JP2000155726A - ネットワークコンピュータおよびそのログイン方法 - Google Patents

ネットワークコンピュータおよびそのログイン方法

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JP2000155726A
JP2000155726A JP10331135A JP33113598A JP2000155726A JP 2000155726 A JP2000155726 A JP 2000155726A JP 10331135 A JP10331135 A JP 10331135A JP 33113598 A JP33113598 A JP 33113598A JP 2000155726 A JP2000155726 A JP 2000155726A
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network computer
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Nobuo Shimizu
伸夫 清水
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サーバと異なる遠隔のネットワーク環境でも使
用可能なネットワークコンピュータを実現する。 【解決手段】ネットワークコンピュータ12のローカル
ストレージ121には、NCサーバ11から事前に取得
された実行環境情報が保存されている。ネットワークコ
ンピュータ12をNCサーバ11と異なるネットワーク
で使用する場合には、ローカルストレージ121内の実
行環境情報と、ネットワークコンピュータ12が現在接
続されているネットワーク上のDHCPサーバから取得
されたIPアドレスとによって、ネットワークコンピュ
ータ12の環境設定が行われる。これにより、NCサー
バ11と異なる遠隔のネットワーク環境でも、ネットワ
ークコンピュータ12はLANを介してサーバ11をア
クセスすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプログラムおよびデ
ータをネットワークを介してサーバからダウンロードし
て動作するネットワークコンピュータおよびそのログイ
ン方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータに代わっ
て、ネットワークコンピュータ(NC:Network
Computer)と称される新しいコンピュータア
ーキテクチャが開発され始めている。
【0003】このネットワークコンピュータは、ネット
ワークの使用を前提としたものであり、データ処理に必
要なプログラムおよびデータのすべてはネットワークを
介してサーバマシンからダウンロードされる。これによ
り、ネットワークコンピュータとして機能するそれぞれ
のクライアントマシンには、プログラムやデータを持つ
必要が無くなるため、オペレーティングシステム(O
S)やアプリケーションプログラムのアップデート等に
柔軟に対応できるようになる。従って、各ネットワーク
コンピュータにプログラムのインストールなどの一切の
設定を行う必要が無く、全てのソフトウェアをサーバで
集中管理できるため、TCO(TotalCost o
f Ownership)の低減を図ることができる。
【0004】また、各ネットワークコンピュータに設定
を行わないということは、ユーザは、ネットワークに接
続されたどのネットワークコンピュータを使用しても同
じ環境で(すなわち、自分の環境で)、オペレーション
を行うことができることを意味している。
【0005】ネットワークコンピュータでは、事前の設
定を行わないため、TCP/IPプロトコルで通信を行
うために必要なネットワークアドレス(IPアドレス)
の事前の割り当ても行われない。ネットワークコンピュ
ータの環境設定に必要なIPアドレスを初めとする各種
実行環境情報は、DHCP(Dynamic Host
Configuration Protocol)を
使用して実行時にサーバから取得するようになってい
る。
【0006】DHCPでは、ネットワークコンピュータ
はIPアドレスを持たずにプロトコルを開始するため、
最初の幾つかのパケットのやり取りはブロードキャスト
で送信される。これは、同じネットワークの全てのノー
ドに対して送付されるパケットである。すなわち、ネッ
トワークコンピュータを管理するためのサーバは、ネッ
トワークコンピュータと同じネットワーク内に存在して
いる必要がある。
【0007】このことにより、従来のネットワークコン
ピュータは、ネットワークコンピュータを管理するサー
バが存在するネットワークと同一のネットワークに接続
しないと使用できないという制約があった。また、前述
の「どのネットワークコンピュータを使用しても同じ環
境で、オペレーションを行うことが出きる。」という意
味は、厳密に言うと、「サーバと同じTCP/IPネッ
トワークに接続されているネットワークコンピュータで
あれば、どのネットワークコンピュータを使用しても同
じ環境で、オペレーションを行うことが出きる」という
ことである。
【0008】ところが、オフィスなどで実際に使用され
ている通信網は、多くのネットワークがインターネット
で接続され、論理的な巨大ネットワーク網を形成し運用
されており、個別のTCP/IPネットワークを意識し
て使用しなければならないということは、運用上に大き
な支障を来すことになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来で
は、ネットワークコンピュータは、管理サーバと同一の
ネットワークに接続することが必要とされ、遠隔のネッ
トワーク環境からはネットワークコンピュータの使用を
開始することができなかった。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ネットワークコンピュータがサーバと同じネ
ットワーク上でしか使用できないと言う制約をはずし
て、インターネット等で接続された遠隔のネットワーク
からでもネットワークコンピュータの使用を開始できる
ようにし、より柔軟な運用の実現を図ることが可能なネ
ットワークコンピュータおよびそのログイン方法を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、データ処理に必要なプログラムおよびデ
ータをネットワークを介してサーバからダウンロードす
ることにより動作するネットワークコンピュータにおい
て、ローカル記憶装置と、前記ネットワークコンピュー
タの動作環境設定のために前記サーバから取得した実行
環境情報を、前記ローカル記憶装置に保存する実行環境
情報保存手段と、前記ネットワークコンピュータのログ
イン時に、前記ローカ記憶装置に事前に保存されている
実行環境情報と、前記ネットワークコンピュータが現在
接続されているネットワークから取得したネットワーク
アドレスとを用いて前記ネットワークコンピュータの動
作環境を設定することにより、前記ネットワークコンピ
ュータを、前記サーバから実行環境情報を取得できない
遠隔のネットワーク環境で使用可能なリモートモードで
動作制御する手段とを具備することを特徴とする。
【0012】このネットワークコンピュータにおいて
は、DHCPプロトコルなどを用いてサーバから取得す
べき実行環境情報が事前にローカル記憶装置に保存され
ており、遠隔のネットワーク環境に接続された状態でロ
グイン処理が開始されると、ネットワークコンピュータ
が現在接続されているネットワーク上の他のサーバやル
ータ等から得られるネットワークアドレスと、ローカル
記憶装置に保存されている実行環境情報とを用いた環境
設定が行われる。よって、実行環境情報をサーバから取
得できない遠隔のネットワーク環境下においても、ネッ
トワークコンピュータの使用を開始することが可能とな
る。また、ネットワークアドレスについては、ローカル
記憶装置に予め保存しておくのではなく、ネットワーク
コンピュータが現在接続されているネットワークから動
的に取得するようにしているので、現在接続されている
ネットワーク環境に適した最適なアドレスをネットワー
クコンピュータに割り当てることが可能となる。
【0013】このように、サーバと異なる遠隔のネット
ワーク環境から使用できるリモートモードとしては、前
記ローカル記憶装置に蓄積されている前記サーバ上の資
源を利用することにより、前記ローカル記憶装置に存在
する資源を利用する場合には前記ローカル記憶装置をア
クセスすることによって前記サーバアクセス無しで動作
し、且つネットワークを介して前記サーバをアクセスす
ることが可能な第1のリモートモードを用意することが
好ましい。
【0014】この第1のリモートモードは、ローカル記
憶装置に蓄積されているサーバ資源のアクセスを前提と
したモードであり、サーバに対するアクセスはローカル
記憶装置内に存在しない資源を使用する場合などに限ら
れるため、サーバと電話回線など低速の網を介してイン
ターネット接続された環境下でも、効率の良いオペレー
ションが可能となる。
【0015】また、第1のリモートモードに加え、ロー
カル記憶装置に蓄積されている前記サーバ上の資源を用
いずに、遠隔のネットワークから前記サーバをアクセス
しながら動作する第2のリモートモードを用意すること
が好ましい。この第2のリモートモードは、通常のネッ
トワークコンピュータと同じく、サーバアクセスを伴い
ながら動作するモードである。サーバと高速回線を介し
てインターネット接続された環境下で使用すれば、効率
の良いオペレーションが可能となる。
【0016】また、本発明は、データ処理に必要なプロ
グラムおよびデータをネットワークを介してサーバから
ダウンロードすることにより動作するネットワークコン
ピュータにおいて、前記サーバからダウンロードされた
プログラムおよびデータの一部が蓄積されるローカル記
憶装置と、このローカル記憶装置に蓄積された前記サー
バ上の資源を用いることにより、前記サーバアクセス無
しで動作可能なモバイルモードと、前記ローカル記憶装
置に存在する資源を利用する場合には前記ローカル記憶
装置をアクセスすることによって前記サーバアクセス無
しで動作し、且つ前記サーバにダイアルアップ接続する
ことによって、前記サーバにアクセスすることが可能な
ダイアルアップ接続モードと、前記サーバが存在するネ
ットワークとは異なる遠隔の他のネットワーク環境で用
いられ、前記ローカル記憶装置に事前に保存されている
前記ネットワークコンピュータの実行環境情報と前記ネ
ットワークコンピュータが接続されている現在のネット
ワークから取得したネットワークアドレスとを用いて動
作環境が設定され、前記ローカル記憶装置に存在する資
源を利用する場合には前記ローカル記憶装置をアクセス
することによって前記サーバアクセス無しで動作し、且
つネットワークを介して前記サーバをアクセスすること
が可能なリモート接続モードとを有し、これらモバイル
モード、ダイアルアップ接続モード、およびリモート接
続モードの中のいずれかのオペレーションモードを用い
て前記ネットワークコンピュータを動作制御する手段
と、サーバアクセスのために使用する通信デバイスの種
類をユーザに選択させるためのログイン画面を表示し、
そのログイン画面上でユーザによって選択された通信デ
バイスの種類に応じて、前記ダイアルアップ接続モード
および前記リモート接続モードの一方を、使用するオペ
レーションモードとして選択するオペレーションモード
選択手段とを具備することを特徴とする。
【0017】このように、ローカル記憶装置上の資源を
使用して動作するモバイル環境向けのモードとして、モ
バイルモード、ダイアルアップ接続モード、およびリモ
ート接続モードを用意しておき、ダイアルアップ接続モ
ード、およびリモート接続モードについては使用する通
信デバイスの種類によって自動選択されるようにする事
により、ダイアルアップ接続モードとリモート接続モー
ドの違いをユーザに意識させることなく、使用する通信
デバイスに応じたモード選択が可能となる。
【0018】さらに、使用する通信デバイスをユーザに
指定させる場合には、今回のログインで使用する通信デ
バイスのみならず、次回以降のログインで使用する通信
デバイスも合わせて指定させるように、次回以降のログ
インで使用する通信デバイスについては記憶しておくこ
とが望ましい。これにより、次回以降のログインでは、
ユーザは、使用する通信デバイスを選択せずとも、以前
に指定した通信デバイスの種類に応じて、ダイアルアッ
プ接続モードとリモート接続モードの一方を自動的に選
択することが可能となる。
【0019】さらに、前述のようなリモート接続モード
を用意した場合には、そのログイン処理を途中で中断
し、オペレーションモードをモバイルモードに自動的に
切り替える機能を提供することが重要である。現在接続
されているネットワークからIPアドレスを取得できな
かったり、認証に失敗した場合でも、永久待ちになるこ
とを防止するためである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0021】図1には、本発明の一実施形態に係るネッ
トワークコンピュータを用いたシステム構成が示されて
いる。
【0022】ネットワークコンピュータ(NC)12
は、オペレーティングシステムやアプリケーションプロ
グラムなどのデータ処理に必要なプログラムおよびデー
タの全てをLAN10や公衆網などのネットワークを介
してサーバコンピュータ(NCサーバ)11からダウン
ロードして動作するものであり、オフィス内において
は、基本的には、ネットワークコンピュータ(NC)1
2はサーバコンピュータ(NCサーバ)11と同一のT
CP/IPネットワークであるLAN10に接続して使
用される(オフィスモード、ネットワークモード)。ま
た、ネットワークコンピュータ(NC)12は、遠隔の
LANなどのようにサーバコンピュータ11とは異なる
TCP/IPネットワークに接続された場合には、サー
バコンピュータ(NCサーバ)11をリモートアクセス
しながら動作する(リモートオフィスモード)。
【0023】さらに、外出時には、ネットワークコンピ
ュータ(NC)12は、基本的にはサーバコンピュータ
11とは非接続の状態で使用される(モバイルモード)
が、必要に応じて、公衆網を介してサーバコンピュータ
11にダイアルアップ接続したり(PPP接続モー
ド)、遠隔のネットワーク環境からLANを介してサー
バコンピュータ(NCサーバ)11にリモート接続する
ことができる(リモート接続モード)。
【0024】サーバコンピュータ(NCサーバ)11
は、そのクライアントマシンとなる各ネットワークコン
ピュータ(NC)12に対してプログラムやデータを提
供するものであり、それらの情報はディスク装置111
で蓄積および管理されている。サーバコンピュータ(N
Cサーバ)11には、複数のネットワークコンピュータ
(NC)12の管理のために、DHCPサーバ機能、N
IS(登録商標)(NetworkInformati
on Service)サーバ機能、DNS(Doma
inName System)サーバ機能、NFS(登
録商標)(Network FileSystem)サ
ーバ機能、タイムサーバ機能などが実装されている。こ
れら機能はサーバコンピュータ(NCサーバ)11に全
て実装するのではなく、サーバコンピュータ(NCサー
バ)11が存在するネットワーク上の複数のコンピュー
タに分散することもできる。
【0025】ネットワークコンピュータ(NC)12
は、ネットワーク接続を前提としないモバイル環境での
使用をサポートするために、ローカルストレージ121
を備えている。このローカルストレージ121には、サ
ーバコンピュータ11からダウンロードされたプログラ
ムおよびデータの一部が、サーバ資源の写し(レプリ
カ)として格納されている。このレプリカの格納領域を
以下ではデイパックと称する。ローカルストレージ12
1としては、フラッシュメモリカードなどの携帯可能な
小型の記憶デバイスが用いられる。
【0026】サーバコンピュータ11からネットワーク
コンピュータ(NC)12にダウンロードされるオペレ
ーティングシステム(OS)には、サーバアクセスを伴
いながら動作するオフィスモードオペレーション処理
(ネットワークモード、オフィスモード、またはリモー
トオフィスモード)でネットワークコンピュータ(N
C)12を制御する機能と、ローカルストレージ121
上のレプリカを使用することによりサーバアクセス無し
で動作可能なモバイルモードオペレーション処理(リモ
ート接続モード、モバイルモード、PPP接続モード)
でネットワークコンピュータ(NC)12を制御する機
能とが用意されている。さらに、このOSの中のログイ
ン処理(初期化処理)プログラムの中には、ネットワー
クコンピュータ12のログイン時に、ネットワークモー
ド、オフィスモード、リモートオフィスモード、リモー
ト接続モード、モバイルモード、PPP接続モードの中
の一つを選択し、その選択したオペレーションモードに
対応する動作環境を設定するオペレーションモード選択
処理機能が組み込まれている。
【0027】次に、本実施形態で用いられる各オペレー
ションモードについて説明する。
【0028】(1)ネットワークモード ネットワークコンピュータ(NC)12の本来の使用モ
ードである。データのアクセスは、ネットワークを経由
してサーバ11のデータをアクセスする。デイパックは
使用しない。ネットワークモードでは、図2に示されて
いるように、ネットワークコンピュータ(NC)12は
NCサーバ11と同じネットワーク上に接続して使用さ
れる。
【0029】(2)オフィスモード オフィスモードは、図3に示すように、通常のネットワ
ークモードと同様、NCサーバ11と同じネットワーク
に接続して使用するモードである。データのアクセスも
ネットワークを介してNCサーバ11のデータをアクセ
スする。通常のネットワークモードと異なる点は、モバ
イルモードオペレーション(モバイルモード、PPP接
続モード、リモート接続モード)への移行に備えて、プ
ログラムおよびデータをNCサーバ11からデイパック
に予めダウンロードしておき、オフィスモードで行われ
ていた作業をモバイルモードオペレーションに移行して
も継続して行えるようにする点である。デイパックに予
めダウンロードしておくプログラムは、例えば、WWW
ブラウザなどのドキュメントビューアの他、電子メー
ル、ワープロ、スケジューラなどを含む個人情報管理ソ
フトなどである。また、オフィスモードでは、NCサー
バ11上の資源と、デイパック上のレプリカとの整合を
取るための同期処理も行われる。この同期処理は、同期
リストに記述された同期対象のファイルに対して行われ
る。このようにデイパックの同期処理が行われることに
より、デイパック内に最新のサーバリソースの複製が作
成される為、モバイルオペレーションモードに移行して
もネットワークコンピュータ12上で作業を継続して行
うことができるようになる。
【0030】(3)モバイルモード モバイルモードは、図4のように、ネットワークに接続
しないで使用するモードである。データのアクセスは、
デイパック内に作成されたサーバリソースの複製に対し
て行われる。デイパック内に複製が作成されてないリソ
ースへのアクセスは出来ない。
【0031】(4)PPP接続モード モバイルモードと同様にデータのアクセスは、デイパッ
ク内に作成されたネットワークリソースの複製に対して
行われる。ただし、デイパック内に複製が作成されてな
いリソースに対しては、図5に示すように、電話回線網
などを介して、PPP接続経由(ダイアルアップを用い
たポイントツーポイントプロトコル)でNCサーバ11
のデータをアクセスする。デイパック同期も可能であ
る。
【0032】本発明では、これらモードに加え、インタ
ーネット等で接続された遠隔のネットワークからでもネ
ットワークコンピュータ12の使用を開始できるように
するためのオペレーションモードとして、以下の「リモ
ートオフィスモード」と「リモート接続モード」とを用
意している。
【0033】(5)リモートオフィスモード リモートオフィスモードは、オフィスモードと同様にネ
ットワークに接続して使用するモードである。データの
アクセスもネットワークを経由してNCサーバ11のデ
ータをアクセスする。デイパックの同期処理も行う。
【0034】オフィスモードと異なる点は、図7に示す
ように、NCサーバ11と異なるネットワークにあって
も使用できる点である。オフィスモードでは、DHCP
プロトコルにより、NCサーバ11から全ての実行環境
情報を取得するため、NCサーバ11と同じネットワー
クに接続されていなければならない。リモートオフィス
モードで使用する場合は、DHCPプロトコルでNCサ
ーバ11から得られる実行環境を事前にデイパック内の
環境ディレクトリに保存しておき、それを利用する。す
なわち、リモートオフィスモードでは、DHCPプロト
コルにより、ネットワークコンピュータ12が現在接続
されているネットワーク上のDHCPサーバから得たI
Pアドレスと、NCサーバ11から事前に取得してデイ
パック内に保持されている実行環境情報とを用いて、ネ
ットワークコンピュータ12の動作環境が設定される。
【0035】このモードは、NCサーバ11と異なるネ
ットワークにあってもオフィスモードと同じ実行環境で
動作することができる。ただし、NCサーバ11にアク
セスしながら動作するのが前提のモードであるため、N
Cサーバ11と高速回線で接続されたネットワーク環境
で使用することが好ましいモードである。
【0036】(6)リモート接続モード リモート接続モードは、デイパック上のリソースを使用
することによりサーバアクセス無しで動作するというモ
バイルモードオペレーションを前提としながらも、リモ
ートオフィスモードと同様、遠隔のネットワークからで
もNCサーバ11をアクセスできるモードである。NC
サーバ11とネットワークコンピュータ12との接続形
態としては、図6(A),(B)のような2種類の接続
形態がある。
【0037】データのアクセス方法については、PPP
接続モードと同様である。ただし、ネットワークをアク
セスする手段は、PPP経由ではなく、前述のようにL
AN経由である。すなわち、データのアクセスはデイパ
ック内に作成されたネットワークリソースの複製に対し
て行われる。ただし、デイパック内に複製が作成されて
ないリソースに対しては、LAN接続経由でNCサーバ
11のデータをアクセスする。デイパック同期も可能で
ある。前述のオフィスモード、ネットワークモード、モ
バイルモード、およびPPP接続モードと異なるのは、
NCサーバ11と異なるTCP/IPネットワーク上か
らでも、LAN経由でNCサーバ11をアクセスできる
点である。オフィスモードやネットワークモードでは、
DHCPプロトコルにより、OSによるネットワークコ
ンピュータ12の環境設定に必要な実行環境情報を取得
するため、ネットワークコンピュータ12はNCサーバ
11と同じネットワークに接続されていなければならな
い。リモート接続モードで使用する場合は、DHCPプ
ロトコルで得られる実行環境情報を事前にデイパック内
の環境ディレクトリに保存しておき、それを利用する。
つまり、リモート接続モードでは、DHCPプロトコル
により、ネットワークコンピュータ12が現在接続され
ているネットワーク上のDHCPサーバやルータから得
たIPアドレスと、NCサーバ11から事前に取得して
保持されているデイパック内の実行環境情報とを用い
て、ネットワークコンピュータ12の動作環境が設定さ
れる。
【0038】このモードはネットワーク接続デバイスと
してLANを使用するが、NCサーバ11と低速の電話
回線等を介して接続されたネットワーク環境での使用に
好適である。データ通信速度が遅くてもデイパックのデ
ータを中心にアクセスするため、NCサーバ11上のデ
ータのアクセスは十分少なく抑えることが可能となる。
【0039】次に、本実施形態の特徴とする「リモート
オフィスモード」と「リモート接続モード」をネットワ
ークコンピュータ12用のOSで実現するための具体例
を説明する。
【0040】図8には、オペレーションモード間の遷移
の様子が示されている。
【0041】ネットワークコンピュータ(NC)12が
電源オフ状態から電源オンされるか、あるいは電源オン
状態でリセットされると、OSによる初期化処理が開始
される(システムスタート)。ネットワークコンピュー
タ(NC)12がその動作に必要な環境設定を行うため
のログイン処理時には、ログインダイアログが画面表示
され、そのログインダイアログ上で、使用するオペレー
ションモードの選択がユーザにより行われる。しかし、
ユーザにオペレーションモードを直接指定させるのは難
しいので、本実施形態では、ユーザが指定するモード
(ログインモード)として“オフィス”と“モバイル”
を設けており、これらログインモードと実際のオペレー
ションモードとの対応を図9のように管理している。
【0042】つまり、ログインモード“オフィス”に
は、前述のネットワークモード、オフィスモード、リモ
ートオフィスモードがあり、ログインモード“モバイ
ル”には、前述のリモート接続モード、モバイルモー
ド、PPP接続モードがある。リモートオフィスモード
は、ユーザから見るとオフィスモードと同じ使用方法と
して見えるから、ログインモードとしては“オフィス”
となる。リモート接続モードは、基本的に、モバイル+
通信モードであるから、ログインモードとしてはモバイ
ルとなる。
【0043】ログインモード“オフィス”がユーザによ
り選択されると、ネットワークコンピュータ12がNC
サーバ11と同一のネットワークに接続されている場合
は、ネットワークモードまたはオフィスモードが使用す
るオペレーションモードとして選択される。ユーザが所
有権を有するディパックが存在する場合にはオフィスモ
ードが、存在しない場合にはネットワークモードが選択
される。ネットワークコンピュータ12がNCサーバ1
1と異なるネットワークに接続されており、デイパック
の環境ディレクトリに保存されている実行環境情報に対
応するNCサーバ11が現在のネットワーク上に存在し
ない場合は、オペレーションモードは、リモートオフィ
スモードとなる。
【0044】ログインモード“モバイル”がユーザによ
り選択されると、使用する通信デバイスの指定が無い場
合には通常はオペレーションモードとしてモバイルモー
ドが選択されるが、ユーザにより、使用する通信デバイ
スの設定が行われると、その通信デバイスの種類(モデ
ムカードまたはLANカード)により、PPP接続モー
ドまたはリモート接続モードが選択される。
【0045】図10には、本実施形態で用いられるログ
インダイアログ画面の一例が示されている。
【0046】ネットワークコンピュータ12の電源を投
入すると、ブートローダによりNCサーバ11またはロ
ーカルストレージ121からOSが読み込まれ、システ
ムスタート状態になる。その後、OSの初期化処理に
て、図10のログインダイアログボックスが表示され
る。
【0047】ログインダイアログボックスには、ユーザ
名およびパスワードの入力ウインドウの他、ログインモ
ード(使用モード)として“オフィス”および“モバイ
ル”の一方をユーザに選択させるためのラジオボタンが
表示される。さらに、“通信デバイスの選択”チェック
ボックスが表示される。
【0048】(1)“通信デバイスの選択”チェックボ
ックス ログインモードとして“モバイル”が選択された状態
で、“通信デバイスの選択”チェックボックスがチェッ
クされていると、ユーザが“ログイン”ボタンを選択
後、図11のような“通信デバイスの選択”ダイアログ
が表示され、ログインモード“モバイル”でログインし
た際に使用する通信デバイス(LANまたはモデムカー
ド)を選択することが可能となる。
【0049】もし、“通信デバイスの選択”チェックボ
ックスがチェックされていないと、デイパック内のプロ
パティファイルに設定された通信デバイスが自動的に選
択される。
【0050】“通信デバイスの選択”チェックボックス
は、ログインモードとして“モバイル”が選択されてい
る場合だけ選択可能である。デフォルト値は、非選択状
態とする。
【0051】(2)“通信デバイスの選択”ダイアログ
ボックス “通信デバイスの選択”ダイアログボックスでは、今回
のログインで使用する通信デバイスだけでなく、次回以
降のログイン時に使用する通信デバイスの選択も行われ
る。
【0052】“今回”のチョイスボタンに指定された通
信デバイスに応じて使用するオペレーションモードが決
定される。すなわち、LANが指定されれば「リモート
接続モード」になり、モデムカードが指定されれば「P
PPモード」となる。
【0053】“次回以降”のチョイスボタンに指定され
た値は、デイパック内のプロパティファイルに反映さ
れ、次回以降にログインダイアログで“通信デバイスの
選択”チェックボックスがチェックされなかった場合に
使用される。
【0054】ログインモードとして“モバイル”が選択
された場合におけるオペレーションモード選択処理の手
順は図12のようになる。
【0055】すなわち、まず、“通信デバイスの選択”
チェックボックスがオンであるか否かが調べられ(ステ
ップS11)、オンであれば、“通信デバイスの選択”
ダイアログボックスを表示して、今回のログインで使用
する通信デバイスだけでなく、次回以降のログイン時に
使用する通信デバイスをユーザに選択させる(ステップ
S12)。この場合、今回のログインで使用する通信デ
バイスとして指定された通信デバイスに対応するオペレ
ーションモードが選択され、また次回以降のログイン時
に使用する通信デバイスとして指定された内容はプロパ
ティファイルに保存される。
【0056】“通信デバイスの選択”チェックボックス
がオフであれば、プロパティファイルで指定された通信
デバイスに対応するオペレーションモードが選択される
(ステップS13)。
【0057】次に、図13を参照して、ログインモード
として“モバイル”が選択された場合の一連の処理を説
明する。
【0058】ネットワークコンピュータ12が電源オン
またはそのリブートのための操作が行われると、ネット
ワークコンピュータ12のROMに格納されたブートプ
ログラムがスタートする。このROMのブートプログラ
ムは、まず、フラッシュメモリなどから構成されるロー
カルストレージ121にOSが保存されているか否かを
調べる(ステップS101)。
【0059】ローカルストレージ121にOSが保存さ
れている場合には、そのローカルストレージ121から
OSがブートされる(ステップS102)。一方、ロー
カルストレージ121にOSが保存されてない場合に
は、ROMのブートプログラムは、DHCP(Dyna
mic Host Configuration Pr
otocol)によって、OS名、IPアドレスおよび
OS起動に最低限必要なブート環境をNCサーバ11か
ら自動取得した後、TFTP(TrivialFile
Transfer Protocol)により、NC
サーバ11からブートローダをロードしてそのブートロ
ーダに制御を渡す(ステップS103,S104)。そ
して、ブートローダは、NFS(Network Fi
le System)により、NCサーバ11からOS
をロードしてそのブートを行う(ステップS105)。
これにより、OSによる初期化処理が開始される(OS
スタート)。なお、モバイルモードオペレーション(モ
バイルモード、PPP接続モード、リモート接続モー
ド)はローカルストレージ121からのOSのブートを
前提としている。
【0060】OSがスタートすると、まず、ログインダ
イアログが画面表示され(ステップS106)、そのロ
グインダイアログにユーザが必要な事項を入力した後に
ログインボタンを押すと、最初に、ログインモードが
“オフィス”であるか、“モバイル”であるかが調べら
れる(ステップS107)。ログインモードが“モバイ
ル”である場合の処理は次の通りである。
【0061】最初に、認証処理が行われ、ログインダイ
アログで入力されたユーザ名やパスワードを用いて、ユ
ーザが所有権を有するデイパックが存在するか否かが調
べられる(ステップS108)。ログインモード“モバ
イル”はデイパックの使用を前提としたモードであるた
め、ユーザが所有権を有するデイパックが存在しない場
合には認証は失敗となり、ステップS106のログイン
ダイアログに戻る。
【0062】ユーザが所有権を有するデイパックが存在
することが認識されると、使用する通信デバイスがLA
Nカードであるか、モデムカードであるかが判断される
(ステップS109)。
【0063】(LANカードの場合)使用する通信デバ
イスがLANカードであれば、OSは、DHCPプロト
コルを起動し、ネットワークコンピュータ12に割り当
てるべきIPアドレスなどの情報を、ネットワークコン
ピュータ12が現在接続されているネットワーク上のD
HCPサーバから取得する(ステップS110)。この
場合、まず、OSは、DHCP DISCOVERパケ
ットをブロードキャストし、DHCPサーバからDHC
P OFFERパケットが返されるのを待つ。DHCP
サーバからの応答待ちの間は、図15のような、ログイ
ン処理を中断するためのキャンセル画面が表示され、中
断ボタンがユーザによって押されると、DHCPサーバ
からIPアドレスを取得するための処理が途中で中断さ
れる。そして、自動的にモバイルモードに遷移される。
これは、DHCPでIPアドレスが取得できないことに
よる、永久待ち状態の発生を防止するためである。
【0064】ネットワークコンピュータ12が接続され
ているネットワーク上のDHCPサーバは、DHCP
DISCOVERパケットによって要求されたIPアド
レスなどの情報をDHCP OFFERパケットによっ
て通知する。DHCP OFFERパケットは複数のD
HCPサーバから返送されることもある。この後、OS
は、複数のDHCP OFFERパケットの1つを選択
して、DHCP REQUESTを発行し、該当するD
HCPサーバからDHCP ACKが返送されるのを待
つ。
【0065】この後、デイパックの環境ディレクトリか
らNISサーバなどの情報を得て、NISによる認証処
理を行う(ステップS111,S112)。NISによ
る認証が成功し、正当なユーザであることがNCサーバ
11によって確認されると、IPアドレスと、デイパッ
クの環境ディレクトリに事前に保存されている実行環境
情報とによって、ネットワークコンピュータの実行に必
要な環境設定処理がOSによって行われ、LAN経由で
NCサーバ11をアクセスすることが可能なリモート接
続モードで処理が開始される。この環境設定処理が終了
すると、最初に起動するアプリケーションとして予め決
められているブラウザ(ウェブトップアプリ)がローカ
ルストレージ121からロードされて実行される(ステ
ップS113)。
【0066】なお、NISによる認証中も図15の画面
が表示されており、中断ボタンが押された場合、あるい
はNIS認証に失敗した場合は、モバイルモードに遷移
する。これにより、NISの認証失敗に起因する永久待
ちも防止できる。
【0067】(モデムカードの場合)使用する通信デバ
イスがモデムカードの場合には、まずプロパティファイ
ルの設定を調べ、ログイン時自動接続することが指定さ
れているか否かを判断する(ステップS114)。自動
接続しない場合は、モバイルモードでログインされる。
一方、自動接続することが指定されているならば、デイ
パック環境ディレクトリに保存されているNCサーバ1
1の電話番号を用いて、NCサーバ11にPPP接続す
る(ステップS115)。この後、デイパックの環境デ
ィレクトリからNISサーバなどの情報を得て、NIS
による認証処理を行う(ステップS116,S11
7)。NISによる認証が成功し、正当なユーザである
ことがNCサーバ11によって確認されると、PPPモ
ードでログインする。PPPモードおよびモバイルモー
ドのどちらでログインした場合にも、DHCPサーバか
らのIPアドレスの割り当ては不要であるため、環境設
定処理は、デイパック環境ディレクトリに保存されてい
る実行環境情報のみを用いて行われる。
【0068】次に、図14を参照して、ログインモード
として“オフィス”が選択された場合の一連の処理を説
明する。
【0069】ステップS107までの処理は図13と同
じである。ログインモードとして“オフィス”が選択さ
れた場合、まず、最初に、認証処理が行われ、ログイン
ダイアログで入力されたユーザ名やパスワード(ログイ
ンモードがオフィスの場合にはネットワークパスワード
となる)を用いて、ユーザが所有権を有するデイパック
が存在するか否かが調べられる(ステップS201)。
【0070】認証が成功し、ユーザが所有権を有するデ
イパックが存在することが認識されると、OSは、DH
CP DISCOVERパケットをブロードキャスト
し、DHCPサーバからDHCP OFFERパケット
が返されるのを待つ(ステップS202)。この場合
も、図15のキャンセル画面の表示が行われ、中断ボタ
ンが押されると、ステップS106のログインダイアロ
グの表示に戻る。
【0071】DHCP OFFERパケットを受け取る
と、そのパケットのデータを解析して、そこに含まれる
DHCPパラメタの数を調べることなどにより、NCサ
ーバ11からのDHCP OFFERパケットである
か、単なるDHCPサーバからのDHCP OFFER
パケットであるかを判断する。そして、その判断結果を
基に、ネットワークコンピュータ12が現在接続されて
いるネットワークがNCサーバ11と同じネットワーク
であるか、異なるネットワークであるかを判別する(ス
テップS203)。これは、NCサーバ11からのDH
CP OFFERパケットには環境設定に必要な多数の
パラメータが含まれているのに対し、単なるDHCPサ
ーバからのDHCP OFFERパケットにはIPアド
レスなどの幾つかの限られたパラメタしか含まれてない
ことを利用したものである。所定時間以上NCサーバ1
1からのDHCP OFFERパケットが来なければ、
異なるネットワークであると判定できる。
【0072】NCサーバ11と同じネットワーク環境で
あれば、そのNCサーバ11からのDHCP OFFE
Rパケットを選択し、その選択したDHCP OFFE
Rパケットに対してDHCP REQUESTで応え、
NCサーバ11からDHCPACKが返送されるのを待
つ(ステップS204,S205)。このようにして、
NCサーバ11から必要な全ての実行環境情報を取得す
る。
【0073】この後、NCサーバ11から取得したNI
Sサーバなどの情報を使用して、NISによる認証処理
を行う(ステップS206)。NISによる認証が成功
し、正当なユーザであることがNCサーバ11によって
確認されると、NCサーバ11からDHCPパラメタと
して与えられた実行環境情報を用いて、ネットワークコ
ンピュータ12の実行に必要な環境設定処理が行われ、
オフィスモードで処理が開始される。なお、ステップS
201〜S206の間は図15の画面が表示されてお
り、中断ボタンが押された場合や、NIS認証に失敗し
た場合は、ログインダイアログに戻ることができる。
【0074】このようにしてオフィスモードでログイン
した場合には、NCサーバ11から取得した実行環境情
報をローカルストレージ121のデイパック内に保存す
る処理が行われる。また、ローカルストレージ121の
OSと、サーバ11上で管理されているOSとの間の新
旧のチェックも行われ、NCサーバ11上のOSが最新
のものであればそれをローカルストレージ121に保存
する処理が行われる。
【0075】一方、ネットワークコンピュータ12が現
在接続されているネットワークがNCサーバ11と異な
るネットワークであった場合には、ネットワークコンピ
ュータ12と同一ネットワーク上のDHCPサーバから
のDHCP OFFERパケットに対してDHCP R
EQUESTで応え、そのDHCPサーバからDHCP
ACKが返送されるのを待つ(ステップS207)。
この後、デイパックの環境ディレクトリからNISサー
バなどの情報を得て、NISによる認証処理を行う(ス
テップS208)。NISによる認証が成功し、正当な
ユーザであることがNCサーバ11によって確認される
と、DHCPサーバから取得したIPアドレスと、デイ
パックの環境ディレクトリに事前に保存されている実行
環境情報とによって、ネットワークコンピュータ12の
実行に必要な環境設定処理がOSによって行われ、遠隔
のネットワーク環境からサーバ11をアクセスすること
が可能なリモートオフィスモードで処理が開始される。
ステップS207またはS208で中断ボタンが押され
た場合、あるいはNIS認証に失敗した場合は、ステッ
プS106のログインダイアログの表示に戻る。
【0076】なお、このリモートオフィスモードは、ロ
ーカルストレージ121からOSをブートしていること
が前提となっている。また、オフィスモードと同様に、
ローカルストレージ121のOSと、NCサーバ11上
で管理されているOSとの間の新旧のチェックも行わ
れ、NCサーバ11上のOSが最新のものであればそれ
をローカルストレージ121に保存する処理が行われ
る。
【0077】また、ステップS201の認証に失敗した
場合には、デイパックを使用できないので、ネットワー
クモードでログインするための処理が行われる。すなわ
ち、OSは、前述のステップS202,S204,S2
05と同じ手順を行うことにより、DHCPプロトコル
を利用してNCサーバ11から必要な全ての実行環境情
報を取得する(ステップS209)。この後、NCサー
バ11から取得したNISサーバなどの情報を使用し
て、NISによる認証処理を行う(ステップS21
0)。NISによる認証が成功し、正当なユーザである
ことがNCサーバ11によって確認されると、サーバ1
1からDHCPパラメタとして与えられた実行環境情報
を用いて、NCネットワークコンピュータ12の実行に
必要な環境設定処理が行われ、ネットワークモードで処
理が開始される。なお、このようにネットワークモード
でログインした場合にも、オフィスモードと同様に、N
Cサーバ11から取得した実行環境情報をローカルスト
レージ121のデイパック内に保存する処理が行われ
る。また、ローカルストレージ121のOSと、NCサ
ーバ11上で管理されているOSとの間の新旧のチェッ
クも行われ、NCサーバ11上のOSが最新のものであ
ればそれをローカルストレージ121に保存する処理が
行われる。
【0078】次に、図16を参照して、デイパックに保
存されるDHCP情報について説明する。
【0079】前述したように、デイパックの環境ディレ
クトリには、リモートオフィスモードやリモート接続モ
ード時に必要となるDHCPパラメタが実行環境情報と
して保存される。
【0080】ネットワークコンピュータ12がNCサー
バ11からDHCPプロトコルにより取得するDHCP
パラメタには、図示のように、(1)から(12)の情
報が含まれるが、この内、○を付けた情報がデイパック
に実行環境情報として保存される情報である。
【0081】一方、NCサーバでないDHCPサーバの
場合は、(1)〜(3)の情報(NCのIPアドレス、
サブネットマスク、ルータのIPアドレス)しか備えて
ないものと、(1)〜(3)に加え、(6),(7)の
情報(DNSサーバIPアドレス、DNSドメイン名)
を備えているものある、デイパック環境ディレクトリに
保存された情報とDHCPサーバから取得した情報のど
ちらを使用するかは、以下のようになる。
【0082】(1)ネットワークモードの場合 NCサーバ11がDHCPサーバとなるため、全てその
DHCPサーバから取得した情報を使用し、デイパック
に保存された情報は使用しない。
【0083】(2)オフィスモードの場合 NCサーバ11がDHCPサーバとなるため、全てその
DHCPサーバから取得した情報を使用し、デイパック
に保存された情報は使用しない。
【0084】(3)リモートオフィスモードの場合 DHCPサーバから取得される情報はIPアドレス等の
みであるため、デイパック環境ディレクトリに保存され
た情報を併用する。この場合、黒丸で示す情報(1),
(2),(3)はDHCPサーバから必ず取得されなけ
ればならない情報であり、黒三角で示す情報(6),
(7)は、DHCPサーバから取得できた場合にはそれ
を利用し、取得できない場合にはデイパック環境ディレ
クトリに保存されたものを利用する。
【0085】(4)リモート接続モードの場合 DHCPサーバから取得される情報はIPアドレス等の
みであるため、デイパック環境ディレクトリに保存され
た情報を併用する。この場合、黒丸で示す情報(1),
(2),(3)はDHCPサーバから必ず取得されなけ
ればならない情報であり、黒三角で示す情報(6),
(7)は、DHCPサーバから取得できた場合にはそれ
を利用し、取得できない場合にはデイパック環境ディレ
クトリに保存されたものを利用する。
【0086】(5)モバイルモードの場合 DHCPサーバは利用しないため、常にデイパック環境
ディレクトリに保存した情報を使用する。
【0087】次に、可搬型のデイパックを利用した「人
の移動によるネットワークコンピュータの利用」につい
て説明する。
【0088】前述したように、デイパックには、(1)
業務プログラムを実行するために必要なプログラムおよ
びデータ(ただし、ごく限られた場合にのみ使用するデ
ータやしばしば更新されるマスタデータは、保存しない
で、必要に応じてサーバをアクセスすればよい)、およ
び(2)DHCP情報が保存される。
【0089】これらの情報を保持したデイパックがあれ
ば、インターネット上に接続されたネットワークコンピ
ュータ12からリモート接続モードまたはリモートオフ
ィスモードでNCサーバ11にログインし、NCサーバ
11と同じネットワーク上で使用した場合と同じ業務プ
ログラムを実行することが可能になる。
【0090】さらに、デイパックをフラッシュメモリカ
ードなどの小型で携帯可能の記憶デバイスに保存し、持
ち運ぶことにより、ネットワークコンピュータ12を持
ち運ぶことなく、人が移動するだけで(ただし、デイパ
ックを保存した小型記憶デバイスを持って)、NCサー
バ11のネットワークとインターネット接続されたすべ
てのネットワーク上で、同じ業務プログラムを実行する
ことが可能となる。
【0091】これを「人の移動によるネットワークコン
ピュータの使用」と呼ぶ。リモート接続モードまたはリ
モートオフィスモードをサポートしたことにより、人の
移動によるネットワークコンピュータの使用が可能にな
る。高速な通信回線で接続されている場合は、リモート
オフィスモードを使用し、低速な通信回線で接続されて
いる場合は、リモート接続モードを使用することにな
る。
【0092】なお、本実施形態で用いられるOSはCD
−ROMなどの記録媒体に格納して配布することができ
るので、このOSをサーバからネットワークコンピュー
タにダウンロードして使用するようにすれば、ローカル
ストレージを有するネットワークコンピュータであれ
ば、本実施形態と同様のリモートモード(リモート接続
モード、リモートオフィスモード)での処理が可能とな
る。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インターネット等で接続された遠隔のネットワークから
でもネットワークコンピュータを使用できるようにな
り、より柔軟なネットワークコンピュータの運用の実現
を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るネットワークコンピ
ュータを用いたシステム構成例を示すブロック図。
【図2】同実施形態のネットワークコンピュータのネッ
トワークモードとその接続形態を説明するための図。
【図3】同実施形態のネットワークコンピュータのオフ
ィスモードとその接続形態を説明するための図。
【図4】同実施形態のネットワークコンピュータのモバ
イルモードとその接続形態を説明するための図。
【図5】同実施形態のネットワークコンピュータのPP
Pモードとその接続形態を説明するための図。
【図6】同実施形態のネットワークコンピュータのリモ
ート接続モードとその接続形態を説明するための図。
【図7】同実施形態のネットワークコンピュータのリモ
ートオフィスモードとその接続形態を説明するための
図。
【図8】同実施形態のネットワークコンピュータにおけ
るオペレーションモードの遷移を説明するための図。
【図9】同実施形態のネットワークコンピュータにおけ
るログインモードとオペレーションモードとの関係を説
明するための図。
【図10】同実施形態のネットワークコンピュータで用
いられるログイン画面の一例を示す図。
【図11】同実施形態のネットワークコンピュータで用
いられる通信デバイス選択画面の一例を示す図。
【図12】同実施形態のネットワークコンピュータに適
用される通信デバイス選択処理の手順を示すフローチャ
ート。
【図13】同実施形態のネットワークコンピュータに適
用されるモバイルモードログイン処理の手順を示すフロ
ーチャート。
【図14】同実施形態のネットワークコンピュータに適
用されるオフィスモードログイン処理の手順を示すフロ
ーチャート。
【図15】同実施形態のネットワークコンピュータで用
いられるログインキャンセル画面の一例を示す図。
【図16】同実施形態のネットワークコンピュータのロ
ーカルストレージに保存されるDHCP情報を説明する
ための図。
【符号の説明】
10…LAN 11…サーバコンピュータ 12…ネットワークコンピュータ 111…ディスク装置 121…ローカルストレージ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理に必要なプログラムおよびデ
    ータをネットワークを介してサーバからダウンロードす
    ることにより動作するネットワークコンピュータにおい
    て、 ローカル記憶装置と、 前記ネットワークコンピュータの動作環境設定のために
    前記サーバから取得した実行環境情報を、前記ローカル
    記憶装置に保存する実行環境情報保存手段と、 前記ネットワークコンピュータのログイン時に、前記ロ
    ーカ記憶装置に事前に保存されている実行環境情報と、
    前記ネットワークコンピュータが現在接続されているネ
    ットワークから取得したネットワークアドレスとを用い
    て前記ネットワークコンピュータの動作環境を設定する
    ことにより、前記ネットワークコンピュータを、前記サ
    ーバから実行環境情報を取得できない遠隔のネットワー
    ク環境でも使用可能なリモートモードで動作制御する手
    段とを具備することを特徴とするネットワークコンピュ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記リモートモードは、 前記ローカル記憶装置に蓄積されている前記サーバ上の
    資源を利用することにより、前記ローカル記憶装置に存
    在する資源を利用する場合には前記ローカル記憶装置を
    アクセスすることによって前記サーバアクセス無しで動
    作し、且つネットワークを介して前記サーバをアクセス
    することが可能な第1のリモートモードを含むことを特
    徴とする請求項1記載のネットワークコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記リモートモードは、 前記ローカル記憶装置に蓄積されている前記サーバ上の
    資源を用いずに、遠隔のネットワークから前記サーバを
    アクセスしながら動作する第2のリモートモードをさら
    に含むことを特徴とする請求項2記載のネットワークコ
    ンピュータ。
  4. 【請求項4】 データ処理に必要なプログラムおよびデ
    ータをネットワークを介してサーバからダウンロードす
    ることにより動作するネットワークコンピュータにおい
    て、 前記サーバからダウンロードされたプログラムおよびデ
    ータの一部が蓄積されるローカル記憶装置と、 このローカル記憶装置に蓄積された前記サーバ上の資源
    を用いることにより、前記サーバアクセス無しで動作可
    能なモバイルモードと、前記ローカル記憶装置に存在す
    る資源を利用する場合には前記ローカル記憶装置をアク
    セスすることによって前記サーバアクセス無しで動作
    し、且つ前記サーバにダイアルアップ接続することによ
    って、前記サーバにアクセスすることが可能なダイアル
    アップ接続モードと、前記サーバが存在するネットワー
    クとは異なる遠隔の他のネットワーク環境で用いられ、
    前記ローカル記憶装置に事前に保存されている前記ネッ
    トワークコンピュータの実行環境情報と前記ネットワー
    クコンピュータが接続されている現在のネットワークか
    ら取得したネットワークアドレスとを用いて動作環境が
    設定され、前記ローカル記憶装置に存在する資源を利用
    する場合には前記ローカル記憶装置をアクセスすること
    によって前記サーバアクセス無しで動作し、且つネット
    ワークを介して前記サーバをアクセスすることが可能な
    リモート接続モードとを有し、これらモバイルモード、
    ダイアルアップ接続モード、およびリモート接続モード
    の中のいずれかのオペレーションモードを用いて前記ネ
    ットワークコンピュータを動作制御する手段と、 サーバアクセスのために使用する通信デバイスの種類を
    ユーザに選択させるためのログイン画面を表示し、その
    ログイン画面上でユーザによって選択された通信デバイ
    スの種類に応じて、前記ダイアルアップ接続モードおよ
    び前記リモート接続モードの一方を、使用するオペレー
    ションモードとして選択するオペレーションモード選択
    手段とを具備することを特徴とするネットワークコンピ
    ュータ。
  5. 【請求項5】 前記オペレーションモード選択手段は、 前記ログイン画面上でユーザによって通信デバイスの選
    択操作が行われたとき、所定の通信デバイス選択画面を
    用いて、今回使用する通信デバイスと、次回のログイン
    以降に使用する通信デバイスをユーザに選択させ、次回
    のログイン以降に使用する通信デバイスとして指定され
    た通信デバイスについてはその内容を保持する手段を含
    み、 前記ログイン画面上でユーザによる通信デバイスの選択
    操作が行われないとき、前記次回のログイン以降に使用
    する通信デバイスとして使用された通信デバイスの種類
    に応じて、前記ダイアルアップ接続モードおよび前記リ
    モート接続モードの一方を選択することを特徴とする請
    求項4記載のネットワークコンピュータ。
  6. 【請求項6】 前記オペレーションモード選択手段によ
    って前記リモート接続モードが選択されたとき、そのリ
    モート接続モードでのログイン処理を中断させるための
    キャンセル画面を表示する手段と、 前記キャンセル画面上でユーザによって中断が指示され
    たとき、前記ネットワークコンピュータが接続されてい
    る現在のネットワークからネットワークアドレスの割り
    当てを受けるための動的な環境設定処理を含む前記リモ
    ート接続モードのためのログイン処理の実行を途中で中
    断し、オペレーションモードを前記リモート接続モード
    から前記モバイルモードに遷移する手段とをさらに具備
    することを特徴とする請求項4記載のネットワークコン
    ピュータ。
  7. 【請求項7】 前記ローカル記憶装置は、携帯可能な記
    憶デバイスから構成されていることを特徴とする請求項
    1または4記載のネットワークコンピュータ。
  8. 【請求項8】 データ処理に必要なプログラムおよびデ
    ータをネットワークを介してサーバからダウンロードす
    ることにより動作するネットワークコンピュータであっ
    て、ログイン時に、ネットワークアドレスを含む各種実
    行環境情報を前記サーバから取得し、その取得した実行
    環境情報によって動作環境が動的に設定されるネットワ
    ークコンピュータにおいて、 ローカル記憶装置と、 前記ネットワークコンピュータの動作環境設定のために
    前記サーバから取得した実行環境情報を、前記ローカル
    記憶装置に保存する実行環境情報保存手段と、 前記ネットワークコンピュータが前記サーバから実行環
    境情報を取得できない遠隔のネットワークに接続されて
    いるとき、前記ネットワークコンピュータのログイン時
    に、前記ローカ記憶装置に事前に保存されている実行環
    境情報と、前記ネットワークコンピュータが現在接続さ
    れているネットワークから取得したネットワークアドレ
    スとを用いて前記ネットワークコンピュータの動作環境
    を設定することにより、前記ネットワークコンピュータ
    を遠隔のネットワーク環境で使用可能なリモートモード
    で動作制御する手段とを具備することを特徴とするネッ
    トワークコンピュータ。
  9. 【請求項9】 データ処理に必要なプログラムおよびデ
    ータをネットワークを介してサーバからダウンロードす
    ることにより動作するネットワークコンピュータのログ
    イン方法であって、 前記ネットワークコンピュータのローカル記憶装置に事
    前に保存されている前記ネットワークコンピュータの実
    行環境情報と、前記ネットワークコンピュータが現在接
    続されているネットワークから取得したネットワークア
    ドレスとを用いて、前記ネットワークコンピュータの動
    作環境を設定し、 前記ネットワークコンピュータを、前記サーバから実行
    環境情報を取得できない遠隔のネットワーク環境でも使
    用可能なリモートモードで動作制御することを特徴とす
    るネットワークコンピュータのログイン方法。
  10. 【請求項10】 前記リモートモードは、 前記ローカル記憶装置に蓄積されている前記サーバ上の
    資源を利用することにより、前記ローカル記憶装置に存
    在する資源を利用する場合には前記ローカル記憶装置を
    アクセスすることによって前記サーバアクセス無しで動
    作し、且つネットワークを介して前記サーバをアクセス
    することが可能な第1のリモートモードを含むことを特
    徴とする請求項9記載のネットワークコンピュータのロ
    グイン方法。
  11. 【請求項11】 前記リモートモードは、 前記ローカル記憶装置に蓄積されている前記サーバ上の
    資源を用いずに、遠隔のネットワークから前記サーバを
    アクセスしながら動作する第2のリモートモードさらに
    を含むことを特徴とする請求項10記載のネットワーク
    コンピュータのログイン方法。
  12. 【請求項12】 データ処理に必要なプログラムおよび
    データをネットワークを介してサーバからダウンロード
    することにより動作するネットワークコンピュータであ
    って、前記サーバからダウンロードされたプログラムお
    よびデータの一部が蓄積されるローカル記憶装置内に存
    在する前記サーバ上の資源を用いることにより、前記サ
    ーバアクセス無しで動作可能なモバイルモードと、前記
    ローカル記憶装置に存在する資源を利用する場合には前
    記ローカル記憶装置をアクセスすることによって前記サ
    ーバアクセス無しで動作し、且つ前記サーバにダイアル
    アップ接続することによって、前記サーバにアクセスす
    ることが可能なダイアルアップ接続モードと、前記サー
    バが存在するネットワークとは異なる遠隔の他のネット
    ワーク環境で用いられ、前記ローカル記憶装置に事前に
    保存されている前記ネットワークコンピュータの実行環
    境情報と前記ネットワークコンピュータが接続されてい
    る現在のネットワークから取得したネットワークアドレ
    スとを用いて動作環境が設定され、前記ローカル記憶装
    置に存在する資源を利用する場合には前記ローカル記憶
    装置をアクセスすることによって前記サーバアクセス無
    しで動作し、且つネットワークを介して前記サーバをア
    クセスすることが可能なリモート接続モードとを有する
    ネットワークコンピュータのログイン方法であって、 サーバアクセスのために使用する通信デバイスの種類を
    ユーザに選択させるためのログイン画面を表示し、 そのログイン画面上でユーザによって選択された通信デ
    バイスの種類に応じて、前記ダイアルアップ接続モード
    および前記リモート接続モードの一方を、使用するオペ
    レーションモードとして選択することを特徴とするネッ
    トワークコンピュータのログイン方法。
  13. 【請求項13】 前記ログイン画面上でユーザによって
    通信デバイスの選択操作が行われたとき、所定の通信デ
    バイス選択画面を用いて、今回使用する通信デバイス
    と、次回のログイン以降に使用する通信デバイスをユー
    ザに選択させ、次回のログイン以降に使用する通信デバ
    イスとして指定された通信デバイスについてはその内容
    を保持し、 前記ログイン画面上でユーザによる通信デバイスの選択
    操作が行われないとき、前記次回のログイン以降に使用
    する通信デバイスとして使用された通信デバイスの種類
    に応じて、前記ダイアルアップ接続モードおよび前記リ
    モート接続モードの一方を選択することを特徴とする請
    求項12記載のネットワークコンピュータのログイン方
    法。
  14. 【請求項14】 前記リモート接続モードが選択された
    とき、そのリモート接続モードでのログイン処理を中断
    させるためのキャンセル画面を表示し、 前記キャンセル画面上でユーザによって中断が指示され
    たとき、前記ネットワークコンピュータが接続されてい
    る現在のネットワークからネットワークアドレスの割り
    当てを受けるための動的な環境設定処理を含む前記リモ
    ート接続モードのためのログイン処理の実行を途中で中
    断し、オペレーションモードを前記リモート接続モード
    から前記モバイルモードに遷移することを特徴とする請
    求項12記載のネットワークコンピュータのログイン方
    法。
  15. 【請求項15】 前記ローカル記憶装置は、携帯可能な
    記憶デバイスから構成されていることを特徴とする請求
    項9または12記載のネットワークコンピュータのログ
    イン方法。
JP10331135A 1998-11-20 1998-11-20 ネットワークコンピュータおよびそのログイン方法 Pending JP2000155726A (ja)

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