JP2000127784A - 油圧−機械式変速機 - Google Patents

油圧−機械式変速機

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JP2000127784A
JP2000127784A JP10306085A JP30608598A JP2000127784A JP 2000127784 A JP2000127784 A JP 2000127784A JP 10306085 A JP10306085 A JP 10306085A JP 30608598 A JP30608598 A JP 30608598A JP 2000127784 A JP2000127784 A JP 2000127784A
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hydraulic
mechanical
gear
transmission
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JP10306085A
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Norihiko Sakamoto
訓彦 坂本
Yasuhiko Hori
泰彦 堀
Ryoichi Kawai
良一 河合
Seiji Gushima
誠二 具嶋
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも一方が可変容量の油圧式無段変速
機を用いた油圧伝動部と、油圧伝動部と機械式伝動部の
両方に接続された遊星歯車を用いた差動機構とを持ち、
低速域を油圧駆動とし、中速域から高速域は油圧−機械
式駆動とし、最高速域は機械駆動とした油圧−機械式変
速機において、円滑な変速の実現を課題とする。 【解決手段】 高速域と最高速間の駆動方式の切換を油
圧−機械式駆動の出力軸回転速度、もしくは該駆動方式
切換クラッチの接続駆動力伝達部材の回転速度が、最高
速での駆動によっても同じもしくはほぼ同じ回転速度に
なるときに行う。また、高速域から最高速への駆動方式
の切換および最高速から高速域への駆動方式の切換を、
動力源の出力が最大トルク点と最大出力点の間、もしく
最大トルク点と最大出力点の間およびその近傍で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧−機械式変速
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の変速装置においては、効率重視の
場合は、歯車による機械式変速とし、操作性を重視する
場合は無段変速が可能な油圧式無段変速機あるいは、油
圧式無段変速機と油圧−機械式変速機を併用する構成が
取られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】効率を重視して機械式
変速にすれば操作性が悪くなり、操作性を良くしようと
して無段変速可能な油圧式や油圧−機械式を用いれば、
機械式に比べて効率が悪くなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、少なく
とも一方が可変容量の油圧式無段変速機を用いた油圧伝
動部と、油圧伝動部と機械式伝動部の両方に接続された
遊星歯車を用いた差動機構とを持ち、低速域を油圧駆動
とし、中速域から高速域は油圧−機械式駆動で無段変速
可能とし、最高速域は機械駆動とする油圧−機械式変速
機において、高速域から最高速への駆動方式の切換およ
び最高速から高速域への駆動方式の切換を、油圧−機械
式駆動の出力軸の回転速度、もしくは該駆動方式切換ク
ラッチの接続駆動力伝達部材の回転速度が、最高速での
駆動によっても同じもしくはほぼ同じ回転速度になると
きに行うものである。
【0005】請求項2においては、少なくとも一方が可
変容量の油圧式無段変速機を用いた油圧伝動部と、油圧
伝動部と機械式伝動部の両方に接続された遊星歯車を用
いた差動機構とを持ち、低速域を油圧駆動とし、中速域
から高速域は油圧−機械式駆動とし、最高速域は機械駆
動とする油圧−機械式変速機において、高速域から最高
速への駆動方式の切換および最高速から高速域への駆動
方式の切換を、動力源の出力が最大トルク点と最大出力
点の間、もしくは最大トルク点と最大出力点の間および
その近傍で行うものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について説
明する。図1は油圧−機械式変速機のスケルトン図、図
2は変速状態に対応したクラッチの作動状況を示す図、
図3はエンジンの特性を示す図である。
【0007】図1において、エンジン24の出力はHS
T21、遊星歯車部7のどちらか一方もしくはHST2
1および遊星歯車部7を介して駆動軸27に伝達され
る。エンジン24には入力軸25の一端が接続されてお
り、該エンジン24の出力は入力軸25を介してHST
21に導入される。HST21は油圧ポンプ22および
油圧モータ23により構成されており、該油圧ポンプ2
2および油圧モータ23は容量を可変に構成されてい
る。このため、該油圧ポンプ22もしくは油圧モータ2
3の容量を調節することにより、油圧ポンプ22に対す
る油圧モータ23の駆動比を調節することができる。油
圧ポンプ22には前記入力軸25が接続しており、該入
力軸25により油圧ポンプ22が駆動される。上記の構
成によりエンジン24の出力は入力軸25を介してHS
T21の油圧ポンプ22を駆動し、該油圧ポンプ22に
より油圧モータ23が駆動される。該油圧モータ23に
は油圧モータ出力軸26が接続されており、該油圧モー
タ23により駆動され無段変速が可能な構成になってい
る。
【0008】また、前記入力軸25の他端は遊星歯車部
7に接続している。遊星歯車部7はサンギヤ1、プラネ
タリーギヤ2、プラネタリーギヤ3、キャリヤ6および
入力ギヤ4により構成されている。該サンギヤ1は入力
軸25の他端に挿嵌固定されており、該サンギヤ1には
プラネタリーギヤ2が噛合している。プラネタリーギヤ
2はプラネタリーギヤ3に噛合しており、プラネタリー
ギヤ3は入力ギヤ4に噛合している。前記プラネタリー
ギヤ2・3はそれぞれキャリヤ6に固設された枢軸に回
動自在に枢支されており、サンギヤ1に対して公転する
構成になっている。
【0009】また、遊星歯車部7において、プラネタリ
ーギヤ2およびプラネタリーギヤ3は三対配設されてお
り、プラネタリーギヤ2およびプラネタリーギヤ3は前
記キャリア6の回動中心を同心円とした円周上を回動す
る構成になっている。サンギヤ1の外周上にはプラネタ
リーギヤ2が噛合しており、キャリヤ6の回動中心に対
して該プラネタリーギヤ2より外側にプラネタリーギヤ
3が配設されている。また、キャリヤ6にはギヤ5が固
設されており、サンギヤ1、入力ギヤ4、キャリヤ6お
よびギヤ5の回動中心は同一直線上に位置するように構
成されている。キャリヤ6に固設した前記ギヤ5は駆動
軸27に挿嵌固定されたギヤ9に噛合しており、該ギヤ
9に駆動力を伝達可能に構成されている。
【0010】前記入力ギヤ4は動力伝動パイプ28の一
端において該動力伝動パイプ28の外周上に一体的に成
形されており、該動力伝動パイプ28の他端の外周上に
はギヤ10が挿嵌固定されている。該ギヤ10には油圧
モータ出力軸26に挿嵌されたギヤ14が噛合してい
る。該ギヤ14には油圧モータ出力軸26に挿嵌固定さ
れたクラッチ11のクラッチボックスに固設されてお
り、該クラッチ11を作動させることにより該油圧モー
タ出力軸26とともにギヤ14が駆動される構成になっ
ている。
【0011】また、油圧モータ出力軸26の一端の外周
上にはギヤ15が挿嵌固定されており、該ギヤ15は駆
動軸27に挿嵌したギヤ16に噛合している。該ギヤ1
6は駆動軸27に挿嵌固定されたクラッチ12のクラッ
チボックスに固設されており、該クラッチ12を作動さ
せることによりギヤ16により、駆動軸27に駆動力を
与えギヤ16とともに駆動軸27を回動させる構成にな
っている。また、ギヤ9およびギヤ19を介して駆動軸
18が回動する。
【0012】上記構成において、クラッチ11が切られ
ており、クラッチ12が作動し、ギヤ16と駆動軸27
が接続されている場合には、前記HST21の油圧モー
タ出力軸26の駆動力により駆動軸27が駆動される。
前記エンジン24の出力はHST21において変速され
油圧モータ出力軸26より出力される。該油圧モータ出
力軸26が駆動されることにより、ギヤ15が駆動さ
れ、該ギヤ15に噛合したギヤ16が駆動される。該ギ
ヤ16にはクラッチ12のクラッチボックスが固設され
ており、該クラッチ12が作動しているため、ギヤ16
と駆動軸27が接続され、ギヤ9およびギヤ19を介し
て駆動軸18が駆動される。これにより、油圧モータ出
力軸26の出力により駆動軸18が駆動される。即ち、
クラッチ11の接続を切り、クラッチ12を作動させる
ことにより、HST21により変速された駆動力のみに
より前記駆動軸18を駆動する。
【0013】また、クラッチ11が作動し、ギヤ14と
油圧モータ出力軸26が接続され、クラッチ12の接続
が切られている場合には、入力軸25の駆動力と油圧モ
ータ出力軸26の駆動力が遊星歯車部7において合成さ
れ、該遊星歯車部7において合成された出力により駆動
軸27が駆動される。サンギヤ1には入力軸25を介し
てエンジン24の出力が伝達され、該サンギヤ1により
入力軸25の駆動力が遊星歯車部7に導入される。ま
た、油圧モータ出力軸26の駆動力はクラッチ11の接
続によりギヤ14を介してギヤ10に伝達される。該ギ
ヤ10により動力伝動パイプ28が駆動され、該動力伝
動パイプ28に一体成形された入力ギヤ4が駆動され
る。該入力ギヤ4により油圧モータ出力軸26の駆動力
が遊星歯車部7に伝達される。該遊星歯車部7において
入力軸25と油圧モータ出力軸26の駆動力が合成さ
れ、キャリヤ6が駆動される。該キャリヤ6の駆動力は
該キャリヤ6に固設されたギヤ5によりギヤ9に伝達さ
れ、ギヤ9により駆動軸27に伝達され、ギヤ9および
ギヤ19を介して駆動軸18が駆動される。これによ
り、入力軸25により遊星歯車部7に伝達された駆動力
とHST21により変速された駆動力により駆動軸18
が駆動される。
【0014】また、入力軸25にはギヤ36が挿嵌固定
されており、該ギヤ36はギヤ37に噛合している。該
ギヤ37は駆動軸27に挿嵌固定されたクラッチ13の
クラッチボックスに固設されており、該クラッチ13を
作動させることによりギヤ37により、駆動軸18に駆
動力を与えギヤ37とともに駆動軸27を回動させる構
成になっている。即ち入力軸25により伝達される駆動
力を該入力軸上に固設されたギヤ36によりギヤ37に
伝達し、クラッチ13の作動により、前記入力軸25に
より伝達される駆動力を駆動軸18に伝達する構成にな
る。該ギヤ36およびギヤ37により出力を駆動軸18
に伝達する場合には、機械式により出力の伝達が行われ
るため、出力の伝動過程における損失が少なく、エンジ
ン24の出力を効率的に使用することができる。
【0015】次に駆動状態切換の構成について説明す
る。上記の構成において、図2に示すごとくクラッチ1
2を作動させ、クラッチ11およびクラッチ13の接続
を切断した場合には、HST21のみによる駆動(以下
この駆動状態をHSTモードとする。)を行うことがで
きる。該クラッチ12が作動し、ギヤ16の駆動力を駆
動軸27に伝達可能になることにより、油圧モータ出力
軸26の駆動力がギヤ15、ギヤ16を介して駆動軸2
7に伝達される。即ち、エンジン24の出力がHST2
1により変速され、該HST21により変速された駆動
力が油圧モータ出力軸26より出力され、クラッチ12
の接続により駆動軸27が駆動され、ギヤ9およびギヤ
19を介して駆動軸18が駆動される。
【0016】また、クラッチ11を作動させ、クラッチ
12およびクラッチ13を切ることにより、入力軸25
の駆動力とHST21の油圧モータ23の出力を遊星歯
車部7において合成し、該遊星歯車部7よりの出力によ
る駆動(以下HMTモードとする。)を行うことができ
る。クラッチ11を作動させ、油圧モータ23により油
圧モータ出力軸26を介してギヤ14を駆動し、ギヤ1
0を介して遊星歯車部7に動力を導入しするとともに、
入力軸25よりサンギヤ1を介して遊星歯車部7に動力
が伝達される。該遊星歯車部7において前記入力軸25
より伝達された出力と油圧モータ23より伝達された出
力が合成され、ギヤ5およびギヤ9を介して駆動軸27
に出力され、ギヤ9およびギヤ19を介して駆動軸18
に出力される。
【0017】クラッチ13を作動させギヤ37駆動軸2
7に接続するとともに、クラッチ11およびクラッチ1
2をきることにより、入力軸25よりの出力のみにより
駆動軸27を駆動(以下機械駆動モードとする。)を行
うことができる。クラッチ11およびクラッチ12が切
られているため、遊星歯車部7を介した駆動力およびH
ST21よりの出力は駆動軸27に伝達されない。入力
軸25の出力は該入力軸25に相対回動不可に固設され
たギヤ36によりギヤ37に伝達される。該ギヤ37は
クラッチ13により駆動軸27に接続されているため、
前記入力軸25の出力がギヤ36およびギヤ37を介し
て駆動軸27に伝達される。
【0018】本実施例においては、低速駆動を前記HS
Tモードにより行い、中速及び高速駆動をHMTモード
により行うものである。また、最高速駆動を機械駆動モ
ードにより行うものである。低速駆動をHSTモードに
より行うので、低速域においても微細な駆動力の調節を
行うことができ、低速作業時に高い操作性を維持するこ
とができる。また、中速及び高速駆動をHMTモードに
より行うので、HST21により駆動するよりも高い出
力伝達効率を実現できるとともに、中速及び高速駆動に
おいて無段変速が可能であり操作性を向上できる。最高
速駆動を機械駆動モードにより行うことにより、エンジ
ン出力を高い伝達効率で駆動軸27に伝達することがで
きる。また、最高速モードにより最高出力を増すととも
に、最高速域における燃費が良なる。また、変速機をコ
ンパクトに構成すると共に、高速性が要求される場合に
も対応できる。
【0019】次に高速域から最高速へ駆動方式の切換お
よび最高速から高速域へ駆動方式の切換、即ち機械駆動
モードからHMTモードおよびHMTモードから機械駆
動モードへの切換について説明する。本実施例において
はエンジン24より出力が伝達される入力軸25の近傍
に該入力軸25の回転速度を検出するためのセンサー1
04が配設されており、駆動軸27にはセンサー103
が配設されており、該駆動軸27の回転を検出可能に構
成されている。該センサー103およびセンサー104
はコントローラ100に接続されており、該コントロー
ラ100において入力軸25および駆動軸27の回転速
度を認識できる構成になっている。
【0020】また、該コントローラ100には図示しな
い複数の電磁弁が接続されており、該電磁弁の作動を制
御することにより、前記クラッチ11・12・13の断
続を制御する構成になっている。上記構成において、セ
ンサー103・104の配置位置はエンジン24の出力
および駆動軸27の回転速度を認識可能な場所であれば
よく上記に限定されるものではない。
【0021】また、機械駆動モードからHMTモードお
よびHMTモードから機械駆動モードへの切換はエンジ
ン24の最大トルク点と最大出力点の間もしくは最大ト
ルク点と最大出力点の間およびその近傍において行われ
る。エンジンの特性について図3を用いて説明する。図
3において曲線61はエンジン24の回転数に対するト
ルク変化を示すものであり、回転数R1において最大ト
ルクを示すものである。また、曲線62はエンジンの回
転数に対する出力を示すものであり、回転数R2におい
てエンジンの最大出力を示すものである。
【0022】エンジン24は図5に示すようにその特性
において、最大のトルクを発生する回転数R1および最
大出力を発生する回転数R2が存在する。該回転数R1
およびR2の間がエンジン24の出力の大きい範囲とな
る。この特性はエンジン24の形式が一致すればほぼ同
一の特性であるため、エンジン回転数にたいしての該エ
ンジン24のトルクの値を前記コントローラ100に認
識させておくことにより、エンジン回転数に対しての該
エンジンのトルクを算出できる。
【0023】本発明は機械駆動モードからHMTモード
およびHMTモードから機械駆動モードへの切換を前記
回転数R1と回転数R2の間において行うものである。
機械駆動モードにおいてギヤ36により入力軸25の出
力が駆動軸27に伝達され、ギヤ9およびギヤ19を介
して駆動軸18に伝達されるため、エンジン24の負荷
が大きくなる場合がある。このため、エンジン24の出
力が小さい回転数において機械モードを行った場合には
エンジン24が負荷に勝てずエンジン24がストップす
る可能性がある。しかしながら、回転数R1およびR2
の間がエンジン24の出力の大きい範囲もしくは回転数
R1およびR2の間がエンジン24の出力の大きい範囲
およびその近傍において機械モードへの切換を行うこと
により、円滑に機械モードでの駆動を行うことが出来
る。
【0024】また、機械駆動モードからHMTモードお
よびHMTモードから機械駆動モードへの切換は、機械
駆動モードにより駆動軸27を駆動した場合の該駆動軸
27の回転速度とHMTモードにより駆動軸27を駆動
した場合の該駆動軸27の回転速度とが一致する駆動軸
27の回転数において行われる。これにより、モード切
換時のショックを低減できる。すなわち、前記コントロ
ーラ100において駆動軸27の回転数およびエンジン
24の回転数を認識し、エンジン24が前記回転数R1
と回転数R2間であり、機械駆動モードにより駆動軸2
7を駆動した場合の該駆動軸27の回転速度とHMTモ
ードにより駆動軸27を駆動した場合の該駆動軸27の
回転速度とが一致する駆動軸27の回転数において、機
械駆動モードからHMTモードおよびHMTモードから
機械駆動モードへの切換が行われる。これにより、モー
ド切換時のショックを低減できるとともにエンジンスト
ップを防止でき、エンジン24への過負荷を回避でき
る。
【0025】
【発明の効果】本発明は、請求項1記載のごとく、少な
くとも一方が可変容量の油圧式無段変速機を用いた油圧
伝動部と、油圧伝動部と機械式伝動部の両方に接続され
た遊星歯車を用いた差動機構とを持ち、低速域を油圧駆
動とし、中速域から高速域は油圧−機械式駆動で無段変
速が可能とし、最高速域は機械駆動とする油圧−機械式
変速機において、高速域から最高速への駆動方式の切換
および最高速から高速域への駆動方式の切換を、油圧−
機械式駆動の出力軸の回転速度、もしくは該駆動方式切
換クラッチの接続駆動力伝達部材の回転速度が、最高速
での駆動によっても同じもしくはほぼ同じ回転速度にな
るときに行うので、高速域から最高速への駆動方式の切
換、および最高速から高速域への駆動方式の切換時のシ
ョックを低減できるとともに、該変速機への負荷を低減
でき、該変速機の耐久性を向上できる。また、変速機の
操作性を向上できる。
【0026】請求項2記載のごとく、少なくとも一方が
可変容量の油圧式無段変速機を用いた油圧伝動部と、油
圧伝動部と機械式伝動部の両方に接続された遊星歯車を
用いた差動機構とを持ち、低速域を油圧駆動とし、中速
域から高速域は油圧−機械式駆動とし、最高速域は機械
駆動とする油圧−機械式変速機において、高速域から最
高速への駆動方式の切換および最高速から高速域への駆
動方式の切換を、動力源の出力が最大トルク点と最大出
力点の間、もしくは最大トルク点と最大出力点の間およ
びその近傍で行うので、エンジンへの過負荷を回避で
き、該エンジンの耐久性を向上できる。また、駆動時の
安定性を獲得できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧−機械式変速機のスケルトン図である。
【図2】変速状態に対応したクラッチの作動状況を示す
図である。
【図3】エンジンの特性を示す図である。
【符号の説明】
7 遊星歯車部 21 HST 24 エンジン 25 入力軸 26 油圧モータ出力軸 27 駆動軸 28 動力伝動パイプ 36 ギヤ 100 コントローラ 103・104 センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 良一 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 (72)発明者 具嶋 誠二 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 Fターム(参考) 3D042 AA01 AA05 AA07 AA08 BA02 BA05 BA08 BA14 BA19 BA20 BB03 BC01 BC06 BD03 BD04 BD08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が可変容量の油圧式無段
    変速機を用いた油圧伝動部と、油圧伝動部と機械式伝動
    部の両方に接続された遊星歯車を用いた差動機構とを持
    ち、低速域を油圧駆動とし、中速域から高速域は油圧−
    機械式駆動で無段変速が可能とし、最高速域は機械駆動
    とする油圧−機械式変速機において、高速域から最高速
    への駆動方式の切換および最高速から高速域への駆動方
    式の切換を、油圧−機械式駆動の出力軸の回転速度、も
    しくは該駆動方式切換クラッチの接続駆動力伝達部材の
    回転速度が、最高速での駆動によっても同じもしくはほ
    ぼ同じ回転速度になるときに行うことを特徴とする油圧
    −機械式変速機。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方が可変容量の油圧式無段
    変速機を用いた油圧伝動部と、油圧伝動部と機械式伝動
    部の両方に接続された遊星歯車を用いた差動機構とを持
    ち、低速域を油圧駆動とし、中速域から高速域は油圧−
    機械式駆動とし、最高速域は機械駆動とする油圧−機械
    式変速機において、高速域から最高速への駆動方式の切
    換および最高速から高速域への駆動方式の切換を、動力
    源の出力が最大トルク点と最大出力点の間、もしくは最
    大トルク点と最大出力点の間およびその近傍で行うこと
    を特徴とする油圧−機械式変速機。
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