JP2000135034A - 農業用水管理システム - Google Patents

農業用水管理システム

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JP2000135034A
JP2000135034A JP10310689A JP31068998A JP2000135034A JP 2000135034 A JP2000135034 A JP 2000135034A JP 10310689 A JP10310689 A JP 10310689A JP 31068998 A JP31068998 A JP 31068998A JP 2000135034 A JP2000135034 A JP 2000135034A
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JP
Japan
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water
intake
water intake
information
management system
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JP10310689A
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English (en)
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Toshiaki Masaoka
年明 正岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、末端の各地区の需要に相応した適切
なバルブ管理による農業用水の適正配分が可能で、かつ
人手及び労力を大幅に低減した無駄のない取水及び給水
制御が可能な農業用水管理システムを提供することを課
題とする。 【解決手段】中央管理所10に設けられた演算処理装置
11は、TM/TC親局装置16、通信回線等を経由し
て、管理対象にある本川取水ゲート機側設備30の本川
取水子局設備20と情報交換を行い、データベース(D
B)13に格納された情報をもとに本川取水ゲート32
を開閉制御して、本川からの取水コントロールを行うと
ともに、管理対象にある各地区に散在する地区取水バル
ブ機側設備50の地区取水子局設備40と情報交換を行
い、同じくデータベース(DB)13に格納された情報
をもとに各地区の地区取水バルブ52を開閉制御して、
取水コントロールを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用水管理設備
に適用されるもので、特に管理対象にある複数の地区へ
農業用水を適正配分するための取水及び配水制御を行う
農業用水管理システムに関する。
【0002】更に本発明は、データ蓄積手段を備えた情
報処理システム及び通信システムを用いて、管理対象に
ある複数の地区に分散された各分水工等を統括制御し、
複数の地区へ農業用水を適正配分する農業用水管理シス
テムに関する。
【0003】
【従来の技術】本川河川より農業用水を取水し、管理対
象にある複数の地区に分散された各分水工等を経て複数
の地区にへ配分する際、従来では、予め定められた期間
について、必要取水量、各地区毎の必要取水量が固定的
に定められ、これをもとに管理者が取水バルブ等を制御
していた。しかしながら、このような従来の取水及び配
水管理に於いては、降雨量、日照等の気象状況、更には
受益面積、対象作物の変動状況等に拘わらず、予め定め
られた固定情報をもとに各地区毎に人手による操作で配
水管理をしていることから、多くの人手と労力を要する
とともに、その時々の気象状況、受益面積等に応じて地
区毎に無駄が生じたり不足が生じたりするという管理上
の問題があった。
【0004】また管理対象にある複数の地区に分散され
た各分水工等を統括して一括管理するシステムも存在す
るが、従来のこの種システムに於いては、予め設定され
た必要取水量、各地区毎の必要取水量等の情報をもとに
取水バルブ等を遠隔制御する構成であることから、各地
に散在する取水バルブ等を一括制御でき集中管理できる
という利点はあるが、気象、受益面積、対象作物等、変
動の可能性がある各種の要因に対して的確な対応ができ
ず、従って無駄のない効率のよい取水及び排水制御が行
えないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の取水及び配水管理に於いては、降雨量、日照等の気象
変動、更には受益面積、対象作物等の変動等に拘わら
ず、予め定められた固定情報をもとに各地区毎に人手に
よる操作で配水管理をしていることから、多くの人手と
労力を要するとともに、その時々の気象状況、受益面積
等に応じて地区毎に無駄が生じたり不足が生じたりする
という管理上の問題があった。また、管理対象にある複
数の地区に分散された各分水工等を統括して一括管理す
る従来のシステムに於いては、予め設定された必要取水
量、各地区毎の必要取水量等の情報をもとに取水バルブ
等を遠隔制御する構成であることから、各地に散在する
取水バルブ等を一括制御でき集中管理できるという利点
はあるが、気象、受益面積、対象作物等、変動の可能性
がある各種の要因に対して的確な対応ができず、従って
無駄のない効率のよい取水及び排水制御が行えないとい
う問題があった。
【0006】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
末端の各地区の需要に相応した適切なバルブ管理による
農業用水の適正配分が可能な農業用水管理システムを提
供することを目的とする。
【0007】更に本発明は、無駄のない効率の良い取水
及び給水制御が可能で、かつ人手及び労力を大幅に低減
することのできる農業用水管理システムを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、農業用水を複
数の地区へ適正配分するための取水及び配水制御を一括
して行う農業用水管理システムであって、取水可能期間
及び取水可能量等の固定情報を保存し管理する取水条件
設定手段と、取水必要期間及び受益面積と対象作物等に
より決まる必要取水量等の可変情報を保存し管理する必
要取水量設定手段と、気象予報、気象現況更新値、デー
タ蓄積更新値等の補正条件を保存し管理する補正条件設
定手段と、上記取水条件設定部の情報と必要取水量設定
部の情報とをもとに制御目標値を算出する演算手段と、
この演算手段で得た制御目標値を前記補正条件設定部の
条件に従い補正し制御目標値を決定する制御目標値決定
手段と、この制御目標値決定手段で決定した制御目標値
をもとに取水ゲート及び地区ゲートのバルブを自動運転
制御する手段とを具備してなることを特徴とする。
【0009】即ち本発明は、農業用水を複数の地区へ適
正配分するための取水及び配水制御を一括して行う農業
用水管理システムであって、取水及び各地区への配水制
御のための固定情報及び可変情報と補正情報とを記憶し
管理する手段と、前記固定情報及び可変情報をもとに各
地区の必要取水量を算出する手段と、前記算出された必
要取水量と前記補正情報とをもとに前記各地区への配水
を制御する手段とを具備してなることを特徴とする。
【0010】また本発明は、農業用水を複数の地区へ適
正配分するための取水及び配水制御を一括して行う農業
用水管理システムであって、取水条件が設定された固定
情報と、必要取水量が設定された可変情報と、補正条件
が設定された補正情報とを記憶し管理する手段と、前記
取水条件と必要取水量とをもとに制御目標値を算出する
手段と、前記算出された制御目標値と前記補正条件とを
もとに最終制御目標値を決定する手段とを具備し、前記
決定された最終制御目標値をもとに制御対象にある取水
ゲート及び各地区の取水バルブ等を制御することを特徴
とする。
【0011】また本発明は、上記農業用水管理システム
に於いて、固定情報に、少なくとも取水可能期間、取水
対象河川の測定水位に従う取水量のいずれかを含むこと
を特徴とする。
【0012】また本発明は、上記農業用水管理システム
に於いて、可変情報に、少なくとも各地区の取水必要期
間、各地区の所定日時単位の必要取水量、各地区の受益
面積及び対象作物のいずれかを含むことを特徴とする。
【0013】また本発明は、上記農業用水管理システム
に於いて、補正情報に、少なくとも所定期間単位の降水
量を含む気象予報、降水量を含む気象現況、気象及び各
地区のバルブ取水量を含む蓄積された実績情報のいずれ
かを含むことを特徴とする。
【0014】また本発明は、上記農業用水管理システム
に於いて、補正情報に、少なくとも所定期間単位の降水
量を含む気象現況、及び各地区のバルブ取水量を含む実
績情報をもとに学習し更新した蓄積情報を含むことを特
徴とする。
【0015】また本発明は、上記農業用水管理システム
に於いて、可変情報に、各地区毎に複数パターンの必要
取水量が設定され、その一つのパターンが補正情報に含
まれる特定の条件により選択されることを特徴とする。
【0016】上記したような農業用水の統合的な管理シ
ステムを用いることにより、末端の各地区の需要に相応
した適切なバルブ管理による農業用水の適正配分が可能
となる。更に無駄のない効率の良い取水及び給水制御が
可能で、かつ人手及び労力を大幅に低減することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施例を説明する。図1は本発明に係る農業用水管理シス
テムとその周辺設備の構成を示すブロック図である。
【0018】図中、10は本川等からの取水制御及び配
水制御の対象となる各地区の取水バルブ機側設備を統括
管理する中央管理所、20は本川取水子局設備、30は
本川取水ゲート機側設備、40は各地区(A〜N)に設
けられた地区取水子局設備、50は各地区(A〜N)に
設けられた地区取水バルブ機側設備である。
【0019】中央管理所10は、通信回線を経由して管
理対象にある本川取水ゲート機側設備30の本川取水子
局設備20と情報交換を行い、本川からの取水コントロ
ールを行うとともに、通信回線を経由して管理対象にあ
る各地区に散在する地区取水バルブ機側設備50の地区
取水子局設備40と情報交換を行い、各地区への配水
(各地区の取水)コントロールを行う。
【0020】中央管理所10には、本川等からの取水制
御、及び配水制御の対象となる各地区の取水バルブ機側
設備を統括管理する農業用水管理システムが設けられ
る。この農業用水管理システムは、ここでは、演算処理
装置11、表示端末12a、入力端末12b、データベ
ース(DB)13、気象観測設備14、気象情報取得用
通信回線15、TM/TC(テレメータ・テレコントロ
ール)親局装置16、手動制御用操作卓17等を有して
構成される。この農業用水管理システムに於ける演算処
理装置11の処理機能、データベース(DB)13の構
成等については図2を参照して後述する。
【0021】本川取水子局設備20は、TM/TC子局
装置21、及び入出力中継装置22等により構成され
る。TM/TC子局装置21は、中央管理所10のTM
/TC親局装置16と通信を行い、入出力中継装置22
を介して本川取水ゲート機側設備30との間の情報交換
を可能にする。
【0022】本川取水ゲート機側設備30は、機側盤3
1、及び本川取水ゲート32等により構成される。機側
盤31は、本川取水子局設備20を介して中央管理所1
0より駆動指令を受けると本川取水ゲート32を開閉駆
動制御し、本川からの取水量を指令に従いコントロール
する(図3参照)。
【0023】地区取水子局設備40は、TM/TC子局
装置41、及び入出力中継装置42等により構成され
る。TM/TC子局装置41は、中央管理所10のTM
/TC親局装置16と通信を行い、入出力中継装置42
を介して地区取水バルブ機側設備50との間の情報交換
を可能にする。
【0024】地区取水バルブ機側設備50は、機側盤5
1、及び地区取水バルブ52等により構成される。機側
盤51は、地区取水子局設備40を介して中央管理所1
0より駆動指令を受けると地区取水バルブ52を開閉駆
動制御し、該当地区への取水量を指令に従いコントロー
ルする(図3参照)。
【0025】図2は上記中央管理所10に設けられた農
業用水管理システムの構成要素をなす演算処理装置1
1、及び演算処理装置11によりアクセス制御されるデ
ータベース(DB)13の構成を示すブロック図であ
る。
【0026】データベース(DB)13には、取水条件
設定部100、必要取水量設定部200、補正条件設定
部300等が設けられる。取水条件設定部100には、
取水可能期間、取水可能量等が取水条件設定情報として
格納され(図4参照)、必要取水量設定部200には、
取水必要期間210、受益面積・対象作物220、及び
取水必要期間210、受益面積・対象作物220等の情
報をもとに自動設定される必要取水量230等が必要
(要求)取水量情報として格納される(図5、図6参
照)。また、補正条件設定部300には、気象情報取得
用通信回線15を介して取得される気象庁からのオンラ
イン気象予報310、気象観測設備14より取得される
気象現況(気象観測データ)320、複数年に亘るデー
タ実績(学習データ)により作成されるデータ蓄積33
0等が補正条件情報として格納される(図7、図8参
照)。
【0027】演算処理装置11には、上記データベース
(DB)13に格納された取水条件設定部100の情報
(図4参照)と必要取水量設定部200の情報(図5、
図6参照)とをもとに制御目標値を算出する制御目標値
算出処理手段11A、及び当該処理手段で算出された制
御目標値を上記データベース(DB)13に格納された
補正条件設定部300の情報(図7、図8参照)をもと
に補正して実運転のための最終的な制御目標値を取得す
る制御目標値決定処理手段11Bが設けられる。
【0028】図3は上記実施形態に於ける演算処理装置
11の制御対象となる、本川取水ゲート機側設備30に
設けられた本川取水ゲート32、及び各地区(A〜N)
の地区取水バルブ機側設備50に設けられた地区取水バ
ルブ52を示す図である。
【0029】図4乃至図8はそれぞれ上記実施形態に於
けるデータベース(DB)13に格納された情報の具体
例を示したもので、図4は取水条件設定部100に格納
された情報例、図5及び図6は必要取水量設定部200
に格納された情報例、図7及び図8は補正条件設定部3
00に格納された情報例である。ここでは、取水条件設
定部100に、図4に示すように、取水可能期間、取水
可能量等の取水条件設定情報が格納される。また、必要
取水量設定部200には、図5及び図6に示すように、
取水必要期間210、受益面積・対象作物220、及び
取水必要期間210、受益面積・対象作物220等の情
報をもとに自動設定される必要取水量230等が必要
(要求)取水量情報として格納される。
【0030】この際、受益面積・対象作物220等の情
報をもとに自動設定される必要取水量230は、それぞ
れに複数のパターン(パターンA,パターンB,…)を
有し、そのうちの1つのパターンが、例えば気象予測の
内容に従うパラメータ値、または学習データと気象予測
内容に従うパラメータ値により選択される。
【0031】また、補正条件設定部300には、図7及
び図8に示すように、気象情報取得用通信回線15を介
して取得される気象庁からのオンライン気象予報31
0、気象観測設備14より取得される気象現況(気象観
測データ)320、複数年に亘るデータ実績及び目標値
・予測値により作成されるデータ蓄積330等が補正条
件情報として格納される。
【0032】ここで、上記各図を参照して本発明の実施
形態に於ける農業用水管理システムの動作を説明する。
中央管理所10には、演算処理装置11の制御の下に、
入力端末12b、操作卓17等を介して入力された、年
間・月間・時間運転スケジュール(半固定情報)、気
象、降雨状況(可変情報)、取水条件等の各種指示条件
に従うデータベース(DB)13が構築される。具体例
としては、図2、及び、図4乃至図8に示すような、取
水条件設定部100、必要取水量設定部200、補正条
件設定部300の各データベースが構築される。
【0033】中央管理所10に設けられた演算処理装置
11は、TM/TC親局装置16、通信回線等を経由し
て、管理対象にある本川取水ゲート機側設備30の本川
取水子局設備20と情報交換を行い、データベース(D
B)13に格納された情報をもとに本川取水ゲート32
を開閉制御して、本川からの取水コントロールを行うと
ともに、管理対象にある各地区に散在する地区取水バル
ブ機側設備50の地区取水子局設備40と情報交換を行
い、同じくデータベース(DB)13に格納された情報
をもとに各地区の地区取水バルブ52を開閉制御して、
取水コントロールを行う。
【0034】この際、中央管理所10に設けられた、農
業用水管理システムの中枢をなす演算処理装置11は、
制御対象となる本川取水ゲート32、及びA〜N地区の
各地区取水バルブ52,52,…毎に、適正制御目標値
を算出し、当該制御目標値に天候等の可変要素による補
正を加え最終制御目標値を決定して、その最終制御目標
値により上記制御対象となる本川取水ゲート32、及び
A〜N地区の各地区取水バルブ52,52,…を自動運
転制御する。
【0035】即ち上記演算処理装置11に於いて、制御
目標値算出処理手段11Aは、制御対象となる本川取水
ゲート32、及びA〜N地区の各地区取水バルブ52,
52,…毎に、データベース(DB)13の取水条件設
定部100に設定された、図4に示すような、取水可能
期間、取水可能量等の固定情報と、必要取水量設定部2
00に設定された、図5及び図6に示すような、取水必
要期間210、受益面積・対象作物220、及び必要取
水量230等の半固定情報とをもとに制御目標値を算出
し、その算出した制御目標値を制御目標値決定処理手段
11Bに渡す。
【0036】ここで、取水条件設定部100に設定され
た取水可能量は、本川取水ゲート機側設備30の水位計
より得られる本川水位の計測値をもとに1つのパターン
が選択される。また、各地区の必要取水量230は、各
地区毎に複数パターン存在し、それぞれ図6に示す各地
区毎の受益面積・対象作物220により自動設定され
る。
【0037】制御目標値決定処理手段11Bは、上記目
標値算出処理手段11Aで算出された制御目標値を受
け、当該制御目標値に対して、上記データベース(D
B)13の補正条件設定部300に設定された、図7及
び図8に示すような、オンライン気象予報310、気象
現況(気象観測データ)320、データ蓄積330等の
可変情報を補正条件に補正を行い、実運転のための最終
的な制御目標値を決定して、当該制御目標値を表示端末
12aに表示出力して操作員に提示して操作員の確認を
得た後、当該制御目標値に従う運転指令をTM/TC親
局装置16に出力する。または決定した最終的な制御目
標値を表示端末12aに表示出力するとともに、当該制
御目標値に従う運転指令をTM/TC親局装置16に出
力する。
【0038】ここで、気象予報310は、気象庁より気
象情報取得用通信回線15を介してオンラインで取得さ
れ、気象現況(気象観測データ)320は、気象観測設
備14より取得され、データ蓄積330は、複数年に亘
るデータ実績及びその目標値・予測値により作成され
る。
【0039】TM/TC親局装置16は上記演算処理装
置11より受けた各制御対象の運転指令をそれぞれ通信
回線を介し、本川取水子局設備20、地区取水子局設備
40,40,…等に送出する。更にこの本川取水子局設
備20、地区取水子局設備40,40,…等で受けた運
転指令は、本川取水ゲート機側設備30、A〜N地区の
各取水バルブ機側設備50にそれぞれ送出される。
【0040】これにより制御対象となる本川取水ゲート
機側設備30に設けられた機側盤31が上記運転指令に
従い本川取水ゲート32を駆動制御し、A〜N地区の各
取水バルブ機側設備50に設けられた機側盤51が上記
運転指令に従い取水バルブ52,52,…を駆動制御し
て、それぞれ取水コントロールを行う。
【0041】このようにして中央管理所10に設けられ
た演算処理装置11が、TM/TC親局装置16、通信
回線等を経由して、本川取水ゲート機側設備30の本川
取水ゲート32、及び各地区に散在する取水バルブ機側
設備50の取水バルブ52,52,…を自動運転制御す
る。これにより、人手を介さず、各地区に散在する取水
設備を適正制御して、末端の需要に相応した適切なバル
ブ管理による農業用水の適正配分を可能とし、農業用水
の取水及び給水管理を経費を節減して効率良く円滑に行
うことができる。
【0042】尚、上記した実施形態に於けるデータベー
ス(DB)13の情報は一例であり、上記実施形態に示
した以外の固定情報及び可変要素をパラメータとしても
つことも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、末
端の各地区の需要に相応した適切なバルブ管理による農
業用水の適正配分が可能な農業用水管理システムが提供
できる。更に本発明によれば、無駄のない効率の良い取
水及び給水制御が可能で、かつ人手及び労力を大幅に低
減することのできる農業用水管理システムが提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に於ける装置の構成を示すブ
ロック図。
【図2】上記実施形態に於ける演算処理装置、及びデー
タベース(DB)の構成を示すブロック図。
【図3】上記実施形態に於ける演算処理装置の制御対象
となる、本川取水ゲート機側設備に設けられた本川取水
ゲート、及び各地区(A〜N)の地区取水バルブ機側設
備に設けられた地区取水バルブを示す図。
【図4】上記実施形態に於けるデータベースに格納され
た取水条件設定部の情報例を示す図。
【図5】上記実施形態に於けるデータベースに格納され
た必要取水量設定部の情報例を示す図。
【図6】上記実施形態に於けるデータベースに格納され
た必要取水量設定部の受益面積・対象作物情報例を示す
図。
【図7】上記実施形態に於けるデータベースに格納され
た補正条件設定部の気象情報例を示す図。
【図8】上記実施形態に於けるデータベースに格納され
た補正条件設定部のデータ蓄積情報例を示す図。
【符号の説明】
10…中央管理所、 11…演算処理装置、 11A…制御目標値算出処理手段、 11B…制御目標値決定処理手段、 12a…表示端末、 12b…入力端末、 13…データベース(DB)、 14…気象観測設備、 15…気象情報取得用通信回線、 16…TM/TC(テレメータ・テレコントロール)親
局装置、 17…手動制御用操作卓、 20…本川取水子局設備、 21…TM/TC子局装置、 22…入出力中継装置、 30…本川取水ゲート機側設備、 31…機側盤、 32…本川取水ゲート、 40…各地区(A〜N)に設けられた地区取水子局設
備、 41…TM/TC子局装置、 42…入出力中継装置、 50…各地区(A〜N)に設けられた地区取水バルブ機
側設備、 51…機側盤、 52…地区取水バルブ、 100…取水条件設定部、 200…必要取水量設定部、 300…補正条件設定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D019 AA46 5H004 GA21 GB08 HA02 HB02 HB05 HB20 JA04 JA13 JB08 KA80 KC23 KD61 LA15 LA18 MA04 MA38 MA55 5H307 AA08 AA10 BB06 CC01 DD15 EE01 EE31 ES01 FF01 FF08 FF16 FF21 GG06 GG09 HH12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農業用水を複数の地区へ適正配分するた
    めの取水及び配水制御を行う農業用水管理システムであ
    って、 取水及び各地区への配水制御のための固定情報及び可変
    情報と補正情報とを記憶し管理する手段と、 前記固定情報及び可変情報をもとに各地区の必要取水量
    を算出する手段と、 前記算出された必要取水量と前記補正情報とをもとに前
    記各地区への配水を制御する手段とを具備してなること
    を特徴とする農業用水管理システム。
  2. 【請求項2】 農業用水を複数の地区へ適正配分するた
    めの取水及び配水制御を行う農業用水管理システムであ
    って、 取水条件が設定された固定情報と、必要取水量が設定さ
    れた可変情報と、補正条件が設定された補正情報とを記
    憶し管理する手段と、 前記取水条件と必要取水量とをもとに制御目標値を算出
    する手段と、 前記算出された制御目標値と前記補正条件とをもとに最
    終制御目標値を決定する手段とを具備し、 前記決定された最終制御目標値をもとに、制御対象にあ
    る取水ゲート及び各地区の取水バルブを制御することを
    特徴とする農業用水管理システム。
  3. 【請求項3】 固定情報には、少なくとも取水可能期
    間、取水対象河川の測定水位に従う取水量のいずれかを
    含む請求項1又は2記載の農業用水管理システム。
  4. 【請求項4】 可変情報には、少なくとも各地区の取水
    必要期間、各地区の所定日時単位の必要取水量、各地区
    の受益面積及び対象作物のいずれかを含む請求項1又は
    2記載の農業用水管理システム。
  5. 【請求項5】 補正情報には、少なくとも所定期間単位
    の降水量を含む気象予報、降水量を含む気象現況、気象
    及び各地区のバルブ取水量を含む蓄積された実績情報の
    いずれかを含む請求項1又は2又は3又は4記載の農業
    用水管理システム。
  6. 【請求項6】 補正情報には、少なくとも所定期間単位
    の降水量を含む気象現況、及び各地区のバルブ取水量を
    含む実績情報をもとに学習し更新した蓄積情報を含む請
    求項1又は2又は3又は4又は5記載の農業用水管理シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 可変情報には、各地区毎に複数パターン
    の必要取水量が設定され、その一つのパターンが、補正
    情報に含まれる特定の条件により選択される請求項1又
    は2又は3又は4又は5又は6記載の農業用水管理シス
    テム。
  8. 【請求項8】 管理対象にある複数の地区各々の受益面
    積及び対象作物をもとに、各地区毎の必要取水量が設定
    される請求項1又は2又は3又は4又は5又は6記載の
    農業用水管理システム。
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