JP2000153462A - 電鋳薄刃砥石およびその製造方法 - Google Patents

電鋳薄刃砥石およびその製造方法

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JP2000153462A
JP2000153462A JP10328681A JP32868198A JP2000153462A JP 2000153462 A JP2000153462 A JP 2000153462A JP 10328681 A JP10328681 A JP 10328681A JP 32868198 A JP32868198 A JP 32868198A JP 2000153462 A JP2000153462 A JP 2000153462A
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Junji Hoshi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期研削の切れ味を向上し、砥粒層での超砥
粒の保持力を向上する。 【解決手段】 電鋳薄刃砥石10の砥粒層13におい
て、金属めっき相12の表面上から突出した超砥粒11
の近傍で、金属めっき相12の少なくとも一部を超砥粒
11に向かって隆起させた。超砥粒11には特定方向に
おいて金属めっき相12からの露出量が多い側と少ない
側を形成した。被削材の研削加工時に、超砥粒11の露
出量が多い側を電鋳薄刃砥石10の研削方向Dの上流側
29に向けることによって初期研削の切れ味を向上し
た。研削方向Dの下流側30を向く側では、上流側29
に比べて金属めっき相12による裾部18が大きく形成
されており、超砥粒11の保持力を向上している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高精度の研削加
工、例えば切断、溝入れ加工等に使用される電鋳薄刃砥
石およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば電子機器などの精密部品と
してアルミナや窒化ケイ素などのセラミックス材料が多
く使用されており、この種の難削材料に対しても高精度
の加工を行うことが要求されている。このような難削材
料の加工には、例えばダイヤモンドやCBN等の超砥粒
(砥粒)を、ニッケルやコバルト等からなる金属めっき
相(金属結合相)中に分散配置して形成された電鋳薄刃
砥石が使用されている。
【0003】この種の電鋳薄刃砥石は、例えば分散めっ
き法を利用して形成される。まず、例えばニッケルやコ
バルト等の金属イオンが含まれためっき液の中に、例え
ばダイヤモンド砥粒等の超砥粒を懸濁させておく。めっ
き液中には陽極として例えばNi等の金属板を浸漬し、
金属製の平面基板を陰極として浸漬しておき、めっき液
を撹拌してダイヤモンド砥粒を均一分散させながら通電
する。すると、陰極の金属製の平面基板の表面には金属
めっき相が還元析出されるとともに、金属めっき相に均
一に分布した状態でダイヤモンド砥粒が共析する。こう
して金属めっき相が所定の厚さに形成されるまで通電を
持続させた後、金属めっき相と金属めっき相中に分散配
置された超砥粒とからなる砥粒層を平面基板から剥離さ
せて、所望の砥石形状に整形して電鋳薄刃砥石とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、例えば分散めっき法のようなめっき法のみで電
鋳薄刃砥石を形成した場合には、厚み寸法の精度が良く
ないために精密な研削加工が出来なくなるという問題が
生じる。精密な研削加工を行うためには、電鋳薄刃砥石
に例えばラップ加工を施して厚み寸法を精度良く形成し
てから使用するが、ラップ加工では長時間の加工時間が
必要になることに加えて、電鋳薄刃砥石の側面において
超砥粒を砥粒層の表面上から突出させることが出来ない
という問題がある。このような電鋳薄刃砥石は切れ味が
悪く、研削面に傷を付けてしまうことになり、仕上がり
面品位を向上することが難しくなるという問題が生じ
る。
【0005】こうした問題を解決する手段としてエッチ
ング処理や電解研磨等が知られているが、電鋳薄刃砥石
の砥粒層の表面上の全体に亘って均一に超砥粒を突出さ
せることが難しく、超砥粒の突出状態すなわち金属めっ
き相の溶解量にムラが生じるという問題がある。また、
エッチング処理や電解研磨等をおこなった際には、金属
めっき相の表面に加えて、超砥粒の外周周辺の金属めっ
き相が溶解する。このため、砥粒層の表面上において金
属めっき相による超砥粒の保持力が低下しており、エッ
チング処理や電解研磨等の時点で超砥粒が砥粒層の表面
上から脱落してしまい、電鋳薄刃砥石の切れ味を良好と
することができなかったり、研削加工時の早期において
超砥粒が研削抵抗に耐えきれずに砥粒層の表面上から脱
落してしまい、電鋳薄刃砥石の寿命が短くなるという問
題がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、各種被削材の研削等において、研削加工の初期にお
いても良好な切れ味を保持することができる電鋳薄刃砥
石と、電鋳薄刃砥石の厚さ精度を高精度としながら砥粒
層の表面上から超砥粒を突出させることが可能な電鋳薄
刃砥石の製造方法とを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して係る
目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電鋳
薄刃砥石は、金属結合相中に砥粒が分散配置されてなる
砥粒層を有する電鋳薄刃砥石であって、少なくとも前記
砥粒層の一部では、前記砥粒層の表面上から突出した個
々の前記砥粒の近傍で、前記金属結合相が前記砥粒に向
かって隆起していることを特徴としている。
【0008】上記構成の電鋳薄刃砥石では、例えば平坦
面状の金属結合相の表面上から砥粒が突出している場合
に比べて、金属結合相による砥粒の保持力が向上してお
り、研削抵抗によって砥粒が砥粒層の表面上から容易に
脱落してしまうことを防いで、電鋳薄刃砥石の砥石寿命
の延命化に資することができる。
【0009】更に、請求項2記載の本発明の電鋳薄刃砥
石は、前記砥粒層の表面上から突出した前記砥粒の近傍
のうち、上記電鋳薄刃砥石の研削方向の上流側よりも下
流側で前記金属結合相の隆起が大きくされていることを
特徴としている。
【0010】上記構成の電鋳薄刃砥石では、砥粒層の表
面上から突出した砥粒に対して、電鋳薄刃砥石の研削方
向の下流側では砥粒を保持する金属結合相が隆起して砥
粒の保持力が高められている。また、実際に被削材の研
削に供される部分であって研削方向の上流側を向く側で
は、下流側に比べて金属結合相からの露出量が大きいた
めに、研削初期における切れ味を向上することができ
る。このように、砥粒の保持力と切れ味のバランスを保
って砥石寿命と仕上がり面品位を同時に向上することが
できる。
【0011】また、請求項3記載の本発明の電鋳薄刃砥
石は、請求項1または請求項2のいずれかに記載の電鋳
薄刃砥石であって、前記砥粒層の厚さが前記砥粒層全体
に亘って一定とされていることを特徴としている。
【0012】上記構成の電鋳薄刃砥石では、例えば被削
材の切断加工の際には切断幅が一定に保たれるため、高
精度の研削加工を行うことが可能となる。
【0013】請求項4記載の本発明の電鋳薄刃砥石の製
造方法は、金属結合相中に砥粒が分散配置されてなる砥
粒層を有する電鋳薄刃砥石の製造方法であって、前記電
鋳薄刃砥石を弾性材の上に載置して、前記砥粒層の表面
にブラスト処理を施すことを特徴としている。
【0014】上記のような電鋳薄刃砥石の製造方法で
は、砥粒層の表面上から砥粒を突出させる際に、例えば
噴射圧力を低くすると共に細かな研掃材を使用したブラ
スト処理により、砥粒層の厚さ寸法の精度を高精度に保
ったままで金属結合相の表面を均一に削り落とすことが
できる。この時、砥粒層の表面上から突出した砥粒の近
傍では、ブラスト処理による研磨の効果が弱くなるため
に、金属結合相の研磨量が減少して、例えばスカート状
の裾部が残される。この金属結合相の裾部によって砥粒
の保持力を向上することが可能となる。
【0015】更に、請求項5記載の本発明の電鋳薄刃砥
石の製造方法は、前記ブラスト処理は、前記砥粒層表面
の法線方向に交差する方向から施されることを特徴とし
ている。
【0016】上記のような電鋳薄刃砥石の製造方法で
は、砥粒層表面に対して斜め方向から研掃材が噴射され
るために、砥粒層の表面上から突出した超砥粒の近傍で
は、ブラスト処理による研磨の効果に異方性が生じる。
すなわち、多くの研掃材が吹きつけられる側では金属結
合相の削り落とされる量が多くなり、その反対側は研掃
材の噴射に対する陰となって、金属結合相による裾部が
大きく形成される。この場合、砥粒の露出量が大きい側
を電鋳薄刃砥石の研削方向の上流側に向けることによっ
て、研削初期の切れ味を向上することができると共に、
下流側では金属結合相による裾部によって砥粒の保持力
を高くすることができる。
【0017】請求項6記載の本発明の電鋳薄刃砥石の製
造方法は、金属結合相中に砥粒が分散配置されてなる砥
粒層を有する電鋳薄刃砥石の製造方法であって、前記電
鋳薄刃砥石の両側から同時に、前記砥粒層の表面にブラ
スト処理を施すことを特徴としている。
【0018】上記のような電鋳薄刃砥石の製造方法で
は、ブラスト処理を行う際に、電鋳薄刃砥石の両側から
同時に研掃材を噴射することによって、双方の噴射によ
る衝撃が互いに緩和された状態で金属結合相の表面を研
磨することができる。このため、例えば電鋳薄刃砥石に
反りが発生する等の変形や破損を抑制することができ、
寸法精度の高い電鋳薄刃砥石を製作することが可能であ
る。また、電鋳薄刃砥石の両面を一度にブラスト加工す
るため、電鋳薄刃砥石の製作工程を簡略化することがで
きると共に、砥粒層の表面上からの砥粒の突出量や、砥
粒の近傍に形成される金属結合相による裾部の形状等の
砥粒層表面の状態を電鋳薄刃砥石の両面において等しく
することができる。このため、例えば切断加工時には電
鋳薄刃砥石の両面での切断状態が等しくされており、切
断方向に蛇行してしまうということが防止されて、高精
度の加工が可能となる。
【0019】請求項7記載の本発明の電鋳薄刃砥石の製
造方法は、前記ブラスト処理は、前記砥粒層表面の法線
方向に交差する方向であって、前記電鋳薄刃砥石を介し
て互いに面対称となる方向から施されることを特徴とし
ている。
【0020】上記のような電鋳薄刃砥石の製造方法で
は、砥粒層表面に対して斜め方向から研掃材が噴射され
るために、双方の噴射による衝撃が一層緩和された状態
で金属結合相の表面を研磨することができる。更に、砥
粒層の表面上から突出した砥粒の近傍では、金属結合相
からの砥粒の露出量に異方性が生じるが、この状態は電
鋳薄刃砥石の両面で等しくされているため、電鋳薄刃砥
石の初期研削の切れ味と砥粒の保持力を向上しているこ
とに加えて、より一層、研削精度を向上することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電鋳薄刃砥石の実
施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1
は本発明に係わる電鋳薄刃砥石の一実施形態について示
した断面図であり、図2は、図1に示す電鋳薄刃砥石の
内周部の表面付近を拡大した要部断面図であり、図3は
図1に示す電鋳薄刃砥石の外周部の表面付近を拡大した
要部断面図である。本発明の実施の形態による電鋳薄刃
砥石10は、例えば切断用の薄刃ブレードをなすもので
あって、超砥粒(砥粒)11および金属めっき相(金属
結合相)12からなる砥粒層13によって形成されてい
る。
【0022】図1に示すように、電鋳薄刃砥石10は例
えば回転軸線Oを有する円環板状に形成されており、図
示しない研削盤のスピンドル等に同軸に固定される取付
孔14を有している。電鋳薄刃砥石10の厚さは特に限
定されないが、一般的な精密研削用の薄刃ブレードとし
ては0.1〜0.5mmが好適とされている。電鋳薄刃
砥石10は内周部15と外周部16とから構成されてお
り、例えば外周部16が切断加工に供される外周刃ブレ
ードとされている。また、外周部16には周方向に所定
の間隔をおいて、電鋳薄刃砥石10の外周から回転軸線
Oに向かって切り欠けられた例えば略長方形の切屑排出
溝17が設けられている。砥粒層13は、例えばダイヤ
モンド砥粒からなる超砥粒11が金属めっき相12に分
散配置されて形成されており、金属めっき相12の表面
上からは超砥粒11が突出している。超砥粒11の平均
粒子直径は特に限定されないが、一般的には5〜60μ
mが好適とされている。金属めっき相12は、例えばニ
ッケル,コバルト,銅等の金属の単体もしくは混合物か
ら形成されている。
【0023】電鋳薄刃砥石10の内周部15は、砥粒層
13の表面上に後述のラップ加工が施された部分であ
り、図2に示すように、略平坦面状に形成された金属め
っき相12の表面上から超砥粒11が突出しており、超
砥粒11の先端は平坦面状に研磨されている。ここで、
内周部15の厚さ、すなわち内周部15の両面から突出
した超砥粒11,11の間の距離は、内周部15の全体
に亘って一定とされている。電鋳薄刃砥石10の外周部
16は、内周部15と同様に砥粒層13の表面上にラッ
プ加工が施された後に、後述のブラスト加工が施された
部分であり、図3に示すように、金属めっき相12の表
面上から突出した超砥粒11の先端は平坦面状に研磨さ
れており、外周部16の全体に亘って内周部15と等し
い厚さを有するように形成されている。ただし、金属め
っき相12の表面上からの超砥粒11の突出量は内周部
15よりも外周部16の方が大きくされている。外周部
16では、金属めっき相12の表面上から突出した超砥
粒11の近傍において、超砥粒11を保持する金属めっ
き相12が超砥粒11に向かって隆起しており、超砥粒
11の外周面と略平坦面状に形成された金属めっき相1
2の表面との間に金属めっき相12による例えば略スカ
ート状の裾部18が形成されている。
【0024】本実施の形態による電鋳薄刃砥石10は上
述の構成を備えており、次に、電鋳薄刃砥石10の製造
方法について、特に、上述した従来技術である分散めっ
き法により金属めっき相12中に超砥粒11を分散配置
することによって砥粒層13を形成して、円環板状の電
鋳薄刃砥石10に整形した後の工程について図4から図
8を参照しながら説明する。図4は分散めっき法により
形成した電鋳薄刃砥石10の要部断面図であり、図5は
図4に示す電鋳薄刃砥石10の表面にラップ加工を施し
た後の状態を示す電鋳薄刃砥石10の要部断面図であ
り、図6は図5に示す電鋳薄刃砥石10の表面にブラス
ト加工を施した後の状態を示す電鋳薄刃砥石10の要部
断面図である。図4に示すように、分散めっき法により
形成された電鋳薄刃砥石10は砥粒層13の厚み寸法が
均一ではなく、寸法精度が良くない。そこで先ず、例え
ばSiC等をラップ材として使用して、電鋳薄刃砥石1
0の両面にラップ加工を施して厚み寸法を精度良く形成
する。この時、超砥粒11に比べて金属めっき相12の
方が研磨され易いため、図5に示すように、平坦面状に
研磨された超砥粒11の先端が金属めっき相12の表面
上から突出する。
【0025】この後、電鋳薄刃砥石10の外周部16に
ブラスト加工を施す。なお、図7はブラスト加工に用い
るブラスト装置20を示す断面図である。ブラスト装置
20は、例えばブラスト室21の内部に設けられた投射
部22とブラストノズル23と空気供給管24と研掃材
タンク25とから構成されている。投射部22では適宜
の弾性を有する例えばゴム等の弾性材26の上に電鋳薄
刃砥石10が載置されて、ブラスト加工時の衝撃が吸収
されている。電鋳薄刃砥石10の内周部15には例えば
円柱状の固定部材27が内周部15と同軸に載置されて
電鋳薄刃砥石10を固定している。固定部材27の外径
と内周部15の外径とは例えば等しくされており、電鋳
薄刃砥石10の内周部15にはブラスト加工が施されな
い。なお、ブラスト加工時には、投射部22は電鋳薄刃
砥石10の回転軸線Oの周りに回転させられる。ブラス
トノズル23には、空気供給管24と研掃材タンク25
とが接続されており、例えばコンプレッサやブロア等の
空気供給装置から空気供給管24を通って送られる空気
流に、研掃材タンク25から供給される研掃材28を混
入して投射部22に向けて噴射する。なお、ブラスト加
工時にはブラスト室21から排出された研掃材28は回
収されて研掃材タンク25へと再供給される。
【0026】本実施の形態に係るブラスト加工はいわゆ
るマイクロブラスト加工であって、研掃材28としては
例えばSiC、Al23 、GB(GlassBea
d)等を使用し、その平均粒子直径は特に限定されない
が、好ましくは20μm以下とされる。ここで、研掃材
28の平均粒子直径が20μmよりも大きくなると研掃
材28による衝撃力が強くなりすぎて、電鋳薄刃砥石1
0の砥粒層13の超砥粒11に研掃材28が衝突した際
に、超砥粒11が砥粒層13の表面上から弾き出される
という問題が生じる。ブラスト加工の加工条件は特に限
定されるものではないが、空気供給管24からの空気圧
は好ましくは0.5〜2.0kg/cm2 の範囲で例え
ば1kg/cm2 程度とされる。ここで、空気供給管2
4からの空気圧が1kg/cm2 よりも大きくなり過ぎ
ると、電鋳薄刃砥石10に対する研掃材28の衝撃力が
強くなり過ぎて電鋳薄刃砥石10に反りが発生する等の
変形が生じるおそれがあり、逆に空気圧が1kg/cm
2 よりも低くなり過ぎるとブラスト加工の効果が得られ
なくなる。ブラストノズル23と電鋳薄刃砥石10との
距離は特に限定されないが、好ましくは100〜400
mmの範囲で例えば200mm程度とされる。ここで、
ブラストノズル23と電鋳薄刃砥石10との距離が例え
ば200mmよりも近くなり過ぎると電鋳薄刃砥石10
に対する研掃材28の衝撃力が強くなり過ぎ、逆に20
0mmよりも遠くなり過ぎるとブラスト加工の効果が得
られなくなる。また、投射部22すなわち電鋳薄刃砥石
10の回転速度は特に限定されないが、好ましくは5〜
20rpmの範囲で例えば6rpm程度とされ、ブラス
ト加工時間は特に限定されないが、好ましくは10〜1
20secの範囲で例えば20sec程度とされる。
【0027】ブラストノズル23から投射部22の電鋳
薄刃砥石10に向けて研掃材28を噴射する際には、図
8に示す投射部22の要部斜視図のように、ブラストノ
ズル23は電鋳薄刃砥石10の表面の法線方向Nと平行
に向けられている。このように電鋳薄刃砥石10の外周
部16にブラスト加工を施して、砥粒層13の表面を例
えば数μm程度だけ削り落とす。この時、砥粒層13に
おいて超砥粒11を保持する金属めっき相12の表面の
みが研磨されるため、図5に示すようにラップ加工のみ
が施された電鋳薄刃砥石10の内周部15と、図6に示
すようにラップ加工の後にブラスト加工が施された電鋳
薄刃砥石10の外周部16とでは、金属めっき相12の
両面から突出した超砥粒11,11の間の距離、すなわ
ち電鋳薄刃砥石10の厚さtが等しくされている。さら
に、超砥粒11の近傍では研掃材28による研磨の効果
が弱められるために、図6に示すように、超砥粒11の
外周では金属めっき相12が超砥粒11に向かって隆起
した裾部18が形成される。
【0028】上記構成の電鋳薄刃砥石10によれば、例
えば平坦面状の金属めっき相12の表面上から超砥粒1
1が突出している場合に比べて、金属めっき相12によ
る裾部18が形成されていることによって超砥粒11の
保持力が向上しており、研削抵抗等によって超砥粒11
が砥粒層13の表面上から容易に脱落することを防い
で、砥石寿命の延命化に資することができる。また、電
鋳薄刃砥石10の内周部15と外周部16との厚さが等
しくされているため、例えば被削材の切断加工の際に切
断幅が一定に保たれて高精度の研削加工を行うことが可
能となる。
【0029】上記のような電鋳薄刃砥石10の製造方法
では、砥粒層13の表面上から超砥粒11を突出させる
際に、研掃材28の噴射圧力を低くすると共に、細かな
粒子直径の研掃材28を使用してブラスト加工を行うた
め、砥粒層13の厚さ寸法の精度を高精度に保ったまま
で、砥粒層13の表面上から超砥粒11を弾き出すこと
なく金属めっき相12の表面のみを均一に削り落とすこ
とができる。さらに、金属めっき相12の表面上から突
出した超砥粒11の近傍では、ブラスト加工による研磨
の効果が弱くなって金属めっき相12の研磨量が減少し
ているが、電鋳薄刃砥石10の表面の法線方向Nから研
掃材28を噴射することによって、金属めっき相12の
表面上から突出した超砥粒11には金属めっき相12に
よる略スカート状の裾部18が形成され、この裾部18
によって超砥粒11の保持力を向上することが可能であ
る。
【0030】次に、本実施の形態の第一変形例について
図9を参照しながら説明する。なお、上記の実施の形態
と同一部分には同じ符号を配して説明を省略または簡略
する。図9は本実施の形態の第一変形例について示す電
鋳薄刃砥石10の外周部16の表面付近を拡大した要部
断面図である。図9に示すように、外周部16の金属め
っき相12の表面上から突出した超砥粒11の近傍にお
いて、超砥粒11に向かって隆起する金属めっき相12
の隆起量に異方性があり、超砥粒11の外周で電鋳薄刃
砥石10の研削方向Dに対して上流側29に比べて下流
側30の方が金属めっき相12の隆起が大きくされてお
り、金属めっき相12からの超砥粒11の露出量が小さ
くされている。
【0031】次に、上記のような構成を備えた本実施の
形態の第一変形例による電鋳薄刃砥石10の製造方法に
ついて、図10を参照しながら説明する。なお、上記の
実施の形態と同一部分には同じ符号を配して説明を省略
または簡略する。図10はブラスト加工に用いるブラス
ト装置20の投射部22を示す要部斜視図である。図1
0に示すように、投射部22の弾性材26の上に載置さ
れた電鋳薄刃砥石10に対して、ブラストノズル23は
電鋳薄刃砥石10の表面の法線方向Nに交差する方向、
すなわち電鋳薄刃砥石10の表面に対して斜め方向に向
けられている。
【0032】上記構成の電鋳薄刃砥石10では、砥粒層
13の表面上から突出した超砥粒11の近傍において、
超砥粒11に向かう金属めっき相12の隆起が小さい
側、すなわち金属めっき相12からの超砥粒11の露出
量が多い側を、電鋳薄刃砥石10の研削方向Dの上流側
29に向けることによって、研削加工時における初期研
削の切れ味を向上することができる。この時、研削方向
Dの下流側30を向く側では、上流側29に比べて金属
めっき相12による裾部18が大きくされているため、
超砥粒11の保持力が強められている。このように、超
砥粒11の保持力と切れ味のバランスを保って電鋳薄刃
砥石10の砥石寿命と被削材の仕上がり面品位を同時に
向上することができる。
【0033】上記のような電鋳薄刃砥石10の製造方法
では、金属めっき相12の表面上から突出した超砥粒1
1の近傍では、ブラスト加工による研磨の効果に異方性
が生じており、電鋳薄刃砥石10の研削方向Dの上流側
29に超砥粒11の露出量が大きい側を形成することに
よって、研削初期の切れ味を向上することができると共
に、下流側30に金属めっき相12による裾部18を大
きく形成することによって超砥粒11の保持力を高める
ことができる。
【0034】なお、本実施の形態の電鋳薄刃砥石10の
製造方法では、ブラスト装置20の投射部22で電鋳薄
刃砥石10が弾性材26の上に載置されるとしたが、こ
れに限定されず、電鋳薄刃砥石10の製造方法の第二変
形例として図11に示すブラスト装置20の投射部22
の要部斜視図のように、電鋳薄刃砥石10が例えば取付
孔14を水平方向に向けてスピンドル31によって回転
可能に固定されるとしてもよい。この場合には、図11
に示すように、電鋳薄刃砥石10の両面を両側から挟み
込むようにして、電鋳薄刃砥石10の表面の法線方向N
と平行に第一ブラストノズル23aと第二ブラストノズ
ル23bとが設置されている。ブラスト加工時には、ス
ピンドル31すなわち電鋳薄刃砥石10が回転軸線Oの
周りに回転させられると共に、第一および第二ブラスト
ノズル23a,23bによって同時に研掃材28が噴射
されて電鋳薄刃砥石10の両面が研磨される。
【0035】上記のような電鋳薄刃砥石10の製造方法
では、ブラスト加工を行う際に、電鋳薄刃砥石10の両
側から同時に研掃材28を噴射することによって、双方
の噴射による衝撃が互いに緩和された状態で金属めっき
相12の表面を削り落とすことができる。このため、例
えば電鋳薄刃砥石10に反りが発生する等の変形や破損
を抑制することができ、寸法精度の高い電鋳薄刃砥石1
0を製作することが可能である。また、電鋳薄刃砥石1
0の両面を一度にブラスト処理することができるため、
製作工程を簡略化することができると共に、金属めっき
相12の表面上からの超砥粒11の突出量や、超砥粒1
1の近傍に形成される金属めっき相12による裾部18
の形状等の砥粒層13の表面状態を電鋳薄刃砥石10の
両面において等しくすることができる。このため、例え
ば切断加工時には電鋳薄刃砥石10の両面で切断状態が
等しくされており、切断方向に蛇行してしまうようなこ
とが防止されて、高精度の加工が可能となる。
【0036】さらに、電鋳薄刃砥石10の製造方法の第
三変形例として図12に示すブラスト装置20の投射部
22の要部斜視図のように、第一および第二ブラストノ
ズル23a,23bは互いに電鋳薄刃砥石10を介して
面対称に配置され、電鋳薄刃砥石10の表面の法線方向
Nに交差する方向から研掃材28を噴射してもよい。こ
の場合には、研掃材28の噴射方向は電鋳薄刃砥石10
の表面に対して斜め方向とされているため、金属めっき
相12の表面上から突出した超砥粒11の近傍におい
て、第一および第二ブラストノズル23a,23bの噴
射口を向く側では、その反対側に比べて金属めっき相1
2の削り落とされる量が多くなっている。ただし、超砥
粒11の近傍以外の部分では、金属めっき相12の表面
は均一に研磨されており、電鋳薄刃砥石10の砥粒層1
3は全体に亘って均一の厚さとされている。
【0037】このような製造方法では、電鋳薄刃砥石1
0の表面の法線方向Nに対して斜め方向から研掃材28
が噴射されるために、第一および第二ブラストノズル2
3a,23bの双方の噴射による衝撃が一層緩和された
状態で金属めっき相12の表面を削り落とすことがで
き、電鋳薄刃砥石10の変形や破損を抑制して寸法精度
の高い電鋳薄刃砥石10を製作することが可能である。
更に、金属めっき相12からの超砥粒11の露出量に異
方性が生じるが、この状態は電鋳薄刃砥石10の両面で
等しくされているため、電鋳薄刃砥石10の初期研削の
切れ味と超砥粒11の保持力を向上していることに加え
て、より一層、研削精度を向上することができる。
【0038】なお、本実施形態では、金属めっき相12
に超砥粒11が分散配置されているとしたが、これに限
定されず、ダイヤモンドやCBN等からなる超砥粒11
のみならず、SiCやAl23 等の一般砥粒も使用可
能である。金属めっき相12を形成する金属粉末は、ニ
ッケル、コバルト、銅等の単体もしくは混合物とした
が、その他の金属であってもよい。なお、本実施形態で
は、電鋳薄刃砥石10の外周部16にブラスト加工を施
して外周部16を研削加工に供する外周刃ブレードとし
たが、これに限定されず、電鋳薄刃砥石10の表面全体
にブラスト加工を施してもよい。また、分散めっき法に
より形成した電鋳薄刃砥石10の表面にラップ加工を施
してからブラスト加工を施すとしたが、これに限定され
ず、ラップ加工を省略してブラスト加工を施してもよ
い。
【0039】次に、本実施の形態による電鋳薄刃砥石1
0を使用して行った研削試験について図13を参照しな
がら説明する。図13は本実施の形態による電鋳薄刃砥
石10を切断試験に使用した状態を示す斜視図である。
円環板状の電鋳薄刃砥石10は、その外径を98mm、
内径を40mm、厚みを0.2mmに形成した。砥粒層
13の金属めっき相12にはニッケルめっきを用いて、
ニッケルめっき中には超砥粒11として平均粒子直径が
20〜30μmのダイヤモンド砥粒を分散配置した。こ
こで、分散めっき法により形成した電鋳薄刃砥石10の
表面にラップ加工およびブラスト加工を施した電鋳薄刃
砥石10を実施例1とし、ラップ加工のみでブラスト加
工を省略した電鋳薄刃砥石10を比較例2とし、ラップ
加工もブラスト加工も省略した電鋳薄刃砥石10を比較
例1とする。
【0040】切断試験は、実施例1と比較例1,2につ
いて、以下の条件によっておこなった。 回転数 :15,000rpm 送り速度 :50mm/min 切り込み :2.5mm クーラント :エマルジョン10%希釈液 被削材 :青板ガラス 被削材寸法 :幅50mm×長さ50mm×厚さ2mm
【0041】上記条件で、送りピッチ1mmにて20本
の切断をおこなった。この時、被削材の切断面における
最大チッピング(μm)の大きさを測定した。この測定
結果と共に、切断試験を行う前に実施例1と比較例1,
2について測定した電鋳薄刃砥石10の厚みのばらつき
(μm)を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】表1に示す結果から、実施例1の電鋳薄刃
砥石10では厚みのばらつきが小さく、高い寸法精度が
得られており、被削材の切断面に発生するチッピングが
抑制されて、仕上がり面品位が向上している。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電鋳薄刃
砥石によれば、砥粒の近傍の少なくとも一部で金属結合
相が隆起しているため、例えば平坦面状の金属結合相か
ら砥粒が突出している場合に比べて、金属結合相による
砥粒の保持力が向上しており、研削抵抗等によって砥粒
が砥粒層の表面上から容易に脱落してしまうことを防ぐ
ことができる。また、金属結合相の表面上から突出した
砥粒に対して、金属結合相からの露出量の多い側を研削
方向の上流側に向けることによって、研削初期における
切れ味を向上することができる。このように、砥粒の保
持力と切れ味のバランスを保って砥石寿命と仕上がり面
品位を同時に向上することができる。
【0045】本発明の電鋳薄刃砥石の製造方法によれ
ば、砥粒層の厚さ寸法の精度を高精度に保ったままで金
属結合相の表面を均一に削り落とすことができると共
に、金属結合相の表面上から突出した砥粒の近傍の少な
くとも一部に金属結合相による裾部を形成することがで
き、初期研削の切れ味を良好にすることに加えて、砥粒
の保持力を向上することが可能である。また、電鋳薄刃
砥石の両側から同時に研掃材を噴射することによって、
双方の噴射による衝撃が互いに緩和された状態で金属結
合相の表面を削り落とすことができ、電鋳薄刃砥石の変
形や破損を抑制して寸法精度の高い電鋳薄刃砥石を製作
することができる。さらに、電鋳薄刃砥石の両面を一度
にブラスト加工するため、製作工程を簡略化することが
できると共に、砥粒層表面の状態を電鋳薄刃砥石の両面
で等しくすることができ高精度の研削加工が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる電鋳薄刃砥石の一実施形態に
ついて示した断面図である。
【図2】 図1に示す電鋳薄刃砥石の内周部の表面付近
を拡大した要部断面図である。
【図3】 図1に示す電鋳薄刃砥石の外周部の表面付近
を拡大した要部断面図である。
【図4】 分散めっき法により形成した電鋳薄刃砥石の
要部断面図である。
【図5】 図4に示す電鋳薄刃砥石の表面にラップ加工
を施した後の状態を示す電鋳薄刃砥石の要部断面図であ
る。
【図6】 図5に示す電鋳薄刃砥石の表面にブラスト加
工を施した後の状態を示す電鋳薄刃砥石の要部断面図で
ある。
【図7】 ブラスト加工に用いるブラスト装置を示す断
面図である。
【図8】 図7に示すブラスト装置の投射部の要部斜視
図である。
【図9】 本実施の形態の第一変形例について示す電鋳
薄刃砥石の外周部の表面付近を拡大した要部断面図であ
る。
【図10】 図9に示す電鋳薄刃砥石の製造に用いるブ
ラスト装置の投射部の要部斜視図である。
【図11】 本実施の形態の第二変形例としてブラスト
装置の投射部を示す要部斜視図である。
【図12】 本実施の形態の第三変形例としてブラスト
装置の投射部を示す要部斜視図である。
【図13】 本実施の形態による電鋳薄刃砥石を切断試
験に使用した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 電鋳薄刃砥石 11 超砥粒 12 金属めっき相 13 砥粒層 14 取付孔 15 内周部 16 外周部 17 切屑排出溝 18 裾部 20 ブラスト装置 21 ブラスト室 22 投射部 23 ブラストノズル 23a 第一ブラストノズル 23b 第二ブラストノズル 26 弾性材 27 固定部材 28 研掃材 31 スピンドル O 回転軸線 N 法線 D 研削方向

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属結合相中に砥粒が分散配置されてな
    る砥粒層を有する電鋳薄刃砥石であって、 少なくとも前記砥粒層の一部では、前記砥粒層の表面上
    から突出した個々の前記砥粒の近傍で、前記金属結合相
    が前記砥粒に向かって隆起していることを特徴とする電
    鋳薄刃砥石。
  2. 【請求項2】 前記砥粒層の表面上から突出した前記砥
    粒の近傍のうち、上記電鋳薄刃砥石の研削方向の上流側
    よりも下流側で前記金属結合相の隆起が大きくされてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の電鋳薄刃砥石。
  3. 【請求項3】 前記砥粒層の厚さが前記砥粒層全体に亘
    って一定とされていることを特徴とする請求項1または
    請求項2のいずれかに記載の電鋳薄刃砥石。
  4. 【請求項4】 金属結合相中に砥粒が分散配置されてな
    る砥粒層を有する電鋳薄刃砥石の製造方法であって、 前記電鋳薄刃砥石を弾性材の上に載置して、前記砥粒層
    の表面にブラスト処理を施すことを特徴とする電鋳薄刃
    砥石の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ブラスト処理は、前記砥粒層表面の
    法線方向に交差する方向から施されることを特徴とする
    請求項4に記載の電鋳薄刃砥石の製造方法。
  6. 【請求項6】 金属結合相中に砥粒が分散配置されてな
    る砥粒層を有する電鋳薄刃砥石の製造方法であって、 前記電鋳薄刃砥石の両側から同時に、前記砥粒層の表面
    にブラスト処理を施すことを特徴とする電鋳薄刃砥石の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ブラスト処理は、前記砥粒層表面の
    法線方向に交差する方向であって、前記電鋳薄刃砥石を
    介して互いに面対称となる方向から施されることを特徴
    とする請求項6に記載の電鋳薄刃砥石の製造方法。
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