JP2000138192A - 半導体ウエハ基板の再生法および半導体ウエハ基板再生用研磨液 - Google Patents

半導体ウエハ基板の再生法および半導体ウエハ基板再生用研磨液

Info

Publication number
JP2000138192A
JP2000138192A JP11238801A JP23880199A JP2000138192A JP 2000138192 A JP2000138192 A JP 2000138192A JP 11238801 A JP11238801 A JP 11238801A JP 23880199 A JP23880199 A JP 23880199A JP 2000138192 A JP2000138192 A JP 2000138192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
polishing
polishing liquid
particle diameter
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11238801A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3668647B2 (ja
Inventor
Nobuhiro Hara
宣宏 原
Tetsuo Suzuki
哲雄 鈴木
Satoru Takada
悟 高田
Hidetoshi Inoue
秀敏 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Kobe Precision Inc
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Kobe Precision Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd, Kobe Precision Inc filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP23880199A priority Critical patent/JP3668647B2/ja
Publication of JP2000138192A publication Critical patent/JP2000138192A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3668647B2 publication Critical patent/JP3668647B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済みの半導体ウエハ基板を再生する際
に、該ウエハ基板の厚さ減少量を最小限に抑えて再生回
数を通常の2倍以上に増大することのできる再生法を提
供すること。 【解決手段】 金属膜と絶縁膜を含む表面被膜層を有す
る半導体ウエハ基板を再生する方法で、下記工程を含む
ところに特徴を有している。1)化学エッチング剤を使用
し、前記ウエハ基板材自体を実質的に溶解しない様に前
記金属膜の全てと絶縁膜の少なくとも一部を除去する化
学エッチング工程、2)化学エッチングに引き続き、残留
する絶縁膜および基板材表面の変質層を除去する化学機
械研磨工程、および3)上記化学機械研磨工程に引き続
き、前記基板の少なくとも一方の面を仕上げ研磨する工
程を含むことを特徴とする半導体ウエハ基板の再生法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウエハ基板を
再生する方法に関し、より詳細には、使用済み半導体ウ
エハ基板から、半導体回路部品の製造に使用されるプラ
イムウエハとほぼ同等の品質を有するウエハ基板を得る
ことのできる再生法に関するものであり、特に、使用済
みウエハ再生時におけるウエハ基板の厚さ減少量を可及
的に抑え、ウエハ基板としての再生回数を通常の2倍以
上に増大することのできる再生法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程では、プライム級ウエハ
とテスト級ウエハとの2階級品質の単結晶シリコンウエ
ハが使用される。前者は実際の半導体製品を製造するた
めに使用され、後者は製造工程が十分に満足し得るもの
であるかどうかを確認するために使用されるもので、プ
ライム級ウエハの品質基準はテスト級ウエハよりも高
い。半導体メーカーでは、プライム級ウエハ並みの品質
を有するテスト級ウエハが好まれるため、標準品質のテ
スト級ウエハよりも高価格で販売される。典型的な使用
済み半導体ウエハは、半導体成分が表(おもて)面に注
入および/または拡散されたシリコンウエハであり、導
体や絶縁材からなる層がウエハの注入または拡散された
面の上に形成される。
【0003】ここで、”表面層”とは元々のウエハで注
入および/または拡散された部分と、元々のウエハ表面
上に形成または成膜された層を指す。
【0004】ウエハ基板の再生に当たっては、上記表面
層と、注入または拡散されたウエハ表面直下部が除去さ
れるが、再生サービスを行う企業に送られる使用済みウ
エハは、様々の材料から作られた種々の表面および表面
直下の構造を有している。例えば、ある種のウエハはフ
ィルム厚さを測定するために使用されたもので、表面上
に数層の膜を有しており、他のウエハは、製造工程で不
良品として抜き出されたもので、一枚毎に異なった膜構
造、膜素材の組み合わせ或いは注入元素を有している。
【0005】ところで使用済み半導体ウエハからウエハ
基板を再生する方法としては、従来より幾つかの方法が
知られているが、後述する従来の方法では、再生時にお
けるウエハ基板の表層部の除去量が多いため、ウエハ当
たり1〜2回しか再生できないという問題があった。
【0006】従来法の中で現在最も汎用されているのは
化学エッチング法であり、例えば特開昭51−1966
号公報には、表面層を有するウエハ基板に対し、有機材
料を取り除くための硫酸、金属材料を取り除くための塩
化水素酸や硝酸、及び酸化物や窒化物を取り除くための
フッ化水素酸等を含むエッチング浴に浸す方法が記述さ
れており、エッチング速度としては毎分12μm程度が
望ましいとされている。またシリコンウエハの再生用エ
ッチング液としては、大部分の膜や注入元素を除去でき
るという理由から、硝酸(NHO3)とフッ酸(HF)
の混合物を用いることが多い。
【0007】次にウエハの再生は、基本的にはラッピン
グ(機械的な研磨)によっても行うことができる。この
方法によれば、化学エッチングと違ってウエハ上の様々
な材料を表面層の構造やパターン、材質に関わりなく単
一の工程で除去できる。ラッピングを行う場合、回転す
る金属定盤に試料を押し付け、試料表面と定盤との間に
研磨液が供給される。両面ラッピングを行う場合は、互
いに逆方向に回転する一組の対向する金属定盤間でウエ
ハを押さえ付け、回転する金属定盤(大抵の場合は鋳鉄
定盤)で砥粒に運動を与えることにより、砥粒がウエハ
表面に衝突してウエハ表面直下に微小な破砕力を作用さ
せ、ウエハ表面から材料を除去する。
【0008】さらに、ラッピング法でサブサーフェスダ
メージを減少させる方法として、特開平9−17198
1号公報には、基板表面に形成された表面層を除去する
半導体ウエハの再生法であって、砥粒を含む研磨液を用
いると共に、回転するパッドを該半導体ウエハに圧接さ
せて軽度の研磨力を作用させることにより、上記表面層
に軽度のマイクロクラックを導入しつつ該表面層を除去
する工程と、基板表面を化学的にエッチングする工程を
組み合わせた再生法が開示されている。
【0009】次にポリシング法についてであるが、この
方法を片面ポリシングを例にとって説明すると、試料表
面を回転するパッドに押し付け、砥粒を含む研磨液をパ
ッドと試料表面間に供給することによって表面の材料除
去を行なう方式である。両面ポリシングの場合は、互い
に逆方向に回転する一組のパッド間にウエハを挟み、そ
の間に微小粒径の砥粒を供給することによって試料表面
を砥粒で極微小量除去するもので、砥粒による材料の除
去単位が非常に小さいため、上記ラッピング法に比べて
サブサーフェスダメージは著しく抑えられる。
【0010】実際のポリシングに当たっては、様々の薬
品を研磨液に添加することでメカノケミカルポリシング
(mechanochemical polishing;化学機械研磨)を採用
することが多い。薬品としては、ポリンシングされる試
料表面の原子間結合を断ち切ったり弱めたりする薬剤が
選ばれ、砥粒が表面の材料を拭い取る作用を強める働き
をする。シリコンウエハのポリシングでは通常片面ポリ
シングが採用され、水酸化カリウム(KOH)や水酸化
アンモニウム(NH4OH)、有機アミンと共に、砥粒
として1μm以下の微細なコロイダルシリカが使用され
る。
【0011】砥粒加工学会誌、Vol.40,No.1,p19(1996
年)には、シリコンの加工に適した砥粒を求めてアルミ
ナ、チタニア、ジルコニア、セリア、シリカ等あらゆる
砥粒種を検討した例が示されているが、シリカ以外の砥
粒加工ではOSF(Oxidation Induced Stacking Fault)
を生じることが明らかにされている。アルカリ性コロイ
ダルシリカがシリコンウエハの研磨に特異的に適してい
る理由については様々な見解がなされている。基本的に
は、シリカ微粒子による機械的な除去作用とアルカリ成
分による化学エッチング作用の組み合わせによる化学機
械研磨が、この様な特異な研磨特性を実現していると考
えられているものの、その詳細は必ずしも明確になって
いない。ポリシングの目的は、ラッピング工程で生じた
サブサーフェスダメージを除去し、表面を滑らかにして
鏡面を得ることにある。
【0012】化学機械研磨法でも、ウエハ表面の様々の
膜を除去することができる。最近における半導体デバイ
スの製造では、膜構造を多層にする手法が普及しつつあ
るが、膜構造を多層にするにつれて膜表面に高低差が生
じ、デバイスのパターンを露光する際に焦点ずれが生じ
易くなるため、多層膜配線においては膜表面を平坦化す
る工程を追加することが多く、この平坦化工程として化
学機械研磨が採用される。デバイス平坦化工程における
化学機械研磨の目的は、特定の膜材料のみを効率よく除
去して膜表面の平坦性を高める点にある。これを実現す
るための化学機械研磨としては、全ての膜材質を除去す
るのではなく特定の膜材質のみを他の膜材質より効率的
に除去することが求められており、いわゆる膜材質除去
の”選択性”を高める方向で開発が進められている。
【0013】例えば、アルミ配線層を平坦化する場合
は、絶縁層となる酸化珪素等を極力除去しない様、研磨
液として酸化アルミニウム砥粒に過酸化水素や硝酸鉄等
を添加した酸性研磨液が使用される。他方、酸化珪素等
の絶縁層を平坦化する場合は、金属配線層等を極力除去
しない様、研磨液として酸化珪素(ヒュームドシリカ)
砥粒に水酸化カリウム(KOH)や水酸化アンモニウム
(NH4OH)、有機アミン等を添加したアルカリ性研
磨液が使用される。
【0014】しかし、上記化学エッチング法の場合、比
較的小径のウエハを再生する場合は、ウエハ表面の膜が
比較的単純であることもあって、エッチング面を比較的
簡単且つ均一に再生できるが、大径ウエハでは、表面の
膜の並び方や材質が複雑であるため表面を均一に再生す
ることは難しくなる。多層膜に対する均一な化学エッチ
ングが非常に難しいのは、各層の膜材質に応じて夫々異
なったエッチング液が必要となるためであり、特定のウ
エハに対して設定されたエッチング手法では、膜順や膜
質の異なるウエハの再生には適用できない。
【0015】更に各層がパターン付きである場合、ある
特定の層における特定部分の除去速度(エッチング速
度)が他の場所とは異なるため、最下層の表面は不規則
な形状にならざるを得ない。例えばタングステンシリサ
イド(WSi)は、化学エッチング法による除去が非常
に困難な材料である。
【0016】硝酸(HNO3)とフッ酸(HF)の混合
液を使用すれば、大部分の膜や注入元素を除去すること
ができるので、複雑な膜構造や膜質を有する表面層の除
去に有効であるが、基板であるシリコンウエハも急速且
つ不均一にエッチングを受ける。これは、拡散がシリコ
ンと酸混合物との反応を支配するためであり、拡散が不
十分であればエッチング面は不均一となる。実際のとこ
ろ、酸は拡散によって置き換わるよりも早く消費される
ため、ウエハ径が大きくなると、ウエハ外周側から拡散
してくる酸はウエハ中心部に到達する前になくなってし
まう。そのため、中心部のエッチング速度が周辺部に比
べて遅くなり、再生ウエハの中心部は外周側に比べて厚
くなり易いという問題があった。
【0017】そのため使用済みシリコンウエハの再生に
酸を使用すると、エッチング後の表面の不均一さは一層
拡大されることになる。酸化膜や窒化膜を含めた大抵の
材料は、シリコンよりもエッチング速度が小さい。
【0018】使用済みシリコンウエハを酸混合物に浸漬
すると、外周部がまず除去され、次いで中心部が除去さ
れる。シリコン基板は、このエッチング液に晒されると
急速にエッチングされるため、再生ウエハの外周側は中
心部に比べて薄くなる。こうしたエッチング速度の不均
一による板厚偏差は、8インチウエハの場合で20〜4
0μmにも達するため、均一な板厚という顧客の要望を
満たし得なくなる。
【0019】またラッピング法に関しては、定盤に硬い
金属を使用するとウエハ表面下に深いサブサーフェスダ
メージを生じるという問題がある。半導体ウエハにとっ
て該サブサーフェスダメージが最終再生品にまで残る
と、ごみや汚染の原因となって品質上大きな欠陥とな
る。そこで、ウエハ表面からマイクロクラックを除去し
て良好な表面性状を確保するため、ラッピング処理後に
化学エッチングやポリシングが必要となる。この工程で
除去される量は、最も深いマイクロクラックの深さで決
まるため、たとえラッピング時の除去量を小さく抑えた
としても、最終的な板厚減少量は非常に大きくなり、1
枚のウエハ当たりの再生回数が減少してくるという問題
が生じてくる。また、金属定盤に替えてパッドを用いた
場合でも、マイクロクラックを皆無にすることはできな
いため、板厚除去量が大きくなるという問題を生じる。
従って、再生工程における板厚減少量を最小限に抑える
ことのできる技術の確立が望まれている。
【0020】化学機械研磨でシリコンウエハ上の膜を除
去できれば、加工後のウエハ表面は鏡面になり、新規ウ
エハ研磨の粗研磨終了後にほぼ対応した研磨面を実現で
きる。そのため、後工程の負担を大幅に低減でき、工程
の簡略化に伴うコスト低減が期待できる。この場合、半
導体製造工程での平坦化とは異なり、対象となる膜種を
特定できないこと、また膜との境界面近傍の変質層を取
り除くために、シリコンウエハ自体もある程度研磨する
必要があること等から、膜とウエハの両者に対して効果
的な汎用性の高い研磨液が求められる。
【0021】しかしながら、従来知られている研磨液
は、ある特定の材料に対して効果的となる様に砥粒の選
定や添加剤の配合設計がなされているため、多種類の材
料に対して同じ様に効率よく研磨する用途には不適であ
る。例えば、シリコンウエハ用の研磨液であるアルカリ
性コロイダルシリカは、前述の様にシリコン自体の研磨
には適した特性を有しているものの、酸化膜や窒化膜に
対しては効果的でない。また、酸化セリウムは、シリコ
ンの酸化膜や窒化膜を効果的に研磨できるものの、シリ
コンウエハの研磨には適さないという様に、多種類の材
料に適用できる研磨液はなかった。
【0022】再生工程における化学機械研磨では、単一
の研磨液で全ての膜種に適応することが困難であるた
め、複数種類の膜構造を有する表面層の除去には適用で
きず、表面層除去後に最終仕上げ表面を得るために使用
されるのみであった。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の様な問
題点に着目してなされたものであり、その目的は、半導
体ウエハ基板の再生工程で、ウエハ基板の板厚減少量を
最小限に抑え、ウエハ基板としての再生使用回数を増大
することのできる再生法を提供することである。
【0024】また本発明の他の目的は、シリコンウエハ
およびウエハ上に形成されたシリコン膜、シリコン酸化
膜、シリコン窒化膜などの非金属膜を効率よく研磨、除
去することができ、膜除去後のウエハ表面を平滑な鏡面
にできる研磨液を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成し得た本
発明に係る再生法とは、金属膜と絶縁膜を含む表面被膜
層を有する半導体ウエハ基板を再生する方法であって、
下記工程を含むところに要旨を有している。
【0026】1)化学エッチング剤を使用し、前記ウエハ
基板材自体を実質的に溶解しない様に前記金属膜の全て
と絶縁膜の少なくとも一部を除去する化学エッチング工
程、2)化学エッチングに引き続き、残留する絶縁膜およ
び基板材表面の変質層を除去する化学機械研磨工程、お
よび3)上記化学機械研磨工程に引き続き、前記基板の少
なくとも一方の面を仕上げ研磨する工程。
【0027】この再生法を採用することにより、半導体
ウエハ基板の再生回数を大幅に増大できると共に、再生
時におけるウエハ基板の総板厚減少量を20μm程度以
下に抑えることができる。
【0028】上記化学エッチングに使用される好ましい
エッチング剤としては、リン酸系、硫酸系、フッ化水素
酸系、フッ硝酸系および塩酸硝酸系のエッチング剤が挙
げられ、これらは単独で使用し得るほか、必要により2
種以上を混合しあるいは順次組み合わせて使用すること
ができる。
【0029】また化学機械研磨には、酸化アルミニウ
ム、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化珪素のうち
少なくとも1種を含む砥粒またはゾルを含み、pHが8
〜12のものを使用することが好ましい。該砥粒として
は、平均一次粒子径が2μm以下のものを使用し、研磨
液中の砥粒の含有量は1重量%以上とするのがよい。ま
たより好ましくは、一次粒子径が30〜1000nmで
結晶子サイズが10nm以上である単斜晶酸化ジルコニ
ウム2〜20重量%含むpH9〜12のもの、もしく
は、一次粒子径が2000nm以下、より好ましくは1
000nm以下で、平均粒子径が30〜5000nmで
ある酸化セリウムを1〜20重量%含有すると共に珪酸
成分を含むpH9〜12のものが好適である。
【0030】また該研磨液に、水酸化アルカリ、炭酸ア
ルカリ、水溶性珪酸アルカリ、アンモニア、ヒドラジ
ン、アルキルアンモニウムハイドロオキサイド、有機ア
ミンおよびアルカノールアミンから選ばれる少なくとも
1種を適量含有させれば、研磨効率を一段と高めること
ができるので好ましい。
【0031】該化学機械研磨を行うに当たっては、パッ
ドを両面に貼付した一対の定盤間にウエハ基板を保持
し、再生すべきウエハ基板の両面を同時に研磨する方法
を採用すると、表裏面を同時に効率よく化学機械研磨す
ることができるので有利である。
【0032】本発明の上記好ましい実施形態を採用すれ
ば、再生時におけるウエハ基板の総板厚減少量は20μ
m以下に抑えられ、ウエハ基板としての再生回数を一層
増大させることができる。
【0033】更に、本発明にかかる半導体ウエハ基板再
生用研磨液は、 ・一次粒子径が30〜1000nmで結晶子サイズが1
0nm以上である単斜結晶ジルコニウムを2〜20重量
%含み、pHが9〜12の研磨液、または、 ・一次粒子径が2000nm以下、好ましくは1000
nm以下で平均粒子径が30〜5000nmである酸化
セリウムを1〜20重量%含むと共に珪酸成分を含有
し、pHが9〜12の研磨液であり、これらの研磨液に
おいて、アルカリ成分として水酸化アルカリ、炭酸アル
カリ、水溶性珪酸アルカリ、アンモニア、ヒドラジン、
アルキルアンモニウムハイドロオキサイド、有機アミ
ン、アルカノールアミンから選ばれる1種あるいは2種
以上を含むものは、より好ましい研磨液として推奨され
る。
【0034】そして、この様な研磨液を使用することに
より、半導体ウエハ基板としての再生回数をより一層増
大させ得ると共に、再生時におけるウエハ基板の総板厚
減少量を20μm以下に抑えることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、シリコン半導体ウエハ基板
の再生を主体にして本発明を詳細に説明するが、本発明
は勿論これに制限されるわけではなく、例えばガリウム
−砒素、サファイア、GGG、インジウム−リンといっ
た他の材料からなるウエハの再生にも有効に活用でき
る。
【0036】本発明の好適な実施形態にかかる再生法に
おいて、シリコン半導体ウエハ基板を再生する際の工程
を概略的に示すと、次の通りである。
【0037】a)金属膜と絶縁膜を含む表面被覆層を有す
る使用済みウエハ基板材を、化学エッチング液に浸し、
前記ウエハ基板材自体を実質的に溶解しない様に前記金
属膜の全てと絶縁膜の一部あるいは全部を除去する化学
エッチング工程; b)上記工程の後、ウエハ基板の表面に残留した被膜およ
び基板表面の変質層を含む化学機械研磨により除去する
工程;そして、 c)ウエハ基板の表(おもて)面および裏面のうち少なく
とも一方の面をポリシングする工程。
【0038】ここで、「ウエハ基板自体を実質的に溶解
しない」とは、金属膜と絶縁膜を含む表面被覆層を有す
るウエハ基板材において、前記金属膜と絶縁膜の少なく
とも一部を除去し、かつウエハ基板の除去厚さを1μm
以下とするものである。
【0039】図1は、再生前の使用済みウエハの部分拡
大断面図、図2はエッチングにより表面層被膜を除去し
た後の部分拡大断面図である。
【0040】ウエハ基板1の表(おもて)面には、注入
層2や絶縁膜3、金属配線膜4などが1層または複数層
形成されている。
【0041】上記化学エッチングに使用される好ましい
エッチング剤としては、リン酸系、硫酸系、フッ化水素
酸系、フッ硝酸系および塩酸硝酸系のエッチング剤が挙
げられ、これらは単独で使用し得る他、必要により2種
以上を混合し或いは順次組合わせて使用することができ
る。リン酸系、硫酸系、フッ化水素酸系、塩酸硝酸系の
エッチング剤は高濃度でもシリコンを溶解することがな
く、またフッ硝酸系のエッチング液はシリコンを溶解す
るが、水で希釈することで、シリコン自体を実質的に溶
解しない(1μm以内の板厚減少量)条件で金属膜を効
率よく除去することが可能となる。
【0042】例えば、フッ硝酸系エッチング液を使用す
ると、Si基板自体も溶解するが、その濃度組成を調整
し、例えば硝酸(69%):フッ化水素酸(49%):
水=1:1:5(体積比)とすると、使用済みウエハを
常温で10分間浸漬するだけで、アルミニウムやタング
ステンなどの金属配線膜のみならず、酸化珪素や窒化珪
素などの絶縁膜の一部も除去できるが、水の割合が少な
い場合に比べてエッチング力が弱まるため、一部の硬質
窒化膜や酸化膜等の絶縁膜が残留する。硬質窒化膜の例
としては、高温で化学蒸着(CVD)された窒化膜等が
挙げられる。また、表面被膜が除去された後に露出した
ウエハ基板材も一部除去されるが、このエッチング液で
は、常温において10分間エッチングしてもウエハ基板
の板厚減少量は1μm以下であり、該濃度組成のエッチ
ング液による基板平坦度の悪化は実用上問題にならな
い。
【0043】あるいは、例えばペルオキソ2硫酸ナトリ
ウムの25%水溶液と濃硫酸(96%)を体積比1:1
で混合したエッチング液を100℃に加熱し、これにウ
エハ基板を10分間浸してから水洗し、更にフッ酸(4
9%):水=1:1(体積比)のエッチング液に10分間
浸すと、アルミニウムやタングステンなどの金属膜と酸
化珪素主体の絶縁膜をほぼ完全に除去することができ
る。これらのエッチング液でSiウエハ基板を処理した
場合、エッチングによる板厚減少量は0.05μm程度
である。
【0044】エッチング液の配合組成は上記例に限定さ
れることはなく、金属膜と絶縁膜を含む表面被覆層を有
するウエハ基板において、前記金属膜と絶縁膜の少なく
とも一部を除去し、更にウエハ基板の板厚減少量が1μ
m以下である限り他の組成のエッチング液を使用するこ
とも勿論可能である。
【0045】次に、エッチング後のウエハ基板(図2)
を化学機械研磨する。化学機械研磨後のウエハ基板を図
3に示す。ウエハ基板上に形成される被膜は、半導体回
路が形成される表(おもて)面のみでなく裏面まで及ん
でいる場合が多いため、化学機械研磨はウエハ基板の両
面共に行うことが望ましい。化学機械研磨法としては、
市販の片面または両面研磨機のいずれを用いてもよい。
片面研磨機を用いる場合は、ウエハ基板を片面ずつセラ
ミックスプレートに貼り付けるか、またはバキュームチ
ャックによって吸引保持し、またはテンプレートに保持
し、回転するパッドに押し付けて研磨液を流しながら研
磨を行う。両面研磨機を用いる場合には、ウエハ基板を
キャリアに保持し、対向して回転する一対のパッド間に
挟み、研磨液を流して両面を同時に研磨する。ウエハ基
板は、前述の如く両面を研磨することが望ましいので、
実施にあたっては両面研磨機を用いるのがよい。また、
上記化学機械研磨時の好ましい圧力は80gf/cm2
上である。
【0046】パッドとして好ましく使用されるのは、ポ
リウレタンまたは不織布を樹脂で固めたもので、硬さが
ASTMのタイプDで20以上、70以下のものであ
る。またこの工程で除去すべき被膜は、前記エッチング
工程で除去されなかった膜のみで金属膜は既に存在せ
ず、酸化膜や窒化膜などの絶縁膜のみであるから、これ
ら絶縁膜および不純物拡散層を含むウエハ基板材をほぼ
同様の速度で研磨できる研磨液を使用する。
【0047】研磨液としては、砥粒の平均一次粒子径が
2μm以下であり、材質として酸化アルミニウム、酸化
ジルコニウム、酸化セリウム、酸化珪素のいずれかから
選ばれる砥粒またはゾルが好ましく使用される。これら
の微細砥粒とパッドの組み合わせにより、前述した純粋
な機械研磨であるラッピングとは異なり、砥粒による機
械的な除去作用と、砥粒と被膜およびウエハ基板材に対
する化学的除去作用との複合により、ウエハ基板表面層
を効率よく除去することができる。より好ましくは、平
均一次粒子径が1μm以下の酸化ジルコニウムまたは酸
化セリウム砥粒(またはゾル)を使用すると、研磨後の
表面にスクラッチを生じることがなく、残留被膜の除去
効率が高められると共に、汚染されたウエハ基板材表面
の除去効率も高められる。
【0048】更に好ましくは、一次粒子径が30〜10
00nmで結晶子サイズが10nm以上である単斜晶酸
化ジルコニウム、または一次粒子径が2000nm以
下、好ましくは1000nm以下で平均粒子径が30〜
5000nmである酸化セリウムを用いることで、研磨
後の表面にスクラッチがなく、残留する被膜の除去効率
が高い上に、ウエハ基板の除去効率も更に良好となる。
また、研磨液のpHは9〜12の範囲が望ましい。この
pH範囲は、研磨を効率よく行なえるだけでなく、酸化
ジルコニウム微粒子を再凝集させることなく安定に分散
できる。勿論、安定な分散を実現するために、適切な界
面活性剤や表面修飾剤を使用することも有効である。
【0049】一般に、粒子は一次粒子と呼ばれる基本粒
子が凝集した形態で存在しており、この凝集した砥粒粒
子の平均径を平均粒子径と定義する。
【0050】また、該研磨液にアルカリ成分を加える
と、化学的除去作用を更に高めることができるので好ま
しい。アルカリ成分の種類は特に限定されないが、好ま
しいアルカリ成分としては、水酸化アルカリ、炭酸アル
カリ、水溶性珪酸アルカリ、アンモニア、ヒドラジン、
アルキルアンモニウムハイドロオキサイド、有機アミ
ン、アルカノールアミンから選ばれる1種あるいは2種
以上を含むものである。研磨液中の砥粒含有量は1重量
%以上が望ましく、研磨効率を高める上でより好ましい
のは5重量%以上である。
【0051】酸化ジルコニウムは、およそ1000℃を
境に低温型の単斜晶系と高温型の正方晶系との間で可逆
的な転移を起こすことが知られている。この相転移は、
微量不純物の影響を受け易く、転移温度が変化する。酸
化カルシウム、酸化マグネシウムあるいは希土類酸化物
を数%含む場合、相転移を起こさなくなり、正方晶が安
定構造となることが知られている。この様に微量の不純
物の添加により正方晶が安定構造となった酸化ジルコニ
ウムは、安定化ジルコニアと呼ばれる。発明者らが酸化
ジルコニウムの結晶系と結晶子サイズが研磨特性に与え
る影響を調べた結果、結晶子サイズが10nm以上であ
る単斜晶系に属するものが、化学機械研磨に適している
ことを見出した。ここで、結晶子サイズは、粉末X線回
折を用いSherrerの方法によって求めた。結晶子サイズ
が10nm以上の微粒子を得るためには、一次粒子径と
して30nm程度が最低必要である。
【0052】酸化ジルコニウムの微粒子は、天然のバッ
デリ石を破砕、分級したものでもよく、或いはオキシ塩
化ジルコニウムやオキシ硝酸ジルコニウムなどのジルコ
ニウム塩水溶液をpH調整した後、高温雰囲気中に噴霧
して合成したものでもよい。また、ジルコニウム塩水溶
液からpH調整により水酸化ジルコニウムの沈殿を生成
させ、それを空気雰囲気中で焼成して得た酸化ジルコニ
ウムを破砕、分級したものでもよい。ジルコニウム塩水
溶液から酸化ジルコニウムを合成する場合、結晶性の高
い粒子を得るためには、熱処理温度として1000℃以
上、好ましくは1100℃以上が必要である。一般に、
熱処理温度が高いほど結晶性がよくなり、結晶子サイズ
は大きくなる。三方晶系への転移点は1900℃である
ので、原理的にはこの温度が処理温度の上限となるが、
むしろ経済的、操業技術的理由から、これより低い温度
に設定される。
【0053】なお、コロイダルシリカ等の水性金属酸化
物ゾルの合成法として一般的に知られている、金属塩水
溶液を適切なpHと温度の下で脱水重合させる方法で作
られた所謂水性ジルコニアゾルは、結晶性が低いため本
発明には適さない。
【0054】酸化セリウム砥粒は、通常モナザイト、バ
ストネサイトなどの希土類酸化物を含有する天然鉱物を
焼成、粉砕、分級することによって得られる。バストネ
サイト系砥粒の場合は、酸化セリウム含量は約50重量
%である。また合成により酸化セリウム含量を90重量
%以上に高めた砥粒も製造されている。本発明では、バ
ストネサイト系砥粒でも、合成系の砥粒でも用いること
ができる。砥粒径としては、研磨後の表面に発生するス
クラッチを防止するため、一次粒子径が2000nm以
下、好ましくは1000nm以下で平均粒子径が500
0nm以下であることが望ましい。
【0055】また研磨時の圧力は80gf/cm2以上
が好ましく、研磨効率を向上させるうえでより好ましい
圧力は130gf/cm2以上である。
【0056】本工程を経たウエハ基板は、その両面に被
膜や不純物拡散層がなくウエハ基板材質そのものが露出
した鏡面が得られる。エッチング液中には、溶解した金
属が存在するため、エッチング後のウエハ基板表面は金
属汚染された面となっているが、ウエハ基板の両面を化
学機械研磨して表面層を除去しウエハ基板材質を露出さ
せると、金属汚染の非常に低い面が得られる。300m
m以上の大径ウエハでは、表(おもて)面のみならず、
裏面も鏡面とすることが望まれており、本工程を経たウ
エハ基板の裏面は、そのまま最終再生ウエハの裏面とし
て使用できる。
【0057】また、エッチングしたウエハ基板の外周エ
ッジ部に被膜が残留する場合は、外周エッジ部を機械的
または化学機械的に研磨してこれらを除去することが望
ましく、研磨の方式としては、ポリエチレンフィルムの
表面に酸化アルミニウムや炭化珪素等の砥粒を固定した
研磨テープを使用し、これを回転するウエハ基板の外周
エッジ部に押し当てるか、または/およびポリウレタン
または不織布を樹脂で固めたパッドまたは研磨テープに
コロイダルシリカまたは一次粒子径が30〜1000n
mで結晶子サイズが10nm以上である単斜晶ジルコニ
ウムを2〜20重量%含むpH9〜12の研磨液、また
は一次粒子径が2000nm以下、好ましくは1000
nm以下で平均粒子径が30〜5000nmである研磨
液をかけながら、回転するウエハ外周エッジ部に押し当
てて研磨することが望ましい。
【0058】その後、表面層を除去したウエハ基板の表
(おもて)面を仕上げポリシングし、プライムウエハ並
みの表面精度に仕上げる。
【0059】なお、本発明の実施形態にかかる再生法を
適用すれば、各工程での板厚減少量は表1の通りとな
り、全行程の板厚減少量が40μmにもなる従来のエッ
チング法やラッピング法と比較して板厚減少量を大幅に
低減できる。
【0060】
【表1】
【0061】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は下記実施例によって制限されるも
のではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に
変更して実施することも可能であり、それらはいずれも
本発明の技術的範囲に含まれる。
【0062】実施例1 {100}面の結晶方位を有する厚さ725μmの8”
単結晶Siウエハ基板の表(おもて)面上に、表2に示
す膜構成の表面層を形成したウエハ基板を各種類6枚ず
つ合計12枚準備し、夫々について再生処理を行った。
【0063】
【表2】
【0064】まず、テフロン製バスに硝酸(69%):
フッ化水素酸(49%):純水=1:1:5(体積比)
のエッチング液を入れ、これに上記表2の膜構成の使用
済みウエハを浸し、室温で5分間エッチングした。
【0065】その結果、No.1のウエハは、エッチン
グにより大部分が変色したが、ウエハ中央部表面に窒化
膜が残留しているため、膜の厚さに応じて緑から赤色に
見えた。No.2のウエハでは、アルミ部の全てが除去
されていたが、ウエハ中央部に酸化膜が残留しているた
め、ウエハ中央部のみに黄色から青色の部分が残った。
次に、回転スピンドルの真空チャックに各ウエハを1枚
ずつ固定して450rpmで回転させ、平均一次粒子径
500nm、平均粒子径1800nmの酸化セリウム砥
粒を5重量%の割合で水に混濁させ、珪酸カリウムを用
いてpH10に調整した研磨液を、40ml/分の割合
で加工点に供給しながらポリウレタン製パッドを、エア
シリンダーにより500gでウエハエッジに押し付け、
1分間研磨した。
【0066】次に、直径1030mmの一組のSUS製
定盤に、ASTMのタイプDで硬度45のポリウレタン
製パッドを貼り、両面研磨機に設置した。両面研磨機の
対向するパッド間に装入されたキャリアに各ウエハを保
持し、平均一次粒子径500nm、平均粒子径1800
nmの酸化セリウム砥粒を5重量%の割合で水に混濁さ
せ、珪酸カリウムを用いてpH10に調整した研磨液
を、400ml/分の割合で対向するパッド間に供給し
つつ、研磨圧150gf/cm2で5分間研磨を行なっ
た。
【0067】研磨後のウエハを純水中で超音波洗浄し付
着した砥粒を除去した後、片面研磨機を用いて元の表面
をポリシングした。先ず、直径812mmのSUS製定
盤にポリウレタンパッドを貼り、セラミックス板にワッ
クスで貼りつけたウエハをパッド面に対向させて200
gf/cm2で加圧し、コロイダルシリカ(平均粒径6
0nm)2.5重量%を含有するpH10.5の研磨液
を滴下しながら定盤回転数60rpmで10分間研磨し
た。
【0068】次に、ウエハが貼り付けられたセラミック
ス板を、軟質ポリウレタンパッドを貼った定盤に対向さ
せて100gf/cm2で加圧し、コロイダルシリカ
(平均粒径35nm)1重量%を含有するpH10.5
の研磨液を滴下しながら定盤回転数60rpmで10分
間研磨した。研磨終了後、標準的なRCA洗浄を行な
い、静電容量式非接触板厚測定器で板厚を測定すると共
に、全反射蛍光X線分析によりポリッシュ面の不純物分
析を行なった。
【0069】その結果、全てのウエハの板厚は710〜
712μmの範囲にあり、板厚減少量は13〜15μm
であることが確認された。不純物レベルは、Al,C
r,Cu,Fe,Ni,Zrについて全て10×1010
個/cm2以下であり、エッチングによる表面汚染の影
響がないことを確認した。
【0070】実施例2 {100}面の結晶方位を有する厚さ725μmの8”
単結晶Siウエハ基板の表(おもて)面上に、前記表2
に示す膜構成の表面層を形成したウエハ基板を各種類6
枚ずつ合計12枚準備し、夫々について再生処理を行っ
た。
【0071】まず、石英製バスを用いて、ペルオキソ2
硫酸ナトリウムの25%水溶液:濃硫酸(96%)=
1:1(体積比)、温度100℃のエッチング液に、各
使用済みウエハを10分間浸し、その後、テフロン製バ
スにフッ酸(49%):水=1:2(体積比)、室温の
エッチング液を満たして前記ウエハを浸し10分間エッ
チングした。
【0072】その結果、No.1のウエハはエッチング
処理後に変色したが、膜が全面に残留していた。No.
2のウエハでは、アルミは全部除去されていたが、ウエ
ハ中央部に酸化膜が残留していたため、ウエハ中央部の
み黄色から青色の部分が残った。次に、回転スピンドル
の真空チャックにウエハを1枚ずつ固定し、450rp
mで回転させながら、平均粒径6μmのSiC砥粒を固
着した研磨テープおよび平均粒径2μmのSiC砥粒を
固着した研磨テープを、夫々エアシリンダにより500
gでウエハエッジに押し付け、順次1分間ずつ研磨し
た。
【0073】次に、直径1030mmの一組のSUS製
定盤に、ASTMのタイプDで硬度45のポリウレタン
製パッドを貼って両面研磨機に設置した。両面研磨機の
対向するパッド間に挿入したキャリアに各ウエハを保持
し、動的光散乱法により求めた平均一次粒子径が200
nm、粉末X線回折の回折ピークの線幅から求めた結晶
子サイズが15nmである単斜晶酸化ジルコニウム(バ
ッデライト)を、ZrO2換算で10重量%含み、エタ
ノールアミンを用いてpH10に調整した研磨液を、4
00ml/分の割合で対向するパッド間に供給しつつ、
研磨圧150gf/cm2で5分間研磨を行った。
【0074】研磨後のウエハを純水中で超音波洗浄し付
着した砥粒を除去した後、片面研磨機を用いて元の表面
をポリシングした。まず、直径812mmのSUS製定
盤にポリウレタンパッドを貼り、セラミックス板にワッ
クスで貼り付けたウエハをパッド面に対向させて200
gf/cm2で加圧し、コロイダルシリカ(平均粒径6
0nm)2.5重量%を含有するpH10.5の研磨液
を滴下しながら定盤回転数60rpmで10分間研磨し
た。
【0075】次に、ウエハが貼り付けられたセラミック
ス板を、軟質ポリウレタンパッドを貼った定盤に対向さ
せて100gf/cm2で加圧し、コロイダルシリカ
(平均粒径35nm)1重量%を含有するpH10.5
の研磨液を滴下しながら定盤回転数60rpmで10分
間研磨した。研磨終了後、標準的なRCA洗浄を行い、
静電容量式非接触板厚測定器で板厚を測定すると共に、
全反射蛍光X線分析によってポリッシュ面の不純物分析
を行った。
【0076】その結果、全てのウエハの板厚は710〜
712μmの範囲にあり、板厚減少量は13〜15μm
であることが確認された。不純物レベルは、Al、C
r、Cu、Fe、Ni、Zrについて全て10×1011
個/cm2以下であり、エッチングによる表面汚染の影
響がないことを確認した。
【0077】比較例 {100}面の結晶方位を有する厚さ725μmの8”
単結晶Siウエハ基板の表(おもて)面上に、前記表2
に示した膜構成の表面層を形成したウエハ基板を、各種
類6枚ずつ合計12枚一組で化学エッチング法により再
生処理した。
【0078】まず、テフロン製バスに硝酸(69%):
フッ化水素酸(49%):純水=3:1:1(体積比)
のエッチング液に各使用済みウエハを浸し、室温で1分
間エッチングした。洗浄後、片面研磨機を用いて元の表
(おもて)面をポリシングした。まず、直径812mm
のSUS製定盤にポリウレタンパッドを貼り、セラミッ
クス板にワックスで貼り付けたウエハをパッド面に対向
させて200gf/cm2で加圧し、コロイダルシリカ
(平均粒径60nm)2.5重量%を含有するpH1
0.5の研磨液を滴下しながら、定盤回転数60rpm
で研磨した。
【0079】次にウエハが貼り付けられたセラミックス
板を、軟質のポリウレタンパッドを貼った定盤に対向さ
せて100gf/cmで加圧し、コロイダルシリカ(平
均粒径35nm)1重量%を含有するpH10.5の研
磨液を滴下しながら、定盤回転数60rpmで10分間
研磨した。研磨終了後、標準的なRCA洗浄を行い、静
電容量式非接触板厚測定器で板厚を測定すると共に、全
反射蛍光X線分析によってポリッシュ面の不純物分析を
行った。
【0080】その結果、No.1のウエハはエッチング
により外周部が薄くなったので、TTV(板厚偏差)を
7μm以下にするためにポリシングの取り代が15μm
必要であり、No.2のウエハでは、外周部が薄くなる
と共にパターンによる段差が発生したため、ポリシング
の取り代を21μmにしなければならなかった。
【0081】全工程終了後のウエハの板厚は677〜6
87μmの範囲にあり、板厚減少量は38〜48μmで
あった。不純物のレベルは、表(おもて)面はAl、C
r、Cu、Fe、Ni、Zrについて全て10×1011
個/cm2以下であったものの、裏面のAlは20×1
11個/cm2以上であり、再生ウエハとして問題のあ
るレベルであった。
【0082】以上の結果より、本発明の手法により再生
したウエハでは、金属汚染レベルが非常に低く、しかも
再生による板厚減少量は従来法の1/2〜1/4であ
り、再生回数の増加が期待できる。
【0083】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、例
えば半導体ウエハ基板の再生に利用した場合は、元々の
ウエハからの板厚減少量を20μm以内に抑えることが
でき、従来よりも再生回数を増大できる。しかも、化学
機械研磨によりウエハ基板の表面層を除去しているの
で、表(おもて)面のみならず裏面の金属汚染レベルも
著しく低減できる。その結果、高品質な再生ウエハが得
られると共に、再生回数を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用済みウエハの部分断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る再生法を採用し、エッ
チングにより表面上の被膜の一部を除去したウエハの部
分断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る再生法を採用し、化学
機械研磨により表面層を除去したウエハの部分断面図で
ある。
【図4】本発明の実施形態に係る再生法を採用し、表面
をポリシングしたウエハの部分断面図である。
【符号の説明】
1 ウエハ基板 2 注入層 3 絶縁膜 4 金属配線膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 哲雄 神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会 社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 高田 悟 アメリカ合衆国 94544 カリフォルニア 州、ヘイワード、ハントウッド・アベニュ ー、31031 コウベ プレシジョン イン ク内 (72)発明者 井上 秀敏 アメリカ合衆国 94544 カリフォルニア 州、ヘイワード、ハントウッド・アベニュ ー、31031 コウベ プレシジョン イン ク内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属膜と絶縁膜を含む表面被膜層を有す
    る半導体ウエハ基板を再生する方法であって、下記工程
    を含むことを特徴とする半導体ウエハ基板の再生法。 1)化学エッチング剤を使用し、前記ウエハ基板材自体を
    実質的に溶解しない様に前記金属膜の全てと絶縁膜の少
    なくとも一部を除去する化学エッチング工程、 2)化学エッチングに引き続き、残留する絶縁膜および基
    板材表面の変質層を除去する化学機械研磨工程、および 3)上記化学機械研磨工程に引き続き、前記基板の少なく
    とも一方の面を仕上げ研磨する工程。
  2. 【請求項2】 上記化学エッチング剤が、リン酸系、硫
    酸系、フッ化水素酸系、フッ硝酸系および塩酸硝酸系よ
    りなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に
    記載の再生法。
  3. 【請求項3】 上記化学機械研磨工程において、酸化ア
    ルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化珪
    素のうち少なくとも1種を含む砥粒またはゾルを含む研
    磨液を使用する請求項1〜3のいずれかに記載の再生
    法。
  4. 【請求項4】 化学機械研磨に用いられる研磨液のpH
    が8〜12である請求項3に記載の再生法。
  5. 【請求項5】 化学機械研磨に用いられる研磨液に含ま
    れる砥粒の平均一次粒子径が2μm以下である請求項3
    または4に記載の再生法。
  6. 【請求項6】 化学機械研磨に用いられる研磨液が、1
    重量%以上の砥粒またはゾルを含むものである請求項3
    〜5のいずれかに記載の再生法。
  7. 【請求項7】 化学機械研磨に用いられる研磨液が、一
    次粒子径が30〜1000nmで且つ結晶子サイズが1
    0nm以上である単斜晶ジルコニウムを2〜20重量%
    含み、pHが9〜12である請求項3〜6のいずれかに
    記載の再生法。
  8. 【請求項8】 化学機械研磨に用いられる研磨液が、一
    次粒子径が2000nm以下で平均粒子径が30〜50
    00nmである酸化セリウムを1〜20重量%含むと共
    に珪酸成分を含み、pHが9〜12である請求項3〜6
    のいずれかに記載の再生法。
  9. 【請求項9】 化学機械研磨に用いられる研磨液が、ア
    ルカリ成分として、水酸化アルカリ、炭酸アルカリ、水
    溶性珪酸アルカリ、アンモニア、ヒドラジン、アルキル
    アンモニウムハイドロオキサイド、有機アミンおよびア
    ルカノールアミンから選ばれる少なくとも1種を含むも
    のである請求項1〜8のいずれかに記載の再生法。
  10. 【請求項10】 化学機械研磨を行なうに当たり、パッ
    ドを両面に貼付した一対の定盤間にウエハを保持してウ
    エハ基板の両面を同時に研磨する請求項1〜9のいずれ
    かに記載の再生法。
  11. 【請求項11】 一次粒子径が30〜1000nmで、
    且つ結晶子サイズが10nm以上である単斜晶ジルコニ
    ウムを2〜20重量%含み、pHが9〜12であること
    を特徴とする半導体ウエハ基板再生用研磨液。
  12. 【請求項12】 一次粒子径が2000nm以下で平均
    粒子径が30〜5000nmである酸化セリウムを1〜
    20重量%含有すると共に珪酸成分を含み、pHが9〜
    12であることを特徴とする半導体ウエハ基板再生用研
    磨液。
  13. 【請求項13】 一次粒子径が1000nm以下である
    請求項12に記載の半導体ウエハ基板再生用研磨液。
  14. 【請求項14】 アルカリ成分として、水酸化アルカ
    リ、炭酸アルカリ、水溶性珪酸アルカリ、アンモニア、
    ヒドラジン、アルキルアンモニウムハイドロオキサイ
    ド、有機アミンおよびアルカノールアミンから選ばれる
    少なくとも1種を含むものである請求項11〜13のい
    ずれかに記載の半導体ウエハ基板再生用研磨液。
JP23880199A 1998-08-28 1999-08-25 半導体ウエハ基板の再生法および半導体ウエハ基板再生用研磨液 Expired - Fee Related JP3668647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23880199A JP3668647B2 (ja) 1998-08-28 1999-08-25 半導体ウエハ基板の再生法および半導体ウエハ基板再生用研磨液

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24386898 1998-08-28
JP10-243868 1998-08-28
JP23880199A JP3668647B2 (ja) 1998-08-28 1999-08-25 半導体ウエハ基板の再生法および半導体ウエハ基板再生用研磨液

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000138192A true JP2000138192A (ja) 2000-05-16
JP3668647B2 JP3668647B2 (ja) 2005-07-06

Family

ID=26533902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23880199A Expired - Fee Related JP3668647B2 (ja) 1998-08-28 1999-08-25 半導体ウエハ基板の再生法および半導体ウエハ基板再生用研磨液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3668647B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001332949A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Toshiba Corp 弾性表面波素子の製造方法
US6706636B2 (en) 2002-02-13 2004-03-16 Renesas Technology Corp. Method of regenerating semiconductor wafer
JP2005117022A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Kobe Steel Ltd シリコンウエハの再生方法
WO2006068091A1 (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Stella Chemifa Corporation 微細加工処理剤、及びそれを用いた微細加工処理方法
JP2006324639A (ja) * 2005-05-16 2006-11-30 Kobe Steel Ltd 研磨スラリーおよびウエハ再生方法
JP2010034444A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Sumco Corp 再生シリコンウェーハの製造方法
JP2010056243A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 K square micro solution 株式会社 使用済み半導体ウエハの再生方法
JP2010514185A (ja) * 2006-12-19 2010-04-30 コミサリヤ・ア・レネルジ・アトミク 注入によってGaN薄層を調製および出発基板を再利用するための方法
JP2011103379A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Sumco Corp ウェーハの平坦化加工方法
WO2011093223A1 (ja) 2010-01-29 2011-08-04 株式会社 フジミインコーポレーテッド 半導体ウェーハの再生方法及び研磨用組成物
US8846429B2 (en) 2012-05-25 2014-09-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor light emitting device allowing for recycling of semiconductor growth substrate
JP2015090945A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 株式会社岡本工作機械製作所 再生半導体ウエハの製造方法
KR101752782B1 (ko) 2016-11-04 2017-07-11 유니언테크 주식회사 하부전극의 코팅층 제거용 세정액 및 이를 이용한 하부전극의 코팅층 제거방법

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001332949A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Toshiba Corp 弾性表面波素子の製造方法
US6706636B2 (en) 2002-02-13 2004-03-16 Renesas Technology Corp. Method of regenerating semiconductor wafer
JP2005117022A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Kobe Steel Ltd シリコンウエハの再生方法
JP4579619B2 (ja) * 2003-10-03 2010-11-10 株式会社神戸製鋼所 シリコンウエハの再生方法
US7727415B2 (en) 2004-12-20 2010-06-01 Stella Chemifa Corporation Fine treatment agent and fine treatment method using same
WO2006068091A1 (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Stella Chemifa Corporation 微細加工処理剤、及びそれを用いた微細加工処理方法
JP2006324639A (ja) * 2005-05-16 2006-11-30 Kobe Steel Ltd 研磨スラリーおよびウエハ再生方法
JP2010514185A (ja) * 2006-12-19 2010-04-30 コミサリヤ・ア・レネルジ・アトミク 注入によってGaN薄層を調製および出発基板を再利用するための方法
JP2010034444A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Sumco Corp 再生シリコンウェーハの製造方法
JP2010056243A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 K square micro solution 株式会社 使用済み半導体ウエハの再生方法
JP2011103379A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Sumco Corp ウェーハの平坦化加工方法
WO2011093223A1 (ja) 2010-01-29 2011-08-04 株式会社 フジミインコーポレーテッド 半導体ウェーハの再生方法及び研磨用組成物
CN102725374A (zh) * 2010-01-29 2012-10-10 福吉米株式会社 半导体晶片的再生方法和研磨用组合物
JPWO2011093223A1 (ja) * 2010-01-29 2013-06-06 株式会社フジミインコーポレーテッド 半導体ウェーハの再生方法及び研磨用組成物
JP5759904B2 (ja) * 2010-01-29 2015-08-05 株式会社フジミインコーポレーテッド 半導体ウェーハの再生方法及び研磨用組成物
US8846429B2 (en) 2012-05-25 2014-09-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor light emitting device allowing for recycling of semiconductor growth substrate
JP2015090945A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 株式会社岡本工作機械製作所 再生半導体ウエハの製造方法
KR101752782B1 (ko) 2016-11-04 2017-07-11 유니언테크 주식회사 하부전극의 코팅층 제거용 세정액 및 이를 이용한 하부전극의 코팅층 제거방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3668647B2 (ja) 2005-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW416104B (en) Method for reclaiming wafer substrate and polishing solution composition for reclaiming wafer substrate
TWI314576B (en) Polishing slurry and method of reclaiming wafers
JP3887230B2 (ja) 改良セリア粉末
JP3247301B2 (ja) 再生半導体ウェハとその再生方法
JP3004891B2 (ja) 表面粗さを減少させるための半導体ウエハの粗研磨法
JP4113282B2 (ja) 研磨組成物及びそれを用いたエッジポリッシング方法
JP5557506B2 (ja) 半導体ウェーハの両面をポリッシングする方法
JP2002222780A (ja) シリコンウェハの表面ポリッシング法
JP3668647B2 (ja) 半導体ウエハ基板の再生法および半導体ウエハ基板再生用研磨液
JP5493956B2 (ja) 半導体ウェーハの製造方法
US20090130960A1 (en) Method For Producing A Semiconductor Wafer With A Polished Edge
EP2623469B1 (en) Manufacture of synthetic quartz glass substrate
CN1330797A (zh) 处理半导体晶片内置后表面损伤的方法
TWI576420B (zh) A polishing composition, a polishing method, and a method for producing a sapphire substrate
JPH1154463A (ja) 半導体鏡面ウェーハの製造方法
JP2001358107A (ja) 再生ウェーハから半導体ウェーハへの変換法
JPH09208933A (ja) 研磨用組成物
JPWO2019043890A1 (ja) 半導体ウェーハの製造方法
JP2004200268A (ja) Cmp研磨剤及び基板の研磨方法
JP2000038572A (ja) ガラス、石英用研磨組成物及びその製造方法
JP2001298005A (ja) 集積回路表面の研磨方法とコロイド状スラリ
JP2002299290A (ja) 半導体ウェーハの製造方法
TWI819131B (zh) 合成石英玻璃基板之研磨用研磨粒子及其製造方法,與合成石英玻璃基板之研磨方法
JP2001351883A (ja) 半導体絶縁膜層用研磨剤
JP2007123759A (ja) 半導体研磨用組成物および研磨方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080415

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100415

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100415

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120415

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130415

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130415

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees