JP2000134145A - 移動体通信システム及びそのデータ転送方法 - Google Patents

移動体通信システム及びそのデータ転送方法

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JP2000134145A JP30377498A JP30377498A JP2000134145A JP 2000134145 A JP2000134145 A JP 2000134145A JP 30377498 A JP30377498 A JP 30377498A JP 30377498 A JP30377498 A JP 30377498A JP 2000134145 A JP2000134145 A JP 2000134145A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の無線基地局と制御局との間の上りトラ
フィックを削減するデータ転送方法及びシステムを提供
する。 【解決手段】 複数の基地局(A,B)の各々におい
て、信頼性情報処理部12は移動局(MT)から受信し
た信号の受信信頼性の良否を判定し、受信信頼性が良好
でない場合には当該受信信頼性に関する情報及び当該受
信信頼性に対応する受信データの双方を制御局20へ転
送しない。信頼性の低いデータについては無線基地局側
で送信をやめているので上りトラフィックを低減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体通信システム
に係り、特に複数の無線基地局と制御局とをデジタルネ
ットワークで接続したシステムにおけるデータ転送に関
する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信システムにおいて、一般に、
複数の無線基地局は制御局と有線ネットワーク接続され
ており、各無線基地局で受信された移動端末からの受信
データは、その受信信頼性情報と共に、制御局へ送信さ
れる。例えば2つの無線基地局A及びBからそれぞれ同
一移動端末の受信データ及び受信信頼性情報を受信した
場合、制御局ではそれらの受信信頼性情報を参照して、
いずれか信頼性の高い方の受信データを選択し、移動端
末からの受信データとして所定のデータ処理を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシステムにおいては、次のような課題がある。第1
に、データに付随して信頼性情報を流しているため、ト
ラフィックが増加してしまうということである。符号化
処理を行った音声の場合には、8kbps〜10kbp
sの伝送で十分であり、このような低トラフィックのも
のに 信頼性情報を付随させると10%程度トラフィッ
クが増加してしまう。更に、信頼性が低く選択されない
であろう上りデータも無線基地局から送信されるため
に、これら有用性が低いデータのためにトラフィックが
更に圧迫されてしまう。
【0004】本発明の目的は、複数の無線基地局と制御
局との間の上りトラフィックを削減することができるデ
ータ転送方法及びシステムを提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、複数の無線基地局か
ら制御局へ必要最小限の情報が転送され、制御局で合成
される移動体通信システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ転送
方法は、複数の基地局の各々において、移動局から受信
した信号の受信信頼性の良否を判定し、受信信頼性が良
好でない場合には当該受信データ及び信頼性情報を制御
局へ転送しないことを特徴とする。信頼性の低いデータ
については無線基地局側で送信を停止することで、上り
トラフィックを減少できる。
【0007】更に、受信信頼性の変動の大きさを検出
し、受信信頼性の変動が所定許容範囲より大きい場合に
は信頼性情報を制御局へ転送し、受信信頼性の変動が所
定許容範囲より小さい場合には信頼性情報の制御局への
転送を停止する、ことを特徴とする。全ての信頼性情報
を常に転送する必要がなくなるために、上りトラフィッ
クを更に減少させることができる。
【0008】受信信頼性の変動量を判定するための所定
許容範囲は受信信頼性に依存して予め設定されているこ
とを特徴とする。受信信頼性の大きさによって許容範囲
を変化させることで、データを転送する上で信頼性情報
を転送する頻度を必要最小限にすることができ、上りト
ラフィックを更に減少させることが可能となる。
【0009】また、受信信頼性情報と前記受信データと
を異なるタイミングで前記制御局へ転送することを特徴
とする。信頼性情報をデータに付随させないで別のタイ
ミングで送信することで、無線基地局と制御局との間の
伝送路を効率よく使用することが可能となる。
【0010】本発明の別の観点によれば、複数の無線基
地局と制御局とがデジタルネットワークを通して接続さ
れた移動体通信システムにおいて、複数の無線基地局の
各々は、ある移動局から受信した信号の受信信頼性の良
否を判定する第1判定手段と、前記受信信頼性の変化量
を判定する第2判定手段と、前記受信信頼性の良否判定
に応じて当該受信信号の受信データを前記制御局へ転送
するか否かを決定するデータ送信制御手段と、前記受信
信頼性の変化量判定に応じて前記信頼性情報を前記制御
局へ転送するか否かを決定する信頼性情報送信制御手段
と、転送決定された受信データ及び信頼性情報をそれぞ
れパケット形式で前記制御手段へ送信する送信手段と、
からなり、前記制御局は、複数の無線基地局から前記デ
ジタルネットワークを通して受信データ及び受信信頼性
情報を受信する受信手段と、複数の受信信頼性情報に基
づいて前記受信データのうち最も信頼性の高いデータを
選択し受信データを合成する選択手段と、からなること
を特徴とする。
【0011】受信信頼性の良否判定に応じて当該受信信
号の受信データを制御局へ転送するか否かが決定され、
更に受信信頼性の変化量判定に応じて信頼性情報を制御
局へ転送するか否かがを決定されるために、必要最小限
の情報が無線基地局から制御局へ転送されネットワーク
のトラフィックを大幅に減少させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用された移動
体通信システムの概略的構成を示すブロック図である。
移動体通信システムは、N個(Nは2以上の整数)の無
線基地局10とそれらを制御する制御局20とをデジタ
ルネットワーク30を通して接続した構成を有する。デ
ジタルネットワーク30はパケット交換あるいは非同期
転送モード(ATM)ネットワークを含むものとする。
但し、ネットワーク30の全体がパケット/ATM化さ
れている必要はなく、従来のネットワークと混在してい
ても良い。また、無線基地局と制御局とが単に専用線で
接続されている場合でも良い。
【0013】このようなシステムにおいて、各無線基地
局が無線移動局から受信した受信データはその受信電界
強度等の信頼性情報に従って取捨選択され、信頼性の低
い受信データは制御局20へ送信されない。信頼性の十
分高い受信データは制御局20へ送信されるが、その信
頼性情報はある基準より大きい変動があった場合のみ送
信される。制御局20は、同一無線移動局のデータを複
数の無線基地局から受信した場合には、その信頼性情報
に従ってより信頼性の高い方を選択して1つの受信デー
タを合成する。以下、更に詳述する。
【0014】図2は、本発明による選択合成システムの
一実施形態を示す概略的ブロック構成図である。ここで
は説明を簡略化するために、複数の無線基地局10のう
ち2つの無線基地局A及びBを例示する。また、内部構
成は無線基地局Aのみ示されているが、他の無線基地局
も同じである。但し、ここでは無線移動局へ信号を送信
する送信系は省略されている。
【0015】図2において、無線基地局Aは、移動端末
の送信信号を受信する無線受信部11を有し、無線受信
部11は受信信号から受信信頼性情報RRCVと受信デ
ータSRCVとを信頼性情報処理部部12及びデータ処
理部13へそれぞれ出力する。受信信頼性情報RRCV
としては受信電界強度やビットエラーレートを使用する
ことができるが、受信信頼性の変動を細かく捕捉するた
めに受信電界強度を使用している。
【0016】信頼性情報処理部12は、後述するよう
に、無線受信部11からの受信信頼性情報RRCVに基
づいて送信用信頼性情報RRCV−Aとデータ処理部1
3でのデータ送信/非送信を制御するための判定信号C
TRとを生成する。 送信用信頼性情報RRV−Aは、
所定しきい値より低いものは送信されず、更に所定しき
い値以上であっても許容変動範囲より小さいものは、後
述するように送信用信頼性情報RRCV−Aとして生成
されない。
【0017】データ処理部13は判定信号CTRに従っ
て受信データSRCVのうち制御局20へ送信すべきデ
ータ、即ち信頼性の高いデータのみを選択し、有線送信
データSRCV−Aとして有線送信部14へ出力する。
有線送信部14は送信用信頼性情報RRCV−Aと有線
送信データSRCV−Aとからそれぞれ送信パケットと
して信頼性情報パケットCA−2及びデータパケットC
A−1を組み立て、ネットワーク30を通して制御局2
0へ送信する。他の無線基地局も同様であり、無線基地
局Bからは送信用信頼性情報RRCV−Bと有線送信デ
ータSRCV− とからそれぞれ送信パケットが組み立
てられ、ネットワーク30を通して制御局20へ送信さ
れる。なお、各無線基地局の送受信制御は図示しないプ
ロセッサにより実行される。
【0018】このように、各無線基地局において、受信
データのうち受信信頼性の低いものはキャンセルされ、
受信信頼性の高いデータのパケットのみが制御局20へ
送信される。更に、受信信頼性が高い場合でも、信頼性
情報の変動が許容範囲より小さい場合には、信頼性情報
のパケット送信は行われない。後述するように、前回送
信した信頼性情報を用いることで対処できるからであ
る。従って、信頼性情報の有線ラインでの送信を必要な
ときにのみ限定し、且つ不要な情報データの送信を抑制
しているので、ネットワーク30の上りトラフィックを
大幅に減少させることができる。
【0019】制御局20はネットワーク30に接続され
た有線受信部21を有し、各無線基地局からのパケット
を受信する。有線受信部21は各無線基地局から受信し
たパケットデータから各無線移動局の通信データとそれ
に対応する信頼性情報とを分離し、データ選択部22及
び信頼性情報選択部23へそれぞれ出力する。例えば、
無線基地局AからデータパケットCA1及び信頼性情報
パケットCA2を受信し、無線基地局Bからデータパケ
ットCB1及び信頼性情報パケットCB2を受信した場
合、有線受信部21は、データパケットCA1から通信
データSRCV −Aを、それに対応する信頼性情報パケ
ットCA2から信頼性情報RRCV−Aをそれぞれ分離
し、データ選択部22及び信頼性情報選択部23へそれ
ぞれ出力する。データパケットCB1及び信頼性情報パ
ケットCB2の場合も同様である。
【0020】信頼性情報選択部23は、信頼性情報R
RCV−A及びRRCV−BよりA局でのRRCVとB
局でのRRCVとを求めてそれらを比較し、どちらを選
択すべきかを示す選択合成制御命令CSELをデータ選
択部22へ出力する。データ選択部22は選択合成制御
命令CSELに従って、通信データSRCV−A及びS
RCV−Bのうち信頼性の高いほうを選択し、選択され
たデータを合成データS RCV−Cとして受信データ処
理部24へ出力する。
【0021】図3は、本実施形態における無線基地局の
信頼性情報処理部の詳細な機能構成を示すブロック図で
ある。同図に示すように、各無線基地局10の信頼性情
報処理部12には履歴管理テーブル101が設けられ、
一定数の受信信頼性情報R CV、送信/非送信判定信
号CTR及び差分判定信号Cがそれぞれ時系列に格納
され順次更新される。本実施形態では、図6において詳
述するように、最新状態を示すRRCV(0)、C
TR(0)及びCG(0)と旧状態を示すRRCV
(1)、CTR(1)及びCG(1)とが格納され順次
更新される。
【0022】最新の受信信頼性情報RRCV(0)は比
較器102によってしきい値RTHと比較され、その比
較結果は送信/非送信判定信号CTRとしてデータ処理
部13へ出力される。ここでは、RRCV(0)>R
THであれば送信判定(CTR=1)、RRCV(0)
≦RTHであれば非送信判定(CTR=0)である。
【0023】履歴管理テーブル101は、新旧両方の受
信信頼性情報RRCV(0)及びR RCV(1)と旧送
信/非送信判定信号CTR(1)とを差分演算器103
及び差分しきい値テーブル104へそれぞれ出力する。
差分演算器103は新旧の受信信頼性情報R
RCV(0)及びRRCV(1)の差分値ΔRRCV
算出し、比較器105及びゲート106へ出力する。た
だし、旧送信/非送信判定信号C TR(1)=0の場合
には、旧受信信頼性情報RRCV(1)=0とみなさ
れ、新受信信頼性情報RRCV(0)が差分値ΔR
RCVとして出力される。送信されるものが新受信信頼
性情報RRCV(0)であるか算出された差分であるか
は、送信パケットのヘッダに絶対値又は差分を示すフラ
グを付加することで区別することができる。
【0024】差分しきい値テーブル104には、予め受
信信頼性情報の大きさに依存して変化する許容差分値範
囲ΔRTHがテーブル形式で格納されており、旧受信信
頼性情報RRCV(1)に対応する許容差分値範囲ΔR
THを読み出して比較器105へ出力する。但し、前回
データ送信を行わなかった場合には、ΔRTHを十分大
きな値にして差分演算器103から出力されるR
RCV(0)が送信されるように設定される。
【0025】比較器105は差分値ΔRRCVと±ΔR
THとを比較し、差分値ΔRRCVが旧受信信頼性情報
RCV(1)を中心とする±ΔRTHの範囲に入って
いるか否かを判定する。その比較結果である差分判定信
号Cはゲート106及び履歴管理テーブル101へ出
力される。
【0026】ゲート106は、比較器102から入力す
る送信/非送信判定信号CTR及び比較器105から入
力する差分判定信号Cに従って信頼性情報R
RCV−Aを送信するか否かを決定する。より詳しく
は、受信信頼性情報RRCV(0)がしきい値RTH
下であれば(非送信判定:CTR=0)、ゲート106
は閉じて信頼性情報は送信されない。
【0027】また、差分値ΔRRCVが±ΔRTHの範
囲より大きい場合には、ゲート106を開いて差分値Δ
RCVを送信用信頼性情報RRCV−A(無線基地局
BではRRCV−B)として有線送信部14へ出力し制
御局20へパケット送信する。逆に、差分値ΔRRCV
が±ΔRTHの範囲以内である場合には、前回の信頼性
情報を用いることができるために新たに信頼性情報を送
信する必要はないと判断し、ゲート106を閉じて信頼
性情報のパケット送信は行われない。
【0028】なお、図3に示す機能構成は、専用LSI
によりハードウエアとして実現することもできるが、C
PUのようなプログラム制御プロセッサにより制御プロ
グラムを実行することで実現することが多い。
【0029】図4は、差分しきい値テーブル104の格
納内容の一例を模式的に示す図である。受信強度R
RCVが大きくなるに従って、許容差分値範囲ΔRTH
が大きくなるように設定されている。ここでは、しきい
値RTH以上の受信強度を大きく4分割し、受信強度R
1までは最も小さい許容差分値範囲ΔRTH1に設定さ
れ、受信強度R2までは許容差分値範囲ΔRTH2に、
受信強度R3までは許容差分値範囲ΔRTH3にそれぞ
れ設定される。更に、受信強度R3以上の場合には、最
も大きい許容差分値範囲ΔRTH4に設定される。
【0030】従って、受信強度が小さい場合には、許容
差分値範囲ΔRTHが狭くなり、小さな受信強度変動で
も新たな信頼性情報パケットが送信される。逆に、受信
強度が大きくなると、許容差分値範囲ΔRTHが広くな
り、小さな受信強度変動では信頼性情報パケットが送信
されなくなる。
【0031】(上りパケット送信/非送信制御)以下、
本実施形態の動作を更に詳細に説明する。ここでは、無
線移動局から無線基地局への上り無線信号は各無線基地
局の無線受信部11で一定間隔で受信電界強度が検出さ
れるものとする。例えば、無線通信方式としてTDMA
が用いられる場合には、受信スロットタイミングに合わ
せて受信電界強度を検出することが考えられる。
【0032】図5は、本実施形態における受信電界強度
の変化に対する上りパケット送信/非送信制御の一例を
示す説明図である。ここでは、時刻t1で検出された受
信電界強度RRCV1がしきい値RTHより小さく、時
刻t2では受信電界強度R CV2がしきい値RTH
り大きくなり、時刻t2の受信電界強度RRCV2から
時刻t3の受信電界強度RRCV3への変動は、図4に
示す所定の許容範囲±ΔRTH1を越えるものとする。
更に、時刻t3〜t7までの間は受信電界強度が所定の
許容範囲±ΔRTH2以内で変動するものと仮定する。
このように受信電界強度が変化する場合には、時刻t1
に対応する信頼性情報及びデータはいずれもパケット送
信されない。時刻t2及びt3では両方がパケット送信
され、時刻t4〜t7では信頼性情報は送信されずデー
タがパケット送信される。
【0033】なお、信頼性情報として受信電界強度R
RCVの差分を用いているために、信頼性情報パケット
は、受信データSRCVを乗せた受信データパケットよ
りも短い。また、複数の無線基地局と制御局とを接続す
る回線は、通常、高速回線が使用されている。これによ
って、制御局20において、受信データのフレーム処理
が終了するまでに対応する信頼性情報が届くようにする
ことができ、実時間処理が可能となる。以下、図5に示
す電波状況を一例として、上りパケット送信/非送信制
御動作を説明する。
【0034】図6は、本実施形態における履歴管理テー
ブルの内容の経時変化を示す模式図である。上述したよ
うに、履歴管理テーブル101には、最新状態を示すR
RC V(0)、CTR(0)及びCG(0)と旧状態を
示すRRCV(1)、CTR (1)及びCG(1)とが
格納され、それら格納内容は時刻t1〜t7間に図示す
るように順次更新される。
【0035】図7は本実施形態による無線基地局の送信
/非送信制御を示すフローチャートである。以下、図7
のフローチャートに沿って、図5及び図6を適宜参照し
ながら、上りパケット送信/非送信制御動作を詳細に説
明する。
【0036】先ず、時刻t1において受信電界強度R
RCV1が検出され、信頼性情報処理部12の履歴管理
テーブル101に最新受信電界強度RRCV(0)とし
て格納される。比較器102は受信電界強度RRCV1
をしきい値RTHと比較し、その結果を送信/非送信判
定信号CTRとして出力する(ステップS601)。
【0037】時刻t1の受信電界強度RRCV1はしき
い値RTHより小さいから(ステップS601のYE
S)、上述したように比較器102からは非送信判定信
号C =0がゲート106及びデータ処理部13へ出
力される(ステップS602)。これによって、受信デ
ータSRCV1のパケット送信及び受信電界強度RRC
V1のパケット送信はいずれも行われない(図5の40
1参照)。言い換えれば、このような信頼性の低い受信
データSRCV1を乗せたデータパケット及び信頼性情
報パケットはいずれもネットワーク30へ送出されな
い。
【0038】非送信判定信号CTR=0は履歴管理テー
ブル101に格納されるから、時点t1における履歴管
理テーブル101は、図6に示すように、受信電界強度
CV1及び非送信判定信号CTR=0が格納された
状態となる。続いて、履歴管理テーブル101の内容が
シフトされ、時点t1で格納された受信電界強度R
CV1及び非送信判定信号CTR=0が旧状態の受信電
界強度RRCV(1)及び判定信号CTR(1)となる
(ステップS603)。
【0039】続いて、時刻t2において受信電界強度R
RCV2が検出され、履歴管理テーブル101に最新受
信電界強度RRCV(0)として格納される。従って、
履歴管理テーブル101には、最新状態の受信電界強度
RCV(0)としてRRC V2が、旧状態の受信電界
強度RRCV(1)及び判定信号CTR(1)としてR
RCV1及びCTR=0がそれぞれ格納される(図6参
照)。
【0040】時刻t2の受信電界強度RRCV2はしき
い値RTH以上であるから(ステップS601のN
O)、比較器102からは送信判定信号CTR=1が履
歴管理テーブル101、ゲート106及びデータ処理部
13へそれぞれ出力される。更に、履歴管理テーブル1
01の旧状態の判定信号CTR(1)を参照して前回
(ここでは時点t1で)データSRCV1を送信したか
否かを判断する(ステップS604)。この場合、前回
の判定信号CTR(1)はCTR=0であるから(ステ
ップS604のNO)、新受信信頼性情報R
RCV(0)であるRRCV2がそのまま差分値ΔR
RCVとして使用され(ステップS605)、送信パケ
ットのヘッダに絶対値を示す情報が付加される(ステッ
プS606)。
【0041】前回データ送信しなかった場合には(S6
04のNO)、上述したように比較器105の差分判定
信号Cはゲート106を開くように設定されるから
(C=1)、差分値ΔRRCV=RRCV2を乗せた
パケットが制御局20へ送信される(ステップS60
7)。更に、比較器102からは送信判定信号CTR
1が出力されるから、時刻t2での受信データS
RCV2を乗せたパケットも送信される(ステップS6
08)。こうして、受信データSRCV2のパケット及
び受信電界強度RRCV2のパケットがそれぞれ送信さ
れる(図5の402参照)。
【0042】送信判定信号CTR=1及び差分判定信号
=1は履歴管理テーブル101に格納されるから、
時点t2における履歴管理テーブル101は、図6に示
すように、旧状態として受信電界強度RRCV1及び非
送信判定信号CTR=0が格納され、新状態として受信
電界強度RRCV2、送信判定信号CTR=1、及び差
分判定信号C=1が格納された状態となる。
【0043】続いて、履歴管理テーブル101の内容が
シフトされ、時点t2で格納された受信電界強度R
RCV2、送信判定信号CTR=1、及び差分判定信号
=1が旧状態の受信電界強度RRCV(1)、判定
信号CTR(1)、及び差分判定信号CG(1)となる
(ステップS609)。
【0044】続いて、時刻t3において受信電界強度R
RCV3が検出され、履歴管理テーブル101に最新受
信電界強度RRCV(0)として格納される。従って、
履歴管理テーブル101には、最新状態の受信電界強度
RCV(0)としてRRC V3が、旧状態の受信電界
強度RRCV(1)、判定信号CTR(1)及び差分判
定信号CG(1)としてRRCV2、CTR=1、及び
=1がそれぞれ格納される(図6参照)。
【0045】時刻t3の受信電界強度RRCV3はしき
い値RTH以上であるから(ステップS601のN
O)、比較器102からは送信判定信号CTR=1が履
歴管理テーブル101、ゲート106及びデータ処理部
13へそれぞれ出力される。
【0046】更に、履歴管理テーブル101の旧状態の
判定信号CTR(1)を参照して前回(ここでは時点t
2で)データSRCV2を送信したか否かを判断する
(ステップS604)。この場合、前回の判定信号C
TR(1)はCTR=1であるから(ステップS604
のYES)、差分演算器103は新旧の受信電界強度の
差分値ΔRRCV=RRCV(0)−RRCV(1)
算出する(ステップS610)。ここでは、差分値ΔR
RCV=RRCV3−RRCV2が計算される。
【0047】同時に、差分しきい値テーブル104は、
前回の受信電界強度RRCV(1)を履歴管理テーブル
101から入力し、それに対応する許容範囲ΔRTH
読み出して比較器105へ出力する(ステップS61
1)。比較器105は差分値ΔRRCVと±ΔRTH
を比較し、差分値ΔRRCVが旧受信電界強度RRCV
(1)を中心とする±ΔRTHの範囲に入っているか否
かを判定する(ステップS612)。時点t3において
は、−ΔRTH<(RRCV3−RRCV2)<+ΔR
THであるか否かが判定される。
【0048】この場合、差分値ΔRRCV=(R
RCV3−RRCV2)はΔRTH以上であるから(ス
テップS612のNO)、比較器105は差分判定信号
=1をゲート106及び履歴管理テーブル101へ
出力し、送信パケットのヘッダに差分を示す情報が付加
される(ステップS613)。送信判定信号CTR=1
及び差分判定信号C=1であるから、ゲート106は
開いて差分値ΔRRCV=R RCV3−RRCV2を乗
せたパケットが制御局20へ送信される(ステップS6
07)。更に、比較器102からは送信判定信号CTR
=1が出力されるから、時刻t3での受信データS
RCV3を乗せたパケットも送信される(ステップS6
08)。こうして、受信データSRCV3のパケット及
び受信電界強度の差分値ΔRRCVのパケットがそれぞ
れ送信される(図5の403参照)。
【0049】送信判定信号CTR=1及び差分判定信号
=1は履歴管理テーブル101に格納されるから、
時点t3における履歴管理テーブル101は、図5に示
すように、旧状態として受信電界強度RRCV2、送信
判定信号CTR=1及び差分判定信号C=1が格納さ
れ、新状態として受信電界強度RRCV3、送信判定信
号CTR=1、及び差分判定信号C=1が格納された
状態となる。
【0050】続いて、履歴管理テーブル101の内容が
シフトされ、時点t3で格納された受信電界強度R
RCV3、送信判定信号CTR=1、及び差分判定信号
=1が旧状態の受信電界強度RRCV(1)、判定
信号CTR(1)、及び差分判定信号CG(1)となる
(ステップS609)。
【0051】続いて、時刻t4において受信電界強度R
RCV4が検出され、履歴管理テーブル101に最新受
信電界強度RRCV(0)として格納される。従って、
履歴管理テーブル101には、最新状態の受信電界強度
RCV(0)としてRRC V4が、旧状態の受信電界
強度RRCV(1)、判定信号CTR(1)及び差分判
定信号CG(1)としてRRCV3、CTR=1、及び
=1がそれぞれ格納される(図6参照)。
【0052】時刻t4の受信電界強度RRCV3はしき
い値RTH以上であり(ステップS601のNO)、且
つ前回の判定信号CTR(1)はCTR=1であるから
(ステップS604のYES)、時点t3と同様に、ス
テップS610〜S612に従って処理される。
【0053】しかしながら、差分値ΔRRCV=R
RCV4−RRCV3は、図5に示すように、ΔRTH
<(RRCV4−RRCV3)<+ΔRTHを満たして
いる(ステップS612のYES)。従って、比較器1
05は差分判定信号C=0をゲート106及び履歴管
理テーブル101へ出力し、ゲート106は閉じられ信
頼性情報は送信されない。比較器102の出力は送信判
定CTR=1であるから、時刻t4での受信データS
RCV4を乗せたパケットは送信される(ステップS6
14)。こうして、信頼性情報のパケットは送信され
ず、受信データSRCV のパケットだけが送信される
(図5の404参照)。
【0054】更に、ΔRTH<(RRCV4−R
RCV3)<+ΔRTHを満たしている場合には(ステ
ップS612のYES)、履歴管理テーブル101の内
容はシフトされない。従って、旧状態として受信電界強
度RRCV3、送信判定信号CTR=1及び差分判定信
号C=1が格納されたままで、続く時刻t5の処理が
行われる。
【0055】時刻t5において受信電界強度RRCV5
が検出され、履歴管理テーブル101に最新受信電界強
度RRCV(0)として格納される。従って、履歴管理
テーブル101には、最新状態の受信電界強度R
RCV(0)としてRRCV5が、旧状態の受信電界強
度RRCV(1)、判定信号CTR(1)及び差分判定
信号CG(1)としてRRCV3、CTR=1、及びC
=1がそれぞれ格納される(図6参照)。
【0056】時刻t5の受信電界強度RRCV5はしき
い値RTH以上であり(ステップS601のNO)、前
回の判定信号CTR(1)はCTR=1であり(ステッ
プS604のYES)、更に、ΔRTH<(RRCV5
−RRCV3)<+ΔRTHを満たしている(ステップ
S612のYES)から、時点t4と同様に、ステップ
S610〜S614に従って処理される。即ち、信頼性
情報のパケットは送信されず、受信データSRCV5
パケットだけが送信される(図5の405参照)。ま
た、履歴管理テーブル101の内容はシフトされないか
ら、旧状態として受信電界強度RRCV3、送信判定信
号CTR=1及び差分判定信号C=1が格納されたま
まで、続く時刻t6の処理が行われる。
【0057】こうして、受信電界強度RRCVがステッ
プS612における許容範囲RRC V3±ΔRTHを逸
脱しない限り、ステップS601、S604、S610
〜S612及びS614の処理が繰り返され、受信デー
タSRCVのパケットだけが送信される。図6では、時
刻t6及びt7において同様の処理が繰り返される(図
5の406参照)。受信電界強度RRCVが許容範囲R
RCV3±ΔRTHを外れると(ステップS612のN
O)、時刻t3の場合と同様に、ステップS613、S
607〜S609が実行され、受信電界強度の差分を乗
せたパケット及びデータSRCVのパケットの双方が送
信される。
【0058】(パケット転送及び選択合成制御)図2に
示す無線基地局A及びBから同一無線移動局の受信デー
タがパケット送信され制御局20において選択合成され
る一例を詳細に説明する。
【0059】図8は、本実施形態における制御局の信頼
性情報選択部の詳細な構成を示すブロック図である。信
頼性情報選択部23は絶対値設定/積分演算器201及
び202と、それらの出力を比較する比較器203とか
らなる。絶対値設定/積分演算器201及び202は信
頼性情報RRCV−AとRRCV−Bとをそれぞれ絶対
値設定/積分し、それら演算結果を比較器203へ出力
する。上述したように信頼性情報RRCV−A及びR
RCV−Bは差分演算器103によって差分値として送
信されるか絶対値として送信されているから、絶対値設
定/積分演算器201及び202によって元の信頼性情
報に復元することができる。差分値として送信されるか
絶対値として送信されるかは、受信パケットのヘッダに
付加された情報を参照すればよい。こうして復元された
信頼性情報が比較器203によって比較され、どちらを
選択すべきかを示す選択合成制御命令CSELがデータ
選択部22へ出力される。
【0060】図9(A)は無線基地局A及びBにおいて
それぞれ検出された受信電界強度の時間変化を示す曲線
図である。ここでは、無線基地局Aでの受信電界強度R
RC V(A)が大きく変動しており、無線基地局Bでの
受信電界強度RRCV(B)がほとんど変動なく安定し
ているものとする。具体的には、無線基地局Aでの受信
電界強度RRCV(A)は時刻t2の検出時点でしきい
値RTHより大きくなり、時刻t3で無線基地局Bでの
受信電界強度RRCV(B)より大きくなるが、時刻t
8で再び受信電界強度RRCV(B)を下回り、時刻t
9でしきい値R THより小さくなる。同様に、受信電界
強度RRCV(A)は時刻t13で再びしきい値RTH
より大きくなり、時刻t14で受信電界強度R
RCV(B)より大きくなるが、時刻t17で再び受信
電界強度RRCV(B)を下回り、時刻t18でしきい
値RTHより小さくなる。無線基地局Bでの受信電界強
度RRCV (B)は、常にしきい値RTHより大きいレ
ベルにあり、時刻t2、t8、t10、t12及びt1
8付近を除いてほとんど実質的な変動、即ち許容範囲R
RC ±ΔRTHを外れるほどの変動はないものとす
る。
【0061】図9(B)は、図9(A)に対応した本実
施形態における無線基地局Aのパケット送信/非送信を
示す模式図であり、図9(C)は、図9(A)に対応し
た本実施形態における無線基地局Bのパケット送信/非
送信を示す模式図である。図5〜図7によって詳細に説
明したように、無線基地局Aでは、受信電界強度R
CV(A)が大きく変動しているために、しきい値R
THより小さくなる時刻t1、時刻t9〜t12の期間
及び時刻t18では、信頼性情報パケット801及びデ
ータパケット802のいずれも送信されない。しきい値
THより大きくなる期間t2〜t8及びt13〜t1
7ではデータパケット802は送信され、信頼性情報パ
ケット801は受信電界強度RRCV(A)の差分が許
容差分値範囲RRCV±ΔRTHより大きくなる期間だ
け送信される。ここでは、時刻t4〜t7の期間及び時
刻t15、t16では、信頼性情報パケット801が送
信されない。
【0062】無線基地局Bでの受信電界強度R
RCV(B)は、常にしきい値RTHより大きいレベル
にあるから、受信データ804は常に送信されている。
しかしながら、信頼性情報パケット803は、受信電界
強度RRCV(B)の差分が許容差分値範囲RRCV±
ΔRTHより大きくなる場合(ここでは、時刻t2、t
8、t10、t12及びt18付近)を除いて送信され
ない。このようにデータパケット及び信頼性情報パケッ
トの送信/非送信制御が行われるために、ネットワーク
30のトラフィックは従来に比べて大幅に低減する。
【0063】制御局20では、受信データSRCV−B
は無線基地局Bから各時点で受信しているが、無線基地
局Aからの受信データSRCV−Aは期間t2〜t8及
びt13〜t17だけ受信する。ただし、無線基地局A
からの受信データSRCV− には時刻t2、t3、t
8、t12、t13及びt17だけに信頼性情報R
CV−Aが付随しており、無線基地局Bからの受信デー
タSRCV−Bには、時刻t2、t8、t10、t12
及びt18だけ信頼性情報RRCV−Bが付随してい
る。受信電界強度RRCV(B)の変動が少ない場合に
は、信頼性情報R CV−Bが付随していない期間では
前回送信された信頼性情報をそのまま使用することがで
きるからである。
【0064】図9(D)は、図9(B)及び(C)に対
応して制御局で実行される受信データの選択合成を示す
模式図である。上述したように時刻t3〜t7の期間及
び時刻t14〜t16の期間ではRRCV−A>R
RCV−Bであるから、制御局20のデータ選択部22
では、信頼性情報選択部23からの指令CSELに従っ
て無線基地局Aからの受信データSRCV−Aにが選択
され、それ以外の期間ではRRCV−A<RRCV−B
であるから無線基地局Bからの受信データSRCV −B
が選択される。このように合成することにより、ある無
線移動局の送信電波を最も良好に受信した無線基地局か
らの受信データだけを合成することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
信頼性の低いデータについては無線基地局側で送信をや
めているので、上りトラフィックを減少できる。更に、
受信信頼性が安定していて毎回送信する必要のない場合
には、無線基地局側で信頼性情報の送信をやめているた
めに、上りトラフィック量を更に減少させることができ
る。
【0066】また、受信データ送信とは別のタイミング
で信頼性情報を送信しているので、必要に応じて空きタ
イミングで送信することができ、無線基地局と制御局と
の間伝送路を効率よく使用することができ、上りトラフ
ィックの軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された移動体通信システムの概略
的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明による選択合成システムの一実施形態を
示す概略的ブロック構成図である。
【図3】本実施形態における無線基地局の信頼性情報処
理部の詳細な機能的構成を示すブロック図である。
【図4】差分しきい値テーブル104の格納内容の一例
を模式的に示す図である。
【図5】本実施形態における受信電界強度の変化に対す
る上りパケット送信/非送信制御の一例を示す説明図で
ある。
【図6】本実施形態における履歴管理テーブルの内容の
経時変化を示す模式図である
【図7】本実施形態による無線基地局の送信/非送信制
御を示すフローチャートである。
【図8】本実施形態における制御局の信頼性情報選択部
の詳細な構成を示すブロック図である。
【図9】(A)は無線基地局A及びBにおいてそれぞれ
検出された受信電界強度の時間変化を示す曲線図であ
り、(B)は(A)に対応した本実施形態における無線
基地局Aのパケット送信/非送信を示す模式図であり、
(C)は(A)に対応した本実施形態における無線基地
局Bのパケット送信/非送信を示す模式図であり、
(D)は(B)及び(C)に対応して制御局で実行され
る受信データの選択合成を示す模式図である。
【符号の説明】
10 無線基地局 11 無線受信部 12 信頼性情報処理部 13 データ処理部 14 有線送信部 20 制御局 21 有線受信部 22 データ選択部 23 信頼性情報選択部 24 受信データ処理部 30 デジタルネットワーク 101 履歴管理テーブル 102 比較器 103 差分演算器 104 差分しきい値テーブル 105 比較器 106 ゲート 201 絶対値設定/積分演算器 202 絶対値設定/積分演算器 203 比較器

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体通信システムにおける複数の無線
    基地局の各々から制御局へデータを転送する方法におい
    て、 前記複数の基地局の各々において、 ある移動局から受信した信号の受信信頼性の良否を判定
    し、 前記受信信頼性が良好である場合には当該受信信号の受
    信データを前記制御局へ転送し、 前記受信信頼性が良好でない場合には当該受信信号の受
    信データ及び信頼性情報の前記制御局への転送を停止す
    る、 ことを特徴とするデータ転送方法。
  2. 【請求項2】 前記受信信頼性の変動の大きさを検出
    し、 前記受信信頼性の変動が所定許容範囲より大きい場合に
    は前記信頼性情報を前記制御局へ転送し、 前記受信信頼性の変動が所定許容範囲より小さい場合に
    は前記信頼性情報の前記制御局への転送を停止する、 ことを特徴とする請求項1記載のデータ転送方法。
  3. 【請求項3】 前記所定許容範囲は、前記受信信頼性に
    依存して予め設定されていることを特徴とする請求項2
    記載のデータ転送方法。
  4. 【請求項4】 前記受信信頼性情報と前記受信データと
    を異なるタイミングで前記制御局へ転送することを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載のデータ転送
    方法。
  5. 【請求項5】 前記制御局において、前記受信信頼性情
    報を次回の受信信頼性情報を受信するまで保持すること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のデー
    タ転送方法。
  6. 【請求項6】 前記制御局において、 複数の無線基地局から受信信頼性情報及び当該受信信頼
    性に対応する受信データを受信し、前記受信信頼性情報
    に基づいて信頼性の最も高い受信データを選択する、 ことを特徴とする請求項5記載のデータ転送方法。
  7. 【請求項7】 移動体通信システムにおける複数の無線
    基地局の各々からデジタルネットワークを通して制御局
    へデータを転送する方法において、 前記複数の基地局の各々において、 a)ある移動局から受信した信号の受信信頼性の良否及
    び変化量を判定し、 b)前記受信信頼性の良否判定に応じて、当該受信信号
    の受信データをパケット形式で前記制御局へ転送するか
    否かを決定し、 c)前記受信信頼性の変化量判定に応じて、前記信頼性
    情報をパケット形式で前記制御局へ転送するか否かを決
    定し、 d)上記ステップb)及びc)で転送決定された受信デ
    ータ及び信頼性情報をそれぞれパケット形式で転送す
    る、 ステップからなることを特徴とするデータ転送方法。
  8. 【請求項8】 前記ステップb)は、 前記受信信頼性が良好である場合には当該受信信号の受
    信データを前記制御局へ転送する決定をし、 前記受信信頼性が良好でない場合には当該受信信号の受
    信データ及び信頼性情報の前記制御局への転送を停止す
    る決定をする、 ことを特徴とする請求項7記載のデータ転送方法。
  9. 【請求項9】 前記ステップc)は、 前記受信信頼性の変化量が所定許容範囲より大きい場合
    には前記信頼性情報をパケット形式で前記制御局へ転送
    する決定をし、 前記受信信頼性の変動が所定許容範囲より小さい場合に
    は前記信頼性情報の前記制御局への転送を停止する決定
    をする、 ことを特徴とする請求項7又は8記載のデータ転送方
    法。
  10. 【請求項10】 前記所定許容範囲は、前記受信信頼性
    に依存して予め設定されていることを特徴とする請求項
    9記載のデータ転送方法。
  11. 【請求項11】 前記制御局において、前記受信信頼性
    情報を次回の受信信頼性情報を受信するまで保持するこ
    とを特徴とする請求項7ないし10のいずれかに記載の
    データ転送方法。
  12. 【請求項12】 前記制御局において、 複数の無線基地局から受信信頼性情報及び当該受信信頼
    性に対応する受信データを受信し、 前記受信信頼性情報に基づいて信頼性の最も高い受信デ
    ータを選択する、 ことを特徴とする請求項11記載のデータ転送方法。
  13. 【請求項13】 複数の無線基地局の各々からデジタル
    ネットワークを通して制御局へデータを転送するシステ
    ムにおいて、 前記複数の基地局の各々は、 各移動局から受信した信号の受信信頼性の良否を判定す
    る判定手段と、 前記受信信頼性が良好である場合には当該受信信号の受
    信データを前記制御局へ転送し、前記受信信頼性が良好
    でない場合には当該受信信号の受信データ及び信頼性情
    報の前記制御局への転送を停止する送信制御手段と、か
    らなることを特徴とするデータ転送システム。
  14. 【請求項14】 前記複数の基地局の各々は、更に、前
    記受信信頼性の変動の大きさを検出する検出手段を有
    し、前記データ送信制御手段は、前記受信信頼性の変動
    が所定許容範囲より大きい場合には前記信頼性情報を前
    記制御局へ転送し、前記受信信頼性の変動が所定許容範
    囲より小さい場合には前記信頼性情報の前記制御局への
    転送を停止する、ことを特徴とする請求項13記載のデ
    ータ転送システム。
  15. 【請求項15】 前記所定許容範囲は、前記受信信頼性
    に依存して予め設定されていることを特徴とする請求項
    14記載のデータ転送方法。
  16. 【請求項16】 前記送信制御手段は、前記受信信頼性
    情報と前記受信データとを異なるタイミングで前記制御
    局へ転送することを特徴とする請求項13ないし15記
    載のデータ転送システム。
  17. 【請求項17】 前記制御局は、 前記複数の基地局から受信データ及び受信信頼性情報を
    受信する受信手段と、 複数の受信信頼性情報に基づいて、前記受信データのう
    ち最も信頼性の高いデータを選択する選択手段と、 からなることを特徴とする請求項13ないし16のいず
    れかに記載のデータ転送システム。
  18. 【請求項18】 前記制御局は、 前記受信信頼性情報を次回の受信信頼性情報を受信する
    まで保持する保持手段を更に有することを特徴とする請
    求項17記載のデータ転送システム。
  19. 【請求項19】 複数の無線基地局と制御局とがデジタ
    ルネットワークを通して接続された移動体通信システム
    において、 前記複数の無線基地局の各々は、 ある移動局から受信した信号の受信信頼性の良否を判定
    する第1判定手段と、 前記受信信頼性の変化量を判定する第2判定手段と、 前記受信信頼性の良否判定に応じて当該受信信号の受信
    データを前記制御局へ転送するか否かを決定するデータ
    送信制御手段と、 前記受信信頼性の変化量判定に応じて前記信頼性情報を
    前記制御局へ転送するか否かを決定する信頼性情報送信
    制御手段と、 転送決定された受信データ及び信頼性情報をそれぞれパ
    ケット形式で前記制御手段へ送信する送信手段と、 からなり、 前記制御局は、 前記複数の無線基地局から前記デジタルネットワークを
    通して受信データ及び受信信頼性情報を受信する受信手
    段と、 複数の受信信頼性情報に基づいて前記受信データのうち
    最も信頼性の高いデータを選択し受信データを合成する
    選択手段と、 からなることを特徴とする移動体通信システム。
  20. 【請求項20】 前記データ送信制御手段は、前記受信
    信頼性が良好である場合には当該受信信号の受信データ
    をパケット形式で前記制御局へ転送する決定をし、前記
    受信信頼性が良好でない場合には当該受信信号の受信デ
    ータ及び信頼性情報の前記制御局への転送を停止する決
    定をする、ことを特徴とする請求項16記載の移動体通
    信システム。
  21. 【請求項21】 前記信頼性情報送信制御手段は、前記
    受信信頼性の変化量が所定許容範囲より大きい場合には
    前記信頼性情報をパケット形式で前記制御局へ転送する
    決定をし、前記受信信頼性の変動が所定許容範囲より小
    さい場合には前記信頼性情報の前記制御局への転送を停
    止する決定をする、ことを特徴とする請求項16又は1
    7記載の移動体通信システム。
  22. 【請求項22】 前記所定許容範囲は、前記受信信頼性
    に依存して予め設定されていることを特徴とする請求項
    21記載の移動体通信システム。
  23. 【請求項23】 前記送信手段は、前記受信信頼性情報
    のパケットと前記受信データのパケットとを異なるタイ
    ミングで前記制御局へ転送することを特徴とする請求項
    19ないし22のいずれかに記載の移動体通信システ
    ム。
  24. 【請求項24】 請求項19記載の移動体通信システム
    における無線基地局において、 ある移動局から受信した信号の受信信頼性の良否を判定
    する第1判定手段と、 前記受信信頼性の変化量を判定する第2判定手段と、 前記受信信頼性の良否判定に応じて当該受信信号の受信
    データを前記制御局へ転送するか否かを決定するデータ
    送信制御手段と、 前記受信信頼性の変化量判定に応じて前記信頼性情報を
    前記制御局へ転送するか否かを決定する信頼性情報送信
    制御手段と、 転送決定された受信データ及び信頼性情報をそれぞれパ
    ケット形式で前記制御手段へ送信する送信手段と、 からなることを特徴とする無線基地局。
  25. 【請求項25】 前記受信信頼性は前記受信信号の電界
    強度により表されることを特徴とする請求項24記載の
    無線基地局。
  26. 【請求項26】 前記信頼性情報送信制御手段は、前記
    受信信号の電界強度の変化量が所定許容範囲より大きい
    場合には前回の電界強度との差分を前記信頼性情報とし
    てパケット形式で前記制御局へ転送する決定をし、前記
    受信信号の電界強度の変化量が所定許容範囲より小さい
    場合には前記信頼性情報の前記制御局への転送を停止す
    る決定をする、ことを特徴とする請求項25記載の無線
    基地局。
  27. 【請求項27】 前記所定許容範囲は、前記受信信号の
    電界強度の大きさに依存して予め設定されていることを
    特徴とする請求項26記載の無線基地局。
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