JP2000153348A - 配線類の保護構造 - Google Patents

配線類の保護構造

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JP2000153348A
JP2000153348A JP10326642A JP32664298A JP2000153348A JP 2000153348 A JP2000153348 A JP 2000153348A JP 10326642 A JP10326642 A JP 10326642A JP 32664298 A JP32664298 A JP 32664298A JP 2000153348 A JP2000153348 A JP 2000153348A
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JP
Japan
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molten steel
tundish
heat
nozzle
gas
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Pending
Application number
JP10326642A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Muraki
靖徳 村木
Taichi Kuranaga
太一 倉永
Kyoji Watanabe
恭二 渡辺
Akira Kato
加藤  明
Masahiro Moriwaki
正弘 森脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinagawa Refractories Co Ltd
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Shinagawa Refractories Co Ltd
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinagawa Refractories Co Ltd, NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical Shinagawa Refractories Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製鉄プロセス等の所定のプロセスにおいて用
いられ、冷却等のための専用のユーティリティーやハー
ドが不要であり、さらに防熱のための特殊な被覆が不要
な配線の保護構造を提供すること。 【解決手段】 溶融金属を貯留する容器の溶融金属流下
口に設けられたノズル1を加熱する加熱体4の配線類6,8
をノズルに供給する不活性ガスの配管12に挿入し、配線
類6,8を保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製鉄プロセス等に
含まれる高温・高熱プロセスまたは高粉塵プロセスにお
いて電源・信号線、アース線等の配線類を取り込む際
の、防熱、防炎、耐酸化、耐粉塵のために用いられる配
線類の保護方法に関する。
【0002】
【従来の技術】製鉄プロセスにおける高温・高熱プロセ
スまたは高粉塵プロセスにおいて用いられる電源・信号
線、アース線等の配線類は、防熱、防炎、耐酸化、耐粉
塵のために保護する必要がある。例えば、連続鋳造にお
いて、溶鋼を貯留するために用いられる容器であるタン
ディッシュから溶鋼を鋳型に流出させる際に用いるノズ
ル孔の詰まりを防止するためにヒータを用いる場合に
は、ヒータ配線が必要であるが、タンディッシュの周囲
は高温・高熱雰囲気であるため、ヒータ配線を保護する
必要がある。
【0003】このような場合の配線の保護は、一般的に
配線の周囲に水、空気、またはN等を供給して、直接
に配線を冷却する方法や、配線をテフロン、セラミック
ス等の高温耐用性や断熱性のある材料で被覆し、耐熱ケ
ーブル化して保護する方法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、配線の
周囲に水、空気、またはN等を供給して、直接に配線
を冷却する方法の場合には、冷却のための専用のユーテ
ィリティーが必要であり、また、冷却のための媒体を供
給するハードが新たに必要となり、設備コストが高くな
る。また、耐熱ケーブル化して配線を保護する場合に
も、特殊な配線被覆を行わなければならず、やはり設備
コストが高くなってしまう。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、製鉄プロセス等の所定のプロセスにおいて用
いられ、冷却等のための専用のユーティリティーやハー
ドが不要であり、さらに防熱のための特殊な被覆が不要
な配線の保護構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、所定プロセスに使用する配線類を、その
プロセスに使用するプロセスガスの配管に挿入したこと
を特徴とする配線類の保護構造を提供する。
【0007】また、上記保護構造において、前記所定の
プロセスは、製鉄プロセスであることを特徴とする配線
類の保護構造を提供する。
【0008】さらに、溶融金属を貯留する容器の流下口
に設けられたノズルを加熱する加熱体の配線類を前記ノ
ズル孔に供給するアルゴン配管に挿入したことを特徴と
する配線類の保護構造を提供する。
【0009】本発明によれば、プロセスガスの配管に配
線類を挿入することにより配線を保護するので、冷却の
ための専用のユーティリティーやハードが不要となり、
また、配線類に防熱のための特殊な被覆を行うことも不
要となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の
一実施形態に係る配線の保護構造を含むタンディッシュ
の溶鋼流出部を示す断面図である。
【0011】タンディッシュは連続鋳造の際に溶鋼を貯
留する容器であり、その溶鋼流出部は、羽口煉瓦10を
有し、そこに上ノズル1が嵌め込まれている。その中央
部に鉛直方向に沿ってノズル孔2が形成されている。上
ノズル1の下側にはスライディングプレート11が設け
られており、ノズル孔2を開閉することが可能となって
いる。羽口煉瓦10にはノズル孔2に対応するように溶
鋼流出口10aが設けられており、タンディッシュ内の
溶鋼が溶鋼流出口10aを通ってノズル孔2に至るよう
になっている。そして、スライディングプレート11に
よりノズル孔3を開にすることにより、タンディッシュ
内の溶鋼が鋳型(図示せず)に供給されるようになって
いる。
【0012】上ノズル1の下部には、タンディッシュ内
の溶鋼を撹拌するアルゴンガスを供給するためのガス供
給配管12が接続されており、このガス供給配管12を
介して上ノズル1へ供給されたアルゴンガスは、上ノズ
ル1に形成された図示しない細孔を通ってノズル孔2内
の溶鋼に供給される。
【0013】一方、上ノズル1のノズル孔2の外側には
環状の空間部3を有しており、その中はノズル本体2を
加熱するために、ジルコニア、炭化珪素、二珪化モリブ
デン、鉄−アルミニウム−クロム、鉄−ニッケル−クロ
ムなどからなる面状発熱体4が設けられている。面状発
熱体4には電極端子5を介して導線6が接続されてい
る。また、上ノズル1には、その温度を測定するための
熱電対7が埋設されており、この熱電対7には補償導線
8が接続されている。そして、図示しない電源から導線
6および電極端子5を通って発熱体4に通電することに
より発熱体4からジュール熱が発生し、このジュール熱
で上ノズル1が加熱されるようになっている。このよう
に上ノズル1を加熱することにより、スライディングプ
レート11を開にした際にノズル詰まりを防止し、開口
率をほぼ100%にすることができる。なお、この際の
温度コントロールは、熱電対7が検出する温度に基づい
て図示しないコントローラによって行われる。
【0014】本実施の形態においては、これら発熱体4
の導線6および熱電対7の補償導線8は上記ガス配管1
2に挿入されている。ガス配管12は耐熱性を有してい
るため、その中に発熱体4用の導線6および熱電対7の
補償導線8を挿入することにより、これらが溶鋼の熱か
ら保護される。
【0015】このように、上ノズル1に本来的に有して
いるガス配管12に導線6や補償導線8のような配線類
を挿入することにより配線を保護するので、冷却のため
の専用のユーティリティーやハードが不要となり、ま
た、配線類に防熱のための特殊な被覆を行うことや、高
熱・高粉塵環境において通常用いられる耐環境用カバー
も不要となる。また、プロセスガスとして用いられてい
るアルゴンガスは通常、脱気および脱塵されており、し
たがって、従来、冷却エアー使用時に場合によって施さ
れていた脱気および脱塵を省略することができる。
【0016】実際に、図1に示すようなタンディッシュ
の溶鋼流出部の上ノズルに発熱体を設け、タンディッシ
ュ内の溶鋼撹拌のためのアルゴンガスの配管に、30A
の発熱体用電気配線(導線)2本と熱電対補償導線2本
の配線類を図示するように挿入した。そして、タンディ
ッシュ内に溶鋼を保持しつつ撹拌用のアルゴンガスを5
0L/minの流量で配管12内を通って供給した。これ
により、発熱体用の配線と熱電対の補償導線は健全な状
態を保っていた。
【0017】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。図2は本発明の他の実施形態に係る配線の保護構
造を含むタンディッシュの溶鋼流出部を示す断面図であ
る。この実施形態においては、スライディングプレート
11を介して撹拌用のアルゴンガスをノズル孔2内の溶
鋼に供給するガス配管20に配線類を挿入している。
【0018】上記実施の形態と同様、スライディングプ
レート11は、上ノズル1の下側に設けられており、こ
のスライディングプレート11が閉じられた状態におい
てノズル孔2に対応する部分にアルゴンガスをノズル孔
2に供給するための細孔21が設けられており、ガス配
管20からこの細孔21を介してノズル孔2にアルゴン
ガスが供給される。配管20の途中にはヒーター収納部
20aが設けられており、その中にヒーター22が収納
されている。このヒーター22によりガス配管20を通
流するアルゴンガスが加熱され、高温のアルゴンガスが
ノズル孔2に供給され、ノズル孔2内の溶鋼が凝固する
ことが防止される。
【0019】本実施形態においても、ヒーター22の導
線(電気配線)23およびヒーター22の温度を測定す
る熱電対24の補償導線25がガス配管20内に挿入さ
れ、保護されている。したがって、従前の実施形態と同
様、冷却のための専用のユーティリティーやハードが不
要となり、また、配線類に防熱のための特殊な被覆を行
うことや、高熱・高粉塵環境において通常用いられる耐
環境用カバーも不要となる。また、冷却エアー使用時に
場合によって施されていた脱気および脱塵を省略するこ
とができる。
【0020】なお、上記2つの実施形態では、本発明を
タンディッシュの溶鋼流出部に適用した場合について示
したが、それに限らず、プロセスガスを用いかつ配線類
を使用する部分であれば適用可能である。また、製鉄プ
ロセスに限らず、他の高温・高熱プロセスまたは高粉塵
プロセスに適用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
配線類をプロセスガスの配管に挿入したので、製鉄プロ
セス等の所定のプロセスにおいて、配線の冷却等のため
の専用のユーティリティーやハードが不要となり、さら
に防熱のための特殊な被覆が不要となる。したがって、
配線のコスト上昇を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る配線の保護構造を含
むタンディッシュの溶鋼流出部を示す断面図。
【図2】本発明の他の実施形態に係る配線の保護構造を
含むタンディッシュの溶鋼流出部を示す断面図。
【符号の説明】
1……上ノズル 2……ノズル孔 3……空間部 4……発熱体 6,23……導線 7,24……熱電対 8,25……補償導線 10……タンディッシュ羽口煉瓦 11……スライディングプレート 12,20……ガス配管 22……ヒーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉永 太一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 渡辺 恭二 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 加藤 明 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 森脇 正弘 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 品 川白煉瓦株式会社内 Fターム(参考) 4E004 FA01 HA02 4E014 DB01 DC01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定プロセスに使用する配線類を、その
    プロセスに使用するプロセスガスの配管に挿入したこと
    を特徴とする配線類の保護構造。
  2. 【請求項2】 前記所定のプロセスは、製鉄プロセスで
    あることを特徴とする請求項1に記載の配線類の保護構
    造。
  3. 【請求項3】 溶融金属を貯留する容器の溶融金属流下
    口に設けられたノズルを加熱する加熱体の配線類をノズ
    ルに供給する不活性ガスの配管に挿入することを特徴と
    する配線類の保護構造。
JP10326642A 1998-11-17 1998-11-17 配線類の保護構造 Pending JP2000153348A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006150453A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Heraeus Electro-Nite Internatl Nv 冶金学的容器の通過流量の調節方法及び冶金学的容器の底部ノズル
JP6997397B2 (ja) 2020-04-28 2022-01-17 品川リフラクトリーズ株式会社 連続鋳造用耐火物

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JP4658785B2 (ja) * 2004-11-26 2011-03-23 ヘレーウス エレクトロ−ナイト インターナシヨナル エヌ ヴイ 冶金学的容器の通過流量の調節方法及び冶金学的容器の底部ノズル
JP6997397B2 (ja) 2020-04-28 2022-01-17 品川リフラクトリーズ株式会社 連続鋳造用耐火物

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