JP2000158278A - Nc工作機械 - Google Patents

Nc工作機械

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JP2000158278A
JP2000158278A JP10346671A JP34667198A JP2000158278A JP 2000158278 A JP2000158278 A JP 2000158278A JP 10346671 A JP10346671 A JP 10346671A JP 34667198 A JP34667198 A JP 34667198A JP 2000158278 A JP2000158278 A JP 2000158278A
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JP
Japan
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machine tool
sensors
pressure
temperature
calibration
Prior art date
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Pending
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JP10346671A
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English (en)
Inventor
Kosaku Kitamura
耕作 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitamura Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kitamura Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作機械の運転状態の変化に対応してより正
確な送りを行い、精度の高い加工を長時間継続できるN
C工作機械を提供する。 【解決手段】 移動部13、14の送りを制御部16で
コントロールする構成のNC工作機械において、移動部
13、14とその支持部11、12の少なくとも一箇所
の温度を測定する温度センサ23〜27と同じく圧力を
測定する圧力センサ24〜27を少なくとも1つ設け、
移動部13、14の変位量を測定する位置センサ21、
22とを設け、制御部16に校正処理部17を設け、制
御部16からの指示により、校正処理部17で前記2種
類又は3種類のセンサ21〜27から測定データを取り
込み、その温度データと圧力データの少なくとも1つ
と、変位量データとの相関関係を求め、この校正処理で
求めた相関関係に基づいて移動部13、14の送りを補
正する構成にしたことを特徴とするNC工作機械。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動部の送りを
制御部でコントロールする構成のNC工作機械に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】テーブルやヘッドのような移動部の送り
は、工作機械の運転状態により、微妙な影響を受ける。
例えば、加工時間が長くなると各部の温度が上昇し、送
り誤差が大きくなる。送り誤差が大きくなると、加工精
度が悪化する。
【0003】このような送り誤差を補正するために、従
来から様々な工夫が成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、本出願人は、
温度変化等の要因によって、実際にどの様に送り誤差が
生じるかを測定しておき、そのデータを分析して変位量
を予測演算する方式を提案している。この方式では、温
度変化等に基づいて、補正量を算出することができる。
【0005】本発明は、前記方式をさらに改良し、工作
機械の運転状態の変化に対応してより正確な送りを行
い、精度の高い加工を長時間継続できるNC工作機械を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、移動部(1
3、14)の送りを制御部(16)でコントロールする
構成のNC工作機械において、移動部(13、14)と
その支持部(11、12)の少なくとも一箇所の温度を
測定する温度センサ(23〜27)と同じく圧力を測定
する圧力センサ(24〜27)を少なくとも1つ設け、
移動部(13、14)の変位量を測定する位置センサ
(21、22)を設け、制御部(16)に校正処理部
(17)を設け、制御部(16)からの指示により、校
正処理部(17)で前記2種類又は3種類のセンサ(2
1〜27)から測定データを取り込み、その温度データ
と圧力データの少なくとも1つと、変位量データとの相
関関係を求め、この校正処理で求めた相関関係に基づい
て移動部(13、14)の送りを補正する構成にしたこ
とを特徴とするNC工作機械を解決手段としている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のNC工作機械は、移動部
とその支持部の少なくとも一箇所の温度を測定する温度
センサと同じく圧力を測定する圧力センサを少なくとも
1つ設け、移動部の変位量を測定する位置センサを設
け、制御部に校正処理部を設け、制御部からの指示によ
り、校正処理部で前記2種類又は3種類のセンサから測
定データを取り込み、その温度データと圧力データの少
なくとも1つと、変位量データとの相関関係を求め、こ
の校正処理で求めた相関関係に基づいて移動部の送りを
補正する構成になっている。
【0008】ここで、移動部は、それに設定されるツー
ルやモータ等の取り付け部材も含むものとする。また、
支持部とはベースやコラム等であり、移動部の駆動機構
もこれに含まれる。
【0009】温度センサと圧力センサは、最適な校正処
理(変位量の見積り)を行える箇所にそれぞれ1個以上
配置することが好ましい。
【0010】前記測定箇所の温度変化、圧力変化、或い
は、加工時間に応じて制御部から指示を出し、校正処理
部で校正処理を行うことができる。
【0011】また、作業者の操作によって、制御部から
指示を出して校正処理を行うこともできる。
【0012】移動部は、例えばワークピースを配置する
ためのテーブルや、主軸を有する主軸ヘッドである。
【0013】位置センサにより、主軸ヘッドの主軸に取
り付けたツールの高さ(縦方向変位量)及び水平位置
(横方向変位量)を測定する構成にできる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0015】図1は、本発明のNC工作機械を示す概略
図である。
【0016】工作機械10はベース11を備え、その上
にコラム12が縦方向に形成されている。コラム12に
は、工作機械全体を制御するための制御部16が配置さ
れている。
【0017】制御部16は、校正処理部17と校正指示
部20を備えている。図1では、校正処理部17と校正
指示部20が、制御部16と別々に示されている。校正
処理部17の動作、すなわち校正処理については、後で
詳細に述べる。
【0018】ベース11には、所定方向に移動可能なテ
ーブル14が配置されている。テーブル14は、図示し
ないボールネジ、ボールナット、及びサーボモータから
なる駆動機構によって、例えばX・Y方向に駆動され
る。
【0019】ボールネジはテーブル14の駆動方向に沿
って配置され、やはり図示しないベアリングによって回
転可能に支持される。ボールナットはテーブル14の下
部に固定されており、ボールネジに噛み合っている。サ
ーボモータはボールネジの一端に連結され、制御部16
によってコントロールされる。
【0020】コラム12には、主軸ヘッド13が縦方向
に移動可能に配置されている。主軸ヘッド13の移動機
構も、テーブル14の移動機構と同様である。主軸ヘッ
ド13の駆動モータも、制御部16によってコントロー
ルされる。
【0021】主軸ヘッド13には、主軸31が高速回転
可能に配置されている。主軸31は主軸駆動モータ15
によって駆動される。この主軸駆動モータ15も、制御
部16によってコントロールされる。
【0022】主軸ヘッド13、主軸駆動モータ15、コ
ラム12、テーブル14、ベース11には、温度センサ
23〜27と圧力センサ24〜27が配置されている。
温度センサ23〜27と圧力センサ24〜27は、図面
では見やすくするため、1つの部材のように共通の符号
で示してあるが、実際は別体で構成される。
【0023】これらの温度センサ23〜27と圧力セン
サ24〜27は、主軸ヘッド13、主軸駆動モータ1
5、コラム12、テーブル14、ベース11から選んだ
所定箇所に夫々1個づつ配置しても良いし、各部に複数
個配置することもできる。その配置位置は、より効果的
な校正処理(変位量の見積り)が行える位置を経験的に
定めることができる。もちろん、温度センサと圧力セン
サの一方のみを配置することもできる。
【0024】例えば、温度センサ25,27は、主軸ヘ
ッド13やテーブル14の駆動機構の駆動モータやボー
ルナットの近くに配置することができる。また、圧力セ
ンサ24は、ツール軸の延長線上に配置すると良い。ま
た、ツールの軸方向を横切る方向の加工では、ダイレク
トに加工反力を受ける位置に圧力センサを配置すると良
い。
【0025】温度センサ23〜27と圧力センサ24〜
27は、校正処理部17に接続されており、そこに測定
データを送るようになっている。なお、圧力センサでは
重量を測定することもある。
【0026】主軸ヘッド13及びテーブル14の近くに
は、接触式又は非接触式の位置センサ21、22が配置
されている。接触式のセンサは、例えばプローブを有し
ている。また、非接触式のセンサは、例えば光学式のも
のを採用できる。
【0027】位置センサ21、22は校正処理部17に
接続されており、そこに測定データを送るようになって
いる。
【0028】一方の位置センサ21は、工作機械とは独
立した支持部によって支持されている。他方の位置セン
サ22は、テーブル14内又はその側部に上向きに配置
されている。しかし、他方の位置センサ22も、テーブ
ル14と独立した支持部で支持することができる。
【0029】一方の位置センサ21は、ツール用とテー
ブル用の2つのセンサから成り、それぞれツール32の
水平位置(変位量)とテーブル14の水平位置(変位
量)を測定する。XY方向の位置を測定する場合には、
2方向の測定ができるようにする。いずれにせよ、必要
な数のセンサを組み合わせて、位置センサ21を構成す
る。
【0030】他方の位置センサ22は、ツールの先端の
高さ(変位量)を測定する。
【0031】次に、図2と図3を参照して、校正処理部
17の動作を説明する。
【0032】校正処理部17では、校正指示部20から
の指示によって校正処理を行う。この校正処理は、温度
・圧力・位置センサ21〜27で同時に測定した各部の
温度T及び圧力Pと、主軸ヘッド13(テーブル14)
の変位量Eとの相関関係を求める処理である。
【0033】図3に示すように、変位量Eは、温度Tと
圧力Pの関数となる。つまり、3者の間には、相関関係
E(T、P)が成り立つ。ただし、図3のグラフEはシ
ンボル的なもので、実際の特性には合致していない。
【0034】このようにして求めた相関関係E(T、
P)を、校正処理部17又は制御部16のメモリに記憶
しておく。図2に示すように、この関係に基づいて、温
度Tと圧力Pの測定データから、変位量Eを見積もるこ
とができる。そして、この変位量Eを補正値Cとして、
送り誤差を補正することができる。
【0035】温度センサと圧力センサの一方のみを用い
る場合には、温度と変位量の相関関係、又は、圧力と変
位量の相関関係を求めることになる。そして、この相関
関係に基づいて、温度データ又は圧力データから変位量
Eを見積もることができる。
【0036】校正指示部20は、例えば所定箇所の温度
が設定値を超えて変化した場合、所定箇所の圧力が設定
値を超えて変化した場合、所定の加工時間が経過した場
合、或いは、作業者が必要と認めた場合等に、校正の指
示を校正処理部17に送る。この指示により、校正モー
ドとなり、前記校正処理が行われる。
【0037】このようにして、必要に応じて校正処理を
行い、その結果を随時更新してメモリに記憶させる。こ
れは、いわゆる学習機能であり、常に最適な補正値が得
られるようにデータを記憶、分析、出力することができ
る。
【0038】従って、工作機械の環境が変わっても、常
に最適な補正値に基づいて主軸ヘッド13テーブル14
の送りを補正し、精度の良い加工を継続して行うことが
可能となる。
【0039】なお、本発明は前述の実施例に限定されな
い。例えば、主軸の転動距離や移動部の走行距離をモニ
ターし、これに基づいて、校正モードに移るようにして
も良い。
【0040】
【発明の効果】本発明のNC工作機械によれば、工作機
械の運転状態の変化に対応してより正確な送りを行い、
精度の高い加工を長時間継続して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のNC工作機械の一実施例を示す概略
図。
【図2】図1のNC工作機械において、補正値を求める
ための流れを示すブロック図。
【図3】図1のNC工作機械の送り誤差の補正の根拠と
なる温度、圧力、送り誤差の関係をシンボル的に示すグ
ラフ。
【符号の説明】
10 NC工作機械 11 ベース 12 コラム 13 主軸ヘッド 14 テーブル 15 駆動モータ 16 制御部 17 校正処理部 20 校正指示部 21,22 位置センサ 23〜27 温度センサ 24〜27 圧力センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動部(13、14)の送りを制御部
    (16)でコントロールする構成のNC工作機械におい
    て、移動部(13、14)とその支持部(11、12)
    の少なくとも一箇所の温度を測定する温度センサ(23
    〜27)と同じく圧力を測定する圧力センサ(24〜2
    7)を少なくとも1つ設け、移動部(13、14)の変
    位量を測定する位置センサ(21、22)を設け、制御
    部(16)に校正処理部(17)を設け、制御部(1
    6)からの指示により、校正処理部(17)で前記2種
    類又は3種類のセンサ(21〜27)から測定データを
    取り込み、その温度データと圧力データの少なくとも1
    つと、変位量データとの相関関係を求め、この校正処理
    で求めた相関関係に基づいて移動部(13、14)の送
    りを補正する構成にしたことを特徴とするNC工作機
    械。
  2. 【請求項2】 前記測定箇所の温度変化に応じて、制御
    部(16)から指示を出し、校正処理を行う構成にした
    ことを特徴とする請求項1に記載のNC工作機械。
  3. 【請求項3】 前記測定箇所の圧力変化に応じて、制御
    部(16)から指示を出し、校正処理を行う構成にした
    ことを特徴とする請求項1に記載のNC工作機械。
  4. 【請求項4】 加工時間に応じて、制御部(16)から
    指示を出し、校正処理を行う構成にしたことを特徴とす
    る請求項1に記載のNC工作機械。
  5. 【請求項5】 作業者の操作により、制御部(16)か
    ら指示を出し、校正処理を行う構成にしたことを特徴と
    する請求項1に記載のNC工作機械。
  6. 【請求項6】 移動部(14)がワークピースを配置す
    るためのテーブル(14)であることを特徴とする請求
    項1に記載のNC工作機械。
  7. 【請求項7】 移動部(13)が主軸(31)を有する
    主軸ヘッド(13)であることを特徴とする請求項1に
    記載のNC工作機械。
  8. 【請求項8】 位置センサ(21、22)が主軸ヘッド
    (13)に取り付けたツール(32)の高さ及び水平位
    置を測定する構成になっていることを特徴とする請求項
    7に記載のNC工作機械。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8423171B2 (en) 2007-11-05 2013-04-16 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Method for processing workpiece in tool machine and behavior measurement device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8423171B2 (en) 2007-11-05 2013-04-16 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Method for processing workpiece in tool machine and behavior measurement device

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