JP2000132068A - プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JP2000132068A
JP2000132068A JP10322917A JP32291798A JP2000132068A JP 2000132068 A JP2000132068 A JP 2000132068A JP 10322917 A JP10322917 A JP 10322917A JP 32291798 A JP32291798 A JP 32291798A JP 2000132068 A JP2000132068 A JP 2000132068A
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shutter
opening
process cartridge
toner
image forming
Prior art date
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JP10322917A
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English (en)
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Shigeo Miyabe
滋夫 宮部
Takeshi Arimitsu
健 有光
Koji Miura
幸次 三浦
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】・省スペースでのシャッターの開閉。 ・シャッター開閉動作に余分な動作、力をかけない。 ・シャッター開閉中のドラムの保護。 【解決手段】 アーム44,45で第1のシャッター4
2を支持し、第1のシャッター42に第2のシャッター
43を枢着し、内側が近よるようにばねで付勢してあ
る。プロセスカートリッジBを可動体50へ挿入すると
第1のカム部44bが可動体のカム受け面52dに当っ
てシャッターが一部開き、可動体が装置Aへ挿入される
と第2のカム部44cがカム受けリブ64bに当ってシ
ャッターの残りが開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロセスカートリッ
ジ、及びプロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画
像形成装置に関するものである。ここで、電子写真画像
形成装置とは、電子写真画像形方式を用いて記録媒体に
画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成
装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プ
リンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリン
タ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含
まれる。
【0002】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、クリーニング手段と電子写真感光体とを一体的にカ
ートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体
に対して着脱可能とするものである。及びクリーニング
手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して
画像形成装置本体に着脱可能とするものである。このよ
うなプロセスカートリッジは使用者自身によって装置本
体に対する着脱を行うことができるから装置本体のメン
テナンスを容易に行うことができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の技術を
更に発展させたものである。
【0004】本発明は、スムーズなドラムシャッターの
開閉を行うことのできるプロセスカートリッジ及び電子
写真画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
は電子写真画像形成装置本体に対してほぼ水平方向に出
し入れ可能な可動体に着脱して電子写真画像形成装置本
体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写
真感光体と、前記電子写真感光体からトナーを除去する
ためのクリーニング部材と、前記クリーニング部材によ
って前記電子写真感光体から除去されたトナーをトナー
搬送部材によって搬送するためのトナー搬送部と、前記
可動体に着脱の際に可動体のガイド部材に案内されるガ
イド部と前記電子写真感光体を回転自在に支持し、前記
電子写真感光体の一部を露出させる開口部を持つカート
リッジ枠体と、前記開口部を開閉する開閉部材と、を有
し、前記開閉部材は、回転自在に連結されて連設された
複数のシャッター部材と、シャッター部材の一つと前記
カートリッジ枠体に夫々両端が回転自在に結合されたシ
ャッター支持部材と、を有し、前記シャッター支持部材
は、前記プロセスカートリッジの前記可動体への着脱に
連動して、前記シャッター部材を前記開口部の一部を開
閉させるための第1の係合部と、前記可動体の前記画像
形成装置本体への出し入れに連動して、前記シャッター
部材を前記開口部の残りを開閉させるための第2の係合
部と、を有することを特徴とするプロセスカートリッジ
である。
【0006】本出願に係る第2の発明は電子写真画像形
成装置本体に対してほぼ水平方向に出し入れ可能な可動
体に着脱して電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプ
ロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前記
電子写真感光体からトナーを除去するためのクリーニン
グ部材と、前記クリーニング部材によって前記電子写真
感光体から除去されたトナーを、トナー搬送部材によっ
て搬送するためのトナー搬送部と、前記可動体に着脱の
際に可動体のガイド部材に案内されるガイド部と、前記
電子写真感光体を回転自在に支持し、前記電子写真感光
体の一部を露出させる開口部を持つカートリッジ枠体
と、前記開口部を開閉する開閉部材と、を有し、前記開
閉部材は、互いに回転自在に連結された第1のシャッタ
ー部材と第2のシャッター部材と、前記第1のシャッタ
ー部材と前記カートリッジ枠体に夫々両端が回転自在に
結合されたアーム部材と、前記第1のシャッター部材と
前記カートリッジ枠体に夫々回転自在に結合され、前記
電子写真画像形成装置本体への着脱に連動して前記開口
部を開閉させるための係合部を持つ作動アーム部材と、
前記第2のシャッター部材を前記電子写真感光体方向に
付勢する付勢部材と、を有し、前記第2のシャッター部
材は、シャッター開閉時に、前記カートリッジ枠体に案
内されるガイド部を有することを特徴とするプロセスカ
ートリッジである。
【0007】本出願に係る第3の発明は電子写真画像形
成装置本体に対してほぼ水平方向に出し入れ可能な可動
体に着脱して電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプ
ロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前記
電子写真感光体からトナーを除去するためのクリーニン
グ部材と、前記クリーニング部材によって前記電子写真
感光体から除去されたトナーをトナー搬送部材によって
搬送するためのトナー搬送部と、前記可動体に着脱の際
に可動体のガイド部材に案内されるガイド部と、前記電
子写真感光体を回転自在に支持し、前記電子写真感光体
の一部を露出させる開口部を持つカートリッジ枠体と、
前記開口部を開閉する開閉部材と、を有し、前記開閉部
材は、互いに回転自在に連結された第1のシャッター部
材と第2のシャッター部材と、前記第1のシャッター部
材と前記カートリッジ枠体に夫々両端が回転自在に結合
されたアーム部材と、前記第1のシャッター部材と前記
カートリッジ枠体に夫々回転自在に結合され、前記電子
写真画像形成装置本体への着脱に連動して前記開口部を
開閉させるための係合部を持つ作動アーム部材と、前記
第2のシャッター部材を前記電子写真感光体方向に付勢
する付勢部材と、を有し、前記カートリッジ枠体は、シ
ャッター開閉時に、前記第2のシャッター部材が案内さ
れるガイド部を電子写真感光体の外周よりも外側に有す
ることを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0008】本出願に係る第4の発明は前記作動アーム
部材は根本側がカートリッジ枠体に枢着され、先端部側
が第1、第2のシャッター部材の連結部に連結され、可
動体に固設したカム受け面に摺動する第1の係合部とし
ての第1のカム部と、電子写真画像形成装置本体と係合
する第2の係合部としての第2のカム部と、を有し、プ
ロセスカートリッジを可動体に装着する際、第1のカム
部が可動体のカム受け面と接し、プロセスカートリッジ
を装着された可動体を電子写真画像形成装置本体へ挿入
する際、第2のカム部が電子写真画像形成装置本体と係
合することを特徴とする第2又は第3の発明に記載のプ
ロセスカートリッジである。
【0009】本出願に係る第5の発明は前記作動アーム
部材を第1、第2のシャッター部材の連結部に連結する
のに代えて、作動アーム部材を第1のシャッター部材に
回転自在に結合したことを特徴とする第4の発明に記載
のプロセスカートリッジである。
【0010】本出願に係る第6の発明は前記第2のカム
部が電子写真画像形成装置本体に接した後に第1のカム
部は前記カム受け面から離れることを特徴とする第4又
は第5の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0011】本出願に係る第7の発明は前記第2のカム
部が接する電子写真画像形成装置本体とは電子写真感光
体に画像光を照射するために設けたスキャナ下カバーに
設けたカム受け部であることを特徴とする第4又は第5
の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0012】本出願に係る第8の発明は前記シャッター
部材は夫々が円弧形断面をしており、閉じた際に連なる
電子写真感光体に沿う1つの円弧形となることを特徴と
する第1から第7の発明の何れか1つ記載のプロセスカ
ートリッジである。
【0013】本出願に係る第9の発明は前記シャッター
部材の連結部には連結部で結合されたシャッター部材の
電子写真感光体に面する側が互いに近よるように付勢す
るばね部材を有することを特徴とする第8の発明に記載
のプロセスカートリッジである。
【0014】本出願に係る第10の発明は前記シャッタ
ー支持部材又は前記作動アーム部材及びアーム部材のカ
ートリッジ枠体に枢着されている枢着位置を前記シャッ
ター部材が閉じた際にシャッター部材が電子写真感光体
に沿い、開いた際にはカートリッジ枠体にほぼ沿うよう
に定めたことを特徴とする第1から第9の発明の何れか
1つに記載のプロセスカートリッジである。
【0015】本出願に係る第11の発明はプロセスカー
トリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写
真画像形成装置において、 a.電子写真感光体と、前記電子写真感光体からトナー
を除去するためのクリーニング部材と、前記クリーニン
グ部材によって前記電子写真感光体から除去されたトナ
ーをトナー搬送部材によって搬送するためのトナー搬送
部と、前記可動体に着脱の際に可動体のガイド部材に案
内されるガイド部と前記電子写真感光体を回転自在に支
持し、前記電子写真感光体の一部を露出させる開口部を
持つカートリッジ枠体と、前記開口部を開閉する開閉部
材と、を有し、前記開閉部材は、回転自在に連結されて
連設された複数のシャッター部材と、シャッター部材の
一つと前記カートリッジ枠体に夫々両端が回転自在に結
合されたシャッター支持部材と、を有し、前記シャッタ
ー支持部材は、前記プロセスカートリッジの前記可動体
への着脱に連動して、前記シャッター部材を前記開口部
の一部を開閉させるための第1の係合部と、前記可動体
の前記画像形成装置本体への出し入れに連動して、前記
シャッター部材を前記開口部の残りを開閉させるための
第2の係合部と、を有するプロセスカートリッジを取り
外し可能に装着するための装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有
し、前記装着手段は前記プロセスカートリッジのガイド
部を案内するガイド部材と、前記シャッター支持部材の
第1の係合部と係合してシャッター部材を一部開閉する
第1の係合受部とを有し、プロセスカートリッジを収容
可能で電子写真画像形成装置本体へほぼ水平方向から出
し入れ可能な可動体と、前記可動体を出し入れする電子
写真画像形成装置本体に設けられ前記シャッター支持部
材の第2の係合部と係合してシャッター部材の残りを開
閉する第2の係合受部を有する装置本体可動体装着部と
を有することを特徴とする電子写真画像形成装置であ
る。
【0016】本出願に係る第12の発明はプロセスカー
トリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写
真画像形成装置において、電子写真感光体と、前記電子
写真感光体からトナーを除去するためのクリーニング部
材と、前記クリーニング部材によって前記電子写真感光
体から除去されたトナーをトナー搬送部材によって搬送
するためのトナー搬送部と、前記可動体に着脱の際に可
動体のガイド部材に案内されるガイド部と、前記電子写
真感光体を回転自在に支持し、前記電子写真感光体の一
部を露出させる開口部を持つカートリッジ枠体と、前記
開口部を開閉する開閉部材と、を有し、前記開閉部材
は、互いに回転自在に連結された第1のシャッター部材
と第2のシャッター部材と、前記第1のシャッター部材
と前記カートリッジ枠体に夫々両端が回転自在に結合さ
れたアーム部材と、前記第1のシャッター部材を支持
し、前記電子写真画像形成装置への着脱に連動して前記
開口部を開閉させるための係合部を持つ作動アーム部材
と、前記第2のシャッター部材を前記電子写真感光体方
向に付勢する付勢部材と、を有し、前記第2のシャッタ
ー部材は、シャッター開閉時に、前記カートリッジ枠体
に案内されるガイド部を有するプロセスカートリッジを
取り外し可能に装着するための装着手段と、前記記録媒
体を搬送するための搬送手段と、を有し、前記装着手段
は前記プロセスカートリッジのガイド部を案内するガイ
ド部材と、前記作動アーム部材の係合部と係合してシャ
ッター部材を一部開閉する第1の係合受部とを有し、プ
ロセスカートリッジを収容可能で電子写真画像形成装置
本体へほぼ水平方向から出し入れ可能な可動体と、前記
可動体を出し入れする電子写真画像形成装置本体に設け
られ前記作動アーム部材の係合部と係合してシャッター
部材の残りを開閉する第2の係合受部を有する装置本体
可動体装着部を有することを特徴とする電子写真画像形
成装置である。
【0017】本出願に係る第13発明はプロセスカート
リッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真
画像形成装置において、電子写真感光体と、前記電子写
真感光体からトナーを除去するためのクリーニング部材
と、前記クリーニング部材によって前記電子写真感光体
から除去されたトナーをトナー搬送部材によって搬送す
るためのトナー搬送部と、前記可動体に着脱の際に可動
体のガイド部材に案内されるガイド部と、前記電子写真
感光体を回転自在に支持し、前記電子写真感光体の一部
を露出させる開口部を持つカートリッジ枠体と、前記開
口部を開閉する開閉部材と、を有し、前記開閉部材は、
互いに回転自在に連結された第1のシャッター部材と第
2のシャッター部材と、前記第1のシャッター部材と前
記カートリッジ枠体に夫々両端が回転自在に結合された
アーム部材と、前記第1のシャッター部材と前記カート
リッジ枠体に夫々回転自在に結合され、前記電子写真画
像形成装置本体への着脱に連動して前記開口部を開閉さ
せるための係合部を持つ作動アーム部材と、前記第2の
シャッター部材を前記電子写真感光体方向に付勢する付
勢部材と、を有し、前記カートリッジ枠体は、シャッタ
ー開閉時に、前記第2のシャッター部材が案内されるガ
イド部を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に
装着するための装着手段と、前記記録媒体を搬送するた
めの搬送手段と、を有し、前記装着手段は前記プロセス
カートリッジのガイド部を案内するガイド部材と、前記
作動アーム部材の第1の係合部と係合してシャッター部
材を一部開閉する第1の係合受部とを有し、プロセスカ
ートリッジを収容可能で電子写真画像形成装置本体へほ
ぼ水平方向から出し入れ可能な可動体と、前記可動体を
出し入れする電子写真画像形成装置本体に設けられた前
記作動アーム部材の第2の係合部と係合してシャッター
部材の残りを開閉する第2の係合受部を有する装置本体
可動体装着部であることを特徴とする電子写真画像形成
装置である。
【0018】
【従来の技術】従来電子写真画像形成プロセスを用いた
画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電子
写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリ
ッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着
脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されてい
る。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメ
ンテナンスをサービンマンによらずにユーザー自身で行
うことができるので、格段に操作性を向上させることが
できた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像
形成装置において広く用いられている。
【0019】電子写真感光体の寿命が延びプリント可能
枚数が増えると、供給能力に制限の生じる現像手段を独
立なユニットとし、現像ユニットと画像形成プロセスの
電子写真感光体、帯電手段、クリーニング手段を一体と
したプロセスカートリッジに分け、装置本体への着脱と
メンテナンスを容易にし、なおかつそれぞれ主要部品の
寿命に則した使い方がなされるよううになってきてい
る。このプロセスカートリッジにおいてクリーニングに
よって発生した廃現像剤(トナー)は電子写真感光体の
寿命に見合って十分に収納しうる容積のクリーニング容
器内に蓄えられ、プロセスカートリッジ交換時に取り除
かれる。さらに、クリーニング容器内には、クリーニン
グ容器を電子写真感光体側と容器後方側とに二分する仕
切壁と、前記仕切壁に設けられた開口部と、電子写真感
光体側クリーニング容器内で回転する送り羽根で構成さ
れる現像剤搬送手段とを有している。
【0020】電子写真感光体の長寿命化に伴い、プロセ
スカートリッジの廃トナー収納部分は、複数の現像器に
よって生じた現像、転写後の電子写真感光体上の残留ト
ナーを収納しなければならず、従来のプロセス手段の大
方を一体とした一体型プロセスカートリッジに比べて大
きな容量を必要とするようになっている。そのため、他
のユニットとの位置関係から、プロセスカートリッジの
着脱は、以下の2種類の方法で行なっている。 (1)画像形成装置本体の側板部に穴部を設けて電子写
真感光体の母線方向と平行な略水平方向に行っている。 (2)画像形成装置本体の側板の部に電子写真感光体の
母線方向とは直角方向で略水平方向に引き出し可能な可
動体を設け、まず可動体にプロセスカートリッジを着脱
し、その後、可動体を画像形成装置に着脱する。
【0021】プロセスカートリッジの電子写真感光体
は、電子写真画像形成装置本体外における曝露による劣
化と取り扱いによる損傷のおそれがなくするため、画像
形成装置本体外では閉じ装置本体内にプロセスカートリ
ッジを装着した際に開くドラムシャッターを設けてあ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】〔発明の実施の形態の説明〕以
下、本発明の実施の形態を図面に従って詳細に説明す
る。
【0023】以下の説明において、プロセスカートリッ
ジBの短手方向とは、プロセスカートリッジBを画像形
成装置Aへ着脱する方向であり、記録媒体の搬送方向と
一致している。またプロセスカートリッジBの長手方向
とは、プロセスカートリッジBを画像形成装置Aへ着脱
する方向と交差する方向(略直交する方向)であり、記
録媒体の表面と平行であり、且つ、記録媒体の搬送方向
と交差(略直交)する方向である。また、プロセスカー
トリッジに関し左右とは記録媒体の搬送方向に従って記
録媒体を上から見て右または左であり、前後とはプロセ
スカートリッジの可動体への装着前方向の先端側が前で
あり装着方向の後端側が後である。また、装置本体とは
画像形成装置の本体を指すものとする。
【0024】(実施の形態1)以下図面に沿って、本発
明の実施の形態について説明する。
【0025】{画像形成装置の全体構成}図1は本発明
に係る電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置とい
う)全体の概略構成を示す縦断面図である。
【0026】まず、図1を参照して、画像形成装置Aの
全体についての概略を説明する。なお、同図に示す画像
形成装置Aは4色フルカラーのレーザービームプリンタ
である。
【0027】同図に示す画像形成装置Aは、第1の像担
持体として、ドラム形状の電子写真感光体(以下「感光
体ドラム」という)1を備えている。感光体ドラム1
は、駆動手段(不図示後述)によって、同図中、反時計
回りに回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には、そ
の回転方向に従って順に、感光体ドラム1表面を均一に
帯電する帯電装置2、画像情報に基づいてレーザービー
ムを照射し感光体ドラム1上の静電潜像を形成する露光
手段3、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として
現像する現像装置4、感光体ドラム1上のトナー像が1
次転写される第2の像担持体としての転写ユニット5、
1次転写後の感光体ドラム1表面に残った転写残トナー
を除去するクリーニング装置6等が配設されている。
【0028】ここで感光体ドラム1と帯電装置2、トナ
ーを除去するクリーニング装置6は一体的にカートリッ
ジ化されプロセスカートリッジBを形成し画像形成装置
本体20に着脱可能なものとなっている。
【0029】その他に、記録媒体(第3の像担持体)S
を転写ユニット5に向けて給送するとともに、記録媒体
Sを搬送する給搬送手段7、2次転写後の記録媒体Sに
トナー像を定着させる定着器8が配設されている。
【0030】以下、感光体ドラム1から順に詳述する。
【0031】感光体ドラム1は、図16に示すように直
径約47mmのアルミニウムシリンダー1cの外周面
に、有機光導電体層(OPC感光体)を塗布して構成し
たものである。感光体ドラム1は、その両端部を支持部
材によって回転自在に支持されており、一方の端部に駆
動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることによ
り、図1に図示した矢印方向に回転駆動される。
【0032】帯電装置2としては、例えば、特開昭63
−149669号公報に示すようないわゆる接触帯電方
式のものを使用することができる。帯電部材は、ローラ
状に形成された導電性ローラであり、このローラを感光
体ドラム1表面に当接させるとともに、このローラに電
源(不図示)によって帯電バイアス電圧を印加すること
により、感光体ドラム1表面を一様に帯電させるもので
ある。
【0033】露光手段3は、ポリゴンミラー3aを有
し、このポリゴンミラー3aには、レーザーダイオード
(不図示)によって画像信号に対応する画像光が照射さ
れる。ポリゴンミラー3aはスキャナーモータ(不図
示)によって高速で回転され、反射した画像光を結像レ
ンズ3b、反射ミラー3c等を介して、帯電済の感光体
ドラム1表面を選択的に露光して静電潜像を形成するよ
うに構成している。
【0034】現像装置4は、軸4dを中心に割出回転可
能な回転体4Aと、これに搭載された4個の現像器、す
なわち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色
のトナーをそれぞれ収納した現像器4Y,4M,4C,
4Bkを備えている。感光体ドラム1上の静電潜像の現
像時には、その静電潜像に付着すべき色の所定の現像器
が現像位置に配置される。すなわち、所定の現像器が回
転体4Aの割出回転によって感光体ドラム1に対向した
現像位置に止まり、さらにその現像器の現像スリーブ4
bが感光体ドラム1に対して微小間隙(300μm程
度)をもって対向するように位置決めされた後、感光体
ドラム1上に静電潜像を現像する。この現像は、次のよ
うにして行う。現像する色に対応する現像器の容器内の
トナーを送り機構によって塗布ローラ4aへ送り込み、
回転する塗布ローラ4aおよびトナー規制ブレード4c
によって、回転する現像スリーブ4bの外周にトナーを
薄層塗布し、かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)す
る。この現像スリーブ4bと、静電潜像が形成された感
光体ドラム1との間に現像バイアスを印加することによ
り、静電潜像にトナー像を付着させてトナー像として現
像するものである。また、各現像器4Y,4M,4C,
4Bkの現像スリーブ4bには、各現像器が現像位置に
配置されたときに、画像形成装置Aに設けられた各色現
像用高圧電源と接続されるようになっており、各色の現
像毎に選択的に電圧が印加される。なお、各現像器4
Y,4M,4C,4Bkは、回転体4Aに対して個別
に、また回転体4Aは装置本体20に対してそれぞれ着
脱可能に構成されている。
【0035】第2の像担持体としての転写ユニット5
は、感光体ドラム1から順次に1次転写されて重ねられ
た複数のトナー像を、一括して記録媒体Sに2次転写す
るものである。転写ユニット5は、矢印R5方向に走行
する中間転写ベルト5aを備えている。本実施の形態の
中間転写ベルト5aは、周長約440mmのベルトであ
り、駆動ローラ5b、2次転写対向ローラ5c、従動ロ
ーラ5dの3本のローラにより掛け渡されている。従動
ローラ5dに近接して中間転写ベルト5aを感光体ドラ
ム1に押圧する位置と中間転写ベルト5aが感光体ドラ
ム1から離れる位置をとるように後退する押えローラ5
jを備えている。中間転写ベルト5aは、駆動ローラ5
bの回転によって、矢印R5方向に走行する。さらに、
中間転写ベルト5aの外側の所定位置には、中間転写ベ
ルト5aの表面に接離可能なクリーニングユニット5e
が設けてあり、後述の記録媒体Sに一括して2次転写後
に残った転写残トナーを除去する。このクリーニングユ
ニット5eは帯電ローラ5fを中間転写ベルト5aに当
接させてトナーに転写時と逆の電荷を与える。逆の電荷
を付与されたトナーは、感光体ドラム1に静電的に付着
され、その後、感光体ドラム1用の後述のクリーニング
装置6によって回収されるものである。なお、中間転写
ベルト5aのクリーニング方法としては、上述の静電ク
リーニングに限らず、ブレードやファーブラシなどの機
械的な方法や、これらを併用したもの等でもよい。
【0036】クリーニング装置6は、現像装置4によっ
て感光体ドラム1上に現像されたトナーが中間転写ベル
ト5aに1次転写された後、1次転写されないで感光体
ドラム1表面に残ったいわゆる転写残トナーを除去する
ものである。同図のクリーニング装置6では転写残トナ
ーはクリーニング容器11の中に蓄積されていく。な
お、図1ではクリーニング容器11は内部は図略されて
おり、後に詳述する。
【0037】給搬送手段7は、画像形成部へ記録媒体S
を給送するものであり、複数枚の記録媒体Sが収納され
て、画像形成装置Aの下部に装填される給紙カセット7
aを備えている。画像形成時にはピックアップ部材7
e、搬送ローラ7bが画像形成動作に応じて駆動回転
し、給紙カセット7a内の記録媒体Sを1枚づつ分離給
送するとともに、ガイド板7cによってガイドし、レジ
ストローラ7dを通り中間転写ベルト5aへと給送する
ものである。
【0038】定着器8は、記録媒体Sに2次転写された
複数のトナー画像を定着させるものであり、図1に示す
ように、駆動回転する駆動ローラ8aと、これに圧接し
て記録媒体Sに熱および圧力を印加する定着ローラ8b
とからなる。すなわち、中間転写ベルト5a上のトナー
を一括転写させる2次転写ローラ5nを通過した記録媒
体Sは定着器8を通過する際に駆動ローラ8aで搬送さ
れるとともに、定着ローラ8bによって熱および圧力を
印加される。これにより複数色のトナー像が記録媒体S
表面に定着される。
【0039】画像形成装置本体20へのプロセスカート
リッジBの装着は図2に示すようにプロセスカートリッ
ジBを画像形成装置Aの内部へ導くための可動体50が
画像形成装置Aの中からほぼ水平方向に引き出し挿入可
能な構成を有している。そして引き出された可動体50
に対してプロセスカートリッジBは図14、図15に示
す可動体50のガイド部材51,52のガイド面51
b,52bに沿ってプロセスカートリッジBの軸継手部
材23および円筒形のガイド部14b(図6参照)が導
かれ、図16に示すようにプロセスカートリッジBの感
光体ドラム1の中心と同心の軸継手部材23(対向部は
円筒形ガイド部14b)と軸方向に並列する円筒形位置
決めボス13a,14aがガイド部先端の受け部51
h,52hに入る。軸継手部材23及びガイド部14b
がガイド部材51,52のガイド面51b,52bに挿
入されて行くと、やがてプロセスカートリッジBの可動
体50への装着方向の後方においてプロセスカートリッ
ジBに設けた回転決めダボ11a,11bが夫々可動体
50のガイド面51c,52cに挿入される。そして、
回転決めダボ11a,11bが弾性部材、例えばCRG
加圧ばね53,54を押しのけてガイド面51c,52
cの終端の回転位置決め面51g,52gに当接する。
そしてCRG加圧ばね53,54を押しのける際受け部
51h,52hに嵌合した円筒形位置決めボス13a,
14aを中心に時計回りにプロセスカートリッジBが揺
動し、図15に示すようにカートリッジガイドである可
動体50に装着される。
【0040】さらに可動体50を画像形成装置Aに納め
ることで、図1に示すように画像成形が可能な状態とな
る。
【0041】{画像形成動作}次に、上述構成の画像形
成装置の画像形成動作について説明する。
【0042】中間転写ベルト5aの回転と同期して感光
体ドラム1を図1の矢印方向(反時計回り)に回転さ
せ、この感光体ドラム1表面を帯電装置2によって均一
に帯電するとともに、露光手段3によってイエロー画像
の光照射を行い、感光体ドラム1上にイエローの静電潜
像を形成する。この静電潜像形成と同時に現像装置4を
駆動してイエローの現像器4Yを現像位置に配置し、感
光体ドラム1上の静電潜像にイエロートナーが付着する
ように感光体ドラム1の帯電極性と同極性でほぼ同電位
の電圧を印加して静電潜像にイエローのトナーを付着さ
せて現像する。感光体ドラム1の回転により、このイエ
ロー現像像は中間転写ベルト5aに接し1次転写ローラ
(従動ローラ)5dにトナーと逆極性の電圧を印加して
感光体ドラム1上のイエローのトナー像を中間転写ベル
ト5a上に1次転写する。
【0043】上述のようにしてイエロートナー像の1次
転写が終了すると、次の現像器が回転移動し、感光体ド
ラム1に対向する現像位置に位置決めされ、イエローの
場合と同様にしてマゼンタ、シアン、そしてブラックの
各色について、静電潜像の形成、現像、1次転写を順次
に行い、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ね
合わせる。これらトナー像を、給搬送手段7から供給さ
れた記録媒体Sに一括して2次転写する。
【0044】そして2次転写後の記録媒体Sを定着器8
に搬送して、ここで、トナー像の定着を行った後、図示
矢印方向に移動するベルト9aを巻掛けられて、ベルト
9aで駆動される排出ローラ9bによって画像形成装置
A外部の排紙トレイ9上に排出して画像形成を終了する
ものである。
【0045】{プロセスカートリッジの構成}図3に示
すようにプロセスカートリッジBは感光体ドラム1の周
りに帯電装置2,クリーニング装置6を配設しこれらを
カートリッジフレーム10でもって一体化してカートリ
ッジガイドである可動体50に着脱可能に構成してあ
る。プロセスカートリッジBのカートリッジフレーム1
0は、感光体ドラム1および帯電装置2の長手方向の両
端部に向って前方へ延出されたドラム支持部11d(図
10参照)、クリーニング部材取付部11mおよび帯電
装置支持部11eを前側に有し、これらの後端に容器部
分を配したクリーニング容器11と、クリーニング容器
11の後端部に超音波により接合される後部容器12と
を備えている。そして、図6に示すようにクリーニング
容器11、後部容器12にわたり長手方向の駆動側には
ギアーカバー(一方のサイドカバー)13が固定されて
おり、長手方向の反駆動側にはエンドカバー14が固定
されている。そして、帯電装置2の長手方向に沿ってそ
の上部側を覆う帯電装置カバー15が取り付けてある。
帯電装置カバー15は帯電装置2の保護部材である。
【0046】ここで、カートリッジフレーム10(クリ
ーニング容器11、及び、後部容器12)及び、エンド
カバー13・14の材質は、プラスチック等である。そ
して、前記プラスチックはポリスチレン、ABS樹脂
(アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合
体)、ポリカーボネイト、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンである。
【0047】さらに感光体ドラム1を画像形成装置Aの
外部へ取り出した場合に感光体ドラム1を外光および人
がふれること等から保護するため、クリーニング枠体1
1の前方端の感光体ドラム1に露光、現像、転写の作用
を行うため感光体ドラム1を露出するドラム開口部11
hを感光体ドラム1の外側から開閉する開閉部材とし
て、クリーニング容器11にはドラムシャッター18が
設けられている。
【0048】図6に示すようにカートリッジフレーム1
0の一部をなすギアカバー13及びエンドカバー14に
はプロセスカートリッジBを可動体50を介して装置本
体20への着脱を案内するためと位置決めのためのガイ
ド部を夫々有する。
【0049】即ち、プロセスカートリッジBの位置決め
を行うための第1の突起である円筒形位置決めボス13
a、第2の突起である円筒形位置決めボス14a及びプ
ロセスカートリッジBの前記位置決めボス13a,13
bを中心とする回転位置を決めるための、第3の突起で
ある回転決めダボ11a、第4の突起である回転決めダ
ボ11bを有する。上記において、第1、第3の突起は
駆動側(軸継手部材23のある側)に配設され、第2、
第4の突起は反駆動側(軸継手部材23のない側)に配
設されている。また、第1、第2の突起は軸継手部材2
3、感光体ドラム1の中心線と同一中心線上にあり、第
2、第3の突起は感光体ドラム1の中心線とほぼ平行な
直線上にある。
【0050】なお、上記第1、第2の突起である円筒形
位置決めボス13a,14aは第3、第4の突起である
回転決めダボ11a,11bに対して長手方向の夫々す
ぐ内側にある。
【0051】なお、プロセスカートリッジBの可動体5
0への着脱を案内するためのガイド部としては、第1、
第2の突起である円筒形位置決めボス13a,14aの
長手方向すぐ外側に軸継手部材23、円筒形ガイド部1
4bを有する。この軸継手部材23、円筒形ガイド部1
4bの長手方向の位置は第3、第4の突起である回転決
めボス11a,11bとほぼ等しい位置にある。この軸
継手部材23、円筒形ガイド部14bは可動体50のガ
イド面51b,52bに案内されると共に回転決めボス
11a,11bは可動体50のガイド面51c,52c
に案内され、プロセスカートリッジBの可動体50への
着脱時の姿勢が規定されるものである。
【0052】従って、第3、第4の突起である回転決め
ボス11a,11bはプロセスカートリッジBの可動体
50への着脱を案内するためのガイド部であると共にプ
ロセスカートリッジBの回転位置を決めるための回転位
置決め部となっている。なお、駆動側の円筒形位置決め
ボス13aは反駆動側の位置決めボス14aが円筒形ガ
イド部14bを同心に有するのと同様に、円筒形位置決
めボス13aを軸方向へ延出して中空円筒形ボスを設
け、このボス内に軸継手部材23を収容することも可能
である。
【0053】{プロセスカートリッジ着脱用可動体(引
き出し)}ここで、プロセスカートリッジの着脱に用い
る引き出し機構を有する可動体50(引き出し)につい
て図14、図15を用いて詳細に説明する。
【0054】可動体50のガイド部材51(反駆動側は
52)には、プロセスカートリッジBを可動体50に挿
入するために溝形状に形成されたガイド面51b,51
cが左右対称に設けられている(反駆動側は52b,5
2c)。駆動側のガイド面51bの一部は、プロセスカ
ートリッジBの除去トナー駆動入力部49(図4参照)
への画像形成装置Aからの駆動入力のためにガイド部材
51に設けた貫通穴51dと一致する切り欠き51eが
ある。ガイド面51b,52bの軸継手部材23、ガイ
ド部14b挿入方向下流側かつ長手方向のすぐ内側の位
置には、プロセスカートリッジBの円筒形位置決めボス
13a(反駆動側は14a)(図6、図12参照)の位
置を仮に限定してこれらを支持する受け部51h(反駆
動側は52h)が設けられている。この受け部51h
は、円筒形位置決めボス13aの周囲を下側から略1/
4覆う形状となっており、主に、受け部51hから該ボ
ス13aが下方に落ち込まないような役割を果たしてい
る。さらに、受け部51hの長手方向内側には突き当て
部51f(反駆動側は52f)が略鉛直方向に形成され
ており、可動体50が画像形成装置Aに納まったとき、
この突き当て部51fが円筒形位置決めボス13aに位
置決めされ、感光体ドラム1に対して可動体50の位置
が決まる。
【0055】別のガイド面51cの最下流の回転位置決
め面51g(反駆動側は52g)は略水平方向の面とし
て形成され、プロセスカートリッジBの円筒形位置決め
ボス13a(14a)を中心として回転した姿勢を決め
るため図6に示すプロセスカートリッジBの両側に設け
た回転決めダボ11a(反駆動側は11b)が突き当た
る。更には回転位置決め面51gのガイド面51cに沿
った上流側にはCRG加圧ばね53(反駆動側は54)
がガイド面51cへ向ってへの字状に突出して配設され
ている。加圧ばね53は駆動側ガイド部材51の内側に
設けた支点53bを中心として線径1.0mm程度のト
ーションばねとして回転位置決め面51gへ着座した回
転決めダボ11a(反駆動側は11b)に略下方に且つ
後方へ向って加圧力がかかるように配置されている。つ
まり、プロセスカートリッジBの回転決めダボ11a
(11b)が所定の位置にくるとそのダボ11aに加圧
力がかかる構成になっている。
【0056】可動体50の装置本体20への挿入方向最
上流側には後側板55とは略平行に後側板55とは可動
体加圧ばね57を介して押圧ユニット56が配置されて
いる。可動体50が画像形成装置Aに挿入された際に、
プロセスカートリッジBの、円筒形位置決めボス13
a,14aが可動体50の挿入方向に対向して開口して
いる半円月形の本体係合部材61に当り、可動体50の
前端近くの突き当て部51f,52fが円筒形位置決め
ボス13a,13bと当接しているので、押圧ユニット
56を押し込むと弾性部材である可動体加圧ばね57は
圧縮されて、可動体50の突き当て部51f,52fは
円筒形位置決めボス13a,14aを本体係合部材61
に押し付ける。本体係合部材61は装置本体20に固設
してあるので、押圧ユニット56の両端の引っ掛け部
(不図示)が画像形成装置Aに引っ掛かり画像形成装置
Aを基に可動体50全体を可動体挿入方向に加圧して、
プロセスカートリッジBに対する可動体50の位置を決
めている。
【0057】また、後側板55の中央付近には5mm×
15mm程度の穴55aがあいている。これは後に記述
する後部容器12のプロセスカートリッジ挿入方向最後
部の壁面12hにたてられている出っ張り部12bに対
する逃げ穴である(図5参照)。
【0058】さらに、反駆動側ガイド部材52には、長
手内側方向に加圧力がかかるような付勢ばね58を配置
しており、かつ同一形状の付勢ばね59を長手外側方向
に加圧力がかかるように配置している。この付勢ばね5
8はプロセスカートリッジBの側面部(エンドカバー1
4)に当接してプロセスカートリッジBを長手方向に付
勢することができる構成になっている。また、駆動側ガ
イド部材51にはこの付勢ばね58の対向部に付勢力に
よるプロセスカートリッジBの受けとなるばね力受け部
となる突き当てリブ51jが設けられている。これによ
り、可動体50に対するプロセスカートリッジBの長手
方向の位置が決まる。また、付勢ばね部材59は可動体
50が画像形成装置Aに入った状態で装置本体20のフ
レームに対して付勢されており、可動体50の装置本体
20に対する長手方向の位置が決まる。
【0059】また、後に詳しく説明するが、感光体ドラ
ム1上の濃度を読み取り、画像濃度の調整を行なうため
のパターン読み取り装置93(図37参照)を可動体5
0の底板部50aに備えている。パターン読み取り装置
93から発せられるセンサー光を感光体ドラム1に当て
ているが、このセンサー光の焦点距離をあわせるため、
感光体ドラム1とパターン読み取り装置93の水平方向
の距離は確実にあわせ込んでいなければならない。
【0060】{プロセスカートリッジの位置決め}プロ
セスカートリッジBを画像形成装置Aへ装着するために
カートリッジ枠体(カートリッジフレーム)10にはサ
イドカバー(ギアーカバー)13、エンドカバー14夫
々に一体に円筒形の位置決めボス13a(反駆動側は1
4a)が設けられている(図4〜図13(図9を除く)
参照)。またクリーニング容器11の上面部11iの両
側においてサイドカバー13及びエンドカバー14には
誤挿入防止突起11jが一体に設けられている(図3〜
図6、図9〜図11、図13参照)。なお、突起11j
は、枠体10にも一体に設けられている。
【0061】図6に示すように位置決めボス13aはド
ラム支持軸1d(図16参照)に取り付けられる軸継手
部材23と軸方向に近接して設けられる。位置決めボス
13aの直径は軸継手部材23よりも直径がわずかに大
きい。この円筒形位置決めボス13aの長手方向の外側
端面の位置は、図6に示すようにギアーカバー13の外
側板部の長手方向の位置と同じか、あるいはそれより内
側になっている。一方、軸継手部材23の長手方向の位
置は、該外側板部より外側になる。円筒形位置決めボス
13aの外径D1と軸継手部材23の外径D2の関係
は、D1>D2の関係であり、D1=28mm程度、D
2=27.6mm程度である。
【0062】図7に示すように反駆動側の位置決めボス
14aの外側は位置決めボス14aと同心円でわずかに
外径が小さいガイド部14bを形成している。この円筒
形位置決めボス14aの長手方向の外側端面の位置は、
エンドカバー14の外側板部の長手方向の位置と同じ
か、あるいはそれより内側になっている。ガイド部14
bの長手方向の位置は、全部又はほぼ全部が該外側板部
より外側になる。円筒形位置決めボス14aの外径D3
とガイド部14bの外径D4はD1=D3,D2=D4
という関係にある。
【0063】軸継手部材23よりプロセスカートリッジ
Bの挿入方向上流側には、図4、図10に示すように除
去トナー駆動入力部49がある。この除去トナー駆動入
力部49はクリーニング容器11に固定したギアーカバ
ー13と一体の第二円筒形ボス13bによって保護され
ている。この第二円筒形ボス13bの長手方向の位置
は、図6に示すようにギアーカバー13の外側板部より
外側で、かつ、軸継手部材23の長手方向の最外部より
内側あるいは同一位置になる。また、第二円筒形ボス1
3bの外径D5と軸継手部材23の外径D2の関係はD
5<D2である。
【0064】軸継手部材23よりプロセスカートリッジ
Bの可動体50への挿入方向上流側でかつ、第二円筒形
ボス13aより上流側のクリーニング容器11の側面に
は回転決めダボ11a(反駆動側は11b)が立ってい
る。また、図4、図5、図11、図12に示すように、
サイドカバー13、エンドカバー14の回転決めダボ1
1a,11bの対応する部分に開口部13c,14cが
開いている。上記ダボ11a,11bは開口部13c,
14cを挿通してサイドカバー13、エンドカバー14
外へ突出している。この回転決めダボ11a,11bは
感光体ドラム1の中心から80mmから90mmの位置
にある。この距離はプロセスカートリッジBの側面上で
配置できる最大の距離である。つまり、この距離をでき
るだけ長く取ることにより感光体ドラム1を中心とする
プロセスカートリッジBの回転方向の位置決め精度を向
上させている。またこの回転決めダボ11aの長手方向
の位置は軸継手部材23の長手方向の最外部とほぼ同一
の位置にあり、回転決めダボ11bの長手方向の位置は
ガイド部14bの最外部とほぼ同一の位置にある。
【0065】{プロセスカートリッジの可動体(引き出
し)への着脱動作}ここで、プロセスカートリッジBの
可動体50への着脱動作について図44〜図48を用い
て詳細に説明する。図44〜図48は反駆動側のガイド
部材52を外側から透視して見る側面図である。本章で
は反駆動側を中心について述べるが、駆動側については
サイドカバーのガイド部14bに対応するところが軸継
手部材23になっているのみで他はほぼ同一である。た
だし、形状、動作が駆動側と異なる部分についてはその
つど述べる。
【0066】図44のようにユーザが本プロセスカート
リッジBの挿入方向上流に固定された把手16の開口部
16eに指を入れて持つと、プロセスカートリッジBの
重心が把手16から遠い前後方向の中間よりも前方にあ
るため、自然に感光体ドラム1付近が下方になって傾
く、この姿勢を利用して、感光体ドラム1の軸線上のエ
ンドカバー14のガイド部14bを可動体50のガイド
部材52のガイド面52bの上端部に載せる(図44の
状態)。次にこの自然な姿勢のまま、ガイド部14bを
ガイド面52bに載せながら挿入方向に向かってガイド
させていくと、プロセスカートリッジBの側面の回転決
めダボ11bがガイド面52cの上端部に載る(図45
の状態)。この状態では側面の2点がガイドされている
のでプロセスカートリッジBの姿勢はある程度決まる。
ただし、ガイド面52b,52cを形成している夫々の
溝の幅F1,F2は夫々対応するガイド部14bの外径
D4、回転決めダボ11bの外径D6より、やや大きく
取っている。例えば、D4=27.6mmだとすると、
F1=30mm程度、D6=8mmとすると、F2=1
1mm程度である。つまりユーザはプロセスカートリッ
ジBを余計な力で支えなくてもプロセスカートリッジB
の姿勢は安定しているが装着の窮屈感をなくすためにあ
る程度、姿勢に自由を与えている。この状態から、ガイ
ド面52bとほぼ平行なガイド面52c上部を回転ダボ
11bがガイド面52cの折曲部52c1をとおりすぎ
て角度Hの急勾配部に入った図46の状態の後はユーザ
がプロセスカートリッジBに下方に向かって軽く力を加
えると、プロセスカートリッジBは姿勢を徐々に寝かせ
ながら可動体50内部へと導かれていく。これは、図4
5に図示したガイド面52bの水平からのなす角Gに対
して、ガイド面52cの水平からのなす角Hの角度がH
>Gの関係にあるため、ガイド部14bより回転決めダ
ボ11bが下方に落ちる速度が早いためプロセスカート
リッジBは全体的に下方に落ちながら、感光体ドラム1
を中心に時計回りに回転するためである。
【0067】図46の位置を経て、図47の位置までプ
ロセスカートリッジBが挿入されると、回転決めダボ1
1bが弾性部材としての反駆動側CRG加圧ばね54の
直延部54aの上部でとまる。これはCRG加圧ばね5
4が支点部54bを中心として、矢印Rの方向に加圧力
が働いているため、自然な状態ではプロセスカートリッ
ジBはこれ以上下方に落ちずにとまった状態になるため
である。
【0068】ここで、ユーザはプロセスカートリッジB
を下方に少し力を加えると、CRG加圧ばね54は支点
部54bを中心として、矢印Rとは反対方向にたわみ、
プロセスカートリッジBの回転決めダボ11bは直延部
54aに沿って、下方にすり抜けていき、ガイド面52
cの最下流面である回転位置決め面52gにいたり図4
8の状態となる。この回転決めダボ11bがCRG加圧
ばね54をすり抜ける動作により、ユーザはクリック感
(未装着感)を得る。また図48の状態では、プロセス
カートリッジBの回転決めダボ11bがCRG加圧ばね
54の直延部54aから約45°曲げた当接部54cに
接する。このためCRG加圧ばね54が撓んだことによ
り発生する加圧力の分力がプロセスカートリッジBの回
転決めダボ11bに働き、感光体ドラム1が回転するこ
とにより発生するプロセスカートリッジBが浮き上がろ
うとする力を押さえることができる。これにより、プロ
セスカートリッジBは可動体50内部、あるいは画像形
成装置A内部での回転方向の位置が決まることになる。
【0069】以上の動作が行われるのと同時に、ガイド
部14bはガイド面52bをとおり抜け、代って、ガイ
ド部14bの軸方向内側に隣接する円筒形状位置決めボ
ス14aが受け部52hと係合する。これにより、プロ
セスカートリッジBの感光体ドラム1中心の位置は下方
への動きを一定以内に規制される。また、回転決めダボ
11bが回転位置決め面52g上で水平方向1mmから
2mm程度で規制されているため、プロセスカートリッ
ジB全体の水平方向の動きもある程度規制される。この
とき、円筒形位置決めボス14aの外径の方がガイド部
14bの外径より大きいので、受け部52hの強度上厚
くして、受け部52hを円筒形位置決めボス14aを越
えてガイド部14bにかかる幅にしても受け部52hと
ガイド部14bが長手方向で干渉して位置決めに影響を
及ぼすことは生じない。また、受け部52hの円筒形位
置決めボス14aに当接する側を単一の曲面とでき可動
体50の金型形状が単純になる。
【0070】また、更に、クリーニング容器11に固定
した反駆動側エンドカバー14をガイド部材52に設け
られた付勢部材58が感光体ドラム長手方向に付勢す
る。これにより、プロセスカートリッジBは駆動側に付
勢され、駆動側のギアーカバー13がガイド部材51の
内側に設けられた幅2mm程度の3個所の突き当てリブ
51j(図14参照)に対して突き当てられて、可動体
50に対する長手方向のプロセスカートリッジBの位置
が決まる。
【0071】これらの場合、駆動側に配した回転決めダ
ボ11aも可動体50挿入時にガイド面51cにガイド
されるので、ガイド部14bと回転決めダボ11bとの
2点でプロセスカートリッジBの姿勢が安定され、余計
な挿入ガイドを形成しなくてすみ、形状の単純化とな
り、型加工費の削減となる。また回転決めダボ11aが
可動体50への装着ガイド部とプロセスカートリッジB
の回転方向を決める機能を同一部分で行なっているた
め、プロセスカートリッジBを挿入する最後の動作で、
回転方向の姿勢を決める動作をしなくてよく、操作性の
向上につながる。また、弾性部材としてのCRG加圧ば
ね53,54でプロセスカートリッジBの装着感を得る
ための機能と回転方向への動き押さえる機能を果たして
いるため、単部品による多機能化によるコストダウンに
なっている。また、プロセスカートリッジBの可動体5
0の受け部52hはガイド部14bより長手方向内側に
位置する円筒形位置決めボス14aと係合するように配
置しているので、可動体50の長手方向の省スペース化
を図ることができる。
【0072】上述は主として反駆動側について述べた
が、駆動側についても同様の動作をする。即ち、駆動側
のギアーカバー13の前端部において感光体ドラム1に
支持軸1dを介して固定されている軸継手部材23が係
合するガイド面51bには切り欠き51eが存在するこ
とを除いて、ガイド面51bは駆動側と左右対称形状で
あり、軸継手部材23と反駆動側のガイド部14bは同
直径であり、感光体ドラム1の軸心上にある。この時、
切り欠き部51eの幅F3は軸継手部材23の外径D2
より小さいので、挿入途中で軸継手部材23が切り欠き
部51eに脱落することはない。なお、除去トナー駆動
入力部49の第2円筒形ボス13bの外径D5は切り欠
き部51eの幅F3よりも小さい。
【0073】従って、駆動側の軸継手部材23は切り欠
き部51eがあっても、そこに軸継手部材23が落ち込
まずガイド面51b上を移動して、代って軸継手部材2
3の軸方向内側に隣る円筒形位置決めボス13aが反駆
動側のガイド部14bと同時的に位置固定用の4分円円
弧状の受け面を持つ受け部51hに嵌め込まれるもので
ある。また、このとき図4に示される第二円筒形ボス1
3bも駆動側ガイド面51bの途中にある切り欠き部5
1eと係合して除去トナー搬送系の駆動連結も行われる
ようになる。また、駆動側のガイド面51c,弾性部材
としてのCRG加圧ばね53は反駆動側のガイド面52
c、CRG加圧ばね54とは左右対称形状であり、反駆
動側の回転位置決めダボ11bと同一軸上の駆動側の回
転位置決めダボ11aがガイド面51c上を移動して、
CRG加圧ばね53を撓ませ、位置決め面51gに至る
ものである。
【0074】この時、軸継手部材23が長手方向最外部
にあるので画像形成装置A側からの画像形成装置内部に
支持されている駆動入力のストロークが短くてよい。
【0075】上述のように、CGR加圧ばね53,54
の少なくとも何れか1つを設けることにより、プロセス
カートリッジBを可動体50に装着する際、ユーザは装
着感を得ることができるので感覚により容易な着脱の操
作を行える。
【0076】尚、ダボ11b(11a)と位置決めボス
14a(13a)の配置は次の通りである。図5に示す
通り、ボス14aの中心を通る水平線l(エル)1とダ
ボ11bの中心を通る水平線l(エル)2の垂直方向の
間隔は約1.35mmである。又、ボス14aの中心を
通る垂線l(エル)3とダボ11bの中心を通る垂線l
(エル)4の間隔が約86.78mmである。尚、図5
は装置本体に装着したプロセスカートリッジの状態を示
している。又、前記装置は本実施の形態の場合であっ
て、適宜選択すれば良い。
【0077】{画像形成装置本体のプロセスカートリッ
ジ着脱に係る部分}次に、画像形成装置本体のプロセス
カートリッジ着脱に係る部分について図51を用いて詳
細に説明する。
【0078】画像形成装置本体20の側面のうち、感光
体ドラム1の長手方向に平行で、かつ、感光体ドラム1
からみて現像装置4と反対側の装置本体後側面部に、プ
ロセスカートリッジBを載置した可動体50を挿入する
ための開口部60がある。この開口部60の長手方向両
側面部には、可動体50の挿入方向に向かって図示しな
いほぼ水平方向のレール部材があり、可動体50の両側
面部にある図示されないガイド部材をガイドする。プロ
セスカートリッジBを装着された可動体50が画像形成
装置本体20の所定位置に挿入されたときに、プロセス
カートリッジBに設けた円筒形位置決めボス13a,1
4aと係合する位置に可動体50の挿入方向に対向する
開口方向のハーフパイプ状の円弧形本体係合部材61が
ある。
【0079】{可動体およびプロセスカートリッジの画
像形成装置本体への着脱}可動体およびプロセスカート
リッジの画像形成装置本体への着脱について、図48か
ら図51を用いて説明する。
【0080】可動体およびプロセスカートリッジの画像
形成装置本体への着脱は画像形成装置Aから、前述の図
示しないレール部材に沿って可動体50が所定の装置本
体外の位置まで引き出される。既に述べたように図44
から図48に示すようにしてプロセスカートリッジBを
装着された可動体50は可動体50の挿入方向上流側の
押圧ユニット56の背面部56aを押されて画像形成装
置A内に挿入される。ある位置に可動体50が達する
と、挿入抵抗により、可動体加圧ばね57(図15参
照)が撓むことにより、可動体本体の挿入速度より押圧
ユニット56の挿入速度が速くなる。そして、押圧ユニ
ット56の両端の引っ掛け部56bが画像形成装置Aに
引っ掛かり、画像形成装置Aを基に可動体50全体が可
動体挿入方向に加圧されて、可動体本体は所定の位置に
収まる。さらに、押圧ユニット56を押込むことによ
り、押圧ユニット56の背面部56aは画像形成装置A
の後側面部62(図1参照)の一部分を形成する(図5
1の状態)。
【0081】この時、挿入方向に対向して開口している
ハーフパイプ状の本体係合部材61に、プロセスカート
リッジBの円筒形位置決めボス13a,14aが係合す
る。さらに、可動体50の鉛直面で形成された突き当て
部51f,52fがプロセスカートリッジBの円筒形位
置決めボス13a,14aと当接する。この時、先に述
べた加圧ばね57を備えた押圧ユニット56のばね力に
より、可動体50全体が円筒形位置決めボス13a,1
4aに対して、可動体挿入下流方向に加圧される。ま
た、この時、受け部51h,52hから円筒形位置決め
ボス13a,14aはわずかに上方へ向って離れる。
【0082】この状態では可動体50の突き当て部51
f,52fと本体係合部材61は長手方向の両側の位置
において隣接し、共に上記位置決めボス13a,14a
の外周と接している。このとき、画像形成装置Aの本体
係合部材61と可動体50の受け部51h,52hは感
光体ドラム1の長手方向において同列にある。これによ
り、画像形成装置Aに対してプロセスカートリッジBの
位置が一点のみで決まり、プロセスカートリッジBに対
して、可動体50は水平方向が確実に決まる。また、こ
の時、可動体50の受け部51h,52hは位置決めボ
ス13a,14aとは1mmから2mm程度のギャップ
を持つようになる。さらにこの時点で、可動体50が画
像形成装置A内部で位置が決まっているため、プロセス
カートリッジBは感光体ドラム1の中心を支点とした回
転方向では位置決めされ、プロセスカートリッジBの回
転位置は画像形成装置Aに対して位置決めされた可動体
50の鉛直方向の位置で定まる。これは、可動体50上
に位置するパターン読み取り装置93の感光体ドラム1
に対する水平方向の位置が鉛直方向の位置より厳しく決
めなければならないからこのような構成をとっているた
めである。
【0083】所定の位置に達した可動体50は、長手方
向の付勢ばね部材59が画像形成装置Aの反駆動側内壁
部(不図示)と当接して、画像形成装置A内で駆動側に
付勢されている。これによって、可動体50は駆動側に
付勢され、画像形成装置Aの駆動側内壁部に突き当てら
れて、長手方向の可動体50の位置が決まる。このと
き、可動体50に対してプロセスカートリッジBの長手
方向の位置も決まっているので、画像形成装置Aに対す
るプロセスカートリッジBの長手方向の位置も駆動側突
き当てで決まっている。
【0084】これらの場合、プロセスカートリッジBの
円筒形位置決めボス13a,14aが本体位置決めの本
体係合部材61と可動体50の突き当て部51f,52
fとの間に加圧状態で挟まれることにより、装置本体2
0、プロセスカートリッジB、可動体50の水平方向の
3者間が一点の位置決めを行うことができ、新たに画像
形成装置Aと可動体50との間の感光体ドラム1の中心
と同一の一点を決定するための位置決め部材を設ける必
要がなく、省スペース化を図ることができる。また、画
像形成装置Aの本体係合部材61と可動体50の受け部
51h,52hは感光体ドラム長手方向において同列に
あるため、省スペース化を図ることができる。また、可
動体50に設けた1つの付勢ばね部材59により、プロ
セスカートリッジBの可動体50への挿入時にはプロセ
スカートリッジBを可動体50の駆動側へ突き当てて位
置決めし、可動体50の装置本体20内挿入時には可動
体50を本体駆動側に突き当てて位置決めすることによ
り、感光体ドラム1の駆動入力手段を駆動側に付勢し、
駆動入力を確実に行うとともに駆動入力ストロークを最
小限に抑えて駆動入力構成の簡素化を図ることができ
る。
【0085】{プロセスカートリッジ誤挿入の防止}プ
ロセスカートリッジ誤挿入の防止について、図47、図
51、図52を用いて説明する。
【0086】プロセスカートリッジBの上面部には、可
動体50挿入方向下流側に高さ5mm程度の誤挿入防止
突起11jが設けられている。これは、図51に示すよ
うにプロセスカートリッジBが画像形成装置A内の所定
の位置に支持されたとき、誤挿入防止突起11jの頂点
と装置本体20のスキャナー下カバー64の距離が1m
m程度の距離を持つことになる。誤挿入防止突起11j
は駆動側サイドカバー13、クリーニング容器11、及
び、反駆動側のエンドカバー14にそれぞれ上方へ突出
して1個所ずつ形成されている。
【0087】プロセスカートリッジBが可動体50内で
図47の状態にあったとき、つまり、プロセスカートリ
ッジBの回転決めダボ11bが可動体50内のCRG加
圧ばね54の上部付近でとまった場合、通常なら、ユー
ザは下方に荷重を少しかければ、プロセスカートリッジ
Bの回転決めダボ11bはCRG加圧ばね54をすり抜
けていき、最後には、プロセスカートリッジBは可動体
50内部の所定の位置に収まる。しかし、ユーザがこの
動作を行なわなかった場合、図47の状態で可動体50
は画像形成装置A内部に挿入されていく。この時、最初
にプロセスカートリッジBの誤挿入防止突起11jが相
対する画像形成装置A内部のスキャナー下カバー64の
下面64aにあたる(図52の状態)。スキャナー下カ
バー64の下面64aは可動体挿入方向において上流か
ら下流にかけて下方に向かうように且つ段階的に傾斜が
ゆるくなる面が形成されている。したがって、可動体5
0の挿入によつて発生する力T2はその反力によって、
プロセスカートリッジBに対して下方に力T3がかか
る。この力T3によって、プロセスカートリッジBの回
転決めダボ11b(駆動側は11a)は可動体50のC
RG加圧ばね54(駆動側は53)をすり抜けていき、
図51に示すようにプロセスカートリッジBは可動体5
0内部の所定の位置に収まる。
【0088】これらの場合、プロセスカートリッジB上
面に突起を付けるだけの簡単な構成により、ユーザが誤
った状態で可動体を挿入しようとしても、プロセスカー
トリッジBは所定の位置に収めることができる。
【0089】また、上述は反駆動側について述べたが、
駆動側についても同様の動作をする。
【0090】なお、誤挿入防止突起11jはクリーニン
グ容器11にのみ一体成形してもよく、または、サイド
カバー13及びエンドカバー14にのみ夫々一体成形し
てもよく、数に制約はない。従って、クリーニング容器
11に設ける場合、長手方向の一個所としてもよい。
【0091】さて、前述構成をまとめると次の通りであ
る。
【0092】電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプ
ロセスカートリッジBにおいて、ここで、前記装置本体
には、前記装置本体に対して移動可能であって、前記装
置本体から外側へ突き出た着脱位置と前記装置本体内に
位置する画像形成位置とを取り得る引き出し(可動体5
0)が設けられている、カートリッジフレーム10と、
電子写真感光体(感光体ドラム1)と、前記電子写真感
光体に作用するプロセス手段(例えば帯電装置2、クリ
ーニング装置6)と、前記プロセスカートリッジBが前
記引き出し(可動体50)に載置された状態で前記引き
出しが前記画像形成位置へ移動する工程で、前記装置本
体に設けられた本体当接部(下カバー64の下面64
a)と当接可能に設けられたカートリッジ当接部(突起
11)と、ここで、前記カートリッジ当接部は、前記プ
ロセスカートリッジが装置本体に装着された際に上面と
なる前記カートリッジフレーム部分に設けられている、
また、前記カートリッジ当接部は、前記電子写真感光体
の軸線方向において、前記電子写真感光体の一端側と他
端側とに設けられている、を有する。
【0093】また、前記カートリッジ当接部は、前記プ
ロセスカートリッジの装置本体に対する装着方向におい
て、前記電子写真感光体よりも上流側に配置されてい
る。
【0094】また、前記カートリッジフレームの一端面
には、ドラム形状の前記電子写真感光体と同一軸線上に
外側へ突出した第一突起(位置決めボス13a)と、前
記プロセスカートリッジの装置本体に対する装着方向に
おいて、前記第一突起よりも上流側に配置されている第
二突起(ダボ11a)と、が配置されている。また、前
記カートリッジフレームの他端面には、前記第一突起と
同一軸線上に外側へ突出した第三突起(位置決めボス1
4a)と、前記第二突起と同一軸線上に外側へ突出した
第四突起(ダボ11b)と、が配置されている、ここ
で、前記第一突起と第三突起は前記装置本体、又は、前
記引き出しに対して位置決めされる、そして、前記第二
突起と第四突起は前記引き出しに対して位置決めされ
る。
【0095】また、前記カートリッジ当接部は、プロセ
スカートリッジが装置本体に装着された際に、前記第二
突起と第四突起の上方に位置するように配置されてい
る。
【0096】また、前記本体当接部は、前記装置本体に
設けられたスキャナ下カバーの一部分である。
【0097】{ドラムシャッターの構成}ドラムシャッ
ターの構成について図4〜図8、図11、図12、図4
4〜図50、図53を用いて説明する。
【0098】感光体ドラム1の露出部分を開閉するため
の開閉部材であるドラムシャッター18はプロセスカー
トリッジBを画像形成装置Aの装置本体20から取り外
して画像形成装置A外で取り扱う際に感光体ドラム1の
特に感光層を損傷したり、露出して外光に晒すことによ
り感光層を劣化させるのを防止するように感光体ドラム
1周面を覆うと共にプロセスカートリッジBを画像形成
装置Aの本体20へ装着した際には感光体ドラム1を露
光のための結像部を露出し、現像装置4および転写ユニ
ット5に対設するための感光体ドラム1表面を開放する
ようになっている。
【0099】図4、および図5のようにギアーカバー1
3、エンドカバー14には夫々固定穴13f,14fが
形成されており、この固定穴13f,14fにアーム4
5と一体の根本軸45aが枢着されている。このアーム
45の先端は長手方向で1本につながった軸45bとな
っており、この軸45bに回動自在に第1シャッター部
材である第1シャッターカバー42の一辺の外面側の縁
の長手方向の溝が回動自在に嵌着されている。第1シャ
ッターカバー42の他辺には長手方向の一端においてピ
ン軸42aでもって第2シャッター部材である第2シャ
ッターカバー43の一辺が枢着されている。このピン軸
42aには図8、図53に示すように付勢部材としてば
ね部材例えばねじりコイルばね46が装着されている。
第1シャッターカバー42の長手方向の他端において
は、シャッター支持部材としてのアーム部材である作動
アーム44に一体的に成形された前記ピン軸42aと同
一中心線上の軸部44aが第1シャッターカバー42の
回動穴42b、第2のシャッターカバー43の回動穴4
3aを貫通して、第1シャッターカバー42と第2シャ
ッターカバー43が結合されている。
【0100】第1、第2のシャッターカバー42,43
はドラムシャッター18が閉じた状態で感光体ドラム1
と同心で側面より見て感光体ドラム1の半径よりも大き
な円弧状であり、両側のドラム支持部11d(図10参
照)の外側をも覆っている。ドラム支持部11dの下縁
11d1は感光体ドラム1の中心を中心とする円弧状で
あり、ドラム支持部11dの前縁11d2はこの円弧を
切り、ほぼ垂直で且つ前方へ向って山形にわずかに凸形
である。この下縁11d1および前縁11d2に接する
ように第2シャッターカバー43の先端には円弧形のシ
ュー43cが一体に成形されている。図53に示すよう
にこのシュー43cは第2シャッターカバー43の長手
方向の両端部に位置する。そして、駆動側の前縁11d
2に接するシュー43cは反駆動側のシュー43cより
も周方向へより多く突出している。この下縁11d1前
縁11d2は第2シャッターカバー43の運動の軌跡を
規定するガイド部となっている。駆動側のドラム支持部
11dの前縁11d2と下縁11d1とサイドカバー1
3の前部の縁は一致している。反駆動側のドラム支持部
11dの前部は円弧形であって第2シャッターカバー4
3の前端のシュー43cが摺動して案内される円弧形縁
部14hとなっている。これにより、プロセスカートリ
ッジBを平面においた場合でも、第2シャッターカバー
43の内周面が感光体ドラム1の端部以外において感光
体ドラム1に接することはない。作動アーム44はドラ
ムシャッター開閉動作に必要な第1の係合部として第1
カム部44b、第2の係合部として第2カム部44cを
一体成形しており、作動アーム44の根本は反駆動側エ
ンドカバー14に一体成形された固定軸14dに枢着さ
れる。
【0101】図11に示すように、ねじりコイルばね4
6の鍵形の両端は第1、第2シャッターカバー42,4
3の外表面に設けた前記鍵形と同形の鍵形のばね受け溝
42g,43gに嵌合するようにしてピン軸42aに挿
入されていて、第1、第2シャッターカバー42,43
は夫々の内面側が接近するように付勢されている。この
ようにねじりコイルばね46の端部がばね受け溝42
g,43g中にあるため、取り扱いにおいて、このばね
46の端部が他端に引っかかることがない。
【0102】作動アーム44の根本には図5に示すよう
にボス固定軸14dに嵌入する。このボス固定軸14d
に嵌め込まれたねじりコイルばね47はエンドカバー1
4に一体成形したばね受け部14eに一端が回り止めさ
れ、他端は作動アーム44の外部から見えない位置に回
り止めされ、図5において固定軸14dを中心に作動ア
ーム44は反時計回りに付勢されている。
【0103】また、第2シャッターカバー43にはドラ
ムシャッター18が退避するとき(全開するとき)、後
述する帯電装置への高圧電流の給電のための機構(不図
示)、スキャナー装置から発光されるレーザを妨げるた
めのレーザシャッター開閉リブ11zを逃げるために夫
々図7、図53に示すように凹部43d,43eを形成
している。上記円弧形縁部14hはエンドカバー14と
一体成形されており、ドラム支持部11dの円弧部と重
なる同径の円弧であって、この円弧は感光体ドラム1と
同一中心で感光体ドラム1の半径よりもわずかに大きな
半径を持っている。
【0104】上記の構成のように、作動アームの一部で
ある軸部が第1、第2のシャッターカバーの連結を行な
うことにより、3部品の連結が一度にでき、組立性の向
上につながる。なお、作動アームとシャッターカバーの
連結部は上述では第1、第2のシャッターカバーの連結
部と同一であるが、第1、第2シャッターカバーを連結
するのとは別の位置で第1シャッターカバーに連結して
もよい。
【0105】{ドラムシャッターの開閉機構}図44か
ら図54を用いてドラムシャッターの開閉機構について
説明する。
【0106】本実施の形態て開示するドラムシャッター
開閉機構はいわゆる4節リンク機構であり、ドラムシャ
ッターの開閉動作を行なう。さらに4節リンク機構に付
随する第2シャッターカバー43はねじりコイルばね4
6により常にカートリッジフレーム10に沿って開閉す
る。4節リンク機構の支点となる固定軸14dと根本軸
45aの位置は第1、第2シャッターカバー42,43
の開閉半径がなるべく小さくなるような位置でかつ、作
動アーム44を支持する固定軸14dと第1回動点であ
る第1、第2シャッターカバー42,43を結合するピ
ン軸42a(軸部44a)を結ぶ線がアーム45の根本
軸45aと第2回動点であるアーム45の先端の軸45
dの各中心を結ぶ線に交差しないような位置に設置され
ている。
【0107】プロセスカートリッジBが可動体50内部
へ前進して、プロセスカートリッジBの前部側面の円筒
形のガイド部14bと回転決めダボ11bがガイド面5
2b,52cに沿って進入していくと、作動アーム44
の第1カム部44bは可動体50内部のガイド部材52
と一体に成形され可動体50の内部側へ突出しているカ
ム受け面52dで前進を止められる(図45の状態)。
プロセスカートリッジBを前進させると、第1カム部4
4bは可動体内部のカム受け面52dの面上に沿って移
動する。この時、作動アーム44は固定軸14dを中心
としてねじりコイルばね47のばね力に抗して上方へ回
動し、第1回動点のピン軸42a、第2回動点の軸45
bが上方へ向かって持ち上げられる。これによって第
1、第2シャッターカバー42,43は上方へ付勢さ
れ、第2シャッターカバー43の両端のガイド部となる
シュー43cはドラム保持部11dの下縁11d1、前
縁11d2及びエンドカバー14のドラム保持部11d
と重ねてある縁14hに、第1シャッターカバー42と
第2シャッターカバー43を互いに内側へ折りたたもう
とするねじりコイルばね46のばね力により、接して上
昇する(これまでの説明図44→図45→図46)。
【0108】上記シュー43cは駆動側においてはドラ
ム保持部11d及びこれと一致するように重なるサイド
カバー13の縁13hは前縁11d2がほぼ垂直に近い
山形になっているため、この垂直に近い前縁11d2は
感光体ドラム1外周の内側にくる。シュー43cは反駆
動側においてドラム保持部11dの縁とエンドカバー1
4の円弧形の縁14hを摺動し、駆動側ではシュー43
cは反駆動側のシュー43cよりも周方向の外側へ突出
しているので、駆動側のシュー43cが長手方向で感光
体ドラム1外で感光体ドラム1の周面の内側で前縁11
d2接するようにしてあるけれども、駆動側ではシュー
43cは第2シャッターカバー43の自由端の一辺が感
光体ドラム1の外周と接することがない。そして感光体
ドラム1の外周より外側のドラム保持部11dの縁とエ
ンドカバー14の円弧形の縁14hを摺動して反駆動側
のシュー43cが上昇して、次に帯電装置カバー15の
両端を覆う台形の端板部13i,14i(図6、図10
参照)の前縁13j,14jに摺動面を移して第1、第
2シャッター部材42,43は上昇する(図47参
照)。続いてプロセスカートリッジBは受け面51h,
52hに係合した円筒形位置決めボス13a,14aを
中心にして後部が下がるようにして下って回転決めダボ
11a,11bが回転位置決め面52gへ向って下り接
すると共にカム受け面52dの図48において右下へ回
り込んだ第1カム部44bが下降するので第1、第2の
シャッター部材42,43は若干閉じる方へ戻り、シュ
ー43cは帯電装置カバー15の両端を覆う台形の端板
部13i,14iの前縁13j,14jを下端まで下が
る(図47、図48参照)。従って、プロセスカートリ
ッジBが可動体50内部の所定の位置に収まると、第
1、第2のシャッターカバー42,43はやや閉じ、感
光体ドラム1は全開の状態となる(図48の状態)。
【0109】次に可動体50を画像形成装置A内部に挿
入しようとすると第2カム部44cは相対するスキャナ
ー下カバー64の下面に形成されたカム受けリブ64b
に係合する(図49の状態)。更に、可動体50を挿入
していくと、第2カム部44cはカム受けリブ64bに
沿っていき、上述したように、固定軸14dを中心とし
てねじりコイルばね47のばね力に抗して上方へ回動
し、第1、第2のシャッターカバー42,43を回動自
在に結合している第1回動点軸部44a(駆動側は42
a)、第1シャッターカバー42の端部に回転自在に嵌
合している第2回動点の軸45bが上方へ向かって持ち
上げられる。これによって第1、第2シャッターカバー
42,43は上方へ付勢され、最終的にはドラムシャッ
ター18はプロセスカートリッジBを図11、図50の
ように感光体ドラム1を開放した上、帯電装置カバー1
5の後方でスキャナー下カバー64の下方に格納され
る。
【0110】上述において、一連のドラムシャッター開
閉動作中、第2シャッターカバー43のガイド部となる
シュー43cはねじりコイルばね46の作用によりプロ
セスカートリッジBの枠体の挿入方向前端の両側のドラ
ム支持部11dの下縁11d1、前縁11d2反駆動側
の円弧形の縁14hを摺動する。従って、ドラムシャッ
ター開閉時にシャッターカバー自身で感光体ドラム1を
傷つけることがなくなる。
【0111】また、アーム45、作動アーム44、第1
シャッターカバー42、サイドカバー13およびエンド
カバー14を取り付けたクリーニング容器11でもって
四節リンク機構をなし、この四節リンク機構の第1の回
動点であるピン軸42a、軸部44aを支点として第2
シャッターカバー43を第1シャッターカバー42に対
して互いに内側が接近するようにねじりコイルばね46
で付勢したので感光体ドラム1がその中心角180度以
上大きく露出開口しているにもかかわらず第1、第2シ
ャッターカバー42,43がほぼ感光体ドラム1の周面
に近い処を移動する軌跡を描くことができ、画像形成装
置A側の現像装置4、転写ユニット5等の配置に影響を
与えることがなく、また格納状態においてもクリーニン
グ容器11の上面11i上に低く格納できる。
【0112】また、ドラムシャッター18の開閉動作を
可動体50内部と画像形成装置内部とに作用する第1カ
ム部44b、第2カム部44cを設けて2回に分けて行
なうことにより、短いストロークでドラムシャッターを
開閉するという負荷のかかるまた、コストがかかる、例
えばギア等でシャッターの回転スピードを増速させるよ
うな開閉機構を設けなくてもよい。
【0113】また、可動体50にプロセスカートリッジ
Bをいれる際、挿入動作でドラムシャッター18が開
き、ドラムシャッター18を開けるための余分な動作を
しなくてよい。
【0114】また、第2シャッターカバー43の端部に
一体的に成形されたガイド部としてのシュー43cがカ
ートリッジフレーム10の感光体ドラム1の支持部に沿
って移動することにより、ドラムシャッター開閉の際、
ドラムシャッター自身により、感光体ドラムを傷つける
恐れがない。なお、これはカートリッジ枠体に感光体ド
ラム1の周面の外側をとおるガイドが形成されていて第
2シャッターカバー43にガイド部としてのシュー43
cが備わっていない場合も同等の効果が得られる。ま
た、第2シャッターカバーとカートリッジ枠体両者にガ
イド部が形成されていてもよい。
【0115】{レーザシャッター開閉機構}レーザシャ
ッターの開閉機構について図54を用いて述べる。
【0116】まずーレーザシャッターの構成について述
べる。
【0117】レーザ光発射手段としての露光手段3から
発光されるレーザ光Cは画像形成時には感光体ドラム1
に対し、露光を行い、潜像形成を行なうが、画像形成を
行なわない場合、レーザ光Cが装置の外部へ漏れ出ない
ようにレーザシャッター65により光路を閉じている。
図54に示すように、レーザシャッター65は回動支点
65aを中心に回転自在に露光手段3を収容するケース
3eに支持されている。レーザシャッター65はレーザ
光Cを遮るため感光体ドラム1の長手方向に延設され、
光路を全域覆うような範囲で遮蔽壁65bを設けてお
り、レーザシャッター65がが開いたとき、レーザ光C
が通るような開口部65cを形成している。また、レー
ザシャッター65にはレーザシャッター開閉動作に必要
な開閉カム部65dが感光体ドラム1の長手方向反駆動
側端部において遮蔽壁65bから延設されている。ま
た、ねじりコイルばね(不図示)はレーザシャッター6
5が反時計回りに付勢される方向で回動支点65aに装
着されている。
【0118】露光手段3およびレーザシャッター65の
下方はスキャナー下カバー64で覆われているが、レー
ザシャッター65の開閉カム部65dの対応するところ
には、可動体挿入方向に対して5mm程度の幅のスリッ
ト開口部64cが形成されている。従って、ユーザはプ
ロセスカートリッジBを取り出して、故意にレーザシャ
ッター65を開けることはできない。
【0119】プロセスカートリッジBの上面部の上記ス
キャナー下カバー64のスリット開口部64cに対応す
るところに、可動体挿入方向に対して3mm程度の幅の
レーザシャッター開閉リブ11zをクリーニング容器1
1と一体的に形成している。帯電装置カバー15には開
口部15fが形成されており、上記レーザシャッター開
閉リブ11zは開口部15fを挿通している。
【0120】次に、レーザシャッター開閉動作について
説明する。プロセスカートリッジBを装着した可動体5
0(図54では不図示)を装置本体20の開口部60内
へ挿入していない状態では(露光手段3においてレーザ
シャッター65は閉まった状態であり、この状態で画像
形成装置Aの電源を入れても、露光手段から発光される
レーザ光Cはレーザシャッター65の遮蔽壁65bに遮
られており、レーザ光が外部に漏れることはない(図5
4(b)の状態)。次に、プロセスカートリッジBを装
着した状態の可動体50(不図示)を装置本体20へ挿
入していくと、プロセスカートリッジBのレーザシャッ
ター開閉リブ11zはスキャナー下カバー64のスリッ
ト開口部64cを通り、レーザシャッターの開閉カム部
65dに当接する。更に可動体50を挿入していくと、
レーザシャッター65は回動支点65aを中心にしてね
じりコイルばね(不図示)に抗して時計回りに回転す
る。可動体50を所定の位置に装着すると(図54
(a)の状態)、レーザシャッター65は完全に開放さ
れた状態になる。この状態で画像形成装置Aの電源を入
れると、露光手段3から発光されるレーザ光Cはレーザ
シャッター65の開口部65cを通り抜け感光体ドラム
1(図54では不図示)まで達することができる。
【0121】上述のように、レーザシャッター開閉リブ
11zをクリーニング容器と一体とすることにより、画
像形成装置Aのレーザシャッター65の開閉カム65d
面部とレーザシャッター開閉リブ11zの公差の累積が
少なくてすみ、可動体挿入時にレーザシャッター開閉リ
ブが空振り、レーザシャッターが開かないということが
なくなる。
【0122】さて、前述構成をまとめると次の通りであ
る。
【0123】電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプ
ロセスカートリッジBにおいて、ここで、前記装置本体
には、レーザー光を発射するためのレーザー光発射手段
(露光手段)と、前記レーザー光発射手段から発射され
たレーザー光Cを遮るためのレーザーシャッター65
と、ここで、前記シャッターは、前記レーザー光を遮る
作用位置と、前記レーザー光の通過を許容するために前
記作用位置から退避する退避位置とを取り得るように支
持されている、が設けられているカートリッジフレーム
10と、電子写真感光体(感光体ドラム1)と、前記電
子写真感光体に帯電を行うための帯電手段(帯電装置
2)と、プロセスカートリッジが前記装置本体に装着さ
れた際に、前記装置本体から前記帯電手段に印加するた
めの帯電バイアスを受けるための帯電バイアス接点48
と、ここで、前記帯電バイアス接点は、プロセスカート
リッジが装置本体に装着された際に上面となる前記カー
トリッジフレーム部分に前記カートリッジフレーム部分
から露出して設けられている、プロセスカートリッジが
前記装置本体に装着される装着工程で、前記作用位置に
位置しているレーザーシャッターを前記退避位置に移動
させるために、前記装置本体に設けられた前記レーザー
シャッターと当接する当接部(リブ11Z)と、ここ
で、前記当接部(リブ11Z)は、前記カートリッジフ
レーム10部分から露出して設けられている、を有す
る。
【0124】また、前記帯電バイアス接点と前記当接部
は、前記帯電手段としての帯電ローラ2Cの長手方向の
一端側と他端側とに設けられている、そして、前記プロ
セスカートリッジBは前記装置本体に対して前記帯電ロ
ーラの長手方向と交差する方向から着脱可能である。
【0125】また、前記カートリッジフレーム部分は、
前記帯電ローラ2Cの長手方向に沿って、前記帯電ロー
ラ2Cをカバーするように設けられたカバー部分(帯電
装置カバー15)である。
【0126】また、前記当接部(リブ11Z)は、前記
カバー部分(カバー15)の上面から外側へ突出して設
けられている。
【0127】また、前記帯電バイアス接点48は、前記
カバー部分(カバー15)の上面と同一面に設けられて
いる。
【0128】また、前記帯電バイアス接点48と前記当
接部(リブ11Z)は、前記帯電手段としての帯電ロー
ラ2Cの母線と平行な線上に配置されている。
【0129】また、前記当接部(リブ11Z)は、前記
カバー部分(カバー15)の上面から5mm〜10mm
突出している。
【0130】また、前記帯電ローラ2Cは軸を介して前
記カートリッジフレーム10部分に支持されている、そ
して、前記帯電バイアス接点48は前記帯電ローラ2C
の長手方向の一端側から外側へ5mm〜14mmの領域
内に位置している。
【0131】また、前記帯電ローラ2Cは軸を介して前
記カートリッジフレーム10部分に支持されている、そ
して、前記当接部(リブ11Z)は前記帯電ローラ2C
の長手方向の他端側から外側へ0.5mm〜3.5mm
の領域内に位置している。
【0132】また、前記帯電ローラの長手方向におい
て、前記帯電バイアス接点48と当接部(リブ11Z)
は、263.5mm〜275.5mmの間隔を空けて配
置されている。
【0133】前述各数値範囲によれば、プロセスカート
リッジが装置本体に装着された際に、装置本体から、帯
電バイアスを受け取るための電気的接続を確実に行うこ
とができる。またプロセスカートリッジが装置本体に装
着される際に、レーザーシャッターを確実に開放するこ
とができる。
【0134】更に、前記電子写真感光体が前記カートリ
ッジフレーム10から露出する部分をカバーするための
ドラムシャッター18を有する、そして、前記ドラムシ
ャッター18は前記電子写真感光体をカバーする保護位
置から退避位置へ退避する際に、前記帯電バイアス接点
48と前記当接部(リブ11Z)の上方を通過する。
【0135】次に更にプロセスカートリッジの構成につ
いて説明を補充する。
【0136】{感光体ドラムの構成}上記感光体ドラム
1は図16に示すようにクリーニング装置のクリーニン
グ容器11に回転自在に支持されている。感光体ドラム
1はアルミニウムシリンダー1cの両端にドラムフラン
ジ1a,1bが嵌入し接着、かしめ等の結合方法で固定
されている。ドラムフランジ1aの中心にはドラム支持
軸1dの最大径部分が圧入固定またインサート成形され
ている。クリーニング容器11のドラム支持部11dに
嵌合し、ギアーカバー13により軸方向へ脱出しないよ
うに嵌合し固定支持された玉軸受21にドラム支持軸1
dが嵌入し、回転自在に支持されている。ドラム支持軸
1dを嵌入している玉軸受21の外輪に軸受嵌合穴13
gが嵌合し、軸受嵌合穴13gと円筒形位置決めボス1
3aを同一中心としてあるので円筒形位置決めボス13
aは感光体ドラム1の中心と同一中心となっている。
【0137】一方、ドラムフランジ1bの中心には穴部
1baが設けられていて、エンドカバー14の成形時に
インサートされた、円筒形状位置決めボス14aと同軸
のドラム支持軸14gと回転自在に嵌合している。
【0138】ドラム支持軸1dの軸端には軸継手部材2
3が嵌合固定されている。この軸継手部材23は装置本
体20側からの回転力を受ける力受け部材である。図1
7(b)に示すようにこのドラム主軸軸1dと軸継手部
材23の嵌合部断面は共にDカット状であり、ドラム支
持軸1dに設けた円弧部の周方向の溝1d1へ軸継手部
材23のDカット穴の一部がくい込む突部23aが軸継
手部材23に一体成形して設けられている。この突部2
3aは軸方向に溝23bを設けることにより形成した軸
方向の片持梁の突片23cに設けられている。
【0139】{帯電ローラの構成}図18、図19に示
すように帯電装置2は接触帯電方法を用いたものであ
り、両端支持され感光体ドラム1に平行な金属軸2aの
外周に導電性ゴム2bを設けた帯電ローラ2cが用いら
れている。この金属軸2aの両端は感光体ドラム1の半
径方向を向いた軸受ガイド11l(エル)に移動自在に
嵌合している帯電ローラ軸受25に回転自在に嵌合して
いる。該帯電ローラ軸受25と軸受ガイド11l(エ
ル)の終端との間に縮設した複合ばね26により帯電ロ
ーラ2cは感光体ドラム1の母線に圧接し、感光体ドラ
ム1に従動回転するようになっている。
【0140】{クリーニングブレードの構成}図3、図
57を用いて説明する。クリーニングブレード28は、
現像装置4によって感光体ドラム1に可視像化されたト
ナーが中間転写ベルト5aに転写された後、感光体ドラ
ム1上に残ったトナーをクリーニングするものであり、
クリーニングされた除去トナーはクリーニング容器11
に蓄えられる。
【0141】クリーニングブレード28は図3に示すよ
うに感光体ドラム1と平行していて全体として板状であ
り、感光体ドラム1の周面の移動方向に対してカウンタ
ー方向に先端が向いて感光体ドラム1上に圧接するゴム
ブレード28aとゴムブレード28aを接着、溶着等で
固定された支持板金28bを有する。クリーニングブレ
ード28の長手方向の長さは帯電ローラ2cの導電性ゴ
ム2b部よりやや長く、支持板金28bは断面L形で図
示されない小ねじでもってクリーニング容器11のクリ
ーニング部材取付部11mに固定されている。また、ク
リーニング容器11への取り付けにおいては、自動調整
組立によってクリーニングブレード28の位置だしが行
われる。クリーニングブレード28は、図57のy方向
に加圧されながら、支持板金28b両端のL字曲げ根元
部に設けられた切り欠き部28cを加圧してx方向の位
置を調整し、クリーニングブレード28のゴムブレード
28a先端が所定の位置になったところで不図示の小ね
じでねじ止めされる。このとき、クリーニング容器11
のクリーニング部材取付部11mの裏側面11m1は治
具である受け部材11m2に付勢されている。次に、y
方向の加圧を解除し、クリーニングブレード28のゴム
ブレード28aの先端位置を再度測定し、y方向の加圧
の有無による先端位置の差を求める。ここで、ねじ止め
をゆるめて、先端位置差を補正してから、再度ねじ止め
を行い、クリーニングブレード28のクリーニング容器
11への取り付けが完了する。
【0142】{スクイシートの構成}図3を用いて説明
する。スクイシート29は弾性のあるシートであって、
感光体ドラム1の回転方向に対してクリーニング容器1
1の感光体ドラム側開口部11nを間にして図示矢印の
感光体ドラム1の周面の移動方向に関しクリーニングブ
レード28の上流側に配置されている。そして転写後感
光体ドラム1上に残留するトナーは通過させるように、
感光体ドラム1に軽く圧接している。スクイシート29
の貼り付け座面11Fは、クリーニング容器11の感光
体ドラム側開口部11nの下側に両面テープ(図示せ
ず)で貼り付けられた薄板金200によって構成され
る。
【0143】ここで、前述構成をまとめると次の通りで
ある。
【0144】電子写真感光体1に付着する現像剤を除去
するためのクリーニング装置6において、クリーニング
フレーム(クリーニング容器11)と、電子写真感光体
に付着する現像剤を除去するためのクリーニング部材
(例えば、クリーニングブレード28)と、前記クリー
ニング部材によって前記電子写真感光体から除去された
現像剤を現像剤受け部に導くための可撓性シート(例え
ばスクイシート29)であって、前記電子写真感光体の
回転方向において、前記クリーニング部材に対して上流
側に、板金を介して前記クリーニングフレームに取り付
けられた可撓性シート(例えば、スクイシート29)
と、を有するものである。
【0145】また、前記板金(例えば、薄板金200)
は、両面テープ(図示せず)によって、前記クリーニン
グフレームに貼付されている。
【0146】また、前記可撓性シート(例えば、スクイ
シート29)は、両面テープ(図示せず)によって、前
記板金(薄板金200)に貼付されている。
【0147】また、前記板金(例えば、薄板金200)
は、ステンレススチールである。
【0148】また、前記可撓性シート(例えば、スクイ
シート29)は、ポリエチレンテレフタレートである。
【0149】{パターン読み取り装置保護シートの構
成}図3、図12に示すようにクリーニング容器11の
感光体ドラム側開口部11n下側にはあご下部11Eが
設けられている。あご下部11Eの長手方向中央付近に
は、アゴ下部11Eがなく、スクイシート29貼り付け
面11Fから連なるクリーニング容器底部11Gから、
クリーニング容器底部11Gと平行に感光体ドラム1に
向かって突出したシート部材201が設けられている。
シート部材201の長手幅は、後述する画像濃度調整の
ための読み取り装置93(図37参照)の幅よりも広く
なっている。このシート部材201は、厚さ約0.1m
mで表面の反射率を約10%以下に抑えるために表面に
マット処理を施してある。
【0150】{トナー搬送およびトナー収容の構成}図
3と図4は図3では送り羽根202であるのを、図4で
は送り羽根202に代えてクリーニングローラ27を用
いている点を除いて同様である。
【0151】図3、図41を用いて説明する。クリーニ
ング容器11は既に述べたように装置本体20への挿入
方向の後部に後部容器12を有し、感光体ドラム1に面
する開口部11nを有する密閉容器である。この内部は
クリーニング容器内仕切り部材41で仕切られていて内
部は装置本体20へプロセスカートリッジBを装着した
際、上方に来るトナー搬送部11Aとその下方に位置す
るトナー収納部11Bがトナー搬送部間仕切り部材41
aでもって仕切られている。プロセスカートリッジBを
装置本体20に装着した状態において、このトナー搬送
部間仕切り部材41aは感光体ドラム1から遠のくほど
全体として上昇するように配設されている(図3、図4
1参照)。
【0152】トナー搬送部11Aはトナー搬送部仕切り
部材41bで第1トナー搬送部11A1、第2トナー搬
送部11A2、第3トナー搬送部11A3に分かれてお
り、クリーニング容器内仕切り部材41の後側板41c
と後部容器12との間の空間は第3トナー収納部11B
3の一部である。
【0153】トナー収納部11Bはトナー収納部内仕切
り部材41dで仕切られている。なおクリーニング容器
内仕切り部材41の後側板41cは実質的にトナー収納
部内仕切り部材である。このトナー収納部内仕切り部材
41dと後側板41cによって、トナー収納部11Bは
第1、第2、第3のトナー収納部11B1,11B2,
11B3に分かれている。
【0154】各トナー搬送部11A1,11A2,11
A3には夫々トナーを送る送り部材として回転板19
a,19b,19cが設けられており、各々軸心Cを中
心にして反時計回りに回転するようになっている。後部
容器12内の回転板19dは時計回りに回転するように
なっている。
【0155】この回転板19(19a,19b,19
c,19d)はクリーニング容器内仕切り部材41から
トナー搬送部11A内の仕切り部材41b(図3、図4
1参照)をカットしクリーニング容器11と併せて示し
た図28に示すようにクリーニング容器内仕切り部材4
1の両側の側板41mにあけられた丸い穴41nに夫々
両端部が回動可能に遊嵌している(なお、図28では回
転板19dを図略してある)。この回転板19の前記両
端部は両側の前記側板41m間に入る部分の幅よりも幅
のせまい延出部19eとなっており、この延出部19e
に駆動ギア31(31a,31b,31c,31d(図
略))およびジャーナル32(32a,32b,32
c,32d(図略))の夫々のスリット31s,32s
が夫々嵌入した際、このスリット31s,32sよりも
奥側に設けた穴30に密に嵌合する心出し突片19fが
設けられている。クリーニング容器内仕切り部材41の
両側の側板41mに設けた穴41nの内前側の3組の穴
41nと組立時一致する位置において、クリーニング容
器11の両側の側板41kには軸受穴22(22a,2
2b,22c)が設けられている。左右の軸受穴22を
とおる中心線は感光体ドラム1の中心線と平行してい
る。また側板41mの最後部の穴41nは組立状態にお
いて、後部容器11bの軸受穴22d(図24、図39
参照)と一致している。
【0156】従って、駆動ギア31を夫々クリーニング
容器の軸受穴22(22a,22b,22c,22d)
に夫々嵌合して、回転板19の延出部19eにスリット
31s,32sを嵌合して押し込むと、心出し突片19
fが駆動ギア31、ジャーナル32の夫々の穴30に嵌
入すると、クリーニング容器内仕切り部材41の側板4
1mに設けた丸い穴41nの縁と回転板19の延出部1
9eは接しないようになっている。
【0157】回転板19a,19b,19cは夫々の縁
に厚さ50μm程度の可撓性シートでできている送り羽
根17を有している。この送り羽根17を回転板19
(19a,19b,19c)が回転するとき夫々の送り
羽根17をたわませてトナー搬送部間仕切り部材41a
を摺擦するように、第1トナー搬送部11A1は右下四
分円以内、第2、第3トナー搬送部11A2,11A3
は直下後部寄りにほぼ四分円の円弧部41a1,41a
2,41a3が設けられている。
【0158】回転板19a,19b,19cのように除
去トナーを搬送する部材の中心も感光体ドラム1から遠
のくにつれて順次高い位置に配設されている。
【0159】各トナー搬送部11A間にはトナー搬送部
内仕切り部材41bの下方において搬送開口41eが設
けられ、各トナー搬送部11Aは通じている。
【0160】トナー搬送部間仕切り部材41aには収納
開口41f1,41f2,41f3,41f4,41f
5が設けられ、トナー搬送部11Aとトナー収納部11
Bを通じている(図3、図41、図42参照)。
【0161】収納開口41f1は回転板19aが反時計
回りに回転した際に第1、第2トナー搬送部11A1,
11A2間の搬送開口41e間の各トナー搬送部11A
1,11A2におけるトナー搬送部間仕切り部材41a
の高くなった稜線41g1(搬送開口41eのほぼ直下
で円弧部41a1の終り)のすぐ向側(トナー搬送方向
から見て)に設けられており、第1のトナー搬送部11
A1に排出された除去トナーは先ずこのトナー搬送部1
1A1の収納開口41f1から第1のトナー収納部11
B1へ送り込むようになっている。
【0162】第2、第3のトナー搬送部11A2,11
A3における収納開口41f2,41f4は夫々円弧部
41a2,41a3の最低部に設けられており、夫々第
1、第2のトナー収納室11B1,11B2に通じてい
る。第2のトナー搬送部11A3に設けた収納開口41
f3はトナー収納部11B2の手前側に開口しており、
この開口部は第2、第3のトナー搬送部11A2,11
A3間におけるトナー搬送部間仕切り部材41aの高く
なっている稜線41g2のすぐ向側(トナー搬送方向か
ら見て)にあけられている。
【0163】第3のトナー搬送部11A3の収納開口4
1f5は回転板19cが反時計方向に回転して送り羽根
17が除去トナーを稜線41g3まで円弧部41a3に
沿って持ち上げた際に第3のトナー収納部11B3へ除
去トナーを送り込む位置にある。図3、図41で説明し
たトナー搬送部間仕切り部材41a、トナー搬送部内仕
切り部材41b、後側板41c、トナー収納部内仕切り
部材41dおよび後述の上面部41rは長手方向の両端
が図28(トナー搬送部内仕切り部材41bは図略)に
示すように側板41mで一体に結合されクリーニング容
器内仕切り部材41となっている。
【0164】分解斜視図の図28に示すようにクリーニ
ング容器11の後部容器12との間は大きく開口11h
しており、クリーニング容器内仕切り部材41がクリー
ニング容器11内に挿入されて組立てられる。
【0165】クリーニング容器11の両側の側板11k
の内側には平行して容器内ガイド11o(オー)が設け
られている。クリーニング容器11にクリーニング容器
内仕切り部材41を挿入する途中で、この容器内ガイド
11o(オー)にトナー収納部内仕切り部材41dの長
手方向の両側下縁に設けたガイド溝41sが係合して、
このガイド溝41sの底が容器内ガイド11o(オー)
の上縁にのっかって案内される。
【0166】図3、図41に示すようにトナー収納部内
仕切り部材41dに平行して前部に取付板41iが設け
られ、クリーニング容器11に一体に成形された位置決
め突起11pに取付板41iに設けた位置決め穴41j
が嵌合することにより、且つ先端が先細の位置決め突起
11pの根本まで挿入するようになっている。この位置
決め突起11pはクリーニング容器11に一体成形され
ている。この状態では図3、図41で示すように最後部
のトナー搬送部内仕切り部材41bの上端面41vはク
リーニング容器11の上面の内壁に接する。
【0167】図28に示すようにクリーニング容器11
の両側の側板11kにはほぼ一平面上において、軸受穴
22a,22b,22c,27eがあけられている。ま
た、後部容器12の側板にも軸受穴22d(図39参
照)があけられている。この軸受穴22a,22b,2
2c,22d,27eには夫々駆動側においては後述す
る回転角軸駆動ギア27c、駆動ギア31a,31b,
31c,31d(31dは図示されない)のジャーナル
部31jが回転自在に嵌合し、ギアー部はクリーニング
容器11の外部へ出ている。また反駆動側にはジャーナ
ル27d,32a,32b,32c,32d(32dは
図示されない)が回転自在に嵌合する。既に述べたよう
に駆動ギア31a,31b,31c,31dおよびジャ
ーナル32a,32b,32c,32dの先端には各々
軸方向にスリット31s,32sが設けられている。ま
た、回転角軸駆動ギア27cおよびジャーナル27dの
先端には、軸方向に角穴27c1,27d1が設けられ
ている。
【0168】クリーニング容器内仕切り部材41の両側
の側板41mには組立状態でクリーニング容器11の側
板11kに設けた軸受穴22a,22b,22cおよび
後部容器11bの側板に設けた軸受穴22dと一直線上
に回転板支持穴41nが夫々設けられ、回転板支持穴4
1nから側板41m外へ突出した回転板19a,19
b,19c,19d端部が駆動ギア31a,31b,3
1c,31d、ジャーナル32a,32b,32c,3
2dに嵌合して回転可能に支持されている。この回転板
支持穴41nから上方へ向って回転板19の板厚よりも
わずかに大きなスリット41pが設けられ、回転板支持
穴41nは開いた図形であり、回転板19の組立用とし
てある。
【0169】回転板19a,19b,19cおよびおく
り羽根202dを有する回転角軸202(図3参照)、
クリーニングローラ27(図41参照)の何れかを組付
けたクリーニング容器内仕切り部材41をクリーニング
容器11に図28の矢印方向に挿入することで組立てを
容易としている。なお、クリーニングローラ27を組付
ける場合もその駆動には前述の回転角軸駆動ギア27c
が用いられる。
【0170】{回転角軸の構成}図3、図59を用いて
説明する。さらに、トナー第1搬送部11A1には、ク
リーニングブレード28によって収容された除去トナー
を回転板19a近傍まで搬送する送り部材として、回転
角軸202が設けられている。この回転角軸202も軸
心Cを中心として反時計回りに回転するようになってい
る。
【0171】回転角軸202の両端には、回転角軸20
2側に丸軸部202aと、丸軸部202aより長手方向
外側に角軸部202bを一体に有する樹脂製軸部材20
2cが圧入等の方法で固定されている。図28に示すよ
うにクリーニング容器内仕切り部材41の側板41mに
設けた回転角軸202用位置決めガイド41qがあり、
回転角軸202の両端の樹脂製軸部材202cの丸軸部
202aと遊嵌する。また、位置決めガイド41qの口
部は丸軸部202aの直径より狭く、奥が丸軸部202
aの遊嵌する大きさで、かつ、回転角軸202および樹
脂製軸部材202cの角軸部202bは遊嵌できない大
きさになっている。
【0172】また、該角軸部202bは、回転角軸駆動
ギア27cおよびジャーナル27dの先端に設けられた
角穴27c1,27d1と嵌合し、回転角軸部202が
回転自在に支持される。
【0173】回転角軸202のいずれか1面には、厚さ
50μm程度で回転角軸202のほぼ全長に近い長さを
有する可撓性シート製の送り羽根202dを有してい
る。
【0174】ここで、角軸202についてまとめると次
の通りである。
【0175】電子写真感光体1に付着する現像剤を除去
するためのクリーニング装置6において、電子写真感光
体1に付着する現像剤を除去するためのクリーニング部
材(例えば、クリーニングブレード28)と、前記クリ
ーニング部材によって前記電子写真感光体から除去され
た現像剤を搬送するための、回転軸(例えば、角軸20
2)に設けられた可撓性部材(例えば、送り羽根202
d)を有する可撓性現像剤搬送部材と、を有するもので
ある。
【0176】ここで、前記可撓性前記現像剤の搬送方法
において、下流側に配置されている。
【0177】また、前記回転軸は金属製(例えば、アル
ミニウム、鉄、真鍮等)であって、前記金属製回転軸に
可撓性部材としてのポリエチレンテレフタレートを貼付
している。
【0178】前述した通り前記回転軸は、角軸である。
【0179】尚、前記回転軸は角軸ではなくて、例え
ば、二面取りであっても良い。
【0180】{後部容器構成}図3、図39、図58を
用いて説明する。後部容器12内には回転板19dが収
容され、この回転板19dは前述したように回転自在に
支持されており、図3においては時計回りに回転駆動さ
れるようになっている。この回転板19dが有する可撓
性薄片のならし羽根17dは光透過口33aおよび33
bに当り、たわみ乍ら、光透過口33aおよび33b内
面を摺擦して、光透過口33aおよび33bをとおる除
去トナー充満検知のための光路Lを確保するようになっ
ている。ならし羽根17dおよび送り羽根17はクリー
ニング容器内仕切り部材41の長手方向両側の側板41
m間にわたっている。
【0181】装置本体20にはランプ34aとランプ3
4aから発した光を受光する光検知素子34bとが固設
されており、この光のとおる光路L上に光透過口33
a,33bを後部容器12に一体的に設けてある。
【0182】前記光透過口33a,33bは、図9、図
58に示すように長手方向の一端側において左右同一位
置の上下二個所に設けた幅の異なる凹部12qおよび1
2rのうち、幅の小さい方の凹部12qの1つの壁面1
2iと後部容器12の背後の壁面12hとの間に角度を
なす突出した壁面を形成し、この壁面12h,12i夫
々に合成樹脂製透明部材を超音波接合等により固定して
なる。この光透過口33a,33bは後部容器12内へ
突出しており、突出部先端面を光路Lが通過し、後部容
器12の外部から見て凹部となっている。
【0183】また、後部容器12bの長手方向の端部と
中央部の二個所に設けられた幅の異なる凹部12qおよ
び12rのうち、幅の長い方の凹部12rは、長手方向
ほぼ中央部に設けられ、カートリッジ着脱等に用いられ
る把手16が嵌合して取り付けられている。
【0184】また、後部容器12の背後の壁面12hに
は高さ約8mm、幅役5mmのでっぱり12bが設けら
れていて、プロセスカートリッジBが後部容器12側を
下にして立てられないようになっている。即ち、後部容
器12を形成する各面のうち、感光体ドラム1の軸線に
直角方向から見て、クリーニング容器11の感光体ドラ
ム1から最も遠い面である背部の壁面12hにでっぱり
(突起部)12bを有する。
【0185】この後部容器12は図39に示すようにク
リーニング容器11の後部の開口11hを囲繞する縁に
設けたフランジ11h1(図28参照)に接して溶着さ
れる溶着部として方形に配されたフランジ12cを有
し、前方に向って開口している。このフランジ12cか
ら後方へ空間を形成している。この空間が第3トナー収
納部11B3となる。この第3トナー収納部11B3の
下部側には一体にリブ11b3が並列している。このよ
うに構成された一体成形の後部容器本体に把手16を取
り付け、トナー量検知用透過光検知窓部材として、光透
過口33a,33bを一体的になるように溶着して後部
容器12を構成してある。
【0186】この後部容器12の本体部分は感光体ドラ
ム1と直角方向である前後方向の断面がほぼ三角形をし
ている。従って、上部壁12d前端部と背部の壁面12
hの下端部をとおり前記フランジ12cが開口部を囲繞
して溶着部となっている。
【0187】{プロセスカートリッジの把手}図3、図
9、図11、図39に示すように後部容器12には別部
材として把手16が取り付けてある。この把手16は感
光体ドラム1に平行な握り16aと、感光体ドラム1に
直角な平面で見て三角形の頂点に配された前記把手16
に対して平行でこの三角形の他の頂点に夫々配された横
架材16cと握り16aと横架材16cの両端部を結合
する結合部16bと、を有する。この把手16は合成樹
脂製である。握り16aと横架材16cは開口部16e
となっている。
【0188】後部容器12の後部の壁面12hは感光体
ドラム1に平行してほぼ垂直なほぼ一平面であり、クリ
ーニング容器11と後部容器12等を結合した状態での
カートリッジフレーム10の上面は概略一平面をなし、
把手16は前記各平面の延長部分が交叉する後部容器1
2側の隅に設けられた凹部12rに嵌め込み、図9に示
すように結合部16bを挿通して、小ねじ16dを後部
容器12へねじ込むことでもって固定されている。な
お、図示されないが図9で見て結合部16bの後と後部
容器12間に嵌合部があって把手16の根本側の上方へ
の移動を阻止している。
【0189】横架材16cの一つは後部容器12の後部
の壁面12hをとおる上下方向の一平面の後部容器12
側に配され、横架材16cの他の一つはカートリッジフ
レーム10の上面をとおる概略の一平面の後部容器12
側に配されている。このように横架材16cを配設した
ため握り16aを上側から右手又は左手で握った際、親
指が後部容器12の背部の壁面12h又はこの壁面12
hに滑らかに入って横架材16cに当接することにより
プロセスカートリッジBの姿勢を極めて容易に調整可能
で操作を容易としている。
【0190】把手16を上述のようにプロセスカートリ
ッジBの後部の上方角部に設けたため、上述の如く握り
16aを手で握るとプロセスカートリッジBは前下がり
となり、可動体50の前側のガイド面51b,52bへ
突起としての軸継手部材23、ガイド部14bをプロセ
スカートリッジBの軸継手部材23、ガイド部14b以
外の部分が可動体50に当ることなく容易に挿入出来
る。且つ軸継手部材23、ガイド部14bが可動体50
の前側のガイド面51b,52bへ挿入された後に、プ
ロセスカートリッジBの回転決めダボ11a,11bを
可動体50の後側のガイド面51c,52cへ挿入する
ように可動体50を傾動させるのが容易であって、可動
体50へのプロセスカートリッジBを装着の際の操作性
を容易としている。更に、把手16の配設位置により図
47に示すように回転位置決めダボ11a,11bがC
RG加圧ばね53,54で一旦下降を止められた後に、
このばね53,54に抗して回転決めダボ11a,11
bを回転位置決め面51g,52gまで自然な形で容易
に押し込むことができる。
【0191】更に又、上記位置に把手16を設けたこと
は、可動体50からプロセスカートリッジBを取り外す
際に、単に把手16を握って持ち上げると、プロセスカ
ートリッジBは円筒形位置決めボス13a,14bが可
動体50の受け部51h,52hに支えられて後部が上
昇して傾動し、そのまま後斜め上方へ引き上げることが
できプロセスカートリッジBの可動体50からの取り外
しの操作性を向上させている。
【0192】{トナーフル検知部の構成}上述の構成か
ら明らかに光透過口33a,33bはクリーニング容器
11の除去トナー搬送方向において下流側に配置されて
いる。
【0193】トナー収納部11B3に収納された除去ト
ナーが充満してくると回転板19dを回転しても、最終
的には光透過口33a,33bは除去トナーで覆われて
光路Lを遮断されて、光検知素子34bが今までランプ
34aからの光を受光していて光電変換したH能動信号
が受光が途だえることによりL能動信号への変換を受け
て、装置本体20のエンジンコントローラ131(後述
図36参照)がプロセスカートリッジBのクリーニング
容器11のうち、トナー収納部11Bに除去トナーが充
満したことを知らせるようになっている。図3、図28
に示すようにクリーニング容器11の後側板41cには
後方へ向かって立設したリブ41uが設けられており、
図39に示すように後部容器12には背部壁面12h下
方の内部側にリブ11b3が設けられている。これらの
リブ41u,11b3は互い違いの位置に長手方向に並
列しており、協同して除去トナーの長手方向移動を防止
している。これによって、プロセスカートリッジBを装
置本体20から取り外した際に、除去トナーが取り扱い
により光透過口33a,33b側へ片寄ってしまい、そ
のまま再び装着した際、除去トナーがクリーニング容器
11の第3のトナー収納部11B3に充満していないの
に除去トナーが充満した信号を出す誤動作を防止してい
る。
【0194】除去トナーがクリーニング容器11内に充
満したことの知らせ方について説明する。前述のよう
に、クリーニング容器11の内トナー収納部11Bに除
去トナーが充満した時点で、装置本体20のエンジンコ
ントローラ131(後述)が、クリーニング容器11内
に除去トナーが充満する状態が近いことを報知する(除
去トナーフル予告報知)。このとき、トナー搬送部11
Aには除去トナーが殆んどない。そのため、除去トナー
フル予告を知らせた後、所定枚数のプリントを行って
も、除去トナーはトナー搬送部11Aの奥側(11A
3)から順次収容されていく。そしてついには、トナー
搬送部11A内が除去トナーで満杯なる。このトナー搬
送部11A内が除去トナーによって満杯になる前に、装
置本体20のエンジンコントローラ131が、クリーニ
ング容器11内に除去トナーが充満したことを報知する
(除去トナーフル報知)。前述各報知は、プリンタ本体
にランプを点燈する、あるいは、ディスプレイにその旨
を表示することによって行われる。
【0195】また、「除去トナーフル予告」報知の代わ
りに、「カートリッジ交換」報知を行っても良い。
【0196】また、「除去トナーフル予告」(「カート
リッジ交換」)報知を行い、その後、所定量の画像形成
を行った後に、装置本体の画像形成動作を禁止しても良
い。
【0197】ここで、図61を用いて、フルカラー画像
形成とモノカラー画像形成の場合の除去トナー満杯検知
方法について説明する。図61は、除去トナー満杯検知
方法についてのフローチャートである。
【0198】先ず、プリンタ本体側のエンジンコントロ
ーラ(MPV)が光検知素子34bがランプ34aから
の光を受光しなくなったことを検知する(ステップ
1)。その後、プリンターによる画像形成動作が可能な
画像形成待機状態にする(ステップ2)。そして、画像
形成時に画像形成枚数のカウンタ値にフルカラーの場合
は[カウント/イメージ]を、モノカラーの場合は[カ
ウント/イメージ]を加算する(ステップ3)。そし
て、カウンタ値とカウンタしきい値(1008枚)とを
逐次比較する(ステップ4)。画像形成枚数のカウンタ
値がカウンタしきい値と一致した時、画像形成動作を禁
止すると共に「クリーナ満杯」報知を行う(ステップ
5)。尚、ステップ5では、画像形成動作を禁止せず
に、「クリーナ満杯」報知のみで行っても良い。
【0199】{帯電装置カバーの構成}帯電装置カバー
15について図3、図10、図11、図60を用いて説
明する。この帯電装置カバー15は帯電装置2の保護部
材である。前述のように帯電装置カバー15は帯電装置
2の長手方向および両端を覆うと同時に、後述の帯電高
圧接点板48の上部を抑えて固定している。また、帯電
装置カバー15は、前後方向の中央付近に設けられたス
ナップフィット爪部15cの先端のフックがクリーニン
グ容器11の穴11qの縁に係止されると共に帯電装置
カバー15の上面15eの位置決め穴15gが帯電バイ
アス接点保持部11v上面の位置決めダボ11v2に嵌
合することによってクリーニング容器11に対して仮位
置決めされた後、両端の端板15b(反駆動側は図示さ
れない)に設けられた穴15dがサイドカバー13およ
びエンドカバー14(図示されない)に設けられた二つ
のボス部13z(図60参照)と嵌合することによって
感光体ドラム1と平行になるように固定される。
【0200】帯電装置カバー15の上面15eに帯電高
圧接点板48の外部接点48aが丁度嵌合して露出され
るための四角形の開口部15aが設けられている。この
帯電装置カバー15は長手方向に直角な断面が台形形状
をしており、外部接点48aは帯電装置カバー15の平
面をなす上面15eとほぼ同一面上に存在する。
【0201】また、帯電装置カバー15上面15eに
は、クリーニング容器11と一体に設けられたレーザー
シャッタ開閉リブ11zを露出させるための開口部15
fがある。
【0202】{クリーニング装置の作用}感光体ドラム
1、回転角軸202、回転板19は駆動力を受けて同時
に回転する。この駆動装置の構成は後述するが、ここで
クリーニング装置6における作用を説明する。クリーニ
ング装置6およびクリーニングブレード28により感光
体ドラム1上の転写後に残ったトナーを除去トナーとし
てクリーニング容器11に収納する。
【0203】上記開口部11n付近に堆積したトナーは
スクイシート29の作用により、スクイシート29と感
光体ドラム1の隙間からクリーニング容器11外へ洩れ
ない。第1のトナー搬送部11A1のトナー搬送部間仕
切り部材41a上に堆積した除去トナーは、回転角軸2
02の送り羽根202dおよび第1の回転板19aの送
り羽根17により、第2の搬送部11A2へ向って進も
うとするが円弧部41a1を稜線41g1へ向って持ち
上げられ、稜線41g1を越えて収納開口41f1にく
るとこの開口41f1から第1のトナー収納部11B1
の除去トナー搬送方向の手前側へ落下して堆積する。回
転板19aの回転する勢いと、稜線41g1をとおりす
ぎた送り羽根17の弾力を開放された反撥により、若干
の除去トナーは第2のトナー搬送部11A2へ送られ
る。第2のトナー搬送部11A2におけるトナー搬送部
間仕切り部材41aは上記稜線41g1から収納開口4
1f2へ向かって下っているので除去トナーは、収納開
口41f2へ向い、途中堆積しようとすると、第2の回
転板19bの送り羽根17が回転してきて除去トナーを
収納開口41f2に送り込み、収納開口41f2から第
1のトナー収納部11B1内へ落下させる。
【0204】かくして、第1のトナー収納部11B1に
は支配的に多く投入される収納開口41f1を通じてほ
ぼ収納開口41f1直下を山頂として除去トナーが堆積
し、この山頂が収納開口41f1に達して収納開口41
f1に除去トナーが充満した後には、クリーニングされ
て第1のトナー搬送部11A1に排出された除去トナー
は、第1の回転板19aの送り羽根17により総て搬送
開口41eを通じて第2のトナー搬送部11A2に送り
込まれ、収納開口41f2から第1のトナー収納部11
B1のあいている空間へ除去トナーを送り込む。第1の
トナー収納部11B1に除去トナーが充満すると収納開
口41f2はふさがれてしまうので、クリーニングされ
た除去トナーは第1のトナー搬送部11A1を通じて第
2のトナー搬送部11A2へ送られる。ここで第2、第
3のトナー搬送部11A2,11A3間の搬送開口41
e手前の稜線41g2に向って回転板19bの送り羽根
17が除去トナーを円弧部41a2に沿って持ち上げ
て、収納開口41f3から第2のトナー収納部11B2
の感光体ドラム1に近い側へ落し込む。回転板19bの
送り羽根17の回転と稜線41g2通過による弾力の開
放による反撥で、若干の除去トナーは第3のトナー搬送
部11A3へ送り込まれる。
【0205】かくして第2のトナー収納部11B2に落
下した除去トナーは収納開口41f3の直下に山形に堆
積できない。なんとなれば収納開口41f3は第1、第
2のトナー収納部11B1,11B2を仕切っている下
部側が感光体ドラム1から見て上部よりも後方にあるよ
うに傾斜したトナー収納部内仕切り部材41dの近くに
あるからである。そこで第2のトナー収納部11B2に
おいて収納開口41f3直下を最高所として感光体ドラ
ム1から見て遠い側が下るように除去トナーの表面が形
成され、次第にその表面が上昇し、その最高部が収納開
口41f3に達して収納開口41f3が除去トナーでふ
さがれる。その後、第1、第2のトナー搬送部11A
1,11A2を通じて搬送される除去トナーは総て第2
のトナー搬送部11A2と第3のトナー搬送部11A3
間の稜線41g2を越え搬送開口41eから第3のトナ
ー搬送部11A3へ送り込まれて、稜線41g2から収
納開口41f4までの下り斜面と、第3の回転板19c
の送り羽根17の移動により、除去トナーは稜線41g
2から収納開口41f4へ第3のトナー搬送部11A3
におけるトナー搬送部間仕切り部材41a上を移動し、
該仕切り部材41aの最下位にある収納開口41f4か
ら第2のトナー収納部11B2へ除去トナーを落し込
む。かくして第2のトナー収納部11B2が除去トナー
で充満して収納開口41f4が除去トナーでふさがれる
と第3のトナー搬送部11A3へ送られてくる除去トナ
ーは回転板19cの送り羽根17でもって第3のトナー
搬送部11A3におけるトナー搬送部間仕切り部材41
a上を感光体ドラム1に近い側の稜線41g2から収納
開口41f4に向う除去トナーを円弧部41a3上を移
動させて稜線41g3まで持ち上げる。稜線41g3は
収納開口41f5の下縁をなしており、稜線41g3ま
で持ち上げられた除去トナーは第3のトナー収納部11
B3へ落下する。なお、この収納開口41f5は搬送開
口41eを兼ねており、除去トナーをトナー収納部11
B3へ送り込みと、落し込みを行う。
【0206】第3のトナー収納部11B3へ落下した除
去トナーはトナー収納部内仕切り部材41dと平行で下
側が感光体ドラム1から見て遠のくように傾斜した後側
板41c側を最高所として奥側が下った表面状態で堆積
して行く。この堆積する除去トナーは表面は水平面に対
し安息角に対応して傾斜しており平面である。この除去
トナーの表面が次第に上昇して回転板19dのならし羽
根17dによって引きかかれるとこのならし羽根17d
の回転力で除去トナーがはね飛ばされて除去トナーは後
側板41c側へ送られる。また、このならし羽根17d
は半径方向の幅を大きくしてあり、光路Lが横切る位置
の光透過口33a,33bの先端部は、このならし羽根
17dで摺擦され常に清掃されている。除去トナーが第
3のトナー収納部11B3の後側板41c側へ飛散させ
た除去トナーで第3のトナー収納部11B3が充満状態
に近くなると、回転板19dのならし羽根17dによっ
ては、もはや常に光透過口33aを清掃できず除去トナ
ーで光透過口33a,33bがふさがれ、光路Lが遮断
され、装置本体20においてプロセスカートリッジBの
第3トナー収納部11B3内の除去トナー充満が表示さ
れる。この除去トナー充満の表示はトナー収納部11B
内への除去トナーの充満を意味し、トナー搬送部11A
に除去トナーは充満していないことを同時に示してお
り、クリーニング容器11はなおトナー搬送部11Aに
除去トナーを収容し得るので除去トナー充満の予告とな
る。ここでトナー搬送部11Aに対する除去トナーが充
満するまでの画像形成回数は予測できるのでこの予測さ
れた画像形成枚数に達した際にクリーニング容器11へ
の除去トナー充満を表示する。
【0207】{プロセスカートリッジにおける除去トナ
ー搬送部材の駆動装置}図24はプロセスカートリッジ
Bのギアカバー(駆動側サイドカバー)13を取り外し
た側面図を示してある。図20は感光体ドラム1と第1
の回転板19aのクリーニング容器11の駆動側を示す
模式的断面図である。
【0208】感光体ドラム1のドラム支持軸1dには周
方向を6等配して軸方向から夫々突起35aが嵌入でき
る穴23bを有する軸継手部材23が設けられており、
図21、図22に示すように装置本体20側には軸方向
に進退して突起35aが上記穴23bに進入した位置
と、離脱した位置をとるように突起35aを設けた駆動
側軸継手部材35が設けてある。この軸継手部材35は
駆動軸36に固定されており駆動軸36はドラム支持軸
1dと同心で軸方向に進退する。駆動軸36は装置本体
20の枠体20dに回転自在且つ軸方向移動自在に支持
されている。前記穴23bは突起35aが軸方向に移動
自在な形状、例えば半径方向では等幅の穴である。
【0209】上記軸継手部材23、35を回転軸を中心
とする円筒面でもって、穴23b、突起35aを切断し
て展開した図面が図22である。図22に示すように装
置本体20側の軸継手部材35が図示矢印ロ方向へ移動
するように回転した際に軸継手部材35が軸継手部材2
3を引き込む方向に傾斜して互いに接触する平面となっ
ているクラッチ面23b1,35a1を夫々穴23b、
突起35aに備えている。穴23b,突起35aは夫々
軸継手部材23,35の回転中心を中心とする円筒又は
円錐面でなる内周面及び外周面と、前記クラッチ面23
b1,35a1とその反対側の面23b2,35a2で
囲まれている。クラッチ面23b1,35a1及びその
反対側の面23b2,35a2は軸継手部材23,35
の回転中心から半径方向の面をなしている。軸継手部材
23の先端は軸直角な平面である。軸継手部材35の突
起35aの先端及び突起間の谷底は軸直角な平面上にあ
る。そして軸継手部材23の穴23bのクラッチ面23
b1は軸心に対して傾斜しており、その対向面23b2
は軸心をとおっている。軸継手部材35のクラッチ面3
5a1は軸心に対して傾斜しており,その反対面35a
2はクラッチ面35a1に倣って突起35aが先細とな
るように傾斜している。
【0210】上述のように構成してあるプロセスカート
リッジBを装置本体20へ装着した際に、軸継手部材2
3,35は軸方向へ離れており、軸心は一致している。
軸継手部材35は図示矢印イの方向に進み、突起35a
が穴23bに進入する。そして軸継手部材35は装置本
体20側の不図示のストッパにより軸方向位置が決めら
れる。軸継手部材35が回転すると図示矢印ロの方向に
突起35aが移動してクラッチ面35a1はクラッチ面
23b1に接触し軸継手部材23を回転する。クラッチ
面23b1,35a1は互いに引き込む方向に傾斜して
いるので回転抵抗による周方向の力がクラッチ面23b
1,35a1に作用すると、軸継手部材23は軸継手部
材35に向って軸方向に引き寄せられる。
【0211】第1の回転板19aは既に述べたように端
部が駆動ギア31aのスリット31sに嵌合しており、
駆動ギア31aはクリーニング容器11の駆動側の側板
11kの軸受穴22aにジャーナル部31jが回転自在
に嵌合している。図4、図10、図11、図20に示す
ように駆動ギア31aの端面には半径方向に板状のリブ
が十文字状に設けられて駆動ギア31は凸形クラッチ3
1a1付となっており、図20、図23に示すように、
この凸形クラッチ31a1のリブに嵌め合う十文字溝を
有する凹形クラッチ37を有する駆動軸37aは装置本
体20の枠体20dに軸方向に移動自在で且つ回転自在
に支持されている。この凹形クラッチ37は図14に示
す可動体50のガイド面51cに設けた切り欠き部51
eに通ずる貫通穴51dを挿通して凸形クラッチ31a
1と係脱するものである。感光体ドラム1の駆動部およ
び除去トナー駆動入力部49に対する装置本体20側の
駆動軸36,37aは夫々図示矢印イ方向とその反対方
向へ装置本体20から駆動を受けて進退する。そして、
装置本体20側の軸継手部材35、凹形クラッチ37は
矢印イ方向へ前進した際に、プロセスカートリッジB側
の軸継手部材23、凹形クラッチ31a1と噛み合わな
い場合、軸継手部材35、凹形クラッチ37を停止した
状態で駆動軸36,37aが前進した際にばね力を強め
て軸継手部材35、凹形クラッチ37を加圧するばね
(不図示)を有する。このため軸継手部材35、凹形ク
ラッチ37は回転すると、軸継手部材23、凹形クラッ
チ31a1と直ちに前記ばねのばね力で噛み合う。矢印
イと反対方向へは説明を省略する解除手段により後退す
るようになっている。
【0212】図24に示すように、凸形クラッチ31a
1を備えた駆動ギア31aはアイドラギア38aを介し
て回転角軸駆動ギア27cと噛合い、またアイドラギア
38bを介して駆動ギア31bと噛合っている。駆動ギ
ア31bはアイドラギア38cを介して駆動ギア31c
と噛合っている。駆動ギア31cは二つの夫々噛合うア
イドラギア38d,38eを介して駆動ギア31dにか
噛み合っている。
【0213】図40に示すようにサイドカバー13の裏
面に突設したダボ13d1〜13d3が回転角軸駆動ギ
ア27c、駆動ギア31b,31cの夫々の中心穴に嵌
入し、回転角軸駆動ギア27c、駆動ギア31b,31
cを回転自在に支持している。ダボ13d1,13d
2,13d3は段付であり、段部で駆動ギア31b,3
1cの外方への軸方向移動を制止している。各アイドラ
ギア38a〜38eは夫々クリーニング容器11の側板
11kに突設したダボ11k1に回転自在に支持されて
いる(図4参照)。このダボ11k1はサイドカバー1
3に設けた穴13d4に夫々嵌入している。ならし羽根
17dを有する回転板19dを連結する駆動ギア31d
はサイドカバー13の背面に設けた中空円筒形の穴13
d7の内周に回転自在に嵌入している。
【0214】図20に示すように可動体50を介して装
置本体20に装着されたプロセスカートリッジBの感光
体ドラム1と駆動ギア31aは装置本体20側から夫々
駆動軸36,37a端に設けた駆動側軸継手部材35、
凹形クラッチ37が、軸継手部材23、凸形クラッチ3
1a1と係合することで夫々別個に駆動力を受けるよう
になっている。
【0215】上述したクリーニング装置6において、感
光体ドラム1からクリーニングブレード28により除去
した転写後の残留トナーを除去トナーとしてクリーニン
グ容器11内へ搬送し、次々に第1から第3のトナー収
納部11B1〜11B3へ除去トナーを充満する動作の
駆動は、装置本体20側の駆動源(不図示)から凹形ク
ラッチ37へ回転力が伝えられ、凹形クラッチ37は駆
動ギア31aを駆動する。
【0216】これによって、図24に示す駆動ギア31
aからアイドラギア38aを介して回転角軸駆動ギア2
7cが回転されて送り羽根202dが既に述べたように
感光体ドラム1が回転中は感光体ドラム1と同方向に回
転する。一方、順次に噛合う駆動ギア31a、アイドラ
ギア38b、駆動ギア31b、アイドラギア38c、駆
動ギア31c、アイドラギア38d,38e、駆動ギア
31dは同時に回転し、回転角軸駆動ギア27c、駆動
ギア31a〜31cは同方向に回転し、これらギア27
c,31a〜31cに対して駆動ギア31dは逆方向に
回転するものである。
【0217】{クリーニング装置の組立方法}上述の構
成のクリーニング装置6の組立について述べる。
【0218】組立時には図28に示すように、まず、ク
リーニング容器内仕切り部材41の側板41mに設けた
前方へ向って開口した切欠きの回転角軸202用口部が
図59に示す回転角軸202の丸軸部202aの直径よ
りもせまく、奥が該丸軸部202aの遊嵌する大きさの
位置決めガイド41qに回転角軸202の丸軸部202
aを挿入する。
【0219】次に、回転板19a,19b,19c,1
9dをスリット41pを通じて穴41nに挿入し、クリ
ーニング容器11にクリーニング容器内仕切り部材41
を組み付ける。この際、クリーニング容器内仕切り部材
41のガイド溝41sがクリーニング容器11の容器内
ガイド11o(オー)に嵌合して該仕切り部材41は長
手方向位置を規制される。
【0220】次に、回転角軸202の一端を支持するた
めのジャーナル27dと回転角軸202の他端を支持す
ると共に駆動するための回転角軸駆動ギア27cをクリ
ーニング容器11の両側面から挿入する。
【0221】このとき、回転角軸202はクリーニング
容器内仕切り部材41に仮位置決めされてクリーニング
容器11中に挿入されていて、取り付けるべきジャーナ
ル27d、該ギア27cとほぼ同軸にあるので、ジャー
ナル27dとギア27cは容易に回転角軸202の角軸
部202bと係合させることができる。これによって、
回転角軸202は正規の位置に位置決めされる。
【0222】次に図28に示すようににクリーニング容
器11の背部のフランジ11h1の長手方向の両端側に
設けた丸形のダボ11a1、角形のダボ11a2に図3
9に示す夫々同形の位置決め穴11b1,11b2を合
せ、これら位置決め穴を有する後部容器12とクリーニ
ング容器11の夫々の開口周囲のフランジを接合し超音
波溶着する。
【0223】この後部容器12を溶着し一体化されたク
リーニング容器11の両側面を夫々全部覆ってサイドカ
バー13、エンドカバー14をねじ止めして組立てる前
に、感光体ドラム1、帯電装置2、クリーニングブレー
ド28をクリーニング容器11に組付け、帯電装置カバ
ー15を取り付ける。
【0224】さらにクリーニング装置6の他の実施の形
態2について図25を用いて詳細に説明する。クリーニ
ング装置6はクリーニングブレード28により感光体ド
ラム1上の転写後に残ったトナーを除去トナーとしてク
リーニング容器11に収納する。感光体ドラム1上から
除去した除去トナーはまず、第1のトナー搬送部11A
1の感光体ドラム1側の開口部11n付近に落下し、堆
積する。開口部11nの下方にはスクイシート29をあ
る角度と圧力で感光体ドラム1に当接させている。感光
体ドラム1上の転写後に残ったトナーはこの当接したス
クイシート29をすり抜け、第1のトナー搬送部11A
1内に入り込んでくる。しかし、クリーニングブレード
28でかき落されて堆積した除去トナーはスクイシート
29と感光体ドラム1の隙間をすり抜けて落ちることな
く堆積する。第1のトナー搬送部11A1で図において
反時計回りの回転方向で回転板19と共にトナー送り羽
根17が回転する。トナー送り羽根17の駆動力は図の
後方の図示しない装置本体20の駆動軸から直接もらい
回転するようになっており、第1のトナー搬送部11A
1内に堆積した除去トナーを容器後方へと送り込むとと
もに容器上方へ持ち上げる。容器中央部にはクリーニン
グ容器11をトナー搬送部11A1,11A2とトナー
収納部11Bに2分するトナー搬送部間仕切り部材41
aがあり、この間仕切り部材41aの容器後方側端部に
は送り羽根17によって運ばれた除去トナーをトナー収
納部11Bに送る収納開口41fがある。また、間仕切
り部材41aはトナー搬送部11A1,11A2の底部
を兼ねており、この底部が容器後方に行くにつれて感光
体ドラム1側に比べて相対的に高くなるような構成をと
る。これにより、収納開口41fをトナー収納部11B
の中央部の上部付近に設けることができ、収納開口41
fから送られた除去トナーが均一に堆積してデッドスペ
ースが生じにくい構成をとることができる。さらに、収
納開口41fが容器上部にあるため、ユーザーがプロセ
スカートリッジBを装置本体14から着脱し取り扱い、
例えば感光体ドラム1側を下に向けて持ったとしても、
除去トナーはクリーニング容器11内のトナー収納部1
1Bからトナー搬送部11A2にはいることなく、トナ
ー搬送部11A1の感光体ドラム1側の開口部11n付
近はいつも、除去トナーがない粉圧のかからない状態を
維持できる。それによって、感光体ドラム1の寿命期間
中は適切なクリーニング性能を保証できる。
【0225】次にクリーニング装置6の他の実施の形態
3について説明する。なお、前述した実施の形態2と異
なる点のみ説明する。
【0226】図26に示すように、クリーニング容器1
1のトナー搬送部間仕切り部材41aに複数個の収納開
口41f1,41f2,41f3を設ける。これらの開
口の長手方向寸法は送り羽根17とほぼ同じ長さで、送
り羽根17により搬送された除去トナーはまず、第一収
納開口41f1からトナー収納部11Bへ落ちていき、
堆積する。そして、除去トナー収納開口41f1に達す
るほどに堆積すると、以後搬送される除去トナーは第一
の収納開口41f1上を通ってさらに容器後方へと搬送
される。そして、第二収納開口41f2まで搬送される
と、トナー収納部11Bへ落ちて行って堆積する。第一
の収納開口41f1のときと同様に、落下して堆積した
除去トナーが第二収納開口41f2に達すると、以後搬
送される除去トナーはさらに容器後方へ搬送され、第三
収納開口41f3まで送られ、トナー収納部11Bに落
ちていく。これにより、除去トナーをトナー収納部11
Bの感光体ドラム1側、中央部、容器後方側へ順次送っ
て均一に堆積させることができ、デッドスペースが生じ
にくくなる。このことから、第1トナー搬送部11A1
内の除去トナーは常に少量に維持できる。そして、より
高寿命になった感光体ドラム1の寿命期間中も安定した
クリーニング性能を維持できるとともに、イージーメン
テナンスをユーザーに供給することができる。
【0227】更にクリーニング装置6の他の実施の形態
4について、図27を参照して説明する。尚、前述した
実施の形態3と異なる点のみ説明する。
【0228】図27に示すように、トナー搬送部11A
1,11A2には、トナー搬送手段として送り羽根17
付の回転板19a,19bがある。回転板19aの駆動
力は図の後方の図示しない装置本体20の駆動軸から直
接もらい回転するようになっており、回転板19bの駆
動は回転板19aとギア連結で伝達され、ともに反時計
回りの回転方向で回転する。また、感光体ドラム1側の
回転板19aに対して容器後方の第二回転板19bは回
転中心が相対的に高い位置にあり、第一回転板19aで
搬送された除去トナーが第二回転板19b部に送られ、
さらに容器後方へ搬送される過程でトナー収納部11B
2上部に持ち上げられるような構成になっている。これ
により、トナー搬送部11A1,11A2での除去トナ
ーの容器後方への搬送能力が向上し、感光体ドラム1後
方に除去トナーが堆積しにくくなり、感光体ドラム1の
寿命期間中は安定したクリーニング性能を維持すること
ができる。なお、トナー収納部内仕切り部材41dでト
ナー収納部11Bを第1、第2のトナー収納部11B
1,11B2に分けている点の作用はクリーニング装置
の実施の形態1と同様であり、同様の作用を呈するもの
である。なお、図27の変形として図43に示すように
トナー収納部内仕切り部材41dでトナー収納部11B
を仕切らないようにしてもよい。
【0229】以上説明した通り従来のある程度のプリン
ト枚数まではクリーニング性能を維持できたクリーニン
グ容器とは異なり、プリント可能枚数が極端に増えた感
光体ドラムを有しクリーニング部を有するプロセスカー
トリッジで、クリーニング容器内を上部の除去トナーの
トナー搬送部と下部の除去トナーのトナー収納部に二分
するトナー収納部間仕切り部材を設けること、更には、
除去トナーの収納部をトナー搬送方向に従って二つ以上
に分割するトナー収納部内仕切り部材、トナー搬送部を
トナー搬送方向を二つ以上に分割するトナー搬送部仕切
り部材、回転板であるトナー搬送手段を配置すること
で、使用中のメンテナンス時にプロセスカートリッジを
着脱、移動させても除去トナーは感光体ドラム1に対す
る開口部に片寄らず、開口部はいつも適切なクリーニン
グ性能を維持できる。また取り扱い時に開口部からのト
ナーの漏れを防ぎ、快適な使用を継続することができ
る。
【0230】さらに、クリーニング容器を上下に二分す
るトナー搬送部間仕切り部材に、容器内部の長手幅と同
程度の長手方向長さを有する収納開口を複数個設けるこ
とにより、トナー搬送部からトナー収納部へ除去トナー
を送る場所が複数になり、一個所から除去トナーを落と
し込むより除去トナー堆積の偏りを軽減することができ
る。その結果、除去トナー収納部にデッドスペースが生
じにくくなり、限られたスペースに効率よく除去トナー
を収容することができる。
【0231】また、トナー搬送部間仕切り部材によって
上下に二分されたクリーニング容器内のトナー収納部の
最後部に光透過方式の満タン(トナー収納部に除去トナ
ーが充満すること)検知機構のための光透過口を有し、
トナー収納部内には、堆積した除去トナーをならす手段
として回転するならし羽根を有することにより、光透過
口部分だけに除去トナーが堆積してしまい、スペース的
に余裕があるにもかかわらず満タン検知が誤動作するお
それがなくなり、満タン検知の検知精度を向上すること
ができる。
【0232】前記らなし羽根の回転方向が満タン検知用
光透過口から除去トナーを遠ざける方向に回転すること
により、満タン検知用光透過口近傍には満タンにならな
い限り除去トナーが溜らない構成となり、検知窓部分だ
けに除去トナーが堆積してしまい、スペース的に余裕が
あるにもかかわらず満タン検知が誤作動するおそれがな
くなり、満タン検知の検知精度を向上することができ
る。
【0233】クリーニング容器内を上下に二分してトナ
ー搬送部とトナー収納部を形成するためのクリーニング
容器内仕切り部材をクリーニング容器とは別部材にする
とともに、前記仕切り部材にはクリーニング容器に挿入
するための取付板41iに位置決め突起11pへ嵌入す
るため設けた穴である挿入ガイドが設けられていること
も特徴である。これにより、クリーニング容器の形状が
複雑にならず、設計の自由度が増す。また、前記トナー
容器内仕切り部材に設けられた挿入ガイドにより、クリ
ーニング容器内の所定の位置への組付けが決まりやすく
組立性も向上するので、組立ミスを軽減することができ
る。
【0234】この別部材で設けたクリーニング容器内仕
切り部材に、スリット41pと回転板支持穴41nとで
トナー搬送用の回転板の回転軸の仮位置決め機構を設け
たことにより、クリーニング容器内仕切り部材をクリー
ニング容器に組み付ける際に、あらかじめクリーニング
容器内仕切り部材上で仮位置決めされた回転板を同時に
挿入し、クリーニング容器内仕切り部材がクリーニング
容器内の所定の位置になったときに回転板も所定の位置
付近で仮位置決めされるような構成をとることができ
る。これにより、回転板のクリーニング容器本体への組
付けが容易になり、作業性が向上する。
【0235】また、前記別部材で設けたクリーニング容
器内仕切り部材に、感光体ドラムから除去した後の清掃
用の最初の除去トナー送り部材の回転軸の仮位置決め機
構を設けたことにより、クリーニング容器内仕切り部材
をクリーニング容器に組み付ける際に、あらかじめクリ
ーニング容器内仕切り部材で仮位置決めされた最初の除
去トナー送り部材を同時に挿入し、クリーニング容器内
仕切り部材が所定の位置になったときに最初の除去トナ
ー送り部材も所定の位置付近で仮位置決めされるような
構成をとることができる。これにより、最初の除去トナ
ー送り部材のクリーニング容器本体への組付けが容易に
なり、作業性が向上する。
【0236】さらに、前記別部材で設けたクリーニング
容器内仕切り部材に、前記最初の除去トナー送り部材の
回転時の位置決めガイドを設けたことにより、最初の除
去トナー送り部材の感光体ドラムに対する関係位置を一
定に保つことができる。また、新たに別部品を設ける必
要がないので、部品点数を削減することができ、構成の
簡略化につながる。
【0237】{電気接点の構成}次に、前記プロセスカ
ートリッジBを画像形成装置Aに装着したときに、両者
を電気的に接続するための接点の接続と配置について説
明する。プロセスカートリッジBには図10〜図12に
示すように、複数の電気接点が設けてある。即ち、 (1)感光体ドラム1を画像形成装置Aとの間でアース
するために、該感光体ドラム1と電気的に接続した導電
性アース接点として反駆動ドラム支持軸14gまたは駆
動側ドラム支持軸1d (2)帯電ローラ2cへ画像形成装置Aから帯電バイア
スを印加するために、帯電ローラ2cの金属軸2aと電
気的に接続した帯電高圧接点板48 (3)プロセスカートリッジBに関する情報を記憶して
おくためにプロセスカートリッジに設けた記憶部材へ装
置A側からの情報を伝えるためのプロセスカートリッジ
B側コネクター71を有している。
【0238】{ドラムアース接点の構成}先に説明した
エンドカバー14に一体的にインサート成形されたドラ
ム支持軸14gは図55に示すように画像形成装置A側
の本体アース接点66と感光体ドラム1の軸線上で接す
るようになっている。
【0239】本体アース接点66は図55に示すように
直径φ5mm程度の中空金属性の軸部材であり、先端が
半球形であって装置本体20内部の反駆動側本体係合部
材61と同軸上の本体側板68の穴68aに、感光体ド
ラム長手方向にスライド自在に支持されている。両側の
本体係合部材61は長手方向の一直線上に夫々中心を有
し、図55の右側から見て開口されたハーフパイプ状で
ある。更に、本体アース接点66の内部には感光体ドラ
ム長手方向内側に付勢するような圧縮コイルばね69を
縮設していて、圧縮コイルばね69は固設したばね座6
8bに接している。
【0240】ドラム支持軸14gの装置本体20との電
気的接触部14g1は本体係合部材61の内径と同寸の
外径を有する円筒形位置決めボス14aにつづきこのボ
ス14aより縮径したガイド部14bの外側端面14b
1よりも凹んで配置されている。ガイド部14bの材質
はプラスチックであり、プロセスカートリッジBの可動
体50への着脱、可動体50から取り外した後の取り扱
いによりドラム支持軸14gが損傷することがないよう
になっている。
【0241】感光体ドラム1の軸線を含む断面図の図1
6に示すようにアルミニウムシリンダー1c内におい
て、アース板1fがドラム支持軸14gおよびアルミニ
ウムシリンダー1cに弾発して嵌め込まれている。
【0242】アース板1fは図17に示すようにアルミ
ニウムシリンダー1cに嵌入する側が溝1gでもって突
起1hを設けられており、アルミニウムシリンダー1c
外にあるときはアルミニウムシリンダー1cの直径をわ
たる両側の突起1h先端間の距離はアルミニウムシリン
ダー1cの内径よりもわずかに大きい。アース板1fは
ドラム支持軸14gが貫通する穴1jを設けられてお
り、この穴1jから溝1iを切り込んで感光体ドラム中
心に向かって片持の板ばね部1kが設けられている。こ
の板ばね部1kの先端部はドラム支持軸14gの端面に
対向圧接するようにドラム支持軸14gの中心付近で曲
げられて、3角形状になっており、接点部1oを形成し
ている。この板ばね部1kは前記アルミニウムシリンダ
ー1cに接する両側の突起1hを結ぶ直径に対して直角
方向にある。
【0243】反駆動側ドラムフランジ1bのリブ1nに
熱溶着等によってアース板1fを固定された反駆動側ド
ラムフランジ1bはアルミニウムシリンダー1cの端部
にかしめ、接着等の固定方法によって固定される。アー
ス板1fを固定された反駆動側ドラムフランジ1bをア
ルミシリンダー1cに軸方向へ嵌入するとき、突起1h
はアルミニウムシリンダー1cに対して軸直角方向に対
して傾き、突起1hの先端はアルミニウムシリンダー1
cにくい込み固定される。さらに、駆動側ドラムフラン
ジ1aはアルミニウムシリンダー1cの他端部に固定さ
れている。
【0244】更に、先に説明したように感光体ドラム1
をクリーニング容器11に対して回転自在に支持するた
めにエンドカバー14に固定されたドラム支持軸14g
をドラムフランジ1bの穴部1baに嵌合させると、ア
ース板1fの板ばね部1kは3から5mm程度変形す
る。この時、ドラム支持軸14gの軸線方向に対して5
0から100g程度の接触圧が発生し、電気的接触の安
定を図っている。また、板ばね部1kが撓んだ状態では
接点部1o(オー)はドラム支持軸14gの中心に接触
し、感光体ドラム1が回転中でも接点部1oに摺動によ
る摩擦力が働かないよう電気的接触の安定を図ってい
る。
【0245】上記アース板1fはステンレス板、燐青銅
板、ベリリウム青銅板等の導電性ばね材料で作られてお
り、アルミニウムシリンダー1cとドラム支持軸14g
はアース板1fでもって電気的に導通するものである。
【0246】次に、可動体挿入時のアース接点のアクセ
スについて図55により説明する。
【0247】プロセスカートリッジBのドラム支持軸1
4gが本体アース接点66に達していない状態では、図
55(a)に示すように本体アース接点66はばね69
の付勢により、本体側板68の穴68aの縁につば66
cが当った状態にあり、本体アース接点66の先端部6
6bは装置本体20の側板68から3から5mm程度出
っ張っている。さらに可動体50を挿入していくと、本
体アース接点66の先端部66bに反駆動側エンドカバ
ー14のガイド部14bのC面部14b1があたる(図
55(a)の状態)。更に、挿入が進むと本体アース接
点66はガイド部のC面14b1に押されて、圧縮コイ
ルばね69aが縮んでいく。ここで、可動体50の挿入
による衝撃力がエンドカバー14のC面14b1にかか
るが、このガイド部14bはプラスチック製であり、衝
撃による金属粉がでることはない。最終的には、エンド
カバー14の円筒形状位置決めボス14aが装置本体2
0の本体係合部材61に嵌合して、エンドカバー14の
ドラム支持軸14gの軸心と本体アース接点66の軸心
が一致する。この時付勢ばね66aは撓んでいるため、
ドラム支持軸14gの軸心方向に対して200g程度の
接触圧が働き、電気的接触の安定が図られる。
【0248】以上から、金属製のドラム支持軸14gの
周りをプラスチックで覆うことにより、金属対金属の衝
撃をさけ、金属粉のでない、安定したアース接点のアク
セスができる。
【0249】{帯電高圧接点の構成}帯電高圧接点板4
8は先に説明した帯電装置カバー15の上面15eに外
部接点48aが露出している。この帯電装置カバー15
は長手方向に直角な断面が台形形状をしており、外部接
点48aは帯電装置カバー15の平面をなす上面15e
とほぼ同一面上に存在する。上記帯電高圧接点板48は
帯電ローラ2cの支持を示す軸受部を示した図18、図
19、図60に詳細に示されている。
【0250】クリーニング容器11には上述した感光体
ドラム1上方の立壁11s(図3参照)の長手方向両端
部の帯電装置支持部11eに軸受ガイド11l(エル)
が設けられており、この軸受ガイド11l(エル)はド
ラム支持部11dと一体モールドにてつながれている。
この軸受ガイド11l(エル)の上方は感光体ドラム1
の軸方向から見て台形状をしており、丁度帯電装置カバ
ー15と合致する。また、この台形状に直角な断面は角
形で帯電バイアス接点保持部11vとなっている。ただ
し、反駆動側の軸受ガイド11l(エル)上部は上記台
形形状より後退している(図示されない)。そこで帯電
装置カバー15の長手方向の下縁がクリーニング容器1
1に接するようになっている。上記帯電高圧接点板48
はクリーニング容器11の長手方向の一端側に設けられ
ている。
【0251】上記帯電高圧接点板48はステンレス板、
燐青銅板、ベリリウム青銅板等の金属の帯状板で作られ
ていて、帯状の材料を長手方向にほぼ直角に複数個所折
曲している。帯電バイアス接点保持部11vの上部には
帯電装置カバー15の帯電高圧接点板48の外部接点4
8aの両側の段落した受け面48gの一つの端部受け面
48gの位置決め穴48eを嵌合するためのダボ11v
2が設けられている。このダボ11v2は、又、帯電装
置カバー15の上面15eに設けた位置決め穴15gに
嵌合する高さで上方へ突出しているものである。即ち、
ダボ11v2は帯電高圧接点板48と帯電装置カバー1
5の位置決めを行っている。
【0252】上記ダボ11v2に位置決め穴48eが嵌
合して、受け面48gが嵌り込む受け面48gの板厚よ
りもわずかに深い凹座面11v4が設けられている。
又、受け面48gが凹座面11v4に接した状態で外部
接点48aの背面に接するように上方突起11v1が上
方へ突出している。この上方突起11v1は短手方向の
突条であって長手方向では外部接点48aの段落部分か
ら離れている。帯電ローラ付勢ばね26の上方ばね座に
はダボ11v3が設けられている。
【0253】帯電高圧接点板48は帯電バイアス接点保
持部11vの上面に接する端部とは反対側の受け面48
gから、該保持部11vの長手方向外側の凹座面11v
4より下がる長手方向の外側面へ折曲して外側面の上下
の縁に接して沿う受け面48fとし、更に帯電バイアス
接点保持部11vの外側面から下面へ折曲してダボ11
v3に嵌合する二又部48dを有する。
【0254】帯電ローラ付勢ばね26は圧縮コイルばね
であり、その一端は上記二又部48dに接しており、そ
の他端は導電性材料でできた帯電ローラ軸受25に嵌入
している。
【0255】上述のように帯電高圧接点板48が構成し
てあるので、図18に示すように矢印方向へ帯電高圧接
点板48を長手方向外方から両端部を弾力に抗して拡げ
て帯電バイアス接点保持部11vへ押し込むと、外部接
点48a側は受け面48gが凹座面11v4に当接する
と共に位置決め穴48eが位置決め用のダボ11v2に
嵌合し、外部接点48aが上方突起11v1に当接し、
二又部48dはダボ11v3へ嵌入し、帯電高圧接点板
48のクリーニング容器11への取り付けはきわめて簡
単である。更に、帯電高圧接点板48がクリーニング容
器11から抜け落ちるのを防ぐため、図60に示すよう
にサイドカバー13に長手内側方向にたてられ、帯電装
置カバー15の長手方向端部の端板15bの穴15dを
貫通するボス部13zの1つの先端13z1を帯電高圧
接点板48の受け面48fに近接させている。
【0256】以上のとおり、帯電高圧接点板48は帯状
金属材料をコ字形に折曲して、開いた側を拡げて帯電バ
イアス接点保持部11vに向って押し込むだけで、位置
決め穴48eが位置決め突起11v2に嵌合し、二又部
48dがダボ11v3に嵌合するので組立が工具を用い
ることなく簡単に行える。そして組立状態においてクリ
ーニング容器11に対する帯電高圧接点板48の位置が
定まる。
【0257】可動体50挿入時の帯電高圧接点のアクセ
スについて図56により説明する。
【0258】本体帯電高圧接点67はスキャナー下カバ
ー64に支持された帯電接点支持ブロック67aの穴6
7a1に略鉛直方向に移動自在に嵌合支持されている。
本体帯電高圧接点67内部には一端が装置本体20の不
図示のばね座に着座した付勢ばね67bが縮設されてお
り、下方向へ付勢力がはたらいている。可動体50装着
前(図56(a)の状態)では付勢ばね67bが自由な
状態であり、付勢ばね67のばね力によって付勢された
本体帯電高圧接点のつば67cが穴67a1の縁に接し
ており、本体帯電高圧接点67の先端部67cは帯電接
点支持ブロック67aから3から5mm程度出っ張って
いる。
【0259】外部接点48aは可動体50の装置本体2
0への水平な挿入方向から見て前下りになっており、可
動体50が装置本体20へ挿入される(図56(b)の
状態)と外部接点48aはばね付プランジャーとなって
いる本体帯電高圧接点67をばね67bのばね力に抗し
て押し込み接触する。このとき、本体帯電高圧接点67
は外部接点48aに対して、200から300g程度の
接触圧を発生しており、電気的接触の安定がはかられて
いる。この本体帯電高圧接点67は装置本体20の制御
装置により制御される電源から交番電圧と直流電圧が印
加され、帯電高圧接点板48、帯電ローラ付勢ばね2
6、帯電ローラ軸受25、帯電ローラ2cを通じて感光
体ドラム1表面の感光層を一様に帯電できるようになっ
ている。
【0260】さらに外部接点48aは帯電装置カバー1
5の上面15e駆動側に配設されているが、図10に示
すように反駆動側の帯電装置カバー15の上面15eに
はクリーニング容器11と一体成形されたレーザシャッ
タ開閉リブ11zが上面15eの開口部15fから突出
して配設されている。外部接点部48aの位置とレーザ
シャッタ開閉リブ11zは感光体ドラム1と平行な直線
上に配設されている。そのため、可動体挿入時、外部接
点部48aのアクセスとレーザシャッタ開閉リブ11z
のアクセスがほぼ同時に行われるので、挿入抵抗が左右
均等にかかるようになっており、挿入時に片側だけ抵抗
力が大きくなって挿入しにくくなることはない。
【0261】{プロセスカートリッジの記憶手段等の電
子メモリ}本発明の画像形成装置では例えば長期使用に
よりプロセスカートリッジに組込まれた構成部品の機能
が低下した場合プロセスカートリッジ全体が交換されて
いる。この交換作業はワンタッチで画像形成装置本体を
開放して装置本体内部から古いプロセスカートリッジを
取り出し、装置本体に新品のプロセスカートリッジを装
着するといった極めて簡単な作業であり、操作者自身で
容易に実施することができるものであり、メンテナンス
フリーの画像形成装置を実現している。
【0262】さらに本発明では上述の従来技術をさらに
発展させ画像形成装置の利用のユーザビリティーを向上
するために以下のような機能を付加することが可能であ
る。 (1)プロセスカートリッジにメモリー等の電子デバイ
スを搭載することにより製造出荷時に製造条件等のデー
タを書き込み、このプロセスカートリッジを画像形成装
置本体に装着した際、画像形成装置側がこのデータを参
照し、このプロセスカートリッジの最適条件での画像形
成動作を行わせる。 (2)1つのプロセスカートリッジに関し、画像形成回
数または時間をメモリーに記録することにより、プロセ
スカートリッジの累計使用時間を知る。 (3)画像形成装置本体の診断データをプロセスカート
リッジのメモリーに保持し、異常発生時、あるいはメン
テナンス時にサービス提供者がこの内容を参照すること
により迅速なサービス対応を可能とする画像形成装置の
事故診断機能。
【0263】上述の機能を画像形成装置に付加する場
合、プロセスカートリッジ等の着脱可能なユニットに例
えばEEPROM等の電子バイアスを搭載する。
【0264】図36は、本発明の一実施形態における画
像形成装置本体およびプロセスカートリッジの制御ブロ
ック図である。本図は、電源系統等を除く制御系のみを
示した。初めに、画像形成装置の基本制御について説明
する。
【0265】図36において、画像形成装置Aへの電子
デバイスの搭載部分は二点鎖線130で囲まれている。
エンジンコントローラ(MPU)131は、演算、メモ
リー、内部ブロックおよび入出力機能を有し、通常、A
SiC等の形で提供されるデバイスである。このエンジ
ンコントローラ131に対して、メインモータ制御ブロ
ック132、一次帯電電圧・電流制御ブロック133
a、現像バイアス電圧制御ブロック133b、1次およ
び2次の転写電圧制御ブロック133c、スキャナユニ
ット制御ブロック133dが接続され、エンジンコント
ローラ131内のプログラムにより各々のユニットの制
御が行なわれている。
【0266】画像形成装置A内の各部に各種センサース
イッチ群137が設置され、このセンサースイッチ群1
37の出力をエンジンコントローラ131に接続するこ
とにより、プリント動作シーケンス中の各部の動作状況
がエンジンコントローラ131により監視される。又エ
ンジンコントローラ131にフォーマッター134が接
続されている。このフォーマッター134は、外部機器
I/Oポートとの入出力、印字フォーマットの内蔵およ
び画像データへの展開を行なうデバイスであり、エンジ
ンコントローラ131の前段処理の機能を有する。
【0267】図36において、符号B′の2点鎖線で囲
まれる部分は、プロセスカートリッジBに搭載される部
分であり、プロセスカートリッジBの画像形成装置Aへ
の装着と同時に、I/Oコネクタ部149(コネクタ7
1,72(図29〜図35参照))において画像形成装
置Aのエンジンコントローラ131とプロセスカートリ
ッジBへの搭載部分B′の回路が接続される構成となっ
ており、エンジンコントローラ131はこのI/Oコネ
クタ部149を介してその入出力デバイス(I/Oポー
ト)148と、プロセスカートリッジB側の入出力デバ
イス、(I/Oポート)144とが接続されて、プロセ
スカートリッジ側演算装置(CPU)141、プロセス
カートリッジ側センサー群143からのデータを参照す
ることができる。
【0268】以下、プロセスカートリッジ側搭載部分
B′のデバイスの機能について説明する。まず、プロセ
スカートリッジ側センサー群143は、リミットスイッ
チ等を利用したカートリッジ有無センサー143a、光
量検知に代えて静電容量を利用した場合は、除去トナー
量検知センサー143b、帯電ローラ2cの電気抵抗を
検知し、結露、短絡を点検する帯電器抵抗センサー14
3c、プロセスカートリッジBの昇温を検知する温度セ
ンサー143d等が、プロセスカートリッジBの入出力
デバイス144に接続されている。
【0269】さらにメモリーデバイス142がプロセス
カートリッジBに搭載されており、本実施の形態では、
メモリーデバイス142として再書込み可能なEP−R
OMを用いた。また本実施の形態では、上記の画像形成
装置Aのエンジンコントローラ131とプロセスカート
リッジB側の演算装置141との入出力を行なう入出力
デバイス144には、接点数の接触不良等を回避するた
めに、シリアルポートを用いて接点数を削減した。
【0270】上記制御回路のプロセスカートリッジ搭載
部分B′はICとしてプロセスカートリッジ側コネクタ
71に内蔵されている。
【0271】上記のように本発明ではプロセスカートリ
ッジBにメモリIC等の電子デバイスを備えてメモリI
CにプロセスカートリッジBでの検知データ本体20か
ら情報を送り込み記憶させておいて、装置本体20にプ
ロセスカートリッジBを装着した際にプロセスカートリ
ッジBの状態を認識できるようにしてある。ここでこの
メモリICに情報を送り込み取り出すのにプロセスカー
トリッジBと装置本体20とにはコネクタ71,72が
設けられる。
【0272】本発明の実施の形態に関し第1の目的は感
光体ドラム中心にプロセスカートリッジを揺動させ、画
像形成装置本体に設置させる際の、この動作で、プロセ
スカートリッジ側コネクタと画像形成装置本体コネクタ
との安定した電気的接続を行うことである。
【0273】第2の目的は、プロセスカートリッジ側コ
ネクタをクリーニング容器側板に設けることで除去トナ
ー容量に影響をおよぼさないことである。
【0274】第3の目的は揺動中心側にアース接続端子
を設けることで、アース接続端子よりコネクタの接続が
行なわれるのでメモリICを確実に保護することができ
る。
【0275】第4の目的は、クリーニング容器側板に取
付けられたメモリIC付きコネクタをサイドカバーで覆
うことで、組立時や、ユーザが容易に触れることを防止
できるためメモリICを保護することができる。
【0276】第5の目的は、クリーニング容器側板に取
り付けられるメモリIC付きコネクタの誤組立防止を目
的とする。
【0277】図12はプロセスカートリッジBを上下逆
にして斜め後方向から反駆動側を見る斜視図である。プ
ロセスカートリッジ側コネクタ71はICメモリ等の電
子デバイスを有し、このICメモリへの入出力を装置本
体20側とやりとりするため、プロセスカートリッジ側
コネクタ71と図29〜図31に示す装置本体側コネク
タ72とはプロセスカートリッジBを装置本体20へ挿
入する前に可動体50へ装着されることにより接続され
るようになっている。
【0278】プロセスカートリッジBの反駆動側側面に
はコネクタ71が接続端子73を下向にして露出して取
り付けてある。このため、図30に示すようにクリーニ
ング容器11の側板11kに外方へ突出する取付座部1
1wを設けてある。
【0279】次にプロセスカートリッジBのコネクタ7
1について説明する。
【0280】コネクタ71は具体的には、例えばRAM
や不揮発性メモリのROM等のメモリチップ等の電子デ
バイスB′を搭載したコネクタで、これに必要な情報を
予め入力しておいたり、装置本体20へ装着時に装置本
体20と情報をやり取りすることにより、プロセスカー
トリッジBの使用状況を判断する等の目的のために使用
される。
【0281】コネクタ71は、図30に示すように感光
体ドラム1を中心にしてプロセスカートリッジBが受け
部52h(駆動側は51h)に支持されてほぼ受け部5
2h(51h)を中心にして揺動する時の動作力とプロ
セスカートリッジBの自重のモーメントにより図31に
示すように装置本体側コネクタ72と電気的接続が安定
して行われる。
【0282】次にコネクタ71の取り付けられている位
置について説明する。
【0283】図32に示すようにコネクタ71はクリー
ニング容器11の側板11kと一体の取付座部11wに
取り付けられる。そして装置本体側コネクタ72と接続
するため接続端子73を下向きにして取り付けられる。
クリーニング容器11のドラム支持部11dとほぼ同一
平面上にある側板11kの外部側に取り付けられること
で、クリーニング容器11の内部の除去トナー収納容量
を減らすことなく設置することができ、先の説明でもし
たプロセスカートリッジBの可動体50への装着動作で
コネクタ71,72の接続が可能となる。
【0284】またクリーニング容器11の側板11kに
コネクタ71を取り付けたのちエンドカバー14で覆う
ことで、ユーザーがコネクタ71に触れにくくでき静電
気等からもICメモリ等の電子デバイスB′を保護する
ことができるようになる。
【0285】この時装置本体側コネクタ72は図31で
示したように、エンドカバー14の中に進入してきて接
続されることになる。
【0286】次にコネクタ71と装置本体側コネクタ7
2の接続についてくわしく説明する。
【0287】図30に示すようにコネクタ71の内部の
接続端子73のうちアース接続端子73aが感光体ドラ
ム1の中心に最も近い位置に設定している。
【0288】これは、感光体ドラム1の中心を中心とし
て揺動させ装着する際、必ずアース接続端子から接続さ
せることができるからである。
【0289】これにより、メモリを確実に保護でき、メ
モリの破壊を防止することができる。また、他の接続端
子73よりアース接続端子73aを数ミリL1だけ突出
させておくならばさらに安全なものとなる。
【0290】次にコネクタ71のクリーニング容器11
への取り付けについてくわしく説明する。図35におけ
る矢視Dのコネクタ71の取り付け部の斜視図を図32
に示す。また、図31におけるコネクタ部の縦断面を図
33、図34に示す。リブ71eを除いて2つのタッピ
ング穴71cを含む平面上において、コネクタ挿入穴7
1b、タッピング穴71c、コネクタ本体71a、タッ
ピング穴71cと一致する小ねじ穴71dは夫々図にお
いて左右対称につくられている。コネクタ挿入穴71b
内にリブ71eを設けている。リブ71eは二つのタッ
ピング穴71cを含む平面PL上にある。また図33、
図34に示すようにコネクタ71には突起71fを設け
てある。図33に示すようにリブ71eと突起71fが
左右で互いに反対側にくる取り付けが正規状態である
が、図34の如く突起71fを逆にして左右でリブ71
eと同じ側で取り付けようとすると突起71fとリブ7
1eが干渉し取り付けることができない。これによりコ
ネクタ71の逆付け防止をはかっている。
【0291】以上説明したように、感光体ドラム中心に
プロセスカートリッジBを揺動させ、画像形成装置Aに
装着させる動作でコネクタの安定した電気的接続ことが
できる。プロセスカートリッジ側コネクタ71をクリー
ニング容器11の側板11kに設けることで、除去トナ
ーの容量を減らすことなく構成することができる。
【0292】揺動中心側に最も近い位置にアース接続端
子73aを設けることで、アース接続端子73aよりコ
ネクタ71の接続が行われるのでメモリIC等を確実に
保護することができる。
【0293】クリーニング容器11の側板11kに取り
付けられたコネクタ71をエンドカバー14で覆うこと
で、ユーザーが容易に触れることを防止できメモリIC
等を保護することができる。
【0294】コネクタ取り付け座部11wのコネクタ挿
入穴71bとコネクタ71に設けた突起71f部とが干
渉しないように組むことでコネクタ71を正しい向きに
組むことができ、コネクタ71の誤組み立て防止を図る
ことができる。
【0295】{画像濃度の調整装置}本発明では記録媒
体上に形成される画像の濃度及び色調を調整するため、
予め感光体ドラム1上に現像像による各色テストパター
ンを作成し、このテストパターンの濃度を検知してエン
ジンコントローラ131により各色の画像濃度の調整を
行っている。
【0296】図37に示すように一次帯電後の感光体ド
ラム1の表面電位を検知する表面電位検知器91は表面
電位計94を介してエンジンコントローラ131に結ば
れている。現像器4Y,4M.4C,4Bkの何れか1
つにより感光体ドラム1上に形成されたトナー像による
テストパターン92を読み取るパターン読み取り装置9
3が配設されている。該読み取り装置93は読み取りセ
ンサ93a例えばCCD等の受光部材と、テストパター
ン92で反射させてCCD等の受光部材にテストパター
ン92の像光を送るためのランプ93bとからなってい
る。読み取りセンサ93aで読み取られたテストパター
ン92は濃度変換回路95を介して濃度信号に変換され
エンジンコントローラ131へ入力されるようになって
いる。
【0297】検知されたトナー濃度はエンジンコントロ
ーラ131で演算処理され画像形成手段、例えば帯電電
位、LUTトナー濃度、転写電流等を制御する。
【0298】図38に示すようにクリーニング容器11
の下側の感光体ドラム1に隣る部分には長手方向全長に
わたり凹部11cが設けられ、凹部11cにはパターン
読み取り装置93が入り込めるようになっている。
【0299】プロセスカートリッジを上下逆にして見る
斜視図の図12に示すように、上記読み取り装置93は
夫々感光体ドラム1の長手方向のほぼ全域に配列された
夫々同一の大きさの四角形の開口11xまたは下り壁1
1yの中間を切り欠いた切り欠き11x1の位置に対向
して設けられる。この開口11xまたは切り欠き11x
1はクリーニング容器11のスクイシート29が貼り付
けられた部分から感光体ドラム1に向かって斜めに垂下
している下り壁となったあご下部11Eに設けられてい
る。あご下部11Eは凹部11cの壁面の一部である。
【0300】パターン読み取り装置93部分を含む縦断
面図で画像形成装置Aの一部が図38に示してある。
【0301】パターン読み取り装置93は画像形成装置
Aの枠体両側に図示矢印方向に出入り可能な可動体50
の底板部50a(図14参照)上に固定されている。図
37に示すようにこのパターン読み取り装置93のラン
プ93bの照射する方向は感光体ドラム1を向いており
感光体ドラム1上に照射されたランプ93bの光の反射
光を受ける位置に読み取りセンサ93aが位置してい
る。このランプ93bの照射する光およびこの光の感光
体ドラム1からの反射光は図12に示す同じ1つの開口
11x又は切り欠き11x1をとおるようになってい
る。開口11xは感光体ドラム1の周面の移動方向で見
てスクイシート29のすぐ上流側に位置している。
【0302】テストパターン92は目的画像を形成する
のと同様に帯電装置2により一様帯電された感光体ドラ
ム1上に露光手段3で各色の露光を行い現像器4Y,4
M.4C,4Bkにより作られた現像像であるが転写ユ
ニット5との対向部をこの現像像が移動する際は、押え
ローラ5jは感光体ドラム1から遠のく方向へ後退し、
中間転写ベルト5aは駆動ローラ5b、従動ローラ5d
間において一平面となるように張設され、転写ベルト5
aと感光体ドラム1との間には隙間が設けられ、テスト
パターン92はこの隙間を通過しパターン読み取り装置
93により読み取られ、次に感光体ドラム1とスクイシ
ート29の間を通過してクリーニングブレード28によ
り感光体ドラム1上から除去される。或は、従動ローラ
5dにテストパターン92のトナーと同極性の電圧を加
えて、テストパターン92が転写部を通過するようにす
る。
【0303】上述のように画像濃度検出のための開口を
感光体ドラムの周面の移動方向に関しスクイシートのす
ぐ上方に配設しているため画像形成装置A側に設けるテ
ストパターン読み取り装置の配設を感光体ドラム1の周
面の移動方向に関し、帯電ローラから転写ユニット5間
に於ける帯電装置2、現像装置4、転写ユニット5およ
び露光位置の配設に影響を与えない。
【0304】又、感光体ドラムの長手方向に沿ってほぼ
感光体ドラムと同じ長さの範囲にトナー画像濃度検出の
ための開口を配設したので、最大幅の記録媒体に対応す
る範囲の画像濃度の調整が可能となる。
【0305】前述のテストパターンを読み取るために設
けたテストパターン読み取り装置93は感光体ドラム1
の長手方向ほぼ全長にわたって複数(4ケ所)に設けた
ため、最大幅の記録媒体に対応する画像濃度調整に対応
できるのに対して他の実施の形態としては感光体ドラム
1の長手方向の1個所のテストパターンの濃度を検出し
てもほぼ満足すべき濃度検出が可能である。このため、
感光体ドラム1の長手方向の1個所に切り欠き11x1
(図7、図12参照)を設け、この切り欠き11x1に
沿ってクリーニング容器11にスクイシートを第1の可
撓性シートとすると第2の可撓性シートであるシート部
材201が設けられている。このシート部材201はプ
ラスチック製であり、図7、図12に見える表面側はラ
ンプ93bからの光が透過しないのはもちろんであるが
当たっても反射しないように、例えば荒らしてある。こ
のシート部材201は切り欠き11x1から漏れようと
するトナーを受け止めプロセスカートリッジB外への漏
れを防止するものである。
【0306】図7に示すように切り欠き11x1の長手
方向の中心1(エル)2は、感光体ドラム1の長手方向
の中心1(エル)1よりも駆動力受け部の軸継手部材2
3が設けられている側に偏っている。尚、ランプ93b
からの光は、感光体ドラム1の長手方向のほぼ中心l
(エル)1の位置を照射する。ここで切り欠き11x1
の中心1(エル)2が偏っている理由は装置本体20に
設けられた検出部材93a,93bが切り欠き11x1
に良好に対向するためである。
【0307】以上の説明より、本発明は以下の実施の形
態をとっているものである。
【0308】(1)番目は電子写真画像形成装置本体2
0に対してほぼ水平方向に出し入れ可能な可動体50に
着脱して電子写真画像形成装置本体20に着脱可能なプ
ロセスカートリッジBにおいて、電子写真感光体である
感光体ドラム1と、前記電子写真感光体ドラム1からト
ナーを除去するためのクリーニング部材であるクリーニ
ングブレード28と、前記クリーニング部材28によっ
て前記電子写真感光体ドラム1から除去されたトナー
を、トナー搬送部材である送り羽根17を夫々付した回
転板19a,19b,19cによって搬送するためのト
ナー搬送部11Aと、可動体50に着脱の際に可動体5
0のガイド部材51,52に案内されるガイド部である
反駆動側のガイド部14bと、駆動側の軸継手部材23
と、前記電子写真感光体ドラム1を回転自在に支持し、
前記電子写真感光体ドラム1の一部の露出をさせる開口
11h部を持つカートリッジ枠体10の一部であるクリ
ーニング容器11と、前記開口11h部を開閉する開閉
部材であるドラムシャッター18と、を有し、前記開閉
部材18は、回転自在に連結されて連設された複数のシ
ャッター部材であるシャッターカバー42,43と、シ
ャッター部材42,43と前記カートリッジ枠体10に
夫々両端が回転自在に結合されたシャッター支持部材で
ある作動アーム44、アーム45と、を有し、前記シャ
ッター支持部材44,45は前記プロセスカートリッジ
Bの前記可動体50への着脱に連動して、前記シャッタ
ー部材42,43を前記開口11h部の一部を開閉させ
るための第1の係合部であるカム部44bと、前記可動
体50の前記画像形成装置本体20への出し入れに連動
して、前記シャッター部材42,43を前記開口11h
部の残りを開閉させるため第2の係合部であるカム部4
4cと、を有するプロセスカートリッジである。
【0309】(2)番目は電子写真画像形成装置本体2
0に対してほぼ水平方向に出し入れ可能な可動体50に
着脱可能なプロセスカートリッジBにおいて、電子写真
感光体である感光体ドラム1と、前記電子写真感光体ド
ラム1からトナーを除去するためのクリーニング部材で
あるクリーニングブレード28と、前記クリーニング部
材28によって前記電子写真感光体ドラム1から除去さ
れたトナーをトナー搬送部材である送り羽根17を夫々
付した回転板19a,19b,19cによって搬送する
ためのトナー搬送部11Aと、前記可動体50に着脱の
際に可動体50のガイド部材51,52に案内されるガ
イド部である反駆動側のガイド部14bと、駆動側の軸
継手部材23と、前記電子写真感光体ドラム1を回転自
在に支持し、前記電子写真感光体ドラム1の一部を露出
させる開口11h部を持つカートリッジ枠体10の一部
であるクリーニング容器11と、前記開口11h部を開
閉する開閉部材であるドラムシャッター18と、を有
し、前記開閉部材18は、互いの回転自在に連結された
第1のシャッター部材である第1のシャッターカバー4
2と第2のシャッター部材である第2シャッターカバー
43と、前記第1のシャッター部材42と前記カートリ
ッジ枠体10に夫々両端が回転自在に結合されたアーム
部材であるアーム45と、前記第1のシャッター部材4
2を支持し、前記電子写真画像形成装置本体20への着
脱に連動して開口11h部を開閉させるための係合部で
ある第1,第2のカム部44b,44cを持つ作動アー
ム部材である作動アーム44と、前記第2のシャッター
部材43を前記電子写真感光体ドラム1の方向に付勢す
る付勢部材であるねじりコイルばね47と、を有し、前
記第2のシャッター部材43は、シャッター開閉時に、
前記カートリッジ枠体10に案内されるガイド部である
シュー43cを有するプロセスカートリッジである。
【0310】(3)番目は電子写真画像形成装置本体2
0に対してほぼ水平方向に出し入れ可能な可動体50
に、着脱して電子写真画像形成装置本体20に着脱可能
なプロセスカートリッジBにおいて、電子写真感光体で
ある感光体ドラム1と前記電子写真感光体ドラム1から
トナーを除去するためのクリーニング部材であるクリー
ニングブレード28と、前記クリーニング部材28によ
って前記電子写真感光体ドラム1から除去されたトナー
を、トナー搬送部材である送り羽根17を夫々付した回
転板19a,19b,19cによって搬送するためのト
ナー搬送部11Aと、前記可動体50に着脱の際に可動
体50のガイド部材51,52に案内されるガイド部で
ある反駆動側のガイド部14bと、駆動側の軸継手部材
23と、前記電子写真感光体ドラム1を回転自在に支持
し、前記電子写真感光体ドラム1の一部を露出させる開
口11h部を持つカートリッジ枠体10の一部であるク
リーニング容器11と、前記開口11h部を開閉する開
閉部材であるドラムシャッター18と、を有し、前記開
閉部材18は、互いに回転自在に連結された第1のシャ
ッター部材である第1のシャッタカバー42と第2のシ
ャッター部材である第2のシャッターカバー43と、前
記第1のシャッター部材42と前記カートリッジ枠体1
0に夫々両端が回転自在に結合されたアーム部材である
アーム45と、前記第1のシャッター部材42とカート
リッジ枠体10に夫々回転自在に結合され、前記電子写
真画像形成装置Aへの着脱に連動して開口11h部を開
閉させるための係合部であるカム部44b,44cを持
つ作動アーム部材である作動アーム44と、前記第2の
シャッター部材43を前記電子写真感光体ドラム1方向
に付勢する付勢部材であるねじりコイルばね47と、を
有し、前記カートリッジ枠体10は、シャッター開閉時
に、前記第2のシャッター部材43が案内されるガイド
部である下縁11d1を電子写真感光体ドラム1の外周
よりも外側に有するプロセスカートリッジである。
【0311】(4)番目は上記(2)又は(3)におい
て前記作動アーム44は根本側がカートリッジ枠体10
に枢着され、先端部側が第1,第2のシャッター部材4
2,43の連結部の第1回動点42cに連結され、可動
体50に固設したカム受け面52dに摺動する第1の係
合部としての第1のカム部44bと、電子写真画像形成
装置本体20と係合する第2の係合部としての第2のカ
ム部44cと、を有し、プロセスカートリッジBを可動
体50に装着する際、第1のカム部44bがカム受け面
52dと接し、プロセスカートリッジBを装着された可
動体50を電子写真画像形成装置本体20へ挿入する
際、第2のカム部44cが電子写真画像形成装置本体2
0と係合するプロセスカートリッジである。
【0312】(5)番目は上記(4)において、前記作
動アーム44部材を第1,第2のシャッター部材42,
43の連結部42cへ連結するのに代えて、作動アーム
44部材を第1のシャッター部材42に回転自在に結合
したプロセスカートリッジである。即ち、第1シャッタ
ー部材42を四節連鎖機構の構成部材としてあればよ
い。
【0313】(6)番目は上記(4)又は(5)におい
て、前記第2のカム部44cが電子写真画像形成装置本
体20に接した後に第1のカム部44bは前記カム受け
面52dから離れるプロセスカートリッジである。
【0314】(7)番目は上記(4)又は(5)におい
て、前記第2のカム部44cが接する電子写真画像形成
装置本体20とは電子写真感光体ドラム1に画像光を照
射するために設けたスキャナ下カバー64に設けたカム
受け部であるリブ64hであるプロセスカートリッジで
ある。
【0315】(8)番目は上記(1)から(7)の何れ
か1つにおいて、前記シャッター部材42,43は夫々
が円弧形断面をしており、閉じた際に電子写真感光体ド
ラム1に沿う1つの円弧形となるプロセスカートリッジ
である。
【0316】(9)番目は上記(8)において、前記シ
ャッター部材42,43の連結部42cには連結部42
cで結合されたシャッター部材42,43の電子写真感
光体ドラム1に面する側が互いに近よるように付勢する
ばね部材であるねじりコイルばね47を有するプロセス
カートリッジである。
【0317】(10)番目は上記(1)から(9)の何
れか1つにおいて、前記支持部材である作動アーム4
4、アーム45はカートリッジ枠体10に枢着されてい
て、枢着位置を前記開閉部材であるドラムシャッター1
8が閉じた際に開閉部材18が電子写真感光体ドラム1
に沿い、開いた際にはカートリッジ枠体10にほぼ沿う
ように定めたプロセスカートリッジである。
【0318】(11)番目はプロセスカートリッジBを
着脱可能で記録媒体Sに画像を形成する電子写真画像形
成装置Aにおいて、電子写真感光体である感光体ドラム
1と、前記電子写真感光体ドラム1からトナーを除去す
るためのクリーニング部材であるクリーニングブレード
28と、前記クリーニング部材28によって前記電子写
真感光体ドラム1から除去されたトナーを、トナー搬送
部材である送り羽根17を夫々付した回転板19a,1
9b,19cによって搬送するためのトナー搬送部11
Aと、前記可動体50に着脱の際に可動体50のガイド
部材51,52に案内されるガイド部である反駆動側の
ガイド部14bと、駆動側の軸継手部材23と、前記電
子写真感光体ドラム1を回転自在に支持し、前記電子写
真感光体ドラム1の一部を露出させる開口11h部を持
つカートリッジ枠体10の一部であるクリーニング容器
11と、前記開口11h部を開閉する開閉部材であるド
ラムシャッター18と、を有し、前記開閉部材18は、
回転自在に連結されて連設された複数のシャッター部材
であるシャッターカバー42,43と、シャッター部材
42,43と前記カートリッジ枠体10に夫々両端が回
転自在に結合されたシャッター支持部材である作動アー
ム44、アーム45と、を有し、前記シャッター支持部
材44,45は、前記プロセスカートリッジBの前記可
動体50への着脱に連動して、前記シャッター部材4
2,43を前記開口11h部の一部を開閉させるための
第1の係合部であるカム部44bと、前記可動体50の
前記画像形成装置本体20への出し入れに連動して、前
記シャッター部材42,43を前記開口11h部の残り
を開閉させるための第2の係合部であるカム部44c
と、を有するプロセスカートリッジBを取り外し可能に
装着するための装着手段と、前記記録媒体Sを搬送する
ための搬送手段と、を有し、前記装着手段は前記プロセ
スカートリッジBのガイド部14b,23を案内するガ
イド部材51,52と、前記作動アーム44の第1の係
合部44bと係合してシャッター部材42,43を一部
開閉する第1の係合受部であるカム受面52dを有し、
プロセスカートリッジBを収容可能で電子写真画像形成
装置本体20へほぼ水平方向から出し入れ可能な可動体
50と、前記可動体50を出し入れする電子写真画像形
成装置本体20に設けられ前記作動アーム44の第2の
係合部44cと係合してシャッター部材42,43の残
りを開閉する第2の係合受部であるスキャナカバー64
のカム受けリブ64bを有する装置本体可動体装着部と
を有する電子写真画像形成装置である。
【0319】(12)番目はプロセスカートリッジBを
着脱可能で記録媒体Sに画像を形成する電子写真画像形
成装置Aにおいて、電子写真感光体である感光体ドラム
1と、前記電子写真感光体ドラム1からトナーを除去す
るためのクリーニング部材であるクリーニングブレード
28と、前記クリーニング部材28によって前記電子写
真感光体ドラム1から除去されたトナーを、トナー搬送
部材である送り羽根17を夫々付した回転板19a,1
9b,19cによって搬送するためのトナー搬送部11
Aと、可動体50に着脱の際に可動体50のガイド部材
51,52に案内されるガイド部である反駆動側のガイ
ド部14bと、駆動側の軸継手部材23と、前記電子写
真感光体ドラム1を回転自在に支持し、前記電子写真感
光体ドラム1の一部を露出させる開口11h部を持つカ
ートリッジ枠体10の一部であるクリーニング容器11
と、前記開口11h部を開閉する開閉部材であるドラム
シャッター18と、を有し、前記開閉部材18は、互い
に回転自在に連結された第1のシャッター部材である第
1のシャッターカバー42と第2のシャッター部材であ
る第2のシャッターカバー43と、前記第1のシャッタ
ー部材42と前記カートリッジ枠体10に夫々両端が回
転自在に結合されたアーム部材であるアーム45と、前
記第1のシャッター部材42を支持し、前記電子写真画
像形成装置本体20への着脱に連動して開口11h部を
開閉させるための係合部である第1、第2のカム部44
b,44cを持つ作動アーム部材である作動アーム44
と、前記第2のシャッター部材43を前記電子写真感光
体ドラム1方向に付勢する付勢部材であるねじりコイル
ばね47と、を有し、前記第2のシャッター部材43
は、シャッター開閉時に、前記カートリッジ枠体10に
案内されるガイド部であるシュー43cを有するプロセ
スカートリッジBを取り外し可能に装着するための装着
手段と、前記記録媒体Sを搬送するための搬送手段7
と、を有し、前記装着手段は前記プロセスカートリッジ
Bのガイド部14b,23を案内するガイド部材51,
52と、前記アーム部材44の係合部44bと係合して
シャッター部材42,43を一部開閉する第1の係合受
部52dとを有し、プロセスカートリッジBを収容可能
で電子写真画像形成装置本体20へほぼ水平方向から出
し入れ可能な可動体50と、前記可動体50を出し入れ
する電子写真画像形成装置本体20に設けられ前記作動
アーム部材44の係合部44cと係合してシャッター部
材42,43の残りを開閉する第2の係合受部であるス
キャナ下カバー64のカム受けリブ64bとを有する装
置本体可動体装着部である電子写真画像形成装置であ
る。
【0320】(13)番目はプロセスカートリッジBを
着脱可能で記録媒体Sに画像を形成する電子写真画像形
成装置Aにおいて、電子写真感光体である感光体ドラム
1と、前記電子写真感光体ドラム1からトナーを除去す
るためのクリーニング部材であるクリーニングブレード
28と、前記クリーニング部材28によって前記電子写
真感光体ドラム1から除去されたトナーを、トナー搬送
部材である送り羽根17を夫々付した回転板19a,1
9b,19cによって搬送するためのトナー搬送部11
Aと、可動体50に着脱の際に可動体50のガイド部材
51,52に案内されるガイド部である反駆動側のガイ
ド部14bと、駆動側の軸継手部材23と、前記電子写
真感光体ドラム1を回転自在に支持し、前記電子写真感
光体ドラム1の一部を露出させる開口11h部を持つカ
ートリッジ枠体10の一部であるクリーニング容器11
と、前記開口11h部を開閉する開閉部材であるドラム
シャッター18と、を有し、前記開閉部材18は、互い
に回転自在に連結する第1のシャッター部材である第1
のシャッターカバー42と第2のシャッター部材である
第2のシャッターカバー43と、前記第1のシャッター
部材42と前記カートリッジ枠体10に両端が回転自在
に結合されたアーム部材であるアーム45と、前記第1
のシャッター部材42とカートリッジ枠体10に夫々回
転自在に結合され、前記電子写真画像形成装置本体20
への着脱に連動して開口11h部を開閉させるための係
合部であるカム部44b,44cを持つアーム部材であ
る作動アーム44と、前記第2のシャッター部材43を
前記電子写真感光体ドラム1方向に付勢する付勢部材で
あるねじりコイルばね47と、を有し、前記カートリッ
ジ枠体10は、シャッター開閉時に、前記第2のシャッ
ター部材43が案内されるガイド部である縁11d1を
電子写真感光体ドラム1の外周よりも外側に有するプロ
セスカートリッジBを取り外し可能に装着するための装
着手段と、前記記録媒体Sを搬送するための搬送手段
と、を有し、前記装着手段は前記プロセスカートリッジ
Bのガイド部14b,23を案内するガイド部材51,
52と、前記作動アーム44の第1の係合部44bと係
合してシャッター部材42,43を一部開閉する第1の
係合受部であるカム受面52dとを有し、プロセスカー
トリッジBを収容可能で電子写真画像形成装置本体20
へほぼ水平方向から出し入れ可能な可動体50と、前記
可動体50を出し入れする電子写真画像形成装置本体2
0に設けられた前記作動アーム44の第2の係合部44
cと係合してシャッター部材42,43の残りを開閉す
る第2の係合受部であるスキャナー下カバー64に設け
たカム受けリブ64bを有する装置本体可動体装着部で
ある電子写真画像形成装置である。
【0321】
【実施例】実施の形態に併記した。
【0322】
【発明の効果】以上説明したように、電子写真感光体の
露出部を開閉する開閉部材の開閉動作を可動体内部への
プロセスカートリッジの着脱とプロセスカートリッジを
装着した可動体の画像形成装置内部への出し入れとに分
けて複数回行なうことにより、以下の効果を得る。
【0323】(1)短いストロークで大きな開口部に対
応する開閉部材を開閉するという、負荷のかかる、ま
た、コストがかかる。例えばギア等でシャッターの回転
スピードを増速させるような開閉機構を設けなくてもよ
い。
【0324】(2)プロセスカートリッジあるいは可動
体の挿入動作で開閉部材が開くため、開閉部材を開ける
ための余分な動作をしなくてよい。
【0325】また、第2シャッター部材の端部に一体的
に成形されたガイド部がシャッター部材の開閉の際カー
トリッジ枠体の電子写真感光体の支持部に沿って移動す
ることにより、開閉部材自身により、電子写真感光体を
傷つける恐れがない。第2のシャッター部材の端部を第
2のシャッター部材が電子写真感光体に当らないように
カートリッジ枠体は電子写真感光体の外周よりも外側に
第2のシャッター部材が摺動するようなガイド部を設け
たため、開閉部材により電子写真感光体を傷つける恐れ
がない、且つ開閉部材の形状が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図2】図1に示した装置のプロセスカートリッジ着脱
を示す縦断面図である。
【図3】プロセスカートリッジの縦断面図である。
【図4】図3に示したプロセスカートリッジの右側面図
である。
【図5】図3に示したプロセスカートリッジの左側面図
である。
【図6】図3に示したプロセスカートリッジの平面図で
ある。
【図7】図3に示したプロセスカートリッジの底面図で
ある。
【図8】図3に示したプロセスカートリッジ正面図であ
る。
【図9】図3に示したプロセスカートリッジの背面図で
ある。
【図10】図3に示したプロセスカートリッジの前右上
方から見る外観斜視図である。
【図11】図3に示したプロセスカートリッジの後右上
から見る外観斜視図である。
【図12】図3に示したプロセスカートリッジを上下を
逆にして逆の状態で見て右後方から見る斜視図である。
【図13】プロセスカートリッジの装着ガイド部を説明
のための略側面図である。
【図14】可動体の斜視図である。
【図15】可動体へのプロセスカートリッジの装着を示
す概略側面図である。
【図16】感光体ドラムの縦断面図である。
【図17】(a)は図16のC矢視図である。(b)は
図16のE−E断面図である。
【図18】帯電ローラと感光体ドラムを示す縦断面図で
ある。
【図19】帯電ローラ部の支持装置を一部断面で示す図
18の側面図である。
【図20】電子写真画像形成装置本体からプロセスカー
トリッジへの駆動系を示す略展開断面図である。
【図21】装置本体に設けられた軸継手部材の斜視図で
ある。
【図22】図21のピン部の展開図である。
【図23】装置本体に設けられたクラッチの斜視図であ
る。
【図24】プロセスカートリッジ内の駆動伝達装置を示
す側面図である。
【図25】クリーニング装置の他の実施の形態を示す模
式縦断面図である。
【図26】クリーニング装置の更に他の実施の形態を示
す模式縦断面図である。
【図27】クリーニング装置の別の実施の形態を示す模
式縦断面図である。
【図28】クリーニング容器の枠体の構成を示す分解斜
視図である。
【図29】プロセスカートリッジのコネクタと装置本体
側のコネクタの結合動作を示す側面図である。
【図30】プロセスカートリッジのコネクタと装置本体
側のコネクタの結合動作を示す側面図である。
【図31】プロセスカートリッジのコネクタと装置本体
側のコネクタが結合された状態を示す側面図である。
【図32】プロセスカートリッジのコネクタ取付部を示
す斜視図である。
【図33】図31のコネクタ部の縦断面図である。
【図34】図31のコネクタ部の縦断面図である。
【図35】プロセスカートリッジのコネクタ位置を示す
概略斜視図である。
【図36】画像形成装置の制御ブロック図である。
【図37】テストパターン読み取り装置を示すブロック
図である。
【図38】テストパターン読み取り装置を示す側面図で
ある。
【図39】後部容器の斜視図である。
【図40】ギアカバーを内側から見る斜視図である。
【図41】図3におけるクリーニング部材の一部を変形
したクリーニング容器部分の縦断面図である。
【図42】クリーニング容器内仕切り部材の斜視図であ
る。
【図43】図27の変形例を示す縦断面図である。
【図44】プロセスカートリッジの可動体への着脱およ
びドラムシャッターの開閉を表す概略側面図である。
【図45】プロセスカートリッジの可動体への着脱およ
びドラムシャッターの開閉を表す概略側面図である。
【図46】プロセスカートリッジの可動体への着脱およ
びドラムシャッターの開閉を表す概略側面図である。
【図47】プロセスカートリッジの可動体への着脱およ
びドラムシャッターの開閉を表す概略側面図である。
【図48】プロセスカートリッジの可動体のへの着脱お
よびドラムシャッターの関係を表す概略側面図である。
【図49】プロセスカートリッジと可動体の画像形成装
置への着脱およびドラムシャッターの開閉を表す概略側
面図である。
【図50】プロセスカートリッジと可動体の画像形成装
置への着脱およびドラムシャッターの開閉を表す概略側
面図である。
【図51】プロセスカートリッジと可動体の画像形成装
置への着脱およびドラムシャッターの開閉を表す概略側
面図である。
【図52】プロセスカートリッジの画像形成装置への誤
挿入状態を表す概略側面図である。
【図53】ドラムシャッターの形態を表す平面図であ
る。
【図54】(a)(b)はレーザシャッターの開閉を表
す概略縦断面図である。
【図55】(a)(b)はドラムアース接点のアクセス
を表す概略水平断面図である。
【図56】(a)(b)は帯電高圧接点のアクセスを表
す概略縦断面図である。
【図57】クリーニング容器へのクリーニングブレード
の取り付けかたを表す斜視図である。
【図58】後端容器を把手部材から見た斜視図である。
【図59】回転角軸を表す斜視図である。
【図60】クリーニング容器に帯電高圧接点、帯電装置
カバー、ギアカバーを組み込む状態を表す斜視図であ
る。
【図61】除去トナー量満杯検知方法のフローチャート
である。
【符号の説明】
A…画像形成装置 B…プロセスカートリッジ C…レーザ光 PL…平面 S…記録媒体 1…感光体ドラム 1a,1b…ドラムフランジ 1b
a…穴部 1c…アルミニウムシリンダー 1d…ドラ
ム支持軸 1d1…溝 1f…アース板 1g…溝 1
h…突起 1i…溝 1j…穴 1k…板ばね部 1o
(オー)…接点部 1n…リブ 2…帯電装置 2a…金属軸(帯電ローラの) 2b…
導電性ゴム 2c…帯電ローラ 3…露光手段 3a…ポリゴンミラー 3b…結像レン
ズ 3c…反射ミラー 4…現像装置 4A…回転体 4Y,4M,4C,4B
K…現像器 4a…塗布ローラ 4b…現像スリーブ
4c…トナー規制ブレード 4d…軸 5…転写ユニット 5a…中間転写ベルト 5b…駆動
ローラ 5c…2次転写対向ローラ 5d…従動ローラ
(1次転写ローラ) 5e…クリーニングユニット 5
f…帯電ローラ 5j…押えローラ 5n…2次転写ロ
ーラ 6…クリーニング装置 7…給搬送手段 7a…給紙カセット 7b…搬送ロー
ラ 7c…ガイド板 7d…レジストローラ 7e…ピックアップ部材 8…定着器 8a…駆動ローラ 8b…定着ローラ 9…排紙トレイ 9a…ベルト 9b…排出ローラ 10…カートリッジ枠体(カートリッジフレーム) 11…クリーニング容器 11a,11b…回転決めダ
ボ 11a1…丸形ダボ 11a2…角形ダボ 11b
1,11b2…位置決め穴(後部容器12の) 11b3…リブ 11c…凹部(濃検) 11d…ド
ラム支持部 11d1…下縁 11d2…前縁 11e
…帯電装置支持部 11h…開口 11h1…フランジ
11i… 上面部 11j…誤挿入防止突起 11k
…側板 11k1…ダボ 11l(エル)…軸受ガイド
11m…クリーニング部材取付部 11m1…裏側面
11m2…受け部材 11n…感光体ドラム側開口部
11o(オー)…容器内ガイド 11p…突起 11
q…穴 11s…立壁 11t…空間 11u…カバー
止め穴 11v…帯電バイアス接点保持部 11v1…
上方突起 11v2,11v3…ダボ 11v4…凹座
面 11w…取り付け座部 11x…開口 11x1…切り欠き 11z…レーザシ
ャッタ開閉リブ 11A…トナー搬送部 11A1…第1トナー搬送部
11A2…第2トナー搬送部 11A3…第3トナー搬
送部 11B…トナー収納部 11B1…第1トナー収納部
11B2…第2トナー収納部 11B3…第3トナー収
納部 11E…あご下部 11F…スクイシート貼り付け面
11G…底部 12…後部容器 12b…でっぱり 12c…フランジ
12h…背後の壁面 12i…壁面 12q,12r…凹部 13…サイドカバー(ギアカバー) 13a…円筒形位
置決めボス 13b…第2円筒形状ボス 13d1〜1
3d3…ダボ 13d4,13d7…穴 13e…前縁
13f…固定穴 13g…軸受嵌合穴 13h…縁部
13i…台形端板部 13j…前縁 13z…ボス部
13z1…先端 14…エンドカバー 14a…円筒形位置決めボス 1
4b…ガイド部 14b1…外側端面 14c…開口部
14d…固定軸 14e…ばね受け部 14f…固定
穴 14g…ドラム支持軸 14g1…電気的接触部
14h…円弧形縁部 14i…台形端板部 14j…前
縁 14z…ボス部 15…帯電装置カバー 15a…開口部 15b…端板
15c…スナップフイット爪部 15d…穴 15e
…上面 15f…開口部 15g…位置決め穴 16…把手 16a…握り 16b…結合部 16c…
横架材 16d…小ねじ 16e…開口部 17…送り羽根 17d…ならし羽根 18…ドラムシャッター 19…回転板 19a,19b,19c,19d…回転
板 19e…延出部 19f…心出し突片 20…装置本体 20d…枠体 21…玉軸受 22,22a,22b,22c,22d…軸受穴 23…軸継手部材 23a…突部 23b…穴 23b
1…クラッチ面 23b2…面 23c…突片 25…帯電ローラ軸受 26…帯電ローラ付勢ばね 27…クリーニングローラ 27c…回転角軸駆動ギア
27c1…角穴 27d…ジャーナル 27d1…角
穴 27e…軸受穴 28…クリーニングブレード 28a…ゴムブレード
28b…支持板金 28c…切り欠き部 29…スクイシート 30…穴 31,31a,31b,31c,31d…駆動ギア 3
1a1…凸形クラッチ 31j…ジャーナル部 31s…スリット 32,32a,32b,32c,32d…ジャーナル
32s…スリット 33a…光透過口 33b…光透過口 34a…ランプ 34b…光検知素子 35…駆動側軸継手部材 35a…突起 35a1…ク
ラッチ面 35a2…面 36…駆動軸 37…凹形クラッチ 37a…駆動軸 38a〜38e…アイドラギア 41…クリーニング容器内仕切り部材 41a…トナー
搬送部間仕切り部材 41a1,41a2,41a3…円弧部 41b…トナ
ー搬送部仕切り部材 41c6…後側板 41d…トナー収納部内仕切り部材
41e…搬送開口 41f〜f5…収納開口 41g1,41g2,41g
3…稜線 41i…取付板 41j…位置決め穴 41
m…側板 41n…回転板支持穴 41p…スリット
41q…位置決めガイド 41r…上面部 41s…ガ
イド溝 41u…後側板リブ 41v…上端面 42…第1シャッターカバー 42a…ピン軸 42b
…回動穴 42g…ばね受け溝 43…第2シャッターカバー 43a,43b…回動穴
43c…シュー 43d,43e…凹部 43g…ば
ね受け溝 44…作動アーム 44a…軸部 44b…第1カム部
44c…第2カム部 45…アーム 45a…根本軸 45b…軸 46…ねじりコイルばね 47…ねじりコイルばね 48…帯電高圧接点板 48a…外部接点 48d…二
又部 48e…位置決め穴部 48f…受け面 48g
…受け面 49…除去トナー駆動入力部 50…可動体 50a…底板部 51…駆動側ガイド部材 51b,51c…ガイド面
51d…貫通穴 51e…切り欠き部 51f…突き当
て部 51g…回転位置決め面 51h…受け部 51
i…切り欠き 51j…突き当てリブ 52…反駆動側ガイド部材 52b,52c…ガイド面
52c1…折曲部 52d…カム受け面 52f…突き当て部 52g…回
転位置決め面 52h…受け部 53…CRG加圧ばね(駆動側) 53a‥直延部 5
3b…支点 54…CRG加圧ばね(反駆動側) 54a‥直延部
54b…支点部 54c…当接部 55…後側板 55a…穴 56…押圧ユニット 56a…背面部 56b…引っ掛
け部 57…可動体加圧ばね 58…付勢ばね部材 59…付勢ばね部材 60…開口部 61…本体係合部材 62…後側面部 63…パターン読み取り装置 63d…二又部 64…スキャナー下カバー 64a…下面 64b…カ
ム受けリブ 64c…スリット開口部 65…レーザシャッタ 65a…回動支点 65b…遮
蔽壁 65c…開口部65d…開閉カム部 66…本体アース接点 66b…先端部 66c…つば 67…本体帯電高圧接点 67a…帯電接点支持ブロッ
ク 67a1…穴 67b…付勢ばね 67c…つば
67d…先端部 68…本体側板 68a…穴 68b…ばね座 69…圧縮コイルばね 71…プロセスカートリッジ側コネクタ 71a…コネ
クタ本体 71b…コネクタ挿入穴 71c…タッピン
グ穴 71d…小ねじ穴 71e…リブ 71f…突起 72…装置本体側コネクタ 73…接続端子 73a…アース接続端子 91…表面電位検知器 92…テストパターン 93…パターン読み取り装置 93a…読み取りセンサ
93b…ランプ 94…表面電位計 95…濃度変換回路 130…電子デバイスの搭載部分 131…エンジンコントローラ 132…メインモータ制御ブロック 133a…一次帯電電圧、電流制御ブロック 133b
…現像バイアス電圧制御ブロック 133c…転写電圧
制御ブロック 133d…スキャナー電圧制御ブロック 134…フォーマッター 137…センサースイッチ群 141…プロセスカートリッジ側演算装置(CPU) 142…メモリーデバイス 143…プロセスカートリッジ側センサー群 143a
…カートリッジ有無センサー 143b…除去トナー量
検知センサー 143c…帯電器抵抗検知センサー 1
43d…温度センサー 144…入出力デバイス 149…I/Oコネクタ部 200…薄板金 201…シート部材 202…回転角軸 202a…丸軸部 202b…角軸
部 202c…樹脂製軸部材 202d…回転角軸用お
くり羽根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 幸次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H003 BB11 CC05 2H034 AA06 BF01 CA02 CA04 CA06 2H071 BA04 BA13 BA14 BA19 BA22 BA23 BA36 DA13 DA15 2H077 AD35 BA08 BA09 BA10 CA11 CA19 DA24 DA42 DA62 DA64 DA93 DB25

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に対してほぼ
    水平方向に出し入れ可能な可動体に着脱して電子写真画
    像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにお
    いて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体からトナーを除去するためのクリー
    ニング部材と、 前記クリーニング部材によって前記電子写真感光体から
    除去されたトナーをトナー搬送部材によって搬送するた
    めのトナー搬送部と、 前記可動体に着脱の際に可動体のガイド部材に案内され
    るガイド部と前記電子写真感光体を回転自在に支持し、
    前記電子写真感光体の一部を露出させる開口部を持つカ
    ートリッジ枠体と、前記開口部を開閉する開閉部材と、
    を有し、 前記開閉部材は、 回転自在に連結されて連設された複数のシャッター部材
    と、 シャッター部材の一つと前記カートリッジ枠体に夫々両
    端が回転自在に結合されたシャッター支持部材と、を有
    し、 前記シャッター支持部材は、 前記プロセスカートリッジの前記可動体への着脱に連動
    して、前記シャッター部材を前記開口部の一部を開閉さ
    せるための第1の係合部と、 前記可動体の前記画像形成装置本体への出し入れに連動
    して、前記シャッター部材を前記開口部の残りを開閉さ
    せるための第2の係合部と、を有することを特徴とする
    プロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 電子写真画像形成装置本体に対してほぼ
    水平方向に出し入れ可能な可動体に着脱して電子写真画
    像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにお
    いて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体からトナーを除去するためのクリー
    ニング部材と、 前記クリーニング部材によって前記電子写真感光体から
    除去されたトナーを、トナー搬送部材によって搬送する
    ためのトナー搬送部と、 前記可動体に着脱の際に可動体のガイド部材に案内され
    るガイド部と、 前記電子写真感光体を回転自在に支持し、前記電子写真
    感光体の一部を露出させる開口部を持つカートリッジ枠
    体と、 前記開口部を開閉する開閉部材と、を有し、 前記開閉部材は、 互いに回転自在に連結された第1のシャッター部材と第
    2のシャッター部材と、 前記第1のシャッター部材と前記カートリッジ枠体に夫
    々両端が回転自在に結合されたアーム部材と、 前記第1のシャッター部材と前記カートリッジ枠体に夫
    々回転自在に結合され、前記電子写真画像形成装置本体
    への着脱に連動して前記開口部を開閉させるための係合
    部を持つ作動アーム部材と、 前記第2のシャッター部材を前記電子写真感光体方向に
    付勢する付勢部材と、を有し、 前記第2のシャッター部材は、シャッター開閉時に、前
    記カートリッジ枠体に案内されるガイド部を有すること
    を特徴とするプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 電子写真画像形成装置本体に対してほぼ
    水平方向に出し入れ可能な可動体に着脱して電子写真画
    像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにお
    いて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体からトナーを除去するためのクリー
    ニング部材と、 前記クリーニング部材によって前記電子写真感光体から
    除去されたトナーをトナー搬送部材によって搬送するた
    めのトナー搬送部と、 前記可動体に着脱の際に可動体のガイド部材に案内され
    るガイド部と、 前記電子写真感光体を回転自在に支持し、前記電子写真
    感光体の一部を露出させる開口部を持つカートリッジ枠
    体と、 前記開口部を開閉する開閉部材と、を有し、 前記開閉部材は、 互いに回転自在に連結された第1のシャッター部材と第
    2のシャッター部材と、 前記第1のシャッター部材と前記カートリッジ枠体に夫
    々両端が回転自在に結合されたアーム部材と、 前記第1のシャッター部材と前記カートリッジ枠体に夫
    々回転自在に結合され、前記電子写真画像形成装置本体
    への着脱に連動して前記開口部を開閉させるための係合
    部を持つ作動アーム部材と、 前記第2のシャッター部材を前記電子写真感光体方向に
    付勢する付勢部材と、を有し、 前記カートリッジ枠体は、シャッター開閉時に、前記第
    2のシャッター部材が案内されるガイド部を電子写真感
    光体の外周よりも外側に有することを特徴とするプロセ
    スカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記作動アーム部材は根本側がカートリ
    ッジ枠体に枢着され、先端部側が第1、第2のシャッタ
    ー部材の連結部に連結され、可動体に固設したカム受け
    面に摺動する第1の係合部としての第1のカム部と、電
    子写真画像形成装置本体と係合する第2の係合部として
    の第2のカム部と、を有し、プロセスカートリッジを可
    動体に装着する際、第1のカム部が可動体のカム受け面
    と接し、プロセスカートリッジを装着された可動体を電
    子写真画像形成装置本体へ挿入する際、第2のカム部が
    電子写真画像形成装置本体と係合することを特徴とする
    請求項2又は3に記載のプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記作動アーム部材を第1、第2のシャ
    ッター部材の連結部に連結するのに代えて、作動アーム
    部材を第1のシャッター部材に回転自在に結合したこと
    を特徴とする請求項4に記載のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記第2のカム部が電子写真画像形成装
    置本体に接した後に第1のカム部は前記カム受け面から
    離れることを特徴とする請求項4又は5に記載のプロセ
    スカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記第2のカム部が接する電子写真画像
    形成装置本体とは電子写真感光体に画像光を照射するた
    めに設けたスキャナ下カバーに設けたカム受け部である
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のプロセスカー
    トリッジ。
  8. 【請求項8】 前記シャッター部材は夫々が円弧形断面
    をしており、閉じた際に連なる電子写真感光体に沿う1
    つの円弧形となることを特徴とする請求項1から7の何
    れか1つ記載のプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記シャッター部材の連結部には連結部
    で結合されたシャッター部材の電子写真感光体に面する
    側が互いに近よるように付勢するばね部材を有すること
    を特徴とする請求項8に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記シャッター支持部材又は前記作動
    アーム部材及びアーム部材のカートリッジ枠体に枢着さ
    れている枢着位置を前記シャッター部材が閉じた際にシ
    ャッター部材が電子写真感光体に沿い、開いた際にはカ
    ートリッジ枠体にほぼ沿うように定めたことを特徴とす
    る請求項1から9の何れか1つに記載のプロセスカート
    リッジ。
  11. 【請求項11】 プロセスカートリッジを着脱可能で記
    録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置におい
    て、 a.電子写真感光体と、 前記電子写真感光体からトナーを除去するためのクリー
    ニング部材と、 前記クリーニング部材によって前記電子写真感光体から
    除去されたトナーをトナー搬送部材によって搬送するた
    めのトナー搬送部と、 前記可動体に着脱の際に可動体のガイド部材に案内され
    るガイド部と前記電子写真感光体を回転自在に支持し、
    前記電子写真感光体の一部を露出させる開口部を持つカ
    ートリッジ枠体と、 前記開口部を開閉する開閉部材と、を有し、 前記開閉部材は、 回転自在に連結されて連設された複数のシャッター部材
    と、 シャッター部材の一つと前記カートリッジ枠体に夫々両
    端が回転自在に結合されたシャッター支持部材と、を有
    し、 前記シャッター支持部材は、 前記プロセスカートリッジの前記可動体への着脱に連動
    して、前記シャッター部材を前記開口部の一部を開閉さ
    せるための第1の係合部と、 前記可動体の前記画像形成装置本体への出し入れに連動
    して、前記シャッター部材を前記開口部の残りを開閉さ
    せるための第2の係合部と、を有するプロセスカートリ
    ッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有
    し、 前記装着手段は前記プロセスカートリッジのガイド部を
    案内するガイド部材と、前記シャッター支持部材の第1
    の係合部と係合してシャッター部材を一部開閉する第1
    の係合受部とを有し、プロセスカートリッジを収容可能
    で電子写真画像形成装置本体へほぼ水平方向から出し入
    れ可能な可動体と、前記可動体を出し入れする電子写真
    画像形成装置本体に設けられ前記シャッター支持部材の
    第2の係合部と係合してシャッター部材の残りを開閉す
    る第2の係合受部を有する装置本体可動体装着部とを有
    することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  12. 【請求項12】 プロセスカートリッジを着脱可能で記
    録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置におい
    て、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体からトナーを除去するためのクリー
    ニング部材と、 前記クリーニング部材によって前記電子写真感光体から
    除去されたトナーをトナー搬送部材によって搬送するた
    めのトナー搬送部と、 前記可動体に着脱の際に可動体のガイド部材に案内され
    るガイド部と、 前記電子写真感光体を回転自在に支持し、前記電子写真
    感光体の一部を露出させる開口部を持つカートリッジ枠
    体と、 前記開口部を開閉する開閉部材と、を有し、 前記開閉部材は、 互いに回転自在に連結された第1のシャッター部材と第
    2のシャッター部材と、 前記第1のシャッター部材と前記カートリッジ枠体に夫
    々両端が回転自在に結合されたアーム部材と、 前記第1のシャッター部材を支持し、前記電子写真画像
    形成装置への着脱に連動して前記開口部を開閉させるた
    めの係合部を持つ作動アーム部材と、 前記第2のシャッター部材を前記電子写真感光体方向に
    付勢する付勢部材と、を有し、 前記第2のシャッター部材は、シャッター開閉時に、前
    記カートリッジ枠体に案内されるガイド部を有するプロ
    セスカートリッジを取り外し可能に装着するための装着
    手段と、 前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有し、 前記装着手段は前記プロセスカートリッジのガイド部を
    案内するガイド部材と、前記作動アーム部材の係合部と
    係合してシャッター部材を一部開閉する第1の係合受部
    とを有し、プロセスカートリッジを収容可能で電子写真
    画像形成装置本体へほぼ水平方向から出し入れ可能な可
    動体と、前記可動体を出し入れする電子写真画像形成装
    置本体に設けられ前記作動アーム部材の係合部と係合し
    てシャッター部材の残りを開閉する第2の係合受部を有
    する装置本体可動体装着部を有することを特徴とする電
    子写真画像形成装置。
  13. 【請求項13】 プロセスカートリッジを着脱可能で記
    録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置におい
    て、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体からトナーを除去するためのクリー
    ニング部材と、 前記クリーニング部材によって前記電子写真感光体から
    除去されたトナーをトナー搬送部材によって搬送するた
    めのトナー搬送部と、 前記可動体に着脱の際に可動体のガイド部材に案内され
    るガイド部と前記電子写真感光体を回転自在に支持し、
    前記電子写真感光体の一部を露出させる開口部を持つカ
    ートリッジ枠体と、 前記開口部を開閉する開閉部材と、を有し、 前記開閉部材は、 互いに回転自在に連結された第1のシャッター部材と第
    2のシャッター部材と、 前記第1のシャッター部材と前記カートリッジ枠体に夫
    々両端が回転自在に結合されたアーム部材と、 前記第1のシャッター部材と前記カートリッジ枠体に夫
    々回転自在に結合され、前記電子写真画像形成装置本体
    への着脱に連動して前記開口部を開閉させるための係合
    部を持つ作動アーム部材と、 前記第2のシャッター部材を前記電子写真感光体方向に
    付勢する付勢部材と、を有し、 前記カートリッジ枠体は、シャッター開閉時に、前記第
    2のシャッター部材が案内されるガイド部を有するプロ
    セスカートリッジを取り外し可能に装着するための装着
    手段と、 前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有し、 前記装着手段は前記プロセスカートリッジのガイド部を
    案内するガイド部材と、前記作動アーム部材の第1の係
    合部と係合してシャッター部材を一部開閉する第1の係
    合受部とを有し、プロセスカートリッジを収容可能で電
    子写真画像形成装置本体へほぼ水平方向から出し入れ可
    能な可動体と、前記可動体を出し入れする電子写真画像
    形成装置本体に設けられた前記作動アーム部材の第2の
    係合部と係合してシャッター部材の残りを開閉する第2
    の係合受部を有する装置本体可動体装着部であることを
    特徴とする電子写真画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7006776B2 (en) 2001-03-16 2006-02-28 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic image forming apparatus having opening and closing member for opening and closing an opening through which a process cartridge is mounted
US7212770B2 (en) 2004-03-11 2007-05-01 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Photoconductive drum device
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