JP2000147176A - ナトリウム燃焼用消火剤散布器 - Google Patents
ナトリウム燃焼用消火剤散布器Info
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- JP2000147176A JP2000147176A JP10319507A JP31950798A JP2000147176A JP 2000147176 A JP2000147176 A JP 2000147176A JP 10319507 A JP10319507 A JP 10319507A JP 31950798 A JP31950798 A JP 31950798A JP 2000147176 A JP2000147176 A JP 2000147176A
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- fire extinguisher
- sodium
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ナトリウム燃焼消火実験の際に、消火剤を均
一に散布させることができ、実験精度を向上させ、さら
に実験時の安全性の向上を図る。 【解決手段】 消火剤14を入れる格子状薄板12と、
格子状薄板12の下側に形成された隙間に挿入されて全
面格子開口を塞ぐとともに、引き抜き可能な底板13
と、格子上面を覆う押さえ蓋15とを備えたナトリウム
燃焼用消火剤散布器1をナトリウム燃焼実験容器2に載
せて燃焼全面を覆い、底板13を引き抜くことにより、
格子内の消火剤14を燃焼面に落下させて散布するよう
にしたものである。
一に散布させることができ、実験精度を向上させ、さら
に実験時の安全性の向上を図る。 【解決手段】 消火剤14を入れる格子状薄板12と、
格子状薄板12の下側に形成された隙間に挿入されて全
面格子開口を塞ぐとともに、引き抜き可能な底板13
と、格子上面を覆う押さえ蓋15とを備えたナトリウム
燃焼用消火剤散布器1をナトリウム燃焼実験容器2に載
せて燃焼全面を覆い、底板13を引き抜くことにより、
格子内の消火剤14を燃焼面に落下させて散布するよう
にしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナトリウム消火剤
の消火特性実験に使用する散布器に係わり、ナトリウム
プール火災用燃焼消火剤散布装置等にも応用可能なナト
リウム燃焼用消火剤散布器に関するものである。
の消火特性実験に使用する散布器に係わり、ナトリウム
プール火災用燃焼消火剤散布装置等にも応用可能なナト
リウム燃焼用消火剤散布器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ナトリウム消火剤の消火特性実験では、消火剤散布器と
してガス噴射式消火器やスコップ等が使用されている。
しかし、この方法では消火剤特性の重要なパラメータで
ある燃焼面への必要散布層を評価する上で散布層が均一
になるように散布することが困難なため、定量的評価に
支障をきたしている。また、ナトリウム燃焼時に発生す
る大量の有毒エアロゾルガスにより視界が遮られて、散
布に要する時間がかかり、その上安全対策として重装備
対応の安全装備を着用する必要があるため、作業性、安
全性が問題となっていた。
ナトリウム消火剤の消火特性実験では、消火剤散布器と
してガス噴射式消火器やスコップ等が使用されている。
しかし、この方法では消火剤特性の重要なパラメータで
ある燃焼面への必要散布層を評価する上で散布層が均一
になるように散布することが困難なため、定量的評価に
支障をきたしている。また、ナトリウム燃焼時に発生す
る大量の有毒エアロゾルガスにより視界が遮られて、散
布に要する時間がかかり、その上安全対策として重装備
対応の安全装備を着用する必要があるため、作業性、安
全性が問題となっていた。
【0003】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、ナトリウム燃焼消火実験の際に、消火剤を均一に散
布させることができ、実験精度を向上させ、さらに実験
時の安全性の向上を図ることを目的とする。
で、ナトリウム燃焼消火実験の際に、消火剤を均一に散
布させることができ、実験精度を向上させ、さらに実験
時の安全性の向上を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、消火剤を入れ
る格子が形成された格子状薄板と、格子状薄板の下側に
形成された隙間に挿入されて全面格子開口を塞ぐととも
に、引き抜き可能な底板と、格子上面を覆う押さえ蓋と
を備えたナトリウム燃焼用消火剤散布器であって、前記
散布器をナトリウム燃焼実験容器に載せて燃焼全面を覆
い、前記底板を引き抜くことにより、格子内の消火剤を
燃焼面に落下させて散布するようにしたことを特徴とす
る。また、本発明の格子状薄板は、10mm角、深さ1
0mmの格子が形成された薄板であることを特徴とす
る。
る格子が形成された格子状薄板と、格子状薄板の下側に
形成された隙間に挿入されて全面格子開口を塞ぐととも
に、引き抜き可能な底板と、格子上面を覆う押さえ蓋と
を備えたナトリウム燃焼用消火剤散布器であって、前記
散布器をナトリウム燃焼実験容器に載せて燃焼全面を覆
い、前記底板を引き抜くことにより、格子内の消火剤を
燃焼面に落下させて散布するようにしたことを特徴とす
る。また、本発明の格子状薄板は、10mm角、深さ1
0mmの格子が形成された薄板であることを特徴とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明のナトリウム燃焼用消火剤散
布器を示す斜視図、図2は図1の散布器の平面図および
側面図である。本発明のナトリウム燃焼用消火剤散布器
1は、ナトリウム燃焼消火実験を行うための実験容器2
の上に置かれ、容器全面を覆うように構成されている。
ナトリウム燃焼用消火剤散布器1は、周囲に格子枠11
が設けられた消火剤14を入れるための格子12を有し
ている。格子12は薄板を10mm角、深さ10mmの
格子状にしたもので、消火剤を各格子内に均一な状態で
入れておき、消火の際に実験容器1内に均一に散布する
ためのものである。格子12の下側には底板13を挿入
できる隙間が形成されている。底板13は、格子12の
下側の隙間に挿入した状態で格子開口から消火剤が落下
しないように格子開口を塞ぎ、消火の際、一気に引き抜
くことで短時間で消火剤を実験容器内に散布するための
仕切り板としての機能を有するものである。また、ナト
リウム燃焼用消火剤散布器1には、底板13を引き抜い
た時、消火剤が盛り上がり、散布層が不均一にならない
ように格子12の上側に消火剤押さえ蓋15で蓋するよ
うになっている。
て説明する。図1は本発明のナトリウム燃焼用消火剤散
布器を示す斜視図、図2は図1の散布器の平面図および
側面図である。本発明のナトリウム燃焼用消火剤散布器
1は、ナトリウム燃焼消火実験を行うための実験容器2
の上に置かれ、容器全面を覆うように構成されている。
ナトリウム燃焼用消火剤散布器1は、周囲に格子枠11
が設けられた消火剤14を入れるための格子12を有し
ている。格子12は薄板を10mm角、深さ10mmの
格子状にしたもので、消火剤を各格子内に均一な状態で
入れておき、消火の際に実験容器1内に均一に散布する
ためのものである。格子12の下側には底板13を挿入
できる隙間が形成されている。底板13は、格子12の
下側の隙間に挿入した状態で格子開口から消火剤が落下
しないように格子開口を塞ぎ、消火の際、一気に引き抜
くことで短時間で消火剤を実験容器内に散布するための
仕切り板としての機能を有するものである。また、ナト
リウム燃焼用消火剤散布器1には、底板13を引き抜い
た時、消火剤が盛り上がり、散布層が不均一にならない
ように格子12の上側に消火剤押さえ蓋15で蓋するよ
うになっている。
【0006】次に、図3により消火剤の散布方法につい
て説明する。まず、ナトリウム燃焼用消火剤散布器1に
底板13が挿入された状態で予め定量した消火剤を格子
部にまんべんなく入れる(図3(a))。次いで、なら
し板3で各格子内にほぼ同量の消火剤が入るように馴ら
す(図3(b))。底板13を引き抜いた時、格子12
の上部の消火剤が盛り上がり、散布層が不均一にならな
いように押さえ蓋15を載せる(図3(c))。この散
布器1を燃焼している実験容器1の上に載せ、散布器1
の底板13を一気に引き抜き、消火剤を燃焼面に散布す
る(図3(d))。底板を引き抜くことにより消火剤が
落下し(図3(e))、落下した消火剤が燃焼している
ナトリウムに均一に散布される(図3(d))。こうし
て消火剤がナトリウム燃焼面に均一にかつ全体的に短時
間で散布される。
て説明する。まず、ナトリウム燃焼用消火剤散布器1に
底板13が挿入された状態で予め定量した消火剤を格子
部にまんべんなく入れる(図3(a))。次いで、なら
し板3で各格子内にほぼ同量の消火剤が入るように馴ら
す(図3(b))。底板13を引き抜いた時、格子12
の上部の消火剤が盛り上がり、散布層が不均一にならな
いように押さえ蓋15を載せる(図3(c))。この散
布器1を燃焼している実験容器1の上に載せ、散布器1
の底板13を一気に引き抜き、消火剤を燃焼面に散布す
る(図3(d))。底板を引き抜くことにより消火剤が
落下し(図3(e))、落下した消火剤が燃焼している
ナトリウムに均一に散布される(図3(d))。こうし
て消火剤がナトリウム燃焼面に均一にかつ全体的に短時
間で散布される。
【0007】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以下のよ
うな効果が得られる。 重要なパラメータである消火剤の散布の厚さ、面の均
一性が確認され、消火特性を定量的に評価することが可
能になった。 消火剤散布器が燃焼面を覆い、有毒エアロゾルの外部
拡散を低減させ、散布時の安全性を向上させることがで
きる。 散布操作が単純で、散布に要する時間が短縮し、散布
時の安全性と燃焼面観察の精度を向上させることができ
る。 本散布器の汎用性を向上させることによりナトリウム
プール火災時の消火剤散布装置としての活用も可能であ
る。
うな効果が得られる。 重要なパラメータである消火剤の散布の厚さ、面の均
一性が確認され、消火特性を定量的に評価することが可
能になった。 消火剤散布器が燃焼面を覆い、有毒エアロゾルの外部
拡散を低減させ、散布時の安全性を向上させることがで
きる。 散布操作が単純で、散布に要する時間が短縮し、散布
時の安全性と燃焼面観察の精度を向上させることができ
る。 本散布器の汎用性を向上させることによりナトリウム
プール火災時の消火剤散布装置としての活用も可能であ
る。
【図1】 本発明のナトリウム燃焼用消火剤散布器の斜
視図である。
視図である。
【図2】 図1の散布器の平面図および側面図である。
【図3】 消火剤の散布方法を説明する図である。
【符号の説明】 1…散布器、2…実験容器、3…ならし板、11…格子
枠、12…格子、13…底板、14…消火剤、15…押
さえ蓋。
枠、12…格子、13…底板、14…消火剤、15…押
さえ蓋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木重哲 茨城県東茨城郡大洗町成田町4002 核燃料 サイクル開発機構大洗工学センター内 常 陽産業株式会社所属 (72)発明者 永作英彦 茨城県東茨城郡大洗町成田町4002 核燃料 サイクル開発機構大洗工学センター内 常 陽産業株式会社所属
Claims (2)
- 【請求項1】 消火剤を入れる格子が形成された格子状
薄板と、格子状薄板の下側に形成された隙間に挿入され
て全面格子開口を塞ぐとともに、引き抜き可能な底板
と、格子上面を覆う押さえ蓋とを備えたナトリウム燃焼
用消火剤散布器であって、前記散布器をナトリウム燃焼
実験容器に載せて燃焼全面を覆い、前記底板を引き抜く
ことにより、格子内の消火剤を燃焼面に落下させて散布
するようにしたナトリウム燃焼用消火剤散布器。 - 【請求項2】 前記格子状薄板は、10mm角、深さ1
0mmの格子が形成された薄板であることを特徴とする
ナトリウム燃焼用消火剤散布器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10319507A JP2975359B1 (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | ナトリウム燃焼用消火剤散布器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10319507A JP2975359B1 (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | ナトリウム燃焼用消火剤散布器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2975359B1 JP2975359B1 (ja) | 1999-11-10 |
JP2000147176A true JP2000147176A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18111003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10319507A Expired - Fee Related JP2975359B1 (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | ナトリウム燃焼用消火剤散布器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2975359B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20130113360A (ko) * | 2012-04-05 | 2013-10-15 | 더 보잉 컴파니 | 소화 용기 |
-
1998
- 1998-11-10 JP JP10319507A patent/JP2975359B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20130113360A (ko) * | 2012-04-05 | 2013-10-15 | 더 보잉 컴파니 | 소화 용기 |
JP2013215576A (ja) * | 2012-04-05 | 2013-10-24 | Boeing Co:The | 消火容器 |
KR101931824B1 (ko) * | 2012-04-05 | 2018-12-21 | 더 보잉 컴파니 | 소화 용기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2975359B1 (ja) | 1999-11-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |