JP2000126193A - バスケット型把持鉗子 - Google Patents

バスケット型把持鉗子

Info

Publication number
JP2000126193A
JP2000126193A JP10301061A JP30106198A JP2000126193A JP 2000126193 A JP2000126193 A JP 2000126193A JP 10301061 A JP10301061 A JP 10301061A JP 30106198 A JP30106198 A JP 30106198A JP 2000126193 A JP2000126193 A JP 2000126193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
basket
wire
forceps
wires
elastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10301061A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000126193A5 (ja
JP4144946B2 (ja
Inventor
Tsutomu Okada
勉 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP30106198A priority Critical patent/JP4144946B2/ja
Publication of JP2000126193A publication Critical patent/JP2000126193A/ja
Publication of JP2000126193A5 publication Critical patent/JP2000126193A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4144946B2 publication Critical patent/JP4144946B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、バスケット部を形成するワイヤをバ
スケット部の後方に延出しても、内視鏡の鉗子起上台で
起上させた際にワイヤが鉗子起上台で折れ曲がることが
なく、狭い管腔でもバスケット部を確実に開くことがで
き、かつ異物をバスケット部の内部に取り込みやすいバ
スケット型把持鉗子を提供することを最も主要な特徴と
する。 【解決手段】バスケット部4を構成する複数の弾性ワイ
ヤ5に、単線ワイヤ5bと撚り線ワイヤ5aとを混在さ
せるとともに、バスケット部4に、各弾性ワイヤ5を略
らせん形に捻じって膨らませた形状の螺旋形状部8を設
けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体腔内に挿入して
結石などの異物を把持するバスケット型把持鉗子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば胆道や膀胱などの体腔内
に発生した結石等の異物を把持するバスケット鉗子の一
例として特公昭52−25672号公報や、実開平4−
88918号公報に示されるように体内に挿入される細
長い可撓性を備えた挿入部の先端部に複数の弾性線の線
束を略螺旋形にねじって膨らませたバスケット部を設け
たものが知られている。これらのバスケット鉗子ではバ
スケット部を構成する弾性線が単線のワイヤによって形
成されている。そして、バスケット部を形成する弾性線
はスリーブを介して挿入部の後方側に延出されている。
【0003】また、特開平10−127648号公報
や、特開平10−192296号公報には、バスケット
部を形成する弾性線を撚り線ワイヤによって形成すると
ともに、各撚り線ワイヤを略螺旋形状に捻じってバスケ
ット部を形成した構成のバスケット鉗子が示されてい
る。
【0004】さらに、実公昭60−25229号公報に
は、弾性の強さの違うワイヤを交互に配設して形成した
バスケット部を開示している。この実公昭60−252
29号公報では、バスケット形状が螺旋形であること
や、ワイヤが撚り線であるか単線であるかは開示してい
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
52−25672号公報や、実開平4−88918号公
報のような構成のバスケット鉗子では、バスケット部が
単線で構成されているため、バスケット部後方にワイヤ
を延出した場合、内視鏡の鉗子起上台で起上させた際に
著しく折れ曲がりやすい問題がある。さらに、バスケッ
ト部が硬く、異物がバスケット部内に入りにくい問題も
ある。
【0006】また、特開平10−127648号公報
や、特開平10−192296号公報のような構成のバ
スケット鉗子では、バスケット部を形成するワイヤが撚
り線ワイヤであるため、バスケット開時の開く強さが弱
く、狭い管腔でバスケットの開き巾を確保することが難
しい問題がある。
【0007】さらに、実公昭60−25229号公報で
はバスケット部を形成するワイヤを、弾性の強いものと
弱いものを交互に配設したものを開示しているが、バス
ケット部が螺旋形状に形成されていない為、バスケット
部による異物の捕捉能力に問題がある。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、バスケット部を形成するワイヤをバス
ケット部の後方に延出しても、内視鏡の鉗子起上台で起
上させた際にワイヤが鉗子起上台で折れ曲がることがな
く、狭い管腔でもバスケット部を確実に開くことがで
き、かつ異物をバスケット部の内部に取り込みやすいバ
スケット型把持鉗子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、細長い可撓性
シース内に操作ワイヤが進退自在に挿通されるととも
に、複数の弾性ワイヤの各前端部間および各後端部間を
それぞれ結束し、これらの両端間の各弾性ワイヤを外側
に膨らませた状態に弾性変形させて形成された異物把持
用のバスケット部が前記操作ワイヤの先端に配設された
バスケット型把持鉗子において、前記バスケット部を構
成する複数の弾性ワイヤに、単線ワイヤと撚り線ワイヤ
とを混在させるとともに、前記バスケット部に、前記各
弾性ワイヤを略螺旋形に捻じって膨らませた形状の成形
部を設けたことを特徴とするバスケット型把持鉗子であ
る。そして、可撓性シースに進退自在に挿通された操作
ワイヤの先端に単線ワイヤと撚り線ワイヤを混在して結
束し、それらを螺旋形に膨らませてバスケット部を形成
することにより、単線ワイヤの形状保持性と撚り線ワイ
ヤの異物の取り込み易さを備えることができる。これに
より、単線ワイヤの拡開力で狭い管腔でも確実に開くこ
とができ、かつ撚り線ワイヤの箇所から結石等の異物を
取り込みやすくするようにし、さらに撚り線ワイヤをバ
スケット部の後方に延出することにより、バスケット部
の脱落を防止し、内視鏡の鉗子起上台の起上操作で変形
を受けることを防止するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1および図2を参照して説明する。図1は本実施の
形態のバスケット型把持鉗子1を示すものである。本実
施の形態のバスケット型把持鉗子1には細長い可撓性シ
ース2と、この可撓性シース2内に進退自在に挿通され
る操作ワイヤ3と、この操作ワイヤ3の先端に配設され
た異物把持用のバスケット部4とが設けられている。こ
こで、可撓性シース2は内視鏡の鉗子チャンネル25
(図15(B)参照)内を挿通可能な樹脂製のシース等
からなる。
【0011】また、バスケット部4には、複数、例えば
4本の弾性を有する弾性ワイヤ5が設けられている。こ
れらの弾性ワイヤ5の前端部は先端チップ6、後端部は
後端チップ7でそれぞれ結束されている。
【0012】さらに、バスケット部4には、図1及び図
2に示すように各弾性ワイヤ5の両端間の中途部を略螺
旋形に捻じって外側に膨らませた状態で籠状(バスケッ
ト状)に弾性変形させた螺旋形状部(成形部)8が形成
されている。
【0013】また、各弾性ワイヤ5には、撚り線構造の
2本の弾性ワイヤ5aと、単線構造の2本の弾性ワイヤ
5bで構成されている。そして、バスケット部4には、
撚り線構造の弾性ワイヤ5aと、単線構造の弾性ワイヤ
5bとが交互に配置されている。さらに、各弾性ワイヤ
5の外径寸法は例えば、撚り線構造の弾性ワイヤ5aが
0.3mm以上、単線構造の弾性ワイヤ5bが0.1〜
0.3mm程度にそれぞれ設定されている。
【0014】また、バスケット部4の後端部は、後端チ
ップ7によって結束されて操作ワイヤ3に接続されてい
る。ここで、バスケット部4を形成した2本の撚り線ワ
イヤ5aのうち、少なくとも1本は後端チップ7より後
方に延出され、手元側まで至っている。
【0015】さらに、バスケット部4は操作ワイヤ3の
操作にともない可撓性シース2内に出し入れ可能に収納
されるようになっている。ここで、操作ワイヤ3を手元
側に引張ることにより、バスケット部4が後方に移動さ
れ、可撓性シース2内に引き込まれるようになってい
る。このとき、螺旋状にねじられた各弾性ワイヤ5が円
滑に可撓性シース2内に収納され、これと共にバスケッ
ト部4の膨らんだ形状が小さくなる状態で、可撓性シー
ス2内に収納されるようになっている。
【0016】また、操作ワイヤ3を先端側に押出し操作
することにより、バスケット部4が可撓性シース2の先
端から外部側に突出されるようになっている。このよう
に可撓性シース2の先端からバスケット部4が外部側に
突出された状態では、各弾性ワイヤ5の螺旋形状部8の
ばね力によってバスケット部4は外側に膨らませた元の
バスケット形状に弾性変形して復帰し、このバスケット
形状を弾性的に保持するようになっている。つまり、操
作ワイヤ3を介してバスケット部4を可撓性シース2内
に出し入れする操作にともないバスケット部4の各弾性
ワイヤ5を操作ワイヤ3の軸心方向へ螺旋状に伸縮自在
にし、バスケット部4を操作ワイヤ3の軸心方向へ開閉
自在にしている。
【0017】また、可撓性シース2の基端部には図示し
ない送液用の口金が設けられている。そして、この口金
から可撓性シース2の内部に送液できるようになってい
る。さらに、この口金の基端部には、図示しない操作部
が設けられている。そして、この操作部の操作により可
撓性シース2内の操作ワイヤ3を進退し、その先端のバ
スケット部4を可撓性シース2内に出し入れ操作するこ
とにより、バスケット部4をバスケット形状に膨らませ
て結石等の異物を収納したり、或いは膨らませたバスケ
ット形状を小さくすることにより、異物をバスケット部
4内で把持したりする把持鉗子の機能を持たせるように
なっている。
【0018】次に、上記構成の本実施の形態のバスケッ
ト型把持鉗子1の作用を、例えば胆管結石を回収する場
合について説明する。この場合には、本実施の形態のバ
スケット型把持鉗子1は予めバスケット部4を可撓性シ
ース2に収納した状態にセットされる。この状態で、例
えば側視型の鉗子起上台付きの内視鏡のチャンネル25
を介して本実施の形態のバスケット型把持鉗子1が体腔
内に導入される。そして、その内視鏡のチャンネル25
の先端開口部からバスケット型把持鉗子1の挿入部の先
端部が内視鏡のチャンネル25の外部に突き出されて、
例えば、十二指腸乳頭から胆管内へ挿入される。
【0019】続いて、バスケット型把持鉗子1の操作部
を操作して操作ワイヤ3を前進させ、バスケット部4を
可撓性シース2から突出させる。このとき、各弾性ワイ
ヤ5の螺旋形状部8のばね力によってこのバスケット部
4が外側に膨らませた元のバスケット形状に弾性変形し
て復帰し、このバスケット形状が弾性的に保持される。
【0020】その後、このように拡開したバスケット部
4内に結石を取り込む。このとき、結石はバスケット部
4の各弾性ワイヤ5の間の部分からバスケット部4内に
取り込まれる。この状態で、操作部の操作によって操作
ワイヤ3を牽引して、バスケット部4の後端部側を可撓
性シース2内に引き込むことにより、バスケット部4を
縮小させる。これにより、バスケット部4内の結石を確
実に保持し、しかる後、内視鏡と共にバスケット型把持
鉗子1を体腔内から引き抜き、結石を回収する。
【0021】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態のバスケット型把
持鉗子1によれば、螺旋形状部8を有する弾性ワイヤ5
を、撚り線構造のワイヤ5aと単線構造のワイヤ5bと
を混在させ、交互に配してバスケット部4を形成したの
で、単線ワイヤ5bの拡開力で狭い管腔でもバスケット
部4を確実に開くことができ、かつ撚り線ワイヤ5aの
箇所から結石を取り込みやすい。
【0022】また、バスケット部4の後端部は、後端チ
ップ7によって結束されて操作ワイヤ3に接続されると
ともに、バスケット部4を形成した2本の撚り線ワイヤ
5aのうち、少なくとも1本は後端チップ7より後方に
延出され、手元まで導くようにしたので、後端チップ7
がバスケット部4の後端部から外れてもバスケット部4
が脱落することがない。
【0023】また、4本の弾性ワイヤ5のうち、撚り線
構造の弾性ワイヤ5aを後端チップ7より後方に延出し
ているので、内視鏡の鉗子起上台の起上操作にも変形を
受けることがない。
【0024】このように、バスケット部4に撚り線構造
の弾性ワイヤ5aと単線構造の弾性ワイヤ5bとを混在
させることにより、バスケット部4は、単線ワイヤ5b
の形状保持性と、撚り線ワイヤ5aの異物の取り込み易
さとを備えることができる。
【0025】また、図3乃至図5は本発明の第2の実施
の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の
形態(図1および図2参照)のバスケット型把持鉗子1
の構成を次の通り変更したものである。
【0026】すなわち、本実施の形態のバスケット型把
持鉗子1のバスケット部4には図3および図4に示すよ
うに6本の弾性ワイヤ5が設けられている。これらの弾
性ワイヤ5は、3本の撚り線構造のワイヤ5aと3本の
単線構造のワイヤ5bとから構成されている。そして、
バスケット部4はこれらの3本の撚り線構造のワイヤ5
aと3本の単線構造のワイヤ5bとが交互に配設されて
形成されている。
【0027】また、図3に示すようにバスケット部4を
形成する3本の撚り線構造の弾性ワイヤ5aは、後端チ
ップ7より後方位置に配置された最後端チップ9まで延
出され、この最後端チップ9で操作ワイヤ3に固定され
ている。
【0028】さらに、図5に示すように操作ワイヤ3
は、例えば撚り線構造で、その中心に配置された芯線ワ
イヤ3aが最後端チップ8よりその前方の後端チップ7
まで延出されている。そして、この後端チップ7で、操
作ワイヤ3の芯線ワイヤ3aの先端部と3本の撚り線構
造の弾性ワイヤ5a及び3本の単線構造のワイヤ5bの
後端部とが固着されている。なお、それ以外の部分は第
1の実施の形態のバスケット型把持鉗子1と略同じであ
る。
【0029】また、本実施の形態のバスケット型把持鉗
子1による結石等を把持する作用は第1の実施の形態の
バスケット型把持鉗子1とほぼ同様であり、ここではそ
の説明を省略する。
【0030】そこで、本実施の形態によれば、第1の実
施の形態とほぼ同様の効果が得られる。さらに、本実施
の形態では特に、操作ワイヤ3の芯線3aを露出させ、
露出した芯線3aの両端で弾性ワイヤ5と接続したの
で、後端チップ7又は最後端チップ9の一方が外れても
バスケット部4が脱落することがない。
【0031】また、図6は本発明の第3の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第2の実施の形態(図
3乃至図5参照)のバスケット型把持鉗子1におけるバ
スケット部4の構成を次の通り変更したものである。
【0032】すなわち、本実施の形態ではバスケット部
4を構成する6本の弾性ワイヤ5を2本の撚り線構造の
ワイヤ5aと、4本の単線構造のワイヤ5bとで形成し
たものである。ここで、2本の撚り線構造のワイヤ5a
は対向して配設されている。そして、2本の撚り線構造
のワイヤ5aの少なくとも1本は後端チップ7の後方に
延出されている。
【0033】そこで、本実施の形態によれば、第1、第
2の実施の形態とほぼ同様の効果が得られる。また、本
実施の形態では特に、バスケット部4を構成する弾性ワ
イヤ5には、単線構造のワイヤ5bが多いので、バスケ
ット部4の拡開力をより確実に維持できる効果がある。
【0034】また、図7(A),(B)は本発明の第4
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第3の
実施の形態(図6参照)のバスケット型把持鉗子1にお
けるバスケット部4の構成を次の通り変更したものであ
る。
【0035】すなわち、本実施の形態ではバスケット部
4を構成する6本の弾性ワイヤ5を2本の撚り線構造の
ワイヤ5aと、4本の単線構造のワイヤ5bとで形成
し、かつ4本の単線構造のワイヤ5bを太さの異なる2
種のワイヤ5b1、5b2から形成したものである。こ
こで、一方の単線ワイヤ5b2の外径寸法は他方の単線
ワイヤ5b1の外径寸法より細い。
【0036】さらに、2本の撚り線構造のワイヤ5a、
2本の太い単線ワイヤ5b1、2本の細い単線ワイヤ5
b2は同じ種類のワイヤ同士がそれぞれ対向して配設さ
れている。そして、2本の撚り線構造のワイヤ5aの少
なくとも1本は後端チップ7の後方に延出されている。
【0037】そこで、上記構成の本実施の形態によれ
ば、第1、第2、第3の実施の形態とほぼ同様の効果が
得られる。さらに、本実施の形態の構成によれば、特
に、4本の単線構造のワイヤ5bを太さを変え、2本の
太い単線ワイヤ5b1と、2本の細い単線ワイヤ5b2
とから形成したことにより、弾性ワイヤ5の結束部、例
えば後端チップ7で、ワイヤ5の配列の隙間に他のワイ
ヤ5を挿入できるので、バスケット部4を構成する弾性
ワイヤ5の数を増やすことができる。それによって、小
さい結石も確実に捕捉することができる。
【0038】また、図8乃至図10は本発明の第5の実
施の形態のバスケット型把持鉗子11を示すものであ
る。本実施の形態のバスケット型把持鉗子11は第1の
実施の形態のバスケット型把持鉗子1のバスケット部4
の構成を次の通り変更したものである。
【0039】すなわち、本実施の形態のバスケット型把
持鉗子11のバスケット部12には複数の撚り線構造の
弾性ワイヤ13が設けられている。これらの弾性ワイヤ
13の先端部は先端チップ14、後端部は後端チップ1
5でそれぞれ結束されている。
【0040】さらに、各弾性ワイヤ13上には先端チッ
プ14と後端チップ15との間に複数の屈曲点16が設
けられている。ここで、先端チップ14に一番近い最先
端屈曲点16aは内向きに略山形に屈曲された状態で形
成されいる。そして、図9に示すように先端チップ14
の後端部と最先端屈曲点16aとの間の弾性ワイヤ屈曲
部13aは、先端チップ14の後端部と最先端屈曲点1
6aとの間を結ぶ基準直線O1の内側に湾曲される状態
に曲がり癖がつけられている。
【0041】また、本実施の形態のバスケット型把持鉗
子11による結石等を把持する作用は第1の実施の形態
のバスケット型把持鉗子1とほぼ同様であり、ここでは
その説明を省略する。
【0042】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では、先端チップ
14の後端部と最先端屈曲点16aとの間の弾性ワイヤ
屈曲部13aに、先端チップ14の後端部と最先端屈曲
点16aとの間を結ぶ基準直線O1の内側に湾曲される
状態に曲がり癖をつけたので、図10に示すように、バ
スケット部12を本実施の形態のバスケット型把持鉗子
11のシース2内に収納した際に、先端チップ14の後
端部と最先端屈曲点16aとの間の弾性ワイヤ屈曲部1
3aの部分が膨らむことなく、バスケット部12全体の
外径寸法を小さく弾性変形させて円滑にシース2内に引
き込むことができる。そのため、シース2内に収納され
ているバスケット部12をシース2から突き出す際の摩
擦抵抗を小さくできる。
【0043】また、図11に示す本発明の第5の実施の
形態(図8乃至図10参照)の変形例のように、先端チ
ップ14の後端部と最先端屈曲点16aとの間の弾性ワ
イヤ屈曲部13aに他の屈曲点16より小さな副屈曲点
17を設けることにより、先端チップ14の後端部と最
先端屈曲点16aとの間を結ぶ基準直線O1の内側に配
置される構成にしてもよい。
【0044】また、図12は本発明の第6の実施の形態
を示すものである。本実施の形態は第5の実施の形態
(図8乃至図10参照)のバスケット型把持鉗子11の
バスケット部12の構成を次の通り変更したものであ
る。
【0045】すなわち、本実施の形態のバスケット型把
持鉗子11のバスケット部12では後端チップ15に一
番近い最後端屈曲点16bが内向きに略山形に屈曲され
た状態で形成されいる。そして、後端チップ15の前端
部と最後端屈曲点16bとの間の弾性ワイヤ屈曲部13
bは、後端チップ15の前端部と最後端屈曲点16bと
の間を結ぶ基準直線の内側に湾曲される状態に曲がり癖
がつけられている。
【0046】そこで、上記構成のものにあってはバスケ
ット部12を本実施の形態のバスケット型把持鉗子11
のシース2内に収納した際に、後端チップ15の前端部
と最後端屈曲点16bとの間の弾性ワイヤ屈曲部13b
の部分が膨らむことなく、バスケット部12全体の外径
寸法を小さく弾性変形させて円滑にシース2内に引き込
むことができる。そのため、第5の実施の形態と同様に
シース2内に収納されているバスケット部12をシース
2から突き出す際の摩擦抵抗を小さくできる効果があ
る。
【0047】また、図13乃至図15(A),(B)は
本発明の第7の実施の形態を示すものである。本実施の
形態は第5の実施の形態(図8乃至図10参照)のバス
ケット型把持鉗子11のバスケット部12の構成を次の
通り変更したものである。
【0048】すなわち、本実施の形態のバスケット型把
持鉗子11のバスケット部12は、複数の撚り線構造の
弾性ワイヤ13によってかご状に構成されている。さら
に、このかご状のバスケット部12の各弾性ワイヤ13
の先端部を結束する先端チップ14と、後端部を結束す
る後端チップ15との間の弾性ワイヤ13上には複数の
屈曲点16a〜16dが設けられている。
【0049】また、本実施の形態では中心軸に対して角
度をなして実質上、かごを形成している各屈曲点16a
〜16d間の弾性ワイヤ屈曲部13a〜13dの長さの
総和よりも、先端チップ14と後端チップ15との間の
弾性ワイヤ13の長さが長くなるように設定されてい
る。そして、最後端屈曲点16dと後端チップ15との
間に寸法吸収部18が設けられている。
【0050】なお、本実施の形態のバスケット型把持鉗
子11による結石等を把持する際の作用は第1の実施の
形態のバスケット型把持鉗子1とほぼ同様であり、ここ
ではその説明を省略する。
【0051】また、図15(A)は本実施の形態のバス
ケット型把持鉗子11全体の概略構成、図15(B)は
本実施の形態のバスケット型把持鉗子11の使用状態を
それぞれ示すものである。なお、図15(B)中で、参
照符号21は内視鏡である。この内視鏡21には患者の
体腔内に挿入される軟性の細長い挿入部22と、この挿
入部22の基端部に連結された手元側の操作部23とが
設けられている。さらに、操作部23には鉗子挿入口2
4が形成されている。この鉗子挿入口24は内視鏡21
の挿入部22内に形成された鉗子チャンネル25の基端
部に連結されている。
【0052】また、鉗子チャンネル25の先端部は挿入
部22の先端部側に延出され、この挿入部22の先端部
に形成されたチャンネル口25aに連通されている。そ
して、本実施の形態のバスケット型把持鉗子11は図1
5(B)に示すように可撓性シース2が内視鏡21の鉗
子挿入口24から鉗子チャンネル25内に挿入され、こ
の可撓性シース2の先端部がチャンネル口25aから内
視鏡21の外部に突出されるようになっている。
【0053】また、本実施の形態のバスケット型把持鉗
子11の可撓性シース2には図15(A)に示すように
この可撓性シース2の先端部が内視鏡21のチャンネル
口25aから外部に突出する位置を示す指標19が設け
られている。この指標19は内視鏡21の鉗子挿入口2
4から鉗子チャンネル25内にバスケット型把持鉗子1
1の可撓性シース2が挿入された際にこの可撓性シース
2の先端が内視鏡21の先端のチャンネル口25aから
突出する状態、又は突出する直前の状態の時に内視鏡2
1の鉗子挿入口24の位置に相当するシース2の外周面
上に配置されている。さらに、この指標19は例えば、
塗料(蛍光発色するものを含む)の塗布、或いは着色し
たチューブの被覆などの手段で設けられている。
【0054】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態のバスケット型把
持鉗子11では、バスケット部12の弾性ワイヤ13の
各屈曲点16a〜16d間の弾性ワイヤ屈曲部13a〜
13dでの寸法のばらつきの積算を、寸法吸収部18で
調整できるので、バスケット部12の形状を安定して形
成できる。そのため、弾性ワイヤ13のいずれかの屈曲
点16a〜16dが極端に尖ったりすることを防止する
ことができるので、バスケット部12の作動に悪影響を
及ぼすことがない。
【0055】また、本実施の形態のバスケット型把持鉗
子11の可撓性シース2の外周面上にはこの可撓性シー
ス2の先端部が内視鏡21のチャンネル口25aから外
部に突出する位置を示す指標19が設けられているの
で、内視鏡21の鉗子挿入口24から鉗子チャンネル2
5内にバスケット型把持鉗子11の可撓性シース2を挿
入した際に内視鏡21の鉗子挿入口24の位置に可撓性
シース2には指標19が達した状態を目視することによ
り、この可撓性シース2の先端が内視鏡21の先端のチ
ャンネル口25aから突出した状態、又は突出する直前
の状態となっていることが確認できる。そのため、内視
鏡21の鉗子挿入口24から鉗子チャンネル25内にバ
スケット型把持鉗子11の可撓性シース2を挿入した際
に、バスケット型把持鉗子11の先端が内視鏡21の先
端のチャンネル口25aから急激に突き出されることを
予防することができる。
【0056】なお、指標19は、バスケット型把持鉗子
11に限らず、例えば造影チューブ、パピロトミーナイ
フ、バルーンカテーテル、ドレナージチューブ挿入補助
具などにも適用できる。
【0057】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 可撓性シースと、この可撓性シースに進
退自在に挿通された操作ワイヤと、この操作ワイヤの先
端に設けられ、複数の弾性ワイヤから構成されたバスケ
ット部とを具備するバスケット型把持鉗子において、前
記バスケット部を構成する弾性ワイヤは、単線ワイヤと
撚り線ワイヤが混在し、前記バスケット部は、前記弾性
ワイヤをらせん形にねじって膨らませた形状を有してい
ることを特徴とするバスケット型把持鉗子。
【0058】(付記項2) 上記バスケット部を構成す
る撚り線ワイヤは、上記バスケット部の後方に延出する
ことを特徴とする付記項1記載のバスケット型把持鉗
子。 (付記項3) 上記バスケット部を構成する弾性ワイヤ
は、上記単線ワイヤと撚り線ワイヤが交互に配されてい
ることを特徴とする付記項1記載のバスケット型把持鉗
子。
【0059】(付記項4) 上記バスケット部は1種類
の単線ワイヤと1種類の撚り線ワイヤで構成されること
を特徴とする付記項1記載のバスケット型把持鉗子。 (付記項5) 上記バスケット部を構成する上記単線ワ
イヤと撚り線ワイヤは太さが異なることを特徴とする付
記項1記載のバスケット型把持鉗子。
【0060】(付記項6) 上記撚り線ワイヤは、上記
単線ワイヤより太さが太いことを特徴とする付記項5記
載のバスケット型把持鉗子。 (付記項7) 上記撚り線ワイヤは、外径0.3mm以
上で、上記単線ワイヤは外径0.1〜0.3mmである
ことを特徴とする付記項5記載のバスケット型把持鉗
子。
【0061】(付記項8) 上記バスケット部は、単線
ワイヤの本数が撚り線ワイヤより多いことを特徴とする
付記項1記載のバスケット型把持鉗子。 (付記項9) 上記バスケット部の単線ワイヤは、2種
以上の太さのワイヤであることを特徴とする付記項1記
載のバスケット型把持鉗子。
【0062】(付記項10) シース内に進退自在に挿
通した操作ワイヤの先端に、複数の弾性ワイヤを間隔を
おいて結束し結束部間に複数の屈曲点を設けて拡開及び
収縮自在に構成したバスケットを設け、このバスケット
をシース先端から出し入れするようにしたバスケット型
把持鉗子において、前記屈曲点のうち先端結束部に隣接
する屈曲点は内側向きに設けられ、該先端結束部とその
隣接屈曲点との間のワイヤは、該先端結束部と隣接屈曲
点とを結ぶ直線の内側に膨らんで形成されることを特徴
とするバスケット型把持鉗子。
【0063】(付記項11) 前記屈曲点のうち後端結
束部に隣接する屈曲点は内側向きに設けられ、該後端結
束部と隣接屈曲点との間のワイヤは、該後端結束部と隣
接屈曲点とを結ぶ直線の内側に膨らんで形成されること
を特徴とする付記項10記載のバスケット型把持鉗子。
【0064】(付記項12) 上記結束部と隣接屈曲点
との間のワイヤに曲がり癖を付けることにより、該ワイ
ヤを、結束部と隣接屈曲点とを結ぶ直線の内側に膨らま
せて形成することを特徴とする付記項10記載のバスケ
ット型把持鉗子。
【0065】(付記項13) 上記結束部と隣接屈曲点
との間のワイヤに小さな副屈曲点を設けることにより、
該ワイヤを、結束部と隣接屈曲点とを結ぶ直線の内側に
膨らませて形成することを特徴とする付記項10記載の
バスケット型把持鉗子。
【0066】(付記項14) シース内に進退自在に挿
通した操作ワイヤの先端に、複数の弾性ワイヤを間隔を
おいて結束し結束部間に複数の屈曲点を設けて拡開及び
収縮自在に構成したバスケットを設け、このバスケット
をシース先端から出し入れするようにしたバスケット型
把持鉗子において、前記結束部間の長さを、前記バスケ
ットを実質的に形成する屈曲点間のワイヤ部の長さの総
和より長くし、最後端屈曲点と後端結束部の間に、前記
屈曲点間のワイヤ部の寸法のばらつきを吸収する調整区
間を設けたことを特徴とするバスケット型把持鉗子。
【0067】(付記項1の従来技術) 本発明は、体腔
内に挿入して結石などの異物を把持するバスケット型把
持鉗子に関する。胆道や膀胱などの体腔内に発生した結
石等の異物を把持するバスケット鉗子は一例として特公
昭52−25672号公報や実開平4−88918号公
報に示されるような複数の弾性線の線束をらせん形にね
じって膨らませたものが知られている。これらのバスケ
ット鉗子のバスケット部は、これを構成する弾性線が単
線のワイヤから成っている。
【0068】そして、バスケット部を形成する弾性線は
スリーブを介して後方側に延出されている。また、特開
平10−127648号公報や特開平10−19229
6号公報には、バスケット部を形成する弾性線を撚り線
ワイヤにしたらせん形状のバスケット鉗子が示されてい
る。
【0069】さらに、実公昭60−25229号公報に
は、弾性の強さの違うワイヤを交互に配設して形成した
バスケット部を開示している。この実公昭60−252
29号公報では、バスケット形状がらせん形であること
やワイヤが撚り線であるか単線であるかは開示していな
い。
【0070】(付記項1が解決しようとする課題) し
かしながら、特公昭52−25672号公報や実開平4
−88918号公報のようなバスケット鉗子では、バス
ケット部が単線で構成されているため、バスケット部後
方にワイヤを延出した場合、内視鏡の鉗子起上台で起上
させると著しく折れ曲がりやすいという欠点があった。
さらに、バスケット部が硬く、異物がバスケット部内に
入りにくかった。
【0071】また、特開平10−127648号公報や
特開平10−192296号公報のようなバスケット鉗
子は、バスケット部を形成するワイヤが撚り線ワイヤで
あるため、バスケット開時の開く強さが弱く、狭い管腔
でバスケットの開き巾を確保するのが難しかった。
【0072】一方、実公昭60−25229号公報はバ
スケット部を形成するワイヤを、弾性の強いものと弱い
ものを交互に配設したものを開示しているが、らせん形
状に形成されていない為、バスケットの捕捉能力に問題
があった。
【0073】(付記項1の目的) 本発明は前述した課
題に着目してなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、バスケット部を形成するワイヤをバスケット部後
方に延出しても、鉗子起上台で折れ曲がることがなく、
狭い管腔でも確実に開くことができ、異物を取り込みや
すい、らせん形状のバスケット部を有するバスケット型
把持鉗子を提供することにある。
【0074】(付記項1の課題を解決するための手段)
上記課題を解決するために本発明のバスケット型把持
鉗子は、可撓性シースに進退自在に挿通された操作ワイ
ヤの先端に単線ワイヤと撚り線ワイヤを混在して結束
し、それらをらせん形に膨らませてバスケット部を形成
するようにし、撚り線ワイヤをバスケット部の後方に延
出するようにした。そして、鉗子起上台で折れ曲がるこ
とがなく、狭い管腔でも確実に開くことができ、異物を
取り込みやすいようにした。
【0075】(付記項1の効果) 本発明によれば、可
撓性シースと、この可撓性シースに進退自在に挿通され
た操作ワイヤと、この操作ワイヤの先端に設けられ、複
数の弾性ワイヤをらせん形にねじって膨らませた形状を
有するバスケット部とを具備するバスケット型把持鉗子
において、前記弾性ワイヤは、単線ワイヤと撚り線ワイ
ヤが混在し、前記撚り線ワイヤを前記バスケット部の後
方に延出しているので、鉗子起上台で折れ曲がることが
なく、狭い管腔でも確実に開くことができ、異物を取り
込みやすい。
【0076】(付記項1、3、4の目的) 狭い管腔で
も確実に開き、かつ、結石を取り込みやすいバスケット
型把持鉗子を提供する。 (付記項1、3、4の効果) 上記目的を達成する。
【0077】(付記項2の目的) 鉗子起上台の起上に
より変形を受けることなく、バスケットの脱落を防止す
る。 (付記項2の効果) 上記目的を達成する。
【0078】(付記項5〜7の目的) バスケットが硬
くなりすぎないようにする。 (付記項5〜7の効果) 上記目的を達成する。 (付記項8の目的) バスケットの形状維持、開き力の
確保をより確実にする。
【0079】(付記項8の効果) 上記目的を達成す
る。 (付記項9の目的) 全体の径を大きくせずにバスケッ
トのワイヤの本数を増やす。
【0080】(付記項9の効果) 上記目的を達成す
る。 (付記項10〜13の目的) シースとの摩擦抵抗を少
なくし、作動力量を軽減する。
【0081】(付記項10〜13の効果) 上記目的を
達成する。 (付記項14の目的) 屈曲点間の寸法のばらつきによ
る、バスケット形状の異形化を防止する。 (付記項14の効果) 調整区間で屈曲点間の寸法のば
らつきを吸収でき、バスケット形状を安定して形成でき
る。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば可撓性シースに進退自在
に挿通された操作ワイヤの先端に設けらたバスケット部
を構成する弾性ワイヤに単線ワイヤと撚り線ワイヤとを
混在させ、撚り線ワイヤをバスケット部の後方に延出さ
せたので、バスケット部を形成するワイヤをバスケット
部の後方に延出しても、内視鏡の鉗子起上台で起上させ
た際にワイヤが鉗子起上台で折れ曲がることがなく、狭
い管腔でもバスケット部を確実に開くことができ、かつ
異物をバスケット部の内部に取り込みやすくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のバスケット型把
持鉗子における先端部の概略構成を示す縦断面図。
【図2】 第1の実施の形態のバスケット型把持鉗子に
おけるバスケット部を示す正面図。
【図3】 本発明の第2の実施の形態のバスケット型把
持鉗子における先端部の概略構成を示す縦断面図。
【図4】 第2の実施の形態のバスケット型把持鉗子に
おけるバスケット部を示す正面図。
【図5】 第2の実施の形態のバスケット型把持鉗子に
おけるバスケット部の後端部構造を示す縦断面図。
【図6】 本発明の第3の実施の形態のバスケット型把
持鉗子におけるバスケット部を示す正面図。
【図7】 本発明の第4の実施の形態を示すもので、
(A)はバスケット型把持鉗子におけるバスケット部を
示す正面図、(B)はバスケット型把持鉗子におけるバ
スケット部の後端部構造を示す横断面図。
【図8】 本発明の第5の実施の形態のバスケット型把
持鉗子における先端部の概略構成を示す側面図。
【図9】 第5の実施の形態のバスケット型把持鉗子の
バスケット部を示す要部の側面図。
【図10】 第5の実施の形態のバスケット型把持鉗子
におけるバスケット部をシース内に収納した状態を示す
要部の縦断面図。
【図11】 第5の実施の形態のバスケット型把持鉗子
のバスケット部の変形例を示す要部の側面図。
【図12】 本発明の第6の実施の形態のバスケット型
把持鉗子における先端部の概略構成を示す側面図。
【図13】 本発明の第7の実施の形態のバスケット型
把持鉗子における先端部の概略構成を示す側面図。
【図14】 第7の実施の形態のバスケット型把持鉗子
におけるバスケット部の寸法吸収部によるバスケット部
の形状調整状態を示す側面図。
【図15】 (A)は第7の実施の形態のバスケット型
把持鉗子全体の斜視図、(B)は第7の実施の形態のバ
スケット型把持鉗子の使用状態を示す概略構成図。
【符号の説明】
2 可撓性シース 3 操作ワイヤ 4 バスケット部 5 弾性ワイヤ 5a 撚り線ワイヤ 5b 単線ワイヤ 8 螺旋形状部(成形部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い可撓性シース内に操作ワイヤが進
    退自在に挿通されるとともに、 複数の弾性ワイヤの各前端部間および各後端部間をそれ
    ぞれ結束し、これらの両端間の各弾性ワイヤを外側に膨
    らませた状態に弾性変形させて形成された異物把持用の
    バスケット部が前記操作ワイヤの先端に配設されたバス
    ケット型把持鉗子において、 前記バスケット部を構成する複数の弾性ワイヤに、単線
    ワイヤと撚り線ワイヤとを混在させるとともに、 前記バスケット部に、前記各弾性ワイヤを略螺旋形に捻
    じって膨らませた形状の成形部を設けたことを特徴とす
    るバスケット型把持鉗子。
JP30106198A 1998-10-22 1998-10-22 バスケット型把持鉗子 Expired - Lifetime JP4144946B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30106198A JP4144946B2 (ja) 1998-10-22 1998-10-22 バスケット型把持鉗子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30106198A JP4144946B2 (ja) 1998-10-22 1998-10-22 バスケット型把持鉗子

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000126193A true JP2000126193A (ja) 2000-05-09
JP2000126193A5 JP2000126193A5 (ja) 2005-12-08
JP4144946B2 JP4144946B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=17892403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30106198A Expired - Lifetime JP4144946B2 (ja) 1998-10-22 1998-10-22 バスケット型把持鉗子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4144946B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022386A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Nippon Zeon Co Ltd 医療用バスケット型処置器具
JP2015213840A (ja) * 2015-08-31 2015-12-03 日本ゼオン株式会社 医療用バスケット型処置器具
WO2020136755A1 (ja) * 2018-12-26 2020-07-02 オリンパス株式会社 内視鏡用処置具
US11504143B2 (en) 2018-06-28 2022-11-22 Olympus Corporation Endoscope treatment tool

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022386A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Nippon Zeon Co Ltd 医療用バスケット型処置器具
JP2015213840A (ja) * 2015-08-31 2015-12-03 日本ゼオン株式会社 医療用バスケット型処置器具
US11504143B2 (en) 2018-06-28 2022-11-22 Olympus Corporation Endoscope treatment tool
WO2020136755A1 (ja) * 2018-12-26 2020-07-02 オリンパス株式会社 内視鏡用処置具

Also Published As

Publication number Publication date
JP4144946B2 (ja) 2008-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3075355B2 (ja) バスケット型把持鉗子
JPH0335346Y2 (ja)
US20020087100A1 (en) Medical guide wire
JP4588906B2 (ja) 内視鏡用採取具
KR100585036B1 (ko) 최소 침습성 의료용 색출 장치
US20090012475A1 (en) Medical guide wire
US6027518A (en) Seizing instrument
JP3758962B2 (ja) 内視鏡用バスケット型回収具
JP2006506107A5 (ja)
JPH0919438A (ja) 内視鏡用バスケット型把持具
JP2000152985A (ja) 内視鏡用処置具
JP2000126193A (ja) バスケット型把持鉗子
JP2005021195A (ja) 医療用バスケット型把持鉗子
JP3238650B2 (ja) 内視鏡用バスケット型把持具
US20090018527A1 (en) Medical device
JPS6214811Y2 (ja)
JP2004135945A (ja) 内視鏡用処置具
JPH0919439A (ja) 内視鏡用バスケット型把持具
JPH10127648A (ja) バスケット型把持鉗子
JP2001293000A (ja) 内視鏡用処置具
JP2000005186A (ja) 内視鏡用処置具
JP4297468B2 (ja) 内視鏡用バスケット型回収具
JP2543129Y2 (ja) 内視鏡用処置具
JPS6025229Y2 (ja) 体腔内異物摘出具
JP3068660B2 (ja) 内視鏡用把持具

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051024

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080311

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080610

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080617

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term