JP2000132436A - オフライン端末におけるプログラム、ファイルの世代管理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来技術は、携帯端末等オフラインで使用する
端末に関する世代管理が行えず、オフライン端末の不正
世代プログラム、ファイルの使用を防止できないという
課題がある。 【解決手段】オンライン接続時に端末側世代管理ファイ
ルの世代不正フラグにチェックのあるプログラム、ファ
イルに対し格納先をキーにサーバより当該資源の取り込
み、及びオフライン使用可能期限ファイル、サーバ側世
代管理ファイルのダウンロードを行わせることにより解
決できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は特に携帯端末等オフ
ラインで使用可能な端末におけるプログラム、ファイル
の世代管理方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のプログラムの世代管理方式は、
〔特開平５−３５４８８号公報〕に記載のように業務起
動時にホストから世代管理ファイルを端末側に配信し、
端末側で世代チェックを行うという、分散システムの中
でもオンライン接続端末に対する方式となっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、携帯
端末等オフラインで使用する端末に関する世代管理が行
えず、オフライン端末の不正世代プログラム、ファイル
の使用を防止できないという課題がある。本発明の目的
はこの課題を解決することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題は、
サーバ側にオフライン端末用にオフラインで使用可能な
期間および期限を設定したオフライン使用可能期限ファ
イル、及びプログラム、ファイルの資源名称、世代、格
納先、本番日、更新フラグを設定したサーバ側世代管理
ファイルを設け、端末側にプログラム、ファイルの資源
名称、世代、格納先、本番日、世代更新要否判定用の世
代不正フラグ、当該資源の更新処理の未済／済を管理す
る更新フラグを設定した端末側世代管理ファイルを設
け、端末のオンライン接続時にオフライン使用可能期限
ファイル、サーバ側世代管理ファイルを端末側にダウン
ロードし、端末側世代管理ファイルを更新し、オフライ
ンでの業務開始時、端末側世代管理ファイルの本番日と
システム日付を世代チェック機能によりチェックし、世
代チェック結果が異常な場合は不正なプログラム、ファ
イルに対して端末側世代管理ファイルに更新する必要が
ある旨チェックし、業務使用を防止し、サーバから正し
い世代のプログラム、ファイルを更新する必要がある旨
の警告メッセージを出力し、オフライン使用可能期限チ
ェック機能によりオフライン使用可能期限と端末のシス
テム日付をチェックし、オフライン使用可能期限を超過
した端末に対してはプログラム、ファイルの使用を防止
し、オフライン使用可能期限を超過した旨の警告メッセ
ージを出力し、オンライン接続時に端末側世代管理ファ
イルの世代不正フラグにチェックのあるプログラム、フ
ァイルに対し格納先をキーにサーバより当該資源の取り
込み、及びオフライン使用可能期限ファイル、サーバ側
世代管理ファイルのダウンロードを行わせる。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下に本発明による一実施例につ
き図１、図２、図３、図４、図５、図６、図７を参照しな
がら詳細に説明する。

【０００６】本実施例においては図１に示したようなシ
ステム構成、図２、図3、図4に示したようなフローチャ
ート、図５、図６、図７に示したようなオフライン使用
期限ファイル、サーバ側世代管理ファイル、端末側世代
管理ファイルを使用する。

【０００７】図１において本実施例のシステム構成は、
世代更新機能１１１とオフライン使用可能期限更新機能
１１２とオフライン使用可能期限ファイル１０６と、サ
ーバ側世代管理ファイル１０７と端末用プログラム、フ
ァイル格納領域１０８を有するサーバ１０１と、世代チ
ェック機能１１３とオフライン使用可能期限チェック機
能１１４とファイル更新機能１１５とサーバ１０１から
ダウンロードするオフライン使用可能期限ファイル１０
６と、サーバ側世代管理ファイル１０７とプログラム、
ファイル格納領域１０９と端末側世代管理ファイル１１
０を有するオフライン使用可能端末１０４と伝送路１０
３とから構成されている。

【０００８】まず６月２４日の０：００に図３に示すサ
ーバ側の更新処理に従い、オフライン使用可能期限ファ
イル５０１のオフライン使用可能期限をシステム日付に
オフライン使用可能期間を加えた日付に更新し、サーバ
側世代管理ファイル５０２の本番日がシステム日付に達
している資源の更新フラグを１に更新する。

【０００９】次に、６月２４日に端末１０４がオンライ
ン接続した際にサーバからオフライン使用可能期限ファ
イル５０１とサーバ側世代管理ファイル５０２をダウン
ロードする。この時、サーバ側世代管理ファイル５０２
と端末側世代管理ファイル５０３を資源名称、世代をキ
ーに付合わせを行い、端末側世代管理ファイル５０３に
存在しない行は、新たに世代不正フラグを０に、更新フ
ラグを０に設定し、追加する。図５に６月２４日の各フ
ァイルの状態を示す。

【００１０】その後７月１日まではオフラインでの業務
が可能となる。７月１日にオフラインで業務の起動を行
った場合、図２に示すフローに従ってチェックを行い、
世代チェック機能１１３では端末側世代管理ファイル６
０３の本番日がシステム日付を超過し、且つ更新フラグ
が０の資源が存在しない為、チェックＯＫとなるが、オ
フライン使用可能期限チェック機能１１４においてオフ
ライン使用可能期限ファイル６０１のオフライン使用可
能期限７月１日とシステム日付を比較し、オフライン使
用可能期限がシステム日付を超過している為、業務を起
動せず、オフライン使用可能期限を超過している旨、メ
ッセージを出力し、オンライン接続を促す。オンライン
に接続するとサーバからオフライン使用可能期限ファイ
ル６０１とサーバ側世代管理ファイル６０２をダウンロ
ードし、端末側世代管理ファイルを更新する。図６に７
月１日の各ファイルの状態を示す。

【００１１】その後７月８日まではオフラインでの業務
が可能となる。７月６日にオフラインで業務の起動を行
った場合、図２に示すフローに従ってチェックを行う
が、世代チェック機能１１３において端末側世代管理フ
ァイル７０３の本番日がシステム日付を超過し、且つ更
新フラグが０の資源が存在する為、チェックＮＧとな
る。この場合、業務を起動せず、端末側世代管理ファイ
ル７０３の世代不正フラグを１に更新し、世代が不正で
ある旨メッセージを出力し、世代の更新を促す。

【００１２】オンラインに接続すると、端末側世代管理
ファイル７０３の世代不正フラグが１の資源について格
納先をキーにサーバから当該資源をダウンロードし、資
源を更新する。更新が完了すれば端末側世代管理ファイ
ル７０３の世代不正フラグを０に、更新フラグを１に更
新する。さらに、サーバからオフライン使用可能期限フ
ァイル７０１とサーバ側世代管理ファイル７０２をダウ
ンロードし、端末側世代管理ファイルを更新する。、そ
の後７月１３日まではオフラインでの業務が可能とな
る。図７に７月６日の各ファイルの状態を示す。

【００１３】

【発明の効果】本発明によれば、プログラム、ファイル
の入れ替えが発生したとしても、オフラインで使用する
端末に対しても、オフライン使用期限チェックにより定
期的にオンライン接続を行わせ、プログラム、ファイル
の世代をチェック、更新するので、不正な世代のプログ
ラム、ファイルの使用によるトラブルを防止する効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のオフライン端末におけるプ
ログラム、ファイル世代管理方式を使用したシステムの
構成図である。

【図２】本発明の一実施例のオフライン端末における業
務開始時の処理の流れを示すフローチャートである。

【図３】本発明の一実施例のサーバ側の更新処理の流れ
を示すフローチャートである。

【図４】本発明の一実施例の端末側のオンライン接続時
ダウンロード処理の流れを示すフローチャートである。

【図５】本発明の一実施例の６月２４日における各ファ
イル状態を示す図である。

【図６】本発明の一実施例の７月１日における各ファイ
ル状態を示す図である。

【図７】本発明の一実施例の７月６日における各ファイ
ル状態を示す図である。

【符号の説明】

１０１…サーバ側システム装置、 １０２…サーバ側
記憶装置、１０３…公衆通信回線の公衆網、ＬＡＮ等の
伝送路、１０４…端末側システム装置、 １０５…
端末側記憶装置、１０６…オフラインで使用可能な期間
を示すオフライン使用可能期間、及びオフライン、使用
可能期限で構成されるオフライン使用可能期限ファイ
ル、１０７…プログラム、ファイルの資源名称、世代、
格納先、本番日、更新フラグで構成、されるサーバ側世
代管理ファイル、１０８…端末用のプログラム、ファイ
ルの格納領域、１０９…端末側のプログラム、ファイル
の格納領域、１１０…プログラム、ファイルの資源名
称、世代、格納先、本番日、世代不正フラグ、更新フラ
グで構成される端末側世代管理ファイル、１１１…毎日
一定時刻（例０：００）に起動される世代更新機能。本
番日に到達した資源について更新フラグを更新（例０→
１）する、１１２…毎日一定時刻（例０：００）に起動
されるオフライン使用可能期限更新機能、オフライン使
用可能期限を更新（システム日付＋オフライン使用可能
期間）する、１１３…世代チェック機能。端末側世代管
理ファイルより本番日に到達している且つ、更新フラグ
が０のものについて世代不正フラグを１に更新し、世代
が不正である旨メッセージ出力する、１１４…オフライ
ン使用可能期限チェック機能。システム日付と比較し、
システム日付がオフライン使用可能期限を超過している
場合、オフライン使用可能期限を超過している旨、メッ
セージを出力する、１１５…プログラム、ファイル更新
機能。世代不正フラグが１のプログラム、ファイルをサ
ーバからダウンロードし、更新する。またサーバからオ
フライン使用期限ファイル、サーバ側世代管理ファイル
をダウンロードし、端末側世代管理ファイルを更新す
る、 ５０１…６月２４日のオフライン使用期限フ
ァイル、５０２…６月２４日のサーバ側世代管理ファイ
ル、５０３…６月２４日の端末側世代管理ファイルの変
化、６０１…７月１日のオフライン使用期限ファイルの
変化、６０２…７月１日のサーバ側世代管理ファイル、
６０３…７月１日の端末側世代管理ファイル、７０１…
７月６日のオフライン使用期限ファイルの変化、７０２
…７月６日のサーバ側世代管理ファイル、７０３…７月
６日の端末側世代管理ファイルの変化。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】サーバ側にオフライン使用可能期限ファイ
   ル、及びサーバ側世代管理ファイルを設け、端末のオン
   ライン接続時に端末側にダウンロードし、端末側世代管
   理ファイルを更新し、オフラインでの業務開始時、端末
   側世代管理ファイルとシステム日付を世代チェック機能
   によりチェックし、世代チェック結果が異常な場合は業
   務使用を防止し、サーバから正しい世代のプログラム、
   ファイルを更新する必要がある旨の警告メッセージを出
   力し、プログラム、ファイルの世代更新を促し、世代チ
   ェック結果が正常の場合はオフライン使用可能期限チェ
   ック機能によりオフライン使用可能期限と端末のシステ
   ム日付をチェックし、オフライン使用可能期限を超過し
   た端末に対してはプログラム、ファイルの使用を防止
   し、オンライン接続する必要がある旨の警告メッセージ
   を出力し、オンライン接続を促し、オンライン接続時に
   端末側世代管理ファイルを参照しプログラム、ファイル
   の世代更新、及びオフライン使用可能期限ファイル、サ
   ーバ側世代管理ファイルのダウンロードを行わせること
   を特徴とするオフライン端末におけるプログラム、ファ
   イルの世代管理方式。