JP2000146391A - 容器入り食品の保冷・保温具 - Google Patents

容器入り食品の保冷・保温具

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JP2000146391A
JP2000146391A JP10311744A JP31174498A JP2000146391A JP 2000146391 A JP2000146391 A JP 2000146391A JP 10311744 A JP10311744 A JP 10311744A JP 31174498 A JP31174498 A JP 31174498A JP 2000146391 A JP2000146391 A JP 2000146391A
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JP
Japan
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container
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cooling
food
cold
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JP10311744A
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Hiroo Yamanashi
博郎 山梨
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TORAI Co KK
TORAI COMPANY KK
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TORAI Co KK
TORAI COMPANY KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷却あるいは加熱された容器入り食品を、その
熱損失をできるだけ与えることなく、かつ、熱の影響を
受けることなく持ち運びを容易に行うことができる容器
入り食品の保冷・保温具を提供する。 【解決手段】食品を収容した容器4の外周部を覆う可撓
性を有する帯状の主体1において、該主体1を複数に区
画して密閉状に保冷・保温剤8の収納部2を形成し、主
体1の長さ方向における端部には着脱自在の止着手段3
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶入り飲料等の冷却さ
れたあるいは加熱された容器入り食品の保冷・保温を計
ることができる容器入り食品の保冷・保温具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動販売機等において市場に供さ
れている缶入り飲料は、夏場は大変冷たく、また、冬場
は大変熱くなるように温度調整されている。
【0003】そのため、自動販売機から取り出された缶
入り飲料は、長い時間を素手で持っていることができ
ず、その持ち運びに甚だ不便であった。
【0004】また、缶の外周部は外気に触れているた
め、短時間での熱損失が行われて、冷却されたものは生
暖かくなり、加熱されたものは冷めてしまうもので、こ
れら冷却や加熱された缶入り飲料は、屋外等において用
いるときは、特に、前記した現象が顕著であるという問
題点を有するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、食品を収容した
容器の外周部を覆う可撓性を有する帯状の主体におい
て、該主体を複数に区画して密閉状に保冷・保温剤の収
納部を形成し、前記主体の長さ方向における端部には着
脱自在の止着手段を設けることにより、冷却あるいは加
熱された容器入り食品を、その熱損失をできるだけ与え
ることなく、かつ、持ち運びを容易に行うことができる
容器入り食品の保冷・保温具を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、食品を収容した容器の外周部を
覆う可撓性を有する帯状の主体と、該主体を複数に区画
して密閉状に形成した保冷・保温剤の収納部と、前記主
体の長さ方向における端部に設けた着脱自在の止着手段
と、を備えさせた容器入り食品の保冷・保温具の構成に
ある。
【0007】また、主体は、一対の易ヒートシール性を
有する外被材により袋状に形成され、この主体に設けら
れた複数の収納部は、ヒートシールによりそれぞれ区画
される。更に、主体は、その下側部に、内方へ折曲する
係止片を設ける。
【0008】
【実施例】次に本発明に関する容器入り食品の保冷・保
温具の実施の一例を図面に基づいて説明する。
【0009】図1〜図5においてAは、容器入り食品の
保冷・保温具であって、主体1と、収納部2と、止着手
段3とにより基本的に構成される。
【0010】そして、前記した主体1は、食品を収容し
た容器4の外周部を覆う可撓性を有する帯状に構成され
ていて、例えば、容器4がスチールやアルミ等の筒状の
缶製である場合には、その幅方向は缶の高さに合わせ、
長さ方向は缶の円周長より長い重なり部1a(図3参
照)を有するような横長の長方形に形成するもので、十
分に巻き付けられるように、他にも瓶やペットボトル等
の食品を収容した容器4の外形状に合わせて任意に設定
できる。
【0011】また、該一対の主体1にあっては、易ヒー
トシール性を有する外被材5,6、例えば、塩化ビニル
等の軟質合成樹脂シートを用いて、その周縁部にヒート
シール7を施した袋状に形成されている。
【0012】あるいは、主体1の一側面、すなわち、使
用したとき外側部の手に触れる表側は、不織布やシート
厚の厚い外被材5を用いることもあるもので、これによ
り、手に対して容器4からの冷気や熱気をできるだけ伝
達しないようにする。
【0013】前記した収納部2は、主体1を複数に区画
して密閉状に形成し、保冷・保温剤8を収納するもの
で、主体1の外被材5,6のヒートシールにより長さ方
向に対して、それぞれ分室状にヒートシール9により区
画されるものであって、主体1を容器4の外周部へ巻き
付けたとき、該保冷・保温剤8の片寄りが少なく、一定
量がその外周部へ均一に当接して一律な保冷・保温効果
が得られる。
【0014】なお、保冷・保温剤8にあって、保冷剤
は、不凍層として処理されたものが適当であり、例え
ば、アクリル系合成樹脂や天然吸水性高分子素材(CM
C,こんにゃく粉,寒天等),ゲル化剤,増粘剤等が用
いられる。
【0015】また、保温剤は、慣用の蓄熱剤や、二剤の
混合による化学反応で所定温度に発熱する等のものが用
いられる。
【0016】なお、この収納部2は、必要に応じて分室
状に複数に区画されない一室状の場合もあるもので、こ
の内部の全面には、保冷・保温剤8が充填される。
【0017】前記した止着手段3は、主体1の長さ方向
における端部に設けて、該主体1を容器4へ取り付けた
際の離脱防止を行なうもので、面状ファスナーやホッ
ク,バンド等の主体1の着脱自在となるものが用いられ
るものであって、このうち、面状ファスナーが操作性等
に優れるものであり、その噛合するテープ幅を広く設け
ることで、多少の容器4の胴回り大きさに異差がある容
器4であっても、その雄・雌材の噛合により止着に際し
てそれぞれ対応できる。
【0018】また、主体1の下部には、図5に示すよう
に、内方へ折曲する係止片10を形成させることによ
り、容器4の外周部へ巻き付けた際に、図4に示すよう
に、容器4の下段部4aの略全周に、この係止片10が
密着状態に当接する。
【0019】前記のように構成される本発明の容器入り
食品の保冷・保温具の一実施例は、以下に述べる作用を
奏する。
【0020】自動販売機等において求めた、例えば、冷
却された缶入り飲料や、冷蔵庫等において冷やされた瓶
や缶等の容器4の食品は、販売機や冷蔵庫等より取り出
した直後は手で持っていてもさほど困難ではないが、次
第に、缶等の容器4の冷たさが手に伝わり持てない状態
となる。
【0021】したがって、あらかじめ、販売機や冷蔵庫
等より容器入り4の飲料を取り出したとき、保冷・保温
具Aの主体1を容器4の胴部へ均一に当接するように巻
き付け、止着手段3により止め付ける。
【0022】また、容器4の底部において、主体1は、
その下端部が、図5に示すように、内方へ折り曲げられ
た係止片10が設けられているため、図4に示すよう
に、容器4の下段部4aに食い込むように巻き付けられ
るので、該保冷・保温具Aの内側の容器4だけがその重
みにより滑り抜けて脱落することがない。
【0023】更に、容器4の上部において、図4に示す
ように、主体1の上端部が容器4の上段部4bに食い込
むように巻き付ければ、一層の、容器4だけの脱落が防
止される。
【0024】また、保冷・保温具Aが巻き付けられた冷
却された容器入り食品は、主体1の収納部2に充填され
た保冷・保温剤8により、その温度をできるだけ維持さ
せる保冷効果が与えられる。
【0025】また、その内容物が過度に冷却されていて
も、保冷剤8を介して主体1の表側の外被材5が冷気の
伝達を遮断するので、素手で持った手は冷気を感じな
い。
【0026】更に、容器4のが周部に付着する結露も、
主体1が容器4の外周部を覆うことで、掴んだ手に付か
ない。
【0027】特に、結婚式や宴会施設等において冷たく
冷やされた瓶入り飲料は、この保冷・保温具Aを瓶4の
外周部へ巻き付けておけば、この保冷・保温剤8により
瓶4および飲料を保冷・保温して、長時間の冷たい状態
を保持することができるものであり、アウトドア等にお
ける利用においても、冷却・加熱された食品入りの容器
4も、その冷たいまま、あるいは、温かいままを長い時
間保持させることができる。
【0028】そして、主体1に設けた保冷・保温剤8の
収納部2を、複数の分室に区画させておけば、内部に充
填させた保冷・保温剤8が容器4の一側部に片寄ること
がなく、容器4の外周部に対してその全体を万遍なく保
冷・保温することができ、保冷・保温具Aを介して容器
4を掴んだときの違和感がなく、安定して持つことがで
きる。
【0029】更に、この保冷・保温具Aは、容器4の保
冷・保温に際して、あらかじめ、冷蔵庫や加温機等に収
容して冷却や加熱をしておくことができるもので、適
宜、使用目的に応じて選定し得る。
【0030】特に、この保冷・保温具Aは、薄型で可撓
性の板状に形成させてあるので、容器4に取り付けた際
にその周部へ出っ張ってかさばらず、また、冷蔵庫や加
温機等において重ねて収容したとき、その収容スペース
を取らずに、一度に大量の冷却や加熱が行なえるもので
あり、更に、その形状も可撓性を有するため自由に形を
変えられて、該保冷・保温具Aの不使用時にあっても、
コンパクトに収納しておくことができる。
【0031】なお、容器入り食品が、高温に加熱されて
いた場合であっても、前記した手軽に容器4を持てた
り、長時間の保温が得られる等の作用および効果を奏す
ることはもちろんのことである。
【0032】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、容器
入り食品が冷却または加熱されていたときであっても、
この容器に主体を巻き付けるだけで、この容器の温度に
関係なく素手で持ち、持ち運びができると共に、この容
器内の食品をできるだけ長時間保冷・保温することがで
きる格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する容器入り食品の保冷・保温具の
一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1における保冷・保温具の一部の拡大断面図
である。
【図3】図1における保冷・保温具の使用状態を示す斜
視図である。
【図4】図1における保冷・保温具の使用状態を示す中
間部を省略した縦断正面図である。
【図5】図1における保冷・保温具の他の例を示すもの
で、(a)は斜視図、(b)はその概略的な側面図であ
る。
【符号の説明】
1 主体 2 収容部 3 止着手段 4 容器 5,6 外被材 7,9 ヒートシール 8 保冷・保温剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を収容した容器の外周部を覆う可撓
    性を有する帯状の主体と、該主体を複数に区画して密閉
    状に形成した保冷・保温剤の収納部と、前記主体の長さ
    方向における端部に設けた着脱自在の止着手段とを備え
    させたことを特徴とする容器入り食品の保冷・保温具。
  2. 【請求項2】 主体は、一対の易ヒートシール性を有す
    る外被材により袋状に形成され、この主体に設けられた
    複数の収納部は、ヒートシールによりそれぞれ区画され
    たことを特徴とする請求項1記載の容器入り食品の保冷
    ・保温具。
  3. 【請求項3】 主体は、その下側部に、内方へ折曲する
    係止片を設けたことを特徴とする請求項1または2記載
    の容器入り食品の保冷・保温具。
JP10311744A 1998-11-02 1998-11-02 容器入り食品の保冷・保温具 Pending JP2000146391A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030065252A (ko) * 2002-01-29 2003-08-06 허균 음료수 및 주류 용기의 냉각용 팩
KR100758655B1 (ko) * 2005-11-02 2007-09-14 주식회사 탭스인터내셔널 아이스 팩
JP2009168303A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Agri Soken:Kk 長時間常温を保つ常温保温剤バック及び保温箱、常温保温方法
US9689606B2 (en) 2012-02-22 2017-06-27 Chill Factor Global Pty. Ltd. Method of, and apparatus for, making frozen beverages, ice cream and other frozen confections

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