JP2000148697A - コンピュ―タ・システム - Google Patents

コンピュ―タ・システム

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JP2000148697A
JP2000148697A JP27404099A JP27404099A JP2000148697A JP 2000148697 A JP2000148697 A JP 2000148697A JP 27404099 A JP27404099 A JP 27404099A JP 27404099 A JP27404099 A JP 27404099A JP 2000148697 A JP2000148697 A JP 2000148697A
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task
bus
memory
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Kaateri Robert
カーテリ ロバート
J Steiger Harvey
ジェイ.スティーグラー ハーベイ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のアーキテクチャの主メモリデータ通路
による性能の制約に煩わされない。 【解決手段】 多数のタスク向けプロセッサ(202a
−202c)を持つコンピュータ・システム(200)
を開示した。タスク向けプロセッサ(202a−202
c)は何れも、オン・チップ・バス(208a−208
c)によって集積メモリ部分(206a−206c)に
結合されたプロセッサ部分(204a−204c)を含
む。パケット形式の情報がシステム・バス(212)を
介してタスク向けプロセッサ(202a−202c)の
間で伝送される。タスク向けプロセッサ(202a−2
02c)の間のバスの調停が、バス制御装置(214)
によって定められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は全般的にコンピュ
ータ・システム、更に具体的に言えば、コンピュータ・
システム・アーキテクチュアに関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】典型的なパーソナル・コンピュ
ータ・システム・アーキテクチュアは、典型的にはマイ
クロプロセッサである中央処理装置(CPU)と、典型
的には多数のダイナミック・ランダムアクセス・メモリ
(DRAM)で形成された関連する主メモリとを中心と
している。CPUとその主メモリとの間のデータ転送は
データ・バスを介して行われる。時が経つにつれ、マイ
クロプロセッサの計算能力及び動作速度の進歩により、
システム・アーキテクチュアは、コンピュータ・システ
ムのデータ帯域幅(マイクロプロセッサとその主メモリ
の間でデータを転送することが出来る速度)を高めるこ
とに集中するようになった。システム・データ帯域幅を
増加するある普通の方式は、その幅を2倍にすることに
よってデータ・バスの寸法を増加し、所定のクロック・
サイクル内に一層大量のデータ・ビットを転送すること
が出来るようにしている。更に、CPUは1又は2レベ
ルの高速「キャッシュ」メモリ(典型的にはスタティッ
クRAMで形成される)を備えている。キャッシュ・メ
モリはアクセスを更に速くすることが出来、主メモリか
らロードされたアクセスが頻繁なデータを記憶すること
が出来る。キャッシュ・メモリは単独のメモリ・デバイ
スの形で「外部」形にしてもよいし、或いはマイクロプ
ロセッサ・パッケージ内にあるメモリ・デバイスの形で
「内部」形にしてもよい。更に、キャッシュ・メモリ
は、マイクロプロセッサと同じ半導体ダイの上に形成し
て、「集積」することが出来る。
【0003】主メモリについて言うと、帯域幅を改善す
る為に速度及びパイプライン方式の両方が使われてい
る。主メモリに使われる(DRAMのような)種々のメ
モリ・デバイスの動作速度が高くなり、データ読取及び
データ書込み時間が一層速くなった。主メモリは、シス
テム・クロックに対して同期的に動作するようにも構成
されており、データの「バースト」の迅速な同期転送が
出来るようにしている。最後に、システムの主メモリは
次第に「パケット・ベースの」システムに移りつつあ
る。パケット・ベースのメモリ・システムでは、情報パ
ケットを送信することにより、パケット・ベースのメモ
リ・デバイス内のデータ位置をアクセスする複雑な制御
装置が使われる。情報パケットはメモリ・アドレスを含
むだけでなく、パケット・ベースのメモリ・デバイスに
対する更に複雑なメモリ動作をも含む。従来のパーソナ
ル・コンピュータ・システムの一例が図1に簡略ブロッ
ク図で示されている。コンピュータ・システムが全体の
参照符号100によって示されており、CPUバス10
4に結合されたCPU 102を持つことが示されてい
る。CPUバス104が、CPU 102とコンピュー
タ・システム100の他のデバイスの間で制御、アドレ
ス及びデータ情報を伝える。CPUバス104がバス制
御装置106に結合され、これはCPUバス104とシ
ステムの残りの部品との間のインターフェースとして作
用する。バス制御装置106がメモリ制御装置及び入出
力(I/O)制御装置を含む。メモリ制御装置が、メモ
リ・バス110を介して主メモリ108をアクセスす
る。I/O制御装置が、局部バス112を介してシステ
ムの種々のデバイスをアクセスする。メモリ・バス11
0がデータ・バス及びアドレス・バスを含む。図1の特
定のシステムのバス制御装置106は、高性能グラフィ
ック・デバイス・インターフェースをも含んでおり、こ
れが高性能グラフィック・バス116を介してグラフィ
ック制御装置デバイス114をアクセスする。
【0004】グラフィック制御装置デバイス114が、
「バック・エンド」グラフィック・プロセッサ118及
びフレーム・バッファ120を含むことが示されてい
る。「バック・エンド」グラフィック・プロセッサ11
8は、3次元(3D)レンダリング及びその他の表示関
連機能のようなグラフィック動作を扱うように設計され
たプロセッサである。フレーム・バッファ120は、
「バック・エンド」グラフィック・プロセッサ118が
描出する画像を記憶並びに更新するのに役立つ多数のメ
モリ・デバイス(典型的にはDRAMのある変形)であ
る。「バック・エンド」グラフィック・プロセッサ11
8は多くの特殊化表示関連動作を遂行するが、多くのレ
ンダリング機能には、CPU 102の処理能力が必要
である。一例を挙げれば、「バック・エンド」グラフィ
ック・プロセッサ118の3D処理部分は、三角形の頂
点の形でデータを受取り、このデータから画像を描出す
ることが出来る。3D空間に於ける頂点の操作は依然と
してCPU 102によって遂行されなければならな
い。図1の局部バス112に接続された種々のデバイス
は、ネットワーク・インターフェース・デバイス12
2、大量記憶装置制御装置デバイス124及びバス・イ
ンターフェース・デバイス126を含む。バス・インタ
ーフェース・デバイス126が局部バス112と2次バ
ス128の間を接続する。2つのI/Oデバイス130
a及び130bが2次バス128に結合され、コンピュ
ータ・システム100にデータを入力したり、それから
データを受取る手段になる。
【0005】図1の主メモリ108は、パケット・ベー
スのDRAMデバイスを利用する「パケット・ベース
の」メモリ・システムである。主メモリ108が、パケ
ット・ベースの制御装置132及び多数のパケット・ベ
ースのDRAMメモリ・デバイス134a乃至134x
を含むことが示されている。制御装置132は、広範囲
の指令及びアドレスでDRAMデバイス134a乃至1
34xをアクセスすることが出来なければならない比較
的複雑なデバイスである。指令アドレス情報パケットを
解釈する為に、各々のメモリ・デバイス134a乃至1
34xも比較的複雑なデバイスでなければならない。図
1の例では、各々のメモリ・デバイス134a乃至13
4xは、メモリ・セルのアレイ136だけでなく、制御
装置132から出された指令/アドレス・パケットを解
読することが出来るインターフェース回路138をも含
む。図1のコンピュータ・システム100では、「バッ
ク・エンド」グラフィック・プロセッサ118によって
遂行される「バック・エンド」レンダリングを別とし
て、コンピュータ・システム100の動作に必要な処理
が専らCPU 102によって遂行される。例えば、種
々のアプリケーションは、「フロント・エンド」グラフ
ィック処理、種々のこの他の浮動小数点動作並びに符号
化されたビデオ並びに/又はオーディオ・データの復号
のような「ストリーミング」動作を遂行するのにCPU
102を必要とすることがある。この様な構成は、メ
モリ・バス110、特にデータを転送しなければならな
いメモリ・バス100の部分に重い負担を課す事があ
る。パケット・ベースの主メモリ108によって、デー
タ転送の負担は少なくとも部分的に対処することが出来
るが、この様な方式は欠点が無いわけではない。メモリ
・デバイス134a乃至134xが半導体ダイの上に形
成され、インターフェース回路138を持込むと、より
多くのダイ面積を、メモリ・セルの代りに、論理回路に
専用にしなければならないことになる。その結果、メモ
リ・デバイス134a乃至134xが、普通のメモリ・
デバイスより、一層大きくなり、更に複雑になり、より
高価になる。制御装置32も、製造するのに複雑でコス
トのかかるデバイスである。更に、主メモリ108はあ
るアクセスの動作では、全体的な帯域幅を改善すること
が出来るが、他の動作は可成の時間がかかる事があり、
並びに/又はその結果、待ち時間(指令及びアドレスが
出てから、その結果読取又は書込みデータが利用出来る
様になるまでの時間)が長くなる。
【0006】図1のコンピュータ・システム100に伴
うこの他の欠点は、CPU 102とメモリ・デバイス
134a乃至134xの間のデータ通路を形成するのに
必要な比較的長い導電線から起こる。これは、CPUバ
ス104、メモリ・バス110、及び制御装置132と
メモリ・デバイス134a乃至134xの間の線を形成
するのに必要なあらゆる回路板のトレースを含む。この
様な比較的長い線の固有の抵抗及び静電容量が、データ
を転送する事が出来る速度を制限する。更に、こういう
線を充電並びに放電するのに必要な電流が可成の電力を
消費することがある。最後に、この様な導電線は雑音の
影響を受け易く、それが信号の劣化を招くことがある。
従来、プロセッサの能力を分配する別のコンピュータ・
システム・アーキテクチュアが知られている。例えば、
コンピュータ・システムが、パケット・プロトコルとの
ポイント・ツー・ポイントのリンクに対処出来るスケー
ラブル・バスを用いることが出来る。こういうシステム
は、いずれも専用のキャシュを持つ多重プロセッサを含
む事が出来るが、それでも全プロセッサが利用するパケ
ット・ベースの主メモリを依然として用いる。このた
め、このような多重プロッセッサ・システムは、依然と
してデータ通路の隘路に煩わされることがある。従来の
アーキテクチュアの主メモリデータ通路による性能の制
約に煩わされないような、何らかの種類のパーソナル・
コンピュータ・システム・アーキテクチュアに到達する
ことが望ましい。
【0007】
【課題を解決する為の手段及び作用】好ましい実施例で
は、パーソナル・コンピュータ・システムが、ポイント
・ツー・ポイントのリンクが可能であって、パケット・
ベースのプロトコルで動作するシステム・バスに結合さ
れた多数のタスク向けプロセッサを含む。好ましい実施
例は主メモリを持っておらず、その代りに、各々のタス
ク向けプロッセッサに関連する集積メモリを持ってい
る。この為、多重処理能力を持たなければならない主メ
モリに結合された中央処理装置を設ける代りに、好まし
い実施例は、何れもそれ自身の専用メモリを持つ多数の
タスク向けプロセッサを含む。好ましい実施例の一面で
は、各々のタスク向けプロセッサに関連する集積メモリ
がダイナミック・ランダムアクセス・メモリ(DRA
M)セルを含む。好ましい実施例の別の一面では、タス
ク向けプロセッサが3次元レンダリング・プロセッサを
含む。好ましい実施例の別の一面では、タスク向けプロ
セッサが超浮動小数点演算論理装置を含む。好ましい実
施例の別の一面では、タスク向けプロセッサがストリー
ミング・ディジタル信号プロセッサを含む。好ましい実
施例の別の一面では、コンピュータ・システムがシステ
ム・バス調停装置を含む。
【0008】
【実施例】ここに説明する種々の実施例は、タスク向け
プロセッサを利用するパーソナル・コンピュータ・シス
テム・アーキテクチュアを説明するものであり、各々の
プロセッサはそれ自身の専用の集積メモリを持ってい
る。専用の集積メモリを持っているプロセッサを用いる
事により、データ・バスの隘路を避ける事が出来、アク
セス速度を改善する事が出来、雑音の影響及び消費電力
を減らす事が出来る。好ましい実施例は、タスク向けプ
ロセッサが典型的なパーソナル・コンピュータのタスク
用に選ばれているシステムを示す。図2について説明す
ると、好ましい実施例のコンピュータ・システムが簡略
ブロック図で示されていて、全体の参照数字200で表
わされている。好ましい実施例200が、多数のタスク
向けプロセッサ202a−202cを含む事が示されて
おり、その各々がタスク向けプロセッサ部分204a−
204c及び集積メモリ部分206a−206cを含
む。メモリ部分206a−206cは、それらがプロセ
ッサ部分204a−204cと同じ半導体ダイ(チッ
プ)の上に形成されているという点で、「集積」されて
いる。この構成は、従来のアーキテクチュアでデータ・
バスを形成するのに使われていた比較的長い導電線の必
要を迂回する。その代りに、好ましい実施例200は、
各々のプロセッサ部分204a−204cを関連するメ
モリ部分206a−206cに結合する専用の「オン・
チップ」バス208a−208cを持っている。こうし
て、コンピュータ・システム100の動作に必要なメモ
リが、実質的に、組込みメモリ部分206a−206c
に互って分布している。タスク向けプロセッサ204a
−204cはバス208a−208cを介して記憶位置
へのアクセスが速く、各々のオン・チップ・バス208
a−208cが他のどのデバイスとの共有でもないの
で、データ・バスのコンテンションがない。この為、組
込みメモリ部分206a−206cを(関連するタスク
向けプロセッサから要求される)ある機能に専用にする
ことにより、好ましい実施例200は、データ・バスの
隘路を伴わずに、タスクを引受けることが出来るように
する。
【0009】好ましい実施例200では、メモリ部分2
06a−206cはダイナミック・ランダムアクセス・
メモリ(DRAM)であり、同期DRAMを含んでいて
よい。DRAMがダイナミック記憶装置であることによ
り、消費電力が減少する。更に、DRAMのメモリ・セ
ルの寸法が比較的小さいことにより、他の種類のメモリ
に比べて、ダイの寸法が減少する。この為、DRAMは
メモリ部分206a−206cとして使うとき、特に有
利である。メモリ部分206a−206cの記憶容量
は、そのタスク向けプロセッサ202a−202cの必
要に応じて変えることが出来る。メモリ部分206a−
206cは、最新DRAMにおける大きさの記憶装置を
含むが、現在では、これは約32メガバイトの記憶装置
である。オン・チップ・バス208a−208cは、タ
スク向けプロセッサ202a−202cを形成するのに
使われる導電層から作られている。これは、図1の従来
のCPU中心のシステムで使われている回路板の層とは
対照的である。即ち、オン・チップ・バス208a−2
08cは、各々のプロセッサ部分204a−204cと
それに関連するメモリ部分206a−206cの間に高
速データ通路を作る。オン・チップ・バス208a−2
08cは、雑音に対する免疫性が一層大きく、その寸法
が比較的小さい為に、消費電力が一層少ない。最後に、
オン・チップ・バス208a−208cは、その寸法が
小さい為に、一層大きなデータ幅を持つことが出来る。
オン・チップ・バス208a−208cは、64ビット
又は32ビットに制限される代りに、128ビット又は
それより更に大きなバスの幅を持つことが出来る。
【0010】好ましい実施例200のプロセッサを「タ
スク向け」プロセッサと呼ぶのは、特定の形でデータを
処理するのに最適にされている(同様なタスク又は一連
の同質なタスクを遂行することが出来る資源及び内部機
能を持っている)からである。図2の特定の構成では、
タスク向けプロセッサが3次元(3D)レンダリング向
けのプロセッサ204a、超浮動小数点演算論理装置
(ALU)204b及びストリーミング・データ信号プ
ロセッサ(DSP)204cを含む。この特定の3つの
プロセッサ(3D、ALU及びストリーミングDSP)
の組合せが、用意された機能がパーソナル・コンピュー
タのアプリケーションで普通に使われるものであるの
で、パーソナル・コンピュータ・アーキテクチュアに特
に適していると言えるような1組のタスク向けプロセッ
サを代表する。しかし、このような特定の組合せのタス
ク向けプロセッサ208a−208cは、この発明をそ
れに制限するものと解してはならない。どんな種類の機
能が希望されるかに応じて、異なるタスクに対して最適
化したプロセッサ並びに/又は追加のタスク向けプロセ
ッサをコンピュータ・システム200に用いることが出
来る。3Dプロセッサ204aは、そのレンダリング・
パイプライン全体を局部的に(即ち、3Dプロセッサ2
04aで)遂行することが出来るので、特に有利であ
る。これは従来の多くの方式と対照的である。その場
合、レンダリング・プロセスを、CPUによって遂行さ
れる第1の部分(従って従来のデータ・バスの隘路の影
響を受ける)と、「バック・エンド」3Dグラフィック
・プロセッサによって遂行される第2の部分とに分けて
いる。同様に、ストリーミング・データ信号プロセッサ
204cも特に有利である。多くの種類のデータ(特に
ビデオ及びオーディオ)は、効率のいい形で記憶される
ように符号化されている。符号化されたデータを再生す
る為には、符号化されたデータがデータ源からストリー
ムとして出てくるときに、このデータに対して複号信号
処理アルゴリズムを実施しなければならない。従来の多
くの方式は、複号アルゴリズムの全部又は一部分を実施
する為にCPUを利用する。3Dレンダリング・パイプ
ラインの場合と同じく、CPUを利用すると、複号プロ
セスはデータ・バスの隘路の影響を受けることがある。
専用の集積メモリを持つストリーミングDSPタスク向
けプロセッサを用いると、この隘路を避けることが出来
る。タスク向けプロセッサ202a−202cが、シス
テム・バス212に共通に結合されたパケットをベース
とするプロセッサ・インターフェース210a−210
cを更に含むことが示されている。(勿論、これは3つ
のプロセッサを利用した例であって、更に多くを利用す
ることが出来る。)システム・バス212は必ずしも普
通のバス(即ち、バス上の悉くのデバイスを共通に接続
する一連の導電線)ではなく、その代りに、パケット情
報のポイント・ツー・ポイントの伝送を行う接続装置で
ある。即ち、システム・バス212は普通の構成にして
もよいが、考えられる1つの例を挙げれば、各々のパケ
ット内のノード及びアドレス情報に従ってパケット情報
を差し向ける一連の高速スイッチ構造をも含むことが出
来る。
【0011】好ましい実施例200のアーキテクチュア
は、CPUを含まず、他のすべてのデバイスに優先して
バスを引き受けるバス・「マスター」を含んでいない。
その代りに、好ましい実施例のバス212は多重マスタ
ー・バスであって、任意のタスク向けプロセッサ202
a−202cがバス・マスターになることが出来るよう
にする。しかし、システム・バス212に於けるコンテ
ンションを避ける為、好ましい実施例200は専用のバ
ス制御装置214を持っていて、これが調停バス・マス
ターとして作用し、バス・コンテンションが起こった場
合、どのパケットを出すデバイスが優先するかを決定す
る。更に図2には、ネットワーク・インターフェース・
デバイス216、大量記憶装置制御装置デバイス218
及びバス・インターフェース・デバイス220を含む他
の多数のデバイスが示されている。これらの他のデバイ
ス216、218及び220は、パケット・ベースのイ
ンターフェース回路をも含む。バス・インターフェース
・デバイス220は、入出力デバイス等に接続されるこ
とがある他の2次バスに対するアクセスも行うことが出
来る。
【0012】好ましい実施例200は、実質的にシステ
ムのRAMを集積メモリ部分206a−206cに互っ
て分配するから、好ましい実施例200は、アプリケー
ション・タスクを認識するように分割され又はセグメン
ト分割されるオペレーティング・システムと共に使われ
るよう意図される。各タスクは、最も適切なタスク向け
プロセッサ202a−202cに割り当てられ、そのタ
スク向けプロセッサ202a−202c内で局部的に実
行される。従って、オペレーティング・システムが「ア
プレット化」されていると見なすことが出来、各々のア
プレットが特定のタスク又は1組の同質なタスクに対し
て最適化されている。こうして、限られたデータ・バス
を介して、同じマイクロプロセッサを用いて種々の異な
るタスクを実行する代りに、好ましい実施例は計算タス
クを、何れも排他的なメモリ部分206a−206cを
持つ利用し得るタスク向けプロセッサ202a−202
cに互って割り当てる。こうして得られる好ましいコン
ピュータ・システム200及び関連するセグメント分割
されたオペレーティング・システムはJAVA(登録商
標)ヴァーチャル・マシンとして作用し得る。好ましい
実施例200は種々のタスク向けプロセッサ202a−
202cに取り入れたメモリを持っているが、コンピュ
ータ・システム200が追加のメモリを持っていてもよ
いことを承知されたい。例えば、普通のメモリ・モジュ
ールをシステム・バス212に取付け、種々のタスク向
けプロセッサ202a−202cによってアクセスする
ことが出来る。専用の集積メモリ部分206a−206
cが存在する為、このような従来のメモリ・モジュール
と種々のタスク向けプロセッサ202a−202cとの
間のデータ・トラヒックは、従来の方式と同じ程の隘路
に患わされることがない。ここに述べた好ましい実施例
がこの発明の1つの実施例に過ぎないことを承知された
い。即ち、好ましい実施例を詳しく説明したが、この発
明は、特許請求の範囲によって定められたこの発明の範
囲を逸脱せずに、種々の変更、置換を加えることが出来
ることを承知されたい。
【0013】以上の説明に関し、更に以下の項目を開示
する。 (1) 異なる種類のタスクを遂行するのに適した少な
くとも2つのプロセッサ・デバイスを含む複数個のプロ
セッサ・デバイスと、各々のプロセッサ・デバイスのパ
ケット・ベースのインターフェースに結合されるシステ
ム・バスを含み、各々のプロセッサは、タスク向け動作
を遂行するデータ処理部分、オン・チップ・データ・バ
スによって前記データ処理部分に結合された集積メモリ
部分、及びパケット・ベースの情報を受信及び送信する
パケット・ベースのインターフェースを含むコンピュー
タ・システム。 (2) 第(1)項記載のコンピュータ・システムに於
て、前記プロセッサ・デバイスが3次元画像描出タスク
に適したプロセッサ・デバイスを含むコンピュータ・シ
ステム。 (3) 第(1)項記載のコンピュータ・システムに於
て、前記プロセッサ・デバイスが、ストリーミング・デ
ータ信号処理タスクを遂行するのに適したプロセッサ・
デバイスを含むコンピュータ・システム。 (4) 第(1)項記載のコンピュータ・システムに於
て、前記プロセッサ・デバイスが演算論理タスクに適し
たプロセッサ・デバイスを含むコンピュータ・システ
ム。 (5) 第(1)項記載のコンピュータ・システムに於
て、プロセッサ・デバイスの間でのバス制御の調停をす
るバス制御装置を含むコンピュータ・システム。
【0014】(6) 多重タスク向けプロセッサの間で
コンピュータ・プログラム・アプリケーションを分ける
計算システムに於て、第1の半導体ダイ上に形成されて
いて、プロセッサ部分及びメモリ部分を含む第1のタス
ク向けプロセッサと、第2の半導体ダイ上に形成されて
いて、プロセッサ部分及びメモリ部分を含み、前記第1
のタスク向けプロセッサとは異なるタスクを遂行するの
に適している第2のタスク向けプロセッサと、第3の半
導体ダイ上に形成されていて、プロセッサ部分及びメモ
リ部分を含み、前記第1のタスク向けプロセッサ及び第
2のタスク向けプロセッサとは異なるタスクを遂行する
のに適している第3のタスク向けプロセッサと、前記第
1、第2及び第3のタスク向けプロセッサに共通に結合
されたシステム・バスと、前記第1、第2及び第3のタ
スク向けプロセッサの間でのバス・マスタリングを調停
するバス制御装置を含む計算システム。 (7) 第(6)項記載の計算システムに於て、前記第
1のタスク向けプロセッサのメモリ部分がダイナミック
・ランダムアクセス・メモリ(DRAM)を含む計算シ
ステム。 (8) 第(7)項記載の計算システムに於て、前記第
2のタスク向けプロセッサのメモリ部分がダイナミック
・ランダムアクセス・メモリ(DRAM)を含む計算シ
ステム。 (9) 第(8)項記載の計算システムに於て、前記第
3のタスク向けプロセッサのメモリ部分がダイナミック
・ランダムアクセス・メモリ(DRAM)を含む計算シ
ステム。 (10) 第(6)項記載の計算システムに於て、第
1、第2及び第3のタスク向けプロセッサがシステム・
バスを介してパケットの形で情報を送信する計算システ
ム。
【0015】(11) 多数のタスク向けプロセッサ2
02a−202cを持つコンピュータ・システム200
を開示した。タスク向けプロセッサ202a−202c
は何れも、オン・チップ・バス208a−208cによ
って集積メモリ部分206a−206cに結合されたプ
ロセッサ部分204a−204cを含む。パケット形式
の情報がシステム・バス212を介してタスク向けプロ
セッサ202a−202cの間で伝送される。タスク向
けプロセッサ202a−202cの間のバスの調停が、
バス制御装置214によって定められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のパーソナル・コンピュータ・システムの
簡略ブロック図。
【図2】好ましい実施例のコンピュータ・システムの簡
略ブロック図。
【符号の説明】
200 コンピュータ・システム 202a−202c タスク向けプロセッサ 204a−204c プロセッサ部分 206a−206c 集積メモリ部分 208a−208c オン・チップ・バス 212 システム・バス 214 バス制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる種類のタスクを遂行するのに適し
    た少なくとも2つのプロセッサ・デバイスを含む複数個
    のプロセッサ・デバイスと、 各々のプロセッサ・デバイスのパケット・ベースのイン
    ターフェースに結合されるシステム・バスを含み、各々
    のプロセッサは、 タスク向け動作を遂行するデータ処理部分、 オン・チップ・データ・バスによって前記データ処理部
    分に結合された集積メモリ部分、及びパケット・ベース
    の情報を受信及び送信するパケット・ベースのインター
    フェースを含むコンピュータ・システム。
  2. 【請求項2】 多重タスク向けプロセッサの間でコンピ
    ュータ・プログラム・アプリケーションを分ける計算シ
    ステムに於て、 第1の半導体ダイ上に形成されていて、プロセッサ部分
    及びメモリ部分を含む第1のタスク向けプロセッサと、 第2の半導体ダイ上に形成されていて、プロセッサ部分
    及びメモリ部分を含み、前記第1のタスク向けプロセッ
    サとは異なるタスクを遂行するのに適している第2のタ
    スク向けプロセッサと、 第3の半導体ダイ上に形成されていて、プロセッサ部分
    及びメモリ部分を含み、前記第1のタスク向けプロセッ
    サ及び第2のタスク向けプロセッサとは異なるタスクを
    遂行するのに適している第3のタスク向けプロセッサ
    と、 前記第1、第2及び第3のタスク向けプロセッサに共通
    に結合されたシステム・バスと、 前記第1、第2及び第3のタスク向けプロセッサの間で
    のバス・マスタリングを調停するバス制御装置と含む計
    算システム。
JP27404099A 1998-09-28 1999-09-28 コンピュ―タ・システム Pending JP2000148697A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6857029B2 (en) 2002-04-30 2005-02-15 International Business Machines Corporation Scalable on-chip bus performance monitoring synchronization mechanism and method of use

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6857029B2 (en) 2002-04-30 2005-02-15 International Business Machines Corporation Scalable on-chip bus performance monitoring synchronization mechanism and method of use

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