JP2000122965A - バス制御方法、バス制御装置および情報処理装置 - Google Patents

バス制御方法、バス制御装置および情報処理装置

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JP2000122965A
JP2000122965A JP10295787A JP29578798A JP2000122965A JP 2000122965 A JP2000122965 A JP 2000122965A JP 10295787 A JP10295787 A JP 10295787A JP 29578798 A JP29578798 A JP 29578798A JP 2000122965 A JP2000122965 A JP 2000122965A
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bus
transaction
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time
control method
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JP10295787A
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Takashi Obara
隆司 小原
Yasunao Unno
泰直 海野
Yoshinobu Terui
嘉信 照井
Yoshihiko Nemoto
嘉彦 根本
Yasuhiro Nakatani
泰寛 中谷
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランザクション開始前にバス・エージェン
トに必要な情報を通知し、この情報に基づいて、各エー
ジェントがトランザクション開始前に必要な動作に移行
することができるバス制御方法、バス制御装置および情
報処理装置を提供する。 【解決手段】 バス・エージェントからバス・アービタ
に向けて、バスの使用権の要求と実行予定のトランザク
ションに関する情報が送出される。このトランザクショ
ン情報に基づいてバスの使用権を与えるエージェントが
決定され、その旨がバスの使用権が与えられたエージェ
ントに通知される。さらに、1または複数のエージェン
トにバスの使用権が与えられたエージェントのトランザ
クション情報が通知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータや
その周辺機器などの情報処理装置に用いて好適なバス制
御方法、バス制御装置および当該バス制御装置を含む情
報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理装置では、データをやり
取りする必要のあるデバイス間の接続形態として、転送
データの経路毎に独立な信号線を設ける1対1接続方式
よりも、安価に構成できる共通バス接続方式が用いられ
ることが多い。
【0003】この共通バスに接続されたデバイスもしく
はデバイス内部のバス・アクセスを行う機能モジュール
は、バス・エージェント(以下、単に「エージェント」
という)と呼ばれ、バス・システムは、共通バスと、エ
ージェントと、バス使用権に関する調停処理を行うバス
・アービタ(以下、単に「アービタ」という)とを備え
て構成される。
【0004】アービタは、どのエージェントにバスの使
用を許可するかを決定する。バスを使用する必要がある
エージェントは、アービタにバスの使用を要求し、これ
を受けてアービタは、要求を発行したエージェントの中
からいずれか1つを選択して、バスの使用を許可する。
そして、許可が与えられたエージェントは、バスを使用
し他のエージェントに対してトランザクション(データ
転送)を実行する。
【0005】この一連の動作における、エージェントが
バスの使用を要求してからバス使用の許可が与えられて
トランザクションが開始されるまでの時間を示すレイテ
ンシ、同じくトランザクションが終了するまでの時間を
示すアクセス時間、バスを介して転送される単位時間当
たりのデータ量を示す転送レート、これら3者の各々の
平均値が一般にバス性能の指標として用いられている。
【0006】ここで、平均レイテンシと平均アクセス時
間の値はそれぞれ小さいほど好ましく、平均転送レート
の値は大きいほど好ましい。そこで、これらの値を最適
化するために種々のバス制御方法が採用されている。
【0007】例えば、エージェントに通常の低速大容量
の記憶部に加えて、高速アクセス可能な小容量の読み出
しバッファと書き込みバッファを設け、他のエージェン
トから読み出しを要求されたデータの後続のデータを、
近いうちに読み出しを要求されると予測して低速の記憶
部から読み出して、読み出しバッファに予め蓄積してお
くプリフェッチと呼ばれる制御方法がある。
【0008】また、他のエージェントから書き込まれた
データを一時的に書き込みバッファに蓄積してトランザ
クションを終了し、その後で低速の記憶部に実際の書き
込みを行うことでバスの使用時間を削減してシステム性
能の向上を図る、ポステッド・ライトと呼ばれる制御方
法がある。
【0009】さらに、アービタによって行われる調停方
法の改善によってバス性能の向上を図る技術が、特開平
9−185580号公報の方法に開示されている。同号
公報に記載された調停方法によれば、各エージェントが
アービタにバスの使用を要求する際、予定するデータ転
送量を通知し、アービタがこの情報を基にバス使用時間
を予測して調停を行う。これにより、レイテンシとアク
セス時間の値が小さくなるように改善され、より高いバ
ス性能が得られるような調停結果を得ようとしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平9−1
85580号公報に開示された方法では、アービタ側に
通知されるのはデータ転送量のみであり、転送対象が不
明である。このため、バス使用を許可された以外のエー
ジェントおよびトランザクションの相手となるエージェ
ントは、そのトランザクション開始前にアービタによる
調停結果を知ることができたとしても、実際にバス上で
トランザクションが開始されるまでは、自エージェント
がトランザクションの対象であると認識することができ
ない。従って、プリフェッチなどのシステム性能の向上
に寄与する有効な制御方法を実行することができない。
【0011】そこで、この発明は、このような従来の課
題に着目してなされたもので、トランザクション開始前
にバス・エージェントに必要な情報を通知し、この情報
に基づいて、各エージェントが必要な動作に移行するこ
とができるバス制御方法、バス制御装置および情報処理
装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明のバス制御方法は、バスを介して接続され
た複数のエージェントに対して前記バスの使用権に関す
る調停を行う調停手段を備えたバス・システムにおいて
用いられるバス制御方法であって、1または複数の前記
エージェントから前記調停手段に対して、前記バスの使
用権を要求するとともに、少なくともターゲットとなる
エージェントのアクセス対象アドレスと実行予定のトラ
ンザクションの種別情報とを含む第1のトランザクショ
ン情報を通知する過程と、前記調停手段によって、前記
第1のトランザクション情報に基づいて前記バスの使用
権に関する調停を行い、前記バスの使用権を要求した前
記エージェントの中から前記バスの使用権を与えるエー
ジェントを決定する過程と、前記バスの使用権が与えら
れたエージェントに、その旨を通知する過程と、前記バ
スの使用権が与えられたエージェントから通知された前
記第1のトランザクション情報に基づいて生成された前
記第2のトランザクション情報を前記バスに接続された
1または複数の前記エージェントに通知する過程とを備
えたことを特徴とするものである。
【0013】第2発明のバス制御方法は、上記第1発明
のバス制御方法において、前記第1のトランザクション
情報には、前記バスを介して転送されるデータ量を示す
転送データ量が含まれることを特徴とするものである。
【0014】第3発明のバス制御方法は、上記第1また
は第2発明のバス制御方法において、前記第1のトラン
ザクション情報には、前記バスを使用する時間を予測し
た予測バス使用時間が含まれることを特徴とするもので
ある。
【0015】第4発明のバス制御方法は、上記第1〜第
3発明のバス制御方法において、前記第1のトランザク
ション情報には、前記実行予定のトランザクションが他
のトランザクションと競合した場合にどちらを優先して
実行すべきかを判断する指標となる優先度情報が含まれ
ることを特徴とするものである。
【0016】第5発明のバス制御方法は、上記第4発明
のバス制御方法において、前記優先度情報には、前記実
行予定のトランザクションを最優先で実行すべきか否か
に関する識別情報が含まれ、該識別情報により該トラン
ザクションを最優先で実行すべきであるとされる場合に
は、該トランザクションを実行するにあたり、該トラン
ザクションと前記バスを介して実行中のトランザクショ
ンとの優先度が比較考量されることを特徴とするもので
ある。
【0017】第6発明のバス制御方法は、上記第5発明
のバス制御方法において、前記比較考量の結果、前記実
行予定のトランザクションの方が優先度が高いと判定さ
れた場合には、前記実行中のトランザクションが中止ま
たは中断されることを特徴とするものである。
【0018】第7発明のバス制御装置は、上記第1〜第
6発明のバス制御方法を実行することを特徴とするもの
である。
【0019】第8発明の情報処理装置は、上記第7発明
のバス制御装置を含むことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明の好ましい実施の形態に
ついて、以下、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0021】1.実施形態の原理 1.1.基本動作原理 本発明の実施形態の前提として、実施形態のバス・シス
テムに共通する基本動作原理について説明する。
【0022】図1は、バスにバス・アービタと複数のバ
ス・エージェントとが接続されたバス・システムにおけ
る基本動作原理を示したフローチャートである。まず、
バス・エージェントからバス・アービタに向けてバス使
用権の要求と、バスを介して実行しようとしているトラ
ンザクションに関する情報(例えば、ターゲットとなる
エージェントの番号と、そのターゲット・エージェント
に対してアクセスする番地(アドレス)と、読み出しま
たは書き込みといったトランザクション種別)が送出さ
れる(S1)。
【0023】複数のエージェントから、このようなバス
使用権の要求とトランザクションに関する情報がアービ
タに向けて送出された場合、このトランザクションに関
する情報に基づいて、バスの使用権を与えるエージェン
トが決定される(S2)。
【0024】そして、バスの使用権が与えられたエージ
ェントに対して、アービタからその旨が通知される(S
3)。続いて、1または複数のバス・エージェントにバ
スの使用権を与えたエージェントのトランザクション情
報が通知される(S4)。
【0025】このトランザクション情報の内容につい
て、図2に示している。同図に示したように、トランザ
クション情報は、バスの使用権を有するマスタ・エージ
ェントからターゲットとなるエージェントのアクセスす
る際のアドレス(番地)を示すアクセス対象アドレス
と、読み出し/書き込みといったトランザクション種別
と、バスを通過するデータ量を示す転送データ量と、バ
スの使用時間を予測した予測バス使用時間と、トランザ
クションの優先度を示す優先度情報といった情報要素か
ら構成される。これらの情報要素のうち、アクセス対象
アドレスと、トランザクション種別は必須の情報要素と
なっている。
【0026】そして、このトランザクション情報を通知
されたエージェントは、適宜な動作に移行する(S
5)。つまり、転送相手となるエージェントにこのトラ
ンザクション情報が通知されると、読み出しトランザク
ションであれば、自エージェントの記憶部から対象アド
レスのデータを前もって読み出して、読み出しバッファ
に格納する動作に移行する。また、書き込みトランザク
ションでであれば、自エージェントの記憶部にDRAM
を有する場合にはロウ・アドレスを設定したり、フラッ
シュメモリを有する場合には書き込みモードに設定して
おくなど、書き込みデータを直ちに受け入れられるよう
に、予め準備を整えることができる。
【0027】また、その他のエージェント、特にバス使
用を要求したが許可されなかったエージェントは、すぐ
にバスをアクセスすることもアクセスされることもない
と分かり、エージェント内の書き込みバッファのデータ
を自エージェントの記憶部に書き出したり、自エージェ
ント内に保有するDRAMのリフレッシュを行うなどと
いったバスを使用しない内部処理を行う。このような基
本動作原理を踏まえつつ、本発明の第1〜第3実施形態
について説明する。
【0028】2.第1実施形態 2.1.実施形態の構成 本発明の第1実施形態に係るバス・システムの構成を図
3に示している。このシステムは、アービタ1と、共通
バス2に接続されマスタ機能およびスレーブ機能の両方
を有するm個のエージェントA1,A2,・・・,Am
と、バス2に接続されスレーブ機能を有するn個のエー
ジェントB1,B2,・・・,Bnと、エージェントA
1,A2,・・・,Amからアービタ1へ向けて、要求
するトランザクションの内容を通知するための伝送路と
なる要求トランザクション通知信号線La1,La2,
・・・,Lamと、アービタ1からエージェントAへの
バス使用権に関する許可信号の伝送路となる許可信号線
Lb1,Lb2,・・・,Lbmと、アービタ1からエ
ージェントBへ送出される、許可されたトランザクショ
ンに関する情報の伝送路となる許可トランザクション通
知信号線Lc1とから構成される。
【0029】なお、これらの各構成要素において、任意
のものを示す際には、「エージェントA」、「エージェ
ントB」、「要求トランザクション通知信号線La」、
「許可信号線Lb」といったように、それぞれインデッ
クスを外して表記するものとする。
【0030】図4は、各エージェント内部の構成を示し
たものである。マスタ機能およびスレーブ機能を有する
エージェントAは、データ転送を制御する制御部10
と、書き込みバッファ11と、読み出しバッファ12
と、DRAM13とを備える。また、エージェントB
は、要求トランザクション通知信号線Laおよび許可信
号線Lbに接続されていない点を除き、エージェントA
と同様の構成を有する。
【0031】各マスタ・エージェントAは、要求トラン
ザクション通知信号線Laを介して、要求するトランザ
クションの対象アドレス、トランザクションの種別をア
ービタ1に通知ための信号を送出する。これを受けたア
ービタ1は、許可信号線Lbを介して、バス2の使用を
許可するマスタAに向けて許可信号を送出する。さらに
許可トランザクション通知信号線Lcを介してエージェ
ントA1、A2およびB1に許可するトランザクション
のマスタ、対象アドレス、コマンド種別を通知する。バ
ス使用の許可を得たエージェントは、バス2が使用可能
状態になるのを待って、許可されたトランザクションの
実行を開始する。
【0032】2.2.実施形態の動作 図5は、本実施形態のバス・システムにおける動作と時
間の推移との関係を表形式でまとめたものである。な
お、時刻T1〜時刻T13において、各時刻間の間隔は
所定の単位時間である。この点は後述する図6、図7に
おいても同様である。
【0033】この動作例において、エージェントA1
は、エージェントB2の200番地から2転送単位の読
み出しトランザクションを実行し、エージェントA2
は、エージェントB1の100番地から3転送単位の読
み出しトランザクションを実行する。なお、DRAM1
3からのデータの読み出しには、最初のデータまでは4
単位時間を要し、以降の連続する読み出しには1単位時
間、読み出しバッファ12からの読み出しおよび書き込
みバッファ11への書き込みには1単位時間を要するも
のとする(第2実施形態および第3実施形態においても
同様である)。
【0034】まず、時刻T1において、エージェントA
1は、エージェントB2の200番地を対象とする読み
出しトランザクションを要求する旨の信号をアービタ1
に向けて送出する(S100)。同時に、エージェント
A2は、エージェントB1の100番地を対象とする読
み出しトランザクションを要求する旨の信号をアービタ
1に向けて送出する(S101)。この際、バス2はア
イドル(不使用)状態にある(S102)。
【0035】時刻T2において、アービタ1は、エージ
ェントA1にバス2の使用を許可する旨の通知を行う
(S103)とともに、許可するトランザクションの内
容(エージェントA1をマスタ・エージェント(以下、
単に「マスタ」と称する)として、エージェントB2の
200番地にアクセスする、読み出しトランザクショ
ン)を、許可トランザクション通知信号線Lcを介し
て、エージェントA1、A2、B1に通知する。
【0036】時刻T2から時刻T3の直前までバス2は
使用可能であるため(S104)、時刻T3において、
エージェントA1をマスタとしてバス2に読み出しコマ
ンドが送出され(S105)、許可された読み出しトラ
ンザクションが開始される(S106)。エージェント
B2は許可トランザクションの情報を通知されていない
ため、データの先読みを行うことができず、エージェン
トB2からエージェントA1に向けて、最初のデータが
時刻T3から4単位時間経過した時刻T7に送出され
(S117,S118)、2番目のデータが時刻T8に
送出されて(S120,S121)、マスタA1は時刻
T8にトランザクションを終了する。
【0037】一方、時刻T4において、アービタ1は、
バス2の使用を許可する旨をエージェントA2に通知し
(S108)、さらに許可するトランザクションの内容
(A2がマスタ、B1の100番地にアクセスする、読
み出しトランザクション)を許可トランザクション通知
信号線Lcを介して、エージェントA1、A2、B1に
通知する。この間、バス2はウェイト状態にある(S1
09)。
【0038】時刻T5において、エージェントB1は、
エージェントA2から予約されたトランザクションの読
み出し対象アドレスである100番地からデータを読み
出し始め(S110)、時刻T8に最初のデータ(デー
タb1−1)を読み出しバッファ12に格納する(S1
19)。続いて、時刻T9に2番目のデータ(データb
1−2)を、時刻T10に3番目のデータ(データb1
−3)を、時刻T11に4番目のデータ(データb1−
4)を、それぞれ読み出しバッファ12に格納する(S
123→S125→S127)。
【0039】時刻T8でエージェントB2によるデータ
の送出が完了し、時刻T9ではバス2が使用可能になっ
たため、エージェントA2はマスタとなって、バス2に
読み出しコマンドを送出し(S122)、許可された読
み出しトランザクションがバス2を介して開始される
(S124)。
【0040】時刻T10において、既に読み出し対象デ
ータがエージェントB1の読み出しバッファ12に保持
されているため、待ち時間なしに同時刻から時刻T12
にかけて、エージェントB1からエージェントA2に向
けてデータが順次転送され(S126→S128→S1
30)、時刻T12でトランザクションが終了する。
【0041】時刻T13において、エージェントB1
は、先読みして読み出しバッファ12に格納しておいた
データb1−4とデータb1−5が不要となったので、
これらのデータを読み出しバッファ12をクリアするこ
とにより破棄する(S131)。
【0042】2.3.実施形態の効果 以上のように、本実施形態においては、時刻T12で予
定されていた2つのトランザクションが完了する。一
方、トランザクション許可情報をエージェントに通知し
ない従来の方法によれば、エージェントA2からエージ
ェントB1に向けたトランザクションにおいてデータの
先読みが行われないため、時刻T9から4単位時間経過
した時刻T13からデータ転送が開始され、時刻T15
にデータ転送が完了し、本実施形態の場合よりも長い処
理時間を必要とすることになる。
【0043】3.第2実施形態 3.1.実施形態の構成 第2実施形態に係るバス・システムの構成は、第1実施
形態の構成と同様、図3に示したシステムおよび図4に
示したエージェントからなる。ただし、各マスタは要求
トランザクションの対象アドレス、転送データ量、トラ
ンザクションの種別を通知し、アービタ1は、許可信号
線Lbを通してバス2の使用権を与えるマスタに許可を
通知し、さらに許可トランザクション通知信号線Lcを
通してエージェントA1、A2およびB1に許可するト
ランザクションのマスタ、対象アドレス、転送データ
量、コマンド種別を通知する。
【0044】3.2.実施形態の動作 図6は、本実施形態のバス・システムにおける各構成要
素の動作と時間の推移との関係を表形式でまとめたもの
である。この動作例において、エージェントA1は、エ
ージェントB2の200番地からの2転送単位データの
読み出しトランザクションを実行し、続いて、エージェ
ントB1の300番地からの1転送単位データの読み出
しトランザクションを実行する。一方、エージェントA
2は、エージェントB1の100番地からの4転送単位
の読み出しトランザクションを実行する。
【0045】まず、時刻T1において、エージェントA
1は、エージェントB2の200番地を対象とする2転
送単位の読み出しトランザクションをアービタ1に要求
する(S200)。同時に、エージェントA2は、エー
ジェントB1の100番地を対象とする4転送単位の読
み出しトランザクションをアービタ1に要求する(S2
01)。このとき、バス2はアイドル状態にある(S2
02)。
【0046】時刻T2において、アービタ1は、エージ
ェントA1にバス2の使用を許可する旨を通知し(S2
03)、許可するトランザクションの内容(A1がマス
タ、B2の200番地をアクセスする、2転送単位、読
み出しトランザクション)をエージェントA1、A2、
B1に通知する。
【0047】時刻T3において、バス2が使用可能であ
るため、エージェントA1をマスタとして、バス2に読
み出しコマンドが送出され(S205,S206)、許
可された読み出しトランザクションが開始される。
【0048】エージェントB2には、許可トランザクシ
ョンの情報が通知されていないため、バス2を介してコ
マンドを受信してからDRAM13の読み出しが開始さ
れる(S207)。そして、時刻T4を含めた4単位時
間後の時刻T7に最初のデータ(データb2−1)が送
出され(S217,S218)、続いて2番目のデータ
(データb2−2)が時刻T8に送信され(S220,
S221)、マスタA1は時刻T8にトランザクション
を終了する。
【0049】一方、時刻T4において、アービタ1はエ
ージェントA2にバス2の使用を許可する旨を通知し
(S208)、さらに許可するトランザクションの内容
(A2がマスタ、B1の100番地をアクセスする、4
転送単位の読み出しトランザクション)をエージェント
A1、A2、B1に通知する。
【0050】時刻T5において、エージェントB1は、
予約されたトランザクションの読み出し対象アドレスで
ある100番地から通知された4転送単位のデータを読
み出しを開始する(S210)。そして、時刻T8に最
初のデータ(データb1−1)を読み出しバッファ12
に格納し(S219)、以後、時刻T9からT11にか
けて2番目から4番目のデータ(データb1−2,b1
−3,b1−4)を、それぞれ読み出しバッファ12に
格納する(S224→S226→S229)。
【0051】時刻T8でエージェントB2によるデータ
の送出が完了し(S221)、時刻T9ではバス2が使
用可能になったため、今度はエージェントA2がマスタ
となって、バス2を介して読み出しトランザクションの
実行を開始する(S223,S225)。一方、エージ
ェントA1は、エージェントB1の300番地からの1
転送単位データの読み出しトランザクションを要求する
(S222)。
【0052】時刻T10において、既に読み出し対象デ
ータ(データb1−1,b1−2,b1−3,b1−
4)がエージェントB1の読み出しバッファ12に保持
されているため、待ち時間なしに時刻T10から時刻T
13に亘って順次データがバス2に転送され(S22
8,S230,S232,S234)、時刻T13でト
ランザクションが終了する。
【0053】同じく時刻T10には、アービタ1が、エ
ージェントA1にバス2の使用を許可する旨を通知し
(S227)、さらに許可するトランザクションの内容
(A1がマスタ、B1の300番地にアクセスする、1
転送単位の読み出しトランザクション)をエージェント
A1、A2、B1に通知する。
【0054】時刻T11において、エージェントB1
は、バス2を介して実行されているトランザクションの
ためのデータを、すべて読み出しバッファ12に格納す
る処理を完了する(S229)。
【0055】そして、時刻T10でアービタ1から通知
された次のトランザクションを実行するために、エージ
ェントB1は、時刻T12でDRAM13の300番地
からデータの読み出しを開始して(S231)、時刻T
12を含む4単位時間後の時刻T15に、読み出された
データb1を読み出しバッファ12に格納する(S23
8)。
【0056】時刻T13でエージェントB1からバス2
に送出されたデータの転送が完了し(S234)、時刻
T14においてバス2が使用可能となったので、エージ
ェントA1は、時刻T14にバス2に対して読み出しコ
マンドを送出し(S235)、マスタとなってアービタ
1により時刻T10で許可されたトランザクションの実
行を開始する(S237)。そして、時刻T16でデー
タb1がエージェントB1からエージェントA1に送信
され、トランザクションが完了する(S240,S24
1)。
【0057】3.3.実施形態の効果 以上の通り、本実施形態のバス制御方法によれば、全て
のトランザクションが合計16単位時間で終了する。一
方、従来のトランザクションの許可情報をエージェント
に通知しない方法では、データの先読みが行われないた
め、図4に示した時刻T2〜T8、時刻T9〜T13、
時刻T14〜T16にかけて行われた合計3つのトラン
ザクションが、それぞれ時刻T2〜T8、時刻T9〜T
16、時刻T17〜T21にかけて実行される。
【0058】このように、アービタによって許可された
データ量を知ることによってバスが使用される時間をよ
り正確に見積もることができ、その結果、バス性能に影
響を与えずに実行することができる内部処理をより効率
的に選択して行うことができるので、さらにシステム性
能が向上する。また、読み出しトランザクションでは、
先読みを必要な量だけ行えるため、内部処理をさらに効
率的に行うことができる。
【0059】4.第3実施形態 4.1.実施形態の構成 第3実施形態に係るバス・システムの構成は、第1実施
形態および第2実施形態の構成と同様、図3に示したシ
ステムおよび図4に示したエージェントからなる。ただ
し、各マスタは要求トランザクション通知信号線Laを
通してアービタ1に要求するトランザクションの対象ア
ドレス、コマンド種別、優先度を通知し、アービタ1
は、許可信号線Lbを通してバス2の使用を許可するマ
スタに許可を通知し、さらに許可トランザクション通知
信号線Lcを通してエージェントA1、A2およびB1
に許可するトランザクションの対象アドレス、コマンド
種別、優先度を通知する。
【0060】トランザクションの優先度については、図
2に示したように、通常クラスと、最優先で実行すべき
であるとする特殊クラス(最優先クラス)とに分類さ
れ、各クラスにおいて、例えば、優先度の低いものから
順に、p10,p20,・・・,p100といったよう
に優先度のレベルが規定されている。本実施形態におい
ては、通常クラスに属するレベルの1つをp10、特殊
クラスに属するレベルの1つをp20と表すことにす
る。
【0061】4.2.実施形態の動作 4.2.1.トランザクションの優先度を考慮した動作 本実施形態においては、トランザクションの優先度を考
慮した動作が実現される。このトランザクションの優先
度を考慮した場合の動作シーケンスについて、図8に示
している。
【0062】同図に示したように、まず、実行予定のト
ランザクションに関する情報内の優先度情報が特殊クラ
スに属するか否かかが判断される(S10)。この優先
度情報が通常クラスに属する場合には、実行中のトラン
ザクションが継続して実行される(S14)。
【0063】一方、この優先度情報が特殊クラスに属す
る場合は、実行中のトランザクションの優先度との比較
がなされる(S11)。この過程で、実行中のトランザ
クションのトランザクションの優先度よりも高いと判定
されると、実行中のトランザクションが中止または中断
される(S12→S13)。また、実行中のトランザク
ションのトランザクションの優先度よりも低いと判定さ
れると、実行中のトランザクションが継続して実行され
る(S12→S14)。
【0064】4.2.2.具体的な動作例 図7は、本実施形態のバス・システムにおける各構成要
素の動作と時間の推移との関係を表形式でまとめたもの
である。この動作例では、エージェントA1によるエー
ジェントB2の200番地から8転送単位の読み出しト
ランザクションと、エージェントA1によるB1の10
0番地から2転送単位の書き込みトランザクションが実
行される。ただし、エージェントA1によるトランザク
ションは、エージェントA2による特殊クラスのトラン
ザクションのために一旦中止され、同トランザクション
の終了後に残余分が実行される。
【0065】まず、時刻T1において、エージェントA
1は、優先度p10でエージェントB2の200番地を
対象とする読み出しトランザクションをアービタ1に要
求する(S300)。同時に、エージェントA2は、エ
ージェントB1の100番地を対象とする書き込みトラ
ンザクションをアービタ1に要求する(S301)。
【0066】時刻T1および時刻T2において、バス2
はアイドル状態にある(S302,S304)。時刻T
2において、アービタ1はエージェントA1にバス2の
使用を許可する旨を通知し(S303)、許可するトラ
ンザクションの内容(優先度p10、B2の200番地
をアクセスする、読み出しトランザクション)をエージ
ェントA1、A2、B1に通知する。
【0067】時刻T3においてバス2は使用可能となっ
ているため、エージェントA1をマスタとしてバス2に
読み出しコマンドが送出され(S305)、許可された
読み出しトランザクションの実行が開始される(S30
6)。エージェントB2には許可トランザクションの情
報が通知されないため、データの先読みを行うことがで
きず、時刻T4,T5,T6においてバス2がウェイト
状態となる(S309,S312,S315)。
【0068】一方、時刻T4において、アービタ1はエ
ージェントA2にバス2の使用を許可する旨を通知し
(S308)、さらに許可するトランザクションの内容
(優先度p10、B1の100番地にアクセスする、書
き込みトランザクション)をエージェントA1、A2、
B1に通知する。
【0069】時刻T5において、エージェントA2は、
時刻T1で要求した書き込みトランザクションを何らか
の原因で緊急に実行しなければならない状態になり、優
先度のみを特殊レベルのp20に変更して、再度バス2
の使用を要求する(S310)。
【0070】そして、時刻T6において、時刻T5で要
求された(緊急の)トランザクションに対してアービタ
1はマスタA2に許可を与える旨を通知し(S31
4)、同トランザクションの内容(優先度p20でB1
の100番地にアクセスする、書き込みトランザクショ
ン)をエージェントA1、A2、B1に通知する。
【0071】時刻T7では、マスタ・エージェントA1
は、特殊クラスの優先度を有するエージェントA2から
のトランザクションに対する許可が下りた旨の通知を受
けて、この時刻において、エージェントB2から自エー
ジェントに向けて、最初のデータ(データb2−1)の
転送が終了したのを確認した後、次のデータ(データb
2−2)の転送を中止するようエージェントB2に指示
を与えることにより、トランザクションが一時中止され
る(S317)。
【0072】このように、時刻T7においてエージェン
トB2からのデータ送信が中止され(S317)、時刻
T8ではバス2が使用可能な状態になったので、エージ
ェントA2がマスタとなってバス2に書き込みコマンド
を送出し(S319)、ターゲットとなるエージェント
B1に対して、許可された書き込みトランザクションの
実行が開始される(S320)。一方、エージェントA
1は、中止されたトランザクションの残りの部分を実行
するために、優先度p10でエージェントB2の201
番地を対象とするトランザクションの実行要求をアービ
タ1に向けて発行する(S318)。
【0073】時刻T9では、エージェントA2の書き込
みトランザクションにおいて、第1のデータ(データa
2−1)がマスタ・エージェントA2によって送出され
(S321,S323)、時刻T10に第2のデータ
(データa2−2)が同エージェントによって送出され
る(S324,S325)。これらのデータをターゲッ
トとなるエージェントB1が受け取ることでトランザク
ションが終了する。また、時刻T9においてアービタ1
は、エージェントA1に対してバス2の使用を許可する
旨と通知し(S322)、許可するトランザクションの
内容(優先度p10、B2の201番地にアクセスす
る、読み出しトランザクション)をエージェントA1、
A2、B1に通知する。
【0074】さて、時刻T10においてエージェントA
2からのデータ送信が終了した(S325)ことによ
り、時刻T11ではバス2が使用可能な状態になったの
で、エージェントA1がマスタとなってバス2に読み出
しコマンドを送出される(S326)。そして、エージ
ェントB2に対する読み出しトランザクションが開始さ
れる(S327)。
【0075】時刻T11から4単位時間経過した時刻T
15において、エージェントB2からエージェントA1
に向けたデータの送出が開始され(S334)、以降、
時刻T21までの間にエージェントB2によって第1の
データから第7のデータまでのデータが送出され、時刻
T21でこの読み出しトランザクションが終了する(図
7ではT16以降の記載を省略している)。
【0076】4.3.実施形態の効果 本実施形態におけるバス制御方法によれば、特殊クラス
の優先度を有するトランザクションによって実行中のト
ランザクションが中止され、トランザクション実行の遅
れに起因するシステムエラーを未然に防ぐことができ
る。従来の方法では、マスタA1による最初のトランザ
クションが終了するまで、マスタA2がトランザクショ
ンを行うことができず、この遅れのためにシステムエラ
ーが発生する可能性がある。なお、緊急状態を発生させ
る要因としては、エージェントに対して転送速度を自由
に制御できない外部入出力装置が接続された場合に、こ
の外部入出力装置と各エージェントとのデータ送受信を
行う場合などがある。
【0077】5.変形例 この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例
えば以下のような種々の変形が可能である。 (1)第1実施形態から第3実施形態におけるシステム
構成では、図1に示したように、バス2、要求トランザ
クション通知信号線La、許可信号線Lb、許可トラン
ザクション通知信号線Lcを別の伝送路として表現して
いるが、これらの一部もしくは全部を共通の信号線とし
てもよい。
【0078】(2)第2実施形態において、各エージェ
ントに通知する転送データ量を「2転送単位」といった
ように数値で表現したが、「4転送単位以下」あるいは
「2転送単位以上8転送単位以下」などといった数値範
囲で表現することにしてもよい。
【0079】(3)第3実施形態において、特殊クラス
のトランザクションに対する許可が通知されたときに、
実行中のトランザクションをマスタが中止したが、アー
ビタその他の装置によって実行中のトランザクションの
動作を中止させるようにしてもよい。
【0080】(4)第1実施形態から第3実施形態にお
いて、トランザクション情報中にバスを使用する時間を
予測した予測バス使用時間を含めることが可能である。
これにより、トランザクション情報の通知を受けたエー
ジェントは、バスが使用される時間を把握することがで
きることになる。その結果、バス性能に影響を与えずに
行える内部処理をより効率的に選択して行うことがで
き、さらにシステム性能が向上する。
【0081】(5)なお、情報処理装置内のバス制御装
置として、第1実施形態から第3実施形態に係るバス制
御方法を実行するバス制御装置を採用することができ
る。例えば、画像形成装置(特にプリンタ)のコントロ
ーラに上記バス制御方法を適用した場合には、CPU、
RAM、ROM、ハードディスク、入出力インターフェ
ースデバイスなどが各エージェントに相当し、これらの
エージェント間のバスを介した信号およびデータのやり
取りに際し、上記バス制御方法が実行される。ここで、
プリンタの場合、上記ROMには電源投入時の起動プロ
グラム、フォントデータおよび入力されたページ記述言
語を解釈して描画データに展開し印字するための制御プ
ログラムや各種描画データに展開する際の条件を定める
描画パラメータ等が収納される。そして、上記RAM
は、制御プログラムの作業領域として用いられたり、入
出力用の画像データを一時的に記憶するために用いられ
る。また、上記ハードディスクは、外部装置から入力イ
ンターフェースを介して入力された描画命令群をスプー
リングしておくためなどに用いられる。さらに、上記入
出力インターフェースには、PC(パーソナルコンピュ
ータ)等の外部装置とのデータの入出力を行うインター
フェースおよびプリンタの描画部へデータを出力するイ
ンターフェース等が含まれる。また、上記バス制御方法
をこのようなプリンタのコントローラの他、ワークステ
ーション等にも適用可能である。
【0082】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、許可されたトランザクションに関する情報がエ
ージェント側に通知され、このトランザクション情報に
基づいてエージェントは予め所定の動作に移行すること
ができるため、システム全体のパフォーマンスを向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1〜第3実施形態に係るバス・シ
ステムにおける基本動作シーケンスを示すフローチャー
トである。
【図2】 同上実施形態に係るバス・システムにおいて
採用されるトランザクション情報の内容を示したもので
ある。
【図3】 同上実施形態に係るバス・システムの構成図
である。
【図4】 同上実施形態に係るバス・エージェントの構
成図である。
【図5】 本発明の第1実施形態に係るバス・システム
における各構成要素の動作と時間の推移との関係を表形
式でまとめたものである。
【図6】 本発明の第2実施形態に係るバス・システム
における各構成要素の動作と時間の推移との関係を表形
式でまとめたものである。
【図7】 本発明の第3実施形態に係るバス・システム
における各構成要素の動作と時間の推移との関係を表形
式でまとめたものである。
【図8】 同上第3実施形態に係るバス・システムにお
いて、トランザクションの優先度を考慮した場合の動作
シーケンスを示したものである。
【符号の説明】
1 アービタ 2(共通)バス 10 制御部 11 書き込みバッファ 12 読み出しバッファ 13 DRAM A(A1,A2,・・・,Am) バス・エージェント B(B1,B2,・・・,Bn) バス・エージェント La 要求トランザクション通知信号線 Lb 許可信号線 Lc 許可トランザクション通知信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 照井 嘉信 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 根本 嘉彦 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 中谷 泰寛 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 5B061 BA01 BB04 BB13 BB16 BC05 BC06 BC07 GG13 QQ02 SS01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスを介して接続された複数のエージェ
    ントに対して前記バスの使用権に関する調停を行う調停
    手段を備えたバス・システムにおいて用いられるバス制
    御方法であって、 1または複数の前記エージェントから前記調停手段に対
    して、前記バスの使用権を要求するとともに、少なくと
    もターゲットとなるエージェントのアクセス対象アドレ
    スと実行予定のトランザクションの種別情報とを含む第
    1のトランザクション情報を通知する過程と、 前記調停手段によって、前記第1のトランザクション情
    報に基づいて前記バスの使用権に関する調停を行い、前
    記バスの使用権を要求した前記エージェントの中から前
    記バスの使用権を与えるエージェントを決定する過程
    と、 前記バスの使用権が与えられたエージェントに、その旨
    を通知する過程と、 前記バスの使用権が与えられたエージェントから通知さ
    れた前記第1のトランザクション情報に基づいて生成さ
    れた前記第2のトランザクション情報を前記バスに接続
    された1または複数の前記エージェントに通知する過程
    と、 を備えたことを特徴とするバス制御方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のトランザクション情報には、
    前記バスを介して転送されるデータ量を示す転送データ
    量が含まれることを特徴とする請求項1に記載のバス制
    御方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のトランザクション情報には、
    前記バスを使用する時間を予測した予測バス使用時間が
    含まれることを特徴とする請求項1または2に記載のバ
    ス制御方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のトランザクション情報には、
    前記実行予定のトランザクションが他のトランザクショ
    ンと競合した場合にどちらを優先して実行すべきかを判
    断する指標となる優先度情報が含まれることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載のバス制御方法。
  5. 【請求項5】 前記優先度情報には、前記実行予定のト
    ランザクションを最優先で実行すべきか否かに関する識
    別情報が含まれ、 該識別情報により該トランザクションを最優先で実行す
    べきであるとされる場合には、該トランザクションを実
    行するにあたり、該トランザクションと前記バスを介し
    て実行中のトランザクションとの優先度が比較考量され
    ることを特徴とする請求項4に記載のバス制御方法。
  6. 【請求項6】 前記比較考量の結果、前記実行予定のト
    ランザクションの方が優先度が高いと判定された場合に
    は、前記実行中のトランザクションが中止または中断さ
    れることを特徴とする請求項5に記載のバス制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6に記載のバス制御方法を実
    行することを特徴とするバス制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のバス制御装置を含むこ
    とを特徴とする情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006523895A (ja) * 2003-04-18 2006-10-19 ソニックス・インコーポレーテッド 機能ブロックの間の調停のさまざまな方法と装置
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