JP2000164580A - プラズマ処理装置及びそれを用いた処理方法 - Google Patents
プラズマ処理装置及びそれを用いた処理方法Info
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Abstract
生成するとともに、当該負イオンを被処理体に入射させ
ることによって、被処理体に対してアッシングエッチン
グやクリーニング等の不要物の除去を行うことが可能で
あり、その結果、高い処理速度や少ないチャージアップ
ダメージを実現できる、プラズマ処理装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係るプラズマ処理装置は、真空
容器と、前記真空容器内に処理体を支持する為の支持手
段とを有するプラズマ処理装置において、プラズマ発生
空間に第一のガスを導入する手段と、前記プラズマ発生
空間内の前記第一のガスに電気エネルギーを供給してプ
ラズマを発生させる手段と、前記プラズマ発生空間に連
通する負イオン生成空間内に導入された前記プラズマ
に、第二のガスを混合して負イオンを生成する手段と、
前記負イオンを引き出して前記被処理体に供給する手段
と、を具備することを特徴とする。
Description
及びそれを用いた処理方法に係る。より詳細には、負イ
オンを大量に発生させるとともに、当該負イオンを被処
理体に入射させることによって、被処理体に対してエッ
チングやクリーニング等の不要物の除去を行うことが可
能なプラズマ処理装置及びそれを用いた処理方法に関す
る。本発明に係るプラズマ装置は、半導体素子や光学素
子や磁気素子等の製造プロセスにおいて好適に用いられ
る。
オンを生成するには、プラズマ温度を下げることが重要
であると言われている。プラズマ温度と負イオン生成と
の関係については、例えば Basic Data of Plasma Phys
ics(Sanborn C.Brown 著、AIPPress, 1993)に記述さ
れている、電子エネルギーに対する粒子への電子の付着
確率を見れば明らかとなる。この文献から、例えば塩素
系のガス分子への電子付着解離の断面積は1eV付近で
ピークを持つことが分かる。一方、通常の半導体製造プ
ロセスに使われるプラズマでは、電子温度は2〜5eV
であることから、負イオンの効率的な生成のためには、
電子温度を適切な温度まで下げてやることが必要である
と考えられる。
置の代表例としては、例えば以下に示す2つが挙げられ
る。 (1)プラズマの時間的アフターグローを用いる方法 本法を利用した装置の一例としては、特開平8-181125号
公報に開示された装置(図5(a))が挙げられる。図
5(a)において、501はマイクロ波電源、502は
磁場コイル、503は導波管、510は被処理体、51
2は被処理体の支持台、514はプラズマ、531は真
空容器、532は高周波電源である。この方法では、マ
イクロ波電源501の発振を10〜100マイクロ秒の
周期でパルス変調することにより生成したプラズマ51
4をオン/オフさせ、プラズマオフの期間にプラズマ温
度をさげて負イオンを生成する。また、図5(b)に示
すように、プラズマ514のパルス変調と同期して被処
理体510の支持台512に高周波電源532から高周
波バイアスを印加することによって、正/負イオンを交
互に被処理体510に引き込み、被処理体510の処理
を行う。 (2)プラズマを空間的に下流に導く空間的アフターグ
ローを用いる方法 図面としては例示しないが、この方法は、プラズマ生成
領域から数十センチメートル下流に被処理体を設置し、
下流に拡散して徐々に冷却され生成した負イオンを利用
する方法である。
に示す問題があった。
ては、プラズマがオンとなっている残り半周期では、正
イオンが生成されているため、正/負イオン交互照射の
エッチング装置としては高い効率をもつが、負イオンを
優先的に用いてエッチングを行う場合には、処理時間の
半分でしか負イオンを生成していないことから、高い効
率を得ることは困難である。
り、プラズマの温度を下げて負イオンを生成させる方法
では、プラズマと真空容器壁との相互作用により、プラ
ズマ密度自体が急激に低下するため、高密度に生成した
プラズマを効率的に負イオンに転換することができな
い。
発生、及び効果的な処理という点で改善すべき余地があ
った。
連続的にかつ高密度に生成するとともに、当該負イオン
を被処理体に入射させることによって、被処理体に対し
てアッシング、エッチングやクリーニング等の不要物の
除去を行うことが可能であり、その結果、高い処理速度
や少ないチャージアップダメージを実現できる、プラズ
マ処理装置及びそれを用いた処理方法を提供することを
目的とする。
理装置は、真空容器と、前記真空容器内に処理体を支持
する為の支持手段とを有するプラズマ処理装置におい
て、プラズマ発生空間に第一のガスを導入する手段と、
前記プラズマ発生空間内の前記第一のガスに電気エネル
ギーを供給してプラズマを発生させる手段と、前記プラ
ズマ発生空間に連通する負イオン生成空間内に導入され
た前記プラズマに、第二のガスを混合して負イオンを生
成する手段と、前記負イオンを引き出して前記被処理体
に供給する手段と、を具備することを特徴とする。
処理装置の構成及びその作用について、図面を参照して
説明する。
一例を示す模式的な断面図である。図1において、10
1は電気エネルギー供給源としてのマイクロ波電源、1
02はプラズマ発生空間、103は必要に応じて設けら
れる磁場コイル、104は第一のガス導入口、105は
被処理体の処理室、106は第二のガス導入口、107
は必要に応じて設けられる第一の予備グリッド電極、1
08は必要に応じて設けられる第二の予備グリッド電
極、109はグリッド電極、110は被処理体、111
は必要に応じて設けられる絶縁板、112は被処理体支
持台、113はプラズマ、114は負イオン生成空間で
ある。
によって被処理体に対してプラズマ処理が行われる。
第一のガス導入口104よりプラズマ発生空間102の
中にフッ素、塩素、臭素、沃素等のハロゲン元素を含む
ガス及び/又は酸素を含むガスを導入するとともに、必
要に応じて磁場コイル103に電流を流してプラズマ発
生空間102に磁場を印加する。同時に、マイクロ波電
源101により電気エネルギーとしてのマイクロ波を供
給することによって、プラズマ発生空間102内に第一
のガスのプラズマを生成する。そして、プラズマ発生空
間102から見て下流側に位置する被処理体の処理室1
05の負イオン生成空間114には生成されたプラズマ
が拡散する。ここで用いるプラズマの発生方法は、平行
平板型、ICP(Inductive Coupling Plasma)型、マ
グネトロン型、ECR(Electron Cyclotron Resonanc
e)型、ヘリコン波型、表面波型、平板マルチスロット
アンテナによる表面波干渉型、RLSA(Radial Line
SlotAntenna)の何れでも良いが、プラズマ発生空間1
02から見て下流側に位置する処理室105の負イオン
生成空間114に生成したプラズマを拡散させる際に、
プラズマ密度が減少することを考えると、プラズマ密度
は可能な限り高い方法が好ましい。
て、フッ素、塩素、臭素、沃素等のハロゲンガス、或い
はヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノン等の不活性ガ
スから選択される少なくとも一種のガスを供給する。こ
こで供給する第二のガスは、プラズマ発生空間102か
ら処理室105内の負イオン生成空間の中に拡散された
第一のガスのプラズマより温度が低いガスであれば、分
子、中性活性原子、イオン、電子の何れが含まれていて
も構わない。
ある。
ysics に記述されている、H.HealeyPhil. Mag.26, 940
(1938)の出典データを図6に示す。同図より、ハロゲン
系分子への電子付着解離断面積は、約2eVにピークを
持つことが分かる。電子付着解離の反応式は以下の通り
である。
る。
B:Molec. Phys. Vol.11, PP3719-3729(1978)には、更に
低いエネルギーでの付着解離断面積のデータが記述され
ている。このデータを図7に示す。同図より、0eVに
近づくにつれ、2eVでの付着解離断面積の100倍に
も達する非常に大きな付着解離断面積が得られることが
分かる。以上の結果より、負イオンの効率的な生成のた
めには、電子温度をできる限り下げてやることが必要で
ある。
では主に正イオンと電子からなるプラズマ113が生成
されている。そして、このプラズマ113を処理室10
5の負イオン生成空間114に導き、このプラズマ11
3の温度より温度の低いガスと混合することによって、
プラズマの温度を、例えば1eV程度に急激に低下させ
る。その結果、プラズマを構成している電子の中性原子
への付着確率が増加するため、中性原子と電子の結合や
中性分子への電子の付着解離による負イオンの生成が、
負イオン生成空間114で起こる。上記プラズマより温
度の低いガスとしては、電気陰性度の高い負性ガス、例
えばフッ素、塩素、臭素、沃素等のハロゲンガスが好ま
しく、このようなハロゲンガスのプラズマ中では、中性
原子や分子と電子の結合が起こりやすく、負イオンが多
量に生成され易い。従って、負イオン生成空間114の
中には、負イオンが多量に含まれているプラズマが存在
することになる。
多量に含むプラズマより負イオンのみを優先的に取り出
すために、1つの例では、真空容器中にグリッド電極1
09を設ける。そして、必要に応じて第一の予備グリッ
ド電極106及び第二の予備グリッド電極108を設置
する。又、グリッド電極を設けずに被処理体の支持台1
12に正の電圧を印加してもよいし、グリッド電極10
9のみとしてそれに正の電圧を印加してもよい。更に、
第一、第二の予備グリッド電極それぞれにV1、V2の正
の電位を印加し、その電圧はV2>V1>Vp>0となる
ようにする。ここで、Vpはプラズマポテンシャルであ
り、通常は数Vの値を示す。このようなグリッド電極の
配置により、負イオンはV2−Vp(eV)というエネル
ギーで加速され、2枚のグリッドに対して垂直方向かつ
被処理体110の方向に引き出される。V1、V2の値を
調節することにより、負イオンのエネルギーを任意に調
整することが可能である。
て引き出された負イオンの下流方向に、被処理体110
を載置した被処理体支持台112を設置する。
に配されているグリッド電極109は2次電子捕獲の役
目も担う。支持台112とグリッド電極109のそれぞ
れに正の電圧Vs、V3を印加し、V3>Vs>0となるよ
うに電圧値を設定する。ここで、Vsの電圧は、正の電
圧であれば、定常的な直流電圧またはパルス状の直流電
圧の何れでも良い。
オンは、Vs−Vp(eV)のエネルギーを持って、被処
理体110に入射する。また、被処理体110の表面よ
り放出された二次電子は、V3−Vsの電位に加速されて
二次電子捕獲用グリッドに捕獲され、被処理体110の
表面に過剰の負の電荷がたまるのを防止することができ
る。ゆえに、本発明に係る装置では、V3、Vsの電位を
調整することにより、被処理体への負イオンの入射エネ
ルギーおよび基体表面からの二次電子放出量を任意に調
整することが可能である。また、支持台112の上に直
接被処理体110を設置すると、被処理体110の表面
に蓄積した負電荷が被処理体110上に形成されたゲー
ト酸化膜(不図示)を通して支持台112に流れ込み、
結果としてゲート酸化膜の破壊をもたらす。この防止効
果をより向上させるため、被処理体支持台112と被処
理体110との間に絶縁性の板111を設置する。絶縁
性の板111の材質としては、例えばアルミナ、窒化ア
ルミなどが考えられるが、絶縁性であり且つプラズマ耐
性が高い性質を有している材料は全て適用することが可
能である。
オンでプラズマ処理する利点は以下の通りである。
じて各種の被膜が形成された半導体基板)に入射して
も、入射エネルギーが10eV以上あれば二次電子が放
出されるため、被処理体の負への帯電は防げる。また、
入射エネルギーが数十eV以上となり、一つの入射負イ
オンに対する二次電子の放出数が2個以上となった場合
でも、正に帯電した被処理体に電子が引き戻される作用
が働くため、帯電圧は数Vで飽和し、安定するという効
果が期待できる。
面の温度は、正イオンが入射した場合に比べて低いとい
う利点がある。これは、正イオンが中性原子に戻る反応
は17eVの発熱反応であるのに対し、負イオンが中性
原子に戻る反応は3eVの吸熱反応であることに起因し
ている。その結果、負イオンが被処理体に入射しても、
イオン入射点近傍での局所的な被処理体の表面温度が正
イオン入射の時と比べて低くなるので、被処理体に対す
る熱的なダメージ(例えば結晶の乱れやフォトレジスト
マスクの変質など)を小さく抑えることができる。
理装置では、負イオンを用いることにより、被処理体の
表面の帯電がなく、ゲート酸化膜の静電破壊やイオンの
曲がりによるエッチング形状異常のない、また、被処理
体に対する熱的なダメージが少ない、良好なプラズマ処
理が実現できる。
ス、即ち負イオンの源となる第一のガスは、ハロゲン元
素を含むガス、酸素を含むガスである。
ハロゲン元素単体のガス、CF4,C2F6,C3F8,C
Cl2F2,CBrF3,CCl4,C2Cl2F4,BC
l3,NF3等のハロゲン化合物ガス、O2,O3等の酸素
を含むガスである。
温度及びイオン温度が上昇している第一のガスのプラズ
マより温度が低ければよいのであるから、上記第一のガ
スと同じものや不活性ガス等が用いられる。そして、第
一のガスのプラズマを1eV程度に急冷できるものが好
ましい。
に与えられる電圧は、被処理体に負イオンを優先的に供
給し得るに十分な電圧である。具体的には、支持台に印
加される電圧は、好ましくは+50V〜+200V、よ
り好ましくは+80V〜+200Vである。
くは+20V〜+200V、より好ましくは+80V〜
+200Vである。
り、支持台とグリッド電極の両方に負イオン供給の為の
電圧を印加する場合には、上述した相対関係を保つよう
にすることが、望ましい。
チング、アッシング、クリーニング等の不要物の除去処
理である。
化シリコン等のシリコン及びシリコン化合物のエッチン
グ、金属(合金も含む)、シリサイド等のエッチング、
ホトレジストのアッシング、ホトレジストの変質硬化膜
のアッシングやクリーニング、半導体や絶縁体やシリサ
イドや金属からなる表面上の異物のクリーニング、自然
酸化膜の除去等である。
ッチング工程の中のオーバーエッチングステップにおけ
る基板の断面構造を示す模式図である。図2において、
421は基板、423は絶縁膜、424は電極、431
はホトレジストマスク、432は正イオン、433は負
イオン、434は電子、435はノッチング、436は
二次電子である。ここで、オーバーエッチングステップ
とは、電極424のエッチングがほとんど終了した後、
ウエハ面内の均一性などの問題から、部分的に残留した
僅かなゲート電極膜を完全に除去するために行う過剰な
時間のエッチングのことである。
チングした場合を示す模式的な断面図である。交流電場
1周期の間で正イオン432と電子434が交互に半導
体基板421に入射することにより、基板421表面の
帯電量を一定に保っている。しかし、電子434は正イ
オン432に比べて質量が軽くその軌道を容易に曲がら
れるため、図2(a)に示すように、断面形状の縦横比
(アスペクト比)の大きい、即ち深い穴の底には電子4
34よりも正イオン432の到達量が多くなり、正に帯
電してしまう。その結果、図2(a)に示すような密集
した並んだ配線の一番外の配線では、配線のない領域と
の間に電位差が発生し、その電界でイオンが曲げられる
ことにより、ノッチング435と呼ばれる形状異常が発
生する。
適用した場合である。図2(b)に示すように、負イオ
ン433は質量が大きいため、アスペクト比に依存せず
均一に基板421表面に入射し、基板421表面は僅か
に負に帯電する。負イオン入射により発生する二次電子
436は、負に帯電した基板421表面に再付着するこ
とはなく、二次電子捕獲用グリッド(不図示)に捕獲さ
れ、基板421表面が大きく正または負に帯電すること
はない。このように、負イオンのみを用いた処理を行う
ことにより基板421表面が均一に負に帯電している状
況では、局所的な電界の発生によりイオンの軌道が曲げ
られることはなく、形状異常のないゲート電極の加工が
達成されると考えられる。
理装置を示す。301は第一のマイクロ波電源、302
はプラズマ発生空間、303は磁場コイル、304は第
一のガス導入口、305は被処理体処理室、306は第
二のガス導入口、307は第一の予備グリッド電極、3
08は第二の予備グリッド電極、309はグリッド電
極、310は被処理体、311は絶縁板、312は被処
理体支持台、313は第一のガスのプラズマ、314は
負イオン生成空間、321は第二のマイクロ波電源、3
22は放電管、323は輸送管、324は第二の導波
管、325は第二のガスのプラズマである。
ガス導入口の部分に、プラズマを生成するための放電管
322と、マイクロ波を供給するための第一のマイクロ
波電源321及び第二の導波管324と、発生したプラ
ズマ内のイオンを再結合させ、活性中性粒子のみを被処
理体処理室に輸送するための輸送管323と、を付加的
に設置した点が、図1の装置と異なる。
の高エネルギーイオンや電子が消滅するに十分なサイズ
とする。
明するが、本発明がこれら実施例に限定されることはな
い。
用い、被処理体処理室105に導入する第二のガスをオ
ン(供給)した時とオフ(供給遮断)した時のエッチン
グ速度の変化を調べた。その際、プラズマ生成方式とし
てはECR型のプラズマ源を、被処理体110としては
シリコン酸化膜上にノンドープの多結晶シリコン膜を堆
積したウエハを用いた。
置の支持台112上に設置した。その後、排気系を介し
てプラズマ発生空間102及び処理室105を排気し、
その真空度が5×10-6Torrとなるまで減圧した。
その後、第一のガス導入口104よりプラズマ発生空間
102内にCl2ガス100sccmを供給し、排気系
に設置されたスロットルバルブ(不図示)を調整して圧
力を5mTorrに設定した。
ラズマ発生空間102の磁場を875Gに設定し、マイ
クロ波電源101から2.45GHzのマイクロ波を1
kWの電力で供給することにより、プラズマ発生空間1
02内にプラズマ113を発生させた。このようにして
生成したプラズマ113は、磁場コイル103の拡散磁
界に沿って、プラズマ発生空間102に連結されている
被処理体処理室105側へと拡散する。ここで、被処理
体処理室105に連結されている第二のガス導入口10
6より、Cl2ガス100sccmを供給し、拡散した
プラズマを冷却することによって、負イオン生成空間1
14において負イオンを生成した。
負イオンを取り出すため、第1の予備グリッド電極10
7に+50V、第2の予備グリッド電極108に+75
Vの直流電圧を印加した。更に、被処理体支持台112
には+100V、グリッド電極109には+105Vの
直流電圧を印加した。負イオン生成空間114における
プラズマ電位は2〜6V程度であると考えられるため、
上記電圧を各グリッドに印加した場合、被処理体110
には100eV近くのエネルギーで負イオンを入射させ
ていることになる。
スをオンした場合とオフした場合における、被処理体1
10の表面に設けた多結晶シリコン膜のエッチング速度
を比較した。その結果、ガスをオフとした場合のエッチ
ング速度はおよそ毎分70nmであったのに対し、ガス
をオンとした場合のエッチング速度はおよそ毎分290
nmであり、ガスをオンした場合には4倍以上のエッチ
ング速度が確認されたことから、大量の負イオンが生成
され作用したものと考えられる。ゆえに、本実施例の装
置は量産性の観点からも充分に満足できる装置であるこ
とが分かった。
を、半導体製造プロセスにおける多層配線の、異なる配
線層間を接続するビアホール形成プロセスにおいて、上
層金属配線を成膜する前のクリーニングプロセスに適用
し、チャージアップダメージの有無を調べた。
然酸化膜またはエッチングの際のイオン衝撃により導入
される結晶欠陥が残留しているため、このまま第二層金
属配線を形成すると、自然酸化膜や結晶欠陥によりビア
ホールの抵抗値が上昇し、回路遅延や配線の導通不良を
もたらす。そこで、これらの残留物はクリーニング等に
より除去する必要があり、現在はプラズマを用いる方法
が広く一般的に使われている。ここで問題となるのがプ
ラズマによるチャージアップ現象である。このクリーニ
ングを従来の正イオン処理で行った場合、プラズマより
導入された正電荷は第一層金属配線を通ってゲート電極
に流れ、最終的には、シリコン基板とゲート電極の間に
存在するゲート酸化膜に電圧がかかる。その結果、この
電圧が破壊電圧に達するとゲート酸化膜は静電破壊に至
り、また破壊電圧以下でもゲート酸化膜に微少なトンネ
ル電流が流れることにより、その寿命を著しく劣化させ
るという問題があった。
導体基板に対して、図1の装置を用いてクリーニング処
理を行った。
22は素子分離絶縁膜、223はゲート酸化膜、224
はゲート電極、225は第一層間酸化膜、226は第一
層金属配線、227は第一層金属配線のバリアメタル、
228は第一層金属配線の反射防止膜、229は第二層
間酸化膜、230はドライエッチングにより形成したビ
アホール、231は反射防止膜表面の薄い酸化層、24
1は第二層金属配線である。
1に示した装置の支持台112上に設置した。その後、
排気系を介してプラズマ発生空間102及び被処理体処
理室105を排気し、その真空度が5×10-6Torr
となるまで減圧した。その後、プラズマ発生空間102
内にSF6ガス150sccmを供給し、排気系に設置
されたスロットルバルブを調整して圧力を10mTor
rに設定した。
ラズマ発生空間102の磁場を875Gに設定し、マイ
クロ波電源101より2.45GHzのマイクロ波を1
kWの電力で供給することにより、プラズマ発生空間1
02内にプラズマ113を発生させた。このようにして
生成したプラズマ113は、磁場コイル103の拡散磁
界に沿って、プラズマ発生空間102に連結されている
被処理体処理室105側へと拡散する。ここで、被処理
体処理室105に連結されている第二のガス導入口10
6より、SF6ガス150sccmを供給し、拡散した
プラズマを冷却することによって、負イオン生成空間1
14においてフッ素負イオンを生成した。
負イオンを取り出すため、第1の予備グリッド電極10
7に+50V、第2の予備グリッド電極108に+75
Vの直流電圧を印加した。更に、半導体基板支持台11
2には+100V、グリッド電極109には+105V
の直流電圧を印加した。負イオン生成空間114でのプ
ラズマ電位は2〜6V程度であると考えられるため、上
記電圧を各グリッドに印加した場合、半導体基板110
には100eV近くのエネルギーで負イオンを入射させ
ていることになる。
て、被処理体110に対してクリーニング処理を30秒
間実施した後、被処理体110を真空に保持したまま金
属配線成膜室(不図示)へと移動させ、第二層金属配線
241の堆積を行った。更に、フォトレジストによるパ
ターニング及びドライエッチング等の工程を経て、第二
層金属配線241を形成し、半導体素子の特性を以下の
通り評価した。
コンウエハ上に作製された100個の評価用トランジス
タを用い、そのトランジスタのゲート酸化膜が破壊に至
るまでの電荷量Qbdを測定することで行った。その結
果、従来の正イオンを用いたクリーニング処理ではQbd
が10クーロンを下回る不良を示す素子が100個中2
個存在するのに対して、負イオンを用いた本発明の場合
は、ゲート酸化膜の性能劣化を起す素子は全くないこと
が確認された。
用い、プラズマを冷却する第二のガスを中性活性粒子と
した場合について説明する。
晶シリコン膜のエッチング速度測定を行った。その際、
被処理体310としては、シリコン酸化膜上にノンドー
プの多結晶シリコン膜を堆積したウエハを用いた。
置の支持台312上に設置した。その後、排気系を介し
てプラズマ発生空間302及び処理室305を排気し、
その真空度が5×10-6Torrとなるまで減圧した。
その後、第一のガス導入口304よりプラズマ発生空間
302内にCl2ガス100sccmを供給し、排気系
に設置されたスロットルバルブ(不図示)を調整して圧
力を5mTorrに設定した。
ラズマ発生空間302の磁場を875Gに設定し、第一
のマイクロ波電源301から2.45GHzのマイクロ
波を1kWの電力で供給することにより、プラズマ発生
空間302内に第一のプラズマ313を発生させた。こ
のようにして生成した第一のプラズマ313は、磁場コ
イル303の拡散磁界に沿って、プラズマ発生空間30
2に連結されている処理室305側へと拡散する。
管322内にCl2ガス100sccmを供給し、更
に、第二のマイクロ波電源321より250Wのマイク
ロ波を供給して、放電管322内に第二のプラズマ32
5を発生させた。発生した第二のプラズマ325のう
ち、イオンは壁や粒子間での衝突により急速に再結合し
て消滅し、寿命の長い中性活性粒子のみが輸送管323
を通って処理室305に到達し、上述したプラズマ発生
空間302から処理室305側へと拡散した第一のプラ
ズマ313を冷却することによって、負イオン生成空間
314において負イオンを生成した。
負イオンを取り出すため、第1の予備グリッド電極30
7に+50V、第2の予備グリッド電極308に+75
Vの直流電圧を印加した。更に、支持台312には+1
00V、グリッド電極309には+105Vの直流電圧
を印加した。負イオン生成空間314におけるプラズマ
電位は2〜6V程度であると考えられるため、上記電圧
を各グリッド電極に印加した場合、被処理体310には
100eV近くのエネルギーで負イオンを入射させてい
ることになる。
リコン膜のエッチング速度を測定した結果、エッチング
速度がおよそ毎分350nmであることが分かった。す
なわち、実施例1に示したガス分子を混合した場合(エ
ッチング速度がおよそ毎分290nm)より、更に高い
エッチング速度が図2の装置で得られることが明らかと
なった。
負イオンを大量に発生させるとともに、当該負イオンを
被処理体に入射させることによって、被処理体に対して
エッチングやクリーニング等を行うことが可能な、プラ
ズマ処理装置を提供することができる。その際、本装置
では大量の負イオンを優先的に用いていることから、チ
ャージアップダメージの少ない、プラズマ処理が実現で
きる。また、本装置は、プラズマと当該プラズマより温
度の低いガスとを混合することにより、多量の負イオン
が生成され、負イオンによるエッチング速度も著しく改
善できる。
式的な断面図である。
である。
す模式的な断面図である。
ージアップダメージのないプラズマ処理が行われたこと
を確認するために用いた半導体素子からなる被処理体の
断面構造を示す模式的な断面図である。
断面図である。
すグラフ。
示すグラフ。
Claims (12)
- 【請求項1】 真空容器と、前記真空容器内に処理体を
支持する為の支持手段とを有するプラズマ処理装置にお
いて、 プラズマ発生空間に第一のガスを導入する手段と、 前記プラズマ発生空間内の前記第一のガスに電気エネル
ギーを供給してプラズマを発生させる手段と、 前記プラズマ発生空間に連通する負イオン生成空間内に
導入された前記プラズマに、第二のガスを混合して負イ
オンを生成する手段と、 前記負イオンを引き出して前記被処理体に供給する手段
と、 を具備することを特徴とするプラズマ処理装置。 - 【請求項2】 前記プラズマを発生させる手段は、平行
平板型、ICP型、マグネトロン型、ECR型、ヘリコ
ン波型、表面波型、平板マルチスロットアンテナによる
表面波干渉型、RLSA型から選択される電気エネルギ
ー供給源であることを特徴とする請求項1に記載のプラ
ズマ処理装置。 - 【請求項3】 前記第一のガスは、塩素、フッ素、臭
素、沃素から選択される少なくとも一つの元素を含むこ
とを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項4】 前記第二のガスは、ハロゲン元素を含む
ガス及び不活性ガスのうち少なくともいずれか一種を含
むことを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装
置。 - 【請求項5】 前記第二のガスは、活性中性粒子、電子
及びイオンのうち少なくともいずれか一種を含むことを
特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項6】 前記負イオンを引き出して被処理体に供
給する手段は、正の電圧が印加されるグリッド電極及び
/又は正の電圧が印加される前記支持手段であることを
特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項7】 前記負イオン生成空間内に発生している
プラズマのポテンシャルVpと、前記グリッド電極に印
加した正の電圧Vgとの関係が、Vg>Vp>0であるこ
とを特徴とする請求項6に記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項8】 前記被処理体に対して、正の直流電圧又
はパルス状電圧を印加する手段を有することを特徴とす
る請求項1に記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項9】 前記支持手段と前記被処理体とを電気的
に絶縁する手段を有することを特徴とする請求項8に記
載のプラズマ処理装置。 - 【請求項10】 前記被処理体から放出される二次電子
を捕獲する手段を有することを特徴とする請求項1に記
載のプラズマ処理装置。 - 【請求項11】 前記支持手段に対して印加される正の
電圧Vsと、前記グリッド電極に印加する正の電圧Vgと
の関係が、Vg>Vs>0であることを特徴とする請求項
10に記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項12】 請求項1に記載のプラズマ処理装置を
用いて被処理体を処理するプラズマ処理方法。
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JP2010541167A (ja) * | 2007-09-27 | 2010-12-24 | 東京エレクトロン株式会社 | 負イオンプラズマを生成する処理システム |
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-
1999
- 1999-03-19 JP JP07493799A patent/JP3647303B2/ja not_active Expired - Fee Related
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