JP2000148070A - 階調表示方法および階調表示装置 - Google Patents

階調表示方法および階調表示装置

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JP2000148070A
JP2000148070A JP10322329A JP32232998A JP2000148070A JP 2000148070 A JP2000148070 A JP 2000148070A JP 10322329 A JP10322329 A JP 10322329A JP 32232998 A JP32232998 A JP 32232998A JP 2000148070 A JP2000148070 A JP 2000148070A
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frame
data
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Shoji Igari
正二 猪狩
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間調を表す画面のチラツキを防止する。 【解決手段】 特定の表示領域におけるドットをフレー
ム毎に異なる位置で点灯開始するための点灯開始信号を
発生する点灯開始信号発生手段17と、ドットの階調度
を示す階調データと点灯開始信号とによってドットを点
灯または非点灯にする表示データを出力する第一の加算
器18とを備え、点灯開始信号発生手段17はドットの
位置に対応するクロック信号によって点灯開始信号を発
生し、第一の加算器18は点灯開始信号があるときには
ドットを点灯するための点灯データを出力し、点灯開始
信号が無いときには非点灯にするための非点灯データを
出力し、点灯データをドットの階調度のレベルに応じて
連続したフレームで出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば2値レベル表
示の液晶表示装置等を階調表示する階調表示方法及び階
調表示装置に関し、表示画面のチラツキを防止した階調
表示方法及び階調表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は本出願人による特許出願(特願
平9−216811)の液晶表示装置(以下、単に表示
装置という)の構成例を示すブロック構成図であり、こ
の表示装置は、液晶表示パネル(以下、LCDパネルと
いう)51、ドライバ−52、ビデオメモリ(以下VR
AMという)53、中央制御装置(以下、CPUとい
う)54、コントロ−ラ55を有している。
【0003】図10おいて、LCDパネル51の画面サ
イズは、横320×縦240ピクセルであり、従って、
画面の左上のピクセルは(1,1)となり、画面の右下
のピクセルが(320,240)となる。なお、各ピク
セルは、R(赤)、G(緑)、B(青)の3ドットから
構成されている。
【0004】ドライバ−52は、コントロ−ラ55から
のクロック信号に同期して表示デ−タDAが入力される
と、LCDパネル51上に順次対応する表示ドットを画
像デ−タVDAが示す階調となるように駆動する。ドラ
イバ−52は、内蔵メモリ52aを有している。この内
蔵メモリ52aの記憶容量は、LCDパネル51の各表
示ドットに対応して、320×240×3ビットであ
る。そして、ドライバ−52は、内蔵メモリ52aの記
憶内容に基づいて、LCDパネル51の対応する各表示
ドットをON(点灯)状態またはOFF(非点灯)状態
に駆動する。即ち、内蔵メモリ52aにおいて、LCD
パネル51のある1ドットに対応する1ビットのデ−タ
が”1”であるならば、ドライバ−52はこの表示ドッ
トをON状態にし、”0”であるならば、OFF状態に
する。
【0005】また、VRAM53は、画像デ−タ記憶部
53aとフレ−ムバッファ53bとから構成されてい
る。画像デ−タ記憶部53aの記憶容量は、例えば、3
20×240×3×3ビットであり、LCDパネル51
の各表示ドット(320×240×3)に対応して、そ
れぞれ、画像デ−タ記憶部53aの3ビットが割り当て
られることにより、LCDパネル51の各表示ドットに
おいては、8階調の表示が可能となっている。
【0006】また、画像デ−タ記憶部53aは、同じ構
成のものが二つ設けられており、その片方が表示用メモ
リとして、他方が画面書き換え用メモリとして使用され
る。なお、画像デ−タ記憶部53aが一画面分しか設け
られていない場合や、3画面分以上設けられている場合
でも適用できる。
【0007】一方、フレ−ムバッファ53bの記憶容量
は、2×240ビットであり、LCDパネル51の各行
(240行)に対してそれぞれ2ビットが割り当てられ
ている。この従来例では、LCDパネル51の各行(3
20ピクセル)を、160ピクセルずつ左右に2分割
し、これによって生じた480(=2×240)個の分
割領域のそれぞれに対して、フレ−ムバッファ53bの
各ビット(480ビット)を割り当てている。そして、
コントロ−ラ55の動作によって、フレ−ムバッファ5
3bの各ビットに、このビットに対応する分割領域にお
ける中間階調(階調度が0%より大きく100%より小
さい)の有無(中間階調が有る場合(例えば8階調表示
の場合では階調度が1/8〜7/8の場合)はデ−タ”
1”、中間階調が無い場合(例えば8階調では階調度が
0/8または8/8)はデ−タ”0”)が書き込まれ
る。
【0008】上記構成の表示装置において、先ず、CP
U(中央演算装置)54は、プログラムや外部入力に対
応して、コントロ−ラ55経由で、任意の画像デ−タV
DAを画像デ−タ記憶部53aの一方に書き込む。この
書き込みが終了すると、コントロ−ラ55は、フレ−ム
信号の入力に同期して、画像デ−タ記憶部53aに記憶
された画像デ−タVDAを読み込んで表示ドットを点灯
または非点灯にする表示データDAをドライバ−52の
内蔵メモリ52aに転送するとともにフレ−ムバッファ
3bへの中間階調の有無の書き込みを行う。
【0009】ここで、コントロ−ラ55は、その後も、
連続するフレ−ム信号の入力に同期して画像デ−タVD
Aの読み込みとドライバ−52の内蔵メモリ52aへの
表示データDAの転送を行っているが、この際、コント
ロ−ラ55は、フレ−ムバッファ53bに書き込まれた
中間階調の有無を表すデ−タの読み込みを行い、ここ
で、もし、中間階調が無し(デ−タ”0”)の場合は、
コントロ−ラ55は、画像デ−タ記憶部53aに記憶さ
れている画像デ−タVDAの読み込みと内蔵メモリ52
aへの表示データDAの転送を行わず、中間階調が有り
(デ−タ”1”)の場合にのみ、コントロ−ラ55は、
画像デ−タVDAの読み込みと表示データDAの転送を
行うようにしている。
【0010】そしてさらに、この表示データDAの転送
処理においては、読み込まれた画像デ−タVDAの階調
度によって、ドットを点灯(ON)するためのデ−タ”
1”を転送するか、ドットを非点灯に(OFF)するた
めのデ−タ”0”を転送するか、またはデ−タを転送し
ないかのいずれかが決定される。
【0011】先ず、画像デ−タ記憶部53aから読み込
まれた画像デ−タVDAが階調度1/8を表す場合は、
コントロ−ラ55は、現在処理中のフレ−ムが第一フレ
−ムならば、特定の表示領域における全ドットに対して
デ−タ”1”を転送し、第二フレ−ムではデータ”0”
を転送し、第三フレーム〜第八フレ−ムではデ−タを転
送しないようにしている。
【0012】また、画像デ−タVDAが階調度2/8を
表す場合は、コントロ−ラ55は、現在処理中のフレ−
ムが第一フレ−ムならば、特定の表示領域の全ドットに
対してデ−タ”1”を転送し、第二フレ−ムではデータ
を転送せず、第三フレ−ムではデ−タ”0”を転送し、
第四フレ−ム〜第八フレ−ムではデ−タを転送しないよ
うにしている。
【0013】以下、同様に、画像データVDAが階調度
3/8〜7/8を表す場合は、階調度をP/8とする
と、コントロ−ラ55は、現在処理中のフレ−ムが第一
フレ−ムならばデ−タ”1”を転送し、第二フレーム〜
第Pフレームではデータを転送せず、第(P+1)フレ
ームではデータ”0”を転送し、第(P+2)フレーム
〜第八フレームではデ−タを転送しないようにしてい
る。そして、8フレーム全体で1画面の階調が表示され
る。ここで、データが転送されないフレームでは前のフ
レームにおける点灯データ”1”または非点灯データ”
0”がドライバ52の内蔵メモリ52aに保持されるよ
うになっているためである。従って、8フレーム中で点
灯データ”1”を転送するのは第一フレーム(F0)の
みとなり、非点灯データ”0”を転送するのは第五フレ
ーム(F4)のみとなる。従って、データの転送は二つ
のフレームで済む。
【0014】なお、上記点灯デ−タ”1”または非点灯
データ”0”を転送する際には、このデ−タに対応する
アドレス(LCDパネル51上のドットの座標デ−タ)
も一緒に転送される。そして、ドライバ−52は、内蔵
メモリ52aに書き込まれ、あるいは書き換えられた表
示デ−タDAをフレ−ム信号に同期して順次LCDパネ
ル51に表示するようにしている。
【0015】図11は、例えば、4×4(=16ドッ
ト)の特定の表示領域で階調度4/8を表す場合の各フ
レームにおける各表示ドットの点灯状態を示したもので
あって、第一フレーム(F0)から第四フレーム(F
3)までは全ドットが点灯され、第五フレーム(F4)
から第八フレーム(F7)までが全ドット非点灯される
ことを示している。ここで、点灯(ON)は●で示し、
非点灯(OFF)は○で示している。
【0016】従って、コントロ−ラ55は、画像デ−タ
記憶部53aの全ての画像デ−タVDAを参照しなくて
も、フレ−ムバッファ53bの記憶内容を参照すること
によって、画像デ−タ記憶部53aから中間階調の表示
ドットに対応する画像デ−タVDAのみを探し出すこと
が出来る。また、画像デ−タ記憶部53aから読み出し
てドライバ−52に転送する表示デ−タDAの量及び転
送回数を少なくできるので、電力消費が少なくなるよう
になっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の階調表
示制御装置では、上述したように、例えば階調度4/8
の場合、特定の表示領域では、第一フレ−ム(F0)か
ら第四フレ−ム(F3)までは全ドットが連続してON
状態となり、第五フレ−ム(F4)から第八フレーム
(F7)までは全ドットが連続してOFF状態となる。
このため、1画面を構成する全8フレ−ムにおいては、
表示領域全体が1回のON/OFFを繰り返すので、画
面のチラツキが目立つことになる。
【0018】そこで、本発明の階調表示方法及び階調表
示装置は中間調を表す画面のチラツキを防止することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の階調表示方法は、連続する複数のフレーム
の繰り返しで1画面を構成し、前記複数のフレームのう
ち階調度の数に対応するフレーム数で特定の表示領域に
おける各ドットを連続して点灯させ、各フレームでは前
記特定の表示領域における総ドット数に対する点灯開始
するドット数の割合を前記複数のフレームの数の逆数と
等しくするとともに、点灯開始するドットを各フレーム
毎に異ならせた。
【0020】また、本発明の階調表示方法は、前記特定
の表示領域内のドットは行列状に配置され、各列および
各行にそれぞれ1個のドットを各フレームで点灯開始し
た。
【0021】そして、本発明の階調表示装置は、特定の
表示領域におけるドットをフレーム毎に異なる位置で点
灯開始するための点灯開始信号を発生する点灯開始信号
発生手段と、前記ドットの階調度を示す階調データと前
記点灯開始信号とによって前記ドットを点灯または非点
灯にする表示データを出力する第一の加算器とを備え、
前記点灯開始信号発生手段は前記ドットの位置に対応す
るクロック信号によって前記点灯開始信号を発生し、前
記第一の加算器は前記点灯開始信号があるときには前記
ドットを点灯するための点灯データを出力し、前記点灯
開始信号が無いときには非点灯にするための非点灯デー
タを出力し、前記点灯データを前記ドットの階調度のレ
ベルに応じて連続したフレームで出力するようにした。
【0022】また、本発明の階調表示装置は、前記点灯
開始信号発生手段は一つ前のフレームにおける前フレー
ム点灯開始信号を出力し、前記階調データと前記前フレ
ーム点灯開始信号とによって前フレーム表示データを出
力する第二の加算器と、前記表示データと前記前フレー
ム表示データとを比較する比較器と、前記特定の表示領
域のドットを駆動するドライバとを備え、前記表示デー
タと前記前フレーム表示データとが等しくないときのみ
前記表示データを前記ドライバに転送するようにした。
【0023】また、本発明の階調表示装置は、前記点灯
開始信号を発生する前記クロック信号の位置を設定する
複数のテーブルを前記点灯開始信号発生手段に格納し、
前記テーブルの一つを選択可能とした。
【0024】また、本発明の階調表示装置は、前記特定
の表示領域内のドットは行列状に配置され、前記特定の
表示領域における特定の行のみの表示ドットで点灯開始
するようにした。
【0025】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の階調表示方法の概
要と本発明の階調表示装置の概要とを図1を参照して説
明する。ここで、図1は本発明の階調表示装置の全体の
構成を示す。
【0026】先ず、本発明の階調表示装置は、図1に示
すように、基本的には図8に示す従来の階調表示装置の
構成と同じく、液晶表示パネル(以下、LCDパネルと
いう)1、ドライバ−2、ビデオメモリ(以下VRAM
という)3、中央制御装置(以下、CPUという)4、
コントロ−ラ5を有している。LCDパネル1の画面サ
イズは、例えば、横320×縦240ピクセルであり、
従って、画面の左上のピクセルは(1,1)となり、画
面の右下のピクセルが(320,240)となる。な
お、各ピクセルは、R(赤)、G(緑)、B(青)の3
ドットから構成されている。
【0027】ドライバ−2は、ロ−ド信号に同期してコ
ントロ−ラ5から表示デ−タDAが入力されると、LC
Dパネル1上に順次対応する表示ドットをVRAM3の
階調デ−タVDAが示す階調となるように駆動する。ド
ライバ−2は、内蔵メモリ2aを有している。この内蔵
メモリ2aの記憶容量は、LCDパネル1の各表示ドッ
トに対応して、320×240×3ビットである。そし
て、ドライバ−2は、内蔵メモリ2aの記憶内容に基づ
いて、LCDパネル1の対応する各表示ドットをON
(点灯)状態またはOFF(非点灯)状態に駆動する。
即ち、内蔵メモリ2aにおいて、LCDパネル1の或る
1ドットに対応する1ビットの表示デ−タ(DA)が”
1”であるならば(これを点灯デ−タ”1”とする)、
ドライバ−2はこの表示ドットをON状態にし、表示デ
−タ(DA)が”0”であるならば、(これを非点灯デ
−タ”0”とする)OFF状態にする。
【0028】また、VRAM3は、画像デ−タ記憶部3
aを有し、その記憶容量は、例えば、320×240×
3×3ビットであり、LCDパネル1の各表示ドット
(320×240×3)に対応して、それぞれ、画像デ
−タ記憶部3aの3ビットが割り当てられることによ
り、LCDパネル1の各表示ドットにおいては、8階調
の表示が可能としている。従って、1ピクセル当たり8
×8×8=512階調の表示が可能となる。このよう
に、LCDパネル1の各表示ドットに割り当てる画像デ
ータVDAの3ビットによって階調数が決定される。
【0029】なお、LCDパネル1の各表示ドット(3
20×240×3)に対応して、それぞれ、画像デ−タ
記憶部3aの4ビットを割り当てれば、LCDパネル1
の各表示ドットにおいては、16階調の表示が可能とな
る。
【0030】また、画像デ−タ記憶部3aは、同じ構成
のものが二つ設けられており、その一方が表示用メモリ
として、他方が画面書き換え用メモリとして使用され
る。なお、画像デ−タ記憶部3aが一画面分しか設けら
れていない場合や、3画面分以上設けられている場合で
も適用できる。
【0031】上記構成の階調表示装置において、先ず、
CPU(中央演算装置)4は、プログラムや外部入力に
対応して、コントロ−ラ5経由で、任意の画像デ−タV
DAを画像デ−タ記憶部3aの一方に書き込む。この書
き込みが終了すると、コントロ−ラ5は、クロックCP
信号に同期して、画像デ−タ記憶部3aに記憶された各
表示ドットに対応する画像デ−タVDAを読み込んで所
定の処理をした後にドライバ−2の内蔵メモリ2aに表
示デ−タDA(点灯デ−タ”1”または非点灯デ−タ”
0”)としてロード信号LDに同期して転送する。そし
て、ドライバ−2はロ−ド信号LDに同期して表示デ−
タDAに基づいてLCDパネル1を駆動し、例えば、8
階調を表示する場合は、フレーム信号に同期する連続の
8フレ−ムの繰り返しによって1画面を構成し、8フレ
−ム全体における各表示ドットの点灯デ−タ”1”の数
で階調度が決定されるようになっている。
【0032】そして、本発明の階調表示方法において
は、中間階調(例えば8階調表示において、階調度が1
〜7(階調の割合で言えば1/8〜7/8))を表す場
合に、連続する8フレームの繰り返しで1画面を構成
し、8フレームのうち階調度の数に対応するフレーム数
(1フレーム乃至7フレーム)で特定の表示領域におけ
る各表示ドットを連続して点灯させ、各フレームでは表
示領域における総ドット数に対して点灯を開始する表示
ドット数の割合を8フレームの逆数(即ち、1/8)と
等しくするとともに、点灯を開始する表示ドットの位置
を各フレーム毎に異ならせるようにしている。従って、
各表示ドットについては、点灯されるフレ−ム(点灯フ
レーム)が連続し、また点灯されないフレーム(非点灯
フレーム)が連続し、点灯フレームと非点灯フレームと
が8フレームの中で分離されることになる。
【0033】次に、図2乃至図9を用いて本発明の階調
表示方法の詳細および本発明の階調表示装置の詳細を説
明する。ここで、図2は特定の表示領域における表示ド
ットの位置を示し、図3は本発明の階調表示装置におけ
るコントローラのブロック構成を示し、図4、図5は各
フレーム毎の点灯開始ドットの位置を設定するテーブル
であり、図6、図7は各フレーム毎の特定の表示領域に
おける点灯開始ドットを示し、図8、図9は各フレーム
における点灯ドットの位置を示す。以上のうち、図4、
図6、図8によって第一の階調表示例を説明し、図5、
図7、図9によって第二の階調表示例を説明する。
【0034】説明に当たっては、1ピクセルをR(赤)
またはG(緑)またはB(青)の1ドットで代表して8
階調を表示すると仮定し、横(行)8ドット×縦(列)
8ドットからなる特定の表示領域を考える。そして、表
示領域における各表示ドットPXYが、図2に示すよう
に、P00〜P07、P10〜P17、P20〜P2
7、・・・P50〜P57、P60〜P67、P70〜
P77の如く配列されているとする。なお、説明では階
調度を3(割合は3/8)と仮定する。
【0035】先ず、図3において、コントローラ5はク
ロックカウンタ11(例えば、3ビット構成)、ロ−ド
カウンタ12(例えば、3ビット構成)、フレ−ムカウ
ンタ13(例えば、3ビット構成)を有し、CPU4
(図1参照)から出力されるクロック信号CP、ロ−ド
信号LD、フレ−ム信号FMがそれぞれクロックカウン
タ11、ロードカウンタ12、フレームカウンタ13に
入力される。クロックカウンタ11、ロードカウンタ1
2、フレームカウンタ13にはそれぞれ第一のデコーダ
14、第二のデコーダ15、第三のデコーダ16が対応
して接続されている。ここで、第一のデコーダ14、第
二のデコーダ15、第三のデコーダ16はそれぞれ八個
の出力端を有している。そして各デコーダ14、15、
16の出力が点灯開始信号発生手段17に入力される。
【0036】点灯開始信号発生手段17は表示領域にお
けるフレーム毎の点灯開始ドットの位置を設定するため
のものであり、各デコーダ14、15、16から入力さ
れたデコード信号の組み合わせによって、各フレームの
各ロードにおけるクロック信号CPの出力位置を決めて
いる。ここで決定されたクロック信号CPの出力位置が
表示ドットの点灯を開始する位置となる。そのために、
点灯開始信号発生手段17にはクロック信号CPが出力
される位置を決定するための複数のテーブルが格納され
ている。図4、図5はこれらのテーブルを例示したもの
である。なお、これらのテーブルは階調度等によって使
い分けできるように複数設けられ、外部からの制御によ
って一つを選択できるようになっている。
【0037】例えば、図4は第一の階調表示例の示す場
合の用いられるテーブルであり、このテーブルが選択さ
れた場合、第一フレーム(F0)においては、第一ロー
ド(L0)では第一番目のクロック信号(以下第一クロ
ックのようにいう)C0が点灯開始信号発生手段17か
ら出力される。同様に、第二ロード(L1)では第五ク
ロックC4が出力され、第三ロード(L2)では第4ク
ロックC3が出力され、第四ロード(L3)では第3ク
ロックC2が出力され、第五ロード(L4)では第二ク
ロックC1が出力され、第六ロード(L5)では第7ク
ロックC6が出力され、第七ロード(L6)では第六ク
ロックC5が出力され、第八ロード(L7)では第八ク
ロックC7が出力される。
【0038】以下同様にして、第二フレーム(F1)〜
第八フレーム(F7)においても、各ロードで設定され
たクロック信号CPが出力される。そして、このクロッ
ク信号CPがパレットと呼ばれる第一の加算器18に入
力される。以下、第一の加算器18に入力されるクロッ
ク信号CPをフレーム点灯開始信号という。
【0039】また、フレームカウンタ13の出力を減算
器19と第四のデコーダ20を介して点灯開始信号発生
手段17に入力することによって、点灯開始信号発生手
段17からは、前フレーム(現在処理中のフレームが第
一フレーム(F0)であれば、第八フレーム(F7)が
前フレームとなる)において設定された点灯開始信号と
なるクロック信号CPが出力される。例えば、現在処理
中のフレームが第一フレーム(F0)であれば、前フレ
ームである第八フレーム(F7)に基づいて、第一ロー
ド(L0)では第七クロックC6が出力され、以下同様
に、第八ロード(L7)では第二クロックC1が出力さ
れる(図4参照)。このクロック信号は第二の加算器2
1に入力される。以下、第二の加算器21に入力される
クロック信号CPを前フレーム点灯開始信号という。
【0040】そして、第一の加算器18はフレーム点灯
開始信号が入力されたときにデータ”1”を、それ以外
のときにデータ”0”をクロック信号CPに同期して出
力する。これらのデータ”1”または”0”は表示ドッ
トを点灯または非点灯とする表示データDAとなって8
ビット単位で出力レジスタ23に入力される。そして、
8ビット単位の表示データDAはロード信号LDに同期
してフレーム信号FM毎にドライバ2(図1参照)に転
送される。この転送処理については後述する。
【0041】従って、上記の例では、第一フレーム(F
0)の第一ロード(L0)では第一クロックC0のみが
出力されるので、第一の加算器18から出力される表示
データDAは”1”、”0”、”0”、”0”、”
0”、”0”、”0”、”0”となる。この表示データ
DAは図2に示す第一行の表示ドットP00〜P07に
対応する。同様に、第一フレーム(F0)の第二ロード
(L1)で出力される表示データDAは”0”、”
0”、”0”、”0”、”1”、”0”、”0”、”
0”となる。この表示データDAは図2に示す第二行の
表示ドットP10〜P17に対応する。
【0042】また、同様にして、第一フレーム(F0)
の第八ロード(L7)で出力される表示データDAは”
0”、”0”、”0”、”0”、”0”、”0”、”
0”、”1”となる。この表示データDAは図2に示す
第八行の表示ドットP70〜P77に対応する。
【0043】この結果、第一フレーム(F0)から第八
フレーム(F7)までの各フレームでは、図6の●で示
すように点灯開始される表示ドット(点灯開始ドットと
いう)が現れる。即ち、第一フレーム(F0)では、第
一行/第一列の表示ドットP00、第二行/第五列の表
示ドットP14、第三行/第四列の表示ドットP23、
第四行/第三列の表示ドットP32、第五行/第二列の
表示ドットP41、第六行/第七列の表示ドットP5
6、第七行/第六列の表示ドットP65、第八行/第八
列の表示ドットP77が点灯開始する。以上のように点
灯開始ドットの数は表示領域全体の表示ドット数の1/
8となっており、階調数(八階調)の逆数と等しくなっ
ている。また、いずれの行、いずれの列においても1個
の表示ドットが点灯開始する。
【0044】次の第二フレーム(F1)では、表示ドッ
トP05、P12、P21、P36、P47、P50、
P63、P74が点灯開始する。第二フレーム(F1)
で点灯開始する上記の表示ドットは第一フレーム(F
0)で点灯開始した表示ドットとは異なり、且つ、いず
れの行、いずれの列においても1個の表示ドットが点灯
するようになっている。
【0045】以下、同様にして、引き続く各フレーム
(F2〜F7)で点灯開始する表示ドットは全て他のフ
レームで点灯開始した表示ドットとは異なり、且つ、い
ずれの行、いずれの列においても1個の表示ドットが点
灯するようになっている。
【0046】一方、前フレーム点灯開始信号も第二の加
算器21で処理されてクロック信号CPに同期して8ビ
ット単位の前フレーム表示データQDAが各ロード毎に
作られ、この前フレーム表示データQDAは比較器24
に入力される。第二の加算器21で作られる前フレーム
表示データQDAはいわば疑似の表示データとなる。
【0047】例えば、現在処理中のフレームが第一フレ
ーム(F0)であれば、前フレームが第八フレーム(F
7)となり、第一ロード(L0)で出力される前フレー
ム表示データQDAは”0”、”0”、”0”、”
0”、”0”、”0”、”1”、”0”となる。また、
第二ロード(L1)で出力される前フレーム表示データ
QDAは”0”、”0”、”0”、”0”、”0”、”
0”、”0”、”8”となる。同様にして、第八ロード
(L7)で出力される前フレーム表示データQDAは”
0”、”1”、”0”、”0”、”0”、”0”、”
0”、”0”となる。前フレーム表示データQDAは、
表示データDAをドライバ2(図1参照)に転送する際
に表示データDAと比較されるものであり、比較処理の
詳細については後述する。
【0048】一方、VRAM3の画像データ記憶部3a
に記憶されている各表示ドットに対するR、G、Bの画
像データVDA(図1参照)はR、G、Bの各ドットを
切り替えるための切替器22を介して第一の加算器18
と第二の加算器21とに入力される。この画像データV
DAはその3ビットの数値によって階調度を示し、ま
た、画像データVDAには各表示ドット毎にアドレスが
与えられている。階調度が3であれば、第一の加算器1
8と第二の加算器21には階調度となる数値の3が入力
される。そして、第一の加算器18においてはクロック
信号CPに同期して表示データDAが階調度の数値3と
比較される。
【0049】そして、この比較においては、表示データ
DAの”1”の数がフレーム毎に累積され、その累積数
が階調度の数値の3になるフレームまで連続して表示デ
ータDAが出力レジスタ23に入力される。この結果、
例えば、図4のテーブルを使用した場合、特定の表示領
域の全ての階調度が3であれば、第一フレーム(F0)
で点灯開始した表示ドット(図6参照)は図8に示すよ
うに第二フレーム(F1)と第三フレーム(F2)との
二つのフレームでも連続して点灯する。例えば、第一フ
レーム(F0)の第一ロード(L0)で点灯開始した表
示ドットP00は第二フレーム(F1)と第三フレーム
(F2)で連続点灯する。そして、第四フレーム(F
3)からは点灯しなくなる。図8においては、点灯開始
する表示ドットは●で示し、点灯開始後のフレームで点
灯する表示ドットを○で示している。同様に、他のフレ
ームで点灯開始した表示ドットもその後の二つのフレー
ムで連続点灯する。
【0050】以上のように、第一の階調表示例では、各
フレームで点灯開始する表示ドットは、いずれの行、い
ずれの列においても1個存在するので、画面のチラツキ
は極めて少なくなる。
【0051】次に第二の階調表示例を説明する。この場
合は、点灯開始信号発生手段17に格納されているテー
ブルのうち図5に示すテーブルが選択される。すると、
第一フレーム(F0)においては、第一ロード(L1)
と第四ロード(L3)と第七ロード(L6)のときにの
み点灯開始信号発生手段17からクロック信号CPが出
力され、その他のロード(L1、L2、L4、L5、L
7)ではクロック信号CPは出力されない。
【0052】即ち、第一ロード(L0)では第一クロッ
クC0、第四クロックC3、第七クロックC6が点灯開
始信号発生手段17から出力され、第四ロード(L3)
では第3クロックC2、第六クロックC5が出力され、
第七ロードでは第二クロックC1、第五クロックC4、
第八クロックC7が出力される。以下同様にして、第二
フレーム(F1)〜第八フレーム(F7)においても、
各ロードで設定されたクロック信号CPがが出力され
る。そして、このクロック信号が第一の加算器18に入
力される。
【0053】そして、前述した第一の階調表示例と同じ
ように第一の加算機18からは図5に示すテーブルに基
づく点灯開始の表示データDAが出力される。例えば、
第一フレーム(F0)の第一ロード(L0)の表示デー
タDAは”1”、”0”、”0”、”1”、”0”、”
0””1”、”0”となり、第四ロード(L3)の表示
データDAは”0”、”0”、”1”、”0”、”
0”、”1”、”0”、”0”となり、第七ロード(L
6)の表示データDAは”0”、”1”、”0”、”
0”、”1”、”0”、”0”、”1”となる。一方、
他のロード(L1、L2、L4、L5、L7)では8ビ
ット全てがデータ”0”となる表示データDAが出力さ
れる。そして、これらの各表示データDAが図2に示す
特定の表示領域の各表示ドットP00〜P77に対応す
ることも前述した通りである。
【0054】この結果、第一フレーム(F0)から第八
フレーム(F7)までの各フレームでは、図7の●で示
すように点灯開始ドット(点灯開始ドットという)が現
れる。即ち、第一フレーム(F0)では、第一行の表示
ドットP00、P03、P06と第四行の表示ドットP
32、P35と第七行の表示ドットP61、P64、P
67とが点灯開始する。
【0055】そして、図7から明らかなように、例え
ば、第一フレーム(F0)では第二行の表示ドットP1
0〜P17、第三行の表示ドットP20〜P27、第五
行の表示ドットP40〜P47、第六行の表示ドットP
50〜P57、第八行の表示ドットP70〜P77は点
灯開始しない。しかし、各列には1個の表示ドットが点
灯開始するので、画面のチラツキは極めて少なくなる。
そして、点灯開始した表示ドットは階調度に対応して引
き続くフレームでも点灯することは前述と同じである。
【0056】その結果、階調度が3であれば、例えば、
第一フレーム(F0)で点灯開始した表示ドットP0
0、P03、P06(図6参照)は図9に示すように第
二フレーム(F1)と第三フレーム(F2)との二つの
フレームでも同じロード(L0)で連続して点灯する。
そして、第四フレーム(F3)からは点灯しなくなる。
図8においては、点灯開始する表示ドットは●で示し、
点灯開始後のフレームで点灯する表示ドットを○で示し
ている。同様に、他のフレームで点灯開始した表示ドッ
トもその後の二つのフレームで連続点灯する。
【0057】なお、図5に示したテーブルは、各フレー
ムで八個のロードのうち三つのロードでクロック信号C
Pを出力するようにしたが、クロック信号を出力するロ
ードを二つあるいは四つに集約するようなテーブルを点
灯開始信号発生手段17に格納して必要に応じてこのテ
ーブルを選択してもよい。
【0058】次に、比較器24における表示データDA
と前フレーム表示データQDAとの比較処理と出力レジ
スタ23からドライバ2への表示データDAの転送処理
について説明する。説明に当たっては、図5に示すテー
ブルに基づく表示データDAの例を用いる。
【0059】先ず、現在処理中のフレームが第一フレー
ム(F0)であると仮定する。従って、第一ロード(L
0)では第一行の表示ドットP00〜P07に対応する
8ビットの表示データDA”1”、”0”、”0”、”
1”、”0”、”0”、”1”、”0”が第一の加算器
18から出力レジスタ23に出力される。一方、前フレ
ームである第八フレーム(L7)の第一ロードにおける
第一行のP00〜P07に対応する8ビットの前フレー
ム表示データQDA”0”、”0”、”0”、”
0”、”0”、”0”、”0”、”0”が第二の加算器
21から比較器24に入力される。
【0060】比較器24では、上記の表示データDAの
1ビットと前フレーム表示データQDAの1ビットとが
先頭から順に比較される。そして、全ての8ビットのう
ち1ビットでも互いに異なっていれば、出力レジスタ8
に入力されている8ビットの表示データDAがロード信
号LDに同期してドライバ2に転送される。また、表示
データDAの各ビットのデータと前フレーム表示データ
QDAの各ビットのデータとが同じであれば、表示デー
タDAは出力レジスタ23から転送されないようになっ
ている。従って、上記の例では、表示データDAが転送
される。表示データDAの転送または非転送のゲート機
能は例えば比較器24に備えられる。
【0061】次に、現在処理中のフレームが第二フレー
ム(F1)に変わると、階調度が3であれば、第一ロー
ドでは第一フレーム(L0)のときと同じように、第一
行の表示ドットP00〜P07に対応する8ビットの表
示データDA”1”、”0”、”0”、”1”、”
0”、”0”、”1”、”0”が第一の加算器18から
出力レジスタ23に出力される。
【0062】一方、前フレームである第一フレーム(L
0)の第一ロードにおける第一行の表示ドットP00〜
P07に対応する8ビットの前フレーム表示データQD
A”1”、”0”、”0”、”1”、”0”、”
0”、”1”、”0”が第二の加算器21から比較器2
4に入力される。この場合は、表示データDAと前フレ
ーム表示データQDAとが同じとなるので、表示データ
DAはドライバ2には転送されない。
【0063】次に、現在処理中のフレームが第三フレー
ム(F2)に変わると、階調度が3であれば、第一ロー
ドでは第二フレーム(L1)のときと同じように、第一
行の表示ドットP00〜P07に対応する8ビットの表
示データDA”1”、”0”、”0”、”1”、”
0”、”0”、”1”、”0”が第一の加算器18から
出力レジスタ23に出力される。一方、前フレームであ
る第二フレーム(L1)の第一ロードにおける第一行の
表示ドットP00〜P07に対応する8ビットの前フレ
ーム表示データQDA”1”、”0”、”0”、”
1”、”0”、”0”、”1”、”0”が第二の加算器
21から比較器24に入力される。この場合は、表示デ
ータDAと前フレーム表示データQDAとが同じとなる
ので、表示データDAはドライバ2には転送されない。
【0064】ドライバ2は出力レジスタ23から転送さ
れた表示データDAをロード信号LDに同期してLCD
パネル1に転送するが、転送後もドライバ2に転送され
た表示データDAは保持されている。従って、表示デー
タDAが前フレーム表示データQDAと全く同一の時に
は表示データDAをドライバ2に転送する必要がない。
この結果、図5に示すテーブルに基づく表示データDA
は、第二フレーム(F1)と第三フレーム(F2)にお
いては第一ロード(L0)ではドライバ2に転送されな
くても問題が無くLCDパネル1上の表示ドットを点灯
または非点灯状態にできる。
【0065】以上は第一ロード(L0)について説明し
たが、他のロード時でも全く同じことがいえる。従っ
て、一つのフレームで点灯開始する表示ドットを少ない
ロードに集約するほどドライバ2への表示データDAの
転送回数は少なくなり、その分だけ転送に伴う電力消費
が少なくなる。
【0066】そして、ドライバ2に転送された表示デー
タDAはロード信号LDに同期してLCDパネル1に転
送され、これを8回くり返すことによって特定の表示領
域の全表示ドットを点灯または非点灯として1フレーム
の表示を終了し、さらに、これを階調数(8)だけのフ
レームでくり返して階調表示するようにする。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明の階調表示方法
は、連続する複数のフレームの繰り返しで1画面を構成
し、複数のフレームのうち階調度の数に対応するフレー
ム数で特定の表示領域における各ドットを連続して点灯
させ、各フレームでは特定の表示領域における総ドット
数に対する点灯開始するドット数の割合を複数のフレー
ムの数の逆数と等しくするとともに、点灯開始するドッ
トを各フレーム毎に異ならせたので、画面上に表された
画像のチラツキを少なくできる。
【0068】また、本発明の階調表示方法は、特定の表
示領域内のドットは行列状に配置され、各列および各行
にそれぞれ1個のドットを各フレームで点灯開始したの
で、画像のチラツキは極めて少なくなる。
【0069】そして、本発明の階調表示装置は、特定の
表示領域におけるドットをフレーム毎に異なる位置で点
灯開始するための点灯開始信号を発生する点灯開始信号
発生手段と、ドットの階調度を示す階調データと点灯開
始信号とによってドットを点灯または非点灯にする表示
データを出力する第一の加算器とを備え、点灯開始信号
発生手段はドットの位置に対応するクロック信号によっ
て点灯開始信号を発生し、第一の加算器は点灯開始信号
があるときにはドットを点灯するための点灯データを出
力し、点灯開始信号が無いときには非点灯にするための
非点灯データを出力し、点灯データをドットの階調度の
レベルに応じて連続したフレームで出力するようにした
ので、画面上に表された画像のチラツキを少なくでき
る。
【0070】また、本発明の階調表示装置は、点灯開始
信号発生手段は一つ前のフレームにおける前フレーム点
灯開始信号を出力し、階調データと前フレーム点灯開始
信号とによって前フレーム表示データを出力する第二の
加算器と、表示データと前フレーム表示データとを比較
する比較器と、特定の表示領域のドットを駆動するドラ
イバとを備え、表示データと前フレーム表示データとが
等しくないときのみ表示データを前記ドライバに転送す
るようにしたので、表示データと前フレーム表示データ
とが等しい場合には表示データの転送をしないので、転
送に伴う電力消費を削減できる。
【0071】また、本発明の階調表示装置は、点灯開始
信号を発生するクロック信号の位置を設定する複数のテ
ーブルを点灯開始信号発生手段に格納し、テーブルの一
つを選択可能としたので、画像のチラツキが少なくなる
テーブルを階調数によって適宜に選択できる。
【0072】また、本発明の階調表示装置は、特定の表
示領域内のドットは行列状に配置され、特定の表示領域
における特定の行のみの表示ドットで点灯開始するよう
にしたので、点灯データの無い行に対する表示デーダを
ドライバに転送する必要が無くなり、転送に伴う電力消
費を確実に削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の階調表示装置の全体のブロック構成図
である。
【図2】本発明の階調表示方法を説明するための特定の
表示領域における表示ドット位置を示す図である。
【図3】本発明の階調表示装置におけるコントローラの
ブロック構成図である。
【図4】本発明の階調表示方法の第一の階調表示例にお
けるフレーム毎の点灯開始ドット位置を示すテーブルで
ある。
【図5】本発明の階調表示方法の第二の階調表示例にお
けるフレーム毎の点灯開始ドット位置を示すテーブルで
ある。
【図6】本発明の階調表示方法の第一の階調表示例にお
けるフレーム毎の点灯開始ドット位置を示す図である。
【図7】本発明の階調表示方法の第二の階調表示例にお
けるフレーム毎の点灯開始ドット位置を示す図である。
【図8】本発明の階調表示方法の第一の階調表示例にお
けるフレーム毎の点灯ドット位置を示す図である。
【図9】本発明の階調表示方法の第二の階調表示例にお
けるフレーム毎の点灯ドット位置を示す図である。
【図10】従来の階調表示装置のブロック構成図であ
る。
【図11】従来の階調表示方法によって表示された階調
表示例の説明図である。
【符号の説明】
1 液晶表示パネル 2 ドライバ 2a 内部メモリ 3 ビディオメモリ 3a 画像データ記憶部 4 中央制御装置 5 コントローラ 11 クロックカウンタ 12 ロードカウンタ 13 フレームカウンタ 14、15、16、20 デコーダ 17 点灯開始信号発生手段 18 第一の加算器 19 減算器 21 第二の加算器 22 切替器 23 出力レジスタ 24 比較器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続する複数のフレームの繰り返しで1
    画面を構成し、前記複数のフレームのうち階調度の数に
    対応するフレーム数で特定の表示領域における各ドット
    を連続して点灯させ、各フレームでは前記特定の表示領
    域における総ドット数に対する点灯開始するドット数の
    割合を前記複数のフレームの数の逆数と等しくするとと
    もに、点灯開始するドットを各フレーム毎に異ならせた
    ことを特徴とする階調表示方法。
  2. 【請求項2】 前記特定の表示領域内のドットは行列状
    に配置され、各列および各行にそれぞれ1個のドットを
    各フレームで点灯開始したことを特徴とするする請求項
    1記載の階調表示方法。
  3. 【請求項3】 特定の表示領域におけるドットをフレー
    ム毎に異なる位置で点灯開始するための点灯開始信号を
    発生する点灯開始信号発生手段と、前記ドットの階調度
    を示す階調データと前記点灯開始信号とによって前記ド
    ットを点灯または非点灯にする表示データを出力する第
    一の加算器とを備え、前記点灯開始信号発生手段は前記
    ドットの位置に対応するクロック信号によって前記点灯
    開始信号を発生し、前記第一の加算器は前記点灯開始信
    号があるときには前記ドットを点灯するための点灯デー
    タを出力し、前記点灯開始信号が無いときには非点灯に
    するための非点灯データを出力し、前記点灯データを前
    記ドットの階調度のレベルに応じて連続したフレームで
    出力するようにしたことを特徴とする階調表示装置。
  4. 【請求項4】 前記点灯開始信号発生手段は一つ前のフ
    レームにおける前フレーム点灯開始信号を出力し、前記
    階調データと前記前フレーム点灯開始信号とによって前
    フレーム表示データを出力する第二の加算器と、前記表
    示データと前記前フレーム表示データとを比較する比較
    器と、前記特定の表示領域のドットを駆動するドライバ
    とを備え、前記表示データと前記前フレーム表示データ
    とが等しくないときのみ前記表示データを前記ドライバ
    に転送するようにしたことを特徴とする請求項3記載の
    階調表示装置。
  5. 【請求項5】 前記点灯開始信号を発生する前記クロッ
    ク信号の位置を設定する複数のテーブルを前記点灯開始
    信号発生手段に格納し、前記テーブルの一つを選択可能
    としたことを特徴とする請求項4または4記載の階調表
    示装置。
  6. 【請求項6】 前記特定の表示領域内のドットは行列状
    に配置され、前記特定の表示領域における特定の行のみ
    の表示ドットで点灯開始するようにしたことを特徴とす
    る請求項4記載の階調表示装置。
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