JP2000158437A - カットされたコ―ナ―部を有する正方形の混合カットの宝石 - Google Patents

カットされたコ―ナ―部を有する正方形の混合カットの宝石

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JP2000158437A JP11253439A JP25343999A JP2000158437A JP 2000158437 A JP2000158437 A JP 2000158437A JP 11253439 A JP11253439 A JP 11253439A JP 25343999 A JP25343999 A JP 25343999A JP 2000158437 A JP2000158437 A JP 2000158437A
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  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステップカットおよびブリリアントカットタ
イプの両方の特性を備える混合カットの宝石を提供す
る。 【解決手段】 カットされたコーナー部を有する混合カ
ットの正方形の宝石は、2つのステップとテーブルとを
有するステップカットのクラウンと、ガードルと、パビ
リオンとを備える。クラウンとパビリオンとは実質的に
正方形で、4つの等しい辺部と、辺の約1/3の長さの
コーナー部とを有する。パビリオンの辺部とコーナー部
とは、ガードルからキューレットへ実質的に連続して延
びる8本のリブラインによって規定される。各パビリオ
ンの辺部とコーナー部とは4つのファセットを有し、下
部ガードルスターファセットと、2つの下部ガードルフ
ァセットと、下部ベゼルファセットとを含む。宝石は、
クラウンにおいてステップカットのクラシックなエレガ
ンスを有し、パビリオンにおいてブリリアントカットの
良好な分散を実現することを試みている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カットされたコー
ナー部を有する正方形の混合カットの宝石に関する。
【0002】
【従来の技術】宝石(gemstones)、特にダイ
ヤモンド、エメラルド、サファイア、およびルビーなど
の宝石(precious gemstones)は、
それらを他の宝石と区別する種々の特徴を有する。特徴
の1つは、輝き(brilliance)であり、これ
はさらに外部と内部に分類することができる。外部の輝
きは、光沢(luster)とも呼ばれ、一般に宝石
(stone)の頂部に入射して、内部に屈折していか
ずに反射した光の量を指す。内部の輝きは、頂部または
クラウン(crown)(およびもし宝石が有していれ
ばテーブル)に入射して、底部またはパビリオン(pa
vilion)のファセット(facets)で反射
し、非分散光として頂部またはクラウンから出て行く光
線として定められる。
【0003】宝石の他の特徴は分散(dispersi
on)である。これは、光輝(fire)としても知ら
れ、どれくらいの量の白色光が分解して分光色になるの
かを測定した量(measure)である。プリズムに
入射する白色光線は分解して、特別な成分の色、すなわ
ち赤、橙、黄、緑、青、藍、紫になる。分散は、光線が
完全に底部のファセットで反射して、表面(groun
d)のファセットに可能な最も大きな角度で入射すると
きに最大となる。分散は、宝石が観測者に対して動くと
きに観測される。
【0004】宝石の別の特徴は、きらめき(scint
illation)であり、これは宝石を光の下で動か
したときに得られる異なる光のパターンの現れである。
別の仕方で表現すれば、きらめきは、宝石、光源、また
は観測者のうちの少なくとも1つが動くときに宝石から
観測される閃光の量である。
【0005】一般に、宝石のカット職人(cutter
s)は、輝き、分散、およびきらめきの良好な組み合わ
せを実現しようと努力する。
【0006】また、宝石は異なるタイプのカットに分類
することができる。カットの1つは、ステップカットま
たはエメラルドカットとして知られ、一般にエレガント
でクラシックなカットであると考えられている。しか
し、このカットは通常、最も大きな分散を実現しない。
【0007】他のカットは、ブリリアントカットとして
知られ、その1つの形態はラウンドブリリアントであ
る。このカットは多くのファセットを有し、輝きと分散
の良好なバランスを実現する。
【0008】また別のカットは、いわゆるハイブリッド
または混合カット(mixed−cut)と呼ばれ、ス
テップカットのエレガントでクラシックな様相を実現し
ようと試み、またブリリアントカットでのような良好な
分散を実現しようと試みている。
【0009】本発明は、混合カットの宝石に向けられ、
ステップカットおよびブリリアントカットタイプの両方
の特性を備える。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ステ
ップカットまたはエメラルドカットの宝石よりも大きな
分散を有する混合カットの宝石を提供することである。
【0011】本発明の目的は、エレガントでクラシック
な実質的に正方形の形状のクラウンを有する混合カット
の宝石を提供することである。
【0012】本発明の目的は、良好な分散をもたらすブ
リリアントカットのパビリオンを有する混合カットの宝
石を提供することである。
【0013】本発明の目的は、ステップカットまたはエ
メラルドカットのエレガントおよびクラシックな魅力の
組み合わせを、ブリリアントカットの良好な分散ととも
に有する混合カットの宝石を提供することである。
【0014】本発明の目的は、実質的に正方形の形状の
クラウンを有し、カットされたコーナー部を有する混合
カットの宝石を提供することである。
【0015】本発明の目的は、非常に優れた輝き、分
散、およびきらめきの良好なバランスをもたらす混合カ
ットの宝石を提供することである。
【0016】本発明の目的は、優れた輝き、分散、およ
びきらめきを、パビリオン上に多数のファセットを有す
ることなくもたらす混合カットの宝石を提供することで
ある。
【0017】本発明の目的は、実質的に方形対称性(q
uadrature symmetry)を有する混合
カットの宝石を提供することである。
【0018】本発明の目的は、輝き、分散、およびきら
めきの良好なバランスをもたらすテーブルパーセンテー
ジ(table percentage)のテーブルを
有する混合カットの宝石を提供することである。
【0019】本発明の目的は、本質的に、パビリオンの
底部において中央に位置し、点、線、または平面のファ
セットである1つのキューレットを有する混合カットの
宝石を提供することである。
【0020】本発明の目的は、一致した(matchi
ng)辺部とコーナー部とを有するクラウンおよびパビ
リオンを有する混合カットの宝石を提供することであ
る。
【0021】本発明の目的は、対称的な辺部とコーナー
部とを有するクラウンおよびパビリオンを有する混合カ
ットの宝石を提供することである。
【0022】本発明の目的は、ガードルからキューレッ
トへ実質的に連続して延びるリブライン(rib li
nes)を有するパビリオン部を有する混合カットの宝
石を提供することである。
【0023】本発明の目的は、輝きを失うほどには小さ
くないが分散を失うほどには大きくないテーブルサイズ
(table size)のテーブルを有する混合カッ
トの宝石を提供することである。
【0024】本発明の目的は、クラウンの高さが低すぎ
ない混合カットの宝石を提供することである。
【0025】本発明の目的は、相対的に少ない数のステ
ップ(steps)を有して過渡の分散をもたらさな
い、ステップが形成されたクラウンを有する混合カット
の宝石を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの側面によ
れば、ガードルと、前記ガードルの上方のクラウンと、
前記ガードルの下方のパビリオンとを備えるカットされ
たコーナー部を有する混合カットの宝石が提供される。
クラウンは2組の対向するクラウン辺部と4つのクラウ
ンコーナー部とによって形成される幅および長さを有す
る。また、クラウンは、ガードルからクラウンブレーク
までの第1のステップと、クラウンブレークからテーブ
ルブレークまでの第2のステップとを含む少なくとも2
つのステップを備える。さらに、クラウンは実質的に平
坦なテーブルを有する。パビリオンは、パビリオンの底
部において実質的に中央に位置するキューレットを備
え、また、ガードルからキューレットまで延びる8本の
リブラインによって規定される2組の対向するパビリオ
ン辺部と4つのパビリオンコーナー部とを備える。
【0027】本発明の他の目的および利点は、好ましい
態様の詳細な説明、添付の請求の範囲、および添付の図
面からより明らかになるであろう。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の1つの側面によれば、ガ
ードルと、前記ガードルの上方のクラウンと、前記ガー
ドルの下方のパビリオンとを備えるカットされたコーナ
ー部を有する混合カットの宝石が提供される。クラウン
は2組の対向するクラウン辺部と4つのクラウンコーナ
ー部とによって形成される幅および長さを有する。ま
た、クラウンは、ガードルからクラウンブレークまでの
第1のステップと、クラウンブレークからテーブルブレ
ークまでの第2のステップとを含む少なくとも2つのス
テップを備える。さらに、クラウンは実質的に平坦なテ
ーブルを有する。パビリオンは底部を有し、パビリオン
の底部において実質的に中央に位置するキューレットを
備え、またガードルからキューレットまで延びる8本の
リブラインによって規定される2組の対向するパビリオ
ン辺部と4つのパビリオンコーナー部とを備える。
【0029】各パビリオン辺部とパビリオンコーナー部
とは、ファセットの交点で交差するファセットのコーナ
ーをそれぞれが有する4つのファセットを備えることが
好ましい。4つのファセットは、ガードルに沿って1つ
のエッジを有する下部ガードルスターファセットと、前
記下部ガードルスターファセットに隣接して、隣接する
リブラインに沿ってそれぞれ1つの辺を有する2つの下
部ガードルファセットと、前記2つの下部ガードルファ
セットに隣接し、隣接するリブラインに沿って2つの辺
を有する下部ベゼルファセットとを備える。
【0030】クラウンの長さは、クラウンの幅の約10
0ないし110%であって良く、より好ましくはクラウ
ンの幅の約100ないし103%である。
【0031】ガードルは実質的にガードル平面をなす。
クラウンの第1のステップは、ガードル平面から約41
ないし44°の角度にあることが好ましく、第2のステ
ップは、ガードル平面から約36ないし39°の角度に
あることが好ましい。
【0032】クラウンは17のファセットを有し、パビ
リオンは、キューレットのファセットは何ら含まない
で、32のファセットを有することが好ましい。
【0033】キューレットは、点、線、またはファセッ
トの形状であり得る。
【0034】ガードルに沿ったクラウンの長さは、ガー
ドルに沿ったクラウンのコーナー部の長さの約3倍であ
ることが好ましい。
【0035】パビリオンは、第1の組の2つの対向する
パビリオンの辺部によって規定されるパビリオンの長さ
と、前記第1の組の対向するパビリオンの辺部に隣接す
る第2の組の2つの対向するパビリオン辺部によって規
定されるパビリオンの幅とを有する。パビリオンの長さ
とパビリオンの幅とは、ガードルの長さおよび幅に沿っ
たそれぞれの寸法によってさらに規定され、パビリオン
の長さはパビリオンの幅の約100ないし110%であ
ることが好ましい。
【0036】テーブルは、その幅によって規定されるサ
イズを有し、テーブルのサイズはガードルの幅の約52
ないし58%である。
【0037】宝石の全体の深さは、ガードルの幅の約6
5ないし71%であることが好ましい。
【0038】パビリオンのリブラインは、ガードル平面
から約38ないし42°の角度にあることが好ましい。
【0039】図1に本発明の好ましい態様に係る混合カ
ットの宝石10の側面図を示す。宝石10はクラウン1
2、ガードル14およびパビリオン16を有する。クラ
ウン12は、2つのステップを有し、ガードル14から
始まりクラウンまたはミドルブレーク(middle
break)20で終わる第1のステップ18と、クラ
ウンブレーク20から始まりテーブル24で終わる第2
のステップ22とを含む。テーブル24は、実質的に平
坦である。2つのステップが好ましいが、2つを上回る
ステップが設けられても良く、2または3を越えるステ
ップは相対的に小さくても良い。
【0040】ガードル14は宝石の周囲に沿って伸びて
おり、ガードル平面と呼ばれることもある。好ましい態
様においては、ガードルは少なくとも多少の厚み(th
ickness)を有し、いくつかのファセットを規定
するが、このようなどんな厚みもクラウン12およびパ
ビリオン16のファセットのサイズと比べて相対的に小
さい。好ましい態様においては、ガードルの厚みは好ま
しくはガードルの幅の約1ないし2.5%である。好ま
しい態様においては、ガードルの厚みは「非常に薄い」
ないし「わずかに厚い」として記述することもできる。
これらの用語は、当業者にとって知られており理解され
る。
【0041】クラウンのステップを特徴づけるために用
いることができる2つのクラウン角度がある。角度a
は、ガードル平面と第1のステップ18との間のクラウ
ン角度であり、角度bは、第2のステップbとガードル
平面(またはガードル平面に平行な平面)との間のクラ
ウン角度である。好ましい態様においては、クラウン角
度aは約41ないし44°の値を有し、クラウン角度b
は約36ないし39°の値を有する。
【0042】クラウンの形状を規定する他の特徴はテー
ブルパーセンテージであり、これはガードルの幅に対す
るテーブルのサイズの測定値である。これは、クラウン
の上平面図を示す図2に示されている。図において、ク
ラウンは実質的に正方形で長さLおよび幅Wを有すると
して示されている。好ましい態様においては、宝石は実
質的に正方形であり、これは長さLが幅Wの110%を
越えない、好ましくは103%を越えないという意味で
ある。宝石が完全な正方形でないときには、長さと幅は
等しくなく、長い方の辺が長さであり短い方の辺が幅で
ある。宝石が完全に正方形であるときには、長さと幅は
等しく、それらは区別できないため交換することができ
る。テーブルパーセンテージは、ガードルの幅のパーセ
ンテージとしてのテーブルの幅であり、好ましい態様に
おいては約52ないし58%である。
【0043】好ましい態様に係るクラウンの別の特徴
は、最も長い辺部に対するコーナー部のサイズである。
コーナー部のサイズは、最も長い辺部のサイズの約1/
3であり、図2においてコーナー部および辺部のすぐ隣
にそれぞれ示した1/3XおよびXとして示されてい
る。長い長さの辺部に対するコーナー部のサイズの同様
の関係は、パビリオンにおいても同じである。
【0044】図3は、宝石の底部から見たパビリオン1
6を示し、パビリオン16は4つの辺部30と4つのコ
ーナー部32から形成されることを明らかにしており、
これらはクラウンに対して記述したばかりのものと同様
な比または相対的なサイズにある。4つの辺部および4
つのコーナー部は、8本のリブライン34によって規定
される。各リブライン34は、ガードルから実質的に連
続してキューレット36へと延びている。パビリオンの
各辺部30は、宝石が等しい長さおよび幅を有する完全
な正方形でないときのサイズをおそらく除けば、実質的
にパビリオンの他の各辺部と等しい。パビリオンの各コ
ーナー部32も、実質的にパビリオンの他の各コーナー
部と等しい。
【0045】パビリオンの各辺部30は4つのファセッ
トを有し、3つの辺を有する1つの下部または底部ガー
ドルスター(girdle star)40と、それぞ
れ3つの辺を有する2つの下部ガードルファセット42
と、4つの辺を有する1つの下部ベゼル(bezel)
44とを含む。下部ガードルスター40は、ガードルに
沿った1つの辺と、2つの下部ガードルファセット42
の別個の1つとそれぞれ共通である他の2つの辺とを有
する。2つの下部ガードルファセット42はそれぞれ、
別々のリブライン34に沿う別の辺と、下部ベゼル44
の別々の辺と共通である第3の辺とを有する。下部ベゼ
ル44の残りの2辺は、2つの別々のリブライン34に
沿っている。下部ベゼル44は、キューレット36に低
い方の点がある。一つの辺部の4つのファセットはすべ
て、共通の交点50を有する。共通の交点50は、キュ
ーレット36からガードル14への経路の約3/4であ
り、下部ベゼル44の長い方の対角線の長さを規定す
る。共通の交点50とガードル14との間の残り1/4
は、下部ガードルスター40の三角形の高さを規定す
る。この3/4と1/4との関係を、図3の一番下に示
す。
【0046】パビリオンのコーナー部32は、パビリオ
ンの辺部のファセットと同様に4つのファセットを有す
る。
【0047】下部ガードルスター40は、ガードル平面
から約55ないし61°の角度にあることが好ましい。
パビリオン16の他の特徴はパビリオン角度であり、こ
れはリブライン34とガードル平面との間の角度であ
る。好ましい態様においては、この角度は約38ないし
42°であり、図1に角度cとして示す。
【0048】キューレット36は、辺部の4つの下部ベ
ゼル44とコーナー部の4つの下部ベゼル44との交点
にある。キューレット36は点、線(図6に示すよう
に)、またはある程度の幅および長さを有するファセッ
ト(図7に示すように)であり得る。キューレットを説
明する他の仕方は、それが「何もない(none)」と
「少し(small)」の中間範囲(between
range)を有するということであり、これは当業者
によって理解されるであろう。「何もない」は、キュー
レットが形状を有さない、または単に点(もしくは実質
的に点)であることを意味する。「少し」は、キューレ
ットが、もし線ならば宝石の残りと比べて長さが短く、
もしファセットならば宝石の他のファセットと比べて大
きさが小さいことを意味する。
【0049】全体の宝石の他の特徴は、全体の深さのパ
ーセンテージ(total depth percen
tage)であり、これは最も短い水平方向の変位(d
isplacement)(すなわちガードルの幅)と
最も長い垂直方向の変位(または宝石の全体の高さ)と
の比である。好ましい態様においては、全体の深さのパ
ーセンテージは約65ないし71%である。
【0050】好ましい態様においては、本宝石(sto
ne)はどんな宝石でも良く、宝石(preciou
s)、準宝石(semi−precious)、または
その他である。宝石の例は、ダイヤモンド、エメラル
ド、ルビー、およびサファイアである。本発明の宝石
は、ソリテール(solitaire)のダイヤモンド
の婚約指輪として利用できる、台にはめ込まれたダイヤ
モンド石としての多大な魅力を有すると思われる。もち
ろん、本宝石は、他の宝石とともに結婚指輪または他の
指輪に、または別の宝飾品、例えばネックレス、ブレス
レット、またはイヤリングに、単独でまたは他の同様の
もしくは異なる宝石とともに、利用することができる。
【0051】本発明の好ましい態様にとって本質的なこ
とではないが、好ましい態様における宝石は他の特徴、
例えば、色(D〜Iの範囲)、透明度(clarit
y)(内部に傷がない(IF)〜非常にわずかに含まれ
る(VS2)の範囲)、カラット重量、蛍光性(少しも
ない(none)〜中程度(medium))、磨き
(良い〜非常に良い)、および対称性(良い〜非常に良
い)を有することが好ましい。
【0052】1つの好ましい態様を示して説明してきた
が、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多
くの変形および変更が当業者によって考え出される。本
発明は、この好ましい態様に限定されるものではなく、
添付した請求の範囲によって規定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る宝石の側面図。
【図2】図1の宝石の上平面図。
【図3】図1および図2の宝石の底面図。
【図4】図1ないし3の宝石の上部から見た斜視図。
【図5】図1ないし3の宝石の底部から見た斜視図。
【図6】線状のキューレットに対する宝石の底面図。
【図7】面状のキューレットに対する宝石の底面図。
【符号の説明】
10…宝石 12…クラウン 14…ガードル 16…パビリオン 18…ステップ 20…ミドルブレーク 22…ステップ 24…テーブル 30…辺部 32…コーナー部 34…リブライン 36…キューレット 40…下部ガードルスター 42…下部ガードルファセット 44…下部ベゼル 50…交点

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガードルと、前記ガードルの上方のクラ
    ウンと、前記ガードルの下方のパビリオンとを備えたカ
    ットされたコーナー部を有する混合カットの宝石であっ
    て、 前記クラウンは2組の対向するクラウン辺部と4つのク
    ラウンコーナー部とによって形成される幅および長さを
    備え、 また前記クラウンは、ガードルからクラウンブレークま
    での第1のステップと、クラウンブレークからテーブル
    ブレークまでの第2のステップとを含む少なくとも2つ
    のステップを備え、 また前記クラウンは実質的に平坦なテーブルを有し、 前記パビリオンは底部を有し、パビリオンの底部におい
    て実質的に中央に位置するキューレットを備え、 前記パビリオンは、ガードルからキューレットまで延び
    る8本のリブラインによって規定される2組の対向する
    パビリオン辺部と4つのパビリオンコーナー部とを備え
    ることを特徴とする宝石。
  2. 【請求項2】 各パビリオン辺部とパビリオンコーナー
    部とは、ファセットの交点で交差するファセットコーナ
    ーをそれぞれ有する4つのファセットを備え、前記4つ
    のファセットは、 ガードルに沿って1つのエッジを有する下部ガードルス
    ターファセットと、 前記下部ガードルスターファセットに隣接し、隣接する
    リブラインに沿ってそれぞれ1つの辺を有する2つの下
    部ガードルファセットと、 前記2つの下部ガードルファセットに隣接し、隣接する
    リブラインに沿って2つの辺を有する下部ベゼルファセ
    ットとを含むことを特徴とする請求項1記載の宝石。
  3. 【請求項3】 クラウンの長さは、クラウンの幅の約1
    00ないし110%であることを特徴とする請求項1記
    載の宝石。
  4. 【請求項4】 クラウンの長さは、クラウンの幅の約1
    00ないし103%であることを特徴とする請求項1記
    載の宝石。
  5. 【請求項5】 ガードルは実質的にガードル平面をな
    し、クラウンの第1のステップはガードル平面から約4
    1ないし44°の角度にあり、第2のステップはガード
    ル平面から36ないし39°の角度にあることを特徴と
    する請求項1記載の宝石。
  6. 【請求項6】 クラウンは17のファセットを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の宝石。
  7. 【請求項7】 パビリオンは、キューレットのファセッ
    トは何ら含まないで、32のファセットを有することを
    特徴とする請求項1記載の宝石。
  8. 【請求項8】 リブラインは、ガードルからキューレッ
    トへ実質的に連続して延びることを特徴とする請求項1
    記載の宝石。
  9. 【請求項9】 パビリオンの辺部およびコーナー部は、
    それぞれ複数のファセットを含むことを特徴とする請求
    項1記載の宝石。
  10. 【請求項10】 キューレットは、実質的に点状である
    ことを特徴とする請求項1記載の宝石。
  11. 【請求項11】 キューレットは、実質的に線状である
    ことを特徴とする請求項1記載の宝石。
  12. 【請求項12】 キューレットは、実質的にファセット
    の形状であることを特徴とする請求項1記載の宝石。
  13. 【請求項13】 ガードルに沿ったクラウンの長さは、
    ガードルに沿ったクラウンのコーナー部の長さの約3倍
    であることを特徴とする請求項1記載の宝石。
  14. 【請求項14】 ガードルは長さと幅とを有し、 パビリオンは、前記2組の対向するパビリオン辺部の一
    方の組によって規定されるパビリオンの長さと、前記1
    組の前記2つの対向するパビリオン辺部に隣接する、2
    組の前記対向するパビリオン辺部の他方の組によって規
    定されるパビリオンの幅とを有し、 前記パビリオンの長さとパビリオンの幅とは、ガードル
    の長さおよび幅に沿ったそれぞれの寸法によってさらに
    規定され、パビリオンの長さはパビリオンの幅の約10
    0ないし110%であることを特徴とする請求項1記載
    の宝石。
  15. 【請求項15】 ガードルは幅を有し、テーブルは幅と
    その幅によって規定されるサイズとを有し、前記テーブ
    ルのサイズはガードルにおけるクラウンの幅の約52な
    いし58%であることを特徴とする請求項1記載の宝
    石。
  16. 【請求項16】 ガードルは幅を有し、宝石はガードル
    の幅の約65ないし71%の全体の深さを有することを
    特徴とする請求項1記載の宝石。
  17. 【請求項17】 ガードルはガードル平面をなし、パビ
    リオンのリブラインはガードル平面から約38ないし4
    2°の角度にあることを特徴とする請求項1記載の宝
    石。
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