JP2000145610A - 原動機 - Google Patents

原動機

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JP2000145610A
JP2000145610A JP10317602A JP31760298A JP2000145610A JP 2000145610 A JP2000145610 A JP 2000145610A JP 10317602 A JP10317602 A JP 10317602A JP 31760298 A JP31760298 A JP 31760298A JP 2000145610 A JP2000145610 A JP 2000145610A
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wind
fan
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JP10317602A
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Hiroyoshi Kawai
博善 川井
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TI GIKEN KK
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TI GIKEN KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発電の効率を向上させることのできる原動機
を提供することにある。 【構成】 風を受けて回転する回転翼と、回転翼の回転
力を電気エネルギーに変換する発電機とを備える原動機
において、ドラム1を回転させることにより、マグナス
効果によって回転翼に当たる風の流速又は流量を増大さ
せるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流れによって回転
翼を回転させることにより発電する原動機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、流れを利用して発電する原動
機が使用されている。この従来の原動機は大形プロペラ
から成る回転翼を回転させ、この回転翼に直結した発電
機により発電していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の原動機
の場合、流れが強くないと発電効率が上がらないという
課題があった。
【0004】そこで、本発明者は、このような課題の原
因を究明してこのような課題を解決するべく、鋭意研究
を重ねた結果、本発明に至ったのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の原動機の要旨
は、流体を受けて回転する回転翼と、前記回転翼の回転
力を電気エネルギーに変換する発電機とを含む原動機に
おいて、前記回転翼に当たる流体の流速又は流量を増大
させる流れ増大手段が備えられたことである。
【0006】この原動機は、マグナス効果又は渦流等の
作用を利用した流れ増大手段、又は渦流の作用を利用し
た流れ増大手段等により、回転翼に当たりながら通過す
る流体の流速又は流量を増大させることにより、流れ発
電の効率化を図ることを特徴とする。
【0007】また、本発明の原動機の要旨は、前記原動
機において、前記回転翼に当たる流体の流速又は流量を
マグナス効果によって増大させることである。
【0008】ここに、本明細書において、マグナス効果
(Magnuseffect)とは、回転している物体
に回転軸と直角方向に流れがあたるとき、物体は流れに
直角に力を受け、その力が流速と回転角速度とに比例す
ることを言う。このような本発明の原動機は、マグナス
効果により生じる力を利用して、回転翼に当たる流体の
流速又は流量を増大させるようにしたことを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の原動機の要旨は、前記原動
機において、前記流体の方向と略垂直方向の回転軸を有
するドラムを備え、前記ドラムを前記流体の流れを利用
して回転させるとともに、前記ドラムにドラムの回転軸
と略直角方向に流体を当てて、マグナス効果によって前
記回転翼の下流側付近の空気を抜き取ることにより、前
記回転翼に当たる流体の流速又は流量を増大させること
である。
【0010】ここに、本明細書において、下流側とは、
流体の流れのうち、時間的に後になる部分であり、流体
が流れていく向きの先方を言う。このような本発明の原
動機は、回転しているドラムに回転軸と直角方向に流体
を当てることによって、マグナス効果によって生じる力
を利用して、回転翼の下流側付近の空気を抜き取ること
により、回転翼に当たる流体の流速又は流量を増大させ
るようにしたことを特徴とする。
【0011】また、本発明の原動機の要旨は、前記原動
機において、前記ドラムと連動するファンを備え、前記
ファンに前記流体を当てて前記ドラムを回転させること
である。
【0012】このような本発明の原動機は、ファンに流
体を当てて、ファンとともにドラムを回転させるように
したことを特徴とする。
【0013】また、本発明の原動機の要旨は、前記原動
機において、前記ファンの上流側に、流体を集める集流
手段が備えられたことである。
【0014】このような本発明の原動機は、効率的にフ
ァンを回転させるために、集流手段によって集めた流体
をファンに当てるようにしたことを特徴とする。
【0015】また、本発明の原動機の要旨は、前記原動
機において、前記マグナス効果によって流速又は流量を
増大させられた流体を前記ファンに当てることである。
【0016】このような本発明の原動機は、マグナス効
果によって流速又は流量を増大させられた流体を、所定
の通路を通じてファンに当てて、ファンの回転効率を向
上させるものである。
【0017】また、本発明の原動機の要旨は、前記原動
機において、前記ファンに少なくとも2方向の流体を当
てることである。
【0018】このような本発明の原動機は、マグナス効
果によって流速又は流量を増大させられた流体も含め
て、少なくとも2方向、好ましくは3方向の流体をファ
ンに当ててファンの回転効率を向上させるものである。
【0019】また、本発明の原動機の要旨は、前記原動
機において、前記ファンが前記回転翼であることであ
る。
【0020】このような本発明の原動機は、ドラムと連
動するファンが、発電機と連動する回転翼の機能を兼用
することにより、機械効率を向上させるとともに、原動
機をコンパクト化させるものである。
【0021】また、本発明の原動機の要旨は、前記原動
機において、渦を発生させて前記渦の略中心軸方向に流
体を移動させる力を生じさせることにより、前記回転翼
の下流側付近の空気を抜き出すことにより、前記回転翼
に当たる流体の流速又は流量を増大させることである。
【0022】このような本発明の原動機は、渦において
渦の軸方向に生じる力を利用して、回転翼の下流側付近
の空気を抜き出すようにしたことを特徴とする。
【0023】また、本発明の原動機の要旨は、流体を受
けて回転する回転翼と、前記回転翼の回転力を電気エネ
ルギーに変換する発電機とを含む原動機において、少な
くとも前記回転翼を上流側へ向ける方向変換手段が備え
られたことである。
【0024】このような本発明の原動機は、発電の効率
化を図るために、少なくとも回転翼を上流側へ向けるよ
うにして、流体が回転翼に効果的に当たるように構成し
たことを特徴とする。
【0025】また、本発明の原動機の要旨は、前記原動
機において、前記方向変換手段が、少なくとも前記回転
翼を略水平方向へ自由回動させる鉛直回動軸と、略平面
状であるとともに略垂直方向に立設された垂直翼とを含
むことである。
【0026】このような本発明の原動機は、垂直翼に流
体を当てて、回転翼を略水平方向へ自由回動させること
により、回転翼を上流側へ向けるようにしたことを特徴
とする。
【0027】また、本発明の原動機の要旨は、流体を受
けて回転する回転翼と、前記回転翼の回転力を電気エネ
ルギーに変換する発電機とを含む原動機において、太陽
の光を受け得る位置に太陽電池が備えられたことであ
る。
【0028】このような本発明の原動機は、発電の効率
化を図るべく、流れエネルギーだけでなく太陽エネルギ
ーをも電気エネルギーに変換するために、太陽電池を備
えたことを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る原動機の実施
の形態について、図面に基づいて詳しく説明する。
【0030】図1乃至図5において、符号50は本発明
の原動機である。この原動機50は、風を受けて回転す
る回転翼3と、回転翼3の回転力を電気エネルギーに変
換する発電機13とを含む原動機である。
【0031】この原動機50は、回転翼3に当たる風の
流速又は流量を増大させる風力増大手段(流れ増大手
段)30が備えられている。風力増大手段30は、風の
方向と略垂直方向の回転軸32を有するドラム1を備
え、ドラム1を風の風力を利用して回転させるととも
に、ドラム1にドラム1の回転軸32と略直角方向に風
を当てて、マグナス効果によって回転翼3の風下付近の
空気を抜き取ることにより、回転翼3に当たる風の流速
又は流量を増大させるように構成されている。
【0032】また、ドラム1とともに回転するファン2
を備え、ファン2に風を当ててドラム2を回転させるよ
うに構成されている。また、ファン2の風上に、風を集
める集風手段34が備えられている。集風手段34は、
上部フード24と下部フード25とから構成されてい
る。
【0033】また、少なくとも回転翼3を風上へ向ける
方向変換手段36が備えられている。この方向変換手段
36は、少なくとも回転翼3を略水平方向へ自由回動さ
せる鉛直回動軸27と、略平面状であるとともに略垂直
方向に立設された垂直翼14及び15とを含んで構成さ
れている。
【0034】また、風が通過する導風箱8の上面には、
太陽の光エネルギーを電気エネルギーへ変換する太陽電
池22が備えられている。
【0035】このような原動機50の具体的構成及び作
用について以下に述べる。
【0036】基礎28を地中に埋めて地上に固定される
支柱17の上面に、鉛直回転軸27を介して,自由旋回
連結構造にて連結された,ターンテーブル16が設けら
れる。ターンテーブル16の上面には,一体構成された
導風箱8及ぴその底面には吸い込み孔20が設けられ、
吸入風ダクト11が連接しており、吸入風12の入口部
には回転翼3が装備されており、軸サポート21を介し
て、その軸端は減速ギヤを内装した小形の発電機13に
直結している。
【0037】また、導風箱8の前面部は導風窓9及び1
0が設けられ,両側外面には垂直翼14及び15が設け
られ,両側面吹き抜け風23の風向きにより導風箱8の
前面部が常時風上に向くように作用する。
【0038】また、導風窓10の上下には導入風5をよ
り多くファン2に送りこむことを目的として上部フード
24と下部フード25とを設け、ファン2の下部床面に
は、加速翼29と、後部には排出風ダクト26とを設け
て垂直翼15の開口部に連接して,排出風7として吹き
抜け,導入風5の吹き抜け効率を上げ、ファン2の反時
計方向の回転効率を上げる。
【0039】また、上部フード24及び下部フード25
は、台風等の強風時に於いては、導風窓10のカバーと
なり、導入風5の吹き込みを止めて本装置を保護する。
【0040】また、導風箱8の内部にはドラム1のドラ
ム室とファン2のフアン室の間に仕切り板18と、ファ
ン2の上下の仕切り板19が固定されている。
【0041】また、導風箱8前面の導風窓10より導入
風5を吹き込みファン2を反時計方向に回転させ、ファ
ン2の軸は仕切り板18を貫通しドラム1と連結してお
り、中空ドラム1も反時計方向に回転する。6)
【0042】また、導風箱8前面の導風窓9より導入風
4を吹き込み、反時計方向に回転しているドラム1に作
用して、マグナス効果によりドラム1の下部の導入風4
の流速を早め圧力低下現象を発生する。一方、導風箱8
の底面では、底面吸い込み孔20より吸入風12を勢い
良く吸入して排出風6として吹き抜ける。
【0043】勢い良く吸入される吸入風12は、導風箱
8の底面に連接した吸入風ダクト11の入口部に装備さ
れた回転翼3に強力な回転力を与え、連動する発電機1
3により、効率良く電気エネルギに変換される。
【0044】また、導風箱8の上面には太陽電池22を
貼付けて、日中の太陽光エネルギーも有効に電気エネル
ギーに転換できる。
【0045】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明の原動機は、その他の形態でも実施し得る
ものである。
【0046】例えば、本発明に係る原動機は、図6に示
すような原動機52であっても良い。この原動機52
は、集風手段34が左右に2個備えられている。このよ
うな原動機52によれば、回転翼3に当たって通過する
風の流速又は流量を、より効果的に増大させることがで
きる。
【0047】また、本発明に係る原動機は、図7に示す
ような原動機54であっても良い。この原動機54は、
回転翼56及び発電機58が上部に備えられている。こ
のような原動機54によれば、風の重量を利用して、風
を吸入孔20を通してダクト11内から効果的に吸入す
ることができる。
【0048】また、本発明に係る原動機は、図8及び図
9に示す原動機60であっても良い。この原動機60
は、架台68の上面に自由旋回構造にて連結された、タ
ーンテーブル67が設けられる。ターンテーブル67の
上面には、一体に構成された渦発生箱71及びその底面
の吸入穴78が設けられ、ダクト64が連接している。
ダクト64の吸入風63の入口部には回転翼65が装備
されており、その軸端は減速ギヤを内装する小形の発電
機66に直結している。
【0049】渦発生箱71の内部には導入風79の流速
を加速することを目的として、左内面加速翼74と右内
面加速翼75が対称的に設けられ、上面板の内面には上
部内面加速翼76が内装され、渦発生翼77が数個一定
間隔に配置されている。加速された導入風79の流速に
より、渦発生翼77のそれぞれの後部に渦巻き流79が
発生して渦発生箱71の内部を低圧にして、後方より排
出風62となり吹き抜ける。すなわち、風力増大手段8
0が渦発生翼77を有する渦発生箱71によって構成さ
れている。
【0050】このような原動機60は、ダクト64の入
口部より、吸入風63を勢い良く吸引して、回転翼65
に強力なる回転力を与え、そのエネルギーが発電機66
に伝わり効率良く電気エネルギーに変換される。
【0051】このような原動機60によれば、渦を発生
させることによって、空気を吸入孔78を通して効果的
に吸入することができる。このため、回転翼65に当た
って通過する風の流速又は流量を増大させて、発電機6
6の発電効率をより高めることができる。
【0052】また、本発明の原動機は、図10乃至図1
2に示すような原動機100であっても良い。この原動
機100は、マグナス効果によって流速又は流量を増大
させられた風をファン102に当てるように構成されて
いる。また、ファン102が、発電機126と連動する
回転翼でもあり、回転翼の機能をも兼用するように構成
されている。
【0053】原動機100は、支柱基礎130に立てら
れた支柱129の上端にセンターロックピン128を介
して、自由旋回連結構造にて連結されたターンテーブル
127が設けられている。ターンテーブル127の上面
に一体構成された導風箱105の仕組みは、前後取付ブ
ラケツト131及び132によりしっかりと固定され
る。また、導風箱105の底面には矩形の吸い込み穴1
20が設けられる。
【0054】導風箱105の前面には導風窓115が設
けられ、両側外面には右の垂直翼113と左の垂直翼1
14が設けられ、両側面吹きぬけ風の風向きにより導風
箱105の前面の導風窓115が常時風上に向くように
作用する。
【0055】導風箱105の内側前部には中空ドラム1
01を収納し、内部導風板118を境として後部にはフ
ァン102を収納する。また、床部上面には底面風アオ
リ突起119を設けており、中空ドラム101の下部に
は矩形の吸い込み穴120が設けられている。導入風1
03は導風窓115より中空ドラム室を通過して、内部
導風板118と、導風箱105の底面風アオリ突起11
9と、下部導風板133及び134と、後部導風板13
5及び反転導風板136とを連接して、後部の導入風1
03の相乗効果がファン102に働きかけ反時計方向の
回転力を与え、排出風104として吹き抜ける。
【0056】ファン102の左軸端にはフライホイール
125を設け、右軸端は仕切り板117を貫通してプー
リ室116のフライホイール付の大スプロケット122
及ぴプーリ107,108に直結しており、反時計方向
の回転力はベルト110及び111により、中空ドラム
101の軸端のドラムプーリ109に反時計方向の回転
力を伝える。
【0057】中空ドラム101の反時計方向の回転運動
は、導入風103に中空ドラム101の下部においてマ
グナス効果による流動加速エネルギーを与え低圧現象を
発生することにより、吸入風112の吸入工ネルギーの
増大が起る。
【0058】また、大スプロケット122と導風箱10
5の床面下部の減速ギヤを有するクラッチを内装する小
形の発電機126側の小スプロケット124をチェーン
123で連結駆動して、機器の作動効率をより向上させ
ることができる。なお、発電機126の代替として、作
動油ポンプ又は空気圧縮ポンプを使用しても良い。
【0059】また、原動機100によれば、導風布張り
121により導風窓115へより多くの風量を取り入れ
が可能であり、吸い込み穴120の下側の下部導風板1
33及び134に更に多くの風量を取り込め、一方、後
部導風板135及ぴ反転導風板136を連接して、後部
の導入風103も効率良く取り込める。台風等の強風時
に於いては、導風布張り121は導風窓115を、下部
導風板133及び134は吸い込み穴120を、後部導
風板135は後部天板部を遮蔽して本装置を保護する。
【0060】また、導風箱105の上面の太陽電池10
6により、晴天の太陽光エネルギーも有効に電気エネル
ギーに転換できる。
【0061】なお、本発明の原動機100を水流力エネ
ルギーによる発電に利用する場合、導風箱105の両側
外面の左右の垂直翼113及び114、及ぴ支柱12
9、ターンテーブル127)、太陽電池106、又は導
風布張り121等は不要となる一方で、本発明装置の導
風箱仕組みを水面下に固定すべきアンカを必要とし、減
速ギヤ、クラッチ内装小形発電機126、作動油ポンプ
又は空気圧縮ポンプ等は水面上に設けるべき構造変更を
必要とし、導風箱仕組みの材質も耐水性が要求される。
【0062】以上、本発明の実施形態について図面に基
づいて説明したが、本発明に係る原動機は、図示したも
のに限定されず、その他の態様でも実施し得るものであ
る。例えば、回転翼は、風を受けることによって回転す
る形状であれば、その形状は特に限定されない。また、
ドラムは中空部を有するものに限定されず、中空部を有
しない円柱形状であっても良い。
【0063】また、本発明の原動機は、風力発電に利用
するだけでなく、水力発電に利用しても良い。
【0064】その他、本発明の技術的範囲には、その趣
旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改
良、修正、変形を加えた態様も含まれる。
【0065】
【発明の効果】本発明の原動機によれば、流れ増大手段
を備えるため、回転翼に当たりながら通過する流体の流
速又は流量を増大させることにより、流れ発電の効率化
を図ることができる。
【0066】また、回転翼に当たる流体の流速又は流量
をマグナス効果によって増大させることを特徴とする本
発明の原動機によれば、流体の力自体を流れ増大手段に
よる流体の流速又は流量増大に利用することができる。
このため、流れ増大手段を稼働するためのエネルギーを
必要としないため、効率的に流体の流速又は流量を増大
させることができる。
【0067】また、流体の方向と略垂直方向の回転軸を
有するドラムを備え、ドラムを流体の流れを利用して回
転させるとともに、ドラムにドラムの回転軸と略直角方
向に流体を当てて、マグナス効果によって回転翼の下流
側付近の空気を抜き取ることにより、回転翼に当たる流
体の流速又は流量を増大させることを特徴とする本発明
の原動機によれば、効率的にマグナス効果を利用するこ
とができる。
【0068】また、ドラムと連動するファンを備え、フ
ァンに流体を当ててドラムを回転させることを特徴とす
る本発明の原動機によれば、流体の力自体をドラムの回
転に利用できる。このため、ドラムを回転するためのエ
ネルギーを必要としないため、効率的に流体の流速又は
流量を増大させることができる。
【0069】また、本発明の原動機の要旨は、ファンの
上流側に、流体を集める集流手段が備えられたことを特
徴とする本発明の原動機によれば、効率的にファンを回
転させることにより、発電効率を向上させることができ
る。
【0070】また、マグナス効果によって流速又は流量
を増大させられた流体を前記ファンに当てることを特徴
とする本発明の原動機によれば、マグナス効果によって
流速又は流量を増大させられた流体をファンに当てて、
ファンに当たる流体の量を増大させて、ファンの回転効
率を向上させることができる。
【0071】また、ファンに少なくとも2方向の流体を
当てることを特徴とする本発明の原動機によれば、マグ
ナス効果によって流速又は流量を増大させられた流体も
含めて、少なくとも2方向、好ましくは3方向の流体を
ファンに当て、ファンに当たる流体の量を増大させて、
ファンの回転効率を向上させることができる。
【0072】また、ファンが回転翼であることを特徴と
する本発明の原動機によれば、ファンが、発電機と連動
する回転翼の機能をも果たすため、原動機自体をコンパ
クト化することができる。また、機械損失を低減して機
械効率を向上させ、発電効率を向上させることができ
る。
【0073】また、渦を発生させて渦の略中心軸方向に
流体を移動させる力を生じさせることにより、回転翼の
下流側付近の空気を抜き出すことにより、回転翼に当た
る流体の流速又は流量を増大させることを特徴とする本
発明の原動機によれば、渦において渦の軸方向に生じる
力を利用して、回転翼の下流側付近の空気を抜き出すこ
とにより、発電効率を向上させることができる。
【0074】また、本発明の原動機の要旨は、少なくと
も回転翼を上流側へ向ける方向変換手段が備えられたこ
とを特徴とする本発明の原動機によれば、少なくとも回
転翼を上流側へ向けるようにして、流体を回転翼に効果
的に当てることにより、回転翼による発電効率を向上さ
せることができる。
【0075】また、方向変換手段が、少なくとも前記回
転翼を略水平方向へ自由回動させる鉛直回動軸と、略平
面状であるとともに略垂直方向に立設された垂直翼とを
含むことを特徴とする本発明の原動機によれば、垂直翼
に流体を当てて、回転翼を略水平方向へ自由回動させる
ことにより、方向変換手段をコンパクトに構成すること
ができる。
【0076】また、太陽の光を受け得る位置に太陽電池
が備えられたことを特徴とする本発明の原動機によれ
ば、流れエネルギーだけでなく太陽エネルギーをも電気
エネルギーに変換することにより、発電効率を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原動機を示す側面図である。
【図2】図1に示す原動機を示す平面図である。
【図3】図1に示す原動機を示すA−A線切断部断面図
である。
【図4】図1に示す原動機を示すB−B線切断部断面図
である。
【図5】図1に示す原動機を示す正面図である。
【図6】本発明の原動機の他の実施形態を示す正面図で
ある。
【図7】本発明の原動機の更に他の実施形態を示す側面
断面図である。
【図8】本発明の原動機の更に他の実施形態を示す側面
断面図である。
【図9】図8に示す原動機を説明するための図であり、
同図(a)は平面断面図であり、同図(b)は要部拡大
平面断面図である。
【図10】本発明の原動機の更に他の実施形態を示す斜
視図である。
【図11】図10に示す原動機を示す側面断面図であ
る。
【図12】図10に示す原動機を示す背面図である。
【符号の説明】
1,101:ドラム 2,102:ファン 3,56,65:回転翼 4,5,57,103:導入風 6,7,104:排出風 8,105:導風箱 9,10,115:導風窓 11:ダクト 12,57,112:吸入風 13,58,66,126:発電機 14,15,113,114:垂直翼 18,19,117:仕切り板 20,78,120:吸入孔 22,73,106:太陽電池 23:両側面吹き抜け風 24:上部フード 25:下部フード 26:ダクト 29:加速翼 30,80,140:流れ増大手段 32:回転軸 34:集風手段 36,59:方向変換手段 50,52,54,60,100:原動機 62:排出風 63:吸入風 64:ダクト 71:渦発生箱 77:渦発生翼 79:導入風

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を受けて回転する回転翼と、前記回
    転翼の回転力を電気エネルギーに変換する発電機とを含
    む原動機において、 前記回転翼に当たる流体の流速又は流量を増大させる流
    れ増大手段が備えられたことを特徴とする原動機。
  2. 【請求項2】 前記回転翼に当たる流体の流速又は流量
    をマグナス効果によって増大させることを特徴とする請
    求項1に記載する原動機。
  3. 【請求項3】 前記流体の方向と略垂直方向の回転軸を
    有するドラムを備え、前記ドラムを前記流体の流れを利
    用して回転させるとともに、前記ドラムにドラムの回転
    軸と略直角方向に流体を当てて、マグナス効果によって
    前記回転翼の下流側付近の空気を抜き取ることにより、
    前記回転翼に当たる流体の流速又は流量を増大させるこ
    とを特徴とする請求項2に記載する原動機。
  4. 【請求項4】 前記ドラムと連動するファンを備え、前
    記ファンに前記流体を当てて前記ドラムを回転させるこ
    とを特徴とする請求項3に記載する原動機。
  5. 【請求項5】 前記ファンの上流側に、流体を集める集
    流手段が備えられたことを特徴とする請求項4に記載す
    る原動機。
  6. 【請求項6】 前記マグナス効果によって流速又は流量
    を増大させられた流体を前記ファンに当てることを特徴
    とする請求項4又は請求項5に記載する原動機。
  7. 【請求項7】 前記ファンに少なくとも2方向の流体を
    当てることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれ
    かに記載する原動機。
  8. 【請求項8】 前記ファンが前記回転翼であることを特
    徴とする請求項4乃至請求項7のいずれかに記載する原
    動機。
  9. 【請求項9】 渦を発生させて前記渦の略中心軸方向に
    流体を移動させる力を生じさせることによって、前記回
    転翼の下流側付近の空気を抜き出すことにより、前記回
    転翼に当たる流体の流速又は流量を増大させることを特
    徴とする請求項1に記載する原動機。
  10. 【請求項10】 流体を受けて回転する回転翼と、前記
    回転翼の回転力を電気エネルギーに変換する発電機とを
    含む原動機において、 少なくとも前記回転翼を上流側へ向ける方向変換手段が
    備えられたことを特徴とする原動機。
  11. 【請求項11】 前記方向変換手段が、少なくとも前記
    回転翼を略水平方向へ自由回動させる鉛直回動軸と、略
    平面状であるとともに略垂直方向に立設された垂直翼と
    を含むことを特徴とする請求項10に記載する原動機。
  12. 【請求項12】 流体を受けて回転する回転翼と、前記
    回転翼の回転力を電気エネルギーに変換する発電機とを
    含む原動機において、 太陽の光を受け得る位置に太陽電池が備えられたことを
    特徴とする原動機。
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