JP2000148071A - 映像表示装置 - Google Patents
映像表示装置Info
- Publication number
- JP2000148071A JP2000148071A JP32461998A JP32461998A JP2000148071A JP 2000148071 A JP2000148071 A JP 2000148071A JP 32461998 A JP32461998 A JP 32461998A JP 32461998 A JP32461998 A JP 32461998A JP 2000148071 A JP2000148071 A JP 2000148071A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display element
- modulation
- display
- display device
- light emitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡便な多階調表示方法により、表示素子の高速
変調が可能であり、また装置構成のコンパクト化或いは
コストダウンを図った映像表示装置を提供する。 【解決手段】1次元又は2次元に配列された、光の強度
変調機能を持つ表示素子と、その表示素子を照明する照
明光源とから成る映像表示装置において、前記表示素子
以外に変調手段を有し、前記表示素子の1画面表示期間
中に、前記変調手段を駆動する構成とする。
変調が可能であり、また装置構成のコンパクト化或いは
コストダウンを図った映像表示装置を提供する。 【解決手段】1次元又は2次元に配列された、光の強度
変調機能を持つ表示素子と、その表示素子を照明する照
明光源とから成る映像表示装置において、前記表示素子
以外に変調手段を有し、前記表示素子の1画面表示期間
中に、前記変調手段を駆動する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡便な多階調表示
方法を用いた映像表示装置に関するものである。
方法を用いた映像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、強誘電性液晶やDMD(Digi
tal Micromirror Device)等の表示素子を用いた映像表
示装置においては、表示素子自体は表示各画素のON,
OFFしか出来ない事から、その表示各画素のON時間
の長さを変える事により、映像の階調表現が行われてき
ている。例えば、特許2704581号公報に記載され
ている如く、RGB各色に対応する画面を時間的に分割
し、1つの画面で投影を行わせる技術が開示されてい
る。
tal Micromirror Device)等の表示素子を用いた映像表
示装置においては、表示素子自体は表示各画素のON,
OFFしか出来ない事から、その表示各画素のON時間
の長さを変える事により、映像の階調表現が行われてき
ている。例えば、特許2704581号公報に記載され
ている如く、RGB各色に対応する画面を時間的に分割
し、1つの画面で投影を行わせる技術が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように従来より提案されている表示各画素の時分割表示
においては、多階調を得るためには非常に早いスイッチ
ング時間が必要であるので、特に動画表示においてはこ
のような多階調を得る事が困難であった。本発明は、こ
のような問題点に鑑み、簡便な多階調表示方法により、
表示素子の高速変調が可能であり、また装置構成のコン
パクト化或いはコストダウンを図った映像表示装置を提
供する事を目的とする。
ように従来より提案されている表示各画素の時分割表示
においては、多階調を得るためには非常に早いスイッチ
ング時間が必要であるので、特に動画表示においてはこ
のような多階調を得る事が困難であった。本発明は、こ
のような問題点に鑑み、簡便な多階調表示方法により、
表示素子の高速変調が可能であり、また装置構成のコン
パクト化或いはコストダウンを図った映像表示装置を提
供する事を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、1次元又は2次元に配列された、光の
強度変調機能を持つ表示素子と、その表示素子を照明す
る照明光源とから成る映像表示装置において、前記表示
素子以外に変調手段を有し、前記表示素子の1画面表示
期間中に、前記変調手段を駆動する構成とする。
に、本発明では、1次元又は2次元に配列された、光の
強度変調機能を持つ表示素子と、その表示素子を照明す
る照明光源とから成る映像表示装置において、前記表示
素子以外に変調手段を有し、前記表示素子の1画面表示
期間中に、前記変調手段を駆動する構成とする。
【0005】さらに、前記表示素子全面から射出される
光の変調を、前記照明光源の変調によって行う構成とす
る。
光の変調を、前記照明光源の変調によって行う構成とす
る。
【0006】或いは、前記表示素子全面から射出される
光の変調を、その射出後に行う構成とする。
光の変調を、その射出後に行う構成とする。
【0007】また、前記表示素子全面から射出される光
の強度変調を段階的に行ない、その表示素子の各画素の
変調のタイミングを変化させる事で、階調表現を行う構
成とする。
の強度変調を段階的に行ない、その表示素子の各画素の
変調のタイミングを変化させる事で、階調表現を行う構
成とする。
【0008】或いは、前記表示素子全面から射出される
光の強度変調を連続的に行ない、その表示素子の各画素
の変調のタイミングを変化させる事で、階調表現を行う
構成とする。
光の強度変調を連続的に行ない、その表示素子の各画素
の変調のタイミングを変化させる事で、階調表現を行う
構成とする。
【0009】また、前記照明光源は、LEDである構成
とする。また、前記表示素子は、反射型の強誘電液晶で
ある構成とする。
とする。また、前記表示素子は、反射型の強誘電液晶で
ある構成とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明では、1次元又は2次元に配列され
た、光の強度変調機能を持つ表示素子と、その表示素子
を照明する照明光源とから成る映像表示装置において、
前記表示素子以外に変調手段を有し、前記表示素子の1
画面表示期間中に、前記変調手段を駆動する構成とす
る。この構成を取る事により、表示素子の強度変調のタ
イミングを変化させると、そのタイミング毎に表示素子
全面から射出される光が異なるため、全体として1画素
で表示できる階調数が、表示素子単独で表示できる階調
数より多くする事ができ、より多階調で美しい表示が可
能となる。また、同じ階調数なら表示素子の変調周波数
を低くする事ができ、より安価な表示素子を用いる事が
可能となる。
て説明する。本発明では、1次元又は2次元に配列され
た、光の強度変調機能を持つ表示素子と、その表示素子
を照明する照明光源とから成る映像表示装置において、
前記表示素子以外に変調手段を有し、前記表示素子の1
画面表示期間中に、前記変調手段を駆動する構成とす
る。この構成を取る事により、表示素子の強度変調のタ
イミングを変化させると、そのタイミング毎に表示素子
全面から射出される光が異なるため、全体として1画素
で表示できる階調数が、表示素子単独で表示できる階調
数より多くする事ができ、より多階調で美しい表示が可
能となる。また、同じ階調数なら表示素子の変調周波数
を低くする事ができ、より安価な表示素子を用いる事が
可能となる。
【0011】さらに、前記表示素子全面から射出される
光の変調を、前記照明光源の変調によって行う構成とす
る事が望ましく、この構成を取る事により、表示素子以
降の光学系の構成は、従来とほぼ同じとする事ができる
ため、接眼部分の大きさが変化せず、コンパクトな構成
が可能となる。具体的な変調の方式としては、点灯時間
は一定で強度を変調する方法と、強度は一定で点灯時間
を変調する方法とがある。
光の変調を、前記照明光源の変調によって行う構成とす
る事が望ましく、この構成を取る事により、表示素子以
降の光学系の構成は、従来とほぼ同じとする事ができる
ため、接眼部分の大きさが変化せず、コンパクトな構成
が可能となる。具体的な変調の方式としては、点灯時間
は一定で強度を変調する方法と、強度は一定で点灯時間
を変調する方法とがある。
【0012】また、別の構成として、前記表示素子全面
から射出される光の変調を、その射出後に行う構成とす
る事が望ましく、この構成を取る事により、照明光源自
体は変調の必要がないため、安価な定常光源を用いる事
が可能となり、コストダウンを達成する事ができる。
から射出される光の変調を、その射出後に行う構成とす
る事が望ましく、この構成を取る事により、照明光源自
体は変調の必要がないため、安価な定常光源を用いる事
が可能となり、コストダウンを達成する事ができる。
【0013】また、前記表示素子全面から射出される光
の強度変調を段階的に行ない、その表示素子の各画素の
変調のタイミングを変化させる事で、階調表現を行う構
成とする事が望ましく、この構成を取る事により、表示
素子の変調タイミングをどの組み合わせにしても、全体
として異なる階調表現が可能となるため、多階調表現の
効率が最も良くなり、表示素子の変調周波数を低減する
事ができる効果が大きくなる。
の強度変調を段階的に行ない、その表示素子の各画素の
変調のタイミングを変化させる事で、階調表現を行う構
成とする事が望ましく、この構成を取る事により、表示
素子の変調タイミングをどの組み合わせにしても、全体
として異なる階調表現が可能となるため、多階調表現の
効率が最も良くなり、表示素子の変調周波数を低減する
事ができる効果が大きくなる。
【0014】また、別の構成として、前記表示素子全面
から射出される光の強度変調を連続的に行ない、その表
示素子の各画素の変調のタイミングを変化させる事で、
階調表現を行う構成とする事が望ましく、この構成を取
る事により、光源の変調を簡単に且つ比較的低周波でコ
ントロールする事ができ、変調回路が簡単となり、コス
ト低減が可能となる。
から射出される光の強度変調を連続的に行ない、その表
示素子の各画素の変調のタイミングを変化させる事で、
階調表現を行う構成とする事が望ましく、この構成を取
る事により、光源の変調を簡単に且つ比較的低周波でコ
ントロールする事ができ、変調回路が簡単となり、コス
ト低減が可能となる。
【0015】さらに、変調を加える前記照明光源は、L
ED(発光ダイオード)である構成とする事が望まし
く、LEDは発光効率が高くて消費電力が少なくて済
み、スイッチング時間が短くて高速変調が可能であり、
駆動電流量に応じた光量を簡単に得る事ができる。ま
た、コンパクトな構成が可能となる。また、カラー化に
対応してR,G,B3色のLEDを用いる事が望まし
く、3色のLEDを時間変調を加えて切り替える事で、
機械的な駆動の必要なしに、鮮明なカラー映像を得る事
が可能となる。
ED(発光ダイオード)である構成とする事が望まし
く、LEDは発光効率が高くて消費電力が少なくて済
み、スイッチング時間が短くて高速変調が可能であり、
駆動電流量に応じた光量を簡単に得る事ができる。ま
た、コンパクトな構成が可能となる。また、カラー化に
対応してR,G,B3色のLEDを用いる事が望まし
く、3色のLEDを時間変調を加えて切り替える事で、
機械的な駆動の必要なしに、鮮明なカラー映像を得る事
が可能となる。
【0016】ここで、LEDではなく通常のハロゲンラ
ンプ等では、高速の強度変調が困難で、しかも消費電力
が大きくなり、また、LD(レーザーダイオード)等の
レーザー照明では、干渉性を持つためにスペクトルによ
る強度ムラが生じ、しかも高価となる。
ンプ等では、高速の強度変調が困難で、しかも消費電力
が大きくなり、また、LD(レーザーダイオード)等の
レーザー照明では、干渉性を持つためにスペクトルによ
る強度ムラが生じ、しかも高価となる。
【0017】また、前記表示素子は、反射型の強誘電性
液晶である事が望ましく、反射型を用いる事で照明光と
投影光の光路を重ねる事ができるので、光学系がコンパ
クトになり、また強誘電性液晶は、スイッチング時間が
短く、時分割による階調表示に適している。以下、本発
明に係る映像表示装置の構成を、実施例により更に具体
的に示す。
液晶である事が望ましく、反射型を用いる事で照明光と
投影光の光路を重ねる事ができるので、光学系がコンパ
クトになり、また強誘電性液晶は、スイッチング時間が
短く、時分割による階調表示に適している。以下、本発
明に係る映像表示装置の構成を、実施例により更に具体
的に示す。
【0018】《実施例1》図1は、実施例1における原
理を説明する図であり、画面全体の変調と画素の変調の
具体的なタイミングの関係を示している。同図におい
て、上段は表示素子の画面全体から射出される光の変調
の内、点灯時間は一定で強度を変調する方法を示してお
り、2の倍数で0,1,2,4の4段階の変調が繰り返
されている。また、下段は表示素子の画面全体から射出
される光の強度変調の内、強度は一定で点灯時間を変調
する方法を示しており、時分割が0,1,2,3の4段
階で繰り返されている。
理を説明する図であり、画面全体の変調と画素の変調の
具体的なタイミングの関係を示している。同図におい
て、上段は表示素子の画面全体から射出される光の変調
の内、点灯時間は一定で強度を変調する方法を示してお
り、2の倍数で0,1,2,4の4段階の変調が繰り返
されている。また、下段は表示素子の画面全体から射出
される光の強度変調の内、強度は一定で点灯時間を変調
する方法を示しており、時分割が0,1,2,3の4段
階で繰り返されている。
【0019】そして、中段は表示素子各画素の変調を行
うタイミングと、それに応じた画素の明るさを示してお
り、画素の階調は0,1の2段階で、そのタイミングに
より例えば0から7までの強度変調が行われている。上
段の、点灯時間は一定で強度を変調する方法を例として
具体的に説明すると、まず、画面全体の変調が1の時に
画素の階調を1とすると、画素の明るさは1となる。
うタイミングと、それに応じた画素の明るさを示してお
り、画素の階調は0,1の2段階で、そのタイミングに
より例えば0から7までの強度変調が行われている。上
段の、点灯時間は一定で強度を変調する方法を例として
具体的に説明すると、まず、画面全体の変調が1の時に
画素の階調を1とすると、画素の明るさは1となる。
【0020】同様にして、2の時に1とすると2、1,
2の時に1とすると3、4の時に1とすると4、1,4
の時に1とすると5、2,4の時に1とすると6、1,
2,4の時に1とすると7、画素の階調が0のままであ
れば0となる。下段の、強度は一定で点灯時間を変調す
る方法を取る場合も同様である。このような構成を取る
事により、表示素子の変調タイミングをどの組み合わせ
にしても、全体として異なる階調表現が可能となるた
め、多階調表現の効率が最も良くなり、表示素子の変調
周波数を低減する事ができる効果が大きくなる。
2の時に1とすると3、4の時に1とすると4、1,4
の時に1とすると5、2,4の時に1とすると6、1,
2,4の時に1とすると7、画素の階調が0のままであ
れば0となる。下段の、強度は一定で点灯時間を変調す
る方法を取る場合も同様である。このような構成を取る
事により、表示素子の変調タイミングをどの組み合わせ
にしても、全体として異なる階調表現が可能となるた
め、多階調表現の効率が最も良くなり、表示素子の変調
周波数を低減する事ができる効果が大きくなる。
【0021】《実施例2》図2は、実施例2における、
画面全体から射出される光の強度変調を示す図であり、
この場合は正弦波のようなアナログ変調を行っている。
このようにして、表示素子全面から射出される光の強度
変調を連続的に行ない、その表示素子の各画素の変調の
タイミングを変化させる事で(ここでは図示せず)、階
調表現を行っている。この構成を取る事により、光源の
変調を簡単に且つ比較的低周波でコントロールする事が
でき、変調回路が簡単となり、コスト低減が可能とな
る。
画面全体から射出される光の強度変調を示す図であり、
この場合は正弦波のようなアナログ変調を行っている。
このようにして、表示素子全面から射出される光の強度
変調を連続的に行ない、その表示素子の各画素の変調の
タイミングを変化させる事で(ここでは図示せず)、階
調表現を行っている。この構成を取る事により、光源の
変調を簡単に且つ比較的低周波でコントロールする事が
でき、変調回路が簡単となり、コスト低減が可能とな
る。
【0022】《実施例3》図3は、実施例3における、
画面全体から射出される光の強度変調を行う光学系の構
成を示す図である。同図において、複数のLED光源で
あるLEDアレイ1から出た光は、矢印で示すように、
ハーフミラー2により反射され、更に反射型LCD(液
晶)3に反射されて、再びハーフミラー2に戻ってこれ
を透過し、接眼レンズ4により瞳5に集光される。この
とき、LEDの点灯数を1つ点灯,2つ点灯と切り替え
て変化させる事で、画面全体の光の強度変調を行う。こ
の構成を取る事により、各LEDの点灯タイミングのみ
を制御するだけで、必要な強度変調が得られるので、変
調回路の構成が簡単となり、コスト低減が可能となる。
画面全体から射出される光の強度変調を行う光学系の構
成を示す図である。同図において、複数のLED光源で
あるLEDアレイ1から出た光は、矢印で示すように、
ハーフミラー2により反射され、更に反射型LCD(液
晶)3に反射されて、再びハーフミラー2に戻ってこれ
を透過し、接眼レンズ4により瞳5に集光される。この
とき、LEDの点灯数を1つ点灯,2つ点灯と切り替え
て変化させる事で、画面全体の光の強度変調を行う。こ
の構成を取る事により、各LEDの点灯タイミングのみ
を制御するだけで、必要な強度変調が得られるので、変
調回路の構成が簡単となり、コスト低減が可能となる。
【0023】《実施例4》図4は、実施例4における、
画面全体から射出される光の強度変調を行う光学系の構
成を示す図である。同図において、定常の照明光源6か
ら出た光は、矢印で示すように、光量可変フィルター7
を透過し、更に透過型LCD8を透過して、接眼レンズ
4により瞳5に集光される。このとき、光量可変フィル
ター7により、画面全体の光の強度変調を行う。光量可
変フィルター7は、液晶やフォトクロミック材料等で構
成されたものを使用する。
画面全体から射出される光の強度変調を行う光学系の構
成を示す図である。同図において、定常の照明光源6か
ら出た光は、矢印で示すように、光量可変フィルター7
を透過し、更に透過型LCD8を透過して、接眼レンズ
4により瞳5に集光される。このとき、光量可変フィル
ター7により、画面全体の光の強度変調を行う。光量可
変フィルター7は、液晶やフォトクロミック材料等で構
成されたものを使用する。
【0024】《実施例5》図5は、実施例5における、
画面全体から射出される光の強度変調を行う光学系の構
成を示す図である。同図において、定常の照明光源6か
ら出た光は、矢印Aで示すように、透過型LCD8を透
過し、更に回転可能な偏光フィルター9を透過して、接
眼レンズ4により瞳5に集光される。このとき、偏光フ
ィルター9を矢印Bで示すように透過光に対して垂直な
面内で機械的に回転させ、矢印Cで示す偏光方向を回転
させる事により、透過型LCD8からの偏光した画面全
体の光の強度変調を行う。この構成を取る事により、簡
単な機構だけで画面全体の光量の変調が可能となり、コ
スト低減が可能となる。
画面全体から射出される光の強度変調を行う光学系の構
成を示す図である。同図において、定常の照明光源6か
ら出た光は、矢印Aで示すように、透過型LCD8を透
過し、更に回転可能な偏光フィルター9を透過して、接
眼レンズ4により瞳5に集光される。このとき、偏光フ
ィルター9を矢印Bで示すように透過光に対して垂直な
面内で機械的に回転させ、矢印Cで示す偏光方向を回転
させる事により、透過型LCD8からの偏光した画面全
体の光の強度変調を行う。この構成を取る事により、簡
単な機構だけで画面全体の光量の変調が可能となり、コ
スト低減が可能となる。
【0025】尚、特許請求の範囲で言う表示素子は、実
施形態における反射型LCD3,透過型LCD8に対応
している。
施形態における反射型LCD3,透過型LCD8に対応
している。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡便な多階調表示方法により、表示素子の高速変調が可
能であり、また装置構成のコンパクト化或いはコストダ
ウンを図った映像表示装置を提供する事ができる。
簡便な多階調表示方法により、表示素子の高速変調が可
能であり、また装置構成のコンパクト化或いはコストダ
ウンを図った映像表示装置を提供する事ができる。
【0027】特に、請求項1によるならば、表示素子の
強度変調のタイミングを変化させると、そのタイミング
毎に表示素子全面から射出される光が異なるため、全体
として1画素で表示できる階調数が、表示素子単独で表
示できる階調数より多くする事ができ、より多階調で美
しい表示が可能となる。また、同じ階調数なら表示素子
の変調周波数を低くする事ができ、より安価な表示素子
を用いる事が可能となる。
強度変調のタイミングを変化させると、そのタイミング
毎に表示素子全面から射出される光が異なるため、全体
として1画素で表示できる階調数が、表示素子単独で表
示できる階調数より多くする事ができ、より多階調で美
しい表示が可能となる。また、同じ階調数なら表示素子
の変調周波数を低くする事ができ、より安価な表示素子
を用いる事が可能となる。
【0028】また、請求項2によるならば、表示素子以
降の光学系の構成は、従来とほぼ同じとする事ができる
ため、接眼部分の大きさが変化せず、コンパクトな構成
が可能となる。
降の光学系の構成は、従来とほぼ同じとする事ができる
ため、接眼部分の大きさが変化せず、コンパクトな構成
が可能となる。
【0029】また、請求項3によるならば、照明光源自
体は変調の必要がないため、安価な定常光源を用いる事
が可能となり、コストダウンを達成する事ができる。
体は変調の必要がないため、安価な定常光源を用いる事
が可能となり、コストダウンを達成する事ができる。
【0030】また、請求項4によるならば、表示素子の
変調タイミングをどの組み合わせにしても、全体として
異なる階調表現が可能となるため、多階調表現の効率が
最も良くなり、表示素子の変調周波数を低減する事がで
きる効果が大きくなる。
変調タイミングをどの組み合わせにしても、全体として
異なる階調表現が可能となるため、多階調表現の効率が
最も良くなり、表示素子の変調周波数を低減する事がで
きる効果が大きくなる。
【0031】また、請求項5によるならば、光源の変調
を簡単に且つ比較的低周波でコントロールする事がで
き、変調回路が簡単となり、コスト低減が可能となる。
を簡単に且つ比較的低周波でコントロールする事がで
き、変調回路が簡単となり、コスト低減が可能となる。
【0032】また、請求項6によるならば、LEDは発
光効率が高くて消費電力が少なくて済み、スイッチング
時間が短くて高速変調が可能であり、駆動電流量に応じ
た光量を簡単に得る事ができる。また、コンパクトな構
成が可能となる。
光効率が高くて消費電力が少なくて済み、スイッチング
時間が短くて高速変調が可能であり、駆動電流量に応じ
た光量を簡単に得る事ができる。また、コンパクトな構
成が可能となる。
【0033】また、請求項7によるならば、反射型を用
いる事で照明光と投影光の光路を重ねる事ができるの
で、光学系がコンパクトになり、また強誘電性液晶は、
スイッチング時間が短く、時分割による階調表示に適し
ている。
いる事で照明光と投影光の光路を重ねる事ができるの
で、光学系がコンパクトになり、また強誘電性液晶は、
スイッチング時間が短く、時分割による階調表示に適し
ている。
【図1】画面全体の変調と画素の変調の具体的なタイミ
ングの関係を示す図。
ングの関係を示す図。
【図2】画面全体から射出される光のアナログ変調によ
る強度変調を示す図。
る強度変調を示す図。
【図3】画面全体から射出される光の強度変調を行う光
学系の構成を示す図。
学系の構成を示す図。
【図4】画面全体から射出される光の強度変調を行う光
学系の構成を示す図。
学系の構成を示す図。
【図5】画面全体から射出される光の強度変調を行う光
学系の構成を示す図。
学系の構成を示す図。
1 LEDアレイ 2 ハーフミラー 3 反射型LCD 4 接眼レンズ 5 瞳 6 照明光源 7 光量可変フィルター 8 透過型LCD 9 偏光フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 337 G09F 9/00 337B 5G435 9/33 9/33 M G09G 3/36 G09G 3/36 H04N 5/66 H04N 5/66 A Fターム(参考) 2H093 NA52 NC21 ND06 ND17 ND32 ND34 ND39 ND42 ND49 ND54 NE06 NF17 5C006 AA17 AC02 AF45 BA12 BB11 BC11 EA01 FA11 5C058 AA06 AA13 AB03 BA07 BA29 BA35 BB25 5C080 AA10 BB05 DD08 DD22 DD27 EE29 FF09 JJ04 JJ06 5C094 AA44 BA23 ED20 5G435 AA00 AA18 BB12 BB15 BB16 DD01 DD13 EE22 EE25 GG02 GG11 GG14 GG23 GG26
Claims (7)
- 【請求項1】 1次元又は2次元に配列された、光の強
度変調機能を持つ表示素子と、該表示素子を照明する照
明光源とから成る映像表示装置において、 前記表示素子以外に変調手段を有し、前記表示素子の1
画面表示期間中に、前記変調手段を駆動する事を特徴と
する映像表示装置。 - 【請求項2】 前記表示素子全面から射出される光の変
調を、前記照明光源の変調によって行う事を特徴とする
請求項1に記載の映像表示装置。 - 【請求項3】 前記表示素子全面から射出される光の変
調を、該射出後に行う事を特徴とする請求項1に記載の
映像表示装置。 - 【請求項4】 前記表示素子全面から射出される光の強
度変調を段階的に行ない、該表示素子の各画素の変調の
タイミングを変化させる事で、階調表現を行う事を特徴
とする請求項1に記載の映像表示装置。 - 【請求項5】 前記表示素子全面から射出される光の強
度変調を連続的に行ない、該表示素子の各画素の変調の
タイミングを変化させる事で、階調表現を行う事を特徴
とする請求項1に記載の映像表示装置。 - 【請求項6】 前記照明光源は、LEDである事を特徴
とする請求項1に記載の映像表示装置。 - 【請求項7】 前記表示素子は、反射型の強誘電液晶で
ある事を特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32461998A JP2000148071A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32461998A JP2000148071A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 映像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000148071A true JP2000148071A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18167849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32461998A Pending JP2000148071A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000148071A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001027911A1 (fr) * | 1999-10-15 | 2001-04-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Modulateur optique |
JP2012058738A (ja) * | 2000-11-30 | 2012-03-22 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置 |
-
1998
- 1998-11-16 JP JP32461998A patent/JP2000148071A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001027911A1 (fr) * | 1999-10-15 | 2001-04-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Modulateur optique |
US6587248B1 (en) * | 1999-10-15 | 2003-07-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical modulator |
JP2012058738A (ja) * | 2000-11-30 | 2012-03-22 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置 |
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