JP2000126517A - オイルフィルタ - Google Patents

オイルフィルタ

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JP2000126517A
JP2000126517A JP10304981A JP30498198A JP2000126517A JP 2000126517 A JP2000126517 A JP 2000126517A JP 10304981 A JP10304981 A JP 10304981A JP 30498198 A JP30498198 A JP 30498198A JP 2000126517 A JP2000126517 A JP 2000126517A
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JP
Japan
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filter element
filter
oil
core
casing
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Pending
Application number
JP10304981A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Sugiura
佳彦 杉浦
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシング内でフィルタエレメントの位置決
めをする部品が少ないオイルフィルタを提供する。 【解決手段】 フルフローフィルタエレメント4は、樹
脂製のコア401及びアクリル繊維やパルプ等から成形
される濾過体402からなる。コア401は、軸部40
14と軸部4014から放射状に形成される複数のリブ
4011とを有する。軸部4014は軸方向に垂直突部
4012を突出させて形成する。フレーム4015は径
方向に水平突部4013を突出させて形成する。垂直突
部4012及び水平突部4013は濾過体402から突
出する。垂直突部4012及び水平突部4013がケー
シング2に当接することによってフルフローフィルタエ
レメント4の移動を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオイルフィルタに関
し、内燃機関(以下、内燃機関を「エンジン」とい
う。)のオイルを濾過するオイルフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンオイルを濾過するオイルフィル
タに装着されるフィルタエレメントとして、濾紙を折り
重ねて濾過体としたものや樹脂製のコアに負圧を発生さ
せコア表面にパルプ、ポリエステル、アクリルなどの繊
維を濾過体として付着させたフィルタエレメントが知ら
れている。また、オイルフィルタはオイル入口孔に逆支
弁を備えてオイルの逆流を防止している。一般に、逆支
弁はフィルタエレメントとベースの間に備えられフィル
タエレメントが下方に付勢されることによって押圧され
シール機能を維持している。
【0003】従来のコンビネーション型のオイルフィル
タの一例を図8に示す。フルフローフィルタエレメント
4は折り重ねた濾紙を濾過体410とし、濾過体410
は、金属製のケースに濾過体を収容したバイパスフロー
フィルタエレメント3と共通の軸に接着される。共通の
軸の上部に金属製のバルブ5が備えられる。バイパスフ
ローフィルタエレメント3及びフルフローフィルタエレ
メント4は、軸方向の公差を勘案し、軸方向に移動可能
にケーシング2内に収容され、板ばね6によってケーシ
ング2内で押圧保持されている。オイルがオイルフィル
タ内に流入するときバイパスフローフィルタエレメント
3下部を押し上げるため、金属製ストッパ部材10が備
えられる。金属製ストッパ部材10はバルブ5に当接
し、フィルタエレメントの軸方向の移動を制限し逆支弁
102の移動を防止し逆支弁102のシール機能を維持
する。
【0004】ストッパ部材をフィルタエレメントに装着
せずにフィルタエレメントの位置決めをするオイルフィ
ルタとして、実開平2−127718に開示されるオイ
ルフィルタのように、ケーシング上端の径を狭めケーシ
ングによってフィルタエレメントを押圧して固定するも
のがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ストッパ部材
として金属部品がフィルタエレメントに装着されている
オイルフィルタによると、ストッパ部材として金属部品
が必要なためフィルタエレメントの部品点数が多く、製
造工程が多くなるという問題がある。
【0006】また、ケーシングで押圧することによって
フィルタエレメントを固定するオイルフィルタによる
と、生産時にケーシング上端の径を狭めるための工程が
必要となり、製造コストが増大するという問題があり、
又フィルタエレメントが変形し易いという問題があっ
た。
【0007】本発明は上記の問題を解決するために創作
されたものであって、ケーシング内でフィルタエレメン
トの位置決めをするための部品点数が少ないオイルフィ
ルタを提供することを目的とする。本発明の別の目的
は、ケーシング内でフィルタエレメントの位置決めをす
るための加工を施す工程が少ないオイルフィルタを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
オイルフィルタによると、コアは、濾過体から突出しケ
ーシングに対しフィルタエレメントの位置決めをするた
めの突部を有する。このため、フィルタエレメントをケ
ーシング内で位置決めするための金属部品が不要で、ま
たフィルタエレメントを位置決めするための工程が不要
になり製造コストを抑制することができる。
【0009】本発明の請求項2記載のオイルフィルタ
は、フルフローフィルタエレメント及びバイパスフロー
フィルタエレメントを備えるコンビネーション型のオイ
ルフィルタである。フルフローフィルタエレメントは、
中空の軸から放射状に複数のリブが形成される樹脂製の
コアと、そのコア表面に積層される繊維からなる濾過体
とを有し、コンビネーション型のオイルフイルタのフル
フローフィルタエレメントのコアに突部を設けることに
より、フルフローフィルタエレメント及びバイパスフロ
ーフィルタエレメントをケーシング内で位置決めし逆支
弁のシール機能を維持することができる。
【0010】本発明の請求項3記載のオイルフィルタに
よると、コアにフィルタエレメントの軸方向に突出する
突部を形成することによって軸方向の位置決めをするこ
とができる。本発明の請求項4記載のオイルフィルタに
よると、コアにフィルタエレメントの径方向に突出する
突部を形成することによって径方向の位置決めをするこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
一実施例を詳細に説明する。本発明の一実施例によるス
ピンオン式のコンビネーション型オイルフィルタを図1
に示す。本発明の実施例によるコンビネーション型オイ
ルフィルタは、ケーシング2内部で板ばね6によって押
圧保持されるフルフローフィルタエレメント4及びバイ
パスフローフィルタエレメント3によってエンジンオイ
ルに含まれるカーボンなどの不純物を濾過する。エンジ
ンオイルはオイル入口孔101から流入し不純物が濾過
された後オイル出口孔104、105から流出する。
【0012】ケーシング2は、上方が閉鎖され下方が開
放している円筒形でアルミニウムなどからなり、ベース
1に巻き締められる。ベース1は、略円盤形でオイル入
口孔101を有しオイル入口孔101近傍に逆止弁10
2を備えるベース部材103と、オイル出口孔104,
105を有する軸部材106とからなる。逆支弁102
はバイパスフローフィルタエレメント3によって押圧さ
れベース1に位置決めされてシール機能を維持する。バ
イパスフィルタエレメント3で濾過されたエンジンオイ
ルはオイル出口孔104からオイルパンに流出する。フ
ルフローフィルタエレメント4で濾過されたエンジンオ
イルは出口孔105からエンジンに流出する。
【0013】バイパスフローフィルタエレメント3は、
金属製のケース301に折り重ねられた濾紙からなる濾
過体302を収容する。ケース301はオイル入口孔3
03及びオイル出口孔304を有し、上方の突部305
がフルフローフィルタエレメント4と嵌合する。バイパ
スフィルタエレメント3は、比較的粒子の細かい不純物
をエンジンオイルから除去する。
【0014】フルフローフィルタエレメント4は、図1
に示すように樹脂製のコア401及びアクリル繊維やパ
ルプ等から成形される濾過体402からなる。フルフロ
ーフィルタエレメント4は、比較的粒子の大きい不純物
をエンジンオイルから除去する。
【0015】コア401は、図2及び図3に示すように
軸部4014と軸部4014から放射状に形成される複
数のリブ4011を有する。軸部4014及びリブ40
11は、互いに平行に位置し軸方向に延びる複数の棒体
4016とそれぞれの棒体4016を接続するフレーム
4015からなり射出成形によって成形される。棒体4
016によって形成される隙間がエンジンオイルの流路
になる。軸部4014は軸方向に突出した垂直突部40
12を有する。フレーム4015は径方向に突出した水
平突部4013を有する。図4に示すように、垂直突部
4012及び水平突部4013は積層された濾過体40
2から突出する。
【0016】軸方向の製造公差を勘案するため、突部3
05によって嵌合されるバイパスフローフィルタエレメ
ント3とフルフローフィルタエレメント4は、ベース1
からケーシング2上方までの内側長さよりバイパスフロ
ーフィルタエレメント3の低端から垂直突部4012上
端までの垂直方向の長さが短い。
【0017】濾過体402は、コア401に積層される
アクリル繊維やパルプ等からなる。濾過体402の成形
方法を図5に基づいて説明する。 タンク7に微細な
アクリル繊維やパルプ等を水とともに混入し、均一に分
散し懸濁するように攪拌器8によって攪拌しスラリー状
にする。 コア401を端部に接続した吸引ポンプ9
によりスラリーを吸引し、コア401表面にアクリル繊
維やパルプ等を積層させる。 アクリル繊維を積層さ
せた後、タンク7からコア401を取り出し高温で乾燥
し、アクリル繊維やパルプ等を仮硬化させて濾過体40
2を成形する。 乾燥させたフルフローフィルタエレ
メント4の強度を向上させるため、濾過体402に熱硬
化樹脂を含浸し、硬化させる。
【0018】またフルフローフィルタエレメント4は、
濾過体402が目詰まりしてオイル循環が滞ることのな
いように軸部4014にバルブ5を備える。バルブ5は
所定の圧力で開き、オイルフィルタに流入するエンジン
オイルがフィルタエレメントを透過せずに循環するよう
弁体を作動させてエンジンオイルの流路を切り換える。
【0019】板ばね6は、図6に示すようにバルブ5に
当接する円環状のリング501と可動部502を有し、
可動部502の一端がケーシング2に固定される。板ば
ね6に干渉されない位置から垂直突部4012が板ばね
6の上方に突出する。
【0020】以下、上述のコンビネーション型オイルフ
ィルタの作動について説明する。エンジンが始動する
と、オイル入口孔101からエンジンオイルが流入す
る。このとき、エンジンオイルが流入する圧力によって
ケース301下部が上方に押圧される。バイパスフロー
フィルタエレメント3及びフルフローフィルタエレメン
ト4を下方に付勢する板ばね6の付勢力を上回る力がエ
ンジンオイルの流入する圧力によって生じると、バイパ
スフローフィルタエレメント3及びフルフローフィルタ
エレメント4は上方に押し上げられる。
【0021】バイパスフローフィルタエレメント3及び
フルフローフィルタエレメント4が軸方向に移動すると
き、垂直突部4012がケーシング2に当接する位置が
移動の上限位置である。また、水平突部4013がケー
シング2に当接することにより、バイパスフローフィル
タエレメント3及びフルフローフィルタエレメント4
は、軸と垂直の方向への移動が制限されている。このた
め、バイパスフローフィルタエレメント3及びフルフロ
ーフィルタエレメント4の位置が大きくずれ、逆支弁1
02の位置がずれて本来のシール機能を果たさなくなる
ことがない。
【0022】入口孔101から流入したエンジンオイル
は、フルフローフィルタエレメント4の濾過体402及
びバイパスフローフィルタエレメント3の濾過体302
に濾過されることによってカーボンなどの不純物が除去
される。フルフローフィルタエレメント4に流入したエ
ンジンオイルはオイル出口孔105からエンジンへ、バ
イパスフローフィルタエレメント3に流入したエンジン
オイルはオイル出口孔104からオイルパンへそれぞれ
排出される。
【0023】本実施例によるコンビネーション型オイル
フィルタによると、フルフローフィルタエレメントをコ
アと繊維から成形し、コアに設ける垂直突部4012及
び水平突部4013によってフルフローフィルタエレメ
ント4及びバイパスフローフィルタエレメント3の移動
を制限する。
【0024】このため、本実施例によるコンビネーショ
ン型オイルフィルタによると、部品点数及び製造工程が
少ないコンビネーション型オイルフィルタを提供するこ
とができる。すなわち、製造コストを削減することがで
きる。さらに、フルフローフィルタエレメント4及びバ
イパスフローフィルタエレメント3の移動を制限するた
めのケーシング2を変形させる加工を施さないため、フ
ルフローフィルタエレメント4が変形しにくい。
【0025】(変形例)水平突部及び垂直突部は種々の
形状に成型することが可能である。例えば、図7に示す
ように垂直突部4012’ が部分的に切り欠かれた筒
状であるものが考えられる。また、水平突部をフルフロ
ーフィルタエレメントの外周を囲むリング状とすること
が考えられる。またフルフローフィルタエレメントは、
垂直突部や水平突部によってケーシング内の位置決めが
できるため種々の形状に成型することが可能である。例
えば、ケーシング2の内径より相当小さな外径とするこ
とも可能である。フィルタエレメントの体積を小さくす
ると製造コストを削減することができる。
【0026】本実施例において、オイルフィルタはコン
ビネーション型オイルフィルタに基づいて説明された
が、コアに繊維を積層させるフィルタエレメントを備え
るオイルフィルタであればフルフロー型オイルフィル
タ、バイパスフロー型オイルフィルタ等に適用すること
も可能である。また、エレメント交換型オイルフィルタ
のフィルタエレメントに適用する場合、金属製のストッ
パ部材を必要としないため交換後のフィルタエレメント
を焼却するときの不燃物を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるコンビネーション型オ
イルフィルタの断面を模式的に示す図である。
【図2】本発明の一実施例におけるフルフローエレメン
トのコアを示す斜視図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】本発明の一実施例におけるフルフローエレメン
トを示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施例におけるフルフローエレメン
トの製造方法を示す模式図である。
【図6】本発明の一実施例において板ばねとケーシング
とフルフローエレメントの位置関係を示す一部切欠平面
図である。
【図7】本発明の一実施例における変形例のコンビネー
ション型オイルフィルタを示す斜視図である。
【図8】従来のコンビネーション型オイルフィルタの断
面を模式的に示す図である。
【符号の説明】
2 ケーシング 4 フルフローフィルタエレメント 401 コア 402 濾過体 4011 リブ 4012 垂直突部(軸方向に突出する突部) 4013 水平突部(径方向に突出する突部) 4014 軸部(中空の軸)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の軸から放射状に複数のリブが形成
    される樹脂製のコア及びそのコア表面に積層される繊維
    からなる濾過体を有するフィルタエレメントと、そのフ
    ィルタエレメントを収容するケーシングとを備えるオイ
    ルフィルタであって、 前記コアは、前記濾過体から突出し前記ケーシングに対
    し前記フィルタエレメントの位置決めをするための突部
    を有することを特徴とするオイルフィルタ。
  2. 【請求項2】 ケーシングと、前記ケーシング上部に収
    容されるフルフローフィルタエレメントと、前記ケーシ
    ング下部に収容されるバイパスフローフィルタエレメン
    トとを備えるコンビネーション型のオイルフィルタであ
    って、 前記フルフローフィルタエレメントは、中空の軸から放
    射状に複数のリブが形成される樹脂製のコアと、そのコ
    ア表面に積層される繊維からなる濾過体とを有し、 前記コアは、前記濾過体から突出し前記ケーシングに対
    し前記フィルタエレメントの位置決めをするための突部
    を有することを特徴とするオイルフィルタ。
  3. 【請求項3】 前記コアは、前記フィルタエレメントの
    軸方向に突出する前記突部を有することを特徴とする請
    求項1又は2記載のオイルフィルタ。
  4. 【請求項4】 前記コアは、前記フィルタエレメントの
    径方向に突出する前記突部を有することを特徴とする請
    求項1、2又は3記載のオイルフィルタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103505933A (zh) * 2013-09-18 2014-01-15 梁招仙 一种进油滤油器
JP2021512780A (ja) * 2018-02-13 2021-05-20 フィルトレーション グループ ゲー・エム・ベー・ハー 流体を濾過するためのフィルターエレメント

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