JP2000123037A - Wwwデータベースシステム - Google Patents

Wwwデータベースシステム

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JP2000123037A
JP2000123037A JP10294109A JP29410998A JP2000123037A JP 2000123037 A JP2000123037 A JP 2000123037A JP 10294109 A JP10294109 A JP 10294109A JP 29410998 A JP29410998 A JP 29410998A JP 2000123037 A JP2000123037 A JP 2000123037A
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JP10294109A
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Hiroaki Ikejiri
博明 池尻
Katsuyuki Atsugi
勝之 厚木
Yuka Ueichi
由香 上市
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Recruit Co Ltd
Original Assignee
Recruit Co Ltd
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセスしてくる利用者にそれぞれ専用のパ
ーソナル記録簿を提供し、その記録簿にデータベースの
検索結果の記録を残しておく。そこに記録される情報に
利用者がコメントを付けておける。利用者が自分のパー
ソナル記録簿の記録内容を閲覧するときに、そこに記録
した情報とコメントを分類整理して見せる。 【解決手段】 利用者コンピュータからパーソナル記録
簿の記録内容の閲覧要求があった場合、該当のパーソナ
ル記録簿に記録されている各情報識別子に基づいて、そ
れら情報識別子にリンクしているデータベース中の情報
を適宜に取り出し、それら情報の概要を一覧的に表現し
た記録簿閲覧画面の画面構成データを生成し、利用者コ
ンピュータに送達する。その記録簿閲覧画面を構成する
にあたり、各情報識別子に対応する情報概要ごとにコメ
ント表示欄を付帯させ、利用者が任意のコメントを記入
できる。情報概要に対応するコメント表示欄に記入され
ているコメントを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、WWWサーバー
とデータベースを統合したコンピュータ情報処理システ
ム(WWWデータベースシステム)に関し、とくに、ア
クセスしてくる利用者にそれぞれ専用のパーソナル記録
簿を提供するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットを活用したさまざまな情
報提供サービスが一般社会に急速に浸透してきた。WW
W(World Wide Web)と呼ばれている技術が開発さ
れたことにより、インターネット上の情報検索が直感的
でグラフィカルなユーザー・インタフェースで行えるよ
うになり、インターネット環境が激変した。インターネ
ット上にてWWWの仕組みで情報を提供するコンピュー
タをWWWサーバーと呼び、WWWサーバーが提供する
情報を検索閲覧するためにクライアント・コンピュータ
が備えるべきソフトウェアのことをWWWブラウザーと
呼んでいる。データベースにまつわる成熟した情報処理
技術とインターネットWWWの仕組みが融合すること
で、社会的にきわめて意義深いさまざまな情報提供サー
ビスが生みだされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インターネット上に開
設された情報提供サービスシステムの1つの典型例とし
て特許情報をサービスするWWWデータベースシステム
を取り上げる。このシステムでは特許庁発行の公報がデ
ータベースに蓄積されており、一般のパソコンからイン
ターネットを通じてアクセスし、さまざまな検索条件を
指定して該当する特許公報を選択的に引き出すことがで
きる。
【0004】特許情報データベースを検索する人は当然
ながらある目的をもっているわけで、その目的によって
検索対象が異なる。ある目的にそってある検索条件を指
定し、注目すべき何件かの特許公報に辿りついたとす
る。それら何件かの特許公報をたとえばPDF形式のデ
ータとして自分のパソコンにダウンロードしたとする。
ダウンロードした特許公報は紙に印刷してファイルした
り、あるいはパソコンのハードディスクにデジタルデー
タのままでファイルする。このように特許公報をファイ
ルしたことで目的を完遂したことにはならないのが普通
である。その特許公報の内容を吟味し、なんらかの検討
対象と照し合せながら思考作業を継続的に行う。そのこ
とこそが本来の目的である。
【0005】ある特許マンがデータベースを利用しなが
らさまざまな業務を行っている状況を想定しよう。ある
目的で検索した特許公報をファイルし、また別の目的で
検索した特許公報をファイルする。こうして、つぎつぎ
と特許公報が増えてくる。彼はこれらの特許公報を整理
するためにいろいろと工夫するであろう。特許公報をデ
ジタルデータのままファイルするかハードコピーをとる
かを問わず、なんらかの指標をつけて整理し、見やすく
管理する必要性が生じる。
【0006】たとえば開発中のある製品に関連した先行
特許を調査しているとする。データベースを検索して関
連ありそうな多数の特許公報を選出し、自分のパソコン
のハードディスクにファイルしたりハードコピーのファ
イルを作成する。その選出の過程やファイルしたあとで
特許公報の内容をよく読んで、開発中の製品が採用しよ
うとしている技術と各特許の技術的範囲とを比較検討し
て各特許を詳しく評価する。その評価をなんらかの形で
記録する。たとえば「基本特許」「異議対象」「回避対
策必要」「やや類似」「問題なし」などのコメントを各
特許に付記することになる。このような作業の中で、フ
ァイル整理のような簡単だが煩わしい作業はできれば省
きたいものである。
【0007】整理した特許公報ファイルが特許マン用の
パソコンのハードディスクに格納されていたり、あるい
はハードコピーされたファイルが特許マンのデスクサイ
ドに置かれているとする。この特許マンが出張し、出先
での打ち合せ中にある特許公報ファイルを見たいと思っ
ても、出先のパソコンと会社の自分のパソコンとがネッ
トワークでつながる環境になければ、あきらめるか他人
の手を煩わせるかしかない。また、特許マンが自宅で仕
事をしていてある特許公報ファイルを見たいと思った場
合も同様である。
【0008】この発明は前記のような不便を解消しよう
とするものである。この発明に係るWWWデータベース
システムは、アクセスしてくる利用者にそれぞれ専用の
パーソナル記録簿を提供し、その記録簿にデータベース
の検索結果の記録を残しておくとともに、記録簿に保存
する情報にコメントを付けられるようにする。また、利
用者が自分のパーソナル記録簿の記録内容を閲覧すると
きに、そこに記録した情報をそれぞれに付けたコメント
とともに整理して見せる。このような便利な機能を実現
することが本発明の目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】===請求項1の発明=
== (1)コンピュータを用いた情報処理システムであり、
外部のコンピュータとネットワークを介して通信してW
WWサーバーとして機能し、データベースに蓄積してあ
る情報を適宜に提供する。 (2)アクセスしてきた利用者コンピュータと通信して
利用者IDに基づく認証を行う。 (3)各利用者ごとのパーソナル記録簿を適宜な記憶資
源に利用者IDに対応づけして用意する。 (4)アクセスしてきた利用者コンピュータと通信し、
検索条件の入力を受け付けるクエリー入力画面の画面構
成データを送達することと、その画面で入力されたクエ
リーを受け取ることと、クエリーに応答してデータベー
スを検索することと、検索結果の情報を提示するレポー
ト画面の画面構成データを送達することとを適宜に繰り
返す。 (5)レポート画面構成データには、提示する検索結果
情報についての記録をパーソナル記録簿に残すことを指
示入力させるための記録指示欄を付帯させる。 (6)利用者コンピュータにおいて前記記録指示欄に入
力があったことを認知したならば、指定された検索結果
情報の情報識別子を該当のパーソナル記録簿に記入す
る。 (7)利用者コンピュータからパーソナル記録簿の記録
内容の閲覧要求があった場合、該当のパーソナル記録簿
に記録されている各情報識別子に基づいて、それら情報
識別子にリンクしているデータベース中の情報を適宜に
取り出し、それら情報の概要を一覧的に表現した記録簿
閲覧画面の画面構成データを生成し、利用者コンピュー
タに送達する。 (8)前記記録簿閲覧画面を構成するにあたり、各情報
識別子に対応する情報概要ごとにコメント表示欄を付帯
させる。このコメント表示欄の初期状態は、コメントを
記入するように促す表記になっており、その欄に利用者
コンピュータにおいて任意のコメントを記入できる。 (9)利用者コンピュータにおいて前記コメント表示欄
にコメントが記入されたことを認知したならば、パーソ
ナル記録簿において該当の情報識別子に対応づけて前記
コメントを記録しておく。 (10)前記記録簿閲覧画面を構成するにあたり、パーソ
ナル記録簿においてある情報識別子に前記コメントが記
入済みである場合には、その情報識別子に対応する情報
概要に対応するコメント表示欄に記入されているコメン
トを表示する。
【0010】===請求項2の発明=== (21)コンピュータを用いた情報処理システムであり、
外部のコンピュータとネットワークを介して通信してW
WWサーバーとして機能し、データベースに蓄積してあ
る情報を適宜に提供する。 (22)アクセスしてきた利用者コンピュータと通信して
利用者IDに基づく認証を行う。 (23)各利用者ごとのパーソナル記録簿を適宜な記憶資
源に利用者IDに対応づけして用意する。 (24)アクセスしてきた利用者コンピュータと通信し、
検索条件の入力を受け付けるクエリー入力画面の画面構
成データを送達することと、その画面で入力されたクエ
リーを受け取ることと、クエリーに応答してデータベー
スを検索することと、検索結果の情報を提示するレポー
ト画面の画面構成データを送達することとを適宜に繰り
返す。 (25)レポート画面構成データには、提示する検索結果
情報についての記録をパーソナル記録簿に残すことを指
示入力させるための記録指示欄を付帯させる。この記録
指示欄には検索結果情報に対するコメントを記入するコ
メント表示欄を付属させている。 (26)利用者コンピュータにおいて前記記録指示欄に入
力があったことを認知したならば、指定された検索結果
情報の情報識別子と前記コメント表示欄に記入されたコ
メントを該当のパーソナル記録簿に記入する。 (27)利用者コンピュータからパーソナル記録簿の記録
内容の閲覧要求があった場合、該当のパーソナル記録簿
に記録されている各情報識別子に基づいて、それら情報
識別子にリンクしているデータベース中の情報を適宜に
取り出し、それら情報の概要を一覧的に表現するととも
に、各情報識別子に対応する情報概要に該当の前記コメ
ントを付記した記録簿閲覧画面の画面構成データを生成
し、利用者コンピュータに送達する。
【0011】===請求項3の発明=== 請求項1または請求項2において、前記記録簿閲覧画面
を構成するにあたり、各情報識別子に対応する情報概要
を、各情報識別子に対応記録された前記コメントに基づ
いてソートして一覧的に表示する。
【0012】===請求項4の発明=== 請求項1または請求項2において、前記コメント表示欄
を含んだ画面構成データには、既定の複数のコメントを
選択肢として利用者に提示するとともにその中から利用
者が選択した特定のコメントを前記コメント表示欄に記
入するためのヒューマンインタフェース手段を連係させ
ている。
【0013】
【発明の実施の形態】===システム構成の概要=== この発明のWWWデータベースシステムを中心としたネ
ットワーク構成の概要を図1に示した。WWWサーバー
1が本発明のシステムの中核をなすコンピュータであ
り、このWWWサーバー1と利用者が操作する外部のコ
ンピュータ(パソコン)2とがインターネットを介して
通信する。WWWサーバー1は以下のようなデータベー
ス3と有機的に組み合わさってWWWデータベースシス
テムとして機能する。
【0014】===利用者とサーバー1のやり取り==
= WWWサーバー1と利用者コンピュータ2とがインター
ネットを介して通信する仕組みは周知の既存技術に立脚
している。WWWサーバー1は、アクセスしてきた利用
者コンピュータ2と通信し、利用者の希望に応じて、検
索条件の入力を促すクエリー入力画面の画面構成データ
を送達することと、その画面で入力されたクエリーを受
け取ることと、クエリーに応答してデータベース3を検
索することと、検索結果のレポート画面の画面構成デー
タを送達することとを適宜に繰り返す。多くの場合、あ
るレポート画面がつぎの段階のクエリー入力画面でもあ
る。このやり取りが本発明のWWWデータベースシステ
ムとしての表面的な機能である。以下では、コンピュー
タ間の通信により実現しているごく一般的な事柄につい
て、ハードウェアやソフトウェアの構成や動作を逐一持
ち出すことを避け、情報処理の論理ができるだけ容易に
理解できるように、人間のコミュニケーションに似せた
比喩的な説明も採り入れる。
【0015】===会員登録とパーソナル記録簿=== この発明のWWWサーバー1が提供するパーソナル記録
簿のサービスを利用したいと思う人は会員登録をする必
要がある。会員登録するには、利用者コンピュータ2を
操作してWWWサーバー1にアクセスし、会員登録ペー
ジを取り寄せ、そのページ上で会員IDとパスワードと
を入力してから「送信」ボタンをクリックする。これを
受けてWWWサーバー1が利用者コンピュータ2で記入
された会員IDとパスワードとを取得することになる。
このあと両者間で確認の手続きを行い、最終的にWWW
サーバー1の適宜な記憶資源に作成されている会員名簿
に会員IDとパスワードとが対応づけて記入される。W
WWサーバー1においては、登録された各会員が専用に
使用するためのパーソナル記録簿を適当な記憶資源に開
設し、会員IDをキーとして該当のパーソナル記録簿に
アクセスできるようにしている。なお、以下の説明では
利用者がWWWサーバー1にアクセスしたときに、利用
者IDとパスワードとによる個人認証プロセスを済ませ
ているとする。
【0016】===特許情報データベース=== この発明の第1実施例として特許情報をサービスするW
WWデータベースシステムを取り上げる。このデータベ
ースには特許庁が発行する公開特許公報が1件単位で蓄
積されている。各件の公報情報のデータ構造は、図2に
示すように、出願番号・出願日・発明の名称・出願人・
発明者・代理人・公開番号・公開日・国際特許分類を表
記した索引部と、特許公開公報の全ページをPDF形式
のデータで表現した公報本体部とからなる。この1件分
の情報にはキーとしての情報IDが対応づけられてい
る。
【0017】===クエリー入力画面とレポート画面の
例=== アクセスしてきた利用者に提示するクエリー入力画面の
一例を図3に示している。この図では利用者によって検
索条件が既に記入されている。出願人の項目に「リクル
ート」と記入され、代理人の項目に「一色健輔」と記入
されている。このクエリーが利用者コンピュータ2から
WWWサーバー1に伝達されると、そのクエリーが検索
エンジンに渡され、特許情報データベースの中から出願
人がリクルートであり、かつ代理人が一色健輔である公
開特許公報が検索される。
【0018】つぎにWWWサーバー1では、検索結果を
利用者コンピュータ2に報告するレポート画面の構成デ
ータを生成する。そのレポート画面の一例を図4に示し
ている。この例は図3のクエリーに対応したレポートで
あり、合計3件の公開特許が一覧表記されている。この
一覧表には公開特許番号・筆頭IPC・発明の名称・出
願人の各項目に加えて保存印欄がある。この保存印欄の
存在が本発明の特徴を端的に表している(詳細は以下に
順次説明する)。
【0019】利用者コンピュータ2において図4のレポ
ート画面が表示されているとする。よく知られているよ
うに、このレポート画面中の公開特許番号をクリックす
ると、そのことがWWWサーバー1に伝達され、該当す
る公開特許公報のPDF形式の全文データがWWWサー
バー1から利用者コンピュータ2に送達されて表示され
る。利用者はそれを画面で読んだり印刷できる。そして
利用者は、検索により抽出されたいくつかの公報の内容
を順次検討し、その重要度や有用性を判断し、この公開
特許公報は保存しておこうと決断する。
【0020】ある公開特許公報の全文を表示している状
態において、その公報を保存しようと思った場合、その
公報閲覧画面の所定位置に表示されている「保存」ボタ
ンをクリックする。または図4のレポート画面の公開特
許一覧表において、該当の公開特許の保存印欄をクリッ
クする。このことが利用者コンピュータ2からWWWサ
ーバー1に伝達され、「ある利用者がある公開特許の記
録をパーソナル記録簿に残したいと意思表示した」とい
う事象をサーバー1が認知する。
【0021】===パーソナル記録簿への記入=== WWWサーバー1が「ある利用者がある公開特許の記録
をパーソナル記録簿に残したいと意思表示した」という
事象を認知すると、その利用者IDに対応づけられてい
るパーソナル記録簿にアクセスし、該当の公開特許のキ
ーである情報IDと現在日付とを所定の書式に従って記
入する。パーソナル記録簿の記録内容の概念を図5に示
している。図5のように、パーソナル記録簿の各情報I
Dの欄にはコメント欄も付帯しており、ここにコメント
データが記録されるのであるが、とりあえずコメントデ
ータがまだ記録されていないとして説明する。
【0022】===パーソナル記録簿の閲覧=== 利用者がWWWサーバー1にアクセスしたときに利用者
IDとパスワードによる個人認証プロセスを済ませてい
れば、特許情報データベースへのアクセスプロセスで利
用者が見ることになる画面の随所に「記録簿閲覧」ボタ
ンが表示されている。利用者コンピュータにおいて「記
録簿閲覧」ボタンをクリックすると、そことがWWWサ
ーバー1に伝達され、「ある利用者がパーソナル記録簿
の内容を閲覧したいと意思表示した」という事象をサー
バー1が認知する。
【0023】WWWサーバー1が「ある利用者がパーソ
ナル記録簿の内容を閲覧したいと意思表示した」という
事象を認知すると、その利用者IDに対応づけられてい
るパーソナル記録簿にアクセスし、その記入内容を読み
取る。前述したように、パーソナル記録簿には各公開特
許のキーである情報IDと保存日付とコメントデータの
セットが利用者が保存操作した個数だけ記録されている
(もちろん消去もできる)。WWWサーバー1は、これ
らの記録内容に基づいて図6に例示するような記録簿閲
覧画面の構成データを所定のテンプレートに基づいて作
成し、利用者コンピュータ2に送達する。
【0024】図6に例示したように、パーソナル記録簿
の閲覧画面では利用者が保存すると指定した公開特許の
一覧表が表示される。この一覧表には各件の公開特許番
号・筆頭IPC(国際特許分類)・発明の名称・出願人
・保存日・コメント表示欄が含まれている。WWWサー
バー1においてこの一覧表の画面構成データを作成する
には、パーソナル記録簿に記録されている情報IDに基
づいて特許情報データベースにアクセスし、必要な情報
を取り出してきて、閲覧画面テンプレートにはめ込む
(各特許の表中の順番は後述)。利用者コンピュータ2
に表示された公開特許一覧表(記録簿閲覧画面)におい
て、任意の公開特許番号をクリックすることで、該当の
公報全文をWWWサーバー1から利用者コンピュータ2
に取り寄せることができる。つまりWWWサーバー1
は、記録簿閲覧画面を送達した利用者コンピュータ2か
らある公開特許の全文を要求するデータを受領したなら
ば、その公開特許全文データをデータベース3から取り
出して利用者コンピュータ2に向けて送信する。
【0025】===コメント表示欄=== また図6に例示したように、パーソナル記録簿の閲覧画
面における公開特許一覧表には、各件ごとにコメント表
示欄がレイアウトされている。このコメント表示欄はリ
ストボックスと通称されているウインドウ形式であり、
ウインドウ右端の選択ボタンをクリックすると、コメン
ト表示欄に記入される既定の複数のコメントが選択肢と
して表示され、それらコメントの中から任意のものをク
リックして選択すると、その1つのコメントがコメント
表示欄に表示される。この実施例では「重要件」「注目
件」「類似件」「参考件」という4つの既定コメントの
中から利用者が任意のコメントを選んで各公開特許のコ
メント表示欄に表示させる。
【0026】利用者コンピュータ2にてパーソナル記録
簿の閲覧画面(公開特許一覧表)が表示されていて、利
用者がその中のコメント表示欄に任意に選択したコメン
トを記入していく。このことが適宜な通信セッションで
WWWサーバー1に伝わる。WWWサーバー1は、ある
利用者コンピュータ1でコメント表示欄に記入(コメン
ト選択)操作があったことを認知したならば、その利用
者IDに対応づけられているパーソナル記録簿にアクセ
スし、その中の該当する公開特許のコメント欄に利用者
が選択したコメントデータを記入する(正確には4つの
コメントの中の1つを特定する符号を記録する)。
【0027】WWWサーバー1がパーソナル記録簿の閲
覧画面の構成データを作成して利用者コンピュータ1に
送達する動作の説明に戻る。パーソナル記録簿のコメン
ト欄が空白ではなくて、なんらかのコメントデータが記
入されているのであれば、公開特許一覧表における該当
のコメント欄に所定のコメントを表示した画面となるよ
うに画面構成データを作成する。
【0028】したがって、利用者が特許情報データベー
スを検索して関心のある公開特許をパーソナル記録簿に
保存してコメントを付けておけば、その後でパーソナル
記録簿を閲覧すると、公開特許一覧表においてコメント
記入済みの公開特許のコメント表示欄にはそのコメント
が表示される。もちろんコメントの変更も可能である。
また公開特許一覧表から不要な公開特許を削除すること
もできる。
【0029】===コメントの記入の仕方の他の例==
= さきに説明した実施例では4つの既定のコメントの中か
ら任意のコメントを選択するものとしたが、公開特許一
覧表のコメント表示欄に任意の文字列からなるコメント
を自由に記入する仕組みも容易に実現できる。また、コ
メント記入操作をパーソナル記録簿の閲覧画面上で行う
のではなくて、利用者コンピュータ2に検索した公開特
許公報が表示されている状態で、利用者がその公開特許
をパーソナル記録簿に保存することを指示入力したとき
に、つぎのステップで保存する公開特許に付けるコメン
トの記入ウインドウを表示し、そこに利用者がコメント
を記入または選択する。そのことを適当な通信セッショ
ンでWWWサーバー1が認知し、該当のパーソナル記録
簿に公開特許の識別子とコメントとを対応づけして記録
する。また、保存の指示とコメントの記入の順番を逆に
したヒューマンインタフェースも可能である。
【0030】===公開特許一覧表での配列順=== WWWサーバー1においてパーソナル記録簿の閲覧画面
の構成データを作成する際に、パーソナル記録簿に記録
されている多数の公開特許を何かを基準にしてソート
し、その順番で公開特許一覧表を作成する。たとえば公
開番号順に並べたり、保存日時の順に並べたり、あるい
は前記コメントの内容別に分類して並べることができ
る。どのように並べるのかを利用者コンピュータ2の側
で指定できる。
【0031】===データベースのコンテンツの他の例
=== この発明の技術は、特許情報とは異なる他のコンテンツ
を取り扱っているデータベースにも効果的に応用できる
ことは言うまでもない。他の例として、高校生が進路を
考えるのに役立つ情報をデータベース化した進路選択支
援システムについて、その概要を説明する。この例のデ
ータベースは、情報の種類により職業データベース3a
と学校学科データベース3bと学問データベース3cと
に論理的に分けてデータベース3を構築している。
【0032】===職業データベース3a=== 一般社会に見られるさまざまな職業に関する説明情報を
「職種」をキーとして整理集約したデータベースであ
り、その論理構造の一例を図7に示している。職業デー
タベース3aにおける1つの「職種」のレコードには、
基本情報・オプション情報・目指せる資格・仕事の場所
・仕事のテーマ・仕事のスタイル・仕事の対象・必要学
問・関連職種などの項目が含まれる。仕事の内容や必要
な資格および収入などの説明は基本情報の中に含まれ
る。たとえば「職種」の1つとして「看護婦/看護士」
というレコードがあり、このレコードにはつぎのような
各項目の情報が含まれている。 目指せる資格…正看護婦 仕事の対象…健康・栄養・薬 仕事の場所…病院・保健所・学校・保育園 仕事のスタイル…一生の仕事にできる 適性…人の世話をする 関連職種…介護士 必要学問…看護学
【0033】===学校学科データベース3b=== 高校卒業生を対象に入学を受け付けている各種の学校や
高等教育機関についての説明情報を整理集約したデータ
ベースであり、学校学科の情報を区分けしてある。その
論理構造の一例を図8に示している。学校学科データベ
ース3bにおける1つの「学校学科」のレコードには、
学校名・学部学科コード・学部学科名称・適合職種・対
象学問・教育内容・基本情報・オプション情報などの項
目が含まれている。基本情報の中に募集要項などが含ま
れる。たとえば「学校学科」の1つとして「かもめ専門
学校/放射線技師養成科」というレコードがあり、この
レコードにはつぎのような各項目の情報が含まれてい
る。 適合職種…放射線技師 対象学問…医学 教育内容…医の倫理・生命の倫理を理解し、ライフサ
イエンスの第一線で活躍できる技術者の育成 オプション情報…放射線技師になった先輩の話
【0034】===学問データベース3c=== 高校卒業生が進学して学ぶ対象としての各種の「学問」
についての説明情報を各「学問」をキーとして整理集約
したデータベースであり、その論理構造の一例を図9に
示している。学問データベース3cにおける1つの「学
問」のレコードには、基本情報(学びの内容など)・オ
プション情報・必要な力・学び方・将来の活躍分野(適
合職種)・学びの対象・学びのキーワード・関連学問な
どの項目が含まれる。たとえば「学問」1つとして「法
学」というレコードがあり、このレコードにはつぎのよ
うな各項目の情報が含まれている。 必要な力…国語の理解力 学び方…実習・調査 将来の活躍分野(適合職種)…弁護士・裁判官 学びの対象…人間の社会・人間の心 学びのキーワード…少年犯罪 関連学問…哲学・政治学
【0035】===3種のデータベースの関連付け==
= 職業データベース3aにおけるメインキー「職種」と、
学校学科データベース3bにおける「適合職種」の項目
と、学問データベース3cにおける「適合職種」の項目
は、同一の職種分類体系の同一の識別子を用いて記述し
てあり、これら3種のデータベースにおける各レコード
が「職種」をキーとして関連付けされている。学問デー
タベース3cにおけるメインキー「学問」と、職業デー
タベース3aにおける「必要学問」の項目と、学校学科
データベース3bにおける「対象学問」の項目は、同一
の学問分類体系の同一の識別子を用いて記述してあり、
これら3種のデータベースにおける各レコードが「学
問」をキーとして関連付けされている。
【0036】===クエリー入力画面「仕事ナビ」==
= アクセスしてきた利用者に最初に提示するクエリー入力
画面の一例を図10に示している。これは職業データベ
ース3aを検索閲覧するための「仕事ナビ」と名付けた
画面であり、職業データベース3aの蓄積情報をどのよ
うな属性に従って検索するのかを指定するつぎのような
検索メニューがある。 どんな場所で働きたい…職業データベース3aの「仕
事の場所」の項目から適当な「職種」を検索する。 どのようなモノに関わりたい…職業データベース3a
の「仕事の対象」の項目から適当な「職種」を検索す
る。 働くならこれを大事にしたい…職業データベース3a
の「仕事のテーマ」の項目から適当な「職種」を検索す
る。 仕事はこんなふうにこなしたい…職業データベース3
aの「仕事のスタイル」の項目から適当な「職種」を検
索する。 自分に合った仕事ってなんだろう…別途に提供される
適職診断システムを経由して「職種」を検索する。
【0037】===クエリー入力画面「学問ナビ」==
= 「仕事ナビ」の画面から図11に例示する「学問ナビ」
の画面に随時に移行できる。「学問ナビ」と名付けたク
エリー入力画面は、学問データベース3cを検索閲覧す
るための画面であり、学問データベース3cの蓄積情報
をどのような属性に従って検索するのかを指定するつぎ
のような検索メニューがある。 キーワードから学問を知る…学問データベース3cの
「学びのキーワード」の項目から適当な「学問」を検索
する。 どんなテーマの研究があるのだろう…学問データベー
ス3cの「学びの内容」の項目から適当な「学問」を検
索する。 こんなコト・モノを対象にした研究がしたい…学問デ
ータベース3cの「学びの対象」の項目から適当な「学
問」を検索する。 好きな教科を活かしたい…学問データベース3cの
「必要な力」の項目から適当な「学問」を検索する。 自分に合った学問ってなんだろう…別途に提供される
適性診断システムを経由して「学問」を検索する。
【0038】===「職業」のレポート画面=== 「仕事ナビ」のクエリー入力画面を入口としてクエリー
入力/検索結果レポートを適当に繰り返し、検索結果と
してある1つの「職種」に関する情報に到達する。その
検索結果のレポート画面の一例を図12に示している。
この例では「職種」である「看護婦/看護士」に関して
のさまざまな情報が編集されている。このレポート画面
から「看護婦/看護士」に関連付けされている他の情報
を引き出すことができる。
【0039】その1つに「この仕事につくための専門学
校は?」と付記された「学校ナビ」のアイコンがある。
このアイコンをクリックすると、学校学科データベース
3bにおいて「適合職種」の項目に「看護婦/看護士」
と記入されている学校学科を検索し、それら学校学科の
説明情報をデータベース3bから取り出して、それら情
報を見やすく一覧形式に編集したレポート画面を利用者
に提示する。これにより「看護婦/看護士になるにはつ
ぎのような学校学科で勉強する道があります」といった
説明とともに該当の学校学科の情報が利用者に提示され
る。利用者は、この学校学科の一覧画面からひとつひと
つの学校学科を指定することで、学校学科データベース
3bから該当の詳細情報を取り出して閲覧することがで
きる。
【0040】図12のレポート画面には「関連する大学
の学問は?」と付記された「学問ナビ」のアイコンもあ
る。このアイコンをクリックすると、学問データベース
3cにおいて「将来の活躍分野(適合職種)」の項目に
「看護婦/看護士」と記入されている学問を検索し、そ
れら学問の説明情報をデータベース3cから取り出し
て、それら情報を見やすく一覧形式に編集したレポート
画面を利用者に提示する。これにより「看護婦/看護士
になるにはつぎのような学問を勉強すること道がありま
す」といった説明とともに該当の学問の説明が利用者に
提示される。利用者は、この学問の説明画面から学問デ
ータベース3cのさまざまな情報を取り出すことができ
る。
【0041】===「学問」のレポート画面=== 「学問ナビ」のクエリー入力画面を入口としてクエリー
入力/検索結果レポートを適当に繰り返し、検索結果と
してある1つの「学問」に関する情報に到達する。その
検索結果のレポート画面の一例を図13に示している。
この例では「学問」である「法学」に関してのさまざま
な情報が編集されている。このレポート画面の右側には
「学問」としての「法学」に関連付けされている他の情
報を引き出すことができる。
【0042】その1つに「将来の活躍分野は?」と付記
された「仕事ナビ」のアイコンがある。このアイコンを
クリックすると、職業データベース3aにおいて「必要
学問」の項目に「法学」と記入されている「職種」を検
索し、それら職種の説明情報をデータベース3bから取
り出して、それら情報を見やすく一覧形式に編集したレ
ポート画面を利用者に提示する。これにより「法学」を
学ぶと将来どのような職業で活躍できるのかが理解しや
すく利用者に提示される。利用者は、この職種紹介の一
覧画面からひとつひとつの職種を指定することで、職業
データベース3aから該当の詳細情報を取り出して閲覧
することができる。
【0043】図13のレポート画面には「この学問を学
べる学科は?」と付記された「学校ナビ」のアイコンも
ある。このアイコンをクリックすると、学校学科データ
ベース3bにおいて「対象学問」の項目に「法学」と記
入されている学校学科を検索し、それら学校学科の説明
情報をデータベース3bから取り出して、それら情報を
見やすく一覧形式に編集したレポート画面を利用者に提
示する。これにより「つぎのような学校学科で法学が学
べます」といった説明とともに該当の学校学科の説明が
利用者に提示される。利用者は、この学校学科の説明画
面から学校学科データベース3bのさまざまな情報を取
り出すことができる。
【0044】===学問データベース3cの特殊検索=
== 利用者が自分に合った「学問」を探し出すことを支援す
るために、つぎのような機能を設けている。これは、図
11に例示したクエリー入力画面「学問ナビ」のメニュ
ーの中の「自分に合った仕事ってなんだろう」を利用
者が選択すると実行される。まず利用者に対して設問画
面を提示し、利用者の学力到達度もしくは教科ごとの好
きなことを問い合せる。この設問項目は文部省の学習指
導要領に基づいて作成したもので、多数の項目に分類さ
れた学習要項ごとの学力到達度を問い合せる。ただし、
同一の情報収集のための設問であっても、問い合せの表
現によっては、学力到達度を問うというよりは、教科ご
との好きなことを問うということになる。
【0045】前記の設問画面に利用者が回答を入力す
る。サーバーがその回答情報を取得し、所定のアルゴリ
ズムに従って演算処理し、演算結果としてその利用者に
合った特定の「学問」を選出する。そして、その「学
問」についての説明情報を学問データベース3cから取
り出し、見やすく編集したレポート画面を利用者に提示
する。
【0046】===パーソナル記録簿の活用=== 以上概説した進路選択支援システムにおいて、本発明を
適用することで、「仕事ナビ」のレポート画面(図1
2)で提示された職種情報の記録をパーソナル記録簿に
残したり、「学問ナビ」のレポート画面(図13)で提
示された学問情報の記録をパーソナル記録簿に残してお
くことができる。つまり、各レポート画面には指定され
た職種情報や学問情報についての記録をパーソナル記録
簿に残すことを指示入力させるための「保存」ボタンを
付帯させており、利用者コンピュータ2において「保
存」ボタンがクリックされると、そのことがWWWサー
バー1に伝達される。これで「ある利用者がある職種情
報(学問情報)の記録を残したいと意思表示した」とい
う事象をWWWサーバー1が認知し、その利用者IDに
対応づけられているパーソナル記録簿にアクセスし、指
定された職種情報(学問情報)のキーである職種ID
(学問ID)と現在日付のセットを記入する。
【0047】さて本実施例においては、さまざまな職業
を70種類の職種に細分類してそれぞれに固有の職種I
Dを付けている。この70種類の職種は「語学を活かせ
る仕事」「ファッションに関する仕事」「医療に関わる
仕事」「福祉に関わる仕事」「マスコミ・音楽に関わる
仕事」などというように、その傾向によって20種類に
大分類されている。そして70種類の各職種が20種類
の大分類のどれに属するのかを示す大分類コードが職種
ID自身に含まれている。なお、学問の分類にも同様な
概念の大分類があり、各学問がどの大分類に属するのか
を示す大分類コードが各学問ID自身に含まれている。
【0048】WWWサーバー1が利用者コンピュータ2
と通信して「ある利用者がパーソナル記録簿の内容を閲
覧したいと意思表示した」という事象を認知すると、そ
の利用者IDに対応づけされているパーソナル記録簿に
アクセスし、その記入内容(職種IDと日付の多数のセ
ット)を読み取る。WWWサーバー1は、これらの記入
内容に基づいてデータベース3に適宜にアクセスして必
要な情報を取り出し、図14に例示するような記録簿閲
覧画面の構成データを作成して利用者コンピュータ2に
送達する。
【0049】図14の記録簿閲覧画面では、左半分が保
存された職種一覧表であり、右半分がそれら職種の大分
類図表である。左側の職種一覧表は各職種の名称とコメ
ント表示欄「興味の度合い」とからなる。右側の大分類
図表は、パーソナル記録簿に何という大分類に属する職
種が何件記録されているのかを図表形式で示したもので
ある。図中の●印で表現した「チェック状況」のグラフ
がその大分類図表の要部である。
【0050】なお、左側の職種一覧表におけるコメント
表示欄「興味の度合い」には、利用者コンピュータ2に
て「やりたい仕事no.1」「やりたい仕事no.2」「やりた
い仕事no.3」「一応チェック」などの複数の既定コメン
トの中から利用者が選んだコメントを各職種名に対応づ
けて記入できるようになっている。このコメント表示欄
「興味の度合い」のレベル順に各職種名称を並べた閲覧
画面を構成する機能を利用者に提供している。利用者が
コメントを付けていない職種名のコメント表示欄には
「設定してください」とコメント選択を促す表示をす
る。またコメント選択の選択肢の1つとして「この表か
ら削除」との表記があり、これを利用者が選ぶと、その
ことをWWWサーバー1が認知した段階で該当のパーソ
ナル記録簿から該当の情報を消去する。
【0051】
【発明の効果】(a)データベースの利用者が検索結果
の記録を任意にパーソナル記録簿に残すことができ、そ
の記録内容を利用者が適時に見ることができる。このパ
ーソナル記録簿はWWWデータベースシステムにおける
サーバーの記憶資源に設定され、サーバーが管理してい
る。そのため、利用者がサーバーに会社のパソコンから
アクセスするのか、自宅のパソコンからアクセスするの
か、または外出先で借用したパソコンからアクセスする
のかを問わず、自分のパーソナル記録簿を取り扱うこと
ができる。つまり、自分のパーソナル記録簿に過去に記
録してあるデータベース検索結果情報を何処からでも何
時でも見ることができし、また新たな検索を行って新た
な情報をパーソナル記録簿に記録することができる。
【0052】(b)パーソナル記録簿の内容を閲覧する
際に、保存を希望した情報の概要が一覧的に表現された
画面に加えて、それらの情報に対してコメントを付けら
れるし、付けたコメントも一緒に表示される。そのた
め、データベースを検索して適当な情報を保存するとと
もに、それら情報内容を評価してコメントを加えるとい
う行為の成果が何処からでも何時でも一目瞭然の表示形
式で見ることができ、単なる検索閲覧の機能に比べる
と、大きな付加価値を生み出すことになる。
【0053】(c)パーソナル記録簿の閲覧画面では、
各情報概要をそれぞれに付けたコメントで分類した表示
順とするので、まったく利用者の手数をかけずに整然と
整理分類された情報を見ることができ、きわめて実用的
な価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のWWWデータベースシステムを含ん
だネットワークの概念図である。
【図2】特許情報データベースの論理構造例を示す概念
図である。
【図3】特許情報検索のクエリー入力画面例の概略図で
ある。
【図4】特許情報検索のレポート画面例の概念図であ
る。
【図5】パーソナル記録簿の記録内容の概念図である。
【図6】パーソナル記録簿の閲覧画面例の概念図であ
る。
【図7】職業データベースの論理構造例の概念図であ
る。
【図8】学校学科データベースの論理構造例の概念図で
ある。
【図9】学問データベースの論理構造例の概念図であ
る。
【図10】クエリー入力画面「職業ナビ」の概念図であ
る。
【図11】クエリー入力画面「学問ナビ」の概念図であ
る。
【図12】「職業ナビ」におけるレポート画面例の概念
図である。
【図13】「学問ナビ」におけるレポート画面例の概念
図である。
【図14】進路選択支援システムにおけるパーソナル記
録簿の閲覧画面例の概念図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上市 由香 東京都中央区銀座8丁目4番17号 株式会 社リクルート内 Fターム(参考) 5B075 KK07 KK39 KK43 KK63 KK64 ND03 NK02 NR02 NR20 PP02 PP03 PP13 PQ02 PQ33 PQ34 PQ42 PQ46 PQ62 UU06 UU40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 つぎの事項(1)〜(10)により特定さ
    れる発明。 (1)コンピュータを用いた情報処理システムであり、
    外部のコンピュータとネットワークを介して通信してW
    WWサーバーとして機能し、データベースに蓄積してあ
    る情報を適宜に提供する。 (2)アクセスしてきた利用者コンピュータと通信して
    利用者IDに基づく認証を行う。 (3)各利用者ごとのパーソナル記録簿を適宜な記憶資
    源に利用者IDに対応づけして用意する。 (4)アクセスしてきた利用者コンピュータと通信し、
    検索条件の入力を受け付けるクエリー入力画面の画面構
    成データを送達することと、その画面で入力されたクエ
    リーを受け取ることと、クエリーに応答してデータベー
    スを検索することと、検索結果の情報を提示するレポー
    ト画面の画面構成データを送達することとを適宜に繰り
    返す。 (5)レポート画面構成データには、提示する検索結果
    情報についての記録をパーソナル記録簿に残すことを指
    示入力させるための記録指示欄を付帯させる。 (6)利用者コンピュータにおいて前記記録指示欄に入
    力があったことを認知したならば、指定された検索結果
    情報の情報識別子を該当のパーソナル記録簿に記入す
    る。 (7)利用者コンピュータからパーソナル記録簿の記録
    内容の閲覧要求があった場合、該当のパーソナル記録簿
    に記録されている各情報識別子に基づいて、それら情報
    識別子にリンクしているデータベース中の情報を適宜に
    取り出し、それら情報の概要を一覧的に表現した記録簿
    閲覧画面の画面構成データを生成し、利用者コンピュー
    タに送達する。 (8)前記記録簿閲覧画面を構成するにあたり、各情報
    識別子に対応する情報概要ごとにコメント表示欄を付帯
    させる。このコメント表示欄の初期状態は、コメントを
    記入するように促す表記になっており、その欄に利用者
    コンピュータにおいて任意のコメントを記入できる。 (9)利用者コンピュータにおいて前記コメント表示欄
    にコメントが記入されたことを認知したならば、パーソ
    ナル記録簿において該当の情報識別子に対応づけて前記
    コメントを記録しておく。 (10)前記記録簿閲覧画面を構成するにあたり、パーソ
    ナル記録簿においてある情報識別子に前記コメントが記
    入済みである場合には、その情報識別子に対応する情報
    概要に対応するコメント表示欄に記入されているコメン
    トを表示する。
  2. 【請求項2】 つぎの事項(21)〜(27)により特定さ
    れる発明。 (21)コンピュータを用いた情報処理システムであり、
    外部のコンピュータとネットワークを介して通信してW
    WWサーバーとして機能し、データベースに蓄積してあ
    る情報を適宜に提供する。 (22)アクセスしてきた利用者コンピュータと通信して
    利用者IDに基づく認証を行う。 (23)各利用者ごとのパーソナル記録簿を適宜な記憶資
    源に利用者IDに対応づけして用意する。 (24)アクセスしてきた利用者コンピュータと通信し、
    検索条件の入力を受け付けるクエリー入力画面の画面構
    成データを送達することと、その画面で入力されたクエ
    リーを受け取ることと、クエリーに応答してデータベー
    スを検索することと、検索結果の情報を提示するレポー
    ト画面の画面構成データを送達することとを適宜に繰り
    返す。 (25)レポート画面構成データには、提示する検索結果
    情報についての記録をパーソナル記録簿に残すことを指
    示入力させるための記録指示欄を付帯させる。この記録
    指示欄には検索結果情報に対するコメントを記入するコ
    メント表示欄を付属させている。 (26)利用者コンピュータにおいて前記記録指示欄に入
    力があったことを認知したならば、指定された検索結果
    情報の情報識別子と前記コメント表示欄に記入されたコ
    メントを該当のパーソナル記録簿に記入する。 (27)利用者コンピュータからパーソナル記録簿の記録
    内容の閲覧要求があった場合、該当のパーソナル記録簿
    に記録されている各情報識別子に基づいて、それら情報
    識別子にリンクしているデータベース中の情報を適宜に
    取り出し、それら情報の概要を一覧的に表現するととも
    に、各情報識別子に対応する情報概要に該当の前記コメ
    ントを付記した記録簿閲覧画面の画面構成データを生成
    し、利用者コンピュータに送達する。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    記録簿閲覧画面を構成するにあたり、各情報識別子に対
    応する情報概要を、各情報識別子に対応記録された前記
    コメントに基づいてソートして一覧的に表示する。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、前記
    コメント表示欄を含んだ画面構成データには、既定の複
    数のコメントを選択肢として利用者に提示するとともに
    その中から利用者が選択した特定のコメントを前記コメ
    ント表示欄に記入するためのヒューマンインタフェース
    手段を連係させている。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001337966A (ja) * 2000-05-24 2001-12-07 Nippon Shokubai Co Ltd 知的財産情報管理システムおよび知的財産情報管理のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002175332A (ja) * 2000-12-08 2002-06-21 Cosmos Network:Kk 表示装置、方法、記録媒体
WO2002071269A1 (fr) * 2001-03-02 2002-09-12 Nsk Ltd. Systeme permettant de gerer l'extraction d'informations sur un brevet ou un modele d'utilite au moyen d'internet

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