JP2000158969A - 補助動力装置 - Google Patents

補助動力装置

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JP2000158969A
JP2000158969A JP10336273A JP33627398A JP2000158969A JP 2000158969 A JP2000158969 A JP 2000158969A JP 10336273 A JP10336273 A JP 10336273A JP 33627398 A JP33627398 A JP 33627398A JP 2000158969 A JP2000158969 A JP 2000158969A
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JP
Japan
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propeller shaft
hydraulic
hydraulic oil
auxiliary power
pressure
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Pending
Application number
JP10336273A
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English (en)
Inventor
Takashi Yazaki
隆司 矢崎
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YAZAKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
YAZAKI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置空間をさほど占有せず、且つ回転ロスが
ほとんどなく、更に車両の重量もさほど増大させない補
助動力装置を提供せんとするものである。 【解決手段】 プロペラシャフト102の回転駆動を油
圧に変換してアキュムレータ201に蓄え、また該アキ
ュムレータ201に蓄えられた油圧を前記プロペラシャ
フト102の回転駆動に変換する油圧装置1を少なくと
も有すると共に、作動油は常に供給口14からポンプモ
ータ部10側に供給され、また取出口15から油圧制御
部20側に取り出されるようにし、作動油の流れを同じ
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の回転駆動を
回収して該車両の発進や加速エネルギなどに利用する補
助動力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の発進・加速時に高い回転エネルギ
を必要とすることから、特開平2−117431号で
は、そのエネルギを補うために、車両の回転エネルギを
高作動油として蓄積し、必要に応じてそれを回転エネル
ギとして取り出す構成が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
高圧の作動油を蓄積しまた回転エネルギとしてそれを取
り出すための構成が、車輪へ回転駆動を伝えるプロペラ
シャフトとは別体のものとして、設けられている。その
ためただでさえ狭いエンジンルームなどの設置空間を占
有し、そのためにボディサイズを大きくしなければなら
ないといった問題があった。
【0004】また上記プロペラシャフトに回転エネルギ
を伝えるために、伝達機構を必要とし、これが余計設置
空間を狭くしており、さらに伝達ロスも大きくなるとい
った問題も抱えていた。
【0005】他方、上記の構成に用いられるポンプモー
タなどの構成では、作動油蓄積時の作動油の流れと回転
エネルギ取り出し時の作動油の流れとが、ちょうど逆の
流れになるため、複数の噛み合うギアで構成される回転
方向変換機構を別途必要とし、該構成により両時にプロ
ペラシャフトの回転が同じ方向になるようにしていた。
この構成も、設置空間を狭くし、さらに伝達ロスを引き
起こし、且つ車両の重量を大きくする原因となってい
た。
【0006】本発明は以上のような問題を解決するため
創案されたもので、設置空間をさほど占有せず、且つ回
転ロスがほとんどなく、更に車両の重量もさほど増大さ
せない補助動力装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の補助動力装置
は、プロペラシャフトの回転駆動を油圧に変換して蓄
え、また蓄えられた油圧を前記プロペラシャフトの回転
駆動に変換する油圧装置を少なくとも有しており、該油
圧装置における油圧の蓄積と蓄積された油圧のプロペラ
シャフトの回転駆動への変換とで、作動油の流れを同じ
にすることを基本的特徴としている。
【0008】上記構成によれば、油圧装置における油圧
の蓄積と蓄積された油圧のプロペラシャフトの回転駆動
への変換とで、作動油の流れを同じにしているため、上
述した回転方向変換機構のような構成が必要なくなる。
そのために設置空間をさほど占有せず、回転ロスもほと
んどなく、更に車両の重量もさほど増大させることがな
い。
【0009】上述のような作動油の流れを同じにする構
成は、作動油を流す機構に改良を加えるだけで済むた
め、上記油圧装置自身も大きな構成となることはない。
【0010】また上述のように、作動油の流れが同じに
なる構成になれば、後述するように、前記プロペラシャ
フトと油圧装置とを同軸にする構成とすることができる
ようになる。そのため、設置空間の占有はさらに少なく
なり、且つ回転ロスも余計少なくなり、更にプロペラシ
ャフトに回転エネルギを伝える前記の伝達機構のような
構成は不要となるため、重量増も抑えることが可能とな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。
【0012】図1は発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、100は車両に搭載されるエンジン、101
は駆動輪、102は該駆動輪101にエンジン100の
回転駆動を伝えるプロペラシャフト、103はミッショ
ン、1はタンク200及びアキュムレータ201を備え
た本補助動力装置を構成する油圧装置を各示している。
【0013】図2は、プロペラシャフト102周りに設
置された上記油圧装置1の構成を示す断面図である。本
油圧装置1は、プロペラシャフト102周りに環装され
たポンプモータ部10と、該ポンプモータ部10、前記
タンク200及びアキュムレータ201間での作動油の
供給蓄積と送出を行う油圧制御部20とからなる。
【0014】前記ポンプモータ部10は、プロペラシャ
フト102周りに回転自在に環装されたロータ11と、
該ロータ11を外囲するケーシング12と、前記ロータ
11の周面に穿設された溝から出入自在に設けられたベ
ーン13と、前記ケーシング12とロータ11の間に、
前記油圧制御部20から作動油を供給する供給口14、
或いはそこから作動油を取り出す取出口15とを有して
いる。
【0015】また、図3に示されるように、前記ロータ
11をプロペラシャフト102に繋いだり、或いはそれ
から切り離すクラッチ機構30が別途設けられている。
すなわち、ロータ11のプロペラシャフト102方向の
一端部にはロータ側クラッチ板31が、またその対面側
にプロペラシャフト側クラッチ板32が設けられてお
り、アクチュエータ33のスピンドル33aが前後動す
ることで、てこ部34を介して、前記プロペラシャフト
側クラッチ板32がプロペラシャフト102軸方向に動
くことで、前記ロータ11をプロペラシャフト102に
繋いだり、或いはそれから切り離すことができるように
なっている。
【0016】さらに前記油圧制御部20は、前記ポンプ
モータ部10の供給口14側に設置された逆止弁21及
び高圧電磁弁22と、前記取出口15に設置された低圧
電磁弁23及び逆止弁24とを有し、前記タンク200
と逆止弁21とは吸入管25で、同じくタンク200と
低圧電磁弁23とは戻り管26で、更に前記アキュムレ
ータ201と逆止弁24及び高圧電磁弁22とは高圧管
27で、夫々接続されている。尚図中28は圧力弁を示
している。
【0017】以上の構成では、下り坂やブレーキなどを
かけた時に、プロペラシャフト102の回転を利用して
油圧装置1のポンプモータ部10を作動させ、タンク2
00から吸い込まれてくる作動油を、該ポンプモータ部
10で加圧し、アキュムレータ201に蓄圧する。
【0018】すなわち、前記クラッチ機構30によりロ
ータ11とプロペラシャフト102を接続させ、プロペ
ラシャフト102の回転駆動で前記ロータ11とベーン
13とが回転することで、タンク200から吸入管2
5、逆止弁21及び供給口14を介して、作動油をケー
シング12及びロータ11間に吸入する。そしてロータ
11の回転でベーン13に圧縮された作動油は、取出口
15、低圧電磁弁23、逆止弁24及び高圧管27を介
して、アキュムレータ201に蓄圧される。この場合、
アキュムレータ201が満タンになった時は、圧力弁2
8が作動して、作動油の取り入れを即停止する。
【0019】他方発進時、加速時或いは上り坂などで出
力が必要な時には、アキュムレータ201に蓄圧された
作動油をポンプモータ部10に送り込み、ベーン13で
その作動油を受けて、ロータ11を回転させ、そのトル
クをプロペラシャフト102に加える。その後低圧にな
った作動油はタンク200へ戻す。
【0020】すなわち、前記クラッチ機構30によりロ
ータ11とプロペラシャフト102を接続させ、更に高
圧電磁弁22に信号を送り、弁を開かせることにより、
逆止弁21が自動的に閉まり、アキュムレータ201内
に蓄圧された作動油がケーシング12及びロータ11間
に供給される。ベーン13でその作動油を受けて、ロー
タ11を回転させ、それによってプロペラシャフト10
2を回転せしめる。それと同時に低圧電磁弁23に信号
を送り、該弁を開かせることにより、逆止弁24が自動
的に閉まり、戻り管26を介して、前記タンク200に
作動油を戻す。
【0021】前記クラッチ機構30で両クラッチ板31
及び32が接続される(クラッチが入る)ことで、プロ
ペラシャフト102とロータ11が連結され、それによ
り上記油圧装置1が作動する。反対に両クラッチ板31
及び32が離間される(クラッチが切れる)ことで、プ
ロペラシャフト102とロータ11が切り離され、それ
により、プロペラシャフト102は、本油圧装置1の負
荷がかからなくなり、自由に回転する。
【0022】以上の構成では、油圧装置1における油圧
の蓄積と蓄積された油圧のプロペラシャフト102の回
転駆動への変換とで、作動油は常に供給口14からポン
プモータ部10側に供給され、また取出口15から油圧
制御部20側に取り出されており、該ポンプモータ部1
0と油圧制御部20における作動油の流れが同じにな
る。そのため、従来技術のような回転方向変換機構のよ
うな構成を必要とせず、車両の回転エネルギを高圧の作
動油として蓄積し、必要に応じてそれを回転エネルギと
して取り出すことができるようになる。また設置空間を
さほど占有せず、回転ロスもほとんどなく、更に車両の
重量もさほど増大させることがない。
【0023】上述のような作動油の流れを同じにする構
成は、前記油圧制御部20のように、作動油を流す機構
に上記のような改良を加えるだけで済むため、上記油圧
装置1自身も大きな構成となることはない。
【0024】また上述のように、作動油の流れが同じに
なる構成になれば、本構成のように、前記プロペラシャ
フト102と油圧装置1とを同軸にすることができるよ
うになる。そのため、設置空間の占有はさらに少なくな
り、且つ回転ロスも余計少なくなり、更にプロペラシャ
フト102に回転エネルギを伝える前記の伝達機構のよ
うな構成は不要となるため、重量増も抑えることが可能
となる。
【0025】尚、本発明の補助動力装置は、上述の実施
例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
及び2記載の構成によれば、設置空間をさほど占有する
ことなく設置でき、且つ回転ロスもほとんどなく、更に
車両の重量も微増で済む補助動力装置を提供することが
できるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明を実施する形態の一例を示す車両要部平面
図である。
【図2】プロペラシャフト102周りに設置された油圧
装置1の構成を示す断面図である。
【図3】ポンプモータ部10のロータ11とプロペラシ
ャフト102との間に設けられたクラッチ機構30の構
成を示す断面図である。
【符号の説明】 1 油圧装置 10 ポンプモータ部 11 ロータ 12 ケーシング 13 ベーン 14 供給口 15 取出口 20 油圧制御部 21 逆止弁 22 高圧電磁弁 23 低圧電磁弁 24 逆止弁 25 吸入管 26 戻り管 27 高圧管 28 圧力弁 30 クラッチ機構 31 クラッチ板 32 クラッチ板 33a スピンドル 33 アクチュエータ 34 てこ部 100 エンジン 101 駆動輪 102 プロペラシャフト 103 ミッション 200 タンク 201 アキュムレータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロペラシャフトの回転駆動を油圧に変
    換して蓄え、また蓄えられた油圧を前記プロペラシャフ
    トの回転駆動に変換する油圧装置を少なくとも有してお
    り、該油圧装置における油圧の蓄積と蓄積された油圧の
    プロペラシャフトの回転駆動への変換とで、作動油の流
    れを同じにすることを特徴とする補助動力装置。
  2. 【請求項2】 前記プロペラシャフトと油圧装置とが同
    軸であることを特徴とする請求項1記載の補助動力装
    置。
JP10336273A 1998-11-26 1998-11-26 補助動力装置 Pending JP2000158969A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2410476A (en) * 2004-01-31 2005-08-03 John Richard Banks Regenerative hydraulic braking
CN107415906A (zh) * 2017-04-24 2017-12-01 南京航空航天大学 一种汽车辅助制动装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2410476A (en) * 2004-01-31 2005-08-03 John Richard Banks Regenerative hydraulic braking
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Effective date: 20080729

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Effective date: 20081125