JP2000132481A - 情報取得装置および方法ならびに情報取得制御プログラムを記憶した媒体 - Google Patents

情報取得装置および方法ならびに情報取得制御プログラムを記憶した媒体

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JP2000132481A
JP2000132481A JP10301217A JP30121798A JP2000132481A JP 2000132481 A JP2000132481 A JP 2000132481A JP 10301217 A JP10301217 A JP 10301217A JP 30121798 A JP30121798 A JP 30121798A JP 2000132481 A JP2000132481 A JP 2000132481A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報提供装置からの情報ファイルの取得を効
率化する。 【解決手段】 第1情報取得装置1は、通信ネットワー
クを介して、情報提供装置4と接続される。取得要求部
16が操作者の指示に応答して情報ファイルを取得した
後、所在情報抽出部13は該情報ファイルから他の情報
ファイルの所在情報を抽出し、履歴情報生成部14は該
情報ファイルの所在情報内の該ファイルの内容を示す文
字列から単語を抽出する。取得要求部16は、操作者か
らの新たな指示に先立ち、前記抽出された所在情報のう
ちの前記抽出された単語を含むものが示す情報ファイル
を情報提供装置4から取得し、情報ファイル蓄積部12
に記憶させる。記憶後、操作者から取得が指示された情
報ファイルが情報ファイル蓄積部12内に記憶される場
合、指示判定部18は該情報ファイルを蓄積部12から
読出し、情報提示部17に提示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
に接続される情報提供装置から情報ファイルを取得する
ための情報取得装置および方法ならびに情報取得制御プ
ログラムを記憶する媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】通信ネットワークを介して情報ファイル
を授受するための情報通信システムは、通信ネットワー
クに接続された複数の情報提供装置および情報取得装置
を含む。前記通信ネットワークは、たとえばいわゆるイ
ンターネットで実現される。情報提供装置は、たとえば
いわゆるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を
用いたサーバコンピュータで実現され、情報ファイルを
記憶する。情報取得装置は、たとえばWWW(World Wi
de Web)ブラウザプログラムを搭載したクライアントコ
ンピュータで実現され、通信ネットワークを介して情報
提供装置に対して情報ファイルを要求し、かつ提供され
た情報ファイルを操作者に提示する。前記情報ファイル
は、たとえばHTML(Hyper Text Markup Language)
で記述されたハイパーテキストのソースファイルであ
る。
【0003】近年、前記情報通信システムにおいて、情
報取得装置の操作者が情報ファイルの取得を指示した時
点から該情報取得装置に情報ファイルが与えられる時点
までの時間、すなわち情報ファイルの入手時間の短縮が
求められている。このために論文NAIST−MT35
1067(「WWWにおける情報入手の高速化への提
案」知念健一,奈良先端科学技術大学院大学情報科学研
究科,平成7年2月20日提出)、および特開平9−2
31119号公報は、情報ファイルの先読み技術を開示
している。
【0004】前記論文NAIST−MT351067の
先読み技術を用いた情報通信システムは、情報提供サー
ビスの1つであるWWWにおいて、情報提供装置である
サーバと情報取得装置であるクライアントとの間に、い
わゆる代理サーバを介在させ、該代理サーバに情報ファ
イルの先読みを行わせている。前記代理サーバは、クラ
イアントからサーバへの情報ファイルの提供の要求が与
えられた場合、該情報ファイルをサーバから入手してク
ライアントへ与え、さらに該情報ファイルに基づき提供
が要求されると予測される他の情報ファイルを、先読み
対象の情報ファイルとしてサーバから入手し、クライア
ントへ与える。前記他の情報ファイルは、前記要求され
た情報ファイル内に記載されたURLによって規定され
る情報ファイルである。この結果、クライアントは前記
先読み対象の情報ファイルの提供の要求をクライアント
に与える前に該情報ファイルを得るので、該情報ファイ
ルの入手時間が短縮される。
【0005】前記特開平9−231119号公報の情報
通信システムの情報提示装置は、システム利用者から取
得するべき情報ファイルが指示された場合、該情報ファ
イルの取得を情報提供装置に対し要求する。前記指示さ
れた情報ファイルが取得された後、システム利用者から
の新たな指示に先立って、前記情報提示装置は、該情報
ファイル内から他の複数の情報ファイルの所在情報をそ
れぞれ抽出し、前記取得された情報ファイル内における
該所在情報の記述順または該所在情報の記述形式に基づ
た順序で、該複数の所在情報がそれぞれ示す前記他の情
報ファイルの取得を、前記情報提供装置に要求する。こ
の結果、前記情報提示装置は、前記所在情報の記述順ま
た記述形式に基づき、システム利用者が次に取得を指示
する可能性の高い情報ファイルを、優先的に先読みす
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、論文
NAIST−MT351067の先読み技術を用いた情
報通信システム、および特開平9−231119号公報
の情報通信システムは、システム利用者が取得を指示し
た情報ファイル内に記載される全ての所在情報がそれぞ
れ表す全ての情報ファイルを、先読み対象の情報ファイ
ルとしている。しかしながら実際には、システム利用者
が前記全ての先読み対象の情報ファイルのうちの一部の
ものの取得を指示しない場合、および該全ての先読み対
象の情報ファイルとは異なる他の情報ファイルの取得を
指示する場合が、有得る。
【0007】これらの場合、システム利用者の新たな指
示が与えられる時点に、先読み対象の情報ファイルの先
読みが既に完了しているために、通信ネットワークの負
荷が前記先読みが行われないときよりも増大し、かつ無
駄な情報ファイルがクライアントおよび情報提示装置に
それぞれ蓄積されることになる。これらの結果前述の場
合に、情報ファイルの先読みが行われない場合よりも、
システム利用者が必要とする情報ファイルの取得の効率
が悪化する。さらにまたこれらの場合において、通信ネ
ットワークが混雑しているならば、前記先読みを行う時
点で該情報ファイルの取得に時間がかかるため、代理サ
ーバとクライアントとの間、および情報提供装置と情報
提示装置との間の通信の負荷がさらに増大するので、情
報ファイルの取得の効率がさらに悪化する。
【0008】本発明の目的は、情報提供装置から通信ネ
ットワークを介して情報ファイルを効率良く取得するた
めに、システム利用者が望む情報ファイルを適確に予測
して先読みし、かつ通信ネットワークの状況に応じて情
報提供装置との間の通信の負荷の増大を防止することが
できる情報取得装置および方法ならびに情報取得制御プ
ログラムを記憶する媒体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数の情
報ファイルを記憶する情報提供装置と通信ネットワーク
を介して接続される情報取得装置であって、取得するべ
き情報ファイルを指示する指示手段と、指示された情報
ファイルを前記情報提供装置から取得する第1取得手段
と、取得された情報ファイルの通信ネットワーク上の所
在および該情報ファイルの内容に関する所在情報から、
要素を抽出する要素抽出手段と、前記取得された情報フ
ァイル内に記述された該情報ファイル以外の他の情報フ
ァイルの所在情報を、該情報ファイル内から抽出する所
在情報抽出手段と、抽出された全ての所在情報のうちか
ら、前記抽出された要素を含む所在情報を、取得の指示
が予測される情報ファイルの所在情報として選択する予
測手段と、前記指示手段からの新たな指示に先立ち、選
択された所在情報が示す情報ファイルを、前記情報提供
装置から取得する第2取得手段とを含むことを特徴とす
る情報取得装置である。
【0010】第1の発明に従えば、第1の発明の情報取
得装置は、前記指示手段からの指示に応答して、指示さ
れた情報ファイルを前記第1取得手段によって取得す
る。さらに前記情報取得装置は、前記所在情報と前記要
素抽出手段と前記予測手段と前記第2取得手段とによっ
て、情報ファイルの先読み、すなわち取得が指示される
であろう情報ファイルを前記指示手段からの指示に先立
って取得する処理を行う。選択される所在情報は、前記
指示に基づいて取得された情報ファイルの所在情報内の
要素を含んでいるので、該情報ファイル内に記載される
全ての所在情報のうち、前記指示手段から取得が最も指
示されやすい分野の情報を示す情報ファイルを表す。こ
の結果前記第2取得手段は、たとえば情報取得装置の操
作者が前記指示手段によって取得を指示させやすい分
野、すなわち該操作者が利用しやすい分野の情報ファイ
ルを、取得する。この結果第1の発明の情報取得装置
は、情報ファイルの先読みを、前記操作者の要求に応じ
て、効率的に行うことができる。
【0011】第2の発明は、複数の情報ファイルを記憶
する情報提供装置と通信ネットワークを介して接続され
る情報取得装置であって、予め定める分野の情報ファイ
ルの通信ネットワーク上の所在および該情報ファイルの
内容に関する所在情報に含まれ得る予め定める要素を記
憶する取得用要素記憶手段と、取得するべき情報ファイ
ルを指示する指示手段と、指示された情報ファイルを前
記情報提供装置から取得する第1取得手段と、前記取得
された情報ファイル内に記述された該情報ファイル以外
の他の情報ファイルの所在情報を、該情報ファイル内か
ら抽出する所在情報抽出手段と、抽出された全ての所在
情報のうちから、前記記憶される要素を含む所在情報
を、取得の指示が予測される情報ファイルの所在情報と
して選択する予測手段と、前記指示手段からの新たな指
示に先立ち、選択された所在情報が示す情報ファイル
を、前記情報提供装置から取得する第2取得手段とを含
むことを特徴とする情報取得装置である。
【0012】第2の発明に従えば、第2の発明の情報取
得装置は、前記指示手段からの指示に応答して、指示さ
れた情報ファイルを前記第1取得手段によって取得す
る。さらに前記情報取得装置は、前記所在情報抽出手段
と前記取得用要素記憶手段と前記予測手段と前記第2取
得手段とによって、情報ファイルの先読みを行う。選択
される所在情報は、前記取得用要素記憶手段内に記憶さ
れた要素を含んでいるので、前記指示に基づいて取得さ
れた情報ファイル内に記載される全ての所在情報のう
ち、前記取得されるべき分野の情報を示す情報ファイル
を表す。この結果前記第2取得手段は、たとえば予め取
得されるべきと定められた分野の情報ファイルを、取得
する。この結果第2の発明の情報取得装置は、たとえば
該情報取得装置において利用されやすい分野の情報ファ
イルの先読みを、前記操作者の要求に拘わらずに行うこ
とができる。
【0013】第3の発明は、複数の情報ファイルを記憶
する情報提供装置と通信ネットワークを介して接続され
る情報取得装置であって、予め定める分野の情報ファイ
ルの通信ネットワーク上の所在および該情報ファイルの
内容に関する所在情報に含まれ得る予め定める要素を記
憶する取得用要素記憶手段と、取得するべき情報ファイ
ルを指示する指示手段と、指示された情報ファイルを前
記情報提供装置から取得する第1取得手段と、取得され
た情報ファイルの所在情報から、要素を抽出する要素抽
出手段と、前記取得された情報ファイル内に記述された
該情報ファイル以外の他の情報ファイルの所在情報を、
該情報ファイル内から抽出する所在情報抽出手段と、抽
出された全ての所在情報のうちから、前記記憶される要
素および前記抽出された要素のうちの少なくとも一方を
含む所在情報を、取得の指示が予測される情報ファイル
の所在情報として選択する予測手段と、前記指示手段か
らの新たな指示に先立ち、選択された所在情報が示す情
報ファイルを、前記情報提供装置から取得する第2取得
手段とを含むことを特徴とする情報取得装置である。
【0014】第3の発明に従えば、第3の発明の情報取
得装置は、前記指示手段からの指示に基づく情報ファイ
ルの取得と、情報ファイルの先読みとを行う。また前記
情報取得装置は、前記要素抽出手段と前記取得用要素記
憶手段とを備え、前記予測手段が上述のように動作す
る。この結果第3の発明の情報取得装置は、操作者の要
求に応じた情報ファイルの先読みと、予め定められる分
野の情報ファイルの先読みとを、両方行うことができ
る。これによって前記情報取得装置における情報ファイ
ルの先読みが、さらに効率的になる。
【0015】第4の発明の情報取得装置は、前記取得用
要素記憶手段内の前記要素が複数ある場合、該各要素に
は前記予測手段における所在情報との比較時の優先順位
が設定されており、前記各要素の優先順位は、前記情報
提供装置との間の情報ファイルの取得状況に応じて変更
されることを特徴とする。
【0016】第4の発明に従えば、第4の発明の情報取
得装置は、第2および第3の発明の情報取得装置におい
て、前記各要素に前記優先順位がそれぞれ設定された構
成になっている。また前記各要素の優先順位は、前記情
報ファイルの取得状況に応じて動的に変化する。この結
果前記第4の発明の情報取得装置の予測手段は、前記取
得状況、たとえば該情報取得装置が現時点で接続される
通信ネットワークに応じて、前記各要素を前記抽出され
た所在情報との比較に用いる順序を変更することができ
る。
【0017】第5の発明の情報取得装置は、前記取得用
要素記憶手段内の前記要素が複数ある場合、該各要素に
は前記予測手段における所在情報との比較時の優先順位
が設定されており、前記各要素の優先順位は、該各要素
が前記抽出された所在情報に含まれる回数が多いほど高
くなるように、変更されることを特徴とする。
【0018】第5の発明に従えば、第5の発明の情報取
得装置は、第2および第3の発明の情報取得装置におい
て、前記各要素に前記優先順位がそれぞれ設定された構
成になっている。また前記各要素の優先順位は、前記回
数に応じて動的に変化する。この結果前記情報ファイル
の先読みが複数回繰返されるならば、先読みされる情報
ファイルの所在情報内に含まれる要素、すなわち先読み
対象の情報ファイルを含む分野に関連のある要素の優先
順位が、他の分野に関連する要素よりも高くなる。この
結果前記第5の発明の情報取得装置は、前記取得用要素
記憶手段内の要素によって規定される分野内の複数の情
報ファイルのうち、操作者の要求に応じた情報ファイ
ル、すなわち該操作者が利用する可能性の高い分野の情
報ファイルを、優先的に先読みすることができる。
【0019】第6の発明の情報取得装置は、前記第2取
得手段は、前記選択された所在情報が示す情報ファイル
を取得した後、前記抽出された全ての所在情報のうちの
前記選択された所在情報以外の残余の所在情報が示す情
報ファイルを、前記指示手段からの新たな指示よりも前
に、前記情報提供装置からさらに取得することを特徴と
する。
【0020】第6の発明に従えば、第6の発明の情報取
得装置は、第1〜第3の発明の情報取得装置において、
前記第2取得手段が上述のように動作する構成になって
いる。この結果前記第6の発明の情報取得装置は、前記
抽出された全ての所在情報がそれぞれ示す全ての情報フ
ァイルを先読みすることができ、かつ、該全ての情報フ
ァイルのうち、操作者の要求に応じた情報ファイルおよ
び予め定められる分野の情報ファイルのうちの少なくと
も一方を、他の情報ファイルよりも優先的に先読みする
ことができる。
【0021】第7の発明の情報取得装置は、指示に先立
つ取得を禁止するべき情報ファイルの所在情報に含まれ
得る予め定める要素を記憶する禁止用要素記憶手段と、
前記抽出された全ての所在情報のうちから、前記要素記
憶手段内に記憶された要素を含む所在情報を選択し、前
記第2取得手段における該所在情報が示す情報ファイル
の取得を禁止する先行取得禁止手段とをさらに含むこと
を特徴とする。
【0022】第7の発明に従えば、第7の発明の情報取
得装置は、第1〜第3の発明の情報取得装置に加えて、
情報ファイルの先読みの禁止に関する上述の手段をさら
に含む構成になっている。この結果前記第7の発明の情
報取得装置は、前記禁止用要素記憶手段に記憶される要
素によって規定される分野、たとえば操作者にとって有
益ではないと予想される分野の情報ファイルの先読みを
禁止する。前記分野の情報ファイルは、前記指示手段か
ら取得が指示された場合に、初めて取得される。これに
よって、前記分野の情報ファイルの先読みを禁止しない
場合よりも、前記情報取得装置における情報ファイルの
先読みに起因する通信ネットワークの負荷が軽減され
る。したがって前記情報取得装置は、前記場合よりも、
情報ファイルの取得を高速化することができる。
【0023】第8の発明の情報取得装置は、前記所在情
報抽出手段は、前記第1取得手段における情報ファイル
の取得に先立ち、前記第2取得手段が新たに取得した情
報ファイルから、前記要素および所在情報をそれぞれさ
らに抽出し、前記所在情報抽出手段における所在情報の
抽出、前記予測手段における所在情報の選択、ならびに
前記第2取得手段における情報ファイルの取得は、前記
指示手段が情報ファイルの取得を指示した時点から該指
示手段が新たな情報ファイルの取得を指示する時点まで
の間に、予め定める基準回数だけ繰返されることを特徴
とする。
【0024】第8の発明に従えば、第8の発明の情報取
得装置は、第1〜第3の発明の情報取得装置において、
少なくとも前記所在情報抽出手段、予測手段および第2
取得手段が、上述のように動作する構成になっている。
この結果前記第8の発明の情報取得装置は、先読みされ
た情報ファイルに基づく情報ファイルの先読みを、前記
基準回数だけ繰返す。この結果前記情報取得装置は、先
読みされた情報ファイルに関連のある他の情報ファイル
を、さらに先読みすることができる。
【0025】第9の発明の情報取得装置は、前記情報提
供装置との間の通信状況に応じて、前記基準回数を変更
する基準回数変更手段をさらに含むことを特徴とする。
【0026】第9の発明に従えば、第9の発明の情報取
得装置は、第8の発明の情報取得装置に加えて、前記基
準回数変更手段をさらに含む構成になっている。たとえ
ば前記通信ネットワークが混雑するほど、前記基準回数
は減少する。この結果前記第9の発明の情報取得装置
は、通信ネットワークが混雑してる時点に情報ファイル
の先読みを多数回行うことを、未然に防止する。これに
よって前記情報取得装置は、指示手段が指示を行った時
点から該指示に応じた情報ファイルが取得される時点ま
での時間、すなわち情報取得装置の応答時間の増大を、
防止することができる。
【0027】第10の発明の情報取得装置は、前記抽出
された所在情報に含まれる要素に応じて、前記基準回数
を変更する基準回数変更手段をさらに含むことを特徴と
する。
【0028】第10の発明に従えば、第10の発明の情
報取得装置は、第8の発明の情報取得装置に加えて、前
記基準回数変更手段をさらに含む構成になっている。こ
の結果前記第10の発明の情報取得装置は、抽出された
所在情報に含まれる要素によって規定される分野、すな
わち操作者が利用しようとしている分野に応じて、前記
基準回数を変更する。これによって前記情報取得装置
は、操作者の利用状況に応じた応答時間の短縮、すなわ
ち前記利用状況に応じた高速応答を、実現することがで
きる。
【0029】第11の発明の情報取得装置は、前記第1
および第2取得手段によって取得された情報ファイルを
記憶する情報ファイル記憶手段と、前記情報ファイル指
示手段からの新たな情報ファイルの取得の指示に応答
し、指示された情報ファイルが前記情報ファイル記憶手
段に記憶されている場合、前記第1取得手段を休止さ
せ、かつ該情報ファイルを前記情報ファイル記憶手段か
ら読出して提示し、該情報ファイルが前記情報ファイル
記憶手段に記憶されていない場合、前記第1取得手段に
該情報ファイルを前記情報提供装置から取得させて提示
する提示制御手段とをさらに含むことを特徴とする。
【0030】第11の発明に従えば、第11の発明の情
報取得装置は、第1〜第3の発明の情報取得装置に加え
て、第1取得手段の制御に拘わる上述の構成をさらに含
む。この結果第11の発明の情報取得装置において、情
報ファイルの先読み後に指示手段が新たに情報ファイル
の取得を指示したならば、前記指示された情報ファイル
が先読みされていない場合よりも、該情報ファイルが先
読みされている場合のほうが、前記指示がなされた時点
が該ファイルが提示されるまでに要する待ち時間が短縮
される。また前記情報取得装置において、前記先読みさ
れる情報ファイルは前述したように決定されるので、該
情報ファイルの取得が指示される可能性が、従来技術の
情報通信システムのクライアントおよび情報提示装置よ
りも、高い。この結果前記情報取得装置は、従来技術の
前記クライアント及び情報提示装置よりも、前記待ち時
間を確実に短縮することができる。
【0031】第12の発明の情報取得装置は、前記情報
ファイルは、ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲ
ージによって記述されたソースファイルであり、前記所
在情報は、ユニフォーム・リソース・ロケータと該ユニ
フォーム・リソース・ロケータにアンカーエレメントを
用いて関連付けられる文字列とを含み、前記要素は、前
記単語であることを特徴とする。
【0032】第12の発明に従えば、第12の発明の情
報取得装置は、第1〜第3の発明の情報取得装置におい
て、情報ファイルと所在情報と要素とが上述のもので実
現される構成になっている。すなわち前記第12の発明
の情報取得装置は、いわゆるハイパーテキストを構築す
るための複数の情報ファイルを、リンクに基づいて順次
的に先読みする。また上述するように、前記要素は前記
URLに関連する文字列内の単語であり、該文字列は一
般的にURLによって識別される情報ファイルの内容を
示すことが多い。これによって前記情報取得装置は、前
記ハイパーテキストを構築する複数の情報ファイルのう
ちから、操作者の望む分野または予め定める分野の情報
ファイルを、極めて容易に選択することができる。
【0033】第13の発明は、複数の情報ファイルを記
憶する情報提供装置から通信ネットワークを介して取得
するべき情報ファイルを指示する処理と、指示された情
報ファイルを前記情報提供装置から取得する処理と、取
得された情報ファイルの通信ネットワーク上の所在およ
び該情報ファイルの内容に関する所在情報から、要素を
抽出する処理と、前記取得された情報ファイル内に記述
された該情報ファイル以外の他の情報ファイルの所在情
報を、該情報ファイル内から抽出する処理と、抽出され
た全ての所在情報のうちから、前記抽出された要素を含
む所在情報を、取得の指示が予測される情報ファイルの
所在情報として選択する処理と、新たな情報ファイルの
取得の指示に先立ち、選択された所在情報が示す情報フ
ァイルを、前記情報提供装置から取得する処理とを含む
ことを特徴とする情報取得方法である。
【0034】第13の発明に従えば、前記情報取得方法
は、前記指示に応答して、指示された情報ファイルを取
得し、さらに該情報ファイル内に記載される所在情報と
前記要素とに基づいて、情報ファイルの先読みを行う。
この結果前記情報取得方法における先読みによって取得
される情報ファイルは、第1の発明の説明と同様の理由
に基づき、取得が最も指示されやすい分野内の情報を示
す。この結果前記情報取得方法が用いられる場合、情報
ファイルの先読みを、前記操作者の要求に応じて、効率
的に行うことができる。
【0035】第14の発明は、複数の情報ファイルを記
憶する情報提供装置と通信ネットワークを介して接続さ
れるコンピュータにおける情報ファイルの取得を制御す
るための情報取得制御プログラムを記憶する媒体であっ
て、前記情報取得制御プログラムは、コンピュータに、
取得するべき情報ファイルを指示させ、指示された情報
ファイルを前記情報提供装置から取得させ、取得された
情報ファイルの通信ネットワーク上の所在および該情報
ファイルの内容に関する所在情報から、要素を抽出さ
せ、前記取得された情報ファイル内に記述された該情報
ファイル以外の他の情報ファイルの所在情報を、該情報
ファイル内から抽出させ、抽出された全ての所在情報の
うちから、前記抽出された要素を含む所在情報を、取得
の指示が予測される情報ファイルの所在情報として選択
させ、新たな情報ファイルの取得の指示に先立ち、選択
された所在情報が示す情報ファイルを、前記情報提供装
置から取得させることを特徴とする情報取得制御プログ
ラムを記憶する媒体である。
【0036】第14の発明に従えば、前記媒体は上述の
情報取得制御プログラムを記憶する。前記プログラムを
コンピュータにインストールし、該コンピュータ内の中
央演算処理装置に前記プログラムを実行された場合、前
記コンピュータが第1の発明の情報取得装置として動作
する。この結果前記コンピュータは、情報ファイルの先
読みを、前記操作者の要求に応じて、効率的に行うこと
ができる。したがって前記プログラムは、汎用のコンピ
ュータを用いて、前記第1の発明の情報取得装置を容易
に実現することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態である情報取得装置1(以後、「第1情報取得装置
1」と称する)を含む情報通信装置2の電気的構成を示
すブロック図である。
【0038】情報通信装置2は、通信ネットワーク3を
介して情報ファイルを授受するためのシステムであり、
1または複数の第1情報取得装置1と通信ネットワーク
3の他に、1または複数の情報提供装置4を含む。情報
提供装置4は、1または複数の情報ファイルを記憶す
る。第1情報取得装置1は、通信ネットワーク3を介し
て情報提供装置4と接続され、該情報提供装置4内の情
報ファイルを取得して、該情報ファイルを提示する。情
報ファイルは、提供するべき情報を第1情報取得装置1
および情報提供装置4で取扱い可能な形式で記述したも
のである。本実施の形態では、情報通信装置2はサーバ
・クライアント型の情報サービス、たとえばいわゆるW
WWを実現するためのシステムであり、情報提供装置4
はHTTPを用いたサーバコンピュータであり、第1情
報取得装置1はいわゆるWebブラウザプログラムを搭
載したクライアントコンピュータであるとする。
【0039】情報提供装置4内の全ての情報ファイルの
うちの少なくとも1つの情報ファイルは、該少なくとも
1つの情報ファイルと該情報ファイル以外の残余の少な
くとも1つの情報ファイルとの関連性を表現可能な記述
方式で記述される。本実施の形態では、前記記述方式は
いわゆるHTMLであるとする。すなわち複数の情報フ
ァイルは、情報通信装置2内にいわゆるハイパーテキス
トを構築する。また前記残余の情報ファイルは、いわゆ
るテキストファイルでもよく、たとえば画像または音響
を示すデータファイルでもよい。
【0040】HTMLで記述された任意の1つの情報フ
ァイル、すなわちHTMLソースファイルは、前記関連
性の記述のために、該HTMLソースファイルと関連の
ある他の情報ファイルのURL(Uniform Resource Loc
ator)を含む。URLは、WWWにおいて授受可能な情
報を識別するためのものであり、該情報を記述した情報
ファイルまたは該情報を作成するプログラムの情報通信
装置2内の位置を表す。またHTMLソースファイル内
のURLは、いわゆるアンカーエレメントによって、該
ソースファイル内の文字列に関連付けられる。前記文字
列は、たとえば関連づけられたURLによって識別され
る情報ファイルの内容を示す。以後の説明では、前記H
TMLソースファイル内のURLおよび該URLに関連
づけられる文字列を、該URLによって識別される情報
ファイルの所在情報と称し、該HTMLソースファイル
内の所在情報以外の部分を、提供情報と称する。
【0041】第1情報取得装置1は、情報ファイルの取
得のために、情報ファイルの応答取得処理および先読み
処理を行う。前記応答取得処理は、操作者からの情報フ
ァイルの取得の指示に応答して、該指示された情報ファ
イルを情報提供装置4から取得する処理である。前記先
読み処理は、操作者の指示に先立ち、該操作者が取得を
指示するであろう情報ファイルを予測して、該情報ファ
イルを情報提供装置4から取得する処理である。このた
めに第1情報取得装置1は、入力部11、情報ファイル
蓄積部12、所在情報抽出部13、履歴情報生成部1
4、履歴情報格納部15、取得要求部16、および情報
提示部17を含む。また情報ファイル蓄積部12は指示
判断部18を含み、所在情報抽出部13はバッファ19
を含む。
【0042】入力部11は、第1情報取得装置1の操作
者によって操作可能であり、該操作者からの指示が入力
される。情報ファイル蓄積部12は、前記応答取得処理
および先読み処理によって得られた1または複数の情報
ファイルを記憶する。指示判定部18は、前記操作者か
ら情報ファイルの取得の指示が与えられ、かつ該情報フ
ァイルが情報ファイル蓄積部12内にない場合、該情報
ファイルの取得のために、取得要求部16に前記応答取
得処理を行わせる。所在情報抽出部13は、情報ファイ
ル蓄積部12に新たに記憶された情報ファイルから、所
在情報を抽出する。履歴情報生成部14は、操作者から
の情報ファイルの取得の指示に基づいて、該情報ファイ
ルの所在情報を元に、該指示の履歴を示す履歴情報を生
成する。
【0043】履歴情報格納部15は、最新の履歴情報か
ら作成順に予め定める数の履歴情報を含む分岐予測表を
記憶する。また取得要求部16は、前記取得の指示が与
えられた時点から操作者から新たな指示が与えられる時
点までの間に、前記所在情報と前記分岐予測表とに基づ
いて、情報ファイルの先読み処理を行う。情報提示部1
7は、操作者からの情報ファイルの取得の指示に応答
し、該情報ファイルを情報ファイル蓄積部12から読出
し、提示する。前記情報ファイルがHTMLソースファ
イルを含むハイパーテキストであるならば、情報提示部
17は、具体的には、前記Webブラウザのプログラム
を実行して、該情報ファイルをいわゆるWebページで
ある画像に変換して、該画像を提示する。
【0044】図2は、Webページ21を示す図であ
る。図2のWebページ21のHTMLソースファイル
は、2つの提供情報22a,22bと5つの所在情報2
3a〜23eとを少なくとも含むものとする。前記提供
情報22a,22bは、画像またはテキストを用いて表
される。前記所在情報23a〜23eは文字列だけがテ
キストとして表される。
【0045】図3は、第1情報取得装置1における情報
ファイルの提示処理を説明するためのフローチャートで
ある。前記提示処理は、前記応答取得処理および先読み
処理を含む。たとえば第1情報取得装置1が操作者から
の情報ファイルの取得の指示を受付可能になった後、ス
テップA1からステップA2に進む。
【0046】ステップA2で、情報ファイル蓄積部12
の指示判定部18は、操作者からの情報ファイルの取得
の指示を待受ける。操作者は、入力部11を操作して、
取得するべき情報ファイルを指示する。入力部11が指
示されたならば、入力部11の入力結果、すなわち操作
者からの情報ファイルの取得の指示は、指示判定部18
に与えられる。前記入力結果は、たとえば取得するべき
情報ファイルのURLを含む。取得指示後、指示判定部
18は、ステップA3で、取得が指示された情報ファイ
ルが、情報ファイル蓄積部12内に記憶されているか否
かを判断する。前記指示された情報ファイルが情報ファ
イル蓄積部12内にない場合ステップA2からステップ
A3に進み、該情報ファイルが情報ファイル蓄積部12
内にある場合、ステップA2からステップA4に進む。
前記入力結果は、情報提示部17に与えられる。
【0047】ステップA4で、指示判定部18は、前記
入力結果を所在情報抽出部13を介して取得要求部16
に与える。また前記入力結果にURLが含まれていない
場合、所在情報抽出部13は、バッファ19内の後述す
る所在情報ファイル内の全所在情報のうち、操作者から
取得が指示された情報ファイルの所在情報を、取得要求
部16に与える。この結果取得要求部16は、前記入力
結果に応答して、前記応答取得処理を行う。すなわち取
得要求部16は、たとえば前記入力結果内のURLに基
づき、通信ネットワーク3を介し、情報提供装置4に前
記取得が指示された情報ファイルを要求する。要求受信
後、情報提供装置4は、要求された情報ファイルを、通
信ネットワーク3を介し、第1情報取得装置1に与え
る。与えられた情報ファイルは、情報ファイル蓄積部1
2に記憶される。記憶後、ステップA4からステップA
5に進む。
【0048】情報提示部17は、ステップA5で、前記
入力結果に基づき、前記取得が指示された情報ファイル
を情報ファイル蓄積部12から読出し、提示する。提示
される情報ファイルは、入力部11が操作された時点で
情報ファイル蓄積部12に記憶されている情報ファイ
ル、すなわち後述の先読み処理によって取得されたもの
であってもよく、該時点以後にステップA4の応答取得
処理によって取得されたものであってもよい。この結果
たとえば図2で示す情報ファイルが、画像化されて、表
示される。
【0049】提示後、所在情報抽出部13は、ステップ
A6で、提示された情報ファイルから、該情報ファイル
内に記載された全ての所在情報を抽出し、該所在情報の
集合である所在情報ファイルを作成する。所在情報ファ
イルは、1または複数の所在情報、すなわち1または複
数のURLと該各URLにそれぞれ関連する文字列と
を、含む。前記所在情報ファイルは、たとえば所在情報
抽出部13内のバッファ19に記憶される。表1は、図
2のWebページのHTMLソースファイルに基づいて
作成される所在情報ファイルを示す。
【0050】
【表1】
【0051】所在情報抽出後、履歴情報生成部14は、
ステップA7で、提示された情報ファイル自身の所在情
報の文字列を構成要素に分割し、該構成要素と該所在情
報との組合わせである履歴情報を作成する。ステップA
7の処理対象である所在情報は、たとえば前記入力結果
に応答して所在情報抽出部13内のバッファ19から、
履歴情報生成部14に与えられたものである。すなわち
前記履歴情報は、前記提示された情報ファイルが、操作
者からの指示に応答して取得された情報ファイルに基づ
き生成された所在情報ファイルに基づいて操作者がさら
に取得を指示したものである場合に、該提示された情報
ファイルの所在情報を分析して、得られるものである。
作成後、履歴情報作成部14は、作成された履歴情報
を、履歴情報格納部15内の分岐予測表に加えて、該分
岐予測表を更新する。前記分岐予測表は、最新の履歴情
報から作成順に予め定める数の履歴情報から構成され、
第1情報取得装置1における操作者の指示に応じた情報
ファイルの取得の履歴を示す。表2は、表1の所在情報
ファイルの先頭の所在情報が示す情報ファイルの取得の
指示がなされた後の分岐予測表を示す。
【0052】
【表2】
【0053】履歴情報記憶後、取得要求部16は、ステ
ップA8で、所在情報抽出部13内の所在情報ファイル
と履歴情報格納部15内の分岐予測表とに基づき、操作
者が取得を指示するであろう情報ファイルを予測し、該
情報ファイルを情報提供装置4から取得する。前記取得
が指示されるであろう情報ファイル、すなわち予測ファ
イルは、前記所在情報ファイル内の全ての所在情報のう
ち、該分岐予測表内の少なくとも1つの構成要素が含ま
れる文字列を含む所在情報によって示されるものであ
る。この結果得られた前記予測ファイルは、情報ファイ
ル蓄積部12に記憶される。このように、ステップA6
〜A8において、前記履歴情報に基づく先読み処理が行
われる。
【0054】予測ファイル取得後、指示判定部18は、
ステップA2の指示終了後からステップA8の予測ファ
イルの取得完了までの間に、さらに入力部11が操作さ
れているか否か、すなわち操作者が新たな指示を与えた
か否かを判断する。操作者からの新たな指示があり、か
つ該指示が新たな情報ファイルを取得することを指示す
るものである場合、ステップA9からステップA2に戻
る。ステップA2〜A9の処理は、操作者が情報ファイ
ルの提示処理の終了を指示するまで、繰返される。操作
者からの新たな指示があり、かつ該指示が提示処理の終
了を指示するものである場合、ステップA9からステッ
プA10に進み、当該フローチャートの処理動作を終了
する。
【0055】図3のフローチャートのステップA6にお
いて、たとえば前記提示された情報ファイルがHTML
ソースファイルである場合、所在情報抽出部13は所在
情報を以下の手順で抽出する。HTMLソースファイル
から他の情報ファイルへのリンクは、アンカーエレメン
トによって表される。具体的には、前記他の情報ファイ
ルのURLが「http://www.news.co
m」であり、該他の情報ファイルの所在情報内の文字列
が「ニュースのページ」である場合、前記ソースファイ
ル内のアンカーエレメントを含む文字列は、「<A H
REF=”http://www.news.com”
>ニュースのページ</A>」となっている。前記文字
列内の「<A HREF=”…”>」および「</A
>」は、HTMLにおけるアンカーエレメントの開始お
よび終了タグである。前記開始タグ内の「…」には、リ
ンク先の情報ファイルのURLが入る。
【0056】前記場合、所在情報抽出部13は、HTM
Lソースファイル内からアンカーエレメントの開始およ
び終了タグを先頭および末尾に含む全ての文字列を抽出
し、さらに該各文字列内の開始タグ「<A HREF
=”…”>」内にあるURL「http://www.
news.com」と、該各文字列内の開始および終了
タグ「<A HREF=”…”>」「</A>」とに挟
まれた文字列「ニュースのページ」とを、該各文字列が
示すリンク先の情報ファイルの所在情報として、該各文
字列内からそれぞれ抽出する。以上が、前記場合の所在
情報の具体的な抽出手順である。
【0057】図3のフローチャートのステップA7の履
歴情報の生成処理において、本実施の形態では、前記文
字列の分割に形態素解析が用いられ、前記文字列は単語
単位で分割されるとする。形態素解析とは、予め準備さ
れた辞書内に記憶される複数の単語と該文字列の先頭の
部分とをそれぞれ比較し、該文字列の先頭から一部分と
一致する該複数の単語内の最長の単語を求め、さらに該
文字列内の該最長の単語の次の文字を先頭として、前述
の比較と抽出とを繰返す処理である。また本実施の形態
では、文字列の分割結果である全ての単語のうち、助詞
は前記履歴情報から除かれるとする。たとえば前記提示
された情報ファイルの所在情報が。表1内の上から4番
目の所在情報「ニュースのページ,http://ww
w.news.com/index.html」である
場合、履歴情報は、該所在情報と、分析の結果得られた
単語「ニュース」,「ページ」とを含む。
【0058】図3のフローチャートのステップA7の分
岐予測表の更新処理は、具体的には以下の通りである。
履歴情報格納部15は、縦列接続された予め定める数の
記憶領域を含む。最新の履歴情報が得られた場合、最後
段の記憶領域内の履歴情報が消去され、最前段〜最後段
よりも1つ前の各記憶領域内の履歴情報が該各記憶領域
内の次段の記憶領域にそれぞれ転送され、最前段の記憶
領域内に前記最新の履歴情報が記憶される。この結果各
記憶領域が最前段の記憶領域に近いほど、該各記憶領域
に記憶される記憶領域が新しい。また履歴情報格納部1
5内の全ての履歴情報内の構成要素は、該各履歴情報が
新しいほど、前記ステップA8の予測処図4は、図3の
フローチャートのステップA8の予測ファイルの予測及
び取得処理を詳細に説明するためのフローチャートであ
る。ステップA7の履歴情報の記憶後、ステップB1か
らステップB2に進む。
【0059】取得要求部16は、ステップB2で、ステ
ップA5で更新後の前記所在情報ファイルをバッファ1
9から読出して一時的に記憶し、ステップB3で、ステ
ップA6で更新後の前記分岐予測表内の全履歴情報の構
成要素を読出して記憶する。記憶後、取得要求部16
は、ステップB4で、一時記憶された所在情報ファイル
内から、最新の処理対象の所在情報として、先頭の所在
情報を読出す。
【0060】読出し後、取得要求部16は、ステップB
5で、前記最新の処理対象の所在情報内に、前記読出さ
れた全ての構成要素のうちの少なくとも1つが含まれて
いるか否かを判断する。具体的には、前記全ての構成要
素は、該各構成要素を含む履歴情報の生成順が新しいも
のから順に、順次的に、前記最新の処理対象の所在情報
と比較される。いずれか1つの構成要素が該所在情報内
に含まれていた場合、該所在情報が示す情報ファイルは
前記予測ファイルであると判断され、ステップB5から
ステップB6に進む。全ての構成要素が前記最新の処理
対象の所在情報内に含まれない場合、該所在情報が示す
情報ファイルは前記予測ファイルではないと判断され、
ステップB5からステップB7に進む。
【0061】取得要求部16は、ステップB6で、前記
最新の処理対象の所在情報が示す情報ファイル、すなわ
ち予測ファイルの取得処理を行う。具体的には、取得要
求部16は、前記最新の処理対象の所在情報内のURL
に基づき、通信ネットワーク3を介し、情報提供装置4
に前記予測ファイルを要求する。要求受信後、情報提供
装置4は、要求された前記予測ファイルを、通信ネット
ワーク3を介し、第1情報取得装置1に与える。この結
果得られた前記予測ファイルは、情報ファイル蓄積部1
2に記憶される。記憶後、ステップB6からステップB
7に進む。
【0062】取得要求部16は、ステップB7で、ステ
ップB2で一時記憶された所在情報ファイル内の全所在
情報内に、未だステップB5の処理対象となっていない
他の所在情報があるか否かを判断する。前記他の所在情
報がある場合、ステップB7からステップB8に進み、
取得要求部16は、該他の所在情報のうちのいずれか1
つを前記最新の処理対象の取得情報として読出し、ステ
ップB5に戻る。この結果ステップB5〜B7の処理
は、前記一時記憶された所在情報ファイル内の全所在情
報を処理対象とするまで、繰返される。前記他の所在情
報がない場合、すなわち前記一時記憶された所在情報フ
ァイル内の全ての所在情報に関してステップB5〜B7
の処理が行われた場合、ステップB7からステップB9
に進む。
【0063】取得要求部16は、ステップB9で、前記
一時記憶された所在情報ファイル内の全所在情報のう
ち、ステップB6の取得処理に用いられなかった所在情
報内のURLに基づき、通信ネットワーク3を介し、情
報提供装置4に該所在情報が示す情報ファイルを要求す
る。要求受信後、情報提供装置4は、要求された前記情
報ファイルを、通信ネットワーク3を介し、第1情報取
得装置1に与える。この結果得られた前記情報ファイル
は、情報ファイル蓄積部12に記憶される。記憶後、ス
テップB9からステップB10に進み、当該フローチャ
ートの処理動作が終了する。以上が前記予測および取得
処理の説明である。
【0064】たとえば、図4の予測および取得処理にお
いて、前記更新後の所在情報ファイルおよび分岐予測表
が、それぞれ表1,2に示すものであるとする。この場
合取得要求部16は、ステップB3で、前記分岐予測表
の左端の列内の構成要素、すなわち「最新」,「情
報」,「ここ」,「スポーツ」,「ニュース」,
「次」,「ページ」を読出す。さらに取得要求部16
は、ステップB5で、これら単語と表1の所在情報ファ
イル内の各文字列とを順次比較する。この結果所得要求
部16は、表1の上から1、3〜5列目の所在情報を、
前記予測ファイルの所在情報として、選択する。この結
果取得要求部16は、全所在情報が示す情報ファイルの
うち、1,3〜5列目の所在情報が示す情報ファイルよ
りも、2番目の所在情報が示す情報ファイルよりも優先
的に、先読みすることになる。
【0065】以上の処理によって、第1情報取得装置1
は、情報ファイルの先読み処理時に、操作者の指示に応
答して取得された情報ファイルに関連する他の情報ファ
イルのうちから、操作者の過去の情報ファイル取得の指
示の履歴に基づき、先読み対象となる予測ファイルを予
測する。この結果前記予測ファイルは、情報提供装置4
が提供する全ての情報ファイルのうち、操作者が利用し
ようとしている分野の情報を記述した情報ファイルにな
ると予想される。この結果先読みされた情報ファイル
は、操作者が新たに取得を指示する情報ファイルと一致
しやすい。
【0066】このように第1情報取得装置1は、情報フ
ァイルの先読み処理の効率を、従来技術の先読み処理を
行う情報取得装置よりも、向上させることができる。こ
の結果前記提示処理において、2回目以降の操作者の情
報ファイルの取得の指示の時点で、既に該情報ファイル
が先読みされている確率が高いので、ステップA4の応
答抽出処理を行う確率が低くなる。したがって第1情報
取得装置1において、操作者の情報ファイルの取得を指
示した時点から該情報ファイルが提示される時点までに
要する時間、すなわち情報ファイル取得の待ち時間が、
従来技術の先読み処理を行う情報取得装置よりも、短縮
される。また第1情報取得装置1は、前記先読み処理時
に、前記ステップB9の処理を省略して、前記予測ファ
イルだけを読出すようにしてもよい。
【0067】図5は、本発明の第2の実施の形態である
第2情報取得装置31を含む情報通信装置32の電気的
構成を示すブロック図である。第2の実施の形態の情報
取得装置31(以後、「第2情報取得装置31」と称す
る)は、第1情報取得装置1と比較して、取得情報格納
部33が追加され、かつ取得要求部34の動作が変更さ
れた点が異なり、他は等しい。第2の実施の形態の情報
通信装置32は、第1の実施の形態の情報取得装置2内
の第1情報取得装置1が、第2情報取得装置31に置換
えられた構成になっている。第2情報取得装置31およ
び情報通信装置32の説明において、該装置31,32
内の部品のうちの第1情報取得装置1および情報通信装
置2内の部品と同じ部品には同じ参照符を付し、これら
装置1,2内の部品と類似の部品には同じ名称を用い、
かつ後者の装置1,2と同じ構成および動作に関する説
明は省略する。
【0068】取得情報格納部33は、情報ファイルの先
読み処理において前記予測ファイルの予測に用いられる
予め定める1または複数の基準要素を記憶する。前記基
準要素は、たとえば、第2情報取得装置31によって優
先的に取得しようとする分野に関連がある単語である。
第2情報取得装置31内の取得要求部34は、前記応答
取得処理および履歴情報に基づく先読み処理に加えて、
基準要素に基づく先読み処理を行う。すなわち第2情報
取得装置31の提示処理は、図3,4で説明した提示処
理と比較して、図4のステップB4,B5間に、図6で
示す前記基準要素に基づく先読み処理が加えられた点が
異なり、他は等しい。
【0069】前記基準要素が複数ある場合、該各基準要
素には優先順位が付されており、取得要求部34は、前
記基準要素に基づく先読み処理時に、該優先順位の順に
該基準要素を用いる。前記優先順位は、たとえば操作者
の情報ファイルの取得の指示に応じて変更される。前記
基準要素は、たとえば第2情報取得装置31の製造時
に、該装置31の製造者が、該装置31の一般的な操作
者が優先的に利用しようとする分野を予め調べ、該分野
に応じて設定してもよく、第2情報取得装置31の操作
者が、自らが優先的に利用しようとする分野に応じて設
定してもよい。
【0070】図6は、前記基準要素に基づく先読み処理
を詳細に説明するためのフローチャートである。ステッ
プB4で前記最新の処理対象の所在情報が読出された
後、ステップC1からステップC2に進む。
【0071】取得要求部34は、ステップC2で、取得
情報格納部33内の全ての基準要素のうち、最も優先順
位が高い基準要素を、最新の比較対象の基準要素とし
て、読出す。読出し後、取得要求部34は、ステップC
3で、前記最新の処理対象の所在情報内に、前記最新の
比較対象の基準要素が含まれているか否かを判断する。
前記最新の比較対象の基準要素が前記最新の処理対象の
所在情報内に含まれている場合、該所在情報が示す情報
ファイルは前記予測ファイルであると判断され、ステッ
プC3からステップC4に進む。前記最新の比較対象の
基準要素が前記最新の処理対象の所在情報内に含まれな
い場合、該所在情報が示す情報ファイルは前記予測ファ
イルではないと判断され、ステップC3からステップC
6に進む。
【0072】取得要求部34は、ステップC4で、ステ
ップB6と同様の手順によって、前記最新の処理対象の
所在情報が示す情報ファイル、すなわち予測ファイルの
取得処理を行う。この結果得られた前記予測ファイル
は、情報ファイル蓄積部12に記憶される。記憶後、取
得要求部34は、ステップC5で、前記最新の比較対象
の基準要素の優先順位を、現行の順位よりも1つ上の順
位に変更する。変更後、ステップC5からステップC6
に進む。
【0073】取得要求部34は、ステップC6で、ステ
ップB2で一時記憶された所在情報ファイル内の全所在
情報内に、未だステップC3の処理対象となっていない
他の所在情報があるか否かを判断する。前記他の所在情
報がある場合、ステップC6からステップC7に進み、
取得要求部34は、該他の所在情報を前記最新の処理対
象の取得情報として読出し、ステップC3に戻る。この
結果ステップC3〜C6の処理は、前記一時記憶された
所在情報ファイル内の全所在情報を処理対象とするま
で、繰返される。前記他の所在情報がない場合、すなわ
ち前記一時記憶された所在情報ファイル内の全ての所在
情報に関してステップC3〜C6の処理が行われた場
合、ステップC6からステップC8に進む。
【0074】取得要求部34は、ステップC8で、取得
情報格納部33内の全基準要素内に、未だステップC3
の処理対象となっていない他の基準要素があるか否かを
判断する。前記他の基準要素がある場合、ステップC8
からステップC9に進み、取得要求部34は、前記他の
基準要素のうち、現時点の比較対象の基準要素の次に優
先順位が高いものを、新たな比較対象の基準要素として
読出し、かつ、最新の処理対象の所在情報として、先頭
の所在情報を読出す。読出し後、ステップC9からステ
ップC3に戻る。この結果ステップC3〜C8の処理
は、前記取得情報各野部33内の全基準要素を比較対象
とするまで、繰返される。前記他の基準要素がない場
合、すなわち前記全ての基準要素に関してステップC3
〜C8の処理が行われた場合、前記最新の処理対象の所
在情報を前記先頭の所在情報に戻した後、ステップC8
からステップC10に進み、当該フローチャートの処理
動作を終了する。以上が前記基準要素に基づく先読み処
理の説明である。図6の先読み処理終了後、図4のステ
ップB5の処理が開始される。
【0075】以上の処理によって第2情報取得装置31
は、情報ファイルの先読み処理時に、操作者の指示に応
答して取得された情報ファイルに関連する他の情報ファ
イルのうちから、操作者の過去の情報ファイル取得の指
示の履歴だけでなく、予め取得対象として定める分野に
も基づき、先読み対象となる予測ファイルを予測する。
この結果第2情報取得装置31は、情報提供装置4が提
供する全情報ファイルのうち、操作者が利用しようとし
ている分野の情報を記述した情報ファイルだけでなく、
前記予め取得対象とする分野の情報を基準した情報ファ
イルも、先読みすることができる。この結果第2情報取
得装置31は、前記予め取得対象とする分野の情報ファ
イルを、前記履歴に拘わらず、確実に先読みすることが
できる。
【0076】このように第2情報取得装置31は、従来
技術の先読み処理を行う情報取得装置よりも、情報ファ
イルの先読み処理の効率を向上させることができる。し
たがって第2情報取得装置31において、従来技術の先
読み処理を行う情報取得装置よりも、情報ファイル取得
の待ち時間が短縮される。また第2情報取得装置31内
の取得要求部34は、図6の先読み処理において、ステ
ップC8の判定が否定された後、所在情報ファイル内の
全ての所在情報のうちの前記基準要素を全く含まない所
在情報が示す情報ファイルを、さらに取得しておいても
よい。この場合前記全情報ファイルのうち、前記予め取
得対象とする分野の情報を基準した情報ファイルが、優
先的に取得される。
【0077】また第2情報取得装置31の取得要求部3
4は、前記基準要素の優先順位を、該基準要素を含む所
在情報の有無に応じて変更している。前記所在情報は、
操作者が取得を指示した情報ファイルから抽出されてい
る。これらのことに基づき、前記基準要素の優先順位
は、操作者の情報ファイル取得の指示の履歴に基づき、
操作者が利用しようとする分野に関連する基準要素ほど
優先順位が高くなるように、変更される。この結果第2
情報取得装置31は、前記基準要素に基づく先読み処理
において、予め取得対象とされる分野のうち、操作者が
利用しようとする分野の情報ファイルを、残余の分野の
情報ファイルよりも優先的に先読みすることができる。
なお前記優先順位は、前記履歴に拘わりなく常に固定さ
れていてもよい。この場合図6の先読み処理内のステッ
プC5が省略されるので、該先読み処理が簡略化され
る。
【0078】またさらに取得情報格納部33は、予め取
得対象とされる分野に関連がある要素の代わりに、情報
ファイルの取得を制限しようとする分野に関連のある要
素を、前記基準要素として記憶してもよい。前記取得を
制限しようとする分野は、たとえば操作者にとって有益
ではない分野である。この場合図6の先読み処理におい
て、ステップC3で前記処理対象の所在情報が前記比較
対象の基準要素を含むと判断された場合、ステップC4
で該所在情報が示す情報ファイルを取得する代わりに、
該所在情報を前記所在情報ファイルから消去する。この
結果前記処理対象の所在情報が示す情報ファイルは、履
歴情報に基づく先読み処理で先読みされない。すなわち
上述の処理によって、前記取得を制限しようとする分野
の情報ファイルが先読みされることを防止することがで
きる。したがって、たとえば操作者が取得を指示しない
情報ファイルの先読みが防止されるので、情報ファイル
の先読み処理の効率が向上し、かつ情報ファイル取得の
待ち時間が短縮される。取得情報格納部33は、取得対
象とされる分野、および取得を制限しようとする分野に
それぞれ関連する要素を記憶してもよい。
【0079】本発明の第3の実施の形態である情報取得
装置を、以下に説明する。第3の実施の形態の情報取得
装置(以後「第3情報取得装置」と称する)は、第2情
報取得装置31と比較して、取得要求部の動作が変更さ
れた点が異なり、他は等しい。第3の実施の形態の情報
通信装置(以後「第3情報通信装置」と称する)は、第
2の実施の形態の情報通信装置32内の第2情報取得装
置31が、第3情報取得装置に置換えら、かつ通信ネッ
トワークが切換え可能な構成になっている点が異なり、
他は等しい。第3情報取得装置および第3情報通信装置
の説明において、該装置内の部品のうちの第2情報取得
装置31および情報通信装置32内の部品と同じ部品に
は同じ参照符を付し、これら装置31,32内の部品と
類似の部品には同じ名称を用い、後者の装置31,32
と同じ構成および動作に関する説明は省略する。
【0080】第3情報通信装置は、情報ネットワーク3
を複数含む。第3情報取得装置内の取得要求部は、複数
の通信ネットワーク3のうちのいずれか1つを選択し、
該いずれか1つの通信ネットワーク3に接続された情報
提供装置4との間で情報ファイルを授受する。また前記
基準要素に基づく先読み処理において、該基準要素の優
先順位は、操作者の情報ファイルの取得の指示の代わり
に、選択されたネットワークに応じて変更される。すな
わち前記取得要求部における情報ファイルの提示処理
は、第2の実施の形態の取得要求部の提示処理と比較し
て、ネットワークの切換え処理と該ネットワークの切換
えに応じた優先順位の変更処理とが加えられ、かつステ
ップC5の前記操作の履歴に応じた優先順位の変更処理
が削られた点が異なり、他は等しい。この場合第3情報
取得装置内の取得情報格納部は、前記複数の基準要素に
加えて、複数の通信ネットワークがそれぞれ選択された
場合の該基準要素の優先順位をそれぞれ示す複数の優先
順位表を、さらに記憶する。
【0081】図7は、第3情報取得装置における情報フ
ァイルの提示処理を説明するためのフローチャートであ
る。ステップD1〜D8の処理は、図3の提示処理のス
テップA1〜A8と等しいので、説明は省略する。ステ
ップA8の予測ファイル取得後、ステップD8からステ
ップD9に進む。
【0082】第3情報取得装置の指示判定部は、ステッ
プD2の指示終了後からステップD8の予測ファイルの
取得完了までの間で、さらに入力部11が操作されてい
るか否か、すなわち操作者が新たな指示を与えたか否か
を判断する。操作者からの新たな指示があり、かつ該指
示が情報ファイルをさらに取得することを指示するもの
である場合、ステップD9からステップD2に戻る。
【0083】操作者からの新たな指示があり、かつ該指
示がネットワークの切換えを指示するものである場合、
ステップD9からステップD10に進む。第3情報取得
装置の取得要求部は、ステップD10で、第3情報取得
装置と情報提供装置4との間に介在される通信ネットワ
ークを、現時点のネットワークから、操作者によって指
示された通信ネットワークに変更する。切換え後、前記
取得要求部は、ステップD11で、前記取得情報格納部
内に記憶される複数の優先順位表のうち、変更後の通信
ネットワークに対応するいずれか1つの優先順位表を選
択する。選択後、ステップD11からステップD8に戻
る。この結果ステップD8内の基準要素に基づく先読み
処理は、選択された優先順位表に示される各基準要素の
優先順位に基づいて行われる。
【0084】さらにまた操作者からの新たな指示があ
り、かつ該指示が提示処理の終了を指示するものである
場合、ステップD9からステップD12に進み、当該フ
ローチャートの処理動作を終了する。この結果ステップ
D2〜D11の処理は、操作者が情報ファイルの提示処
理の終了を指示するまで、繰返される。
【0085】以上の処理によって、第3情報取得装置
は、基準要素に基づく情報ファイルの先読み処理時に接
続されているネットワークに応じて、該基準要素の優先
順位を変更することができる。
【0086】本発明の第4の実施の形態である情報取得
装置を、以下に説明する。第4の実施の形態の情報取得
装置(以後「第4情報取得装置」と称する)は、第2情
報取得装置31と比較して、取得要求部の動作が変更さ
れた点が異なり、他は等しい。第4の実施の形態の情報
通信装置(以後「第4情報通信装置」と称する)は、第
2の実施の形態の第2情報取得装置31が、第4情報取
得装置に置換えられた構成になっている。第4情報取得
装置および第4情報通信装置の説明において、該装置内
の部品のうちの第2情報取得装置31および情報通信装
置32と同じ部品には同じ参照符を付し、これら装置3
1,32内の部品と同じ部品には同じ名称を用い、後者
の装置31,32と同じ構成および動作の説明は省略す
る。
【0087】第4情報取得装置内の取得要求部は、操作
者の指示が与えられた時点から新たな指示が与えられる
時点までの間に、1〜N段目の予測ファイルを先読みす
る。Nは2以上の任意の整数である。図8に示すよう
に、1段目の予測ファイルとは、現在提示されている情
報ファイル内の所在情報37が示すものであり、n段目
の(nは2以上N以下の任意の整数)予測ファイルと
は、n−1番目の予測ファイル内の所在情報39が示す
ものである。すなわち1段目の予測ファイルは、第1〜
第3の実施の形態において、情報ファイルの先読み処理
内のステップB6,B9の処理で取得された情報ファイ
ルに相当する。このためn−1段目の予測ファイルの取
得後、第4情報取得装置の所在情報抽出部は該n−1段
目の予測ファイル内の所在情報を抽出し、前記取得要求
部は、第4情報取得装置の取得情報格納部内の基準要素
と前記抽出された所在情報とに基づき、n段目の予測フ
ァイルを取得する。
【0088】また1回の操作者からの情報ファイルの取
得の指示に応答して先読みする予測ファイルの数N、す
なわち予測ファイルの予測の段階数Nは、前記情報ファ
イルの先読み処理において予測ファイルの所在情報に含
まれる基準要素に応じて、変更される。すなわち段階数
Nは、操作者からの情報ファイルの取得の指示に応じ
て、つまり該操作者が取得しようとする分野に応じて、
変更される。前記各基準要素が含まれる場合の段階数を
定めるための情報は、たとえば第4情報取得装置内の取
得情報格納部内に予め記憶される。
【0089】これらのことに基づき第4情報取得装置の
提示処理は、図3,4で説明した提示処理と比較して、
図4のステップB6,B7間および図4のステップB
9,B10間に、図9で示す前記第1〜第N段目の予測
ファイルの先読み処理がそれぞれ加えられた点が異な
り、他は等しい。
【0090】図9は、第2段目の情報ファイルの予測処
理を説明するためのフローチャートである。ステップB
6,B9で1段目の予測ファイルが読出された後、第4
情報取得装置内の所在情報抽出部は、該予測ファイルか
ら所在情報を抽出して、所在情報ファイルを作成する。
作成後、ステップF1からステップF2に進む。
【0091】第4情報取得装置の取得要求部は、ステッ
プF2で、第4情報取得装置内の取得情報格納部内の全
ての基準要素のうち、最も優先順位が高い基準要素を、
最新の比較対象の基準要素として、読出す。読出し後、
前記取得要求部は、ステップF3で、前記1段目の予測
ファイルに基づき作成された所在情報ファイルに基づ
き、該所在情報ファイル内の全所在情報のうちのいずれ
かの中に、前記最新の比較対象の基準要素が含まれてい
るか否かを判断する。前記最新の比較対象の基準要素が
前記全所在情報のうちの少なくとも1つの所在情報内に
含まれていた場合、ステップF3からステップF4に進
み、含まれない場合、ステップF3からステップF6に
進む。
【0092】前記取得要求部は、ステップF4で、前記
少なくとも1つの所在情報内に含まれていた基準要素に
対応する前記段階数を定めるための情報を、前記取得情
報格納部から読出す。読出し後、前記取得要求部は、ス
テップF5で、読出された前記情報に基づき、段階数N
を決定し、前記取得情報格納部内に現時点で記憶される
段階数Nを更新する。以後前記取得要求部は、更新後の
段階数Nに基づいて動作する。段階数更新後、ステップ
F5からステップF8に進む。
【0093】前記最新の比較対象の基準要素が前記全所
在情報内にない場合、前記取得要求部は、ステップF6
で、前記取得情報格納部内の全基準要素内に、未だステ
ップF3の処理対象となっていない他の基準要素がある
か否かを判断する。前記他の基準要素がある場合、ステ
ップF6からステップF7に進み、ない場合、ステップ
F6からステップF8に進む。前記取得要求部は、ステ
ップF7で、前記他の基準要素のうちの優先順位が現時
点の比較対象の基準要素の次のものを、新たな比較対象
の基準要素として読出す。読出し後、ステップF7から
ステップF3に戻る。この結果ステップF3〜F7の処
理は、前記第1段目の予測ファイル内の少なくとも1つ
の所在情報内に含まれる単一の基準要素が見付かるま
で、または前記取得情報格納部内の全基準要素が比較対
象となるまで、繰返される。
【0094】前記取得要求部は、ステップF8で、ステ
ップB6と同様の手順によって、前記第1段目の予測フ
ァイル内の所在情報が示す情報ファイルを、第2段目の
予測ファイルとして取得する。この結果得られた前記第
2段目の予測ファイルは、情報ファイル蓄積部12に記
憶される。ステップF8の処理の際、前記第1段目の予
測ファイル内の所在情報が複数あるならば、該全所在情
報の中の前記基準要素を含む所在情報のうちの少なくと
も1つが示す情報ファイルだけを取得してもよく、該基
準要素を含む所在情報が示す情報ファイルを該全所在情
報のうちの該基準要素を含まないものが示す情報ファイ
ルよりも優先的に取得してもよい。取得後、ステップF
9で、当該フローチャートの処理動作が終了する。
【0095】更新後の段階数Nが3以上である場合、第
2段目の予測ファイルの取得処理終了後、ステップF1
〜F9の処理と同じ処理を、前記第1段目の予測ファイ
ルを第2〜第N−1段目の予測ファイルにそれぞれ置換
えて、さらにN−2回繰返せば良い。また取得された予
測ファイルの段階数が更新後の段階数N以上になった場
合、第1〜第N段目の予測ファイルの取得処理を終了し
て、ステップB7,B10の処理を行えばよい。また図
9の説明では、第2〜第N段目の予測ファイルは前記基
準要素だけに基づいて取得されているが、該予測ファイ
ルを前記履歴情報内の構成要素に基づいてさらに取得し
てもよい。
【0096】以上の処理によって、第4情報取得装置
は、操作者の指示に応答して単一の情報ファイルが取得
された場合、該情報ファイルを含むハイパーテキストの
リンクを順次的にたどって、複数の予測ファイルを得る
ことができる。この際に第4情報取得装置は、指示に応
答して取得された情報ファイルおよび先読みされた情報
ファイルの所在情報に含まれる要素、すなわち該情報フ
ァイルの分野に基づいて予測の段階数Nを動的に変化さ
せているので、操作者が利用しようとする分野に応じて
段階数Nが変化する。この結果第4情報取得装置は、該
装置の操作者の利用状況に応じて、指示に対する応答時
間を向上させることができるので、該利用状況に応じた
いわゆる高速応答を実現することができる。
【0097】本発明の第5の実施の形態である情報取得
装置を、以下に説明する。第5の実施の形態の情報取得
装置(以後「第5情報取得装置」と称する)は、第4情
報取得装置と比較して、情報ファイルの予測の段階数N
の変更動作が変更された点が異なり、他は等しい。第5
の実施の形態の情報通信装置(以後「第5情報通信装
置」と称する)は、第2の実施の形態の情報通信装置3
2内の第2情報取得装置31が、第5情報取得装置に置
換えられた構成になっている。第5情報取得装置および
第5情報通信装置の説明において、該装置内の部品のう
ちの第4情報取得装置および第2の実施の形態の情報通
信装置32と同じ部品には同じ参照符を付し、これら装
置内の部品と類似の部品には同じ名称を用い、後者の2
つの装置と同じ構成および動作の説明は省略する。
【0098】第5情報取得装置内の取得要求部は、先読
みされる情報ファイルの予測の段階数Nを、操作者によ
る情報取得装置の利用状況の代わりに、情報提供装置4
と第4情報取得装置との間の通信状態に応じて変更す
る。前記通信状態を示すパラメータは、たとえば情報フ
ァイルの提示処理において、情報提供装置4から情報フ
ァイルが与えられる際、すなわちたとえばステップA4
の応答取得処理およびステップB6の取得処理が行われ
る際に、情報ファイルと共に取得され、情報ファイル蓄
積部12から所在情報抽出部13および取得要求部16
を介して取得情報格納部に記憶される。すなわち第5情
報取得装置の提示処理は、図4のステップB3,B4間
に、図10で示す前記通信状態に基づく段階数Nの設定
処理が加えられ、図4のステップB6,B7間およびス
テップB9,B10間に、第2〜第N段目の予測ファイ
ルの先読み処理が加えられる点が異なり、他は等しい。
【0099】図10は、情報提供装置4と第5情報取得
装置との間の通信の通信状態に基づく情報ファイルの予
測の段階数の更新処理を詳細に説明するためのフローチ
ャートである。ステップB3で前記分岐予測表内の構成
要素が読出された後、ステップE1からステップE2に
進む。第5情報取得装置の取得要求部は、ステップE2
で、前記通信状態を示すパラメータを、第5情報取得装
置の取得情報格納部から読出し、該パラメータに基づき
該通信状態をチェックする。本実施の形態では、前記通
信状態を示すパラメータとして、情報提供装置4と第5
情報取得装置との間の通信ネットワーク3を介した通信
の通信速度、該通信時の通信ネットワーク3の負荷、該
通信時の情報転送効率、および該通信を用いた情報ファ
イルの取得が行われる時間帯が用いられる。
【0100】チェック後、前記取得要求部は、ステップ
E3で、前記取得情報格納部内に記憶された段階数Nを
読出し、ステップE2でチェックされた通信状態に基づ
き、該段階数Nを更新する。たとえば前記取得要求部
は、前記通信速度が早いほどまたは通信ネットワーク3
の負荷が軽いほど、段階数Nを増加させ、前記通信速度
が遅いほどまたは前記負荷が重いほど、段階数Nを減少
させる。更新後の段階数Nは、前記取得情報格納部に再
び記憶され、かつ、第1〜第N段目の予測ファイルの先
読み処理で用いられる。段階数Nの更新後、ステップE
4で、当該フローチャートの処理動作が終了する。終了
後、ステップB4の処理が開始される。
【0101】以上の処理によって第5情報取得装置は、
操作者の指示に応答して単一の情報ファイルが取得され
た場合、該情報ファイルを含むハイパーテキストのリン
クを順次的にたどって、複数の予測ファイルを得ること
ができる。この際に第5情報取得装置は、該装置と情報
提供装置4との間の通信の通信状態に基づいて予測の段
階数Nを動的に変化させているので、たとえば通信ネッ
トワーク3が混雑している場合に情報ファイルを無駄に
取得しようとすることを、未然に防止している。この結
果前記第5情報取得装置は、該装置の操作者の指示に対
する応答時間の低下を防止することができる。
【0102】第1〜第5情報取得装置は、本発明の情報
取得装置の例示であり、主要な動作が等しければ、他の
様々な形で実施することができる。特に各情報取得装置
内部の部品の詳細な動作は、同じ処理結果が得られれ
ば、これに限らず他の動作によって実現されてもよい。
また第1〜第5情報取得装置を適宜組合わせて、新たな
情報取得装置としてもよい。
【0103】また第1〜第5情報取得装置は、コンピュ
ータによって実現されてもよい。このために、図3,
4,6〜10でそれぞれ説明した処理を前記コンピュー
タの中央演算処理装置に行わせるためのプログラムおよ
びデータを含むソフトウエアを、前記コンピュータによ
って読出し可能な記憶媒体に記憶させておく。前記媒体
には、たとえば、CD−ROMおよびフロッピー(登録
商標)ディスクが挙げられる。前記コンピュータを前記
各情報取得装置として動作させるには、前記媒体を前記
コンピュータに装着して、前記媒体内の前記ソフトウエ
アを前記コンピュータにインストールし、さらにインス
トールした前記ソフトウエア内の前記プログラムを前記
中央演算処理装置に実行させる。これによって、前記コ
ンピュータ全体が前記各情報取得装置として動作する。
これによって、汎用的なコンピュータを用いて、第1〜
第5情報取得装置を容易に実現することができる。
【0104】
【発明の効果】以上のように第1〜第3の発明によれ
ば、情報取得装置は、操作者からの情報ファイルの取得
の指示に応答して、通信ネットワークを介して接続され
た情報提供装置から該情報ファイルを取得する。さらに
前記情報取得装置は前記取得された情報ファイルの所在
情報内の要素、および予め定める分野に関連する予め定
める要素のうちの少なくとも一方に基づいて、前記取得
された情報ファイル内の所在情報のうちの少なくとも1
つを選択し、該選択された所在情報が示す情報ファイル
を、操作者からの新たな指示に先立って取得する。これ
によって第1〜第3の発明の情報取得装置は、操作者の
要求に応じた情報ファイルの先読み、および前記予め定
められる分野の情報ファイルの先読みのうちの少なくと
も一方を行うことができる。これによって情報ファイル
の先読みが効率的になる。
【0105】また第4の発明によれば、前記予め定める
分野に関連した要素が複数ある場合、該各要素に前記優
先順位がそれぞれ設定され、かつ該各要素の優先順位
は、前記情報ファイルの取得状況に応じて動的に変化す
る。この結果前記第4の発明の情報取得装置は、前記取
得状況に応じて、前記各要素を前記抽出された所在情報
との比較に用いる順序を変更することができる。さらに
また第5の発明によれば、前記各要素の優先順位は、該
各要素が取得された情報ファイル内に含まれる回数に応
じて、動的に変化する。この結果第5の発明の情報取得
装置は、操作者が利用する可能性の高い情報ファイル
を、優先的に先読みすることができる。
【0106】また第6の発明によれば、情報取得装置
は、前記要素を含む所在情報が示す情報ファイルの取得
後、前記取得された情報ファイル内の所在情報のうち前
記要素を含まないものが示す情報ファイルを、さらに取
得する。この結果前記第6の発明の情報取得装置は、前
記取得された情報ファイル内の全所在情報が示す全情報
ファイルを、操作者の要求に応じた情報ファイルおよび
予め定められる分野の情報ファイルのうちの少なくとも
一方を優先させつつ、先読みすることができる。さらに
また第7の発明によれば、情報取得装置は、前記取得さ
れた情報ファイル内の全所在情報のうち、前記禁止用要
素記憶手段に予め記憶される要素を含む所在情報が示す
情報ファイルの先読みを禁止する。この結果前記情報取
得装置は、情報ファイルの取得を高速化することができ
る。
【0107】また第8の発明によれば、情報取得装置
は、先読みされた情報ファイルに基づく情報ファイルの
先読みを、前記基準回数だけ繰返す。この結果前記情報
取得装置は、先読みされた情報ファイルに関連のある他
の情報ファイルを、さらに先読みすることができる。さ
らにまた第9の発明によれば、情報取得装置は、前記基
準回数を、情報提供装置との間の通信状態に応じて、変
更する。これによって前記情報取得装置は、応答時間の
増大を、防止することができる。また第10の発明によ
れば、情報取得装置は、前記基準回数を、操作者が利用
しようとしている分野に応じて変更する。これによって
前記情報取得装置は、操作者の利用状況に応じた高速応
答を、実現することができる。
【0108】さらにまた第11の発明によれば、情報取
得装置は、先読みされた情報ファイルを記憶手段に蓄積
し、先読み後に指示手段が該情報ファイルの取得を指示
した場合、該情報ファイルを情報提供装置から取得する
ことなく、記憶手段から読出して提示する。この結果前
記情報取得装置は、情報ファイルの取得の待ち時間を確
実に短縮することができる。また第12の発明によれ
ば、前記情報ファイルがHTMLソースファイルであ
り、前記所在情報がURLと該URLに関連する文字列
であり、前記要素が該文字列内の単語である。これによ
って前記情報取得装置は、前記ハイパーテキストを構築
する複数の情報ファイルのうちから、操作者の望む分野
または予め定める分野の情報ファイルを、極めて容易に
選択することができる。
【0109】第13の発明によれば、情報取得方法は、
指示手段からの指示に応答して指示された情報ファイル
を取得し、さらに該情報ファイル内の所在情報と要素と
に基づいて、情報ファイルの先読みを行う。この結果前
記情報取得方法が用いられる場合、情報ファイルの先読
みを、前記操作者の要求および予め定める分野のうちの
少なくとも一方に応じて、効率的に行うことができる。
【0110】第14の発明によれば、前記媒体は、コン
ピュータに、指示手段からの指示に応答して指示された
情報ファイルを取得させ、さらに該情報ファイル内の所
在情報と要素とに基づいて情報ファイルの先読みを行わ
せるための情報取得制御プログラムを記憶する。前記プ
ログラムをコンピュータにインスールして実行させるこ
とによって、汎用のコンピュータを用いて、前記情報取
得装置を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である第1情報取得
装置1を含む情報通信装置2の電気的構成を示す図であ
る。
【図2】第1の実施の形態の第1情報取得装置1におい
てHTMLソースファイルに基づいて表示されるWeb
ページ21を示す図である。
【図3】第1の実施の形態の第1情報取得装置1におけ
る情報ファイルの提示処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図4】第1の実施の形態の情報取得装置の提示処理内
の予測ファイルの予測および取得処理を説明するための
フローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態である第2情報取得
装置31を含む情報通信装置32の電気的構成を示す図
である。
【図6】第2の実施の形態の第2情報取得装置31の提
示処理内の基準要素に基づく情報ファイルの予測ファイ
ルの予測および取得処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図7】第3の実施の形態である情報取得装置における
情報ファイルの提示処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図8】第4の実施の形態である情報取得装置におい
て、提示される情報ファイルと、先読みされる第1およ
び第2段目の情報ファイルとの関係を示す図である。
【図9】第4の実施の形態の情報取得装置における操作
者の情報ファイルの取得の指示状態に基づく情報ファイ
ルの予測の段階数の変更処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図10】第5の実施の形態である情報取得装置におけ
る通信状態に基づく情報ファイルの予測の段階数の変更
処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1,31 情報取得装置 3 通信ネットワーク 4 情報提供装置 11 入力部 12 情報ファイル蓄積部 13 所在情報抽出部 14 履歴情報生成部 16,34 取得要求部 17 情報提示部 33 所得情報格納部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B082 FA03 HA02 5B089 GB03 HB05 JA32 JB02 KA05 KB07 KC44 KC48 KC53 KD02 KD05 KE03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報ファイルを記憶する情報提供
    装置と通信ネットワークを介して接続される情報取得装
    置であって、 取得するべき情報ファイルを指示する指示手段と、 指示された情報ファイルを前記情報提供装置から取得す
    る第1取得手段と、 取得された情報ファイルの通信ネットワーク上の所在お
    よび該情報ファイルの内容に関する所在情報から、要素
    を抽出する要素抽出手段と、 前記取得された情報ファイル内に記述された該情報ファ
    イル以外の他の情報ファイルの所在情報を、該情報ファ
    イル内から抽出する所在情報抽出手段と、 抽出された全ての所在情報のうちから、前記抽出された
    要素を含む所在情報を、取得の指示が予測される情報フ
    ァイルの所在情報として選択する予測手段と、前記指示
    手段からの新たな指示に先立ち、選択された所在情報が
    示す情報ファイルを、前記情報提供装置から取得する第
    2取得手段とを含むことを特徴とする情報取得装置。
  2. 【請求項2】 複数の情報ファイルを記憶する情報提供
    装置と通信ネットワークを介して接続される情報取得装
    置であって、 予め定める分野の情報ファイルの通信ネットワーク上の
    所在および該情報ファイルの内容に関する所在情報に含
    まれ得る予め定める要素を記憶する取得用要素記憶手段
    と、 取得するべき情報ファイルを指示する指示手段と、指示
    された情報ファイルを前記情報提供装置から取得する第
    1取得手段と、 前記取得された情報ファイル内に記述された該情報ファ
    イル以外の他の情報ファイルの所在情報を、該情報ファ
    イル内から抽出する所在情報抽出手段と、 抽出された全ての所在情報のうちから、前記記憶される
    要素を含む所在情報を、取得の指示が予測される情報フ
    ァイルの所在情報として選択する予測手段と、前記指示
    手段からの新たな指示に先立ち、選択された所在情報が
    示す情報ファイルを、前記情報提供装置から取得する第
    2取得手段とを含むことを特徴とする情報取得装置。
  3. 【請求項3】 複数の情報ファイルを記憶する情報提供
    装置と通信ネットワークを介して接続される情報取得装
    置であって、 予め定める分野の情報ファイルの通信ネットワーク上の
    所在および該情報ファイルの内容に関する所在情報に含
    まれ得る予め定める要素を記憶する取得用要素記憶手段
    と、 取得するべき情報ファイルを指示する指示手段と、指示
    された情報ファイルを前記情報提供装置から取得する第
    1取得手段と、 取得された情報ファイルの所在情報から、要素を抽出す
    る要素抽出手段と、 前記取得された情報ファイル内に記述された該情報ファ
    イル以外の他の情報ファイルの所在情報を、該情報ファ
    イル内から抽出する所在情報抽出手段と、 抽出された全ての所在情報のうちから、前記記憶される
    要素および前記抽出された要素のうちの少なくとも一方
    を含む所在情報を、取得の指示が予測される情報ファイ
    ルの所在情報として選択する予測手段と、 前記指示手段からの新たな指示に先立ち、選択された所
    在情報が示す情報ファイルを、前記情報提供装置から取
    得する第2取得手段とを含むことを特徴とする情報取得
    装置。
  4. 【請求項4】 前記取得用要素記憶手段内の前記要素が
    複数ある場合、該各要素には前記予測手段における所在
    情報との比較時の優先順位が設定されており、 前記各要素の優先順位は、前記情報提供装置との間の情
    報ファイルの取得状況に応じて変更されることを特徴と
    する請求項2または3記載の情報取得装置。
  5. 【請求項5】 前記取得用要素記憶手段内の前記要素が
    複数ある場合、該各要素には前記予測手段における所在
    情報との比較時の優先順位が設定されており、前記各要
    素の優先順位は、該各要素が前記抽出された所在情報に
    含まれる回数が多いほど高くなるように、変更されるこ
    とを特徴とする請求項2または3記載の情報取得装置。
  6. 【請求項6】 前記第2取得手段は、前記選択された所
    在情報が示す情報ファイルを取得した後、前記抽出され
    た全ての所在情報のうちの前記選択された所在情報以外
    の残余の所在情報が示す情報ファイルを、前記指示手段
    からの新たな指示よりも前に、前記情報提供装置からさ
    らに取得することを特徴とする請求項1〜3のうちのい
    ずれかに記載の情報取得装置。
  7. 【請求項7】 指示に先立つ取得を禁止するべき情報フ
    ァイルの所在情報に含まれ得る予め定める要素を記憶す
    る禁止用要素記憶手段と、 前記抽出された全ての所在情報のうちから、前記要素記
    憶手段内に記憶された要素を含む所在情報を選択し、前
    記第2取得手段における該所在情報が示す情報ファイル
    の取得を禁止する先行取得禁止手段とをさらに含むこと
    を特徴とする請求項1〜3のうちのいずれかに記載の情
    報取得装置。
  8. 【請求項8】 前記所在情報抽出手段は、前記第1取得
    手段における情報ファイルの取得に先立ち、前記第2取
    得手段が新たに取得した情報ファイルから、前記要素お
    よび所在情報をそれぞれさらに抽出し、 前記所在情報抽出手段における所在情報の抽出、前記予
    測手段における所在情報の選択、ならびに前記第2取得
    手段における情報ファイルの取得は、前記指示手段が情
    報ファイルの取得を指示した時点から該指示手段が新た
    な情報ファイルの取得を指示する時点までの間に、予め
    定める基準回数だけ繰返されることを特徴とする請求項
    1〜3のうちのいずれかに記載の情報取得装置。
  9. 【請求項9】 前記情報提供装置との間の通信状況に応
    じて、前記基準回数を変更する基準回数変更手段をさら
    に含むことを特徴とする請求項8記載の情報取得装置。
  10. 【請求項10】 前記抽出された所在情報に含まれる要
    素に応じて、前記基準回数を変更する基準回数変更手段
    をさらに含むことを特徴とする請求項8記載の情報取得
    装置。
  11. 【請求項11】 前記第1および第2取得手段によって
    取得された情報ファイルを記憶する情報ファイル記憶手
    段と、 前記情報ファイル指示手段からの新たな情報ファイルの
    取得の指示に応答し、指示された情報ファイルが前記情
    報ファイル記憶手段に記憶されている場合、前記第1取
    得手段を休止させ、かつ該情報ファイルを前記情報ファ
    イル記憶手段から読出して提示し、該情報ファイルが前
    記情報ファイル記憶手段に記憶されていない場合、前記
    第1取得手段に該情報ファイルを前記情報提供装置から
    取得させて提示する提示制御手段とをさらに含むことを
    特徴とする請求項1〜3のうちのいずれかに記載の情報
    取得装置。
  12. 【請求項12】 前記情報ファイルは、ハイパーテキス
    ト・マークアップ・ランゲージによって記述されたソー
    スファイルであり、 前記所在情報は、ユニフォーム・リソース・ロケータと
    該ユニフォーム・リソース・ロケータにアンカーエレメ
    ントを用いて関連付けられる文字列とを含み、前記要素
    は、前記単語であることを特徴とする請求項1〜3のう
    ちのいずれかに記載の情報取得装置。
  13. 【請求項13】 複数の情報ファイルを記憶する情報提
    供装置から通信ネットワークを介して取得するべき情報
    ファイルを指示する処理と、 指示された情報ファイルを前記情報提供装置から取得す
    る処理と、 取得された情報ファイルの通信ネットワーク上の所在お
    よび該情報ファイルの内容に関する所在情報から、要素
    を抽出する処理と、 前記取得された情報ファイル内に記述された該情報ファ
    イル以外の他の情報ファイルの所在情報を、該情報ファ
    イル内から抽出する処理と、 抽出された全ての所在情報のうちから、前記抽出された
    要素を含む所在情報を、取得の指示が予測される情報フ
    ァイルの所在情報として選択する処理と、 新たな情報ファイルの取得の指示に先立ち、選択された
    所在情報が示す情報ファイルを、前記情報提供装置から
    取得する処理とを含むことを特徴とする情報取得方法。
  14. 【請求項14】 複数の情報ファイルを記憶する情報提
    供装置と通信ネットワークを介して接続されるコンピュ
    ータにおける情報ファイルの取得を制御するための情報
    取得制御プログラムを記憶する媒体であって、 前記情報取得制御プログラムは、コンピュータに、 取得するべき情報ファイルを指示させ、 指示された情報ファイルを前記情報提供装置から取得さ
    せ、 取得された情報ファイルの通信ネットワーク上の所在お
    よび該情報ファイルの内容に関する所在情報から、要素
    を抽出させ、 前記取得された情報ファイル内に記述された該情報ファ
    イル以外の他の情報ファイルの所在情報を、該情報ファ
    イル内から抽出させ、 抽出された全ての所在情報のうちから、前記抽出された
    要素を含む所在情報を、取得の指示が予測される情報フ
    ァイルの所在情報として選択させ、 新たな情報ファイルの取得の指示に先立ち、選択された
    所在情報が示す情報ファイルを、前記情報提供装置から
    取得させることを特徴とする情報取得制御プログラムを
    記憶する媒体。
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