JP2000135221A - 電極付処置具 - Google Patents

電極付処置具

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JP2000135221A
JP2000135221A JP10312247A JP31224798A JP2000135221A JP 2000135221 A JP2000135221 A JP 2000135221A JP 10312247 A JP10312247 A JP 10312247A JP 31224798 A JP31224798 A JP 31224798A JP 2000135221 A JP2000135221 A JP 2000135221A
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electrode
tip
metal wire
sheath
water supply
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JP10312247A
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Hiroshi Okabe
洋 岡部
Ryoji Masubuchi
良司 増渕
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、シースの先端から突没する電極を保
持する支持強度が確保され、電極の位置が安定する一
方、送水吸引能力が低下しない電極付処置具を提供する
ことにある。 【解決手段】本発明は、送水・吸引を行うシース5内
に、そのシース5の軸線に沿って前後に移動可能な電極
導通部を設け、電極導通部の先端には上記挿入管先端開
口部から突没する先端電極部62を設けた電極付処置具
において、上記電極導通部にはシース5の内周面に接し
て上記先端電極部62を位置決めする位置決め部64を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挿入管を通じて送
水または吸引を行うと共に上記挿入管の先端から突没自
在な高周波電極により生体組織の剥離、切除または凝固
等の処置を行うようにした電極付処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−293116号公報におい
て、胆嚢等の組織を剥離、切除または凝固等の処置を行
うようにした高周波切開具が提案されている。この高周
波切開具はトラカールなどを用いて体腔内に挿入される
長尺な挿入管の先端に高周波電極を設け、その電極と人
体との間に高周波電流を流すことで、上記の処置を行う
ものである。
【0003】この種の高周波切開具によって処置を行う
際には、通常、出血や体液の流出等を伴うものであるた
め、送水や吸引などを行う必要がある。上記高周波切開
具では、体内に挿入する挿入管を通じて送水及び吸引を
行うことにより体内を洗浄するようにしている。
【0004】また、高周波電極は挿入管内に進退自在に
配置されたロッド状の金属線に支えられ、その金属線を
進退させることにより挿入管の先端開口から突没自在な
ものであり、先端開口から高周波電極を突き出して処置
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】(従来技術の問題点)
ところで、従来の高周波切開具にあっては、高周波電極
が挿入管に対して位置決め保持される構造になっておら
ず、単に挿入管内に挿入配置された導電部であるロッド
状の金属線の先端に支えられているのみである。従っ
て、高周波電極は挿入管に支えられておらず、高周波電
極を挿入管の先端から突き出した際、言わばフリーな状
態に浮いている。
【0006】このため、この高周波電極に至る導電部で
ある金属線の径が細いと、高周波電極を保持する強度が
不足し、挿入管の先端から突き出した高周波電極が使用
中においてふらつく。
【0007】しかし、金属線全体の径を太くすると、そ
の分、元々径が小さい挿入管内に形成される送水吸引用
スペースが狭くなり、流量を著しく低下させ、送水吸引
能力が極端に落ちてしまう。勿論、高周波電極を位置決
めするために挿入管側に別部品の電極保持部材を組付け
ることも考えられるが、この場合にも同様の理由で流量
が低下して送水吸引能力が極端に落ちてしまう。しか
も、一般的に構成が複雑になる。
【0008】(目的)本発明は、前述した問題点に着目
してなされたもので、その目的とするところは挿入管の
先端から突没する先端電極部を保持する支持強度が確保
され、先端電極部の位置が安定する一方、送水吸引能力
が低下しない電極付処置具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】(手段)本発明
は、内部に流体を流すようにした挿入管と、その挿入管
内に設けられ、挿入管の軸線に沿って前後に移動可能な
電極導通部と、電極導通部の先端に設けられ、上記挿入
管の先端開口部から突没可能な先端電極部とを持つ電極
付送水吸引管において、上記電極導通部に上記挿入管の
内周面に接して上記先端電極部を位置決めする位置決め
部を設けたことを特徴とするものである。 (作用)挿入管の内周面に接する位置決め部により先端
電極部の位置決めを行う。
【0010】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1乃至図7に
基づいて、本発明の第1実施形態に係る電極付送水吸引
管について説明する。
【0011】(構成)本実施形態に係る電極付送水吸引
管1は図1で示すように、送水吸引管ユニット2と電極
ユニット3からなり、両ユニット2,3は図1で示す如
く組み立てられると共に着脱自在なものである。
【0012】上記送水吸引管ユニット2は挿入管として
のシース5と送水吸引管本体6を有する。送水吸引管本
体6にはその前後方向に貫通した1本の通孔7が形成さ
れている。送水吸引管本体6の側壁には樹脂製の送水バ
ルブ8と樹脂製の吸引バルブ9が設けられている。そし
て、送水バルブ8の部分には図示しない送水源に通じる
送水チューブ11が接続され、吸引バルブ9の部分には
図示しない吸引源に通じる吸引チューブ12が接続され
ている。また、送水バルブ8と吸引バルブ9はいずれも
上記通孔7内に通じている。尚、上記吸引チューブ12
の途中には吸引瓶(図示せず)が介在して設ける。
【0013】上記送水吸引管ユニット2のシース5と送
水吸引管本体6は第1のワンタッチロック機構部15に
より着脱自在に連結される。第1のワンタッチロック機
構部15としては種々の方式のものが考えられるが、こ
こでは特にシリコンゴムの弾性力を併用したものであ
り、次の如く構成されている。
【0014】すなわち、図5で示すように、上記シース
5の基端には樹脂製の接続操作用つまみ16を有し、こ
のつまみ16を介して接続管17が接続されている。こ
の接続管17は上記送水吸引管本体6の通孔7における
先端開口部分に差し込めるようになっている。一方、上
記接続管17の部分において、上記接続操作用つまみ1
6から露出する突き出し位置には螺旋状に形成した2条
の係止突部18を有した略筒状の係合部材19が設けら
れている。この係合部材19は送水吸引管本体6の先端
に形成した係合受け部材20に対して着脱自在に係止す
るようになっている。
【0015】上記係合受け部材20には上記係合部材1
9を嵌め込む凹部21と、この凹部21内に連続して係
止突部18を嵌め込んでねじ込める螺旋状の溝部22が
形成されている。そして、係合受け部材20に係合部材
19を連結するときには係合受け部材20の凹部21内
に係合部材19を嵌め込み、係止突部18を溝部22に
合わせてねじ込むことにより両者を係着する。また、上
記係合受け部材20には上記係合部材19を嵌め込んだ
ときにその係合部材19の先端が当たるシリコンゴム製
の弾性部材23が付設されている。この弾性部材23は
係合部材19を回転して係合受け部材20にねじ込んだ
とき、その係合部材19により押し潰され、そのときの
弾性部材23の弾性力で回転後の装着位置で係合受け部
材20に係合部材19をロックすると共に、係合部材1
9と係合受け部材20の間を封止するようになってい
る。
【0016】上記係合受け部材20の側壁にはその溝部
22に係合部材19の係止突部18が係合した状態を目
視するための窓部24が形成されている。また、係止突
部18の側面には上記係合受け部材20の凹部21に対
する係合位置を指示するための指標25が設けられてい
る。
【0017】一方、上記電極ユニット3は図2及び図3
で示す如く、電極本体31と電極挿入部32を有してな
り、電極本体31は樹脂製であり、全体として電気的絶
縁対策が施されている。この電極本体31には電極挿入
部32の基端部を挿入するガイド孔33が形成されてい
る。このガイド孔33には電極挿入部32の基端部に形
成されたスライド部34が嵌挿される。
【0018】上記スライド部34の把持側の基端部には
樹脂製のスライドスイッチ36が高周波電源接続端子3
7を利用して取り付けられている。すなわち、スライド
スイッチ36は、その基部38を高周波電源接続端子3
7の中途部に被嵌し、その高周波電源接続端子37の先
端部分をスライド部34の基端部にねじ込むことにより
そのスライド部34の基端と高周波電源接続端子37の
端子部との間に上記基部38を挟み込んで上記スライド
部34に固定的に保持されている。スライドスイッチ3
6はその基部38から電極本体31側へ延出するアーム
部39が設けられ、このアーム部39はそれ自身の樹脂
弾性力により上下に変形可能なものである。
【0019】上記電極本体31の上面部には軸方向に沿
ったスライド溝41が形成されている。スライド溝41
はその開口幅が狭く、この開口より内側部分の幅が大き
く形成され、その断面形状は言わば蟻孔状に形成されて
いる。このスライド溝41には上記スライドスイッチ3
6のアーム部39が嵌り込み、そのアーム部39を軸方
向に沿ってガイドするようになっている。アーム部39
の先端には操作釦40が設けられ、この操作釦40によ
り上記アーム部39を押し込めるようになっている。操
作釦40の基部には左右方向へ突き出した係止ピン42
が設けられている。係止ピン42はスライド溝41の開
口幅より大きく左右に突き出しており、スライド溝41
内に位置してそのスライド溝41に沿って前後方向に移
動可能なものである。上記スライド溝41は後方が突き
抜けて開口している。
【0020】上記スライド溝41の先端側部分には上記
係止ピン42が嵌り込んで係止する第1の位置規制部4
5が形成されている。また、スライド溝41の中間位置
には係止ピン42が嵌り込んで係止する第2の位置規制
部46が形成されている。そして、第1の位置規制部4
5か第2の位置規制部46に係止ピン42を位置させる
と、アーム部39の弾性復元力によって操作釦40ごと
係止ピン42が浮上してその位置の位置規制部45,4
6に係合し、その位置において電極本体31に対する電
極挿入部32の位置を決めるようになっている。
【0021】図3で示すように、電極挿入部32のスラ
イド部34の外周には、中間部に位置して他の部分より
も太径の金属摺動部47が形成され、この金属摺動部4
7を残して他の部分は電気的絶縁性の被覆チューブ48
や樹脂層等により覆われている。上記金属摺動部47の
部分は被覆チューブ48等の被覆部分の外径よりも太
い。従って、金属摺動部47の外周は上記ガイド孔33
の内面に主体的に摺接するスライド面となっており、そ
の周面にはガイド孔33の内面に摺接するOリング51
を嵌め込む溝52が形成されている。Oリング51は例
えばシリコンゴムを用いて作られている。そして、上記
ガイド孔33内に電極挿入部32のスライド部34を差
し入れると、そのガイド孔33の内面には金属摺動部4
7の外周面部分とOリング51が主体的に接する。
【0022】上記電極本体31は第2のワンタッチロッ
ク機構55を用いて上記送水吸引管本体6の後端に対し
て着脱自在に連結されるようになっている。第2のワン
タッチロック機構55は前述した第1のワンタッチロッ
ク機構15と同様の構成のものであり、電極本体31の
先端には係合受け部材56が設けられ、送水吸引管本体
6の後端には係合部材57が設けられている。この第2
のワンタッチロック機構55は前述した第1のワンタッ
チロック機構15と同様な構造に構成されているので、
それ以上の具体的な説明は省略する。
【0023】上記電極挿入部32は、そのスライド部3
4の先端に金属線61を接続してなり、金属線61の先
端には例えばフック状に屈曲された先端電極部62が形
成されている。そして、高周波電源装置を接続した高周
波電源接続端子37からスライド部34及び金属線61
を通じてフック状の先端電極部62まで電気的に導通す
る電極導通部を構成している。
【0024】先端電極部62の直前の金属線61の部分
には電気的絶縁性保護チューブ63が被嵌されている。
さらに、保護チューブ63に続く金属線61の手元側部
分には図7(a)で示すように、その金属線61自体を
曲げ加工して同軸的にコイル状に形成した位置決め部6
4が設けられている。この位置決め部64はコイル状部
分の外径が上記シース5の内径に近くなるように形成
し、そのコイル状部分の外周がシース5の内面に軽く接
するように形成されている。また、図7(b)で示すよ
うに、金属線61の中心軸線Lに対する位置決め部64
の螺旋進み角θは、0゜以上で90゜未満の鋭角であ
り、通常は、その支持機能の安定性と流路抵抗の両方の
関係から45゜付近の値が採用される。
【0025】また、位置決め部64の設置位置はシース
5の先端から先端電極部62を突き出しても、その位置
決め部64がシース5内に残り、シース5の先端から突
き出てしまうことがないように設定されている。つま
り、電極挿入部32の金属線61における位置決め部6
4は少なくとも一部が常にシース5内にあるようになっ
ている。そして、シース5に対する金属線61の位置を
定め、シース5に対する先端電極部62の位置決めを行
う。
【0026】(作用)本構成の電極付送水吸引管1はそ
の送水吸引管ユニット2と電極ユニット3が着脱自在で
あり、送水吸引管ユニット2はそのシース5と送水吸引
管本体6が着脱自在である。そして、これらは図1で示
す如く組み立てられて使用される。
【0027】また、電極ユニット3は電極本体31と電
極挿入部32とが着脱自在であり、両者を分離する場合
には操作釦40により上記アーム部39を押し込めなが
ら後方へスライドし、係止ピン42を第2の位置規制部
46の位置よりも意図的に超えてスライド溝41の後方
開放端よりも後退させることにより電極本体31から電
極挿入部32を引き出すことにより、両者を分解するこ
とができる。
【0028】次に、電極付送水吸引管1のスライド操作
の作用について説明する。図1で示した組立て状態にお
いて、スライドスイッチ36のアーム部39が第1の位
置規制部45と第2の位置規制部46の位置を選ぶこと
により、先端電極部62がシース5の先端より突没す
る。係止ピン42が第1の位置規制部45に係合位置す
る場合には先端電極部62はシース5の先端より突き出
し、係止ピン42が第2の位置規制部46に係合位置す
る場合には先端電極部62はシース5の先端部内に引き
込む。また、金属摺動部47のOリング51がスライド
時の水密気密を維持する。ここで、Oリング51が設置
されているスライド面が他の絶縁被覆部位よりも電極本
体31のガイド孔33に対して摺接する最外周位置にあ
るため、スライド時の絶縁被覆部の摩耗を防止する。
【0029】また、金属線61に設けた位置決め部64
が、シース5の内周面と接し、金属線61を位置決め保
持する。従って、挿入管としてのシース5の先端から突
没する先端電極部62の位置も定まり、先端電極部62
を安定的に支持する。一方、上記位置決め部64は金属
線61自体を曲げ加工してコイル状に形成したものであ
るからシース5内を流れる流体の抵抗を高めず、送水吸
引能力が低下しない。
【0030】次に、上記電極付送水吸引管1による高周
波処置・送水吸引処置について述べると、高周波電源装
置を接続した高周波電源接続端子37はスライド部34
及び金属線61を通じてフック状の先端電極部62まで
電気的に導通する一方、挿入部外装を始めとした外観全
体が樹脂により覆われ、電気的絶縁構造となっているの
で、一般的な高周波処置が可能である。また、送水チュ
ーブ11を接続した送水バルブ8、吸引チューブ12を
接続した吸引バルブ9のいずれもがシース5内に連通し
ているので、そのシース5を導入管として利用する送水
または吸引が可能である。
【0031】(効果)シース5内に挿通する金属線61
に設けた位置決め部64が、シース5の内周面と接し、
その金属線61の位置規制を行うため、先端電極部62
のガタツキを抑える。従って、挿入管としてのシース5
の先端から突没する先端電極部62を支持し、先端電極
部62の位置が安定し、確実な処置操作を行うことがで
きる。また、位置決め部64は金属線61自体を曲げ加
工により形成するため、シース5内の断面積に影響され
る送水吸引能力の低下を最小限に抑えるだけでなく、ら
せん状に曲げ加工を施すことにより、シース5内を流れ
る気体、液体に旋回流を発生させ、流体の渦流効果及び
流速増加による目詰まりの防止及び送水吸引能力を向上
する。さらに、単純な構造であると共に分解可能とする
ことで、洗浄性が向上し、故障状況の把握も容易となり
安全性も向上する。
【0032】なお、本実施形態は電極ユニット3のスラ
イドを人力で行い、樹脂弾性力によるスライドスイッチ
36によって位置決めを行なっているが、その弾性力付
与手段に金属スプリング等による別の弾性力の利用も考
えられる。
【0033】また、本実施形態では、送水吸引管ユニッ
ト2と電極ユニット3とを接続する場合には、90度ね
じる事により係合する第2のワンタッチ(クイック)ロ
ック機構55を用いるが、OリングやCリング等を利用
した係止手段として圧入によるワンタッチロック機構等
も考えられ、その際は送水吸引管ユニット2に対し電極
ユニット3が回転自在となり、スライドスイッチ36自
体がシース5の軸に対し回転自在となるようにする。
【0034】[第2実施形態]図8及び図9に基づいて
本実施形態の第2の実施形態を説明する。 (構成)上記電極挿入部32の金属線61に形成される
位置決め部64を曲げ加工により形成する場合におい
て、金属線61の途中の部分を「く」の字状に屈曲して
形成するようにしたものである。図8で示すものは一つ
の「く」の字状部71を形成したものであり、この場合
にはシース5の中心に対して金属線61を適宜偏心させ
て配置することになる。
【0035】また、図9は連続して複数の「く」の字状
部71a,71b,71cが上下の異なる向きに向けて
屈曲して形成したものである。各「く」の字状部71
a,71b,71cの突き出し量を均等に形成すれば、
シース5の中心に金属線61を配置することができる
が、図9(b)で示すようにその大きさを異ならせて形
成すれば、シース5の中心に対して金属線61を適宜偏
心させて配置することができる。この他は前述した第1
実施形態のものと同様である。
【0036】(作用・効果)第1の実施形態の位置決め
部64の曲げ加工では3次元的な曲げ加工であったが、
本実施形態の位置決め部64を形成する場合は金属線6
1を2次元的な平面上で曲げられるため、その加工が容
易である。
【0037】[第3実施形態]図10に基づいて、本実
施形態の第3の実施形態を説明する。 (構成)本実施形態での位置決め部64は金属線61の
周りに、その金属線61より細い金属ワイヤー75を同
心的に巻回し、その金属ワイヤー75の両端を金属線6
1に固定するようにしたものである。そして、金属ワイ
ヤー75の進み角θが流体の流れ方向である長軸方向に
逆らわない0゜から鋭角の角度になるように配置した。
【0038】また、金属ワイヤー75に寄せて3点以上
の位置で固定し、または線固定を行うようにして、上記
シース5の中心に対し、金属ワイヤー75を偏心させて
配置するようにしてもよい。金属ワイヤー75を金属線
61に固定する方法としては、接着、溶接等の例が挙げ
られる。
【0039】(作用・効果)第1実施形態及び第2実施
形態では金属線61自体を曲げることで位置決め部64
を構成するようにしたが、本実施形態のものでは金属線
61に別部材の金属ワイヤー75を取り付けるようにし
たので、組立時に調整が行えるため、部品段階での精度
は低くても良い。
【0040】[第4実施形態]図11に基づいて本実施
形態の第4の実施形態を説明する。 (構成)本実施形態での位置決め部64は金属線61の
周りに、その金属線61より細い複数の金属ワイヤー7
6を軸方向に沿って配置し、中途部が外側へ膨らむ形状
で設けたものである。金属ワイヤー76を金属線61に
固定する方法としては接着、溶接等の例が挙げられる。
【0041】[第5実施形態]図12及び図13に基づ
いて本実施形態の第5の実施形態を説明する。 (構成)上記電極挿入部32の金属線61に形成される
位置決め部64は金属線61自身の一部を押し潰して伸
ばすことで、例えばへら状に変形した偏平な平坦部77
を形成する。平坦部77はその平坦面の向きが流体の流
れ方向である長軸方向に逆らわない0゜から鋭角の向き
を維持してシース5の内面に接するようにしたものであ
る。通常、平坦部77の平坦面の向きは長軸方向に平行
に形成することが望ましい。また、平坦部77は1つで
もよいが、図12で示すように、2つまたはそれ以上の
数のものを設けるようにしてもよい。この場合、図12
で示すように、各平坦部77が互いに交差するようにす
ると、金属線61の支持が安定する。
【0042】また、図13で示すように、金属線61自
身の一部を押し潰して翼状に延ばして翼状部78を形成
するようにしたものでもよい。 (作用・効果)第1実施形態及び第2実施形態で述べた
ように金属線61を曲げることで位置決め部64を構成
するものに比べ、本実施形態でのものでは安価な加工技
術で位置決め部64を一体的に形成することが可能であ
り、また、部品段階での精度が低くても良い。
【0043】尚、上記各実施形態では金属線61の先端
部のみに位置決め部64を形成するようにしたが、シー
ス5に挿通される略全長にわたって形成するようにして
もよい。この場合において、上記位置決め部64をスク
リュー状に形成する場合には流体の渦流効果が増す。
【0044】<付記> 1.内部に流体を流すようにした挿入管と、その挿入管
内に設けられ、挿入管の軸線に沿って前後に移動可能な
電極導通部と、電極導通部の先端に設けられ、上記挿入
管の先端開口部から突没可能な先端電極部とを持つ電極
付送水吸引管において、上記電極導通部に上記挿入管の
内周面に接して上記先端電極部を位置決めする位置決め
部を設けたことを特徴とする電極付処置具。 2.位置決め部は、電極の先端から高周波電源接続端子
までを電気的に導通させている金属線を変形させること
により構成したことを特徴とする第1項の電極付処置
具。 3.位置決め部は、電極の先端から高周波電源接続端子
までを電気的に導通させている金属線を曲げ加工するこ
とにより構成したことを特徴とする第2項の電極付処置
具。 4.位置決め部は、金属線に固定された金属ワイヤーに
より構成したことを特徴とする第1項の電極付処置具。 5.位置決め部は、金属線を挿入管の軸線に対し、螺旋
状に曲げて構成したことを特徴とする第1項の電極付処
置具。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電極導通
部に挿入管の内周面に接して先端電極部の位置決めする
位置決め部を設けたから、先端電極部の揺れを抑えて、
挿入管の先端から突没する先端電極部の安定性を確保
し、確実な処置操作を行うことができる。また、別部品
の電極保持部材を設ける場合に比べて挿入管内を流れる
流体の流量が低下せず、例えば送水や吸引の能力を確保
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る電極付送水吸引管全体の側
面図であって、その一部を断面して示す説明図。
【図2】上記電極付送水吸引管の電極ユニットの平面
図。
【図3】上記電極ユニットの縦断面図。
【図4】上記電極ユニットの背面図。
【図5】(a)は送水吸引管ユニットのシースと送水吸
引管本体を連結する第1のワンタッチロック機構部の分
離状態の展開斜視図、(b)は同じくその連結状態の斜
視図。
【図6】上記電極ユニットのスライドスイッチの斜視
図。
【図7】(a)は上記電極ユニットの位置決め部を拡大
した斜視図、(b)はその位置決め部の側面図。
【図8】(a)は第2の実施形態における電極ユニット
の位置決め部を拡大した斜視図(b)はその先端位置決
め部の側面図。
【図9】(a)は同じく第2の実施形態における電極ユ
ニットの電極における他の位置決め部を拡大した斜視
図、(b)はその位置決め部の側面図。
【図10】(a)は第3の実施形態における電極ユニッ
トの位置決め部の斜視図、(b)はその位置決め部の側
面図。
【図11】第4の実施形態における電極ユニットの位置
決め部の斜視図。
【図12】第5の実施形態における電極ユニットの位置
決め部の斜視図。
【図13】同じく第5の実施形態における電極ユニット
の他の位置決め部の斜視図。
【符号の説明】
1…電極付送水吸引管、2…送水吸引管ユニット、3…
電極ユニット、5…挿入管としてのシース、6…送水吸
引管本体、7…通孔、31…電極本体、32…電極挿入
部、33…ガイド孔、34…スライド部、37…高周波
電源接続端子、61…金属線、62…先端電極部、64
…位置決め部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C060 AA04 FF21 GG01 GG05 GG40 KK03 KK04 KK32 KK50 MM24 MM26 4C061 AA06 BB00 CC00 DD00 GG15 HH57

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に流体を流すようにした挿入管と、そ
    の挿入管内に設けられ、挿入管の軸線に沿って前後に移
    動可能な電極導通部と、電極導通部の先端に設けられ、
    上記挿入管の先端開口部から突没可能な先端電極部とを
    持つ電極付送水吸引管において、上記電極導通部に上記
    挿入管の内周面に接して上記先端電極部を位置決めする
    位置決め部を設けたことを特徴とする電極付処置具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004505663A (ja) * 2000-08-09 2004-02-26 アースロケア コーポレイション 脊椎の不整を治療する装置
JP2005204768A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Pentax Corp 内視鏡用高周波切開具
JP4669090B2 (ja) * 2008-12-24 2011-04-13 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 処置具
US8016825B2 (en) 2003-04-17 2011-09-13 Olympus Corporation Radio knife

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