JP2000139358A - 冷凍デザート排出システム、冷凍デザートの排出方法、冷凍デザート排出システムで使用する収容器、並びに冷凍デザート排出システムに使用する排出手段 - Google Patents

冷凍デザート排出システム、冷凍デザートの排出方法、冷凍デザート排出システムで使用する収容器、並びに冷凍デザート排出システムに使用する排出手段

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JP2000139358A
JP2000139358A JP10309302A JP30930298A JP2000139358A JP 2000139358 A JP2000139358 A JP 2000139358A JP 10309302 A JP10309302 A JP 10309302A JP 30930298 A JP30930298 A JP 30930298A JP 2000139358 A JP2000139358 A JP 2000139358A
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container
frozen dessert
plunger
discharging
piston
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Andrew Michael Wells
マイケル ウェルズ,アンドリュー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 構造および操作が簡単で、個々の販売分量の
コントロールを確実に、しかも衛生的に行うことができ
る冷凍デザート排出システムを提供する。 【解決手段】 収容器は筒状の管体1に、第1端方向の
ノズルと、ノズルと第2端との間にピストンとを含む。
個々の分量の冷凍デザートは円筒管体1内のノズルとピ
ストンとの間に収容される。排出装置は縦軸に沿って往
復移動するプランジャ38と、プランジャ38を移動さ
せるドライブ手段34と、プランジャ38とピストン8
とがエンゲージした状態で収容器の第1端を支持するサ
ポート手段48とを含む。サポート手段48上に収容器
1を配置した状態で、個々の分量の冷凍デザートはドラ
イブ手段34を作動させることで排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えばアイスク
リーム、冷凍ヨーグルト、及びシャーベットなどの冷凍
デザートや冷凍菓子の排出システム、冷凍デザートの排
出方法、冷凍デザート排出システムで使用する収容器、
並びに冷凍デザート排出システムに使用する排出手段に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本願発
明のシステムは個々の分量の冷凍菓子を収容した複数の
収容器を利用するものであり、それら収容器から、例え
ば、客用の皿やウェハー製容器内に冷凍菓子を排出させ
る排出器を利用している。
【0003】商業的に、アイスクリームの個々の分量
は、アイスクリームをミックスして大きな塊として冷凍
状態で保存し、販売時にその一部を排出する装置で提供
される。あるいは、アイスクリームは、WO94/14333にお
いて説明されている排出システムのように、アイスクリ
ームで満たされている大型容器を排出器に収容し、そこ
から部分的に排出させる排出手段を使用して提供され
る。これらの排出システムは販売業者にとっても購買者
にとっても不都合なことがある。排出される個々の販売
分量のコントロールが不能であり、一定の時間内に準備
したアイスクリームの塊が売り切れなければ、塊全体が
だめになる。このようなアイスクリーム排出器は大型で
あって高価であり、通常は1種類のフレーバに限定され
る。
【0004】アイスクリームの個々の分量は大型冷凍容
器からスクープで直接的にすくって販売することもでき
る。客はフレーバの選択ができるが、この方法は時間が
かかり販売効率が悪い。この方法も個々の販売分量のコ
ントロールができず、一定の時間内に売り捌けなければ
塊全体がだめになる可能性がある。このアイスクリーム
販売方法は機械販売よりも衛生面で劣る。
【0005】アイスクリームは小分けした状態で販売す
ることもできる。この方法であれば分量的なコントロー
ルは可能であるが、体裁が味気なく、例えば、レストラ
ンのような高級な場所では不都合である。
【0006】アイスクリームの個々の分量の排出手段と
方法はWO94/13154にも説明されている。アイスクリーム
は個々の分量を収容した複数の収容器で供給される。そ
れら収容器は開口部から満たされ、その後に開口部は蓋
で閉じられる。収容器は、好適には半球形状であり、あ
るいは、円錐台形状であり、側壁が円形の底面方向に向
かって内側に傾斜したものである。必要であれば、収容
器は対応した形状のプランジャを含んだ排出ユニット内
に入れられる。そのプランジャが作動され、その収容器
を変形させるか、あるいはその蓋を変形させ、内容物は
排出口からその蓋または収容器内に排出される。
【0007】この排出システムにはいくつかの不都合が
ある。この冷凍デザート排出システムは複雑であり、か
つ該システムは高価である。収容器からアイスクリーム
を排出させるには約30から40psi程度の力が必要で
あり、手動操作には向かない。収容器は桶形状であり、
購買者は、収容器から排出されるアイスクリームではな
く、桶入りアイスクリームを購入すると勘違いする。こ
れら収容器の形状は収納を困難にしており、空間の利用
度を低くしている。これら収容器は内容物の収容をも困
難にしており、アイスクリーム内に空気が入る。さら
に、アイスクリーム排出口は小さいので、塊体が混入し
ていないアイスクリームだけを排出させる。その収容器
は排出過程で変形し、再利用ができない。収容器は予定
通りの形状で変形するとは限らず、操作に支障を来すこ
とがある。収容器から中身を完全に排出させることも困
難である。
【0008】本願発明の1つの目的は、前述の問題の少
なくとも一部を軽減させることができる冷凍デサート用
の排出システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明によれば、冷凍
デザート排出システムが提供される。このシステムは複
数の収容器と排出手段を含んでおり、各収容器は個々の
分量の冷凍デザートを収容している。この収容器は実質
的に円筒形でり、第1端と第2端とを有した円筒管体
と、その第1端方向のノズル手段と、そのノズル手段と
第2端との間に提供されたピストン手段とを含んでい
る。このピストン手段は円筒管体に沿ってスライド式に
移動し、冷凍デザートの個々の分量部分はそのノズル手
段とピストン手段の間で円筒管内に収容される。この排
出装置は縦軸に沿って往復移動するように提供されたプ
ランジャ手段と、そのプランジャ手段を駆動するドライ
ブ手段と、収容器の第1端を、プランジャとピストン手
段とがエンゲージした状態で支持するサポート手段とを
含んでいる。このサポート手段上に収容器が設置された
状態でドライブ手段を作動させると、冷凍デザートの個
々の分量が排出される。
【0010】この排出システムはアイスクリームの個々
の分量を容易に、しかもエレガントに排出させる。この
システムはフレーバの選択を許し、排出量のコントロー
ルを可能にし、衛生面を向上させ、さらに作業能率をア
ップさせる。
【0011】好適には、アイスクリームの個々の分量は
100mlから250mlの範囲であり、さらに好適に
は125mlから200mlの範囲である。
【0012】好適には収容器は取り外し式カバーで閉じ
られる。この取り外し式カバーは販売時まで収容器を閉
じており、汚染の機会を減少させる。
【0013】好適にはこの収容器は剛体であり、排出過
程で変形しないものである。好適にはこの収容器は高密
度ポリエチレン製である。
【0014】好適にはこの排出手段のドライブ手段はプ
ランジャとエンゲージするようにピボットピンに取り付
けられたアームを含んでいる。このピボットピンが回転
すると、アームはプランジャとエンゲージして駆動す
る。好適にはこのアームはプランジャに搭載されたホイ
ールとエンゲージする。好適には、このドライブ手段は
ピボットピンに搭載された操作ハンドルを含んでいる。
好適には、このプランジャの直径は収容器の円筒管の内
径よりも少々小さい。
【0015】本願発明のさらなる特徴によれば、排出手
段を使用して冷凍デザートの個々の分量を収容する収容
器から冷凍デザートを排出させる方法が提供される。こ
の収容器は第1端と第2端とを備えた実質的に円筒状で
ある円筒管体と、その第1端の方向のノズル手段と、そ
のノズル手段と第2端部との間に提供されたピストン手
段とを含んでいる。ピストン手段は円筒管体に沿ってス
ライドするように提供されており、冷凍デザートの個々
の分量は円筒管内でノズル手段とピストン手段との間に
収容される。この排出手段は縦軸に沿って往復移動する
ように搭載されたプランジャ手段と、プランジャ手段を
駆動させるドライブ手段と、プランジャをピストン手段
とエンゲージさせた状態で収容器を支持するサポート手
段とを含んでいる。この方法は、収容器をサポート手段
に配置するステップと、ドライブ手段を操作してプラン
ジャを作動させ、ピストンを円筒管体に沿って移動させ
るステップと、冷凍デザートをノズルから受け皿に排出
させるステップとを含んでいる。この受け皿はアイスク
リームコーンであっても、ガラスボウル等であってもよ
い。
【0016】本願発明のさらなる特徴によれば、冷凍デ
ザートの排出システムで使用する収容器が提供される。
この収容器は冷凍デザートの個々の分量を収容するもの
である。この収容器は実質的に円筒状であり、第1端と
第2端とを有したら円筒管体と、第1端に向かったノズ
ル手段と、ノズル手段と第2端との間に提供されたピス
トン手段とを備えており、ピストン手段は円筒管体に沿
って移動でき、デザートの個々の分量は円筒管体内のノ
ズルとピストン手段の間に収容される。
【0017】本願発明のさらなる特徴によれば、冷凍デ
ザートの排出システムのための排出手段が提供される。
この排出手段は、縦軸に沿って往復移動するように搭載
されたプランジャ手段と、プランジャを駆動するドライ
ブ手段と、プランジャ手段とエンゲージ状態で収容器を
支持するサポート手段とを含んでいる。
【0018】
【発明の実施の形態】本願発明の実施例を添付の図面を
基にして本願発明の説明のみを目的として以下で解説す
る。図1は本願発明の収容器の斜視図であり、図2はそ
の収容器の第1端面図であり、図3はその収容器の第2
端面図であり、図4は図2の収容器の端面のIV-IV線に
沿った断面図であり、図5はカバーが取り付けられた状
態の収容器の斜視図であり、図6は本願発明の排出器の
側断面図であり、図7はその排出器の正面断面図であ
り、図8はその排出器の詳細を示す平面図である。
【0019】図9はその排出器の斜視図であり、図10
はアームの側面図であり、図11はサポートベースの平
面図であり、図12は本願発明の収容器を設置した状態
の排出器の第2形態を示す側断面図であり、図13は収
容器を設置した状態の排出器の第2形態を示す正面断面
図である。
【0020】図1から図4にかけて図示するように、本
願発明のアイスクリーム収容器は第1端2と第2端3と
を備えた円筒管1で提供されている。略円錐形ノズル4
は円筒管1の第1端2を部分的に閉じている。円筒管1
はノズル4を超えて延びており、サポート部とエンゲー
ジするための端面部5を有している。図示のごとく端部
6の壁部はノズル4を越えて延びており、円筒管1の残
り部分よりも多少厚めに提供されており、端部6の強度
を高めている。ノズル4は図2にさらに詳細に図示され
ているよいに星形開口部7を含んでいる。これでアイス
クリームがノズル4から排出されるときに装飾的な形状
を提供し、皿やコーン内への提供を容易にするようにア
イスクリームをさらにフレキシブルにしている。
【0021】図4に示すように、ピストン8が円筒管1
の本体内でノズル4と第2端3との間に提供されてい
る。ピストン8は中空であり、円筒壁10と、中央に凸
状円錐部14を備えた第1円形面12と、第2環状面1
6とを有している。図3はこれら特徴を示す端面図であ
る。
【0022】別形態のピストンも利用が可能である。例
えば、図6と図7とに示すものがある。第1面は実質的
に円錐状である。環状の第2面の代わりに、ピストンは
前面の背面にリング17を含むことができる。
【0023】さらに、円筒管1を完全に空にするため
に、ピストンの周面にリップ体(図示せず)を提供する
こともできる。
【0024】これら円錐ノズルや円筒管は、例えば高密
度ポリエチレンであるプラスチック材料から一体部材と
して成形することが可能である。このピストンは円筒管
内に、ピストンとノズルとの間のスペースが、例えば1
25mlである所定の容積(アイスクリーム1回分)と
なるように配置される。この収容器はノズルを通してア
イスクリームで満たされ、冷凍される。このアイスクリ
ームは通常の“掬い取り”タイプのものである。アイス
クリームで満たされると、収容器の第1端2は図5に示
すように円筒管1の端面5に接着する取り外し式のフォ
イルカバー18で閉じられ、内部のアイスクリームを汚
染から保護する。
【0025】アイスクリームは、ピストン8をノズル4
の方向に円筒管1に沿って移動させることでノズル4を
通過させて収容器から排出される。図示のごときピスト
ンの形状によって、実質的に全部のアイスクリームが収
容器から排出される。この収容器は剛体であり、アイス
クリームの排出時に変形しない。厚い端部6は収容器を
さらに頑丈にしており、アイスクリームを排出させるた
めの下方の圧力に対して変形抵抗力を有する。円筒管1
は円筒状であるため、ピストンを移動させる押力は実質
的に均等である。
【0026】図6から図9にかけて図示するように、排
出装置20は上部21と下部22とで成る収容部を含ん
でいる。上部21は曲状フロントプレート24とトップ
プレート25及びボトムプレート26とを備えた2体の
垂直フラットサイド部23を含んでいる。2体のベアリ
ング部27と28が上部21内のトッププレート25上
とボトムプレート26上に提供されている。上部21に
はピボットピン30が提供されている。これはその軸周
囲を自由回転する。ハンドル32がそのピボットピン3
0に図示のごとく取り付けられており、収容部の片側の
外側で延びている。このピボットピン30の収容部内の
部分にはさらにアーム34が、ハンドル32に対して鋭
角に取り付けられている。ハンドル32とアーム34の
両方共、ピボットピン30の軸に対して垂直である。
【0027】図10に示すアーム34は下縁部35と上
縁部36とを有したプレート体で成る。上縁部36はス
トッパ37を含んでいる。これは、ハンドル32が上方
ポジションにあり、トッププレート25とエンゲージす
るときには水平ポジションとなる。
【0028】円筒プランジャ38は収容部内に垂直に搭
載され、その縦軸に沿って往復移動する。このプランジ
ャ38の直径は収容器1の内径よりも少々小さく、プラ
ンジャ38のベース部は実質的に円錐状である。ベアリ
ング27と28はプランジャ38を収容部内で移動させ
る。プランジャの上端部にはストッパシステム40が提
供されている。スプリングシステム42が提供されてお
り、プランジャ38を上方に押し付けている。このスプ
リングシステム42はストッパシステム40と上方ベア
リング27との間に提供されている。プランジャの中央
部にはスロット44が延びて提供されている。ホイール
46はスロット44内に搭載され、アーム34の下縁部
35を支持している。
【0029】収容部の下部22は図示のごとく上部より
も前方から後部にかけて狭くなっている。下部22のベ
ース部には水平サポートプレート48が取り付けられて
いる。さらに、図11に示されているサポートプレート
48はプランジャ38の軸と共軸関係にて、一部が欠損
した円形開口部49をその前方端に含んでいる。その開
口部49のエッジ周囲にはC形状のサポート面50が提
供されており、収容器の端面部5とエンゲージし、収容
器の軸をプランジャ38の軸と整合させた直立ポジショ
ンで収容器を支持する。キャップ52が収容部の上部2
1の上面に搭載され、そのドライブシステムを遮蔽して
いる。
【0030】本願発明の排出装置20は壁掛け用であっ
てもスタンド54搭載用であってもよい。
【0031】不使用時ポジションでは排出手段のハンド
ル32は垂直ポジションとなる。操作員はハンドル32
を手前側に引っ張り、ピボットピン32を手前側に回転
させる。アーム34はホイール46とエンゲージし、プ
ランジャ38を下方に移動させる。ハンドル32を手放
すと、スプリングシステム42がプランジャ38を上方
に移動させ、収容部内の元のポジションに戻す。
【0032】以下で本願発明の排出方法を説明する。
【0033】客は好みのフレーバを選択する。操作員は
冷蔵庫から選択されたフレーバの容器を取り出す。保護
フォイルカバーを外し、収容器を排出器のサポートベー
ス上に垂直に置く。アイスクリームコーン等の容器がア
イスクリーム収容器の下側で準備される。排出手段のハ
ンドルが手前側に引っ張られ、プランジャを収容器の方
向に押し下げる。プランジャはピストンとエンゲージし
てアイスクリームをノズルから排出させる。アイスクリ
ームの排出はハンドル操作で微妙にコントロールが可能
であり、操作員は望むようにアイスクリームを排出でき
る。個々の分量のアイスクリームが排出されたら、プラ
ンジャはハンドルを手放すことで元のポジションに戻
る。盛られたアイスクリームは客に手渡され、収容器は
取り出されて廃棄されるか、洗浄されて再使用される。
【0034】理解されようが、このアイスクリームの排
出装置は非常に構造が単純であり、保守と利用が非常に
容易である。この排出手段は手動操作が容易である。な
ぜなら、アイスクリームの排出にはたった8psiから9p
si程度の力を必要とするだけだからである。この収容器
は円筒管体であり、フリーザ内での収納性が高い。この
ような特殊な収容器の形状によって、客はアイスクリー
ムがその収容器から排出されなければ食べられないこと
を直ちに認識する。ノズルの開口部は十分に大きく、塊
体を含んだアイスクリームであっても簡単に排出させる
ことができる。この排出システムは異なるタイプのアイ
スクリームや異なるフレーバのアイスクリームを簡単
に、しかも美的に取り出させる。この排出システムは収
容器の挿入をするための分解を一切必要としない設計と
なっている。アイスクリーム収容器はプランジャの軸に
対して垂直に挿入するだけであり、排出手段のサポート
ベースに置くだけでよい。その後にプランジャを収容器
のピストンとエンゲージさせる。アイスクリームの排出
後には収容器は同様に簡単に取り出され、適当に処理さ
れる。このシステムは掬い取る形式のものより衛生的で
ある。なぜなら、販売時までアイスクリームは人手や空
気と接触せず、排出器もアイスクリームと接触しないか
らである。
【0035】この排出装置に多彩な改良を加えることが
できよう。例えば、図12と図13に示すようにカムシ
ステムの代わりに滑車システムを利用することが可能で
ある。収容部内で、コードラント56をピボットピン3
0に取り付ける。コード58をプランジャ38のトップ
部とコードラント56のベース部に取り付ける。コード
ラント56の周囲に溝を提供し、コードを収容する。ハ
ンドル32が引っ張られると、コードラント56は下方
に回転し、コード58を引っ張ってプランジャ38を下
方に動かす。スプリングシステム42はプランジャを垂
直上方に引っ張り構造を備えており、プランジャ38上
のストッパ59と下方ベアリング28との間にポジショ
ンされる。プランジャ38のベース部は円錐状ではなく
て平坦なものであってもよい。
【0036】さらに、収容器全体をプラスチックで製造
する代わりに、円筒管体をワックスカードボード製と
し、プラスチックノズルとピストンとを備えたものとす
ることもできる。
【0037】
【発明の効果】本発明の冷凍デザート排出システムは、
その構造が極めて簡単であり、従ってその価格も安価で
ある。またこのシステムによれば、操作が簡単で、個々
の販売分量のコントロールを確実に行うことができ、一
定の時間内に準備したアイスクリームの塊が売り切れな
ければ、塊全体がだめになるということもなく、しかも
大変に衛生面に分量を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本願発明の収容器の斜視図である。
【図2】 図2はその収容器の第1端面図である。
【図3】 図3はその収容器の第2端面図である。
【図4】 図4は図2の収容器の端面のIV-IV線に沿っ
た断面図である。
【図5】 図5はカバーが取り付けられた状態の収容器
の斜視図である。
【図6】 図6は本願発明の排出器の側断面図である。
【図7】 図7はその排出器の正面断面図である。
【図8】 図8はその排出器の詳細を示す平面図であ
る。
【図9】 図9はその排出器の斜視図である。
【図10】 図10はアームの側面図である。
【図11】 図11はサポートベースの平面図である。
【図12】 図12は本願発明の収容器を設置した状態
の排出器の第2形態を示す側断面図である。
【図13】 図13は収容器を設置した状態の排出器の
第2形態を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1・・・円筒管 4・・・ノズル 8・・・ピストン 25・・・トッププレート 30・・・ピボットピン 32・・・ハンドル 34・・・アーム 38・・・プランジャ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出手段を含んだ冷凍デザートの排出シ
    ステムであって、それぞれ個々の分量を収容した複数の
    収容器を利用するものであり、該収容器は第1端と第2
    端とを有した実質的に円筒状である管体と、該第1端に
    向かったノズル手段と、該ノズル手段と前記第2端との
    間に提供されたピストン手段とを含んでおり、該ピスト
    ン手段は前記円筒管体に沿ってスライドするように提供
    されており、前記の個々の分量の冷凍デザートは該円筒
    管体内で前記ノズル手段とピストン手段との間に収容さ
    れ、前記排出手段は、縦軸に沿って往復移動するように
    提供されたプランジャ手段と、該プランジャ手段を該縦
    軸に沿って移動させるドライブ手段と、該プランジャ手
    段と前記ピストン手段とがエンゲージした状態で前記収
    容器の第1端を支持するサポート手段とを含んでおり、
    該サポート手段上に前記収容器が搭載された状態で、前
    記ドライブ手段を作動させることで冷凍デザートの個々
    の分量が排出されることを特徴とする冷凍デザート排出
    システム。
  2. 【請求項2】 前記個々の分量は約100mlから25
    0mlの範囲であることを特徴とする請求項1記載の冷
    凍デザート排出システム。
  3. 【請求項3】 前記個々の分量は好適には約125ml
    から200mlの範囲であることを特徴とする請求項2
    記載の冷凍デザート排出システム。
  4. 【請求項4】 前記収容器の前記第1端は取り外しでき
    るカバーで閉じられていることを特徴とする前記いずれ
    かの請求項に記載の冷凍デザート排出システム。
  5. 【請求項5】 前記収容器は剛体であることを特徴とす
    る前記いずれかの請求項に記載の冷凍デザート排出シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記収容器は高密度ポリエチレン製であ
    ることを特徴とする請求項5記載の冷凍デザート排出シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記ドライブ手段はピボットピンに取り
    付けられ、前記プランジャ手段とエンゲージするように
    提供されたアームを含んでおり、該ピボットピンが回転
    すると該アームは該プランジャ手段とエンゲージして作
    動させることを特徴とする請求項1記載の冷凍デザート
    排出システム。
  8. 【請求項8】 前記アームは前記プランジャ手段上に搭
    載されたホイールとエンゲージすることを特徴とする請
    求項7記載の冷凍デザート排出システム。
  9. 【請求項9】 前記ドライブ手段は前記ピボットピンに
    搭載された操作ハンドルを含んでいることを特徴とする
    請求項7あるいは8に記載の冷凍デザート排出システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記プランジャ手段の直径は前記収容
    器の円筒管体の内径よりも多少小さいことを特徴とする
    請求項1記載の冷凍デザート排出システム。
  11. 【請求項11】 排出手段を使用して、個々の分量の冷
    凍デザートを収容した収容器から冷凍デザートを排出さ
    せる方法であって、該収容器は第1端と第2端とを有し
    た実質的に円筒状である管体と、該第1端に向かったノ
    ズル手段と、該ノズル手段と前記第2端との間に提供さ
    れたピストン手段とを含んでおり、該ピストン手段は前
    記円筒管体に沿ってスライドするように提供されてお
    り、前記の個々の分量の冷凍デザートは該円筒管体内で
    前記ノズル手段と前記ピストン手段との間に提供される
    ものであり、前記排出手段は、縦軸に沿って往復移動す
    るように搭載されたプランジャ手段と、該縦軸に沿って
    該プランジャ手段を移動させるドライブ手段と、該プラ
    ンジャ手段と前記ピストン手段とがエンゲージした状態
    で前記収容器を支持するサポート手段とを含んでおり、
    本方法は、冷凍デザートを収容した収容器を前記サポー
    ト手段上に配置するステップと、前記ドライブ手段を操
    作して前記プランジャ手段を作動させ、前記ピストン手
    段とエンゲージさせて前記円筒管体に沿って下方に押し
    下げるステップと、前記ノズル手段を介して前記冷凍デ
    ザートを客用容器に排出させるステップとを含んでいる
    ことを特徴とする冷凍デザートの排出方法。
  12. 【請求項12】 冷凍デザートの冷凍デザート排出シス
    テムで使用する収容器であって、個々の分量の冷凍デザ
    ートを収容するものであり、第1端と第2端とを有した
    実質的に円筒状である管体と、該第1端に向かったノズ
    ル手段と、該ノズル手段と前記第2端との間に提供され
    たピストン手段とを含んでおり、該ピストン手段は前記
    円筒管体に沿ってスライドするように提供されており、
    前記の個々の分量の冷凍デザートは該円筒管体内で前記
    ノズル手段と前記ピストン手段との間に提供されること
    を特徴とする収容器。
  13. 【請求項13】 前記個々の分量は約100mlから2
    50mlの範囲であることを特徴とする請求項12記載
    の収容器。
  14. 【請求項14】 前記個々の分量は好適には約125m
    lから200mlの範囲であることを特徴とする請求項
    13記載の収容器。
  15. 【請求項15】 前記収容器の前記第1端は取り外し式
    のカバーで閉じられていることを特徴とする請求項12
    から14のいずれかに記載の収容器。
  16. 【請求項16】 前記収容器は剛体であることを特徴と
    する請求項12から15のいずれかに記載の収容器。
  17. 【請求項17】 前記収容器は高密度ポリエチレンで製
    造されていることを特徴とする請求項16記載の収容
    器。
  18. 【請求項18】 冷凍デザートの冷凍デザート排出シス
    テムに使用する排出手段であって、縦軸に沿って往復移
    動するように提供されたプランジャ手段と、該縦軸に沿
    って該プランジャを移動させるドライブ手段と、該プラ
    ンジャ手段とエンゲージして冷凍デザートを収容した収
    容器を支持するサポート手段とを含んでいることを特徴
    とする排出手段。
  19. 【請求項19】 前記ドライブ手段は前記プランジャ手
    段とエンゲージするようにピボットピンに取り付けられ
    たアームを含んでおり、該ピボットピンが回転すると該
    アームは前記プランジャ手段とエンゲージすることを特
    徴とする請求項18記載の排出手段。
  20. 【請求項20】 前記アームは前記プランジャ手段上に
    搭載されたホイールとエンゲージすることを特徴とする
    請求項19記載の排出手段。
  21. 【請求項21】 前記ドライブ手段は前記ピボットピン
    上に搭載された操作ハンドルを含んでいることを特徴と
    する請求項19あるいは20に記載の排出手段。
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