JP2000139826A - 内視鏡の管路切換装置 - Google Patents
内視鏡の管路切換装置Info
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Abstract
食塩水等を臓器内に注入しながら内視鏡検査を行いつ
つ、必要に応じて吸引操作も容易に行うことができる内
視鏡の管路切換装置を提供すること。 【解決手段】外部接続管6が突設されたシリンダ4に着
脱自在に取り付けられる切換操作弁10に、外部の給水
タンク100に接続される第2の外部接続管20を設
け、シリンダ4に突設された外部接続管6には吸引チュ
ーブ201を接続したことにより、待機状態においては
チャンネル3に対して第2の外部接続管20だけが連通
してチャンネル3を通じて送水が行われ、切換操作弁1
0を操作することによりチャンネル3に対してシリンダ
4に突設された外部接続管6だけが連通して吸引が行わ
れる。
Description
開口するチャンネルを有する内視鏡の管路切換装置に関
する。
いては、生理食塩水等を臓器内に注入しながら内視鏡検
査を行う手技が用いられている。
内視鏡1を示しており、挿入部2の先端に開口するチャ
ンネル3の基端が接続されたシリンダ4が操作部5に配
置されている。
口して配置されており、その側面に一本の外部接続管6
が外方に向けて突設され、その外部接続管6とチャンネ
ル3との連通状態を切り換え操作するための切換操作弁
7が、シリンダ4に着脱自在に取り付けられている。8
は、チャンネル3に処置具を挿入するための挿入口に取
り付けられた鉗子栓である。
ように生理食塩水等を臓器内に注入しながら内視鏡検査
を行う場合には、生理食塩水が入れられた給水タンク1
00から降ろされた給水チューブ101を外部接続管6
に接続し、切換操作弁7は外部接続管6とチャンネル3
とを連通させる状態にする。
鏡のチャンネル3は送水チャンネルと吸引チャンネルを
兼用しており、一般的な内視鏡検査の場合には、外部接
続管6に吸引チューブを接続して必要に応じて吸引を行
う使用法がとられる。
がら内視鏡検査を行う際にも、体内の汚液等を吸引した
い場合が生じる。そのような場合、上述の従来の装置で
は、外部接続管6に接続されている給水チューブ101
を一時的に吸引チューブに付け替えて再び元に戻す作業
を行わなければならないので、取り扱いが非常に煩雑に
なってしまう。
各々独立して接続される二本の外部接続管をシリンダに
並べて突設し、切換操作弁を操作することによって、吸
引が行われる状態と生理食塩水が給水される状態とを切
り換えできるようにしたものがある(実開平1−650
04号)。
と、使い勝手はよくなるものの、汎用に用いられている
細径内視鏡を使用することができず、頻度の少ない使用
目的のために専用の内視鏡が必要になるので経済性が悪
くて実用性に欠ける。
視鏡を使用して、生理食塩水等を臓器内に注入しながら
内視鏡検査を行いつつ、必要に応じて吸引操作も容易に
行うことができる内視鏡の管路切換装置を提供すること
を目的とする。
め、本発明の内視鏡の管路切換装置は、内視鏡の挿入部
先端に開口するチャンネルの基端が接続されて外方に向
けて開口して操作部に配置されたシリンダの側面に一本
の外部接続管が突設され、上記外部接続管と上記チャン
ネルとの連通状態を切り換え操作するための切換操作弁
が上記シリンダに着脱自在に取り付けられた内視鏡の管
路切換装置において、外部の給水タンクに接続される第
2の外部接続管を上記切換操作弁に設けると共に、上記
シリンダに突設された外部接続管には吸引チューブを接
続し、待機状態においては上記チャンネルに対して上記
第2の外部接続管だけが連通して上記チャンネルを通じ
て送水が行われ、上記切換操作弁を操作することにより
上記チャンネルに対して上記シリンダに突設された外部
接続管だけが連通して上記チャンネルを通じて吸引が行
われるようにしたことを特徴とする。
れる状態と吸引が行われる状態との中間位置に上記切換
操作弁があるとき、上記チャンネルに対して上記二つの
外部接続管がいずれも連通しない状態になるようにして
もよい。
部接続管が上記チャンネルと連通していない状態のとき
は、上記シリンダの側面に突設された外部接続管を大気
と連通させるように上記切換操作弁が形成されていても
よい。
形態を説明する。図3において、内視鏡1は、図7を参
照して説明した汎用に用いられているものであり、挿入
部2、チャンネル3、シリンダ4、操作部5、外部接続
管6、及び鉗子栓8については、前述の説明の通りであ
る。そして、シリンダ4に着脱自在な切換操作弁10だ
けが付け替えられている。
とを分離した状態を示しており、有底のシリンダ4の底
面にチャンネル3の基端が開口接続され、シリンダ4の
側面に外部接続管6が開口接続されている。6aは、外
部接続管6の先端に取り付けられた接続口金である。
込まれるピストン体11が設けられていて、取り付け環
12に形成された係合ネジ12aを、シリンダ4の開口
口元の外周に形成された雄ネジ4aと係脱させることに
より、切換操作弁10をシリンダ4に対して固定/解除
することができる。
Cリング18で押さえつけられた状態に取り付けられて
おり、その支持盤13の内側にピストン体11の中間部
分が軸線方向に進退自在に嵌挿されている。
に、ピストン体11の中間部分の外周面には軸線方向に
四つの連通溝11aが形成されている。そして、ピスト
ン体11の外周には連通溝11aの両端近傍位置にシー
ル用のOリング11b,11cが装着されている。ま
た、ピストン体11の軸線位置には貫通孔11dが穿設
されている。
た操作釦座15には、軸線位置に貫通孔15aが穿設さ
れていて、ピストン体11内の貫通孔11dと真っ直ぐ
につながっている。そして、操作釦座15の側面には第
2の外部接続管20が突設されている。20aは、第2
の外部接続管20の先端に取り付けられた接続口金であ
る。
ゴム製の指あて部材16が装着されている。傘状に形成
された指あて部材16の軸状部分は、操作釦座15の貫
通孔15a内に緩く差し込まれた状態になっていて、貫
通孔15aの入口部分を閉塞しており、ピストン体11
の貫通孔11dと第2の外部接続管20とは連通してい
る。
縮コイルスプリング17が挟着されていて、自然状態に
おいては、支持盤13と取り付け環12に対してピスト
ン体11と操作釦座15とが一体となって前方(図にお
いて左方)に向けて付勢されている。
置は、使用時には、図3に示されるように、切換操作弁
10がシリンダ4に取り付けられて、吸引装置200か
ら延びた吸引チューブ201がシリンダ4から突設され
ている外部接続管6に接続され、給水タンク100から
降ろされた給水チューブ101が第2の外部接続管20
に接続される。
いない待機状態を示しており、この状態においては、ピ
ストン体11の先端に装着されたOリング11bが、シ
リンダ4の内周面に形成された括れ部4bの裏面に押し
付けられていて、外部接続管6とチャンネル3との間が
閉塞され、ピストン体11の外面に形成された連通溝1
1aを介して、外部接続管6が大気に連通している。
れ、チャンネル3にはピストン体11の貫通孔11d等
を介して第2の外部接続管20から生理食塩水が送り込
まれ、挿入部2の先端から臓器内に連続的に生理食塩水
が送水される。
材16を指先で軽く押すと、指あて部材16の先端部分
によってピストン体11の貫通孔11dが塞がれ、チャ
ンネル3に対して二つの外部接続管6,20が共に連通
しない状態になる。したがって、挿入部2の先端から生
理食塩水の送水も吸引も行われない。
材16を強く押してピストン体11をシリンダ4内に押
し込むと、ピストン体11の貫通孔11dが指あて部材
16の先端で塞がれた状態は変わらず、Oリング11b
がシリンダ4の括れ部4bから離れて、シリンダ4に突
設された外部接続管6がチャンネル3に連通する。
取り付けられたもう一個のOリング11cによって連通
溝11aと大気との間が閉塞された状態になり、チャン
ネル3を通じて挿入部2の先端から吸引が行われる。
たシリンダに着脱自在に取り付けられる切換操作弁に、
外部の給水タンクに接続される第2の外部接続管を設
け、シリンダに突設された外部接続管には吸引チューブ
を接続することにより、待機状態においてはチャンネル
に対して第2の外部接続管だけが連通してチャンネルを
通じて送水が行われ、切換操作弁を操作することにより
チャンネルに対してシリンダに突設された外部接続管だ
けが連通して吸引が行われる。
を使用して、切換操作弁を取り替えるだけで、生理食塩
水等を臓器内に注入しながら内視鏡検査を行いつつ、必
要に応じて吸引操作も容易に行うことができる。
シリンダから切換操作弁が取り外された状態の側面断面
図である。
図1におけるII−II断面図である。
れた内視鏡の全体構成を示す側面図である。
送水状態を示す側面断面図である。
送水も吸引も行われない状態を示す側面断面図である。
吸引状態を示す側面断面図である。
鏡の全体構成を示す側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】内視鏡の挿入部先端に開口するチャンネル
の基端が接続されて外方に向けて開口して操作部に配置
されたシリンダの側面に一本の外部接続管が突設され、
上記外部接続管と上記チャンネルとの連通状態を切り換
え操作するための切換操作弁が上記シリンダに着脱自在
に取り付けられた内視鏡の管路切換装置において、 外部の給水タンクに接続される第2の外部接続管を上記
切換操作弁に設けると共に、上記シリンダに突設された
外部接続管には吸引チューブを接続し、待機状態におい
ては上記チャンネルに対して上記第2の外部接続管だけ
が連通して上記チャンネルを通じて送水が行われ、上記
切換操作弁を操作することにより上記チャンネルに対し
て上記シリンダに突設された外部接続管だけが連通して
上記チャンネルを通じて吸引が行われるようにしたこと
を特徴とする内視鏡の管路切換装置。 - 【請求項2】上記チャンネルを通じて送水が行われる状
態と吸引が行われる状態との中間位置に上記切換操作弁
があるとき、上記チャンネルに対して上記二つの外部接
続管がいずれも連通しない状態になる請求項1記載の内
視鏡の管路切換装置。 - 【請求項3】上記シリンダの側面に突設された外部接続
管が上記チャンネルと連通していない状態のときは、上
記シリンダの側面に突設された外部接続管を大気と連通
させるように上記切換操作弁が形成されている請求項1
又は2記載の内視鏡の管路切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32628798A JP4223602B2 (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 内視鏡の管路切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32628798A JP4223602B2 (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 内視鏡の管路切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000139826A true JP2000139826A (ja) | 2000-05-23 |
JP4223602B2 JP4223602B2 (ja) | 2009-02-12 |
Family
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Family Applications (1)
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JP32628798A Expired - Fee Related JP4223602B2 (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 内視鏡の管路切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4223602B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020146231A (ja) * | 2019-03-13 | 2020-09-17 | テルモ株式会社 | 流路切替部材及び送液装置 |
-
1998
- 1998-11-17 JP JP32628798A patent/JP4223602B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020146231A (ja) * | 2019-03-13 | 2020-09-17 | テルモ株式会社 | 流路切替部材及び送液装置 |
JP7101136B2 (ja) | 2019-03-13 | 2022-07-14 | テルモ株式会社 | 流路切替部材及び送液装置 |
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JP4223602B2 (ja) | 2009-02-12 |
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