JP2000128150A - 薬液バッグ収納運搬箱 - Google Patents

薬液バッグ収納運搬箱

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JP2000128150A
JP2000128150A JP10298332A JP29833298A JP2000128150A JP 2000128150 A JP2000128150 A JP 2000128150A JP 10298332 A JP10298332 A JP 10298332A JP 29833298 A JP29833298 A JP 29833298A JP 2000128150 A JP2000128150 A JP 2000128150A
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宏 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液バッグを個箱用いることなく破損せず運
搬でき、容易に廃棄できる薬液バッグ収容運搬箱を提供
する。 【解決手段】 薬液バッグ収納運搬箱8は、箱本体1
0、及び箱本体の端板16、18にほぼ平行に配置され
る第1の仕切板32を備える。箱本体10は、1枚の段
ボール紙により形成される天板12、底板14、対をな
す側板、及び対をなす端板22、24から成る。第1の
仕切板32は、対をなす側縁31、33において、第1
貼着部34及び第2貼着部36に連続し、それらは、そ
れぞれ各側板16、18に強固に貼着される。第1の仕
切板は、薬液バッグにより生じる力に抗してほとんど移
動することがない。また天板及び底板を開放し外力を加
えるとき対をなす側板、対をなす端板及び第1の仕切板
は、貼着部が側板に貼着された状態のままで、重なり合
う平らな板形状に容易に変形される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の薬液バッ
グを収納し運搬するための段ボール箱、特に複数の室内
に薬剤を収容する高カロリー輸液用製剤の薬液バッグを
収納し損傷させること無く運搬するための段ボール箱に
関する。
【0002】
【従来の技術】医療施設においては、高カロリー薬液、
即ち、点滴により静脈に供給され人体に栄養を補給する
薬液が多量に使用される。通常、高カロリー薬液は、図
7A及び図7Bに示すように、重なり合う柔軟なシート
82をサイドシール部83、ボトムシール部84により
密封し形成した柔軟なバッグ内を隔壁85により複数の
室86、87に仕切り、各室に互いに反応し易い薬剤を
収容し、使用時にバッグの外部から圧力を加えて隔壁8
5を開封し、薬剤を混合させる形態、即ち、使用時混合
型薬液バッグ80の形態を取る。薬液バッグの一方の端
に室内から薬液を排出する排出口88が設けられ、他方
の端に懸垂口89、即ち、バッグを台に吊るすための穴
が設けられる。排出口88の開口部は、ゴム栓90、キ
ャップ91、隔膜92、フイルム93を備える。この薬
液バッグの隔壁85は、使用時までは開封されず、使用
時には簡単に開封されるという相反する条件が要求され
る。また、薬液バッグ80は、薬液の変質防止のために
ガス遮蔽性能の高いフイルムで包装されるが、使用時ま
でそのフイルムにピンホールが発生しないということも
必須条件である。
【0003】従来、薬液バッグは、輸送時の圧力や振動
により隔壁の開封や包装フイルムにピンホールが生じな
いように、1個ずつ個箱に収納しそれを外箱に入れて運
搬している。また、箱内を仕切板により多数の区画に分
けた収納運搬箱は、例えば、特開平10−167329
号公報、特開平9−301350号公報、特開平9−5
8769号公報等により知られている。特開平10−1
67329号公報は、各区画にポケット部を設けて被包
装物の耐衝撃性を向上させた箱を示す。特開平9−30
1350号公報は、箱本体と箱本体から独立させた仕切
り体を組み合わせた箱を示す。特開平9−58769号
公報は、箱本体と箱本体から独立させた特種な仕切り体
を組み合わせた箱を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の薬液バッグを1
個ずつ個箱に収納しそれを外箱に入れる包装形態につい
ては、次のような問題がある。即ち、医療施設等の使用
者側の問題点として、使用後その個箱は、廃棄される
が、(1)廃棄のため個箱を潰し平らな段ボールシート
にする手間がかかり、(2)段ボールシートの保管スペ
ースが必要であり、(3)廃棄は、業者引き取りとなる
が、そのコストがかかる。また、薬液バッグの製造にお
いても、(4)個箱のコストがかかり、(5)個箱を扱
うスペースが必要である。更に、全体的問題として、個
箱は、段ボール紙資源を使うから、そのために環境負荷
が増える。
【0005】本発明の目的は、従来の問題点を解消した
薬液バッグ収納運搬箱を提供することにあり、複数の薬
液バッグを個箱を使用することなく収納し、輸送中に薬
液バッグに隔壁を破損させるような力や振動が加わらな
い薬液収納運搬箱を提供することである。本発明の別の
目的は、段ボール箱内を仕切板により区画し、各区画に
少数の薬液バッグを収納可能とし、仕切板は、薬液バッ
グにより生じる力に抗し移動しないように強固に固着す
ると共に、薬液バッグを取り出した後は、仕切板を外す
ことなく、箱をシート状態に重なり合う平らな板形状に
容易に変形され、廃棄の手数を少なくした薬液バッグ収
納運搬箱を提供することである。
【0006】本発明の更に別の目的は、仕切板及び貼着
部を一体の段ボール紙とし、貼着部を仕切板の1対の側
縁に連続し且つ仕切板に対し折り曲げることにより、仕
切板を強固に貼着でき製造コストを小さくすることがで
きる薬液バッグ収納運搬箱を提供することである。本発
明の更に別の目的は、仕切板及び貼着部を一体の段ボー
ル紙とすることにより、仕切板を強固に貼着でき製造コ
ストを小さくすることができる薬液バッグ収納運搬箱を
提供することである。本発明の更に別の目的は、手がか
り用の長孔を通して収容された薬液バッグが損傷されな
いように長孔の内端を覆う薄紙を備える薬液バッグ収納
運搬箱を提供することである。本発明のその他の目的
は、発明の実施の形態の説明及び図面から明瞭にされ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の複数個の薬液バ
ッグを収納し運搬するための箱は、箱本体、及び箱本体
内で端板にほぼ平行に配置される第1の仕切板を備え、
箱本体は、段ボール紙製の天板、底板、第1及び第2の
対をなす側板、並びに第1及び第2の対をなす端板から
成る。第1の仕切板は、その対をなす側縁において、第
1貼着部及び第2貼着部に連続し、第1貼着部及び第2
貼着部は、それぞれ第1及び第2の側板に強固に貼着さ
れ、第1の仕切板、第1及び第2貼着部は、1枚の段ボ
ール紙により形成されるものである。第1の仕切板の対
の側縁の各々は、薬液バッグにより生じる力に抗して第
1又は第2の側板の所定位置からほとんど移動すること
がなく、また天板及び底板を開放し対をなす側板の間の
距離を減少させる力を加えるとき、対をなす側板、対を
なす端板及び第1の仕切板は、第1の貼着部及び第2の
貼着部がそれぞれ第1又は第2の側板に貼着された状態
のままで、重なり合う平らな板形状に容易に変形され
る。
【0008】本発明の収納運搬箱は、次の構成を有する
ことができる。(a)第1の仕切板と第1の端板の間に
形成される第1の側方区画に2個の薬液バッグが収容さ
れ、第1の仕切板と第2の端板の間に形成される第2の
側方区画に3個の薬剤バッグが収容される。(b)箱本
体を形成する天板、底板、対の側板、及び対の端板は、
1枚の段ボールにより形成されるものである。(c)第
1の仕切板は、対の端板の内面寸法とほぼ等しい寸法を
有し、第1及び第2貼着部の各深さ寸法は、それぞれ側
板内面の深さ寸法より小さい。(d)第1の仕切板と第
1の端板の間に形成される第1の区画及び第1の仕切板
と第2の端板の間に形成される第2の区画にそれぞれ同
数個の薬剤バッグが収容される。
【0009】(e)第2の仕切板を更に備え、第2の仕
切板は、その対をなす側縁において、第1貼着部及び第
2貼着部に連続し、第2の仕切板の第1貼着部及び第2
貼着部は、第1及び第2の側板に強固に貼着され、第1
の仕切板、第1の仕切板の第1及び第2の貼着部、第2
の仕切板、第2の仕切板の第1及び第2貼着部は、1枚
の段ボール紙により形成されるものであり、第1の仕切
板の第2の貼着部と第2の仕切板の第2貼着部は、互い
に連続して第1の共通貼着部を形成し、第1及び第2の
仕切板の各側縁は、薬液バッグにより生じる力に抗して
それぞれ第1及び第2の側板の所定位置からほとんど移
動することがなく、また天板及び底板を開放し対の側板
の間の距離を減少させる力を加えるとき、対の側板、対
の端板並びに第1及び及び第2の仕切板は、各貼着部が
それぞれ第1又は第2の側板に貼着された状態のまま
で、重なり合う平らな板形状に容易に変形される。
【0010】(f)第1及び第2仕切板は、それぞれ端
板の内面寸法とほぼ等しい寸法を有し、各貼着部の深さ
寸法は、それぞれ側板内面の深さ寸法より小さい。
(g)第1及び第2の仕切板の間に形成される第1の中
間区画に3個の薬剤バッグが収容され、第1の仕切板と
第1の端板の間に形成される第1の側方区画及び第2の
仕切板と第2の端板の間に形成される第2の側方区画に
それぞれ2個の薬剤バッグが収容される。
【0011】(h)第3の仕切板を更に備え、第3の仕
切板は、その対をなす側縁において、第1貼着部及び第
2貼着部に連続し、第3の仕切板の第1貼着部及び第2
貼着部は、第1及び第2の側板に強固に貼着され、第1
の仕切板、第1の仕切板の第1及び第2の貼着部、第2
の仕切板、第2の仕切板の第1及び第2貼着部、第3の
仕切板、第3の仕切板の第1及び第2貼着部は、1枚の
段ボール紙により形成されるものであり、第2の仕切板
の第1の貼着部と第3の仕切板の第1貼着部は、互いに
連続して第2の共通貼着部を形成し、各仕切板の各側縁
は、薬液バッグにより生じる力に抗してそれぞれ第1及
び第2の側板の所定位置からほとんど移動することがな
く、また天板及び底板を開放し対の側板の間の距離を減
少させる力を加えるとき、対の側板、対の端板並びに第
1乃至第3の仕切板は、各貼着部がそれぞれ第1又は第
2の側板に貼着された状態のままで、重なり合う平らな
板形状に容易に変形される。
【0012】(i)第1乃至第3仕切板は、それぞれ端
板の内面寸法とほぼ等しい寸法を有し、各貼着部の深さ
寸法は、それぞれ側板内面の深さ寸法より小さい。
(j)第1及び第2の仕切板の間及び第2及び第3の仕
切板の間にそれぞれ形成される第1及び第2の中間区画
にそれぞれ3個の薬剤バッグが収容され、第1の仕切板
と第1の端板の間に形成される第1の側方区画及び第3
の仕切板と第2の端板の間に形成される第2の側方区画
にそれぞれ2個の薬剤バッグが収容される。
【0013】(k)薬液バッグの各々は、隔壁により仕
切られた複数の室を有し、各室に薬剤が収容され、薬剤
の使用時に薬剤バッグが外部から押圧されることにより
隔壁が開封され薬剤が混合されるものである。(l)対
の端板の各々は、手がかり用の長孔、及び端板の内面に
貼着され長孔の内端を覆う薄紙を備える。
【0014】
【発明の実施の態様】図1は、本発明の第1実施例の薬
液バッグ収納運搬箱8を示す斜視図である。図2は、第
1実施例の7個入り薬液バッグ収納運搬箱8に薬液バッ
グ80を7個収容し一杯にした状態を示す箱の上面図で
あり、天板は除かれている。図1乃至図3Bに示すよう
に、複数個の薬液バッグ80を収納し運搬するための箱
8は、箱本体10、及び箱本体内で端板22、24にほ
ぼ平行に配置される第1の仕切板32及び第2の仕切板
42を備える。箱本体10は、段ボール紙製の天板1
2、底板14、第1及び第2の対をなす側板16、1
8、並びに第1及び第2の対をなす端板22、24から
成る。第1の仕切板32は、その対をなす側縁31、3
3において、第1貼着部34及び第2貼着部36に連続
する。第1貼着部34及び第2貼着部36は、それぞれ
第1及び第2の側板16、18に接着剤等により強固に
貼着される。
【0015】第2の仕切板42は、その対をなす側縁4
1、43において、第1貼着部44及び第2貼着部46
に連続する。第2の仕切板42の第1貼着部44及び第
2貼着部46は、第1の側板16及び第2の側板18に
接着剤により強固に貼着される。図3Aの展開図に明瞭
に示すように、箱本体を形成する天板12、底板14、
第1及び第2の対をなす側板16、18、並びに第1及
び第2の対をなす端板22、24は、1枚の段ボール紙
から成るものである。また、図3Bの展開図に明瞭に示
すように、第1の仕切板32、第1の仕切板の第1及び
第2の貼着部34、36、第2の仕切板42、第2の仕
切板の第1及び第2貼着部44、46は、1枚の段ボー
ル紙により形成される。
【0016】第1の仕切板32の第2の貼着部36と第
2の仕切板42の第2貼着部46は、互いに連続して第
1の共通貼着部を形成する。第1の仕切板32の各側縁
31、33及び第2の仕切板42の各側縁41、43
は、各貼着部が側面に強固に貼着されに、収容される薬
液バッグにより生じる力に抗して、それぞれ第1及び第
2の側板の所定位置からほとんど移動することがない。
また、側板に直角に配置された仕切板を箱内に設けたこ
とにより、箱が垂直方向の圧縮力に対し丈夫になり、箱
を重ねた場合にも箱の変形や潰れが生じにくい。図1及
び図3Aに示すように、対をなす端板22、24の上方
中央部に手掛かり用の長孔21、25が設けられ、長孔
21、25の箱内部側を覆う薄板23、27が配置され
る。薄板23、27は、長孔21、25の周囲におい
て、端板22、24にそれぞれ貼着される。薄板23、
27は、箱を持ち運ぶとき、長孔21、25を介し、指
により箱内の薬液バッグが損傷されることを防止する。
【0017】第1の仕切板32の各側縁31、33及び
第2の仕切板42の各側縁41、43がそれぞれ第1及
び第2の側板の所定位置からほとんど移動しない故に、
図2に示すように箱内に収容された7個の薬液バッグ8
0には、それぞれほぼ同一区画内の薬液バッグにより生
じる力が働くだけとすることができる。従って、薬液バ
ッグの隔壁の開放を生じたり、薬液バッグの包装フイル
ムにピンホールを生じるような力が薬液バッグに作用す
ることが防止される。また、各薬液バッグを個箱に入れ
ることが不要となり、個箱を使用することに伴う前述の
問題を解消することができる。
【0018】図1〜図4の第1実施例において、第1の
仕切板32及び第2の仕切板42は、箱8の端板22、
24にほぼ平行に配置され、第1の仕切板32及び第2
の仕切板42は、対をなす側板16、18に強固に貼着
される貼着部に対し、側縁に沿って容易に折り曲げられ
る。そのような構造である故に、図4に示すように、第
1実施例の箱8は、箱を押し潰すため、天板12及び底
板14を開放し対の側板16、18の間の距離を減少さ
せる力(図4、矢印F)を加えるとき、対の側板16、
18、対の端板22、24並びに第1及び及び第2の仕
切板32、42は、各貼着部34、36、44がそれぞ
れ第1又は第2の側板16、18に貼着された状態のま
まで、重なり合う平らな板形状に容易に変形される。そ
れ故、使用後の箱8の体積を減少させることが、看護婦
によって、容易に行うことができ、箱に占有されるスペ
ースを小さくすることができ、空箱の廃棄も容易であ
る。
【0019】第1の仕切板32は、対の端板16、18
の内面寸法とほぼ等しい寸法を有し、第1及び第2貼着
部34、36の各深さ寸法d1、d2(図3B)は、それ
ぞれ側板内面の深さ寸法D(図3A)より小さくされ
る。これにより、第1及び第2貼着部が多少の位置ずれ
が生じて貼着される場合においても、第1及び第2貼着
部34、36が側板16、18の上端を越えて上方へ突
出したり、逆に側板の下端を越えて下方へ突出したりす
ることが容易に防止され、箱本体の組立等に支障が生じ
ない。薬液バッグ収納運搬箱が高カロリー溶液用のもの
であるとき、d1、d2は、例えば、223mm、Dは、
例えば、251mmである。また、箱の長さW(図3)
は、例えば、439mm、奥行きT(図3)は、例え
ば、213mmであり、第1の仕切板の第1の貼着部3
4の長さUは、例えば、124mmである。
【0020】図2に示すように、第1の実施例の薬液収
納運搬箱8において、第1の仕切板32と第1の端板2
2との間に形成される第1の側方区画及び第2の仕切板
と第2の端板の間に形成される第2の側方区画に、それ
ぞれ2個の薬剤バッグが収容される。また、第1の仕切
板32と第2の仕切板42との間に形成される中央区画
に、3個の薬液バッグが収納される。薬液バッグが点滴
により人体に供給される高カロリー薬液の場合、1個が
約1kgのものが多く、この場合、7個の薬液バッグが
収容されると薬液収納運搬箱の全重量は、ほぼ7kgと
なる。7kgは、看護婦が頻繁に扱う場合の限度といえ
る重さである故に、高カロリー薬液の収納運搬箱では、
7個入りのものが多く使用される。
【0021】図5は、本発明の第2実施例の薬液バッグ
収納運搬箱の上面図であり、薬液バッグ80が8個収納
され、天板は、描かれていない。図5の箱は、第1の仕
切板32、第2の仕切板42に加えて、第3の仕切板5
2を備え、第3の仕切板52は、その対をなす側縁5
1、53において、第1貼着部54及び第2貼着部56
にそれぞれ連続する。第3の仕切板52の第1貼着部5
4及び第2貼着部56は、第1及び第2の側板16、1
8に接着剤により強固に貼着される。第1の仕切板3
2、第1の仕切板の第1及び第2の貼着部34、36、
第2の仕切板42、第2の仕切板の第1及び第2貼着部
44、46、第3の仕切板52、第3の仕切板の第1及
び第2貼着部54、56は、1枚の段ボール紙により形
成されるものである。第2の仕切板42の第1の貼着部
44と第3の仕切板56の第1貼着部54は、互いに連
続して第2の共通貼着部を形成する。
【0022】薬液バッグを収納した収納運搬箱を運搬す
るとき、各仕切板の各側縁は、薬液バッグ80により生
じる力に抗してそれぞれ第1及び第2の側板16、18
の所定位置からほとんど移動することがなく、収納され
た薬液バッグ80は、大きな衝撃や荷重を受けないか
ら、その隔壁が開封されることがなく、また薬液バッグ
にピンホールは発生しない。
【0023】また、薬液バッグを箱内から全部取り出し
た後、箱を廃棄しようとするとき、箱本体の天板及び底
板を開放し対の側板16、18の間の距離を減少させる
力(図4矢印F)を箱本体に加えると、対の側板16、
18、対の端板22、24、並びに第1乃至第3の仕切
板32、42、52は、図4の場合と同様に、各貼着部
がそれぞれ第1又は第2の側板に貼着された状態のまま
で、重なり合う平らな板形状に容易に変形される。
【0024】図6は、本発明の第3実施例の薬液バッグ
収納運搬箱の上面図であり、薬液バッグ80が箱内に5
個収納され、天板は、描かれていない。図6の箱は、第
1の仕切板32(1枚)のみを備える。第1の仕切板3
2は、その対をなす側縁31、33において、第1貼着
部34及び第2貼着部36に連続する。第1貼着部34
及び第2貼着部36は、それぞれ第1及び第2の側板1
6、18に接着剤等により強固に貼着される。天板、底
板、端板、及び側面から成る箱本体、並びに第1の仕切
板及びその貼着部が、それぞれ1枚の段ボール紙により
構成される点は、第1及び第2実施例と同様である。ま
た、第1の仕切板の各側縁は、薬液バッグ80により生
じる力に抗してそれぞれ第1及び第2の側板16、18
の所定位置からほとんど移動することがないから、収納
された薬液バッグ80は、大きな衝撃や荷重を受けない
から、その隔壁が開封されることがなく、また薬液バッ
グにピンホールは発生しないことも同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の薬液バッグ収納運搬箱を
示す斜視図。
【図2】第1実施例の薬液バッグ収納運搬箱の薬液バッ
グを収容した状態を天板を除いて示す箱の上面図。
【図3】図3Aは、第1実施例の箱本体を形成する1枚
の段ボール紙の展開図であり、図3Bは、第1実施例の
1枚の段ボール紙からなる2枚の仕切板及び貼着部の展
開図である。
【図4】本発明の第1実施例薬液バッグ収納運搬箱を空
にし側板の両側から押圧力を加え、仕切板を取り外すこ
となく箱本体及び仕切板を重なり合う平らな板形状に変
形している状態を天板を除いて示す箱の上面図。
【図5】本発明の第2実施例の薬液バッグ収納運搬箱の
薬液バッグを収容した状態を天板を除いて示す上面図。
【図6】本発明の第3実施例の薬液バッグ収納運搬箱の
薬液バッグを収容した状態を天板を除いて示す上面図。
【図7】図7Aは、典型的な2液分離型の薬液バッグの
側面図、図7Bは、図7Aの線X−Xにおける断面図で
ある。
【符号の説明】
8:薬液収納運搬箱、10:箱本体、12:天板、1
4:底板、16、18:側板、21、25:長孔、2
2、24:端板、23、27:薄板、31、33:側
縁、32:第1の仕切板、34:第1の貼着部、36:
第2貼着部、41、43:側縁、42:第2の仕切板、
44:第1の貼着部、46:第2貼着部、51、53:
側縁、52:第3の仕切板、54:第1の貼着部、5
6:第2貼着部、80:薬液バッグ、85:隔壁、8
6、87:室、90:ゴム栓、91:キャップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 AB03 BC02 CC14 CC17 CC18 CC19 CC33 CC42 CC43 CD04 CD13 DA30 EA03 EA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の薬液バッグを収納し運搬するた
    めの箱であって、 箱本体、及び箱本体内で端板にほぼ平行に配置される第
    1の仕切板を備え、 箱本体は、段ボール紙製の天板、底板、第1及び第2の
    対をなす側板、並びに第1及び第2の対をなす端板から
    成り、 第1の仕切板は、その対をなす側縁において、第1貼着
    部及び第2貼着部に連続し、第1貼着部及び第2貼着部
    は、それぞれ第1及び第2の側板に強固に貼着され、第
    1の仕切板、第1及び第2貼着部は、1枚の段ボール紙
    により形成されるものであり、天板及び底板を開放し対
    をなす側板の間の距離を減少させる力を加えるとき、対
    をなす側板、対をなす端板及び第1の仕切板は、第1の
    貼着部及び第2の貼着部がそれぞれ第1又は第2の側板
    に貼着された状態のままで、重なり合う平らな板形状に
    容易に変形されることを特徴とする箱。
  2. 【請求項2】 第1の仕切板と第1の端板の間に形成さ
    れる第1の側方区画に2個の薬液バッグが収容され、第
    1の仕切板と第2の端板の間に形成される第2の側方区
    画に3個の薬剤バッグが収容されることを特徴とする請
    求項1に記載の箱。
  3. 【請求項3】 第2の仕切板を更に備え、第2の仕切板
    は、その対をなす側縁において、第1貼着部及び第2貼
    着部に連続し、第2の仕切板の第1貼着部及び第2貼着
    部は、第1及び第2の側板に強固に貼着され、第1の仕
    切板、第1の仕切板の第1及び第2の貼着部、第2の仕
    切板、第2の仕切板の第1及び第2貼着部は、1枚の段
    ボール紙により形成されるものであり、第1の仕切板の
    第2の貼着部と第2の仕切板の第2貼着部は、互いに連
    続して第1の共通貼着部を形成し、天板及び底板を開放
    し対の側板の間の距離を減少させる力を加えるとき、対
    の側板、対の端板並びに第1及び及び第2の仕切板は、
    各貼着部がそれぞれ第1又は第2の側板に貼着された状
    態のままで、重なり合う平らな板形状に容易に変形され
    ることを特徴とする請求項1に記載の箱。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の仕切板の間に形成される
    第1の中間区画に3個の薬剤バッグが収容され、第1の
    仕切板と第1の端板の間に形成される第1の側方区画及
    び第2の仕切板と第2の端板の間に形成される第2の側
    方区画にそれぞれ2個の薬剤バッグが収容されることを
    特徴とする請求項3に記載の箱。
  5. 【請求項5】 第3の仕切板を更に備え、第3の仕切板
    は、その対をなす側縁において、第1貼着部及び第2貼
    着部に連続し、第3の仕切板の第1貼着部及び第2貼着
    部は、第1及び第2の側板に強固に貼着され、第1の仕
    切板、第1の仕切板の第1及び第2の貼着部、第2の仕
    切板、第2の仕切板の第1及び第2貼着部、第3の仕切
    板、第3の仕切板の第1及び第2貼着部は、1枚の段ボ
    ール紙により形成されるものであり、第2の仕切板の第
    1の貼着部と第3の仕切板の第1貼着部は、互いに連続
    して第2の共通貼着部を形成し、天板及び底板を開放し
    対の側板の間の距離を減少させる力を加えるとき、対の
    側板、対の端板並びに第1乃至第3の仕切板は、各貼着
    部がそれぞれ第1又は第2の側板に貼着された状態のま
    まで、重なり合う平らな板形状に容易に変形されること
    を特徴とする請求項3に記載の箱。
  6. 【請求項6】 前記箱本体を形成する天板、底板、対を
    なす側板、及び対をなす端板は、1枚の段ボールにより
    形成されるものであり、仕切板は、端板の内面寸法とほ
    ぼ等しい寸法を有し、各貼着部の深さ寸法は、それぞれ
    側板内面の深さ寸法より小さいことを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれか1項に記載の箱。
  7. 【請求項7】 前記薬液バッグの各々は、隔壁により仕
    切られた複数の室を有し、各室に薬剤が収容され、薬液
    の使用時に薬液バッグが外部から押圧されることにより
    隔壁が開封され薬剤が混合されるものであることを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の箱。
  8. 【請求項8】 前記対の端板の各々は、手がかり用の長
    孔、及び端板の内面に貼着され長孔の内端を覆う薄紙を
    備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項
    に記載の箱。
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