JP2000123107A - コードリーダ - Google Patents

コードリーダ

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JP2000123107A
JP2000123107A JP10290716A JP29071698A JP2000123107A JP 2000123107 A JP2000123107 A JP 2000123107A JP 10290716 A JP10290716 A JP 10290716A JP 29071698 A JP29071698 A JP 29071698A JP 2000123107 A JP2000123107 A JP 2000123107A
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Fuminori Ueno
史典 上野
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学的に読み取り可能なコードイメージの手動
による読み取り走査にあたって、コードリーダの傾きを
防止して読み取りエラーの発生を極力防止すると共に、
操作スイッチを巧みに配設して、幼児等でも操作性良く
コードイメージを読み取れるようにしたコードリーダを
提供すること。 【解決手段】コードリーダ筐体の記録媒体に接触する側
の面を底面となし、該底面に、電源スイッチ104及び
ボリュームスイッチ105と、コードイメージを光学的
に読み取るための読取開口部103と、コードイメージ
読取時におけるコードリーダの傾きを防止するための傾
き防止部101とをそれぞれ配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声データが光学
的に読み取り可能なコードイメージとして印刷記録され
ているシート状の記録媒体から当該コードイメージを光
学的に読み取るべく、上記シート状の記録媒体に接触し
ながら当該コードイメージ上を手動により移動されて光
学的に読み取るように構成されたコードリーダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、音声データが光学的に読み取り可
能なコードイメージとして印刷記録されている紙等のシ
ート状の記録媒体から、該コードイメージを手動で走査
して光学的に読み取り、当該音声を出力できるように構
成したコードリーダは、例えば、本出願人による特開平
6−231466号公報として知られている。
【0003】図8は、そのコードイメージとしてのドッ
トコード1の物理フォーマット構成を示している。
【0004】即ち、複数個の矩形状のブロック2が2次
元的に隣接配列されてドットコード1を構成しており、
その各ブロック2は、音声に係るデータの各ブロック毎
に分割されたデータがその値である「0」又は「1」に
対応した白ドット又は黒ドットのドットイメージとして
所定の配列形態にて存在するデータドットパターン部3
と、そのデータドットパターン部3の各ドットを検出す
るための基準点を見つけるために使用される各ブロック
2の四隅に配置された一定の黒の連続数を有するマーカ
4と、上記複数の異なるブロック2を読み取り時に識別
できるようにマーカ4間に配置されたエラー検出又はエ
ラー訂正符号を含むブロックアドレスパターン部5と、
から構成されている。
【0005】また、図9は、このドットコードを光学的
に読み取るためのコードリーダの電気的な機能ブロック
構成を示した図である。
【0006】即ち、このコードリーダは、上記したドッ
トコード1を照明するためのLED等よりなる照明部
と、そのドットコード1の反射光を結像する光学系と、
該光学系による結像光を撮像するCCD等のエリアセン
サとを含む撮像部6と、この撮像部6より出力された撮
像信号を所定の2値化閾値で2値化処理する2値化処理
部7と、この2値化処理部7で2値化された2値化画像
データを記憶する2値化画像メモリ8と、この2値化画
像メモリ8に記憶された2値化画像データを読み出して
上記ドットを検出し、当該検出された各ドット毎に
「0」又は「1」の値を割り当てて、そのデータを出力
する復元部9と、この復元部9で出力されたデータを復
調する復調部10と、エラー訂正処理やデータの伸張処
理等を行なって元の音声等の情報に係るデータを再生す
る再生部11と、から少なくとも構成されている。
【0007】而して、このコードリーダは、ドットコー
ド1全体の大きさが上記撮像部6の撮像視野6Aより大
きくても(図8参照)、上記撮像部6がドットコード1
上を矢印に示す方向に接触しながら移動(走査)して領
域分割しながら順次撮像することにより、その読み取り
が可能となる。
【0008】換言すれば、当該ドットコード1をワンシ
ョットにて撮像することができなくても、上記ブロック
2に付与された各ブロックアドレスさえ読み取って認識
できれば、そのブロックアドレスによって各ブロック2
のデータから元のデータを再構築することが可能となる
ので、従来の1次元、或いは2次元のバーコード等では
実現し得なかった情報を紙面等に多量でしかも高密度で
保持させることが可能となり、紙を媒体とした音声等の
伝達が手軽にできて、様々な用途に期待が広がってい
る。
【0009】ここで、上記復元部9は、2値化画像メモ
リ8に記憶された2値化画像データを読み出して上記各
ドットを検出する際、先ず、その2値化画像データ中か
らマーカ4を見つけ出し、次いでその見つけ出されたマ
ーカ4の重心位置に基づいて、ドットの読み取り基準位
置を求め、そして、この求められたドットの読み取り基
準位置から、上記データドットパターン部3内の各ドッ
トを読み取るためにドット読み取り点を検出し、その検
出された各ドット読み取り点が白か黒かを判定して
「0」又は「1」の値を割り当ててデータを出力するよ
うに構成されている。
【0010】従って、高密度に印刷記録されたドットコ
ードの印刷品質、例えば、幾何学的歪みが多少あったと
しても、その読み取り動作は適応的に行われる結果、読
み取りの安定性はほぼ保証されている。
【0011】上記復調部10は、ドットコード1の形成
時に、記録対象として入力された音声等の情報に係るデ
ータに予め変調処理を施しているため、これを変調前の
元のデータに戻すための処理を行なう部分である。
【0012】即ち、かかる変調処理は、上記復元部9に
おいて、先ず最初にマーカ4を見つけ出し易くするため
に予め施してある処理であって、上記データドットパタ
ーン部3内の各ドット(データドット)と、上記マーカ
4とをイメージ的に区別すべく、データドットパターン
部3内の黒ドットの連続数が、結果として、マーカ4を
構成する黒ドットの連続数よりも少なくなるように、上
記入力された音声等の情報に係るデータに対して施され
ているものである。
【0013】例えば、マーカ4の最大径が、データドッ
トパターン部3内に印刷記録される黒ドットを所定方向
に5個隣接配置して構成した大きさに相当するものであ
るとき、変調処理後の変調データにおける黒ドットの連
続数は、この5個よりも少なくなるように、上記入力さ
れた音声等の情報に係るデータに変調処理を施してい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上で説明
した各機能ブロックを含むコードリーダにあっては、老
若男女を問わず、常に安定した読み取りが行われ、音声
が確実に出力されるようにしておかなければならない。
【0015】しかしながら、この種、手動による読み取
り走査を前提にしたコードリーダの場合には、とりわけ
その読み取り走査時に、コードリーダ筐体がドットコー
ドの長手方向である走査方向、或いは、この走査方向と
直交する方向にどうしても傾き易くなって、以下のよう
な不都合を招来する虞がある。
【0016】即ち、読取開口部を有するコードリーダ筐
体の記録媒体に対する接触面が著しく傾いた場合、ドッ
トコードのピントがぼけて正確に当該ドットコードを撮
像することができなくなり、各ドットの検出に支障を来
たして読み取りエラーを引き起こすという不都合であ
る。
【0017】この現象は、特に、幼児や手の不自由な者
が読み取り走査を行う際に顕著に現われるもので、手動
による読み取り走査を前提にしたコードリーダの広汎な
普及を考える上においては、その傾き防止のための対策
は急務であった。
【0018】更に、その傾きがちな読み取り走査を行う
際に、幼児等が読み取りに直接関係の無い操作スイッチ
まで不用意に操作してしまうことが無いように、コード
リーダ筐体上における操作スイッチのレイアウト等に関
しても上記傾き防止と共に併せて対策する必要があっ
た。
【0019】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、光学的に読み取り可能なコードイメージの手動によ
る読み取り走査にあたって、コードリーダの傾きを防止
して読み取りエラーの発生を極力防止すると共に、操作
スイッチを巧みに配設して、幼児等でも操作性良くコー
ドイメージを読み取れるようにしたコードリーダを提供
することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるコードリーダは、音声データが光学
的に読み取り可能なコードイメージとして印刷記録され
ているシート状の記録媒体から当該コードイメージを光
学的に読み取るべく、上記シート状の記録媒体に接触し
ながら当該コードイメージ上を手動により移動されて光
学的に読み取るように構成されたコードリーダであっ
て、上記コードリーダ筐体の、上記記録媒体に接触する
側の面を底面となし、該底面に、所定の操作スイッチ
と、上記コードイメージを光学的に読み取るための読取
開口部と、上記コードイメージ読取時におけるコードリ
ーダの傾きを防止するための傾き防止部と、をそれぞれ
配設したことを特徴とする。
【0021】即ち、本発明のコードリーダによれば、所
定の操作スイッチを底面に配置することにより、装置を
置いた状態で、例えば、利用頻度の少ない余計なスイッ
チ類が視界から外れるので、操作ミスがなくなるという
効果がある。また、底面部に傾き防止部を設けているの
で、走査が安定する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0023】[第1の実施の形態]図1の(A)乃至
(F)はそれぞれ本発明の第1の実施の形態に係るコー
ドリーダの外観を示す上面図、左側面図、正面図、底面
図、右側面図、及び背面図である。
【0024】本実施の形態におけるコードリーダ筐体の
外観形状は、これらの図に示すように、ほぼ箱型に近い
形状を有している。そして、図1の(C)の正面図にお
いて右側にはスピーカが内蔵されており、スピーカ部1
00であることを知らしめるために、外観上、スピーカ
の丸形状と同等に大きなR部をなしている。
【0025】スピーカ部100には穴100Aが構成さ
れ、この穴100Aから音が聞こえてくる。スピーカ部
100が装置正面(底面部を除く外側壁)に設けられた
ことにより、装置本体の向きを無用に変えなくても自然
に自分の方に向くので扱い易いという効果がある(図6
の(A)参照)。また、比較的重量があるスピーカが傾
き防止部101の上部に配置されることにより、装置が
安定し走査し易くなるという効果もある。
【0026】スピーカ部100から一段低くなった面上
で且つその面のほぼ中心部に、読取開始スイッチ102
を配置している。このように読取開始スイッチ102を
配置することにより、当該装置を握った時に自然に指
(おもに親指)がかかりコードイメージの走査がし易く
なる。
【0027】図1の(D)に示すように、装置の底面部
には、傾き防止部101と、ドットコード1の如きコー
ドイメージを読み取るための開口部103と、装置電源
のON/OFF用の電源スイッチ104と、スピーカか
らの出力音量を調整するためのボリュームスイッチ10
5とがほぼ一列になるように設けられている。開口部1
03近傍は、コードイメージを走査する方向(図1の
(D)ではY方向)に沿って且つ傾き防止部101に挟
まれるように、底面(傾き防止部101)より一段高く
構成し(即ち、溝状に構成し)、幅(Y方向と直交する
方向)はコードイメージの幅以上にしてある。さらに、
その溝部106は、正面または背面の方向に向かって大
きなRをつけて、装置を紙等の記録媒体上に置いても溝
部106が解り易い形状にしてある。これにより、装置
と読み取るべきコードイメージとの位置関係が容易にわ
かり、扱い易くなり、走査中もコードイメージから外れ
て読み取り不可となることが無くなり、確実に走査がで
きる。
【0028】また、底面部の電源スイッチ104とボリ
ュームスイッチ105が配置される面は、開口部103
と傾き防止部101の間に形成され且つ底面(傾き防止
部101)の位置よりも一段高くし、さらに大きなRで
えぐるような形状の中に収まるように位置させている。
このように、まず、電源スイッチ104とボリュームス
イッチ105を底面に配置することにより、装置をコー
ドイメージを走査する通常の状態にすると余計なスイッ
チ類が視界からはずれ、利用頻度の多い読取開始スイッ
チ102のみが見えるので、操作ミスが低減できるとい
う効果がある。即ち、電源スイッチ104は利用頻度が
少なく、走査前に一度ONすれば良く、走査中に触れる
ことはない。また、ボリュームスイッチ105も、走査
が完了した後に音量を確認しながら調整するだけで、走
査中に触れることはない。
【0029】次に、底面(傾き防止部101)より一段
高くすることにより、コードイメージが印刷された紙、
本、雑誌等をなぞった時に、スイッチ類が引っかかる等
の不具合を解消し、走査に支障が無いという効果もあ
る。電源スイッチ104とボリュームスイッチ105の
近傍を大きなRでえぐるような形状にすることにより、
指がかかり易くスイッチが扱い易くなる。
【0030】なお、筐体の高さ方向の寸法hは、走査方
向Yと概略平行となる寸法aよりも長くなっている。こ
の様な、高さの有る箱型形状の場合でも、底面部に傾き
防止部101を設けることにより、安定した走査が容易
に可能となる。
【0031】また、図1の(F)に示すように、背面部
には電池収納部を閉蓋する電池蓋107が設けられてお
り、該電池蓋107を開閉し、電池を出し入れするよう
に構成されている。
【0032】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。
【0033】図2の(A)乃至(F)はそれぞれ本発明
の第2の実施の形態に係るコードリーダの外観を示す上
面図、左側面図、正面図、底面図、右側面図、及び背面
図である。
【0034】本実施の形態のコードリーダは、上記第1
の実施の形態に係るコードリーダに、図2の(E)に示
すように、イヤホンの取り付け用のイヤホンジャック1
08と、パーソナルコンピュータ等との通信を行うため
の通信用ジャック109とを設けたものである。
【0035】即ち、装置右側のR面の下部を一部えぐ
り、その面に、イヤホンジャック108と通信用ジャッ
ク109を配置している。
【0036】この位置であれば、イヤホンコード等が接
続した状態でコードイメージを走査してもイヤホンコー
ド等が邪魔にならず、容易に走査することが可能とな
る。
【0037】また、イヤホンが接続されていると、走査
者のみが音声を聞きたいときに回りを気にしなくても良
いため、都合が良い。
【0038】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態を説明する。
【0039】図3の(A)乃至(F)はそれぞれ本発明
の第3の実施の形態に係るコードリーダの外観を示す上
面図、左側面図、正面図、底面図、右側面図、及び背面
図である。
【0040】本実施の形態のコードリーダは、上記第1
の実施の形態に係るコードリーダにおいて、読取開始ス
イッチ102の配設位置を変更したものである。
【0041】即ち、読取開始スイッチ102を、左側面
部の上部でR部に少しかかる程度の位置に配設してい
る。このような位置に読取開始スイッチ102を配設す
ると、コードリーダを握った時に指(人差し指や中指)
が自然にかかり、コードイメージの走査がしやすくな
る。
【0042】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4
の実施の形態を説明する。
【0043】図4の(A)乃至(F)はそれぞれ本発明
の第4の実施の形態に係るコードリーダの外観を示す上
面図、左側面図、正面図、底面図、右側面図、及び背面
図である。
【0044】本実施の形態のコードリーダは、前述の第
1の実施の形態に係るコードリーダと走査方向を変更し
たものである。走査方向以外の構成は、ほぼ同等であ
る。
【0045】即ち、前述の第1の実施の形態では、走査
方向がY方向であったが、本第4の実施の形態は、X方
向にした時の例である。装置の握り方によっては、本実
施の形態のようなX方向に走査した方が装置を操作し易
くなる場合がある。
【0046】なお、特に図示はしていないが、本実施の
形態においても、前述の第2の実施の形態と同様に、装
置右側R部の下部にイヤホンジャックや通信用ジャック
を設けても良い。
【0047】本第4の実施の形態においては、筐体の高
さ方向の寸法hは、走査方向Xと概略平行となる寸法b
´ と直交する寸法a´ よりも長くなっている。この様
な、高さの有る箱型形状の場合でも、底面部に傾き防止
部101を設けることにより、安定した走査が容易に可
能となる。
【0048】[第5の実施の形態]次に、本発明の第5
の実施の形態を説明する。
【0049】図5の(A)乃至(F)はそれぞれ本発明
の第5の実施の形態に係るコードリーダの外観を示す上
面図、左側面図、正面図、底面図、右側面図、及び背面
図である。
【0050】本実施の形態のコードリーダは、上記第4
の実施の形態に係るコードリーダにおいて、読取開始ス
イッチ102の配設位置を変更したものである。
【0051】即ち、読取開始スイッチ102を、左側面
部の上部でR部に少しかかる程度の位置に配設してい
る。このような位置に読取開始スイッチ102を配設す
ると、握った時に指(人差し指や中指)が自然にかか
り、コードイメージの走査がしやすくなる。
【0052】なおここで、図6の(A)及び(B)は、
本発明によるコードリーダの走査時の様子を示した斜視
図である。
【0053】即ち、図6の(A)は、上記第1の実施の
形態に係るコードリーダの場合を示したもので、コード
イメージ1に対して装置長手方向が縦方向になる状態で
読取開始スイッチ102を押しながらコードイメージ1
を走査し、終了したならば読取開始スイッチ102を離
すことにより、スピーカ部100から音声が再生され
る。
【0054】また、図6の(B)は、上記第5の実施の
形態に係るコードリーダの場合を示したもので、これは
コードイメージ1に対して装置長手方向が横方向になる
状態で使用する例である。読取開始スイッチ102の操
作方法は図6の(A)の場合とまったく同じである。
【0055】図7の(A)乃至(D)はそれぞれ、上記
第1及び第4の実施の形態に係るコードリーダの装置内
部の部品レイアウトを示す上面図、正面図、底面図、及
び右側面図である。なお、第2、第3、及び第5の実施
の形態に係るコードリーダの内部は、読取開始スイッチ
102のスイッチ部材の配設位置が違うことと、イヤホ
ンジャック108と通信用ジャック109の有無だけで
あり、その他の部品構成やレイアウトは、これらの図と
略同一であるので省略する。
【0056】これらの図において、2点鎖線は、外観形
状を示している。図7の(B)の正面図において、左側
に撮像部6としての鏡枠110,CCD111,照明基
板112,リフレクタ113が光軸に沿って配置され、
右側には、正面手前側から再生部11としてのスピーカ
100B、第1基板114、電池を含む電池収納部11
5の順に配置されている。また、電池収納部115の上
部には、第2基板116が配置されているが、装置仕様
によって、これら第1,第2基板は、どちらか一方でも
構わない。これら基板上に、2値化処理部7,2値化画
像メモリ8,復元部9,及び復調部10が構成される。
第1基板114下部には、電源スイッチ104とボリュ
ームスイッチ105が、外観に対して少し突出する位置
に設置され、該第1基板114に実装されたまま使用で
きる構成になっている。
【0057】更にこの正面図でわかる通り、外観の傾き
防止部101の上部にスピーカ100Bと電池収納部1
15が配置されているが、重量のあるスピーカ100B
と電池をこの位置にすることにより、装置を置いたとき
に安定し、且つ、安定した走査が可能となる。また、図
6の(A)及び(B)の斜視図に示すように、スピーカ
100Bと電池収納部を包囲するようにしてその筐体を
把持し走査しているが、重量のあるスピーカ100Bと
電池部対応箇所を持って走査するので、装置の重量をあ
まり感じずに走査できる。従って、安定した走査が容易
に可能となり、幼児や高齢者、障害者でも簡単に使用で
きる装置が提供できる。
【0058】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のよ
うになる。
【0059】(1) 音声データが光学的に読み取り可
能なコードイメージとして印刷記録されているシート状
の記録媒体から当該コードイメージを光学的に読み取る
べく、上記シート状の記録媒体に接触しながら当該コー
ドイメージ上を手動により移動されて光学的に読み取る
ように構成されたコードリーダにおいて、上記コードリ
ーダ筐体の、上記記録媒体に接触する側の面を底面とな
し、該底面に、所定の操作スイッチと、上記コードイメ
ージを光学的に読み取るための読取開口部と、上記コー
ドイメージ読取時におけるコードリーダの傾きを防止す
るための傾き防止部と、をそれぞれ配設したことを特徴
とするコードリーダ。
【0060】即ち、所定の操作スイッチを底面に配置す
ることにより、装置を置いた状態で例えば利用頻度の少
ない余計なスイッチ類が視界から外れるので、操作ミス
がなくなるという効果がある。また、底面部に傾き防止
部を設けているので、走査が安定する。
【0061】(2) 上記コードリーダ筐体は、上記底
面を略長方形とする略直方体状に形成され、当該コード
リーダ筐体の高さは、該底面の上記コードイメージに沿
う横方向の長さ、又は該横方向と直交する縦方向の長さ
のうちの少なくとも一方の長さよりも長く形成されたも
のであることを特徴とする(1)に記載のコードリー
ダ。
【0062】即ち、この様な箱型形状の場合、高さが低
く安定しているパーソナルコンピュータのポインティン
グデバイスとして用いられるマウスと異なり不安定とな
る場面があるが、底面部に傾き防止部を設けているの
で、安定した走査が可能となる。
【0063】(3) 上記底面の長手方向に沿って、上
記操作スイッチと上記読取開口部と上記傾き防止部とを
それぞれ配設したことを特徴とする(2)に記載のコー
ドリーダ。
【0064】即ち、底面におけるレイアウト効率が高く
なり、装置の小型化に寄与できる。 (4) 上記操作スイッチを、上記読取開口部と上記傾
き防止部との間に形成した凹部内に配設したことを特徴
とする(3)に記載のコードリーダ。
【0065】即ち、コードイメージが印刷された紙、
本、雑誌等の記録媒体を走査した時にスイッチ類が媒体
に引っかかる等の不具合を解消し、走査がし易くなる効
果がある。
【0066】(5) 上記コードリーダ筐体の底面を除
く外側壁に音声出力用スピーカを配設したことを特徴と
する(1)に記載のコードリーダ。
【0067】即ち、スピーカ部が底面部を除く外側壁に
設けられていると、音が聞きやすくなるという効果があ
る。
【0068】(6) 上記音声出力用スピーカは、上記
傾き防止部の上部側に位置する箇所に配設されたもので
あることを特徴とする(5)に記載のコードリーダ。
【0069】即ち、比較的重量があるスピーカが傾き防
止部の上部に配置されることにより、装置が安定し走査
し易くなるという効果もある。
【0070】(7) 上記音声出力用スピーカは、上記
コードリーダが上記コードイメージ上を手動により移動
されるときにその読み取りを行う操作者側に向くように
配設されたものであることを特徴とする(6)に記載の
コードリーダ。
【0071】即ち、スピーカ部が装置正面に設けられる
ことにより、装置本体の向きを無用に変えさせなくても
自然に操作者の方に向くので扱い易くなるという効果が
ある。
【0072】(8) 上記傾き防止部の上部に位置する
箇所に、上記音声出力用スピーカに隣接して電源として
の電池収納部を配設したことを特徴とする(6)に記載
のコードリーダ。
【0073】即ち、傾き防止部の上部にスピーカと電池
が配置されているが、重量のあるスピーカと電池をこの
位置にすることにより、装置を置いたときに安定し、且
つ安定した走査が可能となる。
【0074】(9) 上記傾き防止部の上部に位置する
上記音声出力用スピーカ及び上記電池収納部を包囲する
上記コードリーダの筐体部分をコードリーダ把持部とす
ることを特徴とする(8)に記載のコードリーダ。
【0075】即ち、重量のあるスピーカと電池部対応箇
所を持って走査するので装置の重量をあまり感じずに走
査できる。従って、安定した走査が容易に可能となり、
幼児や高齢者、障害者でも簡単に使用できる装置が提供
できる。
【0076】(10) 上記所定の操作スイッチは、利
用頻度の少ない電源スイッチ又は音声出力ボリューム調
整用スイッチを含むことを特徴とする(1)に記載のコ
ードリーダ。
【0077】即ち、走査前に一度ONすれば良く、走査
中に触れることはない電源スイッチや、走査が完了した
後に音量を確認しながら調整するだけで、走査中に触れ
ることはないボリュームスイッチを底面に配置すること
により、操作ミスをなくすことができる。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
光学的に読み取り可能なコードイメージの手動による読
み取り走査にあたって、コードリーダの傾きを防止して
読み取りエラーの発生を極力防止すると共に、操作スイ
ッチを巧みに配設して、幼児等でも操作性良くコードイ
メージを読み取れるようにしたコードリーダを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)乃至(F)はそれぞれ本発明の第1の実
施の形態に係るコードリーダの外観を示す上面図、左側
面図、正面図、底面図、右側面図、及び背面図である。
【図2】(A)乃至(F)はそれぞれ本発明の第2の実
施の形態に係るコードリーダの外観を示す上面図、左側
面図、正面図、底面図、右側面図、及び背面図である。
【図3】(A)乃至(F)はそれぞれ本発明の第3の実
施の形態に係るコードリーダの外観を示す上面図、左側
面図、正面図、底面図、右側面図、及び背面図である。
【図4】(A)乃至(F)はそれぞれ本発明の第4の実
施の形態に係るコードリーダの外観を示す上面図、左側
面図、正面図、底面図、右側面図、及び背面図である。
【図5】(A)乃至(F)はそれぞれ本発明の第5の実
施の形態に係るコードリーダの外観を示す上面図、左側
面図、正面図、底面図、右側面図、及び背面図である。
【図6】(A)及び(B)はそれぞれ第1及び第5の実
施の形態にかかるコードリーダによるコードイメージ走
査時の様子を示す斜視図である。
【図7】(A)乃至(D)はそれぞれ第1及び第4の実
施の形態に係るコードリーダの装置内部の部品レイアウ
トを示す上面図、正面図、底面図、及び右側面図であ
る。
【図8】コードリーダによって読み取られるドットコー
ドの物理フォーマットを示す図である。
【図9】コードリーダの電気的構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 ドットコード 6 撮像部 11 再生部 100 スピーカ部 100A 穴 100B スピーカ 101 傾き防止部 102 読取開始スイッチ 103 開口部 104 電源スイッチ 105 ボリュームスイッチ 106 溝部 107 電池蓋 108 イヤホンジャック 109 通信用ジャック 110 鏡枠 111 CCD 112 照明基板 113 リフレクタ 114 第1基板 115 電池収納部 116 第2基板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声データが光学的に読み取り可能なコ
    ードイメージとして印刷記録されているシート状の記録
    媒体から当該コードイメージを光学的に読み取るべく、
    前記シート状の記録媒体に接触しながら当該コードイメ
    ージ上を手動により移動されて光学的に読み取るように
    構成されたコードリーダにおいて、 前記コードリーダ筐体の、前記記録媒体に接触する側の
    面を底面となし、 該底面に、 所定の操作スイッチと、 前記コードイメージを光学的に読み取るための読取開口
    部と、 前記コードイメージ読取時におけるコードリーダの傾き
    を防止するための傾き防止部と、 をそれぞれ配設したことを特徴とするコードリーダ。
  2. 【請求項2】 前記コードリーダ筐体は、前記底面を略
    長方形とする略直方体状に形成され、 当該コードリーダ筐体の高さは、該底面の前記コードイ
    メージに沿う横方向の長さ、又は該横方向と直交する縦
    方向の長さのうちの少なくとも一方の長さよりも長く形
    成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の
    コードリーダ。
  3. 【請求項3】 前記底面の長手方向に沿って、前記操作
    スイッチと前記読取開口部と前記傾き防止部とをそれぞ
    れ配設したことを特徴とする請求項2に記載のコードリ
    ーダ。
  4. 【請求項4】 前記操作スイッチを、前記読取開口部と
    前記傾き防止部との間に形成した凹部内に配設したこと
    を特徴とする請求項3に記載のコードリーダ。
  5. 【請求項5】 前記コードリーダ筐体の底面を除く外側
    壁に音声出力用スピーカを配設したことを特徴とする請
    求項1に記載のコードリーダ。
  6. 【請求項6】 前記音声出力用スピーカは、前記傾き防
    止部の上部側に位置する箇所に配設されたものであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載のコードリーダ。
  7. 【請求項7】 前記音声出力用スピーカは、前記コード
    リーダが前記コードイメージ上を手動により移動される
    ときにその読み取りを行う操作者側に向くように配設さ
    れたものであることを特徴とする請求項6に記載のコー
    ドリーダ。
  8. 【請求項8】 前記傾き防止部の上部に位置する箇所
    に、前記音声出力用スピーカに隣接して電源としての電
    池収納部を配設したことを特徴とする請求項6に記載の
    コードリーダ。
  9. 【請求項9】 前記傾き防止部の上部に位置する前記音
    声出力用スピーカ及び前記電池収納部を包囲する前記コ
    ードリーダの筐体部分をコードリーダ把持部とすること
    を特徴とする請求項8に記載のコードリーダ。
  10. 【請求項10】 前記所定の操作スイッチは、利用頻度
    の少ない電源スイッチ又は音声出力ボリューム調整用ス
    イッチを含むことを特徴とする請求項1に記載のコード
    リーダ。
JP10290716A 1998-10-13 1998-10-13 コードリーダ Withdrawn JP2000123107A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018038816A (ja) * 2002-09-26 2018-03-15 グリッドマーク株式会社 フィギュアユニット、自走式玩具、印刷媒体、光学読み取り装置

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