JP2000141218A - 研磨材用ドレッシング方法及びその装置 - Google Patents

研磨材用ドレッシング方法及びその装置

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JP2000141218A
JP2000141218A JP10314630A JP31463098A JP2000141218A JP 2000141218 A JP2000141218 A JP 2000141218A JP 10314630 A JP10314630 A JP 10314630A JP 31463098 A JP31463098 A JP 31463098A JP 2000141218 A JP2000141218 A JP 2000141218A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨材の表面状態を常に一定に保持すること
ができ、これにより、ウエハ等の被研磨材を研磨する研
磨速度の均一性、安定性及び制御性を向上させることが
できる研磨装置用ドレッシング方法及びその装置を提供
する。 【解決手段】 研磨テーブル1の上方には、研削プレー
ト6をその表面を下方に向けて支持するドレッサ7が配
設されており、ドレッサ7の裏面側中央には、トルク測
定器8を介してドレッサ7を鉛直下向に押圧する押圧力
を調整することができる回転モータ12が取り付けられ
ている。また、回転モータ12及びトルク測定器8は、
研磨装置の回転モータ11に接続された制御部9に接続
されており、制御部9はトルク測定器8により測定され
た測定結果に基づいて、研磨テーブル1上の研削プレー
ト6の位置を設定すると共に、研削プレート6の研磨テ
ーブル1への押圧力を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウエハ等の被研磨材
を研磨する研磨材をドレッシング部材により補修するた
めのドレッシング方法及びその装置に関し、特に、研磨
材の表面を均一な状態に保持することができる研磨材用
ドレッシング方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のウエハ研磨装置としては、ウエハ
の表面と研磨プレート上に貼付された研磨布とを互いに
擦り合わせることにより、ウエハの表面を研磨して平坦
化するものがある。このようなウエハ研磨装置において
は、ウエハ表面の研磨量を正確に制御することが重要な
要素の一つとなっている。従って、一般的なウエハ研磨
装置には、ウエハ表面を均一に研磨するためのドレッシ
ング(目立て)装置が配設されている。これは、ウエハ
の研磨量に伴って、ウエハを研磨する研磨布の表面が摩
耗して、研磨速度が遅くなることを防ぐためのものであ
る。一般的には、ウエハ研磨と同時に又は所定の研磨回
数毎にドレッシング装置のドレッサを研磨布に当接させ
て研磨布の表面を補修することにより、研磨布の表面状
態を一定に保持することができる。
【0003】しかし、このようなドレッシング装置を使
用しても、ウエハ表面の研磨状態の変化に対してドレッ
シング条件が一定であると、研磨布表面の状態を一定に
保持することができず、研磨速度が不安定となったり、
研磨布の摩耗が早くなったりすることがある。
【0004】そこで、研磨プレートの半径方向に延びる
形状のドレッサを、研磨プレートに貼付された研磨布に
当接させて、両者を相対的に駆動させることにより、研
磨布の表面状態を一定に保持した状態でウエハ等を平坦
化する方法が提案されている(特開平9−11117号
広報)。この平坦化方法は、例えば、研磨布とこれをド
レッシングするドレッサとが擦り合わされる相対速度が
遅い領域、即ち研磨プレートの回転軸の中心側におい
て、ドレッサと研磨プレートとの接触圧力を増加させた
り、ドレッサの面積を小さくすることにより、研磨布の
ドレス速度を均一化して研磨布の表面状態を一定に保持
する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のドレッシング方法により研磨布を補修すると、以
下に示す問題点が発生する。即ち、従来のドレッシング
方法は研磨プレートとドレッサとが擦り合わされる相対
速度に基づいて、研磨布のドレッシング条件を変化さ
せ、研磨布の表面状態を一定に保持するようにしてい
る。しかし、このドレッシング条件は研磨プレートの位
置によって固定されており、ドレッシングは研磨布の状
態に拘わらず一定に実施されるので、研磨条件の変更等
によって研磨布の表面状態が変化した場合であってもド
レッシング条件が変わることはない。従って、複数の研
磨条件で連続的に研磨を実施する場合には、従来のドレ
ッシング方法は好適であるとはいえず、ウエハ等を効率
的に平坦化することができない。
【0006】なお、研磨布を良好な状態で補修するため
に、ドレッシング部材の形状及び材質を規定したドレッ
シング方法が開示されている(特開平10−21710
1号公報)。しかし、上述の特開平10−217101
号公報に開示された方法を使用しても、研磨布の表面状
態を常に一定に保持することは困難である。
【0007】また、ウエハ表面の研磨の終点を検出し
て、ウエハを効率的に平坦化する方法として、種々の研
磨方法が提案されている(特開平10−118918号
公報、特開平10−202508号公報及び特開平10
−202522号公報)。しかしながら、これらの公報
に開示された従来の技術は、ウエハ等の被研磨材の表面
が十分に研磨されているかどうかを判断することによ
り、被研磨材の研磨工程を効率化するものであり、研磨
布等の研磨材の表面が磨耗して被研磨材を均一に研磨す
ることができない場合の対策はなされていない。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、研磨材の表面状態を常に一定に保持するこ
とができ、これにより、ウエハ等の被研磨材を研磨する
研磨速度の均一性、安定性及び制御性を向上させること
ができる研磨装置用ドレッシング方法及びその装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る研磨材用ド
レッシング方法は、被研磨材を研磨する研磨材をドレッ
シング部材により補修するドレッシング方法において、
前記ドレッシング部材又は他の摺擦部材により前記研磨
材を摺擦する工程と、前記ドレッシング部材又は他の摺
擦部材の前記研磨材との摩擦力により生じるトルクを測
定する工程と、前記トルクの測定結果に基づいて前記研
磨材のドレッシング条件を設定する工程と、前記ドレッ
シング部材を前記研磨材に当接させた状態で前記ドレッ
シング部材と前記研磨材とを相対的に駆動して前記ドレ
ッシング条件により前記研磨材を補修する工程と、を有
することを特徴とする。
【0010】前記ドレッシング条件を設定する工程の前
に、前記研磨材と前記ドレッシング部材又は他の摺擦部
材との摩擦領域における温度を測定する工程を有してい
てもよく、この場合に、前記ドレッシング条件は前記ト
ルクの測定結果及び前記温度の測定結果に基づいて設定
されるものとすることができる。
【0011】更に、前記ドレッシング条件は前記ドレッ
シング部材と前記研磨材との押圧力及び前記研磨材に対
する前記ドレッシング部材の位置とすることができる。
【0012】本発明に係る研磨材用ドレッシング装置
は、被研磨材を研磨する研磨材を補修するためのドレッ
シング装置において、前記研磨材に当接されて相対的に
駆動されるドレッシング部材と、前記ドレッシング部材
の前記研磨材との摩擦力により生じるトルクを測定する
トルク測定器と、前記トルクの測定結果に基づいて前記
ドレッシング部材による前記研磨材のドレッシング条件
を設定して前記ドレッシング部材の駆動を制御する制御
部と、を有することを特徴とする。
【0013】本発明に係る他の研磨材用ドレッシング装
置は、被研磨材を研磨する研磨材を補修するためのドレ
ッシング装置において、前記研磨材に当接されて相対的
に駆動されるドレッシング部材と、前記研磨材を摺擦す
る摺擦部材と、前記摺擦部材の前記研磨材との摩擦力に
より生じるトルクを測定するトルク測定器と、前記トル
クの測定結果に基づいて前記ドレッシング部材による前
記研磨材のドレッシング条件を設定して前記ドレッシン
グ部材の駆動を制御する制御部と、を有することを特徴
とする。
【0014】前記ドレッシング部材又は他の摺擦部材は
前記研磨材との摩擦領域における温度を測定する温度セ
ンサを有していてもよく、この場合に、前記制御部は前
記トルクの測定結果及び前記温度の測定結果に基づいて
ドレッシング条件を設定することができる。
【0015】本発明においては、ドレッシング部材又は
摺擦部材と研磨材との摩擦力により発生するトルクを測
定し、この測定結果に基づいてドレッシング条件が設定
されるので、研磨材の表面状態に応じて研磨材のドッレ
シング条件を連続的に変化させることができる。従っ
て、最適なドッレシング条件で研磨材の表面を補修する
ことができ、研磨材の表面状態を常に良好な状態で保持
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る研磨
材用ドレッシング装置について、添付の図面を参照して
具体的に説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る
ドレッシング装置が配設されたウエハ研磨装置を示す模
式図である。図1に示すように、円形状の研磨テーブル
1の表面にはウエハを研磨する研磨布(研磨材)2が貼
付されており、この研磨布2を上方に向けて配置されて
いる。また、研磨テーブル1の裏面側の中央には支持台
(図示せず)に固定された回転モータ10が取り付けら
れており、これにより、研磨テーブル1はその回転軸を
鉛直方向にして回転駆動するようになっている。
【0017】更に、研磨テーブル1の上方には、ウエハ
(被研磨材)3をその表面を下方に向けて支持するウエ
ハ支持部4が配設されている。ウエハ支持部4の裏面側
中央には、ウエハ支持部4を鉛直下向に押圧する押圧力
を調整することができる回転モータ11が取り付けられ
ており、回転モータ11に接続された制御部9により回
転モータ11が駆動されて、ウエハ支持部4はその回転
軸を鉛直方向にして回転駆動するようになっている。更
にまた、研磨テーブル1の中央部上方には、薬液用容器
(図示せず)から延出した薬液供給ノズル5が配置され
ている。
【0018】更にまた、研磨テーブル1の上方には、研
削プレート(ドレッシング部材)6をその表面を下方に
向けて支持するドレッサ7が配設されている。ドレッサ
7の裏面側中央には、トルク測定器8を介してドレッサ
7を鉛直下向に押圧する押圧力を調整することができる
回転モータ12が取り付けられている。これにより、ド
レッサ7はその回転軸を鉛直方向にして回転駆動し、こ
の回転駆動時の研削プレート6と研磨布2との摩擦力に
より生じるトルクがトルク測定器8により測定されるよ
うになっている。なお、回転モータ12及びトルク測定
器8は、支持アーム(図示せず)等により支持されてお
り、研磨テーブル1上の研削プレート6の位置を研磨テ
ーブル1の半径方向に自由に移動させることができるよ
うになっている。また、回転モータ12及びトルク測定
器8は、研磨装置の回転モータ11に接続された制御部
9に接続されており、この制御部9により、研磨テーブ
ル1上の研削プレート6の位置が設定されると共に、研
削プレート6の研磨テーブル1への押圧力が設定され
る。
【0019】このように構成されたドレッシング装置が
配設されたウエハ研磨装置においては、薬液供給ノズル
5から研磨布2の表面に研磨用の薬液を供給している状
態で、回転モータ10により研磨テーブル1を回転させ
ると共に、回転モータ11によりウエハ支持部4を回転
させつつ、ウエハ3を研磨布2に押圧する。そうする
と、ウエハ3の表面が研磨布2により研磨されて平坦化
される。また、これと同時に、回転モータ12によりド
レッサ7を回転させつつ、研削プレート6を研磨布2に
当接させることにより研磨布2を摺擦する。このとき、
トルク測定器8は常にドレッサ7の回転駆動時の研削プ
レート6と研磨布2との摩擦力により生じるトルクを測
定しており、制御部9はトルクの測定結果に基づいて研
削プレート6の位置及び押圧力等のドレッシング条件を
設定し、このドレッシング条件で回転モータ12等を駆
動することにより、磨耗した研磨布2の表面が補修され
る。
【0020】このように、本実施例においては、トルク
測定器8により測定された測定結果に基づいて、ドレッ
シング条件が設定される。例えば、研磨布2の表面が磨
耗すると、研削プレート6と研磨布2との摩擦力が低減
し、ドレッサ7の回転トルクの値が初期値よりも小さく
なるので、研削プレート6の研磨布2に対する押圧力を
高めることにより、磨耗した領域の研磨布2のドレッシ
ング効果を向上させることができる。従って、研磨布2
のドッレシング条件を連続的に変化させることができる
ので、研磨布2の表面状態が種々に変化しても、その表
面状態によってそれを検知してドッレシング条件を最適
なものにすることにより研磨布の表面状態を自動的に一
定に保持することができる。
【0021】また、研磨装置によるウエハ3の研磨条件
を種々に変更して、ウエハ3を連続して研磨した場合に
おいても、研磨プロセスの安定性を確保することができ
る。従って、一定の研磨速度でウエハ3の表面を効率的
に平坦化することができる。更に、本実施例において
は、ウエハ3の研磨中に研磨布2を補修するので、研磨
布2の表面状態の変化に直ちに対応することができる。
従って、より一層研磨速度を安定化することができる。
【0022】上述の第1の実施例においては、トルク測
定器8をドレッサ7に取り付けて、ドレッサ7の回転ト
ルクを測定することにより研磨布2の表面状態を判断し
たが、トルク測定器8を研磨布2に摺擦される他のもの
と組合わせても、この測定結果から研磨布の表面状態を
判断することができる。
【0023】図2は本発明の第2の実施例に係るドレッ
シング装置が配設されたウエハ研磨装置を示す模式図で
ある。なお、図2に示す第2の実施例において、図1に
示す第1の実施例と異なる点は、研磨布2を摺擦するる
疑似ウエハ13が配設されていると共に、この疑似ウエ
ハの回転トルクを測定するトルク測定器15が取り付け
られている点のみであるので、図2において図1に示す
ものと同一物には同一符号を付して、その詳細な説明は
省略する。
【0024】図2に示すように、第2の実施例において
は、研磨テーブル1の上方に配設されたドレッサ7に
は、トルク測定器が取り付けられておらず、ドレッサ7
を鉛直下向に押圧する押圧力を調整することができる回
転モータ12のみが取り付けられている。また、研磨テ
ーブル1の上方には、疑似ウエハ(摺擦部材)13をそ
の表面を下方に向けて支持する疑似ウエハ支持部14が
配設されている。疑似ウエハ支持部14の裏面側中央に
は、トルク測定器15を介して疑似ウエハ支持部14を
鉛直下向に押圧する押圧力を調整することができる回転
モータ16が取り付けられている。これにより、疑似ウ
エハ支持部14はその回転軸を鉛直方向にして回転駆動
し、この回転駆動時の疑似ウエハ13と研磨布2との摩
擦力により生じるトルクがトルク測定器15により測定
されるようになっている。
【0025】なお、回転モータ16及びトルク測定器1
5は、支持アーム(図示せず)等により支持されてお
り、研磨テーブル1上の研削プレート6の位置を研磨テ
ーブル1の半径方向に自由に移動させることができるよ
うになっている。また、疑似ウエハ支持部14を回転さ
せる回転モータ16及びトルク測定器15は、ドレッサ
7を回転させる回転モータ12と同様に、研磨装置の回
転モータ11に接続された制御部9に接続されている。
従って、この制御部9により、研磨テーブル1上の研削
プレート6及び疑似ウエハ13の位置が設定されると共
に、研削プレート6及び疑似ウエハ13の研磨テーブル
1への押圧力が設定される。
【0026】このように構成された第2の実施例におい
ても、第1の実施例と同様に、ウエハ3の表面を研磨布
2により研磨して平坦化する。これと同時に、回転モー
タ12によりドレッサ7を回転させつつ、研削プレート
6を研磨布2に押圧すると共に、回転モータ15により
疑似ウエハ支持部13を回転させつつ、疑似ウエハ13
を研磨布2に押圧して研磨布2の表面を摺擦する。この
とき、トルク測定器8は常に疑似ウエハ支持部14の回
転駆動時の疑似ウエハ13と研磨布2との摩擦力により
生じるトルクを測定しており、制御部9はトルクの測定
結果に基づいて研削プレート6の位置及び押圧力等のド
レッシング条件を設定し、このドレッシング条件で回転
モータ12等を駆動することにより、磨耗した研磨布2
の表面が補修される。
【0027】第2の実施例においても、疑似ウエハ支持
部14の回転トルクを測定することにより、研磨布2の
表面状態を判断することができるので、第1の実施例と
同様の効果を得ることができる。また、本実施例におい
ては、研削プレート6によるドレッシング条件を変化さ
せても、疑似ウエハ支持部14の回転トルクに直ちに影
響しないので、第1の実施例と比較してより一層ドレッ
サ7の制御を正確に実行することができる。
【0028】また、第2の実施例においては、研磨布2
の表面状態を判断するための疑似ウエハ13の代わり
に、例えば表面状態が異なる種々の種類のものに交換す
ることができるので、ウエハ3の研磨工程に応じて適切
な部材を研磨布を摺擦する摺擦部材として選択すること
ができる。従って、研磨布2を検出する感度を自由に設
定することができる。
【0029】なお、本発明においては、トルク測定器の
他に、研削プレート6又は摺擦部材としての疑似ウエハ
13に他のセンサを取り付けてもよい。例えば、研削プ
レート6又は疑似ウエハ13に温度センサを取り付ける
ことにより研磨布2の表面温度を測定すると、この測定
結果とトルク測定器による測定結果とを合わせたデータ
に基づいて、ドレッシング条件を設定することができ
る。更に、種々のセンサを組み合わせて、研削プレート
6若しくはドレッサ7、又は疑似ウエハ13若しくは疑
似ウエハ支持部14等に取り付けることにより、研磨布
2の表面で発生している機械的及び化学的反応を総合的
に判断することができる。
【0030】上述の第1及び第2の実施例においては、
回転駆動するドレッサ7により研磨布2の表面を補修す
る構造について示したが、本発明においてドレッサの構
造はこれに限定されるものではない。例えば、固定式の
ドレッサを使用して、研磨テーブルのみを回転させるこ
とにより研磨布を補修するものとしてもよい。また、ト
ルク測定器についても、取付位置及び測定する対象は限
定されるものではなく、ドレッサ7又は疑似ウエハ支持
部14等を支持する支点にトルク測定器を取り付けて、
研磨布2の回転により発生するその回転方向のトルクを
測定することによっても、研磨布2の表面状態を判断す
ることができる。更に、本発明のドレッシング装置は、
ウエハを支持するウエハ支持部又は研磨テーブルを複数
個有するウエハ研磨装置に適用することもできる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ドレッシング部材又は摺擦部材と研磨材との摩擦力によ
り発生するトルクを測定し、このトルクの測定結果に基
づいてドレッシング条件が設定されるので、最適なドッ
レシング条件で研磨材の表面を補修することができ、研
磨材の表面状態を常に良好な状態で保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るドレッシング装置
が配設されたウエハ研磨装置を示す模式図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係るドレッシング装置
が配設されたウエハ研磨装置を示す模式図である。
【符号の説明】
1;研磨テーブル 2;研磨布 3;ウエハ 4;ウエハ支持部 5;薬液供給ノズル 6;研削プレート 7;ドレッサ 8,15;トルク測定器 9;制御部 10,11,12,16;回転モータ 13;疑似ウエハ 14;疑似ウエハ支持部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月4日(1999.10.
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】そこで、研磨プレートの半径方向に延びる
形状のドレッサを、研磨プレートに貼付された研磨布に
当接させて、両者を相対的に駆動させることにより、研
磨布の表面状態を一定に保持した状態でウエハ等を平坦
化する方法が提案されている(特開平9−11117号
報)。この平坦化方法は、例えば、研磨布とこれをド
レッシングするドレッサとが擦り合わされる相対速度が
遅い領域、即ち研磨プレートの回転軸の中心側におい
て、ドレッサと研磨プレートとの接触圧力を増加させた
り、ドレッサの面積を小さくすることにより、研磨布の
ドレス速度を均一化して研磨布の表面状態を一定に保持
する方法である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る研磨材用ド
レッシング方法は、被研磨材を研磨する研磨材をドレッ
シング部材により補修するドレッシング方法において、
前記ドレッシング部材又は他の摺擦部材により前記研磨
材を摺擦する工程と、前記ドレッシング部材又は他の摺
擦部材の前記研磨材との摩擦力により前記ドレッシング
部材を支持するドレッサ又は他の摺擦部材の支持部に
じるトルクを測定する工程と、前記トルクの測定結果に
基づいて前記研磨材のドレッシング条件を設定する工程
と、前記ドレッシング部材を前記研磨材に当接させた状
態で前記ドレッシング部材と前記研磨材とを相対的に駆
動して前記ドレッシング条件により前記研磨材を補修す
る工程と、を有することを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明に係る研磨材用ドレッシング装置
は、被研磨材を研磨する研磨材を補修するためのドレッ
シング装置において、前記研磨材に当接されて相対的に
駆動されるドレッシング部材と、前記ドレッシング部材
の前記研磨材との摩擦力により前記ドレッシング部材を
支持するドレッサに生じるトルクを測定するトルク測定
器と、前記トルクの測定結果に基づいて前記ドレッシン
グ部材による前記研磨材のドレッシング条件を設定して
前記ドレッシング部材の駆動を制御する制御部と、を有
することを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】本発明に係る他の研磨材用ドレッシング装
置は、被研磨材を研磨する研磨材を補修するためのドレ
ッシング装置において、前記研磨材に当接されて相対的
に駆動されるドレッシング部材と、前記研磨材を摺擦す
る摺擦部材と、前記摺擦部材の前記研磨材との摩擦力に
より前記摺擦部材の支持部に生じるトルクを測定するト
ルク測定器と、前記トルクの測定結果に基づいて前記ド
レッシング部材による前記研磨材のドレッシング条件を
設定して前記ドレッシング部材の駆動を制御する制御部
と、を有することを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】本発明においては、ドレッシング部材又は
摺擦部材と研磨材との摩擦力によりドレッシング部材を
支持するドレッサ又は摺擦部材の支持部に生じる発生す
るトルクを測定し、この測定結果に基づいてドレッシン
グ条件が設定されるので、研磨材の表面状態に応じて研
磨材のドッレシング条件を連続的に変化させることがで
きる。従って、最適なドッレシング条件で研磨材の表面
を補修することができ、研磨材の表面状態を常に良好な
状態で保持することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】このように構成された第2の実施例におい
ても、第1の実施例と同様に、ウエハ3の表面を研磨布
2により研磨して平坦化する。これと同時に、回転モー
タ12によりドレッサ7を回転させつつ、研削プレート
6を研磨布2に押圧すると共に、回転モータ16により
疑似ウエハ支持部14を回転させつつ、疑似ウエハ13
を研磨布2に押圧して研磨布2の表面を摺擦する。この
とき、トルク測定器15は常に疑似ウエハ支持部14の
回転駆動時の疑似ウエハ13と研磨布2との摩擦力によ
り生じるトルクを測定しており、制御部9はトルクの測
定結果に基づいて研削プレート6の位置及び押圧力等の
ドレッシング条件を設定し、このドレッシング条件で回
転モータ12等を駆動することにより、磨耗した研磨布
2の表面が補修される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ドレッシング部材又は摺擦部材と研磨材との摩擦力によ
ドレッシング部材を支持するドレッサ又は摺擦部材の
支持部に発生するトルクを測定し、このトルクの測定結
果に基づいてドレッシング条件が設定されるので、最適
なドッレシング条件で研磨材の表面を補修することがで
き、研磨材の表面状態を常に良好な状態で保持すること
ができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被研磨材を研磨する研磨材をドレッシン
    グ部材により補修するドレッシング方法において、前記
    ドレッシング部材又は他の摺擦部材により前記研磨材を
    摺擦する工程と、前記ドレッシング部材又は他の摺擦部
    材の前記研磨材との摩擦力により生じるトルクを測定す
    る工程と、前記トルクの測定結果に基づいて前記研磨材
    のドレッシング条件を設定する工程と、前記ドレッシン
    グ部材を前記研磨材に当接させた状態で前記ドレッシン
    グ部材と前記研磨材とを相対的に駆動して前記ドレッシ
    ング条件により前記研磨材を補修する工程と、を有する
    ことを特徴とする研磨材用ドレッシング方法。
  2. 【請求項2】 前記ドレッシング条件を設定する工程の
    前に、前記研磨材と前記ドレッシング部材又は他の摺擦
    部材との摩擦領域における温度を測定する工程を有し、
    前記ドレッシング条件は前記トルクの測定結果及び前記
    温度の測定結果に基づいて設定されるものであることを
    特徴とする請求項1に記載の研磨材用ドレッシング方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ドレッシング条件は前記ドレッシン
    グ部材と前記研磨材との押圧力及び前記研磨材に対する
    前記ドレッシング部材の位置であることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の研磨材用ドレッシング方法。
  4. 【請求項4】 被研磨材を研磨する研磨材を補修するた
    めのドレッシング装置において、前記研磨材に当接され
    て相対的に駆動されるドレッシング部材と、前記ドレッ
    シング部材の前記研磨材との摩擦力により生じるトルク
    を測定するトルク測定器と、前記トルクの測定結果に基
    づいて前記ドレッシング部材による前記研磨材のドレッ
    シング条件を設定して前記ドレッシング部材の駆動を制
    御する制御部と、を有することを特徴とする研磨材用ド
    レッシング装置。
  5. 【請求項5】 被研磨材を研磨する研磨材を補修するた
    めのドレッシング装置において、前記研磨材に当接され
    て相対的に駆動されるドレッシング部材と、前記研磨材
    を摺擦する摺擦部材と、前記摺擦部材の前記研磨材との
    摩擦力により生じるトルクを測定するトルク測定器と、
    前記トルクの測定結果に基づいて前記ドレッシング部材
    による前記研磨材のドレッシング条件を設定して前記ド
    レッシング部材の駆動を制御する制御部と、を有するこ
    とを特徴とする研磨材用ドレッシング装置。
  6. 【請求項6】 前記ドレッシング部材又は他の摺擦部材
    は前記研磨材との摩擦領域における温度を測定する温度
    センサを有し、前記制御部は前記トルクの測定結果及び
    前記温度の測定結果に基づいてドレッシング条件を設定
    するものであることを特徴とする請求項4又は5に記載
    の研磨材用ドレッシング装置。
  7. 【請求項7】 前記ドレッシング条件は前記ドレッシン
    グ部材と前記研磨材との押圧力及び前記研磨材に対する
    前記ドレッシング部材の位置であることを特徴とする請
    求項4乃至6のいずれか1項に記載の研磨材用ドレッシ
    ング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003508904A (ja) * 1999-08-31 2003-03-04 マイクロン・テクノロジー・インコーポレーテッド 化学的−機械的平坦化に使用される調整およびモニターのための装置および方法
CN113319739A (zh) * 2021-05-06 2021-08-31 西安理工大学 一种用于单平面研磨机实现自修整磨盘的修整机构

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