JP2000171736A - 光伝送モジュールおよび光伝送システム - Google Patents

光伝送モジュールおよび光伝送システム

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JP2000171736A
JP2000171736A JP10347704A JP34770498A JP2000171736A JP 2000171736 A JP2000171736 A JP 2000171736A JP 10347704 A JP10347704 A JP 10347704A JP 34770498 A JP34770498 A JP 34770498A JP 2000171736 A JP2000171736 A JP 2000171736A
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optical
optical path
light
path switching
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English (en)
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Isamu Harada
勇 原田
Shinji Nagaoka
新二 長岡
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光通信網に接続されている各情報処理端末の
オンオフ状態に関係なく、ループネットワークを構築可
能な光伝送モジュールを提案すること。 【解決手段】 情報処理端末PCを光通信網に接続して
いる光伝送モジュール1では、一方の側に入力側光ファ
イバーケーブル2に接続された入力光取込み部3および
出力側光ファイバーケーブル6に接続された出力光送出
部6が配置され、他方の側に端末PCの側に接続された
受光部4および発光部5が配置され、これらの間には、
端末PCがオフの時に、入力光取込み部3と出力光送出
部7の間を短絡するための直角プリズム81が配置され
ている。端末PCがオン時には、直角プリズム81は光
路から退避するので、端末PCは光通信網を伝送される
情報を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバーケー
ブルを介して情報の伝送を行う光通信網に、パーソナル
コンピュータ等の情報処理端末を接続するために用いる
光伝送モジュール、および当該光伝送モジュールを用い
た光伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバーケーブルによって構成され
る光通信網、例えば、光LANシステムでは、光ファイ
バーケーブルを介して伝送される光信号を、光伝送用モ
ジュールを介して、電気信号に変換して、情報処理端末
としてのパーソナルコンピュータに取り込むようになっ
ている。また、パーソナルコンピュータで生成した情報
を、光伝送用モジュールを介して電気信号から光信号に
変換して、光ファイバーケーブルを介して別の端末に伝
送するようになっている。
【0003】図7には、典型的な従来の光LANシステ
ムの概要を示してある。この図に示すように、光LAN
システム101は、光ファイバーケーブル102(n)
(n:1,2・・・)と、各光ファイバーケーブル間に
おいて、それぞれ、光伝送用モジュール(光電変換モジ
ュール)103(n)を介して直列に接続されたパーソ
ナルコンピュータPC(n)を備えている。各光伝送用
モジュール103(n)は、その光入力側には、入力光
に対応した電気信号を生成する受光部としてのホトダイ
オード105を備え、その光出力側には、電気信号を光
信号に変換する発光部としてのレーザーダイオード6を
備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように各端末PC
(n)が光ファイバーケーブルを介して直列接続された
構成の光LANシステムにおいては、システム内の一つ
の端末PC(n)がオフ状態になると、それよりも下段
側の端末への通信が不可能になり、ループネットワーク
を組めないという欠点がある。
【0005】本発明の課題は、光通信網を構成している
各端末のオンオフ状態に依存することなく、ループネッ
トワークを組むことを可能にする光伝送モジュールを提
案することにある。また、本発明の課題は、当該光伝送
モジュールを用いた光伝送システムを提案することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の光伝送モジュールは、入力側光ファイバ
ーケーブルに接続される入力光取込み部と、受光部と、
発光部と、出力側光ファイバーケーブルに接続される出
力光送出部と、光路切り換え手段とを有している。ま
た、前記光路切り換え手段は、光路切り換え用光学素子
と、この光路切り換え用光学素子を光路切り換え位置お
よび退避位置に移動させる駆動機構とを備えている。更
に、前記光路切り換え用光学素子を挟み、前記入力光取
込み部および前記出力光送出部が一方の側に配置され、
前記受光部および前記発光部が他方の側に配置されてい
る。更にまた、前記光路切り換え用光学素子が前記退避
位置にある間は、前記入力光取込み部から取り込まれる
入力光が前記受光部に照射され、前記発光部から射出さ
れる出力光が出力光送出部に照射され、当該光路切り換
え用光学素子が前記光路切り換え位置に移動すると、前
記入力光取込み部から取り込まれる光は前記受光部を照
射することなく当該光路切り換え用光学素子によって前
記出力側送出部に導かれるようになっている。
【0007】このように構成した光伝送モジュールで
は、光路切り換え用光学素子を移動することにより、入
力側光ファイバーケーブルを介して取り込まれる入力光
をそのまま出力光送出部を介して出力側光ファイバーケ
ーブルに送出できる。よって、当該光伝送用モジュール
に接続されているパーソナルコンピュータ等の情報処理
端末の電源オフに連動させて光路切り換え用光学素子を
その光路切り換え位置に移動させれば、当該端末の状態
に拘わらず、下段側の端末に向けて光信号を伝送でき
る。
【0008】ここで、典型的な光伝送モジュールでは、
前記入力光取込み部から前記受光部に到る入力側光路
と、前記発光部から前記出力光送出部に到る出力側光路
とが平行となるように構成される。この場合、前記光路
切り換え用光学素子は、前記光路切り換え位置におい
て、前記入力側光路および前記出力側光路に対してそれ
ぞれ45度傾斜した一対の反射面を備えた構成とするこ
とができる。例えば、直角プリズムを採用することがで
きる。
【0009】また、前記駆動機構としては、電磁ソレノ
イドを備えた構成のものを採用することができる。
【0010】次に、本発明は上記構成の光伝送モジュー
ルを備えた光伝送システムに関するものであり、当該光
伝送システムは、光ファバイーケーブルにより構成され
る光通信網と、この光通信網に対して、上記構成の光伝
送用モジュールを介して接続された情報処理端末とを有
している。また、前記情報処理端末の電源オフに連動し
て、前記光伝送用モジュールの前記光路切り換え素子が
前記退避位置から前記光路切り換え位置に切り換わるこ
とを特徴としている。
【0011】この構成の光伝送システムによれば、光通
信網に接続されている各情報処理端末のオンオフに関係
なく、常に、光通信網を介して情報を希望する端末に向
けて伝送できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した光伝送モジュールの例を説明する。
【0013】(光伝送システム)図1は本例の光伝送モ
ジュール1の基本構成を示す説明図である。この図に示
すように、本例の光伝送モジュール1は、入力側光ファ
イバーケーブル2に接続された入力光取込み部3と、情
報処理端末PC(n)の入力側に接続される受光部4
と、情報処理端末PC(n)の出力側に接続される発光
部5と、出力側光ファイバーケーブル6に接続された出
力光送出部7と、光路切り換え手段8とを有している。
光路切り換え手段8は、光路切り換え用光学素子として
の直角プリズム81と、この直角プリズム81を後述す
るように光路切り換え位置および退避位置に移動させる
駆動機構82とを備えている。
【0014】入力光取込み部3と受光部4とは一定の間
隔を開けて対峙させてあり、同様に、発光部5と出力光
送出部7も一定の間隔を開けて対峙させてある。また、
直角プリズム81を挟み、入力光取込み部3および出力
光送出部7が一方の側に配置され、受光部4および発光
部5が他方の側に配置されている。
【0015】ここで、入力光取込み部3から受光部4に
到る入力側光路Linと、発光部5から出力光送出部7
に到る出力側光路Loutとが平行となるように構成さ
れている。直角プリズム81の直交する一対の側面は反
射面81a、81bとなっている。これらの反射面にう
ち、一方の反射面81aは入力側光路Linに対して4
5度傾斜し、他方の反射面81bは出力側光路Lout
に対して45度傾斜しており、入射側の反射面81aを
照射する光は、当該反射面81aによって反対側の反射
面81bに向けて直角に反射される。
【0016】この構成の光伝送モジュール1において
は、後述するように直角ブリズム81がその退避位置に
ある間は、入力光取込み部3から取り込まれる入力光は
受光部4に照射され、発光部5から射出される出力光は
出力光送出部7に照射される。これに対して、当該直角
プリズム81が光路切り換え位置に移動すると、入力光
取込み部3から取り込まれた光は、一対の反射面81
a、81bにおいて進路が直角に折り曲げられる。よっ
て、受光部4に達することなく、直接に、出力側送出部
7に導かれる。
【0017】本例の光伝送モジュール1を、従来例を示
す図7における光伝送モジュール103(n)の代わり
に用いることにより構成した光伝送システムにおいて
は、パーソナルコンピュータ端末PC(n)の電源オフ
に連動させて、直角プリズム81を光路切り換え位置に
移動すれば、当該直角プリズム81によって端末PC
(n)をバイパスした光通信網が構成される。よって、
端末PC(n)のオンオフの如何に拘わらずに、常に光
伝送を行うことができる。
【0018】(具体的な構成)次に、図2〜図6を参照
して、本例の光伝送モジュール1の具体的な構成を説明
する。
【0019】まず、図2は本例の光伝送モジュール1の
縦断面図、図3(A)はその3A−3A線で切断した部
分の断面図、図3(B)は図3(A)において矢印Aの
方向から見た場合の側面図、図4(A)は図2の4A−
4A線で切断した部分の横断面図、および図4(B)は
図2の4B−4B線で切断した部分の横断面図である。
これらの図に示すように、光伝送モジュール1は、外形
が直方体形状のハウジング11を備えており、このハウ
ジング11は、基台12と、この基台12に被せた蓋板
13とによって構成されている。基台12は、平面形状
が長方形の底壁部分14と、その両側に形成された垂直
な側壁部分15、16と、底壁部分14の前後に形成さ
れた垂直な前壁部分17および垂直な後壁部分18とを
備えている。蓋板13は、両側の側壁部分13、14の
上面に架け渡した状態で基台12に取り付け固定されて
いる。
【0020】基台12の前壁部分17の高さは、中央の
中仕切り壁17aを除き、側壁部分13、14よりも低
いので、ハウジング11の前面11fには、中仕切り壁
17aを挟み2つの開口が形成されている。後壁部分1
8の高さは全体として側壁部分13、14より低いの
で、ハウジング11の後面11rには、横長の1つの開
口が形成されている。
【0021】ハウジング前面11fの2つの開口には、
それぞれ、入力光取込み部3および出力光送出部7が装
着されている。ハウジング後面11rの開口には、受光
部4および発光部5が並列配置された状態で装着されて
いる。また、ハウジング11の内部には、直角プリズム
81および駆動機構82を含む光路切り換え手段8が配
置されている。上記の各部分の構造を更に詳細に説明す
る。
【0022】(入力光取込み部3)ハウジング11の前
面11fの一方の開口に装着されている入力光取込み部
3は、ハウジング前後方向に延びる垂直面上を移動可能
な状態で開口内に装着された支持ブロック31を備えて
いる。支持ブロック31の前面からはハウジング後方に
向けてフェルール32が差し込み固定され、このフェル
ール32の前端には入力側光ファイバーケーブル2が接
続されている。支持ブロック31の後面からはハウジン
グ前方に向けてフェルール32と同軸状態で且つ当該フ
ェルールよりも大径の円形孔33が形成され、この円形
孔33には、コリメートレンズ34が前端に取り付けら
れた鏡筒35がハウジング前後方向にしゅう動可能な状
態で差し込まれている。この鏡筒35の後端側部分は支
持ブロック31から突出しており、この突出部分に形成
された雄ねじ部にはナット36が締め付けられ、このナ
ット36の締結量に応じて鏡筒35の前後方向の位置、
すなわちレンズ位置を調整可能である。
【0023】入力光取込み部3は、更に、その光軸3a
の高さ位置および垂直面内での傾斜角度を調整するため
の光軸調整機構が備わっており、この光軸調整機構は、
支持ブロック31を微小範囲で昇降させることの可能な
高さ位置調整用の水平偏心ピン38と、支持ブロック3
1をハウジング前後方向に延びる垂直面内において水平
偏心ピン38を中心として回転させることにより当該支
持ブロック31の傾斜角を調整するための調整用垂直ね
じ39a、39bとを備えている。
【0024】高さ位置調整用の水平偏心ピン38は、ハ
ウジング側壁部分15および中仕切り壁17aによって
回転可能に支持されている同軸状態の軸部38a、38
bと、これらの間に形成されている偏心軸部38cとを
備えており、この偏心軸部38cは支持ブロック31に
対して回転可能な状態で差し通され、当該支持ブロック
31を支持している。この高さ調整用の水平偏心ピン3
8の溝付き頭部38dはハウジング側壁部分15から外
部に露出している。
【0025】一方、一対の調整用垂直ねじ39a、39
bは、高さ位置調整用の水平偏心ピン38を挟みハウジ
ング前後方向の位置において支持ブロック31に対して
垂直にねじ込まれている。各調整用垂直ねじ39a、3
9bの脚部先端はハウジング前壁17に形成した段面1
7bに当接しており、各ねじの頭部は支持ブロック31
の上面から露出している。
【0026】高さ調整用の水平偏心ピン38を回すと、
その偏心軸部38cが偏心回転し、この偏心回転に伴っ
て、当該偏心軸部38cによって支持されている支持ブ
ロック31が微小範囲内で昇降する。よって、高さ調整
用の水平偏心ピン38を回すことにより、支持ブロック
31の高さ位置、換言すると入力光取込み部3の光軸3
aの高さ位置を調整できる。
【0027】また、一対の傾斜角調整用垂直ねじ39
a、39bのねじ込み量を調整することにより、支持ブ
ロック31を高さ調整用の水平偏心ピン38の偏心軸部
38cを中心としてハウジング前後方向に延びる垂直面
内において上下に微小回転させることができる。よっ
て、これらのねじにより、支持ブロック31の垂直面内
での傾斜角、換言すると、入力光取込み部3の光軸3a
の垂直面内での傾斜角を調整できる。
【0028】(出力光送出部7)入力光取込み部3に対
して中仕切り壁17aを挟み反対側のハウジング前面1
1fに形成されている開口には、出力光送出部7が装着
されている。この出力光送出部7は、ハウジング上下方
向に延びる垂線の回りに回転可能な状態で開口部に装着
された支持ブロック71を備えている。支持ブロック7
1の前面からはハウジング後方に向けてフェルール72
が差し込み固定され、このフェルール72の前端には出
力側光ファイバーケーブル6が接続されている。
【0029】支持ブロック71の後面からはハウジング
前方に向けてフェルール72と同軸状態で且つ当該フェ
ルールよりも大径の円形孔73が形成され、この円形孔
73には、コリメートレンズ74が前端に取り付けられ
た鏡筒75がハウジング前後方向にしゅう動可能な状態
で差し込まれている。この鏡筒75の後端側部分は支持
ブロック71から突出しており、この部分に形成された
雄ねじ部にはナット76が締め付けられ、このナット7
6の締結量に応じて鏡筒75の前後方向の位置、すなわ
ちレンズ位置の調整が可能である。
【0030】入力光送出部7は、更に、その光軸7aの
水平面内での向きを調整可能な光軸調整機構を備えてお
り、この光軸調整機構は、支持ブロック71の底面に取
り付けられた支持軸78と、一対の調整ねじ79a、7
9bとを備えている。支持軸78の中心軸線78aは光
軸7aと交差している垂線であり、ハウジング前壁部分
17に対して回転可能に支持されている。
【0031】一対の調整用水平ねじ79a、79bは、
支持軸78を挟みハウジング前後方向に配置され、ハウ
ジング側壁16の外側から当該側壁部分16に対して水
平にねじ込まれている。各ねじ79a、79bの脚部先
端は支持ブロック71の側面に当接しており、各ねじの
頭部はハウジング側壁部分16から外部に露出してい
る。
【0032】一対の調整用水平ねじ79a、79bのね
じ込み量を調整することにより、支持ブロック71を支
持軸78を中心として水平面内で回転させることができ
る。よって、これらの調整用水平ねじにより、支持ブロ
ック31の水平面内での向き、換言すると、出力光送出
部7の光軸7aの水平方向の向きを調整できる。なお、
向きが調整された後の支持ブロック71は、一対の締結
ボルト71a、71bによってハウジング前壁部分17
の側に締結固定される。
【0033】(受光部4)ハウジング後ろ面11rの開
口に装着されている受光部4は、外側支持ブロック41
と、この内側に配置されている内側支持ブロック42
と、この内側支持ブロック42に形成した円形孔42a
の後端から装着した受光素子としてホトダイオード43
と、円形孔42aの前端から装着した鏡筒44と、この
鏡筒44を支持ブロック42に固定しているナット45
と、鏡筒44の後端部分に取り付けられているコリメー
トレンズ46とを備えている。
【0034】受光部4は、更に、当該受光部4の光軸4
aを、前述した入力光取込み部3の光軸3aと一致させ
るための光軸調整機構を備えている。この光軸調整機構
は、外側支持ブロック41を水平面内においてハウジン
グ幅方向に移動させることにより、その左右の位置を調
整する垂直偏心ピン47と、外側支持ブロック41の水
平面内での向きを調整するための一対の調整用水平ねじ
48a、48bと、内側支持ブロック42の高さ位置を
調整するための水平偏心ピン49と、内側支持ブロック
42のハウジング前後方向に延びる垂直面内での傾斜角
を調整するための一対の調整用垂直ねじ42b、42c
とを備えている。
【0035】垂直偏心ピン47は、ハウジング後壁部分
18に対してその底面側から回転可能に差し込まれてい
る軸部47aと、外側支持ブロック41の底部に差し込
まれている偏心軸部47bとを備えており、その溝付き
頭部47cがハウジング底面から露出している。この垂
直偏心ピン47を回すと、外側支持ブロック41を支持
している偏心軸部47aが偏心回転するので、外側支持
ブロック41はそれに伴ってハウジング幅方向(左右)
に移動する。よって、この外側支持ブロック41に支持
されている内側支持ブロック42に組み込まれている光
学系の光軸4aの左右方向の位置を調整できる。
【0036】また、一対の調整用水平ねじ48a、48
bは、垂直偏心ピン47を挟みハウジング前後方向に位
置しており、これらのねじ込み量を調整することによ
り、外側支持ブロック41を垂直偏心ピン47を中心と
して水平面内で左右に回転させることができる。よっ
て、この外側支持ブロック41に支持されている内側支
持ブロック42に組み込まれている光学系の光軸4aの
水平方向の向きを調整できる。
【0037】次に、水平偏心ピン49は、両端に形成さ
れた同軸状態の軸部49a、49bがそれぞれ外側支持
ブロック41によって回転可能に支持され、その間に位
置している偏心軸部49cは回転可能な状態で内側支持
ブロック42に差し通されており、この水平偏心ピン4
9を介して内側支持ブロック42は外側支持ブロック4
1の側に支持されている。この水平偏心ピン49の溝付
き頭部49dは、ハウジング側壁部分15に形成した円
形開口15aから臨むことが可能である。この開口15
aを利用して外側から水平偏心ピン49を回すと、内側
支持ブロック42は、ハウジング前後方向に延びる垂直
面内を上下に移動する。よって、この水平偏心ピン49
を回すことにより、光軸4aの高さ位置を調整できる。
【0038】さらに、一対の調整用垂直ねじ42b、4
2cは、水平偏心ピン49を挟みハウイング前後方向の
位置において、上側から内側支持ブロック42にねじ込
まれて、その脚部先端が外側支持ブロック41に当接し
ている。これらの調整用垂直ねじ42b、42cを調整
することにより、ハウジング前後方向に延びる垂直面内
における光軸4aの傾斜角を調整できる。
【0039】なお、光軸位置の調整が行われた後の外側
支持ブロック41は、一対の締結ボルト41a、41b
によって、基台12の側に締結固定される。
【0040】(発光部5)受光部4に隣接配置されてい
る発光部5は、基本的な構成が受光部4と同様であり、
受光用のホトダイオードの代わりに、発光素子としての
レーザーダイオードが備わっている点が異なっている。
【0041】すなわち、ハウジング後ろ面11rの開口
に装着されている発光部5は、外側支持ブロック51
と、この内側に配置されている内側支持ブロック52
と、この内側支持ブロック52に形成した円形孔52a
の後端から装着した発光素子としてレーザーダイオード
53と、円形孔52aの前端から装着した鏡筒54と、
この鏡筒54を内側支持ブロック52に固定しているナ
ット55と、鏡筒54の後端部分に取り付けられている
コリメートレンズ56とを備えている。
【0042】発光部5は、更に、当該発光部5の光軸5
aを、前述した出力光送出部7の光軸7aと一致させる
ための光軸調整機構を備えている。この機構は、外側支
持ブロック51を水平面内においてハウジング幅方向に
移動させることにより、その左右の位置を調整する垂直
偏心ピン57と、外側支持ブロック51の水平面内での
向きを調整するための一対の調整用水平ねじ58a、5
8bと、内側支持ブロック52の高さ位置を調整するた
めの水平偏心ピン59と、内側支持ブロック52のハウ
ジング前後方向に延びる垂直面内での傾斜角を調整する
ための一対の調整用垂直ねじ52b、52cとを備えて
いる。
【0043】垂直偏心ピン57は、ハウジング後壁部分
18に対してその底面側から回転可能に差し込まれてい
る軸部57aと、外側支持ブロック51の底部に差し込
まれている偏心軸部57bとを備えており、その溝付き
頭部57cがハウジング底面から露出している。この垂
直偏心ピン57を回すと、外側支持ブロック51を支持
している偏心軸部57aが偏心回転するので、外側支持
ブロック51はそれに伴ってハウジング幅方向に左右に
移動する。よって、この外側支持ブロック51に支持さ
れている内側支持ブロック52に組み込まれている光学
系の光軸5aの左右方向の位置を調整できる。
【0044】また、一対の調整用水平ねじ58a、58
bは、偏心ピン57を挟みハウジング前後方向に位置し
ており、これらのねじ込み量を調整することにより、外
側支持ブロック51を偏心ピン57を中心として水平面
内で左右に回転させることができる。よって、この外側
支持ブロック51に支持されている内側支持ブロック5
2に組み込まれている光学系の光軸5aの水平方向の向
きを調整できる。
【0045】次に、水平偏心ピン59は、両端に形成さ
れた同軸状態の軸部59a、59bがそれぞれ外側支持
ブロック51によって回転可能に支持され、その間に位
置している偏心軸部59cは回転可能な状態で内側支持
ブロック52に差し通されており、この水平偏心ピン5
9を介して内側支持ブロック52は外側支持ブロック5
1の側に支持されている。この水平偏心ピン59の溝付
き頭部59dは、ハウジング側壁部分16に形成した円
形開口16aから臨むことが可能である。この開口16
aを利用して外側から水平偏心ピン59を回すと、内側
支持ブロック52は、ハウジング前後方向に延びる垂直
面内を上下に移動する。よって、この水平偏心ピン59
を回すことにより、光軸5aの高さ位置を調整できる。
【0046】さらに、一対の調整用垂直ねじ52b、5
2cは、水平偏心ピン59を挟みハウイング前後方向の
位置において、上側から内側支持ブロック52にねじ込
まれて、その脚部先端が外側支持ブロック51に当接し
ている。これらのねじ52b、52cを調整することに
より、ハウジング前後方向に延びる垂直面内における光
軸5aの傾斜角を調整できる。
【0047】なお、光軸位置の調整が行われた後の外側
支持ブロック41は、一対の締結ボルト41a、41b
によって、基台12の側に締結固定される。
【0048】(光路切り換え手段8)光路切り換え手段
8は、直角プリズム81と、この直角プリズム81を昇
降させる駆動機構82とを備えている。直角プリズム8
1は、その直交する2つの側面が反射面81a、81b
とされ、これらの反射面が垂直面に一致するように配置
されている。一方の反射面81aは、入力光取込み部3
から受光部4に到る入力側光路Linに対して45度傾
斜し、他方の反射面81aは、発光部5から出力光送出
部7に到る出力側光路Loutに対して反対方向に45
度傾斜している。
【0049】この直角プリズム81は、前後一対のプリ
ズム台83a、83bに搭載されており、プリズム台8
3a、83bは駆動機構82によって支持されている。
【0050】駆動機構82は電磁ソレノイドから構成さ
れており、ハウジング底壁部分14に取り付けられたベ
ース84と、このベース84の周囲を囲む状態に当該ベ
ース84に取り付けたコイル85と、ベース84の中心
に形成した上方に隆起した円錐状の突起と相補的な底面
形状を備えたプランジヤー86とを備えている。プラン
ジャー86の上面にブリズム台83a、83bが支持さ
れており、当該プランジャー86は、3本の垂直ガイド
シャフト87a、87b、87cに沿って上下に移動可
能である。
【0051】各垂直ガイドシャフト87a〜87cの先
端には大径のストッパ部88a〜88cが形成され、プ
ランジャー86は、各垂直ガイドシャフト87a〜87
cに配置したコイルばね89a〜89c(図においてコ
イルばね89aのみを示す。)によって上方に付勢され
ている。従って、プランジャー86は通常は、図2に示
すように、各ストッパー88a〜88cによって規制さ
れる上端位置に保持されている。この位置にあるプラン
ジャー86によって支持されているプリズム台83a、
83bに取り付けられている直角プリズム81は、その
2つの反射面81a、81bが入力側光路Linおよび
出力側光路Loutに交差する高さ位置(光路切り換え
位置)に保持される。
【0052】この状態では、図1を参照して説明したよ
うに、入力側光ファイバーケーブル2を介して入力光取
込み部3に入力された光信号は、ここから入力側光路L
inに沿って射出され、直角プリズム81の一方の反射
面81aを照射し、ここで直角に反射された後に他方の
反射面81bで更に直角に反射される。この結果、入力
された光信号は、直角プリズム81を経由して、直接
に、出力光送出部7に導かれ、ここを経由して、出力側
光ケーブルファイバー6の側に伝送される。
【0053】コイル85に通電すると、コイル85から
プランジャー86およびベース84を経由する磁気回路
が構成され、プランジャー86はコイルばね89a〜8
9cのばね力に逆らって、下方に吸引される。この結
果、垂直ガイドシャフト87a〜87cに沿ってプラン
ジャー86がその下端位置まで降下し、その上のプリズ
ム台83a、83bに取り付けられている直角プリズム
81の2つの反射面81a、81bが、入力側光路Li
nおよび出力側光路Loutよりも下方に退避した退避
位置まで降下する。
【0054】この結果、入力側光ファイバーケーブル2
を介して入力光取込み部3に入力された光信号は、当該
入力光取込み部3から入力側光路Linに沿って射出さ
れ、ハウジング後面側の受光部4のホトダイオード43
を照射する。ホトダイオード43において受光に応じた
光電変換により得られた電気信号はパーソナルコンピュ
ータ等の端末に供給される。また、端末の側から発光部
5に電気信号が供給されると、そのレーザーダイオード
53によって対応する光信号が出力される。出力された
光信号は出力側光路Loutに沿って射出されて、出力
光伝送部7を経由して、出力側光ファイバーケーブル6
に伝送される。
【0055】ここにおいて、本例では、直角プリズム8
1のハウジング幅方向の位置を調整するための位置調整
機構が備わっている。この位置調整機構は、前側プリズ
ム台83aをプランジャー86の上面においてハウジン
グ幅方向に案内するために、当該プランジャー上面に形
成した案内面86aおよび後側プリズム台83bの前端
面に形成した案内面83cとを備えている。さらに、プ
リズム台83aをハウジング幅方向に移動させるための
一対の調整用水平ねじ89d、89eとを備えている。
一対の水平ねじ89d、89eは、プランジヤー86の
両側壁にねじ込まれ、それらの脚部先端がプリズム台8
3の両面に当接している。これらのねじ89d、89e
の頭部は、ハウジング側壁部分15、16に形成した円
形孔15b、16b(図においては円形孔15bのみを
示す。)から臨むことができるようになっている。これ
らの一対の調整用水平ねじの締め付け量を調整すれば、
直角プリズム81のハウジング幅方向の位置を調整でき
る。
【0056】(光軸調整操作)次に、図5、図6を参照
して、上記構成の光伝送モジュール1における各光学要
素の光軸を合わせるための操作手順を説明する。調整手
順の概要は次の通りである。光軸調整の前提として、各
部3、4、5、7において、レンズ34、46、56、
74の位置を調整し、これらを接着剤によって鏡筒に取
り付け、接着剤を十分硬化させておく。まず、入力光取
込み部3と、直角プリズム81と、出力光送出部7の間
の光軸調整を行う。次に、固定された入力光取込み部3
の光軸に合うように受光部4の光軸合わせを行う。同様
に、固定された出力光送出部7の光軸に合うように発光
部5の光軸合わせを行う。最後に、直角プリズム81を
退避位置および光路切り換え位置に移動させ、どちらの
回路でも光軸ずれが許容範囲内にあることを確認し、所
定の部分を接着剤で固定する。
【0057】次に、図5を参照して、直角プリズム81
によって形成される入力光取込み部3から出力光送出部
7に到る短絡回路の光軸調整操作を詳細に説明する。入
力光取込み部3の光軸3aと、出力光送出部7の光軸7
aとの間の距離、すなわち軸間寸法のずれは、直角プリ
ズム81を、一対の調整用水平ねじ89d、89eによ
って左右(ハウジング幅方向)に移動させることにより
行う。
【0058】ここで、直角プリズム81の2つの反射面
81a、81bの直角度が保持されていれば、入力光軸
Linと出力光軸Loutは常に平行であり、また、反
射面から光軸方向に等しい距離だけ離れた位置での入射
光軸と出射光軸のずれは、直角プリズム81をそのずれ
量の半分の量だけ移動させることで解消できる。
【0059】反射面81a、81bの直角度を保持する
ことにより入力光軸Linと出力光軸Loutは平行と
なる筈であるが、反射面の加工誤差により微妙な狂いを
生ずる。よって、入力光取込み部3の光軸3aおよび出
力光送出部7の光軸7aのうちの一方の光軸の向きを左
右(水平方向)に調整して、双方の光軸3a、7aの左
右の角度ずれを解消する。本例では、前述のように、出
力光送出部7の光軸調整機構は一対の調整用水平ねじ7
9a、79bを備えており、これらのねじ込み量を調整
して、出力光送出部7の光軸7aの水平方向の向きを直
角プリズム81の反射光の光軸に合わせる。
【0060】また、光軸3aと光軸7aの高さずれの調
整は、入力光取込み部3の光軸調整機構の水平偏心ピン
38を回すことにより行う。さらに、光軸3aと光軸7
aの上下方向の傾斜角のずれも、入力光取込み部3の一
対の調整用垂直ねじ39a、39bのねじ込み量を調整
することにより行う。
【0061】次に、図6を参照して、入力光取込み部3
の光軸3aと受光部4の光軸4aの間の光軸調整につい
て説明する。この場合、上記のように光軸3aが既に固
定されている。従って、光軸3aに一致するように、他
方の光軸4aを調整する。このために、受光部4の光軸
調整機構は、垂直偏心ピン47と水平偏心ピン49と一
対の調整用水平ねじ48a、48bと一対の調整用垂直
ねじ42b、42cを備えている。これらの回転量およ
びねじ込み量を調整することにより、光軸4aの高さ位
置、左右の位置、上下方向の傾斜角、左右の向きを調整
して、光軸3aに一致させる。
【0062】同様に、発光部5の光軸5aと出力光送出
部7の光軸7aとの間の光軸調整も、一方の光軸7aが
既に固定されているので、当該光軸7aに一致するよう
に、他方の光軸5aを調整する。発光部5の光軸調整機
構も、垂直偏心ピン57と水平偏心ピン59と一対の調
整用水平ねじ58a、58bと一対の調整用垂直ねじ5
2b、52cを備えている。これらの回転量およびねじ
込み量を調整することにより、光軸5aの高さ位置、左
右の位置、上下方向の傾斜角、左右の向きを調整して、
光軸7aに一致させる。
【0063】以上のようにして光軸調整を行った後は、
各部分の調整用のねじ39a、39b、79a、79
b、89d、89e、48a、48b、42b、42
c、58a、58b、52b、52c等を接着固定す
る。
【0064】(その他の実施の形態)上記の説明では、
光伝送モジュール1のハウジング11、各部の支持ブロ
ック等の素材については言及しなかったが、一般的に
は、熱変形の少ない金属素材を用いることができる。し
かし、熱変形の少ない樹脂素材を用いた成形品を用いる
ことも可能である。
【0065】また、上記の例では、直角プリズムを昇降
させる駆動機構として電磁ソレノイドを用いている。こ
の電磁ソレノイドは、そのプランジャーを垂直ガイドシ
ャフトに沿って昇降させる構造となっており、所定の高
さ寸法が必要である。この駆動機構の薄型化を図るため
には、例えば、直動式ボイスコイルとダイヤフラムと移
動範囲を規制するストッパとの組み合わせからなる駆動
機構を採用することができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光伝送モ
ジュールにおいては、一方の側に入力光取込み部および
出力光送出部を配置し、他方の側に受光部および発光部
を配置し、これらの間に、光路切り換え用の直角プリズ
ム等の光学素子を配置し、この直角プリズムを移動する
ことにより、光路を切り換えるようにしている。従っ
て、光路切り換え用光学素子を移動させれば、入力側光
ファイバーケーブルを介して取り込まれる入力光をその
まま出力光送出部を介して出力側光ファイバーケーブル
に送出できる。よって、当該光伝送モジュールに接続さ
れているパーソナルコンピュータ等の情報処理端末の電
源オフに連動させて光路切り換え用光学素子をその光路
切り換え位置に移動させれば、当該端末の状態に拘わら
ず、下段側の端末に向けて光信号を伝送可能である。
【0067】このように本発明によれば、光通信網に接
続されている各端末のオンオフ状態に関係なく常に、所
望の端末に対する光通信を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光伝送モジュールの概略構成
を示す模式図である。
【図2】図1の光伝送モジュールの縦断面図である。
【図3】(A)は、図2の光伝送モジュールの3A−3
A線で切断した部分の断面図、(B)は図2の光伝送モ
ジュールを矢印Aの方向から見た場合の側面図である。
【図4】(A)は図2の光伝送モジュールの4A−4A
線で切断した部分の横断面図、(B)は図2の光伝送モ
ジュールの4B−4B線で切断した部分の横断面図であ
る。
【図5】図2の光伝送モジュールにおける入力光取込み
部、直角プリズムおよび出力光送出部の間の光軸調整操
作を示すための説明図である。
【図6】図1の光伝送モジュールにおける受光部の光軸
調整操作を示すための説明図である。
【図7】従来の光伝送モジュールを示すための説明図で
ある。
【符号の説明】
1 光伝送モジュール 2 入力側光ファイバーケーブル 3 入力光取込み部 4 受光部 5 発光部 6 出力側光ファイバーケーブル 7 出力光送出部 8 光路切り換え手段 81 直角プリズム 81a,81b 反射面 82 駆動機構 PC(n) 情報処理端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/12 (72)発明者 長岡 新二 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA02 BA11 BA31 CA32 DA03 DA04 DA11 DA19 2H041 AA18 AB13 AC04 AZ02 AZ03 AZ08 5K002 AA05 AA07 BA02 BA06 BA13 BA21 BA31 DA11 FA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力側光ファイバーケーブルに接続され
    る入力光取込み部と、受光部と、発光部と、出力側光フ
    ァイバーケーブルに接続される出力光送出部と、光路切
    り換え手段とを有し、 前記光路切り換え手段は、光路切り換え用光学素子と、
    この光路切り換え用光学素子を光路切り換え位置および
    退避位置に移動させる駆動機構とを備え、 前記光路切り換え用光学素子を挟み、前記入力光取込み
    および前記出力光送出部が一方の側に配置され、前記受
    光部および前記発光部が他方の側に配置されており、 前記光路切り換え用光学素子が前記退避位置にある間
    は、前記入力光取込み部から射出される入力光が前記受
    光部に照射され、前記発光部から射出される出力光が出
    力光送出部に照射され、 当該光路切り換え用光学素子が前記光路切り換え位置に
    移動すると、前記入力光取込み部から射出された光は、
    前記受光部を照射することになく当該光路切り換え用光
    学素子によって前記出力側送出部に導かれることを特徴
    とする光伝送モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記入力光取込み部から前記受光部に到る入力側光路
    と、前記発光部から前記出力光送出部に到る出力側光路
    とが平行であり、 前記光路切り換え用光学素子は、前記光路切り換え位置
    において、前記入力側光路および前記出力側光路に対し
    てそれぞれ45度傾斜した一対の反射面を備えているこ
    とを特徴とする光伝送モジュール。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記光路切り換え用光学素子は、直角プリズムであるこ
    とを特徴とする光伝送モジュール。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のうちのいずれかの項
    において、 前記駆動機構は電磁ソレノイドを備えていることを特徴
    とする光伝送モジュール。
  5. 【請求項5】 光ファバイーケーブルにより構成される
    光通信網と、この光通信網に対して、請求項1ないし4
    のうちのいずれかの項に記載の光伝送モジュールを介し
    て接続された情報処理端末とを有し、 前記情報処理端末の電源オフに連動して、前記光伝送モ
    ジュールの前記光路切り換え素子が前記退避位置から前
    記光路切り換え位置に切り換わることを特徴とする光伝
    送システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006525536A (ja) * 2003-04-30 2006-11-09 ポラティス リミテッド 光ファイバ・コネクタを使用する光スイッチング
JP2015011213A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 Fdk株式会社 光スイッチ
JP2022155108A (ja) * 2021-03-30 2022-10-13 横河電機株式会社 ガス分析計

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