JP2000125909A - 靴の検査装置、靴装着時の圧力測定方法及び評価方法 - Google Patents

靴の検査装置、靴装着時の圧力測定方法及び評価方法

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JP2000125909A
JP2000125909A JP10319804A JP31980498A JP2000125909A JP 2000125909 A JP2000125909 A JP 2000125909A JP 10319804 A JP10319804 A JP 10319804A JP 31980498 A JP31980498 A JP 31980498A JP 2000125909 A JP2000125909 A JP 2000125909A
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Tatsuo Ota
達男 太田
Hiroyuki Kusumi
浩行 楠見
Hironori Shinohara
浩徳 篠原
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Original Assignee
Asics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニターの足や靴下に圧力センサを取り付け
たり、その状態で実際に靴を履くなどの面倒を要するこ
となく、靴が足にフィットするか否かを容易、迅速に検
査する。 【解決手段】 軟質シリコーン製の足型20の表面部2
0aで足の複数部位に対応する13箇所に、歪ゲージ式
圧力センサ21が取り付けられ、これら各圧力センサ2
1で測定した接触圧力値をリード線24を経由してパソ
コン27に入力させ、それら圧力値をCRT28の画面
上に表示させ、かつ、プリンター29を介して印字出力
させる一方、13箇所の接触圧力値とハードディスク3
0に予め設定されている合格基準とを比較して靴の合否
を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、靴を製造する際、
靴が平均的な足にフィットするか否かを検査する靴の検
査装置と、その検査結果から実際に靴を履いたときに足
の各部位に働く圧力を予測し、かつ、その予測結果から
靴の合否を評価する靴装着時の圧力測定方法及び評価方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】靴のフィッティングは、通常では同じサ
イズ(全長及び幅)の靴を履く数名のモニターの主観で
判断されている。しかし、このような主観的なフィッテ
ィングの場合は、モニターによるバラツキがあったり、
同じモニターであっても、日時などによって異なること
がある。
【0003】一方、靴の購入者自身の足もしくは靴下の
所望の複数部位に圧力センサを装着した上で実際に靴を
履いて、各圧力センサの計測値を表示出力させることに
より、客観的に各部位の圧力を測定して購入者の足にフ
ィットしているか否かを検査する装置が提案されている
(実公平6−22245号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な検査装置では、検査に際して、複数のモニターの足も
しくは靴下に複数の圧力センサを装着しなければなら
ず、面倒な上、モニター自体を探し出すことが面倒で、
かつ、困難であった。つまり、靴を選択することには適
しているものの、製造時に有効な情報を得ることができ
ない。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、モニターの足や靴下に圧力センサを取
り付けたり、その状態で実際に靴を履くなどの面倒を要
することなく、靴が足にフィットするか否かを容易、迅
速に検査することができる靴の検査装置、靴装着時の圧
力測定方法及び評価方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の靴の検査装置は、足型と、該足型の表面部
に設けられた圧力測定素子とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】本発明によれば、表面部に圧力測定素子を
設けた足型を靴に装着して、該装着状態で圧力測定素子
により圧力を測定することにより、実際に靴を履いたと
きの足と靴との接触圧力を予測することができる。ま
た、このようにして測定された結果と、予め設定されて
いる合格基準とを比較することで、前記足型によって作
製される靴の合否(フィッティング)を正確に評価する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。図1は靴の検査装置Aとそれに
接続された靴装着時の圧力測定及び合否評価装置Bを示
す概念図である。靴の検査装置Aは、足表面と同等な弾
力性を有するエラストマー、たとえば軟質シリコーンゴ
ムから足形状に作製された中実の足型20と、この足型
20の表面部20aの13箇所に取り付けられた歪ゲー
ジ式圧力センサ(圧力測定素子)21とを備えている。
【0009】前記13箇所の圧力センサ21の取り付け
位置は、たとえば、図2(a)〜(c)に示す通りであ
り、これら取り付け位置を足に対応する部位で表示する
と、次のとおりである。 1:第1指内側 2:第1指先端 3:第2指先端 4:第3指先端 5:第5指外側 6:第1中足骨骨頭内側 7:第1中足骨骨頭甲部(足背) 8:第1楔状骨粗面 9:第5中足骨骨頭外側 10:舟状骨粗面 11:第5中足骨粗面 12:外踝下端 13:踵骨隆起上端
【0010】前記各圧力センサ21は、図3に明示する
ように、雄ネジ状の樹脂部材22内にモールディングさ
れている。一方、前記足の各部位1〜13に対応する軟
質シリコーンゴム製の足型20内には雌ネジ状の樹脂部
材23が埋め込んで固定されている。この雌ネジ状樹脂
部材23に前記雄ネジ状樹脂部材22をネジ込むことに
より、各圧力センサ21が足型20に着脱可能に取り付
けられている。なお、各圧力センサ21は、足型20を
靴に挿入したときに該足型20に加わる圧力を正確に測
定することができるように、その感圧部21aを足型2
0の表面部20aよりも僅かに外側に突出させて埋め込
まれている。
【0011】また、各圧力センサ21にはリード線24
が接続されているとともに、前記雌ネジ状樹脂部材23
の底部及びこれに連なる箇所の足型20の内部にはリー
ド線挿通孔25が形成されている。前記各リード線24
はリード線挿通孔25に挿通され、図1に示すように、
足型20の足首部端面20bに集合されて外部に取り出
されている。
【0012】上記のような検査装置Aにおける足型20
を靴(図示せず)内に挿入した状態で、前記各圧力セン
サ21により靴と足型20との接触圧力が測定される。
それら各測定圧力値となる電気信号は信号処理回路26
を経て、靴装着時の圧力測定及び合否評価装置Bの主要
構成であるパソコン27に入力される。
【0013】このパソコン27には、上記各圧力センサ
21により測定された接触圧力値を各別にディジタル表
示するCRT28と印字するプリンター29(出力装
置)とが接続されている。また、上記各圧力センサ21
により測定された接触圧力値と、予めハードディスク3
0に記憶させている合格基準とを比較して靴の合否を、
たとえば前記CRT28画面上に「〇」と「×」のいず
れかが表示されることで評価(判定)するようにしてい
る。
【0014】次に、上記のように構成された靴の検査装
置Aと靴装着時の圧力測定及び合否評価装置Bの使用方
法を簡単に説明する。足型20を靴内に挿入することに
より、各圧力センサ21で靴と足型20の前記13箇所
との接触圧力値が測定される。それら接触圧力値は信号
処理回路26及びパソコン27を経由して、CRT28
の画面上にディジタル表示されるとともに、プリンター
29を介して印字出力される。このCRT28の画面上
の表示もしくは印字出力結果から、実際に靴を履いたと
きの足の各部位1〜13に作用する圧力を予測すること
が可能できる。
【0015】また、前記各圧力センサ21により測定さ
れパソコン27に入力された13箇所の接触圧力値とハ
ードディスク30に予め設定されている合格基準とが比
較され、靴の合否が判定される。すなわち、足型20を
挿入した靴が合格の場合は、CRT28の画面上に
「〇」が表示され、また、不合格の場合は、CRT28
の画面上に「×」が表示される。これによって、靴の合
否(フィッティング)を正確に評価することができる。
【0016】因みに、本発明者は、上記靴の検査装置A
の圧力センサ21によって測定した圧力値と、人の感覚
との対応を調べるために、靴を履いたときに感じる感覚
を図2に示す各部位1〜13について、5段階(痛い、
圧迫あり、ちょうどいい、ゆるい、大きすぎる)で評価
する実験を行った。図4は、第5指外側(図2中の5で
示す)を例にとって示す実験結果である。
【0017】図4に示すように、モニターが感覚的に
「ちょうどいい」に近い評価をした靴(白抜きの〇印)
は圧力値が小さく、一方、モニターが感覚的に「圧迫あ
り」もしくは「痛い」と評価した靴(□印や△印)は圧
力値が大きくなっている。さらに、モニターが感覚的に
それら2つの靴の中間の評価をした靴(黒塗り〇印)に
ついては、圧力値も中間にある。これらから感覚評価と
測定圧力値とは対応しており、圧力センサ21により各
部位1〜13の圧力を測定することにより適正な評価を
行えることが分かる。
【0018】なお、上記実施の形態では、圧力センサ2
1に接続されたリード線24を雌ネジ状樹脂部材23の
底部及びこれに連なる箇所の足型20の内部に形成され
たリード線挿通孔25に挿通させたが、リード線24と
して偏平な線を用い、この偏平リード線を、足型20の
表面部20aに形成した溝内に挿通させる構成であって
もよい。
【0019】また、上記実施の形態では、圧力測定素子
として、電気アナログ信号を出力可能な歪ゲージ式圧力
センサを使用したが、これに代えて、設定値以上の圧力
が加わったときに変色したり、点灯したりするようなポ
イント式の圧力測定素子を使用してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予め準備した足型を靴に装着するだけで、この足型に設
けられた圧力測定素子により圧力を測定して、実際に靴
を履いたときの足と靴との接触圧力を予測することがで
きるので、検査の度にモニターの足もしくは靴下に圧力
センサを取り付け、さらにその状態で実際に靴を履くな
どの面倒を要することなく、靴がフィットしているか否
かを容易、迅速に検査することができる。したがって、
平均的な形状の足を有しているモニターがいなくても、
常に客観的な検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の靴の検査装置とそれに接続された靴装
着時の圧力測定及び合否評価装置を示す概念図である。
【図2】圧力センサの取り付け位置を足に対応する部位
で示した説明図である。
【図3】圧力センサの取り付け部の詳細構造を示す要部
の拡大断面図である。
【図4】実験結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1〜13:センサ取り付け位置に対応する足の部位 20:足型 20a:足型の表面部 21:圧力センサ(圧力測定素子) 24:リード線 25:リード線挿通孔 26:信号処理回路 27:パソコン 28:CRT(出力装置の一例) 29:プリンタ(出力装置の他の例) A:靴の検査装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 浩徳 神戸市中央区港島中町7丁目1番1 株式 会社アシックス内 Fターム(参考) 4F050 AA01 AA06 LA01 LA02 NA87 NA88

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足型と、該足型の表面部に設けられた圧
    力測定素子とを備えた靴の検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記足型が弾力性を有するエラストマーで形成されてい
    る靴の検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記圧力測定素子が圧力センサで構成されている靴の検
    査装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記圧力センサにはリード線が接続され、前記足型には
    リード線挿通孔が形成され、前記リード線がリード線挿
    通孔に挿通されている靴の検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項3もしくは4において、 前記圧力センサで計測した圧力値を表示ないし印字する
    出力装置が設けられている靴の検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項の靴の
    検査装置を用いた靴の装着時の圧力測定方法であって、 前記足型を靴に装着し、該装着した状態において圧力測
    定素子により測定された測定結果に基づいて靴を履いた
    ときの圧力を測定する靴装着時の圧力測定方法。
  7. 【請求項7】 請求項6の測定結果と、予め設定した合
    格基準とを比較して靴の合否を評価する評価方法。
JP10319804A 1998-10-21 1998-10-21 靴の検査装置、靴装着時の圧力測定方法及び評価方法 Withdrawn JP2000125909A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009006989A1 (de) * 2007-07-11 2009-01-15 Corpus.E Ag Tastvorrichtung und verfahren zum erfassen einer drei-dimensionalen raumform eines körpers

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009006989A1 (de) * 2007-07-11 2009-01-15 Corpus.E Ag Tastvorrichtung und verfahren zum erfassen einer drei-dimensionalen raumform eines körpers
US8988503B2 (en) 2007-07-11 2015-03-24 Corpus.E Ag Sensing apparatus and method for detecting a three-dimensional physical shape of a body

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