JP2000149265A - 情報記録方法、情報記録媒体、及び情報記録装置 - Google Patents

情報記録方法、情報記録媒体、及び情報記録装置

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JP2000149265A
JP2000149265A JP11184741A JP18474199A JP2000149265A JP 2000149265 A JP2000149265 A JP 2000149265A JP 11184741 A JP11184741 A JP 11184741A JP 18474199 A JP18474199 A JP 18474199A JP 2000149265 A JP2000149265 A JP 2000149265A
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裕史 助田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適応的に記録パルスタイミングを制御して再
生信号のマークエッジをコントロールする制御方法が記
録媒体に適合しない場合、良好なマークエッジ制御が出
来ない。 【解決手段】 記録記録媒体のコントロールデータエリ
アに予め最適なエッジ記録方法が保持されており、これ
を参照して記録時のエッジ記録方法を選択する。エネル
ギービームをマルチパルス化して記録媒体に照射する事
により記録マークを形成する情報記録装置において、先
頭パルス及び最終パルスの、パルス両エッジ位置制御に
よるマークエッジ制御と、パルスの片エッジ位置制御に
よるマークエッジ制御とを切り替え可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エネルギービーム
の照射により情報の記録が可能な情報記録媒体を用いる
情報記録方法および記録装置に係り、特に、相変化光デ
ィスクに対し優れた効果を発揮する情報記録方法、情報
記録媒体、上記情報記録方法を用いる情報記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の書き換え可能な記録膜への記録・
消去方法は、例えば、特開昭62−175948号公報
(1987年8月1日公開)に示されているような、交
換結合2層膜を記録膜とした光磁気ディスクを用いた場
合や、および特開昭62−259229号公報(198
7年11月11日公開)に示されている記録するレーザ
照射時間とほぼ同じ程度の時間で結晶化が行える高速消
去が可能な相変化型光ディスク用記録膜を用いた場合
に、1つのエネルギービームのパワーを、いずれも読み
出しパワーレベルより高い少なくとも2つのレベル、す
なわち少なくとも高いパワーレベルと中間のパワーレベ
ルとの間で変化させることにより行っていた。この方法
では、既存の情報を消去しながら新しい情報を記録す
る、いわゆるオーバーライト(重ね書きによる書き換
え)が可能になるという利点がある。また、特開昭62
−259229号公報、特開平3-185629号公報
(1991年8月13日公開)に示されているように、
高いパワーレベルと中間のパワーレベルと、中間のパワ
ーレベルよりも低いパワーレベルの三つのレベルの間で
エネルギービームを変化させることにより、記録マーク
が涙滴型になる(記録マーク後方が前方に比較して幅広
になる)現象を抑えることができる。
【0003】また、最近相変化材料を用いて120mm
径の円板で片面の記憶容量が2.6GBを実現するDV
D―RAMが実用化されている。ここで採用された記録
制御方法は図1に示すようになっており、JIS規格1
20mmDVD Rwritable Disk(DVD
−RAM)JISX6243の86ページに記述されて
いる。ここでは上記3つのレベルによる制御が述べられ
ている。
【0004】また、特開昭63−48617号公報(198
8年3月1日公開)にはエネルギービームをマーク長さ
(出願時クレームにおける第2の状態の領域の長さのこ
と)やスペース長さ(出願時クレームにおける第1の状
態の領域の長さのこと)に依存して変化させる方法が論
じられている。
【0005】また、特開平8−287465号(199
6年11月1日公開)にはマルチパルス化されたエネル
ギービームをマーク長さやスペース長さに依存して変化
させる方法が論じられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在、相変化記録膜を
用いた書き換え可能型デジタルビデオディスク(DVD
−RAM)の高密度化の研究が進んでいる。DVD−R
AMのように、相変化記録膜にマークエッジ記録を行な
う光ディスク装置では、マーク形状歪みや消え残りを防
ぐために、記録膜に記録マークを形成するために記録膜
を融解させた領域の外縁部のどこにおいても、記録時の
到達温度および冷却速度がほぼ同一であるようにする必
要がある。しかしこれまで知られている各種の記録波形
では、上記条件を十分に満たすことができず、実現可能
記録密度に制約があった。また、情報記録媒体の記録特
性は、媒体の製造者、製造時期、ロット毎に異なるのが
常であり、高密度な記録をしようとすればするほど、記
録における互換性を確保することが困難になる傾向があ
った。
【0007】特に2.6GBよりも高密度になる4.7
GBの記録容量のDVD−RAMでは、2.6GBと同
じスポット径で記録することにより、2.6GBとの互
換性が取り易くすることになっている。しかし、同一ス
ポットを使用し、線密度を詰めていくと、レーザー光の
記録媒体上での光スポット径に比べて、隣接する2つの
記録パルスが記録媒体上に照射される位置の間隔は小さ
くなり、光の分布が2.6GBの時に比較してオーバー
ラップするので、そのために生じる記録マーク形状歪み
を防止する必要がある。また、記録マーク間のスペース
が短い場合には、読み出し光スポットで分解できないこ
とによる再生信号波形の記録マークエッジ位置のシフト
が生じるので、これも防止する必要がある。このような
記録マークエッジ位置シフトの発生の仕方は、記録媒体
の設計の仕方に大きく依存しており、特定の記録媒体に
適した記録波形が別の記録媒体に適しているとは限らな
い。線密度の向上により記録媒体と記録波形とのミスマ
ッチングによる記録マークエッジシフト増大が無視でき
ない程度に大きくなってきているのが現状である。
【0008】したがって、本発明の目的は、上記従来と
同じスポットを使用し、従来との互換性を維持しなが
ら、さらに密度を向上させる正確な記録が可能となる情
報の記録方法、情報記録装置を提供することにある。特
に、記録特性の異なる種々の記録媒体に対して、安定し
て記録を行うことが出来て、かつ記録の互換性を確保し
やすい情報の記録方法、記録媒体、及び情報記録装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ためには、以下の情報記録方法、記録媒体、及び情報記
録装置を用いれば良い。
【0010】(1)記録媒体に対して複数のエネルギー
ビームパルスの列で一つの記録マークを形成する情報の
記録方法であって、上記記録媒体に予め記録されたコン
トロールデータに基づき、上記複数のエネルギービーム
パルスの列の先頭パルスの立下りタイミングを略固定し
たまま立ち上がりタイミングを変化させる第1の場合
と、上記先頭パルスの立ち上がりタイミング及び立下り
タイミングを変化させる第2の場合とを有することを特
徴とする情報の記録方法。
【0011】(2)エネルギービーム発生器と、上記エ
ネルギービーム発生器の発生するエネルギービームのパ
ワーレベルを調整するパワー調整機構と、記録媒体を保
持することの出来る保持機構と、上記エネルギービーム
と上記記録媒体とを相対的に移動させる移動機構と、記
録すべき情報を上記エネルギービームのパワーレベルに
変化させる信号処理回路とを有する情報記録装置であっ
て、上記記録媒体に一つの記録マークを形成する際に、
上記パワー調整機構は複数のエネルギービームパルスの
列を上記エネルギービーム発生器に発生させ、上記記録
媒体に予め記録されたコントロールデータに基づき、上
記複数のエネルギービームパルスの列の先頭パルスの立
下りタイミングを略固定したまま立ち上がりタイミング
を変化させる第1のタイミング調整手段と、上記先頭パ
ルスの立ち上がりタイミング及び立下りタイミングを変
化させる第2のタイミング調整手段とを有することを特
徴とする情報記録装置。
【0012】(3)エネルギービームの第1のパワーレ
ベルで第1の状態に、上記第1のパワーレベルよりも高
い第2のパワーレベルで第2の状態にすることが可能な
記録媒体を用い、上記エネルギービームと上記記録媒体
とを相対的に移動させて上記エネルギービームを上記記
録媒体に照射することにより、上記第1の状態と上記第
2の状態とを所定の長さ及び間隔で上記記録媒体上に形
成することで情報を上記記録媒体に記録する情報の記録
方法であって、上記第2のパワーレベルより低い第3のパ
ワーレベルを設け、上記第2の状態の領域を特定の長さ
に形成する場合は上記第2のパワーレベルの期間に上記
第3のパワーレベルの期間を混在させて上記エネルギー
ビームをマルチパルス化して上記エネルギービームを上
記記録媒体に照射することを特徴とする情報の記録方法
において、上記第2の状態の領域を特定の長さに形成す
る場合は上記マルチパルスの先頭パルスの立下りを略固
定し、立ち上がりの位置を移動させる方法1、乃至は上
記第2の状態の領域を特定の長さに形成する場合は上記
マルチパルスの最終パルスの立上りを略固定し、立ち下
がりの位置を移動させる方法2の、少なくとも1つの方
法を含むこと、上記第1のパワーレベルと等しいか或い
は上記第1のパワーレベルより低い第4のパワーレベル
を設け、エネルギービームのパワーレベルを上記マルチ
パルスの最終パルスに引き続いて上記第4のパワーレベ
ルに所定時間だけ保持した後に上記第1のパワーレベル
に保持すること、上記第4のパワーレベルの保持時間は
上記最終パルスの立下りの位置に依存せず常に一定であ
ることを特徴とする情報の記録方法。
【0013】上記(1)及び(2)の記録方法、情報記録
装置、およびそれに対応した情報記録媒体を用いること
で、情報記録媒体に対して常に適切なタイミング調整手
段を選択することが出来、常に安定して情報を記録する
ことが出来る。
【0014】上記(3)の記録方法を用いることで、タ
イミング調整の如何にかかわらず常に一定の第4のパワ
ーレベルの保持時間を維持する事が可能となり、情報記
録媒体に対して常に最適の熱条件を維持することが可能
となるため、常に安定して情報を記録することが出来
る。
【0015】さらに、常に安定して情報を記録するため
の方法、装置、記録媒体を以下の実施例で説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1を用いて、情報を記録媒体に
記録する際の、記録媒体に照射するエネルギービームの
パワーレベルの経時的変化を示す。ここでは、情報を記
録する際のパワーレベルの経時的変化のさせ方を、一般
的にライトストラテジ、乃至は記録ストラテジと称する
ことにする。図1は、本発明である情報の記録方法を含
んだ記録ストラテジとなっている。ここでは具体例とし
て、DVD−RAMを例に取り説明することとする。D
VD−RAMの場合、記録及び再生における基準クロッ
クの時間幅をTwとした場合、最短のマーク乃至最短の
スペースの長さは3Tw(時間Twの3倍の長さの時
間)であり、通常は最長のマーク乃至最長のスペースの
長さは11Twである。特殊パターンとして14Twの
マーク乃至スペースがある。
【0017】記録媒体上に時系列的に記録すべき情報で
あるNRZI信号が与えられた場合、適当な信号処理回
路によりNRZI信号はエネルギービームのパワーレベ
ルの時系列的変化に変換される。このようなパワーレベ
ルの時系列的変化が図1に光パルス波形として示されて
いる。パワーレベルは Write Level 、Bias Level 1、B
ias Level 2、Bias Level 3の4つのレベルに設定され
ており、Bias Level 1では記録媒体を第1の状態に、Wri
te Level では記録媒体を第2の状態に、それぞれ移行さ
せることが出来る。Bias Level3 は Bias Level 1 と等
しいか或いはそれより低いレベルである。記録媒体に第
2の状態の領域を形成する際に、第2の状態の領域の長さ
が4Tw以上の場合には(すなわち、NRZI信号の長
さが4Tw以上の場合には)、 Write Level の照射期
間中に Bias Level 3 のパワーレベルの期間を混在させ
て、エネルギービームをマルチパルス化する。マルチパ
ルス化されたエネルギービームのうち、最初の光パルス
を先頭パルス、最後の光パルスを最終パルスと称する。
先頭パルスと最終パルスの間には、NRZI信号の長さ
に応じて、Write Level と Bias Level 3 とを反復する
光パスルが繰り返されるが、その繰り返し数は、NRZ
I信号の長さをn回(n>3)とすると、(n-4)回となる。先
頭パルスと最終パルスとに挟まれた繰り返しパルス全体
を櫛型パルスと称する。即ち、5Tw以上の長さのNR
ZI信号に対応した第2の状態の領域を形成する場合、
記録パルスは先頭パルスと櫛型パルスと最終パルスとで
なる。また、4Twの長さのNRZI信号に対応した第
2の状態の領域を形成する場合、記録パルスは先頭パル
スと最終パルスとでなる。また、3Twの長さのNRZ
I信号に対応した第2の状態の領域を形成する場合、記
録パルスは単一のパルスとなる。
【0018】Bias Level 1 と同じかそれより低く、か
つ Bias Level 3 と同じかそれより高いパワーレベルを
設定し、それを Bias Level 2 と称する。4Tw以上で
は最終パルスに引き続き、3Twでは書き込みの光パル
スに引き続き、エネルギーレベルのパワーレベルを Bia
s Level 2 に所定の時間保持する。
【0019】Bias Level 2 と、 Bias Level 1 或いは
Bias Level 3 のどちからと同一のパワーレベルである
可能性がある。また、Bias Level 1 と Bias Level 2
と Bias Level 3 のすべてが全く同一のパワーレベルで
ある可能性がある。Write Level、Bias Level 1、Bias
Level 2、Bias Level 3 の基準値は、媒体情報として、
記録媒体の適当な場所に予め記録されている場合があ
る。このように、記録ストラテジに関する媒体情報を記
録する記録媒体上の部分を、コントロールデーターゾー
ンの情報トラックと称する。パワーレベルの基準値を記
録媒体のコントロールデーターゾーンの情報トラックか
ら読み取り、これを参考に書き込み時の各パワーレベル
を決定する。
【0020】図1において、4Tw以上のNRZI信号
に対応した第2の状態の領域を記録媒体に形成する場合
のことを考え、記録波形の定義を考える。NRZI信号
の立ち上がりよりTEFPだけ経過した時刻で書き込みパ
ルス列の先頭パルスの立下りが定義される。また、先頭
パルスの立下り時刻から時間TLFPだけ先行した時刻に
先頭パルスの立ち上がりが存在している。また、書き込
みパルス列の最終パルスの立ち上がりは、NRZI信号
の立下り時刻から時刻2Twだけ先行した時刻を基準
に、この基準時刻から時間TSLPだけ経過した時刻に最
終パルスの立ち上がりがある。最終パルスの立ち上がり
時刻から時間TLLPだけ経過した時刻に最終パルスの立
ち下がりがある。
【0021】先頭パルスと最終パルスとのあいだには櫛
型パルスが存在する場合がある。櫛型パルス列の、各々
のパルスの立ち上がりは基準クロック位置に一致してお
り、各々のパルス立ち上がり時刻から時間TTMPだけ経
過した時刻に各々のパルス立下りがある。
【0022】3TwのNRZI信号に対応した第2の状
態の領域を記録媒体に形成する場合を考える。NRZI
信号の立ち上がりよりTELPだけ経過した時刻を基準と
し、この基準時刻から時間TLFPだけ先行した時刻に光
パルスの立ち上がりが存在している。また、書き込みパ
ルス列の最終パルスの立ち上がりは、NRZI信号の立
下り時刻から時刻2Twだけ先行した時刻を基準に、こ
の基準時刻から時間TSLPだけ経過した時刻を第2の基
準時刻とし、この第2の基準時刻から時間TLLPだけ経
過した時刻に光パルスの立ち下がりがある。
【0023】4Tw以降の最終パルスに引き続き、乃至
は3Twの記録パルスに引き続き、パワーレベルが Bia
s Level 2 である部分が存在し、この長さはTLEとなっ
ている。
【0024】記録パルスを定義する時間である、
EFP、TLFP、TSLP、TLLP、TLE、TTMPは、その基
準値を記録媒体のコントロールデータゾーンの情報トラ
ックから読み取り、それを参考に値を決定する。
【0025】記録パルスを定義する時間である、
EFP、TLFP、TSLP、TLLP、TLE、TTMPは、必ずし
も一定の値を取るとは限らず、NRZI信号の組み合わ
せに応じて変化させる必要がある場合がある。特に、片
面4.7GBのDVD−RAMの場合を例に取ると、最
短マークである3Twの長さは0.42ミクロン程度と
なり、書き込みスポット半径0.45ミクロンより短く
なる。このような高密度記録を行った場合、隣接したマ
ーク間の熱的な干渉が大きくなって、常に安定した記録
をすることが困難になる場合がある。そこで、NRZI
信号の組み合わせに応じて適応的な記録波形の変化をさ
せる事が考えられる。前エッジのシフトを補正する為に
は、TEFP乃至はTLFPの何れかを変化させる。これらの
基準値からの変化量をそれぞれΔTEFPおよびΔTLFP
称することにする。後ろエッジのシフトを補正する為に
は、TSLP乃至はTLLPの何れかを変化させる。これらの
基準値からの変化量をそれぞれΔTSLPおよびΔTLLP
称することにする。
【0026】前エッジに関するTMFの第1のルックアッ
プテーブルを定義する。これは、現在記録しようとして
いる当該マークの長さをM(n)とし、当該マークに先
行するスペースの長さをS(n−1)とした場合、M
(n)とS(n−1)の組み合わせで決まる値を並べた
物であり、正の値も負の値も取り得る。ついで、後ろエ
ッジに関するTMLの第2のルックアップテーブルを定義
する。これは、現在記録しようとしている当該マーク長
さをM(n)とし、当該マークに続くスペース長さをS
(n+1)とした場合、M(n)とS(n+1)の組み
合わせで決まる値を並べた物であり、正の値も負の値も
取り得る。
【0027】CASE1においては、TMFの値をΔT
LFPの値と一致させ、かつTMLの値をΔTLLPと一致させ
る。この場合、TLFPの値とTLLPの値とが、NRZI信
号の組み合わせに応じて変化することとなる。すなわ
ち、先頭パルスでは、パルス立ち上がり位置が変化し、
立下り位置が固定である。また、最終パルスでは、パル
ス立ち上がり位置が固定でパルス立下り位置が変化す
る。
【0028】CASE2においては、TMFの値をΔT
EFPの値と一致させ、かつTMLの値をΔTLLPと一致させ
る。この場合、TEFPの値とTLLPの値とが、NRZI信
号の組み合わせに応じて変化することとなる。すなわ
ち、先頭パルスでは、パルス立ち上がり位置と立下り位
置が同時に変化する。また、最終パルスでは、パルス立
ち上がり位置が固定でパルス立下り位置が変化する。
【0029】CASE3においては、TMFの値をΔT
LFPの値と一致させ、かつTMLの値をΔTSLPと一致させ
る。この場合、TLFPの値とTSLPの値とが、NRZI信
号の組み合わせに応じて変化することとなる。すなわ
ち、先頭パルスでは、パルス立ち上がり位置が変化し、
立下り位置が固定である。また、最終パルスでは、パル
ス立ち上がり位置とパルス立下り位置が同時に変化す
る。
【0030】CASE4においては、TMFの値をΔT
EFPの値と一致させ、かつTMLの値をΔTSLPと一致させ
る。この場合、TEFPの値とTSLPの値とが、NRZI信
号の組み合わせに応じて変化することとなる。すなわ
ち、先頭パルスでは、パルス立ち上がり位置と立下り位
置が同時に変化する。また、最終パルスでは、パルス立
ち上がり位置とパルス立下り位置が同時に変化する。
【0031】CASE5においては、TMFの値をΔT
LFPの値と一致させる。この場合、TLFPの値が、NRZ
I信号の組み合わせに応じて変化することとなる。すな
わち、先頭パルスでは、パルス立ち上がり位置が変化
し、立下り位置が固定である。
【0032】CASE6においては、TMFの値をΔT
EFPの値と一致させる。この場合、TEFPの値が、NRZ
I信号の組み合わせに応じて変化することとなる。すな
わち、先頭パルスでは、パルス立ち上がり位置と立下り
位置が同時に変化する。
【0033】CASE7においては、TMLの値をΔT
LLPの値と一致させる。この場合、TLLPの値が、NRZ
I信号の組み合わせに応じて変化することとなる。すな
わち、最終パルスでは、パルス立ち上がり位置が固定で
パルス立下り位置が変化する。
【0034】CASE8においては、TMLの値をΔT
SLPの値と一致させる。この場合、TSLPの値が、NRZ
I信号の組み合わせに応じて変化することとなる。すな
わち、最終パルスでは、パルス立ち上がり位置とパルス
立下り位置が同時に変化する。
【0035】第1のルックアップテーブル及び第2のルッ
クアップテーブルに含まれる値、及び、CASE1〜C
ASE8の何れを選択するかの情報は、記録媒体のコン
トロールデータゾーンの情報トラックにかかれた情報を
読み取ることによって決定される。
【0036】以上のように、ルックアップテーブルを用
いた適応的な波形変化を、CASE1〜CASE8に場
合分けし、その何れかを選択することにより、様々な特
性を有する記録媒体に対応し、互換性良く常に安定して
情報を記録できる方法を提供することができる効果があ
る。
【0037】本実施例では、第1のルックアップテーブ
ルの定義で、M(n)を4通り、S(n−1)を4通り
の4×4に場合分けした。また、第2のルックアップテ
ーブルの定義で、M(n)を4通り、S(n+1)を4
通りの4×4に場合分けした。ルックアップテーブルの
サイズは4×4に限らず、1×1でなければ、本発明の
効果が実現できる。また、本実施例では第1及び第2のル
ックアップテーブルの双方は2次元のテーブルとなって
いるが、S(n−1)、M(n)l、S(n+1)の3
つのパラメーターを組み合わせる3次元のテーブルで
も、更に多次元のテーブルでも効果がある。テーブルの
簡素さ乃至は複雑さは、記録媒体の特性、要求される記
録の精度、その他の諸要因により適当に決めれば良い。
片面4.7GBのDVD−RAMを例に取れば、ルック
アップテーブルは2次元で、3×3、4×3、3×4、
4×4程度の大きさのテーブルを使うことが望ましい。
【0038】ここで、CASE1とCASE2を例に取
り、マークエッジの制御性について論じる。ここでいく
つかの実験結果を示す。実験条件は次の通りである。線
速は約8m/sec、Tは約17nsec、最短マーク
長である3Tマークの物理長さは約0.4μm強、トラ
ックピッチは約0.6μm、Peak Power は11mW、B
ias Power 1は4.5mW、Bias Power 2は3.5m
W、Bias Power 3は1mWである。
【0039】常に同一の条件にて特定長さのマーク1つ
を記録する。これをアンカーマークと称することとす
る。このアンカーマークに引き続くスペース(隣接する
記録マークの間の記録マークが無い部分)に引き続いて
被測定マークを記録する。被測定マークの記録パルス
は、上述のCASE1乃至はCASE2に即して記録パ
ルスをコントロールする。アンカーマークと被測定マー
クを再生してえられる再生信号を所定のスライスレベル
にて2値化し、2値化データ信号を得る。この2値化デ
ータ信号から、アンカーマークの前エッジから被測定マ
ークの前エッジまでの時間間隔(前エッジ間隔)を測定
する。また、この2値化データ信号から、アンカーマー
クの後ろエッジから被測定マークの後ろエッジまでの時
間間隔(後ろエッジ間隔)を測定する。
【0040】CASE2にて最終パルスの位置を固定し
て、先頭パルスの位置を変化させた場合の、前エッジ間
隔の変化を図2(a)に、後ろエッジ間隔の変化を図2
(b)に示す。いずれの軸もプラス方向は時間的に進む方
向である。また、パラメータは被測定マークの長さに取
っている。図2(a)より、ほぼ先頭パルスの位置とマー
クの前エッジ位置は正比例の関係に有る。しかし、図2
(b)より、先頭パルスの位置を動かすとこれに連動し
て後エッジが動く。その量は先頭パルスの移動量の約5
0%程度にもなる。
【0041】CASE2にて先頭パルスの位置を固定し
て、最終パルスの位置を変化させた場合の、後ろエッジ
間隔の変化を図3(a)に、前エッジ間隔の変化を図3
(b)に示す。いずれの軸もプラス方向は時間的に進む方
向である。また、パラメータは被測定マークの長さに取
っている。図3(a)より、ほぼ最終パルスの位置とマー
クの後ろエッジ位置は正比例の関係に有る。しかし、図
3(b)より、最終パルスの位置を動かすとこれに連動
して前エッジが動く。その量は最終パルスの移動量の約
50%程度にもなる。
【0042】CASE1にて最終パルスの立ち上がり立
下り位置を固定し、先頭パルスの立ち上がり位置を変化
させた場合の、前エッジ間隔の変化を図4(a)に、後ろ
エッジ間隔の変化を図4(b)に示す。いずれの軸もプラ
ス方向は時間的に進む方向である。また、パラメータは
被測定マークの長さに取っている。図4(a)より、ほぼ
先頭パルスの立ち上がり位置とマークの前エッジ位置は
正比例の関係に有る。また、図4(b)より、先頭パル
スの前エッジ位置を動かしても、少なくとも先頭パルス
前エッジ位置の変化の少ない範囲ではマークの後エッジ
位置に顕著な変化は無い。
【0043】CASE1にて先頭パルスの立ち上がり立
下り位置を固定して、最終パルスの立下り位置を変化さ
せた場合の、後ろエッジ間隔の変化を図5(a)に、前エ
ッジ間隔の変化を図5(b)に示す。いずれの軸もプラス
方向は時間的に進む方向である。また、パラメータは被
測定マークの長さに取っている。図5(a)より、ほぼ最
終パルスの立下り位置とマークの後ろエッジ位置は正比
例の関係に有る。また、図5(b)より、最終パルスの
後ろエッジ位置を動かしても、少なくとも最終パルス後
ろエッジ位置の変化の少ない範囲ではマークの前エッジ
位置に顕著な変化は無い。
【0044】図2と図3のCASE2、図4と図5のC
ASE1を比較すると、ここで示した実験結果では、実
験に用いた記録媒体並び記録ストラテジーに対してはC
ASE1がより好適であることが伺える。すなわち、C
ASE1では、記録マークの前エッジ位置は記録パルス
の先頭パルス立ち上がり位置のみで、また記録マークの
後ろエッジ位置は記録パルスの最終パルスの立下り位置
のみで、それぞれ独立して制御できることになるからで
ある。CASE2では、制御の独立性がやや損なわれ、
制御がより難しいこととなる。
【0045】実験に用いた記録媒体並び記録ストラテジ
ーに対してはCASE1がより好適であるが、記録媒体
の設計によってはCASE2の方が好適である場合があ
る。すなわち、CASE1では、先頭パルスや最終パル
スに含まれるエネルギー量そのものを増減することとな
り、先頭パルスや最終パルスのエネルギー量を過度にふ
やしすぎると、オーバーライト特性やクロスイレーズ特
性が悪化する。これに対して、CASE2では、記録パ
ルス列全体に含まれるエネルギー量は僅かしか変化しな
い為、このようなオーバーライト特性やクロスイレーズ
特性の悪化の心配が無い。もちろん、記録媒体の設計で
オーバーライト特性やクロスイレーズ特性に十分な余裕
を持たせれば、CASE1でもオーバーライト特性やク
ロスイレーズ特性の悪化の心配が無い記録媒体を設計す
ることは可能である。
【0046】次いで、本発明の別な実施例を図6により
説明する。図6は情報記憶装置のブロック図となってい
る。なを、説明の為に、情報記憶装置には記憶媒体10
0が装着されている様子が示されている。情報を記憶す
る為には記憶媒体100は必須であるが、記憶媒体10
0は必要に応じて情報記憶装置から取り外され、或いは
取りつけられる。
【0047】図6において、筐体108に取りつけられ
たモーター110の回転軸111にはチャッキング機構
112が取りつけられ、チャッキング機構112は記憶
媒体100を保持している。チャッキング機構112
は、即ち記録媒体100の保持機構となっている。ま
た、モーター110、回転軸111、及びチャッキング
機構112により、記録媒体100とエネルギービーム
を相対的に移動させる移動機構を構成している。
【0048】筐体108にはレール115が取りつけら
れている。ケース117にはレール115にガイドされ
るレールガイド116が取りつけられている。また、ケ
ース117には直線ギア119が取り付けられており、
直線ギア119には回転ギア120が取りつけられてい
る。筐体108に取りつけられた回転モーター118の
回転を回転ギア120に伝えることにより、ケース11
7はレール115に沿って直線運動する。この直線運動
の方向は、記憶媒体100の略半径方向となっている。
【0049】ケース117には磁石121が取りつけら
れている。また、ケース117には、対物レンズ130
を記録媒体100の記録面の略法線方向と、記録媒体1
00の略半径方向の2つの方向にのみ移動可能とするサ
スペンション123を介して対物レンズ130が取りつ
けられている。また、対物レンズ130には磁石121
と略対向するようにコイル122が取りつけられてい
る。コイル122に電流を流すことにより、磁力的な効
果により、対物レンズ130は記録媒体100の記録面
の略法線方向と、記録媒体100の略半径方向の2つの
方向に移動することが出来る。レール115、レールガ
イド116、ケース117、磁石121、サスペンショ
ン123、コイル122、対物レンズ130により、エ
ネルギービームを記憶媒体100上の所定の位置に位置
付ける位置決め機構を構成している。
【0050】ケース117には、エネルギービーム発生
器である半導体レーザ131が取りつけられる。半導体
レーザ131から射出したエネルギービームは、コリメ
ートレンズ132及びビームスプリッダ133を通過
し、対物レンズ130を通過する。対物レンズ130か
ら射出した光の一部は記憶媒体100で反射され、対物
レンズ130を通過し、ビームスプリッダ133で反射
され、検出レンズ134で集光され、光検出器135で
光強度を検出される。光検出器135は、受光エリアが
複数に分割されている。それぞれの受光エリアで検出さ
れた光強度はアンプ152で増幅されると共に演算さ
れ、対物レンズ130で集光された光スポットと記憶媒
体100との相対的な位置関係の情報(サーボ信号)と
情報読み出し信号とが検出される。サーボ信号はサーボ
コントローラ151に送られる。また、読み出し信号は
デコーダ153に送られる。
【0051】情報記憶装置に記憶媒体100が取りつけ
られ、チャッキング機構112が記憶媒体100を固定
すると、検出器140が作動し、その信号をシステムコ
ントローラ150に送る。システムコントローラ150
はそれを受けて、モーター110を制御して記憶媒体1
00を適切な回転数となるように回転させる。また、シ
ステムコントローラ150は、回転モーター118を制
御して、ケース117を適切な位置に位置決めする。ま
た、システムコントローラー150は半導体レーザ13
1を発光させると共に、サーボコントローラ151を動
作させて回転モータ118を動作させたりコイル123
に電流を流して、対物レンズ130の形成する焦点スポ
ットを記憶媒体100の上の所定の位置に位置決めす
る。ついで、サーボコントローラ151は焦点スポット
が記憶媒体100上に形成された由の信号をシステムコ
ントローラ150に送る。システムコントローラ150
はデコーダ153に指示を与え、読み出される信号をデ
コードする。読み出されるトラックがコントロールデー
タゾーンの情報トラックでない場合、システムコントロ
ーラ150はサーボコントローラ151に指示を与え、
焦点スポットがコントロールデータゾーンの情報トラッ
クに位置決めされるようにする。上記の動作の結果、シ
ステムコントローラー150はコントロールデーターゾ
ーンの情報トラックを読み取り、記録に関する媒体情報
を読み出す。
【0052】コントロールデーターゾーンの情報トラッ
クには、図1で説明した記録ストラテジのパラメータが
書き込まれている。記録パワーレベル、各々の記録パル
スの時間的な関係、ルックアップテーブル、適応制御を
CASE1〜CASE8のどれに設定すべきかの情報を
システムコントローラ150は記憶媒体100から読み
取る。システムコントローラ150はこれらの記録スト
ラテジのパラメータを、信号処理回路154のパラメー
タテーブル、遅延回路155のパラメータテーブル、及
び電流シンク156の電流シンク量パラメータに書き込
む。CASE1〜CASE8の選択の仕方により、遅延
回路155のテーブルの書き込み方が異なるか、あるい
は遅延回路155のスイッチを切りかえることにより、
図1で説明したCASE1〜CASE8の動作を実現す
る。遅延回路155の中には第1から第4のタイミング
調整手段が内蔵されている。また、遅延回路155の中
には、第1と第2のタイミング調整手段を切りかえる第
1の切換え機構が内蔵されている。また、遅延回路15
5の中には、第3と第4のタイミング調整手段を切りか
える第2の切換え機構が内蔵されている。
【0053】なお、システムコントローラ150が記憶
媒体100の記録ストラテジのパラメータを読み、これ
らを信号処理回路154のパラメータテーブル、遅延回
路155のパラメータテーブル、及び電流シンク156
の電流シンク量パラメーターに書き込むのは、記憶媒体
100が書き込み可能な状態である場合のみでかまわな
い。たとえば記憶媒体100のケースなどに存在するラ
イトプロテクトスイッチが書き込み禁止の位置に選択さ
れている場合、あるいは情報記憶装置の上位コントロー
ラが書き込み禁止を指示している場合など、記憶媒体1
00が書き込み禁止状態である場合は記録ストラテジー
のパラメータ読み込みなどの一連の動作は省略すること
が出来る。ライトプロテクトスイッチを検出する為に、
検出スイッチ141が筐体108に取り付けられていお
り、その信号をシステムコントローラに送っている。記
録禁止状態の場合に、記録ストラテジのパラメーター読
み取り作業を止める事で、記録媒体100がチャッキン
グ機構112に固定されてから再生可能状態になるまで
の準備時間を短縮することが出来る。
【0054】入力コネクタ159を介して上位コントロ
ーラから情報再生の指示を送ってきた場合、システムコ
ントローラ150はサーボコントローラ151に指示を
与えて焦点スポットを記憶媒体100の上の適切な位置
に位置決めし、光検出器135で得られる信号をデコー
ダ153でデコードした後、出力コネクタ158を通し
て読み出した情報を上位コントローラに送る。
【0055】入力コネクタ159を介して上位コントロ
ーラから情報書き込みの指示及び書き込むべき情報が送
られてきた場合、システムコントローラ150はサーボ
コントローラ151に指示を与えて焦点スポットを記憶
媒体100の上の適切な位置に位置決めする。また、書
き込むべき情報は信号処理回路161を通ってNRZI
信号へと変換される。NRZI信号へと変換された信号
は、信号処理回路154を通って、複数の適当なパルス
列へと変換される。これらのパルス列は遅延回路155
を通過して、電流シンク156へと伝えられる。ここ
で、信号処理回路154及び信号処理回路161は、書
き込むべき情報を記録パルスの列に変換する信号処理回
路を構成している。
【0056】半導体レーザ131には定電流源157が
接続されており、半導体レーザ131と電流シンク15
6で消費される電流の合計が常に一定の値になる様にし
ている。定電流源157には複数の電流シンク156が
接続されている。電流シンク156が動作して電流を吸
い込むか否かは信号処理回路154で発生して遅延回路
155を通過した信号に依存している。電流シンク15
6が動作することにより、定電流源157から出される
電流の一部が電流シンク156に吸い取られ、結果とし
て半導体レーザ131に流れ込む電流量が低下する。こ
れにより、半導体レーザ131で発光するエネルギービ
ームのエネルギーレベルを変化させる。信号処理回路1
54と遅延回路155は、複数の電流シンク156を適
当なタイミングで動作させることにより、図1に示した
記録ストラテジを実現する。
【0057】以上の動作を行う為、情報記録装置は端子
160を通じて外部から電力の供給を受けている。
【0058】以上のように、CASE1〜CASE8を
場合に応じて変化させて記録することにより、最短マー
ク長さが記録スポット半径以下となるような高密度記録
の場合においても、記録媒体の特性に依存せず、互換性
良く常に安定して情報を記録することの出来る効果があ
る。
【0059】また、CASE1〜CASE8の何れを選
択するかの情報を、記録媒体100の上のコントロール
データーゾーンの情報トラックに記録する事の出来る記
録媒体を用いることにより、記憶装置の記録特性のばら
つきに依存せず、常に安定して互換性良く高密度の記録
が可能な記録媒体を提供することが出来る。
【0060】また、CASE1〜CASE8の何れを選
択するかの情報を、記録媒体100から読み取ってこれ
を情報記憶装置の状態に反映することで、常に安定して
互換性良く高密度の記録が可能な記録方法、並び記憶装
置を提供することが出来る。
【0061】
【発明の効果】上述の実施例で具体例を示したように、
本発明によれば、最短記録マーク長さが記録スポット半
径以下となるような高密度記録の状況においても、記録
媒体の特性や情報記録装置の特性に依存せず、常に互換
性良く安定して情報を記録媒体に記録することの出来る
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録ストラテジであり、情報
の記録方法を示す。
【図2】本発明を適用した記録ストラテジであり、CA
SE2の場合の実験結果を示す。
【図3】本発明を適用した記録ストラテジであり、CA
SE2の場合の実験結果を示す。
【図4】本発明を適用した記録ストラテジであり、CA
SE1の場合の実験結果を示す。
【図5】本発明を適用した記録ストラテジであり、CA
SE1の場合の実験結果を示す。
【図6】本発明を適用した記録媒体、及び情報記録装置
の具体例を示す。
【符号の説明】
100…記憶媒体、108…筐体、110…モーター、
111…回転軸、112…チャッキング機構、115…
レール、116…レールガイド、117…ケース、11
8…回転モーター、119…直線ギア、120…回転ギ
ア、121…磁石、122…コイル、123…サスペン
ション、130…対物レンズ、131…半導体レーザ、
132…コリメートレンズ、133…ビームスプリッ
ダ、134…検出レンズ、135…光検出器、140…
検出器、141…検出スイッチ、150…システムコン
トローラ、151…サーボコントローラ、152…アン
プ、153…デコーダ、154…信号処理回路、155
…遅延回路 156…電流シンク、157…定電流源、158…出力
コネクタ、159…入力コネクタ、160…端子、16
1…信号処理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峯邑 浩行 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 助田 裕史 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 宮本 真 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に対して複数のエネルギービーム
    パルスの列で一つの記録マークを形成する情報の記録方
    法であって、上記記録媒体に予め記録されたコントロー
    ルデータに基づき、上記複数のエネルギービームパルス
    の列の先頭パルスの立下りタイミングを略固定したまま
    立ち上がりタイミングを変化させる第1の場合と、上記
    先頭パルスの立ち上がりタイミング及び立下りタイミン
    グを変化させる第2の場合との何れかの場合を用いて情
    報を記録することを特徴とする情報の記録方法。
  2. 【請求項2】記録媒体に対して複数のエネルギービーム
    パルスの列で一つの記録マークを形成する情報の記録方
    法であって、上記記録媒体に予め記録されたコントロー
    ルデータに基づき、上記複数のエネルギービームパルス
    の列の最終パルスの立ち上がりタイミングを略固定した
    まま立下りタイミングを変化させる第1の場合と、上記
    最終パルスの立ち上がりタイミング及び立下りタイミン
    グを変化させる第2の場合との何れかの場合を用いて情
    報を記録することを特徴とする情報の記録方法。
  3. 【請求項3】上記第2の場合において、上記立ち上がり
    タイミングと上記立下りタイミングとの間隔は略一定時
    間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報
    の記録方法。
  4. 【請求項4】上記記録媒体は、書き換え可能であること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報の
    記録方法。
  5. 【請求項5】上記記録媒体は、相変化記録媒体であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報
    の記録方法。
  6. 【請求項6】エネルギービーム発生器と、上記エネルギ
    ービーム発生器の発生するエネルギービームのパワーレ
    ベルを調整するパワー調整機構と、記録媒体を保持する
    ことの出来る保持機構と、上記エネルギービームと上記
    記録媒体とを相対的に移動させる移動機構と、記録すべ
    き情報を上記エネルギービームのパワーレベルに変化さ
    せる信号処理回路とを有する情報記録装置であって、上
    記記録媒体に一つの記録マークを形成する際に、上記パ
    ワー調整機構は複数のエネルギービームパルスの列を上
    記エネルギービーム発生器に発生させ、上記記録媒体に
    予め記録されたコントロールデータに基づき、上記複数
    のエネルギービームパルスの列の先頭パルスの立下りタ
    イミングを略固定したまま立ち上がりタイミングを変化
    させる第1のタイミング調整手段と、上記先頭パルスの
    立ち上がりタイミング及び立下りタイミングを変化させ
    る第2のタイミング調整手段とを有することを特徴とす
    る情報記録装置。
  7. 【請求項7】エネルギービーム発生器と、上記エネルギ
    ービーム発生器の発生するエネルギービームのパワーレ
    ベルを調整するパワー調整機構と、記録媒体を保持する
    ことの出来る保持機構と、上記エネルギービームと上記
    記録媒体とを相対的に移動させる移動機構と、記録すべ
    き情報を上記エネルギービームのパワーレベルに変化さ
    せる信号処理回路とを有する情報記録装置であって、上
    記記録媒体に一つの記録マークを形成する際に、上記パ
    ワー調整機構は複数のエネルギービームパルスの列を上
    記エネルギービーム発生器に発生させ、上記記録媒体に
    予め記録されたコントロールデータに基づき、上記複数
    のエネルギービームパルスの列の最終パルスの立上りタ
    イミングを略固定したまま立ち下がりタイミングを変化
    させる第1のタイミング調整手段と、上記最終パルスの
    立ち上がりタイミング及び立下りタイミングを変化させ
    る第2のタイミング調整手段とを有することを特徴とす
    る情報記録装置。
  8. 【請求項8】エネルギービームの第1のパワーレベルで
    第1の状態に、上記第1のパワーレベルよりも高い第2
    のパワーレベルで第2の状態にすることが可能な記録媒
    体を用い、上記エネルギービームと上記記録媒体とを相
    対的に移動させて上記エネルギービームを上記記録媒体
    に照射することにより、上記第1の状態と上記第2の状
    態とを所定の長さ及び間隔で上記記録媒体上に形成する
    ことで情報を上記記録媒体に記録する情報の記録方法で
    あって、上記第2のパワーレベルより低い第3のパワー
    レベルを設け、上記記録媒体に上記第2の状態の領域を
    形成する際に、上記第2の状態の領域を特定の長さに形
    成する場合は上記第2のパワーレベルの期間に上記第3
    のパワーレベルの期間を混在させて上記エネルギービー
    ムをマルチパルス化して上記エネルギービームを上記記
    録媒体に照射することを特徴とする情報の記録方法であ
    って、記録方法1と記録方法2を有し、その記録方法1
    若しくは記録方法2の何れか、またはその記録方法1及
    び記録方法2の両方を用いながら上記記録媒体に情報を
    記録する情報の記録方法で、 上記記録方法1は、上記マルチパルス化したエネルギー
    ビームの先頭パルスのエネルギーレベル立ち上がりタイ
    ミングを記録すべき情報の組み合わせに依存して変化さ
    せて、かつ上記先頭パルスのエネルギーレベル立下りタ
    イミングを略固定したままとする第1のタイミング調整
    方法と、上記マルチパルス化したエネルギービームの先
    頭パルスのエネルギーレベル立ち上がりタイミングを記
    録すべき情報の組み合わせに依存して変化させて、かつ
    上記先頭パルスのエネルギーレベル立下りタイミングを
    記録すべき情報の組み合わせに依存して変化させる第2
    のタイミング調整方法とを、必要に応じて切り替えなが
    ら上記エネルギービームを上記記録媒体に照射すること
    で情報を記録する記録方法1、 上記記録方法2は、上記マルチパルス化したエネルギー
    ビームの最終パルスのエネルギーレベル立ち下がりタイ
    ミングを記録すべき情報の組み合わせに依存して変化さ
    せて、かつ上記最終パルスのエネルギーレベル立上がり
    タイミングを略固定したままとする第3のタイミング調
    整方法と、上記マルチパルス化したエネルギービームの
    最終パルスのエネルギーレベル立ち下がりタイミングを
    記録すべき情報の組み合わせに依存して変化させて、か
    つ上記最終パルスのエネルギーレベル立ち上がりタイミ
    ングを記録すべき情報の組み合わせに依存して変化させ
    る第4のタイミング調整方法とを、必要に応じて切り替
    えながら上記エネルギービームを上記記録媒体に照射す
    ることで情報を記録する記録方法2、 とする。
  9. 【請求項9】請求項8において、上記第3のパワーレベ
    ルが上記第2のパワーレベルと等しいかそれ以下であ
    り、第4のパワーレベルを設け、上記第4のパワーレベル
    は上記第2のパワーレベルと等しいかそれ以下であり、
    上記第4のパワーレベルは上記第3のパワーレベルと等し
    いかそれ以上であり、上記マルチパルスの上記最終パル
    スに引き続いて上記第4のパワーレベルで上記エネルギ
    ービームを上記記録媒体に照射することを特徴とする情
    報の記録方法。
  10. 【請求項10】請求項9において、上記第4のパワーレ
    ベルが保持される時間は、上記エネルギービームの上記
    最終パルスのタイミング調整の量およびタイミング調整
    手段にかかわらず常に略一定に保持されることを特徴と
    する情報の記録方法。
  11. 【請求項11】エネルギービームの第1のパワーレベル
    で第1の状態に、上記第1のパワーレベルよりも高い第
    2のパワーレベルで第2の状態にすることが可能な記録
    媒体において、 マルチパルス化されたエネルギービームの先頭パルスの
    エネルギーレベル立ち上がりタイミングを記録すべき情
    報の組み合わせに応じて変化させて、かつ上記先頭パル
    スのエネルギーレベル立下りタイミングを略固定したま
    まとする第1のタイミング調整方法とし、 マルチパルス化されたエネルギービームの先頭パルスの
    エネルギーレベル立ち上がりタイミングを記録すべき情
    報の組み合わせに応じて変化させて、かつ上記先頭パル
    スのエネルギーレベル立下りタイミングを記録すべき情
    報の組み合わせに応じて変化させる第2のタイミング調
    整方法とし、 マルチパルス化されたエネルギービームの最終パルスの
    エネルギーレベル立ち下がりタイミングを記録すべき情
    報の組み合わせに応じて変化させて、かつ上記最終パル
    スのエネルギーレベル立上がりタイミングを略固定した
    ままとする第3のタイミング調整方法とし、 マルチパルス化されたエネルギービームの最終パルスの
    エネルギーレベル立ち下がりタイミングを記録すべき情
    報の組み合わせに応じて変化させて、かつ上記最終パル
    スのエネルギーレベル立ち上がりタイミングを記録すべ
    き情報の組み合わせに応じて変化させる第4のタイミン
    グ調整方法とし、 第1の情報は、上記第1のタイミング調整方法または上
    記第2のタイミング調整方法の何れを選別すべきかを示
    し、 第2の情報は、上記第3のタイミング調整方法または上
    記第4のタイミング調整方法の何れかを選別すべきかを
    示し、 上記記録媒体は、上記第1の情報と第2の情報のいずれ
    か又は両方を媒体情報として記録する領域を有するか、 または、上記第1の情報と上記第2の情報のどちらかま
    たは両方を媒体情報として書き換え不可能な情報として
    記録したことを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】エネルギービーム発生器と、上記エネル
    ギービーム発生器の発生するエネルギービームのパワー
    レベルを第1のパワーレベル及び上記第1のパワーレベ
    ルより高い第2のパワーレベルに設定可能なパワー調整
    機構と、上記第1のパワーレベルで第1の状態に、上記
    第2のパワーレベルで第2の状態にすることが可能な記
    録媒体を保持することの出来る保持機構と、上記エネル
    ギービームと上記記録媒体とを相対的に移動させる事の
    出来る移動機構と、上記エネルギービームを上記記録媒
    体の所定の場所に照射することの出来る位置決め機構
    と、記録すべき情報を上記エネルギービームのパワーレ
    ベルに変化させる信号処理回路とを有する情報記録装置
    であって、上記パワー調整機構が上記第2のパワーレベ
    ルより低い第3のパワーレベルを有しており、上記記録
    媒体に上記第2の状態の領域を形成する際に、上記第2
    の状態の領域の長さを特定の長さに形成する場合は上記
    第2のパワーレベルの期間に上記第3のパワーレベルの
    期間を混在させて上記エネルギービームをマルチパルス
    化する機能を上記パワー調整機構が有する情報記録装置
    において、 上記マルチパルス化したエネルギービームの先頭パルス
    のエネルギーレベル立ち上がりタイミングを記録すべき
    情報の組み合わせに依存して変化させて、かつ上記先頭
    パルスのエネルギーレベル立下りタイミングを略固定し
    たままとする第1のタイミング調整手段と、 上記マルチパルス化したエネルギービームの先頭パルス
    のエネルギーレベル立ち上がりタイミングを記録すべき
    情報の組み合わせに依存して変化させて、かつ上記先頭
    パルスのエネルギーレベル立下りタイミングを記録すべ
    き情報の組み合わせに依存して変化させる第2のタイミ
    ング調整手段と、 必要に応じて上記第1のタイミング調整手段と上記第2
    のタイミング調整手段とを切り替える事の出来る第1の
    切換え機構と、 上記マルチパルス化したエネルギービームの最終パルス
    のエネルギーレベル立ち下がりタイミングを記録すべき
    情報の組み合わせに依存して変化させて、かつ上記最終
    パルスのエネルギーレベル立上がりタイミングを略固定
    したままとする第3のタイミング調整手段と、 上記マルチパルス化したエネルギービームの最終パルス
    のエネルギーレベル立ち下がりタイミングを記録すべき
    情報の組み合わせに依存して変化させて、かつ上記最終
    パルスのエネルギーレベル立ち上がりタイミングを記録
    すべき情報の組み合わせに依存して変化させる第4のタ
    イミング調整手段と、 必要に応じて上記第3のタイミング調整手段と上記第4
    のタイミング調整手段とを切り替える事の出来る第2の
    切換え機構と、を有する事を特徴とする情報記録装置。
  13. 【請求項13】請求項新12の情報記録装置において、
    上記記録媒体上に記録されている上記媒体情報の読み出
    し結果に依存して、上記第1の切換え機構を動作させる
    か、乃至は上記第2の切換え機構を動作させるか、或い
    は第1及び第2の切換え機構の双方を動作させることを特
    徴とする情報記録装置。
  14. 【請求項14】請求項12または13において、上記第
    3のパワーレベルが上記第2のパワーレベルと等しいかそ
    れ以下であり、第4のパワーレベルを設け、上記第4のパ
    ワーレベルは上記第2のパワーレベルと等しいかそれ以
    下であり、上記第4のパワーレベルは上記第3のパワーレ
    ベルと等しいかそれ以上であり、上記マルチパルスの上
    記最終パルスに引き続いて上記第4のパワーレベルで上
    記エネルギービームを上記記録媒体に照射することを特
    徴とする情報の記録装置。
  15. 【請求項15】請求項14において、上記第4のパワー
    レベルが保持される時間は、上記エネルギービームの上
    記最終パルスのタイミング調整の量およびタイミング調
    整手段にかかわらず常に略一定に保持されることを特徴
    とする情報の記録装置。
  16. 【請求項16】エネルギービームの第1のパワーレベル
    で第1の状態に、上記第1のパワーレベルよりも高い第
    2のパワーレベルで第2の状態にすることが可能な記録
    媒体を用い、上記エネルギービームと上記記録媒体とを
    相対的に移動させて上記エネルギービームを上記記録媒
    体に照射することにより、上記第1の状態と上記第2の
    状態とを所定の長さ及び間隔で上記記録媒体上に形成す
    ることで情報を上記記録媒体に記録する情報の記録方法
    であって、上記第2のパワーレベルより低い第3のパワー
    レベルを設け、上記第2の状態の領域を特定の長さに形
    成する場合は上記第2のパワーレベルの期間に上記第3の
    パワーレベルの期間を混在させて上記エネルギービーム
    をマルチパルス化して上記エネルギービームを上記記録
    媒体に照射することを特徴とする情報の記録方法におい
    て、上記第2の状態の領域を特定の長さに形成する場合
    は上記マルチパルスの先頭パルスの立下りを略固定し、
    立ち上がりの位置を移動させる方法1、乃至は上記第2
    の状態の領域を特定の長さに形成する場合は上記マルチ
    パルスの最終パルスの立上りを略固定し、立ち下がりの
    位置を移動させる方法2の、少なくとも1つの方法を含
    むこと、上記第1のパワーレベルと等しいか或いは上記
    第1のパワーレベルより低い第4のパワーレベルを設
    け、エネルギービームのパワーレベルを上記マルチパル
    スの最終パルスに引き続いて上記第4のパワーレベルに
    所定時間だけ保持した後に上記第1のパワーレベルに保
    持すること、上記第4のパワーレベルの保持時間は上記
    最終パルスの立下りの位置に依存せず常に一定であるこ
    とを特徴とする情報の記録方法。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の情報の記録方法にお
    いて、上記マルチパルスにより形成しようとしている一
    つの第2の領域の長さと、上記一つの第2の領域に隣接
    し、かつ上記一つの第2の領域の直前に形成した上記第
    1の状態の領域の長さの、両方の長さに応じて上記先頭
    パルスの立ち上がりの位置を調整することを特徴とする
    情報の記録方法。
  18. 【請求項18】請求項16に記載の情報の記録方法にお
    いて、上記マルチパルスにより形成しようとしている一
    つの第2の領域の長さと、上記一つの第2の領域に隣接
    し、かつ上記一つの第2の領域の直後に形成しようとす
    る上記第1の状態の領域の長さの、両方の長さに応じて
    上記最終パルスの立ち下がりの位置を調整することを特
    徴とする情報の記録方法。
  19. 【請求項19】エネルギービーム発生器と、上記エネル
    ギービーム発生器の発生するエネルギービームのパワー
    レベルを第1のパワーレベル及び上記第1のパワーレベ
    ルより高い第2のパワーレベルに設定可能なパワー調整
    機構と、上記第1のパワーレベルで第1の状態に、上記
    第2のパワーレベルで第2の状態にすることが可能な記
    録媒体を保持することの出来る保持機構と、上記エネル
    ギービームと上記記録媒体とを相対的に移動させる事の
    出来る移動機構と、上記エネルギービームを上記記録媒
    体の所定の場所に照射することの出来る位置決め機構
    と、記録すべき情報を上記エネルギービームのパワーレ
    ベルに変化させる信号処理回路とを有する情報記録装置
    であって、上記パワー調整機構が上記第2のパワーレベ
    ルより低い第3のパワーレベルを有しており、上記記録
    媒体に上記第2の状態の領域を形成する際に、上記第2
    の状態の領域の長さを特定の長さに形成する場合は上記
    第2のパワーレベルの期間に上記第3のパワーレベルの
    期間を混在させて上記エネルギービームをマルチパルス
    化する機能を上記パワー調整機構が有する情報記録装置
    において、 上記マルチパルス化したエネルギービームの先頭パルス
    のエネルギーレベル立ち上がりタイミングを記録すべき
    情報の組み合わせに依存して変化させて、かつ上記先頭
    パルスのエネルギーレベル立下りタイミングを略固定し
    たままとする第1のタイミング調整手段と、 上記マルチパルス化したエネルギービームの先頭パルス
    のエネルギーレベル立ち上がりタイミングを記録すべき
    情報の組み合わせに依存して変化させて、かつ上記先頭
    パルスのエネルギーレベル立下りタイミングを記録すべ
    き情報の組み合わせに依存して変化させる第2のタイミ
    ング調整手段と、 必要に応じて上記第1のタイミング調整手段と上記第2
    のタイミング調整手段とを切り替える切換え機構と、を
    有する事を特徴とする情報記録装置。
  20. 【請求項20】エネルギービーム発生器と、上記エネル
    ギービーム発生器の発生するエネルギービームのパワー
    レベルを第1のパワーレベル及び上記第1のパワーレベ
    ルより高い第2のパワーレベルに設定可能なパワー調整
    機構と、上記第1のパワーレベルで第1の状態に、上記
    第2のパワーレベルで第2の状態にすることが可能な記
    録媒体を保持することの出来る保持機構と、上記エネル
    ギービームと上記記録媒体とを相対的に移動させる事の
    出来る移動機構と、上記エネルギービームを上記記録媒
    体の所定の場所に照射することの出来る位置決め機構
    と、記録すべき情報を上記エネルギービームのパワーレ
    ベルに変化させる信号処理回路とを有する情報記録装置
    であって、上記パワー調整機構が上記第2のパワーレベ
    ルより低い第3のパワーレベルを有しており、上記記録
    媒体に上記第2の状態の領域を形成する際に、上記第2
    の状態の領域の長さを特定の長さに形成する場合は上記
    第2のパワーレベルの期間に上記第3のパワーレベルの
    期間を混在させて上記エネルギービームをマルチパルス
    化する機能を上記パワー調整機構が有する情報記録装置
    において、 上記マルチパルス化したエネルギービームの最終パルス
    のエネルギーレベル立ち下がりタイミングを記録すべき
    情報の組み合わせに依存して変化させて、かつ上記最終
    パルスのエネルギーレベル立上がりタイミングを略固定
    したままとする第1のタイミング調整手段と、 上記マルチパルス化したエネルギービームの最終パルス
    のエネルギーレベル立ち下がりタイミングを記録すべき
    情報の組み合わせに依存して変化させて、かつ上記最終
    パルスのエネルギーレベル立ち上がりタイミングを記録
    すべき情報の組み合わせに依存して変化させる第2のタ
    イミング調整手段と、 必要に応じて上記第1のタイミング調整手段と上記第2
    のタイミング調整手段とを切り替える切換え機構を有す
    る事を特徴とする情報記録装置。
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