JP2000151516A - 光伝送システム、光送信機および光受信機 - Google Patents
光伝送システム、光送信機および光受信機Info
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- JP2000151516A JP2000151516A JP10314472A JP31447298A JP2000151516A JP 2000151516 A JP2000151516 A JP 2000151516A JP 10314472 A JP10314472 A JP 10314472A JP 31447298 A JP31447298 A JP 31447298A JP 2000151516 A JP2000151516 A JP 2000151516A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】低コストで高速の情報通信を行うことが可能な
光伝送システム、光送信機および光受信機を提供する。 【解決手段】光送信機1に多値変調回路11と電気/光
変換器12とを備え、送信データ信号をQAM変調信号
の形で、かつ光信号として伝送する。光伝送媒体には、
マルチモード光ファイバ2を使用する。光受信機2に
は、光/電気変換器31と、判定帰還型等化器32と、
多値復調回路33とを備え、QAM変調信号を光電変換
したのち波形整形し、受信復調するようにした。
光伝送システム、光送信機および光受信機を提供する。 【解決手段】光送信機1に多値変調回路11と電気/光
変換器12とを備え、送信データ信号をQAM変調信号
の形で、かつ光信号として伝送する。光伝送媒体には、
マルチモード光ファイバ2を使用する。光受信機2に
は、光/電気変換器31と、判定帰還型等化器32と、
多値復調回路33とを備え、QAM変調信号を光電変換
したのち波形整形し、受信復調するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝送媒体として
マルチモード光ファイバを使用する光伝送システムと、
この光伝送システムにおいて使用される光送信機および
光受信機に関する。
マルチモード光ファイバを使用する光伝送システムと、
この光伝送システムにおいて使用される光送信機および
光受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の通信需要の拡大に伴い、ネットワ
ーク内を伝送される情報の量は増大の一途を辿ってい
る。このような背景から、光ファイバを伝送媒体として
用い、光信号により高速の信号伝送を行う光伝送システ
ムに関する技術開発が盛んに行なわれている。
ーク内を伝送される情報の量は増大の一途を辿ってい
る。このような背景から、光ファイバを伝送媒体として
用い、光信号により高速の信号伝送を行う光伝送システ
ムに関する技術開発が盛んに行なわれている。
【0003】光伝送システムは、ネットワーク間を結ぶ
幹線系のみならず、LAN(LocalArea Network)など
にもその適用範囲が広がってきており、例えば100M
bps程度の伝送速度を有するFDDI(Fiber Distri
buted Data Interface)などとして実現されている。ま
た近年では、ギガビットイーサ(ギガビットクラスの伝
送速度を有するEthernet)などが話題となって
いるように、それ以上の伝送速度の実現が要望されてい
る。
幹線系のみならず、LAN(LocalArea Network)など
にもその適用範囲が広がってきており、例えば100M
bps程度の伝送速度を有するFDDI(Fiber Distri
buted Data Interface)などとして実現されている。ま
た近年では、ギガビットイーサ(ギガビットクラスの伝
送速度を有するEthernet)などが話題となって
いるように、それ以上の伝送速度の実現が要望されてい
る。
【0004】ところで、この種の光伝送システムにあっ
ては、従来からベースバンド方式による信号伝送が行わ
れていた。すなわち、光源から出力される連続光を光変
調器によりオン/オフすることで、2進のデータ列をそ
のまま光のオン/オフに変換して送受信する方式が用い
られていた。しかしながら、この方式により高速のデー
タ伝送を行なうためには、広い帯域の光伝送媒体と広い
周波数応答を持つ光デバイスが必要になるため、装置が
高価になってしまうという不具合があった。
ては、従来からベースバンド方式による信号伝送が行わ
れていた。すなわち、光源から出力される連続光を光変
調器によりオン/オフすることで、2進のデータ列をそ
のまま光のオン/オフに変換して送受信する方式が用い
られていた。しかしながら、この方式により高速のデー
タ伝送を行なうためには、広い帯域の光伝送媒体と広い
周波数応答を持つ光デバイスが必要になるため、装置が
高価になってしまうという不具合があった。
【0005】例えばギガビットクラスの光信号伝送を行
なうためには、それに見合った信号帯域を確保する必要
があり、シングルモードファイバや半導体レーザなどを
使用する必要がある(マルチモードファイバでは、複数
の伝播モード間での遅延時間のずれが生じるために高速
伝送を行うことができない)。これらのデバイスは、現
時点では非常に高価なものであるために、システム構築
の際に大きなコスト負担を強いられることになる。
なうためには、それに見合った信号帯域を確保する必要
があり、シングルモードファイバや半導体レーザなどを
使用する必要がある(マルチモードファイバでは、複数
の伝播モード間での遅延時間のずれが生じるために高速
伝送を行うことができない)。これらのデバイスは、現
時点では非常に高価なものであるために、システム構築
の際に大きなコスト負担を強いられることになる。
【0006】このことは、公共のシステムはともかく、
特に企業内ネットワークに高速の光伝送システムを適用
したいと考える事業者などにとっては大きな負担となる
ために、高速な信号伝送を低コストで実現できるシステ
ムが要望されている。
特に企業内ネットワークに高速の光伝送システムを適用
したいと考える事業者などにとっては大きな負担となる
ために、高速な信号伝送を低コストで実現できるシステ
ムが要望されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
の光伝送システムには、伝送速度向上のためには高価な
デバイスが必要であるために、システム構築の際の負担
が大きいという不具合があった。このほかにも、従来は
ベースバンド方式により信号伝送を行っていたために、
伝送速度の向上が頭打ちになってきているという事情も
ある。
の光伝送システムには、伝送速度向上のためには高価な
デバイスが必要であるために、システム構築の際の負担
が大きいという不具合があった。このほかにも、従来は
ベースバンド方式により信号伝送を行っていたために、
伝送速度の向上が頭打ちになってきているという事情も
ある。
【0008】本発明は上記事情によりなされたもので、
その目的は、低コストで高速の情報通信を行うことが可
能な光伝送システムと、このシステムに使用される光送
信機および光受信機を提供することにある。
その目的は、低コストで高速の情報通信を行うことが可
能な光伝送システムと、このシステムに使用される光送
信機および光受信機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の本発明は、光送信機と光受信機との間の光伝送
媒体としてマルチモード光ファイバを使用する光伝送シ
ステムにあって、前記光送信機に、送信データ信号に多
値変調を施す多値変調手段と、この多値変調手段から出
力される多値変調信号を光信号に変換して前記マルチモ
ード光ファイバに導出する電気/光変換手段とを備え、
前記光受信機に、前記マルチモード光ファイバを介して
伝送される前記光信号を電気信号に変換して前記多値変
調信号を再生出力する多値変調信号再生手段と、この多
値変調信号再生手段から出力される前記多値変調信号を
復調して受信データ信号を再生出力する多値復調手段と
を備えたことを特徴とする。
に第1の本発明は、光送信機と光受信機との間の光伝送
媒体としてマルチモード光ファイバを使用する光伝送シ
ステムにあって、前記光送信機に、送信データ信号に多
値変調を施す多値変調手段と、この多値変調手段から出
力される多値変調信号を光信号に変換して前記マルチモ
ード光ファイバに導出する電気/光変換手段とを備え、
前記光受信機に、前記マルチモード光ファイバを介して
伝送される前記光信号を電気信号に変換して前記多値変
調信号を再生出力する多値変調信号再生手段と、この多
値変調信号再生手段から出力される前記多値変調信号を
復調して受信データ信号を再生出力する多値復調手段と
を備えたことを特徴とする。
【0010】このような手段を講じたことにより、送信
データ信号は、光送信機において多値符号(多値QA
M、CAP、QPSKなど)に変換される。そして、こ
の多値符号に基づく多値変調信号による変調が施された
光信号が、マルチモード光ファイバを介して伝送され、
光受信機において受信復調されることになる。
データ信号は、光送信機において多値符号(多値QA
M、CAP、QPSKなど)に変換される。そして、こ
の多値符号に基づく多値変調信号による変調が施された
光信号が、マルチモード光ファイバを介して伝送され、
光受信機において受信復調されることになる。
【0011】このようにすることで、信号伝送の際の効
率が高められ、詳細は後述するが、例えばギガビットク
ラスの伝送速度を実現することが可能となる。
率が高められ、詳細は後述するが、例えばギガビットク
ラスの伝送速度を実現することが可能となる。
【0012】また、伝送媒体として安価なマルチモード
光ファイバを使用している。もちろん、マルチモード光
ファイバを使用することにより発光素子、受光素子など
も安価なものを使用できる。このため、装置作成、シス
テム構築の際のコストを下げることが可能になる。マル
チモード光ファイバとしては、例えばSI(Step Inde
x)型プラスチックファイバなどを使用できる。
光ファイバを使用している。もちろん、マルチモード光
ファイバを使用することにより発光素子、受光素子など
も安価なものを使用できる。このため、装置作成、シス
テム構築の際のコストを下げることが可能になる。マル
チモード光ファイバとしては、例えばSI(Step Inde
x)型プラスチックファイバなどを使用できる。
【0013】また上記目的を達成するために第2の本発
明は、光送信機と光受信機との間の光伝送媒体としてマ
ルチモード光ファイバを使用する光伝送システムにあっ
て、前記光送信機に、送信データ信号を複数の多値符号
列信号に変換する符号化手段と、この符号化手段から出
力される複数の多値符号列信号を例えばそれぞれ互いに
直交する複数の搬送波周波数信号に割り当て、前記複数
の搬送波周波数信号を各々割り当てられた前記多値符号
列信号に基づき変調し、これらの変調信号を周波数多重
して出力する周波数分割多重手段と、この周波数分割多
重手段からの出力信号を光信号に変換して前記マルチモ
ード光ファイバに導出する電気/光変換手段とを備え、
前記光受信機に、前記マルチモード光ファイバを介して
伝送された前記光信号を電気信号に変換する光/電気変
換手段と、この光/電気変換手段から出力される周波数
多重信号を搬送波周波数ごとに分離して前記複数の多値
符号列信号を再生する周波数分離手段と、この周波数分
離手段で再生される複数の多値符号列信号を復号化して
受信データ信号を再生出力する復号化手段とを備えたこ
とを特徴とする。
明は、光送信機と光受信機との間の光伝送媒体としてマ
ルチモード光ファイバを使用する光伝送システムにあっ
て、前記光送信機に、送信データ信号を複数の多値符号
列信号に変換する符号化手段と、この符号化手段から出
力される複数の多値符号列信号を例えばそれぞれ互いに
直交する複数の搬送波周波数信号に割り当て、前記複数
の搬送波周波数信号を各々割り当てられた前記多値符号
列信号に基づき変調し、これらの変調信号を周波数多重
して出力する周波数分割多重手段と、この周波数分割多
重手段からの出力信号を光信号に変換して前記マルチモ
ード光ファイバに導出する電気/光変換手段とを備え、
前記光受信機に、前記マルチモード光ファイバを介して
伝送された前記光信号を電気信号に変換する光/電気変
換手段と、この光/電気変換手段から出力される周波数
多重信号を搬送波周波数ごとに分離して前記複数の多値
符号列信号を再生する周波数分離手段と、この周波数分
離手段で再生される複数の多値符号列信号を復号化して
受信データ信号を再生出力する復号化手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0014】このような手段を講じたことにより、送信
データ信号は、光送信機において複数の多値符号列に変
換される。そして、この多値符号列に基づき、周波数多
重された複数の変調信号による変調が施された光信号
が、マルチモード光ファイバを介して伝送され、光受信
機において受信復調されることになる。例えば、多値符
号列の各々の多値符号がそれぞれ割り当てられた、それ
ぞれ直交するサブキャリアからなるOFDM信号として
の光信号が、マルチモード光ファイバを介して伝送さ
れ、光受信機において受信復調されることになる。
データ信号は、光送信機において複数の多値符号列に変
換される。そして、この多値符号列に基づき、周波数多
重された複数の変調信号による変調が施された光信号
が、マルチモード光ファイバを介して伝送され、光受信
機において受信復調されることになる。例えば、多値符
号列の各々の多値符号がそれぞれ割り当てられた、それ
ぞれ直交するサブキャリアからなるOFDM信号として
の光信号が、マルチモード光ファイバを介して伝送さ
れ、光受信機において受信復調されることになる。
【0015】このように、周波数多重された複数の信号
を用いることにより、信号帯域を広げる際に、マルチモ
ード光ファイバの特性において周波数応答が小さくなる
領域(モード分散による)を避けることができるように
なる。これにより、上記と同様の効果に加え、信号伝送
の際の効率をさらに高めることが可能となる。
を用いることにより、信号帯域を広げる際に、マルチモ
ード光ファイバの特性において周波数応答が小さくなる
領域(モード分散による)を避けることができるように
なる。これにより、上記と同様の効果に加え、信号伝送
の際の効率をさらに高めることが可能となる。
【0016】また本発明は、光受信機に、前記マルチモ
ード光ファイバを介して伝送された前記光信号を電気信
号に変換する光/電気変換手段と、この光/電気変換手
段から出力される前記電気信号の波形を等化し、光伝送
の際の波形劣化を補正する判定帰還型等化器とを備える
ことを特徴とする。
ード光ファイバを介して伝送された前記光信号を電気信
号に変換する光/電気変換手段と、この光/電気変換手
段から出力される前記電気信号の波形を等化し、光伝送
の際の波形劣化を補正する判定帰還型等化器とを備える
ことを特徴とする。
【0017】このようにすることで、光伝送の際に生じ
た波形歪みが等化される。これにより信号帯域をさらに
広げることが可能となり、伝送速度をさらに高めること
ができるようになる。
た波形歪みが等化される。これにより信号帯域をさらに
広げることが可能となり、伝送速度をさらに高めること
ができるようになる。
【0018】さらに本発明は、受信データ信号につい
て、信号伝送の際の符号誤りを訂正する誤り訂正手段を
具備することを特徴とする。これにより、受信S/N比
に対する制限を緩和することができるので、その分、信
号帯域をさらに広げることが可能となり、その結果伝送
速度をさらに高めることができるようになる。
て、信号伝送の際の符号誤りを訂正する誤り訂正手段を
具備することを特徴とする。これにより、受信S/N比
に対する制限を緩和することができるので、その分、信
号帯域をさらに広げることが可能となり、その結果伝送
速度をさらに高めることができるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0020】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係わる光伝送システムの構成を示すブ
ロック図である。図1において、光送信機1に与えられ
た送信データ信号は、光信号に変換されてマルチモード
光ファイバ2に導かれ、光受信機3まで伝送されて受信
復調され、受信データ信号として出力される。
1の実施の形態に係わる光伝送システムの構成を示すブ
ロック図である。図1において、光送信機1に与えられ
た送信データ信号は、光信号に変換されてマルチモード
光ファイバ2に導かれ、光受信機3まで伝送されて受信
復調され、受信データ信号として出力される。
【0021】光送信機1は、多値変調回路11と電気/
光変換器12とを備えている。多値変調回路11は、送
信データ信号に対して多値直交振幅変調(多値QAM:
Quadrature Amplitude Modulation )方式による変調を
施し、この変調信号を駆動信号として電気/光変換器1
2に与えるものである。電気/光変換器12は、例えば
発光ダイオード(LD)などの発光素子(図示せず)を
備え、上記変調信号に応じて発光素子を駆動することで
変調信号に応じた振幅および位相の光信号を出力し、こ
れをマルチモード光ファイバ2に導くものである。
光変換器12とを備えている。多値変調回路11は、送
信データ信号に対して多値直交振幅変調(多値QAM:
Quadrature Amplitude Modulation )方式による変調を
施し、この変調信号を駆動信号として電気/光変換器1
2に与えるものである。電気/光変換器12は、例えば
発光ダイオード(LD)などの発光素子(図示せず)を
備え、上記変調信号に応じて発光素子を駆動することで
変調信号に応じた振幅および位相の光信号を出力し、こ
れをマルチモード光ファイバ2に導くものである。
【0022】一方、光受信機3は、光/電気変換器31
と、判定帰還型等化器(DFE:Decision Feedback Eq
ualizer )32と、多値復調回路33とを備えている。
マルチモード光ファイバ2を介して光受信機3に伝送さ
れた光信号は、光/電気変換器31により電気信号に変
換され、判定帰還型等化器32に導かれる。この光/電
変換後の電気信号は、判定帰還型等化器32により等化
され、多値復調回路33に与えられてデータ列が復調さ
れ、受信データ信号として出力される。
と、判定帰還型等化器(DFE:Decision Feedback Eq
ualizer )32と、多値復調回路33とを備えている。
マルチモード光ファイバ2を介して光受信機3に伝送さ
れた光信号は、光/電気変換器31により電気信号に変
換され、判定帰還型等化器32に導かれる。この光/電
変換後の電気信号は、判定帰還型等化器32により等化
され、多値復調回路33に与えられてデータ列が復調さ
れ、受信データ信号として出力される。
【0023】図2に判定帰還型等化器32の構成例を示
す。判定帰還型等化器32は、識別器6の前段に配置さ
れたトランスバーサルフィルタ4と、後段に配置された
フィードバック回路5と、減算器7とを備えている。
す。判定帰還型等化器32は、識別器6の前段に配置さ
れたトランスバーサルフィルタ4と、後段に配置された
フィードバック回路5と、減算器7とを備えている。
【0024】トランスバーサルフィルタ4は、遅延回路
411〜41Nと、係数乗算器421〜42Mと、加算
器43とを備えている。ここで、遅延回路411〜41
Nにおける単位遅延時間T′は、QAM変調におけるシ
ンボル周期Tの整数分の1に取るのが一般的である。係
数乗算器421〜42Mにおける乗算係数C−N〜C N
は、受信波形と識別器6における誤差信号をもとに反復
計算により最適値に収束させる(適応制御)。
411〜41Nと、係数乗算器421〜42Mと、加算
器43とを備えている。ここで、遅延回路411〜41
Nにおける単位遅延時間T′は、QAM変調におけるシ
ンボル周期Tの整数分の1に取るのが一般的である。係
数乗算器421〜42Mにおける乗算係数C−N〜C N
は、受信波形と識別器6における誤差信号をもとに反復
計算により最適値に収束させる(適応制御)。
【0025】すなわち、光/電変換器31から出力され
た光/電変換信号は、トランスバーサルフィルタ4に与
えられ、直列に接続された遅延回路411〜41Nによ
り順次単位遅延時間T′だけ遅延される。これらの遅延
信号(遅延回路を介さないものも含む)は、係数乗算器
421〜42Mによりそれぞれ乗算係数C−N〜CNが
かけられ、加算器43にて結合されたのち減算器7に与
えられる。上記の作用によりトランスバーサルフィルタ
4においては、いわゆる畳み込み演算が行なわれること
になる。
た光/電変換信号は、トランスバーサルフィルタ4に与
えられ、直列に接続された遅延回路411〜41Nによ
り順次単位遅延時間T′だけ遅延される。これらの遅延
信号(遅延回路を介さないものも含む)は、係数乗算器
421〜42Mによりそれぞれ乗算係数C−N〜CNが
かけられ、加算器43にて結合されたのち減算器7に与
えられる。上記の作用によりトランスバーサルフィルタ
4においては、いわゆる畳み込み演算が行なわれること
になる。
【0026】一方、フィードバック回路5も、遅延回路
511〜51Nと、係数乗算器521〜52Nと、加算
器53とを備えている。ここで、各遅延回路511〜5
1Nにおける単位遅延時間Tはシンボル周期Tと等し
い。また上記と同様に、係数乗算器521〜52Nの乗
算係数b1〜bNも、識別された信号と識別器6におけ
る誤差信号をもとに反復計算により最適値に収束させる
ことになる。
511〜51Nと、係数乗算器521〜52Nと、加算
器53とを備えている。ここで、各遅延回路511〜5
1Nにおける単位遅延時間Tはシンボル周期Tと等し
い。また上記と同様に、係数乗算器521〜52Nの乗
算係数b1〜bNも、識別された信号と識別器6におけ
る誤差信号をもとに反復計算により最適値に収束させる
ことになる。
【0027】すなわち、識別器6から出力された識別信
号は分岐され、その一方が(他方は多値復調回路に入力
される)フィードバック回路5に与えられ、直列に接続
された遅延回路511〜51Nにより順次単位遅延時間
Tだけ遅延される。これらの遅延信号に、係数乗算器5
21〜52Nによりそれぞれ乗算係数b1〜bNがかけ
られ、加算器53にて結合される(畳み込み演算)。そ
して、この加算器53からの出力信号が減算器7に送ら
れてトランスバーサルフィルタ4の出力信号から減算さ
れ、これが識別器6にフィードバックされる。
号は分岐され、その一方が(他方は多値復調回路に入力
される)フィードバック回路5に与えられ、直列に接続
された遅延回路511〜51Nにより順次単位遅延時間
Tだけ遅延される。これらの遅延信号に、係数乗算器5
21〜52Nによりそれぞれ乗算係数b1〜bNがかけ
られ、加算器53にて結合される(畳み込み演算)。そ
して、この加算器53からの出力信号が減算器7に送ら
れてトランスバーサルフィルタ4の出力信号から減算さ
れ、これが識別器6にフィードバックされる。
【0028】以上のような判定帰還型等化器32の作用
により、光/電気変換器31から出力される信号波形が
等化され、マルチモード光ファイバ2における伝送路歪
みが補正される。ところで、コア部の屈折率が一様で複
数の伝播モードを持つ光伝送媒体(ステップインデック
ス型マルチモードファイバ)においては、伝播遅延によ
る帯域制限と、伝送損失による信号雑音比(以下、S/
N比)の劣化との兼ね合いにより伝送帯域が決定され
る。伝播遅延による3dB減衰帯域幅Bdは、コアの屈
折率n1、比屈折率差△、及び、伝送距離lを用いて次
の式で表わされる。
により、光/電気変換器31から出力される信号波形が
等化され、マルチモード光ファイバ2における伝送路歪
みが補正される。ところで、コア部の屈折率が一様で複
数の伝播モードを持つ光伝送媒体(ステップインデック
ス型マルチモードファイバ)においては、伝播遅延によ
る帯域制限と、伝送損失による信号雑音比(以下、S/
N比)の劣化との兼ね合いにより伝送帯域が決定され
る。伝播遅延による3dB減衰帯域幅Bdは、コアの屈
折率n1、比屈折率差△、及び、伝送距離lを用いて次
の式で表わされる。
【0029】
【数1】
【0030】そこで、Bの帯域を持つ信号を伝送したと
きの受信信号対雑音比(S/N比)SNを求めると、受
光最大電流Ip、回路雑音Inを用いて次のように表わ
される。
きの受信信号対雑音比(S/N比)SNを求めると、受
光最大電流Ip、回路雑音Inを用いて次のように表わ
される。
【0031】
【数2】
【0032】送信信号の帯域がBdであるときのS/N
比が、システム要求より定められる所定の符号誤り率を
与えるS/N比より大きい場合には、伝送帯域は伝播遅
延により制限されることになる。この時、本実施形態に
示すような多値変調を用いた信号伝送が意義を持つこと
になり、1シンボルで伝送できるビット数nの最大値は
受信信号のS/N比により定められる。
比が、システム要求より定められる所定の符号誤り率を
与えるS/N比より大きい場合には、伝送帯域は伝播遅
延により制限されることになる。この時、本実施形態に
示すような多値変調を用いた信号伝送が意義を持つこと
になり、1シンボルで伝送できるビット数nの最大値は
受信信号のS/N比により定められる。
【0033】図3に、QAM方式を用いたときの受信S
/Nと符号誤り率の関係を示す。例えば受信S/N比と
して16.1dB以上が確保される場合には、4QAM
によるn=2の伝送が可能であり、23.2dB以上が
確保された場合には、16QAMによるn=4の伝送が
可能である。
/Nと符号誤り率の関係を示す。例えば受信S/N比と
して16.1dB以上が確保される場合には、4QAM
によるn=2の伝送が可能であり、23.2dB以上が
確保された場合には、16QAMによるn=4の伝送が
可能である。
【0034】次に、本実施形態における光伝送システム
に対して具体的な数値を当てはめたシミュレーション結
果を紹介する。ここでは、光送信機1、マルチモード光
ファイバ2、光受信機3のそれぞれにつき以下の諸特性
を仮定する。 光送信機1: 送信パワー=−3dBm マルチモード光ファイバ2: 伝送損失=130dB/km n1(コアの屈折率)=1.5 △(比屈折率差)=1.2% 光受信機3: In(回路雑音)=5pA/√Hz M(増幅率:APD)=15 x(過剰雑音指数:APD)=0.4 なお、マルチモード光ファイバ2としてSI(Step Ind
ex)型プラスチックファイバ(POF:Plastic Optica
l Fiber )を使用し、QAM信号を伝送するものとし
た。
に対して具体的な数値を当てはめたシミュレーション結
果を紹介する。ここでは、光送信機1、マルチモード光
ファイバ2、光受信機3のそれぞれにつき以下の諸特性
を仮定する。 光送信機1: 送信パワー=−3dBm マルチモード光ファイバ2: 伝送損失=130dB/km n1(コアの屈折率)=1.5 △(比屈折率差)=1.2% 光受信機3: In(回路雑音)=5pA/√Hz M(増幅率:APD)=15 x(過剰雑音指数:APD)=0.4 なお、マルチモード光ファイバ2としてSI(Step Ind
ex)型プラスチックファイバ(POF:Plastic Optica
l Fiber )を使用し、QAM信号を伝送するものとし
た。
【0035】(シミュレーション1)まず、比較のた
め、光受信機3における判定帰還型等化器32を使用し
ない(したがって、光/電気変換器31の出力が、その
まま多値復調回路33に与えられる)場合を検討する。
これは、マルチモード光ファイバ2の3dB減衰の帯域
内で信号伝送を行なう場合に対応する。このような場合
のシミュレーション結果を図4に示す。図4(a)は、
受光素子としてPin−PD(フォトダイオード)を用
いた場合の伝送距離と伝送容量の関係を、図4(b)
は、APD(アバランシェフォトダイオード)を用いた
場合をそれぞれ示している。これらの図から判るよう
に、伝送距離が100mの場合には、Pin−PDを用
いると256QAMにより800bpsの伝送速度を達
成することが可能となり、APDを用いると1024Q
AMにより1.0Gbpsの伝送速度を達成することが
可能となる。
め、光受信機3における判定帰還型等化器32を使用し
ない(したがって、光/電気変換器31の出力が、その
まま多値復調回路33に与えられる)場合を検討する。
これは、マルチモード光ファイバ2の3dB減衰の帯域
内で信号伝送を行なう場合に対応する。このような場合
のシミュレーション結果を図4に示す。図4(a)は、
受光素子としてPin−PD(フォトダイオード)を用
いた場合の伝送距離と伝送容量の関係を、図4(b)
は、APD(アバランシェフォトダイオード)を用いた
場合をそれぞれ示している。これらの図から判るよう
に、伝送距離が100mの場合には、Pin−PDを用
いると256QAMにより800bpsの伝送速度を達
成することが可能となり、APDを用いると1024Q
AMにより1.0Gbpsの伝送速度を達成することが
可能となる。
【0036】さらに、光送信機1における多値変調回路
11、および光受信機3における多値復調回路33にお
いて前方誤り訂正(FEC:Forward Error Correctio
n)を施すと、伝送誤りに対する耐性がさらに高められ
る。例えば10−3程度の誤り率が10−10程度にま
で改善されるため、多値変調を施す際に必要なS/N比
が緩和される。一例として、239byteのデータに
16byteの誤り訂正符号を付加した場合の伝送距離
と伝送容量との関係を図5に示す。図5(a)はpin
−PDを用いた場合、図5(b)はAPDを用いた場合
である。
11、および光受信機3における多値復調回路33にお
いて前方誤り訂正(FEC:Forward Error Correctio
n)を施すと、伝送誤りに対する耐性がさらに高められ
る。例えば10−3程度の誤り率が10−10程度にま
で改善されるため、多値変調を施す際に必要なS/N比
が緩和される。一例として、239byteのデータに
16byteの誤り訂正符号を付加した場合の伝送距離
と伝送容量との関係を図5に示す。図5(a)はpin
−PDを用いた場合、図5(b)はAPDを用いた場合
である。
【0037】図5から判るように、100mのSI型プ
ラスチックファイバ伝送においては、Pin−PDを用
いると、1024QAM変調により938Mbpsの伝
送速度を達成することが可能となり、APDを用いる
と、4096QAM変調により1.1Gbpsの伝送速
度を達成することが可能となる。
ラスチックファイバ伝送においては、Pin−PDを用
いると、1024QAM変調により938Mbpsの伝
送速度を達成することが可能となり、APDを用いる
と、4096QAM変調により1.1Gbpsの伝送速
度を達成することが可能となる。
【0038】さて、(シミュレーション1)では、マル
チモード光ファイバ2の3dB減衰の帯域内で信号伝送
を行なう場合について検討した。しかしながら、マルチ
モード光ファイバを使用することならではの利点とし
て、3dB減衰の帯域fcを超える周波数領域を利用す
ることにより伝送容量を増加させられることが挙げられ
る。
チモード光ファイバ2の3dB減衰の帯域内で信号伝送
を行なう場合について検討した。しかしながら、マルチ
モード光ファイバを使用することならではの利点とし
て、3dB減衰の帯域fcを超える周波数領域を利用す
ることにより伝送容量を増加させられることが挙げられ
る。
【0039】(シミュレーション2)判定帰還型等化器
32を設けることにより、fc以上の周波数領域を利用
することが可能となる。判定帰還型等化器32を使用す
ることで、伝送の際の波形劣化を補正でき、伝播遅延に
よる帯域制限を緩和することができるからである。ここ
で、補正可能な帯域幅は、判定帰還型等化器32におけ
るトランスバーサルフィルタ4の段数と単位遅延時間
T′に依存する。
32を設けることにより、fc以上の周波数領域を利用
することが可能となる。判定帰還型等化器32を使用す
ることで、伝送の際の波形劣化を補正でき、伝播遅延に
よる帯域制限を緩和することができるからである。ここ
で、補正可能な帯域幅は、判定帰還型等化器32におけ
るトランスバーサルフィルタ4の段数と単位遅延時間
T′に依存する。
【0040】例えば、単位遅延時間T′をシンボル速度
の基本周期Tに設定し、トランスバーサルフィルタ4の
段数を7段とした判定帰還型等化器32では、伝播遅延
による帯域制限の約2倍までのシンボル伝送が可能であ
り、単位遅延時間T′をシンボル速度の基本周期の半分
であるT/2に設定した11段の判定帰還型等化器32
では、約4倍までのシンボル伝送が可能になる。判定帰
還型等化器32の単位遅延時間T′をさらに小さく設定
し、段数を増やすと、より広帯域の信号伝送が可能にな
る。
の基本周期Tに設定し、トランスバーサルフィルタ4の
段数を7段とした判定帰還型等化器32では、伝播遅延
による帯域制限の約2倍までのシンボル伝送が可能であ
り、単位遅延時間T′をシンボル速度の基本周期の半分
であるT/2に設定した11段の判定帰還型等化器32
では、約4倍までのシンボル伝送が可能になる。判定帰
還型等化器32の単位遅延時間T′をさらに小さく設定
し、段数を増やすと、より広帯域の信号伝送が可能にな
る。
【0041】但し、伝送帯域を広くすると受信S/N比
が劣化するため、最大の伝送容量はS/N比により制限
される。図6に、100mのSI型プラスチックファイ
バ伝送における、QAM変調を使用した場合のシンボル
速度と最大伝送容量との関係を示す。図6(a)はpi
n−PDとFECを用いた場合、図6(b)はAPDと
FECを用いた場合で、光受信機3の条件は図4と同様
にした。
が劣化するため、最大の伝送容量はS/N比により制限
される。図6に、100mのSI型プラスチックファイ
バ伝送における、QAM変調を使用した場合のシンボル
速度と最大伝送容量との関係を示す。図6(a)はpi
n−PDとFECを用いた場合、図6(b)はAPDと
FECを用いた場合で、光受信機3の条件は図4と同様
にした。
【0042】図6(a)では、240MBaudの64
QAMで、伝送容量が1.46Gbpsで最大になり、
APDを用いた場合には、1.34GBaudの16Q
AMで、伝送容量が5.0Gbpsで最大になる。
QAMで、伝送容量が1.46Gbpsで最大になり、
APDを用いた場合には、1.34GBaudの16Q
AMで、伝送容量が5.0Gbpsで最大になる。
【0043】図6から判るように、本実施形態において
は伝送容量が最大となる信号帯域が存在する。これは、
シンボル速度を増加させることによる伝送容量増加と、
受信帯域を増加させることによるS/N比の劣化のバラ
ンスにより決定される。従って、実際のシステム設計に
おいては、伝送容量を最大化するように信号帯域を定め
ることが望ましい。
は伝送容量が最大となる信号帯域が存在する。これは、
シンボル速度を増加させることによる伝送容量増加と、
受信帯域を増加させることによるS/N比の劣化のバラ
ンスにより決定される。従って、実際のシステム設計に
おいては、伝送容量を最大化するように信号帯域を定め
ることが望ましい。
【0044】このように本実施形態では、光送信機1に
多値変調回路11と電気/光変換器12とを備え、送信
データ信号をQAM変調信号の形で、かつ光信号として
伝送する。光伝送媒体には、マルチモード光ファイバ2
を使用する。光受信機2には、光/電気変換器31と、
判定帰還型等化器32と、多値復調回路33とを備え、
QAM変調信号を光電変換したのち波形整形し、受信復
調するようにしている。
多値変調回路11と電気/光変換器12とを備え、送信
データ信号をQAM変調信号の形で、かつ光信号として
伝送する。光伝送媒体には、マルチモード光ファイバ2
を使用する。光受信機2には、光/電気変換器31と、
判定帰還型等化器32と、多値復調回路33とを備え、
QAM変調信号を光電変換したのち波形整形し、受信復
調するようにしている。
【0045】このような構成にしたことにより、信号伝
送の際の効率を従来のベースバンド方式に比較して大幅
に高めることができ、その結果、信号伝送速度を高速に
することが可能となる。また判定帰還型等化器32を使
用することで、マルチモード光ファイバ2のモード分散
による帯域制限を超えた信号伝送が可能になり、このこ
とによっても伝送速度を高められる。
送の際の効率を従来のベースバンド方式に比較して大幅
に高めることができ、その結果、信号伝送速度を高速に
することが可能となる。また判定帰還型等化器32を使
用することで、マルチモード光ファイバ2のモード分散
による帯域制限を超えた信号伝送が可能になり、このこ
とによっても伝送速度を高められる。
【0046】また、マルチモード光ファイバ2としてS
I型(Graded Index型でなく)プラスチックファイバを
使用しているので、システム構築を低コストで行える。
もちろん、費用が許せば、Graded Index型マルチモード
ファイバを使用しても一向に構わない。
I型(Graded Index型でなく)プラスチックファイバを
使用しているので、システム構築を低コストで行える。
もちろん、費用が許せば、Graded Index型マルチモード
ファイバを使用しても一向に構わない。
【0047】また、プラスチックファイバを使用するこ
とによる別の利点として、ファイバの接続が(ガラスフ
ァイバに比較して)容易であることが挙げられる。これ
により、システム構築の際の作業負担を軽減することが
可能となる。
とによる別の利点として、ファイバの接続が(ガラスフ
ァイバに比較して)容易であることが挙げられる。これ
により、システム構築の際の作業負担を軽減することが
可能となる。
【0048】(第2の実施の形態)図7は、本発明の第
2の実施の形態に係わる光伝送システムの構成を示すブ
ロック図である。なお、図7において図1と共通する部
分には同一の符号を付して示し、ここでは異なる部分に
ついてのみ説明する。本実施の形態では、上記第1の実
施の形態と比較して光送信機、光受信機の構成において
異なっており、区別のためにそれぞれ符号を8、9とし
て付す。
2の実施の形態に係わる光伝送システムの構成を示すブ
ロック図である。なお、図7において図1と共通する部
分には同一の符号を付して示し、ここでは異なる部分に
ついてのみ説明する。本実施の形態では、上記第1の実
施の形態と比較して光送信機、光受信機の構成において
異なっており、区別のためにそれぞれ符号を8、9とし
て付す。
【0049】光送信機8は、直列/並列変換回路81
と、多値変調回路82と、周波数多重回路83と、電気
/光変換器12とを備えている。直列/並列変換回路8
1は、シリアルデータとしての送信データ信号を所定の
ビット数(周波数多重回路83において多重される信号
数分)のパラレルデータに変換するものである。多値変
調回路82は、上記パラレルデータに基づき多値QAM
方式による変調信号を出力する。周波数多重回路83
は、この変調信号を周波数多重し、この多重信号を駆動
信号として電気/光変換器12に与えるものである。
と、多値変調回路82と、周波数多重回路83と、電気
/光変換器12とを備えている。直列/並列変換回路8
1は、シリアルデータとしての送信データ信号を所定の
ビット数(周波数多重回路83において多重される信号
数分)のパラレルデータに変換するものである。多値変
調回路82は、上記パラレルデータに基づき多値QAM
方式による変調信号を出力する。周波数多重回路83
は、この変調信号を周波数多重し、この多重信号を駆動
信号として電気/光変換器12に与えるものである。
【0050】一方、光受信機9は、光/電気変換器31
と、周波数分離回路91と、多値復調回路92と、並列
/直列変換回路93とを備えている。マルチモード光フ
ァイバ2を伝送された光信号は、光/電気変換器31に
より電気信号に変換され、周波数分離回路91に導かれ
る。この周波数分離回路91により、光/電変換後の電
気信号が複数の信号列に変換され、この複数の信号列が
多値復調回路33に与えられる。多値復調回路33で
は、与えられた信号列から複数のデータ列が復号化さ
れ、パラレルデータが出力される。このパラレルデータ
は、並列/直列変換回路93により、シリアルデータに
変換され、受信データ信号として出力される。
と、周波数分離回路91と、多値復調回路92と、並列
/直列変換回路93とを備えている。マルチモード光フ
ァイバ2を伝送された光信号は、光/電気変換器31に
より電気信号に変換され、周波数分離回路91に導かれ
る。この周波数分離回路91により、光/電変換後の電
気信号が複数の信号列に変換され、この複数の信号列が
多値復調回路33に与えられる。多値復調回路33で
は、与えられた信号列から複数のデータ列が復号化さ
れ、パラレルデータが出力される。このパラレルデータ
は、並列/直列変換回路93により、シリアルデータに
変換され、受信データ信号として出力される。
【0051】周波数多重回路83、周波数分離回路91
は、それぞれ逆フーリエ変換回路、およびフーリエ変換
回路により容易に実現可能である。このようなフーリエ
変換を利用するデジタル変調方式として、直交周波数多
重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multip
lex )変調方式などを挙げることができる。
は、それぞれ逆フーリエ変換回路、およびフーリエ変換
回路により容易に実現可能である。このようなフーリエ
変換を利用するデジタル変調方式として、直交周波数多
重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multip
lex )変調方式などを挙げることができる。
【0052】OFDMとは、それぞれ直交する複数の
(例えば数百もの)サブキャリアのそれぞれにQAM
(あるいはCAP、QPSKなど)シンボル点を割り当
て、周波数多重して伝送する方式である。ここで、i番
目のOFDM信号(サブキャリア)の受信信号対雑音比
SNiを、受光最大電流Ipt(光/電気変換器3
1)、i番目の信号成分をIpi、i番目の信号帯域を
Bi、回路雑音をInとして次のように表すことができ
る。
(例えば数百もの)サブキャリアのそれぞれにQAM
(あるいはCAP、QPSKなど)シンボル点を割り当
て、周波数多重して伝送する方式である。ここで、i番
目のOFDM信号(サブキャリア)の受信信号対雑音比
SNiを、受光最大電流Ipt(光/電気変換器3
1)、i番目の信号成分をIpi、i番目の信号帯域を
Bi、回路雑音をInとして次のように表すことができ
る。
【0053】
【数3】
【0054】周波数多重された各サブキャリアにおける
受信信号のS/N比より、各サブキャリアにて送信可能
な最大のビット数を定めることができる。次に、本実施
形態における光伝送システムに対して具体的な数値を当
てはめたシミュレーション結果を紹介する。ここでは、
光送信機8、マルチモード光ファイバ2、光受信機9の
それぞれにつき以下の諸特性を仮定する。 光送信機8: 送信パワー=−3dBm マルチモード光ファイバ2: 伝送損失=130dB/km、n1(コアの屈折率)=
1.5、△(比屈折率差)=1.2% 光受信機9: In(回路雑音)=3pA/√Hz(上記第1の実施形
態と異なるのはこれのみ) M(増幅率:APD)=15、x(過剰雑音指数:AP
D)=0.4 なお、マルチモード光ファイバ2としてSI型プラスチ
ックファイバ(POF)を使用し、OFDM信号を伝送
するものとした。ここでは、それぞれ2MHzの帯域を
有するサブキャリア200個で100mのOFDM伝送
を行なった時の、各サブキャリアにおける受信S/N比
を考える。
受信信号のS/N比より、各サブキャリアにて送信可能
な最大のビット数を定めることができる。次に、本実施
形態における光伝送システムに対して具体的な数値を当
てはめたシミュレーション結果を紹介する。ここでは、
光送信機8、マルチモード光ファイバ2、光受信機9の
それぞれにつき以下の諸特性を仮定する。 光送信機8: 送信パワー=−3dBm マルチモード光ファイバ2: 伝送損失=130dB/km、n1(コアの屈折率)=
1.5、△(比屈折率差)=1.2% 光受信機9: In(回路雑音)=3pA/√Hz(上記第1の実施形
態と異なるのはこれのみ) M(増幅率:APD)=15、x(過剰雑音指数:AP
D)=0.4 なお、マルチモード光ファイバ2としてSI型プラスチ
ックファイバ(POF)を使用し、OFDM信号を伝送
するものとした。ここでは、それぞれ2MHzの帯域を
有するサブキャリア200個で100mのOFDM伝送
を行なった時の、各サブキャリアにおける受信S/N比
を考える。
【0055】本実施の形態では、良好なS/Nを確保す
ることのできる周波数域では割り当てビット数を多くし
て伝送レートを稼ぎ、逆に伝送不可となるポイント近辺
の周波数域では割り当てビット数を少なくして伝送品質
の劣化を防ぐようにする。
ることのできる周波数域では割り当てビット数を多くし
て伝送レートを稼ぎ、逆に伝送不可となるポイント近辺
の周波数域では割り当てビット数を少なくして伝送品質
の劣化を防ぐようにする。
【0056】図8に、OFDM伝送(100m)を行な
った場合の、信号総帯域と伝送容量との関係を示す。こ
こでは、光/電気変換器31にpin−PDまたはAP
Dを用い、それぞれにつきFECの有る場合とない場合
とに分けてシミュレーションを行った。
った場合の、信号総帯域と伝送容量との関係を示す。こ
こでは、光/電気変換器31にpin−PDまたはAP
Dを用い、それぞれにつきFECの有る場合とない場合
とに分けてシミュレーションを行った。
【0057】pin−PDを用いた場合、FEC無しで
0〜140MHzの帯域を利用して890Mbps、F
EC有りで0〜270MHzの帯域を利用して1.15
Gbpsの信号伝送が可能となる。
0〜140MHzの帯域を利用して890Mbps、F
EC有りで0〜270MHzの帯域を利用して1.15
Gbpsの信号伝送が可能となる。
【0058】一方、APDを用いた場合、FEC無しで
0〜620MHzの帯域を利用して1.8Gbps、F
EC有りで0〜640MHzの帯域を利用して2.6G
bpsの信号伝送を行なうことが可能となる。
0〜620MHzの帯域を利用して1.8Gbps、F
EC有りで0〜640MHzの帯域を利用して2.6G
bpsの信号伝送を行なうことが可能となる。
【0059】図8から判るように、本実施の形態におい
ても伝送容量が最大となる信号帯域が存在する。これ
は、周波数多重する信号を増加させることによる伝送容
量増加と、受信帯域が増加することによるS/N比の劣
化とのバランスにより決定される。従って、実際のシス
テム設計においては、伝送容量を最大化するように信号
帯域を定めることが望ましい。
ても伝送容量が最大となる信号帯域が存在する。これ
は、周波数多重する信号を増加させることによる伝送容
量増加と、受信帯域が増加することによるS/N比の劣
化とのバランスにより決定される。従って、実際のシス
テム設計においては、伝送容量を最大化するように信号
帯域を定めることが望ましい。
【0060】このように本実施形態では、光送信機8に
直列/並列変換回路81と、多値変調回路82と、周波
数多重回路83と、電気/光変換器12とを備え、シリ
アルの送信データ信号をパラレルに変換し、このパラレ
ルデータに基づき多値QAM方式による変調信号を施し
た信号をOFDM方式のサブキャリアのそれぞれに割り
当て、周波数多重して伝送する。すなわち、送信データ
信号をOFDM方式により、かつ光信号として伝送す
る。光伝送媒体には、マルチモード光ファイバ2を使用
する。光受信機9には、光/電気変換器31と、周波数
分離回路91と、多値復調回路92と、並列/直列変換
回路93とを備え、OFDM信号を光電変換したのち周
波数分離し、多値復調した信号からシリアルの受信デー
タ信号を再生するようにしている。また、マルチモード
光ファイバ2の特性において、伝送可能な周波数帯域に
サブキャリアの周波数を割り当て、またその伝送ビット
数も最適に割り当てるようにしている。
直列/並列変換回路81と、多値変調回路82と、周波
数多重回路83と、電気/光変換器12とを備え、シリ
アルの送信データ信号をパラレルに変換し、このパラレ
ルデータに基づき多値QAM方式による変調信号を施し
た信号をOFDM方式のサブキャリアのそれぞれに割り
当て、周波数多重して伝送する。すなわち、送信データ
信号をOFDM方式により、かつ光信号として伝送す
る。光伝送媒体には、マルチモード光ファイバ2を使用
する。光受信機9には、光/電気変換器31と、周波数
分離回路91と、多値復調回路92と、並列/直列変換
回路93とを備え、OFDM信号を光電変換したのち周
波数分離し、多値復調した信号からシリアルの受信デー
タ信号を再生するようにしている。また、マルチモード
光ファイバ2の特性において、伝送可能な周波数帯域に
サブキャリアの周波数を割り当て、またその伝送ビット
数も最適に割り当てるようにしている。
【0061】このようにしたので、マルチモード光ファ
イバ2モード分散による伝送速度の制限を取り除くこと
が可能となる。その結果、信号伝送の際の効率をさらに
高めることができるようになり、さらなる信号伝送速度
の向上を図ることが可能となる。また、OFDMでは、
個々のサブキャリアの帯域は狭いので、判定帰還型等化
器を使用しなくとも良く、これにより装置の簡略化を図
れる。もちろん、判定帰還型等化器を使用しても一向に
構わない。また、伝送媒体としてマルチモード光ファイ
バ2を使用することにより、上記第1の実施の形態に示
したと同様の効果を得られることは言うまでもない。
イバ2モード分散による伝送速度の制限を取り除くこと
が可能となる。その結果、信号伝送の際の効率をさらに
高めることができるようになり、さらなる信号伝送速度
の向上を図ることが可能となる。また、OFDMでは、
個々のサブキャリアの帯域は狭いので、判定帰還型等化
器を使用しなくとも良く、これにより装置の簡略化を図
れる。もちろん、判定帰還型等化器を使用しても一向に
構わない。また、伝送媒体としてマルチモード光ファイ
バ2を使用することにより、上記第1の実施の形態に示
したと同様の効果を得られることは言うまでもない。
【0062】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れるものではない。
れるものではない。
【0063】例えば上記各実施の形態では、ディジタル
変調方式としてQAM変調を使用した場合を考察した
が、他のディジタル変調方式であるCAP(Carrierles
s Amplitude/Phase modulation)変調、QPSK(Quad
rature Phase Shift Keying )変調などを利用すること
も可能である。また、多重化方式としても他の任意の方
式を用いることができる。
変調方式としてQAM変調を使用した場合を考察した
が、他のディジタル変調方式であるCAP(Carrierles
s Amplitude/Phase modulation)変調、QPSK(Quad
rature Phase Shift Keying )変調などを利用すること
も可能である。また、多重化方式としても他の任意の方
式を用いることができる。
【0064】また、上記各実施の形態においては、主に
100mのSI型プラスチックファイバを使用した場合
について検討したが、マルチモード光ファイバ2の周波
数応答特性はその材質や長さにより変化するため、伝送
路に合わせたシステム設計を行なう必要がある。あるい
は、伝送路の特性を検出する回路と、検出された伝送路
特性からシステムパラメータを動的に制御する回路を付
加するようにしてもよい。
100mのSI型プラスチックファイバを使用した場合
について検討したが、マルチモード光ファイバ2の周波
数応答特性はその材質や長さにより変化するため、伝送
路に合わせたシステム設計を行なう必要がある。あるい
は、伝送路の特性を検出する回路と、検出された伝送路
特性からシステムパラメータを動的に制御する回路を付
加するようにしてもよい。
【0065】その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々の変形実施を行うことが可能である。
で、種々の変形実施を行うことが可能である。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように第1の本発明では、光
送信機に多値変調手段と電気/光変換手段とを備え、送
信データ信号を多値変調信号の形で、かつ光信号として
伝送する。光伝送媒体には、マルチモード光ファイバを
使用する。光受信機には、多値変調信号再生手段(光/
電気変換手段、判定帰還型等化器など)と、多値復調手
段とを備え、多値変調信号を光電変換したのち波形整形
し、受信復調するようにしている。
送信機に多値変調手段と電気/光変換手段とを備え、送
信データ信号を多値変調信号の形で、かつ光信号として
伝送する。光伝送媒体には、マルチモード光ファイバを
使用する。光受信機には、多値変調信号再生手段(光/
電気変換手段、判定帰還型等化器など)と、多値復調手
段とを備え、多値変調信号を光電変換したのち波形整形
し、受信復調するようにしている。
【0067】これにより、安価なマルチモード光ファイ
バを使用した際のモード間の伝搬遅延による帯域制限を
最大限に利用した(あるいは越えた)光伝送を行え、伝
送速度を向上させることが可能となる。
バを使用した際のモード間の伝搬遅延による帯域制限を
最大限に利用した(あるいは越えた)光伝送を行え、伝
送速度を向上させることが可能となる。
【0068】また第2の本発明では、光送信機に符号化
手段(直列/並列変換回路など)と、周波数分割多重手
段(多値変調回路、周波数多重回路など)と、電気/光
変換手段とを備え、シリアルの送信データ信号をパラレ
ルに変換し、このパラレルデータに基づき周波数多重さ
れた複数の多値変調信号を生成し、光信号の形で情報伝
送を行う。光伝送媒体には、マルチモード光ファイバを
使用する。光受信機には、光/電気変換手段と、周波数
分離手段と、復号化手段(多値復調回路、並列/直列変
換回路など)とを備え、複数の変調信号を光電変換した
のち周波数分離し、多値復調した信号からシリアルの受
信データ信号を再生するようにしている。また、マルチ
モード光ファイバの特性において、伝送可能な周波数帯
域にサブキャリアの周波数を割り当て、またその伝送ビ
ット数も最適に割り当てるようにしている。
手段(直列/並列変換回路など)と、周波数分割多重手
段(多値変調回路、周波数多重回路など)と、電気/光
変換手段とを備え、シリアルの送信データ信号をパラレ
ルに変換し、このパラレルデータに基づき周波数多重さ
れた複数の多値変調信号を生成し、光信号の形で情報伝
送を行う。光伝送媒体には、マルチモード光ファイバを
使用する。光受信機には、光/電気変換手段と、周波数
分離手段と、復号化手段(多値復調回路、並列/直列変
換回路など)とを備え、複数の変調信号を光電変換した
のち周波数分離し、多値復調した信号からシリアルの受
信データ信号を再生するようにしている。また、マルチ
モード光ファイバの特性において、伝送可能な周波数帯
域にサブキャリアの周波数を割り当て、またその伝送ビ
ット数も最適に割り当てるようにしている。
【0069】これにより、さらなる伝送速度の向上を図
れる。
れる。
【0070】これらのことから、低コストで高速の情報
通信を行うことが可能な光伝送システム、光送信機およ
び光受信機を提供することが可能となる。
通信を行うことが可能な光伝送システム、光送信機およ
び光受信機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係わる光伝送シ
ステムの構成を示すブロック図。
ステムの構成を示すブロック図。
【図2】 判定帰還型等化器(DFE)32の構成例を
示す図。
示す図。
【図3】 QAM変調を用いたときの受信S/Nと誤り
率の関係を示す図。
率の関係を示す図。
【図4】 pin−PDまたはAPDを使用したときの
QAM変調による伝送距離と伝送容量との関係を示す
図。
QAM変調による伝送距離と伝送容量との関係を示す
図。
【図5】 pin−PDまたはAPDを使用し、FEC
を施したときのQAM変調による伝送距離と伝送容量と
の関係を示す図。
を施したときのQAM変調による伝送距離と伝送容量と
の関係を示す図。
【図6】 100mのSI型プラスチックファイバ伝送
における、QAM変調を使用した場合のシンボル速度と
最大伝送容量との関係を示す図。
における、QAM変調を使用した場合のシンボル速度と
最大伝送容量との関係を示す図。
【図7】 本発明の第2の実施の形態に係わる光伝送シ
ステムの構成を示すブロック図。
ステムの構成を示すブロック図。
【図8】 本発明の第2の実施の形態における仮定に基
づきOFDM伝送(100m)を行なった場合の、信号
総帯域と伝送容量との関係を示す図。
づきOFDM伝送(100m)を行なった場合の、信号
総帯域と伝送容量との関係を示す図。
1…光送信機 11…多値変調回路 12…電気/光変換器 2…マルチモード光ファイバ 3…光受信機 31…光/電気変換器 32…判定帰還型等化器 33…多値復調回路 6…識別器 4…トランスバーサルフィルタ 411〜41N…遅延回路 421〜42M…係数乗算器 43…加算器 5…フィードバック回路 511〜51N…遅延回路 521〜52N…係数乗算器 53…加算器 7…減算器 8…光送信機 81…直列/並列変換回路 82…多値変調回路 83…周波数多重回路 9…光受信機 91…周波数分離回路 92…多値復調回路 93…並列/直列変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 27/34 Fターム(参考) 5K002 AA01 AA03 BA14 CA14 CA15 CA17 DA05 DA21 FA01 5K004 AA08 JA02 JA03 JD05 JD07 JE00 JG00 JH02 5K022 DD13 DD19 DD22 DD32 DD34
Claims (16)
- 【請求項1】 光送信機と光受信機との間の光伝送媒体
としてマルチモード光ファイバを使用する光伝送システ
ムであって、 前記光送信機は、 送信データ信号に多値変調を施す多値変調手段と、 この多値変調手段から出力される多値変調信号を光信号
に変換して前記マルチモード光ファイバに導出する電気
/光変換手段とを備え、 前記光受信機は、 前記マルチモード光ファイバを介して伝送される前記光
信号を電気信号に変換して前記多値変調信号を再生出力
する多値変調信号再生手段と、 この多値変調信号再生手段から出力される前記多値変調
信号を復調して受信データ信号を再生出力する多値復調
手段とを備えることを特徴とする光伝送システム。 - 【請求項2】 前記多値変調信号再生手段は、 前記マルチモード光ファイバを介して伝送される光信号
を電気信号に変換する光/電気変換手段と、 この光/電気変換手段から出力される電気信号の波形を
等化し、光伝送の際の波形劣化を補正して前記多値復調
手段に送出する判定帰還型等化器とを備えることを特徴
とする請求項1に記載の光伝送システム。 - 【請求項3】 前記判定帰還型等化器は、 前記光/電気変換手段から出力される前記電気信号が与
えられ、畳み込み演算によりフィルタ処理を施すトラン
スバーサルフィルタと、 一方の入力端に前記トランスバーサルフィルタの出力が
与えられる減算手段と、 この減算手段の出力に対して2値の識別を施し、この識
別信号を多値変調信号として前記多値復調手段に送出す
る識別器と、 この識別器から出力される識別信号に畳み込み演算を施
し、その結果を前記減算手段の他方の入力端に与えるこ
とで前記トランスバーサルフィルタの出力に負のフィー
ドバックをかけるフィードバック回路とを具備し、 前記トランスバーサルフィルタは、 互いに直列に接続され、それぞれ等しい第1の遅延時間
を有し、前記光/電気変換手段から出力される電気信号
を順次遅延するN個(Nは自然数)の第1の遅延器と、 前記光/電気変換手段から出力される電気信号と、前記
N個の第1の遅延器からそれぞれ出力される遅延信号の
各々とに、それぞれ適応化された係数を乗算するN+1
個の第1の係数乗算器と、 このN+1個の第1の係数乗算器からの出力を全て加算
して当該フィルタの出力信号とする加算手段とを備え、 前記フィードバック回路は、 互いに直列に接続され、それぞれ等しい第2の遅延時間
を有し、前記識別器から与えられる識別信号を順次遅延
するL個(Lは自然数であり、L=Nの場合も有り得
る)の第2の遅延器と、 前記L個の第2の遅延器からそれぞれ出力される遅延信
号の各々に、それぞれ適応化された係数を乗算するL個
の第2の係数乗算器と、 このL個の第2の係数乗算器からの出力を全て加算して
当該回路の出力信号とする加算手段とを備え、 前記第1の遅延時間をT′、前記多値変調信号のシンボ
ル周期をTとしたとき、 T′=T/n:(nは2以上の自然数) としたことを特徴とする請求項2に記載の光伝送システ
ム。 - 【請求項4】 前記多値変調手段における符号割り当て
の際に使用する信号周波数帯域を、システム設計におい
て要求される信号対雑音比を満たす範囲内で、伝送容量
が最大となる周波数帯域に設定したことを特徴とする請
求項1に記載の光伝送システム。 - 【請求項5】 光送信機と光受信機との間の光伝送媒体
としてマルチモード光ファイバを使用する光伝送システ
ムであって、 前記光送信機は、 送信データ信号を複数の多値符号列信号に変換する符号
化手段と、 この符号化手段から出力される複数の多値符号列信号を
複数の搬送波周波数信号に割り当て、前記複数の搬送波
周波数信号を各々割り当てられた前記多値符号列信号に
基づき変調し、これらの変調信号を周波数多重して出力
する周波数分割多重手段と、 この周波数分割多重手段からの出力信号を光信号に変換
して前記マルチモード光ファイバに導出する電気/光変
換手段とを備え、 前記光受信機は、 前記マルチモード光ファイバを介して伝送された前記光
信号を電気信号に変換する光/電気変換手段と、 この光/電気変換手段から出力される周波数多重信号を
搬送波周波数ごとに分離して前記複数の多値符号列信号
を再生する周波数分離手段と、 この周波数分離手段で再生される複数の多値符号列信号
を復号化して受信データ信号を再生出力する復号化手段
とを備えることを特徴とする光伝送システム。 - 【請求項6】 前記複数の搬送波周波数信号を、それぞ
れ互いに直交するものとしたことを特徴とする請求項5
に記載の光伝送システム。 - 【請求項7】 さらに、前記周波数分離手段から出力さ
れる前記複数の多値符号列信号の各々の波形を等化し、
光伝送の際の波形劣化を補正して前記復号化手段に送出
する判定帰還型等化器を備えることを特徴とする請求項
5または6に記載の光伝送システム。 - 【請求項8】 前記周波数多重手段における符号割り当
ての際に使用する信号周波数帯域を、システム設計にお
いて要求される信号対雑音比を満たす範囲内で、伝送容
量が最大となる周波数帯域に設定したことを特徴とする
請求項5または6に記載の光伝送システム。 - 【請求項9】 さらに、前記受信データ信号について、
信号伝送の際の符号誤りを訂正する誤り訂正手段を具備
することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載
の光伝送システム。 - 【請求項10】 光伝送媒体としてマルチモード光ファ
イバを使用する光伝送システムで使用される光送信機に
おいて、 送信データ信号に多値変調を施す多値変調手段と、 この多値変調手段から出力される多値変調信号を光信号
に変換して前記マルチモード光ファイバに導出する電気
/光変換手段とを具備することを特徴とする光送信機。 - 【請求項11】 光伝送媒体としてマルチモード光ファ
イバを使用する光伝送システムで使用される光送信機に
おいて、 送信データ信号を複数の多値符号列信号に変換する符号
化手段と、 この符号化手段から出力される複数の多値符号列信号を
複数の搬送波周波数信号に割り当て、前記複数の搬送波
周波数信号を各々割り当てられた前記多値符号列信号に
基づき変調し、これらの変調信号を周波数多重して出力
する周波数分割多重手段と、 この周波数分割多重手段からの出力信号を光信号に変換
して前記マルチモード光ファイバに導出する電気/光変
換手段とを具備することを特徴とする光送信機。 - 【請求項12】 前記周波数分割多重手段は、前記符号
化手段から出力される複数の多値符号列信号を、それぞ
れ互いに直交する複数の搬送波周波数信号に割り当て、
前記複数の搬送波周波数信号を各々割り当てられた前記
多値符号列信号に基づき変調し、これらの変調信号を周
波数多重して出力するものであることを特徴とする請求
項11に記載の光送信機。 - 【請求項13】 光伝送媒体としてマルチモード光ファ
イバを使用し、このマルチモード光ファイバを介して多
値変調信号(光信号)を伝送する光伝送システムで使用
される光受信機であって、 前記マルチモード光ファイバを介して伝送される前記多
値変調信号を電気信号に変換し、電気信号としての前記
多値変調信号を再生出力する多値変調信号再生手段と、 この多値変調信号再生手段から出力される前記多値変調
信号を復調して受信データ信号を再生出力する多値復調
手段とを具備することを特徴とする光受信機。 - 【請求項14】 前記多値変調信号再生手段は、 前記マルチモード光ファイバを介して伝送される光信号
を電気信号に変換する光/電気変換手段と、 この光/電気変換手段から出力される電気信号の波形を
等化し、光伝送の際の波形劣化を補正して前記多値復調
手段に送出する判定帰還型等化器とを備えることを特徴
とする請求項13に記載の光受信機。 - 【請求項15】 光伝送媒体としてマルチモード光ファ
イバを使用し、このマルチモード光ファイバを介して多
値符号列に基づき周波数多重された複数の変調信号(光
信号)を伝送する光伝送システムで使用される光受信機
であって、 前記マルチモード光ファイバを介して伝送された前記光
信号を電気信号に変換する光/電気変換手段と、 この光/電気変換手段から出力される周波数多重信号を
搬送波周波数ごとに分離して前記複数の多値符号列信号
を再生する周波数分離手段と、 この周波数分離手段で再生される複数の多値符号列信号
を復号化して受信データ信号を再生出力する復号化手段
とを備えることを特徴とする光受信機。 - 【請求項16】 さらに、前記周波数分離手段から出力
される前記複数の多値符号列信号の各々の波形を等化
し、光伝送の際の波形劣化を補正して前記復号化手段に
送出する判定帰還型等化器を備えることを特徴とする請
求項15に記載の光受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10314472A JP2000151516A (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 光伝送システム、光送信機および光受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10314472A JP2000151516A (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 光伝送システム、光送信機および光受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000151516A true JP2000151516A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18053749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10314472A Pending JP2000151516A (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 光伝送システム、光送信機および光受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000151516A (ja) |
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-
1998
- 1998-11-05 JP JP10314472A patent/JP2000151516A/ja active Pending
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