JP2000167789A - 多関節ロボットの制御装置 - Google Patents

多関節ロボットの制御装置

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JP2000167789A JP34697898A JP34697898A JP2000167789A JP 2000167789 A JP2000167789 A JP 2000167789A JP 34697898 A JP34697898 A JP 34697898A JP 34697898 A JP34697898 A JP 34697898A JP 2000167789 A JP2000167789 A JP 2000167789A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冗長な自由度を持つ多関節ロボットの関節角
度を計算する際の計算量を大幅に低減させることができ
る。 【解決手段】 多関節ロボットの先端関節が目標位置に
距離的に近づくような関節角度を最小2乗法により1軸
づつ求め、求めた目標角度と現在の関節角度の差に比例
した量を1軸づつ関節を回転させることによって、最終
的に先端の関節が目標位置に達するようにしている。こ
のため、関節角度を計算する時の掛け算数(計算)量
は、従来の逆ヤコビ行列を用いた方法ではロボットを構
成する関節数の2乗で増えるのに対し、本発明では、関
節数に比例して増えるため、計算量が著しく減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多関節ロボットの
制御装置に係り、特に、冗長な自由度を持つ多関節ロボ
ットの関節角度を算出する制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、一般的な冗長な自由度を持つ多
関節ロボット(多関節マニピュレータ)1cを示す。こ
こでは、ロボットとマニピュレータは同じ意味で用い
る。この多関節マニピュレータ1cは、各関節1a,1
p,1q,1r・・・1dが多数個のリンク1bで連結
され、各関節1a,1p,1q,1r・・・1dは、そ
れぞれ関節の回転させるためのモータ(図示せず)を内
臓している。多関節マニピュレータ1cは、架台1eに
根元関節である第1関節1aが固定され、電源1fによ
り駆動するコントローラ1gから各関節1a,1p,1
q,1r・・・1dへの目標位置指令が通信インターフ
ェイス1hを通して各関節内のモータに伝達され駆動さ
れるようになっている。
【0003】このような構造の多関節マニピュレータ1
cにおいて、先端関節1dの位置を制御するとき、関節
数が7個以上の場合は、従来は、「コロナ社 ロボット
制御基礎理論 吉川恒夫著、p57−58、p22
2」、「多関節マニピュレータの冗長性分解制御、広瀬
茂男著、自動計測学会論文集Vol.24, No.9,p
954−p959,1988」等に示されているよう
に、一般的には疑似ヤコビ行列を使って式1によりマニ
ピュレータ1cを構成する全ての目標関節位置を計算
し、式2により求めた目標関節位置から各関節の目標関
節角度を計算するようにしていた。具体的には以下の通
りである。 q=Jv + v + (I-J v + J v )k (q=[q1,q2, ・・・・・・, q N ]) (式1) q= ∫q dt (式2) 但し、qは第1から第N関節の移動速度行列であり、J
v + は疑似ヤコビ逆行列であり、J v はヤコビ逆行列で
あり、Iは単位行列であり、kは任意の定数ベクトル行
列であり、vは先端の関節の移動速度行列であり、qは
第1から第N関節の位置行列である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の方法において、疑似ヤコビ行列は、ロボットの関
節数が増えるほど行列のマトリックスが大きくなり、実
時間で計算するには高速の計算機を必要とする。また、
図2に示すような狭隘部である管2aにマニピュレータ
2bを挿入する場合、先端の関節2cを管2aの中心に
沿って動かすことになるが、この場合、疑似ヤコビ行列
を用いた従来の方法を用いると、マニピュレータ2bの
一部の関節2dが管2aと接触し挿入できなくなること
がある。これは、管内挿入ではマニピュレータの関節が
動く範囲が制限されるので、管との接触を考慮して関節
の角度を補正するなどの処理が必要となるからである。
しかしながら、この補正処理を上述の式1に追加するよ
うな提案はこれまでなされておらず、問題であった。
【0005】そこで本発明は、従来からの問題点を解決
するためになされたものであり、関節角度を計算する際
の計算量を大幅に低減させることができると共に狭隘部
内にも挿入可能な多関節ロボットの制御装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、モータを内臓したN個の各関節をリンク
を介して連結した多関節ロボットの制御装置であって、
この制御装置が、根元関節である第1関節を他の関節は
固定した状態で所定の微少角度Δθ1 だけ回転させると
き、先端関節である第N関節の目標位置をD(D1、2、
3 )とし、第1関節を回転させる前の第N関節の現在
位置をP(P1、2、3 )とし、第1関節をθ回転させ
たときの第N関節の位置の変化量をΔP(ΔP1、ΔP2、
ΔP3 )とし、第1関節をθ回転させたときの第N関節
の位置と目標位置までの距離の2乗値をEとし、ΔP1
=f1 (θ)、ΔP2 =f2 (θ)、ΔP3 =f
3 (θ)とし、E=(D1 −P1 −f1 (θ))2
(D2 −P2 −f2 (θ))2 +(D3 −P3 −f
3 (θ))2 を最少とする第1関節の回転量θを最小2
乗法により求めて微少角度Δθ1 とする第1関節の角度
演算手段と、第1関節に隣り合う第2関節から第N関節
の各々において、各関節を他の関節を固定した状態で所
定の微少角度Δθだけ回転させ、この微少角度Δθを上
記の第1関節の回転角度演算手段と同様に最小2乗法に
より求めて微少角度Δθとする第2関節乃至第N関節の
角度演算手段と、を有し、Eの値が所定のしきい値以下
となるまで第1関節乃至第N関節の角度演算手段が演算
を繰り返して行い、各関節の回転角度を算出することを
特徴としている。このように、本発明によれば、ロボッ
トの先端関節が目標位置に距離的に近づくような関節角
度を最小2乗法により1軸づつ求め、求めた目標角度と
現在の関節角度の差に比例した量を1軸づつ関節を回転
させることによって、最終的に先端の関節が目標位置に
達するようにしている。このため、関節角度を計算する
時の掛け算数(計算)量は、従来の逆ヤコビ行列を用い
た方法ではロボットを構成する関節数の2乗で増えるの
に対し、本発明では、関節数に比例して増えるため、計
算量が著しく減少する。この結果、本発明によれば、ロ
ボットを構成する関節数が多くなればなるほど、従来の
方法と比較してより大きく関節角度の計算量が減少する
ことになる。
【0007】また、本発明においては、さらに、各関節
の表面に設けられた接触センサと、接触センサがその関
節に接続されたリンク部が周囲の障害物に接触したこと
を検知した場合、その関節の回転角度を接触を回避する
方向に所定の微小角度だけ駆動させる接触回避手段とを
有することが好ましい。これにより、ロボットの駆動中
に、マニピュレータの関節の一部が周囲の障害物に接触
したら、その関節を接触を回避する方向に少しづつ回す
簡単な障害物回避ロジックを容易に組み込め、そのこと
により、結果的に障害物の多い管内にもマニピュレータ
を挿入できる。これに対し、従来のヤコビ行列ではマニ
ピュレータの先端位置が目標位置に近づくよう全関節の
目標角度を一括して求めてしまうため、障害物との回避
ロジックを容易に組み込むことができず、障害物の多い
管内にもマニピュレータを挿入するのが難しい。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図1、図3及び図4によ
り、本発明の第1実施形態を説明する。図1は、本発明
が適用可能な一般的な多数個の関節を連結したN自由度
のマニピュレータを示す概略図であり、図3は、本発明
の第1実施形態による関節の回転角度を算出するための
制御用フローチャートであり、図4は、本発明の第1実
施形態を8自由度のマニピュレータに適用したときの関
節の動作状況を示す概略図である。
【0009】図3の制御用フローチャートより、本発明
の第1実施形態による関節の目標角度を決定するための
関節角度算出方法(アルゴリズム)を、図1に示すN自
由度の多関節マニピュレータを例にして説明する。図3
に示すように、関節の目標角度を決定する際には、オペ
レータが、マニピュレータ先端の関節1dの目標位置を
指定した後、根元の関節1aから先端の関節1dまで順
に1関節づつ、先端の関節1dの位置が目標位置に距離
的に近づくように個々の関節を少しずつ回転させ、目標
位置との誤差があるしきい値以下になるまで前述の処理
を繰り返すようにしている。以下、具体的に説明する。
先ず、図3のステップS1において、オペレータがコン
トローラ1gを使って、マニピュレータ1cの先端関節
1dの目標位置D(D1 、D2 、D3 )を入力する。こ
こで、D1 、D2 、D3 は、それぞれ目標位置Dのx,
y,z方向成分である。
【0010】次に、ステップS2において、他の関節を
固定したまま、第1関節1a(最も根元の関節)だけを
微少角度Δθ1 だけ回転させる。この微少角度Δθ1
計算は以下のように行う。 (1) 第1関節をθ(<<1)回転させたときの第N関節
の位置の変化量をΔP(ΔP1、ΔP2、ΔP3 )とする。
ΔPは従来のx,y,z軸まわりの回転行列(多関節ロ
ボットの順キネマティクス)を使って求める。第1関節
を回転させる前の第N関節の現在位置をP(P1、2、
3 )とする。 (2) 第1関節をθ回転させたときの第N関節の位置と目
標位置までの距離の2乗値をEとすると、 E=(D1 −P1 −ΔP1 2 +(D2 −P2 −Δ
2 2 +(D3 −P3 −ΔP3 2 を最小にする第1関節の回転量θを最小2乗法で求め
る。この式中のΔP1、ΔP2、ΔP3 はθの関数であり、
ΔP1 =f1 (θ)、ΔP2 =f2 (θ)、ΔP 3 =f
3 (θ)と記述できる。これらを代入して上式を書き換
えると、E=(D1 −P1 −f1 (θ))2 +(D2
2 −f2 (θ))2 +(D3−P3 −f3 (θ))2
と表される。 (3) cosθ=1,sinθ=θの近似をして上式を単
純化し、θで偏微分した値を0とするθを求める。第1
関節の回転量Δθ1 は、このようにして求めたθに定数
K(K<1)を乗じた値、即ち、Δθ1 =Kθで求ま
る。次に、ステップS3において、他の関節を固定した
まま、第1関節1aに隣り合う第2関節1pを微少角度
Δθ2 だけ微少に回転させる。微少角度Δθ2 の計算方
法は、ステップS2と同様の要領で行う。以後、第3関
節1q、第4関節1rと先端関節である第N関節1dま
で同様の要領で回転させる。ステップS4は、第N関節
1dについての処理である。さらに、ステップS5にお
いて、先端の関節の現在位置と目標位置までの距離Eを
計算し、しきい値E0 以下か否かを判定し、以下でない
場合には、ステップS2に戻り、EがE0 以下となるま
で、ステップS2からステップS4の処理を繰り返す。
このようにして、最終的な各関節の目標回転角度が算出
される。
【0011】図4は、8個全てピッチ軸(y軸まわりの
回転軸)で構成されたマニピュレータに対して、図4の
(4a)に示す状態で先端関節4hを目標位置4iに近
づけるときの、マニピュレータの動作状況を示したもの
であり、状態(4e)に示すように最終的に全関節を使
い先端関節4hの目標位置4iに移動できることがわか
る。関節4fはマニピュレータの根元関節であり、図3
の制御用フローチャートに示す処理により、関節4fか
ら関節4gと順に関節4hまで繰り返し関節が駆動され
る。
【0012】本発明は、後述するように、自由度Nが大
きいほど従来方法に比べて計算量が小さくなる点で従来
法に比べて極めて有効である。以下、本発明と上述の式
1と式2で示される従来方法の計算量を比較する。 (比較時の前提条件)N個の関節を持つマニピュレータ
の先端関節を目標位置に移動させる場合の各関節角度の
計算量について比較する。算出時の計算は、ほとんどが
行列演算であるため、演算量は総掛け数で比較する。掛
け数は、マトリックスの成分を1個の文字で置き換えて
算出する。
【0013】(従来方法と本発明との計算量の比較) (1) 従来の方法(コロナ社、ロボット制御基礎理論、吉
川恒夫著、p57−58,p222) 上述の式1中の行列間の計算(掛け算を有する部分)
は、下線部を引いた処理a(J v + v )と処理b( Jv
+ J v )の部分である。さらに、その計算に関連する掛
け算回数を示す。 q=Jv + v + (I-Jv + J v )k (q=[q1,q2, ・・・・・・, q N ]) (式1) 但し、qは第1関節1aから第N関節1dの移動速度行
列(N×1行列)であり、J v + は疑似ヤコビ逆行列
(3×N行列)であり、J v はヤコビ逆行列(N×3行
列)であり、vは先端の関節の移動速度行列(3×1行
列)であり、qは第1関節1aから第N関節1dの位置
行列(N×1行列)である。式1中のマトリクス間演算
の掛け算回数は、以下の通りとなる。 処理a:3N2 回(=N×1×3×N) 処理b:9N2 回(=3×N×N×3) マトリックス部分の合計回数:12N2
【0014】(2) 本発明 行列間の演算は、図3に示す制御用フローチャートのス
テップS2からステップS4に行われるものであり、ス
テップS2の項目(1) で具体的に記載したものにあた
る。図3のステップS2における処理をマトリクスRN
を使った式で記述すると以下の式3になり、計算の主要
部分であるマトリクスの掛け算の部分は、式3中の下線
部の処理c(R N ( ωN )RN-1N-1)・・ R33) R2
2)R11+Δθ1))と処理d(R11+Δθ1))の部分
である。処理cでは、N個のマトリクスを掛け合わせて
3×3行列をつくり、処理dでは処理cで求めた3×3
行列と位置行列P1 と掛け算処理である。さらに、処理
c及び処理dにおける掛け算回数を示す。 PN = R N ( ωN )RN-1N-1)・・ R33) R22)R11+Δθ1)P1(式3) 但し、P1 は第1関節1aの現在位置行列(3×1行
列)であり、RN N) は第N関節(先端の関節1
d)についての回転行列(3×3行列)でり、ωNは第
N関節(先端の関節1d)の現在の関節角度であり、Δ
θ1 は第1関節1a(本処理で回転させる軸)の回転角
度である。式3中のマトリクス間演算の掛け算回数は、
以下の通りとなる。 処理c:9N〔=(3×3)×N〕 処理d:9(=3×3) マトリックス部分の合計回数:9(N+1)
【0015】次に図3のステップS3における処理は、
マトリクスRN を使った式で記述すると式4で表せ、掛
け算が生じるのは下線部の処理e(R N ( ωN )RN-1
N-1)・・ R33) R22+Δθ2))及び処理f( R22+
Δθ2))の部分である。 PN = R N ( ωN )RN-1N-1)・・ R33) R22+Δθ2)P2 (式4) ここで、R N ( ωN )RN-1N-1)・・ R33)は、(式
3)の計算結果が流用できるので新たな計算は生じな
い。さらに、処理e及び処理fにおける掛け算回数を示
す。但し、P1 は第2関節1pの現在位置行列(3×1
行列)であり、RN N) は第N関節(先端の関節1
d)についての回転行列(3×3行列)であり、ω N
第N関節(先端の関節1d)の現在の関節角度であり、
Δθ2 は第2関節(本処理で回転させる軸)の回転角度
である。式4中のマトリクス間演算の掛け算回数は、以
下の通りとなる。 処理e:0〔第1関節の場合の計算結果を使う〕 処理f:9(=3×3) マトリックス部分の合計回数:9
【0016】次に図3のステップS3における処理は、
マトリクスRN を使った式で記述すると式5で表せ、掛
け算が生じる部分は式5中の下線部の処理gの部分であ
る。さらに、処理gにおける掛け算回数を示す。 PN = R N ( ωN + ΔθN )PN (式5) 但し、PN は、第N関節(先端の関節1d)の現在位置
行列(3×1行列)であり、RN N ) は、第N関節
(先端の関節1d)についての回転行列(3×3行列で
あり、ωN は、第N関節(先端の関節1d)の現在の関
節角度であり、ΔθN は、第2関節1p(本処理で回転
させる軸)の回転角度である。式5中のマトリクス間演
算の掛け算回数は、以下の通りとなる。 処理g:9(=3×3) マトリックス部分の合計回数:9
【0017】(3) 従来方法と本発明の計算量の比較 以上、従来方法と本発明を用いた処理におけるマトリク
ス間演算の掛け算回数を比較したが、その合計回数は以
下のようになる。 従来の方法:12N2 回 本発明 :18N回(=9(N+1)+9(N−1)
回) このように、自由度Nが大きいほど、本発明によれば、
従来方法に比べて計算量が著しく小さくなる。
【0018】以上説明したように、本発明の第1実施形
態においては、マニピュレータ先端の関節が目標位置に
距離的に近づくような関節角度を最小2乗法により1軸
づつ求め、求めた目標角度と現在の関節角度の差に比例
した量を1軸づつ関節を回転させることによって、最終
的に先端の関節が目標位置に達するようにしている。関
節角度を計算する時の掛け算数(計算)量は、従来の逆
ヤコビ行列を用いた方法ではマニピュレータを構成する
関節数の2乗で増えるのに対し、本発明の第1実施形態
では、関節数に比例して増えるため、計算量が著しく減
少する。この結果、本発明の第1実施形態によれば、マ
ニピュレータを構成する関節数が多くなればなるほど、
従来の方法と比較してより大きく関節角度の計算量が減
少することになる。
【0019】次に、図1、図5乃至図7により、本発明
の第2実施形態を説明する。図5及び図6は、狭隘部に
挿入する多関節マニピュレータの例を示しており、図7
は、本発明の第2実施形態による制御用フローチャート
を示している。以下、第2実施形態によるN自由度を有
するマニピュレータを図5や図6に示す狭隘部に挿入さ
せる場合の関節角度算出法を説明する。この実施形態に
おいては、図1に示すマニピュレータ1cの全関節の表
面に接触センサ(図示せず)を取り付けている。図5
は、原子力発電プラントに設けられた原子炉の上部炉心
構造物5aの管群中に、先端にカメラ(図示せず)を取
り付けその根元が本体5bに取り付けられたマニピュレ
ータ5cを挿入する状態を示している。このとき、マニ
ピュレータ5cが管群と干渉しないように挿入するため
のマニピュレータ5cの関節角度決定が問題となる。図
6は、ガイドワイヤ6hの先端にマニピュレータ6bを
取り付け、マニピュレータ6bの先端に取り付けられた
カメラ6cを見ながらオペレータが操作器6fを使って
遠隔操作し、屈曲する管6a内中にマニピュレータ6b
を挿入していき、マニピュレータ6b自体は、ガイドワ
イヤー送り器6gで管6a内に押し込まれていく状態を
示している。この図6に示す場合も、図5の場合と同様
に、マニピュレータ6bが管6aと干渉しないように挿
入するためのマニピュレータ6bの関節角度決定が問題
となる。
【0020】図7に示す制御用フローチャートにおいて
は、図3に示す第1実施形態の制御用フローチャート
と、ステップS11、S12、S15、S18、S19
が同様であり、ステップS13、S14、S16、S1
7が追加されている。図5及び図6に示すようなマニピ
ュレータを狭隘部に挿入させる場合、図7に示す処理で
マニピュレータの関節角度の決定を行うと、以下のよう
になる。即ち、ステップS13において、第1関節をΔ
θ1 回転させることで、第1関節と第2関節のリンク部
が物体に接触するか否かを判定する。接触しない場合に
は、ステップS15に進み、接触する場合には、ステッ
プS14に進み、ΔΔθ 1 =−Kθ1 (K<1)とし物
体と回避方向に第1関節を微少に駆動する。さらに、第
2関節においても、ステップS16、S17において、
同様な処理を行う。この実施形態においては、ステップ
S12、S15、S18で、マニピュレータの先端位置
が目標位置に近づくように関節角度が算出されるが、管
にマニピュレータが接触することが十分考えられる。こ
の場合、マニピュレータの一部が管に引っかかりマニピ
ュレータの先端を目標位置に近づけられないほか、マニ
ピュレータを破損させることになる。管との接触有無
は、マニピュレータの全関節の表面に設置した接触セン
サにより検知できる。そこで、上述したように、ステッ
プS13、S14、S16、S17では、管に接触する
関節は、接触を回避する方向に少しだけ回転させるよう
にしている。こうすることで、管と接触していない関節
を動かしマニピュレータの先端が目標位置近づくように
回転させ、管と接触している関節は接触を回避する方向
に回転させ、全体として管との干渉を回避しながらマニ
ピュレータの先端を目標位置に近づけることができる。
【0021】本発明の第2実施形態においては、1個の
関節について最小2乗法を使い先端の関節が目標位置に
近づくような目標関節角度を求め、求めた目標関節角度
と現在の関節角度との差に比例した角度だけ関節を回
し、次に隣接する関節について同様に目標角度を求めて
関節を動かすといった逐次的な動作でマニピュレータを
動かしている。このため、マニピュレータの駆動中に、
マニピュレータの関節の一部が周囲の障害物に接触した
ら、その関節を接触を回避する方向に少しづつ回す簡単
な障害物回避ロジックを容易に組み込め、そのことによ
り、結果的に障害物の多い管内にもマニピュレータを挿
入できるようにしている。これに対し、従来のヤコビ行
列ではマニピュレータの先端位置が目標位置に近づくよ
う全関節の目標角度を一括して求めてしまうため、障害
物との回避ロジックを容易に組み込むことができず、障
害物の多い管内にもマニピュレータを挿入するのが難し
い。
【0022】次に、図8乃至図12により、本発明の第
3実施形態を説明する。この第3実施実施形態は、第2
実施形態を4本足歩行ロボットに適用したものである。
図8は本発明の第3実施形態が適用された4本足歩行ロ
ボットを示す全体構成図であり、図9は第3実施形態に
よる4本足歩行ロボットが形状の異なる段差を移動して
いる様子を示す斜視図であり、図10及び図11は第3
実施形態の4本足歩行ロボットの歩行の際の関節の角度
を算出するための制御用フローチャートであり、図12
は第3実施形態による4本足歩行ロボットの歩行中の姿
勢を示す斜視図である。図8に示すように、4本足歩行
ロボット8aは、脚8bの1本あたりN軸の関節を持
ち、その全関節には接触センサ(図示せず)が取り付け
られている。4本の脚は、固定治具8cで連結されてい
る。ここで、関節8dは根元関節である第1関節を示
し、関節8eは先端関節である第N関節を示している。
この4本足歩行ロボット8aへの動作指令は、コントロ
ーラ8fから通信インターフェイス8gを介してケーブ
ル8jから送られる。これらのコントローラ8fと通信
インターフェイス8gは電源8hと接続されている。
【0023】図9に示すように、4本足歩行ロボット8
aは、接触センサからの情報を基にして、形状が異なる
階段9a(図9(a)参照)及び高さの異なる段差9
b,9c(図9(b)(c)参照)を乗り越えながら移
動することができる。次に、図10乃至図12により、
第3実施形態による4本足歩行ロボットの歩行の際の関
節の角度を算出するための制御内容を説明する。先ず、
ステップT1において、4本足歩行ロボット8aの移動
方向をオペレータが入力する。次に、ステップT2にお
いて、従来手法である静歩行パターンに従って、1本の
移動させる脚11a(遊脚)と3本の4本足歩行ロボッ
トを支える脚11b(支持脚)を選択する。次に、ステ
ップT3において、支持脚の3接地点から構成される三
角形11c内に4本足歩行ロボットの重心が入るように
その中心11dを移動させる。次に、ステップT4にお
いて、遊脚11aの先端関節11eを垂直にA1 (m
m)だけ持ち上がるように、根元関節11f(第1関
節)から先端関節11e(第N関節)までを1軸づつ順
番にΔθi だけ回転させる。ここで、Δθiは、図7の
ステップS12,S15,S18におけるΔθ1,Δθ
2 ,ΔθN と同様な処理により求める。
【0024】次に、ステップT5において、第1乃至第
N関節を回転中に遊脚の先端関節11eが段差に接触す
るか否かを接触センサにより判定する。接触する場合に
は、ステップT6に進み、遊脚の先端関節11eが更に
垂直にΔA1 (mm)だけ持ち上がるように、ステップ
T4及びステップT5と同様な処理を繰り返して実行す
る。次に、ステップT7に進み、第1乃至第N関節を回
転中に遊脚の先端以外の関節が段差に接触するか否か又
は可動範囲をオーバするか否かを判定する。ステップT
5において接触しないと判定された場合も同様にステッ
プT7に進む。ステップT7において、抵触するか又は
可動範囲をオーバする場合には、ステップT8に進み、
現在回転中の関節を−kΔθi(但し、k<1)だけ回
転させ、接触及び可動範囲オーバを回避する。その後、
ステップT9に進む。また、ステップT7で接触もせず
又は可動範囲もオーバしてない場合にも、ステップT9
に進む。次に、ステップT9において、先端関節11e
がA1 (mm)だけ垂直に持ち上げることが終了したか
否かを判定する。終了していない場合には、ステップT
4に戻り持ち上げが終了するまで同様な処理を繰り返し
て行う。
【0025】次に、ステップT10において、遊脚11
aの先端関節11eが水平移動して一定歩幅A2 (m
m)先の目標位置に近づくように、根元関節11f(第
1関節)から先端関節11e(第N関節)までを1軸づ
つ順番にΔθi だけ回転させる。ここで、Δθiは、図
7のステップS12,S15,S18におけるΔθ1
Δθ2 ,ΔθN と同様な処理により求める。このステッ
プT10においては、更に、ステップT5〜T8を実行
しながら、遊脚の先端関節11eがA2 (mm)の水平
移動を終了するまで、このステップにおける処理を繰り
返して行う。次に、ステップT11において、ステップ
T4とは逆に、遊脚の先端関節11eをΔA1 (mm)
だけ垂直に下げる。この処理を、遊脚の先端関節11e
が段差面に接触するまで、繰り返して実行する。次に、
ステップT11に進み、オペレータからの停止命令があ
るか否かを判定し、あれば、終了し、無ければ、ステッ
プT13に進む。ステップT13では、別の脚を遊脚と
して、同様の処理を実行する。具体的には、この別の脚
に関して、ステップT2に戻り、同様な処理をオペレー
タからの停止命令があるまで繰り返しておこなう。
【0026】この4本足歩行ロボットに適用された本発
明の第3実施形態においては、N軸ある関節の全てを使
用して先端関節を目標位置に移動させることができるた
め、脚の可動範囲を広げることができる。各関節の関節
表面に取り付けた接触センサ(図示せず)からの情報を
基に各関節の回転量を調整しているため、移動対象であ
る段差の高さや幅のサイズが変化した場合でも、アルゴ
リズムを修正することなく乗り越え移動が可能となる。
また、段差障害物のために脚を構成する関節の一部が可
動範囲をオーバして脚姿勢がきつくなる状況が発生した
場合は、可動範囲を超えた関節を逆向きに回転させて可
能範囲内に戻すと共に別の関節の回転量を調節すること
により、結果的に脚の先端関節を目標位置に近づけ、歩
行による段差移動を可能にしている。従来の4本足歩行
ロボット(第4回日本ロボット学会学術講演会予稿集、
1986、p381 〜p386 )の多くが3〜4自由度を持つ脚
で構成されているが、本発明の第3実施形態は、それ以
上の自由度を持つ脚で構成されている4本足歩行ロボッ
トの移動時の関節角度算出に関して特に有効である。
【0027】本発明の第3実施形態による4本足歩行ロ
ボットの脚運びと歩幅(先端関節の移動軌跡)は、従来
の4本足歩行ロボットと同じであるが、本実施形態によ
れば、脚先を目標位置に移動させる際に、遊脚の段差接
触や関節の可動範囲オーバに対する回避を逐次実行して
いるので、従来のものとは異なり、予め段差の場所と形
状(ロボット用の移動マップ)がわかっていなくても、
移動方向だけをオペレータが指示するだけで、接触セン
サにより段差の位置と形状を検知し自動的に階段等を移
動することが可能となる。このように、本実施形態は、
従来から提案されている移動マップをベースとした制御
方法とは異なり、4本足歩行ロボットの正確な自己位置
測定も不要となり、そのため、適用範囲も広範囲とな
る。さらに、1本当り4軸を超える脚を持つ4本足歩行
ロボットの制御はこれまで実施されておらず、本実施形
態の4本足歩行ロボットにおいては、従来の先端関節を
絶えず接地させて移動する歩行とは異なり、膝関節(例
えば第N−1関節)を接地させた歩行も合わせて行うこ
とにより、従来のものよりも高い段差を乗り越えること
が可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、関
節角度を計算する際の計算量を大幅に低減させることが
できると共に狭隘部内にも挿入可能な多関節ロボットの
制御装置を提供することができる。さらに、本発明は、
4本足歩行ロボットにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的な冗長な自由度を持つ多関節ロボット
(多関節マニピュレータ)を示す概略図
【図2】 狭隘部である管内に図1の多関節ロボット
(多関節マニピュレータ)を挿入する場合を示す概略図
【図3】 本発明の第1実施形態による関節の回転角度
を算出するための制御用フローチャート
【図4】 本発明の第1実施形態を8自由度のマニピュ
レータに適用したときの関節の動作状況を示す概略図
【図5】 原子力発電プラントに設けられた原子炉の上
部炉心構造物の管群内に挿入された本発明の第2実施形
態が適用可能な多関節マニピュレータを示す概略図
【図6】 屈曲する管内に挿入された本発明の第2実施
形態が適用可能な多関節マニピュレータを示す概略図
【図7】 本発明の第2実施形態による関節の回転角度
を算出するための制御用フローチャート
【図8】 本発明の第3実施形態が適用された4本足歩
行ロボットを示す全体構成図
【図9】 本発明の第3実施形態による4本足歩行ロボ
ットが形状の異なる段差を移動している様子を示す斜視
【図10】 本発明の第3実施形態の4本足歩行ロボッ
トの歩行の際の関節の角度を算出するための制御用フロ
ーチャート
【図11】 本発明の第3実施形態の4本足歩行ロボッ
トの歩行の際の関節の角度を算出するための制御用フロ
ーチャート
【図12】 本発明の第3実施形態による4本足歩行ロ
ボットの歩行中の姿勢を示す斜視図である。
【符号の説明】
1c 多関節ロボット(多関節マニピュレータ) 1a,1p,1r,1d 関節 1b リンク 1e 架台 1f 電源 1g コントローラ 1h 通信インターフェイス 4f,4g,4h 関節 4i 目標位置 5a 原子炉の上部炉心構造物 5c マニピュレータ 6a 管 6b マニピュレータ 6f 操作器 6d 電源 6e コントローラ 8a 4本足歩行ロボット 8b 脚 8c 固定治具 8d 根元関節(第1関節) 8e 先端関節(第N関節) 8f コントローラ 8g 通信インターフェイス 8j ケーブル 11a,11b 脚 11d 中心 11f 根元関節 11e 先端関節

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを内臓したN個の各関節をリンク
    を介して連結した多関節ロボットの制御装置であって、
    この制御装置が、 根元関節である第1関節を他の関節は固定した状態で所
    定の微少角度Δθ1 だけ回転させるとき、先端関節であ
    る第N関節の目標位置をD(D1、2、3 )とし、第1
    関節を回転させる前の第N関節の現在位置をP(P1、
    2、3 )とし、第1関節をθ回転させたときの第N関節
    の位置の変化量をΔP(ΔP1、ΔP2、ΔP3 )とし、第
    1関節をθ回転させたときの第N関節の位置と目標位置
    までの距離の2乗値をEとし、ΔP1 =f1 (θ)、Δ
    2 =f2 (θ)、ΔP3 =f3(θ)とし、E=(D
    1 −P1 −f1 (θ))2 +(D2 −P2 −f
    2 (θ)) 2 +(D3 −P3 −f3 (θ))2 を最少と
    する第1関節の回転量θを最小2乗法により求めて上記
    微少角度Δθ1 とする第1関節の角度演算手段と、 第1関節に隣り合う第2関節から第N関節の各々におい
    て、各関節を他の関節を固定した状態で所定の微少角度
    Δθだけ回転させ、この微少角度Δθを上記の第1関節
    の回転角度演算手段と同様に最小2乗法により求めて上
    記微少角度Δθとする第2関節乃至第N関節の角度演算
    手段と、を有し、 上記Eの値が所定のしきい値以下となるまで上記第1関
    節乃至第N関節の角度演算手段が演算を繰り返して行
    い、各関節の回転角度を算出することを特徴とする多関
    節ロボットの制御装置。
  2. 【請求項2】 さらに、各関節の表面に設けられた接触
    センサと、接触センサがその関節に接続されたリンク部
    が周囲の障害物に接触したことを検知した場合、その関
    節の回転角度を接触を回避する方向に所定の微小角度だ
    け駆動させる接触回避手段とを有することを特徴とする
    請求項1記載の多関節ロボットの制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010001107A3 (en) * 2008-06-30 2010-03-25 Oliver Crispin Robotics Limited Method of controlling a robotic arm
US8219246B2 (en) 2001-06-13 2012-07-10 Oliver Crispin Robotics Limited System and method for controlling a robotic arm

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