JP2000126478A - 鋏 - Google Patents

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JP2000126478A
JP2000126478A JP10307349A JP30734998A JP2000126478A JP 2000126478 A JP2000126478 A JP 2000126478A JP 10307349 A JP10307349 A JP 10307349A JP 30734998 A JP30734998 A JP 30734998A JP 2000126478 A JP2000126478 A JP 2000126478A
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JP
Japan
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elastic body
blade
fastening nut
scissors
pair
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Pending
Application number
JP10307349A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Hoshino
正司 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokosha Co Ltd
Original Assignee
Tokosha Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の刃体同士(静刃体と動刃体)の最適
な擦り合わせ状態を容易に具現できるようにする。 【解決手段】 2枚一対の刃体1,2に要ボルト3を挿
通し止着ナット4による締め付け具合で刃体同士の擦り
合わせを調整するようにした鋏Aにおいて、止着ナット
と刃体との間に弾性体6を介在設置すると共に、弾性体
と接触する止着ナットの内側面41を球面状に形成し、
止着ナットと接触する弾性体の上面61を止着ナットの
球面状内側面と同じかやや大きな半径の球面状に形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は理容・美容等に使用
される鋏に関し、更に詳しくは、静刃体と動刃体とから
なる2枚1対の刃体に要ボルトを挿通し止着ナットによ
る締め付け具合により刃体同士(静刃体と動刃体)の擦
り合わせを調整するようにした鋏に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の鋏では、刃体同士(静刃体と動
刃体)の適切な擦り合わせ並びに快適な開閉動作を期す
るために、止着ナットの締付力が、要ボルトが挿通する
軸穴の周縁上に均等に加わり適切な締め付けが行なえる
ようにすることが望ましい。そこで、止着ナットと刃体
(静刃体)との間に弾性体を介在設置することがある。
【0003】しかし乍ら、従来のこの種の鋏では、図4
に示すごとく、止着ナット4’の内側面、すなわち弾性
体6’,6”と接触する側の面41’を平坦状に形成
し、その内側面に(a)略皿バネ形状に形成した弾性体
6’を当接させるか、或いは(b)略Oリング形状や略円
筒形状に形成した弾性体6”を当接させていた。その
為、これらの弾性体6’,6”を用いた場合、刃体(静
刃体1’)に形成された弾性体の設置穴底面51’に対
して要ボルト3’の軸心が直角に設置されないと、止着
ナット4’の内側面41’が弾性体6’,6”の上面6
1’,61”に均等に接触せず、その結果、止着ナット
4’の締付力が要ボルトの挿通穴の周縁上すなわち弾性
体設置穴の底面51’上に均等に加わらず、止着ナット
の締め付け調整による最適な刃体同士(静刃体と動刃
体)の擦り合わせ状態を具現できない不具合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な従来
の不具合に鑑みてなされたものであり、一対の刃体同士
(静刃体と動刃体)の最適な擦り合わせ状態を容易に具
現することができる鋏を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の鋏は、2枚一対の刃体に要ボルトを挿通し止着ナ
ットによる締め付け具合で刃体同士の擦り合わせを調整
するようにした鋏において、前記止着ナットと刃体との
間に略皿形状に形成した弾性体を介在設置すると共に、
前記止着ナットにおける上記弾性体と接触する側の面を
球面状に形成してなる事を特徴としたものである。この
際、前記弾性体における少なくとも前記止着ナットと接
触する側の面を、前記止着ナットと同じかやや大きな半
径の曲率を有する球面状に形成することが好ましい。ま
た、前記弾性体が硬すぎて適切な弾性が得られないよう
な場合や前記弾性体の変形量を小さくするべく意識的に
硬めに設定した場合などには、前記弾性体と刃体の間
に、当該弾性体より柔軟弾性を有する補助弾性体を介在
設置ことが好ましい。
【0006】
【作 用】2枚1対の刃体に要ボルトを挿通し止着ナッ
トを締め込むと、刃体(静刃体)に形成された弾性体の
設置穴底面に対して要ボルトの軸心が直角に設置されて
いない場合であっても、止着ナットの内側面が弾性体の
上面に均等に接触し、その結果、止着ナットの締付力が
要ボルトの挿通穴の周縁上に均等に加わり、刃体同士
(静刃体と動刃体)の適切な擦り合わせ状態が得られ
る。この作用は、弾性体における止着ナットと接触する
側の面を、止着ナットの球面状内側面と同じかやや大き
な半径の球面状に形成することにより、或いは弾性体と
刃体の間に当該弾性体より柔軟弾性を有する補助弾性体
を介在設置せしめることにより、より確実なものとな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施例を
図面に基づいて説明する。図中の符号Aは、本発明に係
る鋏の1実施例を示す。
【0008】鋏Aは、図1に示す通り基本的には従来と
同様に、静刃体1と動刃体2からなる2枚一対の刃体の
開閉支点部分に開穿した挿通穴11,12にわたって要
ボルト3を貫挿通すると共に、要ボルト3の先端部分に
止着ナット4を螺合せしめて適当な締付け力で開閉動作
自在に枢着し、両刃体1,2の柄部12,22の基端に
は指を挿入させるための指環13,23をそれぞれ同一
体に形成して構成されている。
【0009】要ボルト3は、図1及び図2に示す通り、
その頭部31が一対の刃体1,2の一方の刃体側(図示
例にあっては動刃体2側)に形成された円形状の挿通穴
12に回動自在に係合挿通されると共に、頭部31とネ
ジ部32の間に形成された角断面部分33が他方の刃体
側(図示例にあっては静刃体1側)に形成された角形状
の挿通穴11に回動不能状態に係合挿通され、そうして
ネジ部32が他方の刃体側(図示例にあっては静刃体1
側)に形成された弾性体設置穴5の底面51から突出さ
れて、そのネジ部32に止着ナット4が螺動自在に螺合
される。
【0010】そして、止着ナット4と刃体(図示例にあ
っては静刃体1)との間には、略皿形状に形成した弾性
体6を介在設置せしめる。止着ナット4は、その内側面
すなわち弾性体6と接触する側の面41を適当な曲率の
球面形状に形成すると共に、雌ネジを形成した内周上部
には要ボルト3のネジ部32外周に弾性的に接触して不
用意な回動を阻止するためのゴム材やプラスッチク材等
で形成されたOリング様の緩み止めリング42を設置
し、外周面には当該止着ナット4を回動操作しやすいよ
うにローレット43を形成してなる。
【0011】弾性体6は、止着ナット4で締め込んでも
へたることなく反発力を保持し得るプラスチック材や薄
い金属板材などの弾性を有する材料を用いて、止着ナッ
ト4の外径とほぼ同じ大きさの直径を有する略浅い皿形
状に形成すると共に、少なくとも止着ナット4の内側面
41と接触する側の面(上面)61を球面状に形成して
なる。この際、弾性体6上面61の曲率を、止着ナット
4の球面状内側面41と同じかやや大きい半径の曲率を
有する球面状に形成することが好ましい。
【0012】また、弾性体6を設置するための設置穴5
の底面51は、要ボルト3の軸心に対してできるだけ直
角に形成せしめることが好ましいが、本発明に係る鋏A
の場合、弾性体4が要ボルト3の軸心に対して多少傾い
て設置されたとしても、止着ナット4の内側面41に対
して弾性体6の上面61が球面接触に近い状態ないしは
リング状に均等に線接触するので、必ずしも設置穴5の
底面51を要ボルト3の軸心に対して直角に形成しなく
とも良い。
【0013】更に、弾性体6が硬すぎて適切な弾性が得
られないような場合や弾性体6の変形量を小さくするべ
く意識的に硬めに設定した場合などには、図3の実施例
に示すごとく、弾性体6と刃体(図示例にあっては静刃
体1)との間に、弾性体4より柔軟弾性を有する材質、
具体的には天然ゴムやポリウレタンゴム等の合成ゴム材
またはプラスチック材等を用いて略ドーナツ板形状に形
成した補助弾性体7を介在設置することが好ましい。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る鋏は斯様に、2枚一対の刃
体に要ボルトを挿通し止着ナットによる締め付け具合で
刃体同士の擦り合わせを調整するようにした鋏におい
て、止着ナットと刃体との間に略皿形状に形成した弾性
体を介在設置すると共に、止着ナットにおける上記弾性
体と接触する側の面(内側面)を球面状に形成してなる
ので、仮に弾性体が要ボルトの軸心に対して多少傾いて
設置されたとしても、止着ナットを締め付けると弾性体
の上面が止着ナットの内側面に対して球面接触に近い状
態ないしはリング状に均等に線接触する。従って、止着
ナットの締付力が要ボルトの挿通穴の周縁上に均等に加
わり、一対の刃体同士(静刃体と動刃体)の最適な擦り
合わせ状態を容易に具現することが出来る。
【0015】また、請求項2記載の鋏によれば、弾性体
における少なくとも止着ナットと接触する側の面を、止
着ナットと同じかやや大きな半径の球面状に形成してな
るので、上記作用・効果をより顕著に奏することが出来
る。
【0016】更に、請求項3記載の鋏によれば、弾性体
と刃体の間に、当該弾性体より柔軟弾性を有する補助弾
性体を介在設置せしめてなるので、弾性体が硬すぎて適
切な弾性が得られないような場合や弾性体の変形量を小
さくするべく意識的に硬めに設定した場合でも、止着ナ
ットによる適切な締め付けを可能ならしめ、一対の刃体
同士(静刃体と動刃体)の最適な擦り合わせ状態を容易
に具現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施の一例を示す分解斜視図。
【図2】 要部の拡大断面図。
【図3】 本発明他の実施例を示す拡大断面図。
【図4】 従来例を示す要部の拡大断面図。
【符号の説明】
A:鋏 1:刃体(静刃
体) 2:刃体(動刃体) 3:要ボルト 4:止着ナット 41:止着ナット
の内側面 5:弾性体設置穴 51:弾性体設置
穴の底面 6:弾性体 61:弾性体の上
面 7:補助弾性体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚一対の刃体に要ボルトを挿通し止着
    ナットによる締め付け具合で刃体同士の擦り合わせを調
    整するようにした鋏において、前記止着ナットと刃体と
    の間に略皿形状に形成した弾性体を介在設置すると共
    に、前記止着ナットにおける上記弾性体と接触する側の
    面を球面状に形成してなる事を特徴とした鋏。
  2. 【請求項2】 前記弾性体における少なくとも前記止着
    ナットと接触する側の面を、前記止着ナットと同じかや
    や大きな半径の球面状に形成してなる事を特徴とした請
    求項1記載の鋏。
  3. 【請求項3】 前記弾性体と刃体の間に、当該弾性体よ
    り柔軟弾性を有する補助弾性体を介在設置せしめた事を
    特徴とした請求項1又は2記載の鋏。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012157633A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Hamonoya Toginon:Kk
JP2013081748A (ja) * 2011-09-26 2013-05-09 Yagyu:Kk

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JP2012157633A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Hamonoya Toginon:Kk
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