JP2000140126A - 脈管内ステント - Google Patents

脈管内ステント

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JP2000140126A
JP2000140126A JP32501898A JP32501898A JP2000140126A JP 2000140126 A JP2000140126 A JP 2000140126A JP 32501898 A JP32501898 A JP 32501898A JP 32501898 A JP32501898 A JP 32501898A JP 2000140126 A JP2000140126 A JP 2000140126A
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JP
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stent
cover
surface cover
lumen
water permeability
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JP32501898A
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Inventor
Yasuyuki Kuroda
康之 黒田
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた抗血栓性および再狭窄抑制効果を長期
にわたって持続しうる脈管内ステントを提供する。 【解決手段】 径の拡縮変形が可能に構成された円筒フ
レーム状のステント本体と、前記ステント本体の内腔面
および外腔面を被覆遮蔽するよう設けられた伸縮性多孔
質体からなる内腔面カバーおよび外腔面カバーとからな
り、前記内腔面カバーおよび/または前記外腔面カバー
の外表面がフィブリンで被覆されており、前記内腔面カ
バーのステント拡径時における透水率が前記外腔面カバ
ーの該透水率より高いことを特徴とする脈管内ステント
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた抗血栓性お
よび再狭窄抑制効果を有する脈管内ステントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、狭心症や心筋梗塞等の治療に
おいて冠状動脈の狭窄部を経皮的冠状動脈再建術(PT
CA)等により処置した後に高率に発生する再狭窄を防
止し、またはPTCAでは良好な拡張が得られない病変
形態に応用するため、金属製の脈管内ステントを永久的
に冠動脈やその他の脈管に植え込み、血流を確保するこ
とが行われている。脈管内ステントは、一般的には金属
線からなるメッシュ状、コイル状等の縮径可能な管状構
造を有し、縮径状態でカテーテルにより血管内に挿入さ
れ、狭窄部において血管内腔を機械的に支持するよう拡
径され留置されるものである。しかしながら、そのよう
な脈管内ステントの留置によっても、ステントを構成す
る金属線の隙間から管腔組織が増殖、肥厚することによ
り再狭窄が生じることが報告されている。
【0003】この問題を解決するために、例えば特開平
8−141090号に開示されているように、ステント
の内外面に被覆層を設けることで、ステント内腔への組
織の増殖・肥厚を抑制しようという試みがなされてい
る。しかし、冠状動脈のような細脈管においては、カバ
ー材料の高い血栓性の為に移植初期で閉塞してしまうた
め、長期での治療効果は期待できなかった。また、特開
平7−24072号に開示されているように、カバー材
料に四弗化エチレン樹脂多孔質膜等の抗血栓材料を使う
ことにより初期の血栓閉塞は減少する可能性はあるが、
内膜の足場ががないため、パンヌスによる急性閉塞の問
題や、伸縮性に乏しいことで、シワになりやすく、目的
とする留置部位の脈管径に合わせることが難しい等の問
題があった。また、特開平8−33718においては、
より積極的にステント内腔への組織の増殖を抑制するた
め、ステント基材に薬剤を保持させたフィブリンをコー
トしたステントが提案されているが、構造上保持できる
薬剤の絶対量が微量であることや、フィブリンの分解速
度が速いため、ステント内腔への組織増殖を長期に渡っ
て抑制することは困難である等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の有する問題点に鑑みなされたものであり、その目的と
するところは、優れた抗血栓性および再狭窄抑制効果を
長期にわたって持続しうる脈管内ステントを提供するこ
とにある。
【0005】本発明の他の目的は、ステント留置の手技
が容易な脈管内ステントを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題は、本発明の、径の拡縮変形が可能に構成された円筒
フレーム状のステント本体と、前記ステント本体の内腔
面および外腔面を被覆遮蔽するよう設けられた伸縮性多
孔質体からなる内腔面カバーおよび外腔面カバーとから
なり、前記内腔面カバーおよび/または前記外腔面カバ
ーの外表面がフィブリンで被覆されており、前記内腔面
カバーのステント拡径時における透水率が前記外腔面カ
バーの該透水率より高いことを特徴とする脈管内ステン
トにより解決される。
【0007】本発明はまた、前記内腔面カバーは該透水
率が1000ml/min/cm2 以上であり、前記外
腔面カバーは該透水率が1000ml/min/cm2
以下である前記脈管内ステントである。
【0008】本発明はさらに、前記内腔面カバーおよび
前記外腔面カバーは該フィブリンの被覆されている外表
面がさらにプラスミンで処理されていることを特徴とす
る前記脈管内ステントである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の脈管内ステント
の実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の脈管内ステントの位置実
施形態を示す概略斜視図、図2はその部分断面図であ
る。ステント1は円筒体であり、両端に開口部1aを有
する。
【0011】2はステント本体であり、径の拡縮変形が
可能に構成された円筒フレーム状の構造を有する。すな
わち、ステント本体2は、該円筒体内外腔面を連通する
略菱形状の切欠部2aを該側面に複数有するメッシュ状
の構造を有し、応力を加えることによりその径を拡縮変
形することが可能である。ステント本体において、この
ような径の拡縮変形が可能なフレーム状の構造として
は、前記メッシュ状のほか、コイル状、板バネコイル
状、多重螺旋状、異型管状等が挙げられ、自己拡張型で
あってもバルーン拡張型であってもよい。
【0012】ステント本体の材料としては、高分子材料
または金属材料が挙げられ、ある程度の剛性と弾性を有
するものであれば特に制限はないが、生体適合性を有す
る材料であることが好ましい。具体的には、高分子材料
としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステ
ル、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチ
レン−エチレン共重合体等の含フッ素ポリマー等が挙げ
られ、金属材料としては、ステンレス、タンタル、チタ
ン、ニッケルチタン合金、タンタルチタン合金、ニッケ
ルアルミニウム合金等が挙げられる。これらの中では、
自己拡張型としてはチタンニッケル等の超弾性合金等が
好ましく、バルーン拡張型としてはステンレス等が好ま
しい。ステント本体の製造方法について示せば、例えば
上記メッシュ状の構造の場合、要求される寸法の上記金
属材料からなるパイプを切り出し、該パイプの側面を切
削加工、化学エッチング等により部分的に削除して複数
の切欠部を形成することにより製造できる。
【0013】3aは内腔面カバー、3bは外腔面カバー
であり、それぞれ円筒体のステント本体2の内腔面およ
び外腔面を被覆し、該円筒体の内外腔を遮蔽するように
設けられている。内腔面カバー3aおよび外腔面カバー
3bは、多孔質体からなり伸縮性を有しステント本体の
拡径を阻害することなく塑性変形しわずかな応力でも容
易に伸張する材料が好ましい。具体的には、シリコーン
ゴム、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラスト
マー等の弾性材料からなる不織布、フイルム、シート等
が挙げられる。前記スチレン系エラストマーとしては、
商品名クレイトン(シェル化学株式会社製)、商品名カ
リフレックス(シェル化学製)、商品名タフプレン(旭
化成工業株式会社製)、商品名タフテック(旭化成工業
株式会社製)、商品名アロンAR(アロン化学株式会社
製)、商品名ラバロン(三菱化学株式会社製)、商品名
JSR−TR(日本合成ゴム株式会社製)、商品名ダイ
ナロン(日本合成ゴム株式会社製)、商品名セプトン
(株式会社クラレ製)等が挙げられ、前記オレフィン系
エラストマーとしては、商品名ミラストマー(三井石油
化学株式会社製)、商品名タフマー(三井石油化学株式
会社製)、商品名住友TPE(住友化学工業株式会社
製)、商品名サーモラン(三菱石油株式会社製)等が挙
げられる。内腔面カバー3aおよび外腔面カバー3b
は、同一の材料を用いてもよいが異なる素材を用いても
よい。
【0014】内腔面カバー3aおよび外腔面カバー3b
は、フッ素系エラストマー溶液を塗布した後、溶剤を蒸
発させてから密着させることにより、ステント本体2の
内腔面および外腔面に被着固定される。
【0015】4はフィブリン層であり、このように本発
明のステントは、内腔面カバー3aおよび外腔面カバー
3bの一方または両方は、その外表面がフィブリンで被
覆されている。本発明に用いるフィブリンは、フィブリ
ノーゲンとトロンビンとの反応によって製造される。ト
ロンビンとフィブリノーゲンを接触、反応させるには、
試験管またはプレート等を用いてトロンビンとフィブリ
ノーゲンを予め接触、反応させても良いし、カバー外表
面をまずフィブリノーゲン溶液にて被覆し、ついでトロ
ンビン溶液を接触、反応させることによりカバー外表面
にフィブリンゲル被膜を形成するようにしてもよい。ま
た、トロンビン溶液には、予めカルシウムイオンが添加
されていることが好ましい。この接触反応は、好ましく
は緩衝液等を用いて中性下で行われる。また、カバー外
表面へのフィブリンの密着性を良好にするために、カバ
ー外表面を酸、プラズマ、オゾン等の処理によって親水
化しておくことが好ましい。
【0016】得られたフィブリンをカバー外表面に定着
させるには、反応溶液およびカバー材料に対して不活性
であって、ステントの形状にあった治具を用いて圧着す
る。例えば、ステントの内腔面において溶液を反応させ
てフィブリン層を形成した後、該ステントにテフロン製
等の心棒を挿入して、該心棒表面をステント内腔面に押
圧することにより、フィブリンを内腔面に付着させるこ
とができる。この際、心棒の全体に均一な負荷がかかる
ようにして、押圧することが好ましい。このようにする
ことで、ステント内腔面に付着されるフィブリン層の厚
みを均一にすることができる。
【0017】また、あらかじめ心棒を挿入したステント
を溶液に浸漬させるかまたは内腔に溶液を注入し、反応
させてフィブリンを形成させた後、該心棒を押圧するこ
とによりフィブリンゲルを内腔面に定着させてもよい。
該心棒の押圧力を調整することにより、ステント内腔面
に定着させるフィブリンゲルの厚みを調整することも可
能である。
【0018】フィブリノーゲン溶液とトロンビン溶液を
反応させてフィブリンゲルを形成させる際に、脱気操作
等を加えて減圧することにより、容易に多孔質体である
カバーの細孔内にフィブリンゲルを侵入させることがで
きる。このようにすることで、カバーへのフィブリンゲ
ルの付着力が高められるとともに、細孔内の気泡の残留
を減少させることができ、カバーの全域にわたって抗血
栓性に優れたステントを製造することができる。
【0019】また、本発明の脈管内ステントにおいて
は、内腔面カバー3aおよび外腔面カバー3bは、ステ
ント1の拡径時における内腔面カバー3aの透水率が、
外腔面カバー3bの透水率より高くなることが必要であ
る。すなわち、内腔面カバーの透水率を高くするとによ
り、フィブリンと内腔面カバーとのアンカリングが良く
なり、フィブリンが細胞の足場となって内皮化または器
質化し内腔面を強固に覆うので、脈管内ステントの開存
性を長期に維持することができる。一方、外腔面カバー
の透水率を低くすることにより、宿主血管内腔から脈管
内ステントへの平滑筋細胞の進入増殖を防ぐことがで
き、肥厚による再狭窄を有効に防止することができる。
ここに、本発明における透水率は、120mmHg水圧
時における単位時間単位面積当たりの漏出水量で定義さ
れる。内腔面カバーのステント拡径時における透水率
は、内腔面カバーのみをステントに被着させて拡径し、
これを切り出してシート状にして測定する。同様に、外
腔面カバーのステント拡径時における透水率は、外腔面
カバーのみをステントに被着して拡径させることにより
測定する。具体的には、内腔面カバーのステント拡径時
における透水率は1000ml/min/cm2 以上で
あることが好ましく、外腔面カバーのステント拡径時に
おける透水率は1000ml/min/cm2 以下であ
ることが望ましい。
【0020】
【実施例】次に、本発明の脈管内ステントを、実施例に
よりさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定され
るものではない。 (実施例1)オレフィン系樹脂(三井石油化学工業株式
会社製 TAFMER A4090)よりなる厚さ60
μmの不織布をφ2.0のSUS棒に吹き付けた。この
時の不織布の透水率は2000ml/min/cm
2 (at 120mmHg)であった。吹き付けた不織
布にWiktorステントを被せステントと不織布を密
着させた。ステントの上からさらに、目を細かくした不
織布を吹き付け、ステントを不織布によって挟んだ。こ
のものの透水率は500ml/min/cm2 (at
120mmHg)であった。ステントに熱収縮チューブ
を被せ、85℃で2分間加熱することで不織布同士を熱
融着させた。最終的な不織布のカバー材の透水率は10
00ml/min/cm2 (at 120mmHg)で
あった。このようにして作製したステントを20mg/
mlのヒトフィブリノーゲン溶液の入った試験管に入れ
浸漬した。次に当該試験管をガラス製真空チャンバーに
収容し、4mmHgになるまで脱気操作を行った。脱気
操作を終えたステントを、トロンビン溶液を収納した試
験管に投入して、浸漬させた。フィブリンゲルがカバー
全面に形成されたことを確認してからステントを取り出
し、テフロン製の心棒を挿入して、当該心棒表面をカバ
ードステント内腔面に押した。 (比較例1)フィブリンゲルを形成させる以外は実施例
と同様にしてステントを作製した。 (比較例2)厚さ40μmのPTFEシートをφ3.0
mmのSUS棒に巻き、シートの重なる部分に溶剤可溶
型フッ素系エラストマー(ダイキン工業株式会社製 セ
フラルソフト)を塗布した。SUS棒に巻いたPTFE
シートの上からWiktorステントを被せ、全体的に
を塗布した。その上に厚さ80μmのPTFEシートを
巻き、シートの重なる部分に前記溶剤可溶型フッ素系エ
ラストマーを塗布した。140℃のオーブンに入れて溶
剤を蒸発させ、オーブンから取り出し直ちにステントに
布を被せ、シート同士及びシートとステントの骨格部を
指で圧して接着させた。冷却後、ステントを丸棒から取
り出した。この様にして作製したステントに実施例と同
様な方法でフィブリンゲルを形成させた。 (抗血栓性評価実験)臨床所見で異常を認めない健康な
日本白色家兎にペントバルビタールを耳静脈より注射
し、全身麻酔を施した。次いで、一般外科手術に準じた
手法で頸動脈を露出させた。露出させた頸動脈にバルー
ンカテーテルを用いて、実施例1ならびに比較例1およ
び2で作製したステントを留置した。実施例1のステン
トはバルーンカテーテルで容易に拡張することができ血
管内腔にフィットした。ステント留置後、6時間循環さ
せステントを摘出し、内腔の状態を肉眼にて観察したと
ころ、実施例1のステントは血栓の付着がほとんど認め
られなかったのに対して、比較例1および2ではいずれ
も内腔全体に著しい血栓の付着が認められた。 (移植実験)上記抗血栓性評価実験と同様にして、日本
白色家兎3羽の頸動脈の片側に実施例1で作製したステ
ントを、対側に比較例1で作製したステントを留置し
た。同様に、別の日本白色家兎3羽の頸動脈に、比較例
2で作製したステントを留置した。3ヶ月後に摘出し、
組織治癒状態を観察した。留置部位での保持は良好であ
った。
【0021】実施例1のステントではステントの内腔面
に薄い均質な内膜細胞が形成され、平滑な内面を呈して
いた。一方比較例1のステントでも内腔面で内膜細胞の
被覆が観察されたものの、一部血栓の付着も認められ、
凹凸のある不整な内膜で、肥厚部分が認められた。ま
た、比較例2のステントは、内腔面に内膜細胞の被覆が
観察されたものの、一部に内膜細胞の剥離がみられ、実
施例1のステントのような内膜細胞のアンカリングは認
められなかった。また、比較例2のステントではシワの
発生により閉塞しているものもあった。
【0022】
【発明の効果】本発明の脈管内ステントは、カバーを有
することによりステント内腔への組織の増殖、肥厚を抑
制するだけではなく、外腔面カバーがフィブリンで被覆
されているので、留置初期での抗血栓性に優れ、脈管の
炎症や過剰肥厚等を長期にわたって抑制することがで
き、かつ内腔面カバーもフィブリンで被覆されているの
で、細胞の足場となり安定した内膜細胞に被覆され、長
期にわたって再狭窄の発生を有効に防止することができ
る。特に、本発明の脈管内ステントは、ステント拡径時
における内腔面カバーの透水率が外腔面カバーの該透水
率より高いので、ステント内腔の開存性の長期維持とス
テント内腔への組織の進入増殖の防止を高次元に両立さ
せることができ、極めて優れた再狭窄抑制効果を達成す
ることができる。さらに、本発明の脈管内ステントは、
カバーが伸縮性を有するので、ステントの縮径時にしわ
になりにくいうえ、ステントの拡径操作において目的と
する留置部位の脈管径に合わせることが可能であり、ス
テント留置の手技が極めて容易である。
【0023】このように、本発明の脈管内ステントは、
優れた抗血栓性および再狭窄抑制効果を長期にわたって
持続するので、狭心症や心筋梗塞等の治療において脈管
内に留置して使用するのに有用であり、特に冠状動脈や
頸動脈等の細脈管での使用に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脈管内ステントの一実施形態を示す概
略斜視図である。
【図2】図1の脈管内ステントの部分断面図である。
【符号の説明】
1 ステント 1a 開口部 2 ステント本体 2a 切欠部 3a 内腔面カバー 3b 外腔面カバー 4 フィブリン層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径の拡縮変形が可能に構成された円筒フ
    レーム状のステント本体と、前記ステント本体の内腔面
    および外腔面を被覆遮蔽するよう設けられた伸縮性多孔
    質体からなる内腔面カバーおよび外腔面カバーとからな
    り、前記内腔面カバーおよび/または前記外腔面カバー
    の外表面がフィブリンで被覆されており、前記内腔面カ
    バーのステント拡径時における透水率が前記外腔面カバ
    ーの該透水率より高いことを特徴とする脈管内ステン
    ト。
  2. 【請求項2】 前記内腔面カバーは該透水率が1000
    ml/min/cm2 以上であり、前記外腔面カバーは
    該透水率が1000ml/min/cm2 以下である請
    求項1記載の脈管内ステント。
  3. 【請求項3】 前記内腔面カバーおよび前記外腔面カバ
    ーは該フィブリンの被覆されている外表面がさらにプラ
    スミンで処理されていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の脈管内ステント。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011512211A (ja) * 2008-02-22 2011-04-21 アカンディス ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー ステント及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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