JP2000148841A - 受注処理装置、決済処理装置、決済処理システム、及び記憶媒体 - Google Patents

受注処理装置、決済処理装置、決済処理システム、及び記憶媒体

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JP2000148841A
JP2000148841A JP32421998A JP32421998A JP2000148841A JP 2000148841 A JP2000148841 A JP 2000148841A JP 32421998 A JP32421998 A JP 32421998A JP 32421998 A JP32421998 A JP 32421998A JP 2000148841 A JP2000148841 A JP 2000148841A
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JP32421998A
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Shinji Fukunaga
真司 福永
Tomoyoshi Fukuoka
朋美 福岡
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客の操作性や商品提供の即時性を損なうこ
となく、常に正確且つ効率的なネット決済を行うことが
可能な決済処理システムを提供する。 【解決手段】 受注処理装置110は、発注装置140
(X)からの注文を受注して決済処理装置120に対し
て決済処理を要求する前に、該注文の情報を仮注文情報
として保管しておき、発注装置140(X)からの要求
に基づいて、該仮注文情報を提示し、さらに発注装置1
40(X)から要求があった場合に、該仮注文情報に関
する決済要求を決済処理装置に対して再度行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、インター
ネット等の公用ネットワークにおいて、一般利用者が利
用するオンラインショッピング等の決済を行うための受
注処理装置、決済処理装置、決済処理システム、及びそ
れを実施するための処理ステップをコンピュータが読出
可能に格納した記憶媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、パーソナルコンピュー
タ等の一般家庭向けのコンピュータシステムや、インタ
ーネット等のネットワーク技術の進歩と普及に伴って、
インターネットを利用した商品情報の提供と受注を行う
サービスが広く行われるようになった。さらに、その場
で決済を行う、所謂「ネット決済」や「オンライン決
済」と呼ばれるサービスも広く行われるようになってき
た。このような状況を背景に、インターネット上で一般
顧客向けに商取引を行おうとする店舗やネット決済を代
行する業者にとっては、いかに簡便に安全なネット決済
システムを構築し提供できるかが重要になってきてい
る。
【0003】ここで、ネット決済の代行業者が提供する
基本的な決済方法としては、次のような方法がとられて
いる。 1)予め会員を募り、例えば、クレジットカードでの引
き落とし等、会員の入会時に会員ごとに決済方法を契約
する。このとき、会員に対して所定のパスワードを与え
る。その上でネット決済を行う際には、会員が入会時に
割り振られたパスワードを入力する。これにより、正し
い会員であるか等を認証し、後日該会員のクレジット引
き落としを請求する。 2)顧客は、一定金額のプリペイドカードを事前に購入
しておく。そして、ネット決済を行う際には、会員がプ
リペードカードに印刷してあるパスワードを入力する。
これにより、該会員がプリペイドカード代金の上限まで
の購入ができるようにする。 これらの方法(1)及び(2)では何れも、ネット決済
の代行業者が取り引きに関する決済金額を認識している
必要がある。
【0004】そこで、上述のような方法によるネット決
済をインターネットを用いて行うために、現在では、次
のようないくつかの方法が考案され、実施されている。
【0005】第1の方法:出店店舗が、独自に会員を募
り、ネット決済の代行業者が実施している、上述したよ
うなクレジットカードの引き落とし等までを行う。この
方法は、商品情報の追加・更新が、柔軟且つ迅速に行え
ることを可能にし、主として店舗の品揃えが多い場合
や、取り引きが非常に多い場合などに利用されている。
【0006】第2の方法:ネット決済の代行業者が、運
営するサーバ(以下、「決済サーバ」と言う)上で、各
出店店舗の商品と価格を保管しておき、商品情報の提供
も含めたインターネット上の全てのサービスを代行す
る。或いは、ネット決済時に、店舗が運営して商品情報
の提供と受注を行うサーバ(以下、「店舗サーバ」と言
う)から商品番号のみを決済サーバに引き渡すことで、
決済サーバ上で保管している価格を元にネット決済を行
う。この方法は、店舗サーバが不要、もしくは簡単に構
築・運営することを可能とし、主として出店店舗側で店
舗サーバを構築・運営することが困難な場合等に利用さ
れている。
【0007】第3の方法:ネット決済時に、決済金額を
店舗サーバから決済サーバに引き渡すことで、ネット決
済を行う。この方法によれば、店舗サーバが商品情報を
保有する必要がなくなり、商品情報の追加・更新が店舗
サーバ側で独自に行えるため、柔軟且つ迅速な商品構成
を提供することが可能となり、且つ店舗サーバの構築・
運営も容易に行うことも可能となる。すなわち、第3の
方法は、第1の方法と第2の方法の効果を両立させた方
法である。
【0008】尚、第1の方法では、クレジットカード番
号等のデータがインターネット内を流れ、第三者に漏洩
することを防ぐために、SET(Secure Electronic Tr
ansaction )等の暗号化手順が考案され、第2及び第3
の方法ではSSL(Secure Sockets Layer)等のインタ
ーネットで一般的に使用されるより簡便な暗号化手順が
利用されている。
【0009】上述のような第1〜第3の方法によるネッ
ト決済は、一般的にインターネット上で使用されるWW
W(World Wide Web)機能を用いて実施することで、よ
り容易に多くの一般顧客が使用することを可能としてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、第1の方法及び第2の方法には夫々長所と短所があ
るために、両方の長所を生かす目的で第3の方法が考案
されたが、その第3の方法には次のような問題点があっ
た。
【0011】例えば、不安定なインターネットを利用し
ていることにより、利用者が決済処理を行っている過程
で利用者のコンピュータのネットワーク接続が切れてし
まった場合、利用者は、もう一度最初から発注及び決済
処理を行う必要があり、また、その決済処理が完了して
いたか否かを確認することが非常に困難であった。
【0012】また、第3の方法の実施の方法の一つとし
て、決済結果を電子メール等の別経路で利用者に対して
送信し、利用者の確認返信を受信した上で決済完了とす
る方法もあるが、この方法では、顧客の自然な操作の流
れや商品提供の即時性を損なう恐れがあった。
【0013】さらに、例えば、利用者が決済処理を完了
したものと考えていたにしても、店舗サーバが停止した
等の原因で、決済サーバから決済完了通知が店舗サーバ
に送信されなかった場合には、利用者が決済処理を完了
させた注文の商品が該利用者に届かない、という問題も
あった。
【0014】そこで、本発明の第1の目的は、上記の欠
点を除去するために成されたもので、ネット決済時に店
舗サーバにおいて決済前の注文情報を仮注文情報として
保管しておき、利用者が必要に応じて該仮注文情報の内
容を取得して、未決済の注文に対して注文の再決済を要
求することを可能とすることで、顧客の操作性や商品提
供の即時性を損なうことなく、常に正確且つ効率的なネ
ット決済を行うことが可能な、受注処理装置、決済処理
装置、決済処理システム、及びそれを実施するための処
理ステップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒
体を提供することにある。また、本発明の第2の目的
は、店舗サーバにおいて仮注文情報を調べ、仮注文情報
の決済状況を決済サーバから取得することによって、店
舗サーバと決済サーバとの決済状況のデータ不整合を排
除することを可能とすることで、常に正確且つ効率的な
ネット決済を行うことが可能な、受注処理装置、決済処
理装置、決済処理システム、及びそれを実施するための
処理ステップをコンピュータが読出可能に格納した記憶
媒体を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、外部発注装置からの要求に基づいて、予
め保有している商品情報を該外部発注装置に対して提供
する商品情報提供手段と、上記外部発注装置から受け取
った注文情報に対する決済を、外部決済処理装置に対し
て依頼する注文受注手段と、上記注文情報を、上記外部
決済処理装置での決済処理完了前の仮注文情報と決済処
理完了後の本注文情報とで区別して保持し、上記外部決
済処理装置での決済処理の結果に基づいて、仮注文情報
を本注文情報に変更することによって、上記注文情報に
対する受注を確定する決済結果処理手段と、上記外部発
注装置からの要求に基づいて、上記決済結果処理手段で
の仮注文情報を上記外部発注装置に対して提示し、該仮
注文情報に対する再決済を上記外部決済処理装置に対し
て依頼する再決済受注手段とを備えることを特徴とす
る。
【0016】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記外部決済処理装置から取得した上記決済結果処理手
段での仮注文情報の決済処理の結果に基づいて、該仮注
文情報を本注文情報に変更することによって、該仮注文
情報に対する受注を確定する未決済注文処理手段を更に
備えることを特徴とする。
【0017】第3の発明は、上記第2の発明において、
上記未決済注文処理手段は、上記仮注文情報に含まれる
注文番号に基づいた注文単位で、上記仮注文情報の決済
処理の結果を上記外部決済処理装置から取得することを
特徴とする。
【0018】第4の発明は、上記第2の発明において、
上記未決済注文処理手段は、所定の決済完了日時情報に
基づいて、複数の上記仮注文情報の決済処理の結果を上
記外部決済処理装置から取得することを特徴とする。
【0019】第5の発明は、上記第1の発明において、
上記外部決済処理装置とのデータ交換を、上記外部発注
装置を経由しない経路で行うことを特徴とする。
【0020】第6の発明は、外部受注処理装置からの決
済の要求に基づいて、該外部受注処理装置に対して任意
の注文情報を出力した外部発注装置とデータ交換を行っ
て、該注文情報に対する決済を行い、その決済の結果を
保管して、上記外部受注処理装置に対して決済処理完了
を通知する決済手段を備える決済処理装置であって、上
記決済手段は、請求項1〜5の何れかに記載の受注処理
装置の機能を有する上記外部受注処理装置からの要求に
基づいて、上記注文情報に対する決済処理の結果を提供
する決済結果提供手段を含むことを特徴とする。
【0021】第7の発明は、外部受注処理装置からの決
済の要求に基づいて、該外部受注処理装置に対して任意
の注文情報を出力した外部発注装置とデータ交換を行っ
て、該注文情報に対する決済を行い、その決済の結果を
保管して、上記外部受注処理装置に対して決済処理完了
を通知する決済手段を備える決済処理装置であって、上
記外部受注処理装置からの要求に基づいて、上記注文情
報に対する決済処理の結果を提供する決済結果提供手段
を更に備えることを特徴とする。
【0022】第8の発明は、上記第6又は7の発明にお
いて、上記決済結果提供手段は、上記注文情報に含まれ
る注文番号に基づいた注文単位で、上記決済処理の結果
を提供することを特徴とする。
【0023】第9の発明は、上記第6又は7の発明にお
いて、上記決済結果提供手段は、所定の決済完了日時情
報に基づいて、上記決済処理の結果を提供することを特
徴とする。
【0024】第10の発明は、上記第6又は7の発明に
おいて、上記決済手段は、本装置内に保有する設定情報
と、上記外部受注処理装置からの該設定情報の選択指定
に基づいて、処理内容を変更することを特徴とする。
【0025】第11の発明は、上記第7の発明におい
て、上記外部受注処理装置とのデータ交換を、上記外部
発注装置を経由しない経路で行うことを特徴とする。
【0026】第12の発明は、ユーザから指示された任
意の商品についての注文情報を出力する発注装置と、上
記発注装置から出力された注文情報を受注する受注処理
装置と、上記受注処理装置からの要求に従って上記注文
情報に対する決済処理を行う決済処理装置とが、ネット
ワークを介して接続されてなる決算システムであって、
上記受注処理装置は、請求項1〜5の何れかに記載の受
注処理装置の機能を有し、上記決済処理装置は、請求項
6〜11の何れかに記載の決済処理装置の機能を有する
ことを特徴とする。
【0027】第13の発明は、上記第12の発明におい
て、上記ネットワークは、インターネットを含み、上記
インターネットによるデータ交換は、WWW機能による
データ通信を含むことを特徴とする。
【0028】第14の発明は、発注装置によるユーザか
らの任意の商品の注文を受注処理装置で受注し、該注文
情報に対する決済処理を決済処理装置で行うための処理
ステップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体
であって、上記処理ステップは、上記受注処理装置が、
上記発注装置からの要求に基づいて、予め保有している
商品情報を上記発注装置に対して提供する商品提供ステ
ップと、上記発注装置が、上記商品提供ステップにより
提供された商品情報に対するユーザの指示に従った商品
の注文情報を、上記受注処理装置に対して送信する注文
ステップと、上記受注処理装置が、上記注文ステップに
より送信されてきた注文情報を受注し、該注文情報に対
する決済を上記決済処理装置に依頼する注文受注ステッ
プと、上記決済処理装置が、上記注文受注ステップによ
る依頼に基づいて、上記注文情報に対する決済処理を行
い、その決済処理の結果を上記受注処理装置に対して送
信する決済ステップと、上記受注処理装置が、上記注文
受注ステップでの注文情報を、上記外部決済処理装置で
の決済処理完了前の仮注文情報と決済処理完了後の本注
文情報とで区別して保持し、上記決済ステップにより送
信されてきた決済処理の結果に基づいて、仮注文情報を
本注文情報に変更することによって、上記注文情報に対
する受注を確定する決済結果処理ステップと、上記受注
処理装置が、上記発注装置からの要求に基づいて、上記
決済結果処理ステップでの仮注文情報についての決済処
理の結果を、上記決済処理装置に対して要求する未決済
要求ステップと、上記決済処理装置が、上記未決済要求
ステップによる要求に基づいて、上記決済処理結果情報
を上記受注処理装置に対して送信する未決済ステップ
と、上記受注処理装置が、上記未決済ステップにより送
信されてきた決済処理結果情報を上記外部発注装置に対
して提示する未決済提示ステップと、上記受注処理装置
が、上記発注装置からの指示に従って、上記仮注文情報
に対する再決済を上記外部決済処理装置に対して依頼す
る再決済受注ステップとを含むことを特徴とする。
【0029】第15の発明は、上記第14の発明におい
て、上記処理ステップは、上記仮注文情報に含まれる注
文番号に基づいた注文単位で、上記仮注文情報の決済処
理の結果を、上記決済処理装置から上記受注処理装置に
送信させるステップを含むことを特徴とする。
【0030】第16の発明は、上記第14の発明におい
て、上記処理ステップは、所定の決済完了日時情報に基
づいて、複数の上記仮注文情報の決済処理の結果を、上
記決済処理装置から上記受注処理装置に送信させるステ
ップを含むことを特徴とする。
【0031】第17の発明は、上記第14の発明におい
て、上記処理ステップは、上記決済処理装置と上記受注
処理装置間でのデータ交換を、上記発注装置を経由しな
い経路で行うステップを含むことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0033】(第1の実施の形態)本発明は、例えば、
図1に示すような決済システム100に適用される。
【0034】<システム構成>決済システム100は、
上記図1に示すように、店舗サーバ110と、決済サー
バ120と、本システムの利用者(顧客)側の端末装置
(クライアントコンピュータ)140(1),140
(2),・・・,140(N)とが、ネットワーク13
0を介して接続された構成としている。
【0035】クライアントコンピュータ140(1),
140(2),・・・,140(N)は各々同様の構成
としており、詳細は後述するが、CPU、ROM、RA
M、HDD等を含み、例えば、顧客が自宅から直接操作
を行うための情報処理装置(コンピュータシステム)で
ある。また、クライアントコンピュータ140(1),
140(2),・・・,140(N)は各々、その利用
者の要求に応じて、ネットワーク130に接続して、ネ
ットワーク130を介して店舗サーバ110及び決済サ
ーバ120とデータ交換を行う機能を備えている。尚、
クライアントコンピュータ140(1),140
(2),・・・,140(N)は各々同様の構成として
いるため、ここでは説明の簡単のために、複数のクライ
アントコンピュータ140(1),140(2),・・
・,140(N)のうちのあるクライアントコンピュー
タ140(X)に着目し、それに関する動作説明等を行
う。
【0036】店舗サーバ110は、商品の販売を行う業
者(商品販売業者)が維持運営する情報処理装置であ
り、商品に関する情報(商品情報)を保持する機能を備
えている。また、店舗サーバ110は、ネットワーク1
30と常時接続しており、ネットワーク130を介して
クライアントコンピュータ140(X)に上記商品情報
を提示してクライアントコンピュータ140(X)から
の注文情報を受注するためのデータ交換を行う機能と、
ネットワーク130を介して決済サーバ120との間で
データ交換を行う機能と、商品対価の決済が完了した場
合に商品を顧客に届けるために必要な処理の全て又は一
部を行う機能をも備えている、尚、ここでは、”商品”
とは、顧客の注文に基づいて物理的手段によって配送さ
れる物品、或いは、ネットワーク130を介して店舗サ
ーバ110からクライアントコンピュータ140(X)
に伝送されるディジタルデータを示すものとする。
【0037】決済サーバ120は、商品購入時の顧客の
対価支払を上記商品販売業者に代行する、所謂決済代行
を行う業者(決済代行業者)が維持運営する情報処理装
置である。決済サーバ120も、ネットワーク130に
常時接続しており、ネットワーク130を介して店舗サ
ーバ120から決済が必要な商品の情報を受け取る機能
と、同じくネットワーク130を介してクライアントコ
ンピュータ140(X)とデータ交換を行ってその利用
者(顧客)を認証して上記商品情報に基づいてクライア
ントコンピュータ140(X)との間で決済処理を行う
機能と、該決済処理の結果を店舗サーバ120が取得で
きるようにする機能と、該決済処理の結果に基づいて顧
客の銀行口座からの引き落し等の対価受領及び店舗サー
バ120への該対価支払いを行うための処理の全て又は
一部を行う機能を備えている。
【0038】ネットワーク130は、クライアントコン
ピュータ140(X)、店舗サーバ110、及び決済サ
ーバ120を接続する接続手段であって、例えば、イン
ターネット等のネットワークシステムである。すなわ
ち、ネットワーク130は、クライアントコンピュータ
140(X)、店舗サーバ110、及び決済サーバ12
0が各々、本ネットワークに接続することによって、ク
ライアントコンピュータ140(X)と店舗サーバ11
0及び決済サーバ120の間、さらに店舗サーバ110
と決済サーバ120の間のデータ交換を可能にするもの
である。
【0039】尚、ここでは説明の簡単のため、ネットワ
ーク130として、一般的なインターネットを単一で用
いているようにしているが、これに限らず、他のネット
ワークを用いるようにしてもよい。また、インターネッ
トを用いた場合にはデータ漏洩等の危険性があるため、
例えば、店舗サーバ110と決済サーバ120のデータ
交換の接続のみを専用線接続等の安全な他のネットワー
クを用いる等、複数のネットワークを用いるようにして
もよい。これにより、データ漏洩等の危険性を防ぐこと
ができる。
【0040】<情報処理装置の内部構成>図2は、クラ
イアントコンピュータ140(1)〜140(N)、店
舗サーバ110、及び決済サーバ120として使用して
いる情報処理装置の内部構成を示したものである。
尚、ここでは、クライアントコンピュータ140(1)
〜140(N)、店舗サーバ110、及び決済サーバ1
20の各情報処理装置において、必要となる内部構成に
ついては差異がないため、上記図2で一括してハードウ
ェア構成の説明を行うものとする。
【0041】情報処理装置は、装置全体の動作制御を司
る中央演算装置(CPU)201、ランダムアクセスメ
モリ(RAM)202、リードオンリーメモリ(RO
M)203、ネットワークインターフェース(NETI
F)204、ビデオRAM(VRAM)205、コント
ローラ(KBC)207、ハードディスクドライブ(H
DD)209、及び外部入出力装置210が、入出力バ
ス200を介して接続され、互いにデータ授受する構成
としている。
【0042】RAM202は、CPU201の主メモリ
として機能すると共に、実行プログラムの領域や該プロ
グラムの実行エリアならびにデータエリアとしても機能
する。
【0043】ROM203は、CPU201の動作処理手
順(各種処理プログラム)が格納されるメモリである。
このため、ROM203は、情報処理装置の機器制御を行
うシステムプログラムである基本ソフト(OS)を格納
するためのプログラムROMと、システムを稼働するた
めに必要な情報等を格納するためのデータROMとを含
んでなる。尚、CPU201での各種処理プログラムを
格納するメモリとしては、ROM203の代わりに、HD
D209を用いるようにしてもよい。
【0044】NETIF204は、ネットワークを介し
て情報処理装置間のデータ転送を行うための制御を行っ
たり、接続状況の診断等を行う。
【0045】VRAM205は、情報処理装置の稼働状
態等を示すための表示装置206に対して、その画面に
表示される画像を展開し表示制御を行う。表示装置20
6としては、ここでは例えば、ディスプレイ(CRT)
を用いている。以下、表示装置206を「CRT20
6」と言う。
【0046】コントローラ207は、それに接続されて
いる外部入力装置208からの入力信号を制御するため
のものである。外部入力装置208は、情報処理装置の
利用者が該装置に対して行う操作を受けつけるための装
置であり、例えば、キーボードや、マウスなどのポイン
ティングデバイスを含んでなる。以下、外部入力装置2
08を「KB208」と言い、コントローラ207を
「KBC207」と言う。
【0047】HDD209は、アプリケーションプログ
ラムや各種データの保存用に用いられる。ここでのアプ
リケーションプログラムとは、本実施の形態を構成する
各種処理手段を実行するソフトウェアプログラム等を示
すものとする。
【0048】外部入出力装置210は、例えば、フロッ
ピーディスクドライブやCDROMドライブ等のリムー
バブルディスクを入出力するものであり、上述したアプ
リケーションプログラムの媒体からの読み出し等に用い
られる。以下、外部入出力装置210を「FDD21
0」と言う。尚、HDD209に格納するアプリケーシ
ョンプログラムや各種データを、FDD210に格納す
るようにしてもよい。
【0049】入出力バス200は、上述した各ユニット
間を接続するためのバスであり、アドレスバス、データ
バス、及び制御バスを含んでなる。
【0050】<モジュール構成>図3は、クライアント
コンピュータ140(X)、店舗サーバ110、及び決
済サーバ120の各情報処理装置内で動作する処理手段
群及びデータを格納する格納装置群と、上記処理手段群
及び格納手段群間の制御及びデータの流れの概要を示し
たものである。
【0051】上記図3中において、閲覧・指示手段30
1、文書提供手段311、商品情報提供手段312、注
文受注手段313、決済結果受信手段314、文書提供
手段341、決済予定受信手段342、決済手段34
3、及び決済結果提供手段344は各々、処理手段であ
り、各情報処理装置においてROM203、HDD20
9、又はFDD210から読み出され、RAM202に
展開されて使用されるアプリケーションプログラム、又
はプログラムの一部として動作するモジュールである。
【0052】商品情報格納装置321、仮注文格納装置
322、本注文格納装置323、決済予定格納装置35
1、認証情報格納装置352、及び決済結果格納装置3
53は各々、データ格納装置であって、ファイルシステ
ム又は市販のデータベースシステムを用いて、各情報処
理装置におけるHDD209、FDD210、及びRA
M202の少なくとも1つを用いてデータを格納するも
のである。
【0053】上記図3中における矢印は、処理手段間の
制御やデータの流れのうち主要なものを表わしている。
クライアントコンピュータ140(X)、店舗サーバ1
10、及び決済サーバ120の各情報処理装置をまたが
った制御やデータの伝送は、NETIF204及びネッ
トワーク130を介して行われる。
【0054】尚、ここでは、一般的に実施されているイ
ンターネットを利用したWWW機能を利用するため、店
舗サーバ110と決済サーバ120間の制御及びデータ
は、文書提供手段311及び文書提供手段341、さら
に場合によっては閲覧・指示手段301を経由して伝送
されるものとする。このとき、ネットワーク130のう
ち、店舗サーバ110と決済サーバ120の接続方法と
してインターネット以外のネットワークシステムを利用
していた場合、上記の制御及びデータの伝送は、文書提
供手段311或いは文書提供手段341を経由する必要
はない。
【0055】以下、各々の処理手段及びデータ格納装置
について具体的に説明する。
【0056】閲覧・提示手段301は、クライアントコ
ンピュータ140(X)上で動作する処理手段の1つで
あって、ネットワーク130を通してインターネット等
の外部からのサービスを受けることを可能とするアプリ
ケーションプログラム(いわゆるインターネットブラウ
ザ等の一般的なアプリケーションプログラム)である。
例えば、クライアントコンピュータ140(X)の利用
者は、そのKB208を用いて、所望のデータを識別す
るための値(以下、「閲覧データ識別子」と言う)を、
閲覧・指示手段301に対して入力する。これを受けた
閲覧・指示手段301は、入力された閲覧データ識別子
によって示されるデータを、ネットワーク130を介し
て該データを保管している情報処理装置(以下、単に
「サーバ」と言う)から取得し、CRT206に表示さ
せる。また、閲覧・指示手段301は、利用者がKB2
08より入力した、閲覧データ識別子以外の文字データ
等(以下、「付加データ」と言う)をサーバに対して送
信する。
【0057】文書提供手段311、商品情報提供手段3
12、注文受注手段313、及び決済結果受信手段31
4は、店舗サーバ110上で動作する処理手段である。
【0058】文書提供手段311は、閲覧・指示手段3
01から送信されてきた閲覧データ識別子を受信し、該
閲覧データ識別子が示すデータを、HDD209、FD
D210、及びRAM202等から検索して、その検索
して取得したデータを閲覧・指示手段301に対して返
信する。また、文書提供手段311は、閲覧・指示手段
301から送信されてきた閲覧データ識別子が、アプリ
ケーションプログラム等の処理手段を示す場合は、該処
理手段をRAM202に展開して実行させると共に、こ
のとき閲覧・指示手段301から付加データをも送信さ
れてきた場合は、その付加データをRAM202を介し
て上記の処理手段(閲覧データ識別子により示される処
理手段)に引き渡す。この場合、該処理手段がRAM2
02に対して出力したデータを、閲覧・指示手段301
に対して返信する。尚、ネットワーク130がインター
ネットである場合、文書提供手段311は、一般的にイ
ンターネットサーバプログラム或いはWWWサーバプログ
ラムと呼ばれるものに相当する。この場合、それによっ
て起動される処理手段は、一般的にCGIプログラムと
呼ばれるものに相当することになる。
【0059】商品情報提供手段312は、閲覧・指示手
段301からの指示に基づいて、文書提供手段311に
よってRAM202に展開されて動作する処理手段であ
る。この商品情報提供手段312は、閲覧・指示手段3
01から送信されてきた付加データによって示される商
品に関するデータを、商品情報格納装置321から読み
取り、その内容を編集してRAM202に出力すること
によって、文書提供手段311を介して閲覧・指示手段
301に提供する。
【0060】注文受注手段313は、閲覧・指示手段3
01からの指示に基づいて、文書提供手段311によっ
てRAM202に展開されて動作する処理手段である。
この注文受注手段313は、閲覧・指示手段301から
送信されてきた付加データによって示される、1つ以上
の商品情報から構成される注文データを受け取って、そ
の注文データに対して一意の注文番号を発番すると共
に、その注文データを仮注文格納装置322に保管す
る。また、その注文データに対する請求額等の決済情報
を決済手段受信手段342に対して送信する。また、注
文受注手段313は、決済サーバ120の決済手段34
3に制御を移動させることによって、決済手段343の
出力内容を閲覧・指示手段301に対して送信させる。
これにより、クライアントコンピュータ140(X)で
は、そのCRT206上に表示される内容が、決済手段
343によって作成されたデータ内容に切り替わること
になる。
【0061】決済結果受信手段314は、決済サーバ1
20の決済手段343からの制御移行の結果として、文
書提供手段311によってRAM202に展開されて動
作する処理手段である。この決済結果受信手段314
は、決済手段343から送信されてきた注文番号等の決
済情報を元に、決済結果提供手段344に対して要求を
出力することによって、該注文の決済の成否を調べて、
この結果、該注文の決済が決済サーバ120上で正しく
完了していた場合には、該注文の情報を仮注文格納装置
322から本注文格納装置323に移動させ、その後、
閲覧・指示手段301伝送用のデータを編集し、それを
文書提供手段311を介して閲覧・指示手段301に対
して送信する。
【0062】商品情報格納装置321、仮注文格納装置
322、及び本注文格納装置323は、決済サーバ12
0上にあるデータ格納装置である。
【0063】商品情報格納装置321は、利用者が発注
可能な商品に関する、商品を一意に識別するための商品
コード、及び商品名、単価等の情報を格納する。仮注文
格納装置322は、利用者が発注した注文データのう
ち、決済が未完了のデータを格納する。注文データは、
一意の注文番号で識別され、1つの注文は、決済金額と
1つ以上の商品情報(少なくとも商品コード)から構成
される。本注文格納装置323は、決済が完了した注文
データを格納する。
【0064】尚、注文データの一部として注文の決済状
況(決済が完了したものであるか否か)を表すデータ項
目を持つことによって、仮注文格納装置322と本注文
装置323を合わせて1つのデータ格納装置として実現
することも可能である。
【0065】文書提供手段341、決済予定受信手段3
42、決済手段343、及び決済結果提供手段344
は、決済サーバ120上で動作する処理手段である。
【0066】文書提供手段341の有する機能は、店舗
サーバ110上の文書提供手段311と少なくとも等価
である。
【0067】決済予定受信手段342は、店舗サーバ1
10の注文受注手段313からの要求に基づいて、文書
提供手段341によってRAM202に展開されて動作
する処理手段である。 この決済予定受信手段342
は、注文受注手段313から送信されてきた決済予定の
注文に関する情報(少なくとも注文番号と請求額)を、
決済予定格納装置351に保管する。
【0068】決済手段343は、店舗さーば110の注
文受注手段313からの制御移行の結果として、文書提
供手段341によってRAM202に展開されて動作す
る処理手段である。この決済手段343は、表示用デー
タを文書提供装置341を経由してクライアントコンピ
ュータ140(X)の閲覧・指示手段301に対して送
信し、その表示用データに対してクライアントコンピュ
ータ140(X)の利用者がKB208を用いて入力し
た付加データを元に処理を行うという、会話的な処理を
繰り返すことによって、クライアントコンピュータ14
0(X)の利用者を認証し、決済予定格納装置351に
格納されている該利用者の注文に対する予信及び決済処
理を行って、その決済処理の成否を決済結果格納装置3
53に対して出力する。そして、決済処理が完了した時
点で、制御を店舗サーバ110の決済結果受信手段31
4に移動させることによって、決済結果受信手段314
の出力内容を閲覧・指示手段301に対して送信させ
る。これにより、クライアントコンピュータ140
(X)上では、そのCRT206上に表示される内容
が、決済結果受信手段314によって作成されたデータ
内容に切り替わることになる。
【0069】決済結果提供手段344は、店舗サーバ1
10の決済結果受信手段314等からの要求に基づい
て、文書提供手段341によってRAM202に展開さ
れて動作する処理手段である。この決済結果提供手段3
44は、決済結果受信手段314から送信されてきた注
文の決済結果データを決済結果格納装置353から検索
し、その検索により取得した決済結果データを要求元の
決済結果受信手段314に対して返信する。
【0070】決済予定格納装置351、認証情報格納装
置352、及び決済結果格納装置353は、決済サーバ
120上にあるデータ格納装置である。
【0071】決済予定格納装置351は、店舗サーバ1
10の注文受注手段313から送信されてきた決済予定
データを格納する。この決済予定データは、少なくとも
注文番号と決済金額で構成される。認証情報格納装置3
52は、決済処理時の認証及び予信を行うために必要と
なる各種の認証情報を格納する。この認証情報は、例え
ば、決済サーバ120を利用可能な利用者のIDとパス
ワード及び該利用者の決済方法(例えば、銀行口座の口
座番号やクレジットカード番号)等によって構成され
る。また、決済方法がプリペイドカード方式である場合
には、上記の認証情報は、カード番号と該カードのパス
ワード、及び該カードの残高等によって構成される。決
済結果格納装置353は、決済結果データ、すなわち決
済が行われた注文に関する情報が格納される。この決済
結果データは、少なくとも注文番号と決済の成否を表す
フラグによって構成される。
【0072】尚、ここでは、上述した各々の処理手段
は、1つのアプリケーションプログラム又はプログラム
モジュールとしているが、1つの処理手段を複数のアプ
リケーションプログラム又はプログラムモジュールとし
てもよい。或いは、複数の処理手段を1つのアプリケー
ションプログラム又はプログラムモジュールとしてもよ
い。
【0073】また、実際に、いわゆるオンラインショッ
ピングシステムを実現するためには、店舗サーバ110
において、本注文格納装置323の情報に基づいて実際
の商品を利用者に配送する機能や、決済サーバ120に
おいて、請求額の引き落としなどの清算を行って店舗に
支払う機能等が必要となるが、これらの機能は、一般的
な商品配送や入出金システムとして実現可能であるた
め、その詳細な説明は省略する。ここでは、決済システ
ム100の最も特徴とする構成について主に説明するも
のとする。
【0074】また、1つの店舗サーバ110に対し複数
の決済サーバ120を利用する、或いは1つの決済サー
バ120が複数の店舗サーバ110からの決済処理を行
うという構成にした場合、店舗サーバ110において
は、仮注文格納装置322及び本注文格納装置323に
格納する注文情報や、注文受注手段313が閲覧・指示
手段301から受信するデータ項目に対して、決済サー
バを識別する識別子や各決済サーバにおける決済方法に
基づいた処理の振り分け等を行うようにする。一方の決
済サーバ120においても、注文受注手段313から受
信するデータ項目や、決済結果格納装置353に格納す
る決済結果データに対して、店舗サーバを識別する識別
子を用意して、必要に応じて、店舗サーバ毎に決済結果
受信手段314への伝送データを区別するようにする。
但し、ここでは説明の簡単のために、店舗サーバ110
及び決済サーバ120は各々1つであるとする。
【0075】<通信方法>ここで、決済システム100
(上記図1)でのデータ通信は、例えば、インターネッ
トを用いたWWW機能を利用して行うものとする。そこ
で、決済システム100の処理動作の説明の前に、広く
一般的に使用されているインターネットを用いたWWW
機能におけるデータ通信での、クライアント側における
複数のサーバにまたがる画面遷移、及びサーバ間のデー
タ通信について、図4、図5、図6、及び図7を用いて
説明する。
【0076】図4は、上記のWWW機能におけるシステ
ム400の構成を示したものである。システム400
は、本システムの利用者である顧客側の情報処理装置4
01、WWWサーバ402(A)、及びWWWサーバ4
03が、ネットワーク404を介して接続された構成と
している。尚、WWW機能を利用したシステム400
は、本実施の形態の1つであって、以下の説明で使用す
る各構成は、上述した各構成に各々対応するが、それら
を区別するために別名称及び符号を使用する。
【0077】情報処理装置401は、顧客が、例えば、
自宅から直接操作を行うための装置である。以下、情報
処理装置401を「WWWクライアント401」と言
う。WWWクライアント401は、処理手段410を有
しており、該手段は、WWWクライアント401のHD
D又はFDD(上記図2:HDD209、FDD210
参照)から読み出され、RAM(上記図2:RAM20
2参照)に展開されて使用可能となる処理手段である。
すなわち、処理手段410は、いわゆるプログラムモジ
ュールであり、例えば、Microsoft社のInt
ernetExplorer(登録商標)等の、一般的
にWWWブラウザと呼ばれるものに相当する。以下、こ
れを「ブラウザプログラム」と言う。上記のブラウザプ
ログラム410は、WWWクライアント401のKB
(上記図2:KB208参照)を用いて利用者から指示
された文書データを、インターネット404を介して該
指示データにて示されるWWWサーバに対して要求を出
力することで取得し、その取得した文書データを解析し
てその内容を編集し、WWWクライアント401のCR
T(上記図2:CRT206参照)に表示する等の機能
を有する。ここでは、上記図3の閲覧・指示手段301
がブラウザプログラム410に相当する。
【0078】尚、実際のシステムでは、WWWクライア
ントは複数存在し得るが、ここでは説明の簡単のため
に、1つのWWWクライアント401が存在するものと
する。また、このWWWクライアント401は、上記図
1のクライアントコンピュータ140(X)に相当す
る。
【0079】WWWサーバ402(A)及びWWWサー
バ(B)403は各々、WWWクライアント401の要
求に応じて、文書や画像データを提供する情報処理装置
である。WWWサーバ402(A)は、WWWサーバプ
ログラム(A)421とCGIプログラム(A)422
を有し、WWWサーバ(B)403も同様に、WWWサ
ーバプログラム(B)431とCGIプログラム(B)
432を有するものである。
【0080】WWWサーバプログラム(A)421及び
(B)431は各々、同様の機能を有するプログラムモ
ジュールである。例えば、WWWサーバプログラム
(A)421は、インターネット404を介して受信し
た処理要求を解析し、その処理要求を満足する文書デー
タを、WWWサーバープログラム(A)421が稼動す
る情報処理装置のHDD又はFDD(上記図2:HDD
209、FDD210参照)から検索してインターネッ
ト404を介して処理要求の発信元に返信する機能と、
処理要求がプログラムモジュールを示す場合には、該プ
ログラムモジュールをRAM(上記図2:RAM202
参照)に展開して実行させ、該プログラムモジュールの
出力結果を、文書データと同様に処理要求の発信元に返
信する機能とを少なくとも有するものである。ここで
は、上記図3の文書提供手段311及び文書提供手段3
41が、WWWサーバプログラム(A)421及び
(B)431に相当する。
【0081】CGIプログラム(A)422及び(B)
432は各々、同様の機能のプログラムモジュールであ
る。例えば、CGIプログラム(A)422は、上述し
たように、WWWサーバプログラム(A)421が受信
した処理要求がプログラムモジュールであった場合に、
WWWサーバプログラム(A)421によってWWWサ
ーバプログラム421が稼動している情報処理装置上の
RAM(上記図2:RAM202参照)に展開されてそ
の動作を開始し、該RAMに返信データを出力すること
によって、WWWサーバプログラム(A)421を介し
て処理要求の発信元に該返信データを返信する。
【0082】尚、上述のWWWサーバ(A)402及び
WWWサーバ(B)403についても、実際のシステム
では複数存在し得るが、ここでは説明の簡単のために、
2つのWWWサーバ(A)402及び(B)403が存
在するものとする。また、WWWサーバ(A)402及
びWWWサーバ(B)403は、上記図1の店舗サーバ
110及び決済サーバ120に相当する。
【0083】インターネット404は、WWWクライア
ント401、WWWサーバ(A)402、及びWWWサ
ーバ(B)403の各情報処理装置を接続する接続手
段、すなわちネットワークである。
【0084】図5は、WWW機能において、WWWサー
バ(A)402,(B)403上の文書データ又はCG
Iプログラム(A)422,(B)432を識別するた
めの識別子を示したものである。この図5では、一般的
にUnform Resource Locator
(URL)と呼ばれる識別子を一例として挙げている。
【0085】WWWクライアント401の利用者は、ブ
ラウザプログラム410に対して、KB(上記図2:K
B208参照)を用いて、上記図5のURLを入力する
ことにより、所望の文書データやCGIプログラム
(A)422,(B)432の処理結果データを取得す
ることができる。このとき、WWWサーバプログラム
(A)421,(B)431が受信する処理要求も、主
にURLの形式で受信する。このようなURLは、次の
ような複数の部分によって構成される。
【0086】”441”は、URLを送信し、URLが
示す文書データ又はCGIプログラム(A)422や
(B)432の処理結果をデータ返信する際に使用する
ネットワークプロトコルを示す。ここでは、本通信にお
いて、HyperText Transfer Pro
tocol(HTTP)を使用する。”442”は、U
RLを処理要求として送信する際の送信先であるWWW
サーバ(A)402や(B)403を示す識別子であっ
て、インターネット内で予め一意になるよう定められて
いる。”443”は、”442”で示されるWWWサー
バ(A)402や(B)403内において、文書データ
又はCGIプログラム(A)422や(B)432を識
別するための識別子である。通常、WWWサーバ(A)
402や(B)403内における文書ファイル又はCG
Iプログラムファイルのパス名の一部を使用する。”4
44”(区切り文字”?”以降の部分)は、URLで要
求するものがCGIプログラム(A)422や(B)4
32である場合に有効となるものあり、必要に応じて付
加される部分である。この”444”の部分の値は、C
GIプログラム(A)422や(B)432から参照可
能であり、プログラムモジュールの実行時の引数のよう
に使用できる。以下、この”444”の部分を「CGI
プログラム引数」と言う。CGIプログラム引数444
内部の形式は、”443”で示されるCGIプログラム
によって解析される。
【0087】そこで、WWWクライアント401のブラ
ウザプログラム410から、例えば、WWWサーバ
(A)のCGIプログラム(A)422を実行する場
合、システム400は次のような動作がなされる。
【0088】先ず、WWWクライアント401の利用者
は、そのKB(上記図2:KB208参照)を用いて、
CGIプログラム(A)422を示すURLをブラウザ
プログラム410に対して入力する。これにより、ブラ
ウザプログラム410は、入力されたURLをインター
ネット404に対して送出する。
【0089】インターネット404は、ブラウザプログ
ラム410からのURLの”442”部分を解析するこ
と等により、そのURLをWWWサーバ(A)402の
WWWサーバプログラム(A)421に対して送信す
る。
【0090】WWWサーバープログラム(A)421
は、インターネット404からのURLの”443”部
分を解析することによって、CGIプログラム(A)4
22をHDD(上記図2:HDD209参照)から検索
し、それをRAM(上記図2:RAM202参照)上に
展開して実行させる。
【0091】これにより、CGIプログラム(A)42
2は、必要に応じてCGIプログラム引数444を解析
し、指定された処理を行う。その後、CGIプログラム
(A)422は、WWWクライアント401のブラウザ
プログラム410に返信すべきデータを編集し、それを
RAM(上記図2:RAM202参照)に対して出力す
ることによってWWWサーバプログラム(A)421に
対して返送する。
【0092】WWWサーバプログラム(A)421は、
CGIプログラム(A)422から返送されてきた返信
データを、インターネット404を介してWWWクライ
アント401のブラウザプログラム410に対して返信
する。
【0093】WWWクライアント401のブラウザプロ
グラム410は、WWWサーバプログラム(A)421
から返送されてきた返信データを解析して編集して、そ
れをCRT(上記図2:CRT206参照)上に表示さ
せる。
【0094】尚、ここでは、上述した「URL」が決済
システム100での「閲覧データ識別子」に相当し、
「CGIプログラム引数」が決済システム100での
「付加データが」に相当する。
【0095】図6は、上記図5に示したようなURLの
指定によって、WWWサーバ(A)402や(B)40
3から返送される返送データ450と、それを元にブラ
ウザプログラム410によってWWWクライアント40
1のCRT(上記図2:CRT206参照)上に表示さ
れる画面イメージ460の一例を示したものである。
【0096】ここで、返送データ450は、一般的にH
ypertext MarkupLanguage(H
TML)と呼ばれる記述形式に基づいて記述されたテキ
ストデータとしてブラウザプログラム410に送信され
るものとする。したがって、上記図6の画面イメージ4
60は、このHTML450に基づいてブラウザプログ
ラム410により、WWWクライアント401のCRT
上に表示された画面状態を示したものである。
【0097】具体的には、返送データ450におい
て、”451”は、CRT上に表示される後述するボタ
ン462が利用者によりクリック(KBC207に接続
されたポインティングデバイスやKB208の操作によ
る利用者からの指示)された時に、ブラウザプログラム
410が”ACTION=”パラメータで示されるUR
Lを、インターネット404に対して要求するよう指定
していることを示すデータである。
【0098】”452”は、CRT206上に後述する
入力フィールド461を表示し、”451”により指示
されたURLを要求する際に、入力フィールド461に
対して利用者がKB208を用いて入力した文字列を、
ブラウザプログラム410がURLにCGIプログラム
引数として付加して要求することを指定していることを
示すデータである。尚、”452”のデータ部分のパラ
メータTYPEに対して、”TYPE=HIDDEN”
と指定すると、ブラウザプログラム410は、そのフィ
ールドをCRT206上に表示させず、デフォルト値と
して設定された値をそのままCGIプログラム引数とし
て付加することになる。
【0099】”453”は、CRT206上に上記ボタ
ン462を表示し、ボタン462がクリックされた時点
で、ブラウザプログラム410がURLをインターネッ
ト404に対して要求することを指定していることを示
すデータである。
【0100】”454”は、HTTPヘッダーと呼ばれ
るデータ部分であって、ブラウザプログラム410とW
WWサーバプログラム(A)421や(B)431との
間で交換する制御用の情報が記述される。ここでは、”
454”に続くデータ部分を、HTMLデータとしてお
り、ブラウザプログラム410がHTMLデータを解析
してその内容に基づいてCRTに画面を編集しなければ
いけないことを示している。
【0101】一方、画面イメージ460において、”4
61”は、上述した返送データ450内の、”452”
のデータ部分の指定に基づいて、ブラウザプログラム4
10がCRT上に表示させた入力フィールドを示してい
る。”462”は、返送データ450内の、”453”
のデータ部分の指定に基づいて、ブラウザプログラム4
10がCRTに表示させたボタンを示している。
【0102】そこで、例えば、返送データ450(HT
ML)が、WWWサーバ(A)402のCGIプログラ
ム(A)422に対して要求したURLの結果としてW
WWクライアント401に返送されており、且つ返送デ
ータ450内の”451”のデータ部分に記述されたU
RLが、WWWサーバ(B)403のCGIプログラム
(B)432であった場合、WWWクライアント401
の利用者は、そのCRT上に表示されているボタン46
2をクリックすることで、CGIプログラム(B)43
2に対して処理要求を行う。これにより、CGIプログ
ラム(B)432の出力結果である新たな返送データ
(HTML)データが、WWWサーバ(B)403から
返信されてWWWクライアント401のCRT上に表示
される。すなわち、WWWクライアント401のCRT
の表示画面が、WWWサーバ(A)402の出力内容か
らWWWサーバ(B)403の出力内容に切り替わるこ
とになる。
【0103】上述のような、WWWクライアント401
のCRT上の表示内容を切り替える方法(第1の方法)
に対して、第2の方法は、一般的にサーバリダイレクト
と呼ばれている方法である。
【0104】サーバーリダイレクトにおいては、例え
ば、WWWサーバ(A)402のCGIプログラム
(A)422が、WWWクライアント401のブラウザ
プログラム410に対して返信データ450(HTM
L)を返信する場合、その”454”のデータ部分(H
TTPヘッダ)分に、 Location:http://www.serve
rB.com/scripts/ProgramB と記述しておく(ここでは、上記の文字列中のURL
を、CGIプログラム(B)432を示すものとす
る)。以下、”Location:”で始まるHTTP
ヘッダを「Locationヘッダ」と言う。WWWク
ライアント401のブラウザプログラム410は、受信
した返送データ450のHTTPヘッダ454内にLo
cationヘッダが含まれていた場合、返送データ4
50の解析及びCRTへの表示を行う前に、Locat
ionヘッダの示すURL、すなわちCGIプログラム
(B)432の実行をインターネット404に対して要
求し、CGIプログラム(B)432の結果をCRTに
表示させる。これにより、WWWクライアント401の
CRT上の表示画面は、WWWサーバ(A)402の出
力内容からWWWサーバ(B)403の出力内容に切り
替わることになる。
【0105】尚、WWWサーバ(A)のWWWサーバプ
ログラム(A)421が返信しようとしている返信デー
タ450のHTTPヘッダ454が、同一WWWサー
バ、すなわちWWWサーバ(A)402のURLを指す
Locationヘッダであった場合、WWWサーバプ
ログラム(A)421は、該データを返信せずに、Lo
cationヘッダの示すCGIプログラムを実行し、
そのCGIプログラムの結果を、WWWクライアント4
01のブラウザプログラム410に返信する。また、こ
こでは、決済システム100において、店舗サーバ11
0と決済サーバ120間における制御の移行を、上述し
た第1及び第2の何れかの方法によって行うことが可能
であり、これにより、クライアントコンピュータ101
のCRT206の表示を、店舗サーバ110の出力内容
と決済サーバ120の出力内容とで切り替わるようにな
されている。
【0106】図7は、CGIプログラムが別のWWWサ
ーバ上のCGIプログラムを呼び出す場合の、システム
400の構成の一例を示したものである。
【0107】例えば、WWWサーバ(A)402におい
て、GCIプログラム(A)422内の通信モジュール
701は、プログラムモジュール中の機能単位である。
すなわち、通信モジュール701は、WWWクライアン
ト401のブラウザプログラム410が有する機能の一
部である、HTTP等のWWW機能上有効なプロトコル
を用いて、URLをインターネット404に対して要求
する機能と、該要求の結果として返信データを受信する
機能を有するものである。
【0108】具体的には、WWWサーバ(A)のCGI
プログラム(A)422は、通信モジュール701を用
いて、WWWサーバ(B)のGGIプログラム(B)4
32を示すURLをインターネット404に対して要求
する。このときのURLは、WWWクライアント401
のブラウザプログラム410が要求した場合と同様にし
て、WWWサーバ(B)403に対して送信される。こ
れにより、WWWサーバ(B)403のCGIプログラ
ム(B)432の処理結果としての返送データ450
(HTML)データは、通信モジュール701を介して
CGIプログラム(A)422に対して返信される。こ
のとき、CGIプログラム(B)432は、処理要求の
要求元がWWWクライアント401ブラウザプログラム
410であるかWWWサーバ(A)402のCGIプロ
グラム422であるかの区別は行わない。また、WWW
サーバ(B)403のCGIプログラム(B)432の
結果は、WWWサーバ(A)CGIプログラム(A)4
22が受信するため、WWWクライアント401のブラ
ウザプログラム410を経由しない。
【0109】尚、WWWクライアント401とWWWサ
ーバ(A)402の間、WWWクライアント401とW
WWサーバ(B)403の間、及びWWWサーバ(A)
402とWWWサーバ(B)403の間の各通信におい
て、通信上のデータを暗号化することも可能であり、さ
らに、上記の各通信経路は各々独立しているため、各々
の通信経路毎に別々の暗号化手段を使用することも可能
である。また、上記図7における要求元のプログラムモ
ジュールは、必ずしもCGIプログラムである必要はな
い。さらに、上記図7の構成を、上記図1に示した決済
システム100に適用することで、店舗サーバ110上
の処理手段から決済サーバ120上の処理手段を呼び出
す、或いは、決済サーバ120上の処理手段から店舗サ
ーバ110上の処理手段を呼び出すことが実現可能とな
る。
【0110】<動作説明>以上が、WWW機能を使用し
たシステム400での通信方法の説明である。そこで、
上記図1に示した決済システム100の動作の概要につ
いて、上記図3を用いて説明する。
【0111】尚、決済システム100での以下に説明す
る各情報処理装置をまたがるデータ通信は、ここでは上
述したデータ通信方法を用いて行うものとする。すなわ
ち、店舗サーバ110の注文受注手段313から決済サ
ーバ120の決済手段343、及び決済サーバ120の
決済手段343から店舗サーバ110の決済結果受信手
段314の制御移動は、サーバリダイレクトの方法で行
い、決済予定受信手段342及び決済結果提供手段34
4の呼び出しは、上記図7を用いて説明したWWWサー
バ間のデータ通信方法によって行う。また、サーバリダ
イレクトの方法での制御移行を行う際には、伝送データ
がクライアントコンピュータ140(X)を経由する場
合があるため、決済金額及び決済結果といった秘匿すべ
きデータは送信しないようにする。
【0112】先ず、店舗サーバ110において、商品情
報提供手段312は、商品情報格納装置321から商品
情報を読み出して、それを文書提供手段311を介して
クライアントコンピュータ140(X)の閲覧・指示手
段301に対して送信する。
【0113】クライアントコンピュータ140(X)に
おいて、閲覧・指示手段301は、店舗サーバ110か
らの商品情報をCRT206上に表示させる。これによ
り、クライアントコンピュータ140(X)の利用者
は、CRT206に表示された商品情報を元に、閲覧・
指示手段301に対して、所望する商品及びその数量を
一つ以上指定する。この指定情報は、注文データとして
閲覧・指示手段301に与えられる。閲覧・指示手段3
01は、上記の注文データを、店舗サーバ110の文書
提供手段311を介して注文受注手段313に対して送
信する。
【0114】店舗サーバ110において、注文受注手段
313は、クライアントコンピュータ140(X)から
送信されてきた注文データに対して、一意の注文番号を
発番し、その注文番号及び決済金額を決済予定データと
して決済サーバ120の決済予定受信手段342に対し
て送信すると共に、該注文番号及び決済金額を付加した
上記の注文データを仮注文データとして仮注文格納装置
322に格納し、その後、決済サーバ120の決済手段
343に制御を移行する。
【0115】決済サーバ120において、決済予定受信
手段342は、店舗サーバ120から送信されてきた決
済予定データを、一時保管領域である決済予定格納装置
351に格納しておく。決済手段343は、認証情報格
納装置352に保管してある情報を元に、文書提供手段
341を介してクライアントコンピュータ140(X)
の閲覧・指示手段301とデータ交換を行うことによっ
て、その利用者から入力された認証情報を受信し、所定
の認証処理を行って、決済予定格納装置351に格納さ
れている決済の確認処理を行う。このような決済確認処
理の後、上記の決済予定データを、決済予定格納装置3
51から削除すると共に、決済結果格納装置353に書
き込み、店舗サーバ110の決済結果受信手段341に
制御を移行する。
【0116】店舗サーバ110において、決済結果受信
手段314は、注文の決済結果を、決済サーバ120の
決済結果提供手段344を呼び出すことによって取得す
る。このとき、決済サーバ120の決済結果提供手段3
44は、指定された注文番号の決済結果データを決済結
果格納装置353から検索して店舗サーバ110の決済
結果受信手段314に対して返信する。決済結果受信手
段341は、決済サーバ120の決済結果提供手段34
4から取得した決済結果データを元に、それに対応する
仮注文データを仮注文格納装置322から本注文格納装
置323に移動させ、処理結果を示すメッセージを含む
表示用データを、文書提供手段311を介してクライア
ントコンピュータ140(X)の閲覧・指示手段301
に対して送信する。
【0117】クライアントコンピュータ140(X)に
おいて、閲覧・指示手段301は、店舗サーバ110か
ら送信されてきた表示用データを元に、処理結果のメッ
セージ等をCRT206に表示させる。
【0118】店舗サーバ110における商品発送等の後
続処理については、注文格納装置323に格納されてい
る注文データに基づいて行われ、また、決済サーバ12
0における口座からの代金引き落とし等の後続処理はに
ついて、決済結果格納装置353に格納されている決済
結果データに基づいて行われる。
【0119】<注文の受注と決済画面への移行>図3及
び図8を用いて、決済システム100での上述した処理
内容の前半部分に相当する、商品情報の提供、注文の受
注、及び決済用画面の表示に至る部分の処理を具体的に
説明する。
【0120】図8は、上記の前半処理部分を示したもの
である。この前半処理部分は、複数の処理手段によって
実現される。これらの処理手段としては、ここでは、閲
覧・指示手段301、商品情報提供手段312、注文受
注手段313、決済予定受信手段342、及び決済手段
343としている。尚、ここでの決済手段343が行う
処理内容は、決済手段343が有する機能の一部であっ
て、上記の前半処理部分に必要な処理についてのみ説明
するものとする。
【0121】ここで、上記図8において、各処理手段
は、各々異なる情報処理装置上で動作するため、処理手
段をまたがる矢印で表されるデータ通信は、例えば、上
述したインターネットのWWW機能を利用した通信手段
を使用して行われるものとする。これにより、各情報処
理装置のNETIF204、ネットワーク130、及び
文書提供手段311を介して、データ交換等が行われる
ことになる。
【0122】また、WWW機能を利用したデータ通信の
場合、店舗サーバ110の注文受注手段313から決済
サーバ120の決済手段343への制御の移行、及びそ
の結果としてのクライアントコンピュータ140(X)
の閲覧・指示手段301における画面表示の切り替え
を、上述した通信手段におけるサーバリダイレクトの方
法を用いて実現することが可能であり、また、上記図8
に示すステップS9〜ステップS12までのデータ交換
処理を、店舗サーバ110の注文受注手段313が上記
図7に示した通信モジュール701を有することによ
り、WWWサーバ間のデータ通信として実現できる。
【0123】そこで、上記図8に示す前半処理について
の説明を行う。尚、処理手段間のデータ交換の方法につ
いては、上述した通りであるため、ここではその詳細な
説明は省略する。
【0124】ステップS1:クライアントコンピュータ
140(X)の利用者は、店舗サーバ110の商品情報
提供手段312を示す閲覧データ識別子をKB208を
操作することで入力する。これにより、閲覧・指示手段
301は、ネットワーク130に対して、店舗サーバ1
10の商品情報提供手段312の起動及びその結果の返
信の要求を出力する。
【0125】ステップS2:ステップS1の要求の結果
として、店舗サーバ110上で起動された商品情報提供
手段312は、商品情報格納装置321から、提供可能
な商品に関する、商品を一意に識別するための商品コー
ド、商品名、単価、及び商品説明等の商品情報データ
を、RAM202に読み込む。このとき、必要に応じ
て、提供する商品の選択条件、例えば、商品の分類情報
等を付加データとして閲覧・指示手段301から受け取
っておき、該付加データの示す条件に基づいて、商品情
報格納装置321から該条件に合致するデータのみを抽
出することも可能である。 ステップS3:商品情報提供手段312は、ステップS
2で読み込んだ商品情報を元に、クライアントコンピュ
ータ140(X)の閲覧・指示手段301に返信すべ
き、閲覧・指示手段301が解析可能な形式、例えば、
HTML形式の表示用データを編集し、その表示用デー
タを閲覧・指示手段301に対して返信する。この返信
データには、注文受注手段313を示す閲覧データ識別
子も含んでいる。
【0126】ステップS4:クライアントコンピュータ
140(X)の閲覧・指示手段301は、店舗サーバ1
10の商品情報提供手段312から送信されてきた表示
用データを受信し、その表示用データの内容に基づいて
画面を編集し、それをCRT206上に表示させる。 ステップS5:クライアントコンピュータ140(X)
の利用者は、CRT206に表示されている商品情報に
基づいて、希望する商品をKB208等を用いて入力す
る。閲覧・指示手段301は、その入力された注文を解
析し、店舗サーバ110の注文受注手段313が解析可
能な形式の付加データを作成して、それを注文データと
して注文受注手段313に対して送信する。このときの
注文データは、少なくとも1つの商品コードとその数量
の組み合わせで構成される。
【0127】ステップS6:店舗サーバ110の注文受
注手段313は、クライアントコンピュータ140
(X)の閲覧・指示手段301から送信されてきた注文
データ(付加データ)を受信し、それをRAM202に
記憶しておく。 ステップS7:注文受注手段313は、ステップS6で
記憶した注文データに対して、一意に定まる注文番号を
発番し、さらに該注文データに含まれる商品コードを用
いて、それに対応する商品の単価を商品情報格納装置3
21から検索して取得する。そして、該注文データに含
まれる数量を元にして、注文に対して請求すべき決済金
額を計算する。この結果得られた上記の注文番号、決済
金額、及び注文受注時刻等の付加情報を、上記の注文デ
ータに付加して、それを仮注文データとしてRAM20
2に記憶しておく。
【0128】尚、ステップS7での注文番号は、ここで
は各注文を一意に識別するための識別子であって、注文
受注手段313が、処理時のタイムスタンプ等を使用す
ることによって作成した、一意の注文番号である。ま
た、決済金額の計算については、手数料や消費税額の計
算及び決算額への上乗せを行うだけでなく、商品情報格
納装置321に保管する商品情報に数量割引データを付
加しておくことで、一定数量以上の注文に対して一定率
の割引、いわゆるボリュームディスカウントを行うこと
も可能である。
【0129】ステップS8:注文受注手段313は、ス
テップS7で作成した仮注文データを仮注文格納装置3
22に保管する。 ステップS9:注文受注手段313は、予め設定してお
いた決済予定受信手段342の閲覧データ識別子と、ス
テップS7で作成した仮注文データのうち少なくとも注
文番号と決済金額で構成する付加データとを、決済サー
バ120の決済予定受信手段342に対して送信する。
【0130】ステップS10:決済サーバ120の決済
予定受信手段342は、注文受注手段313から送信さ
れてきた付加データ(注文番号及び決済金額を含む)、
及びその他のデータを受信し、RAM202に記憶して
おく。 ステップS11:決済予定受信手段342は、ステップ
S10で記憶した付加データに含まれる注文番号及び決
済金額と、決済予定データ受信時刻としての処理時の時
刻等のデータとで、決済予定データを作成し、それを決
済予定格納装置351に格納する。そして、処理が完了
したことを示す戻りコードを、店舗サーバ110の注文
受注手段313に対して返信する。このとき、決済予定
格納装置351に同一の注文番号のデータが既に存在し
ていた場合には、既に存在していたデータに対し、本ス
テップで新たに作成したデータを上書きすることにより
格納する。
【0131】ステップS12:店舗サーバ110の注文
受注手段313は、決済予定受信手段342からの返信
としての戻りコードを受信する。
【0132】尚、上述のステップS6〜ステップS12
において、例えば、店舗サーバ110の注文受注手段3
13が、仮注文格納装置322へのデータ格納に失敗し
た場合、決済サーバ120の決済予定受信手段342へ
のデータ送信に失敗した場合、或いは、ステップS12
で受信した決済サーバ120の決済予定受信手段342
からの戻りコードがエラーを示す場合、注文受注手段3
13は、そのエラーが発生した時点でエラーメッセージ
を示すデータを、クライアントコンピュータ140
(X)の閲覧・指示手段301に対して返信する。これ
により、閲覧・指示手段301が、クライアントコンピ
ュータ140(X)のCRT206に上記のエラーメッ
セージを表示させることで、エラーの発生を、クライア
ントコンピュータ140(X)の利用者に通知すること
ができる。
【0133】ステップS13:店舗サーバ110の注文
受注手段313は、予め設定しておいた決済サーバ12
0の決済手段343を示す閲覧データ識別子を指定する
ことにより、例えば、WWW機能におけるサーバリダイ
レクトの方法を用いて、決済サーバ120の決済手段3
43に制御を移行する。このとき、閲覧データ識別子に
付加する付加データとして、少なくともステップS7で
発番した注文番号を用いるようにする。
【0134】ステップS14:決済サーバ120の決済
手段343は、注文受注手段313から送信されてきた
付加データ(注文番号)を受信し、RAM202に記憶
する。 ステップS15:決済手段343は、クライアントコン
ピュータ140(X)の閲覧・指示手段301に送信す
べき、閲覧・指示手段301が解析可能な形式、例え
ば、HTML形式の決済用初期画面の表示用データを編
集し、それを閲覧・指示手段301に対して送信する。
【0135】尚、ステップS15で作成される表示用デ
ータには、後述するステップS16で閲覧・指示手段3
01によってクライアントコンピュータ140(X)の
CRT206上に画面が表示される際に、決済手段34
3がクライアントコンピュータ140(X)の利用者を
認証するために必要となるデータ項目(ユーザID等)
が入力可能な画面データを、閲覧・指示手段301が作
成できるようなデータ、例えば、HTMLの場合、上記
図6に示した”452”部分のデータが含まれる。ま
た、ステップS14で記憶した注文番号についても、後
述する図9に示す、上記図8の前半処理に続く後半処理
において利用できるように、例えば、HTMLの場合、
上記図6に示した”452”部分のデータを、上記表示
用データに含めておく。この場合、”TYPE=HID
DEN”と指定し、クライアントコンピュータ140
(X)のCRT206上に注文番号が表示されないよう
にしておくことも可能である。また、上記図6に示し
た”451”部分に記述する、決済手段343の閲覧デ
ータ識別子の付加データとして、注文番号の値を指定し
ておくことも可能である。この場合、さらに、注文番号
を、上記の方法以外に決済サーバ120のHDD209
等に記録しておくことも可能である。
【0136】ステップS16:クライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301は、決済サーバ
120の決済手段343から送信されてきた決済用初期
画面の表示用データを受信して解析し、それをCRT2
06に表示させる。
【0137】上述したような前半処理により、クライア
ントコンピュータ140(X)側において、その利用者
は、店舗サーバ110に対して商品情報の表示画面をC
RT206上に呼び出し、KB208を操作して、その
表示画面に対して、所望の商品及び数量を一つ以上指定
すれば、決済サーバ120からの決済用画面がCRT2
06上に表示されることになる。
【0138】<決済処理と決済完了処理>上記図8に示
した前半処理に続く後半処理部分について、上記図3及
び図9を用いて具体的に説明する。この後半処理部分
は、決済サーバ120における決済処理と、該決済処理
が完了した後の店舗サーバ110における決済完了処理
の部分である。
【0139】上記図9は、上記の後半処理部分を示した
ものである。この処理部分についても、上述した前半処
理部分と同様に、複数の処理手段によって実現される。
したがって、これらの処理手段としては、ここでは、閲
覧・指示手段301、決済手段343、及び決済結果受
信手段314としている。尚、ここでの決済手段343
が行う処理内容は、決済手段343が有する機能の一部
であって、上記の後半処理部分に必要な処理のみを説明
するものとする。
【0140】ここで、上記図9において、各処理手段
は、各々異なる情報処理装置上で動作するため、処理手
段をまたがる矢印で表される部分では、例えば、上述し
たインターネットのWWW機能を利用した通信手段を使
用する。これにより、各情報処理装置のNETIF20
4、ネットワーク130、及び文書提供手段311を介
して、データ交換等が行われることになる。
【0141】また、WWW機能を利用した場合は、決済
サーバ120の決済手段343から店舗サーバ110の
決済結果受信手段314への制御の移行、及びその結果
としてのクライアントコンピュータ140(X)の閲覧
・指示手段301における画面表示の切り替えは、上述
した通信手段におけるサーバリダイレクトの方法を用い
て実現することが可能であり、また、上記図9に示すス
テップS30〜ステップS32までのデータ交換処理
は、店舗サーバ110の決済結果受信手段314が上記
図7に示した通信モジュール701を有することによ
り、WWWサーバ間のデータ通信として実現できる。
【0142】また、上記図8及び図9に示すように、決
済サーバ120の決済手段343は、クライアントコン
ピュータ140(X)の閲覧・指示手段301から複数
回のデータ受信を行っているが、このとき通信機能とし
てインターネットのWWW機能を使用する場合、すなわ
ち決済サーバ120の決済手段343をCGIプログラ
ムとして実施する場合には、ここでの決済手段343が
行っている処理を、複数のCGIプログラムを用いて実
施することも可能である。
【0143】そこで、上記図9に示す後半処理について
の説明を行う。尚、処理手段間のデータ交換の方法につ
いては、上述した通りであるため、ここではその詳細な
説明は省略する。
【0144】ステップS21:クライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301は、上記図8の
ステップS16でCRT206上に表示された決済用初
期画面にて利用者がKB208等を用いて入力した、例
えば、ユーザーIDとパスワードや、プリペイドカード
のパスワード等の認証情報データを読み取り、それを決
済サーバ120の決済手段343が認識可能な付加デー
タとして、決済手段343に対して送信する。このと
き、上記図8のステップS15において、決済すべき注
文の注文番号も送信されていた場合には、その注文番号
も付加データの一部として送信する。
【0145】ステップS22:決済サーバ120の決済
手段343は、閲覧・指示手段301から送信されてき
た認証情報データを受信し、その妥当性を、認証情報格
納装置352を検索することによって検証する。妥当性
の検証の方法としては、例えば、認証情報データがユー
ザーIDとパスワードであった場合、それらのユーザー
IDとパスワードの組み合わせが、認証情報格納装置3
52に保管されているデータ内に存在するかどうかを調
べる方法を用いる。また、認証情報データがプリペイド
カードのパスワードであった場合、そのパスワードのデ
ータを認証情報格納装置352から検索し、その検索デ
ータ中に含まれるプリペードカード情報の中の支払可能
金額よりも、ステップS1で送信された、或いは、上記
図8のステップS15でHDD209に記録しておいた
注文番号を元に決済予定格納装置351を検索して得ら
れる決済金額が少ないか否かを調べる方法を用いる。
【0146】尚、ステップS22において、受信したユ
ーザーIDが認証情報格納装置352に存在しない等の
エラーがあった場合、すなわち認証に失敗した場合は、
決済手段343は、そのエラーメッセージを表示するた
めの表示用データを作成して、クライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301に対して返信す
る。これにより、閲覧・指示手段301は、決済手段3
43からの表示用データを受信してCRT206に表示
させる。その後、ステップS21に戻り、以降の処理ス
テップを再度実行する。また、受信した認証情報が、利
用者が認証処理を拒否することを示す内容、例えば、閲
覧・指示手段301が表示した画面上に「キャンセル」
ボタンが設けられており、その「キャンセル」ボタンが
利用者により選択されたことを示す内容であれば、次の
ステップS23をスキップして、ステップS26へ進む
ようにする。
【0147】ステップS23:決済手段343は、ステ
ップS22で認証情報の照合が正しく行われた場合、す
なわち認証に成功した場合に、ステップS22で受信し
た付加データ中に含まれる注文番号、或いは、上記図8
のステップS15でHDD209に記録しておいた注文
番号を元に、決済予定格納装置351を検索して該当す
る決済金額を読み込み、さらにその決済金額等を元にし
て、利用者が決済金額を確認して決済指示を出すための
決済確認画面の表示用データを編集し、それをクライア
ントコンピュータ140(X)の閲覧・指示手段301
に対して返信する。このとき、必要に応じて、上記図8
のステップS15での注文番号を、上記表示用データの
中に含ませる。
【0148】ステップS24:クライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301は、決済手段3
43から送信されてきた表示用データを受信し、決済確
認画面を作成してCRT206に表示させる。このと
き、利用者が決済意志の有無を画面上で、例えば、「O
K」や「キャンセル」等のボタン操作で行えるようにす
る。 ステップS25:閲覧・指示手段301は、CRT20
6に表示されている決済確認画面上で、利用者がKB2
08等を用いて入力した決済確認の意志の有無を、決済
確認結果フラグとして受け付け、その内容を付加データ
として決済サーバ120の決済手段343に対して送信
する。この決済確認結果フラグは、例えば、ステップS
24で画面上に表示した「OK」ボタンが選択された場
合には「YES」を示すデータが設定され、そうでない
場合には「NO」を示すデータが設定されるものとす
る。尚、ステップS24で受信したデータ中に注文番号
も含まれていた場合には、この注文番号も上記付加デー
タに含むようにする。
【0149】ステップS26:決済サーバ120の決済
手段343は、閲覧・指示手段301から送信されてき
た付加データを受信して、それに含まれる注文番号、或
いは、上記図8のステップS15でHDD209に記録
しておいた注文番号を元に、それに該当する注文の決済
予定データを、決済予定格納装置351から検索して読
み込み、該決済予定データに対して、上記の付加データ
に含まれる決済確認結果フラグを付加して、それを決済
結果データとして決済結果格納装置353に書き込む。
また、注文番号については、RAM202に記憶してお
く。このとき、上記の付加データに含まれる決済確認結
果フラグが「YES」を示す場合、必要な決済処理、例
えば、プリペイドカード方式の決済であれば、認証情報
格納装置352内の該当データの支払可能金額からの決
済金額の引き当て等の処理を行う。
【0150】尚、ステップS22からステップS23を
スキップして、そのままステップS26に進んだ場合、
付加データ(決済確認結果フラグ)の受信は行わず、決
済確認結果フラグが「NO」を示すものとして、それを
決済結果格納装置353に書き込むようにする。
【0151】ステップS27:決済手段343は、ステ
ップS26で読み込んだ決済予定データを決済予定格納
装置351から削除する。また、決済予定格納装置35
1内の各決済予定データ中に含まれる決済予定受信時刻
を調べて、上記図8のステップS10で決済予定データ
を注文受注手段313より受信してから予め設定してお
いた時間を経過している決済予定データについても、決
済予定格納装置351から削除する。尚、決済予定格納
装置351からのデータ削除は、後述するステップS2
8で決済結果受信手段314に制御を移行した後、或い
は、予め設定されている時間間隔等で起動する別の処理
手段を用いて行い、本処理全体の処理時間を短縮するこ
とも可能である。 ステップS28:決済手段343は、予め設定しておい
た店舗サーバ110の決済結果受信手段314を示す閲
覧データ識別子を指定することにより、例えば、WWW
機能におけるサーバリダイレクトの方法を用いて、店舗
サーバ110の決済結果受信手段314に制御を移行す
る。このとき、上記の閲覧データ識別子に対する付加デ
ータを、少なくともステップS26で記憶した注文番号
として、それを店舗サーバ110の決済結果受信手段3
14に対して送信する。
【0152】ステップS29:店舗サーバ110の決済
結果受信手段314は、決済手段343から送信されて
きた付加データを受信し、それに含まれる注文番号をR
AM202に記憶する。また、その注文番号を元に、該
当する仮注文データを仮注文格納装置322から検索し
てRAM202に記憶しておく。このとき、該当する仮
注文データが仮注文格納装置322に存在しない場合に
は、エラーメッセージ表示用のデータを作成して、それ
をクライアントコンピュータ140(X)の閲覧・指示
手段301に対して送信する。これにより、閲覧・指示
手段301は、そのエラーメッセージをCRT206に
表示させる。その後、本処理終了となる。
【0153】ステップS30:決済結果受信手段314
は、予め設定しておいた決済結果提供手段344を示す
閲覧データ識別子に対し、ステップS29で記憶した注
文番号を付加データとして、決済サーバ120の決済結
果提供手段344に対して決済結果確認要求を送信す
る。
【0154】ステップS31:決済サーバ120の決済
結果提供手段344は、決済結果受信手段314から送
信されてきた付加データを受信し、それに含まれる注文
番号を有する決済結果データを、決済結果格納装置35
3から検索し、その検索の成否を示す検索結果フラグ
と、その検索の結果得られた決済結果データの内容と
を、RAM202に記憶する。このときの検索結果フラ
グは、例えば、該当データが決済結果格納装置353に
存在した場合には「TRUE」を示すデータが設定さ
れ、存在しない場合には「FALSE」を示すデータが
設定されるものとする。 ステップS32:決済結果提供手段344は、ステップ
S31で記憶した検索結果フラグと決済結果データの内
容を、店舗サーバ110の決済結果受信手段314が解
析可能な形式に編集し、それを決済結果受信手段314
に対して返信する。
【0155】ステップS33:店舗サーバ110の決済
結果受信手段314は、決済結果提供手段344から送
信されてきた検索結果フラグ及び決済結果データを受信
し、その内容をRAM202に記憶して解析する。この
結果、検索結果フラグが「TRUE」を示し、且つ決済
結果データの決済確認結果フラグが「YES」であった
場合、すなわち決済サーバ120において決済が完了し
ており、且つ決済結果データの決済金額がステップS2
9でRAM202に記憶した仮注文データ中の決済金額
と一致していれば、その仮注文データを仮注文格納装置
322から削除して、本注文格納装置323に書き込
む。 ステップS34:決済結果受信手段314は、ステップ
S33の処理結果を元に、利用者に表示すべきメッセー
ジを含む表示用データを作成し、それをクライアントコ
ンピュータ140(X)の閲覧・指示手段301に対し
て送信する。このメッセージとしては、例えば、ステッ
プS33で仮注文データの本注文格納装置323への移
動が行われた場合には「ありがとうございました」、そ
れ以外の場合(RAM202上の決済結果データの決済
確認結果フラグが「NO」の場合等)には「処理がキャ
ンセルされました」、というような内容を用い、利用者
が決済処理の結果を容易に確認できるようにしておく。
【0156】ステップS35:クライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301は、決済結果受
信手段314から送信されてきた表示用データを受信
し、それをCRT206に表示させる。
【0157】上述したような後半処理により、クライア
ントコンピュータ140(X)側において、その利用者
は、CRT206に表示されている決済サーバ120か
ら送信・表示された画面に対して、所定の認証・決済処
理のための操作(パスワードの入力等)を行えば、その
結果を示す画面が店舗サーバ110からの送信画面とし
て表示されることになる。
【0158】尚、上記図9のステップS23〜ステップ
S62の決済内容の確認処理において、その処理の代替
又は後処理として、例えば、電子メール等、利用者の本
人認証のために別経路のデータ交換方法を用いること
で、より確実な確認処理を行うことも可能である。この
場合、ステップS28以降の処理を連続して行わず、ま
た、ステップS34及びステップS35の利用者への結
果表示処理も行わないようにする。
【0159】<制御移行時の付加データ>上記図3、図
8及び図9において、店舗サーバ110の注文受注手段
313から決済サーバ120の決済手段343、及び決
済サーバ120の決済手段343から店舗サーバ110
の決済結果受信手段314への、例えば、上述したWW
W機能におけるサーバリダイレクトを用いた制御移行の
際の伝送データ形式について、図10を用いて説明す
る。
【0160】上記図10において、”470”は、上記
の制御移行にてサーバリダイレクトを利用した場合の、
制御移行先として指定されるURLの一例を示したもの
であり、その”471”及び”472”部分が、ここで
の付加データ、すなわちWWW機能におけるCGIプロ
グラム引数である。サーバリダイレクトにおけるデータ
伝送は、クライアントコンピュータ140(X)を経由
する場合もあるため、CGIプログラム引数を暗号化す
ることも可能であるが、ここでは説明の簡単のため、平
文で示すものとする。
【0161】”471”部分のデータは、店舗サーバ1
10の注文受注手段313が発番した注文番号であり、
本実施の形態のために必要なデータ項目である。”47
2”部分のデータは、後述するパラメータファイル内
で、決済サーバ120の決済手段343が採用すべきパ
ラメータ値を指定する識別子である。
【0162】また、”480”は、決済サーバ120の
HDD209に保管するパラメータファイルの内容の一
例を示したものある。決済サーバ120の決済手段34
3は、店舗サーバ110の決済結果受信手段314のU
RL、すなわちここでは閲覧データ識別子や、決済予定
格納装置351からデータを削除する上での基準とする
経過時間値を、パラメータファイルを読み込むことによ
って取得することが可能である。パラメータファイル
中、鍵括弧([、])で囲まれた文字列は、”472”
で指定される識別子であって、以下これを「パラメータ
グループ名」と言う。”481”、”482”、”48
3”、”484”部分は、各々パラメータファイル内で
設定されているパラメータの集合を表す段落であって、
以下これらを「パラメータグループ」と言う。パラメー
タグループの先頭にはパラメータグループ名が記載して
ある。パラメータファイル内に記載されている「TEM
P_DEL_INTERVAL」パラメータは、決済サ
ーバ120にて決済予定格納装置351からデータを削
除する上での基準とする経過時間値を分単位で表したも
のとし、以下これを「削除インターバル」と言う。ま
た、「RETURN_URL」パラメータは、店舗サー
バ110の決済結果受信手段314のURLとし、以下
これを「戻りURL」と言う。パラメータグループ22
1は、パラメータグループ名「BASE」であり、各パ
ラメータのデフォルト値を提供する。
【0163】したがって、決済サーバ120の決済手段
343は、店舗サーバ110の注文受注手段313から
の制御移行時に、”470”で示されるようなURLで
起動され、CGIプログラム引数として、”471”に
て示される注文番号と、”472”で示されるパラメー
タグループ名を受信する。このときの注文番号(47
1)は、上記図8及び図9にて説明した用途で使用され
る。
【0164】また、決済手段343は、CGIプログラ
ム引数としてパラメータグループ名が指定されていなか
った場合には、”480”で示されるようなパラメータ
ファイル中のデフォルトのパラメータグループ481の
設定に従って、決済予定格納装置351からのデータ削
除、及び店舗サーバ110の決済結果受信手段314へ
の制御移行を行う。一方、CGIプログラム引数として
パラメータグループ名が指定されていた場合には、決済
手段343は、該当するパラメータグループの値を、”
480”で示されるようなパラメータファイルから検索
し、それにより指定されているパラメータの値を、デフ
ォルトのパラメータグループ481に指定されている値
で置換し、置換後の値に従って、決済予定格納装置35
1からのデータ削除、及び店舗データ110の決済結果
受信手段314への制御移行を行う。例えば、上記図1
0では、パラメータグループ名(472)には「01」
が指定されている。この場合、決済手段343は、削除
インターバルとしてパラメータグループ482で設定さ
れている「120」を使用し、戻りURLとしてはデフ
ォルトのパラメータグループ481の値を使用する。
【0165】尚、上記図10では、一例として2種類の
パラメータのみを示したが、これに限られることはな
く、例えば、他にもパラメータを定義しておき、決済手
段343が正常に終了した時の戻りURLと、エラーが
あった場合の戻りURLとを区別して管理することも可
能である。また、URLの最大長の制約はあるが、各パ
ラメータの個々の値をCGIプログラム引数として指定
することも可能である。
【0166】(第2の実施の形態)本実施の形態では、
上記図1の決済システム100において、決済処理に関
わる各種データを、主として店舗サーバ110で保管す
るようにする。このため、上記図3に示した決済システ
ム100でのモジュール構成を、例えば、図11に示す
ような構成とする。
【0167】尚、ここでは、上述した第1の実施の形態
と異なる構成についてのみ具体的に説明するものとす
る。
【0168】<モジュール構成>上記図11は、クライ
アントコンピュータ140(X)、店舗サーバ110、
及び決済サーバ120の各情報処理装置内で動作する処
理手段群及びデータを格納する格納装置群と、上記処理
手段群及び格納手段群間の制御及びデータの流れの概要
を示したものである。
【0169】ここで、上記図11中において、閲覧・指
示手段301、文書提供手段311、商品情報提供手段
312、文書提供手段341、注文受注手段501、仮
注文情報提供手段502、決定確定手段503、決定結
果受信手段504、及び決済手段505は各々、処理手
段であり、各情報処理装置においてROM203、HD
D209、又はFDD210から読み出され、RAM2
02に展開されて使用されるアプリケーションプログラ
ム、又はプログラムの一部として動作するモジュールで
ある。
【0170】また、商品情報格納装置321、仮注文格
納装置322、本注文格納装置323、決済予定格納装
置351、認証情報格納装置352、及び決済結果格納
装置353は各々、データ格納装置であって、ファイル
システム又は市販のデータベースシステムを用いて、各
情報処理装置におけるHDD209、FDD210、R
AM202の少なくとも1つを用いてデータを格納する
ものである。
【0171】また、上記図11中における矢印は、処理
手段間の制御やデータの流れのうち主要なものを表わし
ている。クライアントコンピュータ140(X)、店舗
サーバ110、及び決済サーバ120の各情報処理装置
をまたがった制御やデータの伝送は、NETIF204
及びネットワーク130を介して行われる。
【0172】尚、閲覧・指示手段301、文書提供手段
311、商品情報提供手段312、及び文書提供手段3
41の各処理手段の処理機能と、商品情報格納装置32
1、仮注文格納装置322、本注文格納装置323、認
証情報格納装置352、及び決済結果格納装置353の
各格納装置の機能と格納データ内容とについては、上記
図3に同じ符号で示した各処理手段及び格納装置と等価
である。また、本実施の形態においても、第1の実施の
形態と同様に、WWW機能を利用したデータ通信を行う
ものとする。
【0173】そこで、本実施の形態での新たな処理手段
及びデータ格納装置について具体的に説明する。
【0174】注文受注手段501、仮注文情報提供手段
502、決定確定手段503、及び決定結果受信手段5
04は、店舗サーバ110上で動作する処理手段であ
る。
【0175】注文受注手段501は、クライアントコン
ピュータ140(X)の閲覧・指示手段301からの指
示に基づいて、文書提供手段311によってRAM20
2に展開されて動作する処理手段である。この注文受注
手段501は、閲覧・指示手段301から送信されてき
た付加データによって示される、1つ以上の商品情報か
ら構成される注文データを受け取り、その注文データに
対して一意の注文番号を発番し、その注文情報を仮注文
格納装置322に保管する。また、注文受注手段501
は、制御を決済サーバ120の決済手段505に移動さ
せることによって、クライアントコンピュータ140
(X)の閲覧・指示手段301に対して決済サーバ12
0の決済手段505の出力内容を送信させる。これによ
り、クライアントコンピュータ140(X)のCRT2
06上での表示内容が、決済サーバ120の決済手段5
05によって作成されたデータ内容に切り替わることに
なる。
【0176】仮注文情報提供手段502は、決済サーバ
120の決済手段505からの要求に従って、決済手段
505から指定された注文番号の仮注文データを、仮注
文格納装置322から検索し、それを決済手段505に
対して返信する。
【0177】決済確定手段503は、決済サーバ120
の決済手段1105からの要求に従って、決済手段50
5から指定された注文番号の仮注文データを、仮注文格
納装置322から本注文格納装置323に移動させる。
【0178】決済結果受信手段504は、決済サーバ1
20の決済手段1105からの制御移行の結果として、
文書提供手段311によってRAM202に展開されて
動作する処理手段である。この決済結果受信手段504
は、決済手段505から送信されてきた注文番号を元
に、その注文番号の決済結果を本注文格納装置323を
検索して、表示用データを編集し、それを文書提供手段
311を介してクライアントコンピュータ140(X)
の閲覧・指示手段301に対して送信する。
【0179】決済手段505は、決済サーバ120上で
動作する決済手段であって、店舗サーバ110の注文受
注手段501からの制御移行の結果として、文書提供手
段341によってRAM202に展開されて動作する処
理手段である。この決済手段505は、表示用データを
文書提供装置341を経由してクライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301に対して送信
し、その表示用データに対して利用者がKB208を用
いて入力した付加データを元に処理を行うという、会話
的な処理を繰り返すことによって、クライアントコンピ
ュータ140(X)の利用者を認証し、店舗サーバ11
0の仮注文情報提供手段502に要求することにより、
決済額等の仮注文データを取得して、利用者の注文に対
する予信及び決済処理を行い、その決済処理の成否を、
決済結果格納装置353に保管すると共に、店舗サーバ
110の決済確定手段503に要求することで店舗サー
バ110に通知する。そして、決済処理が完了した時点
で、制御を店舗サーバ110の決済結果受信手段504
に移動させることによって、クライアントコンピュータ
140(X)の閲覧・指示手段301に対して決済結果
受信手段504の出力内容を送信させる。これにより、
クライアントコンピュータ140(X)のCRT206
上の表示内容が、店舗サーバ110の決済結果受信手段
504によって作成されたデータ内容に切り替わること
になる。
【0180】尚、決済サーバ120の決済結果格納装置
353は、ここでは請求額の引き落とし等、決済サーバ
120における後続の処理のために必要な格納装置であ
り、ここでの店舗サーバ110と決済サーバ120間の
データ交換によるオンライン決済処理部分において特に
必要な構成要素ではない。
【0181】また、上述した各々の処理手段は、1つの
アプリケーションプログラム又はプログラムモジュール
としているが、1つの処理手段を複数のアプリケーショ
ンプログラム又はプログラムモジュールとしてもよい。
或いは、複数の処理手段を1つのアプリケーションプロ
グラム又はプログラムモジュールとしてもよい。
【0182】また、実際に、いわゆるオンラインショッ
ピングシステムを実現するためには、店舗サーバ110
において、本注文格納装置323の情報に基づいて実際
の商品を利用者に配送する機能や、決済サーバ120に
おいて、請求額の引き落としなどの清算を行って店舗に
支払う機能等が必要となるが、これらの機能は、一般的
な商品配送や入出金システムとして実現可能であるた
め、その詳細な説明は省略する。
【0183】<動作説明>上記図11のモジュール構成
での動作の概要について説明する。
【0184】先ず、店舗サーバ110において、商品情
報提供手段312は、商品情報格納装置321から商品
情報を読み出して、それを文書提供手段311を介して
クライアントコンピュータ140(X)の閲覧・指示手
段301に対して送信する。
【0185】クライアントコンピュータ140(X)に
おいて、閲覧・指示手段301は、店舗サーバ110か
らの商品情報をCRT206上に表示させる。これによ
り、クライアントコンピュータ140(X)の利用者
は、CRT206に表示された商品情報を元に、閲覧・
指示手段301に対して、所望する商品及びその数量を
一つ以上指定する。この指定情報は、注文データとして
閲覧・指示手段301に与えられる。閲覧・指示手段3
01は、上記の注文データを、店舗サーバ110の文書
提供手段311を介して注文受注手段501に対して送
信する。
【0186】店舗サーバ110において、注文受注手段
501は、クライアントコンピュータ140(X)から
送信されてきた注文データに対して、一意の注文番号を
発番し、その注文番号及び決済金額を付加した上記の注
文データを仮注文データとして仮注文格納装置322に
格納し、決済サーバ120の決済手段505に制御を移
行する。
【0187】決済サーバ120において、決済手段34
3は、認証情報格納装置352に保管してある情報を元
に、文書提供手段341を介してクライアントコンピュ
ータ140(X)の閲覧・指示手段301とデータ交換
を行うことによって、その利用者から入力された認証情
報を受信し、所定の認証処理を行い、店舗サーバ110
の決済情報提供手段502に要求することによって取得
される仮注文データに対する決済の確認処理を行う。こ
れにより決済が確認された場合、決済手段343は、店
舗サーバ110の決済確定手段503に要求することに
よって店舗サーバ110に対して上記の仮注文データを
通知する。そして、決済確認処理の後、決済手段343
は、上記の仮注文データを決済結果格納装置353に書
き込み、店舗サーバ110の決済結果受信手段504に
制御を移行する。
【0188】店舗サーバ110において、決済確定手段
503は、決済手段505からの通知に従って、それに
該当する仮注文データに(注文番号を含む)を、仮注文
格納装置322から本注文格納装置323に移動する。
決済結果受信手段504は、上記の仮注文データに含ま
れる注文番号を元に、その注文の決済処理結果を本注文
格納装置323を検索することによって取得し、処理結
果を示すメッセージを含む表示用データを文書提供手段
311を介してクライアントコンピュータ140(X)
の閲覧・指示手段301に対して送信する。
【0189】クライアントコンピュータ140(X)に
おいて、閲覧・指示手段301は、決済結果受信手段5
04から送信されてきた表示用データを元に、処理結果
メッセージ等をCRT206に表示させる。
【0190】店舗サーバ110における商品発送等の後
続処理については、注文格納装置323に格納されてい
る注文データに基づいて行われ、また、決済サーバ12
0における口座からの代金引き落とし等の後続処理につ
いては、決済結果格納装置353に格納されている決済
結果データに基づいて行われる。
【0191】尚、各情報処理装置をまたがるデータ通信
は、上述したWWW機能を用いた通信方法を用いて行う
ものとする。具体的には例えば、店舗サーバ110の注
文受注手段501から決済サーバ120の決済手段50
5、及び決済サーバ120の決済手段505から店舗サ
ーバ110の決済結果受信手段504の制御移動は、例
えば、サーバリダイレクトの方法によって行い、店舗サ
ーバ110の仮注文情報提供手段502及び決済確定手
段503の呼び出しは、上記図7で説明したWWWサー
バ間のデータ通信の方法によって行う。このとき、サー
バリダイレクト等による制御移行の際には、上述したよ
うに、伝送データがクライアントコンピュータ140
(X)を経由する場合があるので、決済金額及び決済結
果といった秘匿すべきデータを送信しないようにする。
【0192】<注文の受注と決済画面への移行>上記図
11及び図12を用いて、本実施の形態での前半部分に
相当する、商品情報の提供、注文の受注、及び決済用画
面の表示に至る部分の処理を説明する。
【0193】上記図12は、上記の前半処理部分を示し
たものである。この前半処理部分は、複数の処理手段に
よって実現されるため、これらの処理手段を、ここで
は、閲覧・指示手段301、商品情報提供手段312、
注文受注手段501、及び決済手段505とする。尚、
ここでの決済手段505が行う処理内容は、決済手段5
05が有する機能の一部であって、上記の前半処理部分
に必要な処理についてのみ説明するものとする。
【0194】ここで、上記図12において、各処理手段
は、各々異なる情報処理装置上で動作するため、処理手
段をまたがる矢印で表される部分では、例えば、上述し
たインターネットのWWW機能を利用した通信手段を使
用する。これにより、各情報処理装置のNETIF20
4、ネットワーク130、及び文書提供手段311を介
して、データ交換等が行われることになる。
【0195】また、WWW機能を利用した場合は、店舗
サーバ110の注文受注手段501から決済サーバ12
0の決済手段505への制御の移行、及びその結果とし
てのクライアントコンピュータ140(X)の閲覧・指
示手段301における画面表示の切り替えは、上述した
通信手段におけるサーバリダイレクトの方法を用いて実
現することが可能である。
【0196】そこで、上記図12に示す前半処理につい
ての具体的な説明を行う。尚、処理手段間のデータ交換
の方法については、上述した通りであるため、ここでは
その詳細な説明は省略する。
【0197】ステップS41:クライアントコンピュー
タ140(X)の利用者は、店舗サーバ110の商品情
報提供手段312を示す閲覧データ識別子をKB208
を操作することで入力する。これにより、閲覧・指示手
段301は、ネットワーク130に対して、店舗サーバ
110の商品情報提供手段312の起動及びその結果の
返信の要求を出力する。
【0198】ステップS42:ステップS41の要求の
結果として、店舗サーバ110上で起動された商品情報
提供手段312は、商品情報格納装置321から、提供
可能な商品に関する、商品を一意に識別するための商品
コード、商品名、単価、及び商品説明等の商品情報デー
タを、RAM202に読み込む。このとき、必要に応じ
て、提供する商品の選択条件、例えば、商品の分類情報
等を付加データとして閲覧・指示手段301から受け取
っておき、該付加データの示す条件に基づいて、商品情
報格納装置321から該条件に合致するデータのみを抽
出することも可能である。 ステップS43:商品情報提供手段312は、ステップ
S42で読み込んだ商品情報を元に、クライアントコン
ピュータ140(X)の閲覧・指示手段301に返信す
べき、閲覧・指示手段301が解析可能な形式、例え
ば、HTML形式の表示用データを編集し、それを閲覧
・指示手段301に対して返信する。この返信データに
は、注文受注手段501を示す閲覧データ識別子も含
む。
【0199】ステップS44:クライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301は、商品情報提
供手段312から送信されてきた表示用データを受信
し、その表示用データの内容に基づいて画面を編集し
て、それをCRT206上に表示させる。 ステップS45:閲覧・指示手段301は、CRT20
6の画面上の商品情報に基づいて利用者がKB208等
を用いて入力した注文を解析し、注文受注手段501が
解析可能な形式の付加データを作成して、それを注文デ
ータとして店舗サーバ110の注文受注手段501に対
して送信する。この注文データは、少なくとも1つの商
品コードと数量の組み合わせで構成される。
【0200】ステップS46:店舗サーバ110の注文
受注手段501は、閲覧・指示手段301から送信され
てきた注文データを受信し、それをRAM202に記憶
しておく。 ステップS47:注文受注手段501は、ステップS4
6で記憶した注文データに対して、一意に定まる注文番
号を発番し、さらに該注文データに含まれる商品コード
を用いて、その商品の単価を、商品情報格納装置321
を検索して取得する。そして、上記の注文データに含ま
れる数量を元にして、注文に対して請求すべき決済金額
を計算する。この結果得られた注文番号、決済金額、及
び注文受注時刻等の付加情報を上記の注文データに付加
して、それを仮注文データとしてRAM202に記憶し
ておく。
【0201】尚、ステップS47での注文番号は、ここ
では各注文を一意に識別するための識別子であって、注
文受注手段501が、処理時のタイムスタンプ等を使用
することによって作成した、一意の注文番号である。ま
た、決済金額の計算については、手数料や消費税額の計
算及び決算額への上乗せを行うだけでなく、商品情報格
納装置321に保管する商品情報に数量割引データを付
加しておくことで、一定数量以上の注文に対して一定率
の割引、いわゆるボリュームディスカウントを行うこと
も可能である。
【0202】ステップS48:注文受注手段501は、
ステップS47で作成した仮注文データを仮注文格納装
置322に保管する。
【0203】尚、ステップS46〜ステップS48にお
いて、例えば、仮注文格納装置322へのデータ格納に
失敗した場合等、そのエラーが発生した時点で、エラー
メッセージを閲覧・指示手段301に返信することによ
り、エラーの発生を利用者に通知することができる。
【0204】ステップS49:注文受注手段501は、
予め設定しておいた決済サーバ120の決済手段505
を示す閲覧データ識別子を指定することにより、例え
ば、WWW機能におけるサーバリダイレクトの方法を用
いて、決済サーバ120の決済手段505に制御を移行
する。このとき、閲覧データ識別子に付加する付加デー
タを、少なくともステップS47で発番した注文番号と
して、それを決済手段505に対して送信する。
【0205】ステップS50:決済サーバ120の決済
手段505は、注文受注手段501から送信されてきた
付加データ(注文番号を含む)を受信し、それをRAM
202に記憶する。 ステップS51:決済手段505は、クライアントコン
ピュータ140(X)の閲覧・指示手段301に送信す
べき、閲覧・指示手段301が解析可能な形式、例え
ば、HTML形式の決済用初期画面の表示用データを編
集し、それを閲覧・指示手段301に対して送信する。
【0206】尚、ステップS51での表示用データに
は、後述のステップS52で閲覧・指示手段301によ
ってクライアントコンピュータ140(X)のCRT2
06上に画面が表示される際に、決済手段505がクラ
イアントコンピュータ140(X)の利用者を認証する
ために必要となるデータ項目、例えば、ユーザID等が
入力可能な画面データを、閲覧・指示手段301が作成
できるようなデータとする。例えば、HTMLの場合、
上記図6に示した”452”部分のデータを含むものと
する。また、ステップS50で記憶される注文番号につ
いても、後述する図13に示す本処理の後続の処理にお
いて利用できるように、例えば、HTMLの場合、上記
図6に示した”452”部分による方法で、上記の表示
用データに含めておく。この場合、”TYPE=HID
DEN”と指定し、クライアントコンピュータ140
(X)のCRT206上に注文番号が表示されないよう
にしておくことも可能である。或いは、上記図6の”4
51”の部分において、決済手段505の閲覧データ識
別子の付加データとして注文番号の値を指定しておくこ
とも可能である。この場合、さらに、上記の注文番号
を、決済サーバ120のHDD209等に記録しておく
ことも可能である。
【0207】ステップS52:クライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301は、決済手段5
05から送信されてきた決済用初期画面の表示用データ
を受信し、それを解析して、CRT206に表示させ
る。
【0208】上述のような処理により、クライアントコ
ンピュータ140(X)側において、その利用者は、店
舗サーバ110に対して商品情報の表示画面をCRT2
06上に呼び出し、KB208を操作して、その表示画
面に対して、所望の商品及び数量を一つ以上指定すれ
ば、決済サーバ120からの決済用画面がCRT206
上に表示されることになる。
【0209】<決済処理と決済完了処理>上記図12に
示した前半処理に続く後半処理部分について、上記図1
1及び図13を用いて説明する。この後半処理部分は、
決済サーバ120における決済処理と、該決済処理が完
了した後の店舗サーバ110における決済完了処理の部
分である。
【0210】上記図13は、上記の後半処理部分を示し
たものである。この処理部分についても、上述した前半
処理部分と同様に、複数の処理手段によって実現され
る。したがって、これらの処理手段を、ここでは、閲覧
・指示手段301、仮注文情報提供手段502、決済確
定手段503、決済結果受信手段504、及び決済手段
505とする。尚、ここでの決済手段505が行う処理
内容は、決済手段505が有する機能の一部であって、
上記の後半処理部分に必要な処理のみを説明するものと
する。
【0211】ここで、上記図13において、各処理手段
は、各々異なる情報処理装置上で動作するため、処理手
段をまたがる矢印で表される部分では、例えば、上述し
たインターネットのWWW機能を利用した通信手段を使
用する。これにより、各情報処理装置のNETIF20
4、ネットワーク130、及び文書提供手段311を介
して、データ交換等が行われることになる。
【0212】また、WWW機能を利用した場合は、決済
サーバ120決済手段505から店舗サーバ110の決
済結果受信手段504への制御の移行、及びその結果と
してのクライアントコンピュータ140(X)の閲覧・
指示手段301における画面表示の切り替えは、上述し
た通信手段におけるサーバリダイレクトの方法を用いて
実現することが可能であり、また、上記図13に示すス
テップS71〜ステップS74までのデータ交換処理
は、決済結果受信手段505が上記図7に示した通信モ
ジュール701を有することにより、WWWサーバ間の
データ通信として実現できる。
【0213】また、上記図21及び図13に示すよう
に、決済サーバ120の決済手段505は、クライアン
トコンピュータ140(X)の閲覧・指示手段301か
ら複数回のデータ受信を行っているが、このとき通信機
能としてインターネットのWWW機能を使用する場合、
すなわち決済手段505をCGIプログラムとして実施
する場合には、ここでの決済手段505が行っている処
理を、複数のCGIプログラムを用いて実施することも
可能である。
【0214】そこで、上記図13に示す後半処理につい
ての具体的な説明を行う。尚、処理手段間のデータ交換
の方法については、上述した通りであるため、ここでは
その詳細な説明は省略する。
【0215】ステップS61:クライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301は、上記図12
のステップS52でCRT206上に表示された決済用
初期画面にて利用者がKB208等を用いて入力した、
例えば、ユーザーIDとパスワードや、プリペイドカー
ドのパスワード等の認証情報データを読み取り、それを
決済サーバ120の決済手段505が認識可能な付加デ
ータとして、決済手段505に対して送信する。このと
き、上記図12のステップS51において、決済すべき
注文の注文番号も送信されていた場合には、その注文番
号も付加データの一部として送信する。
【0216】ステップS62:決済サーバ120の決済
手段505は、閲覧・指示手段301から送信されてき
た認証情報データを受信し、それをRAM202に記憶
しておく。このとき、該認証情報データが、利用者が認
証処理を拒否することを示す内容、例えば、閲覧・指示
手段301によりCRT206に表示されている画面上
に「キャンセル」ボタンが設けられており、その「キャ
ンセル」ボタンが利用者から選択されたことを示す内容
であれば、ステップS63〜ステップS71をスキップ
して、そのままステップS74へ進む。 ステップS63:決済手段505は、ステップS62で
記憶した認証情報データに含まれる注文番号、或いは、
上記図12のステップS51でHDD209に記録して
おいた注文番号を、店舗サーバ110の仮注文情報提供
手段502に対して送信することにより、該注文番号の
示す仮注文データの取得を要求する。
【0217】ステップS64:店舗サーバ110の仮注
文情報提供手段502は、決済手段505から送信され
てきた注文番号を元に、その該注文番号の示す仮注文デ
ータを、仮注文格納装置322から検索してRAM20
2に読み出す。 ステップS65:仮注文情報提供手段502は、ステッ
プS64でRAM202に読み出した仮注文データの
内、少なくとも決済金額を、決済サーバ120の決済手
段505が解析可能な形式に編集し、それを決済手段5
05に対して返信する。
【0218】ステップS66:決済サーバ120の決済
手段505は、仮注文情報提供手段502から送信され
てきた少なくとも決済金額を含む仮注文データを受信
し、それをRAM202に記憶した後、ステップS62
で記憶した認証情報データを元に、その妥当性を、認証
情報格納装置352を検索することによって検証する。
このときの妥当性の検証の方法は、例えば、認証情報デ
ータがユーザーIDとパスワードであった場合、それら
の組み合わせが認証情報格納装置352に保管されてい
るデータ内に存在するか否かを調べる方法を用いる。ま
た、認証情報データがプリペイドカードのパスワードで
あった場合、そのパスワードのデータを認証情報格納装
置352から検索し、それにより取得したデータ中に含
まれるプリペードカード情報の中の支払可能金額より
も、仮注文情報提供手段502から受信した仮注文デー
タに含まれる決済金額が小さいか否かを調べる方法を用
いる。
【0219】尚、ステップS66において、受信したユ
ーザーIDが認証情報格納装置352に存在しない等の
エラーがあった場合、すなわち認証に失敗した場合は、
決済手段505は、そのエラーメッセージを表示するた
めの表示用データを作成して、クライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301に対して返信す
る。これにより、閲覧・指示手段301は、決済手段3
43からの表示用データを受信してCRT206に表示
させる。その後、ステップS61に戻り、以降の処理ス
テップを再度実行する。
【0220】ステップS67:決済手段505は、ステ
ップS66で認証情報の照合が正しく行われた場合、す
なわち認証に成功した場合に、ステップS66で記憶し
た仮注文データに含まれる決済金額等を元にして、利用
者が決済金額を確認して決済指示を出すための決済確認
画面の表示用データを編集し、それをクライアントコン
ピュータ140(X)の閲覧・指示手段301に対して
返信する。このとき、必要に応じて、上記図12のステ
ップS51での方法を用いて、注文番号を表示用データ
の中に含ませるようにする。
【0221】ステップS68:クライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301は、決済手段5
05から送信されてきた表示用データを受信し、それを
元に決済確認画面を作成してCRT206に表示させ
る。このとき、利用者が決済意志の有無を画面上で、
「OK」、「キャンセル」等のボタン操作により入力で
きるようにする。 ステップS69:閲覧・指示手段301は、CRT20
6に表示された決済確認画面上で、利用者がKB208
等を用いて、例えば、「OK」又は「キャンセル」ボタ
ンを選択することによって入力した決済確認の意志の有
無を、決済確認結果フラグとして受け付け、その内容を
付加データとして決済サーバ120の決済手段505に
対して送信する。この決済確認結果フラグは、例えば、
「OK」ボタンが選択された場合には「YES」を示す
データが設定され、そうでない場合には「NO」を示す
データが設定されるものである。尚、ステップS68で
受信したデータ中に注文番号も含まれていた場合には、
その注文番号を上記の付加データに含ませるようにす
る。
【0222】ステップS70:決済サーバ120の決済
手段505は、閲覧・指示手段301から送信されてき
た付加データ(決済確認結果フラグ、注文番号を含む)
を受信し、それをRAM202に記憶しておく。このと
き、付加データに含まれる決済確認結果フラグが「N
O」を示すデータであれば、次のステップS71をスキ
ップして、そのままステップS74へ進む。 ステップS71:決済手段1105は、ステップS70
で記憶した付加データに含まれる注文番号、又は上記図
12のステップS51でHDD209に記録しておいた
注文番号を少なくとも含む決済完了通知データを作成
し、それを店舗サーバ110の決済確定手段503に対
して送信する。
【0223】ステップS72:店舗サーバ110の決済
確定手段503は、決済手段505から送信されてきた
決済完了通知データ(注文番号を含む)を受信し、その
注文番号を有する仮注文データを、仮注文格納装置32
2を検索して取得してRAM202に読み込む。 ステップS73:決済確定手段503は、ステップS7
2で読み込んだ仮注文データを、仮注文格納装置322
から削除すると共に、それを本注文データとして本注文
格納装置323に書き込む。その後、ステップS72及
びステップS73の処理結果を、決済サーバ120の決
済手段505に対して返信する。このときの処理結果
は、例えば、ステップS72及びステップS73が正常
に行われた場合には「TRUE」を示すデータであり、
そうでない場合(ステップS72において該当する仮注
文データが仮注文格納装置322内に存在しないという
ようなエラーが発生した場合等)には「FALSE」を
示すデータとする。
【0224】ステップS74:決済サーバ120の決済
手段505は、決済確定手段503から送信されてきた
処理結果を受信し、ステップS70で記憶した付加デー
タに含まれる注文番号、又は上記図12のステップS5
1でHDD209に記録しておいた注文番号、及びステ
ップS76で受信した仮注文データを元に、決済結果デ
ータを作成し、それを決済結果格納装置353へ格納す
る。また、決済手段505は、決済確定手段503から
の処理結果が「FALSE」を示すものであった場合
は、エラーメッセージ表示用のデータを作成して、それ
をクライアントコンピュータ140(X)の閲覧・指示
手段301に対して送信する。この場合、閲覧・指示手
段301は、該エラーメッセージをクライアントコンピ
ュー140(X)のCRT206に表示させる。その
後、本処理終了となる。尚、ステップS72又はステッ
プS70〜ステップS74に直接進んできた場合は、決
済確定手段503での処理結果を「FALSE」とし
て、上記の処理を行う。
【0225】ステップS75:決済手段505は、予め
設定しておいた店舗サーバ110の決済結果受信手段5
04を示す閲覧データ識別子を指定することにより、例
えば、WWW機能におけるサーバリダイレクトの方法を
用いて、店舗サーバ110の決済結果受信手段504に
制御を移行する。このとき、閲覧データ識別子に付加す
る付加データを、少なくともステップS70で記憶した
付加データに含まれる注文番号、又は上記図12のステ
ップS51でHDD209に記録しておいた注文番号と
して、店舗サーバ110の決済結果受信手段504に対
して送信する。
【0226】ステップS76:店舗サーバ110の決済
結果受信手段504は、決済手段505から送信されて
きた付加データ(注文番号)を元に、その注文番号の本
注文データが存在するか否か、すなわち上記図12及び
図13で説明される一連の処理が正常に実施されたか否
かを、本注文格納装置323を検索することで調べ、そ
の結果を元に、利用者に表示すべきメッセージを含む表
示用データを作成し、それをクライアントコンピュータ
140(X)の閲覧・指示手段301に対して送信す
る。ここでのメッセージは、例えば、上記の注文番号の
本注文データが本注文格納装置323に存在する場合に
は「ありがとうございました」、それ以外の場合には
「処理がキャンセルされました」、というような内容の
メッセージとし、利用者が決済処理の結果を確認できる
ようにしておく。
【0227】ステップS77:クライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301は、決済結果受
信手段504から送信されてきた表示用データを受信
し、その内容をCRT206に表示させる。
【0228】上述したような後半処理により、クライア
ントコンピュータ140(X)側において、その利用者
は、CRT206に表示されている決済サーバ120か
ら送信・表示された画面に対して、所定の認証・決済処
理のための操作(パスワードの入力等)を行えば、その
結果を示す画面が店舗サーバ110からの送信画面とし
て表示されることになる。
【0229】尚、上記図13のステップS67〜ステッ
プS70の決済内容の確認処理において、その処理の代
替又は後処理として、例えば、電子メール等、利用者の
本人認証のために別経路のデータ交換方法を用いること
で、より確実な確認処理を行うことも可能である。この
場合、ステップS75以降の処理を連続して行わず、ま
た、ステップS76及びステップS77の利用者への結
果表示処理も行わないようにする。
【0230】(第3の実施の形態)本実施の形態では、
上記図1の決済システム100において、前半処理とし
て、上記図8にて示した注文の受注及び決済画面への移
行処理(第1の実施の形態での処理)を実行し、後半処
理としては、上記図13にて示した決済処理及び決済完
了処理(第2の実施の形態での処理)を実行する。この
ため、決済システム100でのモジュール構成を、例え
ば、図14に示すような構成とする。
【0231】尚、ここでは、上述した第1及び第2の実
施の形態と異なる構成についてのみ具体的に説明するも
のとする。
【0232】<モジュール構成>図14は、クライアン
トコンピュータ140(X)、店舗サーバ110、及び
決済サーバ120の各情報処理装置内で動作する処理手
段群及びデータを格納する格納装置群と、上記処理手段
群及び格納手段群間の制御及びデータの流れの概要を示
したものである。
【0233】上記図14中において、閲覧・指示手段3
01、文書提供手段311、商品情報提供手段312、
注文受注手段313、文書提供手段341、及び決済予
定受信手段342は各々、処理手段であり、また、商品
情報格納装置321、仮注文格納装置322、本注文格
納装置323、決済予定格納装置351、認証情報格納
装置352、及び決済結果格納装置353は各々、デー
タ格納装置であって、上記図3で同じ符号で示す各処理
手段及び各データ格納装置と等価である。また、決済確
定手段503及び決済結果受信手段504についても、
上記図11で同じ符号で示す各処理手段と等価である。
また、クライアントコンピュータ140(X)、店舗サ
ーバ110、及び決済サーバ120の各情報処理装置を
またがった制御やデータの伝送は、上述した第1又は第
2の実施の形態で説明した方法と同様の方法で行うもの
とする。
【0234】決済手段511は、表示用データを文書提
供装置341を経由して、クライアントコンピュータ1
40(X)の閲覧・指示手段301に対して送信し、そ
の表示用データに対して利用者がクライアントコンピュ
ータ140(X)のKB208を用いて入力した付加デ
ータを元に処理を行うという、会話的な処理を繰り返す
ことによって、クライアントコンピュータ140(X)
の利用者を認証し、決済予定格納装置351に格納され
ている該利用者の注文に対する予信及び決済処理を行っ
て、その決済処理の成否を、決済結果格納装置353に
保管すると共に、決済確定手段503に要求することに
より店舗サーバ110に通知する。そして、決済処理が
完了した時点で、制御を店舗サーバ110の決済結果受
信手段504に移動させることによって、クライアント
コンピュータ140(X)の閲覧・指示手段301に対
して店舗サーバ110の決済結果受信手段504の出力
内容を送信させる。これにより、クライアントコンピュ
ータ140(X)のCRT206上に表示される内容
が、決済結果受信手段504によって作成されたデータ
内容に切り替わることになる。
【0235】<注文の受注と決済画面への移行、決済処
理と決済完了処理>上記図14のモジュール構成では、
上記図8及び図13のフローチャートにおいて、決済手
段511が、ステップS14とステップS15、及びス
テップS62以降の処理を実行することになる。尚、上
記図8及び図13のフローチャートで示す処理について
は、第1及び第2の実施の形態にて述べた通りであるた
め、その詳細な説明は省略する。
【0236】(第4の実施の形態)本実施の形態では、
上記図1の決済システム100において、前半処理とし
て、上記図12にて示した注文の受注及び決済画面への
移行処理(第2の実施の形態での処理)を実行し、後半
処理としては、上記図9にて示した決済処理及び決済完
了処理(第1の実施の形態での処理)を実行する。この
ため、決済システム100でのモジュール構成を、例え
ば、図15に示すような構成とする。
【0237】尚、ここでは、上述した第1及び第2の実
施の形態と異なる構成についてのみ具体的に説明するも
のとする。
【0238】<モジュール構成>図15は、クライアン
トコンピュータ140(X)、店舗サーバ110、及び
決済サーバ120の各情報処理装置内で動作する処理手
段群及びデータを格納する格納装置群と、上記処理手段
群及び格納手段群間の制御及びデータの流れの概要を示
したものである。
【0239】上記図15中において、閲覧・指示手段3
01、文書提供手段311、商品情報提供手段312、
決済結果受信手段314、文書提供手段341、及び決
済結果提供手段344は各々、処理手段であり、また、
商品情報格納装置321、仮注文格納装置322、本注
文格納装置323、認証情報格納装置352、及び決済
結果格納装置353は各々、データ格納装置であって、
上記図3の同じ符号で示す各処理手段及び各データ格納
装置と等価である。また、注文受注手段501及び仮注
文情報提供手段502についても、上記図11の同じ符
号で示す各処理手段と等価である。クライアントコンピ
ュータ140(X)、店舗サーバ110、及び決済サー
バ120の各情報処理装置をまたがった制御やデータの
伝送は、上述した第1又は第2の実施の形態で説明した
方法と同様の方法で行うものとする。
【0240】決済手段512は、注文受注手段501か
らの制御移行の結果として、文書提供手段341によっ
てRAM202に展開されて動作する処理手段である。
この決済手段512は、表示用データを文書提供装置3
41を経由してクライアントコンピュータ140(X)
の閲覧・指示手段301に対して送信し、その表示用デ
ータに対して利用者がクライアントコンピュータ101
のKB1008を用いて入力した付加データを元に処理
を行うという、会話的な処理を繰り返すことによって、
利用者を認証し、仮注文情報提供手段502に要求する
ことにより、決済金額等を含む仮注文データを取得し、
該注文に対する予信及び決済処理を行い、その決済処理
の成否を決済結果格納装置353に保管する。そして、
決済処理が完了した時点で、制御を店舗サーバ110の
決済結果受信手段314に移動させることによって、ク
ライアントコンピュータ140(X)の閲覧・指示手段
301に対して決済結果受信手段314の出力内容を送
信させる。これにより、クライアントコンピュータ14
0(X)のCRT206上に表示される内容が、決済結
果受信手段314によって作成されたデータ内容に切り
替わることになる。
【0241】<注文の受注と決済画面への移行、決済処
理と決済完了処理>上記図15のモジュール構成では、
上記図12及び図9のフローチャートにおいて、決済手
段512が、ステップS50とステップS51、及びス
テップS22以降の処理を実行することになる。尚、上
記図12及び図9のフローチャートで示す処理について
は、第2及び第1の実施の形態にて述べた通りであるた
め、その詳細な説明は省略する。
【0242】(第5の実施の形態)本実施の形態では、
上記図1に示した決済システム100において、例え
ば、コンピュータクライアント140(X)の利用者が
決済確認画面に対して決済のキャンセルを行った等の理
由により、店舗サーバ110の仮注文格納格納装置32
2内に残ってしまった仮注文データの再決済及び決済状
況の確認を行うようにする。この処理は、すなわち上述
した第1〜第4の実施の形態での一連の処理後に実行さ
れる処理である。
【0243】尚、本実施の形態での上記の後処理は、第
1〜第4の実施の形態の何れかに対して、追加可能な処
理機能である。また、ここでは、上述した第1〜第4の
実施の形態と異なる構成についてのみ具体的に説明する
ものとする。
【0244】<モジュール構成>図16は、本実施の形
態での上記の後処理を実施するための決済システム10
0のモジュール構成を示したものである。
【0245】上記図16において、閲覧・指示手段30
1、文書提供手段311、及び文書提供手段341は各
々、処理手段であり、また、仮注文格納装置322、本
注文格納装置323、及び決済結果格納装置353は各
々、データ格納装置であって、上記図3の同じ符号で示
す各処理手段及び各データ格納装置と等価である。ま
た、クライアントコンピュータ140(X)、店舗サー
バ110、及び決済サーバ120の各情報処理装置をま
たがった制御やデータの伝送についても、例えば、上記
図4〜図7にて説明したWWW機能を用いた方法(第1
の実施の形態におけるデータ通信方法)で行うものとす
る。
【0246】再決済受注手段521は、クライアントコ
ンピュータ140(X)の閲覧・指示手段301からの
指示に基づいて、文書提供手段311によってRAM2
02に展開されて動作する処理手段である。この再決済
受注手段521は、閲覧・指示手段301から送信され
てきた指示に従って、その指示された条件に合致する仮
注文データを、仮注文格納装置322から読み出して表
示用データを編集し、クライアントコンピュータ140
(X)の閲覧・指示手段301に対して送信する機能
と、上記の表示用データに対する閲覧・指示手段301
から送信されてきた再決済要求に基づいて、第1及び第
3の実施の形態における注文受注手段313の機能の一
部、又は第2及び第4の実施の形態における注文受注手
段501の機能の一部を実行し、決済サーバ120の決
済手段524に制御を移行することによって、クライア
ントコンピュータ140(X)の閲覧・指示手段301
に対して決済サーバ120の決済手段524の出力内容
を送信させる機能とを備えている。これにより、クライ
アントコンピュータ140(X)のCRT206上に表
示される内容が、決済サーバ120の決済手段524に
よって作成されたデータ内容に切り替わることになる。
【0247】決済結果受信手段で522は、第1〜第4
の実施の形態での決済結果受信手段314及び504の
何れかと少なくとも等価である。
【0248】未決済注文処理手段523は、予め設定さ
れた時間間隔で、或いは店舗サーバ110のオペレータ
がKB208等を操作して指示することにより、RAM
202に展開されて動作する処理手段である。この未決
済注文処理手段523は、仮注文格納装置322内の全
ての仮注文データを読み出し、各仮注文データに対し
て、その仮注文データ内の注文番号を元に決済サーバ1
20の決済結果提供手段524に対して要求を出すこと
によって、決済結果格納装置353内に格納されている
該注文番号の決済の状況を調べ、この結果、決済済みで
あれば上記の仮注文データを本注文格納装置323に移
動する。
【0249】決済手段524は、第1〜第4の実施の形
態での決済手段342、505、511、及び512の
何れかと少なくとも等価である。
【0250】決済結果提供手段525は、店舗サーバ1
10の未決済注文処理手段523からの要求に基づい
て、文書提供手段341によってRAM202に展開さ
れて動作する処理手段である。この決済結果提供手段5
25は、未決済注文処理手段523から送信されてきた
注文番号に該当する決済結果データを、決済結果格納装
置353から検索し、その検索により取得した決済結果
データを、要求元の未決済注文処理手段523に対して
返信する機能を有する。尚、決済結果提供手段525
は、第1及び第3の実施の形態での決済結果提供手段3
44と少なくとも等価の機能を有するものであって、こ
こでは、この決済結果提供手段344を用いても実施可
能である。
【0251】ここで、本実施の形態での前提となる決済
処理は、第1〜第4の実施の形態での何れの決済処理で
も実施可能であるが、決済手段524、決済結果受信手
段522、及び再決済受注手段521の機能の一部につ
いては、第1〜第4の実施の形態にて述べた組み合わせ
であることが好ましい。また、再決済受注手段521と
決済手段524を用いることによって実施可能なここで
の再決済処理と、未決済注文処理手段523と決済結果
提供手段525を用いることによって実施可能なここで
の未決済注文確定処理は、各々独立して実施可能であ
り、且つ何れか一方のみの実行も可能である。
【0252】<再決済処理>図17は、主に再決済受注
手段521が実行する、仮注文データ、すなわち未決済
の注文データに対する再決済処理を示したものである。
【0253】上記図17において、上記の処理部分は複
数の処理手段によって実現されるため、これらの処理手
段を、ここでは閲覧・指示手段301、再決済受注手段
521、決済手段524、及び決済結果受信手段522
としている。
【0254】また、上述した第1〜第4の何れかの実施
の形態での処理において、注文受注の前にクライアント
コンピュータ140(X)の利用者から、例えば、ユー
ザーID等、店舗サーバ110が利用者を識別するため
の識別子(以下、「店舗ユーザID」と言う)が送信さ
れており、その店舗ユーザーIDが仮注文データ及び本
注文データの一部として、仮注文格納装置322及び本
注文格納装置323に格納しておくものとする。
【0255】また、店舗サーバ110の再決済受注手段
521は、詳細は後述するが、クライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301から複数回のデ
ータ受信を行うが、このデータ通信の通信機能として、
上述したインターネットのWWW機能を使用する場合、
すなわち再決済受注手段521をCGIプログラムとし
て実施する場合、ここでの再決済受注手段521が実行
する処理を、複数のCGIプログラムを用いて実施する
ことも可能である。
【0256】そこで、上記図17に示す再決済処理につ
いての説明を行う。
【0257】ステップS81:クライアントコンピュー
タ140(X)の利用者は、再決済受注手段521の閲
覧データ識別子及び店舗ユーザIDをKB208を操作
することで入力する。これにより、閲覧・指示手段30
1は、ネットワーク130に対して、店舗サーバ110
の再決済受注手段521の起動及びその結果の返信の要
求を出力する。
【0258】ステップS82:店舗サーバ110の再決
済受注手段521は、閲覧・指示手段301から送信さ
れてきた店舗ユーザIDを受信し、その店舗ユーザID
を含む仮注文データを、仮注文格納装置322から検索
してRAM202に記憶する。 ステップS83:再決済受注手段521は、ステップS
82で記憶した仮注文データを、クライアントコンピュ
ータ140(X)の閲覧・指示手段301が解析可能な
形式、例えば、HTML形式で編集し、それを閲覧・指
示手段301に対して送信する。
【0259】ステップS84:クライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301は、再決済受注
手段521から送信されてきた仮注文データを受信し、
その仮注文データを編集してCRT206に表示させ
る。このとき、CRT206に表示される画面(再決済
受注手段521から送信されてくる表示用データに基づ
いた画面)は、例えば、仮注文データが一覧で表示され
るようになされており、利用者がKB208等を操作し
て、仮注文データの一覧から所望するデータを選択する
ことができるようになされている。このような画面上
で、利用者から任意の仮注文データが選択された場合、
閲覧・指示手段301は、その選択された仮注文データ
の少なくとも注文番号を取得して、それを再決済受注手
段521に対して送信する(ステップS85参照)。
【0260】ステップS85:閲覧・指示手段301
は、ステップS84でCRT206に表示させた仮注文
データの一覧に対して、利用者がKB208等を操作し
て選択した任意の仮注文データの、少なくとも注文番号
を取得して、その注文番号を付加データとして、店舗サ
ーバ110の再決済受注手段521に対して送信する。
【0261】ステップS86:店舗サーバ110の再決
済受注手段521は、閲覧・指示手段301から送信さ
れてきた注文番号を受信し、それをRAM202に記憶
すると共に、その注文番号を元に、該注文番号が示す仮
注文データを、仮注文格納装置322から検索して読み
込んでRAM202に記憶する。 ステップS87:このステップS87は、ここでの前提
となる決済方法が、上述した第1又は第3の実施の形態
での方法であった場合にのみ、再決済受注手段521が
行う処理である。このため、本ステップでの処理を、上
記図8のステップS9〜ステップS12で示した処理
(第1の実施の形態での処理)と等価とし、決済サーバ
120の決済予定受信手段342への決済予定データの
送信処理を行う。 ステップS88:再決済受注手段521は、予め設定し
ておいた決済サーバ120の決済手段524を示す閲覧
データ識別子を指定することにより、例えば、WWW機
能におけるサーバリダイレクトの方法を用いて、決済サ
ーバ120の決済手段524に制御を移行する。このと
き、閲覧データ識別子に付加する付加データとして、少
なくともステップS86で記憶した注文番号を、決済手
段523に対して送信する。尚、ステップS88は、上
記図8のステップS13、又は上記図12のステップS
49と等価である。
【0262】ステップS89:決済サーバ120の決済
手段524は、再決済受注手段521から送信されてき
た注文番号を受信し、その注文番号を用いて、関連する
各処理手段と共に、上記図8のステップS14以降及び
図9のステップS21〜ステップS27までの処理(第
1の実施の形態における処理)、或いは上記図12のス
テップS50以降及び図13のステップS61〜ステッ
プS74までの処理(第2の実施の形態における処理)
を実行し、受信した注文番号で識別される注文の決済処
理を行う。 ステップS90:決済手段1611は、予め設定してお
いた店舗サーバ110の決済結果受信手段523を示す
閲覧データ識別子を指定することにより、例えば、WW
W機能におけるサーバリダイレクトの方法を用いて、決
済結果受信手段523に制御を移行する。このとき、閲
覧データ識別子に付加する付加データとして、少なくと
もステップS89で受信した注文番号を、決済結果受信
手段523に対して送信する。尚、ステップS90は、
上記図9のステップS28、又は上記図13のステップ
S75と等価である。
【0263】ステップS91:このステップS91は、
ここでの前提となる決済方法が、上述した第1又は第3
の実施の形態における方法であった場合にのみ、決済結
果受信手段523が実行する処理であり、上記図9のス
テップS29〜ステップS33と等価の処理である。決
済結果受信手段523は、決済結果提供手段344に対
して受信した注文番号の決済結果を問合わせることによ
り、該決済結果に応じて、該注文番号の仮注文データを
仮注文格納装置322から本注文格納装置323に移動
する。 ステップS92:決済結果受信手段523は、ここでの
前提となる決済方法が上述した第1又は第3の実施の形
態における方法であった場合、上記図9のステップS3
4と等価の処理を実行する。また、ここでの前提となる
決済方法が上述した第2又は第4の実施の形態における
方法であった場合には、上記図13のステップS76と
等価の処理を実行する。そして、決済の結果を表わすメ
ッセージを含む表示用データを、クライアントコンピュ
ータ140(X)の閲覧・指示手段301に対して送信
する。
【0264】ステップS93:クライアントコンピュー
タ140(X)の閲覧・指示手段301は、決済結果受
信手段523から送信されてきた表示用データを受信
し、その表示用データの内容をCRT206に表示させ
る。
【0265】<未決済注文処理>図18は、未決済注文
処理の処理を示したものである。未決済注文処理は、何
らかの問題で、上述した第1乃至第4の実施の形態での
一連の処理に失敗し、店舗サーバ110上の各注文の状
況(仮注文すなわち未決済か、本注文すなわち決済済み
か)と、決済サーバ120上の決済結果格納装置353
内の各注文の状況との間に生じる不整合を訂正する処理
である。例えば、店舗サーバ110の仮注文格納装置3
22内の各仮注文データの決済結果を、決済サーバ12
0の決済結果提供手段525に対して問合わせ、決済済
みの仮注文データを本注文格納装置323に移動するこ
とによって、その注文については決済完了とする処理で
ある。
【0266】上記図18において、未決済注文処理手段
522と決済結果提供手段525は、各々異なる情報処
理装置上で動作するため、処理手段をまたがる矢印で表
されるデータ通信には、例えば、上述したインターネッ
トのWWW機能を利用した通信手段を使用する。すなわ
ち、未決済注文処理手段525が、上記図7の通信モジ
ュール701を有することにより、WWWサーバ間のデ
ータ通信と同様にして、上記のデータ通信を行うものと
する。
【0267】そこで、上記図18に示す未決済注文処理
についての説明を行う。
【0268】ステップS101:店舗サーバ110の未
決済注文処理手段522は、仮注文格納装置322から
仮注文データを1件読み出し、それをRAM202に記
憶する。 ステップS102:未決済注文理手段522は、ステッ
プS101において仮注文格納装置322から読み出す
べき仮注文データあるか否かを判別する。この判別の結
果、読み出すべき仮注文データがない場合(全ての仮注
文データに対する処理が終了した場合)、本処理終了と
なる。 ステップS103:未決済注文理手段522
は、予め設定しておいた決済サーバ120の決済結果提
供手段525を示す閲覧データ識別子に対し、ステップ
S101で記憶した仮注文データに含まれる注文番号を
付加データとして、それを決済結果確認要求として決済
サーバ120の決済結果提供手段525に対して送信す
る。
【0269】ステップS104:決済サーバ120の決
済結果提供手段525は、未決済注文処理手段522か
ら送信されてきた付加データ(注文番号)を受信し、そ
の注文番号を有する決済結果データを、決済結果格納装
置353から検索し、その検索の成否を示す検索結果フ
ラグと、該決済結果データの内容とをRAM202に記
憶する。ここでの検索結果フラグは、例えば、該当デー
タが決済結果格納装置353に存在した場合には「TR
UE」を示すデータが設定され、存在しない場合には
「FALSE」を示すデータが設定されるものとする。 ステップS105:決済結果提供手段525は、ステッ
プS104で記憶した検索結果フラグと決済結果データ
の内容を、店舗サーバ110の未決済注文処理手段52
2が解析可能な形式に編集し、それを店舗サーバ110
の未決済注文処理手段522に対して返信する。
【0270】ステップS106:店舗サーバ110の未
決済注文処理手段522は、決済サーバ120の決済結
果提供手段525から送信されてきた検索結果フラグと
決済結果データ内容を受信し、それらをRAM202に
記憶する。 ステップS107:未決済注文処理手段522は、ステ
ップS106で記憶した検索結果フラグを調べて、その
検索結果フラグの値が「TRUE」であれば、ステップ
S101で記憶した仮注文データと、ステップS106
で記憶した決済結果データとの内容を突き合わせて、そ
の結果、決済金額等が合致していれば、決済完了として
次のステップS108に進む。そうでない場合、ステッ
プS101に戻って、次の仮注文データに対する処理を
実行する。 ステップS108:未決済注文処理手段522は、ステ
ップS101で記憶した仮注文データを、仮注文格納装
置322から削除すると共に、それを本注文格納装置3
23に書き込むことで、決済完了とする。その後、ステ
ップS101に戻り、次の仮注文データに対する処理を
実行する。
【0271】(第6の実施の形態)本実施の形態では、
上述した第5の実施の形態での未決済注文処理(上記図
18参照)における、未決済注文処理手段522及び決
済結果提供手段525が実行する処理を、例えば、図1
9に示すような処理とする。
【0272】すなわち、上述した第5の実施の形態で
は、決済結果提供手段522の呼び出しが各仮注文デー
タごとに複数回行われていたのに対し、本実施の形態で
は、決済結果提供手段522の呼び出し時のパラメータ
を、注文番号ではなく決済が完了した期間(自、至のタ
イムスタンプ)を指定して、該当する決済結果を複数件
取得することにより、決済結果提供手段525の呼び出
しを1回のみとする。また、ここでは、上記の問合せ時
に指定する決済完了期間を、店舗サーバ120のHDD
209に予め初期値を設定して保管しておくものとす
る。以下、これを「問合わせ期間設定ファイル」と言
う。さらに、決済サーバ120の決済結果格納装置35
3に格納される各決済結果データには、決済処理が行わ
れた時刻のタイムスタンプ(以下、「決済処理日時」と
言う)が含まれていることを前提とする。
【0273】また、上記図19において、未決済注文処
理手段522と決済結果提供手段525は、各々異なる
情報処理装置上で動作するため、処理手段をまたがる矢
印で表されるデータ通信については、例えば、上述した
インターネットのWWW機能を利用した通信手段を使用
するものとする。すなわち、未決済注文処理手段522
が、上記図7の通信モジュール701を有することによ
り、WWWサーバ間のデータ通信と同様にして、上記の
データ通信を行うものとする。
【0274】そこで、上記図19を用いて、ここでの未
決済注文処理について具体的に説明する。
【0275】ステップS111:店舗サーバ110の未
決済注文処理手段522は、問合せ期間設定ファイルを
読み込んで、その問合せ期間設定データをRAM202
に記憶する。 ステップS112:未決済注文処理手段522は、予め
設定しておいた決済サーバ120の決済結果提供手段5
25を示す閲覧データ識別子に対し、ステップS111
で記憶した問合せ期間設定データを付加データとして、
それを決済結果確認要求として決済結果提供手段525
に対して送信する。
【0276】ステップS113:決済サーバ120の決
済結果提供手段525は、店舗サーバ110の決済結果
格納装置353を検索して、その決済結果データのう
ち、決済処理日時が未決済注文処理手段522から送信
されてきた問合せ期間設定データ中の自、至のタイムス
タンプ内にある決済結果データを全て抽出し、それらを
RAM202又はHDD209の一時領域に記憶する。
ステップS114:決済結果提供手段525は、ステ
ップS113で記憶した全決済結果データの内容を、店
舗サーバ110の未決済注文処理手段522が解析可能
な形式に編集し、それを未決済注文処理手段522に対
して返信する。
【0277】ステップS115:店舗サーバ110の未
決済注文処理手段522は、決済サーバ120の決済結
果提供手段525から送信されてきた決済結果データを
全て、RAM202又はHDD209の一時領域に記憶
する。このとき、後続の処理で前記決済結果データを1
件ずつ処理できるよう、例えば、テーブル形式で保管す
る。以下、これを「決済結果テーブル」と言う。 ステップS116:未決済注文処理手段522は、ステ
ップS115で記憶した決済結果テーブルから、決済結
果データを順次1件抽出し、それをRAM202に記憶
する。 ステップS117:未決済注文処理手段522は、ステ
ップS116で決済結果テーブルから抽出すべき決済結
果データがあるか否かを判別する。この判別の結果、抽
出すべき決済結果データがない場合(全ての決済結果デ
ータに対する処理が終了した場合)、後述するステップ
S121に進む。抽出すべき決済結果データがある場合
は、次のステップS118へ進む。 ステップS118:未決済注文処理手段522は、ステ
ップS116で記憶した決済結果データに含まれる注文
番号を元に、該当する仮注文データを仮注文格納装置3
22から検索し、該当する仮注文データがあれば、それ
を読み出してRAM202に記憶する。 ステップS119:未決済注文処理手段522は、ステ
ップS118の検索において、該当する仮注文データが
仮注文格納装置322内に存在し、且つ該仮注文データ
の決済金額等が、ステップS116で記憶した決済結果
データと一致するかどうかを調べ、上記の条件を満たし
ていれば、次のステップS120へ進む。満たしていな
ければ、ステップS116へ戻り、次の決済結果データ
に対する処理を実行する。 ステップS120:未決済注文処理手段522は、ステ
ップS118で記憶した仮注文データを仮注文格納装置
322から削除すると共に、その仮注文データを本注文
格納装置323に書き込むことで、該注文の決済完了と
する。その後、ステップS116へ戻って、次の決済結
果データに対する処理を実行する。 ステップS121:未決済注文処理手段522は、ステ
ップS111で記憶した問合わせ期間設定データに対
し、ステップS115で記憶した決済結果テーブル中の
各決済結果データ中、最も新しい決済処理日時を、問合
わせ期間設定データの自のタイムスタンプとし、さらに
該決済処理日時から予め定めておいた一定時間を加算し
た値を、問合わせ期間設定データの至のタイムスタンプ
として、問合わせ期間設定ファイルに書き込むことによ
って、問合わせ期間設定ファイルを更新しておき、未決
済注文処理手段522が次回に起動された時に使用する
問合わせ期間をスライドさせる。
【0278】尚、本発明の目的は、上述した各実施の形
態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプ
ログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは
装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ
(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読みだして実行することによっても、達成
されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から
読み出されたプログラムコード自体が各実施の形態の機
能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶
した記憶媒体は本発明を構成することとなる。プログラ
ムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、
フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光
磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、
不揮発性のメモリカード等を用いることができる。ま
た、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行
することにより、実施の形態の機能が実現されるだけで
なく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュ
ータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全
部を行い、その処理によって各実施の形態の機能が実現
される場合も含まれることは言うまでもない。さらに、
記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピ
ュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接
続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれ
た後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能
拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実
際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって各実
施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言う
までもない。
【0279】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、受注処
理装置(店舗サーバ)は、注文を受注して決済処理装置
(決済サーバ)に対して決済処理を要求する前に、該注
文の情報を仮注文情報として保管しておき、発注装置
(クライアントコンピュータ)からの要求に基づいて、
該仮注文情報を提示し、さらに発注装置から要求があっ
た場合に、該仮注文情報に関する決済要求を決済処理装
置に対して再度行うようにした。このような構成によ
り、利用者は、注文の決済状況を容易に参照することが
でき、必要に応じて再決済を行うこともできる。
【0280】また、受注処理装置は、仮注文情報を元
に、決済処理装置に対して決済結果の取得を要求し、決
済済みの仮注文情報を本注文情報して注文の受注を確定
する。また、決済処理装置は、受注処理装置からの要求
に対して決済処理結果を返信する。このような構成によ
り、例えば、定期的に受注処理装置と決済処理装置の間
の決済状況のデータ不整合を補正することができる。
【0281】また、上記決済処理結果の取得要求及び情
報提供において、受注処理装置及び決済処理装置が、注
文番号単位での要求・取得と、決済処理日時の範囲によ
る要求・取得を行うようにすれば、効率的かつ柔軟な上
記のデータ交換を行うことができる。
【0282】よって、本発明によれば、顧客の操作性や
商品提供の即時性を損なうことなく、常に正確且つ効率
的なネット決済を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
決済システムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記決済システムのクライアントコンピュー
タ、店舗サーバ、及び決済サーバの内部構成を示すブロ
ック図である。
【図3】上記決済システムのモジュール構成を示すブロ
ック図である。
【図4】上記決済システムでのデータ通信に利用するイ
ンターネットのWWW機能のシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図5】上記WWW機能におけるURLを説明するため
の図である。
【図6】上記WWW機能におけるHTML及び表示画面
を説明するための図である。
【図7】上記WWW機能におけるサーバ間のデータ通信
を説明するための図である。
【図8】上記決済システムにおいて、注文の受注と決済
画面への移行の処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図9】上記決済システムにおいて、決済処理と決済完
了処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】上記の処理におけるサーバ間の制御移行時の
URLとパラメータの一例を説明するための図である。
【図11】第2の実施の形態における上記決済システム
のモジュール構成を示すブロック図である。
【図12】上記決済システムにおいて、注文の受注と決
済画面への移行の処理を説明するためのフローチャート
である。
【図13】上記決済システムにおいて、決済処理と決済
完了処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】第3の実施の形態における上記決済システム
のモジュール構成を示すブロック図である。
【図15】第4の実施の形態における上記決済システム
のモジュール構成を示すブロック図である。
【図16】第5の実施の形態における上記決済システム
のモジュール構成を示すブロック図である。
【図17】上記決済システムにおいて、再決済処理を説
明するためのフローチャートである。
【図18】上記決済システムにおいて、未決済注文処理
を説明するためのフローチャートである。
【図19】第6の実施の形態における上記未決済注文処
理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100 決済システム 110 店舗サーバ 120 決済サーバ 140(1)〜140(N) クライアントコンピュー
タ 301 閲覧・指示手段 311 文書提供手段 312 商品情報提供手段 313 注文受注手段 314 決済結果受信手段 321 商品情報格納装置 322 仮注文格納装置 323 本注文格納装置 341 文書提供手段 342 決済予定受信手段 343 決済手段 344 決済結果提供手段 351 決済予定格納装置 352 認証情報格納装置 353 決済結果格納装置 521 再決済受注手段 522 決済結果受信手段 523 未決済注文処理手段 524 決済手段 525 決済結果提供手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部発注装置からの要求に基づいて、予
    め保有している商品情報を該外部発注装置に対して提供
    する商品情報提供手段と、 上記外部発注装置から受け取った注文情報に対する決済
    を、外部決済処理装置に対して依頼する注文受注手段
    と、 上記注文情報を、上記外部決済処理装置での決済処理完
    了前の仮注文情報と決済処理完了後の本注文情報とで区
    別して保持し、上記外部決済処理装置での決済処理の結
    果に基づいて、仮注文情報を本注文情報に変更すること
    によって、上記注文情報に対する受注を確定する決済結
    果処理手段と、 上記外部発注装置からの要求に基づいて、上記決済結果
    処理手段での仮注文情報を上記外部発注装置に対して提
    示し、該仮注文情報に対する再決済を上記外部決済処理
    装置に対して依頼する再決済受注手段とを備えることを
    特徴とする受注処理装置。
  2. 【請求項2】 上記外部決済処理装置から取得した上記
    決済結果処理手段での仮注文情報の決済処理の結果に基
    づいて、該仮注文情報を本注文情報に変更することによ
    って、該仮注文情報に対する受注を確定する未決済注文
    処理手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の
    受注処理装置。
  3. 【請求項3】 上記未決済注文処理手段は、上記仮注文
    情報に含まれる注文番号に基づいた注文単位で、上記仮
    注文情報の決済処理の結果を上記外部決済処理装置から
    取得することを特徴とする請求項2記載の受注処理装
    置。
  4. 【請求項4】 上記未決済注文処理手段は、所定の決済
    完了日時情報に基づいて、複数の上記仮注文情報の決済
    処理の結果を上記外部決済処理装置から取得することを
    特徴とする請求項2記載の受注処理装置。
  5. 【請求項5】 上記外部決済処理装置とのデータ交換
    を、上記外部発注装置を経由しない経路で行うことを特
    徴とする請求項1記載の受注処理装置。
  6. 【請求項6】 外部受注処理装置からの決済の要求に基
    づいて、該外部受注処理装置に対して任意の注文情報を
    出力した外部発注装置とデータ交換を行って、該注文情
    報に対する決済を行い、その決済の結果を保管して、上
    記外部受注処理装置に対して決済処理完了を通知する決
    済手段を備える決済処理装置であって、 上記決済手段は、請求項1〜5の何れかに記載の受注処
    理装置の機能を有する上記外部受注処理装置からの要求
    に基づいて、上記注文情報に対する決済処理の結果を提
    供する決済結果提供手段を含むことを特徴とする決済処
    理装置。
  7. 【請求項7】 外部受注処理装置からの決済の要求に基
    づいて、該外部受注処理装置に対して任意の注文情報を
    出力した外部発注装置とデータ交換を行って、該注文情
    報に対する決済を行い、その決済の結果を保管して、上
    記外部受注処理装置に対して決済処理完了を通知する決
    済手段を備える決済処理装置であって、 上記外部受注処理装置からの要求に基づいて、上記注文
    情報に対する決済処理の結果を提供する決済結果提供手
    段を更に備えることを特徴とする決済処理装置。
  8. 【請求項8】 上記決済結果提供手段は、上記注文情報
    に含まれる注文番号に基づいた注文単位で、上記決済処
    理の結果を提供することを特徴とする請求項6又は7記
    載の決済処理装置。
  9. 【請求項9】 上記決済結果提供手段は、所定の決済完
    了日時情報に基づいて、上記決済処理の結果を提供する
    ことを特徴とする請求項6又は7記載の決済処理装置。
  10. 【請求項10】 上記決済手段は、本装置内に保有する
    設定情報と、上記外部受注処理装置からの該設定情報の
    選択指定に基づいて、処理内容を変更することを特徴と
    する請求項6又は7記載の決済処理装置。
  11. 【請求項11】 上記外部受注処理装置とのデータ交換
    を、上記外部発注装置を経由しない経路で行うことを特
    徴とする請求項7記載の決済処理装置。
  12. 【請求項12】 ユーザから指示された任意の商品につ
    いての注文情報を出力する発注装置と、 上記発注装置から出力された注文情報を受注する受注処
    理装置と、 上記受注処理装置からの要求に従って上記注文情報に対
    する決済処理を行う決済処理装置とが、ネットワークを
    介して接続されてなる決算システムであって、 上記受注処理装置は、請求項1〜5の何れかに記載の受
    注処理装置の機能を有し、 上記決済処理装置は、請求項6〜11の何れかに記載の
    決済処理装置の機能を有することを特徴とする決済処理
    システム。
  13. 【請求項13】 上記ネットワークは、インターネット
    を含み、 上記インターネットによるデータ交換は、WWW機能に
    よるデータ通信を含むことを特徴とする請求項12記載
    の決済処理システム。
  14. 【請求項14】 発注装置によるユーザからの任意の商
    品の注文を受注処理装置で受注し、該注文情報に対する
    決済処理を決済処理装置で行うための処理ステップをコ
    ンピュータが読出可能に格納した記憶媒体であって、 上記処理ステップは、 上記受注処理装置が、上記発注装置からの要求に基づい
    て、予め保有している商品情報を上記発注装置に対して
    提供する商品提供ステップと、 上記発注装置が、上記商品提供ステップにより提供され
    た商品情報に対するユーザの指示に従った商品の注文情
    報を、上記受注処理装置に対して送信する注文ステップ
    と、 上記受注処理装置が、上記注文ステップにより送信され
    てきた注文情報を受注し、該注文情報に対する決済を上
    記決済処理装置に依頼する注文受注ステップと、 上記決済処理装置が、上記注文受注ステップによる依頼
    に基づいて、上記注文情報に対する決済処理を行い、そ
    の決済処理の結果を上記受注処理装置に対して送信する
    決済ステップと、 上記受注処理装置が、上記注文受注ステップでの注文情
    報を、上記外部決済処理装置での決済処理完了前の仮注
    文情報と決済処理完了後の本注文情報とで区別して保持
    し、上記決済ステップにより送信されてきた決済処理の
    結果に基づいて、仮注文情報を本注文情報に変更するこ
    とによって、上記注文情報に対する受注を確定する決済
    結果処理ステップと、 上記受注処理装置が、上記発注装置からの要求に基づい
    て、上記決済結果処理ステップでの仮注文情報について
    の決済処理の結果を、上記決済処理装置に対して要求す
    る未決済要求ステップと、 上記決済処理装置が、上記未決済要求ステップによる要
    求に基づいて、上記決済処理結果情報を上記受注処理装
    置に対して送信する未決済ステップと、 上記受注処理装置が、上記未決済ステップにより送信さ
    れてきた決済処理結果情報を上記外部発注装置に対して
    提示する未決済提示ステップと、 上記受注処理装置が、上記発注装置からの指示に従っ
    て、上記仮注文情報に対する再決済を上記外部決済処理
    装置に対して依頼する再決済受注ステップとを含むこと
    を特徴とする記憶媒体。
  15. 【請求項15】 上記処理ステップは、上記仮注文情報
    に含まれる注文番号に基づいた注文単位で、上記仮注文
    情報の決済処理の結果を、上記決済処理装置から上記受
    注処理装置に送信させるステップを含むことを特徴とす
    る請求項14記載の記憶媒体。
  16. 【請求項16】 上記処理ステップは、所定の決済完了
    日時情報に基づいて、複数の上記仮注文情報の決済処理
    の結果を、上記決済処理装置から上記受注処理装置に送
    信させるステップを含むことを特徴とする請求項14記
    載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 上記処理ステップは、上記決済処理装
    置と上記受注処理装置間でのデータ交換を、上記発注装
    置を経由しない経路で行うステップを含むことを特徴と
    する請求項14記載の記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002297967A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Fujitsu Fip Corp 認証方法及び認証方法での処理をコンピュータに行なわせるためのプログラム
JP2003044694A (ja) * 2001-07-27 2003-02-14 Nec System Technologies Ltd 通信伝送可能商品のまとめ買い方法
JP2016221104A (ja) * 2015-06-02 2016-12-28 野中 誠之 サーバ、及び商品価格調整方法

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