JP2000123154A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JP2000123154A
JP2000123154A JP10296841A JP29684198A JP2000123154A JP 2000123154 A JP2000123154 A JP 2000123154A JP 10296841 A JP10296841 A JP 10296841A JP 29684198 A JP29684198 A JP 29684198A JP 2000123154 A JP2000123154 A JP 2000123154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image processing
neural network
image data
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10296841A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Suzuki
木 賢 治 鈴
Shigeyuki Ikeda
田 重 之 池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP10296841A priority Critical patent/JP2000123154A/ja
Publication of JP2000123154A publication Critical patent/JP2000123154A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニューラルネット画像処理部を有する画像処
理装置において、得られた画像情報について正確且つ伝
達情報量の多い画像を提供すべく性能の高い画像処理を
行うことを可能とする。 【解決手段】 複数の人工的神経素子を層構造をなすよ
うに結合してニューラルネットワークを構成し、原画像
供給部1からの画像データを入力して画像処理を行うニ
ューラルネット画像処理部2で処理され出力された画像
情報を、該ニューラルネット画像処理部2の入力部へ再
び取り込み、この画像情報を用いて画像処理をさせるこ
とにより、光或いはX線などを含めた電磁波又は超音波
などの情報キャリアを物体に照射或いは透入し、この情
報キャリアの変化を計測して得られた画像情報につい
て、正確且つ伝達情報量の多い画像を提供すべく性能の
高い画像処理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光或いはX線など
を含めた電磁波又は超音波などの情報キャリアを物体に
照射或いは透入し、この情報キャリアの変化を計測して
画像情報を得る各種の医用画像診断装置、放送用映像処
理装置、産業用画像処理装置又は民生用画像撮影表示装
置などの画像処理装置に関し、特に、上記得られた画像
情報について正確且つ伝達情報量の多い画像を提供すべ
く性能の高い画像処理を行うことができる画像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像処理装置は、対象画
像の画像データを出力する原画像供給部と、複数の人工
的神経素子を層構造をなすように結合してニューラルネ
ットワークを構成し上記原画像供給部からの画像データ
を入力して画像処理を行うニューラルネット画像処理部
と、このニューラルネット画像処理部で処理された画像
情報を入力して表示又は記憶する画像表示記憶部と、を
有して成っていた。そして、上記原画像供給部から処理
対象の画像データが出力され、その画像データは予め学
習により画像処理動作が決定されたニューラルネット画
像処理部に入力され、このニューラルネット画像処理部
において予め学習により決定された画像処理動作により
上記画像データについて画像処理が行われ、処理後の画
像データが画像表示記憶部で表示又は記憶されるように
なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の画像処理装置においては、上記ニューラルネット画
像処理部に供給される画像データは原画像供給部から出
力される画像データのみであり、また該ニューラルネッ
ト画像処理部から出力される画像データは画像表示記憶
部に供給されて表示又は記憶されるのみであった。即
ち、上記ニューラルネット画像処理部から出力された画
像データを再度用いて画像処理することはなかった。こ
のように、上記ニューラルネット画像処理部では、原画
像供給部から出力される画像データのみを利用した画像
処理を行っていたため、入力される情報量が少なく画像
処理の性能が高いとは言えなかった。
【0004】例えば、ニューラルネット画像処理部が原
画像供給部から出力される画像データのノイズを低減す
る画像処理を行うものとして学習により実現され、該ニ
ューラルネット画像処理部が入力画像のデータのノイズ
を二分の一に低減するものとすると、従来の画像処理装
置を用いた場合は、画像データのノイズは常に二分の一
にしかならず、ノイズがまだ残った画像データのまま画
像表示記憶部に供給されて表示又は記憶されていた。こ
のように、ノイズがまだ残った画像では、その伝達情報
量は少なく、正確に画像情報を伝えることができないも
のであった。
【0005】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、得られた画像情報について正確且つ伝達情報量の
多い画像を提供すべく性能の高い画像処理を行うことが
できる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による画像処理装置は、対象画像の画像デー
タを出力する原画像供給部と、複数の人工的神経素子を
層構造をなすように結合してニューラルネットワークを
構成し上記原画像供給部からの画像データを入力して画
像処理を行うニューラルネット画像処理部と、このニュ
ーラルネット画像処理部で処理された画像情報を入力し
て表示又は記憶する画像表示記憶部と、を有して成る画
像処理装置において、上記ニューラルネット画像処理部
で処理され出力された画像情報を該ニューラルネット画
像処理部の入力部へ再び取り込み、この画像情報を用い
て画像処理をさせるようにしたものである。
【0007】また、上記ニューラルネット画像処理部の
入力部へ取り込む画像情報は、該ニューラルネット画像
処理部へ入力された時系列画像データにおいて隣接する
画像間の時間間隔だけずれた過去の画像データとしたも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明による画像処理
装置の実施の形態を示すブロック図である。この画像処
理装置は、光或いはX線などを含めた電磁波又は超音波
などの情報キャリアを物体に照射或いは透入し、この情
報キャリアの変化を計測して画像情報を得るもので、例
えば各種の医用画像診断装置、放送用映像処理装置、産
業用画像処理装置又は民生用画像撮影表示装置などであ
り、図1に示すように、原画像供給部1と、ニューラル
ネット画像処理部2と、画像表示記憶部3とを有し、更
に出力画像記憶部4を備えて成る。
【0009】上記原画像供給部1は、対象画像の画像デ
ータを出力するもので、例えばX線撮影装置又は超音波
断層装置又はX線CT装置又は核医学イメージング装置
或いは磁気共鳴イメージング装置などの医用画像診断装
置、放送用映像処理装置、産業用画像処理装置又は民生
用画像撮影表示装置等において物体を計測又は撮影する
計測部、或いは物体について計測した画像データを記憶
しておき必要に応じて読み出す記憶部などである。
【0010】また、ニューラルネット画像処理部2は、
上記原画像供給部1から出力された画像データを入力し
て画像処理を行うもので、複数の人工的神経素子を層構
造をなすように結合してニューラルネットワークに構成
されている。
【0011】さらに、画像表示記憶部3は、上記ニュー
ラルネット画像処理部2で処理された画像情報を入力し
て表示又は記憶するするもので、例えばテレビモニタ又
はプリンタ或いは画像情報を記憶しておき必要に応じて
読み出す記憶装置等から成る。
【0012】ここで、本発明においては、上記ニューラ
ルネット画像処理部2と並列に出力画像記憶部4が設け
られている。この出力画像記憶部4は、上記ニューラル
ネット画像処理部2で処理され出力された画像情報を該
ニューラルネット画像処理部2の入力部へ再び取り込
み、この画像情報を用いて画像処理をさせるためのもの
で、ニューラルネット画像処理部2からの出力画像デー
タを記憶しておき、予め定められた規則に基づき該ニュ
ーラルネット画像処理部2へ入力するように構成されて
おり、例えばデータを記憶し保持し読み出す記憶装置か
ら成る。
【0013】図2は、図1で示した本発明の構成の一部
を更に詳細に示した説明図である。図2において、符号
2はニューラルネット画像処理部の内部構成を示してお
り、符号4は出力画像記憶部を示し、符号5は原画像供
給部1から出力された原画像データを示し、符号6は上
記ニューラルネット画像処理部2で画像処理され出力さ
れた処理画像データを示している。
【0014】上記原画像供給部1から出力された原画像
データ5は、この例では時系列画像データが示してあ
り、図中の符号xは画像の横軸座標、符号yは画像の縦
軸座標、符号tは時間軸座標を示しており、符号Tは隣
接する画像同士の間の時間間隔、即ち画像フレームの間
隔を示している。なお、上記原画像データ5は、2次元
画像データの時間的な並びである時系列画像データ(横
軸と縦軸と時間軸とを持つ情報)とは限らない。即ち、
2次元画像データを奥行き方向に並べた3次元画像(横
軸と縦軸と奥行き軸とを持つ情報)や、センサの特性
(例えば解像度や濃度特性)を変えて撮影した2次元画
像の並びや、異種センサにより撮影された複数の2次元
画像を含むものである。
【0015】上記ニューラルネット画像処理部2は、入
力画像記憶部7,7,…と、ニューラルネットワーク8
と、制御部9とから成る。入力画像記憶部7は、前記原
画像供給部1から出力された原画像データ5を記憶して
おき、制御部9による制御により定められた画像データ
を適宜読み出すもので、例えば記憶装置から成る。
【0016】ニューラルネットワーク8は、上記原画像
供給部1から少なくとも注目画素を含む所定領域の時系
列画像データを入力して画像処理を行うと共に上記注目
画素に対応するデータを出力するもので、複数の人工的
神経素子(以下「ニューロンモデル」という)10を入
力層11及び中間層12並びに出力層13の層構造をな
すように結合してネットワークを構成しており、信号処
理及び情報処理の機能を実現するように構成されてい
る。
【0017】なお、図2において、入力層11の各ニュ
ーロンモデル10は中間層12の全てのニューロンモデ
ル10とそれぞれ結合されている。また、中間層12の
各ニューロンモデル10は出力層13の全てのニューロ
ンモデル10とそれぞれ結合されている。そして、入力
層11の各ニューロンモデル10には、入力画像記憶部
7から出力された画像データが供給され、この画像デー
タが各ニューロンモデル10の変換作用により変換処理
されるようになっている。
【0018】図3は上記ニューラルネットワーク8を構
成するニューロンモデル10を示す説明図である。図に
示すように、ニューロンモデル10は生物の神経素子
(ニューロン)の働きを模した多入力一出力の素子で、
入力数をnとすると、入力Ii(I1〜In)と結合係数
Wij(W1j〜Wnj)の積和により出力Ojが決定され
る。即ち、応答関数f(x)を用いて次式のように出力
が決定される。 ただし、W0jはしきい値に相当する応答関数のオフセッ
トである。
【0019】図4は上記ニューロンモデル10の構成を
示す説明図である。このニューロンモデル10は、複数
個のメモリ14,14,…と、複数個の乗算器15,1
5,…と、加算器16と、関数変換部17とから成る。
メモリ14は、結合係数Wijを記憶するもので、この記
憶した結合係数Wijを乗算器15又は加算器16に出力
するようになっている。乗算器15は、入力Iiと上記
メモリ14から出力される結合係数Wijとの積を計算す
るもので、その計算結果を加算器16に出力するように
なっている。また、加算器16は、一つのメモリ14か
ら出力された結合係数W0jと複数個の乗算器15,1
5,…からの出力とを加算するもので、その加算結果を
関数変換部17に出力するようになっている。さらに、
関数変換部17は、上記加算器16からの出力データを
前記応答関数f(x)に基づいて変換するもので、その
応答関数f(x)の入出力の変換関係を記憶しておくテ
ーブルメモリ等の記憶装置又は演算器から成る。
【0020】このように構成されたニューロンモデル1
0は、入力信号Iiを変換処理して出力Ojを出力し、こ
のニューロンモデル10が集まったニューラルネットワ
ーク8は、上記個々のニューロンモデル10の複合作用
により複雑な情報処理や信号処理を行うようになってい
る。
【0021】ここで、図2に示すニューラルネットワー
ク8の入力層11及び出力層13において、応答関数f
(x)として次式に示すような恒等関数が用いられてい
る。 f(x)=x これにより、入力がそのまま出力される。なお、この恒
等関数の代わりに線形関数や他の関数を用いて入力デー
タに変調をかけてもよい。
【0022】また、上記ニューラルネットワーク8の中
間層12の応答関数f(x)として次式のシグモイド関
数が用いられている。 このように、中間層12にシグモイド関数などの非線形
関数を用いることにより、ニューラルネットワーク8
は、複雑な非線形変換処理をも扱うことができる。
【0023】図2に示す制御部9は、前記入力画像記憶
部7及び出力画像記憶部4に接続され、該入力画像記憶
部7及び出力画像記憶部4に記憶されている画像データ
から定められた画像データを同期してニューラルネット
ワーク8に供給するように制御するものである。
【0024】そして、図2において、出力画像記憶部4
は、上記ニューラルネットワーク8から出力される処理
画像データ6を記憶しておき、この処理画像データ6を
予め定められた規則に基づき、ニューラルネット画像処
理部2内の一つの入力画像記憶部7へ再び取り込み、ニ
ューラルネットワーク8の入力層11内の一つのニュー
ロンモデル10へ入力するように構成されている。この
ように、処理画像データ6を再びニューラルネットワー
ク8に入力するように構成することにより、上記ニュー
ラルネットワーク8で変換処理された出力画像データ及
び原画像供給部1から供給される画像データの両方を用
いることができ、ニューラルネットワーク8へ入力され
る情報量が増えるため、多くの情報を利用した高い性能
の画像処理を行うことができる。更に、この構成によ
り、上記出力された処理画像データ6に施される画像処
理効果が、その処理画像データ6の再度の利用によりそ
の後の出力画像に蓄積され、より性能の高い画像処理を
行うことができる。
【0025】次に、このように構成された画像処理装置
において、性能の高い変換処理を行う動作について説明
する。まず、図1において、原画像供給部1から情報キ
ャリアを対象の物体に照射或いは透入し、この情報キャ
リアの変化を計測して得られた画像情報が上記原画像供
給部1から出力される。これは、例えばX線撮影装置又
は超音波断層装置又はX線CT装置又は核医学イメージ
ング装置或いは磁気共鳴イメージング装置などの医用画
像診断装置、放送用映像処理装置、産業用画像処理装置
又は民生用画像撮影表示装置等により、実際に計測され
たデータでもよいし、或いは対象の物体について計測し
た画像データを記憶しておき必要に応じて読み出しても
よい。
【0026】次に、上記原画像供給部1から出力された
画像データは、ニューラルネット画像処理部2へ入力さ
れる。このニューラルネット画像処理部2では、予め学
習されたニューラルネットワーク8により画像処理が行
われる。次に、上記ニューラルネット画像処理部2から
出力された画像データは、画像表示記憶部3及びに出力
画像記憶部4に供給される。画像表示記憶部3では、上
記ニューラルネット画像処理部2で処理され出力された
画像情報を表示又は記憶する。記憶した場合は、その記
憶された画像データを他の装置に適宜供給して利用に供
する。また、出力画像記憶部4では、上記ニューラルネ
ット画像処理部2で処理され出力された画像情報を記憶
しておき、その画像情報を定められた規則に基づき該ニ
ューラルネット画像処理部2の入力部へ再び入力する。
【0027】次に、上記ニューラルネット画像処理部2
及び出力画像記憶部4の詳しい動作を、図2を参照して
説明する。まず、入力画像記憶部7では、前記原画像供
給部1から出力された原画像データ5が記憶され、制御
部9により予め定められた規則に基づき原画像データ5
が制御される。この例では、少なくとも注目画素18を
含む所定領域19の画像データをニューラルネットワー
ク8に供給する。
【0028】ここで、上記原画像データ5において、座
標x,y,tにおける注目画素18の画像データをg
(x,y,t)とし、少なくとも注目画素18を含む所定領域
19をRkとすると、上記ニューラルネットワーク8に
供給される少なくとも注目画素18を含む所定領域19
の画像データIOx,y,tは、次式のベクトルとして表す
ことができる。 IOx,y,t={g(x-i,y-j,t-k)|i,j,k∈Rk}
【0029】そして、上記ニューラルネットワーク8
は、入力画像記憶部7からの画像データIOx,y,tを入
力し、予め学習により決定された結合係数及び応答関数
の変換作用により、信号処理及び情報処理の機能を実現
し、入力された画像データIOx,y,tに画像処理が施さ
れ、処理画像データ6として出力される。
【0030】次に、出力画像記憶部4では、上記ニュー
ラルネットワーク8から出力される処理画像データ6を
記憶しておき、この処理画像データ6を予め定められた
規則に基づき、ニューラルネット画像処理部2内の一つ
の入力画像記憶部7へ再び取り込み、ニューラルネット
ワーク8の入力層11内の一つのニューロンモデル10
へ入力する。この例では、原画像供給部1から出力され
る原画像データ5は時系列画像データであり、ニューラ
ルネット画像処理部2では動画像処理が行われるため、
ここでは動画像処理のための出力データの供給規則を例
に説明する。
【0031】上記出力画像記憶部4で記憶される画像デ
ータは、一定時間Tだけ記憶され上述のようにしてニュ
ーラルネットワーク8に供給される。即ち、ニューラル
ネットワーク8には、次式の入力ベクトルが供給され
る。Ix,y,t={g(x-i,y-j,t-k),NN(Ix,y,t-T,W)|
i,j,k∈Rk}ただし、NN(Ix,y,t-T,W)は、Ix,y,t-T
を入力ベクトル、Wを結合係数ベクトルとするニューラ
ルネットワーク8の出力であり、言い換えれば、出力画
像記憶部4によりある一定時間Tだけ記憶された画像デ
ータである。
【0032】そして、制御部9では、上記入力画像記憶
部7及び出力画像記憶部4に記憶されている画像データ
のうちから定められた画像データを、上記ニューラルネ
ットワーク8に供給するように制御する。定められた画
像データとは、少なくとも注目画素18を含む所定領域
19の画像データ及びそれに対し一定時間Tだけずれた
過去の(1フレーム前の)ニューラルネットワーク8の
出力である。ここで、上記定められた画像データを入力
ベクトルIx,y,tとし、予め学習により決定された結合
係数ベクトルをWとしたとき、ニューラルネットワーク
8は、次式の出力画像データf(x,y,t)を出力する。 f(x,y,t)=NN(Ix,y,t,W)
【0033】この出力画像データf(x,y,t)を用いて、
ニューラルネットワーク8への入力ベクトルIx,y,tを
書き直すと、次式のようになる。Ix,y,t={g(x-i,y-
j,t-k),f(x,y,t-T)|i,j,k∈Rk}つまり、注目画素18
のデータと、時空間的近接画素の時空間画像データと、
一定時間Tだけ過去の(1フレーム前の)ニューラルネ
ットワーク8の出力f(x,y,t-T)とを入力し、上記注目
画素18に対応する画素20の画像データf(x,y,t)を
出力する。なお、上記の一定時間Tは、図2に示すよう
に、時系列画像データにおいて隣接する2次元画像間の
時間的間隔である。
【0034】このように、1フレーム間隔だけ過去の画
像処理された後の出力画像データを再度ニューラルネッ
トワーク8に入力することにより、該ニューラルネット
ワーク8で既に処理された画像データ6及び原画像供給
部1から供給される画像データ5の両方を用いるため、
情報量が増し高い性能の画像処理を行うことができる。
さらに、処理時間が経過するにしたがって、画像処理効
果がニューラルネットワーク8から出力される処理画像
データ6に蓄積し、より性能の高い画像処理を行うこと
ができる。
【0035】その後、上記ニューラルネットワーク8に
より画像処理された画像データは、制御部9により位置
及び時間が制御され、注目画素18に対応する画素20
の画像データが出力され、図1に示す画像表示記憶部3
に供給される。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
複数の人工的神経素子を層構造をなすように結合してニ
ューラルネットワークを構成し、原画像供給部からの画
像データを入力して画像処理を行うニューラルネット画
像処理部で処理され出力された画像情報を、該ニューラ
ルネット画像処理部の入力部へ再び取り込み、この画像
情報を用いて画像処理をさせることにより、光或いはX
線などを含めた電磁波又は超音波などの情報キャリアを
物体に照射或いは透入し、この情報キャリアの変化を計
測して得られた画像情報について、正確且つ伝達情報量
の多い画像を提供すべく性能の高い画像処理を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像処理装置の実施の形態を示す
ブロック図である。
【図2】図1で示した本発明の構成の一部を更に詳細に
示した説明図である。
【図3】ニューラルネットワークを構成するニューロン
モデルを示す説明図である。
【図4】上記ニューロンモデルの構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…原画像供給部 2…ニューラルネット画像処理部 3…画像表示記憶部 4…出力画像記憶部 5…原画像データ 6…処理画像データ 7…入力画像記憶部 8…ニューラルネットワーク 9…制御部 10…人工的神経素子(ニューロンモデル) 11…入力層 12…中間層 13…出力層 18…注目画素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA08 AA09 BA02 BA03 BA05 BA06 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CE20 5L096 BA06 DA01 HA11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象画像の画像データを出力する原画像
    供給部と、 複数の人工的神経素子を層構造をなすように結合してニ
    ューラルネットワークを構成し上記原画像供給部からの
    画像データを入力して画像処理を行うニューラルネット
    画像処理部と、 このニューラルネット画像処理部で処理された画像情報
    を入力して表示又は記憶する画像表示記憶部と、を有し
    て成る画像処理装置において、 上記ニューラルネット画像処理部で処理され出力された
    画像情報を該ニューラルネット画像処理部の入力部へ再
    び取り込み、この画像情報を用いて画像処理をさせるこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記ニューラルネット画像処理部の入力
    部へ取り込む画像情報は、該ニューラルネット画像処理
    部へ入力された時系列画像データにおいて隣接する画像
    間の時間間隔だけずれた過去の画像データであることを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
JP10296841A 1998-10-19 1998-10-19 画像処理装置 Pending JP2000123154A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10296841A JP2000123154A (ja) 1998-10-19 1998-10-19 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10296841A JP2000123154A (ja) 1998-10-19 1998-10-19 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000123154A true JP2000123154A (ja) 2000-04-28

Family

ID=17838861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10296841A Pending JP2000123154A (ja) 1998-10-19 1998-10-19 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000123154A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10163040B2 (en) 2016-07-21 2018-12-25 Toshiba Medical Systems Corporation Classification method and apparatus
CN109374658A (zh) * 2018-12-24 2019-02-22 电子科技大学 双视角x射线安检系统的神经网络重建断层成像方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10163040B2 (en) 2016-07-21 2018-12-25 Toshiba Medical Systems Corporation Classification method and apparatus
CN109374658A (zh) * 2018-12-24 2019-02-22 电子科技大学 双视角x射线安检系统的神经网络重建断层成像方法
CN109374658B (zh) * 2018-12-24 2022-05-03 电子科技大学 双视角x射线安检系统的神经网络重建断层成像方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109493328B (zh) 医学图像显示方法、查看设备以及计算机设备
US11200456B2 (en) Systems and methods for generating augmented training data for machine learning models
EP3444776B1 (en) Topogram prediction from surface data in medical imaging
JPH08153194A (ja) 画像処理装置
US10664979B2 (en) Method and system for deep motion model learning in medical images
US7356178B2 (en) System and method for improved multiple-dimension image displays
CN108701370A (zh) 基于机器学习的基于内容的医学成像渲染
US10726546B2 (en) Tissue-to-flow image generation in medical imaging
JP2015173856A (ja) 画像処理装置、およびプログラム
Xu et al. Deformed2self: Self-supervised denoising for dynamic medical imaging
JPH10127622A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
CN110426560B (zh) 一种脉冲阵列信号时空上采样器生成方法
US20040175057A1 (en) Affine transformation analysis system and method for image matching
JPH1131214A (ja) 画像処理装置
KR102290799B1 (ko) 치아 병변 정보 제공 방법 및 이를 이용한 장치
CN112420214B (zh) 超声会诊远程分享方法、平台和系统
CA2854992C (en) Process and apparatus for data registration
JP2000123154A (ja) 画像処理装置
JPH10255035A (ja) 画像処理装置
JP2012100899A (ja) 医用画像生成装置
JP4900986B2 (ja) 画像取扱方法および装置
WO2021209399A1 (en) Aiding a user to perform a medical ultrasound examination
Li et al. Single-Image HDR Reconstruction Assisted Ghost Suppression and Detail Preservation Network for Multi-Exposure HDR Imaging
WO2022091875A1 (ja) 医用画像処理装置、医用画像処理方法及びプログラム
JPH10150569A (ja) 画像処理装置