、図5はセクタ22に
おけるデータフィールドの構成を示す。セクタ22のそ
れぞれは、IDフィールド23、ギャップ24、データ
フィールド25、ギャップ26の配列により構成されて
いる。そして、IDフィールド23は図4に示すように
構成され、データフィールド25は図5に示すように構
成されている。アクセスの際には、目的とするセクタの
IDフィールドを探し、その直後のデータフィールドを
アクセスするように構成されている。
【0019】図4において、IDフィールド23は、セ
クタの開始を意味するセクタマーク231、ビット同期
化のためのプリアンブル(Preamble) 232、バイト同
期化のためのシンクマーク( Sync Mark)233、ID
フィールドであることを示す固有のコード(IDFT
C)234、これに続いて7バイトのID部235が書
き込まれている。ID部235は当該セクタの記録され
ている位置などに関する以下の情報を含んでおり、2バ
イトのMTA(Magnetic Track Address)2351、3
バイトのTSA(Track Starting Address)2352、
1バイトのTSC(Track Sector Count)2353、1
バイトのTSO(Track Sector Offset )2354から
構成され、当該セクタを含んでいるトラック番号が書き
込まれる(この内の1ビットが記録面の識別に用いられ
る)。MTA2351は当該セクタを含んでいるトラッ
ク番号が書き込まれる(内、1ビットが記録面の識別に
用いられる)。TSA2352は当該セクタを含むトラ
ックの起点となるセクタに与えられた論理アドレスであ
り、同じ値が同一トラックの全てのセクタのID部に書
き込まれる。TSC2353は1バイトのTSCであ
り、当該セクタを含むトラックに含まれる全ての有効な
セクタの数であり、同じ値が同一トラックの全てのセク
タのID部に書き込まれる。TS02354は、当該セ
クタを含むトラックの起点となるセクタからの距離(セ
クタ数)を示している。
【0020】図5において、データフィールド25は、
ビット同期化のためのプリアンブル251、バイト同期
化のためのシンクマーク(Sync Mark )252、コード
(DFTC)253、データ部254(ここでは、51
2バイト)、CRC255、およびECC256より構
成されている。CRC255は、図4のIDFTC23
4およびID部235の正常性を確認するために用いら
れる。DFTC253はデータフィールドであることを
示すコードである。
【0021】上記のようなフォーマットの記録媒体は、
多くの場合、或る程度の欠陥を含むことを認めており、
媒体上の欠陥を避けて使用できるようになっており、そ
のためにフォーマット時に欠陥を含む不良セクタをスキ
ップして論理アドレスを配置する方法や、あらかじめ用
意された交替領域への置換によって不良セクタを避ける
方法が用いられている。フォーマット時に不良セクタを
スキップして論理アドレスを配置する方法は、当該セク
タを使用不可にするためにIDフィールドに使用禁止を
意味するフラグを付け、その不良セクタに与えられるべ
き論理アドレスを、次のセクタに割り当てることによっ
て代替し、不良セクタが発生した数だけ論理アドレスは
順次ずらして使用している。
【0022】図6は、上記したフォーマットにおいて不
良セクタをスキップした場合のセクタの配置を示す。こ
こでは、セクタは1トラック当たり92個を含んでい
る。また、フォーマット中に当該セクタを媒体欠陥によ
り使用禁止にする場合には、IDフィールドのTSO2
354にFFを書き込むことにより不良セクタと判断す
る。TSO2354にFFが書き込まれたセクタは、以
後のアクセス時には使用不可のセクタとして無視され
る。
【0023】図6において、トラック#0には不良セク
タは存在しない。そのため、トラック#0の全てのセク
タのTSCは「92」にセットされ、TSOは起点のセ
クタから順に00,01,02,03,・・・と割り振
られている。トラック#1の起点から2番目のセクタに
は欠陥がある。このため、トラック#1の全てのセクタ
のTSCは91にセットされ、TS0は起点のセクタか
ら順に00,FF,01,02,・・・と割り当てられ
ている。トラック#2にも不良セクタは存在しないた
め、トラック#0の全てのセクタのTSCは92にセッ
トされ、TS0は起点のセクタから順に00,01,0
2,・・・の様にわり振られている。
【0024】この様に、不良セクタをスキップし、ID
フィールド23内に使用禁止を意味するフラグを付ける
方法は、不良セクタを管理するためのテーブルなどを持
つ必要が無く、更に、連続した論理アドレスを持つセク
タは同一トラック(または隣接トラック)に配置される
ため、不必要なシークが発生して性能を低下させること
はない。しかし、その反面、後のアクセス時にIDフィ
ールド23が正常に読み出せなければ、データフィール
ド25が正常であっても当該セクタの正常性を確認でき
なくなる。
【0025】そこで、本発明は、IDフィールド23が
正常に読めないセクタが有っても、データフィールド2
5が正常であれば、その前後の正常なセクタのIDフィ
ールドの情報を基に、IDフィールド23の読めなかっ
たセクタがアクセス禁止でない正常なセクタであるもの
と判断し、アクセスを可能にしようとするものである。
【0026】例えば、物理的に連続したセクタで、セク
タアドレス「#100」を正常に処理した次のセクタで
IDフィールド23のリードに失敗した場合、次のセク
タがIDフィールド23の情報からセクタアドレス「#
102」であれば、IDフィールド23のリードに失敗
したセクタは使用禁止のセクタではなく、データフィー
ルド25の内容を有効と判断する。逆に、次のセクタが
セクタアドレス「#101」であれば、IDフィールド
23のリードに失敗したセクタを使用禁止のセクタであ
ると判断し、これを無視する。
【0027】図7及び図8は本発明の動作を示す。これ
らフローチャートに基づいて本発明による記録媒体の処
理方法及び装置の動作を説明する。図7は磁気ディスク
20からデータを読み出す処理を示し、図8は図7に続
く処理を示している。そして、図7及び図8において
は、ホストコンピュータからのコマンドの受信、その解
析などの処理は含まず、データのリードのための目的の
セクタの位置決定の処理のみを示している。
【0028】まず、R/Wヘッド2を目的セクタを含む
トラック上に移動させる(ステップ300)。ここでは
シークの目的となるトラックの決定方法は特に指定しな
い。本実施の形態で想定しているフォーマットでは欠陥
のあるセクタ数によって順次ずれるため、一意には目的
のトラック番号を決定することはできない。概略を示す
テーブルを持ち、予想されるトラックの近傍に位置付け
た後トラック上の任意のIDフィールドをリードし決定
していってもよい。目的のセクタを含むトラックにR/
Wヘッド2を位置付けたら、IDエラー履歴記憶手段3
2を初期化しておく(ステップ301)。
【0029】次に、同一トラックの任意のセクタのID
フィールドを読み出す(ステップ302)。通常、一番
最初に検出したセクタのIDフィールドをよむことにな
る。リードしたIDフィールドのエラーの有無の判定を
行い(ステップ303)、正常に読み出せた場合には、
リードしたセクタの論理アドレスから目的セクタまでの
セクタ数を算出し、残りセクタ数記憶手段31に格納す
る(ステップ304)。リードしたIDフィールドの内
容が目的のセクタのアドレスと一致すれば、それに続く
データフィールドのリード処理を行い、不一致であれ
ば、次のセクタのIDフィールドのリードを行う(ステ
ップ305)。目的のセクタのIDフィールドが検出さ
れるまでステップ302からステップ305までの処理
を繰り返す。
【0030】ステップ302のIDフィールドのリード
でエラーが発生した場合には、残りセクタ数記憶手段3
1の内容が有効、すなわち同一トラック上で正常なID
フィールドを検出して、そのセクタまでのセクタ数の算
出が1度でもされているかどうかを判断する(ステップ
306)。
【0031】本発明はIDフィールドの確認できたセク
タからの位置関係でIDフィールドの読み出せないセク
タのデータを処理しようとするため、少なくともそのト
ラック上で1セクタ以上IDフィールドが正常に認識さ
れている必要がある。そのため、残りセクタ数記億手段
31の内容が有効でなければ次のセクタのIDフィール
ドをリードして位置を確認することが必要である。残り
セクタ数記憶手段31の内容が有効であれば、この内容
から1を引き(ステップ307)、その結果が0以下で
あるかどうかを判定する(ステップ308)。1以上で
あれば目的とするセクタには達していないので、更に先
のセクタのチェックを行う。0であれば、当該セクタが
目的セクタである可能性がある。残りセクタ数記億手段
31の内容がO以下であれば、IDエラー履歴記憶手段
32にIDフィールドでエラーが発生して確認ができて
いないことを記憶しておく(ステップ309)。IDフ
ィールドに続いてデータフィールドが検出されるはずな
ので、このデータをリードしてバッファ5に格納する
(ステップ310)。ここで、データフィールドにエラ
ーが発生した場合には、データフィールド内にあるEC
Cを使用してECC処理部4で訂正を試みる。
【0032】その後、IDエラー履歴記憶手段32にI
Dフィールドでエラーが発生したセクタであるかどうか
を判定し(ステップ311)、エラー履歴がなければ、
正常にIDフィールドが確認できたセクタであると判断
し、リードしたデータのエラーチェックを行って(ステ
ップ312)処理を終了する。ステップ311の判断で
IDフィールドを確認できなかったセクタであると判断
した場合には、ステップ310でバッファ5に格納した
データを保持したまま、次のIDフィールドの読み出し
を行う(ステップ313)。
【0033】次のIDフィールドが正常に読み出せた場
合には、その次のセクタのアドレスと目的セクタのアド
レスとを比較する(ステップ315)。比較の結果、一
致すれば、IDフィールドが確認できなかったセクタは
使用禁止のセクタであるものと判断し、IDエラー履歴
記憶手段32のエラー履歴をクリアし(ステップ31
6)、これに続くデータフィールドを読む。ステップ3
15でリードしたセクタアドレスと目的セクタのアドレ
スとが一致しなかった場合、目的セクタのアドレス十1
と比較する(ステップ317)。一致した場合、ID直
前のIDフィールドのリードに失敗したセクタが目的セ
クタであったものと判断し、バッファ5内に格納した直
前のセクタのデータが正常なデータであったかどうかを
判断する(ステップ318)。これによって、IDフィ
ールドのリードに失敗したセクタも読み出すことができ
る。
【0034】ここでは、目的セクタのリード処理に関し
て図7,8のフローチャートを使用して説明したが、デ
ータの書き込みに関しても、通常、IDフィールドの部
分は書き直すことはなく、目的セクタのIDフィールド
を検出して、その直後のデータフィールドの書き換えを
行うため、ほぼ同様の処理で行うことができる。書き込
みの場合には、図2のステップ310の「データフィー
ルドのデータの読み込みとバッファ5への格納」を、
「バッファ5内に格納されたデータの書き込み」に読み
替え、書き込み処理ではデータエラーのチェックがない
ため、ステップ312,および、ステップ318のエラ
ーチェックが無くなるだけである。この場合、IDフィ
ールドに使用禁止を意味するフラグがセットされた論理
アドレスの割り当てられていないセクタの直後のセクタ
に書き込みをしようとした場合、使用禁止セクタのID
フィールドが読めなければ、使用禁止セクタとその次の
目的セクタとの2つのセクタに同じデータを書き込むこ
とになるが、使用禁止セクタに書き込んだデータは使用
されることはないので、問題にはならない。
【0035】上記実施例では、IDエラー履歴記憶手段
32を構成要素として含めて説明しているが、これは図
7、図8のフローチャートのIDフィールドが読めたと
きの処理と、読めなかったときの処理を一部共通化する
ために用意した処理のスイッチのための手段である。し
たがって、ステップ305のIDフィールドが正常に読
め、目的セクタと一致していた場合の処理をステップ3
10でIDフィールドが正常に読めなかった場合と共通
にせずに、ステップ310、ステップ312相当の処理
を独立にすることによってIDエラー履歴記憶手段32
は不要になる。この場合、IDエラー履歴記憶手段32
の初期化、内容の判断などの関連処理(ステップ30
9,311,316など)も不要になる。
【0036】以上説明したように、本発明によれば、フ
ォーマット時に不良セクタをスキップして論理セクタア
ドレスをマッピングするフォーマットにより、ディスク
のIDフィールドが読み出せない場合でも当該セクタに
対して書き込み、リードが可能になる。
【0037】なお、磁気ディスク20のフォーマット
は、上記したような固定長のIDフィールドとデータフ
ィールドとで構成されることが多いが、本発明で使用し
たフォーマットでもIDフィールドが31バイトである
のに対して、データフィールドは554バイトであり、
一般にデータフィールドの大きさに比較してIDフィー
ルドの大きさは小さく、そこでエラーが発生する確率は
少ない。しかし、データフィールドにはデータ訂正のた
めのECCが付加されることも多く、記録領域の大きさ
に比例して同じ確率でエラーが発生した場合、IDフィ
ールドで発生するエラーは問題になりやすかったが、本
発明によりIDフィールドの欠陥によるエラーを回避す
ることが可能になる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の記録媒体
の処理方法及び装置によれば、セクタと同一トラック上
にある別の正常なセクタのIDフィールドの情報を基に
して、IDフィールドにエラーのあったセクタが使用禁
止であるか否かを判定し、IDフィールドにエラーのあ
ったセクタを含む複数のセクタにアドレスの連続性があ
ったとき、IDフィールドにエラーの有ったセクタは、
アクセス禁止ではない正常なセクタとして扱うようにし
たので、IDフィールドにエラーが有るために正常にデ
ータを読み出せないセクタからでも、データを読み出す
ことが可能になり、IDフィールドの欠陥によるエラー
を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録媒体の処理装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】磁気ディスクのトラック構成を示す説明図であ
る。
【図3】図2の磁気ディスクにおける記録領域のフォー
マットを示す説明図である。
【図4】図3に示したセクタの各々のIDフィールドの
構成を示す説明図である。
【図5】図3に示したセクタにおけるデータフィールド
の構成を示す説明図である。
【図6】上記したフォーマットにおいて不良セクタをス
キップした場合のセクタの配置を示す説明図である。
【図7】本発明の記録媒体の処理方法及び装置の処理を
示すフローチャートである。
【図8】図7の処理に続く処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 リード・ライト(R/W)回路 2 R/Wヘッド 3 マイクロプログラム処理部 4 ECC処理部 5 バッファ 6 ホストインターフェース制御部 20 磁気ディスク 21 トラック 22 セクタ 23 IDフィールド 24,26 ギャップ 25 データフィールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/12 G11B 20/12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円状に形成されたトラックのそれぞ
    れに所定長の複数のセクタが形成され、前記セクタのそ
    れぞれにIDフィールド及びデータフィールドが設けら
    れた記録媒体の処理方法において、 アクセスしたい目的のセクタのデータのリードが正常で
    ありながらIDフィールドのリードにエラーが生じたと
    き、同一トラック上の次のセクタのIDフィールドをリ
    ードし、 前記次のセクタのIDフィールドのリードが正常に行わ
    れ、かつ、前記次のセクタのIDフィールドが前記目的
    のセクタのアドレスの次のアドレス値であるときに前記
    目的のセクタを有効にすることを特徴とする記録媒体の
    処理方法。
  2. 【請求項2】 同心円状にトラックが形成され、前記ト
    ラックのそれぞれに所定長の複数のセクタが形成され、
    前記セクタのそれぞれにIDフィールド及びデータフィ
    ールドが設けられた記録媒体の処理方法において、 目的のセクタを含むトラックにおける任意のセクタのI
    Dフィールド及び前記任意のセクタのデータフィールド
    をリードし、 前記任意のセクタのIDフィールドにリードエラーが生
    じたときに同一トラック上の次のセクタのIDフィール
    ドをリードし、そのリードが正常に行われたときに前記
    次のセクタのアドレスと前記リード対象のセクタのアド
    レスとの一致の有無を判定し、 前記アドレスの不一致時には、前記目的のセクタに1を
    加えたアドレスと前記次のセクタのアドレスとを比較
    し、 前記1を加えたアドレスと前記次のセクタのアドレスと
    が一致したときに直前のセクタのデータのエラーの有無
    を判定し、 前記データにエラーが生じていないときに当該データの
    セクタを有効にすることを特徴とする記録媒体の処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記任意のセクタのIDフィールドのリ
    ードが正常に行われたとき、前記任意のセクタから前記
    目的のセクタまでのセクタ数を算出し、この算出値をメ
    モリに格納することを特徴とする請求項2記載の記録媒
    体の処理方法。
  4. 【請求項4】 前記任意のセクタのIDフィールドのリ
    ードが正常に行われなかったとき、前記メモリに格納さ
    れているセクタ数が有効であるか否かを判定し、有効時
    には前記格納されているセクタ数を基に前記任意のセク
    タが目的のセクタであるか否かを判定することを特徴と
    する請求項3記載の記録媒体の処理方法。
  5. 【請求項5】 複数のトラックと、前記トラックのそれ
    ぞれに形成された複数のセクタと、前記セクタのそれぞ
    れに設けられたIDフィールド及びデータフィールドと
    でフォーマットされた記録媒体から、前記IDフィール
    ド及び前記データフィールドを検出するリード・ライト
    手段と、 目的とするセクタを含む同一トラック上の最後にリード
    したセクタから前記目的とするセクタまでのセクタ数を
    記憶する残りセクタ数記憶手段と、 前記IDフィールドのリードに失敗したときの履歴を記
    憶するIDエラー履歴記憶手段と、 前記IDフィールドが正常に読めないセクタに対し、前
    記IDエラー履歴記憶手段及び前記残りセクタ数記憶手
    段の情報を基に前記正常に読めないセクタの前後のセク
    タのIDフィールドが正常であることを判定したとき、
    前記正常に読めないセクタを正常なセクタと見なしてア
    クセスを行えるようにするマイクロプログラム処理部
    と、を備えることを特徴とする記録媒体の処理装置。
JP10341891A 1998-12-01 1998-12-01 記録媒体の処理方法及び装置 Pending JP2000173199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10341891A JP2000173199A (ja) 1998-12-01 1998-12-01 記録媒体の処理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10341891A JP2000173199A (ja) 1998-12-01 1998-12-01 記録媒体の処理方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000173199A true JP2000173199A (ja) 2000-06-23

Family

ID=18349548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10341891A Pending JP2000173199A (ja) 1998-12-01 1998-12-01 記録媒体の処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000173199A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4914529A (en) Data disk defect handling using relocation ID fields
JP3206657B2 (ja) 交替処理方法および情報記録再生装置
US6427215B2 (en) Recovering and relocating unreliable disk sectors when encountering disk drive read errors
US4862295A (en) Method of formatting a storage medium and drive unit for controlling the reading and writing of data on the formatted storage medium
US5848438A (en) Memory mapping defect management technique for automatic track processing without ID field
US6654193B1 (en) Disk drive for relocating a block of data sectors near a defective servo sector to expedite write operations
US5442638A (en) Apparatus and method for recording over defects in storage media
JPH03157872A (ja) Datテープのデータ・グループを組み立てるための方法
US5353170A (en) Error recovery data storage system and method with two position read verification
JPH04243061A (ja) フレキシブル磁気ディスク装置
US5467361A (en) Method and system for separate data and media maintenance within direct access storage devices
US5864440A (en) Data processing method and data storage system
WO1997040495A1 (en) Writing and reading high density magnetic tapes
US6539496B1 (en) Method for preventing repeating non-recoverable read errors at same physical location on data storage media
US6862150B1 (en) Information storage device and defect information management method
JP2812243B2 (ja) 情報記録装置及び情報再生装置
JP2000173199A (ja) 記録媒体の処理方法及び装置
JP3307529B2 (ja) データ処理方法及びデータ記憶装置
US5091909A (en) Method for writing/reading of data in magnetic disk subsystem
JP4273149B2 (ja) 情報記録再生方法
JPH11185449A (ja) ディスク記録再生装置
JP3289931B2 (ja) 情報記録再生装置
US20020150009A1 (en) Recording times restricted recording media and recording control method thereof
JPH10208399A (ja) 情報記録方法
US20070038905A1 (en) Information storage medium, information recording/playback apparatus, and method of recording and playing back information