JP2000131528A - 光パワの制御方法 - Google Patents

光パワの制御方法

Info

Publication number
JP2000131528A
JP2000131528A JP10301331A JP30133198A JP2000131528A JP 2000131528 A JP2000131528 A JP 2000131528A JP 10301331 A JP10301331 A JP 10301331A JP 30133198 A JP30133198 A JP 30133198A JP 2000131528 A JP2000131528 A JP 2000131528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical fiber
fiber
connector
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10301331A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Osawa
誠 大沢
Yoshiya Isono
吉哉 磯野
Tsutomu Watanabe
勉 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP10301331A priority Critical patent/JP2000131528A/ja
Publication of JP2000131528A publication Critical patent/JP2000131528A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光モジュールをLAN等の光コネクタに接続
する場合、光モジュールを発光させたまま接続作業をす
る場合がある。この際、光コネクタ端面から出射するレ
ーザ光が、光モジュール取扱者の目に入ると網膜に損傷
を与える危険がある。そこで、光コネクタ端面から出射
するレーザ光の光パワを制限する必要がある。 【解決手段】 光ファイバによるレーザ光の導光路であ
り、前記光ファイバが異種光ファイバよりなり、この異
種光ファイバの光学的特性の相違に基づき光ファイバか
ら出射するレーザ光を制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバの光
学的特性の相違に基づき、光ファイバ端から出射するレ
ーザの光パワを制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光LANのトランシーバは光モジュール
を内蔵する。本発明でいう光モジュールとは、一般に発
光素子(例えば、面発光型のレーザダイオード:LD)
と受光素子(ホトダイオード:PD)を封止し、これら
の光素子をLAN光ファイバ線路と接続するための光コ
ネクタとで構成された金属リード端子付きの樹脂パッケ
ージ部品を称する。
【0003】ただし、レンズや、光導波路等の他の光学
部品を含む場合、あるいは、他のパッケージの形態の採
用を除外するものではない。
【0004】これら光素子は、光モジュール内にて金属
リードフレーム上に実装され、リードフレームの端部は
光モジュール側部からリード端子として導出して、外部
電気回路と接続する。図6は光モジュールと光コネクタ
の結合方式を模式的に示す図であり、(イ)は、2個の
単心光コネクタによる光結合方式を示す。
【0005】ここで、採用する光コネクタは、SC型光
コネクタ(JISC5973のF04型単心光ファイバ
コネクタ)で用いられる円筒型のセラミック光コネクタ
(光コネクタフェルール)である。
【0006】これについて、以下、簡単に説明する。図
中右側の光モジュール61aは、上記光コネクタを光モ
ジュール61aの2連SCハウジングに2個連設(図示
せず)しており、これら光コネクタの片側単心を送信用
として、他側単心を受信用としている。
【0007】一方、図中左側のLAN側光コネクタもS
C型の単心光コネクタ62であり、両光コネクタは、例
えば、位置決めスリーブ内蔵のアダプタを介して接続さ
れる。
【0008】次に、光モジュール内部では、光コネクタ
内蔵の光ファイバが、光コネクタから真っ直ぐに延び
て、その先端が受発光素子と光結合する。図6(ロ)
は、多心光コネクタ(例えば、2心のMT型光コネク
タ)を用いた光モジュールを示す。
【0009】これについて、以下、簡単に説明する。
【0010】図中右側の光モジュール61bは、パッケ
ージの端部に2心のMT型光コネクタ(JISC598
1で用いられるプラスチック製の多心光コネクタ)63
の後端を加工して鍔部を無くした光コネクタが取り付け
られている。この多心光コネクタ63に内蔵される光フ
ァイバの片側を送信用として用い、他側を受信用として
用いる。
【0011】図中左側の、LAN側にはMPO光プラグ
(F13型多心光ファイバコネクタ、JISC598
2)64が取り付けられている。これら光コネクタが、
嵌合ピン穴に掛け渡される嵌合ピンにより位置決めされ
ることは周知である。
【0012】光モジュール内部では、光コネクタ内蔵の
光ファイバの先端が真っ直ぐに延びだし、その先端が受
発光素子と対峙して光結合する。
【0013】なお、イーサネット等のLANシステムで
は、短距離伝送用のマルチモードファイバが使われ、通
常、上記光コネクタはマルチモードファイバ用である。
【0014】光モジュールにおいては、光コネクタから
光モジュールの外部へ出射するレーザの光パワとCPR
(couple power ratio)の値が重要である。
【0015】レーザ光の安全規格について下記に説明す
る。 (1)米国連邦規格(CDRH)、JISなどでは、肉
眼の観察を前提として、網膜の安全のため測定器の受光
径を暗闇の瞳孔径7mm、距離を20cmに設定したと
きに受光パワを76μW以下と規定している。
【0016】IECは、ルーベ、双眼鏡の使用を想定し
たときに受光径(約50mm)の距離に目の調節点をお
き、測定器の距離を10cmに設定した時の受光パワを
440μW以下と規定している。
【0017】CPRについて下記に説明する。 (2)LDより光ファイバへ入射した光は、高次モード
が発生している。
【0018】このため、高次モードの励起量についての
判定が必要となる。Gビットイーサネットでは、高次モ
ードの励起量を測定し判定するために測定標準としてI
EEE802.3Z(38.2頁、TIA−526−1
4)が規定されている。
【0019】因みに、CPRの測定方法について、図2
に基づいて説明する。図2(イ)は、光源のCPRを測
定するための測定系を示す。まず、図中の上段で、光源
にマルチモードファイバ(約1〜5m)を接続し、出射
端に光パワメータを接続し、光パワメータで光パワPo
(入射パワ)を測定する。
【0020】次に、図中の下段で、上記マルチモードフ
ァイバに、クラッド光除去のシングルモードファイバ
(約1〜5m、モードフィールド径は大体5μm〜10
μm)を光コネクタ接続して、シングルモードファイバ
からの出射パワの測定値をP1とする。
【0021】高次モード励起量は、CPR=P0−P1
として計算できる。ここで、CPRの規格値は、Gビッ
トイーサネット規格(IEEE802.3Z、Draf
t4.1、97/12/2)に拠ると、50μmコア径
のマルチモードファイバでは、9dB<CPR<29d
Bとなり、62.5μmコア径のマルチモードファイバ
では、9dB<CPR<29dBである。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記光モジュールをL
AN等の光コネクタに接続する場合、光モジュールを発
光させたまま接続作業をする場合がある。この際、光コ
ネクタ端面から出射するレーザ光が。光モジュールの取
扱者の目に入ると、網膜に損傷を与える虞が生ずる。
【0023】そこで、光コネクタ端面から出射するレー
ザ光の光パワを安全規格内に抑えるために、LDチップ
から光コネクタの光ファイバへ入射する光パワを制限す
る必要がある。
【0024】上記対策を列挙する。 LD素子単体使用では、LDメーカが発光面に発光パ
ワを減衰させる樹脂組成物を塗布する手段が用いられて
いた。
【0025】しかし、光モジュールでは、発光素子の発
光面と光ファイバの端面との許容間隔が狭い。また、光
軸の調心度によって光パワ結合効率とCPR(後述)が
変化し、しかも、LD素子の出射ビームスポットは微少
であり、光軸調整は精密な作業が必要になる。
【0026】したがって、LDチップと光ファイバ先端
を位置決め調心して、そのわずかな空隙に上記の樹脂塗
布手段を採用することは困難である場合が多い。
【0027】光素子と光ファイバの光軸を調整(光フ
ァイバの径方向の移動による調整)した後に、LD素子
と発光面と光ファイバの間隔を空けることにより、光フ
ァイバへの入射光パワの調整をする。
【0028】この方法についての測定結果を図5
(イ)、(ロ)にて示す。本図は、光ファイバとレーザ
チップとの隙間に対する光パワおよびCPRの変化を示
したものであるが、これによれば、端面間の隙間を空け
て行くと光パワは減少するが、CPRが合格範囲(10
dB〜30dB)を超えてしまう場合があり、隙間を調
整する方法が必ずしも有効ではないことが判明する。
【0029】なお、図中、50/125とは、コア径5
0μm、クラッド径125μmのマルチモード光ファイ
バである。
【0030】62.5/125とはコア径62.5μ
m、クラッド径125μmのマルチモード光ファイバで
ある。
【0031】光モジュール組立の際に、光コネクタから
光モジュール内部空間に向かって伸び出た光コネクタ内
蔵の光ファイバの先端と、発光素子との光軸を調整する
必要がある。
【0032】光軸調整は、LD素子の発光パワを光コネ
クタ端面にてモニタしながら、LD素子を微動させ、最
大パワ、もしくは最適パワが取り出せる位置にてLD素
子を接着固定するアクティブ・アラインメント方式にて
行う。
【0033】しかし、接着剤の硬化収縮、その他、環境
変化などの他様な原因により、光軸調整完了後の製品化
時に、LD素子と光ファイバとの光軸が多少ずれてしま
うこともある。
【0034】光軸が狂うと、光パワとCPRが変化して
規格値を超える場合がある。
【0035】したがって、軸ズレがCPRと光パワへ与
える影響を軽減させることも重要である。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の光パワ制御方法は、光ファイバによるレー
ザ光の導光路が異種光ファイバよりなり、前記異種光フ
ァイバの光学的特性の相違に基づき前記光ファイバから
出射するレーザ光を制御することを特徴とする。
【0037】また、前記光ファイバが、光モジュール内
蔵の光ファイバであり、前記光モジュール内のレーザダ
イオードと、前記光ファイバは光学的に結合し、前記レ
ーザダイオードから発光するレーザ光が、前記光ファイ
バを導光して前記光モジュールの端面から出射する。
【0038】また、光コネクタを、異種光ファイバの両
端あるいは片端に取り付ける。
【0039】さらに、上記異種光ファイバを、シングル
モードファイバとマルチモードファイバを接続した構成
とし、レーザ光をシングルモードファイバ側へ入射し、
マルチモードファイバ側から出射する。
【0040】
【発明の実施の形態】異種光ファイバの接続により構成
した光ファイバ(以下、異種光ファイバと称する)につ
いて説明する。
【0041】ここで、異種とは、シングルモードファイ
バとマルチモードファイバのように、コア径や屈折率分
布等の光学的特性や光ファイバ構造の異なる光ファイバ
という意味である。また、接続は融着接続によるが、他
の接続形態の採用を除外するものではない。以下、異種
光ファイバの構成について各実施例を示す。
【0042】光学測定系は、図2を用いる。
【0043】実施例1 図2(ロ)に示すように、マルチモードファイバ(以
下、MMと称する)62.5/125の中間に、MM5
0/125を融着接続した異種光ファイバの特性を測定
した。比較例は、MM62.5/125の単体光ファイ
バである。
【0044】測定数は、それぞれ140本であり、表1
に実験結果を示す。
【表1】 表上段は入射パワの規格への合格率を示す。下段はCP
Rの規格への合格率を示す。最右欄のかっこ内は、比較
例の合格率を示す。なお、合格範囲は入射パワーが−7
dBmから−10dBm、CPRが9dB〜24dBと
する。
【0045】上記実験結果によると、異種光ファイバ
は、比較例の単体光ファイバに比べて、入射パワの合格
率が、12.4%から25%(140サンプル中、35
本が合格)へ向上し、CPRの合格率が71.6%から
82%(140サンプル中、115本が合格)を向上す
ることが確認できた。
【0046】実施例2 図2(ハ)に示すように、MM62.5/125の先端
に標準のシングルモードファイバを融着接続した異種光
ファイバを用い、LD光をシングルモードファイバヘ直
接入射し、光軸のズレ(光ファイバ径方向のズレ)と光
パワとCPRの関係を調べた。
【0047】比較例は、MM62.5/125の単体光
ファイバである。その結果、比較例では、光軸調整後の
意図的な0.04mmの軸ズレで、光パワが約10d
B、CPRが約20dB変化したが、MM62.5/1
25の先端に3mmの標準シングルモードファイバを接
続した異種光ファイバは、同条件の軸ズレで、光パワが
約6dB、CPRが約5dBの変化にとどまった。
【0048】これによって、シングルモードファイバを
LD側にする異種光ファイバは、軸ズレの影響が少ない
ことが確認できた。
【0049】以上の実験結果によって、異種光ファイバ
にLD光を入射することが、光パワとCPRの制御およ
び安定化に対して有効であることが確認できた。
【0050】すなわち、光モジュール内の光ファイバに
異種光ファイバを採用すれば、光モジュールの出射光の
光パワとCPRを制御でき、さらに、マルチモードファ
イバとシングルモードファイバよりなる異種光ファイバ
を用い、シングルモードファイバ側へLD光が直接入射
する構成とすれば、上記制御が可能となるのみならず、
光モジュール組立後の光特性の変化を抑えることが可能
となることが判明した。
【0051】図1に、異種光ファイバを内蔵した光モジ
ュールを示す。この光モジュール10は、従来例にて説
明したように、2心のMT型光コネクタ5が取り付けら
れ、光コネクタ内蔵の光ファイバとして、少なくとも、
外側がマルチモードファイバとなるような構成の異種光
ファイバ1が用いられている。
【0052】異種光ファイバ1の構成例を下記に示す。 マルチモードファイバとシングルモードファイバを接
続した構成であり、内側(光モジュール側)をシングル
モードファイバとし外側をマルチモードファイバとす
る。
【0053】全てマルチモードファイバであるが、外
側と内側でコア径が異なる。 全てマルチモードファイバであるが、中間にコア径の
異なるマルチモードファイバを融着接続する。
【0054】ここで、異種光ファイバ1の各部の長さ
は、光パワ等の要求される光学的仕様に応じて適宜設計
することができる。
【0055】また、異種光ファイバの融着接続点の位置
は、光コネクタの外部とすることができる。すなわち、
接続点を、光コネクタ(光フェルール)の内側の端部か
ら光素子3へ向かって伸び出した部分とするが、この伸
び出した部分は、パッケージ内部のV溝台の上となるよ
うに調整することができる。
【0056】なお、融着接続点を光コネクタ5内部の空
洞内に位置させることも可能である。
【0057】上記多心光コネクタ5は嵌合ピンにより位
置決め接続する樹脂成形光コネクタの一例であり、本発
明は、特に角形の形状や形態に限定されない。
【0058】例えば、別体の光コネクタを加工して、光
モジュールのハウジングに埋め込むのではなく、ハウジ
ング成形時に光コネクタ部分を一体成形することが可能
である。
【0059】実施例3 以上の実施例は、光コネクタ付きの光モジュールに関す
るが、以下の実施例は、光コネクタハウジング単体に異
種光ファイバを内蔵する実施例について説明する。
【0060】図3(イ)は、前述のMT型光コネクタ3
1内に、異種光ファイバ32を内蔵している。周知のよ
うにMT型光コネクタの内部は、前端側の細い光ファイ
バ穴34と後端側の光ファイバ心線が入る接着剤注入用
の空洞部(図示せず)とを有する。
【0061】融着接続点は、必要とされる光ファイバ長
に応じて、上記空洞部の内部か、あるいは、光コネクタ
外部に設けることができる。
【0062】図3(ロ)は、前述のSC型単心光コネク
タ35に異種光ファイバ32を内蔵したものである。融
着接続点は、必要とされる光ファイバ長に応じて、例え
ば、セラミック光フェルールの外側で、金属製のフェル
ールホルダ内か、あるいは、光コネクタ外部に設けるこ
とができる。
【0063】図3(ハ)は、FC型単心光コネクタ37
(F01形単心光ファイバコネクタ、JISC597
0)内に融着接続した異種光ファイバ32を内蔵してい
る。
【0064】FC型光コネクタは、上記SC型単心光コ
ネクタと同様な光フェルールが用いられる。
【0065】ただし、光フェルールを収納する光コネク
タハウジングの構造が異なる。
【0066】すなわち、SC型単心光コネクタは、押し
込み操作のみにより双方の光コネクタハウジングがラッ
チしプッシオンで接続される方式であるが、FC型は、
キー溝により位置決めされ、ナットによりアダプタハウ
ジングと螺合される。
【0067】融着接続点は、必要とされる光ファイバ長
に応じて、例えば、光フェルール38の外側で、金属製
のフェルールホルダ内か、あるいは、光コネクタ外部に
設けることができる。
【0068】本実施例で採用される異種光ファイバの構
成は、実施例2と同様なものを採用することができる。
【0069】実施例4 図4は、異種光ファイバ42を用いた光コネクタ41付
きの光コード40である。本実施例では、実施例3に例
示する各種の光コネクタ41が光コード40の両端に組
み立てられ、片側に異種光ファイバ42内蔵の光コネク
タが取り付けられている。
【0070】光コードとは、一般に、光ファイバ心線に
ケブラーなどの補強繊維を介在させてナイロン等の保護
チューブをルースに被せた構成となっている。
【0071】ここで採用される光コネクタは、上記各実
施例に限定されないことは言うまでもない。
【0072】融着接続点を設ける位置は実施例3に従い
光コネクタのハウジング内を中心とするが、図示される
ように、接続点を光コネクタのハウジングの内部ではな
く光コードの中間部分に設けることもできる。
【0073】すなわち、融着接続点を、光コネクタのハ
ウジングの外部に設ける場合には、異種部分の位置が光
コネクタのハウジング内に制限されず、光コード内の任
意部分とすることが可能となる。
【0074】これにより、例えば、異種光ファイバとし
て、中間にコア径の異なるマルチモードファイバを融着
接続したものを用いる場合では、2カ所の融着接続点を
両光コネクタの中間の光コード部分とすることにより、
両光コネクタの中間に異種の光ファイバを接続すること
ができる。
【0075】したがって、異種光ファイバを構成する各
光ファイバ長の設定の自由度が向上するから、所望の光
特性を有する光コードが得られるという利点を有する。
【0076】本光コードは、光コードから出射する光パ
ワを抑えた安全対策コードとして光コード単体として取
り扱うことができるが、光モジュールの光コネクタに接
続して用いることもできる。
【0077】なお、光コネクタは、両端に取り付けるば
かりでなく、光コードの片端のみに取り付けても良い。
【0078】
【発明の効果】本発明は、LDチップのレーザ出力光を
異種光ファイバに入射し、異種光ファイバの光学的特性
の相違により、異種光ファイバから出力する光パワを抑
えることができる。
【0079】その結果 光モジュールの光コネクタ内蔵の光ファイバに異種光
ファイバを用いた場合、光モジュールから出射する光パ
ワを抑え、しかも高次モードの発生を抑える(CPRを
規格値以内にする)ことが可能となる。
【0080】マルチモードファイバとシングルモード
ファイバよりなる異種光ファイバで、LDチップの出力
光をシングルモードファイバへ直接入力すれば、光軸の
ズレが、光パワとCPRへ与える影響を減らすことがで
きる。
【0081】各種形態の光コネクタが異種光ファイバ
を内蔵することにより、光コネクタから出射する光パワ
を制御することができる。
【0082】光コードの両端あるいは片端に光コネク
タを取り付け、光コードを構成する光ファイバを異種光
ファイバとすることにより、光コード内を導波して出射
する光パワを制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であり、異種光ファイバ内蔵
の光モジュールを示す。
【図2】(イ)は光パワとCPRの光学測定系を示す。
(ロ)は異種光ファイバの一実施例と、その光学測定系
を示す。(ハ)は異種光ファイバの他の実施例と、その
光学測定系を示す。
【図3】本発明の一実施例であり、異種光ファイバ内蔵
の各種光コネクタを示し、(イ)は異種光ファイバ内蔵
のMT型光コネクタを示す。(ロ)は異種光ファイバ内
蔵のSC型光コネクタを示す。(ハ)は異種光ファイバ
内蔵のFC型光コネクタを示す。
【図4】本発明の一実施例であり、異種光ファイバによ
り構成された、コネクタ付きの光コードを示す。
【図5】単体の光ファイバにおいて、LDと光ファイバ
の隙間を変化させたとき光学特性の変化を示す図であ
り、(イ)は入射パワの変化を示す。(ロ)はCPRの
変化を示す。
【図6】光モジュールと光コネクタの結合方式を模式的
に示す図であり、(イ)はSC型光コネクタを用いた結
合方式を示す。(ロ)はMT型光コネクタを用いた結合
方式を示す。
【符号の説明】
1,32,42 異種光ファイバ 3 光素子 5 MT型光コネクタ 10 光モジュール 31 MT型光コネクタ 35 SC型単心光コネクタ 37 FC型単心光コネクタ 40 光コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 勉 千葉県佐倉市六崎1440 株式会社フジクラ 佐倉工場内 Fターム(参考) 2H038 AA61 BA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバによるレーザ光の導光路であ
    り、前記光ファイバが異種光ファイバよりなり、前記異
    種光ファイバの光学的特性の相違に基づき前記光ファイ
    バから出射するレーザ光を制御することを特徴とする光
    パワの制御方法。
  2. 【請求項2】 光ファイバが光モジュール内蔵の光ファ
    イバであり、前記光モジュール内のレーザダイオードと
    前記光ファイバは光学的に結合し、前記レーザダイオー
    ドから発光するレーザ光が、前記光ファイバを導光して
    前記光モジュールの端面から出射する請求項1記載の光
    パワの制御方法。
  3. 【請求項3】 異種光ファイバの両端あるいは片端に光
    コネクタを取り付けた請求項1記載の光パワの制御方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3において、前
    記異種光ファイバは、シングルモードファイバとマルチ
    モードファイバを接続した構成であり、レーザ光をシン
    グルモードファイバ側へ入射し、マルチモードファイバ
    側から出射する光パワの制御方法。
JP10301331A 1998-10-22 1998-10-22 光パワの制御方法 Pending JP2000131528A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10301331A JP2000131528A (ja) 1998-10-22 1998-10-22 光パワの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10301331A JP2000131528A (ja) 1998-10-22 1998-10-22 光パワの制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000131528A true JP2000131528A (ja) 2000-05-12

Family

ID=17895581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10301331A Pending JP2000131528A (ja) 1998-10-22 1998-10-22 光パワの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000131528A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002006226A (ja) * 2000-06-19 2002-01-09 Sony Corp 検査装置
JP2003307657A (ja) * 2002-04-15 2003-10-31 Mitsubishi Cable Ind Ltd 高出力パルス光用ファイバ及び光増幅装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002006226A (ja) * 2000-06-19 2002-01-09 Sony Corp 検査装置
JP4560900B2 (ja) * 2000-06-19 2010-10-13 ソニー株式会社 検査装置
JP2003307657A (ja) * 2002-04-15 2003-10-31 Mitsubishi Cable Ind Ltd 高出力パルス光用ファイバ及び光増幅装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1285294B1 (en) Optical waveguide lens and method of fabrication
JP2572402B2 (ja) 光ファイバ回線のアクセス方法及びそのコネクタプラグ
EP0299603B1 (en) Fibre-optic connector employing mode field modification
US5278929A (en) Optical module, method for fabricating the same and optical module unit with the same
US7474822B2 (en) Optical fiber collimator
JP2008170636A (ja) 半導体レーザモジュール
US20160178851A1 (en) Fiber optic cable connector assembly including integrated enhanced functionality
US20040047575A1 (en) Optical collimator for monomode fibres, monomode fibre with integrated collimator and method for making same
JPH1184182A (ja) プラスチック光ファイバと受光素子との接続構造
US5108167A (en) Method and apparatus for obtaining a simplified electro-optical signal coupling system
US6851870B1 (en) Method for measuring and assembling transceiver optical sub-assembly
CN114641716B (zh) 光学模块、调整设备及调整方法
JPS63249118A (ja) 光フアイバ回線へのアクセス方法およびアクセス用コネクタプラグ
WO2018140780A1 (en) Systems and methods for reduced end-face reflection back-coupling in fiber-optics
KR101440376B1 (ko) 반사체 내장 광섬유 고정구조물을 구비하는 광섬유 커넥터와 이를 이용한 광접속 방법
JP2000131528A (ja) 光パワの制御方法
EP1188083B1 (en) Optical component with polarization-maintaining fiber pigtail
JP2006208755A (ja) 光送信器
US20040101230A1 (en) Optical arrangement with a low-radius fiber bend
JP2006039276A (ja) 光コネクタ
JP2000147334A (ja) モードコンディショナ付き光送信器
JPWO2007043558A1 (ja) 光レセプタクル、光モジュール及び光レセプタクルにおける結合効率のばらつき低減方法
JP7459519B2 (ja) 光通信装置、光通信方法および光通信システム
US9130340B1 (en) System and method for output port management in short-length fiber amplifiers
Li et al. Taper coupling of laser diode to singlemode fibre: influence of fibre field shape