JP2000168715A - 包装機のサイド折り込み装置 - Google Patents

包装機のサイド折り込み装置

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JP2000168715A
JP2000168715A JP10340256A JP34025698A JP2000168715A JP 2000168715 A JP2000168715 A JP 2000168715A JP 10340256 A JP10340256 A JP 10340256A JP 34025698 A JP34025698 A JP 34025698A JP 2000168715 A JP2000168715 A JP 2000168715A
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健佑 守田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品毎に厚みのばらつきが大きく、また、不
規則に変動する場合でもサイドフラップの折り込みを正
確に行うことができる包装機のサイド折り込み装置を提
供する。 【解決手段】 サイド折り込み装置10は、フィルムシ
ートFにより胴巻き済みのカード集積体Sをチャックユ
ニット16により受け取り、これを移送する過程にて耳
部のサイド折り込みを行う。チャックユニット16の可
動チャックプレート22にはローラ76が取り付けられ
ており、このローラ76は可動チャックプレート22と
連動し、集積体Sの厚みtに応じて変位する。上下サイ
ドフラップの折り込みをなす第2及び第3ガイド64,
66は、プレート70を介して相互に連結され、平行リ
ンクアーム72を介して上下に平行移動することができ
る。第3ガイド66の基部71には、ローラ76のため
のガイド溝78が形成されているので、チャックユニッ
ト16とともに集積体Sが通過するとき、第2及び第3
ガイド64,66はその厚みtに合わせてその都度、正
確に位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品に胴巻きした
包材の耳部を折り込むための包装機のサイド折り込み装
置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】この種のサイド折り込み装置は例
えば、折り畳み包装機の胴巻き及び胴シールセクション
から排出された製品を受け取り、この後、受け取った製
品を所定の移送経路に沿って移送する過程にて、角筒状
をなす包材の耳部を順次折り込む。具体的には、移送経
路の両側にはそれぞれ折り込みガイドが配置されてお
り、製品がこれら折り込みガイドの間を通過するとき、
包材の耳部は折り込みガイドによりその変形を順次案内
されて、所定の折り畳み形状に折り込まれる。
【0003】上述の折り込みガイドは通常、包装するべ
き製品のサイズ、特にその厚みに合わせて予め成形され
ており、それ故、折り込みガイドの間に製品を単に通過
させるだけで、上述した折り込み、より詳しくは製品の
幅方向に対向する耳部を折り込んだ後、厚み方向に離間
して形成される一対のサイドフラップの折り込みが、製
品の厚みに合わせて正確に行われる。また、包装機にお
いて包装するべき製品サイズが変更されるときは、その
厚みに合わせて別途用意された折り込みガイドに交換す
ることで、製品サイズの変更にも対応することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した折り込みガイ
ドは、包装するべき製品毎にその標準の厚みに合わせて
用意されているものの、所定公差の範囲内(例えば±
0.5mm程度)ではそのばらつきを許容することがで
きると考えられる。しかしながら、包装するべき製品が
例えば、プリペイドカード等の集積製品である場合、そ
のカード個々の厚み公差は比較的小さいものの、これら
を多数積み重ねた場合、その厚みは個々の集積製品毎に
大きく変動する。このような厚みの変動は上述した公差
の許容範囲を大きく超え、しかも、集積製品毎に不規則
に発生する。このような状況にあっては、上述した折り
込みガイドによる正確な折り込みは期待できない。
【0005】本発明は上述の事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、包材により胴巻き済みの
製品の厚みに関し、その不規則な大小変動を許容すると
ともに、個々の製品毎にその厚みに合わせて包材の耳部
を正確に折り込むことができる包装機のサイド折り込み
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の包装機のサイド
折り込み装置(請求項1)は、角筒状をなす包材に包ま
れた製品を所定の移送経路の始端にて受け取るにあた
り、チャックを用いてその製品を把持し、この後、製品
を把持したチャックを移送経路に沿って移動させる過程
にて、包材の耳部を順次折り込む。このチャックは、把
持するべき製品の厚みを規定する両面のうち、一方の面
を基準にしてその製品を把持する。またチャックには、
その開閉に連動して製品の厚み方向に変位する変位部材
が設けられている。
【0007】そして、包装機のサイド折り込み装置は、
移送経路の途中に配置され、チャックとともに製品が通
過するとき、包材の耳部のうち移送経路と平行となる一
対のサイドフラップを製品の側面に順次折り込む一対の
折り込みガイドを備えており、これら一対の折り込みガ
イドは相互に連結され、且つ、製品の厚み方向に連動し
て移動自在に保持されている。サイド折り込み装置は更
に、折り込みガイドと連動すべく設けられ、チャックの
移動に伴い、変位部材を相対的に案内し、一対の折り込
みガイドを製品の厚み方向に位置決めする位置決めガイ
ド部材を備えている。
【0008】上述したサイド折り込み装置によれば、移
送経路の始端にて胴巻き済みの製品が受け取られると
き、上述の変位部材は、チャックが製品を把持すること
で製品の基準面に対し、製品毎の厚みに応じて位置決め
される。この後、製品の移送に伴い包材の耳部に一対の
サイドフラップが形成され、チャックが一対の折り込み
ガイドの間を通過するとき、位置決めガイド部材が変位
部材の通過を相対的に案内することにより、折り込みガ
イドが製品の厚み方向に関して製品毎に位置決めされる
ので、一対のサイドフラップの折り込みは常に、製品の
厚みに合わせた位置で正確に行われる。
【0009】上述したチャックは、基準面と同一の面内
に把持面を有した固定チャックプレートと、この固定側
のチャックプレートに対して接離する可動チャックプレ
ートとを含むことができる(請求項2)。この場合、基
準面に対する変位部材の変位が製品の厚みに応じて決定
され、この変位に基づいて折り込みガイドの位置決めが
なされる。
【0010】より好ましくは、変位部材は可動チャック
プレートに設けられたローラから実現され、また、位置
決めガイド部材にはこのローラの通過を案内するガイド
溝を形成することができる(請求項3)。この場合、チ
ャックの移動に伴いローラがガイド溝に案内される間に
て、折り込みガイドが正確に位置決めされる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、一例としてカード集積包装
機に本発明のサイド折り込み装置を適用した実施例につ
いて説明する。図1を参照すると、カード集積包装機内
でのカードの集積から、その包装までの一連の流れが概
略的に示されている。このカード集積包装機は複数のホ
ッパ1からなるホッパ列を有した繰り出し装置2を備え
ており、繰り出し装置2は1つのホッパ1からカードC
を1枚ずつ繰り出し可能となっている。ホッパ列はその
列方向に移動可能であり、選択された1つのホッパ1が
所定の繰り出し位置に位置付けられるようになってい
る。
【0012】繰り出し装置2から繰り出されたカードC
は、図示しないベルトコンベヤにより集積整列装置4に
向けて搬送され、この搬送過程にてその枚数がカウント
される。集積整列装置4ではカードCが所定枚数毎に集
積され、そして、集積されたカード、つまり、カード集
積体Sはその個々のカードCが整列された後、包装ライ
ン6の始端近傍に規定された押し込み位置に位置付けら
れる。
【0013】ここで図2を参照すると、包装ライン6に
おけるカード集積体Sの胴巻き及びその胴シールから耳
折りまでの流れがより詳しく示されている。包装ライン
6はその始端にターレット型の胴巻き装置8を備えてお
り、この胴巻き装置8と前述の押し込み位置との間にフ
ィルムウェブFWの繰り出し経路、つまり、その垂下ラ
インが確保されている。なお、図1及び図2にはいずれ
もターレットそのものは図示されていない。
【0014】フィルムウェブFWは図1に示されるフィ
ルムロールFRから連続して繰り出されており、この繰
り出し途中にてフィルムウェブFWにはティアテープT
が貼り付けられる。なお、ティアテープTはテープロー
ルTRから繰り出される。ティアテープTを貼付された
フィルムウェブFWは、図示しないターレットポケット
へのカード集積体Sの押し込みにより先ず胴折りされ、
この後、ターレットの回転に伴いカード集積体Sに胴巻
きされる。このとき、ターレットの回転に伴いフィルム
ウェブFWがカード集積体Sの周りに必要長さ分だけ繰
り出されると(いわゆる自己繰り出し)、その幅方向に
切断されてフィルムシートFが形成され、次に、このフ
ィルムシートFはその両端部を互いに重ね合わせた状態
で胴シールされる。
【0015】上述した胴巻き及び胴シールがなされた
後、フィルムシートFにより角筒状に包まれたカード集
積体Sは胴巻き装置8から排出され、包装ライン6上に
てサイド折り込み装置10に供給される。サイド折り込
み装置10は、包装ライン6の一部を規定する移送経路
12を有しており、胴巻き装置8から排出されたカード
集積体Sをこの移送経路12の始端に規定される受け取
り位置にて受け取る。この後、サイド折り込み装置10
は移送経路12に沿ってカード集積体Sを移送する過程
にて、カード集積体Sの側方に突出したフィルムシート
Fの耳部を順次折り込む。なお、サイド折り込み装置1
0による折り込みは、図2に示されるように前後の耳折
り、上サイドフラップUFの折り下げ及び下サイドフラ
ップLFの折り上げの順に実施されるが、これらの詳細
については後述する。
【0016】サイド折り込み装置10によるフィルムシ
ートSの耳折りが完了すると、包装ライン6上にて図示
しないヒートシーラにより耳折り部のサイドシールがな
され、これにより、カード集積体Sの包装が完了し、所
定の包装品Hが得られる。この後、図1に示されるよう
に包装品HにはラベルLが貼り付けられ、そして、包装
品Hはこれら包装品Hを層状にして移送する排出セクシ
ョン14に排出される。なお、ラベルLは、ラベルロー
ルLRから繰り出される剥離シートウェブLW上に連続
して貼着保持されており、この剥離シートウェブLWか
ら1枚ずつ剥離して得られる。剥離シートウェブLWの
繰り出し経路中には、個々のラベルLに所定の情報を印
刷するプリンタ13が配置されている。
【0017】図3及び図4を参照すると、サイド折り込
み装置10が具体的に示されている。サイド折り込み装
置10はチャックユニット16を備えており、このチャ
ックユニット16は上述の受け取り位置でターレットか
ら排出される胴巻き済みのカード集積体Sを受け取る。
具体的には、チャックユニット16はキャリア18をベ
ースとしてこのキャリア18上に設けられており、胴巻
き済みのカード集積体Sを把持するための固定チャック
プレート20及び可動チャックプレート22を有してい
る。
【0018】サイド折り込み装置10はまた、受け取り
位置の下方に配置されたフィードスクリュー24を備え
ており、このフィードスクリュー24は受け取り位置か
ら移送経路12に沿って上述の排出セクション14に向
けて水平に延びている。フィードスクリュー24はキャ
リア18にねじ込まれて、このキャリア18を貫通して
おり、更に、キャリア18は一対のガイドロッド26
(図4参照)により摺動自在に案内されている。
【0019】フィードスクリュー24はその両端が移送
方向でみて前後一対の軸受ブラケット28に回転自在に
支持され、その一端に正逆回転可能なサーボモータ30
の出力が伝達されるようになっている。また、ガイドロ
ッド26はフィードスクリュー24の両側を平行に延
び、その両端は軸受ブラケット28にそれぞれ支持され
ている。従って、サーボモータ30によりフィードスク
リュー24が回転されると、キャリア18は移送経路1
2に沿って移動し、その移動方向はサーボモータ30の
回転方向により決定される。
【0020】チャックユニット16についてより詳しく
は、キャリア18上には支持プレート32が立設されて
おり、固定チャックプレート20はこの支持プレート3
2の上端に取り付けられ、上述の受け取り位置に向けて
水平に延びている。また、固定チャックプレート20は
カード集積体Sの上面半分を略覆うだけの把持面を有し
ている。
【0021】可動チャックプレート22は固定チャック
プレート20と平行にしてその下方に配置されており、
アングル部材34を介してチャックシリンダ36のピス
トンロッドに連結されている。チャックシリンダ36は
エアシリンダからなり、キャリア18上にて支持プレー
ト32に取り付けられている。従って、チャックシリン
ダ36のピストンロッドが伸縮されると、固定チャック
プレート20に対して可動プレート22が接離し、これ
により、チャックユニット16の開閉が行われる。
【0022】またチャックユニット16は、上述したキ
ャリア18の移動に伴い、移送経路12に沿って往復す
ることができる。従って、サイド折り込み装置10で
は、上述の受け取り位置にてチャックユニット16がカ
ード集積体Sを受け取り、受け取ったカード集積体Sを
把持した状態で排出セクション14に向けて移動するこ
とにより、カード集積体Sの移送が行われる(移送手
段)。
【0023】ここで、以上の説明から明らかなように、
チャックユニット16はその一方に固定チャックプレー
ト20を有することから、カード集積体Sの受け取り及
びその把持に関し、カード集積体Sの厚みを規定する両
面のうち一方の面、つまり、その受け取り位置における
上面を基準にしてカード集積体Sを把持する。従って、
移送経路12は、移送されるカード集積体Sの上面と同
一の面内に基準面Xを有している。また、チャックユニ
ット16は受け取ったカード集積体S毎に、その厚みt
に基づいて可動チャックプレート22を基準面Xに対し
て変位させることができる。
【0024】また、サイド折り込み装置10は、移送経
路12の途中に配置された折り込みガイドユニット40
を備えている。折り込みガイドユニット40は移送経路
12を挟んで両側に設けられており、チャックユニット
16とともにカード集積体Sが通過するとき、図2に示
される順にフィルムシートFの耳折りを案内する。な
お、以下の図3〜図8には、その一方の折り込みガイド
ユニット40のみが図示されている。
【0025】折り込みガイドユニット40は移送経路1
2に沿って水平に延びる支持プレート42に取り付けら
れており、この支持プレート42は、その両端にて一対
のブラケット44の上端に連結されている。なお、これ
らブラケット44は包装機内を水平に延びるベースプレ
ート46から立設されており、上述の軸受ブラケット2
8もまた、このベースプレート46上に固定されてい
る。
【0026】折り込みガイドユニット40についてより
詳しくは、この折り込みガイドユニット40はブラケッ
トアングル48を介して支持プレート42に取り付けら
れている。ブラケットアングル48は支持プレート42
の長手方向に延び、その水平部分49にて支持プレート
42の上面に取り付けられている。また、水平部分49
は支持プレート42への取付部位を残してその一端部が
矩形に切り欠かれており、この切欠部分には、後述する
エアシリンダ56,57のための取付スペースが確保さ
れている。
【0027】折り込みガイドユニット40は先ず、胴巻
き済みカード集積体Sの移送方向でみて最上流側に、そ
の前側の耳折りをなす第1ガイド50及び後側の耳折り
をなす可動ガイド52を有している。ここで図5を更に
参照すればより明らかなように、第1ガイド50はその
基端がスペーサ54を介してブラケットアングル48の
垂直部分55に連結され、カード集積体Sの側面に接す
るべく垂直に延びている。
【0028】可動ガイド52は通常、受け取り位置に
て、フィルムシートFの耳部から退避するべくその側方
に位置している。可動ガイド52は図4中の矢印から明
らかなように、この退避位置から移送経路12に対して
接離する方向及びその移送方向に沿う前後方向に運動可
能となっており、それぞれの運動は2つのエアシリンダ
56,57により行われる。このうち接離用のエアシリ
ンダ56は、支持プレート42上に水平姿勢で取り付け
られており、そのピストンロッドは、移送経路12に対
して直交する方向に伸縮するべく配置されている。ま
た、このピストンロッドには、エンドプレート58を介
してプレート60が取り付けられており、このプレート
60はエアシリンダ56の鉛直上方に延びている。そし
て、プレート60の一方の面、つまり、移送経路12と
反対側の面には前後運動用のエアシリンダ57が水平姿
勢で取り付けられており、そのピストンロッドは移送経
路12と平行に配置されている。上述の可動ガイド52
は、エアシリンダ57のピストンロッドにエンドプレー
ト62を介して取り付けられている。
【0029】折り込みガイドユニット40は更に、上述
した第1ガイド50よりも下流に位置して第2ガイド6
4及び第3ガイド66を有している。これら第2及び第
3ガイド64,66は、上述した第1ガイド50及び可
動ガイド52による前後の耳折り後、上下のサイドフラ
ップを順次折り込むためのものであり、それ故、これら
第1ガイド50と第2ガイド64との間、及び、第2ガ
イド64と第3ガイド66との間には、それぞれ所定の
折り込みガイド通路68,70が確保されている。な
お、これら折り込みガイド通路68,70による上下サ
イドフラップの折り込みについては後述する。
【0030】図6を更に参照すればより明らかなよう
に、第2及び第3ガイド64,66は何れも、スペーサ
69を介してプレート70に接続されている。一方、第
3ガイド66はその基部71にて、前後一対の平行リン
クアーム72を介して上述のブラケットアングル48の
垂直部分にピン接合されている。従って、これら第2及
び第3ガイド64,66は、プレート70を介して相互
に連結された状態にあり、且つ、平行リンクアーム72
を介してその本来の水平姿勢を維持しながら上下方向、
つまり、カード集積体Sの厚み方向に連動して移動自在
に保持されたものとなっている。
【0031】なお、特に図4に示されるように、第3ガ
イド66とブラケットアングル48との間にはコイルス
プリング74が介挿されている。このコイルスプリング
74は平行リンクアーム72の揺動方向に配置され、第
2及び第3ガイド64,66の自重による沈み込みを弾
力的に支持している。ここで、図3及び図4に示される
ように、上述のチャックユニット16は、可動チャック
プレート22の下方に位置して、アングル部材34に取
り付けられた左右一対のローラ76(変位部材)を有し
ている。これらローラ76は移送経路12の幅方向に離
間し、チャックユニット16の開閉に連動して上下方
向、つまり、カード集積体Sの厚み方向に変位すること
ができる。
【0032】一方、第3ガイド66の基部71(位置決
めガイド部材)には、移送経路12に面してガイド溝7
8が形成されており、このガイド溝78は移送経路12
に沿って水平に延びている。ガイド溝78は上述のロー
ラ76の外径に略合致した幅を有しており、また、その
両端はそれぞれテーパ状に拡開されている。次に、上述
したサイド折り込み装置10の作動について説明する。
【0033】図7を参照すると、折り込みガイドユニッ
ト40による耳折りの流れが具体的に示されている。先
ず、胴巻き済みのカード集積体Sは上述の受け取り位置
にてチャックユニット16に受け取られる。この後、フ
ィルムシートFの耳部はカード集積体Sの移送に伴い、
先ず第1ガイド50に案内されてその前側の耳折りがな
される。この後、カード集積体Sは図示の一旦停止位置
にてその移送を一時的に停止され、この位置で上述の可
動ガイド52の作動により後側の耳折りがなされる。な
お、このとき下サイドフラップLFは、第1ガイド50
及び可動ガイド52の折りガイド面に沿って一旦、下方
に折り下げられる。
【0034】この後、カード集積体Sの移送が再開され
ると、その移送に伴い上サイドフラップUFは折り込み
ガイド通路68を通過しながら折り込まれる。一方、下
サイドフラップLFはその基部の弾性力で本来の姿勢に
復帰し、第1ガイド50の下方を水平に延びた状態とな
る。ここで、第1ガイド50は予め、基準面Xに合わせ
て正確に配置されており、それ故、上サイドフラップU
Fの折り曲げ位置をカード集積体Sの上面に容易に合致
させることができる。
【0035】更に下サイドフラップLFが折り込みガイ
ド通路70を通過しながら折り込まれると、これによ
り、上下のサイドフラップUF,LFが相互に重ね合わ
せられた状態でサイド折り込みが完了する。このとき、
下サイドフラップLFの折り曲げ位置はカード集積体S
の下面に合致している必要があり、以下には、下サイド
フラップLFの折り上げをなす第2及び第3ガイド6
4,66の位置決めについて説明する。
【0036】図8に示されるようにチャックユニット1
6の移動に伴い、上述のローラ76はガイド溝78内に
入り込む。このとき、ガイド溝78はローラ76を受け
入れることで、ローラ76の通過を許容する位置に変位
し、第2及び第3ガイド64,66を連動して平行移動
させる。この後、更に図中矢印に示すチャックユニット
16の移動の間、ガイド溝78はローラ76の通過を相
対的に案内することで、この間、第2及び第3ガイド6
4,66を上下方向、つまり、カード集積体Sの厚み方
向に関して位置決めする。
【0037】いま、胴巻き済みのカード集積体Sが標準
の厚みt0を有する場合、上述したローラ76とガイド
溝78との相対的な位置関係から、第2及び第3ガイド
64,66は図8中、実線で示される位置に位置決めさ
れる。具体的には、第2及び第3ガイド64,66によ
る下サイドフラップLFの折り曲げ位置が、基準面Xか
ら厚みt0だけ下方の位置に設定される。
【0038】これに対し、胴巻き済みカード集積体Sが
標準厚みt0よりもΔtだけ薄い厚みt1を有するとき
は、上記の場合よりもローラ76がΔtだけ上方に変位
しているので、上述の折り曲げ位置はΔt分だけ上方に
シフトされ、基準面Xから厚みt1だけ下方の位置に設
定される。なお、標準厚みt0よりも厚い場合、その折
り曲げ位置は下方にシフトされることはいうまでもな
い。
【0039】上述のように、その厚みに大小変動のある
胴巻き済みのカード集積体Sが不規則にサイド折り込み
装置10に供給された状況にあっては、チャックユニッ
ト16にて受け取ったカード集積体S毎に、その厚みに
合わせて第2及び第3ガイド64,66の位置決めがな
されるので、その都度、下サイドフラップLFの折り曲
げ位置をそのカード集積体Sの下面に合致させ、この位
置から正確に折り上げることができる。
【0040】なお、折り込みガイドユニット40の下流
位置にはヒートシーラ80が設けられており、このヒー
トシーラ80はエアシリンダ82により上下に移動する
ことができ、エアシリンダ82はブラケット84を介し
て支持プレート42に取り付けられている。サイド折り
込み装置10による耳折り後、折り込みガイドユニット
40の下流位置にてヒートシーラ80によるサイドシー
ルがなされ、上述の包装品Hが得られる。得られた包装
品Hはその耳折りが正確になされていることから、サイ
ドシールの状態も良好で、その見栄えがよい。
【0041】本発明は上述の一実施例に制約されること
なく、種々に変形して実施可能である。例えば、ローラ
76とガイド溝78とは相互に入れ替え可能である。具
体的には、変位部材としてガイド溝78を有する部材を
可動チャックプレート22に取り付け、一方、位置決め
ガイド部材としてローラ76を第3ガイド66の基部7
1に設けてもよい。
【0042】また、これらローラ76及びガイド溝78
による位置決め機構は、その他の部材、例えば直動カム
及びそのカムフォロワを用いても実現可能である。基準
面Xはカード集積体Sの下面であってもよく、この場
合、チャックユニット16はその上側に可動チャックプ
レートを有している。またこの場合、第2及び第3ガイ
ド64,66は予め固定された位置にあり、第1ガイド
50及び可動ガイド52が位置決めされるものとなる。
【0043】その他、折り込みガイド装置10による上
下サイドフラップの折り込み順は実施例と逆であっても
よい。この場合、その順序に合わせて折り込みガイドユ
ニット40も変形される。上述の実施例はカード集積包
装機に適用したものであるが、本発明のサイド折り込み
装置は単一製品の包装機にも適用可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の包装機のサ
イド折り込み装置(請求項1)によれば、移送される製
品の自身の厚みに合わせて折り込みガイドが位置決めさ
れるので、その厚みが不規則に大小変動しても常に正確
なサイドフラップの折り込みが可能となる。
【0045】固定及び可動チャックプレートを含むチャ
ックは(請求項2)、基準面に合わせて正確に組み付け
ることができるし、その構造も簡易である。また、ロー
ラ及びガイド溝を利用した折り込みガイドの位置決めは
(請求項3)、チャックの移動に伴う位置ずれがなく、
その確実性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】集積包装機内でのカード及びカード集積体の流
れを示した概略図である。
【図2】カード集積体の包装フィルムによる胴巻き及び
その胴シール、サイド折り込み及びサイドシールまでの
流れを説明するための図である。
【図3】サイド折り込み装置の側面図である。
【図4】サイド折り込み装置の部分平面図である。
【図5】図3中、V−V線に沿う断面図である。
【図6】図3中、VI−VI線に沿う断面図である。
【図7】折り込みガイドユニットによる耳部の折り込み
を説明するための詳細図である。
【図8】第2及び第3ガイドの位置決めを説明するため
の詳細図である。
【符号の説明】
16 チャックユニット 18 キャリア 20 固定チャックプレート 22 可動チャックプレート 24 フィードスクリュー 30 サーボモータ 64 第2ガイド 66 第3ガイド 70 プレート(保持手段) 71 基端(位置決めガイド部材) 72 平行リンクアーム(保持手段) 76 ローラ(変位部材) 78 ガイド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E051 AA03 AB05 DA05 EA10 FB03 FC01 FC03 FD01 HA02 HA08 HB02 HC01 HC03 HE01 JA02 JA08 KA03 KA07 KA08 KB01 LA04 LA08 LA09 LA10 LB03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包材の胴巻き及び胴シールがなされた
    後、角筒状をなす包材により包まれた製品を所定の移送
    経路の始端にて受け取り、この後、前記移送経路に沿い
    前記製品を移送する過程にて、前記製品の側方に突出し
    た前記包材の耳部を折り込む包装機のサイド折り込み装
    置において、 前記移送経路の始端にて、前記製品の厚みを規定する両
    面のうち、その一方の面を基準にして前記製品を把持す
    るチャックを有し、このチャックを前記移送経路に沿っ
    て移動させる移送手段と、 前記チャックに設けられ、前記チャックの開閉に連動し
    て前記製品の厚み方向に変位する変位部材と、 前記移送経路の途中に配置され、前記チャックとともに
    前記製品が通過するとき、前記包材の耳部のうち前記移
    送経路と平行となる一対のサイドフラップを前記製品の
    側面に順次折り込む一対の折り込みガイドと、 前記一対の折り込みガイドを相互に連結し、且つ、これ
    ら折り込みガイドを前記製品の厚み方向に連動して移動
    自在に保持する保持手段と、 前記折り込みガイドと連動すべく設けられ、前記チャッ
    クの移動に伴い、前記変位部材を相対的に案内し、前記
    一対の折り込みガイドを前記製品の厚み方向に位置決め
    する位置決めガイド部材とを具備したことを特徴とする
    包装機のサイド折り込み装置。
  2. 【請求項2】 前記チャックは、前記基準とする面と同
    一の面内に把持面を有した固定チャックプレートと、こ
    の固定側のチャックプレートに対して接離する可動チャ
    ックプレートとを含むことを特徴とする請求項1に記載
    の包装機のサイド折り込み装置。
  3. 【請求項3】 前記変位部材は前記可動チャックプレー
    トに設けられたローラからなり、前記位置決めガイド部
    材はこのローラの通過を案内するガイド溝を有すること
    を特徴とする請求項2に記載の包装機のサイド折り込み
    装置。
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JP2005263258A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Kose Corp 耳折り包装機
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