JP2000162319A - 放射性ダストサンプラ - Google Patents

放射性ダストサンプラ

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JP2000162319A
JP2000162319A JP33530398A JP33530398A JP2000162319A JP 2000162319 A JP2000162319 A JP 2000162319A JP 33530398 A JP33530398 A JP 33530398A JP 33530398 A JP33530398 A JP 33530398A JP 2000162319 A JP2000162319 A JP 2000162319A
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JP
Japan
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correction mechanism
dust
dust collection
dust collecting
movable
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JP33530398A
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English (en)
Inventor
Toru Shibuya
徹 渋谷
Akihisa Kaihara
明久 海原
Hitoshi Kuwabara
均 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ダストサンプラ集塵部の気密性を高くするこ
と。 【解決手段】補正機構保持点17を中心に補正機構16
がA−B方向に可動することにより、固定集塵部1と可
動集塵部3の嵌合時のゆがみを補正し、集塵部の気密性
を高くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば原子力発電
所などの放射線取扱施設における、主として作業者の内
部被曝防護のために設置されるダスト放射線モニタに係
わり、建屋内空気中に含まれる放射性塵埃をろ紙に捕集
して放射能濃度を計測するダストサンプラの、特に集塵
部,駆動部の機構駆動方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダストサンプラにおける集塵部駆動機構
に関しては、特公平5−77034号公報,特開平7−248283
号公報の例がある。この公知例は、放射性塵埃を捕集す
る集塵部機構について、固定集塵部と可動集塵部を含む
軸に設けた集塵部駆動機構を用い、固定集塵部側へ可動
集塵部を移動することにより、固定集塵部及び可動集塵
部、あるいはいずれかに設けたシール材またはパッキン
によりろ紙を挟み込む機構である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ダスト放射線モニタに
おけるダストサンプラ集塵部は、より正確な放射能濃度
を測定するために気密度を高め、計測目的である採取点
以外の空気を吸い込まないことが理想である。集塵部の
気密度が低くリークがある場合には、ダストサンプラ設
置場所の空気を吸い込むことになり、採取点の正確な放
射能濃度を測定することが困難になる。従来の技術にお
いては、シール材またはパッキンにより気密を得る構成
であり、いずれも固定集塵部と可動集塵部を含む軸上に
設置されたバネを含む駆動機構により、可動集塵部を固
定集塵部側へ押しつける機構である。
【0004】しかし、固定集塵部,可動集塵部の嵌合時
にゆがみなどがあった場合には、そのゆがみを積極的に
補正する機構がないためシール材どうしの密着、あるい
は固定集塵部、または可動集塵部とシール材またはパッ
キンとの密着が不十分となり、気密度を低下させる可能
性があった。また、駆動機構を集塵部,計測部及びろ紙
リールと同じ平面に配置することにより、その実装面積
が大きくなるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、集塵部,駆動部の機構駆
動方法の改良により、集塵部の気密度を高めより正確な
放射能濃度測定を実現するダストサンプラを提供し、か
つ機構部配置及び駆動機構の改良により小型化をはかっ
たダストサンプラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、駆動機構部に固定集塵部,可動集塵部の
嵌合時のゆがみなどを補正するゆがみ補正機構を設ける
ことにより、固定集塵部と可動集塵部を均一に密着させ
集塵部の気密度を高める。また、駆動機構の力の伝達に
は、連結金具を用いることにより駆動機構の配置を集塵
部側から裏側へすることにより保守面の省スペース化を
はかることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
い説明する。図1は、ダストサンプラの正面図であり基
本構成を示す図である。図1において、計測対象の空気
は固定集塵部と可動集塵部が嵌合した状態において固定
集塵部1側INから吸入し、ろ紙2にて空気中に含まれ
る放射性塵埃を捕集した後可動集塵部3側OUTへ排気
される。吸引ポンプは可動集塵部3側に設けられる。集
塵された放射性塵埃は、プラスチックシンチレーション
検出器,半導体検出器等の放射線検出器6にて測定され
放射能濃度算出のための必要なデータを後段に設けた機
器に出力する。
【0008】図1において一例として検出器6は半導体
検出器であり後段の機器として電荷増幅器8を取り付け
てある。検出器6の取付に際しては、固定集塵部1との
間をシールするため検出部シール材7を用いて固定す
る。ろ紙2の押さえ込みに関し、図1においては固定集
塵部1側にろ紙押さえ込み金具4を設け、可動集塵部3
側には押さえ込み金具受け5を設け、これらの押さえ込
みにより気密を確保する構成である。押さえ込み金具受
け5は弾性があり経年変化の少ない耐久性の高いもの
で、ゴムなどのろ紙押さえ込み金具4よりも柔らかいも
のを選定する。尚、固定集塵部1側及び可動集塵部3側
とも嵌合部をシール材とすることも可能であり、この場
合は固定集塵部1及び可動集塵部3のろ紙2を挟み込む
面にシール材を設け、シール材どうしを密着させる必要
がある。
【0009】図2は図1を側面から見た図であり、ゆが
み補正機構部を表している。計測対象の空気に含まれる
放射性塵埃を捕集する際には集塵部を気密にするため、
駆動機構10が駆動され駆動軸11が下側にさがる。駆
動軸11に連結されている駆動軸連結金具12に力が加
わり、その後補正機構連結金具14を介し、支点15を
支点として補正機構保持点17へ力が伝達され、可動集
塵部3に固定された補正機構16が固定集塵部1側へ移
動する。この際、固定集塵部1,可動集塵部3の嵌合時
のゆがみのうち、図中A−B方向のズレ補正を補正機構
16にて行う。補正機構16は補正機構保持点17を中
心にA−B方向へ可動できるため、駆動機構部により加
えられた力は均等に可動集塵部3を固定集塵部1へ押し
つける力となり、A−B方向の気密性を高めることが可
能となる。A−Bと直交軸方向の固定集塵部1,可動集
塵部3の嵌合時のゆがみの補正は、補正対象であるA−
B直交軸方向に対し、補正機構16に連結されている補
正機構連結金具14の弾性が有効に働き補正可能であ
る。尚、補正機構16にはろ紙の通路を確保するために
窓34を設ける。
【0010】また、補正機構連結金具14をてこにする
ことにより、駆動機構10を集塵部裏側に配置すること
が可能となり、集塵部の平面スペースを縮減することが
できる。尚、補正機構連結金具14の支点15を中心と
したC−D方向への円運動による軸ズレを吸収する目的
で、駆動軸連結金具12を設け駆動軸11が図3にて説
明する補正機構連結金具横軸13と可動できるように
し、可動集塵部3と固定集塵部1の位置合わせについて
は、嵌合した状態で完全に密着するよう調整する。
【0011】図3は、図2に記載したダストサンプラに
おいて、駆動軸連結金具12を設けずに補正機構連結金
具14のC−D方向への円運動による軸ズレを補正する
ようにしたものである。駆動機構10を駆動機構保持部
18での一点保持とし、駆動機構保持部18を中心にE
−F方向へ円運動可能な構成とする。これにより、補正
機構連結金具14の円運動による軸ズレを補正可能にな
る。
【0012】図4は、図2で説明したダストサンプラの
背面図である。駆動軸連結金具12は、補正機構連結金
具横軸13に連結されている。
【0013】図5には、変形例を示す。可動集塵部3の
中心を球状の支持部のついた支持部材30にて保持し、
可動集塵部3下部には軸受け部を設ける。可動集塵部3
の周囲にはガイド31を設けガイド31と可動集塵部3
には各々の面においてゆがみを補正できる程度の余裕を
設ける。この構成においては、球状の支持部材を中心に
各方向の補正が可能となり、同様に固定集塵部,可動集
塵部の嵌合時のゆがみを補正できる。尚、ガイド31は
前後面,左右面の4面に設けるため、左右面にはろ紙通
路用の窓34を設け、前面にはチェック線源挿入等保守
用の窓を同様に設ける。
【0014】また、図6のようにガイド31の形状を変
更し、片側の側面にのみガイド31を設け、前後につい
ては背面の固定板32をガイドとして使用する。この構
成においては、ガイドを挟み込むように可動集塵部3に
可動部材33を取付け、可動部材33の胴体部の径より
ゆがみを補正できる程度に余裕のある径の長丸の孔をガ
イド31にあけ、ゆがみを補正できる構成としている。
尚、図5,図6の実施例については、駆動機構10を前
面に配置しても同様にゆがみを補正可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ダスト放射線モニタに
おいて、より正確な放射能濃度の測定が可能となり、ま
た集塵部面積の小さい小型のダストサンプラを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダストサンプラの基本構成を示す平面
図である。
【図2】本発明によるダストサンプラのゆがみ補正機構
を側面からみた側断面図である。
【図3】本発明によるダストサンプラのゆがみ補正機構
の変形例を示す側断面図である。
【図4】本発明によるダストサンプラのゆがみ補正機構
を背面からみた背面図である。
【図5】ゆがみ補正機構の変形例を示す側断面図であ
る。
【図6】ゆがみ補正機構の変形例を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
1…固定集塵部、2…ろ紙、3…可動集塵部、4…ろ紙
押さえ込み金具、5…押さえ込み金具受け、6…検出
器、7…検出部シール材、8…電荷増幅器、10…駆動
機構、11…駆動軸、12…駆動軸連結金具、13…補
正機構連結金具横軸、14…補正機構連結金具、15…
支点、16…補正機構、17…補正機構保持点、18…
駆動機構保持部、20…ろ紙供給リール、21…ろ紙巻
取りリール、30…支持部材、31…ガイド、32…固
定板、33…可動部材、34…窓。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 均 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 Fターム(参考) 2G088 EE12 GG11 GG21 HH03 JJ10 JJ23 JJ37 LL13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線取扱施設において建屋内空気中に含
    まれる放射性塵埃をろ紙にて集塵し、その放射能濃度を
    測定する放射性ダストサンプラにおいて、駆動機構を備
    え駆動軸の動きを補正機構連結金具へ伝達し、補正機構
    連結金具の円運動による軸ズレを吸収する駆動軸連結金
    具と、支点を中心として可動集塵部が固定集塵部側へ移
    動するように駆動軸連結金具の動きを伝達する補正機構
    連結金具と、下端を可動集塵部に固定し補正機構連結金
    具の作用点である補正機構保持点を中心に円運動し、固
    定集塵部と可動集塵部の嵌合時のゆがみを補正する補正
    機構とで構成するゆがみ補正機構を備えてなる放射性ダ
    ストサンプラ。
  2. 【請求項2】上記請求項1記載の放射性ダストサンプラ
    において、補正機構連結金具の円運動による軸ズレを駆
    動機構を保持する駆動機構保持部を中心に駆動機構が円
    運動し吸収することを特徴とした放射性ダストサンプ
    ラ。
  3. 【請求項3】上記請求項1又は2記載の放射性ダストサ
    ンプラにおいて、てこを用い駆動機構の駆動力を可動集
    塵部へ間接的に伝達する機構を設け、駆動機構部を集塵
    部背面に配置することを特徴とした放射性ダストサンプ
    ラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004205491A (ja) * 2002-08-16 2004-07-22 Horiba Ltd 浮遊粒子状物質濃度測定装置および浮遊粒子状物質濃度測定用に用いられるフィルタテープ
JP2013019750A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Toshiba Corp 放射線モニタ装置及びモニタ方法

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