JP2000166994A - 正圧の手術フィ―ルドの確立及び維持のための装置 - Google Patents

正圧の手術フィ―ルドの確立及び維持のための装置

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JP2000166994A
JP2000166994A JP11320924A JP32092499A JP2000166994A JP 2000166994 A JP2000166994 A JP 2000166994A JP 11320924 A JP11320924 A JP 11320924A JP 32092499 A JP32092499 A JP 32092499A JP 2000166994 A JP2000166994 A JP 2000166994A
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air
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JP11320924A
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Stephen D Kuslich
ディー. クスリッシュ ステファン
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Original Assignee
Spineology Inc
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G13/00Operating tables; Auxiliary appliances therefor
    • A61G13/10Parts, details or accessories
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/40Apparatus fixed or close to patients specially adapted for providing an aseptic surgical environment
    • A61B2090/401Apparatus fixed or close to patients specially adapted for providing an aseptic surgical environment using air flow

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手術の間、血液損失を減らす。 【解決手段】 手術の間、血液損失を減らすために正圧
が導入される密封部材(10)により患者(12)の手
術を要する患部(40)を包囲する。この装置は、手術
の間、一般的な滅菌フィールドを提供し、血液損失を減
らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切断された、又は
同様に曝された血管、特に静脈や毛細血管から通常起る
血液損失を減少させるために使用される手術装置に関す
る。血液は損傷を受けた血管を経て、外へ通過するが、
これを妨害するために十分量の空気圧をこれらの毛細血
管に課することによって血液の損失が減少される。
【0002】
【従来の技術】手術の間、血液損失を減少させる助けと
なるために使用される幾つかの技術と装置が現在ある。
外科医の手、ガーゼ、又は包帯による傷への直接的物理
的圧力の適用から通常なる扱いにくく侵襲的な直接的圧
力法は、これらの内で主要なものである。更に、血管の
焼灼や結紮を提供する技術が存在する。
【0003】傷に直接的圧力を適用する一つのこのよう
な方法はM.A.S.Tスーツとして公知であるが、そ
れは、軍隊の抗ショックズボンとして通常使用される。
このデバイスは本質的に、人体の下2/3に通常着せて
空気で膨らませるズボンである。着せてから、そのズボ
ンを所定圧まで膨らませ、それによって傷部からの更な
る血液損失を防止し、末梢から中枢血液系へ血液を押し
しぼる。本発明とは異なり、M.A.S.T.スーツ
は、外科医又は他の医療関係者による傷部に接近する更
なる能力を有しない。適当な傷用医薬材料又は更なる医
学的方法のために傷に更に接近することができる前に、
抗ショックズボンは収縮させ、脱がす必要があり、出血
が新たに始まる可能性がある。
【0004】チャンバー内の気圧を増加するチャンバー
を確立する幾つかの周知の方法がある。このようなチャ
ンバー、特にGamowらの米国特許第5,109,8
37号、第5,467,764号、第5,398,67
8号によって開示された種々の高圧チャンバーによっ
て、ヒトが眠るのに適した、又は通常高山病として知ら
れる高高度環境と連関する状態を軽減するために適した
一般的に短かい期間密封される高圧環境が作出される。
これらのチャンバーでは、患者の全身がチャンバー内に
あり、増大圧は全身に及び、出血抑制に何の効果も無
い。米国特許第4,550,713号は、眼に縫い付け
られた環を含む、切開されたとき眼の変形を防ぐシステ
ム、及び眼内圧を打ち消す、眼に対する圧力を上げる手
段を開示する。
【0005】ここで言及した特許、刊行物、又は他の情
報は本発明に関し“従来技術”であるとは、特に示され
ていなければ、このセクションで記載した技術によって
は認められない。更に、このセクションは、調査がなさ
れた、又は直接関連する情報は存在しないことを意味す
るとは解釈されるべきではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本発明の目的は、手術の間、血液損失を減らす
装置及び方法を提供することにある。
【0007】血液損失を制限する気圧フィールドによ
り、密封部材の中のヒトの傷部に負荷される、又は手術
室全体の廻りに負荷される増加気圧を提供することによ
って、従来技術法の問題点を本発明は克服する。更に、
本発明は、種々の流速での種々の気体、及び混合物を制
御し提供する方法を提供する。また、本発明は、ヒトが
密封部材の中に容易に入れ、その中から出る方法を提供
する。
【0008】請求項1の発明によれば、手術の間、出血
を減らすために使用される、正圧手術フィールドを確立
し維持するための装置であって、(a)加圧可能にし
て、患者の手術を要する患部が位置できるチャンバーを
定めるために形成され、配置された密封部材であって、
前記密封部材は手術を要する患部が密封部材の一部とな
るように患者の手術を要する患部に空気密封シールを提
供すること;及び(b)気体機構は密封部材内に正圧を
提供する該密封部材へ気体を送り、密封部材を気体で満
たし、出血を阻止するために十分な、外部の気圧より高
い密封部材内の気圧フィールドを確立するために十分な
気体体積を密封部材に送ることができ、所望の気体濃度
を維持するための空気交換を提供すること;を含む。
【0009】請求項2の発明によれば、気体を送るため
の気体機構は、密封部材内外への気体流速を制御する能
力を提供する。請求項3の発明によれば、密封部材は透
明プラスチックから形成される。
【0010】請求項4の発明によれば、密封部材は、手
術チームが密封部材(10)内に入り、かつ出るのを可
能とする一連の閉鎖可能開放部を有する。請求項5の発
明によれば、気体機構は密封部材内の手術チームに呼吸
できる気体を提供し、患者の手術を要する患部に二酸化
炭素環境を提供する。
【0011】請求項6の発明によれば、気体を送るため
の気体機構は、密封部材内の気体型の制御能力を提供す
る。請求項7の発明によれば、手術の間、出血を減らす
ために使用される、正圧手術フィールドを確立し維持す
るための方法であって、 (a)患者の手術する患部と外科医とを密封部材にて気
密的に包囲すること; (b)外部の気圧より比較的に高い気圧を密封部材内に
生成するために十分な量の気体で密封部材を充満させる
こと; (c)密封部材内に気体を注入し、必要な圧力を維持す
ること;及び (d)密封部材中の開放部により密封部材内の気圧に患
者の手術する患部を曝すこと;及び (e)切開手術による出血が減少するまで密封部材内の
気圧を調整すること;を含む。
【0012】請求項8の発明によれば、手術の間、出血
を減らす方法であって、 (a)内部と患者の手術する患部とを接触させることを
可能とする開放部を有する密封部材を、患部の上又は回
りに置くことにより患部を隔離すること; (b)曝された毛細血管を通る血液損失を制限するため
に、外部の気圧よりも高い気圧を、密封部材内の空間に
生成させること;及び (c)密封部材表面に位置する開放部を通し該患部を手
術すること;を含む。
【0013】請求項9の発明によれば、手術の間、出血
を減らすために使用する、滅菌環境を提供し、正圧手術
フィールドを確立して、同フィールドを維持するための
移動式手術フィールドであって、(a)前記密封部材は
加圧可能であり、患者の手術を要する患部が位置できる
滅菌チャンバーを定めるために形成され、配置された収
縮可能、拡張可能であり、患者の皮膚が密封部材の一部
となるように、患者皮膚で空気密封シールを提供する機
構を含み、装置を密封部材に対し内外へと通過させるこ
とができ、圧力のかなりの変化無しに外科医の手が入れ
られる気密的開放部を含むこと;及び(b)密封部材に
気体を送り、密封部材内へ正圧を提供し、かつ密封部材
を気体で充満させ、出血を阻止するのに十分な、外部の
気圧より高い密封部材内の気圧フィールドを確立するた
めに十分な体積の空気を密封部材内に送ることができる
手段;を含む。
【0014】本発明により、手術の間、出血を減少させ
るために使用される正圧が働く手術フィールドは、密封
部材が傷部の上、又は廻りに置かれるのを可能とする開
放部を有する密封部材を提供する。好適実施形態では、
密封部材は自己支持型であり、透明プラスチックから構
成される。
【0015】密封部材は正圧流の気体で満たされる。得
られる流により、密封部材の内部は、外の標準的室内気
圧に対し高圧になる。この包囲された正圧フィールド
は、開放部を通し、手術部位に適用される。一実施形態
では、開放部は、患者の頭と上胸部を除いて患者のほぼ
全身が正圧フィールドに曝されるのが可能な十分な大き
さでありうる。この好適実施形態では、患者への容易な
接近を可能とするために、手術チームも同様にフィール
ドで包囲されることができる。別の実施形態では、密封
部材は、患者のほんの小面積が正圧フィールドに曝され
るのを可能とするのに十分な大きさである。このような
実施形態では、外科医は、密封部材の側面の幾つかの開
放部を介し手術部位に接近する。
【0016】患者は、正圧手術フィールド内の圧力より
低い圧力で空気を呼吸するので、圧力が血管に作用し、
これらの血管は収縮、又は部分的に収縮し、漏れ出る血
液損失を抑制する。出血が止むまで圧力は調整できる。
【0017】本発明の形態において容易に運搬可能で、
手術室の外で使用でき、一般的な滅菌環境を提供でき
る。このように、本発明の密封部材の使用によって、出
血と汚染はフィールド内で抑制できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の詳細な説明を以後図面に
基づき行う。ここに記載された囲われた正圧手術フィー
ルドは、施術手段により曝されるはずの患者身体12の
患部を覆うために、適当なサイズのプラスチック製の密
封部材10を形成することによって適切な個所に置かれ
る。密封部材10は、種々の手術条件下その使用を可能
とする種々なサイズと形を有する多数の実施形態を有し
うる。
【0019】図1は、患者身体12の大きな部分が密封
部材10内の気圧に曝される本発明の一実施形態を示
す。この実施形態は、外科医が密封部材10内に立つこ
とによって、手術する外科医20が手術部位40に直接
接近できるために十分大きい。気圧の増大は手術を妨害
することはない。気圧の増大は非常に小さく、特に外科
医も同じ圧力で呼吸するから外科医に殆ど影響しない。
【0020】図2は、手術されている患者の身体12の
患部だけがフィールド内に置かれる本発明の小規模な適
用を示す。本発明のこの形態では、腹部のような傷部位
40の廻りで一般的な空気密封シールが必要であり、外
科医20は開放部36を通り接近できる。開放部36は
グローブボックスにおけるようなグローブでありえ、又
は外科医の前腕の廻りでシールを維持する密封開放部を
通り腕を通過させることができる密封システムでありう
る。もし腕が手術部位であるならば、空気密封シールは
上腕の廻りであって、傷部位でではないことに注意され
たい。
【0021】開示したどちらの実施形態でも、密封部材
10が置かれると、ある体積の気体(3本の実線の矢1
4で表す)が、空気産生機械16から密封部材10内に
注入される。この機械によって生成される気体は、運搬
チューブ又はパイプ18を通り密封部材10内に進む。
このような機械は空気圧縮器又は送風機でありうるが、
これらの2例に限定される必要はない。通常、手術室に
はしばしば、密封部材10に空気を供給すべく簡単に接
続できる高級な空気供給システムがある。ここで使用す
る“気体”とは、標準的室内空気を意味するものとす
る。しかし、本発明者は、密封部材10を満たし、正圧
フィールドを確立するために、種々の中性気体が使用で
きることを理解する。それ故、空気は、本発明のこの面
のために使用される唯一の媒質として見るべきではな
い。
【0022】気体は、手術する外科医20が定める圧力
まで密封部材10を満たす。所望圧力は、患者に供給さ
れる気圧と比較して正圧値で一致する。この正圧フィー
ルドが曝された血管と接触するとき、曝された血管上へ
圧力バリアが賦課される。このようなバリアにより、手
術の間の血液などの体液を毛細血管や静脈が失うのが防
止される。利点は、圧力における667N・m-2(5m
mHg)という小さな増加で得ることができる。出血や
漏出を減少させるために使用できる圧力増加の典型的範
囲は圧力約667〜約2666N・m-2(約5〜約20
mmHg)であろう。
【0023】図1に示す実施形態により、手術チームに
よる患者へのより簡単な接近が可能となる。図示されな
い患者の頭部は、この実施形態ではフィールドから除外
される。フィールドの高圧が有効であるために患者が低
圧空気を呼吸する必要性があり、特に図3と図4で示さ
れるように、患者の頭部と上胸部をフィールド内には置
かない。出血を抑制するために患者身体の一部を上昇圧
に曝すときに患者が適切な呼吸を維持するために、患者
の上胸部と頭部は外界圧力である必要がある。本発明の
効果のために、患者の呼吸圧力に対し手術部位での圧力
の差異が必要なので、患者の身体全部が密封部材の中に
あることはできない。患者は単純に密封部材の中にいる
ことができず、より低圧で空気を供給されることはでき
ない。というのは、患者の肺が上がらないであろうか
ら。
【0024】この実施形態では、密封部材10は十分大
きく、外科医20が密封部材10と正圧フィールド内で
手術全部を行うことができる。図1の実施形態では、手
術室の床30は隣接した開放部24であり、機械的シー
ルを、床での圧力シールを維持するために開放部24の
縁26で加えることができる。あるいは、外科医は手術
室の床と直接的な接触無しに密封部材バッグ内に完全に
いるように、密封部材10の一部のトップに単純に立つ
ことができる。
【0025】本発明の更なる利点は、手術フィールド内
の気体圧力、湿度、及び他の空気状態の他に、密封部材
10に導入される気体の型を制御できることによる外科
医に提供される付加的柔軟性である。より詳細には、空
気産生機械16は、酸素の他に種々の気体を含有し、制
御し、放出する付加的能力を有しうる。例えば、標準的
な酸素と窒素混合物の代わりに密封部材10内に主にC
2気体を導入することによって、外科医20は、多数
の手術で患者を冒しうる生命を脅かす病気として知られ
る空気塞栓症の発症をかなり予防できる。明らかに、こ
の型のCO2空気が図1に示す実施形態に導入されると
き、外科医20は外の源から呼吸できる空気を供給され
る必要がある。標準的手術室換気システムによって通常
行われるような、流入や流出制御によって所望の圧力を
維持し、換気を可能とし、密封部材内の空気のパラメー
ターの調整を可能とする空気産生機械16によって空気
制御が達成される。このようなデバイスは、密封部材に
単純にフックで留めることができるし、又は本発明の装
置と共に作動するように改変できる。
【0026】図1及び図4−7に示すように、密封部材
10内の外科医20は、手術部位40に到達するために
開放部42を通し手術する。開放部42の縁44は、患
者身体に対し一般的な空気密封シールを形成する。シー
ルは単純な気圧によるものでありうるし、又は図7の層
46として示す接着剤の添加によって増大しうる。この
ような接着剤46は種々の機構によって適用できるし、
剥がしテープの除去で起る活性化を有する縁44への接
着剤の前適用を含む幾つかの異なる型で具体化できる。
本発明の全ての形で、開放部は、外科医のために必要で
あり、密封部材の中に、且つ密封部材から外に装置類を
通過させるために必要である。一時的な開口が形成さ
れ、再び封止ができるように、圧力変化を最小化するよ
うに開放部を設計する。
【0027】図5に示すように、密封部材10は、縁4
4に隣接する、密封部材10に結合したひも部材50も
含むことができ、それは、患者身体12の直ぐ下を通過
できる。これらのひも50は、密封部材10の拡張の間
に密封部材10が手術部位40から空中にふわりと飛ぶ
のを防止する。
【0028】図2では、手術する患者身体の部分は開放
部42によってフィールドに曝される。図1のように、
開放部42の大きさは、手術の型と大きさにより変わり
うる。接着剤を用いて、密封部材10を患者の皮膚に固
定できる。更に、又はあるいは、開放部42の縁44に
重みをつけて、密封部材10が部位から持ち上がる傾向
を減らすことができる。更に、図2のより小さい実施形
態はまた、図5で示す結びの機構50の型も含みうる。
【0029】手術する外科医20が決めた密封部材10
内の圧力のレベルを維持するために、密封部材10に
は、外の環境に対し有する種々の界面で幾つかのシール
が必要である。図1は、密封部材10はプラスチック製
の一連の自己支持壁を有することを示す。手術室の床3
0と密封部材10の開放部24の接合部で、密封部材1
0は自重により、床へ粗く密封するように作用する。し
かし、接着剤又は重量化された下部縁26のようなシー
ルのより活性な型を有する種々の実施形態がありうる。
更に、上記のように、外科医はプラスチックの密封部材
10の上に立ち、密封部材10内に完全に入ることがで
きる。更に、図2で見ることができるように、実施形態
はバッグ状密封部材10を含むものであり、床シールの
必要性が無いこともありうる。患者12への接近を可能
とする図2の実施形態の開放部42のような密封部材1
0の他の部分にもシールが有効に作用する。
【0030】手術の間、使用しなければならない種々の
装置と目的を容易にするために、密封部材10は、気圧
損失を最小にして、手術道具34を密封部材10内に出
し入れするのを可能とする幾つかの開放部又は窓32を
有する。この開示した実施形態では、これらの開放部3
2は、同様に密封された材料の移動可能部分によって覆
われる密封部材10の壁の孔から本質的になる。これら
の開放部は通常、閉鎖位置のとき、この材料で覆われる
が、被覆材料をただ引き離すことによって開くことがで
きる。手術道具の通過完了後、カバーを素早く戻すこと
ができ、フィールド内の圧力損失を最小化できる。
【0031】図2は、本発明の種々の実施形態に含める
ことができる第2の型の開放部36を示す。それらは、
外科医の腕の廻りのシールを単純に提供できるし、又は
グローブボックス配置を提供できる。
【0032】本発明は、収容できる病院がない離れた地
域で移動式滅菌手術室を作出するためにも使用できるこ
とに注意されたい。密封部材10は、外の汚染物質から
フィールドの完全性を維持する助けとなる室内の正圧に
より、手術する一般的な滅菌及び隔離室を作出する更な
る利点を提供する。
【0033】これにより、本発明の好適及び代替の実施
形態の説明を終了する。本発明は、多数の異なる形態で
具体化できるが、本発明の特定の実施の形態が図面に示
され、本明細書で詳細に記載されている。この開示は本
発明の原理的実例であり、説明した特定の実施形態に本
発明を限定するものではない。
【0034】
【発明の効果】上記のように、本発明により、手術の
間、血液損失を減らすという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示し、外科医が内部
に存在する密封部材、空気圧縮機、連結チューブ及び密
封部材壁開放部を示す斜視図。
【図2】 手術によって曝されている患者身体の患部の
みが密封部材内にあり、密封部材表面の開放部を通して
外科医が手術する状態を示す斜視図。
【図3】 患者の身体の一部が密封部材の中にある状態
を示す側面図。
【図4】 外科医がいる密封部材に対し患者の身体を示
す平面図。
【図5】 密封部材が手術対象身体部位に対し固定でき
る方法を示す要部斜視図。
【図6】 外科医が手術のためにアクセスできる窓を示
す要部斜視図。
【図7】 図6における7−7線の断面図。
【符号の説明】
10…密封部材、12…患者、16…気体機構、40…
手術を要する患部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手術の間、出血を減らすために使用され
    る、正圧手術フィールドを確立し維持するための装置で
    あって、 (a)加圧可能にして、患者(12)の手術を要する患
    部(40)が位置できるチャンバーを定めるために形成
    され、配置された密封部材(10)であって、前記密封
    部材(10)は手術を要する患部(40)が密封部材
    (10)の一部となるように患者(12)の手術を要す
    る患部(40)に空気密封シールを提供すること;及び
    (b)気体機構(16)は密封部材(10)内に正圧を
    提供する該密封部材(10)へ気体を送り、密封部材
    (10)を気体で満たし、出血を阻止するために十分
    な、外部の気圧より高い密封部材(10)内の気圧フィ
    ールドを確立するために十分な気体体積を密封部材(1
    0)に送ることができ、所望の気体濃度を維持するため
    の空気交換を提供すること;を含むことを特徴とする装
    置。
  2. 【請求項2】 気体を送るための気体機構(16)は、
    密封部材(10)内外への気体流速を制御する能力を提
    供することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 透明プラスチックから形成されることを
    特徴とする請求項1に記載の密封部材。
  4. 【請求項4】 手術チームが密封部材(10)内に入
    り、かつ出るのを可能とする一連の閉鎖可能開放部(3
    6)を有することを特徴とする請求項1に記載の密封部
    材。
  5. 【請求項5】 気体機構(16)は密封部材(10)内
    の手術チームに呼吸できる気体を提供し、患者の手術を
    要する患部(40)に二酸化炭素環境を提供することを
    特徴とする請求項2に記載の装置。
  6. 【請求項6】 気体を送るための気体機構(16)は、
    密封部材(10)内の気体型の制御能力を提供すること
    を特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 手術の間、出血を減らすために使用され
    る、正圧手術フィールドを確立し維持するための方法で
    あって、 (a)患者(12)の手術する患部(40)と外科医と
    を密封部材(10)にて気密的に包囲すること; (b)外部の気圧より比較的に高い気圧を密封部材(1
    0)内に生成するために十分な量の気体で密封部材(1
    0)を充満させること; (c)密封部材(10)内に気体を注入し、必要な圧力
    を維持すること;及び (d)密封部材(10)中の開放部(36)により密封
    部材(10)内の気圧に患者(12)の手術する患部
    (40)を曝すこと;及び (e)切開手術による出血が減少するまで密封部材(1
    0)内の気圧を調整すること;を含むことを特徴とする
    方法。
  8. 【請求項8】 手術の間、出血を減らす方法であって、 (a)内部と患者(12)の手術する患部(40)とを
    接触させることを可能とする開放部(36)を有する密
    封部材(10)を、患部(40)の上又は回りに置くこ
    とにより患部(40)を隔離すること; (b)曝された毛細血管を通る血液損失を制限するため
    に、外部の気圧よりも高い気圧を、密封部材(10)内
    の空間に生成させること;及び (c)密封部材(10)表面に位置する開放部(36)
    を通し該患部(40)を手術すること;を含むことを特
    徴とする方法。
  9. 【請求項9】 手術の間、出血を減らすために使用す
    る、滅菌環境を提供し、正圧手術フィールドを確立し
    て、同フィールドを維持するための移動式手術フィール
    ドであって、(a)前記密封部材(10)は加圧可能で
    あり、患者(12)の手術を要する患部(40)が位置
    できる滅菌チャンバーを定めるために形成され、配置さ
    れた収縮可能、拡張可能であり、患者(12)の皮膚が
    密封部材(10)の一部となるように、患者(12)の
    皮膚で空気密封シールを提供する機構を含み、装置を密
    封部材(10)に対し内外へと通過させることができ、
    圧力のかなりの変化無しに外科医(20)の手が入れら
    れる気密的開放部(36)を含むこと;及び(b)密封
    部材(10)に気体を送り、密封部材(10)内へ正圧
    を提供し、かつ密封部材(10)を気体で充満させ、出
    血を阻止するのに十分な、外部の気圧より高い密封部材
    (10)内の気圧フィールドを確立するために十分な体
    積の空気を密封部材(10)内に送ることができる手
    段;を含むことを特徴とする手術フィールド。
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