JP2000167746A - 加工不良防止方法及びその装置 - Google Patents

加工不良防止方法及びその装置

Info

Publication number
JP2000167746A
JP2000167746A JP10360028A JP36002898A JP2000167746A JP 2000167746 A JP2000167746 A JP 2000167746A JP 10360028 A JP10360028 A JP 10360028A JP 36002898 A JP36002898 A JP 36002898A JP 2000167746 A JP2000167746 A JP 2000167746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
processing
displacement
machining
positional deviation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10360028A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Sugiyama
義明 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP10360028A priority Critical patent/JP2000167746A/ja
Publication of JP2000167746A publication Critical patent/JP2000167746A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工材の位置ずれによる加工不良を低減さ
せる。 【解決手段】 テーブル15上に被加工材固定手段17
により固定された被加工材16の基準面13,14に対
して、変位検出器11,12をそれぞれ取り付ける。加
工中、被加工材16に位置ずれが発生すると、変位検出
器11,12の出力は制御コントローラ30へ送られ
る。制御コントローラ30は、この位置ずれを検知し、
制御コントローラ30がロボット20による加工動作を
停止させると共に、警報器31により作業者に被加工材
16の位置ずれを知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工不良防止方法
及びその装置に係わるもので、特に、被加工材の位置ず
れによる加工不良の低減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、加工機械を使用して被加工材の加
工作業を行う場合、被加工材をテーブル上に固定し、荒
仕上げ、中仕上げ、仕上げの順で加工を行い、その加工
工程順ごとに被加工材の基準面を基準にして被加工材の
寸法測定を行っていた。この被加工材の寸法測定を加工
機械の運転中に行うことは出来ず、加工工程順ごとに加
工機械を停止して被加工材の寸法測定を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加工中に工
具との摩擦熱、振動などにより被加工材の位置ずれが発
生し、被加工材が不良品となる場合があるが、従来は、
上記のように加工工程順ごとの寸法測定を行ったところ
で、初めて被加工材の位置ずれによる加工不良を発見す
ることになり、加工不良を初期の段階で阻止することが
できないと共に、無駄な加工を続けるという問題があっ
た。このために、上記のような無駄な加工を避けること
が課題となっていた。
【0004】本発明は、前述した課題を解決し、被加工
材の位置ずれをただちに発見して、この位置ずれによる
加工不良の発生を初期段階で防止することができる加工
不良防止方法及びその装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の加工不良防止方法は、加工中、被加工材の固
定盤との相対的な位置ずれを検出手段により検出し、位
置ずれが検出された場合、加工を停止するものである。
【0006】このように構成することにより、被加工材
の位置ずれによる加工不良を低減させることができる。
【0007】また上記目的を達成するための本発明の加
工不良防止装置は、被加工材の固定盤との相対的な位置
ずれを検出するための検出手段と、この検出手段からの
信号を入力し、前記位置ずれが検出された場合、加工を
停止するよう制御するための制御手段と、を備えたもの
である。
【0008】このように構成することにより、検出手段
で被加工材の位置ずれを検出し、被加工材の位置ずれを
検出した場合には、制御手段により加工機械を停止させ
ることができる。
【0009】なお、前記加工不良防止装置は、前記検出
手段からの信号を入力し、前記位置ずれが検出された場
合、警報を発生するための警報手段を備えることが好ま
しい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図2を参照し、加工機械として産業用ロボットを
使用した例を説明する。図1は、本発明の加工不良防止
装置を適用した加工装置40の全体構成を示す図であ
る。この実施形態例においては、産業用ロボット20、
このロボット20を制御するための制御コントローラ3
0、及び被加工材16を設置するテーブル15を備えて
いる。20は六軸制御の円筒座標型力制御ロボットであ
り、旋回部22は基台部21上に左右回転(座標軸名称
はθ)可能に設けられ、この旋回部22上にコラム部2
3が設けられている。コラム部23にはアーム部24が
上下動(座標軸名称はZ)可能に係合されており、旋回
部22が左右に回転することにより、コラム部23、ア
ーム部24が一体的に回転する。
【0011】アーム部24の先端はZ軸と直角に伸縮
(座標軸名称はR)可能に構成され、その先端の手首回
転部25はR軸を中心に回転(座標軸名称はα)可能に
設けられている。手首部26は、手首回転部25に組み
付けられた軸に揺動(座標軸名称はγ)可能に、また、
手首部26自体も左右回転(座標軸名称はβ)可能に設
けられている。ロボット20の上記直線運動Z、R及び
回転運動α、β、γ、θの各軸の動きで手首部26の位
置と姿勢を制御して、所望軌道を得て、工具交換機構2
7を介して装着した工具28により加工を行う。
【0012】ロボット20はインターフェース29を介
して制御コントローラ30に接続され、ロボット20の
加工動作や工具交換動作は、制御コントローラ30に格
納されているロボットプログラムによって行われる。ま
た、制御コントローラ30は、ロボット20への電源供
給の切換も制御している。
【0013】被加工材16は、図2に示すように被加工
材固定手段17により固定盤としてのテーブル15に固
定されている。この被加工材16の図2において右側面
に設けられた基準面13,14の中心に変位検出器1
1,12から発せられた光18,19を当てて、その反
射光の位置から基準面13,14までの距離を検出する
公知の変位検出器11,12がそれぞれ取り付けられて
いる。変位検出器11,12の出力は、制御コントロー
ラ30へ送られるように構成されている。この変位検出
器11,12の出力から制御コントローラ30は、位置
ずれを検知し、警報を発すると共に、工具28を被加工
材16から離す方向へロボット20を作動させ、加工を
停止させるように構成されている。
【0014】次に、本発明の作用を説明する。テーブル
15上に被加工材固定手段17により固定された被加工
材16の基準面13,14に対して、変位検出器11,
12をそれぞれ取り付ける。次いで、ロボット20に取
り付けた工具28により被加工材16の加工を行う。加
工中、被加工材16に位置ずれが発生すると、変位検出
器11,12の出力は制御コントローラ30へ送られ
る。制御コントローラ30は、この位置ずれを検知し、
工具28を被加工材16から離すようにロボット20を
作動させて加工動作を停止させると共に、警報器31に
より作業者に被加工材16の位置ずれを知らせる。
【0015】前述した実施の形態例では、被加工材の位
置ずれ検出手段として変位検出器を用いた例を示した
が、本発明はこれに限られるものではなく、レーザー測
長器や歪み計などの種々の検出手段を用いることが可能
であり、その配置・構成も変更可能である。
【0016】また、前述した実施の形態例では、六軸制
御の円筒座標型力制御ロボットを用いて機械加工を行う
例を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、
他の形態のロボット、さらに工作機械などにも適用可能
である。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明の加工不良防止
方法及びその装置は、加工中の被加工材の位置ずれを検
出し、位置ずれが生じた時、直ちに加工を停止するた
め、位置ずれによる加工不良を低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による加工不良防止装置の実施の形態を
示す構成図。
【図2】図1に示す被加工材の取り付け部分の拡大斜視
図。
【符号の説明】
11,12 変位検出器 13,14 基準面 16 被加工材 17 被加工材固定手段 18,19 光 20 ロボット 21 基台部 22 旋回部 23 コラム部 24 アーム部 25 手首回転部 26 手首部 27 工具交換機構 29 インターフェース 30 制御コントローラ 31 警報器 40 加工装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定具により固定盤の上に固定された被
    加工材を機械加工する際の加工不良防止方法であって、 加工中、前記被加工材の前記固定盤との相対的な位置ず
    れを検出手段により検出し、位置ずれが検出された場
    合、加工を停止すること、 を特徴とする加工不良防止方法。
  2. 【請求項2】 被加工材を固定盤の所定位置に固定して
    機械加工を行う加工機械における加工不良防止装置であ
    って、 前記被加工材の前記固定盤との相対的な位置ずれを検出
    するための検出手段と、 この検出手段からの信号を入力し、前記位置ずれが検出
    された場合、加工を停止するよう制御するための制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする加工不良防止装置。
  3. 【請求項3】 前記加工不良防止装置は、前記検出手段
    からの信号を入力し、前記位置ずれが検出された場合、
    警報を発生するための警報手段を備えたことを特徴とす
    る請求項2に記載の加工不良防止装置。
JP10360028A 1998-12-03 1998-12-03 加工不良防止方法及びその装置 Pending JP2000167746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10360028A JP2000167746A (ja) 1998-12-03 1998-12-03 加工不良防止方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10360028A JP2000167746A (ja) 1998-12-03 1998-12-03 加工不良防止方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000167746A true JP2000167746A (ja) 2000-06-20

Family

ID=18467534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10360028A Pending JP2000167746A (ja) 1998-12-03 1998-12-03 加工不良防止方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000167746A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3763734B2 (ja) パネル部材の加工方法
US10688612B2 (en) Machine tool
US10603752B2 (en) Machine tool
CA2863444C (en) Drilling apparatus and method
US5132887A (en) Multi-articulation type robot for laser operation
JP2005066819A (ja) 多関節型ロボット
JP4647179B2 (ja) 加工方法
JP6404957B2 (ja) 加工機にワークを搬送するロボットを備える加工システム
JP2021024047A (ja) 工作機械
JP2004114203A (ja) ワーク形状測定装置及び該装置を用いた形状測定システム
JP2000167746A (ja) 加工不良防止方法及びその装置
GB2363861A (en) Processing an object, eg a workpiece, by a tool
WO2021206172A1 (ja) 加工方法
JP4580048B2 (ja) ボールエンドミル工具の自動測定方法および自動測定装置
JPH0985671A (ja) 小形の多関節形ロボット装置
JP2018202582A (ja) 加工方法及び加工装置
JP3866834B2 (ja) 歯科補綴物の製造装置
JP3780470B2 (ja) 複合偏心軸を芯合せする方法
JP7373422B2 (ja) 計測装置
JPH0691485A (ja) 5面加工機の信号伝達装置
JPH07241918A (ja) フレネルレンズ切削用刃物台
JPH0530869Y2 (ja)
JP2002321140A (ja) 工作機械のワーク計測装置
KR20210095574A (ko) 공작기계
AU2013214027B9 (en) Drilling apparatus and method