JP2000124860A - 光空間通信システム - Google Patents

光空間通信システム

Info

Publication number
JP2000124860A
JP2000124860A JP10290607A JP29060798A JP2000124860A JP 2000124860 A JP2000124860 A JP 2000124860A JP 10290607 A JP10290607 A JP 10290607A JP 29060798 A JP29060798 A JP 29060798A JP 2000124860 A JP2000124860 A JP 2000124860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
signal
signals
carrier
modulated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10290607A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Inagaki
惠三 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ATR Adaptive Communications Research Laboratories
Original Assignee
ATR Adaptive Communications Research Laboratories
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ATR Adaptive Communications Research Laboratories filed Critical ATR Adaptive Communications Research Laboratories
Priority to JP10290607A priority Critical patent/JP2000124860A/ja
Publication of JP2000124860A publication Critical patent/JP2000124860A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広帯域かつ超高速で光空間伝送することがで
きる光空間通信システムを提供する。 【解決手段】 光空間送信機100において、乗算器1
1−14は複数のデータ信号に従って互いに異なる周波
数を有し対応する副搬送波信号を乗算することにより変
調して変調信号を出力し、レーザダイオード31−34
は互いに異なる波長を有する光搬送波信号をそれぞれ発
生し、複数の変調信号に従って対応する光搬送波信号を
変調して、変調後の光送信信号を光放射器4から放射す
る。一方、光空間受信機200において、フォトダイオ
ード42は放射された複数の光送信信号を受光して電気
信号に光電変換し、帯域通過フィルタ51−54は光電
変換された電気信号に対して対応する副搬送波信号の変
調信号が通過するように帯域ろ波した後、検波再生器6
1−64は複数の副搬送波信号の変調信号を検波再生し
て対応するデータ信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光空間通信システ
ムに関し、より詳しくは、無線のローカル・エリア・ネ
ットワーク(Local Area Network;以下、LANとい
う。)のごとく一般ユーザの利用を想定した広帯域かつ
超高速伝送可能な光空間通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電波を用いる無線通信装置では、電波法
の周波数割り当てにより、使用可能な帯域が制限されて
いる。このため従来の技術では、変調速度が1Gbps
以上の超高速無線通信を行うにはミリ波帯などの高周波
帯信号による無線通信が必須である。また、電波法を回
避するために、光を用いた無線通信装置によって無線通
信を行うこともある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電波を用いる
無線通信装置において、ミリ波帯などの高周波帯信号に
よる無線通信は、コストや性能などの面で経済的及び技
術的に困難であり、また、光を用いた無線通信装置で
は、高速変調可能なレーザでは、目に対する安全性の観
点から、レーザ装置の光送信電力が厳しく制限される。
そのために、網膜上で小さなスポットに集光されない最
大40MHz程度の発光ダイオード(Light-Emitting D
iode;以下、LEDという。)を用いた光空間通信技術
も存在するが、現在の変調速度は10Mbps程度しか
ない。
【0004】本発明の目的は以上の問題点を解決し、広
帯域かつ超高速で光空間伝送することができる光空間通
信システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の光空間通信システムは、光空間送信機と光空間受信
機とを備えた光空間通信システムにおいて、上記光空間
送信機は、互いに異なる副搬送波周波数を有する副搬送
波信号をそれぞれ発生する複数の副搬送波信号発生手段
と、入力される複数のデータ信号に従ってそれぞれ、上
記複数の副搬送波信号手段によって発生された対応する
副搬送波信号を変調して、変調後の変調信号を出力する
複数の変調手段と、互いに異なる波長を有する光搬送波
信号をそれぞれ発生し、上記複数の変調手段から出力さ
れる複数の変調信号に従ってそれぞれ、上記発生された
対応する光搬送波信号を変調して、変調後の光送信信号
を放射する複数の光信号発生手段とを備え、上記光空間
受信機は、上記複数の光信号発生手段によって放射され
た複数の光送信信号を受光して電気信号に光電変換して
出力する光電変換手段と、上記光電変換手段から出力さ
れる電気信号に対して、上記対応する副搬送波信号の変
調信号が通過するように帯域ろ波して出力する複数の帯
域ろ波手段と、上記複数の帯域ろ波手段から出力される
複数の副搬送波信号の変調信号を検波再生して対応する
データ信号を出力する複数の検波再生手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の光空間通信システム
は、請求項1記載の光空間通信システムにおいて、上記
光空間送信機はさらに、1つのデータ信号を上記複数の
データ信号に直並列変換して上記複数の変調手段に出力
する直並列変換手段を備え、上記光空間受信機はさら
に、上記複数の検波再生手段から出力された複数のデー
タ信号を1つのデータ信号に並直列変換して出力する並
直列変換手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。
【0008】図1は、本発明に係る本実施形態である光
空間通信システムの全体構成を示すブロック図である。
この実施形態の光空間通信システムは、光空間送信機1
00と光空間受信機200とを備え、これらの送受信機
100,200は例えば、会社や研究室などの1室に設
けられ、光送信機100及び光受信機200間で光空間
通信を行い、例えば無線LANシステムを構成すること
を特徴としている。
【0009】図1を参照すると、光空間送信機100に
おいて、乗算器11乃至14は、副搬送波信号発生器2
1乃至24によってそれぞれ発生される互いに異なる副
搬送波周波数f1乃至f4を有する第1乃至第4の副搬
送波信号に、第1乃至第4のデジタルデータ信号をそれ
ぞれ乗算した後、それぞれ変調信号である第1乃至第4
の乗算信号として出力し、レーザダイオード31乃至3
4はそれぞれ、互いに異なる波長λ1乃至λ4を有する
光搬送波信号を発生し、かつ発生した対応する光搬送波
信号を、上記第1乃至第4の乗算信号に従ってそれぞれ
強度変調した後、第1乃至第4の光送信信号として出力
し、光合波器2は第1乃至第4の光送信信号を合波した
後、光ファイバケーブル3を介して光放射器4から光合
波送信信号として自由空間に放射する。一方、光空間受
信機200においては、光受光器41は上記光合波送信
信号を受光して光受信信号としてフォトダイオード42
に出力し、フォトダイオード42は、受光された上記光
合波送信信号を高周波信号である電気信号に光電変換
し、帯域通過フィルタ51乃至54は、上記電気信号に
含まれる副搬送波周波数f1乃至f4の変調信号成分だ
けがそれぞれ通過するように帯域ろ波して出力し、検波
再生器61乃至64は、帯域通過フィルタ51乃至54
から出力される信号を検波再生して、第1乃至第4のデ
ジタルデータ信号をそれぞれ出力する。光空間通信シス
テムは、このように波長多重化された光合波送信信号
を、光空間送信機100と光空間受信機200との間を
光空間伝送することによって、広帯域かつ超高速で光空
間通信を行うことができることを特徴としている。
【0010】図2は、図1の光空間送信機100及び光
空間受信機200間での光空間伝送時の光合波送信信号
の光スペクトルを示すスペクトル図であり、図3は、図
1の光空間受信機200のフォトダイオード42による
光受信信号の検波後の高周波信号のスペクトルをスペク
トル図である。
【0011】図2を参照すると、光空間送信機100と
光空間受信機200との間で光空間伝送される光合波送
信信号は、互いに異なる副搬送波周波数f1乃至f4を
それぞれ有する第1乃至第4の乗算信号に従って強度変
調された、互いに異なる波長λ1乃至λ4をそれぞれ有
する第1乃至第4の光送信信号によって、波長多重化さ
れていることが分かる。また、図3を参照すると、光空
間受信機200のフォトダイオード42によって光受信
信号が検波された高周波信号である電気信号は、デジタ
ルデータ信号d1乃至d4に従ってそれぞれ変調され
た、副搬送波周波数f1乃至f4を有する第1乃至第4
の乗算信号の各1つの側波帯信号によって、周波数多重
化されていることが分かる。
【0012】以下、図1を参照しながら、光空間通信シ
ステムの光空間送信機100及び光空間受信機200の
構成及び動作について説明する。
【0013】まず、光空間送信機100において、デジ
タルデータ信号は直並列変換器1に入力され、直並列変
換器1は、入力されたデジタルデータ信号を、デジタル
データ信号d1、デジタルデータ信号d2、デジタルデ
ータ信号d3、及びデジタルデータ信号d4の4つのデ
ジタルデータ信号に直並列変換し、ここで、データ信号
d1を乗算器11に出力し、デジタルデータ信号d2を
乗算器12に出力し、デジタルデータ信号d3を乗算器
13に出力し、デジタルデータ信号d4を乗算器14に
出力する。
【0014】一方、副搬送波信号発生器21は、副搬送
波周波数f1を有する第1の副搬送波信号を発生して乗
算器21に出力し、副搬送波信号発生器22は、副搬送
波周波数f2を有する第2の副搬送波信号を発生して乗
算器22に出力し、副搬送波信号発生器23は、副搬送
波周波数f3を有する第3の副搬送波信号を発生して乗
算器23に出力し、副搬送波信号発生器24は、副搬送
波周波数f4を有する第4の副搬送波信号を発生して乗
算器24に出力する。ここで、各副搬送波周波数f1乃
至f4は、その副搬送波信号に従って光搬送波信号が強
度変調されて光空間伝送されて電波法の規制を受けない
ので、互いに異なるように0〜10GHz間で任意の周
波数を選択して決定される。本実施形態では、副搬送波
周波数f1は好ましくは200MHzであり、副搬送波
周波数f2は好ましくは400MHzであり、副搬送波
周波数f3は好ましくは600MHzであり、副搬送波
周波数f4は好ましくは800MHzである。
【0015】乗算器11は副搬送波信号発生器21から
入力された第1の副搬送波信号にデジタルデータ信号d
1を乗算して、乗算結果の第1の乗算信号をレーザダイ
オード31に出力し、乗算器12は副搬送波信号発生器
22から入力された第2の副搬送波信号にデジタルデー
タ信号d2を乗算して、乗算結果の第2の乗算信号をレ
ーザダイオード32に出力し、乗算器13は副搬送波信
号発生器23から入力された第3の副搬送波信号にデジ
タルデータ信号d3を乗算して、乗算結果の第3の乗算
信号をレーザダイオード33に出力し、乗算器14は副
搬送波信号発生器24から入力された第4の副搬送波信
号にデジタルデータ信号d4を乗算して、乗算結果の第
4の乗算信号をレーザダイオード34に出力する。
【0016】本実施形態では、乗算器11乃至14を用
いているが、本発明はこれに限らず、各副搬送波信号を
それぞれ各対応するデジタルデータ信号d1乃至d4に
従って、例えば、DSB又はSSBなどの振幅変調、周
波数変調又は位相変調などの変調を行う変調器であって
もよい。従って、乗算器11乃至14から出力される各
乗算信号は少なくとも1つの側波帯を有する変調信号で
ある。
【0017】レーザダイオード31は、波長λ1を有す
る光搬送波信号を発生し、発生した光搬送波信号を乗算
器11から入力される第1の乗算信号に従って強度変調
し、第1の光送信信号として光合波器2に出力する。レ
ーザダイオード32は、波長λ2を有する光搬送波信号
を発生し、発生した光搬送波信号を乗算器12から入力
された第2の乗算信号に従って強度変調し、第2の光送
信信号として光合波器2に出力する。レーザダイオード
33は、波長λ3を有する光搬送波信号を発生し、発生
した光搬送波信号を乗算器13から入力された第3の乗
算信号に従って強度変調し、第3の光送信信号として光
合波器2に出力する。レーザダイオード34は、波長λ
4を有する光搬送波信号を発生し、発生した光副搬送波
信号を乗算器14から入力された第4の乗算信号に従っ
て強度変調し、第4の光送信信号として光合波器2に出
力する。これらレーザダイオード31乃至34における
強度変調により実質的に両側の第1側波帯のみが残存し
てDSB変調するように、例えば帯域ろ波される。ここ
で、各レーザダイオード31乃至34は、好ましくは分
布帰還形半導体レーザ(Distributed Feedback Laser)
である。各レーザダイオード31乃至34によって発生
される光搬送波信号の波長λ1乃至λ4は、互いに異な
るように選択され、好ましくは、波長λ1と波長λ2の
差、波長λ2と波長λ3の差、及び波長λ3と波長λ4
の差がそれぞれ1nmになるように設定される。また、
各レーザダイオード31乃至34は、目に対する安全性
を確保するような小さい光送信電力でレーザ光を発生す
るものが選択される。ここで、光送信電力は、例えば、
JIS C6802のレーザ製品の放射安全基準に従っ
て選択されることが好ましく、例えば、1mW以下であ
ることが好ましい。
【0018】光合波器2は、レーザダイオード31乃至
34からそれぞれ出力された第1乃至第4の光送信信号
を1つの光合波送信信号に光合波した後、光ファイバー
ケーブル3を介して光放射器4に出力し、光放射器4
は、入力された光合波送信信号を光受光器41に向けて
自由空間に放射する。
【0019】次いで、光空間受信機200において、光
受光器41は、光放射器4から放射される光合波送信信
号を受光してフォトダイオード42に出力する。フォト
ダイオード42は、入力された光合波送信信号を高周波
信号である受信信号に光電変換した後、広帯域増幅器4
3を介して分配器44に出力する。分配器44は、入力
された受信信号を4つの受信信号に分配してそれぞれ帯
域通過フィルタ51乃至54に出力する。
【0020】帯域通過フィルタ51は、入力される受信
信号に対して、副搬送波周波数f1の変調信号(乗算信
号)の帯域成分だけが通過するように帯域ろ波して第1
の帯域通過信号を検波再生器61に出力し、帯域通過フ
ィルタ52は、入力される受信信号に対して、副搬送波
周波数f2の変調信号(乗算信号)の帯域成分だけが通
過するように帯域ろ波して第2の帯域通過信号を検波再
生器62に出力し、帯域通過フィルタ53は、入力され
る受信信号に対して、副搬送波周波数f3の変調信号
(乗算信号)の帯域成分だけが通過するように帯域ろ波
して第3の帯域通過信号を検波再生器62に出力し、帯
域通過フィルタ54は、入力される受信信号に対して、
副搬送波周波数f4の変調信号(乗算信号)の帯域成分
だけが通過するように帯域ろ波して第4の帯域通過信号
を検波再生器62に出力する。
【0021】検波再生器61乃至64は、それぞれ入力
される帯域塚信号から搬送波信号を再生する公知の搬送
波再生回路を備え、再生した搬送波信号を用いて、第1
乃至第4の帯域通過信号を検波再生することによりそれ
ぞれデジタルデータ信号d1乃至d4を再生して並直列
変換器45に出力する。これに応答して、並直列変換器
45は、入力された4つのデジタルデータ信号d1乃至
d4を1つのデジタルデータ信号に並直列変換して出力
する。
【0022】以上のように構成された本実施形態の光空
間通信システムにおいて、光空間送信機100では、4
つのデジタルデータ信号を互いに異なる副搬送波周波数
を有する副搬送波信号を用いて変調した後、それぞれ異
なる波長の光波長を有し対応する光搬送波信号を用いて
波長多重化して放射する一方、光空間受信機200で
は、受光した光受信信号を光電変換して周波数多重化さ
れた受信信号を抽出しかつ各副搬送波信号に対応して帯
域ろ波した後、検波再生することにより、4つのデジタ
ルデータ信号を抽出する。従って、電波を用いる従来例
に比較して光空間信号を用いて伝送し、また、複数のデ
ジタルデータ信号を互いに異なる副搬送波周波数を有す
る副搬送波信号を用いて変調した後、それぞれ異なる波
長の光波長を有し対応する光搬送波信号を用いて波長多
重化して伝送するので、従来例に比較して広帯域かつ超
高速で光空間伝送を行うことができる。
【0023】また、本実施形態の光空間通信システム
は、搬送波信号として光を用いるので、電波法は適用さ
れず、さらに、副搬送波周波数f1乃至f4を自由に選
択して利用することができるので、0〜10GHzから
任意に選択することができ、より高い周波数の、例えば
ミリ波などの高周波帯の技術が不要であり、製造コスト
を低減することができる。また、レーザダイオード31
乃至34の個数を増加させることにより、容易にデジタ
ルデータ信号の高速化を行うことができる。さらに、光
空間受信機200で、フォトダイオード42は1個のみ
で構成することができるので、光空間受信機200の構
成を簡単化することができる。またさらに、光空間通信
システムにおいて、上記複数のレーザダイオード31乃
至34はそれぞれ、人間の目に対する安全性を確保する
ように小さい光送信電力を有する光送信信号を発生する
ので、人間の目に対する安全性を確保することができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る請求項
1記載の光空間通信システムによれば、光空間送信機と
光空間受信機とを備えた光空間通信システムにおいて、
上記光空間送信機は、互いに異なる副搬送波周波数を有
する副搬送波信号をそれぞれ発生する複数の副搬送波信
号発生手段と、入力される複数のデータ信号に従ってそ
れぞれ、上記複数の副搬送波信号手段によって発生され
た対応する副搬送波信号を変調して、変調後の変調信号
を出力する複数の変調手段と、互いに異なる波長を有す
る光搬送波信号をそれぞれ発生し、上記複数の変調手段
から出力される複数の変調信号に従ってそれぞれ、上記
発生された対応する光搬送波信号を変調して、変調後の
光送信信号を放射する複数の光信号発生手段とを備え、
上記光空間受信機は、上記複数の光信号発生手段によっ
て放射された複数の光送信信号を受光して電気信号に光
電変換して出力する光電変換手段と、上記光電変換手段
から出力される電気信号に対して、上記対応する副搬送
波信号の変調信号が通過するように帯域ろ波して出力す
る複数の帯域ろ波手段と、上記複数の帯域ろ波手段から
出力される複数の副搬送波信号の変調信号を検波再生し
て対応するデータ信号を出力する複数の検波再生手段と
を備える。
【0025】従って、電波を用いる従来例に比較して光
空間信号を用いて伝送し、また、複数のデジタルデータ
信号を互いに異なる副搬送波周波数を有する副搬送波信
号を用いて変調した後、それぞれ異なる波長の光波長を
有し対応する光搬送波信号を用いて波長多重化して伝送
するので、従来例に比較して広帯域かつ超高速で光空間
伝送を行うことができる。また、本発明に係る光空間通
信システムは、搬送波信号として光を用いるので、電波
法は適用されず、さらに、副搬送波周波数f1乃至f4
を自由に選択して利用することができ、より高い周波数
の、例えばミリ波などの高周波帯の技術が不要であり、
製造コストを低減することができる。また、例えばレー
ザダイオードなどの光発生手段の個数を増加させること
により、容易にデジタルデータ信号の高速化を行うこと
ができる。さらに、上記光空間受信機で、光電変換手段
は1個のみで構成することができるので、光空間受信機
の構成を簡単化することができる。
【0026】また、請求項2記載の光空間通信システム
によれば、請求項1記載の光空間通信システムにおい
て、上記光空間送信機はさらに、1つのデータ信号を上
記複数のデータ信号に直並列変換して上記複数の変調手
段に出力する直並列変換手段を備え、上記光空間受信機
はさらに、上記複数の検波再生手段から出力された複数
のデータ信号を1つのデータ信号に並直列変換して出力
する並直列変換手段を備える。従って、より時分割多重
化して、広帯域かつ超高速で光空間伝送を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る本実施形態である光空間通信シ
ステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の光空間送信機100及び光空間受信機
200間での光空間伝送時の光合波送信信号の光スペク
トルを示すスペクトル図である。
【図3】 図1の光空間受信機200のフォトダイオー
ド42による光受信信号の検波後の高周波信号のスペク
トルを示すスペクトル図である。
【符号の説明】
1…直並列変換器、 2…光合波器、 3…光ファイバーケーブル、 4…光放射器、 11,12,13,14…乗算器、 21,22,23,24…副搬送波信号発生器、 31,32,33,34…レーザダイオード、 41…光受光器、 42…フォトダイオード、 43…広帯域増幅器、 44…分配器、 51,52,53,54…帯域通過フィルタ、 61,62,63,64…検波再生器、 45…並直列変換器、 100…光空間送信機、 200…光空間受信機。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月23日(1999.7.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の光空間通信システムは、光空間送信機と光空間受信
機とを備えた光空間通信システムにおいて、上記光空間
送信機は、人間の目に対する安全性を確保するように小
さい光送信電力を有しかつ互いに異なる副搬送波周波数
を有する副搬送波信号をそれぞれ発生する複数の副搬送
波信号発生手段と、入力される複数のデータ信号に従っ
てそれぞれ、上記複数の副搬送波信号手段によって発生
された対応する副搬送波信号を変調して、変調後の変調
信号を出力する複数の変調手段と、互いに異なる波長を
有する光搬送波信号をそれぞれ発生し、上記複数の変調
手段から出力される複数の変調信号に従ってそれぞれ、
上記発生された対応する光搬送波信号を変調して、変調
後の光送信信号を放射する複数の光信号発生手段とを備
え、上記光空間受信機は、上記複数の光信号発生手段に
よって放射された複数の光送信信号を受光して電気信号
に光電変換して出力する光電変換手段と、上記光電変換
手段から出力される電気信号に対して、上記対応する副
搬送波信号の変調信号が通過するように帯域ろ波して出
力する複数の帯域ろ波手段と、上記複数の帯域ろ波手段
から出力される複数の副搬送波信号の変調信号を検波再
生して対応するデータ信号を出力する複数の検波再生手
段とを備えたことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る請求項
1記載の光空間通信システムによれば、光空間送信機と
光空間受信機とを備えた光空間通信システムにおいて、
上記光空間送信機は、互いに異なる副搬送波周波数を有
する副搬送波信号をそれぞれ発生する複数の副搬送波信
号発生手段と、入力される複数のデータ信号に従ってそ
れぞれ、上記複数の副搬送波信号手段によって発生され
た対応する副搬送波信号を変調して、変調後の変調信号
を出力する複数の変調手段と、人間の目に対する安全性
を確保するように小さい光送信電力を有しかつ互いに異
なる波長を有する光搬送波信号をそれぞれ発生し、上記
複数の変調手段から出力される複数の変調信号に従って
それぞれ、上記発生された対応する光搬送波信号を変調
して、変調後の光送信信号を放射する複数の光信号発生
手段とを備え、上記光空間受信機は、上記複数の光信号
発生手段によって放射された複数の光送信信号を受光し
て電気信号に光電変換して出力する光電変換手段と、上
記光電変換手段から出力される電気信号に対して、上記
対応する副搬送波信号の変調信号が通過するように帯域
ろ波して出力する複数の帯域ろ波手段と、上記複数の帯
域ろ波手段から出力される複数の副搬送波信号の変調信
号を検波再生して対応するデータ信号を出力する複数の
検波再生手段とを備える。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】従って、電波を用いる従来例に比較して光
空間信号を用いて伝送し、また、複数のデジタルデータ
信号を互いに異なる副搬送波周波数を有する副搬送波信
号を用いて変調した後、それぞれ人間の目に対する安全
性を確保するように小さい光送信電力を有しかつ異なる
波長の光波長を有し対応する光搬送波信号を用いて波長
多重化して伝送するので、従来例に比較して広帯域かつ
超高速で光空間伝送を行うことができるとともに、人間
の目に対する安全性を確保することができる。また、本
発明に係る光空間通信システムは、搬送波信号として光
を用いるので、電波法は適用されず、さらに、副搬送波
周波数f1乃至f4を自由に選択して利用することがで
き、より高い周波数の、例えばミリ波などの高周波帯の
技術が不要であり、製造コストを低減することができ
る。また、例えばレーザダイオードなどの光発生手段の
個数を増加させることにより、容易にデジタルデータ信
号の高速化を行うことができる。さらに、上記光空間受
信機で、光電変換手段は1個のみで構成することができ
るので、光空間受信機の構成を簡単化することができ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光空間送信機と光空間受信機とを備えた
    光空間通信システムにおいて、 上記光空間送信機は、 互いに異なる副搬送波周波数を有する副搬送波信号をそ
    れぞれ発生する複数の副搬送波信号発生手段と、 入力される複数のデータ信号に従ってそれぞれ、上記複
    数の副搬送波信号手段によって発生された対応する副搬
    送波信号を変調して、変調後の変調信号を出力する複数
    の変調手段と、 互いに異なる波長を有する光搬送波信号をそれぞれ発生
    し、上記複数の変調手段から出力される複数の変調信号
    に従ってそれぞれ、上記発生された対応する光搬送波信
    号を変調して、変調後の光送信信号を放射する複数の光
    信号発生手段とを備え、 上記光空間受信機は、 上記複数の光信号発生手段によって放射された複数の光
    送信信号を受光して電気信号に光電変換して出力する光
    電変換手段と、 上記光電変換手段から出力される電気信号に対して、上
    記対応する副搬送波信号の変調信号が通過するように帯
    域ろ波して出力する複数の帯域ろ波手段と、 上記複数の帯域ろ波手段から出力される複数の副搬送波
    信号の変調信号を検波再生して対応するデータ信号を出
    力する複数の検波再生手段とを備えたことを特徴とする
    光空間通信システム。
  2. 【請求項2】 上記光空間送信機はさらに、 1つのデータ信号を上記複数のデータ信号に直並列変換
    して上記複数の変調手段に出力する直並列変換手段を備
    え、 上記光空間受信機はさらに、 上記複数の検波再生手段から出力された複数のデータ信
    号を1つのデータ信号に並直列変換して出力する並直列
    変換手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の光空
    間通信システム。
JP10290607A 1998-10-13 1998-10-13 光空間通信システム Pending JP2000124860A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10290607A JP2000124860A (ja) 1998-10-13 1998-10-13 光空間通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10290607A JP2000124860A (ja) 1998-10-13 1998-10-13 光空間通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000124860A true JP2000124860A (ja) 2000-04-28

Family

ID=17758200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10290607A Pending JP2000124860A (ja) 1998-10-13 1998-10-13 光空間通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000124860A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010130029A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Samsung Electronics Co Ltd 可視光通信システム、及び信号伝送方法
JP2010130030A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Samsung Electronics Co Ltd 可視光通信システム、送信装置、及び信号伝送方法
JP2013102509A (ja) * 2013-01-17 2013-05-23 Samsung Electronics Co Ltd 送信装置、受信装置、信号送信方法、及び信号受信方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010130029A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Samsung Electronics Co Ltd 可視光通信システム、及び信号伝送方法
JP2010130030A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Samsung Electronics Co Ltd 可視光通信システム、送信装置、及び信号伝送方法
US9276676B2 (en) 2008-11-25 2016-03-01 Samsung Electronics Co., Ltd Visible ray communication system and method for transmitting signal
US9749045B2 (en) 2008-11-25 2017-08-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Visible ray communication system, transmission apparatus, and signal transmission method
JP2013102509A (ja) * 2013-01-17 2013-05-23 Samsung Electronics Co Ltd 送信装置、受信装置、信号送信方法、及び信号受信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8422883B2 (en) Head-end circuit and remote antenna unit and hybrid wired/wireless network system and transceiving method using thereof
US11082131B2 (en) Optical signal transmission system and optical signal transmission method
US10469163B2 (en) Optical channel monitoring using expanded-spectrum pilot tone
US20120263474A1 (en) Method for Arbitrary Optical Microwave and MM-Wave Generation
US20140099114A1 (en) Optical signal transmitting apparatus, optical frequency division multiplex transmission system, and optical signal communication method
US11018775B2 (en) Optical transmitter, optical receiver, and optical transmission method
JP2000124860A (ja) 光空間通信システム
CN102970101A (zh) 一种高谱效率的wdm-rof载波产生方法与传输系统
JP4844432B2 (ja) 光伝送装置及び方法
JP2007079096A (ja) 高周波信号生成方法及び高周波信号生成システム
US20060098986A1 (en) Optical receiver for reducing optical beat interference and optical network including the optical receiver
JP2890031B2 (ja) ミリ波信号光多重伝送方式及び装置
JP4110913B2 (ja) 光送信器
JP4586305B2 (ja) 多重化光伝送方法及び多重化光伝送装置
JP2014014028A (ja) 光通信方法、光送信装置、光受信装置、及び光通信システム
Ando et al. Simultaneous dual data stream transmission using RGB and phosphor-based white LEDs
JPH04119023A (ja) 光伝送方式
JP2008206063A (ja) 光伝送装置及び方法
JP2000091999A (ja) 光伝送システム
TW200803204A (en) A method of and apparatus for combining electrical signals
JP6383592B2 (ja) 光送信装置、無線送信装置及び無線受信装置
JP2010114622A (ja) 光通信システム、osuの送信器、onuの受信器、およびosuの下り信号送信方法
JP2011244436A (ja) 光通信システム
JP5189528B2 (ja) 光送信装置及び光通信システム
JP2002290378A (ja) 光通信システム