JP2000165871A - 離散余弦変換画像の解像度変換復号装置 - Google Patents

離散余弦変換画像の解像度変換復号装置

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JP2000165871A
JP2000165871A JP33577398A JP33577398A JP2000165871A JP 2000165871 A JP2000165871 A JP 2000165871A JP 33577398 A JP33577398 A JP 33577398A JP 33577398 A JP33577398 A JP 33577398A JP 2000165871 A JP2000165871 A JP 2000165871A
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Yukio Go
志雄 呉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速で且つ簡単に離散余弦逆変換及び解像度
変換を実現できる離散余弦変換画像の解像度変換復号方
法及び装置を提供する。 【解決手段】 入力信号s10−1及びs10−2が第1及び
第2の積和演算手段11−1及び11−2に接続され、
第1及び第2の積和演算手段の出力s11−1及びs11−2が
それぞれバタフライ演算手段12及びセレクタ13に接続
され、バタフライ演算手段の出力s12がセレクタ13に
接続され、セレクタ13の出力s13が外部端子に出力
される。また、入力される制御信号s14が第2の積和
演算手段11−2及びセレクタ13に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止画像あるいは
動画像の符号化・復号化装置に用いられ、画像符号化復
号化の高速化及び低コスト化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来このような分野の技術として例え
ば、下記の文献に記載されるものがあった。文献名:K.
R. Rao, P. Yip 共著、安田 浩、藤原 洋 共訳 "画像
符号化技術−DCTとその国際標準−" オーム社。
【0003】前記文献には、離散余弦変換(以下、DCTと
略す) ・逆変換(以下、IDCTと略す)の方法及びその高速
アルゴリズムが記載されている。1次元のN個の画像デー
タのDCT及びIDCTは(1)式および(2)式のように表
すことができる。(1)式及び(2)式において、x(n)
は空間画像データで、X(m)はそのDCT変換値である。C
(m)は係数で、(3)式のように表される。
【0004】
【数1】
【0005】
【数2】
【0006】
【数3】
【0007】2次元画像に対するDCT変換は、一般的に
2次元画像を小ブロック(例えば8×8)に分割し、そ
れぞれのブロックに対して、縦方向及び横方向に(1)
式の1次元DCT変換をすることによって実現される。逆
変換も同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、DCTは多くの
演算が必要でハードウェア及びソフトウェアにとって大
きな負担となる。また、HDTVのような大きな画像では演
算処理量のみならずメモリ及びメモリアクセスへの負担
も大きい。またそれを表示するために高価な高解像度デ
ィスプレーが必要である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の離散余弦変換画
像の解像度変換復号装置は、離散余弦変換された1次元
画像信号に対して離散余弦逆変換の中間結果である隣接
空間画像信号の相和平均を出力する第1の積和演算手段
と、離散余弦変換された1次元画像信号に対して離散余
弦逆変換の中間結果を補完する差平均信号を、あるい
は、離散余弦変換された前記1次元画像信号とは異なる
1次元画像信号に対して離散余弦逆変換の中間結果であ
る隣接空間画像信号の相和平均を、制御信号に従って出
力する第2の積和演算手段と、第1の積和演算手段及び
前記第2の積和演算手段の出力に対してバタフライ演算
をして入力画像信号の離散余弦逆変換結果を出力するバ
タフライ演算手段と、第1の積和演算手段及び第2の積
和演算手段の出力を、または前記バタフライ演算手段の
出力を、制御信号に従い選択して出力するセレクタ手段
と、を備える。
【0010】
【発明の実施の形態】《具体例1》以下、本発明による
具体例1の1次元離散余弦変換画像の解像度変換復号方
法及び装置について詳細に説明する。ここでは、説明上
の便宜で8×1の1次元DCTの場合について説明する。N
×1(Nが2のべき乗)の場合についても同様に実現でき
るので、容易に拡張できる。8×1のIDCT(DCT逆変
換)は、(4)式のように表すことが出来る。(4)式
において変換係数Cnは(5)式のように表すことができ
る。
【0011】
【数4】
【0012】
【数5】
【0013】一方、(4)式は(6)式のように変形す
ることができる。
【0014】
【数6】
【0015】
【数7】
【0016】(6)式において、(7)式を用いると、
y(n)が空間画像の隣画素の平均であるので、1/2解像度
における出力に相当する。従って、1/2解像度変換を行
う場合に、IDCTの演算をフルに行う必要がなく、(6)
式の上半分の演算のみを行うことで求められ、演算量が
半分以下となり、高速化及び装置の簡略化が可能であ
る。
【0017】さらに、(6)式の変換係数の対角対称性
に注目すると、(6)式は、(8)式及び(9)式に分
解することができ、(8)式及び(9)式の変換係数の
絶対値の大きさが同じであることから、(9)式の変換
係数の符号を変えれば、(9)式は(8)式とまったく
同じ式となる。すなわち、変換係数の符号を可変にする
ことにより、フル解像度におけるIDCTと同じ装置
で、1/2解像度変換を2ブロック分同時に行うことがで
きる。図1にそれを実現した装置の構成を示す。
【0018】
【数8】
【0019】
【数9】
【0020】<構成>図1は本発明による具体例1の1
次元離散余弦変換画像の解像度変換復号装置の構成図で
ある。図1において、 DCT変換され入力される1次元
の画像信号s10−1及びs10−2が第1及び第2の積和演算
手段11−1及び11−2に接続され、第1及び第2の積
和演算手段11−1及び11−2の出力s11−1及びs1
1−2がそれぞれバタフライ演算手段12及びセレクタ13
に接続され、バタフライ演算手段12の出力s12がセレク
タ13に接続され、セレクタ13の出力s13が外部端
子に出力される。また、入力される制御信号s14が第
2の積和演算手段11−2及びセレクタ13に接続されてい
る。
【0021】<動作>DCT変換され入力される1次元
の画像信号に対して1/2に解像度変換を行う場合に、制
御信号s14をONとする。このとき第1及び第2の積和演
算手段11−1及び11−2にそれぞれ異なるブロックのDC
T変換された画像信号s10−1(=X1(k))及びs10−2
(=X2(k))を入力する。解像度変換を行わない場合
に、制御信号s14をOFFとし、第1及び第2の積和演算
手段11−1及び11−2に同一のブロックのDCT変換され
た画像信号s10−1=s10−2(=X(k))を入力する。
【0022】第1の積和演算手段11−1では、入力さ
れる画像信号s10−1(=X(k))に対して、(8)式の
積和演算をし、左辺の演算結果s11−1(=y(k))を出
力する。
【0023】第2の積和演算手段11−2では、入力さ
れる画像信号s11−1(=X(k))に対して、制御信号s
14がONの時に(8)式の積和演算をし、左辺の演算
結果s11−2(=y(k))を出力する。制御信号s14が
OFFの時に(9)式の演算をし、左辺の演算結果s11
−2(=z(k))を出力する。(8)式の演算及び(9)
式の演算の切り替えは、前述のように、単純に変換係数
の符号を変えるだけで実現できる。
【0024】バタフライ演算手段12では、解像度変換
を行わない場合に、入力されるIDCTの中間結果であ
るy(k)とz(k)の信号s11−1及びs11−2に対して、
(10)式のバタフライ演算をする。(7)式から分か
るように、y(k)とz(k)の信号に対してバタフライ演算を
することによって、IDCTの結果である空間画像x(k)
が求まる。従って、解像度変換を行わない場合に、バタ
フライ演算手段の出力s12はすなわち空間画像信号で
ある。解像度変換を行う場合には、後述のセレクタ13
では、該バタフライ演算手段の結果が選択されないの
で、動作をするあるいは確定する必要がない。
【0025】
【数10】
【0026】セレクタ13では、制御信号がON、すな
わち1/2解像度変換を行う場合に、入力信号s11-1及び
s11−2を出力する。すなわち、1/2解像度における空
間画像信号を出力する。制御信号がOFF、すなわち解
像度変換を行わない場合に、入力信号s12を出力する。
すなわち、フル解像度における空間画像信号を出力す
る。
【0027】<効果>以上詳細に説明したように、本発
明の第1の具体例によれば、フル解像度または1/2解像度
におけるDCT変換画像の復号が同一の装置構成で実現
できる。フル解像度のみのDCT変換画像の復号装置に
比べて、ハード量及び演算量の増加がほとんどない。か
つ、1/2解像度の場合に、2ブロック分のIDCTが同時
にできるので、倍のスピードで画像を復号することがで
きる。
【0028】《具体例2》本発明の第2の具体例は、具
体例1において、演算量の削減、すなわち高速化及び装
置の簡略化を図ることを目的としている。
【0029】前述の(8)式及び(9)式は更に(1
1)式及び(12)式に変形することができる。
【0030】
【数11】
【0031】
【数12】
【0032】(11)式及び(12)式と(8)式及び
(9)式とを比較すると、変換係数が半減されているこ
とが分かる。すなわち乗算の数が半減され、従って高速
化及び装置の簡略化が実現される。以下、本発明による
具体例2の1次元離散余弦変換画像の解像度変換復号装
置の構成及び動作について説明する。
【0033】<構成>本発明による具体例2の1次元離
散余弦変換画像の解像度変換復号装置は、図2に示すよ
うに、具体例1の1次元離散余弦変換画像の解像度変換
復号装置において、第1及び第2の積和演算手段11−
1及び11−2をそれぞれ半分の演算量を持つ積和演算
手段21及びバタフライ演算手段22に分割している。
入力信号s11-1及びs11-2が積和演算手段21に接続さ
れ、積和演算手段21の出力s21がバタフライ演算手
段22に接続され、バタフライ演算手段22の出力s2
2が外部に接続されている。
【0034】<動作>DCT変換され入力される1次元
の画像信号を1/2に解像度変換を行う場合に、制御信号
s14をONとし、第1及び第2の積和演算手段11−1及び1
1−2にそれぞれ異なるブロックのDCT変換された画像
信号s10−1(=X1(k))及びs10−2(=X2(k))を入力
する。解像度変換を行わない場合に、制御信号s14をO
FFとし、第1及び第2の積和演算手段11−1及び11−2に
同一のブロックのDCT変換された画像信号s10−1=
s10−2(=X(k))を入力する。
【0035】第1の積和演算手段11−1では、入力さ
れる画像信号s10−1(=X(k))に対して、まず内部の
積和演算手段21では、(11)式の積和演算をし、左
辺の演算結果s11−1(=y(k)+y(k+1)及びy(k)-y(k+
1))を出力し、そして、バタフライ演算手段22では、
入力される中間結果であるy(k)+y(k+1)及びy(k)-y(k+1)
の信号s21に対して、(10)式のバタフライ演算を
し、y(k)の信号s11−1を出力する。
【0036】第2の積和演算手段11−2では、入力さ
れる画像信号s11−1(=X(k))に対して、制御信号s
14がONの時に、内部の積和演算手段21では、(1
1)式の積和演算をし、左辺の演算結果s21(=y(k)
+y(k+1)及びy(k)-y(k+1))を出力し、そして、バタフラ
イ演算手段22では、入力される中間結果であるy(k)+y
(k+1)及びy(k)-y(k+1)の信号s21に対して、(10)
式のバタフライ演算をし、y(k)の信号s11−2を出力
する。制御信号s14がOFFの時に、内部の積和演算
手段21では、(12)式の演算をし、左辺の演算結果
s21(=z(k)+z(k+1)及びz(k)-z(k+1))を出力し、バ
タフライ演算手段22では、入力される中間結果である
z(k)+z(k+1)及びz(k)-z(k+1)の信号s21に対して、
(10)式のバタフライ演算をし、z(k)の信号s11−
2を出力する。
【0037】バタフライ演算手段12及びセレクタ13
は、具体例1と同じ動作をし、フル解像度または1/2解
像度におけるIDCTの結果である空間画像信号s13
を外部端子に出力する。
【0038】<効果>以上詳細に説明したように、本発
明の第2の具体例によれば、乗算の数が半減されるの
で、より高速そしてより簡単な装置の構成で、フル解像
度または1/2解像度におけるDCT変換画像の復号が実
現できる。
【0039】《具体例3》 <構成>本発明の具体例3の1次元離散余弦変換画像の
解像度変換復号装置では,図4に示すように、本発明の
具体例1または具体例2において、積和演算手段11−
1及び11−2に係数選択機能を有する係数選択手段2
3を設け、インタレース構造ブロックあるいはフィール
ド構造ブロックの制御信号s14に従って変換係数を選
択できるようにしている。
【0040】<動作>図3に示すインターレース構造を
持つ画像ブロックに対応するために、1/2解像度変換を
同一フィールド同士で行う必要がある。インターレース
構造を持つ画像ブロックに対して、同一フィールド同士
での1/2解像度変換が、1個置きの画像データ同士の平
均を求めることで実現できる。それを実現するために、
前述の(4)式を(13)式のように変形することで実
現する。
【0041】
【数13】
【0042】(13)式と(6)式を比較すると、変換
係数の位置こそ違うものの、同じ係数が同じ個数存在し
ていることが分かる。従って、新たな積和演算手段を用
意することなく、具体例1の積和演算手段の係数の位置
を変えるだけで実現できる。例えば,変換係数がメモリ
に格納されている場合に、該メモリの読み出しアドレス
を変えるだけで実現できる。また、固定係数と可変係数
の乗算手段のセットを用いる場合には、該乗算手段を選
択可能にすれば実現できる。
【0043】そして、(14)式を(13)式に代入
し、更に(13)式を(15)式のように変形すること
ができる。
【0044】
【数14】
【0045】
【数15】
【0046】(15)式から分かるように、(13)式
は具体例2と同様に、係数を半分に低減した積和乗算手
段とバタフライ演算手段によって構成でき、従って、本
具体例も具体例2と同じ構成で高速化及び装置簡略化が
できる。
【0047】<効果>以上詳細に説明したように、本発
明の第3の具体例によれば、具体例1と同様の構成で、
積和演算手段の固定値係数を選択可能にする係数選択手
段を設けることによって、1画素置きのデータの平均に
よる1/2解像度変換が実現できる。更に、該積和演算手
段は具体例2と同じように乗算を半分に低減した積和演
算手段とバタフライ演算手段によって実現でき、高速化
及び装置の簡略化が可能である。
【0048】《具体例4》 <構成>本発明による具体例4の1次元離散余弦変換画
像の解像度変換復号装置は、図5に示すように、具体例
1または具体例3の1次元離散余弦変換画像の解像度変
換復号装置において、第1の積和演算手段11−1とバタ
フライ演算手段12の間にシフタ15を設けて、第1の
積和演算手段の出力s11−1がシフタ15に接続さ
れ、また、制御信号s14もシフタ15に接続され、シフ
タの出力s15がバタフライ演算手段12に接続されてい
る。
【0049】<動作>シフタ15では、制御信号s14に
従って、入力される信号s11−1を1ビットシフトし、
該入力信号の大きさを2倍にする、あるいはそのまま出
力する機能を有している。シフトしない場合に、具体例
4の1次元DCT変換画像の解像度変換復号装置は具体例
1または具体例3と同じ動作とし、1ビットシフトした
場合に、入力信号の大きさが2倍となって出力されるの
で、バタフライ演算手段では、2y(k)とz(k)とのバタフ
ライ演算となる。この場合に、バタフライ演算手段で
は、制御信号s14に従って、(16)式の演算をし、その
結果、具体例1の場合に、(3x(2k)+x(2k+1))/4または(x
(2k)+3x(2k+1))/4 を出力し、具体例3の場合に、(3x(4
k)+x(4k+2))/4及び(3x(4k+1)+x(4k+3))/4 または(x(4k)
+3x(4k+2))/4及び(x(4k+1)+3x(4k+3))/4を出力する。
【0050】
【数16】
【0051】インターレース画像で、フィールド毎にブ
ロックが構成されている画像の解像度を変換する場合
に、変換後の画像もインターレース画像の形態を取る必
要があり、且つ、異なるフィールドの画素が等間隔でな
ければ画像が正しく表示されない。1/2に解像度を変換
しかつインターレース構造を保持する一つの方法とし
て、図3に示すように、上位フィールドに対して縦方向
に隣り合う2画素間の上から1/4位置する補間画素を出力
し、下位フィールドに対して縦方向に隣り合う2画素間
の下から1/4位置する補間画素を出力する補間方法があ
る。一方、DCT変換ブロックは、異なるフィールドの
画素を1画素置きに並んでいるフレームブロックモード
と同一フィールド画素を同じブロックに集められている
フィールドブロックモードが存在している。具体例4に
よれば、シフタを設けることによって、フィールドブロ
ックモードのときに、(3x(2k)+x(2k+1))/4または(x(2k)
+3x(2k+1))/4 を出力し、フレームブロックモードのと
きに、(3x(4k)+x(4k+2))/4及び(3x(4k+1)+x(4k+3))/4
または(x(4k)+3x(4k+2))/4及び(x(4k+1)+3x(4k+3))/4を
出力する事ができ、その出力が前記補間方法と同等であ
るので、インターレース構造を保持した解像度変換が可
能である。
【0052】<効果>本発明の具体例4によれば、シフ
タを設けることによって、前述の補間方法と同等なイン
ターレース構造を保持した解像度変換が可能となる。
【0053】《具体例5》 <構成>本発明による具体例5の2次元離散余弦変換画
像の解像度変換復号装置は、図6に示すように、2次元
画像ブロックの横方向(または縦方向)の1次元画像信
号s30に対して順次IDCT及び解像度変換を行う第
1の1次元離散余弦変換画像の解像度変換復号装置31
と、該出力を一時保存し、横方向(または縦方向)のI
DCT及び解像度変換が終了した後、該2次元画像ブロ
ックの縦方向(または横方向)の1次元画像信号s32
を順次出力する転置メモリ32と、縦方向(または横方
向)の1次元画像信号s32に対して順次IDCT及び
解像度変換を行う第2の1次元離散余弦変換画像の解像
度変換復号装置32と、を有する。
【0054】入力される2次元画像ブロック信号s30
が第1の1次元離散余弦変換画像の解像度変換復号装置
31に接続され、第1の1次元離散余弦変換画像の解像
度変換復号装置31の出力信号s31が転置メモリ32
に接続され、転置メモリ32の出力s32が第2の1次
元離散余弦変換画像の解像度変換復号装置33に接続さ
れ、第2の1次元離散余弦変換画像の解像度変換復号装
置33の出力信号s33が外部端子に接続されている。
【0055】<動作>2次元画像ブロック信号s30が
入力されると、第1の1次元離散余弦変換画像の解像度
変換復号装置31では、例えば、前記具体例1と同じ構
成を有し、該2次元画像ブロックの横方向の1次元信号
を順次入力し、具体例1と同様に、解像度変換の制御信
号のON/OFFに従って、1/2解像度のIDCT画像
信号(x(2k)+(2k+1))/2あるいはフル解像度のIDCT画
像信号(x(k))を出力する。
【0056】転置メモリ32では、前記第1の1次元離
散余弦変換画像の解像度変換復号装置31の出力する画
像信号s31を一時保存し、横方向のIDCT及び解像
度変換が終了した後、該2次元画像ブロックの縦方向の
1次元画像信号s32を順次出力する。
【0057】第2の1次元離散余弦変換画像の解像度変
換復号装置33では、例えば、前記具体例3と同じ構成
を有し、入力される縦方向の1次元信号s32に対し
て、具体例3と同様に、解像度変換のON/OFF、フ
レームブロック/フィールドブロック/プログレッシブ
ブロックなどの制御信号に従って、解像度変換信号がO
FFの場合には、IDCTの結果(x(k))を出力し、解像
度変換信号がON且つフレームブロックの場合に、(3x
(4k)+x(4k+2))/4及び(3x(4k+1)+x(4k+3))/4 または(x(4
k)+3x(4k+2))/4及び(x(4k+1)+3x(4k+3))/4を出力し、解
像度変換信号がON且つフィールドブロックの場合に、
(3x(2k)+x(2k+1))/4 または(x(2k)+3x(2k+1))/4を出力
し、解像度変換信号がON且つプログレッシブブロック
の場合に、(x(2k)+(2k+1))/2を出力する。
【0058】<効果>以上、詳細に説明したように、本
発明の具体例5によれば、2次元の画像ブロックに対し
て、IDCTと同時に、解像度変換なし/横方向のみ1/
2解像度変換/縦方向のみ1/2解像度変換/縦横同時1/2
解像度変換、が可能で、かつ、インターレース画像/プ
ログレッシブ画像などに対しても的確な解像度変換が可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による具体例1の1次元離散余弦変換画像
の解像度変換復号装置の構成図である。
【図2】本発明による具体例2の1次元離散余弦変換画
像の解像度変換復号装置の構成図である。
【図3】インタレース画像の構成図である。
【図4】本発明による具体例3の1次元離散余弦変換画
像の解像度変換復号装置の構成図である。
【図5】本発明による具体例4の1次元離散余弦変換画
像の解像度変換復号装置の構成図である。
【図6】本発明による具体例5の1次元離散余弦変換画
像の解像度変換復号装置の構成図である。
【符号の説明】
11-1,11-2, 21, 積和演算手段 12, 22, バタフライ演算手段 13, セレクタ 14, シフタ 23, 係数選択手段 31, 33, 1次元離散余弦変換画像の解像度変換復号手段 32, 転置メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離散余弦変換された1次元画像信号に対
    して離散余弦逆変換の中間結果である隣接空間画像信号
    の相和平均を出力する第1の積和演算手段と、 前記離散余弦変換された1次元画像信号に対して離散余
    弦逆変換の中間結果を補完する差平均信号を、あるい
    は、離散余弦変換された前記1次元画像信号とは異なる
    1次元画像信号に対して離散余弦逆変換の中間結果であ
    る隣接空間画像信号の相和平均を、制御信号に従って出
    力する第2の積和演算手段と、 前記第1の積和演算手段及び前記第2の積和演算手段の
    出力に対してバタフライ演算をして入力画像信号の離散
    余弦逆変換結果を出力するバタフライ演算手段と、 前記第1の積和演算手段及び第2の積和演算手段の出力
    を、または前記バタフライ演算手段の出力を、制御信号
    に従い選択して出力するセレクタ手段と、 を備えることを特徴とする1次元離散余弦変換画像の解
    像度変換復号装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の積和演算手段の出力を制御信
    号に従って1倍あるいは2倍にするシフタと、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の1次元離散
    余弦変換画像の解像度変換復号装置。
  3. 【請求項3】 乗算係数を選択して隣接空間画像信号の
    相和平均、あるいは1画素離れた画像信号同士の相和平
    均を選択的に出力する係数選択手段と、 を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の1
    次元離散余弦変換画像の解像度変換復号装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の積和演算手段および第2の積
    和演算手段はそれぞれ第2のバタフライ演算手段を備
    え、 前記バタフライ演算手段にはそれぞれの第2のバタフラ
    イ演算手段の出力が入力されることを特徴とする請求項
    1から3に記載の1次元離散余弦変換画像の解像度変換
    復号装置。
  5. 【請求項5】 2次元離散余弦変換された画像信号に対
    して横(あるいは縦)方向の1次元に順次1次元離散余
    弦逆変換及び解像度変換を行う請求項1から4のいずれ
    かに記載の1次元離散余弦変換画像の解像度変換復号装
    置と、 前記請求項1から4のいずれかに記載の1次元離散余弦
    変換画像の解像度変換復号手段から出力される画像信号
    を一時的に保存して縦(あるいは横)方向に転置して出
    力する転置メモリと、 前記転置メモリから出力される転置された画像信号を縦
    (あるいは横)方向の1次元に順次1次元離散余弦逆変
    換及び解像度変換を行う前記請求項1から4のいずれか
    に記載の1次元離散余弦変換画像の解像度変換復号装置
    と、 を備えることを特徴とする2次元離散余弦変換画像の解
    像度変換復号装置。
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